JPH09282521A - 紙葉類の枚数確定方法及び紙葉類取扱装置並びに現金自動取引装置 - Google Patents
紙葉類の枚数確定方法及び紙葉類取扱装置並びに現金自動取引装置Info
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Abstract
再鑑別し、装置内の全紙幣の種類と枚数確定を行うこと
のできる紙葉類取扱装置および現金自動取引装置を提供
する。 【解決手段】 紙葉類取扱装置201において、種類と
枚数とを判別できなかった紙葉類の搬送状態を検出する
ための状態検出手段211と、前記状態検出手段の情報
に基づいて紙葉類の姿勢を修正する修正手段209と
を、紙葉類搬送経路210上に設け、鑑別部203、2
07で鑑別不能でリジェクトされた紙葉類を搬送状態を
検知し、必要に応じて一枚づつに分離し、紙葉類の姿勢
を修正した後、再鑑別し、種類と枚数の確定を行う。こ
れにより、装置内に存在する紙葉類の種類と枚数を常時
把握する紙葉類取扱装置および現金自動取引装置を提供
できる。
Description
方法及び紙葉類取扱装置に係り、特に紙葉類の種類と枚
数の鑑別が不能でリジェクトされた紙葉類を再鑑別し枚
数を確定する方法とその装置に関するものである。
特に該紙幣の鑑別が不能でリジェクトされた紙幣を再鑑
別し、前記現金自動取引装置内の全紙幣の枚数確定を行
うことのできる現金自動取引装置に関するものである。
送して搬送される、あるいは搬送路に対して傾き有する
等の理由で、鑑別が不能となったリジェクト紙幣の金額
は人手により数える方法によっていた。
示されているように、リジェクトされた紙幣の金額を、
装置内のリジェクトされなかった正常な紙幣金種と枚数
が求まっている場合に演算により推定することのみが可
能であった。すなわち、この演算ではリジェクトされた
紙幣を除いた金種ボックス内の紙幣の金額を数え、この
金額と装置内に存在するはずの紙幣の金額から逆算する
ことにより推定していた。
量が確定されていない場合には、リジェクトされた紙幣
の額は求めることはできない。よって、装置内のすべて
の紙幣の総額を改めて確定するために、金種ボックス内
の紙幣及びリジェクトされ収納された紙幣をもう一度数
え直すことが必要となる。
で管理している場合で、取引の途中でジャムが発生し、
これらのジャムした紙幣を手で抜き取った場合には、装
置内に収納されている紙幣の総量を確定するために、そ
の抜き取った金額を間違いなく管理しなければならな
い。このような場合にも、装置内のすべての紙幣の総額
を確定しようとすると、金種ボックス内の紙幣及びリジ
ェクトされた紙幣を再度計数することを必要とする。
術の課題を解決するためになされたものであり、その第
1の目的は、装置内で発生した鑑別不能のリジェクト紙
葉類の搬送状態を検出して修正し、再鑑別して枚数と金
額とを確定することにより、装置内に存在するすべての
紙葉類を常時把握する紙葉類の枚数確定方法とそのため
の紙葉類取扱装置をを提供することにある。
の斜行、シフトあるいは所定値以下の搬送間隔等の紙葉
類の正常姿勢からのズレの増大を抑制し、紙葉類搬送時
のジャムの発生を防止する紙葉類の枚数確方法と紙葉類
取扱装置を提供することにある。
紙葉類により正常な紙葉類の搬送が妨げられることを防
止する紙葉類取扱装置を提供することである。さらに、
リジェクトされた紙葉類を正常な紙幣の搬送路の非稼働
時に再鑑別し装置の総合的な処理性能を向上することに
ある。
の斜行角とシフト量を修正し、リジェクト紙葉類を減少
させる紙葉類取扱装置を提供することである。また、リ
ジェクト紙葉類を収納するための収納手段を小型化、あ
るいは削除できる紙葉類取扱装置を提供することにあ
る。
正する時間を短縮する紙葉類取扱装置を提供することに
ある。
手段を小型化して、紙葉類取扱装置を小型化することに
ある。
装置を用いることにより、金融機関による現金管理業務
の効率の向上が可能な現金自動取引装置を提供すること
にある。
るために、本発明に係る紙葉類の枚数確定方法の構成
は、紙葉類を集積する集積手段と、集積された紙葉類を
1枚ずつに分離する分離手段と、紙葉類の種類と枚数を
検出する鑑別手段と、前記分離手段により分離された紙
葉類を鑑別手段へ搬送して前記鑑別手段により紙葉類の
種類と枚数を鑑別させ、鑑別手段により鑑別された紙葉
類を前記集積手段または前記鑑別手段に搬送する搬送手
段とを備え、前記鑑別手段により種類と枚数を鑑別でき
なかった紙葉類が発生したとき、種類と枚数とを判別で
きなかった紙葉類の搬送状態を検出した後、該検出した
状態の情報に基づいて紙葉類の搬送時の斜行もしくはシ
フトの少なくともいずれかを修正し、該修正された紙葉
類を前記搬送手段により前記鑑別手段まで搬送して再鑑
別することにより装置内のすべての紙葉類の種類と枚数
とを確定するようにしたものである。
に、重なった状態で搬送されてくる紙葉類を一枚ずつに
分離する重送紙葉類分離手段を備え、種類と枚数とを判
別できなかった紙葉類の搬送状態を検出し、該検出した
状態の情報に基づいて重送されてくる紙葉類を一枚ずつ
に分離して後に、紙葉類の搬送時の斜行もしくはシフト
の少なくともいずれかを修正し、該修正された紙葉類を
前記搬送手段により前記鑑別手段まで搬送して再鑑別す
ることにより装置内のすべての紙葉類の種類と枚数とを
