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JPH092411A - 袋詰め包装方法および装置 - Google Patents

袋詰め包装方法および装置

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Publication number
JPH092411A
JPH092411A JP17284795A JP17284795A JPH092411A JP H092411 A JPH092411 A JP H092411A JP 17284795 A JP17284795 A JP 17284795A JP 17284795 A JP17284795 A JP 17284795A JP H092411 A JPH092411 A JP H092411A
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JP
Japan
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bag
station
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article
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JP17284795A
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English (en)
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JP2789315B2 (ja
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Masayuki Inoue
雅之 井上
Hirotsugu Goto
博嗣 後藤
Hisashi Fujii
久 藤井
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Fuji Machinery Co Ltd
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Fuji Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 袋詰め包装装置の簡略化を図って小型化を達
成し得る、袋詰め包装方法および装置を提供する。 【構成】 袋供給ステーションS1、物品充填ステーシ
ョンS2、袋受け継ぎステーションS3、袋捻り結束ステ
ーションS4が、袋移送方向に所定間隔毎に設定され
る。袋移送方向に水平移動自在に配設したスライド板4
0に、第1袋移送装置D、第2袋移送装置G、袋絞り装
置Iおよびテープ結束装置Kが所定間隔毎に配設され
る。袋供給ステーションS1に、袋供給装置から空の袋
10が供給される袋保持装置Rが配設される。物品充填
ステーションS2に、袋10を開口保持する袋開口保持
装置Eが配設される。袋受け継ぎステーションS3に、
袋10を一旦保持する袋受け継ぎ装置Hが配設される。
袋捻り結束ステーションS4に、袋10の口部を捻る袋
捻り装置Jが配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1個所に開口部が設
けられた空袋を1枚ずつ取出し、その空袋を移送する過
程で、袋の開口、物品の詰め込み、袋の開口部の封止等
の各工程を経て自動袋詰めを行なう袋詰め包装方法およ
び装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、青果物等の物品は、1個所に開口部
が設けられた空袋に所定個数の単位で詰め込まれ、該袋
の開口部を封止した後に市場に出荷される。このように
物品を袋中に詰め込む作業を行なう包装機として、例え
ば特開昭60−2421号公報に開示される構成のもの
が存在する。この包装機は、所定間隔離間して平行に配
設されて間欠的に循環走行する一対のチェンコンベヤ間
に、複数のクランプ手段が走行方向に所定ピッチで配設
され、各クランプ手段により予め製袋された空袋の開口
部が把持されるようになっている。そして、クランプ手
段が水平状に移動して間欠停止したタイミングで、空袋
の開口部の開口、物品の詰め込み、袋の開口部の封止等
の各処理が行なわれるよう構成されている。
【0003】また袋詰め包装機としては、本件出願人が
先に出願した特願平6−242132号も存在する。こ
の包装機は、フレームにエンドレスで配設したガイドレ
ールに複数の搬送体が夫々独立して移動可能に配備され
て、ガイドレールに沿って循環移動するよう構成されて
いる。そして、ガイドレールにおける上部レールを移動
する搬送体の進行方向上流側から下流側に向かって、搬
送体へ空袋を受け渡す袋受け渡しステーション、袋に物
品を詰め込む物品詰め込みステーション、物品が詰め込
まれた袋の開口部を捻る袋捻り結束ステーションおよび
開口部を封止すると共に搬送体から袋を解放する袋封止
・解放ステーションが直線的に位置するよう設定され
る。前記袋受け渡しステーション、袋捻り結束ステーシ
ョンおよび袋封止・解放ステーションが設定される区間
に、搬送体を間欠的に移送する間欠移送装置が配設さ
れ、搬送体は各間欠移送装置により各ステーション間を
移送されるよう構成されている。そして、袋を開口保持
した搬送体が前記物品詰め込みステーションを通過する
際に、作業者または自動供給装置等により所要数の物品
が該袋に詰め込まれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した前者の構成に
係る包装機では、チェンコンベヤの全周に亘ってクラン
プ手段が所定ピッチで配設されているため、高速包装処
理については有利であるが、クランプ手段の配設数が多
くなって機械が複雑になると共に、製造コストが嵩む欠
点がある。またクランプ手段が水平状に移動する往路に
おいて、袋の保持、開口、物品詰め込み、開口部の封止
および解放がなされ、復路において空のクランプ手段が
袋の保持位置まで戻るようになっているから、仕事をし
ていない空のクランプ手段が復路上に多数存在すること
となり、機械の小型化を達成できない等の各種の問題が
あった。
【0005】前述した後者の構成に係る包装機では、高
速包装処理が可能でかつ前者の構成の包装機に比べて簡
略化は図られているが、ガイドレールに沿って独立して
循環移動可能に配備される搬送体を、少なくとも各工程
の処理ステーション数に応じた数だけは配備する必要が
あり、機械全体での充分な簡素化が達成されていない難
点が指摘される。また、フレームにエンドレスで配設さ
れる上部および下部のガイドレールのための設置スペー
スが必要となり、機械の小型化を達成するには至ってい
ない。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、装置の簡略化を図って小型化を達
成し得る袋詰め包装方法および装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る袋詰め包装方法
は、平積み状態で集積貯留されている最上部の袋を、そ
