JPH09242530A - 自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター - Google Patents
自動車排気ガス浄化用触媒コンバーターInfo
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- JPH09242530A JPH09242530A JP8046428A JP4642896A JPH09242530A JP H09242530 A JPH09242530 A JP H09242530A JP 8046428 A JP8046428 A JP 8046428A JP 4642896 A JP4642896 A JP 4642896A JP H09242530 A JPH09242530 A JP H09242530A
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- carrier
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 触媒の前側に邪魔板となる排気ガス誘導用ガ
イドなどを設けることなく排気ガスをコンバーターの中
央部分よりも周辺部分により多く流すことができ、触媒
コート層が受ける熱エネルギーを金属担体を介して速や
かに放出して触媒コート層の早期劣化を防止し、触媒の
浄化性能を長期にわたって良好なものに維持する。 【解決手段】 耐熱金属の平板と耐熱金属の波板を多重
に巻回して排気ガスの流れの通路となる多数のセルを形
成した金属担体14に触媒を担持させた自動車排気ガス
浄化用触媒コンバーター1において、多重に巻回した金
属担体14の巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流
れ方向の担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気
ガス流れ方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分
14Aを巻回の周辺部分14Bより排気ガス流れ方向の
前方側のみで突出させた。
イドなどを設けることなく排気ガスをコンバーターの中
央部分よりも周辺部分により多く流すことができ、触媒
コート層が受ける熱エネルギーを金属担体を介して速や
かに放出して触媒コート層の早期劣化を防止し、触媒の
浄化性能を長期にわたって良好なものに維持する。 【解決手段】 耐熱金属の平板と耐熱金属の波板を多重
に巻回して排気ガスの流れの通路となる多数のセルを形
成した金属担体14に触媒を担持させた自動車排気ガス
浄化用触媒コンバーター1において、多重に巻回した金
属担体14の巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流
れ方向の担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気
ガス流れ方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分
14Aを巻回の周辺部分14Bより排気ガス流れ方向の
前方側のみで突出させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱金属の平板と
耐熱金属の波板を多重に巻回して排気ガスの流れの通路
となる多数のセルを形成した金属担体を用いた自動車排
気ガス浄化用触媒コンバーターに関するものである。
耐熱金属の波板を多重に巻回して排気ガスの流れの通路
となる多数のセルを形成した金属担体を用いた自動車排
気ガス浄化用触媒コンバーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動車排気ガス浄化用触
媒コンバーターは、真円形断面や、楕円形断面(ほぼ平
行な対向辺をもつレーシングトラック形断面をも含
む。)をなす触媒担体の内部にセルと呼ばれる排気ガス
が貫流する通路を多数設け、そのセル表面にアルミナ等
の微粒子を塗布し、その上に、白金,パラジウム,ロジ
ウム等の貴金属や、セリウム,ジルコニウム,ランタ
ン,バリウム等を担持させたものである。
媒コンバーターは、真円形断面や、楕円形断面(ほぼ平
行な対向辺をもつレーシングトラック形断面をも含
む。)をなす触媒担体の内部にセルと呼ばれる排気ガス
が貫流する通路を多数設け、そのセル表面にアルミナ等
の微粒子を塗布し、その上に、白金,パラジウム,ロジ
ウム等の貴金属や、セリウム,ジルコニウム,ランタ
ン,バリウム等を担持させたものである。
【0003】そして、触媒担体としては、セラミックス
材料よりなるものが多く用いられてきたが、近年では、
セル厚さを薄くできて通気抵抗を低減でき、熱伝導性が
高いので暖気特性に優れている金属担体の採用が増えて
きている。
材料よりなるものが多く用いられてきたが、近年では、
セル厚さを薄くできて通気抵抗を低減でき、熱伝導性が
高いので暖気特性に優れている金属担体の採用が増えて
きている。
【0004】図6は金属担体を用いた自動車排気ガス浄
化用触媒コンバーターの従来例の構造を示すものであっ
て、この自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター61
は、図11に示すような耐熱金属の平板11と耐熱金属
の波板12とを交互に重ねた状態にして多重に巻回して
排気ガスの流れの通路となる多数のセル13を形成した
金属担体14をコンバーターシェル62の中央太径部分
の内部に収容してなるものであり、セル13の表面に触
媒を担持させてなるものである。
化用触媒コンバーターの従来例の構造を示すものであっ
て、この自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター61
は、図11に示すような耐熱金属の平板11と耐熱金属
の波板12とを交互に重ねた状態にして多重に巻回して
排気ガスの流れの通路となる多数のセル13を形成した
金属担体14をコンバーターシェル62の中央太径部分
の内部に収容してなるものであり、セル13の表面に触
媒を担持させてなるものである。
【0005】この金属担体を用いた排気ガス浄化用触媒
コンバーターは、特にマニホールド付近に設置される触
媒、いわゆるマニ触媒の担体として使用されることが多
い。従って、エンジンに近くなり、高温の排気ガスに晒
されやすく、特に全開加速の様なエンジン負荷が高まっ
た場合には、触媒床の温度が1000℃を超えることも
あり、触媒コート層はより優れた熱耐久性を有すること
が必要となる。
コンバーターは、特にマニホールド付近に設置される触
媒、いわゆるマニ触媒の担体として使用されることが多
い。従って、エンジンに近くなり、高温の排気ガスに晒
されやすく、特に全開加速の様なエンジン負荷が高まっ
た場合には、触媒床の温度が1000℃を超えることも
あり、触媒コート層はより優れた熱耐久性を有すること
が必要となる。
【0006】従来、触媒コート層の熱耐久性向上のため
に、触媒自体の熱耐久性向上、すなわち、熱劣化の抑制
は専ら触媒コート層の改良で対応してきた。しかし、こ
のような改良は、コスト高や新規化合物の添加による貴
金属成分の活性低下と言う問題をもたらす場合がある。
に、触媒自体の熱耐久性向上、すなわち、熱劣化の抑制
は専ら触媒コート層の改良で対応してきた。しかし、こ
のような改良は、コスト高や新規化合物の添加による貴
金属成分の活性低下と言う問題をもたらす場合がある。
【0007】そこで、触媒床温度が1000℃を超える
といった高温の場合における触媒コート層の熱劣化を低
減させる別の手法として、担体経由でコンバーター外部
へなるべく多くの熱を放出して触媒コート層が受ける熱
エネルギーを少なくする手法が考えられる。
といった高温の場合における触媒コート層の熱劣化を低
減させる別の手法として、担体経由でコンバーター外部
へなるべく多くの熱を放出して触媒コート層が受ける熱
エネルギーを少なくする手法が考えられる。
【0008】ところが、現状の触媒コンバーターでは触
媒コート層を冷却するのは容易ではない。例えば、触媒
コンバーターに900℃の排気ガスを定常的に導入して
内部の温度測定を行うと、触媒の各断面においてその中
心の最も温度の高い部分よりも30℃以上温度が低い部
分は、担体の種類および形状を問わず、外周面から約3
0mm位までの部分、すなわち周辺部分である。
媒コート層を冷却するのは容易ではない。例えば、触媒
コンバーターに900℃の排気ガスを定常的に導入して
内部の温度測定を行うと、触媒の各断面においてその中
心の最も温度の高い部分よりも30℃以上温度が低い部
分は、担体の種類および形状を問わず、外周面から約3
0mm位までの部分、すなわち周辺部分である。
【0009】これは触媒コンバータに風をあてても、水
冷しても同様で、大きく変化しない。また、断面の中心
の温度はコンバーターを外部から冷却してもほとんど変
わらない。つまり、周辺部分のみが冷えている状態であ
る。そして、周辺部分以外の部分、すなわち中央部分の
温度が高い理由として、外界までの伝熱距離が大きいこ
と、中央部分に排気ガスが多く流れるにも拘らず熱を伝
える担体のセル壁の量が少ないことが原因と考えられ
る。
冷しても同様で、大きく変化しない。また、断面の中心
の温度はコンバーターを外部から冷却してもほとんど変
わらない。つまり、周辺部分のみが冷えている状態であ
る。そして、周辺部分以外の部分、すなわち中央部分の
温度が高い理由として、外界までの伝熱距離が大きいこ
と、中央部分に排気ガスが多く流れるにも拘らず熱を伝
える担体のセル壁の量が少ないことが原因と考えられ
る。
【0010】上に述べたように、担体の中央部分に専ら
排気ガスは流れてしまうので、排気ガスの大部分が流れ
る担体の中央部分を意図的に排気ガスが流れにくい構造
(例えば、高いセル密度とする構造、厚い壁厚とする構
造など)として熱が外界に伝わりやすい周辺部分により
