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JPH09306582A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JPH09306582A
JPH09306582A JP8125944A JP12594496A JPH09306582A JP H09306582 A JPH09306582 A JP H09306582A JP 8125944 A JP8125944 A JP 8125944A JP 12594496 A JP12594496 A JP 12594496A JP H09306582 A JPH09306582 A JP H09306582A
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JP
Japan
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housing
fitted
fitting
connector
piece
Prior art date
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Application number
JP8125944A
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English (en)
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JP3120730B2 (ja
Inventor
Masaharu Suzuki
正治 鈴木
Hitoshi Okumura
均 奥村
Riichi Sakurai
利一 櫻井
Hideji Kosuge
秀治 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP08125944A priority Critical patent/JP3120730B2/ja
Priority to US08/843,999 priority patent/US5913703A/en
Priority to EP97106734A priority patent/EP0803941A3/en
Publication of JPH09306582A publication Critical patent/JPH09306582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3120730B2 publication Critical patent/JP3120730B2/ja
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合力の低減を図るべく分割型とした上で、
なおかつ嵌合検知の簡便化を実現したコネクタを提供す
る。 【解決手段】 雌ハウジング2は第1ハウジング3と第
2ハウジング4とに分割されて、雄ハウジング1の部屋
1a,1bに順次に嵌合される。第2ハウジング4のみ
に短絡端子35が装着され、検知端子7aを介してロッ
クアーム26と連動して嵌合が検知される。第1ハウジ
ング3には撓み変形可能なロック片16が設けられ、半
嵌合状態であると撓み変形して第2ハウジング4の嵌合
領域に突出し、正規に嵌合すると復元変形して係止部2
3により係止される。第1ハウジング3が半嵌合状態に
あると、第2ハウジング4が撓み変形したロック片16
を押して、第1ハウジング3を正規位置に押し込む。第
2ハウジング4が正規位置に嵌合されると、ロックされ
るとともに電気的な嵌合検知がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分割型でかつ嵌合
検知機能を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のワイヤハーネスに用いら
れるコネクタはますます多極化する傾向にあるが、この
ような多極コネクタでは、雌雄のコネクタハウジングを
一度に嵌合しようとすると多大な嵌合力が必要となる。
従来その回避策として、一方のコネクタハウジングを複
数に分割し、それらを相手のコネクタハウジングに順次
に嵌合することで嵌合力の低減を図るようにした、いわ
ゆる分割型のコネクタが用いられている。一方、特にエ
アバッグ回路等の重要な回路では、コネクタが正規に嵌