の開口部近傍を吸引して1枚ずつ取出して袋供給ステー
ションに供給する工程と、前記袋供給ステーションに供
給されて半開口状態に保持された袋の対向する開口部上
端を、袋の開口内外方向から対応する袋把持手段にて夫
々把持して袋を垂下保持した状態で、両袋把持手段を下
流側の物品充填ステーションに向けて移動させながら袋
移送ラインと交差する方向に相互に離間させて袋の開口
を行なう工程と、前記物品充填ステーションに到来した
袋の前記袋把持手段による把持個所と直交する方向に対
向する開口部を、袋の物品充填路を閉鎖している袋開口
把持手段が充填路開放位置に移動して内外方向から夫々
挟持すると共に袋把持手段による把持を解除することに
より、両袋開口把持手段の内側把持部材で袋の内側に略
筒状の物品充填路を画成した状態で袋を開口保持する工
程と、前記開口保持された袋の上方から物品が供給され
る際に袋の下部に振動を付与して充填される物品の均し
を行なう工程と、前記物品が充填された袋における開口
保持個所と充填された物品の最上部との間の所要部位
を、袋移送ラインと交差する方向から袋移送ライン中心
に向けて押圧することで袋口部を偏平状に保持した後、
前記両袋開口把持手段が開放位置から閉鎖位置に移動す
ることにより物品充填路を閉塞すると共に袋の開口保持
を解除して物品充填済みの袋を下流側の袋受け継ぎステ
ーションに向けて移送する工程と、前記袋受け継ぎステ
ーションに到来した袋の偏平状押圧保持個所の上方を、
袋口部の押圧保持方向と同方向に挟持して袋を保持する
と共に押圧保持を解除した後に、袋保持個所の下方にお
ける袋を、袋移送ラインに沿って延在する該ラインと交
差する方向の僅かな隙間で挟み込み案内し、その挟み込
み方向と直交する方向に向けて絞り込むと共に、その絞
り込み部を袋移送ライン中心で押圧した後に袋上部の保
持を解除して下流側の袋捻り結束ステーションに移送す
る工程と、前記袋捻り結束ステーションに到来した袋の
絞り込み押圧個所より上部を把持すると共に、絞り込み
状態を維持可能で、かつ袋上部の捻り動作を許容し得る
間隔でその絞り込み部位を包囲し、前記絞り込み部の押
圧解除を行なって袋把持部を水平面内で回転することで
袋口部を捻る工程と、前記袋捻り結束ステーションにお
いて袋上部と捻り個所を把持したもとで、両把持個所の
間をテープ結束する工程と、前記袋口部の結束個所上部
を切断して除去する工程とからなることを特徴とする。
【0008】また、前述の方法を好適に実施するため、
本願の別の発明に係る袋詰め包装装置は、平積み状態で
集積貯留された袋を1枚ずつ吸引して取出す袋供給装置
と、前記袋供給装置にて袋供給ステーションに取出され
た袋の開口部を上方にして把持し、該袋供給ステーショ
ンと下流側の物品充填ステーションとの間を往復移動可
能に設定され、物品充填ステーションに向けて移動する
際に袋の移送ライン中心から相互に離間する一対の袋把
持手段を備えた第1袋移送装置と、前記物品充填ステー
ションにおける物品供給ホッパーの下方に設けられ、前
記第1袋移送装置における袋把持方向と交差する袋の開
口部を夫々挟持すると共に物品の充填路を開閉する一対
の袋開口把持手段を備えた袋開口保持装置と、前記物品
充填ステーションの下方に設けられ、前記第1袋移送装
置により物品充填ステーションに移送された袋が前記袋
開口保持装置により保持されたタイミングにおいて上昇
すると共に、該袋に充填された物品に振動を付与して袋
内物品の均しを行なう充填物品均し装置と、前記袋開口
保持装置による袋保持個所と充填物品の最上部との間で
袋移送ライン中心に向けて相対的に近接移動して袋を偏
平状に押圧保持する一対の第1袋保持部材を備え、前記
物品充填ステーションと下流側の袋受け継ぎステーショ
ンとの間を往復移動可能に設定された第2袋移送装置
と、前記袋受け継ぎステーションに配設され、袋移送ラ
イン中心に向けて相対移動可能に設定されると共に、前
記第1袋保持部材の袋押圧保持個所より上部で袋を挟持
する一対の第2袋保持部材を備えた袋受け継ぎ装置と、
前記袋受け継ぎステーションと下流側の袋捻り結束ステ
ーションとの間で往復移動可能に設定され、前記第2袋
保持部材による袋保持個所より下部を袋の偏平方向両側
から絞り込む絞りアームおよび袋絞り込み部位を袋移送
ライン中心で押圧する押圧部材とを備えた袋絞り装置
と、前記袋捻り結束ステーションに設けられ、袋上部を
把持して回転する袋捻り手段、該袋捻り手段を上昇させ
る引上げ手段および袋口部の絞り込み状態を保持する第
1作動位置とテープ結束時に捻り部位を挟持する第2作
動位置とに移動可能な第3袋保持部材とを備えた袋捻り
装置と、前記袋捻り結束ステーションの下流側と袋捻り
結束ステーションとの間で往復移動可能に設定され、袋
捻り結束ステーションにて保持される捻り完了後の袋の
捻り部位にテープ結束を行なうテープ結束装置と、前記
袋をテープ結束した後に、そのテープ結束個所の袋上部
を切断するカッターと、前記カッターにて切断された袋
切断片を系外に排出する圧力エアー吹き出しノズルおよ
び排出ダクトを備えた切断片排出装置と、前記袋受け継
ぎステーションから袋捻り結束ステーションの間に亘
り、袋を袋移送ラインと交差する両側から支持すると共
に下流側への移送を許容し得る間隔だけ離間して配設さ
れ、前記袋絞り装置による絞り込みの際に袋を支持する
と共に該袋絞り装置による袋移送を案内する一対のガイ
ド部材と、前記第1袋移送装置、第2袋移送装置、袋絞
り装置およびテープ結束装置を、上流側と下流側に夫々
連動して往復移動する連動手段とから構成したことを特
徴とする。
【0009】
【作用】平積み状態で集積貯留されている袋群から袋供
給ステーションに1枚ずつ取出されて半開口状態に保持
される袋の対向する開口部上端を、該ステーションに到
来した一対の袋把持手段により夫々把持して受け取った
後、両袋把持手段を下流側の物品充填ステーションに向
けて移動させながら袋移送ラインと交差する方向に相互
に離間することにより袋は開口される。袋把持手段によ
り物品充填ステーションまで移送された袋を、該物品充
填ステーションに配設した一対の袋開口把持手段で受け
取ることにより、該袋は物品の充填路が開放された状態
で開口保持される。この状態で上方から供給される物品
は、両袋開口把持手段の内側把持部材で案内されて袋に
充填され、このとき該袋の下部に振動を付与することに
より充填される物品の均しが行なわれる。物品充填ステ
ーションでの物品充填が完了した袋の口部を偏平状に押
圧保持した状態で受け取った袋を、下流側の袋受け継ぎ
ステーションに移送して該ステーションに引き渡す。袋
受け継ぎステーションに引き渡された袋を、下流側への
移送を許容した状態で袋移送ラインと交差する方向から
挟み込み案内したもとで移送ラインに沿う方向に絞り込
んだ状態で受け取り、これを下流側の袋捻り結束ステー
ションに移送して該ステーションに引き渡す。袋捻り結
束ステーションに引き渡された袋の絞り込み押圧個所よ
り上部を把持して回転させることにより、袋口部が捻ら
れる。そして、この袋捻り結束ステーションにおいてテ
ープ結束および袋口部の切断を行なうことにより、袋詰
め包装製品が得られる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る袋詰め包装方法につき、