多く排気ガスが流れるようにして、排気ガスが冷えやす
くする手法や、邪魔板を触媒の前側に設けて排気ガスの
流れの分布を変える手法などが知られている。
排気ガスは流れてしまうので、排気ガスの大部分が流れ
る担体の中央部分を意図的に排気ガスが流れにくい構造
(例えば、高いセル密度とする構造、厚い壁厚とする構
造など)として熱が外界に伝わりやすい周辺部分により
多く排気ガスが流れるようにして、排気ガスが冷えやす
くする手法や、邪魔板を触媒の前側に設けて排気ガスの
流れの分布を変える手法などが知られている。
【0011】例えば、 ・特開昭60−125252号:多数のセルからなるハ
ニカム構造体を装填するコンバーター入口の直径の約1
から1.5倍の直径の同心円内部のセルのピッチを密に
し、外部のセルのピッチを粗にする。
ニカム構造体を装填するコンバーター入口の直径の約1
から1.5倍の直径の同心円内部のセルのピッチを密に
し、外部のセルのピッチを粗にする。
【0012】・特開昭62−174525号:メタル担
体の波板のピッチと平板の板厚を中心部のセル密度が高
く、周辺部のセル密度が低くなるように変える。
体の波板のピッチと平板の板厚を中心部のセル密度が高
く、周辺部のセル密度が低くなるように変える。
【0013】・特開昭62−228615号:触媒の前
側に邪魔板となる排気ガス誘導用ガイドを設けて、排気
ガスの分配を変える。
側に邪魔板となる排気ガス誘導用ガイドを設けて、排気
ガスの分配を変える。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
手法には、次のような改良すべき点を有している場合が
ある。
手法には、次のような改良すべき点を有している場合が
ある。
【0015】・特開昭60−125252号で開示され
た担体は、セラミックよりなるモノリス担体であるた
め、放熱性に欠ける。また、断面積の大きな担体ではそ
の目的を達成できないといった問題点が有る。加えて、
セル密度は触媒性能の点から最適値が存在するが、排気
ガスの分配を変えると、分配改良のプラスの効果がセル
密度変更のマイナスの効果で相殺される恐れがある。
た担体は、セラミックよりなるモノリス担体であるた
め、放熱性に欠ける。また、断面積の大きな担体ではそ
の目的を達成できないといった問題点が有る。加えて、
セル密度は触媒性能の点から最適値が存在するが、排気
ガスの分配を変えると、分配改良のプラスの効果がセル
密度変更のマイナスの効果で相殺される恐れがある。
【0016】・特開昭62−174525号で開示され
た手法では、同一形状の波板・平板を連続的に生産する
方法を採用することができず、生産性が悪く、高コスト
となる。
た手法では、同一形状の波板・平板を連続的に生産する
方法を採用することができず、生産性が悪く、高コスト
となる。
【0017】・特開昭62−228615号で開示され
た手法では、邪魔板の形状寸法、取付け構造が、触媒形
状、エンジン形状、触媒取り付け位置等の他の要因で限
定され易いうえに、邪魔板自体で排気ガスを冷却するの
で、排気ガス温度が300℃以下で触媒の早期活性化が
要求される場合においては、更に温度が下がるという好
ましくない傾向を有する。
た手法では、邪魔板の形状寸法、取付け構造が、触媒形
状、エンジン形状、触媒取り付け位置等の他の要因で限
定され易いうえに、邪魔板自体で排気ガスを冷却するの
で、排気ガス温度が300℃以下で触媒の早期活性化が
要求される場合においては、更に温度が下がるという好
ましくない傾向を有する。
【0018】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであって、触媒の前側に邪魔板
となる排気ガス誘導用ガイドなどを設けずして排気ガス
をコンバーターの周辺部分側により多く流すことがで
き、触媒コート層が受ける熱エネルギーを金属担体を通
して速やかに外界に放出させることが可能であって、触
媒コート層の過熱による早期劣化を防止することが可能
であり、触媒性能を長期にわたって維持することが可能
である自動車排気ガス浄化用触媒コンバーターを提供す
ることを目的としている。
するためになされたものであって、触媒の前側に邪魔板
となる排気ガス誘導用ガイドなどを設けずして排気ガス
をコンバーターの周辺部分側により多く流すことがで
き、触媒コート層が受ける熱エネルギーを金属担体を通
して速やかに外界に放出させることが可能であって、触
媒コート層の過熱による早期劣化を防止することが可能
であり、触媒性能を長期にわたって維持することが可能
である自動車排気ガス浄化用触媒コンバーターを提供す
ることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる自動車排
気ガス浄化用触媒コンバーターは、請求項1に記載して
いるように、触媒を担持する担体を金属製とし、金属担
体の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを周
辺部分における担体長さよりも段階的にないしは連続的
に長くした構成としたことを特徴としている。
気ガス浄化用触媒コンバーターは、請求項1に記載して
いるように、触媒を担持する担体を金属製とし、金属担
体の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを周
辺部分における担体長さよりも段階的にないしは連続的
に長くした構成としたことを特徴としている。
【0020】そして、本発明に係わる自動車排気ガス浄
化用触媒コンバーターの実施態様においては、請求項2
に記載しているように、耐熱金属の平板と耐熱金属の波
板を多重に巻回して排気ガスの流れの通路となる多数の
セルを形成した金属担体に触媒を担持させた自動車排気
ガス浄化用触媒コンバーターにおいて、多重に巻回した
金属担体の巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の
担体長さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の
担体長さよりも長くした構造のものとしたことを特徴と
している。
化用触媒コンバーターの実施態様においては、請求項2
に記載しているように、耐熱金属の平板と耐熱金属の波
板を多重に巻回して排気ガスの流れの通路となる多数の
セルを形成した金属担体に触媒を担持させた自動車排気
ガス浄化用触媒コンバーターにおいて、多重に巻回した
金属担体の巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の
担体長さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の
担体長さよりも長くした構造のものとしたことを特徴と
している。
【0021】そして、同じく本発明に係わる自動車排気
ガス浄化用触媒コンバーターにおいては、請求項3に記
載しているように、多重に巻回した金属担体の巻回の中
央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周
辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長く
し、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス流れ
方向の前方側のみで突出させたものとしたり、請求項4
に記載しているように、多重に巻回した金属担体の巻回
の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回
の周辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも
長くし、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス
流れ方向の後方側のみで突出させたものとしたり、請求
項4に記載しているように、多重に巻回した金属担体の
巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを
巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さよ
りも長くし、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気
ガス流れ方向の後方側のみで突出させたものとしたり、
請求項5に記載しているように、多重に巻回した金属担
体の巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長
さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の担体長
さよりも長くし、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より
排気ガス流れ方向の前方側および後方側の両方で突出さ
せたものとしたりすることができ、これらの場合に、請
求項6に記載しているように、巻回の中央部分のうち巻
回の周辺部分より突出した部分とコンバーターシェルと
の間に支え部材を設けた構造のものとすることができ
る。
ガス浄化用触媒コンバーターにおいては、請求項3に記
載しているように、多重に巻回した金属担体の巻回の中
央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周
辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長く
し、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス流れ
方向の前方側のみで突出させたものとしたり、請求項4
に記載しているように、多重に巻回した金属担体の巻回
の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回