確定するようにしたものである。
本発明に係る紙葉類取扱装置の構成は、紙葉類を集積す
る集積手段と、該集積された紙葉類を1枚ずつに分離す
る分離手段と、紙葉類の種類と枚数を検出する鑑別手段
と、前記分離手段により分離された紙葉類を鑑別手段へ
搬送し、鑑別手段により鑑別された紙葉類を前記集積手
段または鑑別手段に搬送する搬送手段とを備えた紙葉類
取扱装置において、種類と枚数とを判別できなかった紙
葉類の搬送状態を検出するための状態検出手段と、前記
状態検出手段の情報に基づいて紙葉類の姿勢を修正する
修正手段とを、前記搬送手段による紙葉類搬送経路上に
設けたものである。また、紙葉類の姿勢修正手段の前段
に、重なった状態で搬送されてくる紙葉類を一枚ずつに
分離する重送紙葉類分離手段を備えたことを特徴として
いる。
に係る紙葉類の枚数確定方法の構成は、前記紙葉類鑑別
手段による紙葉類の鑑別が不能な場合、あるいは前記状
態検出手段において所定の大きさ以上の大きな斜行ある
いはシフトもしくは所定の大きさ以下の紙葉類間隔のう
ち少なくともいずれかが検出された場合に、前記紙葉類
分離手段による紙葉類の分離を一時的に遅らせあるいは
停止させて、前記状態修正手段により該紙葉類の状態を
修正した後、再鑑別処理を行ない通常の運転状態へ復帰
する動作を行なわせるようにしたものである。
に係る紙葉類取扱装置の構成は、紙葉類を集積する集積
手段と、集積された紙葉類を1枚ずつに分離する分離手
段と、紙葉類の種類と枚数を検出する鑑別手段と、前記
分離手段により分離された紙葉類を鑑別手段へ搬送し、
鑑別手段により鑑別された紙葉類を前記集積手段または
鑑別手段に搬送する搬送手段とを備えた紙葉類取扱装置
において、種類と枚数とを判別できなかった紙葉類の搬
送状態を検出するための状態検出手段と、該状態検出手
段の情報に基づいて紙葉類の姿勢を修正する修正手段と
前記搬送手段による紙葉類搬送経路から分岐して且つそ
の後段で前記搬送経路と合流する別の搬送経路とを設
け、前記検出手段と前記修正手段とをその別の搬送経路
上に配置したものである。
に係る紙葉類取扱装置の構成は、前記紙葉類の状態修正
手段が、紙葉類を挟持し搬送する挟持搬送手段と、その
挟持搬送手段を紙葉類の搬送面内の任意の方向に回転す
る回転手段と、面外方向へ上下動させる上下方向移動手
段とこれらの手段を動作を制御する修正動作制御手段と
を備えたものである。
に係る紙葉類取扱装置の構成は、前記姿勢修正手段が、
状態検出手段によって検知された搬送状態をもとに紙葉
類の斜行量を修正した後にシフトを修正するものであ
る。
に係る紙葉類取扱装置の構成は、前記紙葉類の姿勢修正
手段が、球により紙葉類を挟持し搬送する球形搬送手段
と、該球形搬送手段と接触し搬送面に略並行な軸につい
て任意の方向に回転する第一のローラと、搬送面に略垂
直な方向の軸について任意の方向に回転する第二のロー
ラと、第1、第2のロ−ラにより球を任意の方向へ回転
させる球形搬送手段の動作制御手段とを備えたものであ
る。
段の動作制御手段により、状態検出手段によって検知さ
れた搬送状態に基づいて球形搬送手段を操作し、紙葉類
のシフト修正のために紙葉類の斜行量を変更した状態で
シフトを修正し、その後に斜行量を修正するものであ
る。
に係る現金自動取扱装置の構成は、紙幣を集積する紙幣
金庫と該集積された紙葉類を1枚ずつに分離する分離手
段と、紙幣の鑑別を行う鑑別部と前記分離手段により分
離された紙幣を鑑別手段に搬送し、鑑別手段により鑑別
された紙幣を前記集積手段または鑑別手段に搬送する搬
送手段とを備えた紙幣処理部と、紙幣の入金、出金を行
う入出金部と、その入出金部から紙幣を前記集積手段ま
たは前記鑑別手段に搬送し、鑑別手段により鑑別された
紙幣を前記入出金部に搬送する搬送手段とを備え、紙幣
の入金、出金処理を自動で行う現金自動取引装置におい
て、前記紙幣処理部として上記の紙葉類取扱装置のいず
れか少なくとも一つを備えたものである。
鑑別手段は、分離手段により分離された紙葉類の種類と
枚数を検知する。状態検出手段が、斜行したり重なった
りして鑑別手段により種類と枚数を判別できない不確定
紙葉類の搬送状態を検出する。次に姿勢修正手段が前記
状態検出手段の情報に基づいて紙葉類の姿勢、形態を修
正する。あるいは、この姿勢修正手段の前段に設けられ
た重送紙葉類分離手段により、紙葉類搬送の間隔が所定
値より小さく重なって搬送されていると検知された紙葉
類を一枚ずつに分離して姿勢修正手段に搬送する。修正
手段により姿勢、形態を修正された紙葉類が再度鑑別手
段を通過するので、リジェクトされた紙葉類が再鑑別さ
れ、装置内のすべての紙葉類の金種と枚数とを確定でき
る。
類鑑別手段による紙葉類が鑑別不能な場合、あるいは状
態検出手段により紙葉類の搬送状態が大きな斜行姿勢、
シフト及び紙幣の搬送周期が短いなどの正常でない状態
が検知された場合に、前記分離手段による紙葉類の分離
を遅らせる、あるいは一時停止させ、状態修正手段によ
る紙葉類の姿勢が修正された後、分離手段による分離を
再開させる。
きない不確定紙葉類が、通常処理時の搬送経路から分岐
して該通常の搬送経路に合流する経路を搬送され、その
分岐搬送経路上に設けられた状態検出手段と姿勢修正手
段、または重送紙葉類分離手段により、その搬送状態を
検知及び修正されて通常の搬送経路に合流し再度鑑別手
