JPH09269541A - カメラ及びフィルム使用制御装置 - Google Patents
カメラ及びフィルム使用制御装置Info
- Publication number
- JPH09269541A JPH09269541A JP9018793A JP1879397A JPH09269541A JP H09269541 A JPH09269541 A JP H09269541A JP 9018793 A JP9018793 A JP 9018793A JP 1879397 A JP1879397 A JP 1879397A JP H09269541 A JPH09269541 A JP H09269541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- noise
- judging
- determination
- determining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノイズによってフィルムの未使用駒位置が正
確に判定できずに二重露光等の事故が発生するのを防止
するカメラまたは、カートリッジ使用制御装置を提供す
る。 【解決手段】 フィルムの未使用駒位置を判定するため
の第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に
したがってフィルムを未使用駒位置から使用できるよう
に制御するための制御手段と、前記第1の判定手段に作
用するノイズの状態を判定するための第2の判定手段
と、前記第2の判定手段の判定結果にしたがって前記制
御手段の前記制御動作を変更するための変更手段とを有
するカメラまたは、カートリッジ使用制御装置。
確に判定できずに二重露光等の事故が発生するのを防止
するカメラまたは、カートリッジ使用制御装置を提供す
る。 【解決手段】 フィルムの未使用駒位置を判定するため
の第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に
したがってフィルムを未使用駒位置から使用できるよう
に制御するための制御手段と、前記第1の判定手段に作
用するノイズの状態を判定するための第2の判定手段
と、前記第2の判定手段の判定結果にしたがって前記制
御手段の前記制御動作を変更するための変更手段とを有
するカメラまたは、カートリッジ使用制御装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術】本発明は途中まで使用したフィル
ムカートリッジのフィルムを未使用駒位置から自動的に
再使用できるようにするカメラ等の装置の改良に関する
ものである。
ムカートリッジのフィルムを未使用駒位置から自動的に
再使用できるようにするカメラ等の装置の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルムに対し、磁気記録可能な
カメラが知られている。また、このフィルムのカートリ
ッジ上には、カートリッジ内のフィルムの露光状態、つ
まり、未露光のフィルムなのか全露光済のフィルムなの
か、途中迄露光されたフィルムなのかを示す指標が設け
られていて、その指標よりの情報と露光済フィルムに対
し記録されているフィルム上の磁気記録の情報を利用し
て、途中迄露光済のフィルムカートリッジがカメラに装
填された時には、その未露光駒先頭位置まで自動巻き上
げを行うカメラが提案されている。
カメラが知られている。また、このフィルムのカートリ
ッジ上には、カートリッジ内のフィルムの露光状態、つ
まり、未露光のフィルムなのか全露光済のフィルムなの
か、途中迄露光されたフィルムなのかを示す指標が設け
られていて、その指標よりの情報と露光済フィルムに対
し記録されているフィルム上の磁気記録の情報を利用し
て、途中迄露光済のフィルムカートリッジがカメラに装
填された時には、その未露光駒先頭位置まで自動巻き上
げを行うカメラが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
上記未露光駒先頭位置の頭出しは、フィルムに書かれた
磁気記録情報を磁気再生して、その駒が未露光駒か露光
済駒かを判別することにより行われるが、この種のフィ
ルムは、フィルム上の磁気層の密度がうすい為に磁気再
生回路は大きな増幅度をもつ回路にて再生し、その信号
を判別している。
上記未露光駒先頭位置の頭出しは、フィルムに書かれた
磁気記録情報を磁気再生して、その駒が未露光駒か露光
済駒かを判別することにより行われるが、この種のフィ
ルムは、フィルム上の磁気層の密度がうすい為に磁気再
生回路は大きな増幅度をもつ回路にて再生し、その信号
を判別している。
【0004】この様な磁気再生の方法の場合、周囲より
カメラに対し入り込んでくる磁気性のノイズの影響が無
視できず、磁気再生中に磁気ヘッドがそのノイズを拾う
と、フィルム自体に書かれた磁気信号との区別が難し
く、未露光駒なのか露光済駒なのかを誤判断することが
ある。従って、すでに一度露光済であるにもかかわら
ず、再度その駒に露光してしまうという事故が発生する
恐れがあった。
カメラに対し入り込んでくる磁気性のノイズの影響が無
視できず、磁気再生中に磁気ヘッドがそのノイズを拾う
と、フィルム自体に書かれた磁気信号との区別が難し
く、未露光駒なのか露光済駒なのかを誤判断することが
ある。従って、すでに一度露光済であるにもかかわら
ず、再度その駒に露光してしまうという事故が発生する
恐れがあった。
【0005】本発明の第1の目的は、ノイズによってフ
ィルムの未使用駒位置が正確に判定できずに二重露光等
の事故が発生するのを防止するカメラまたは、カートリ
ッジ使用制御装置を提供しようとするものである。
ィルムの未使用駒位置が正確に判定できずに二重露光等
の事故が発生するのを防止するカメラまたは、カートリ
ッジ使用制御装置を提供しようとするものである。
【0006】本発明の第2の目的は、上記第1の目的に
加え、上記判定をフィルムの種類に応じて適切に行える
ようにするカメラまたは、カートリッジ使用制御装置を
提供しようとするものである。
加え、上記判定をフィルムの種類に応じて適切に行える
ようにするカメラまたは、カートリッジ使用制御装置を
提供しようとするものである。
【0007】本発明の第3の目的は、電源が無駄に消費
されないようにするカメラまたは、電源供給装置を提供
しようとするものである。
されないようにするカメラまたは、電源供給装置を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、フィルムの未使用駒位置を判定する
ための第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結
果にしたがってフィルムを未使用駒位置から使用できる
ように制御するための制御手段と、前記第1の判定手段
に作用するノイズの状態を判定するための第2の判定手
段と、前記第2の判定手段の判定結果にしたがって前記
制御手段の前記制御動作を変更するための変更手段とを
有するカメラまたは、カートリッジ使用制御装置とする
ものである。
るために本発明は、フィルムの未使用駒位置を判定する
ための第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結
果にしたがってフィルムを未使用駒位置から使用できる
ように制御するための制御手段と、前記第1の判定手段
に作用するノイズの状態を判定するための第2の判定手
段と、前記第2の判定手段の判定結果にしたがって前記
制御手段の前記制御動作を変更するための変更手段とを
有するカメラまたは、カートリッジ使用制御装置とする
ものである。
【0009】上記第2の目的を達成するために本発明
は、前記第1の判定手段に作用するノイズが許容できる
範囲のものであるか否かの前記第2の判定手段の判定基
準をフィルムの種類に応じて変更するカメラまたは、カ
ートリッジ使用制御装置とするものである。
は、前記第1の判定手段に作用するノイズが許容できる
範囲のものであるか否かの前記第2の判定手段の判定基
準をフィルムの種類に応じて変更するカメラまたは、カ
ートリッジ使用制御装置とするものである。
【0010】上記第3の目的を達成するために本発明
は、フィルムの磁気情報を読み取るための磁気情報読取
回路と、前記磁気情報読取回路に作用するノイズの状態
を判定するための判定手段と、前記第1の判定手段が前
記磁気情報読取回路に作用するノイズが許容できる範囲
のものでないと判定することに応じて前記磁気情報読取
回路への電源の供給を停止するスイッチ手段とを有する
カメラまたは、電源供給装置とするものである。
は、フィルムの磁気情報を読み取るための磁気情報読取
回路と、前記磁気情報読取回路に作用するノイズの状態
を判定するための判定手段と、前記第1の判定手段が前
記磁気情報読取回路に作用するノイズが許容できる範囲
のものでないと判定することに応じて前記磁気情報読取