合されたか否かを正確に検知するために、短絡端子等を
用いて検知することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、分割型のコ
ネクタで上記のような嵌合検知を行おうとすると、各分
割ハウジングごとに短絡端子を設けてそれぞれに検知作
業を行う必要があり、部品点数の増加と作業の煩雑さを
招いてコスト高につながる不具合があった。本発明は上
記のような事情に基づいて完成されたものであって、嵌
合力の低減を図るべく分割型とした上で、なおかつ嵌合
検知の簡便化を実現したコネクタを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、それぞれに端子金
具群を装着した雌雄のコネクタハウジングを備え、何れ
か一方のコネクタハウジングが複数に分割されて、他方
のコネクタハウジングに嵌合可能とされるコネクタにお
いて、隣合う分割ハウジングの間には、後で嵌合される
分割ハウジングの押込力によって先の分割ハウジングを
正規位置に押し込む押込補助手段が設けられるととも
に、最終の分割ハウジングにその分割ハウジングが正規
に嵌合されたか否かを検知する嵌合検知手段が設けられ
ている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、先の分割ハウジングにおける後の分割ハウジングに
隣接する側の側面には撓み変形可能なロック片が設けら
れ、そのロック片は、先の分割ハウジングの嵌合に伴い
相手のコネクタハウジングに設けられた係止部に乗り上
げつつ撓み変形し、かつその先の分割ハウジングが正規
に嵌合されたところで復元変形して前記係止部に係止さ
れるとともに、前記乗り上げ動作により撓み変形しいる
間は、後の分割ハウジングが押圧可能にその嵌合領域に
突出する構成となっているところに特徴を有する。
【0006】
【作用】
<請求項1の発明>分割ハウジングを順次に嵌合する
際、先の分割ハウジングが仮に半嵌合状態に留められて
いても、後の分割ハウジングは先の分割ハウジングを正
規位置に押し込みつつ嵌合される。したがって最終の分
割ハウジングが嵌合される際には、それよりも先の分割
ハウジングはすべて正規に嵌合され、最終の分割ハウジ
ングの嵌合状態を検知すれば、すべての分割ハウジング
の嵌合状態が一度に検知できる。
【0007】<請求項2の発明>先の分割ハウジング
は、ロック片を係止部に乗り上げて撓み変形させつつ嵌
合される。仮に先の分割ハウジングが半嵌合状態に留め
られていると、ロック片が後の分割ハウジングの嵌合領
域に突出しているので、後の分割ハウジングが嵌合され
ると、ロック片を介して先の分割ハウジングを正規位置
まで押し込んでロックさせ、引き続き後の分割ハウジン
グの嵌合動作が継続される。同様に最終の分割ハウジン
グが嵌合される際には、それよりも先の分割ハウジング
はすべて正規に嵌合され、最終の分割ハウジングの嵌合
状態を検知すれば、すべての分割ハウジングの嵌合状態
が一度に検知できる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、嵌合検知手段を最終の
分割ハウジングに設けるだけでよいから、部品点数が少
なくて済み、また検知作業も簡単にできて、ひいてはコ
スト低減を図ることができる効果がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>図1ないし図9は本発明の第1実施形
態を示す。この実施形態ではPCB用コネクタを例示し
ており、図1に示すように、プリント配線基板に接続さ
れる雄側のコネクタハウジング1(以下、単に雄ハウジ
ングという)と、これに嵌合される雌側のコネクタハウ
ジング2(以下、単に雌ハウジングという)とから構成
されており、雌ハウジング2はさらに第1ハウジング3
と第2ハウジング4に分割されている。
【0010】雄ハウジング1は、合成樹脂材により嵌合
側となる前面を開口した横長の箱形に形成されており、
その内部は仕切壁6を介して左右2つの部屋1a,1b
に分けられている。各部屋1a,1bには、L字形に形
成された複数本ずつの雄型端子金具7の一端側が、整列
されて奥面から突出されている。各雄型端子金具7の他
端は、図7に示すように、雄ハウジング1の背面の底部
に突設された整列板8を貫通して下方に突出し、図示し
ないプリント配線基板の接点と接続可能とされている。
雄型端子金具7のうちの、右側の部屋1bにおける最上
