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JPH09253558A - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents

塗布装置および塗布方法

Info

Publication number
JPH09253558A
JPH09253558A JP6653296A JP6653296A JPH09253558A JP H09253558 A JPH09253558 A JP H09253558A JP 6653296 A JP6653296 A JP 6653296A JP 6653296 A JP6653296 A JP 6653296A JP H09253558 A JPH09253558 A JP H09253558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
stage
line
glass substrate
wafer member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6653296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kitamura
義之 北村
Shunei Sekido
俊英 関戸
Hiromitsu Kanamori
浩充 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP6653296A priority Critical patent/JPH09253558A/ja
Publication of JPH09253558A publication Critical patent/JPH09253558A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーフィルタの製造に好適し、その生産性
と品質の向上を両立させることが可能な塗布装置および
塗布方法を提供することにある。 【解決手段】 カラーフィルタの製造に用いられる塗布
方法を実施する塗布装置は、カラーフィルタの基板であ
るガラス基板Aをその厚みに基づいて選別し、一定の厚
さのガラス基板Aのみを下流側コンベアライン2dに供
給する選別供給装置8と、下流側コンベアライン2d
上を連続して搬送される個々のガラス基板Aの表面に向
けて塗布液を連続して吐出するスリットダイ12とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、枚葉部材の表面
に塗膜を形成する塗布装置および塗布方法に係わり、特
に、カラーフィルタの製造に好適した塗布装置および塗
布方法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】カラー液晶ディスプレイ用のカラ
ーフィルタは、そのガラス基板上に3原色の細かな格子
模様を有しており、このような格子模様はガラス基板上
に先ず黒色の塗膜を形成した後、所定の手順に従い、
赤、青、緑の塗膜を順次形成することで得られる。
【0003】それゆえ、カラーフィルタの製造にはガラ
ス基板の表面上に黒、赤、青、緑の塗布液を吐出し、各
色の塗膜を順次形成していく塗工工程が必要不可欠とな
る。このような塗工工程には、従来塗布装置としてスピ
ナー、バーコータあるいはロールコータなどが使用され
ていたが、塗布液の消費量を削減し、また、塗膜の物性
向上を図るために、近年に至ってはダイコータの使用が
検討されている。
【0004】この種のダイコータはたとえば特開平4-10
0571号公報および特開平4-55347号公報に開示されてお
り、これらダイコータは、枚葉部材としての個々のガラ
ス基板を連続して搬送する搬送ラインと、この搬送ライ
ンの上方に配置された塗布器、いわゆるスリットダイと
を備えている。搬送ライン上を個々のガラス基板が連続
して搬送されるに伴い、スリットダイから塗布液が連続
して吐出されると、個々のガラス基板の表面に塗膜が連
続して形成されることになる。したがって、公知のダイ
コータによれば、ガラス基板1枚当たりに要する塗膜の
形成時間、すなわち塗工時間を短縮でき、その生産性を
向上することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公知の
ダイコータは、搬送ライン上を搬送されるガラス基板に
関し、それらの厚さを考慮していない。このため、搬送
方向でみて隣接するガラス基板の厚さが互いに異なる
と、これらガラス基板間に段差が生じてしまう。このよ
うな段差がガラス基板の搬送に伴いスリットダイの直下
を通過する際、その段差はスリットダイとガラス基板と
の間に形成されている液溜まりを乱してしまい、ガラス
基板上への均一な膜厚の塗膜の形成を不能にしてしま
う。つまり、ガラス基板の表面全域に亘って均一な塗膜
を形成することができない。
【0006】一方、公知のダイコータの場合にあって
は、そのスリットダイが塗布液を下向きに吐出するタイ
プであるため、ガラス基板が搬送されてこないと、スリ
ットダイからの塗布液の吐出は停止しておかなければな
らず、スリットダイからの塗布液の吐出動作に関し、そ
の制御が複雑になる。さらに、公知のダイコータは何れ
も個々のガラス基板を連続して搬送することで、その生
産性の向上を図っているが、このためにはガラス基板の
搬送ラインを長く確保する必要がある。それゆえ、搬送
ラインの設置スペースに余裕のない環境では、公知のダ
イコータを使用することはできない。
【0007】この発明は上述の事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、第1に、個々の枚葉
部材を連続して搬送させながら枚葉部材の表面に塗膜を
形成する際、隣接する枚葉部材間に段差を発生させるこ
とない塗布装置および塗布方法を提供することにある。
第2に、個々の枚葉部材の連続搬送のための長い搬送ラ
インを使用することなく、個々の枚葉部材の表面に塗膜
を短時間で形成できる塗布装置および塗布方法を提供す
ることにある。
【0008】第3には、塗布器からの塗布液の吐出動作
に関し、その制御が容易となる塗布装置および塗布方法
を提供することにある。第4に、前述の塗布装置および
塗布方法を使用したカラーフィルタの製造装置および製
造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的は、この発
明によって達成されており、請求項1の塗布装置は、塗
工搬送ラインを有し、その塗工搬送ラインに沿い個々の
枚葉部材を連続して搬送する搬送手段と、枚葉部材を厚
さに基づいて選別し、所望の厚さの枚葉部材のみを搬送
ラインに供給する選別供給手段と、塗工搬送ライン上で
の搬送中、枚葉部材の表面に塗布液を連続して吐出する
塗布器とを備えている。請求項1の塗布装置によれば、