の周辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも
長くし、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス
流れ方向の後方側のみで突出させたものとしたり、請求
項4に記載しているように、多重に巻回した金属担体の
巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを
巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さよ
りも長くし、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気
ガス流れ方向の後方側のみで突出させたものとしたり、
請求項5に記載しているように、多重に巻回した金属担
体の巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長
さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の担体長
さよりも長くし、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より
排気ガス流れ方向の前方側および後方側の両方で突出さ
せたものとしたりすることができ、これらの場合に、請
求項6に記載しているように、巻回の中央部分のうち巻
回の周辺部分より突出した部分とコンバーターシェルと
の間に支え部材を設けた構造のものとすることができ
る。
【0022】同じく、本発明に係わる自動車排気ガス浄
化用触媒コンバーターの実施態様においては、請求項7
に記載しているように、巻回形状は略真円形状のものと
したり、請求項8に記載しているように、巻回形状は略
楕円形状のもの(ほぼ平行な対向辺をもつレーシングト
ラック形状であるものも勿論含む。)としたりすること
ができる。
化用触媒コンバーターの実施態様においては、請求項7
に記載しているように、巻回形状は略真円形状のものと
したり、請求項8に記載しているように、巻回形状は略
楕円形状のもの(ほぼ平行な対向辺をもつレーシングト
ラック形状であるものも勿論含む。)としたりすること
ができる。
【0023】同じく、本発明に係わる自動車排気ガス浄
化用触媒コンバーターの実施態様においては、請求項9
に記載しているように、巻回の中央部分の平板および/
または波板の板厚を巻回の周辺部分の平板および/また
は波板の板厚よりも厚くしたものとしたり、請求項10
に記載しているように、巻回の中央部分のセル密度を巻
回の周辺部分のセル密度よりも高くしたものとしたり、
請求項11に記載しているように、巻回の中央部分を巻
回の周辺部分の最外周面より30mm以上内側に入った
部分に設定したものとしたり、請求項12に記載してい
るように、巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の
担体長さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の
担体長さの1.1倍以上2.0倍以下の範囲内のものと
したり、請求項13に記載しているように、巻回の周辺
部分の断面積を金属担体全体の断面積の30%以上80
%以下の範囲内のものとしたりすることができる。
化用触媒コンバーターの実施態様においては、請求項9
に記載しているように、巻回の中央部分の平板および/
または波板の板厚を巻回の周辺部分の平板および/また
は波板の板厚よりも厚くしたものとしたり、請求項10
に記載しているように、巻回の中央部分のセル密度を巻
回の周辺部分のセル密度よりも高くしたものとしたり、
請求項11に記載しているように、巻回の中央部分を巻
回の周辺部分の最外周面より30mm以上内側に入った
部分に設定したものとしたり、請求項12に記載してい
るように、巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の
担体長さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の
担体長さの1.1倍以上2.0倍以下の範囲内のものと
したり、請求項13に記載しているように、巻回の周辺
部分の断面積を金属担体全体の断面積の30%以上80
%以下の範囲内のものとしたりすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明に係わる自動車排気ガス浄
化用触媒コンバーターは、前記したように、触媒を担持
する担体を金属製とし、金属担体の中央部分における排
気ガス流れ方向の担体長さを周辺部分における担体長さ
よりも長くした構成としたものであり、より具体的に
は、例えば、図11に示すように、耐熱金属の平板11
と耐熱金属の波板12を多重に巻回して排気ガスの流れ
の通路となる多数のセル13を形成した金属担体14に
触媒を担持させた自動車排気ガス浄化用触媒コンバータ
ーにおいて、多重に巻回した金属担体の巻回の中央部分
における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部分
における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長くした構
成としたものとすることができる。
化用触媒コンバーターは、前記したように、触媒を担持
する担体を金属製とし、金属担体の中央部分における排
気ガス流れ方向の担体長さを周辺部分における担体長さ
よりも長くした構成としたものであり、より具体的に
は、例えば、図11に示すように、耐熱金属の平板11
と耐熱金属の波板12を多重に巻回して排気ガスの流れ
の通路となる多数のセル13を形成した金属担体14に
触媒を担持させた自動車排気ガス浄化用触媒コンバータ
ーにおいて、多重に巻回した金属担体の巻回の中央部分
における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部分
における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長くした構
成としたものとすることができる。
【0025】そして、実施の一形態においては、図1に
示しているように、自動車排気ガス浄化用触媒コンバー
ター1のコンバーターシェル2の中央太径部分に設置さ
れる金属担体14において、多重に巻回した金属担体1
4の巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流れ方向の
担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気ガス流れ
方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分14Aを
巻回の周辺部分14Bより排気ガス流れ方向の前方側の
みで突出させた構造のものとすることができる。
示しているように、自動車排気ガス浄化用触媒コンバー
ター1のコンバーターシェル2の中央太径部分に設置さ
れる金属担体14において、多重に巻回した金属担体1
4の巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流れ方向の
担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気ガス流れ
方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分14Aを
巻回の周辺部分14Bより排気ガス流れ方向の前方側の
みで突出させた構造のものとすることができる。
【0026】また、実施の他の形態においては、図2に
示しているように、自動車排気ガス浄化用触媒コンバー
ター1のコンバーターシェル2の中央太径部分に設置さ
れる金属担体14において、多重に巻回した金属担体1
4の巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流れ方向の
担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気ガス流れ
方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分14Aを
巻回の周辺部分14Bより排気ガス流れ方向の後方側の
みで突出させた構造のものとすることができる。
示しているように、自動車排気ガス浄化用触媒コンバー
ター1のコンバーターシェル2の中央太径部分に設置さ
れる金属担体14において、多重に巻回した金属担体1
4の巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流れ方向の
担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気ガス流れ
方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分14Aを
巻回の周辺部分14Bより排気ガス流れ方向の後方側の
みで突出させた構造のものとすることができる。
【0027】さらに、実施の他の形態においては、図3
に示しているように、自動車排気ガス浄化用触媒コンバ
ーター1のコンバーターシェル2の中央太径部分に設置
される金属担体14において、多重に巻回した金属担体
14の巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流れ方向
の担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気ガス流
れ方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分14A
を巻回の周辺部分14Bより排気ガス流れ方向の前方側
および後方側の両方で突出させた構造のものとすること