段を通過するので、正常な紙葉類の搬送を妨げることな
く、リジェクトされた紙葉類の種類と枚数の再鑑別が行
われる。
紙葉類同士を完全に重ねない状態で保持して一時スタッ
カに一時的に収納し、再度一枚ずつに分離して再鑑別す
ることで、再鑑別時における紙葉類の種類と枚数の検知
性能が向上し、紙葉類の確定効率が向上する。
送経路から分岐した経路上に配置することで、正常な状
態の紙葉類の通常の搬送をを妨げないで、かつ、該通常
搬送路が稼動していない余裕時間にリジェクト紙葉類の
再鑑別がなされる。
送し、回転手段は該挟持搬送手段を紙幣の搬送面内の任
意の方向に回転させ、上下方向動作手段は該挟持搬送手
段を搬送面外方向へ上下動させさる。また、状態検出手
段は搬送されてくる紙葉類の状態を検出し、状態修正動
作制御手段は該状態検出手段によって検知された搬送状
態をもとに、紙葉類の斜行量を修正した後にシフトを修
正することにより紙葉類の状態を修正する。
の状態の修正手段は、球形搬送手段は球により紙葉類を
挟持し搬送し、動作制御回路は該球形搬送手段と接触し
搬送面に略並行な方向の軸(以下Y軸)について任意の
方向に回転する第一のローラと、搬送面に略垂直な方向
の軸(以下Z軸)について任意の方向に回転する第二の
ローラにより球を任意の方向へ回転させる。
葉類の状態を検出し、前記動作制御回路は該状態検出手
段によって検知された搬送状態をもとに球形搬送手段を
操作し、紙葉類のシフト修正のために紙葉類の斜行量を
変更した状態でシフトを修正し、その後に斜行量を修正
する。
および図4ないし図11を参照して説明する。図1は、
本発明の第1の実施形態を示す紙葉類取扱装置の概略構
成図、図4は、図1の装置によるリジェクト紙幣の再鑑
別(出金取引モード)動作の流れを示す図、図5は、図
1の装置によるリジェクト紙幣の別の再鑑別(出金取引
モード)動作の流れを示す図、図7は、紙葉類の斜行/
シフト修正機構の一例を示す斜視図、図8は、図7の紙
葉類の斜行/シフト修正機構動作を表す図(その1)、
図9は、図7の紙葉類の斜行/シフト修正機構動作を表
す図(その2)、図10は、図7の紙葉類の斜行/シフ
ト修正機構動作を表す図(その3)、図11は紙葉類の
斜行/シフト修正機構動作を表す図(その4)である。
葉類取扱装置の概略構成を示しており、この紙葉類取扱
装置は、例えば紙幣の入出金取引を行う現金自動取引装
置に内蔵されているものである。紙幣の入出金口202
は、顧客が紙幣の入金、出金を行う場所である。この入
出金口202へ入金された紙幣は、図示しないが、ここ
に備えた分離機構により1枚づつに分離されて、鑑別部
203へ送られる。
判別される。金種ボックス204,204,205は、
金種毎にわけて紙幣を収納するものである。簡易鑑別部
207は、紙幣の金種、枚数を判別する。金庫208
は、紙幣を収納するボックスであり、紙幣取扱い機構2
01の外部へ取り外しが可能である。この金庫は紙幣を
収納する収納部208aと、金庫208の上部で金庫の
内部の空間を上下に分けて、収納部208aの紙幣と混
在しないように紙幣取扱装置201の紙幣を取り扱える
ように一時スタッカ208bが備えられている。搬送路
210は、2本のベルトを対向させて配置されており、
このベルト間に紙幣を挟持し、紙幣を搬送する。これら
の紙幣の取扱い要素は、例えば特開平1−23779
1、特開平1−69426号公報に記載されている従来
の自動現金取引装置が内蔵するものとほぼ同じ構成、機
能のものである。
よる紙葉類取扱装置によるリジェクト紙幣の再鑑別の動
作の流れを示しており、この図を用いて図1に示した実
施形態第1例の動作を説明する。リジェクト紙幣とは紙
幣の取扱中に鑑別部203、207により金種や枚数が
判明しなかった紙幣を意味している。
ボックス(図1中の符号204,205,206に示
す)から一枚づつ分離し取り出された紙幣を鑑別部20
7でその金種と枚数を鑑別する。この鑑別部207で正
常に鑑別された紙幣は、入出金口202へ搬送され、顧
客へ放出される。一方、金種と枚数が判別できなかった
不確定紙幣は、装置の内部にある紙幣状態検知部211
によって、紙幣の搬送状態が検知され、その検知情報に
基づいて斜行/シフト修正機構209において前記紙幣
の斜行姿勢や正常位置から平行移動したシフト状態が修
正される。修正された紙幣は、この後、紙幣鑑別部20
7で再び金種と枚数を再度鑑別され、金額、金種が確定
された紙幣は入出金口202へ搬送される。一方、金
額、金種が不確定となった紙幣は、再び紙幣状態検知部
211によって、紙幣の搬送状態を検知される。金種、
枚数が確定するまで上記の動作を繰り返す。
幣を再鑑別して、種類と枚数を確定可能な紙葉類取引装
置を実現できる。また、このような紙葉類取扱装置を現
金自動取引装置内紙幣搬送装置として用いることによ
り、自動取引装置内の紙幣の自動精査が可能となり、金
融機関の現金管理業務の効率の向上を図ることができ
る。
が発生した時でも、不明な紙幣を発生することなく、ト
ータルの紙幣の金額を完全自動で確定することができ
る。また、これにより、いわゆるリジェクト紙幣が無く
なり、リジェクト紙幣専用の収納ボックスを小さくでき
たり、あるいは削除することができる。
る紙葉類取扱装置の紙幣の出金時に発生するリジェクト
紙幣の再鑑別の動作の別の例を示している。この図を用