その塗工搬送ラインには一定の厚さの枚葉部材のみが供
給されるので、搬送方向でみて隣接する枚葉部材間に段
差が発生することはない。したがって、個々の枚葉部材
が塗布器を通過するとき、塗布器と枚葉部材との間に形
成されている液溜まりに乱れが生じることはなく、個々
の枚葉部材の表面には均一な膜厚の塗膜が形成される。
【0010】請求項2の塗布装置の場合、選別供給手段
はその選別から外れた枚葉部材を受け取って搬送する分
岐搬送ラインを備えている。請求項2の塗布装置によれ
ば、選別から外れた枚葉部材は単に廃棄されるのではな
く、塗工搬送ラインとは別の分岐搬送ラインに供給さ
れ、この分岐搬送ライン上にて、回収またはその塗工を
引き続いて行うことが可能となる。
【0011】請求項3の塗布装置は、枚葉部材を保持し
た状態で、第1および第2位置との間を往復動可能なス
テージと、このステージに対して接離可能であり、ステ
ージとともに枚葉部材が移動するとき、その枚葉部材の
表面に塗布液を吐出する塗布器と、ステージが第1およ
び第2移動位置にあるか否かに拘わらず、その移動位置
にてステージに枚葉部材が保持された後、枚葉部材の厚
さを検出する検出手段とを備えている。請求項3の塗布
装置によれば、ステージが第1移動位置にあって、その
ステージに枚葉部材が保持されたとき場合には、検出手
段にて検出した枚葉部材の厚さに基づき、塗布器の接離
動作を介して枚葉部材と塗布器との間に所望のクリアラ
ンスを与えるべく塗布器の位置が調整される。この後、
ステージととに枚葉部材を第2移動位置に向けて移動さ
せるに伴い、塗布器から塗布液を吐出させ、その枚葉部
材の表面に塗膜を形成する。逆に、第2移動位置にてス
テージに枚葉部材が保持された場合には、その枚葉部材
の厚さに基づき塗布器を位置調整を行った後、ステージ
ととも枚葉部材を第1移動位置に向けて移動させ、その
枚葉部材の表面に塗膜を形成する。
【0012】請求項4の塗布装置は、ステージが第1お
よび第2移動位置の何れの位置にあっても、そのステー
ジに枚葉部材を供給可能な供給手段並びにそのステージ
から枚葉部材を取り外し可能な取り外し手段をそれぞれ
備え、これら供給手段および取り外し手段をステージの
往復動ラインの両側に配置している。請求項4の塗布装
置によれば、ステージが第1および第2移動位置の何れ
の位置にあっても、ステージの往復動ラインでみて、そ
の一方の側から枚葉部材がステージに供給され、また、
ステージからはその他方の側に塗膜形成済みの枚葉部材
が取り外される。
【0013】請求項5の塗布装置は、塗工搬送ラインを
有し、この塗工搬送ラインに沿い枚葉部材をその表面を
下向きにして搬送する搬送手段と、この塗工搬送ライン
の下方に配置され、枚葉部材の表面に塗布液を連続して
吐出する塗布器と、塗布器から吐出された余剰の塗布液
を回収する回収手段と、枚葉部材の厚みを検出する検出
手段と、検出され枚葉部材の厚さに応じて塗布器を昇降
させる昇降手段とを備えている。請求項5の塗布装置に
よれば、塗工搬送ラインに沿い枚葉部材が搬送されてい
るか否かに拘わらず、塗布器は塗布液を連続して吐出し
ており、その塗布器の上方を枚葉部材が通過すれば、そ
の枚葉部材の表面に塗膜が形成され、そして、塗膜の形
成に使用されない余剰の塗布液は回収手段により回収さ
れる。
【0014】請求項6の塗布装置は、その搬送手段が塗
工搬送ラインに沿って移動し、その下面に枚葉部材を吸
着可能な吸着テーブルを備えることで実現されており、
この場合、枚葉部材は吸着テーブルに吸着保持された状
態で、その吸着テーブルとともに搬送される。請求項7
の塗布装置は、その搬送手段が下方に向けて開口したサ
クションチャンバと、サクションチャンバの開口部に配
置されたローラコンベアとから実現されている。この場
合、ローラコンベアはそのローラ間の間隙がサクション
チャンバに連通しているので、ローラコンベアの下面は
枚葉部材のためのサクション面となっている。したがっ
て、枚葉部材は、ローラコンベアの下面に吸着保持され
た状態て、そのローラコンベアにより搬送される。
【0015】請求項8のカラーフィルタの製造装置は、
請求項1〜7のいずれかに記載の塗布装置を備えてお
り、この場合、その塗布装置を使用し、枚葉部材である
基板の表面に塗膜を形成することで、カラーフィルタが
製造される。請求項9の塗布方法は、塗工搬送ラインに
沿い個々の枚葉部材を連続的に搬送しながら、枚葉部材
の表面に塗布液を連続して吐出して個々の枚葉部材の表
面に塗膜を形成する際、塗工搬送ラインに供給すべき枚
葉部材を厚さに基づいて選別し、所望の厚さの枚葉部材
のみを塗工搬送ラインに供給している。
【0016】請求項10の塗布方法は、選別から洩れた
枚葉部材を塗工搬送ラインとは別の分岐搬送ラインに供
給している。請求項11の塗布方法は、往復動可能なス
テージに枚葉部材を保持し、ステージとともに枚葉部材
を移動させながら、枚葉部材の表面に塗布液を吐出して
塗膜を形成するにあたり、ステージの往動時および復動
時の場合ともに、ステージの移動に伴い、枚葉部材の表
面に塗膜を形成する。
【0017】請求項12の塗布方法は、ステージへの枚
葉部材の供給およびステージからの塗膜形成済みの枚葉
部材の取り出しを同一の方向にて行い、これら供給およ
び取り出しの方向に対して交差する方向にステージを往
復動させている。請求項13の塗布方法は、塗布器から
上方に塗布液を連続して吐出するとともに吐出された余
剰の塗布液を回収する状態とし、検出した枚葉部材の厚
さに応じて塗布器と枚葉部材の表面との間に所望のクリ
アランスを与えるべく塗布器を位置付け、この後、枚葉
部材を搬送させて塗布器の上方を通過させることで、枚
葉部材の下向きの表面に塗膜を形成する。
【0018】請求項14の塗布方法は、吸着テーブルの
下面に枚葉部材を吸着して搬送し、請求項15の塗布方
法は、ローラコンベアの下面にサクションを利用して枚
葉部材を吸着し、そして、この状態でローラコンベアに
より枚葉部材を搬送する。請求項16のカラーフィルタ
の製造方法は、請求項9〜15のいずれかに記載の塗布
方法を用いてカラーフィルタを製造する。
【0019】上述した請求項9〜16の塗布方法および
カラーフィルタの製造方法は、対応する塗布装置および
カラーフィルタの製造装置の場合と同様な作用を発揮す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には、カラー液晶ディスプレ
イ用のカラーフィルタの製造に適用される第1タイプの
塗布装置が概略的に示されている。この塗布装置は、水
平に延びる搬送ライン2を備えており、搬送ライン2は
ローラコンベアから構成されている。なお、図1中矢印
は搬送ライン2での搬送方向を示している。搬送ライン
2の始端、すなわち、図1でみてその左端部には洗浄機
4を介してローダ6が接続されており、ローダ6はたと
えばカセットに所定の枚数ずつ収容されているガラス基
板(枚葉部材)Aをそのカセットから1枚ずつ洗浄機4