これを好適に実施し得る装置との関係において、添付図
面を参照しながら以下説明する。なお、説明の便宜上、
袋移送方向の上流側を「後」、下流側を「前」とも称し、ま
た袋移送方向と交差する方向を「左右方向」とも称するも
のとする。
【0011】図1〜図3は、実施例に係る袋詰め包装装
置の全体構成を示すものであって、該装置Aでは、袋供
給マガジンBから1枚ずつ取出した空の袋10を第1袋
移送装置Dに供給する袋供給ステーションS1、開口さ
れた袋10に物品11を充填する物品充填ステーション
2、物品11が充填された袋10を一旦保持する袋受
け継ぎステーションS3、物品11が充填された袋10
の口部を捻ると共に、テープ結束および袋口部の余分な
部分を切断する袋捻り結束ステーションS4が、袋10
の移送方向上流側から下流側に向かって直線的に位置す
るよう設定されている。
【0012】(袋載置装置について)前記袋供給ステーシ
ョンS1の下部には、包装装置Aにおける機枠12の底
部に袋載置装置Qが配置されている。この袋載置装置Q
は、図4に示す如く、本体13の内部にリフト機構14
を備え、該機構14によりマガジン載置台15を昇降移
動自在に構成している。このリフト機構14は、公知の
パンタグラフ式のものであって、本体12およびマガジ
ン載置台15の幅方向に連結した一対のパンタグラフ機
構16,16(一方のみ図示)に連繋した作動ねじ(図示せ
ず)を、本体12に配設したモータ17により正逆方向
に回転することにより一対のパンタグラフ機構16,1
6を作動させて、マガジン載置台15を昇降するよう構
成される。前記マガジン載置台15には、上方が開放す
る袋供給マガジンBが着脱交換自在にセットされ、この
袋供給マガジンBに、1個所に開口部が設けられるよう
製袋された多数の袋10が平積み状態で集積貯留される
ようになっている。また袋供給マガジンBには、袋10
がその開口部側10aと底部側10bとを袋移送方向と
交差する方向に整列した状態で平積みされると共に、開
口部側10aは袋供給ステーションS1から図5におい
て左方に向いている。なお、袋10の寸法を変更する場
合は、マガジン単位で交換される。
【0013】前記袋載置装置Qに、袋供給マガジンBに
貯留されている最上部の袋10の高さレベル(取出しレ
ベル)を監視する高さ位置監視手段18が配設され、該
手段18により袋10の取出しレべルを常に略一定に保
持し得るよう構成されている。すなわち、後述する袋供
給装置Cにより袋供給マガジンBから袋10が取出され
て取出しレベルが下降したことを高さ位置監視手段18
が検出したときに、前記リフト機構14を作動してマガ
ジン載置台15を上昇させ、袋10の取出しレベルが設
定位置に到来したことを検出したときにリフト機構14
を停止させることで、袋10の取出しレべルを常に略一
定に保持する。
【0014】(袋供給装置について)前記袋載置装置Qの
側部外方に、該装置Qの袋供給マガジンBから袋10を
1枚ずつ取出して、後述する袋保持装置Rに供給する袋
供給装置Cが配置されている。この袋供給装置Cは、図
6に示す如く、袋載置装置Qの外方に隣接する機枠12
に配設した一対のブラケット19,19に一端を揺動自
在に枢支された第1揺動アーム20を備えている。この
第1揺動アーム20には、包装装置Aの主駆動源である
減速機付モータからなる駆動手段21に図示しないカム
レバー機構を介して接続された連杆22(図2参照)の一
端が枢支され、該連杆22を駆動手段21により作動さ
せることにより、第1揺動アーム20が袋取出し位置
(図5)と袋供給位置(図6)との間を揺動するよう構成さ
れている。また第1揺動アーム20の枢支部は、袋供給
マガジンBに平積みされている袋10の底部側10bに
位置するよう設定されており、図6に示す略直立した袋
供給位置の第1揺動アーム20を反時計方向(図5にお
いて)に揺動させることにより、図5に示すように、そ
の自由端部が袋10の開口部側10aに近接する略水平
な袋取出し位置に移動するようになっている。
【0015】前記第1揺動アーム20の自由端部側に
は、ピストンロッド23aを該アーム20の揺動半径の
方向外方に指向させた状態でエアシリンダ23が配設固
定され、そのピストンロッド23aにブラケット24を
介してロータリーアクチュエータ25が配設されてい
る。このロータリーアクチュエータ25は、その出力軸
を第1揺動アーム20における枢支部の軸線と平行に延
在するよう位置決めされており、該出力軸に第2揺動ア
ーム26の一端を取付けている。すなわち、第2揺動ア
ーム26は、第1揺動アーム20と同一方向に揺動する
ようになっている。そして、ロータリーアクチュエータ
25を90°の範囲で正逆付勢することにより、第2揺
動アーム26が作動位置と退避位置との間を揺動するよ
う構成されている。なお、第1揺動アーム20が袋取出
し位置に臨んでいる状態においては、作動位置に臨む第
2揺動アーム26の自由端部が袋10の開口部側10a
に位置し、該アーム26を退避位置に揺動させることに
よりその自由端部が袋10の底部側10bに位置するよ
う設定されている。
【0016】前記第2揺動アーム26の自由端部側に、
軸方向両端に一対の取付部材27,27を配設した支持
ロッド28が、一方の取付部材27を介して配設固定さ
れて、該ロッド28が第2揺動アーム26と一体的に揺
動するよう構成されている。なお支持ロッド28は、図
6に示す如く、前記エアシリンダ23におけるピストン
ロッド23aの伸縮方向と交差する袋10の幅方向に延
出して、前記袋載置装置Qの上方に臨んでいる。支持ロ
ッド28における両取付部材27,27の間に、軸方向
に離間して一対の移動体29,29が摺動自在に配設さ
れ、各移動体29には、一側面に吸着孔30aが形成さ
れた吸着体30が夫々配設されている。そして両吸着体
30,30は、前記ロータリーアクチュエータ25の付
勢により第2揺動アーム26が作動位置に揺動された際
に、図5に示す如く、吸着孔30aが形成されている吸
着面を、前記袋供給マガジンBにおける最上部の袋10
における開口部近傍に略平行に臨ませるよう設定され
る。そしてこの状態で、吸着体30に接続する図示しな
い真空吸引源を作動させることにより、袋10の開口部
近傍を吸着保持するようになっている。
【0017】また吸着体30は、前記ロータリーアクチ
ュエータ25の付勢により第2揺動アーム26が作動位
置から退避位置に揺動された際には、袋群の底部側10
bの上方に離間する方向に揺動して、最上部の袋10を
開口部側10aから底部側10bに向けてめくり上げる
ようになっている。そして、更に第1揺動アーム20を
袋取出し位置から袋供給位置に揺動させることにより、
吸着体30,30で吸着保持した袋10を、その開口部
を上向きにした状態で袋供給ステーションS1に供給す
るよう設定される。なお、第1揺動アーム20が袋供給
位置に向けて揺動する際に第2揺動アーム26が退避位
置から作動位置に戻ると共に、前記エアシリンダ23の
ピストンロッド23を伸ばすことにより、袋10の開口
部近傍を袋保持装置Rにより保持し得る位置に臨ませる
よう構成されている。
【0018】前記支持ロッド28に配設した一対の取付
部材27,27の間に、該ロッド28と平行なねじ軸3