いて図1に示した実施形態第1例の動作を説明する。出
金時には、紙幣は金種別に収納されている金種ボックス
(図1中の符号204,205,206に示す)から一
枚づつ分離し、取り出された紙幣は鑑別部207でその
金種と枚数を鑑別する。この鑑別部207で金種と枚数
が判別できなかった不確定紙幣が発生した場合、金種ボ
ックス204,205,206からの分離を停止、ある
いは遅延する。リジェクト紙幣発生以前にこの鑑別部2
07で正常に鑑別された紙幣は、入出金口202へ搬送
され、顧客へ放出される。
状態検知部211によって、紙幣の搬送状態を検知し、
その検知した情報に基づいて斜行/シフト修正機構20
9において前記紙幣の斜行姿勢や正常位置から平行移動
したシフト状態を修正する。修正された紙幣は、この
後、紙幣鑑別部207で再び金種と枚数を鑑別され、金
額、金種が確定された紙幣は入出金口202へ搬送され
る。
は、再び紙幣状態検知部211によって、紙幣の搬送状
態を検知される。紙幣の種類と枚数が確定するまで上記
の動作が繰り返される。その後リジェクト紙幣の再鑑別
が完了した後に分離動作を再開し、通常動作に復帰す
る。
ては、鑑別部で不確定紙幣の発生が検知されると、金種
ボックスからの分離が停止され、前記不確定紙幣の不確
定となった原因である紙幣の異常な状態を修正した後に
再搬送するので、搬送紙幣の異常状態の増大を抑制し、
さらなるリジェクト紙幣の発生を予防することができ
る。
斜行/シフト修正機構の構成例を示している。斜行/シ
フト修正機構209は、鑑別部203,207により不
確定とされた紙幣の状態を修正する部位である。紙幣の
状態修正ローラ部104は同じ軸で結ばれたローラ10
1,102で構成され、モータ104aにより駆動され
ている。該モータ104aはセンサ211からの情報に
基づいて駆動される。モータ104b,104cは、ロ
ーラ部104を搬送面に垂直なZ軸中心に回転させた
り、Z軸方向に上下動させたりする。紙幣の斜行/シフ
ト修正機構209は、搬送路210に配置されている紙
幣の搬送タイミング及び搬送されている状態を検知する
センサ211で紙幣の搬送タイミングを検知すると、そ
のタイミングに合わせてモータ104aが駆動され、搬
送されてくる紙幣を搬送面とロ−ラ102との間に挟持
する。
修正機構の動作例を示している。これらの図において
は、(b)が修正の動作の流れを示し、(a)が実際の
動作を図示している。図8は斜行/シフト修正機構の動
作の第1段階を、図9は第2段階を、図10は第3段階
を、図11は第4段階をそれぞれ示している。
は、修正部に紙幣が搬送されてきたときセンサ211に
よって紙葉類の状態を検出し、検出された搬送状態をも
とに状態修正を行う。まず、ローラ部104により紙幣
を挟持し、紙幣短手方向の長さの中心部にローラ位置が
来るまでモータ104aを駆動しローラ101,102
を回転させる。
01,102により挟持したまま斜行している角度だけ
Z軸回りに回転させることにより斜行を修正する。次
に、図10に示すように、ローラ部104を搬送面から
上に移動し、ローラの回転方向が搬送方向に対して直角
の向きなるまでローラ部104を回転させる。その後に
ローラ部104を下に移動し紙幣を挟持し、図示してい
ないモータ104aを回転させローラ104を駆動して
シフト量だけ紙幣を移動させてシフトを修正する。
ト修正機構は、ローラ部を搬送面上方に移動し垂直軸回
りにローラの回転方向が搬送方向を向くまで回転させ、
下に移動し紙幣を挟持し、図示していないモータ104
aを回転させローラ104を駆動して前段階までで斜行
とシフトを修正された紙幣を送り出す。
実施の形態を示す紙葉類取扱装置の概略構成図である。
図中、図1と同一符号のものは図1の装置と同等部分を
示しており、その説明を省略する。この紙葉類取扱装置
は、紙幣の入出金取引を行う現金自動取引装置に内蔵さ
れている。図2に示した実施形態の例においては、通常
の紙幣処理ルートとは別に、リジェクト紙幣を処理する
紙葉類状態修正用搬送ルート313を設けられており、
この紙葉類状態修正用搬送ルート313に紙幣搬送タイ
ミング及び搬送状態を検知するセンサ312、紙幣状態
の修正機構309、紙幣搬送状態を検知するセンサ31
1が備えられている。
は、その後段で通常処理時の紙葉類の搬送通路210に
合流しているので、正常な紙葉類の搬送通路210全体
を使うことなくリジェクト紙幣の状態の修正を何度も行
うことができるる。よって、搬送路210を搬送される
正常な状態の紙幣の搬送の効率を低下させることなく、
リジェクト紙幣の修正ができる。
第3の実施形態を図3および図6を参照して説明する。
図3は、本発明の第3の実施の形態を示す紙葉類取扱装
置の概略構成図、図6は、図3の装置における紙葉類取
扱装置のリジェクト紙幣一時スタッカの動作説明図であ
る。
の入出金を行う現金自動取引装置に内蔵されている。こ
の実施形態においては、図示するように通常の紙幣処理
ルートとは別に、リジェクト紙幣を処理する紙葉類姿勢
修正用搬送ルート413が設けられており、この紙葉類
姿勢修正用搬送ルート上に紙幣搬送タイミング及び搬送
状態を検知するセンサ412、紙幣状態の修正機構41
0、紙幣搬送状態を検知するセンサ411が備えられて
いる。紙葉類姿勢修正用搬送ルート413は、その後段
で正常な紙葉類の搬送通路210に合流しており、この