に向けて送出し、そして、洗浄機4はガラス基板Aを洗
浄した後、ローラコンベア2上に順次供給する。
【0021】搬送ライン2の途中には選別供給装置8が
配置されており、この選別供給装置8は搬送ライン2を
上流側コンベアライン2uと下流側コンベアライン(塗工
搬送ライン)2dとに分割している。選別供給装置8
は、後述するように上流側コンベアライン2u上を搬送
されてくるガラス基板Aをその厚さに応じて選別し、所
定の厚さを有したガラス基板Aのみを下流側コンベアラ
イン2dに供給する。
【0022】選別供給装置8による選別のため、上流側
コンベアライン2uの終端上方には厚さセンサ10が配
置されており、厚さセンサ10は上流側コンベアライン
2u上を搬送されてくるガラス基板Aの厚さを検出し、
その検出信号を選別供給装置8に出力する。厚さセンサ
10としては、ガラス基板Aの上面および裏面からの反
射光に基づき、その厚さを検出する反射光型厚さ計が使
用されるが、これに限らず、レーザ変位計、電子マイク
ロ変位計、超音波厚さ計などを使用することができる。
なお、ガラス基板Aの厚さ測定はその搬送を停止した状
態で行うのが好ましい。
【0023】下流側コンベアライン2dの途中にはその
上方にスリットダイ(塗布器)12が配置されている。
スリットダイ12は、下流側コンベアライン2d上を搬
送されるガラス基板Aの幅方向、つまり、ガラス基板A
の搬送方向と直交する方向に延び、その下部は先細状の
ノズル部として形成されている。スリットダイ12内に
は図示されていないけれどもマニホールドが形成されて
おり、このマニホールドからはスリットが下方に延び、
そのノズル部の下面にて開口している。このスリットの
開口は吐出口となっており、この吐出口もまたガラス基
板Aの幅方向に延びている。
【0024】スリットダイ12のマニホールドには、塗
布液の供給ライン14が接続されており、供給ライン1
4は塗布液の供給タンク16に接続されている。供給ラ
イン14にはギヤポンプ18が介挿されており、ギヤポ
ンプ18は図示しない電動モータにより駆動される。ギ
ヤポンプ18は、供給タンク16から吸い上げた塗布液
をスリットダイ12のマニホールドに供給し、この供給
を受けてスリットダイ12の吐出口からは塗布液が一様
に吐出される。
【0025】さらに、スリットダイ12は昇降機構20
に連結されており、昇降機構20はスリットダイ12を
上下動させ、これにより、下流側コンベアライン2d上
を搬送されるガラス基板Aとスリットダイ12の吐出口
との間に所定のクリアランスを与えることができる。図
1中には詳細に示されていないが、昇降機構20はたと
えばスリットダイ12のためのホルダが取り付けられて
いるフィードスクリューと、このフィードスクリューを
正逆回転させるACサーボモータとにより簡単に実現す
ることができる。
【0026】下流側コンベアライン2dの終端には、乾
燥機22およびアンローダ24が順次接続されている。
乾燥機22は下流側コンベアライン2dから後述する塗
膜形成済みのガラス基板Aを順次受け取って、これらガ
ラス基板A上の塗膜を乾燥処理つまり安定させ、この
後、アンローダ24に供給する。アンローダ24は受け
取ったガラス基板Aをカセットに所定の枚数ずつ収容す
る。なお、カセットはアンローダ24から取り外された
後、次工程に向けて供給され、カラーフィルタ製造のた
めの他の工程が引き続いて実施される。
【0027】図2および図3を参照すると、前述した選
別供給装置8が示されている。選別供給装置8は、たと
えば円筒座標系産業ロボットから構成されており、その
ロボット本体26はその上面から突出した昇降ポスト2
8を有している。昇降ポスト28は図2中矢印B方向に
上下動可能であるとともに、その軸線回りを矢印C方向
に旋回可能となっている。昇降ポスト28には受け渡し
アーム30がアームベース32を介して取り付けられて
おり、受け渡しアーム30はそのアームベース32に対
して図2中矢印D方向、すなわち、水平方向に移動可能
となっている。そして、受け渡しアーム30の先端部に
は、ガラス基板Aを吸着可能な吸着パッド34が複数個
設けられている。なお、通常、受け渡しアーム30は搬
送ライン2と同一の高さレベルに位置付けられている。
【0028】さらに、選別供給装置8は搬送ライン2に
対して直交する方向に延びる分岐搬送ライン36を備え
ており、分岐搬送ライン36もまたローラコンベアから
構成されている。図示されていないけれども分岐搬送ラ
イン36は前述したアンローダと同様なアンローダに接
続されるか、または、前述した搬送ライン2と同様な別
の搬送ラインに接続されている。
【0029】次に、上述した塗布装置を使用して行われ
る塗布方法、つまり、カラーフィルタの製造に係わる1
つの塗工工程を説明する。ローダタ6から1枚ずつ送出
されたガラス基板Aは、洗浄機4により洗浄処理された
後、搬送ライン2の上流側コンベアライン2u上に供給
されて搬送される。上流側コンベアライン2u上の先頭
のガラス基板Aが厚さセンサ10の直下に到達すると、
上流側コンベアライン2uによるガラス基板Aの搬送は
一時的に停止される。この状態で、厚さセンサ10はそ
の先頭のガラス基板Aの厚さを検出し、その検出信号を
選別供給装置8のコントローラ(図示しない)に出力す
る。
【0030】一方、上述したガラス基板Aの厚み測定と
並行して、選別供給装置8ではそのロボット本体26の
昇降ポスト28が旋回され、これにより、受け渡しアー
ム30は上流側コンベアライン2u側に向けられて、上
流側コンベアライン2uと一直線上に位置付けられる。
そして、受け渡しアーム30は上流側コンベアライン2
uに向けて移動され、その先端が上流側コンベアライン
2uの終端に位置することで、ガラス基板Aの受け取り
準備が完了する。
【0031】この状態で、上流側コンベアライン2uが
再び駆動されると、その厚さが検出されたガラス基板A
はその前部が受け渡しアーム30上に受け取られ、その
吸着パッド34に吸着保持される。この吸着保持と同時
に、受け渡しアーム30は逆向きに移動され、吸着保持
したガラス基板Aとともに上流側コンベアライン2uか
ら離間する。
【0032】この後、ロボット本体26の昇降ポスト2
8が厚みセンサ10からの検出信号に基づいて90°ま
たは180°旋回され、受け渡しアーム30は分岐搬送
ライン36または下流側コンベアライン2dの一方と一
直線上に並ぶべく位置付けられる。すなわち、厚さセン
サ10からの検出信号に基づき、受け渡しアーム30に
受け取ったガラス基板Aの厚さが許容範囲にある場合、
受け渡しアーム30は下流側コンベアライン2dと一直
線上に並ぶべく旋回され、これに対し、そのガラス基板
Aの厚さが許容範囲から外れている場合には、受け渡し
アーム30は分岐搬送ライン36と一直線上に並ぶべく
旋回される。
【0033】この後、受け渡しアーム30は下流側コン
ベアライン2dまたは分岐搬送ライン36に向けて移動