回路への電源の供給を停止するスイッチ手段とを有する
カメラまたは、電源供給装置とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態に係るカメラの
主要部分の内部構成を示す斜視図である。
主要部分の内部構成を示す斜視図である。
【0013】図1において、1は撮影レンズ、2は撮影
レンズを駆動するレンズアクチュエータ及び位置信号を
発生するレンズエンコーダ、3はレンズシャッタ、4は
AEのための測光センサ、5は測光センサ4の受光角を
決めるレンズ、6は後述の測距センサ6a及びファイン
ダを含むブロック、7は後述のフィルムFのパーフォレ
ーションP1,P2を検知してフィルムFの1駒割出し
のための信号や情報の書き込み終了のタイミングの信号
を発生するフォトリフレクタ、8はスプール内に配置さ
れたフィルム給送モータ、9は減速及び巻き上げ・巻き
戻しの切り換えを行うギヤ列、10は巻き戻しフォーク
である。
レンズを駆動するレンズアクチュエータ及び位置信号を
発生するレンズエンコーダ、3はレンズシャッタ、4は
AEのための測光センサ、5は測光センサ4の受光角を
決めるレンズ、6は後述の測距センサ6a及びファイン
ダを含むブロック、7は後述のフィルムFのパーフォレ
ーションP1,P2を検知してフィルムFの1駒割出し
のための信号や情報の書き込み終了のタイミングの信号
を発生するフォトリフレクタ、8はスプール内に配置さ
れたフィルム給送モータ、9は減速及び巻き上げ・巻き
戻しの切り換えを行うギヤ列、10は巻き戻しフォーク
である。
【0014】CはフィルムFを収納しているフィルムカ
ートリッジ、Fはベース側に磁気記録部(磁気トラック
T)が備わった前出のフィルム、P1,P2は撮影画面
Aに対応した前出のパーフォレーション、Hはフィルム
F上の磁気トラックTに情報の書き込み、或いはここよ
り情報の読出しを行う磁気ヘッドである。11はフィル
ムFを磁気ヘッドHに押付けるパッドで、中央部にフィ
ルムFと磁気ヘッドのヘッドギャップの密着性を高める
ための凹部を持つ。12はフィルム給送時のみ前記パッ
ド11をフィルムFを挟んで磁気ヘッドHに対して所定
圧力で押付けるパッド進退制御機構、16はレリーズボ
タン、17はレリーズボタン16の第1ストロークに応
じて測光、測距の起動を行うスイッチ(SW1)、18
はレリーズボタン16の第2のストロークに応じてシャ
ッタの開放、フィルム給送のシーケンスをスタートする
スイッチ(SW2)である。
ートリッジ、Fはベース側に磁気記録部(磁気トラック
T)が備わった前出のフィルム、P1,P2は撮影画面
Aに対応した前出のパーフォレーション、Hはフィルム
F上の磁気トラックTに情報の書き込み、或いはここよ
り情報の読出しを行う磁気ヘッドである。11はフィル
ムFを磁気ヘッドHに押付けるパッドで、中央部にフィ
ルムFと磁気ヘッドのヘッドギャップの密着性を高める
ための凹部を持つ。12はフィルム給送時のみ前記パッ
ド11をフィルムFを挟んで磁気ヘッドHに対して所定
圧力で押付けるパッド進退制御機構、16はレリーズボ
タン、17はレリーズボタン16の第1ストロークに応
じて測光、測距の起動を行うスイッチ(SW1)、18
はレリーズボタン16の第2のストロークに応じてシャ
ッタの開放、フィルム給送のシーケンスをスタートする
スイッチ(SW2)である。
【0015】図2は上記カメラの主要部分の回路ブロッ
ク図である。
ク図である。
【0016】図2において、19はカメラの各種動作を
制御する制御回路であり、カメラでは通常、ワンチップ
のマイクロコンピュータで構成される、20は公知の時
計回路、21は撮影時の絞り値やシャッタ秒時等の撮影
情報などを記録するRAM、23は図4に示す読み出し
書き込み回路、22はフィルム給送モータ8を駆動する
モータドライバである。30はカートリッジCがカメラ
に装填されたことを判定するスイッチ、31は巻き戻し
開始スイッチ、32はLCD等で構成される表示回路、
33はブザー回路、34はフィルムカートリッジ下面に
取り付けられているデータディスク35(このデータデ
ィスク35には、フィルム種類ISO等の情報がバーコ
ード的なデータ形式にて示されている)のデータを読み
取るDD検知回路であり、具体的にはディスク円板上に
対し、フォトリフレクタでその白黒の明暗パターンをデ
ータディスク35の回転に応じて、読み出す回路であ
る。また、このデータディスク35のデータの停止位置
を判別することにより、カートリッジC内のフィルムF
が、未露光フィルムか、全露光済フィルムか、途中露光
フィルムか、現像済フィルムなのかがわかる様になって
いる。
制御する制御回路であり、カメラでは通常、ワンチップ
のマイクロコンピュータで構成される、20は公知の時
計回路、21は撮影時の絞り値やシャッタ秒時等の撮影
情報などを記録するRAM、23は図4に示す読み出し
書き込み回路、22はフィルム給送モータ8を駆動する
モータドライバである。30はカートリッジCがカメラ
に装填されたことを判定するスイッチ、31は巻き戻し
開始スイッチ、32はLCD等で構成される表示回路、
33はブザー回路、34はフィルムカートリッジ下面に
取り付けられているデータディスク35(このデータデ
ィスク35には、フィルム種類ISO等の情報がバーコ
ード的なデータ形式にて示されている)のデータを読み
取るDD検知回路であり、具体的にはディスク円板上に
対し、フォトリフレクタでその白黒の明暗パターンをデ
ータディスク35の回転に応じて、読み出す回路であ
る。また、このデータディスク35のデータの停止位置
を判別することにより、カートリッジC内のフィルムF
が、未露光フィルムか、全露光済フィルムか、途中露光
フィルムか、現像済フィルムなのかがわかる様になって
いる。
【0017】次に表示回路32の具体的な表示内容の例
を図11に示す。図11(A)は、LCDのセグメント
が全点灯している状態を示し、ISO表示のセグメント
ISOSG、シャッタ秒時表示のセグメントTUDS、
絞り値表示のセグメントAVDS、フレームカウンタ表
示のセグメントFRCDS、バッテリの状態を示すセグ
メントBTSG、カートリッジの状態を示すFLSG、
露光補正のレベル表示を行うセグメント群EXDSより
構成される。
を図11に示す。図11(A)は、LCDのセグメント
が全点灯している状態を示し、ISO表示のセグメント
ISOSG、シャッタ秒時表示のセグメントTUDS、
絞り値表示のセグメントAVDS、フレームカウンタ表
示のセグメントFRCDS、バッテリの状態を示すセグ
メントBTSG、カートリッジの状態を示すFLSG、
露光補正のレベル表示を行うセグメント群EXDSより
構成される。
【0018】図3は、前記フィルムFとフォトリフレク
タ17と磁気ヘッドHとの関係について示す図であり、
フィルムFを撮影レンズ1の逆側から見た図である。
タ17と磁気ヘッドHとの関係について示す図であり、
フィルムFを撮影レンズ1の逆側から見た図である。
【0019】図3において、Aaは既に撮影がなされて
いる撮影画面、Abはアパーチャ位置にあり、これから
撮影がなされる撮影画面、Acは撮影画面Abに次いで
撮影される撮影画面である。Tは既に述べた様にフィル
ムFに備わっている磁気記録層である。Saは撮影済画
面Aaが巻き上げられた際に磁気ヘッドHによりシャッ
タ秒時等の撮影情報や撮影年月日などが書き込まれた領
域であり、Sbはこれから磁気ヘッドHにより書き込ま
れる領域である。XはフィルムFの巻き上げ方向を示す
矢印である。
いる撮影画面、Abはアパーチャ位置にあり、これから
撮影がなされる撮影画面、Acは撮影画面Abに次いで
撮影される撮影画面である。Tは既に述べた様にフィル
ムFに備わっている磁気記録層である。Saは撮影済画
面Aaが巻き上げられた際に磁気ヘッドHによりシャッ
タ秒時等の撮影情報や撮影年月日などが書き込まれた領
域であり、Sbはこれから磁気ヘッドHにより書き込ま
れる領域である。XはフィルムFの巻き上げ方向を示す
矢印である。
【0020】図4は、図2の書き込み読み出し回路23
の詳細を示す図である。図4において、36が読み出し
回路つまり再生回路のブロックである。24は差動アン
プ、25は増幅器、26はフィルム回路、27はシュミ
ット付のコンパレータ、28は書き込み用定電流回路、
37は電源制御の為の半導体スイッチである。
の詳細を示す図である。図4において、36が読み出し
回路つまり再生回路のブロックである。24は差動アン
プ、25は増幅器、26はフィルム回路、27はシュミ
ット付のコンパレータ、28は書き込み用定電流回路、
37は電源制御の為の半導体スイッチである。
【0021】ここで磁気ヘッドHからの磁気再生信号は
差動アンプ24により、その入力の差分の出力が得ら
れ、増幅器25にて大きく増幅される。そして、フィル
タ回路25を通過することにより、帯域制限され(この
場合、図上のfcがカットオフ周波数に相当)信号対雑
音比を改善する。