紙葉類姿勢修正用搬送ルート413上にリジェクトスタ
ッカ408(詳細は後述)を配置することで、リジェク
トされた紙幣をスタッカ内に一時的に集積している。
いて説明する。図6(a)は、図3において408で示
した、鑑別で不確定とされたリジェクト紙幣をスタック
して貯えるリジェクト紙幣一時スタッカの概略の構成を
示している。図6(b)はリジェクトされた紙幣をスタ
ックする場合のリジェクト一時スタッカ408の動作の
流れを示している。紙幣を集積するリジェクトスタッカ
408は、対向するベルトがモータ408bにより走行
駆動されている。搬送路413には、紙幣が搬送されて
きたことを検知するセンサ407が配置されている。
よりベルトが走行駆動されている。該モータ408bは
センサ407からの情報に基づいて駆動される。センサ
412は、紙幣の搬送されてくるタイミングを検知する
センサである。モータ409bは、搬送用のベルトを走
行駆動させ、センサ412からの出力により回転駆動を
行う。リジェクトスタッカ408は、センサ407で紙
幣の搬送タイミングを検知すると、そのタイミングに合
わせてモータ408bが駆動され、次々に搬送されてく
る紙幣がお互いに完全に重ならないように、ベルトを加
減速しながら搬送する。これにより、搬送されてきた紙
幣は、少しづつずれた形でベルト内にスタックされる。
る場合の動作の流れを示している。このベルト内にスタ
ックされた紙幣を分離する場合には、モータ408bを
駆動し、紙幣を搬送し、この紙幣が搬送されてくるタイ
ミングをセンサ412で検知する。モータ409bは、
センサ412で検知された紙幣の搬送位置に合わせてベ
ルトを増速駆動し、少しだけ先行して送られてくる紙幣
を一枚づつ高速で引き離しながら、紙幣の搬送間隔を所
定の間隔に保ち紙幣を次々に分離する。
金種、枚数が確定できなかった場合でも、これらの紙幣
をリジェクトスタッカ408に一時的に収納し、その後
一枚ずつに再分離することで、紙幣が重送された状態で
再鑑別されることを防止したうえで、紙幣の姿勢を修正
して紙幣の鑑別部あるいは紙幣の大きさや厚さを検知す
る簡易鑑別部を通過させることにより、紙幣の金種、枚
数を確定させることができる。
タッカを設けることで、通常処理時でなく取引と取引の
間の待ち時間など余裕のある時に紙幣の状態を修正する
ことが可能になり、通常取引時にリジェクト紙幣が発生
した場合でも、処理性能の低下を抑制することができ
る。さらに、リジェクトスタッカ408には再分離手段
が備えられ、リジェクト紙幣を完全に重ねない状態で集
積し、一枚ずつ分離して前記状態検知機構及び姿勢修正
機構へ搬送するので、紙幣が重送された状態で姿勢修
正、再鑑別されることを防止しリジェクト紙幣の種類、
枚数の確定性能を向上させることができ、リジェクト紙
幣処理の効率を向上できる。
段の他の実施形態を図12ないし図16を参照して説明
する。図12は、紙葉類の斜行/シフト修正機構の第2
の例を示す斜視図、図13は、図12に示す装置の動作
を表す斜視図、図14は、図12に示す装置の動作の概
略図、図15は、紙葉類の斜行/シフト修正機構の第3
の例を示す斜視図、図16は、付加スキュー角、球転が
り距離の算出方法を表す説明図である。
て、球105は円形の穴の空いたガイド部106によっ
て支持されている。ガイド部106は、ラジアルベアリ
ング106aと三つのローラ106b,106c,10
6dによって構成され、球105が自由に回転可能であ
るように球105を滑動させるものとする。また、球1
05はモータ107aによって駆動されるローラ107
と図示しないモータ108aによって駆動されるローラ
108とをそれぞれを独立に、もしくは同時に駆動する
ことにより回転させられる。ローラ107,108、は
軸受によって支持されており、ローラ107は紙幣の搬
送面に略垂直な方向の軸について回転するように支持さ
れ、ローラ108は搬送面と略平行に支持されている。
の斜視図を表している。紙幣が修正部に搬送されてくる
とセンサ211によって紙幣の搬送タイミングと搬送状
態を検出し、その情報をもとに修正を行う。
ら、ローラ107を回転させ紙幣を角度θだけ回転させ
る(図13(1))。このときの角度θは、後述する図
16に示した方法によって求められる。次にローラ10
8を停止させローラ107を回転させ紙幣を搬送方向に
送ることによりシフトを修正し(図13(2))、後に
ローラ107を停止し、ローラ108を回転させ斜行量
+θだけ紙幣を動かし、斜行の修正を行う(図13
(3))。その後ローラ107を回転させることにより
繰り出しを行う(図13(4))。
た図を示している。この図ではローラ107,108の
図示は省略した。図14(ロ)は上記した修正動作とは
異なる手順でシフト、斜行の修正を行う動作を上から見
た図となっている。
の別の例を表している。この例によっても、シフト/斜
行を修正する上で同様の効果を得ることができる。図1
5に示したローラ107は搬送方向に回転するようにと
りつけられていたのに対し、ローラ112は搬送方向に
対し直角方向に回転するようとりつけられている。それ
に合わせローラ113の取り付け位置が変更されている
以外の構成は同様である。
出された搬送タイミング、紙幣搬送状態の情報をもと
に、紙幣を挟持し、ローラ113を回転させることで斜