段中央の2本の雄型端子金具は、詳しくは後記する嵌合
検知用の検知端子7aとなっている。
【0011】雌ハウジング2は同じく合成樹脂材により
形成され、上記のように第1ハウジング3と第2ハウジ
ング4とから構成されている。それらのハウジング3,
4は、上記した雄ハウジング1の左右の部屋1a,1b
にそれぞれ嵌合可能なブロック状に形成され、その内部
にキャビティ10が整列して形成されて、電線11の端
末に固着された雌型端子金具12(図7参照)がそれぞ
れ後面側から挿入されて収容されるようになっている。
第1ハウジング3の各雌型端子金具12は、雄ハウジン
グ1の左側の部屋1aの雄型端子金具7と、また第2ハ
ウジング4の雌型端子金具12は右側の部屋1bの検知
端子7aを除いた雄型端子金具7とそれぞれ個別に嵌合
接続可能となっている。
【0012】なお、第2ハウジング4の上面部分には、
短絡端子35を装着する装着空間33が設けられるとと
もに、その天井面には第2ハウジング4と雄ハウジング
1との間を嵌合状態にロックするためのロックアーム2
6が設けられているが、これらについては後述する。
【0013】第1ハウジング3における第2ハウジング
4と隣接する側面には、その上下両縁に側壁14が形成
されることで前後方向の装置溝15が形成されており、
その装置溝15内に、第1ハウジング3を雄ハウジング
1にロックするためのロック片16が設けられている。
このロック片16は、装置溝15の前縁から立ち上がっ
て後縁側に向けて延出するように形成されており、先端
側が外方に向けて撓み変形可能となっている。このロッ
ク片16の先端には、両側縁を直角に起こすことで一対
の検知突起17が形成されている。またロック片16の
両側縁における長さ方向の中央部には、一対の係止突起
18が突設されている。この係止突起18には、図2に
示すように斜めの乗上面19が形成されている。
【0014】一方、雄ハウジング1の仕切壁6には前面
に開口した進入溝21が切られ、その進入溝21の側縁
から左側の部屋1aに向けて上下に対応する2枚のガイ
ド板22が突設されており、第1ハウジング3は、装置
溝15の側壁14をそれぞれガイド板22の外側に嵌め
て案内されつつ嵌合され、それに伴いロック片16が進
入溝21内に進入するようになっている。上記のガイド
板22の互いに対向する面には、図2にも示すように、
ロック片16の係止突起18が突き当たる一対の係止部
23が形成されている。その係止部23は、係止突起1
8が突き当たる側の面が傾斜面24となっている。
【0015】すなわち第1ハウジング3が雄ハウジング
1の左側の部屋1aに嵌合されると、ロック片16が仕
切壁6の進入溝21に進入し、途中で図3に示すように
係止突起18の乗上面19が係止部23に当たって、傾
斜面24から係止部23上に乗り上げることで、ロック
片16が外方に撓み変形し、このときロック片16の先
端の検知突起17が、後記する第2ハウジング4の嵌合
領域にまで出っ張るようになっている。そして、第1ハ
ウジング3が左側の部屋1aの奥面、すなわち正規位置
まで押し込まれると、係止突起18が係止部23を越え
るため、ロック片16が復元弾力で元形に復元し、図4
に示すように、係止突起18が係止部23の後面側に係
止されることによって、第1ハウジング3が抜け止め状
態にロックされ、また、ロック片16の検知突起17が
第2ハウジング4の嵌合領域から退避し得るようになっ
ている。
【0016】一方の第2ハウジング4は、既述のように
雄ハウジング1の右側の部屋1bに嵌合可能とされてお
り、第2ハウジング4と雄ハウジング1との間のロック
構造は以下のとおりである。第2ハウジング4における
短絡端子35の装着空間33の天井面には、ロックアー
ム26が設けられている。このロックアーム26は、第
2ハウジング4の前縁から後縁側に向けて延出するよう
に設けられ、図7にも示すように、押圧操作部27を形
成した先端側が装着空間33内に向けて撓み変形可能と
なっている。また、ロックアーム26の上面における長
さ方向の中央部には、前面側を傾斜面29とした係止突
条28が形成されている。
【0017】それに対して、雄ハウジング1の右側の部
屋1bにおける上記のロックアーム26が嵌合される天
井面には、前面に開口した嵌合溝30が形成されてい
る。その嵌合溝30の天井面には、図7に示すようにロ
ックアーム26の係止突条28が突き当たる係止部31
が形成されている。なお嵌合溝30の前端側は、ロック
アーム26の押圧操作部27が嵌合可能に切り欠かれて