され、受け渡しアーム30に吸着保持されているガラス
基板Aはその一部が対応するライン2dまたは36の始
端上に載置される。ここで、下流側コンベアライン2d
および分岐搬送ライン36は常時駆動されており、これ
により、受け渡しアーム30側での吸着パッド34によ
るガラス基板Aの吸着が解除されると、そのガラス基板
Aは下流側コンベアライン2dまたは分岐搬送ライン3
6に受け取られ、そして、そのライン上を搬送される。
したがって、選別供給装置8に受け取られたガラス基板
Aは、その厚さに応じて下流側コンベアライン2dまた
は分岐搬送ライン36に供給される。
【0034】一方、上流側コンベアライン2u上では、
次のガラス基板Aが厚さセンサ10の直下に到達する
と、その駆動が再び停止され、次のガラス基板Aの厚さ
が厚さセンサ10により同様にして検出され、その検出
信号が選択供給装置8に供給される。空の受け渡しアー
ム30は、対応するライン2dまたは36から離間する
方向に一旦移動した後、上流側コンベアライン2uに向
けて旋回され、上述の動作が繰り返される。つまり、受
け渡しアーム30は次のガラス基板Aを上流側コンベア
ライン2uから受け取り、そして、受け取ったガラス基
板Aをその厚さに応じて下流側コンベアライン2dまた
は分岐搬送ライン36に供給することになる。この結
果、下流側コンベアライン2dには同一の厚さを有する
ガラス基板Aのみが供給される。ここで、下流側コンベ
アライン2dに供給されるガラス基板Aはその厚さのば
らつきが30μmの許容範囲内に収められている。
【0035】上述したように下流側コンベアライン2d
は、選択供給装置8から一定の厚さを有したガラス基板
Aのみを間欠的にしか受け取ることができない。しかし
ながら、選択供給装置8によるガラス基板Aの受け渡し
速度、具体的には、その受け渡しアーム30がガラス基
板Aを受け取ってから、そのガラス基板Aを下流側コン
ベアライン2dまたは分岐搬送ライン36に供給した
後、次のガラス基板Aを受け取り、そして、そのガラス
基板Aを下流側コンベアライン2dまたは分岐搬送ライ
ン36に供給するのに要する時間は、下流側コンベアラ
イン2d上でのガラス基板Aの搬送速度に比べて十分に
短い。それゆえ、分岐搬送ライン36に供給されるガラ
ス基板Aがたとえば2枚以上連続しなければ、つまり、
その厚さが許容範囲から外れるようなガラス基板Aが2
枚以上連続しなしなければ、下流側コンベアライン2d
に供給された個々のガラス基板Aはその下流側コンベア
ライン2d上を連続した状態で、スリットダイ12に向
けて搬送される。
【0036】一方、昇降機構20は、下流側コンベアラ
イン2dに供給されるガラス基板Aの厚さに応じてスリ
ットダイ12を所定のレベル位置に予め位置付けてお
り、これにより、下流側コンベアライン2d上のガラス
基板Aがスリットダイ12を通過するとき、これらガラ
ス基板Aとスリットダイ12の吐出口との間に所定のク
リアランス(たとえば100μm)が与えられるようになっ
ている。なお、一枚毎にスリットダイ12をガラス基板
Aの厚さに応じて昇降させてもよいが、通常は、ガラス
基板Aの厚さのばらつきが30μm以下となっているの
で、先頭のガラス基板Aで一度クリアランスを与えた後
は、昇降機構を動かさず、その設定を固定している。こ
れにより、スリットダイ12の昇降時に現れる液溜まり
Eの乱れを防止でき、塗膜の厚さをより均一にできる。
【0037】下流側コンベアライン2d上を搬送される
ガラス基板列において、その先頭のガラス基板Aがスリ
ットダイ12に到達したとき、詳しくは、その先頭のガ
ラス基板Aの前端縁がスリットダイ12の吐出口に到達
したとき、スリットダイ12の吐出口から塗布液が一様
に吐出される。これにより、図1に示されているよう
に、スリットダイ12の吐出口とガラス基板Aとの間に
は液溜まりEが形成され、そして、この液溜まりEを維
持つつ、先頭のガラス基板Aの移動に伴い、そのガラス
基板A上に塗布液の塗膜Fが形成される。この後、先頭
のガラス基板Aがスリットダイ12を通過し、次のガラ
ス基板Aがスリットダイ12を通過すると、このガラス
基板A上にも塗膜Fが連続して形成される。したがっ
て、前述したように下流側コンベアライン2d上では、
個々のガラス基板Aの表面に塗膜Fが連続して形成され
る。
【0038】ここで、下流側コンベアライン2d上のガ
ラス基板Aは、その厚さのばらつきか30μmの許容範
囲内に収められているので、隣接するガラス基板A間に
実質的な段差が生じることはない。それゆえ、ガラス基
板A間の境目がスリットダイ12の吐出口を通過する
際、ガラス基板Aがスリットダイ12に衝突してしまっ
たり、前述した液溜まりEが段差により乱されることに
起因して、その液溜まりEに振動が発生することもな
い。この結果、上述の塗布装置によれば、個々のガラス
基板A上に塗膜Fを連続して形成できるばかりでなく、
個々のガラス基板A上の塗膜Fはその全域に亘って膜厚
が均一となる。
【0039】塗膜Fが形成されたガラス基板Aは乾燥機
22を通過する際に乾燥されて、その塗膜Fの安定化が
図られ、この後、乾燥機22からアンローダ24に供給
され、そして、カセットに所定の枚数ずつ収納される。
前述した選択供給装置8での選別により、分岐搬送ライ
ン36に供給されたガラス基板Aはアンローダを介して
カセットに収納されるか、または、前述した搬送ライン
2とは別の搬送ラインに供給される。ここで、分岐搬送
ライン36が別の搬送ラインに接続されている場合、こ
の別の搬送ラインでもそのガラス基板Aに同様にして塗
膜を形成できることになる。しかしながら、ここでの塗
工と下流側コンベアライン2d上での塗工とでは、スリ
ットダイのレベル位置のみが異なり、これにより、別の
搬送ライン上にあっても、その塗工時、スリットダイ1
2の吐出口とガラス基板Aとの間に所望のクリアランス
を与えることができる。
【0040】次に、他のタイプの塗布装置を以下に順次
説明するが、ここで、前述したタイプの塗布装置の構成
部位と同様な機能を有する構成部位には同一の参照符号
を付して説明を省略し、説明の重複を避けることにす
る。図4および図5には第2タイプの塗布装置が示され
ている。この第2タイプの塗布装置は搬送ライン2の途
中に、塗工セクション37を備えており、この塗工セク
ション37は搬送ライン2を上流側コンベアライン2u
と下流側コンベアライン2dとに分割している。塗工セ
クション37は基台38を有し、この基台38は搬送ラ
イン2と直交する方向に延びている。基台38上には一
対のガイドレール40が配置されており、これらガイド
レール40は基台38の長手方向、つまり、搬送ライン
2と直交する方向に延びている。一対のガイドレール4
0上には往復動可動なステージ42が配置されており、
ステージ42の上面はガラス基板Aを吸着保持するサク
ション面として形成されている。また、図示されていな
いけれども、ステージ42にはそのサクション面に対し