行を修正し(図15(2))、ローラ112を回転させ
ることによりシフトの修正を行う(図15(3))。ま
た、ここには図示していないが、紙幣を搬送する搬送機
構も合わせ持っている。
状態検出機構によって検出された斜行量、シフト量をも
とに制御量をどのように決定するかを表している。図1
6において、点Bは斜行/シフトした紙幣が搬送されて
きて修正機構部の球面と初めて接触する点、点Aは紙幣
長手方向長さの搬送方向に対して後端の中点、点Cは紙
幣長手方向長さの搬送方向に対して前端の中点、点Dは
紙幣の重心、線分ACは紙幣の中心線である。θ1は線
分DCと搬送方向とのなす角でり、紙幣のスキュー角を
表す量である。θ2は線分ABと搬送方向とのなす角で
あり、本発明による姿勢修正機構により最初に紙幣に付
加されるスキュー角である。θ3は線分ABと線分AD
とのなす角である。Xは搬送方向に垂直な方向について
の線分BDの射影距離であり、紙幣のシフト量を表す量
である。
球の位置に来なければならない。球が搬送方向に回転す
ることによって球と紙幣との接触点が紙幣の中心軸に位
置を合わせるため、紙幣の斜行量を変更する。このとき
に処理時間を短くし、負荷を軽減するために、変更する
斜行量は小さくなければならない。
三角形ACBよりθ3−θ1から求められ、θ3はCB
間の長さl1+l2より求めることができる。すなわ
ち、三角形DCEから、 l1=(l4/2)tanθ1 ……(式1) 三角形BFEから、 l2=X/cosθ1 ……(式2) 式1,2と三角形ACBからθ3は、式3により求めら
れる。 θ3=arctan((l1+l2)/l4)……(式3) これより、θ2が式4により求められる。 θ2=θ3−θ1 ……(式4) また、球の転がり距離l3は三角形ACBから、式5に
より求められる。
せl3だけ球を回転させることによりシフトを修正し、
さらに、θ3だけ斜行を修正することで紙幣の状態を修
正する。
形態によれば、紙幣の入金、出金処理を自動で行う現金
自動取引装置に適用され、現金管理業務の効率の向上が
実現するとともに、その信頼性が高められる。なお、上
記実施の形態の説明は、紙葉類として紙幣を対象に説明
したが、紙幣に限らず、紙葉類取扱装置における紙葉類
の枚数確定に応用できる。
れば、装置内で発生した鑑別不能のリジェクト紙葉類の
搬送状態を検出して修正し、再鑑別して枚数と金額とを
確定することにより、装置内に存在するすべての紙葉類
を常時把握する紙葉類の枚数確方法とそのための紙葉類
取扱装置をを提供できる。
るいは所定値以下の搬送間隔等の紙葉類の正常姿勢から
のズレの増大を抑制し、紙葉類搬送時のジャムの発生を
防止する紙葉類の枚数確方法と紙葉類取扱装置を提供で
きる。
紙葉類の搬送が妨げられることを防止する紙葉類取扱装
置を提供できる。さらに、リジェクトされた紙葉類を正
常な紙幣の搬送路の非稼働時に再鑑別し装置の総合的な
処理性能を向上できる。
量を修正し、リジェクト紙葉類を減少させる紙葉類取扱
装置を提供できる。さらに、リジェクト紙葉類を収納す
るための収納手段を小型化できる、あるいは削除できる
紙葉類取扱装置を提供できる。
縮することができる。また、紙葉類の姿勢修正手段を小
型化して、紙葉類取扱装置を小型化することができる。
現金自動取引装置内部に配置される紙幣の処理装置とし
て本発明の紙葉類取扱装置を用いることにより、金融機
関による現金管理業務の効率の向上が可能な現金自動取
引装置を提供することができる。
である。
である。
である。
の再鑑別(出金取引モード)動の流れを示す図である。
の別の再鑑別(出金取引モード)作の流れを示す図であ
る。
一時スタッカの概略構成図である。
る。
(その1)である。
(その2)である。
(その3)である。
(その4)
る。
を表す図である。
ある。
る。
表す図である。
別部、204,205,206…金種ボックス、207
…簡易鑑別部、209,309,409…紙幣状態修正
部、408…リジェクトスタッカ。
である。
である。
である。
の再鑑別(出金取引モード)動の流れを示す図である。
の別の再鑑別(出金取引モード)作の流れを示す図であ
る。
一時スタッカの概略構成図である。
る。
(その1)である。
(その2)である。
(その3)である。
(その4)
る。
を表す図である。
ある。
る。
表す図である。
別部、204,205,206…金種ボックス、207
…簡易鑑別部、209,309,409…紙幣状態修正
部、408…リジェクトスタッカ。
Claims (13)
- 【請求項1】 紙葉類を集積する集積手段と、集積され
た紙葉類を1枚ずつに分離する分離手段と、紙葉類の種
類と枚数を検出する鑑別手段と、前記分離手段により分
離された紙葉類を鑑別手段へ搬送して前記鑑別手段によ
り紙葉類の種類と枚数を鑑別させ、鑑別手段により鑑別
された紙葉類を前記集積手段または前記鑑別手段に搬送
する搬送手段とを備え、 前記鑑別手段により種類と枚数を鑑別できなかった紙葉
類が発生したとき、種類と枚数とを判別できなかった紙
葉類の搬送状態を検出した後、 該検出した状態の情報に基づいて紙葉類の搬送時の斜行
もしくはシフトのうち少なくともいずれかを修正し、該
修正された紙葉類を前記搬送手段により前記鑑別手段ま
で搬送して再鑑別することにより装置内のすべての紙葉
類の種類と枚数とを確定することを特徴とする紙葉類の