いる。
【0018】すなわち、第2ハウジング4が雄ハウジン
グ1の右側の部屋1bに嵌合されると、その嵌合途中で
係止部31が係止突条28の傾斜面29に突き当たるこ
とで、図8に示すように、ロックアーム26が装着空間
33側に撓み変形しつつ押し込まれ、第2ハウジング4
が部屋1bの奥面、すなわち正規位置まで嵌合される
と、係止突条28が係止部31の後方に達し、図9に示
すように、ロックアーム26は復元弾力によって復元変
形し、係止突条28が係止部31の後面に係止されるこ
とで、抜け止め状態にロックされるようになっている。
なお上記のロック状態から、押圧操作部27を押圧して
ロックアーム26を撓ませると、係止突条28の係止が
外れるので、そのまま引き抜くことで嵌合を解くことが
できる。
【0019】次に、上記の第2ハウジング4のロック動
作と連動して作用する電気的な嵌合検知部分の構造を説
明する。第2ハウジング4の装着空間33には、短絡端
子35が装着されるようになっている。この短絡端子3
5は、図1に示すように、互いに間隔を開けて配された
2本の弾性接触片36の基端側に取付部を兼ねた接続板
37が差し渡され、かつ両弾性接触片36の先端に被押
圧部38が立ち上がって形成された構造となっている。
この短絡端子35は、図7に示すように、接続板37が
装着空間33の前縁の底面部分に形成された取付溝40
に差し込まれることで取り付けられ、各弾性接触片36
は、先端側が後方に向かって次第に上り勾配となった傾
斜姿勢を取るようになっており、先端側が下方に向けて
弾性的な撓み変形可能となっている。そして、第2ハウ
ジング4が雄ハウジング1の右側の部屋1bに嵌合され
た場合に、右側の部屋1bに設けられた2本の検知端子
7aが、それぞれ弾性接触片36の先端部の上面に向け
て進入し得るようになっている。
【0020】また、両検知端子7aの上面側にはそれら
の検知端子7aの上方への撓み変形を規制する受け板4
2が、奥面から突出して形成されている。一方の装着空
間33側には、上記の受け板42を下面側に沿わせつつ
案内するガイド板43が、前縁から後縁側に向けて折り
返されるようにして形成されている。詳細には、第2ハ
ウジング4が右側の部屋1aの奥面近くまで嵌合される
と、検知端子7aが弾性接触片36と接触可能なまでに
装着空間33内に進入するが、そのときは図8に示すよ
うに、ロックアーム26が下方に向けて撓み変形してお
り、短絡端子35の被押圧部38を押圧して弾性接触片
36を下方に撓み変形させているので、検知端子7aと
弾性接触片36は未だ接触しない。しかし、図9に示す
ように、第2ハウジング4が正規に嵌合されてロックア
ーム26が元形に復元すると、弾性接触片36に対する
押圧力が除去されることで弾性接触片36も復元変形
し、対応する検知端子7aを挟んで受け板42に押し付
ける設定となっている。
【0021】なお、第2ハウジング4における第1ハウ
ジング3と隣接する側の側面には、第1ハウジング3に
続いて第2ハウジング4が正規に嵌合された場合に、図
6に示すように、ロック片16の外側に進入して、ロッ
ク片16の外方への撓み変形を阻止する撓み阻止部45
が突設されている。また、第2ハウジング4における同
側面の後端の上下両端部には、一対の押さえ片47が突
設されている。この押さえ片47は、第1ハウジング3
における装置溝15の側壁14の後端に形成された切欠
部48に嵌合可能であり、第1ハウジング3に続いて第
2ハウジング4が正規に嵌合された場合に、押さえ片4
7が切欠部48に嵌まって押さえることで、第1ハウジ
ング3を第2ハウジング4に対して抜け止め状態に係止
し得るようになっている。
【0022】この第1実施形態は上記のような構造であ
って、続いてその作動を説明する。まず、雌ハウジング
2の第1ハウジング3を雄ハウジング1における左側の
部屋1aに嵌合する。ある程度押し込まれると、図3に
示すようにロック片16の係止突起18が係止部23に
当たって乗り上げることで、ロック片16が外方に撓み
変形し、そのロック片16の先端の検知突起17が第2
ハウジング4の嵌合領域にまで一旦出っ張る。さらに押
し込まれて、第1ハウジング3が正規位置に達すると、
図4に示すように、ロック片16が復元弾力で元形に復
元し、係止突起18が係止部23で係止されて、第1ハ
ウジング3が抜け止め状態にロックされる。併せて、ロ
ック片16の検知突起17が第2ハウジング4の嵌合領
域から退避するので、引き続いて第2ハウジング4を右