1が回転自在に枢支され、このねじ軸31に軸方向中央
を挟んで対称的に形成した左ねじ部31aと右ねじ部3
1bが、対応の移動体29,29に螺挿されている。ま
たねじ軸31の中央に調節部材32が固定され、該調節
部材32を介してねじ軸31を正逆方向に回転すること
により、ねじ軸31における左右のねじ部31a,31
bの作用下に、一対の移動体29,29は支持ロッド2
8,28に沿って相互に近接および離間移動する。これ
により、袋10の幅方向の寸法が変わった場合は、両移
動体29,29を移動させることにより、一対の吸着体
30,30を、変更後の袋10を良好に吸着し得る位置
に臨ませることができる。
【0019】(袋保持装置について)前記袋載置装置Qの
上方に位置する袋供給ステーションS1には、前記袋供
給装置Cにより取出された袋10の開口部近傍を保持す
ると共に、該袋10の開口部を半開口する袋保持装置R
が配設されている。すなわち、前記第1揺動アーム20
の揺動方向(左右方向)に離間する機枠12,12に、図
5に示す如く、ブラケット33,33を介してエアシリ
ンダ34,34が対向的に配設される。各エアシリンダ
34における他方のエアシリンダ34を指向するピスト
ンロッド34aにアーム35が配設され、このアーム3
5に、図示しない真空吸引源に接続する吸着部材36が
配設固定されている。両吸着部材36,36の対向する
吸着面36a,36aには吸着孔36b(図6参照)が形
成され、両エアシリンダ34,34を同期的に付勢する
ことにより、吸着部材36,36は吸着面36a,36a
が相互に近接および離間するよう移動される。そして、
両吸着部材36,36が相互に近接した際に(図31(a)
参照)、袋10の左右の外側面を吸着面36aで吸着保
持し、両吸着部材36,36が相互に離間した際に(図3
1(b)参照)、袋10の開口部を半開口するよう構成さ
れる。
【0020】なお、前記袋保持装置Rにおける吸着部材
36,36は、前記第1揺動アーム20が袋供給位置に
到来したときに支持ロッド28上方で、該ロッド28に
配設した一対の吸着体30,30と干渉しない袋10の
幅方向中央位置に臨むよう設定される。また吸着部材3
6,36の高さ位置は、袋供給位置に臨む第1揺動アー
ム20において前記エアシリンダ23のピストンロッド
23aが縮むと共に第2揺動アーム26が作動位置に保
持されている状態で、吸着体30,30に吸着保持され
ている袋10の開口部側10aより上方に位置し、エア
シリンダ23のピストンロッド23aを伸ばすことによ
り袋10の開口部近傍が両吸着部材36,36の間に臨
むよう設定される。
【0021】(連動手段について)前記包装装置Aの左右
に離間する機枠12,12間には、図1に示す如く、袋
移送方向に離間して一対のシャフト受け37,37(図1
には下流側のみ示す)が架設され、両シャフト受け3
7,37間に左右に離間して一対のガイドシャフト38,
38が平行に架設されている。両ガイドシャフト38,
38に、複数のスライダ39を介してスライド板40が
袋移送方向に水平移動自在に支持され、このスライド板
40に、後述する第1袋移送装置D、第2袋移送装置
G、袋絞り装置Iおよびテープ結束装置Kが、前記各ス
テーションS1,S2,S3,S4と同じ離間間隔毎に上流側
から配設される。スライド板40の右端部には、図7に
示す如く、包装装置Aの主駆動源である減速機付モータ
からなる前記駆動手段21に図示しないカムレバー機構
を介して接続された連杆41が連結されており、該駆動
手段21によりスライド板40が各ステーションS1,S
2,S3,S4の離間間隔で袋移送方向に往復移動されるよ
う設定される。すなわち、スライド板40と駆動手段2
1とからなる連動手段Oを作動することにより、前記各
装置D,G,I,Kは、対応するステーションS1,S2,
3,S4の間を連動して往復移動して、袋10の受け渡
しを行なうよう構成される。
【0022】(第1袋移送装置について)前記スライド板
40は、図7に示す如く、上流側が袋移送ライン中心を
挟んで左右に分かれる二股状に形成され、その上流端部
に第1袋移送装置Dが配設されている。この第1袋移送
装置Dは、スライド板40が上流側の後退位置と下流側
の前進位置との間を往復移動することにより、前記袋供
給ステーションS1と物品充填ステーションS2との間を
往復移動し(図33参照)、前記袋保持装置Rで半開口状
態で保持されている袋10を袋供給ステーションS1
受け取って物品充填ステーションS2まで移送するべく
機能する。また第1袋移送装置Dは、袋10の開口部上
端を把持する一対の袋把持手段42,42を備え、各袋
把持手段42がスライド板40の各二股部40aに夫々
配設されている。各袋把持手段42は、図8および図9
に示す如く、スライド板40に対して袋移送方向と交差
する方向に移動自在に配設された固定把持部材43と、
該固定把持部材43に回動自在に枢支されたL形状の可
動把持部材44とを備える。すなわち、前記二股部40
aに立設した支持部材149に、上下一対のスライドシ
ャフト150,150が袋移送方向と交差する方向に摺
動自在に配設され、両スライドシャフト150,150
の内端部(袋移送ライン中心を指向する端部)に固定把持
部材43が一体的に移動可能に配設される。また可動把
持部材44は、固定把持部材43に配設したロータリー
アクチュエータ45により、その把持部44aが固定把
持部材43の内側面(袋移送ライン中心を指向する側)と
対向させる袋10の把持位置と、該内側面から上方に離
間する解放位置との間で揺動されるようになっている。
そして、各固定把持部材43の内側面より内側に袋10
の左右方向に対向する開口部上端を臨ませた状態で、各
可動把持部材44を把持位置に到来させることにより、
該袋10の開口部上端を内外方向から夫々把持するよう
構成される(図31(b)参照)。なお、固定把持部材43
における袋10の把持面には、ゴム等の材質からなる弾
性部材が配設されて、可動把持部材44の把持部44a
との間で袋10を確実に把持し得るようになっている。
【0023】前記各固定把持部材43の上面に、後述す
るガイド手段Tに沿って移動案内されるフォロワ46が
回転自在に枢支され、該フォロワ46のガイド手段Tに
よる案内作用によって、前記スライド板40が後退位置
から前進位置へ移動した際に、袋把持手段42,42が
袋移送方向と交差する方向に移動して袋保持装置Rでの
袋10の開口状態から更に開口するよう構成されている
(図32参照)。
【0024】(第1袋移送装置のガイド手段について)前
記袋保持装置Rおよび第1袋移送装置Dの上方には、袋
移送ライン中心を挟んで袋移送方向と交差する方向に離
間する一対のガイド手段T,Tが、袋供給ステーション
1から物品充填ステーションS2までの間に配設されて
いる。各ガイド手段Tは、袋供給ステーションS1にお
いて機枠12に固定された固定ガイド47と、袋供給ス
テーションS1から物品充填ステーションS2までの間に
おいて袋移送方向と交差する方向に移動調節自在な可動
ガイド48とから夫々構成されている。固定ガイド47
は、図8に示す如く、下流側端部で開放して上流側に向
かうにつれて袋移送ライン中心に近接するよう傾斜する
傾斜スリット47aと、該傾斜スリット47aの上流端