て突没可能な複数のピンが備えられており、これらのピ
ンは後述するようにガラス基板Aのローディングおよび
アンローディングに使用される。
【0041】基台38上の中央にはダイ支柱44が立設
されており、ダイ支柱44は一対のガイドレール40の
片側に位置付けられている。ダイ支柱44は、ステージ
42の往復動経路の上方に張り出した先端部を有してお
り、この先端部に昇降機構20をしてスリットダイ12
が取り付けられている。この場合、スリットダイ40は
搬送ライン2と平行、つまり、ステージ42の往復動方
向と直交する方向に延びている。ここでも、スリットダ
イ12は塗布液の供給ライン14を介して供給タンク1
6に接続されているが、供給ライン14にはギヤポンプ
18の代わりにシリンジポンプ47が介挿されている。
シリンジポンプ47は、スリットダイ12に塗布液を連
続して供給するのではなく、所定量の塗布液を間欠的に
供給することができる。図5に示されているように、基
台38の上方には厚さセンサ10が一対備えられてお
り、これら厚さセンサ10はステージ42の往復動方向
でみて、スリットダイ12を挟む両側に配置されてい
る。詳しくは、ステージ42がスリットダイ12を挟む
第1移動位置と第2移動位置との間で往復動する場合、
一対の厚さセンサ10は第1および第2移動位置の上方
にそれぞれ配置されている。一対の厚さセンサ10は、
後述するようにガラス基板Aの厚さを検出すると、その
検出信号をスリットダイ12の昇降機構20に供給す
る。
【0042】上流側コンベアライン2uと塗工セクショ
ン37との間、また、塗工セクション37と下流側コン
ベアライン2dとの間には移載機46,48がそれぞれ
配置されている。これら移載機46,48は同様な構成
を有し、また、それらの主要部は前述した選択供給装置
8と同一となっている。すなわち、各移載機は、基台6
の長手方向に沿い、搬送ライン2と直交する方向に延び
る一対のガイドレール50と、これらガイドレール50
上を往復動可能で、かつ選択供給装置8と同一構成の移
載機本体52とからなっている。なお、各移載機の往復
動は、塗工セクション37でのステージ42の移動位置
に応じて制御される。
【0043】上述した第2タイプの塗布装置によれば、
洗浄機4を経て上流側コンベアライン2uの終端に先頭
のガラス基板Aが到達すると、上流側コンベアライン2
uの駆動が一時的に停止される。このとき、移載機46
はその移載機本体52が上流側コンベアライン2uの延
長線上に位置したセンタ位置に配置されており、そし
て、その受け渡しアームは上流側コンベアライン2uの
終端に連なるように位置付けられている。したがって、
この後、上流側コンベアライン2uの駆動が再開される
と、先頭のガラス基板Aは移載機46の受け渡しアーム
上に受け取られ、この受け渡しアームに吸着保持され
る。なお、上流側コンベアライン2uの駆動は次のガラ
ス基板Aがその終端に到達した時点で再度停止される。
【0044】ここで、塗工セクション37のステージ4
2が図4中実線で示されている第1移動位置にあると、
ガラス基板Aを受け取った移載機46はその移載機本体
52が第1移動位置にあるステージ42に向けて移動さ
れ、そのステージ42の側方位置にて、つまり、一方の
ローディング位置にて停止される。このとき、前述した
ステージ42のピンはそのサクション面から突出した状
態にある。この状態で、移載機46の移載機本体52は
その受け渡しアームを介して、そのガラス基板Aをステ
ージ42の突出状態にあるピン上に載せ、前述のセンタ
位置に戻る。ステージ42では、この後、ピンがステー
ジ42内に没入し、ガラス基板Aはステージ42のサク
ション面に載置され、そして、そのサクション面に吸着
される。これにより、ステージ42へのガラス基板Aの
ローディングが完了する。一方、ステージ42が図4中
2点鎖線で示されている第2移動位置にある場合には、
ガラス基板Aを受け取った移載機46はその移載機本体
52が第2移動位置にあるステージ42の側方、つま
り、他方のローディング位置まで移動され、そのガラス
基板Aを同様にしてステージ42のサクション面に載置
する。したがって、上述の移載機46によれば、ステー
ジ42が第1または第2移動位置の何れにあっても、そ
のステージ42上にガラス基板Aをローディングするこ
とができる。
【0045】ガラス基板Aのローディングが完了する
と、一方の厚さセンサ10、すなわち、ステージ42の
上方に位置した厚さセンサ10がステージ42上のガラ
ス基板Aの厚さを検出し、その検出信号をスリットダイ
12の昇降機構20に供給する。昇降機構20は、厚さ
センサ10からの検出信号に基づき、ステージ42上の
ガラス基板Aとスリットダイ12の吐出口との間に所定
のクリアランスを与えるべく、ステージ42に対するス
リットダイ12のレベル位置を調整する。
【0046】この後、ガラス基板Aはステージ42とと
もに一方の移動位置から他方の移動位置に向けて移動さ
れる。この移動過程にて、ガラス基板Aの前端縁がスリ
ットダイ12の吐出口に到達すると、前述したシリンジ
ポンプ47が塗布液の吐出動作を開始し、この時点で、
スリットダイ12の吐出口からガラス基板A上に塗布液
が吐出され、ガラス基板Aの移動に伴い、ガラス基板A
の上面に塗膜Fが形成されていく。ガラス基板Aの後端
縁がスリットダイ12の吐出口を通過する時点、または
直前で、シリンジポンプ47はその吐出動作を停止し、
スリットダイ12からの塗布液の吐出が停止される。そ
して、ステージ42が他方の移動位置に到達すると、こ
の時点で、ステージ42の移動が停止される。このと
き、他方の移載機48における移載機本体52は下流側
コンベアライン2dの延長線上に位置したセンタ位置か
ら、そのステージ側方の一方のアンローディング位置に
既に位置付けられている。
【0047】この後、ステージ42へのガラス基板Aの
サクションが解除されると同時に、ステージ42のサク
ション面からピンが突出し、塗膜Fが形成されたガラス
基板Aはピンの突出分だけステージ42から持ち上げら
れる。この状態で、移載機48の移載機本体52はその
受け渡しアームにガラス基板Aを受け取り、ガラス基板
Aをステージ42からアンロードする。この後、移載機
48の移載機本体52はセンタ位置まで戻り、そのセン
タ位置にて、その移載機本体52は受け渡しアームを介
して塗膜形成済みのガラス基板Aを下流側コンベアライ
ン2dに供給する。下流側コンベアライン2d上に供給
されたガラス基板Aは、この後、乾燥機22を経て、そ
の塗膜Fが乾燥され、そして、アンローダに向けて供給
される。
【0048】ステージ42上から塗膜形成済みのガラス
基板Aが取り外された後、移載機46は、上流側コンベ
アライン2uから受け取った新たなガラス基板Aを空の
ステージ42上にローディングし、この後、そのガラス
基板Aに同様にして塗膜Fが形成される。上述した第2
タイプの塗布装置によれば、ステージ42は第1移動位