ができる。
に示しているように、自動車排気ガス浄化用触媒コンバ
ーター1のコンバーターシェル2の中央太径部分に設置
される金属担体14において、多重に巻回した金属担体
14の巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流れ方向
の担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気ガス流
れ方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分14A
を巻回の周辺部分14Bより排気ガス流れ方向の前方側
および後方側の両方で突出させた構造のものとすること
ができる。
【0028】そして、図1および図2に示した実施形態
のものにおいて、それぞれ図4および図5に示すよう
に、巻回の中央部分14Aのうち巻回の周辺部分14B
より突出した部分とコンバーターシェル2との間に支え
部材3を設けた構造のものとすることができる。
のものにおいて、それぞれ図4および図5に示すよう
に、巻回の中央部分14Aのうち巻回の周辺部分14B
より突出した部分とコンバーターシェル2との間に支え
部材3を設けた構造のものとすることができる。
【0029】そして、金属担体14の巻回形状は図7に
示すように、略真円形状のものとしたり、図8に示すよ
うに、巻回形状は略楕円形状のもの(図8において示す
ように正確には対向する辺が平行をなす部分を有するレ
ーシングトラック形状のもの)としたりすることがで
き、図4および図5に示したような支え部材3を設ける
場合には、それぞれ図9および図10に示すように、対
称形状となる位置に支え部材3を複数設けるようになす
ことも場合によっては望ましい。
示すように、略真円形状のものとしたり、図8に示すよ
うに、巻回形状は略楕円形状のもの(図8において示す
ように正確には対向する辺が平行をなす部分を有するレ
ーシングトラック形状のもの)としたりすることがで
き、図4および図5に示したような支え部材3を設ける
場合には、それぞれ図9および図10に示すように、対
称形状となる位置に支え部材3を複数設けるようになす
ことも場合によっては望ましい。
【0030】さらに、実施の形態においては、巻回の中
央部分14Aの平板11および/または波板12の板厚
を巻回の周辺部分14Bの平板11および/または波板
12の板厚よりも厚くしたり、巻回の中央部分14Aの
セル密度を巻回の周辺部分14Bのセル密度よりも高く
したり、巻回の中央部分14Aを巻回の周辺部分14B
の最外周面より30mm以上内側に入った部分に設定し
たり、巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流れ方向
の担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気ガス流
れ方向の担体長さの1.1倍以上2.0倍以下の範囲内
のものとしたり、巻回の周辺部分14Bの断面積を金属
担体全体の断面積の30%以上80%以下の範囲内のも
のとしたりすることができる。
央部分14Aの平板11および/または波板12の板厚
を巻回の周辺部分14Bの平板11および/または波板
12の板厚よりも厚くしたり、巻回の中央部分14Aの
セル密度を巻回の周辺部分14Bのセル密度よりも高く
したり、巻回の中央部分14Aを巻回の周辺部分14B
の最外周面より30mm以上内側に入った部分に設定し
たり、巻回の中央部分14Aにおける排気ガス流れ方向
の担体長さを巻回の周辺部分14Bにおける排気ガス流
れ方向の担体長さの1.1倍以上2.0倍以下の範囲内
のものとしたり、巻回の周辺部分14Bの断面積を金属
担体全体の断面積の30%以上80%以下の範囲内のも
のとしたりすることができる。
【0031】
【発明の作用】本発明に係わる自動車排気ガス浄化用触
媒コンバーターは、上述した構成を有するものであっ
て、中央部分のセルの長さを周辺部分のセルの長さより
も長くすることで、中央部分の通気抵抗がこれより長さ
の短い周辺部分の通気抵抗よりも増大し、排気ガスは専
ら通気抵抗のより小さな周辺部分を流れるようになる。
媒コンバーターは、上述した構成を有するものであっ
て、中央部分のセルの長さを周辺部分のセルの長さより
も長くすることで、中央部分の通気抵抗がこれより長さ
の短い周辺部分の通気抵抗よりも増大し、排気ガスは専
ら通気抵抗のより小さな周辺部分を流れるようになる。
【0032】そして、ここで言う周辺部分とは、担体外
周面から最大30mm迄中に入った部分であるものとす
ることがより望ましく、この周辺部分は外界へ熱を伝え
やすい部分である。また、中心部分とは周辺部分より内
側の部分である。そして、周辺部分に専ら排気ガスを流
すようにすることで周辺部分の触媒コート層が受ける熱
エネルギーは金属担体を経由して速やかに外界に放出さ
れる。また、中央部分を流れる排気ガスもやはり担体の
飛び出した側面からより望ましくは最大30mmの部分
の熱エネルギーは周辺部分に入る排気ガスに放出されや
すい。この熱エネルギーは対流および熱輻射でコンバー
ターシェルに直接熱エネルギーが伝達され、あるいは担
体周辺部分から熱エネルギーが伝達される。
周面から最大30mm迄中に入った部分であるものとす
ることがより望ましく、この周辺部分は外界へ熱を伝え
やすい部分である。また、中心部分とは周辺部分より内
側の部分である。そして、周辺部分に専ら排気ガスを流
すようにすることで周辺部分の触媒コート層が受ける熱
エネルギーは金属担体を経由して速やかに外界に放出さ
れる。また、中央部分を流れる排気ガスもやはり担体の
飛び出した側面からより望ましくは最大30mmの部分
の熱エネルギーは周辺部分に入る排気ガスに放出されや
すい。この熱エネルギーは対流および熱輻射でコンバー
ターシェルに直接熱エネルギーが伝達され、あるいは担
体周辺部分から熱エネルギーが伝達される。
【0033】このようにして、本発明の自動車排気ガス
浄化用コンバーターの構造とすることによって、金属担
体を冷えやすくして触媒コート層の劣化を抑制し、触媒
性能が長期にわたって維持されることとなる。
浄化用コンバーターの構造とすることによって、金属担
体を冷えやすくして触媒コート層の劣化を抑制し、触媒
性能が長期にわたって維持されることとなる。
【0034】中央部分を周辺部分より長くする程度につ
いては、1.1倍から2.0倍の範囲とすることがより
望ましい。すなわち、1.1倍より短いと触媒コート量
のばらつきによって中央部分と周辺部分の通気抵抗の差
異がキャンセルされてしまう可能性があり、2.0倍よ
り長いと触媒コンバーターが受ける熱衝撃や振動によっ
て中央部分が著しく振動しコンバーターシェルと担体の
接続が破断されてしまう恐れがあるからである。また、
コンバーターに入る長さにするのは当然である。
いては、1.1倍から2.0倍の範囲とすることがより
望ましい。すなわち、1.1倍より短いと触媒コート量
のばらつきによって中央部分と周辺部分の通気抵抗の差
異がキャンセルされてしまう可能性があり、2.0倍よ
り長いと触媒コンバーターが受ける熱衝撃や振動によっ
て中央部分が著しく振動しコンバーターシェルと担体の
接続が破断されてしまう恐れがあるからである。また、
コンバーターに入る長さにするのは当然である。
【0035】中央部分の飛び出しは前述したように排気
ガスが入る側、出る側の何れでもよく、搭載車両の都合
に合わせて設定すればよいが、望ましくは入る側、即ち
フロント側の方が好ましい。これは少しでも触媒の一部
を前出しすることで排気ガス温度が低い時にその部分が
早く排気ガスに接触して早く暖まり早期に活性化してそ
の反応熱により触媒全体が暖められて活性化するためで
ある。そして、飛び出して前にでている部分は担体の一
部であるので熱容量が小さく、より早く活性化しやす
い。
ガスが入る側、出る側の何れでもよく、搭載車両の都合
に合わせて設定すればよいが、望ましくは入る側、即ち
フロント側の方が好ましい。これは少しでも触媒の一部
を前出しすることで排気ガス温度が低い時にその部分が
早く排気ガスに接触して早く暖まり早期に活性化してそ
の反応熱により触媒全体が暖められて活性化するためで
ある。そして、飛び出して前にでている部分は担体の一
部であるので熱容量が小さく、より早く活性化しやす
い。
【0036】排気ガスは温度が高いと粘度が高く、低い
と大きい。従って、早期活性化を要求される排気ガス温
度の低いときには、中央部分にガスが貫流しやすく、高
温ではガスが貫流しにくいので、劣化はあまり問題とな
らない。このフロント側へ飛び出す程度は、排気ガスの
最高温度とコンバーターのフロントディフューザー部分
の形状で決めてよい。勿論、触媒をエンジンに近付ける
ほど、排気ガス温度が高いので、劣化が著しい温度の場
合は、中央部分を後ろ出しにした方が良い場合もある。
と大きい。従って、早期活性化を要求される排気ガス温
度の低いときには、中央部分にガスが貫流しやすく、高
温ではガスが貫流しにくいので、劣化はあまり問題とな
らない。このフロント側へ飛び出す程度は、排気ガスの
最高温度とコンバーターのフロントディフューザー部分
の形状で決めてよい。勿論、触媒をエンジンに近付ける
ほど、排気ガス温度が高いので、劣化が著しい温度の場
合は、中央部分を後ろ出しにした方が良い場合もある。
【0037】中央部分の飛び出している部分の側面はコ
ンバーターシェルと支え部材で繋がっているものとして
いてもちろんよい。これはマニ触媒コンバーターは振動
を外部から与えられるので、飛び出している中央部分が
揺れ、そのストレスが担体とコンバーターシェルとの接
合部分に加わるからである。特に中央部分が周辺部分よ
りも1.5倍以上大きい場合は必要であることが多いと
考えられる。
ンバーターシェルと支え部材で繋がっているものとして
いてもちろんよい。これはマニ触媒コンバーターは振動
を外部から与えられるので、飛び出している中央部分が
揺れ、そのストレスが担体とコンバーターシェルとの接