差動アンプ24により、その入力の差分の出力が得ら
れ、増幅器25にて大きく増幅される。そして、フィル
タ回路25を通過することにより、帯域制限され(この
場合、図上のfcがカットオフ周波数に相当)信号対雑
音比を改善する。
【0022】次にシュミットはコンパレータ27に入力
され、所定レベルより高くなると“H”を出力し、低い
ときは“L”を出力し、これが制御回路19に入力され
る。
され、所定レベルより高くなると“H”を出力し、低い
ときは“L”を出力し、これが制御回路19に入力され
る。
【0023】これを図5にて説明すると、フィルムの移
動に併う磁気回路の再生波形はフィルタ26の出力とし
ては図5の様な、ある基準レベルに対して、Low側、
High側へパルス状の変化をする。この出力がコンパ
レータに入ると図5の様なパルス波形となる。これが制
御回路19に入力され、Lowアクティブのエッジを基
準として、次にHighエッジになるまでの時間を計測
することにより、その時間の大小によりディジタル信号
に変換する。図5では、0.1.1と判別することにな
る。これは別な表現をすれば、パルス波形の位相判別を
していることと等しい。
動に併う磁気回路の再生波形はフィルタ26の出力とし
ては図5の様な、ある基準レベルに対して、Low側、
High側へパルス状の変化をする。この出力がコンパ
レータに入ると図5の様なパルス波形となる。これが制
御回路19に入力され、Lowアクティブのエッジを基
準として、次にHighエッジになるまでの時間を計測
することにより、その時間の大小によりディジタル信号
に変換する。図5では、0.1.1と判別することにな
る。これは別な表現をすれば、パルス波形の位相判別を
していることと等しい。
【0024】この様にディジタル信号に変換することに
より、フィルムの磁気記録されたデータ、例えば露光
値、シャッタ秒時や絞り値、撮影年月日、時分等が判別
できることになる。
より、フィルムの磁気記録されたデータ、例えば露光
値、シャッタ秒時や絞り値、撮影年月日、時分等が判別
できることになる。
【0025】上記図5の波形例は、フィルム駆動時か
つ、外来性のノイズレベルが小さい時の例であるが、こ
のノイズレベルが大きく(この時、フィルムは動いてな
いとして)なった時は、波形が図6に示したようなもの
となる。図6のごとくノイズレベルの波形が大きくなる
と、コンパレータ27の出力は、本来フィルムが動いて
いないので、無信号(つまり、信号の変化がない)のは
ずにもかかわらず、勝手に変化することになる。つま
り、ノイズレベルがコンパレータ27のHighレベ
ル、Lowレベルを越えるごとに信号は変化することに
なる。
つ、外来性のノイズレベルが小さい時の例であるが、こ
のノイズレベルが大きく(この時、フィルムは動いてな
いとして)なった時は、波形が図6に示したようなもの
となる。図6のごとくノイズレベルの波形が大きくなる
と、コンパレータ27の出力は、本来フィルムが動いて
いないので、無信号(つまり、信号の変化がない)のは
ずにもかかわらず、勝手に変化することになる。つま
り、ノイズレベルがコンパレータ27のHighレベ
ル、Lowレベルを越えるごとに信号は変化することに
なる。
【0026】次に、以上の構成の全体の動作を図7に示
す制御回路19のフローチャートに従って説明する。
す制御回路19のフローチャートに従って説明する。
【0027】まず、ステップ(以下、“S”と略す)1
にて、スイッチ30によりカートリッジCがカメラに装
填されたか否かの判別を行い、装填されたならばS10
2にてデータディスク35のデータ情報を読み取る。こ
れは例えば、フィルムカートリッジを巻き上げ方向と
は、逆方向に回転させることにより、データの開始点の
位置に基づいて、フィルムの露光状態(未露光、全露
光、途中露光、現像済)のデータを読み取るとともに、
フィルム種類(ネガ、ポジ)のデータ、及びフィルムの
ISO感度を読み取る。
にて、スイッチ30によりカートリッジCがカメラに装
填されたか否かの判別を行い、装填されたならばS10
2にてデータディスク35のデータ情報を読み取る。こ
れは例えば、フィルムカートリッジを巻き上げ方向と
は、逆方向に回転させることにより、データの開始点の
位置に基づいて、フィルムの露光状態(未露光、全露
光、途中露光、現像済)のデータを読み取るとともに、
フィルム種類(ネガ、ポジ)のデータ、及びフィルムの
ISO感度を読み取る。
【0028】S103にて本ルーチンで使用されるデー
タディスクの情報のうち、フィルム種類がネガ、ポジか
を判別する。
タディスクの情報のうち、フィルム種類がネガ、ポジか
を判別する。
【0029】S104にて先程のS102のフィルムの
露光状態データから途中露光フィルムが装填されたか否
かの判別を行い、途中露光フィルムが装填されたならば
S105にて、磁気再生回路36の電源をONする。こ
れは図4の半導体スイッチ37に対し、制御回路19の
RON端子より、例えばHighの出力を出すことによ
り、半導体スイッチ37をON状態として磁気再生回路
36に対し電源供給を行う。
露光状態データから途中露光フィルムが装填されたか否
かの判別を行い、途中露光フィルムが装填されたならば
S105にて、磁気再生回路36の電源をONする。こ
れは図4の半導体スイッチ37に対し、制御回路19の
RON端子より、例えばHighの出力を出すことによ
り、半導体スイッチ37をON状態として磁気再生回路
36に対し電源供給を行う。
【0030】次にS106にて、磁気再生回路の静的な
ノイズ量が大か否かの判別を行う。ここは、サブルーチ
ン化され、具体的には図8のフローチャートで表現され
る。
ノイズ量が大か否かの判別を行う。ここは、サブルーチ
ン化され、具体的には図8のフローチャートで表現され
る。
【0031】図8にて、S201、まず図4の磁気再生
回路36中のコンパレータ27の出力を、制御回路19
のCMPIN端子にて取り込み、所定時間中このCMP
IN端子のパルス変化数をカウントする。この時の波形
例を示したのが図6である。図6中、Taが所定時間を
示し、ノイズ量が大の時、磁気再生回路36中、フィル
タ26の出力は、図6の様に、VCOMPH,VCOMPL のHi
gh、Lowの基準レベルを越える様なノイズが時たま
入ってくる。この基準レベルを越えるノイズに応じてコ
ンパレータ27の出力はLow→High、High→
Lowの反転を繰り返し、この反転回数がカウントされ
る。図6では、このTa期間中10回の反転が観測され
る。また、この反転の周期は原因がノイズということも
あり、不規則に変化するものである。
回路36中のコンパレータ27の出力を、制御回路19
のCMPIN端子にて取り込み、所定時間中このCMP
IN端子のパルス変化数をカウントする。この時の波形
例を示したのが図6である。図6中、Taが所定時間を
示し、ノイズ量が大の時、磁気再生回路36中、フィル
タ26の出力は、図6の様に、VCOMPH,VCOMPL のHi
gh、Lowの基準レベルを越える様なノイズが時たま
入ってくる。この基準レベルを越えるノイズに応じてコ
ンパレータ27の出力はLow→High、High→
Lowの反転を繰り返し、この反転回数がカウントされ
る。図6では、このTa期間中10回の反転が観測され
る。また、この反転の周期は原因がノイズということも
あり、不規則に変化するものである。
【0032】次にS202にて、図7のS103で判別
されたネガ、ポジの情報によりネガフィルムならば、S
203にて先のカウント数を所定値Aと比較する。所定
値Aよりも大ならば、S204へ進み、許容できるノイ
ズ量より大、即ちフィルムの磁気情報を読み取って未露
光駒の位置を正確に判定することを保証できないほど大
きなノイズ量である(以下、これをノイズ量大と略記す
る)と判定し、所定値Aよりも小ならば、S206へ進
み、許容できるノイズ量より小、即ちフィルムの磁気情
報を読み取って未露光駒の位置を正確に判定することを
保証できる小さなノイズ量である(以下、これをノイズ
量小と略記する)と判定することになる。
されたネガ、ポジの情報によりネガフィルムならば、S
203にて先のカウント数を所定値Aと比較する。所定
値Aよりも大ならば、S204へ進み、許容できるノイ
ズ量より大、即ちフィルムの磁気情報を読み取って未露
光駒の位置を正確に判定することを保証できないほど大
きなノイズ量である(以下、これをノイズ量大と略記す
る)と判定し、所定値Aよりも小ならば、S206へ進
み、許容できるノイズ量より小、即ちフィルムの磁気情
報を読み取って未露光駒の位置を正確に判定することを
保証できる小さなノイズ量である(以下、これをノイズ
量小と略記する)と判定することになる。
【0033】通常ノイズがない時は、カウント数はほぼ
φに等しくS206のノイズ量小の判定となる。
φに等しくS206のノイズ量小の判定となる。
【0034】また、S202にてポジフィルムならば、
S205にカウント数を所定値Bと比較する。