置または第2移動位置の何れにあっても、ガラス基板A
の供給を受けることができ、そして、ステージ42の往
動時および復動時のいずれ場合にあっても、ステージ4
2上のガラス基板Aに塗膜Fを形成することができる。
それゆえ、ステージ42の往動時のみ、ガラス基板Aに
塗膜Fを形成する場合に比べ、その生産性は大幅に向上
する。また、基台38の両側に移載機46,48をそれ
ぞれ配置したことにより、ステージ42に対するガラス
基板Aのローディングおよびアンローディングが容易と
なる。
【0049】図6には第3タイプの塗布装置が示されて
いる。この塗布装置は第2タイプの塗布装置と実質的に
同様な構成を有しているが、第3タイプの場合にはスリ
ットダイ12が一対備えられている。これは、ステージ
42の移動方向に関し、スリットダイ12の形状に方向
性があることによる。この場合、図6に示されているよ
うに各スリットダイ12は対応する側の厚さセンサ10
からの検出信号に基づき、自身の昇降機構20により上
下動されるのようになっている。
【0050】図7には第4タイプの塗布装置が示されて
いる。この塗布装置の搬送ライン2は水平方向に延びる
複数のサクションチャンバを備えており、図7では、連
続する3つのサクションチャンバ54,56,58が示
されている。これらサクションチャンバ54,56,5
8はその下面が開口されており、それらの開口部にはロ
ーラコンベア60がそれぞれ配置されている。これらロ
ーラコンベア60は互いに同一の水平レベル位置に位置
付けられている。サクションチャンバ54,56,58
は真空ポンプに接続されており、真空ポンプは各サクシ
ョンチャンバ内を常時排気している。これにより、サク
ションチャンバ54,56,58内は所定の真空度に常
時維持され、各サクションチャンバにおいて、そのロー
ラコンベア60の下面はサクション面として構成されて
いる。つまり、ローラコンベア60はそれらのローラ間
の間隙がサクションスリットになっている。したがっ
て、各サクションチャンバのローラコンベア60はその
下面にガラス基板Aを吸着保持した状態で、図7中の実
線の矢印方向にガラス基板Aを搬送することができる。
ここで、ガラス基板Aは、塗膜Fを形成すべき表面が下
向きとなるようにローラコンベア60に吸着されてい
る。
【0051】搬送ライン2の上流部分、たとえばサクシ
ョンチャンバ54の下方には、厚さセンサ10が上向き
にして配置されており、そして、次のサクションチャン
バ56の下方には、スリットダイ12がその吐出口を上
向きにして配置されている。この場合、スリットダイ1
2は、上面が開口した回収容器62内に配置され、その
吐出口が回収容器62から上方に突出されている。回収
容器62には昇降機構20が接続されており、昇降機構
20は回収容器62とともにスリットダイ12を上下動
させることができる。スリットダイ12は供給ライン1
4を介して塗布液の供給タンク16に接続されており、
供給タンク16は塗布液の戻りライン64を介して回収
容器62に接続されている。供給ライン14にはギヤポ
ンプ18が介挿されており、このギヤポンプ18はスリ
ットダイ12に塗布液を常時供給する。したがって、こ
の場合、スリットダイ12の上向きの吐出口からは塗布
液が連続して吐出されている。スリットダイ12から吐
出された塗布液のうち、後述する塗膜の形成に使用され
ない塗布液は、回収容器62に受け取られ、そして、回
収容器62から供給タンク16に戻される。
【0052】上述した第4タイプの塗布装置によれば、
洗浄機にて洗浄処理されたガラス基板は、搬送ライン2
を構成するサクションチャンバ54のローラコンベア6
0にその表面を下向きにして吸着保持され、ローラコン
ベア60により搬送される。ガラス基板がサクションチ
ャンバ54の終端に到達すると、サクションチャンバ5
4のローラコンベア60はガラス基板Aの移動を停止
し、この状態で、厚さセンサ10はガラス基板Aの厚さ
を検出し、その検出信号を昇降機構20に供給する。こ
の検出信号を受けて、昇降機構20は回収容器62とと
もにスリットダイ12を上下動させ、ガラス基板Aの表
面とスリットダイ12の吐出口との間に所望のクリアラ
ンスを与えるべく、つまり、サクションチャンバ56に
おけるローラコンベア60の下面に対して、スリットダ
イ12の吐出口を所定のレベル位置に位置付ける。
【0053】サクションチャンバ54のローラコンベア
60がガラス基板Aの搬送を再開すると、そのガラス基
板Aの吸着搬送はサクションチャンバ56のローラコン
ベア60に引き継がれ、これより、ガラス基板Aはサク
ションチャンバ56のローラコンベア60によりスリッ
トダイ12に向けて搬送される。なお、サクションチャ
ンバ54側では、次のガラス基板Aが厚さセンサ10の
上方に達すると、サクションチャンバ54におけるロー
ラコンベア60の駆動は再び停止され、そのガラス基板
Aの厚さが厚さセンサ10により検出される。
【0054】サクションチャンバ56のローラコンベア
60に受け取られたガラス基板Aがスリットダイ12の
吐出口の上方を通過すると、その吐出口から常時吐出さ
れてる塗布液がガラス基板Aの表面に塗布され、ガラス
基板Aの下向きの表面に塗膜Fが形成されていく。この
後、ガラス基板Aがサクションチャンバ56のローラコ
ンベア60の終端に到達すると、その吸着搬送はサクシ
ョンチャンバ58のローラコンベア60に引き継がれ、
そして、サクションチャンバ58のローラコンベア60
を通過したガラス基板Aは乾燥機を経てアンローダに供
給される。
【0055】ガラス基板Aがスリットダイ12の吐出口
を通過した時点で、次のガラス基板Aの厚さに基づき、
スリットダイ12のレベル位置調整が必要に応じて実施
され、そして、サクションチャンバ54のローラコンベ
ア60からサクションチャンバ56のローラコンベア6
0に次のガラス基板Aが供給される。この後、その次の
ガラス基板Aに対して同様に塗膜Fが形成される。
【0056】上述した第4タイプの塗布装置によれば、
サクションチャンバ56のローラコンベア60に対し、
個々のガラス基板Aを短い時間間隔で供給することがで
きるので、ガラス基板A1枚当たりに要する塗膜Fの形
成時間、すなわち、その塗工時間を短縮でき、その生産
性の向上を図ることができる。また、この場合、スリッ
トダイ12の吐出口からは塗布液が連続して吐出されて
いるだけであるので、スリットダイ12からの塗布液の
吐出制御、つまり、ギヤポンプ18の駆動制御が実質的
に不要となり、塗布装置全体の制御も容易となる。
【0057】なお、第4タイプの塗布装置に前述した選
択供給装置8が組み込まれていれば、個々のガラス基板
Aに対するスリットダイ12のレベル位置調整が不要と
なって、サクションチャンバ56のローラコンベア60
はガラス基板Aを連続的に受け取ることかでき、その生
産性をさらに向上することができる。図8および図9に
は第5タイプの塗布装置が示されており、この第5タイ
プの塗布装置は第4タイプの塗布装置と同様な構成であ