合部分に加わるからである。特に中央部分が周辺部分よ
りも1.5倍以上大きい場合は必要であることが多いと
考えられる。
【0038】このときに用いる支え部材は、溶接やろう
付けなどで固定することが望ましい。また、支え部材は
排気ガスの分配を大きく乱さないようにすることが必要
である。
付けなどで固定することが望ましい。また、支え部材は
排気ガスの分配を大きく乱さないようにすることが必要
である。
【0039】排気ガスの温度が高いときに周辺部分に排
気ガスが多く分配されて、外部に放熱しやすくするた
め、中央部分に用いられている平板および/または波板
の厚さが周辺部分の平板および/または波板よりも厚く
なっているものとしたり、中央部分のセル密度が周辺部
分のセル密度よりも大きくなっているものとしたりして
もよい。何れの手段も中央部分と周辺部分の通気抵抗の
差を拡大するもので、それぞれ単独で採用しても、併用
してもよい。
気ガスが多く分配されて、外部に放熱しやすくするた
め、中央部分に用いられている平板および/または波板
の厚さが周辺部分の平板および/または波板よりも厚く
なっているものとしたり、中央部分のセル密度が周辺部
分のセル密度よりも大きくなっているものとしたりして
もよい。何れの手段も中央部分と周辺部分の通気抵抗の
差を拡大するもので、それぞれ単独で採用しても、併用
してもよい。
【0040】担体の周辺部分に排気ガスの分配があまり
多いと、排気ガスの温度が低いときの転化率に悪影響を
与えるので、周辺部分の断面積が担体全体の断面積に占
める比率は30%以上80%以下であるものとすること
が望ましい。そして、30%よりも少ないと冷却効果が
少ない傾向となり、80%よりも多いと低い排気ガス温
度のときの転化率が低くなる傾向となるので望ましくな
い。
多いと、排気ガスの温度が低いときの転化率に悪影響を
与えるので、周辺部分の断面積が担体全体の断面積に占
める比率は30%以上80%以下であるものとすること
が望ましい。そして、30%よりも少ないと冷却効果が
少ない傾向となり、80%よりも多いと低い排気ガス温
度のときの転化率が低くなる傾向となるので望ましくな
い。
【0041】担体の断面形状は丸でも楕円ないしはレー
シングトラックの何れでもよく、コンバーターの放熱面
積を稼いで放熱量を増やすためにいわゆるトーラス形状
(断面:ドーナツ形状)のものでもよい。
シングトラックの何れでもよく、コンバーターの放熱面
積を稼いで放熱量を増やすためにいわゆるトーラス形状
(断面:ドーナツ形状)のものでもよい。
【0042】金属担体は厚さが30μmから80μm程
度の耐熱性金属箔状の板、例えば、Fe−20重量%C
r−5重量Al組成のフェライト系ステンレス鋼箔より
なる板を所定の幅となるように切り出し、その一部を波
付け加工等を施した箔状の波板とし、平板と波板を共に
巻き上げるか積層して多数のセルを有するハニカム体と
し、これを耐熱性のステンレス鋼製ケース(コンバータ
ーシェル)に挿入してからろう付け等の処理を施して接
合して製造するようになすことができる。本発明の担体
の製造方法としては、巻き上げる方法が容易であり、望
ましい方法といえるが、特に限定はされない。
度の耐熱性金属箔状の板、例えば、Fe−20重量%C
r−5重量Al組成のフェライト系ステンレス鋼箔より
なる板を所定の幅となるように切り出し、その一部を波
付け加工等を施した箔状の波板とし、平板と波板を共に
巻き上げるか積層して多数のセルを有するハニカム体と
し、これを耐熱性のステンレス鋼製ケース(コンバータ
ーシェル)に挿入してからろう付け等の処理を施して接
合して製造するようになすことができる。本発明の担体
の製造方法としては、巻き上げる方法が容易であり、望
ましい方法といえるが、特に限定はされない。
【0043】本発明では箔状の板の幅を中央部分と周辺
部分とで変えるので、箔状の板を巻き上げて担体とする
製造方法では最初に巻き上げる中央部分の箔ないしは板
の幅を大きくし、所定の巻き数で箔ないしは板の幅をよ
り狭いものに変え、中央部分のどの部分に巻き付けるの
か(すなわち、フロント突出とするか、リヤ突出とする
か、両方突出とするか)を決めて巻き上げることで製造
できる。
部分とで変えるので、箔状の板を巻き上げて担体とする
製造方法では最初に巻き上げる中央部分の箔ないしは板
の幅を大きくし、所定の巻き数で箔ないしは板の幅をよ
り狭いものに変え、中央部分のどの部分に巻き付けるの
か(すなわち、フロント突出とするか、リヤ突出とする
か、両方突出とするか)を決めて巻き上げることで製造
できる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれらによって限定されるものではない。
本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0045】実施例1 (工程1) Crを20重量%、Alを5重量%含む厚
さ50μmのフェライト系ステンレス鋼箔よりなる板を
幅W1が118mmおよびW2が88mmのもの切り出
し、それぞれの一部に波付け加工を施す。この波付け加
工は、巻き上げたときにできるセルの密度が620k個
/m2となるように行う。
さ50μmのフェライト系ステンレス鋼箔よりなる板を
幅W1が118mmおよびW2が88mmのもの切り出
し、それぞれの一部に波付け加工を施す。この波付け加
工は、巻き上げたときにできるセルの密度が620k個
/m2となるように行う。
【0046】(工程2) 図1に示す幅W1が118m
mのステンレス鋼箔よりなる平板と波板(図11に示し
た平板11と波板12に相当)を共に巻き上げて図1に
示す直径D1が88mmでかつ断面形状が図7に示した
ような丸型の中央部分14Aとなるハニカム体を形成す
る。
mのステンレス鋼箔よりなる平板と波板(図11に示し
た平板11と波板12に相当)を共に巻き上げて図1に
示す直径D1が88mmでかつ断面形状が図7に示した
ような丸型の中央部分14Aとなるハニカム体を形成す
る。
【0047】(工程3) 工程2のハニカム体の外周に
図1に示す幅W2が88mmのステンレス鋼箔よりなる
平板と波板(図11に示した平板11と波板12に相
当)を共に図1に示す幅T1が30mmとなる分だけ巻
き上げて、中央部分14Aが飛び出した図1に示す直径
D2が148mmのハニカム体を作る。このとき、幅W
2が88mmの箔を巻回した周辺部分14Bの一端を幅
W1が118mm箔を巻回した中央部分14Aのハニカ
ム体の一端(すなわち、リヤ側)に揃える。
図1に示す幅W2が88mmのステンレス鋼箔よりなる
平板と波板(図11に示した平板11と波板12に相
当)を共に図1に示す幅T1が30mmとなる分だけ巻
き上げて、中央部分14Aが飛び出した図1に示す直径
D2が148mmのハニカム体を作る。このとき、幅W
2が88mmの箔を巻回した周辺部分14Bの一端を幅
W1が118mm箔を巻回した中央部分14Aのハニカ
ム体の一端(すなわち、リヤ側)に揃える。
【0048】(工程4) 工程3のハニカム体の外側に
箔状のろう材(JIS Z−3265で制定されるNi
ろうおよびNi−Alを主体としたものでBNi−5相
当品)を、内部に粉末のろう材を付着させてケーシング
の内部に挿入して接合処理(接合処理の手段としては、
空気中にて100〜600℃に加熱した後、真空中(1
0のマイナス4乗Torr)にて1180〜1230℃
で2時間以内の加熱を行う)を行い、図1に示すような
金属担体14を得た。
箔状のろう材(JIS Z−3265で制定されるNi
ろうおよびNi−Alを主体としたものでBNi−5相
当品)を、内部に粉末のろう材を付着させてケーシング
の内部に挿入して接合処理(接合処理の手段としては、
空気中にて100〜600℃に加熱した後、真空中(1
0のマイナス4乗Torr)にて1180〜1230℃
で2時間以内の加熱を行う)を行い、図1に示すような
金属担体14を得た。
【0049】(工程5) γ−アルミナを主成分とする
活性アルミナ粉末1000gに対してジニトロジアンミ
ン白金溶液を用いてPt量が1.5重量%となるように
加え、よく撹拌した後オーブンを用いて150℃で3時
間乾燥し、400℃で4時間焼成して、Pt/Al2O
3触媒粉末を得た。次いで、このPt/Al2O3触媒
粉末700gと酸化セリウム300gおよびアルミナゾ
ル1000gをボールミルポットに投入し8時間粉砕し
てスラリーを得た。得られたスラリーを金属担体に塗布
し、乾燥した後400℃で2時間焼成した。このときの
コーティング量は160g/Lとした。
活性アルミナ粉末1000gに対してジニトロジアンミ
ン白金溶液を用いてPt量が1.5重量%となるように
加え、よく撹拌した後オーブンを用いて150℃で3時
間乾燥し、400℃で4時間焼成して、Pt/Al2O
3触媒粉末を得た。次いで、このPt/Al2O3触媒
粉末700gと酸化セリウム300gおよびアルミナゾ
ル1000gをボールミルポットに投入し8時間粉砕し
てスラリーを得た。得られたスラリーを金属担体に塗布
し、乾燥した後400℃で2時間焼成した。このときの
コーティング量は160g/Lとした。
【0050】次に、γ−アルミナを主成分とする活性ア
ルミナ粉末1000gに対して硝酸ロジウム溶液をRh
量が1重量%となるように加え、よく撹拌した後オーブ
ンを用いて150℃で3時間乾燥し、400℃で4時間
焼成して、Rh/Al2O3触媒粉末を得た。次いで、
このRh/Al2O3触媒粉末1000gとアルミナゾ
ル1000gをボールミルポットに投入し、8時間粉砕
してスラリーを得た。得られたスラリーを既にPt/A
l2O3を塗布した金属担体14に塗布して乾燥した後
400℃で2時間焼成した。このとき、触媒の塗布量は
40g/Lとした。そして、触媒塗布量の合計は200
g/Lで、金属担体触媒を得た。
ルミナ粉末1000gに対して硝酸ロジウム溶液をRh
量が1重量%となるように加え、よく撹拌した後オーブ
ンを用いて150℃で3時間乾燥し、400℃で4時間