S205にカウント数を所定値Bと比較する。
【0035】所定値Bより大きい時は、S204へ進み
ノイズ量大と判定し、所定値Bより小さい時は、S20
6へ進みノイズ量小と判定する。
ノイズ量大と判定し、所定値Bより小さい時は、S20
6へ進みノイズ量小と判定する。
【0036】この所定値A、Bは、通常はA>Bの関係
にある。何故ならば、フィルムの磁気層の濃度は、ポジ
フィルムよりもネガフィルムの方が濃くできる為に、再
生時に磁気出力はネガフィルムの方が高い為に、ノイズ
レベルが多少多くとも、磁気データ信号を正確に読み取
れる可能性が高い為である。逆に言えば、ポジフィルム
に対しては、ノイズの許容量は小さくなることを意味す
る。
にある。何故ならば、フィルムの磁気層の濃度は、ポジ
フィルムよりもネガフィルムの方が濃くできる為に、再
生時に磁気出力はネガフィルムの方が高い為に、ノイズ
レベルが多少多くとも、磁気データ信号を正確に読み取
れる可能性が高い為である。逆に言えば、ポジフィルム
に対しては、ノイズの許容量は小さくなることを意味す
る。
【0037】図8のノイズ量の大小判別ルーチン後、S
106にて、ノイズ量大ならばS107にて磁気再生回
路36の電源をOFFする。これは先のS105とは逆
に、図4のRON端子をLowにすることにより、半導
体SW37をオフし、磁気再生回路36への電源供給を
停止させる。そしてS108にて、データディスク35
を途中露光位置に再設定する。
106にて、ノイズ量大ならばS107にて磁気再生回
路36の電源をOFFする。これは先のS105とは逆
に、図4のRON端子をLowにすることにより、半導
体SW37をオフし、磁気再生回路36への電源供給を
停止させる。そしてS108にて、データディスク35
を途中露光位置に再設定する。
【0038】これは、データディスク35を読み取り方
向と同方向へ、つまりは巻き上げとは逆方向(巻戻し方
向)にモータ8を回転させ、データの停止位置と基準位
置の関係を途中露光を示す位置に制御することにより行
われる。
向と同方向へ、つまりは巻き上げとは逆方向(巻戻し方
向)にモータ8を回転させ、データの停止位置と基準位
置の関係を途中露光を示す位置に制御することにより行
われる。
【0039】そしてS109にて表示回路32により警
告表示を行う。この表示例を図11(C)に示す。図1
1(C)においてLCDのセグメントTVDSと図示の
様にnoise的な表示にし、カートリッジマークFL
SGを点滅させて、警告を行う。また、フィルムカウン
タの表示FRCDSは、“−−”マークとする。
告表示を行う。この表示例を図11(C)に示す。図1
1(C)においてLCDのセグメントTVDSと図示の
様にnoise的な表示にし、カートリッジマークFL
SGを点滅させて、警告を行う。また、フィルムカウン
タの表示FRCDSは、“−−”マークとする。
【0040】また、S109において、ブザー回路33
にて、所定時間ブザーを鳴動させて警告を行う。
にて、所定時間ブザーを鳴動させて警告を行う。
【0041】S110にて、スイッチ30によりカート
リッジCがカメラから撮影者により取り出されたか否か
の判別をし、取り出されたならばS101へ戻る。
リッジCがカメラから撮影者により取り出されたか否か
の判別をし、取り出されたならばS101へ戻る。
【0042】一方、S106にてノイズ量大ではないと
判定されたならば、S111にて磁気再生回路36によ
りフィルム各コマに書かれている磁気データを再生しな
がら、露光済駒と未露光駒を判別し、未露光駒の先頭位
置までフィルムを巻き上げる。
判定されたならば、S111にて磁気再生回路36によ
りフィルム各コマに書かれている磁気データを再生しな
がら、露光済駒と未露光駒を判別し、未露光駒の先頭位
置までフィルムを巻き上げる。
【0043】この露光済、未露光駒の磁気データ判別方
法としては、露光済駒には、撮影時のシャッタ秒時や絞
り値、撮影日時等のデータがあるので、図5のごとくコ
ンパレータ27の出力は、一定の規則に従って変化す
る。また、未露光駒はこの種のデータがまだ書き込まれ
ていない為、フィルタ26の出力は一定のφレベルのま
まであり続けるので、コンパレータ27は一切変化しな
いことになる。
法としては、露光済駒には、撮影時のシャッタ秒時や絞
り値、撮影日時等のデータがあるので、図5のごとくコ
ンパレータ27の出力は、一定の規則に従って変化す
る。また、未露光駒はこの種のデータがまだ書き込まれ
ていない為、フィルタ26の出力は一定のφレベルのま
まであり続けるので、コンパレータ27は一切変化しな
いことになる。
【0044】このパルス変化の状態から露光済か未露光
かの判別が行える。また、表示としては、図11(B)
の表示と同様な表示を行うが、フレームカウンタ数の
み、巻き上げた駒数を表示する。
かの判別が行える。また、表示としては、図11(B)
の表示と同様な表示を行うが、フレームカウンタ数の
み、巻き上げた駒数を表示する。
【0045】次にS112にて、磁気再生回路36の電
源をオフする。これはS107と同じ様に行われる。そ
して、撮影の為のS115のルーチンへ行く。
源をオフする。これはS107と同じ様に行われる。そ
して、撮影の為のS115のルーチンへ行く。
【0046】一方、S104にて途中露光フィルムでな
いと判定されたならば、S113にて全未露光フィルム
か否かの判定を行う。S113にて全未露光フィルムで
ないと判定されたならば、それはつまり、全露光済フィ
ルムか、現像済フィルムであるので、S123にてデー
タディスク35の再セットを行う。これはS108と同
様に、データディスク35の基準位置との関係を全露光
済、現像済、各々相当する位置に停止制御を行うことに
より達成される。
いと判定されたならば、S113にて全未露光フィルム
か否かの判定を行う。S113にて全未露光フィルムで
ないと判定されたならば、それはつまり、全露光済フィ
ルムか、現像済フィルムであるので、S123にてデー
タディスク35の再セットを行う。これはS108と同
様に、データディスク35の基準位置との関係を全露光
済、現像済、各々相当する位置に停止制御を行うことに
より達成される。
【0047】そして、S110にてカートリッジが取り
出されるのを待つ。
出されるのを待つ。
【0048】一方、S113にて全未露光フィルムなら
ば、S114にて1駒目まで巻き上げ、撮影準備完了と
するとともに、表示回路32にて、図11(B)を表示
させる。この時のシャッタ秒時や絞り値の表示はカメラ
の露光モード等に応じて設定されている値を表示してい
る。また、フレームカウンタは、“1”表示となる。
ば、S114にて1駒目まで巻き上げ、撮影準備完了と
するとともに、表示回路32にて、図11(B)を表示
させる。この時のシャッタ秒時や絞り値の表示はカメラ
の露光モード等に応じて設定されている値を表示してい
る。また、フレームカウンタは、“1”表示となる。
【0049】次に、S115にてSW1の判定を行い、
SW1が押されていたならば、S116にて測光センサ
4により測光を行い、露光制御のパラメータであるシャ
ッタ秒時や、絞り値を決定するとともに、測距センサ6
aにより測距を行い、被写体距離を算出し、レンズをア
クチュエータ及びレンズエンコーダ2によりレンズ合焦
位置まで駆動する焦点調節を行う。
SW1が押されていたならば、S116にて測光センサ
4により測光を行い、露光制御のパラメータであるシャ
ッタ秒時や、絞り値を決定するとともに、測距センサ6
aにより測距を行い、被写体距離を算出し、レンズをア
クチュエータ及びレンズエンコーダ2によりレンズ合焦
位置まで駆動する焦点調節を行う。
【0050】S117にてSW2がオンしていたなら
ば、S118にて露出制御を行う。これは、先のS11
6に得られたシャッタ秒時、絞り値に基づきレンズシャ
ッタ3を制御する。この露出制御後は、S119にてモ
ータドライバ22によりフィルムFの1駒分巻き上げる
とともに、この巻き上げ動作に伴うフィルム移動に応じ
て、フィルムFに対し磁気ヘッドHにより磁気データの
記録を図4の書き込み定電流回路28を通して行う。こ
の時、図2のパッド11、パッド進退機構12により、
磁気ヘッドH、フィルムF、パッド11が良好な接触状
況におかれる様に制御される。この書き込み磁気データ
としては、撮影時のシャッタ秒時や絞り値、撮影年月
日、時分等である。
ば、S118にて露出制御を行う。これは、先のS11
6に得られたシャッタ秒時、絞り値に基づきレンズシャ
ッタ3を制御する。この露出制御後は、S119にてモ
ータドライバ22によりフィルムFの1駒分巻き上げる
とともに、この巻き上げ動作に伴うフィルム移動に応じ
て、フィルムFに対し磁気ヘッドHにより磁気データの
記録を図4の書き込み定電流回路28を通して行う。こ
の時、図2のパッド11、パッド進退機構12により、
磁気ヘッドH、フィルムF、パッド11が良好な接触状
況におかれる様に制御される。この書き込み磁気データ