枚数確定方法。 - 【請求項2】 前記紙葉類の姿勢修正手段の前段に、重
なった状態で搬送されてくる紙葉類を一枚ずつに分離す
る重送紙葉類分離手段を備え、 種類と枚数とを判別できなかった紙葉類の搬送状態を検
出した後、 該検出した状態の情報に基づいて重送されてくる紙葉類
を一枚ずつに分離して、さらに紙葉類の搬送時の斜行/
シフトを修正し、 該修正された紙葉類を前記搬送手段により前記鑑別手段
まで搬送して再鑑別することにより装置内のすべての紙
葉類の種類と枚数とを確定することを特徴とする請求項
1記載の紙葉類の枚数確定方法。 - 【請求項3】 前記紙葉類鑑別手段による紙葉類の鑑別
が不能な場合、あるいは前記状態検出手段において所定
の大きさ以上の大きな斜行、シフト及び所定の大きさ以
下の紙葉類間隔のうち少なくともいずれかが検出された
場合、 前記紙葉類分離手段による紙葉類の分離を一時的に遅ら
せあるいは停止させて、前記状態修正手段により該紙葉
類の状態を修正した後、 再鑑別処理を行ない通常の運転状態へ復帰する動作を行
なわせることを特徴とする請求項1または2記載のいず
れかの紙葉類の枚数確定方法。 - 【請求項4】 紙葉類を集積する集積手段と、該集積さ
れた紙葉類を1枚ずつに分離する分離手段と、紙葉類の
種類と枚数を検出する鑑別手段と、前記分離手段により
分離された紙葉類を鑑別手段へ搬送し、鑑別手段により
鑑別された紙葉類を前記集積手段または鑑別手段に搬送
する搬送手段とを備えた紙葉類取扱装置において、 種類と枚数とを判別できなかった紙葉類の搬送状態を検
出するための状態検出手段と、 前記状態検出手段の情報に基づいて紙葉類のシフトもし
くは斜行の少なくともいずれかを修正する姿勢修正手段
とを、 前記搬送手段による紙葉類搬送経路上に設けたことを特
徴とする紙葉類取扱装置。 - 【請求項5】 紙葉類の姿勢修正手段の前段に、重なっ
た状態で搬送されてくる紙葉類を一枚ずつに分離する重
送紙葉類分離手段を備えたことを特徴とする請求項4記
載の紙葉類取扱装置。 - 【請求項6】 紙葉類分離手段による紙葉類の分離を一
時的に遅らせあるいは停止させて、 前記姿勢修正手段により該紙葉類の姿勢を修正した後、 再鑑別処理を行ない通常の運転状態へ復帰する動作を行
なわせる紙葉類の分離タイミング制御手段を備えたこと
を特徴とする請求項4および5記載のいずれかの紙葉類
取扱装置。 - 【請求項7】 紙葉類を集積する集積手段と、集積され
た紙葉類を1枚ずつに分離する分離手段と、紙葉類の種
類と枚数を検出する鑑別手段と、前記分離手段により分
離された紙葉類を鑑別手段へ搬送し、鑑別手段により鑑
別された紙葉類を前記集積手段または鑑別手段に搬送す
る搬送手段とを備えた紙葉類取扱装置において、 種類と枚数とを判別できなかった紙葉類の搬送状態を検
出するための状態検出手段と、 該状態検出手段の情報に基づいて紙葉類の姿勢を修正す
る修正手段と、 前記搬送手段による紙葉類搬送経路から分岐して且つそ
の後段で前記搬送経路と合流する別の搬送経路とを設
け、 前記検出手段と前記修正手段とをその別の搬送経路上に
配置したことを特徴とする紙葉類取扱装置。 - 【請求項8】 前記紙葉類の姿勢修正手段の前段に、重
なった状態で搬送されてくる紙葉類を一枚ずつに分離す
る重送紙葉類分離手段を備えたことを特徴とする請求項
7記載の紙葉類取扱装置。 - 【請求項9】 前記紙葉類の状態の修正手段は、 紙葉類を挟持し搬送する挟持搬送手段と、 該挟持搬送手段を紙葉類の搬送面に垂直な軸について任
意の方向に回転する回転手段と、 面外方向へ上下動させる上下方向移動手段と、前記回転
および移動手段の動作を制御する修正動作制御手段とを
備えたことを特徴とする請求項4ないし8記載のいずれ
かの紙葉類取扱装置。 - 【請求項10】 前記姿勢修正手段は、前記状態検出手
段によって検知された搬送状態をもとに紙葉類の斜行量
を修正した後にシフトを修正することを特徴とする請求
項9記載の紙葉類取扱装置。 - 【請求項11】 前記紙葉類の姿勢修正手段は、 球により紙葉類を挟持し搬送する球形搬送手段と、 該球形搬送手段と接触し搬送面に略並行な軸について任
意の方向に回転する第一のローラと、 搬送面に略垂直な方向の軸について任意の方向に回転す
る第二のローラと、 前記第1、第2のロ−ラにより球を任意の方向へ回転さ
せる前記球形搬送手段の動作制御手段とを備えたことを
特徴とする請求項4ないし8記載のいずれかの紙葉類取
扱装置。 - 【請求項12】 前記球形搬送手段の動作制御手段は、
前記状態検出手段によって検知された搬送状態をもとに
球形搬送手段を操作し、 紙葉類のシフト修正のために紙葉類の斜行量を変更した
状態でシフトを修正し、その後に斜行量を修正すること
を特徴とする請求項11記載の紙葉類取扱装置。 - 【請求項13】 紙幣を集積する紙幣金庫と該集積され
た紙葉類を1枚ずつに分離する分離手段と、紙幣の鑑別
を行う鑑別部と前記分離手段により分離された紙幣を鑑
別手段に搬送し、鑑別手段により鑑別された紙幣を前記
集積手段または鑑別手段に搬送する搬送手段とを備えた
紙幣処理部と、紙幣の入金、出金を行う入出金部と、そ
の入出金部から紙幣を前記集積手段または前記鑑別手段
に搬送し、鑑別手段により鑑別された紙幣を前記入出金
部に搬送する搬送手段とを備え、紙幣の入金、出金処理