焼成して、Rh/Al2O3触媒粉末を得た。次いで、
このRh/Al2O3触媒粉末1000gとアルミナゾ
ル1000gをボールミルポットに投入し、8時間粉砕
してスラリーを得た。得られたスラリーを既にPt/A
l2O3を塗布した金属担体14に塗布して乾燥した後
400℃で2時間焼成した。このとき、触媒の塗布量は
40g/Lとした。そして、触媒塗布量の合計は200
g/Lで、金属担体触媒を得た。
【0051】(工程6) 工程5の金属担体触媒の前後
にディフューザーとなるコンバーターシェル2を溶接で
取り付けて、実施例1の触媒コンバーター1を得た。こ
のとき、中央部分14Aの飛び出している側をフロント
側とした。
にディフューザーとなるコンバーターシェル2を溶接で
取り付けて、実施例1の触媒コンバーター1を得た。こ
のとき、中央部分14Aの飛び出している側をフロント
側とした。
【0052】実施例2 実施例1において、中央部分14Aの飛び出している側
を図2に示したようにリヤ側とした以外は同様にして実
施例2の触媒コンバーターを得た。
を図2に示したようにリヤ側とした以外は同様にして実
施例2の触媒コンバーターを得た。
【0053】実施例3 実施例1において、幅W1が118mmの箔の幅を15
0mmにする以外は同様にして実施例3の触媒コンバー
ターを得た。
0mmにする以外は同様にして実施例3の触媒コンバー
ターを得た。
【0054】実施例4 実施例1において、幅W2が88mmの箔を図1の寸法
T1が15mmとなる分だけ巻いて工程3のハニカム体
とする以外は同様にして実施例4の触媒コンバーターを
得た。
T1が15mmとなる分だけ巻いて工程3のハニカム体
とする以外は同様にして実施例4の触媒コンバーターを
得た。
【0055】実施例5 実施例1において、幅W2が88mmの箔の一端を幅W
1が118mmの箔の工程2のハニカム体の一端から1
5mmの位置にする(すなわち、図3に示すように、中
央部分14Aのフロント側の突出量を15mmとし、リ
ヤ側の突出量を15mmとする)以外は同様にして実施
例5の触媒コンバーターを得た。
1が118mmの箔の工程2のハニカム体の一端から1
5mmの位置にする(すなわち、図3に示すように、中
央部分14Aのフロント側の突出量を15mmとし、リ
ヤ側の突出量を15mmとする)以外は同様にして実施
例5の触媒コンバーターを得た。
【0056】実施例6 実施例3において、図4に示すように中央部分14Aの
支え部材3を取付ける以外は同様にして実施例6の触媒
コンバーターを得た。
支え部材3を取付ける以外は同様にして実施例6の触媒
コンバーターを得た。
【0057】実施例7 実施例1において、幅W1が118mmの箔よりなる工
程2のハニカム体のセル密度を930k個/m2する以
外は同様にして実施例7の触媒コンバーターを得た。
程2のハニカム体のセル密度を930k個/m2する以
外は同様にして実施例7の触媒コンバーターを得た。
【0058】実施例8 実施例1において、幅W1が118mmの箔の厚さを8
0μmとする以外は同様にして実施例8の触媒コンバー
ターを得た。
0μmとする以外は同様にして実施例8の触媒コンバー
ターを得た。
【0059】実施例9 実施例1において、幅W2が88mmの箔の厚さを30
μmとする以外は同様にして実施例9の触媒コンバータ
ーを得た。
μmとする以外は同様にして実施例9の触媒コンバータ
ーを得た。
【0060】実施例10 実施例1において、幅W1が118mmの箔の厚さを8
0μmとし、幅W2が88mmの箔の厚さを30μmと
する以外は同様にして実施例10の触媒コンバーターを
得た。
0μmとし、幅W2が88mmの箔の厚さを30μmと
する以外は同様にして実施例10の触媒コンバーターを
得た。
【0061】実施例11 実施例1において、幅W1が118mmの箔の厚さを8
0μmで、工程2のハニカム体のセル密度を930k個
/m2とし、幅W2が88mmの箔の厚さを30μmと
する以外は同様にして実施例11の触媒コンバーターを
得た。
0μmで、工程2のハニカム体のセル密度を930k個
/m2とし、幅W2が88mmの箔の厚さを30μmと
する以外は同様にして実施例11の触媒コンバーターを
得た。
【0062】実施例12 実施例1において、工程2のハニカム体の形状を長径が
124mm、短径が58mmのレーシングトラック形状
とし、幅W2が88mmの箔を幅T1が20mmとなる
分だけその形状に沿って巻き上げる以外は同様にして実
施例12の触媒コンバーターを得た。
124mm、短径が58mmのレーシングトラック形状
とし、幅W2が88mmの箔を幅T1が20mmとなる
分だけその形状に沿って巻き上げる以外は同様にして実
施例12の触媒コンバーターを得た。
【0063】実施例13 実施例12において、工程2のハニカム体の形状を長径
が104mm、短径が34mmのレーシングトラック形
状とし、幅W2が88mmの箔を幅T1が30mmとな
る分だけその形状に沿って巻き上げる以外は同様にして
実施例13の触媒コンバーターを得た。
が104mm、短径が34mmのレーシングトラック形
状とし、幅W2が88mmの箔を幅T1が30mmとな
る分だけその形状に沿って巻き上げる以外は同様にして
実施例13の触媒コンバーターを得た。
【0064】実施例14 実施例12において、工程2のハニカム体に幅W2が8
8mmの箔の一端を幅W1が118mmの箔の工程2の
ハニカム体の一端から15mmの位置に揃える(すなわ
ち、図3に示すように、中央部分14Aのフロント側お
よびリヤ側の突出量を共に15mmとする。)以外は同
様にして実施例14の触媒コンバーターを得た。
8mmの箔の一端を幅W1が118mmの箔の工程2の
ハニカム体の一端から15mmの位置に揃える(すなわ
ち、図3に示すように、中央部分14Aのフロント側お
よびリヤ側の突出量を共に15mmとする。)以外は同
様にして実施例14の触媒コンバーターを得た。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】比較例1 実施例1において、幅が155mmの箔よりなる平板お
よび波板を共に巻き上げて直径が118mmの金属担体
とし、工程3を省略する以外は同様にして比較例1の触
媒コンバーターを得た。
よび波板を共に巻き上げて直径が118mmの金属担体
とし、工程3を省略する以外は同様にして比較例1の触
媒コンバーターを得た。
【0068】比較例2 比較例1において、幅が118mmの箔よりなる平板お
よび波板を共に巻き上げて直径が136mmの金属担体
とする以外は同様にして比較例2の触媒コンバーターを
得た。
よび波板を共に巻き上げて直径が136mmの金属担体
とする以外は同様にして比較例2の触媒コンバーターを
得た。
【0069】評価例1 本発明の実施例1〜14の触媒コンバーターに室温(2
5℃)および300℃で風量2m3/minの空気を流
し、中央部分14Aと周辺部分14Bを流れるガスの量
を比較した。この結果を表3に示す。表3においては、
室温と300℃における各触媒の中央部分14Aと周辺
部分14Bのガス流量を示しているが、いずれの場合に
おいてもガス温度が高くなると中央部分14Aを流れる
ガスの量は少なくなっていることが明らかであり、より
高温では周辺部分14Bにさらに多くのガスが流れるも
のとなっていた。
5℃)および300℃で風量2m3/minの空気を流
し、中央部分14Aと周辺部分14Bを流れるガスの量
を比較した。この結果を表3に示す。表3においては、
室温と300℃における各触媒の中央部分14Aと周辺
部分14Bのガス流量を示しているが、いずれの場合に
おいてもガス温度が高くなると中央部分14Aを流れる
ガスの量は少なくなっていることが明らかであり、より
高温では周辺部分14Bにさらに多くのガスが流れるも
のとなっていた。
【0070】
【表3】
【0071】評価例2 本発明の実施例1〜14および比較例1,2の各触媒コ
ンバーターを1500ccのエンジンの間においてホー
ルドに装着して、入口温度が950℃、空燃比(A/
F)が14.6、使用ガソリンは無鉛の条件で急速劣化
耐久試験を行った。
ンバーターを1500ccのエンジンの間においてホー
ルドに装着して、入口温度が950℃、空燃比(A/
F)が14.6、使用ガソリンは無鉛の条件で急速劣化
耐久試験を行った。
【0072】そして、耐久試験後の各触媒について浄化
性能を評価した。このときの評価は、排気量が2000
ccのエンジンで空燃比(A/F)が14.6、空燃比
(A/F)の振幅が0.5A/F、周波数が1Hz、入
りガス温度が400℃の条件で行った。下記の表4にそ
の結果を示す。
性能を評価した。このときの評価は、排気量が2000
ccのエンジンで空燃比(A/F)が14.6、空燃比
(A/F)の振幅が0.5A/F、周波数が1Hz、入
りガス温度が400℃の条件で行った。下記の表4にそ
の結果を示す。
【0073】
【表4】
【0074】表4に示した結果より明らかなように、本
発明実施例1〜14の各触媒コンバーターでは、いずれ
も触媒性能の劣化が少なく、耐久試験後においても優れ
た浄化性能を有していることが認められた。
発明実施例1〜14の各触媒コンバーターでは、いずれ
も触媒性能の劣化が少なく、耐久試験後においても優れ
た浄化性能を有していることが認められた。
【0075】
【発明の効果】本発明に係わる自動車排気ガス浄化用触
媒コンバーターによれば、請求項1に記載しているよう
に、触媒を担持する担体を金属製とし、金属担体の中央
部分における排気ガス流れ方向の担体長さを周辺部分に
おける担体長さよりも長くした構成としており、より具
体的には、請求項2に記載しているように、耐熱金属の
平板と耐熱金属の波板を多重に巻回して排気ガスの流れ
の通路となる多数のセルを形成した金属担体に触媒を担
持させた自動車排気ガス浄化用触媒コンバーターにおい
て、多重に巻回した金属担体の巻回の中央部分における