としては、撮影時のシャッタ秒時や絞り値、撮影年月
日、時分等である。
【0051】この巻き上げ動作完了後、S120にて残
り駒の有無が判別され、残り駒がないならば、S121
にてモータドライバ22によりフィルムの巻き戻し動作
を行う。
り駒の有無が判別され、残り駒がないならば、S121
にてモータドライバ22によりフィルムの巻き戻し動作
を行う。
【0052】この巻き戻し動作完了後、S122にてデ
ータディスク35の位置を全露光済の位置にセットす
る。そして、S110にてカートリッジCがカメラから
取り出されるのを待つ。
ータディスク35の位置を全露光済の位置にセットす
る。そして、S110にてカートリッジCがカメラから
取り出されるのを待つ。
【0053】S120にて残り駒があるならば、S11
5へ戻り、次の撮影シーケンスへ移る。
5へ戻り、次の撮影シーケンスへ移る。
【0054】一方、S117にSW2がONされていな
いならば、やはりS115へ戻り、S115にてSW1
がONされていないならば、S124にて巻き戻しスイ
ッチ31がONしているか否かの判定を行い、ONされ
ているならば、S125にてモータドライバ22により
フィルムFの巻き戻し動作を行い、S126にてフィル
ム使用途中での巻き戻しなのでデータディスク35を途
中露光の位置にセットする。そして、S110へ進む。
いならば、やはりS115へ戻り、S115にてSW1
がONされていないならば、S124にて巻き戻しスイ
ッチ31がONしているか否かの判定を行い、ONされ
ているならば、S125にてモータドライバ22により
フィルムFの巻き戻し動作を行い、S126にてフィル
ム使用途中での巻き戻しなのでデータディスク35を途
中露光の位置にセットする。そして、S110へ進む。
【0055】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。本実施の形態は、前記実施の形態のS106のノイ
ズ量大判別ルーチンの他の例を示すものである。
る。本実施の形態は、前記実施の形態のS106のノイ
ズ量大判別ルーチンの他の例を示すものである。
【0056】図9は、この変形例を示すフローチャート
で、図9に於いてS301にて所定時間中のFINのP
−P値算出を行う。これは、図4中のフィルタ回路2b
の出力がアナログ入力FINとして制御回路19に対し
てなされるので、そのアナログ出力をA/D変換し、所
定時間中そのA/Dデータのサンプル数を入力するとと
もに、そのA/D変換値のP−P値(peak−to−
peak)つまりは(MAX−MIN)を算出する。
で、図9に於いてS301にて所定時間中のFINのP
−P値算出を行う。これは、図4中のフィルタ回路2b
の出力がアナログ入力FINとして制御回路19に対し
てなされるので、そのアナログ出力をA/D変換し、所
定時間中そのA/Dデータのサンプル数を入力するとと
もに、そのA/D変換値のP−P値(peak−to−
peak)つまりは(MAX−MIN)を算出する。
【0057】そしてS303、S304にて、所定量P
A、PB値をネガ、ポジに応じて比較する。その所定量
より大きい時、S304にてノイズ量大と判別し、小さ
ければS306にてノイズ量小と判別する。
A、PB値をネガ、ポジに応じて比較する。その所定量
より大きい時、S304にてノイズ量大と判別し、小さ
ければS306にてノイズ量小と判別する。
【0058】本例ではアナログ値のP−P値を算出する
が、やはり先の図8と同様にノイズが大きくなると、そ
のP−P値も大きくなり、また、フィルムのネガ、ポジ
では、やはりネガフィルムの方が許容量が大きく、その
P−P値を大きくできる。つまり、PA>PBである。
が、やはり先の図8と同様にノイズが大きくなると、そ
のP−P値も大きくなり、また、フィルムのネガ、ポジ
では、やはりネガフィルムの方が許容量が大きく、その
P−P値を大きくできる。つまり、PA>PBである。
【0059】本実施の形態によれば、アナログのFI
N、P−P値を算出することにより、ディジタル的な判
定を行う図8の実施の形態に比べ、より高精度な制御が
できる。
N、P−P値を算出することにより、ディジタル的な判
定を行う図8の実施の形態に比べ、より高精度な制御が
できる。
【0060】次に本発明の第3の実施の形態を説明す
る。本実施の形態は第1の実施の形態のS106のノイ
ズ量判別ルーチンとして、RMS値を採用したものであ
る。
る。本実施の形態は第1の実施の形態のS106のノイ
ズ量判別ルーチンとして、RMS値を採用したものであ
る。
【0061】以下、このルーチンを図10のフローチャ
ートに従って説明する。
ートに従って説明する。
【0062】S401にて所定時間中のFINのRMS
値算出とは、先の図9と同様にFINのアナログ入力を
所定時間A/D変換し、そのRMS値(root−me
an−square)を算出し、ノイズの実効値を求め
る。
値算出とは、先の図9と同様にFINのアナログ入力を
所定時間A/D変換し、そのRMS値(root−me
an−square)を算出し、ノイズの実効値を求め
る。
【0063】この実効値RMS値をフィルムのネガ、ポ
ジに応じて、S403、S405にて所定値RA、RB
と比較し、その値より大きければS404にてノイズ量
大と判別し、小さければS406にてノイズ量小と判別
する。
ジに応じて、S403、S405にて所定値RA、RB
と比較し、その値より大きければS404にてノイズ量
大と判別し、小さければS406にてノイズ量小と判別
する。
【0064】この場合も先と同様に、RA>RBであ
る。
る。
【0065】本実施の形態によれば、アナログのFI
N、RMS値の算出をすることに、先のP−P値よりも
より信頼性が上がる。つまり、P−P値においては、時
たま大きなP−P値が現れることがあるが、RMS値的
にみれば、比較的安定した値を示すので、より安定した
制御が行える。
N、RMS値の算出をすることに、先のP−P値よりも
より信頼性が上がる。つまり、P−P値においては、時
たま大きなP−P値が現れることがあるが、RMS値的
にみれば、比較的安定した値を示すので、より安定した
制御が行える。
【0066】次に本発明の第4の実施の形態を図12の
フローチャートに従って説明する。
フローチャートに従って説明する。
【0067】先の実施の形態においては、いずれもノイ
ズ量の判別を1回だけ行い、その結果でノイズ量大だっ
たら、もう後は何もせずカートリッジCを初期状態にセ
ットしたが、本実施の形態では、一度ノイズ量大と判定
しても以後複数回判定を繰り返し、ノイズ量小と判定さ
れたならば、未露光駒の頭出しを行うようにしたもので
ある。
ズ量の判別を1回だけ行い、その結果でノイズ量大だっ
たら、もう後は何もせずカートリッジCを初期状態にセ
ットしたが、本実施の形態では、一度ノイズ量大と判定
しても以後複数回判定を繰り返し、ノイズ量小と判定さ
れたならば、未露光駒の頭出しを行うようにしたもので
ある。
【0068】尚、図12において図7と同じステップに
は同じ符号が付してある。図12中、S109にて一度
警告表示後、S130にて所定時間待ち、S131にて
再度S106のルーチンと同じく、ノイズ量大の判別を
行う。ここで、ノイズ量大ならば、S132にてこの判
定が所定回数実行されたか否か判断し、所定回数に到っ
ていないならばS130へ戻り、再度判定を行う。この
所定回数中S131にてノイズ量が少ないと判断された
ならば、S111へ進み、未露光駒頭出しの為の巻き上
げルーチンへ行く。
は同じ符号が付してある。図12中、S109にて一度
警告表示後、S130にて所定時間待ち、S131にて
再度S106のルーチンと同じく、ノイズ量大の判別を
行う。ここで、ノイズ量大ならば、S132にてこの判
定が所定回数実行されたか否か判断し、所定回数に到っ
ていないならばS130へ戻り、再度判定を行う。この
所定回数中S131にてノイズ量が少ないと判断された
ならば、S111へ進み、未露光駒頭出しの為の巻き上
げルーチンへ行く。
【0069】本実施の形態によれば、ノイズ量判別を複
数回行う様にしたので、例えば、1度ノイズ大と判別さ
れ、表示されても、撮影者が、よりノイズの少ない環境
等へ移動することにより、ノイズ小と判別し直されるの
で、使い勝手が良くなる。
数回行う様にしたので、例えば、1度ノイズ大と判別さ
れ、表示されても、撮影者が、よりノイズの少ない環境
等へ移動することにより、ノイズ小と判別し直されるの
で、使い勝手が良くなる。
【0070】次に本発明の第5の実施の形態を図13の
フローチャートに従って説明する。
フローチャートに従って説明する。
【0071】本実施の形態では、ノイズ量大の時にその
ノイズ量を表示できる様にしたものである。
ノイズ量を表示できる様にしたものである。
【0072】尚、図13に於いて図12と同じステップ
には同じ符号が付してある。図13中、S109にて、
表示回路32により図14のごとき警告表示を行う。こ
れは、ノイズ量として、図8のS201にて得られるカ