側の部屋1bに嵌合すればよい。
【0023】上記において、第1ハウジング3が半嵌合
状態に留められると、図5に示すように、ロック片16
が外方に撓み変形して検知突起17が第2ハウジング4
の嵌合領域に出っ張った状態となる。そのため、次に第
2ハウジング4を嵌合すると、その前端面がロック片1
6の検知突起17に突き当たり、それを押して第1ハウ
ジング3を押し込む。第1ハウジング3が正規位置まで
押し込まれると、上記のようにロック片16が復元変形
して検知突起17が退避するため、そののちは第2ハウ
ジング4のみがスムーズに嵌合される。
【0024】第2ハウジング4が押し込まれると、図8
に示すように、検知端子7aが短絡端子35の弾性接触
片36と接触可能なまでに装着空間33内に進入する
が、それとタイミングを合わせるようにして、既述のよ
うにロックアーム26が装着空間33側に撓み変形し、
短絡端子35の被押圧部38を押圧して弾性接触片36
を下方に撓み変形させているので、検知端子7aと弾性
接触片36は未だ接触しない。
【0025】そして、図6に示すように、第2ハウジン
グ4が右側の部屋1bの奥面に達して正規に嵌合される
と、図9に示すように、ロックアーム26が復元弾力に
よって復元変形し、係止突条28が係止部31に係止さ
れることで、抜け止め状態にロックされる。また図6に
示すように、第2ハウジング4に設けられた押さえ片4
7が、第1ハウジング3の後面の切欠部48に嵌まっ
て、第1ハウジング3が第2ハウジング4に対して抜け
止め状態にロックされる。
【0026】また、第2ハウジング4が正規に嵌合され
て、図9に示すようにロックアーム26が元形に復元す
ると、短絡端子35の被押圧部38に対する押圧力が除
去されることで弾性接触片36が復元変形し、対応する
検知端子7aを挟んで受け板42に押し付ける。これに
より、両検知端子7aが短絡端子35を介して短絡さ
れ、第2ハウジング4が正規に嵌合されたことが検知さ
れる。
【0027】以上説明したように本実施形態によれば、
雄ハウジング1に対して第1ハウジング3と第2ハウジ
ング4とが順次に嵌合されるため、低嵌合力で嵌合操作
を行うことができる。また、仮に第1ハウジング3が半
嵌合状態に留められていると、第2ハウジング4の嵌合
動作に伴い、撓み変形したロック片16を介して第1ハ
ウジング3が正規位置まで押し込まれてロックされる。
そのため第2ハウジング4が引き続いて嵌合操作される
際には、第1ハウジング3はすでに正規に嵌合されてお
り、あとは第2ハウジング4の嵌合のみを検知すれば、
両ハウジング3,4の嵌合状態を一度に検知することが
できる。すなわち、短絡端子35を第2ハウジング4に
設けるだけでよいから部品点数の低減が図れ、また検知
作業も一カ所だけで迅速に行えるから、コスト低減を図
ることができる。
【0028】<第2実施形態>図10ないし図16は本
発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、図
10,11に示すように、雄ハウジング51が、前面を
開口した横長の箱状に形成されており、その内部が仕切
壁52,53を介して左右方向に3つの部屋55〜57
に分けられている。一方の雌ハウジング60は3つに分
割されて、図11の左側から順次に第1〜第3ハウジン
グ61〜63となっており、雄ハウジング1の各部屋5
5〜57に個別に嵌合可能となっている。
【0029】第1ハウジング61における第2ハウジン
グ62と隣接する側の側面には、その上部側が低くされ
て段付面65が形成され、その段付面65上に、第1ハ
ウジング61を雄ハウジング1の左側の部屋55にロッ
クするためのロック片66が設けられている。このロッ
ク片66は、段付面65の前縁から立ち上がって後縁側
に向けて延出するように形成されており、突部67を設
けた先端側が下方に向けて撓み変形可能となっている。
このロック片66の上面における長さ方向の中央部には
係止突起68が突設され、一側に斜めの乗上面69が形
成されている(図15参照)。
【0030】一方、雄ハウジング51の左側の部屋55
における仕切壁52の内側の位置には、その天井部分に
おいて前面に開口した進入溝70が形成され、第1ハウ
ジング61の嵌合に伴ってそこに設けられたロック片6
6が進入し得るようになっている。その進入溝70の天
井面には、図15に示すように、ロックアーム66の係
止突起68が突き当たる係止部71が形成されており、