るが、その搬送ライン2が異なっている。すなわち、こ
の場合、その搬送ライン2の途中には、矩形または正方
形のシーリングベース66が配置され、このシーリング
ベース66は搬送ライン2を上流側コンベアラインと下
流側コンベアラインとに分離している。上流側コンベア
ラインとシーリングベース66との間、また、下流側コ
ンベアラインとシーリングベース66との間には移載機
がそれぞれ配置されており、これら移載機は、第1タイ
プの塗布装置に組み込まれている選択供給装置8と同様
な構成を有している。
【0058】シーリングベース66の下面にはその四隅
にステージ68がそれぞれ取り付けられており、これら
ステージ68のうちの2つは、搬送ラインと同一線上に
配置されている。詳しくは、搬送ライン上のステージ6
8の一方はローディング位置にあり、その他方はアンロ
ーディング位置に位置付けられている。4つのステージ
68は図9中の矢印で示すように互いに連動して移動
し、その位置が順次入れ換えられるようになっている。
つまり、各ステージ68はローディング位置に順次位置
付けられ、そして、ローディング位置にあるステージ6
8はアンローディング位置に向けて移動する。各ステー
ジ68はその下面がサクション面として構成されてお
り、ローディング位置にあるステージ68は移載機から
ガラス基板を受け取り、そのサクション面にガラス基板
Aを吸着保持することができる。この場合、上流側コン
ベアライン上では個々のガラス基板Aがその表面を下向
きにして搬送されており、それゆえ、ステージ68で
は、ガラス基板Aはその表面を下向きにして吸着され
る。また、アンローディング位置では、ステージ68に
吸着されているガラス基板Aが移載機により取り外さ
れ、そして、下流側コンベアラインに供給される。
【0059】第5タイプの塗布装置の場合、スリットダ
イ12は回収容器62とともにシーリングベース66の
下方、かつ、そのローディング位置とアンローディング
位置との間の中間に配置されており、そして、厚さセン
サ10はローディング位置にあるステージ68の下方に
配置されている。上述した第5タイプの塗布装置によれ
ば、上流側コンベアライン側から移載機を介して、ロー
ディング位置にあるステージ68にガラス基板Aが供給
されると、厚さセンサ10はそのガラス基板Aの厚さを
検出し、その検出信号をスリットダイ12の昇降機構2
0に出力する。その検出信号を受けて、昇降機構20は
スリットダイ12を回収容器62とともに上下動させ、
スリットダイ12のレベル位置調整を行う。この後、ガ
ラス基板Aを受け取ったステージ68はローディング位
置からアンローディング位置に向けて移動し、この過程
で、ガラス基板Aがスリットダイ12の吐出口を通過し
ていくことにより、ガラス基板Aの下向きの表面に塗膜
が形成される。なお、そのステージ68がアンローディ
ング位置に到達すると、塗膜が形成されたガラス基板A
は移載機によりステージ68から取り外され、下流側コ
ンベアラインに供給される。また、このとき、ローディ
ング位置には次のステージ68が位置付けられ、そのス
テージ68に次のガラス基板Aが供給されることにな
る。
【0060】上述した第5タイプの塗布装置にあって
も、第4タイプの塗布装置の場合と同様に、個々のガラ
ス基板Aに対して連続的に塗膜を形成でき、また、スリ
ットダイ12からの塗布液の吐出制御もまた容易とな
る。なお、本実施例では、4台のステージ68が順次移
動していくタイプのものを示したが、1台のステージが
往復動するタイプのものにも本発明は適用できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,9の塗
布装置および塗布方法によれば、個々の枚葉部材をその
厚さに基づいて選別し、塗工搬送ラインに厚さを揃えた
枚葉部材のみを供給して、これら枚葉部材を連続搬送す
るようにしたから、個々の枚葉部材に要する塗膜の形成
時間、つまり、塗工時間が大幅に短縮され、その生産性
を向上することができる。また、塗工搬送ライン上の個
々の枚葉部材はそれらの厚さが揃えられているので、隣
接する枚葉部材間に段差が生じることはない。したがっ
て、その段差が塗布器と衝突したり、また、枚葉部材の
表面に形成される塗膜の膜厚に悪影響を与えることはな
く、個々の枚葉部材の塗膜を均一な膜厚に維持すること
ができる。
【0062】請求項2,10の塗布装置および塗布方法
によれば、選別から外れた枚葉部材を塗工搬送ラインと
は別の分岐搬送ラインに供給するようにしたから、この
分岐搬送ライン上を搬送される枚葉部材に対しても、そ
の塗膜の形成を引き続いて行うことが可能となる。請求
項3,11の塗布装置および塗布方法によれば、ステー
ジの往復時および復動時の何れにあっても、ステージに
供給された枚葉部材に塗膜を形成するようにしたから、
枚葉部材1枚当たりの塗工時間を短縮でき、その生産性
の向上を図ることができる。
【0063】請求項4,12の塗布装置および塗布方法
によれば、ステージへの枚葉部材の供給およびステージ
からの枚葉部材の取り外しをステージの両側にて行える
から、ステージへの枚葉部材の供給、ステージからの枚
葉部材の取り外しが容易に行える。請求項5,13の塗
布装置および塗布方法によれば、塗布器から塗布液を連
続して吐出するようにしたので、塗布液の吐出制御が容
易に行えるばかりでなく、個々の枚葉部材を連続的に搬
送し、個々の枚葉部材に塗膜を連続的に形成することが
できる。
【0064】請求項6,7,14,15の塗布装置およ
び塗布方法によれば、枚葉部材の搬送を簡単に行え、請
求項8,16のカラーフィルタの製造装置および製造装
置によれば、カラーフィルタの品質を高め、かつ、その
生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1タイプの塗布装置を示した概略構成図であ
る。
【図2】図1の選別供給装置の具体例を示した側面図で
ある。
【図3】図2の選別供給装置の平面図である。
【図4】第2タイプの塗布装置を示した概略平面図であ
る。
【図5】図5の塗布装置の塗工セクションを示した正面
図である。
【図6】第3タイプの塗布装置における塗工セクション
を示した正面図である。
【図7】第4タイプの塗布装置を示した概略構成図であ
る。
【図8】第5タイプの塗布装置を示した概略構成図であ
る。
【図9】図8の塗布装置のシーリングベースの下面を示
した図である。
【符号の説明】
2 搬送ライン 2d 下流側コンベアライン(塗工搬送ライン) 8 選別供給装置 10 厚さセンサ 12 スリットダイ 14 供給ライン 16 供給タンク 18 ギヤポンプ 20 昇降機構 26 ロボット本体 30 移動アーム 34 吸着パッド 36 分岐搬送ライン 37 塗工セクション 38 基台 40 ガイドレール 42 ステージ 46 移載機 47 シリンジポンプ 48 移載機 50 ガイドレール 52 移載機本体 54 サクションチャンバ 56 サクションチャンバ 58 サクションチャンバ 60 ローラコンベア 62 回収容器 64 戻りライン 66 シーリングベース 68 ステージ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗工搬送ラインを有し、前記塗工搬送ラ