に連通して袋移送方向に平行に延在する直線スリット4
7bとが形成され、両スリット47a,47bからなる
案内部に、対応する固定把持部材43のフォロワ46が
案内移動されるようになっている。そして、前記スライ
ド板40が前進位置から後退位置に移動する過程で、固
定把持部材43のフォロワ46が固定ガイド47の傾斜
スリット47aに案内される際に該固定把持部材43が
袋移送ライン中心に向けて近接移動し、フォロワ46が
直線スリット47bに案内される際には固定把持部材4
3は袋移送中心ラインと平行に移動する。なお、両固定
ガイド47,47における直線スリット47b,47bの
離間寸法は、前記袋保持装置Rにより半開口状態で保持
されている袋10の左右の開口部上端が、両固定ガイド
47,47に沿って袋供給ステーションS1に到来した一
対の袋把持手段42,42における固定把持部材43,4
3の内側に夫々臨むよう設定されている。
【0025】前記固定ガイド47,47の上方には、図
8に示す如く、袋移送方向と交差する方向に離間する機
枠12,12間に一対の支持ロッド49,49が平行に架
設され、両ロッド49,49に、下流側に水平に延在す
る平板部50aを夫々備えた一対の移動体50,50が
摺動自在に配設されている。また支持ロッド49,49
と平行なねじ軸51が機枠12,12間に回動自在に枢
支され、このねじ軸51に軸方向中央を挟んで対称的に
形成した左ねじ部51aと右ねじ部51bに対応の移動
体50,50が螺挿されている。またねじ軸51におけ
る一方の機枠12から外方に突出する端部に調節摘み5
2が固定され、該調節摘み52を介してねじ軸51を正
逆方向に回転することにより、ねじ軸51における左右
のねじ部51a,51bの作用下に、一対の移動体50,
50は支持ロッド49,49に沿って相互に近接および
離間移動する。
【0026】前記各移動体50における平板部50aの
下面に、前記可動ガイド48が一体的に移動するよう配
設固定されている。この可動ガイド48は、図8に示す
如く、袋移送中心ラインから離間する外側に位置して該
中心ラインと平行に延在する外側ガイド53と、該外側
ガイド53より内側に位置し、外側ガイド53と平行に
延在する直線部54aが下流側に形成されると共に上流
側に向かうにつれて袋移送中心ラインに近接する傾斜部
54bが形成された内側ガイド54とから構成される。
そして、両ガイド53,54の間に形成された案内部4
8aを、前記対応する固定把持部材43のフォロワ46
が案内移動されるようになっている。
【0027】なお、固定ガイド47と可動ガイド48と
は、図10に示すように上下の関係で配設されると共
に、固定ガイド47における傾斜スリット47aの上方
に、可動ガイド48における内側ガイド54の傾斜部5
4bと外側ガイド53とが対向する案内部48aが臨む
よう設定されている。また、前記スライド板40に配設
されている固定把持部材43のフォロワ46は、物品充
填ステーションS2に臨んでいる状態で、可動ガイド4
8における内側ガイド54の直線部54aと外側ガイド
53とが対向する案内部48aに位置するよう設定され
る。すなわち、第1袋移送装置Dが物品充填ステーショ
ンS2から袋供給ステーションS1に移動すると、各固定
把持部材43のフォロワ46は、先ず可動ガイド48の
案内部48aに案内され、次いで固定ガイド47の傾斜
スリット47aを案内される際に、両固定把持部材4
3,43が相互に近接移動する。そしてフォロワ46が
固定ガイド47の直線部47bに移行した以後は、両固
定把持部材47,47は平行に移動して、袋供給ステー
ションS1に致来する。また、逆に第1袋移送装置Dが
袋供給ステーションS1から物品充填ステーションS2
移動し、各固定把持部材43のフォロワ46が固定ガイ
ド47の傾斜スリット47aに案内される際に、両固定
把持部材43,43が相互に離間移動することで、前記
袋保持装置Rから受け取って保持している袋10を左右
方向に開口するようになっている。
【0028】オーダ変更等により袋10の幅寸法が変わ
った場合は、可動ガイド48,48の位置調整を行なう
ことにより、袋幅に応じた長さだけ一対の袋把持手段4
2,42の離間長さを変更して対応することができる。
但し、袋寸法が変更された場合においても、第1袋移送
装置Dは、前記袋保持装置Rからは定められた半開口寸
法で袋10を受け取り、物品充填ステーションS2へ移
動後において該袋10を調整された後の袋寸法に応じた
開口寸法とするよう構成される。すなわち、袋10の幅
寸法の変更に対応して可動ガイド48,48を調整した
後においても、一対の袋把持手段42,42は、定位置
に固定されている固定ガイド47,47に案内されて袋
保持装置Rにより定位置で半開口されている袋10を受
け取る。そして、該袋把持手段42,42が固定ガイド
47,47から調整後の可動ガイド48,48に移動案内
されて物品充填ステーションに到来したときに、変更後
の袋10の幅寸法に応じた開口寸法となるよう袋把持手
段42,42が離間する。なお、可動ガイド48の位置
を変更した場合においても、前記固定ガイド47におけ
る傾斜スリット47aの下方に、外側ガイド53と内側
ガイド54の傾斜部54bとの対向部が臨むよう設定さ
れているから、前記固定ガイド47の固定把持部材43
におけるフォロワ46の可動ガイド48と固定ガイド4
7との間の相互移動は支障なく行なわれるようになって
いる。
【0029】(袋開口保持装置について)前記物品充填ス
テーションS2には、前記第1袋移送装置Dにより該ス
テーションS2に移送された袋10への物品11の充填
路を開閉可能で、該充填路を開放すると同時に、物品1
1の充填を容易にするために袋開口部を開口保持すると
共に袋内側に物品充填路を画成する袋開口保持装置E
が、第1袋移送装置Dの移送レベルより上方に配設され
る。この装置Eは、第1袋移送装置Dの袋把持手段4
2,42による袋10の把持方向と交差する方向に離間
する一対の袋開口把持手段55,55を備えている。す
なわち、図11に示す如く、袋移送方向と交差する方向
に対向する機枠12,12の内側に、袋移送ラインと平
行なねじ軸56が夫々回動自在に配設されており、各ね
じ軸56の軸方向中央を挟んで対称的に形成された左ね
じ部56aと右ねじ部56bとに、移動体57が夫々螺
合されている。左右に対向する左ねじ部56a,56a
および右ねじ部56b,56bに螺合された対をなす移
動体57,57間に固定ステー58が夫々架設され、各
ステー58の略中央に、袋開口把持手段55を構成する
外側把持部材59が平行リンク機構60を介して対向的
に配設されている。また各固定ステー58にエアシリン
ダ61が夫々揺動自在に支持され、図12に示す如く、
該シリンダ61のピストンロッド61aを平行リンク機
構60に連結してある。そして、両固定ステー58,5
8のエアシリンダ61,61を同期的に正逆付勢するこ
とによって、両外側把持部材59,59は相互に離間す
る解放位置(図12)と、相互に近接する把持位置(図1
3)との間を移動するよう構成される。なお外側把持部
材59は、解放位置では前記第1袋移送装置Dにより物
品充填ステーションS2で保持されている袋10の開口
部上端より上方外側に位置し、該外側把持部材59を把