ウント数や、図9のS301にて得られるFINP−P
値や図10のS401にて得られるFINRMS値を所
定量を基準に正規化して、表示セグメント、EXDSを
用いてレベル表示を行う。
には同じ符号が付してある。図13中、S109にて、
表示回路32により図14のごとき警告表示を行う。こ
れは、ノイズ量として、図8のS201にて得られるカ
ウント数や、図9のS301にて得られるFINP−P
値や図10のS401にて得られるFINRMS値を所
定量を基準に正規化して、表示セグメント、EXDSを
用いてレベル表示を行う。
【0073】また、所定回数のノイズ量判別ルーチンの
実行中にも、表示を更新できる様に、S133にて図1
4の警告表示を行う。これはS131のルーチンで実行
されたノイズ量に対してそのレベル表示を更新する。
実行中にも、表示を更新できる様に、S133にて図1
4の警告表示を行う。これはS131のルーチンで実行
されたノイズ量に対してそのレベル表示を更新する。
【0074】この様にノイズ量の表示を行うことによ
り、撮影者は現在のノイズ量を把握でき、例えば場所を
移動することにより、よりノイズの少ない環境になれば
途中巻き上げ可能とすることができるので、非常に使い
勝手が良くなる。
り、撮影者は現在のノイズ量を把握でき、例えば場所を
移動することにより、よりノイズの少ない環境になれば
途中巻き上げ可能とすることができるので、非常に使い
勝手が良くなる。
【0075】また、本実施の形態のノイズ量表示として
は、レベル表示を行っているが、フレームカウンタの表
示セグメントを利用して、数値表示の形態としても良
い。
は、レベル表示を行っているが、フレームカウンタの表
示セグメントを利用して、数値表示の形態としても良
い。
【0076】(発明と実施の形態の対応)以上の実施の
形態において、磁気再生回路36が本発明の第1の判定
手段または、磁気情報読取回路に、モータドライバ22
が本発明の制御手段に、制御回路19が本発明の第2の
判定手段及び変更手段または、判定手段に、表示回路3
2及びブザー回路33が本発明の表示手段に、DD検知
回路34が本発明の第3の判定手段に、半導体スイッチ
37が本発明のスイッチ手段に、それぞれ相当する。
形態において、磁気再生回路36が本発明の第1の判定
手段または、磁気情報読取回路に、モータドライバ22
が本発明の制御手段に、制御回路19が本発明の第2の
判定手段及び変更手段または、判定手段に、表示回路3
2及びブザー回路33が本発明の表示手段に、DD検知
回路34が本発明の第3の判定手段に、半導体スイッチ
37が本発明のスイッチ手段に、それぞれ相当する。
【0077】尚、以上が本発明の各構成と実施の形態の
各構成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形
態の構成に限られるものではなく、請求項で示した機
能、または、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる
構成であればどのようなものであってもよいことは言う
までもない。
各構成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形
態の構成に限られるものではなく、請求項で示した機
能、または、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる
構成であればどのようなものであってもよいことは言う
までもない。
【0078】例えば、図7のS109の警告表示とし
て、LCDの表示としているか、他のランプやLED等
の表示でも良い。
て、LCDの表示としているか、他のランプやLED等
の表示でも良い。
【0079】また、以上の実施の形態では、ノイズ量の
判別の為のデータ読み取りをS106のルーチン中にて
行っているが、このデータ及び判断を前もって実行して
おいても良い。例えば、S101とS102の間等に挿
入しても良い。勿論、磁気再生回路36の電源制御もこ
こに含めることができる。
判別の為のデータ読み取りをS106のルーチン中にて
行っているが、このデータ及び判断を前もって実行して
おいても良い。例えば、S101とS102の間等に挿
入しても良い。勿論、磁気再生回路36の電源制御もこ
こに含めることができる。
【0080】また、上記第4の実施の形態では、“ノイ
ズ量小”と判別されるまで所定回数ノイズ量判別を繰り
返すようにしているが、これは、“ノイズ量小”と判別
されるか否かに拘わらず所定回数ノイズ量判別を繰り返
し、その判別結果を総合的に判定してノイズ量判別の最
終結果を出すようにしても本発明は適用できるものであ
る。
ズ量小”と判別されるまで所定回数ノイズ量判別を繰り
返すようにしているが、これは、“ノイズ量小”と判別
されるか否かに拘わらず所定回数ノイズ量判別を繰り返
し、その判別結果を総合的に判定してノイズ量判別の最
終結果を出すようにしても本発明は適用できるものであ
る。
【0081】また、以上の実施の形態では、“ノイズ量
大”と判別された場合には未露光駒位置への巻き上げを
行わないようにしているが、これは他の制御形態、例え
ば、撮影を禁止したり、未露光駒位置への巻き上げは行
うがそれが本当に未露光駒位置であるか否かの保証をし
ない旨の警告を行ったり、解除できる撮影禁止状態にす
る、更には、未露光駒位置を判定する回路をノイズによ
り対処できる状態にするなど、“ノイズ量大”に応じた
制御に変更するものであればどのようなものであっても
本発明は適用できるものである。
大”と判別された場合には未露光駒位置への巻き上げを
行わないようにしているが、これは他の制御形態、例え
ば、撮影を禁止したり、未露光駒位置への巻き上げは行
うがそれが本当に未露光駒位置であるか否かの保証をし
ない旨の警告を行ったり、解除できる撮影禁止状態にす
る、更には、未露光駒位置を判定する回路をノイズによ
り対処できる状態にするなど、“ノイズ量大”に応じた
制御に変更するものであればどのようなものであっても
本発明は適用できるものである。
【0082】また、本発明は、途中まで使用されたフィ
ルムを未露光駒位置から再使用できるようにする場合だ
けでなく、全く使用されていないフィルムでも最初の駒
を判別するようなもの等、フィルムの位置を判別するよ
うなものであれば広く適用できるものである。
ルムを未露光駒位置から再使用できるようにする場合だ
けでなく、全く使用されていないフィルムでも最初の駒
を判別するようなもの等、フィルムの位置を判別するよ
うなものであれば広く適用できるものである。
【0083】また、本発明は、フィルムに対する情報の
記録または読み出しを光学的等、磁気以外の方法で行う
ものに対しても適用できるものである。
記録または読み出しを光学的等、磁気以外の方法で行う
ものに対しても適用できるものである。
【0084】また、本発明は、フィルム以外の画像記録
媒体であっても適用できるものである。
媒体であっても適用できるものである。
【0085】また、本発明は、以上の実施の形態に記載
のカートリッジ以外の形式のカートリッジやフィルム以
外の画像記録媒体を有するカートリッジであっても適用
できるものである。
のカートリッジ以外の形式のカートリッジやフィルム以
外の画像記録媒体を有するカートリッジであっても適用
できるものである。
【0086】また、本発明において、フィルムの1駒送
りは、巻き上げによるものであっても巻き戻しによるも
の(所謂プリワインド方式のもの)であっても適用でき
るものである。
りは、巻き上げによるものであっても巻き戻しによるも
の(所謂プリワインド方式のもの)であっても適用でき
るものである。
【0087】また、本発明は、以上の実施の形態及び変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
るようにしてもよい。
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
るようにしてもよい。
【0088】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
または、これらを構成する要素に対しても適用できるも
のである。
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
または、これらを構成する要素に対しても適用できるも
のである。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノイズによってフィルムの未使用駒位置が正確に判定で
きずに二重露光等の事故が発生するのを防止するカメラ
または、カートリッジ使用制御装置で提供できるもので
ある。
ノイズによってフィルムの未使用駒位置が正確に判定で
きずに二重露光等の事故が発生するのを防止するカメラ
または、カートリッジ使用制御装置で提供できるもので
ある。
【0090】また、本発明によれば、上記判定をフィル