    インに沿って個々の枚葉部材を連続して搬送する搬送手
    段と、 枚葉部材を厚さに基づいて選別し、所望の厚さの枚葉部
    材のみを前記塗工搬送ラインに供給する選別供給手段
    と、 前記塗工搬送ライン上を搬送される前記枚葉部材の表面
    に塗布液を連続して吐出する塗布器とを具備したことを
    特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記選別供給手段は、選別から外れた枚
    葉部材を受け取って搬送する分岐搬送ラインを備えてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 枚葉部材を保持した状態で、第1および
    第2移動位置との間を往復動可能なステージと、 前記ステージに対して接離可能であり、前記ステージと
    ともに枚葉部材が移動するとき、その枚葉部材の表面に
    塗布液を吐出する塗布器と、 前記ステージが前記第1および第2移動位置の何れにあ
    るに否かに拘わらず、その移動位置にて前記ステージに
    枚葉部材が保持された後、枚葉部材の厚さを検出する検
    出手段とを具備したことを特徴とする塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記ステージが第1および第2移動位置
    の何れの位置にあっても、そのステージに枚葉部材を供
    給可能な供給手段並びにそのステージから枚葉部材を取
    り外し可能な取り外し手段を備え、これら供給手段およ
    び取り外し手段を前記ステージの往復動ラインの両側に
    それぞれ配置したことを特徴とする、請求項3に記載の
    塗布装置。
  5. 【請求項5】 塗工搬送ラインを有し、前記塗工搬送ラ
    インに沿い、枚葉部材をその表面を下向きにして搬送す
    る搬送手段と、 前記塗工搬送ラインの下方に配置され、前記枚葉部材の
    表面に塗布液を連続して吐出する塗布器と、 前記塗布器から吐出された余剰の塗布液を回収する回収
    手段と、 前記枚葉部材の厚みを検出する検出手段と、 検出され枚葉部材の厚さに応じ、前記塗布器を昇降させ
    る昇降手段とを具備したことを特徴とする塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段は、前記塗工ラインに沿っ
    て移動し、下面に枚葉部材を吸着可能な吸着テーブルを
    備えていることを特徴とする、請求項5に記載の塗布装
    置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段は、下方に向けて開口した
    サクションチャンバと、前記サクションチャンバの開口
    部に配置されたローラコンベアとを備えていることを特
    徴とする請求項5に記載の塗布装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の塗布装
    置を含むことを特徴とするカラーフィルタの製造装置。
  9. 【請求項9】 塗工搬送ラインに沿い個々の枚葉部材を
    連続的に搬送しながら、前記枚葉部材の表面に塗布液を
    連続して吐出し、個々の枚葉部材の表面に塗膜を形成す
    る塗布方法において、 前記塗工搬送ラインに供給すべき枚葉部材を厚さに基づ
    いて選別し、所望の厚さの枚葉部材のみを前記塗工搬送
    ラインに供給することを特徴とする塗布方法。
  10. 【請求項10】 選別から洩れた枚葉部材を前記塗工搬
    送ラインとは別の分岐搬送ラインに供給することを特徴
    とする、請求項9に記載の塗布方法。
  11. 【請求項11】 往復動可能なステージに枚葉部材を保
    持し、ステージとともに前記枚葉部材を移動させなが
    ら、前記枚葉部材の表面に塗布液を吐出して塗膜を形成
    する塗布方法において、 前記ステージの往動時および復動時の何れの場合にも、
    前記ステージの移動に伴い、枚葉部材の表面に塗膜を形
    成することを特徴とする塗布方法。
  12. 【請求項12】 前記ステージへの枚葉部材の供給およ
    び前記ステージからの塗膜形成済みの枚葉部材の取り出
    しを同一の方向から行い、これら供給および取り出しの
    方向に対して、前記ステージを交差する方向に往復動さ
    せることを特徴とする、請求項11の塗布方法。
  13. 【請求項13】 塗布器から上方に塗布液を連続して吐
    出するとともに吐出された余剰の塗布液を回収する状態
    にあり、検出した枚葉部材の厚さに応じて塗布器と前記
    枚葉部材の表面との間に所定のクリアランスを与えるべ
    く塗布器を位置付け、この後、前記枚葉部材を搬送して
    前記塗布器の上方を通過させることにより、前記枚葉部
    材の表面に塗膜を形成することを特徴とする塗布方法。
  14. 【請求項14】 吸着テーブルの下面に前記枚葉部材を
    吸着して搬送することを特徴とする、請求項13に記載
    の塗布方法。
  15. 【請求項15】 ローラコンベアの下面にサクションを
    利用して前記枚葉部材を吸着し、この状態で前記ローラ
    コンベアにより前記枚葉部材を搬送することを特徴とす
    る、請求項13に記載の塗布方法。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15のいずれかに記載の塗
    布方法を用いて、カラーフィルタを製造することを特徴
    とするカラーフィルタの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002153801A (ja) * 2000-11-17 2002-05-28 Chugai Ro Co Ltd テーブル式塗装設備
JP2009099013A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Toppan Printing Co Ltd ライン稼働率監視方法
CN108525944A (zh) * 2018-04-17 2018-09-14 佛山市冠诚达机械设备有限公司 一种机器人自动喷胶生产线
JP2020011199A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 東レ株式会社 塗布方法及び塗布装置

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