持位置に向けて移動させることにより、斜めに下降して
袋10の開口部外側に臨むよう設定される。
【0030】前記対をなす移動体57,57間に可動ス
テー62が揺動自在に枢支され、各可動ステー62の中
央に、袋開口把持手段55を構成する内側把持部材63
が対向的に固定されている。また各移動体57に配設し
たエアシリンダ64(図11に1基のみ図示)のピストン
ロッド64aが、可動ステー62の長手方向両端に夫々
連結され、両エアシリンダ64,64を同期的に正逆付
勢すれば、内側把持部材63が、他方の内側把持部材6
3に近接する閉鎖解放位置(図12)と、離間する開放把
持位置(図13)との間を揺動するよう構成されている。
そして、前記外側把持部材59を把持位置に臨ませると
共に内側把持部材63を開放把持位置に臨ませることに
より、両部材59,60で袋10の開口部上端を内外方
向から把持する。なお、外側把持部材59の袋開口把持
面には、ゴム等の弾性を有し、かつ袋10との滑り抵抗
が大きな材質の把持片が取付けられて、内側把持部材6
3とにより袋10を強固に把持して、物品10が充填さ
れる際の衝撃や充填物品11の重量等により袋10がズ
レたり脱落するのを防止するようにしている。
【0031】なお内側把持部材63は、閉鎖解放位置で
は第1袋移送装置Dにより物品充填ステーションS2
保持されている袋10の開口部上端より上方内側に位置
し、該内側把持部材63を開放把持位置に向けて移動さ
せることにより、該部材63が袋10の開口部上方から
内側に進入して開口部内側に臨むよう設定されている
(図34参照)。また内側把持部材63は、他方の内側把
持部材63と対向する側が凹状となる樋形状に形成さ
れ、両把持部材63,63を近接した閉鎖解放位置に臨
ませると、後述するホッパーUから袋10内への物品充
填路を閉鎖し、両内側把持部材63,63を離間した開
放把持位置に臨ませると、袋10内への物品充填路を開
放すると共に袋内側に筒状の充填路を画成し、物品11
の充填を包囲的に案内する物品充填パイプとして機能す
るようになっている。前記内側把持部材63,63は、
袋把持と物品充填路を閉鎖するシャッターおよび充填パ
イプとして物品充填を案内する各機能を兼ね備えること
で、物品充填ステーションに袋10が無い場合は、誤っ
て物品11が充填されるのを阻止し、また袋10が有る
ときには開放して充填パイプとして機能して物品充填を
良好に行ない得るよう構成されるものである。
【0032】前記両ねじ軸56,56は、図11に示す
如く、左右の機枠12,12間に回転自在に枢支した調
節軸65と歯車66,67を介して連繋されており、調
節軸65をその一端に配設した調節摘み68により正逆
方向に回転することにより、両ねじ軸56,56が所要
方向に回転して対向する袋開口把持手段55,55を相
互に近接および離間移動させて、袋10のオーダ変更に
対応し得るよう構成されている。
【0033】(ホッパーについて)前記包装装置Aの上部
には、図3に示す如く、カバー69が開閉自在に配設さ
れており、該カバー69の物品充填ステーションS2
対応する位置に所要寸法の開口69aが開設されてい
る。この開口69aの袋移送方向と交差する方向に対向
する左右の開口縁部に、下方に延出する側板70,70
が対向的に形成されている。また開口69aには、前記
袋開口把持手段55,55の移動方向に移動可能な一対
の湾曲傾斜板71,71が配設されており、両湾曲傾斜
板71,71と一対の側板70,70とによりホッパーU
が構成される。そして、該ホッパーUにより内側に画成
される開口部を介して、袋開口保持装置Eで開口保持さ
れている袋10内に物品11を充填するようになってい
る。なお、各湾曲傾斜板71の下面に二股状の係合片7
1aが垂設され、該係合片71aが対応する前記固定ス
テー58に係合するよう構成されている(図12参照)。
これにより、一対の袋開口把持手段55,55を移動調
節するのに伴って、湾曲傾斜板71,71も一体的に移
動調節される。また、湾曲傾斜板71の係合片71a
は、固定ステー58を前後から挟む状態で係合している
だけなので、カバー69の開閉は支障なく行なうことが
できる。
【0034】(第2袋移送装置について)前記スライド板
40の下面には、図8に示す如く、前記第1袋移送装置
Dの配設位置から下流側に所定間隔離間して第2袋移送
装置Gが配設され、該第2袋移送装置Gは、スライド板
40が後退位置と前進位置との間を往復移動することに
より、前記物品充填ステーションS2と袋受け継ぎステ
ーションS3との間を往復移動するよう設定される。す
なわち、図9に示す如く、スライド板40の袋移送ライ
ン中心を挟んで離間している各二股部40aに、ピスト
ンロッド72aを袋移送ライン中心に指向するエアシリ
ンダ72が配設され、そのピストンロッド72aに、袋
移送方向に所要長さで延在する第1袋保持部材73が配
設されている。従って、一対のエアシリンダ72,72
を同期的に正逆付勢することにより、対向する第1袋保
持部材73,73が相互に近接および離間移動する。
【0035】前記第1袋保持部材73の配設高さは、前
記袋開口保持装置Eによる袋10の保持個所と袋10に
充填された物品群の最上部との間に位置するよう設定さ
れている。従って、前記スライド板40を移動して第2
袋移送装置Gが物品充填ステーションS2に到来した際
に、両エアシリンダ72,72を付勢して一対の第1袋
保持部材73,73を相互に近接することにより、袋開
口保持装置Eで開口保持されている袋10の口部は、袋
移送ラインに沿った偏平状に押圧保持される(図37,図
38参照)。そして、袋開口保持装置Eによる保持を解
除した後に、第2袋移送装置Gを袋受け継ぎステーショ
ンS3に移動することにより、物品11が充填された袋
10が袋受け継ぎステーションS3に移送される。な
お、各第1袋保持部材73の袋保持面には、ゴム等の弾
性を有し、かつ袋10との滑り抵抗が大きな材質の保持
片が取付けられて、両第1袋保持部材73,73により
袋10を強固に把持して、充填物品11の重量等により
袋10がズレたり脱落するのを防止するよう構成されて
いる。
【0036】(袋受け継ぎ装置について)前記袋受け継ぎ
ステーションS3には、図14に示す如く、第2袋移送
装置Gによる袋10の押圧保持個所より上方に臨む左右
の機枠12,12間に支持ステー74が架設され、該ス
テー74の中央部(袋移送ライン中心)に袋受け継ぎ装置
Hが配置されている。この装置Hは、支持ステー74に
倒立状態で配置したエアシリンダ75と、該シリンダ7
5に連結したリンク機構76と、このリンク機構76に
配設されて左右方向に対向する一対の第2袋保持部材7
7,77とを備えている。一対の第2袋保持部材77,7
7は、エアシリンダ75の正逆付勢によって作動される
リンク機構76により、第2袋移送装置Gにより押圧保
持されている袋10の上端より上方で相互に離間する解
放位置と、袋10の上端部を挟持可能な相互に近接する
挟持位置との間を移動するよう設定される。そして、一
対の第2袋保持部材77,77を解放位置から挟持位置
に移動させることにより、第2袋移送装置Gで袋受け継
ぎステーションS3まで移送された袋10の開口部上端
を挟持するようになっている。なお、各第2袋保持部材