ムの種類に応じて適切に行えるようにするカメラまた
は、カートリッジ使用制御装置が提供できるものであ
る。
ムの種類に応じて適切に行えるようにするカメラまた
は、カートリッジ使用制御装置が提供できるものであ
る。
【0091】更に、本発明によれば、電源が無駄に消費
されないようにするカメラまたは、電源供給装置が提供
できるものである。
されないようにするカメラまたは、電源供給装置が提供
できるものである。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの主要
部分の内部構成を示す斜視図。
部分の内部構成を示す斜視図。
【図2】図1のカメラの主要部分の回路ブロック図。
【図3】図1のカメラのフィルムに対するフォトリフレ
クタ及び磁気ヘッドの位置関係を示す配置図。
クタ及び磁気ヘッドの位置関係を示す配置図。
【図4】図2の書き込み読み出し回路23の詳細図。
【図5】図4の回路の信号波形図。
【図6】図4の回路のノイズが大きい場合の信号波形
図。
図。
【図7】図2の制御回路19のフローチャート。
【図8】図7のノイズ量判別ステップのフローチャー
ト。
ト。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る図7のノイズ
量判別ステップの他の例を示すフローチャート。
量判別ステップの他の例を示すフローチャート。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る図7のノイ
ズ量判別ステップの更に他の例を示すフローチャート。
ズ量判別ステップの更に他の例を示すフローチャート。
【図11】図2の表示回路32の表示例を示す図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る図2のフロ
ーチャートの変形例を示すフローチャート。
ーチャートの変形例を示すフローチャート。
【図13】本発明の第5の実施の形態に係る図12のフ
ローチャートの変形例を示すフローチャート。
ローチャートの変形例を示すフローチャート。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係る図2の表示
回路32の表示例を示す図。
回路32の表示例を示す図。
C フィルムカートリッジ H 磁気ヘッド DD データディスク 19 制御回路 22 モータドライバ 23 読み出し書き込み回路 32 表示回路 33 ブザー回路 34 DD検知回路 36 磁気再生回路 37 半導体スイッチ
Claims (26)
- 【請求項1】 フィルムの未使用駒位置を判定するため
の第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に
したがってフィルムを未使用駒位置から使用できるよう
に制御するための制御手段と、前記第1の判定手段に作
用するノイズの状態を判定するための第2の判定手段
と、前記第2の判定手段の判定結果にしたがって前記制
御手段の前記制御動作を変更するための変更手段とを有
することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 前記第1の判定手段は、フィルム上の磁
気情報を判定するための磁気情報読取手段を有すること
を特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 【請求項3】 前記第1の判定手段は、フィルム上の磁
気情報を判定するための磁気ヘッドを有することを特徴
とする請求項1または2記載のカメラ。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の判定手段の
判定結果にしたがってフィルムを未使用駒位置まで送る
ためのフィルム送り手段を有することを特徴とする請求
項1、2、または3記載のカメラ。 - 【請求項5】 前記第2の判定手段は、所定時間内に前
記第1の判定手段に使用する所定値以上のノイズの回数
によって前記ノイズの状態を判定することを特徴とする
請求項1〜5のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項6】 前記第2の判定手段は、前記第1の判定
手段に作用する所定値以上のノイズをパルス変換する変
換手段を有し、前記変換手段が所定時間内にパルス変換
したパルス数によって前記ノイズの状態を判定すること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項7】 前記第2の判定手段は、前記第1の判定
手段に作用するノイズのピーク値によって前記ノイズの
状態を判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かに記載のカメラ。 - 【請求項8】 前記第2の判定手段は、前記第1の判定
手段に作用するノイズの実行値によって前記ノイズの状
態を判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載のカメラ。 - 【請求項9】 前記第2の判定手段は、前記第1の判定
手段に作用するノイズが許容できる範囲のものであるか
否かを判定することを特徴とする請求項1〜8のいずれ
かに記載のカメラ。 - 【請求項10】 前記第2の判定手段は、前記第1の判
定手段に作用するノイズが許容できる範囲のものである
か否かの判定基準をフィルムの種類に応じて変更するこ
とを特徴とする請求項9に記載のカメラ。 - 【請求項11】 前記第2の判定手段は、前記第1の判
定手段に作用するノイズが許容できる範囲のものである
か否かの判定基準をフィルムがネガフィルムなのかポジ
フィルムなのか応じて変更することを特徴とする請求項
9に記載のカメラ。 - 【請求項12】 前記第2の判定手段は、前記第1の判
定手段に作用するノイズが許容できる範囲のものである
か否かを所定複数回数判定することによって前記判定結
果を決定することを特徴とする請求項1〜11のいずれ
かに記載のカメラ。 - 【請求項13】 前記第2の判定手段は、前記第1の判
定手段に作用するノイズが許容できる範囲のものである
か否かを繰り返し判定することを特徴とする請求項1〜
11のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項14】 前記第2の判定手段は、前記第1の判
定手段に作用するノイズが許容できる範囲のものである
か否かを判定し、許容できない範囲のものである場合に
は、再度前記第1の判定手段に作用するノイズが許容で
きる範囲のものであるか否かを判定することを特徴とす
る請求項1〜11のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項15】 前記第2の判定手段は、前記第1の判
定手段に作用するノイズが許容できる範囲のものである
か否かを判定すると共に、許容できない範囲のものであ
ると判定した場合には許容できる範囲のものと判定する
まで所定回数前記第1の判定手段に作用するノイズが許
容できる範囲のものであるか否かを判定することを特徴
とする請求項1〜11のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項16】 前記第2の判定手段は、前記第1の判
定手段に作用するノイズが前記第1の判定手段にとって
許容できる範囲のものであるか否かを判定することを特
徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項17】 前記変更手段は、前記第1の判定手段
に作用するノイズが許容できる範囲のものでないと前記
第2の判定手段が判定することに応じてフィルムを未使
用駒位置間で送る前記制御手段の動作を規制することを
特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項18】 前記第2の判定手段の判定結果に従っ
た表示を行う表示手段を有することを特徴とする請求項
1〜17のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項19】 前記第2の判定手段の判定結果に従っ
たノイズ量の表示を行う表示手段を有することを特徴と
する請求項1〜17のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項20】 フィルムが途中まで使用されているか
否かをカートリッジの指標から判定する第3の判定手段
を有し、第3の判定手段がフィルムが途中まで使用され
ていることを判定した判定結果に応じて前記変更手段が
作用することを特徴とする請求項1〜19のいずれかに
記載のカメラ。 - 【請求項21】 前記第1の判定手段は、前記第2の判
定手段の判定結果に応じることを特徴とする請求項1〜
20のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項22】 前記第1の判定手段は、前記第2の判