排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部分における
排気ガス流れ方向の担体長さよりも長くした構成とした
から、排気ガスは中心部分よりも周辺部分においてより
多く流すことが可能となり、排気ガスは冷却されやすも
のとなって高温の排気ガスによる触媒コート層の劣化を
防止することが可能となるので、触媒による浄化性能を
長期にわたって良好なものに維持することが可能である
自動車排気ガス浄化用触媒コンバーターを提供すること
ができるという著大なる効果がもたらされる。
媒コンバーターによれば、請求項1に記載しているよう
に、触媒を担持する担体を金属製とし、金属担体の中央
部分における排気ガス流れ方向の担体長さを周辺部分に
おける担体長さよりも長くした構成としており、より具
体的には、請求項2に記載しているように、耐熱金属の
平板と耐熱金属の波板を多重に巻回して排気ガスの流れ
の通路となる多数のセルを形成した金属担体に触媒を担
持させた自動車排気ガス浄化用触媒コンバーターにおい
て、多重に巻回した金属担体の巻回の中央部分における
排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部分における
排気ガス流れ方向の担体長さよりも長くした構成とした
から、排気ガスは中心部分よりも周辺部分においてより
多く流すことが可能となり、排気ガスは冷却されやすも
のとなって高温の排気ガスによる触媒コート層の劣化を
防止することが可能となるので、触媒による浄化性能を
長期にわたって良好なものに維持することが可能である
自動車排気ガス浄化用触媒コンバーターを提供すること
ができるという著大なる効果がもたらされる。
【0076】そして、請求項3に記載しているように、
多重に巻回した金属担体の巻回の中央部分における排気
ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部分における排気
ガス流れ方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分
を巻回の周辺部分より排気ガス流れ方向の前方側のみで
突出させたものとすることによって、触媒の一部を前出
しすることが可能となり、排気ガス温度が低いときにそ
の部分が早く排気ガスに接触して早く暖まることにより
早期に活性化してその反応熱により触媒全体が暖められ
て早期に活性化するようになるという効果がもたらさ
れ、請求項4に記載しているように、多重に巻回した金
属担体の巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の担
体長さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の担
体長さよりも長くし、巻回の中央部分を巻回の周辺部分
より排気ガス流れ方向の後方側のみで突出させたものと
することによって、触媒をエンジンに近付ける場合のよ
うな排気ガス温度が高いときに触媒の劣化を抑制するこ
とが可能になるという効果がもたらされ、請求項5に記
載しているように、多重に巻回した金属担体の巻回の中
央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周
辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長く
し、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス流れ
方向の前方側および後方側の両方で突出させたものとす
ることによって、触媒の早期活性化を得ることができる
と共に高温の排気ガスによる触媒の早期劣化を防止する
ことが可能になるという効果がもたらされる。
多重に巻回した金属担体の巻回の中央部分における排気
ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部分における排気
ガス流れ方向の担体長さよりも長くし、巻回の中央部分
を巻回の周辺部分より排気ガス流れ方向の前方側のみで
突出させたものとすることによって、触媒の一部を前出
しすることが可能となり、排気ガス温度が低いときにそ
の部分が早く排気ガスに接触して早く暖まることにより
早期に活性化してその反応熱により触媒全体が暖められ
て早期に活性化するようになるという効果がもたらさ
れ、請求項4に記載しているように、多重に巻回した金
属担体の巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の担
体長さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の担
体長さよりも長くし、巻回の中央部分を巻回の周辺部分
より排気ガス流れ方向の後方側のみで突出させたものと
することによって、触媒をエンジンに近付ける場合のよ
うな排気ガス温度が高いときに触媒の劣化を抑制するこ
とが可能になるという効果がもたらされ、請求項5に記
載しているように、多重に巻回した金属担体の巻回の中
央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周
辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長く
し、巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス流れ
方向の前方側および後方側の両方で突出させたものとす
ることによって、触媒の早期活性化を得ることができる
と共に高温の排気ガスによる触媒の早期劣化を防止する
ことが可能になるという効果がもたらされる。
【0077】さらに、請求項6に記載しているように、
巻回の中央部分のうち巻回の周辺部分より突出した部分
とコンバーターシェルとの間に支え部材を設けたものと
することによって、周辺部分より飛び出している中央部
分の損傷を防止することが可能になるという効果がもた
らされる。
巻回の中央部分のうち巻回の周辺部分より突出した部分
とコンバーターシェルとの間に支え部材を設けたものと
することによって、周辺部分より飛び出している中央部
分の損傷を防止することが可能になるという効果がもた
らされる。
【0078】また、請求項7に記載しているように、巻
回形状は略真円形状のものとしたり、請求項8に記載し
ているように、巻回形状は略楕円形状のものとしたりす
ることによって、装着性の良好な自動車排気ガス浄化用
触媒コンバーターを得ることが可能となる。
回形状は略真円形状のものとしたり、請求項8に記載し
ているように、巻回形状は略楕円形状のものとしたりす
ることによって、装着性の良好な自動車排気ガス浄化用
触媒コンバーターを得ることが可能となる。
【0079】また、請求項9に記載しているように、巻
回の中央部分の平板および/または波板の板厚を巻回の
周辺部分の平板および/または波板の板厚よりも厚くし
たものとすることによって、排気ガス温度が高いときに
周辺部分に排気ガスがより多く分配されて外部に放熱し
やすいものとすることが可能となり、請求項10に記載
しているように、巻回の中央部分のセル密度を巻回の周
辺部分のセル密度よりも高くしたものとすることによっ
ても、排気ガスが周辺部分により多く分配されるものと
することが可能である。
回の中央部分の平板および/または波板の板厚を巻回の
周辺部分の平板および/または波板の板厚よりも厚くし
たものとすることによって、排気ガス温度が高いときに
周辺部分に排気ガスがより多く分配されて外部に放熱し
やすいものとすることが可能となり、請求項10に記載
しているように、巻回の中央部分のセル密度を巻回の周
辺部分のセル密度よりも高くしたものとすることによっ
ても、排気ガスが周辺部分により多く分配されるものと
することが可能である。
【0080】さらに、請求項11に記載しているよう
に、巻回の中央部分を巻回の周辺部分の最外周面より3
0mm以上内側に入った部分に設定することによって、
周辺部分の触媒コート層が受ける熱エネルギーを金属担
体を経由して速やかに外界に放出させることが可能とな
り、請求項12に記載しているように、巻回の中央部分
における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部分
における排気ガス流れ方向の担体長さの1.1倍以上
2.0倍以下とすることによって、触媒コート量のばら
つきに影響されることなく、そしてまた中心部分が過剰
に振動することなく、周辺部分と中心部分とにおける通
気抵抗の差をより好ましいものに設定することが可能と
なり、請求項13に記載しているように、巻回の周辺部
分の断面積を金属担体全体の断面積の30%以上80%
以下することによって、冷却作用が十分でかつ低い排気
ガス温度のときの転化率も良好なものにすることが可能
になるという効果がもたらされる。
に、巻回の中央部分を巻回の周辺部分の最外周面より3
0mm以上内側に入った部分に設定することによって、
周辺部分の触媒コート層が受ける熱エネルギーを金属担
体を経由して速やかに外界に放出させることが可能とな
り、請求項12に記載しているように、巻回の中央部分
における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部分
における排気ガス流れ方向の担体長さの1.1倍以上
2.0倍以下とすることによって、触媒コート量のばら
つきに影響されることなく、そしてまた中心部分が過剰
に振動することなく、周辺部分と中心部分とにおける通
気抵抗の差をより好ましいものに設定することが可能と
なり、請求項13に記載しているように、巻回の周辺部
分の断面積を金属担体全体の断面積の30%以上80%
以下することによって、冷却作用が十分でかつ低い排気
ガス温度のときの転化率も良好なものにすることが可能
になるという効果がもたらされる。
【図1】本発明に係わる自動車排気ガス浄化用触媒コン
バーターの一実施形態(実施例1等で採用したものであ