77の袋挟持面には、ゴム等の弾性を有し、かつ袋10
との滑り抵抗が大きな材質の挟持片が取付けられて、両
第2袋保持部材77,77により袋10を強固に挟持し
て、充填物品11の重量等により袋10がズレたり脱落
するのを防止するよう構成している。
【0037】(ガイド部材について)前記袋絞り装置Iの
移動高さより下方位置に、図21に示す如く、袋移送ラ
イン中心を挟んで左右に僅かな隙間zで離間する一対の
ガイド部材N2,N2が、左右の機枠12,12に水平に配
設されている。なお、両ガイド部材N2,N2は袋受け継
ぎステーションS3から包装装置Aの最下流端まで延在
し、両ガイド部材N2,N2により形成される隙間zによ
って、物品充填ステーションS2から袋受け継ぎステー
ションS3に移送される袋10を略偏平状態で案内する
と共に、袋絞り装置Iにより袋10が袋移送方向から絞
り込まれる際の案内並びにその絞り込み保持後、袋受け
継ぎステーションS3から袋捻り結束ステーションS4
移送される袋10を袋移送ラインと交差する左右方向か
ら挟み込んで支持するべく機能する。
【0038】また、前記支持ステー74には、図14に
示す如く、袋移送ライン中心を挟んで左右に離間する一
対のガイド板N1,N1が、第2袋移送装置Gによる袋押
圧保持個所と袋受け継ぎ装置Hによる袋保持個所との間
に臨むようにブラケット78を介して夫々配設されてい
る。両ガイド板N1,N1は、図1に示すように、袋受け
継ぎステーションS3から下流側の袋捻り結束ステーシ
ョンS4までの間に亘って延在すると共に、その上流端
側は相互に離間して第2袋移送装置Gにより物品充填ス
テーションS2から袋受け継ぎステーションS3に移送さ
れる袋10を両ガイド板N1,N1間に円滑に受け入れる
よう構成されている。また両ガイド板N1,N1の下流側
は袋移送ラインと平行に対向して、後述する袋絞り装置
Iにより袋移送方向の前後から絞り込まれた袋10を袋
移送ラインと交差する左右方向から支持するべく機能す
る。なお、両ガイド板N1,N1における平行対向部の間
隔は、絞り込まれた袋10の下流側への移送を許容する
値に設定されている。
【0039】(袋絞り装置について)前記スライド板40
における一方の二俣部40aに、前記第2袋移送装置G
の配設位置から下流側に所定間隔離間して袋絞り装置I
が配設され、該袋絞り装置Iは、スライド板40が後退
位置と前進位置との間を往復移動することにより、前記
袋受け継ぎステーションS3と袋捻り結束ステーション
4との間を往復移動するよう設定される。この袋絞り
装置Iは、前記袋受け継ぎ装置Hによる袋保持個所より
下方の部位で袋10を袋移送方向の前後から絞る絞りア
ーム79と、該アーム79により絞られた袋10を袋移
送方向と交差する方向から押圧保持する押圧部材80と
から構成される。絞りアーム79は、図15に示す如
く、く字状に形成された一対のアーム部材81,81か
らなり、各アーム部材81はその折曲部がピン82を介
してスライド板40に水平回動自在に枢支されている。
また袋移送ライン中心から離間する短尺部81aには、
スライド板40に一端が配設された引張りばね83の他
端が配設されており、該引張りばね83は、袋移送ライ
ン中心に近接する長尺部81bを他方の長尺部81bか
ら離間する方向(開放方向)に回動付勢するべく機能す
る。
【0040】前記スライド板40に、袋移送方向と交差
するエアシリンダ84が配設され、そのピストンロッド
84aに、前記両長尺部81b,81bの外側に当接す
る一対のローラ85,85を回動自在に枢支したU字形
の作動部材86が連結されている。そして、エアシリン
ダ84を付勢して袋移送ライン中心から離間する待機位
置に臨む作動部材86をライン中心に近接する作動位置
に移動することにより、ローラ85,85が夫々外側に
当接する一対の長尺部81b,81bが相互に近接(閉
成)するよう構成される(図42参照)。なお、作動部材
86が待機位置に臨んで長尺部81b,81bが開放し
ている状態では、該長尺部81bの先端は移送ライン中
心から離間して、袋絞り装置Iが袋捻り結束ステーショ
ンS4から袋受け継ぎステーションS3に移動する際に、
該ステーションS3で保持されている袋10と干渉しな
いよう設定される。また、袋受け継ぎステーションS3
で保持されている袋10は、該ステーションS3に移動
した開放状態の長尺部81b,81bが閉成する際の回
動軌跡の間に臨むよう設定されており、これにより両長
尺部81b,81bを閉成することで、袋10をその偏
平方向両側(袋移送方向前後側)から絞り込むようになっ
ている。
【0041】前記押圧部材80は、図15に示す如く、
作動部材86の先端に配設されて袋移送方向に所要長さ
で延在する可動押圧材87と、スライド板40における
他方の二俣部40aに配設されて可動押圧材87と対向
する固定押圧材88とから構成される。また、可動押圧
材87の内側における長手方向中央に台形状の突部87
aが形成され、該突部87aは、前記絞りアーム79に
より絞り込まれた袋10を、エアシリンダ84により作
動部材86を作動位置に移動した際に対向する固定押圧
材88との間で押圧保持するべく機能する。なお、固定
押圧材88の内側面が袋移送ライン中心と略一致するよ
う位置決めされると共に、前記絞りアーム79により袋
10が絞り込まれた後に突部87aと固定押圧材88と
で袋10を押圧保持するよう各部材の位置が設定されて
いる。また可動押圧材87の外側に、長手方向に離間し
て一対のガイドロッド89,89が袋移送方向と交差す
る方向に延在し、各ガイドロッド89をスライド板40
に枢支した複数のガイドローラ90で案内することによ
り、作動部材86および可動押圧材87を平行に移動さ
せるようになっている。前記突部87aは、ゴム等の弾
性を有し、かつ袋10との滑り抵抗が大きな材質の材料
で形成されて、固定押圧材88とにより袋10を強固に
把持して、充填物品11の重量等により袋10がズレた
り脱落するのを防止するよう構成されている。
【0042】(袋捻り装置について)前記袋捻り結束ステ
ーションS4には、前記袋絞り装置Iにより該ステーシ
ョンS4に移送された袋10の口部を捻る袋捻り装置J
が配設されている。すなわち、図7に示す如く、包装装
置Aの最下流端で左右に対向する機枠12,12間に架
設された支持ステー91の中央部(袋移送ライン中心)
に、コ字状のブラケット92が配設固定され、このブラ
ケット92に、袋捻り結束ステーションS4まで延在す
る支持部材93の一端が軸94を介して上下方向に傾動
可能に枢支されている。また、前記袋受け継ぎ装置Hが
配設される支持ステー74に取付部材95が固定され、
該取付部材95における支持部材93の上方に臨む部位
に、引上げ手段としてのエアシリンダ96が揺動自在に
支持されている。そして、エアシリンダ96の下方を指
向するピストンロッド96aが、支持部材93の自由端
部に回動自在に連結されており、該エアシリンダ96を
正逆付勢することによって、図19および図20に示す
如く、支持部材93は軸94を中心として水平な待機位
置と上方に傾動した引上げ位置との間を傾動するよう構
成される。
【0043】前記支持部材93に取付台97が配設固定
され、この取付台97の下部に保持部材98が水平回転