定手段が前記第1の判定手段に作用するノイズが許容で
きる範囲のものでないと判定することに応じて動作を停
止することを特徴とする請求項1〜20のいずれかに記
載のカメラ。 - 【請求項23】 前記第2の判定手段が前記第1の判定
手段に作用するノイズが許容できる範囲のものでないと
判定することに応じて前記第1の判定手段への電源の供
給を停止するスイッチ手段を有することを特徴とする請
求項1〜20のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項24】 フィルムの磁気情報を読み取るための
磁気情報読取回路と、前記磁気情報読取回路に作用する
ノイズの状態を判定するための判定手段と、前記第1の
判定手段が前記磁気情報読取回路に作用するノイズが許
容できる範囲のものでないと判定することに応じて前記
磁気情報読取回路への電源の供給を停止するスイッチ手
段とを有することを特徴とするカメラ。 - 【請求項25】 フィルムの未使用駒位置を判定するた
めの第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果
にしたがってフィルムを未使用駒位置から使用できるよ
うに制御するための制御手段と、前記第1の判定手段に
作用するノイズの状態を判定するための第2の判定手段
と、前記第2の判定手段の判定結果にしたがって前記制
御手段の前記制御動作を変更するための変更手段とを有
することを特徴とするフィルム使用制御装置。 - 【請求項26】 フィルムの磁気情報を読み取るための
磁気情報読取回路と、前記磁気情報読取回路に作用する
ノイズの状態を判定するための判定手段と、前記第1の
判定手段が前記磁気情報読取回路に作用するノイズが許
容できる範囲のものでないと判定することに応じて前記
磁気情報読取回路への電源の供給を停止するスイッチ手
段とを有することを特徴とする電源供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9018793A JPH09269541A (ja) | 1996-01-31 | 1997-01-31 | カメラ及びフィルム使用制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-15723 | 1996-01-31 | ||
JP1572396 | 1996-01-31 | ||
JP9018793A JPH09269541A (ja) | 1996-01-31 | 1997-01-31 | カメラ及びフィルム使用制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09269541A true JPH09269541A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=26351923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9018793A Pending JPH09269541A (ja) | 1996-01-31 | 1997-01-31 | カメラ及びフィルム使用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09269541A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6094542A (en) * | 1998-03-09 | 2000-07-25 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera using cartridge which can be replaced in the course of usage |
US6112032A (en) * | 1998-06-15 | 2000-08-29 | Olympus Optical Co., Ltd. | Magnetic reproduction circuit for cameras equipped with the function of correctly reproducing magnetic information even under the presence of noise |
JP2009296147A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Panasonic Corp | 撮像装置 |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP9018793A patent/JPH09269541A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6094542A (en) * | 1998-03-09 | 2000-07-25 | Olympus Optical Co., Ltd. | Camera using cartridge which can be replaced in the course of usage |
US6112032A (en) * | 1998-06-15 | 2000-08-29 | Olympus Optical Co., Ltd. | Magnetic reproduction circuit for cameras equipped with the function of correctly reproducing magnetic information even under the presence of noise |
JP2009296147A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Panasonic Corp | 撮像装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5432570A (en) | Camera having means for restricting an operation based on a state of use of a recording medium | |
US5049911A (en) | Device for indicating a remaining quantity of recordable parts of a recording material in a camera | |
US5724623A (en) | Camera using a film with a magnetic memory portion | |
JPH09269541A (ja) | カメラ及びフィルム使用制御装置 | |
JPH0635055A (ja) | 磁気記録部付フィルム用カメラ | |
US5995769A (en) | Apparatus which makes it possible or not possible to start using film at position of an unused frame | |
JP2991815B2 (ja) | カメラ及びカメラの制御装置 | |
JP2754391B2 (ja) | 多重露出撮影可能なカメラ | |
US5737654A (en) | Camera, and apparatus for camera | |
JP2930777B2 (ja) | カメラ | |
JP2875913B2 (ja) | 磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ | |
JPH09222654A (ja) | カメラ及びフィルム再使用制御装置 | |
JPH10186497A (ja) | 撮影フィルムの磁気記録情報読取装置およびカメラ | |
JPH0588247A (ja) | カメラ | |
JPH112866A (ja) | カメラ | |
JP2001109041A (ja) | フィルム給送制御装置 | |
JPH04305642A (ja) | カメラ | |
JPH11174568A (ja) | カートリッジ途中交換可能なカメラ | |
JPH06118498A (ja) | カメラ及び表示装置 | |
JPH07301857A (ja) | カメラまたはカメラのフィルム送り装置 | |
JP2000180952A (ja) | 銀塩写真・電子写真両用カメラ | |
JPH08328124A (ja) | 磁気記録可能なカメラ | |
JPH04365024A (ja) | 磁気記録部を備えたフィルムを用いるカメラ | |
JPH05241231A (ja) | 情報記録が可能なカメラ | |
JPH0545713A (ja) | カメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051004 |