って、中央部分14Aがフロント側で突出した例)を示
すコンバーターシェル内部の説明図である。
バーターの一実施形態(実施例1等で採用したものであ
って、中央部分14Aがフロント側で突出した例)を示
すコンバーターシェル内部の説明図である。
【図2】本発明に係わる自動車排気ガス浄化用触媒コン
バーターの他の実施形態(実施例2で採用したものであ
って、中央部分14Aがリヤ側で突出した例)を示すコ
ンバーターシェル内部の説明図である。
バーターの他の実施形態(実施例2で採用したものであ
って、中央部分14Aがリヤ側で突出した例)を示すコ
ンバーターシェル内部の説明図である。
【図3】本発明に係わる自動車排気ガス浄化用触媒コン
バーターのさらに他の実施形態(実施例5等で採用した
ものであって、中央部分14Aがフロント側およびリヤ
側で突出した例)を示すコンバーターシェル内部の説明
図である。
バーターのさらに他の実施形態(実施例5等で採用した
ものであって、中央部分14Aがフロント側およびリヤ
側で突出した例)を示すコンバーターシェル内部の説明
図である。
【図4】本発明に係わる自動車排気ガス浄化用触媒コン
バーターのさらに他の実施形態(実施例6で採用したも
のであって、中央部分14Aがフロント側で突出してい
て支え部材3で支えた例)を示すコンバーターシェル内
部の説明図である。
バーターのさらに他の実施形態(実施例6で採用したも
のであって、中央部分14Aがフロント側で突出してい
て支え部材3で支えた例)を示すコンバーターシェル内
部の説明図である。
【図5】本発明に係わる自動車排気ガス浄化用触媒コン
バーターのさらに他の実施形態(中央部分14Aがリヤ
側で突出していて支え部材3で支えた例)を示すコンバ
ーターシェル内部の説明図である。
バーターのさらに他の実施形態(中央部分14Aがリヤ
側で突出していて支え部材3で支えた例)を示すコンバ
ーターシェル内部の説明図である。
【図6】従来例による自動車排気ガス浄化用触媒コンバ
ーターのシェル内部の説明図である。
ーターのシェル内部の説明図である。
【図7】金属担体を略真円形状とした例を示す説明図で
ある。
ある。
【図8】金属担体を略レーシングトラック形状とした例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図9】金属担体を略真円形状として中央部分をコンバ
ーターシェルとの間で支え部材を介して支える例を示す
説明図である。
ーターシェルとの間で支え部材を介して支える例を示す
説明図である。
【図10】金属担体を略レーシングトラック形状として
中央部分をコンバーターシェルとの間で支え部材を介し
て支える例を示す説明図である。
中央部分をコンバーターシェルとの間で支え部材を介し
て支える例を示す説明図である。
【図11】平板と波板とを多重に巻回して形成される金
属担体の部分拡大説明図である。
属担体の部分拡大説明図である。
1 自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター 2 コンバーターシェル 3 支え部材 11 耐熱金属の平板 12 耐熱金属の波板 13 セル 14 金属担体 14A 金属担体の巻回の中央部分 14B 金属担体の巻回の周辺部分
フロントページの続き (72)発明者 室 伏 康 行 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 高 谷 真 弘 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 触媒を担持する担体を金属製とし、金属
担体の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長さを
周辺部分における担体長さよりも長くしたことを特徴と
する自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター。 - 【請求項2】 耐熱金属の平板と耐熱金属の波板を多重
に巻回して排気ガスの流れの通路となる多数のセルを形
成した金属担体に触媒を担持させた自動車排気ガス浄化
用触媒コンバーターにおいて、多重に巻回した金属担体
の巻回の中央部分における排気ガス流れ方向の担体長さ
を巻回の周辺部分における排気ガス流れ方向の担体長さ
よりも長くした請求項1に記載の自動車排気ガス浄化用
触媒コンバーター。 - 【請求項3】 多重に巻回した金属担体の巻回の中央部
分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部
分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長くし、
巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス流れ方向
の前方側のみで突出させた請求項2に記載の自動車排気
ガス浄化用触媒コンバーター。 - 【請求項4】 多重に巻回した金属担体の巻回の中央部
分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部
分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長くし、
巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス流れ方向
の後方側のみで突出させた請求項2に記載の自動車排気
ガス浄化用触媒コンバーター。 - 【請求項5】 多重に巻回した金属担体の巻回の中央部
分における排気ガス流れ方向の担体長さを巻回の周辺部
分における排気ガス流れ方向の担体長さよりも長くし、
巻回の中央部分を巻回の周辺部分より排気ガス流れ方向
の前方側および後方側の両方で突出させた請求項2に記
載の自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター。 - 【請求項6】 巻回の中央部分のうち巻回の周辺部分よ
り突出した部分とコンバーターシェルとの間に支え部材
を設けた請求項3ないし5のいずれかに記載の自動車排
気ガス浄化用触媒コンバーター。 - 【請求項7】 巻回形状は略真円形状のものとした請求
項2ないし6のいずれかに記載の自動車排気ガス浄化用
触媒コンバーター。 - 【請求項8】 巻回形状は略楕円形状のものとした請求
項2ないし6のいずれかに記載の自動車排気ガス浄化用
触媒コンバーター。 - 【請求項9】 巻回の中央部分の平板および/または波
板の板厚を巻回の周辺部分の平板および/または波板の
板厚よりも厚くした請求項2ないし8のいずれかに記載
の自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター。 - 【請求項10】 巻回の中央部分のセル密度を巻回の周
辺部分のセル密度よりも高くした請求項2ないし9のい
ずれかに記載の自動車排気ガス浄化用触媒コンバータ
ー。 - 【請求項11】 巻回の中央部分を巻回の周辺部分の最
外周面より30mm以上内側に入った部分に設定した請
求項2ないし10のいずれかに記載の自動車排気ガス浄
化用触媒コンバーター。 - 【請求項12】 巻回の中央部分における排気ガス流れ
方向の担体長さを巻回の周辺部分における排気ガス流れ
方向の担体長さの1.1倍以上2.0倍以下とした請求
項2ないし11のいずれかに記載の自動車排気ガス浄化
用触媒コンバーター。 - 【請求項13】 巻回の周辺部分の断面積を金属担体全
体の断面積の30%以上80%以下とした請求項2ない
し12のいずれかに記載の自動車排気ガス浄化用触媒コ
ンバーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046428A JPH09242530A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046428A JPH09242530A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09242530A true JPH09242530A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12746889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8046428A Pending JPH09242530A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | 自動車排気ガス浄化用触媒コンバーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09242530A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019527620A (ja) * | 2016-08-16 | 2019-10-03 | コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングContinental Automotive GmbH | 排ガス後処理用のハニカム体 |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP8046428A patent/JPH09242530A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019527620A (ja) * | 2016-08-16 | 2019-10-03 | コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングContinental Automotive GmbH | 排ガス後処理用のハニカム体 |
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