係止突起68が突き当たる側の面が傾斜面72となって
いる。
【0031】すなわち第1ハウジング61が雄ハウジン
グ51の左側の部屋55に嵌合されると、ロック片66
が進入溝70に進入し、途中で図15に示すように係止
突起68の乗上面69が係止部71に当たって、傾斜面
72から係止部71上に乗り上げることでロック片66
が下方に撓み、第1ハウジング61が左側の部屋55の
奥面、すなわち正規位置まで押し込まれると、係止突起
68が係止部71を越えるため、ロック片66が復元弾
力で元形に復元し、図16に示すように、係止突起68
が係止部71の後面側に係止されることによって、第1
ハウジング61が抜け止め状態にロックされるようにな
っている。
【0032】また、第2ハウジング62における第1ハ
ウジング61と隣接する側の側面には押込片74が突設
されている。この押込片74は、第2ハウジング62を
雄ハウジング1の中央の部屋56に嵌合することに伴
い、上記の仕切壁52に切られた挿通溝75を通して左
側の部屋55に突出しつつ進入可能であって、先に嵌合
された第1ハウジング61が正規に嵌合されてロック片
66が元形に復帰している場合には、図16に示すよう
にその下面側に進入可能であり、ロック片66が撓み変
形している状態では、図15に示すようにその先端に突
き当たる設定となっている。
【0033】また、第2ハウジング62の右側面には第
1ハウジング61と同様のロック片66が設けられる一
方、第3ハウジング63の左側面には同様に押込片74
が突設されているとともに、右側の仕切壁53側にも、
同様の進入溝70と挿通溝75とが形成されている。し
たがって、第2ハウジング62と第3ハウジング63と
の間でも、上記した第1ハウジング61と第2ハウジン
グ62の間と同様の作用が行われる。さらに、第3ハウ
ジング63と雄ハウジング51の右側の部屋57には、
第3ハウジング63を右側の部屋57内にロックするロ
ック機構と、電気的な嵌合検知機構が装備されており、
それらについては、前記の第1実施形態と同様であるの
で、同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
【0034】続いて第2実施形態の作動を説明する。ま
ず、雌ハウジング60の第1ハウジング61を雄ハウジ
ング1の左側の部屋55に嵌合する。ある程度押し込ま
れると、図15に示すようにロック片66の係止突起6
8が係止部71に当たって乗り上げることで、ロック片
66が下方に撓み変形し、そのロック片66の先端が第
2ハウジング62の押込片74の進入領域に一旦出っ張
る。さらに押し込まれて、第1ハウジング61が正規位
置に達すると、図16に示すように、ロック片66が復
元弾力で元形に復元し、係止突起68が係止部71で係
止されて、第1ハウジング61が抜け止め状態にロック
される。併せて、ロック片66の先端が押込片74の進
入領域から退避するので、引き続いて第2ハウジング6
2を中央の部屋56に嵌合すると、図16に示すよう
に、押込片74がロック片66の下面に進入しつつ第2
ハウジング62が嵌合される。
【0035】上記において、第1ハウジング61が半嵌
合状態に留められると、図15に示すように、ロック片
66が下方に撓み変形してその先端が第2ハウジング6
2の押込片74の進入領域に突出した状態となる。その
ため、次に第2ハウジング62を嵌合した場合に、押込
片74がロック片66の先端に突き当たり、それを押し
て第1ハウジング61を押し込む。第1ハウジング61
が正規位置まで押し込まれると、上記のようにロック片
66が復元変形して退避するため、そののちは第2ハウ
ジング62のみがスムーズに嵌合される。
【0036】第2ハウジング62に続いて第3ハウジン
グ63を嵌合すると、仮に第2ハウジング62が半嵌合
状態にあったとしても、上記と同様に第3ハウジング6
3の押込片74が第2ハウジング62の撓み変形したロ
ック片66を押して、第2ハウジング62を確実に正規
位置まで押し込む。第3ハウジング63の嵌合状態の検
知については、前記の第1実施形態と同様に短絡端子3
5と検知端子7aとで電気的に行われ、第3ハウジング
63が正規に嵌合されれば、ロックアーム26を介して
抜け止め状態にロックされる。
【0037】この第2実施形態においても、雄ハウジン
グ1に対して第1〜第3のハウジング61〜63が順次
に嵌合されるため、低嵌合力で嵌合操作を行うことがで
きる。また、仮に第1ハウジング61や第2ハウジング