を自動で行う現金自動取引装置において、 前記紙幣処理部として請求項1ないし10記載のいずれ
かの紙葉類取扱装置の少なくとも一つを備えたことを特
徴とする現金自動取引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8611796A JP3766466B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 紙葉類の枚数確定方法及び紙葉類取扱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8611796A JP3766466B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 紙葉類の枚数確定方法及び紙葉類取扱装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09282521A true JPH09282521A (ja) | 1997-10-31 |
JP3766466B2 JP3766466B2 (ja) | 2006-04-12 |
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ID=13877761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3766466B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002260059A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-13 | Glory Ltd | 紙幣出金機 |
JP2003095486A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Toshiba Corp | 紙葉類処理装置 |
JP2003095481A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Toshiba Corp | 紙葉類処理装置 |
JP2007156733A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Toshiba Corp | 紙葉類処理装置 |
WO2011135727A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | 富士通フロンテック株式会社 | 紙幣処理装置及び該動作方法 |
WO2012073613A1 (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | 沖電気工業株式会社 | 自動取引装置 |
CN107578534A (zh) * | 2017-08-22 | 2018-01-12 | 昆山古鳌电子机械有限公司 | 一种纸币处理装置及其交易装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5271149B2 (ja) * | 2009-05-13 | 2013-08-21 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 紙葉類取扱装置 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8611796A patent/JP3766466B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003095486A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Toshiba Corp | 紙葉類処理装置 |
JP2003095481A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Toshiba Corp | 紙葉類処理装置 |
JP2007156733A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Toshiba Corp | 紙葉類処理装置 |
WO2011135727A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | 富士通フロンテック株式会社 | 紙幣処理装置及び該動作方法 |
JP5475875B2 (ja) * | 2010-04-30 | 2014-04-16 | 富士通フロンテック株式会社 | 紙幣処理装置及び該動作方法 |
WO2012073613A1 (ja) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | 沖電気工業株式会社 | 自動取引装置 |
JP5500267B2 (ja) * | 2010-12-01 | 2014-05-21 | 沖電気工業株式会社 | 自動取引装置 |
CN107578534A (zh) * | 2017-08-22 | 2018-01-12 | 昆山古鳌电子机械有限公司 | 一种纸币处理装置及其交易装置 |
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