62が半嵌合状態に留められていると、それらの後から
嵌合される第2ハウジング62あるいは第3ハウジング
63が、撓み変形しているロック片66を介して第1ハ
ウジング61または第2ハウジング62をそれぞれ正規
位置まで押し込みロックされる。そのため第3ハウジン
グ63が嵌合される段階では、第1および第2のハウジ
ング61,62はすでに正規に嵌合されており、あとは
第3ハウジング63の嵌合のみを検知すれば、全ハウジ
ング61〜63の嵌合状態を一度に検知することができ
る。すなわち、短絡端子35を第3ハウジング63に設
けるだけでよいから部品点数の低減が図れ、また検知作
業も一カ所だけで迅速に行えるから、コスト低減を図る
ことができる。
【0038】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)コネクタハウジングを分割する数は、2以上任意
である。 (2)また本発明はPCB用コネクタ以外のコネクタに
も同様に適用でき、上記実施形態とは逆に雄ハウジング
側が分割されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の分解斜視図である。
【図2】第1ハウジングの嵌合前の状態の平断面図であ
る。
【図3】第1ハウジングの嵌合途中の平断面図である。
【図4】第1ハウジングが正規に嵌合された状態の平断
面図である。
【図5】第1ハウジングが半嵌合状態にあった場合の作
動を示す平断面図である。
【図6】第2ハウジングが正規に嵌合された状態の平断
面図である。
【図7】嵌合検知部分の構造を示す一部切欠側面図であ
る。
【図8】その第2ハウジングが半嵌合状態にある場合の
一部切欠側面図である。
【図9】その第2ハウジングが正規に嵌合された状態の
一部切欠側面図である。
【図10】本発明の第2実施形態の分解斜視図である。
【図11】雌雄のハウジングの嵌合前の状態の一部切欠
平面図である。
【図12】第1ハウジングの嵌合途中の一部切欠平面図
である。
【図13】第1ハウジングが正規位置に押し込まれた状
態の一部切欠平面図である。
【図14】全ハウジングが正規に嵌合された状態の一部
切欠平面図である。
【図15】第1ハウジングが半嵌合状態にある場合の断
面図である。
【図16】第1ハウジングが正規に嵌合された場合の断
面図である。
【符号の説明】
1…雄側のコネクタハウジング 1a,1b…部屋 2…雌側のコネクタハウジング 3…第1ハウジング 4…第2ハウジング 7…雄型端子金具 7a…検知端子 12…雌型端子金具 16…ロック片 17…検知突起 18…係止突起 23…係止部 26…ロックアーム 35…短絡端子 51…雄側のコネクタハウジング 55〜57…部屋 60…雌側のコネクタハウジング 61…第1ハウジング 62…第2ハウジング 63…第3ハウジング 66…ロック片 68…係止突起 71…係止部 74…押込片
フロントページの続き (72)発明者 小菅 秀治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに端子金具群を装着した雌雄の
    コネクタハウジングを備え、何れか一方のコネクタハウ
    ジングが複数に分割されて、他方のコネクタハウジング
    に嵌合可能とされるコネクタにおいて、 隣合う分割ハウジングの間には、後で嵌合される分割ハ
    ウジングの押込力によって先の分割ハウジングを正規位
    置に押し込む押込補助手段が設けられるとともに、最終
    の分割ハウジングにその分割ハウジングが正規に嵌合さ
    れたか否かを検知する嵌合検知手段が設けられているこ
    とを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 先の分割ハウジングにおける後の分割ハ
    ウジングに隣接する側の側面には撓み変形可能なロック
    片が設けられ、そのロック片は、先の分割ハウジングの
    嵌合に伴い相手のコネクタハウジングに設けられた係止
    部に乗り上げつつ撓み変形し、かつその先の分割ハウジ
    ングが正規に嵌合されたところで復元変形して前記係止
    部に係止されるとともに、前記乗り上げ動作により撓み
    変形しいる間は、後の分割ハウジングが押圧可能にその
    嵌合領域に突出する構成となっていることを特徴とする
    請求項1記載のコネクタ。
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