自在に配設されている。保持部材98には、図18に示
す如く、袋移送方向と交差する方向に対向する一対の把
持部材99,99がリンク機構100,100を介して配
設されると共に、両リンク機構100,100には取付
台97に倒立配置したエアシリンダ101のピストンロ
ッド101aが連結されている。そして、エアシリンダ
101を正逆付勢してリンク機構100,100を作動
することにより、一対の把持部材99,99は、相互に
回動近接して袋10の上部を把持する把持位置と、相互
に回動離間する解放位置との間を揺動するよう構成され
ている。なお把持部材99,99の配設位置は、前記支
持部材93を待機位置に臨ませた状態で、前記袋絞り装
置Iにより保持されている袋10の上部を把持し得る位
置に設定されている。
【0044】前記支持部材93には、図17に示すよう
に取付台97に隣接してモータ102が倒立状態で配設
され、該モータ102の出力軸に配設した歯車103
を、前記保持部材98に一体的に形成した歯車104に
噛合させている。そして、前記一対の把持部材99,9
9により袋10の上部を把持した状態で、モータ102
を駆動することにより、歯車103,104の噛合作用
下に一対の把持部材99,99が水平回転して、袋10
の口部が捻られるようになっている。更に、前記一対の
把持部材99,99、エアシリンダ101およびモータ
102からなる袋捻り手段により袋10の口部を捻って
いるときに、前記取付部材95に配設したエアシリンダ
96を付勢して支持部材93を引上げ位置まで傾動する
ことにより、袋10は充填された物品11に対してタイ
トな状態で捻られる。なお、前記モータ102は、充填
される物品11の性状や充填量に応じて回転量を設定変
更可能に構成されており、常にタイトな状態で袋10を
捻じることができるようになっている。また各把持部材
99の袋把持面には、ゴム等の弾性を有し、かつ袋10
との滑り抵抗が大きな材質の把持片が取付けられて、両
把持部材99,99により袋10を強固に把持して、袋
10の捻りおよび引き上げを良好に行ない得るよう構成
される。
【0045】前記一方のガイド部材N2における袋捻り
結束ステーションS4と対応する上面に、扇形に形成さ
れた一対の第3袋保持部材105,105が、ピン10
6,106を介して水平回動自在に枢支されている。ま
た両ピン106,106に配設固定した歯車(図示せず)
が噛合し、一方のピン106を回動することにより、一
対の第3袋保持部材105,105が相互に反対方向に
水平回動するよう構成されている。
【0046】前記第3袋保持部材105,105が配設
されるガイド部材N2の下面に、2本のエアシリンダ1
07,108をボトム側で接続した作動手段109が、
第1エアシリンダ107のピストンロッド107aを介
して水平揺動自在に支持されている。この作動手段10
9の第2エアシリンダ108のピストンロッド108a
が、一方の第3保持部材105に配設したピン106に
取付けた作動杆110に枢支されている。そして第3袋
保持部材105,105は、作動手段109の両エアシ
リンダ107,108を何れも付勢しない状態(ピストン
ロッド107a,108aを延出しない状態)で、袋移送
ライン中心を指向する側で対向する挟持面105a,1
05aが相互に離間する開放位置に臨むと共に、両エア
シリンダ107,108を付勢することで挟持面105
a,105aが相互に近接するよう設定されている。な
お、第3袋保持部材105,105を開放位置に臨ませ
ている状態では、袋絞り装置Iによる袋受け継ぎステー
ションS3から袋捻り結束ステーションS4への袋10の
移送を許容するよう設定されている。また、袋捻り結束
ステーションS4に到来した袋10の絞り込み部位は、
第3袋保持部材105,105における挟持面105a,
105aの回動軌跡の間に臨むよう設定されている。す
なわち、作動手段109における第2エアシリンダ10
8のみを付勢して第3保持部材105,105を図22
に示す第1作動位置まで移動することにより、両挟持面
105a,105aが相互に近接して前記ガイド部材
2,N2による隙間zとの間で袋10の口部の絞り込み
状態を保持すると共に、袋の捻りおよび引き上げを許容
し得る間隔が付与されるようになっている。また作動手
段109における第1エアシリンダ107も付勢して第
3保持部材105,105を図23に示す第2作動位置
まで移動することにより、両挟持面105a,105a
が更に近接して後述するテープ結束時に捻り部位を挟持
するよう構成される。
【0047】(テープ結束装置について)前記スライド板
40には、前記袋絞り装置Iの配設位置から下流側に所
定間隔離間してテープ結束装置Kが配設され、該テープ
結束装置Kは、スライド板40が後退位置と前進位置と
の間を往復移動することにより、前記袋捻り結束ステー
ションS4と該ステーションS4より下流との間を往復移
動するよう設定される。この結束装置Kでは、図24に
示す如く、袋10の進入を許容する上流側に開放するス
リット111aを形成した支持板111が、該スリット
111aが袋移送ライン中心に整列するようにスライド
板40に配設されている。またテープ結束装置Kの配設
高さは、袋捻り結束ステーションS4に配設した把持部
材99,99と第3袋保持部材105,105との間に位
置するよう設定される。
【0048】前記支持板111には、スリット111a
の形成位置から側方に離間する位置に、テープ112が
回巻されているテープロール113が引出し自在に配設
されている。また支持板111におけるスリット111
aの開放端部近傍に、該スリット111aを挟んでテー
プ保持部材114,115が配設され、前記テープロー
ル113から引出されたテープ112を、その貼着面を
スリット111aの開放端部側に臨ませた状態で保持す
るよう構成されている。すなわち、スライド板40が下
流側から上流側に移動することにより、テープ結束装置
Kが袋捻り結束ステーションS4に向けて移動する過程
で、前記袋捻り装置Jにより捻られた袋10の捻り部位
が支持板111のスリット111aに進入してテープ1
12が貼着される。そして、テープ結束装置Kが更に上
流側に移動することで、テープ112がテープロール1
13から引出されつつ袋10の捻り部位の全周に巻付き
貼着されるようになっている。
【0049】前記支持板111におけるテープ保持部材
114,115の配設位置より下流側に、く字形状のナ
イフ保持部材116が水平回動自在に枢支され、該保持
部材116の一方の腕部116aにスリット111aを
指向するナイフ117が配設されている。またナイフ保
持部材116と支持板111との間に引張りばね118
が張設され、該ばね118の弾力により他方の腕部11
6bが常にはスリット111aを横切る位置に臨むよう
設定されている。すなわち、テープ保持部材114,1
15の配設位置を通過してテープ112が巻付け貼着さ
れた袋10の捻り部位が、ナイフ保持部材116の腕部
116bに当接すると、該保持部材116が水平回動す
ることによりナイフ117は捻り部位の上流側でスリッ
ト111aを横切り、これによりテープ112を切断す
るよう構成される。なお、スリット111aを挟んでナ
イフ保持部材116と対応する位置にストッパ119が
配設され、該ストッパ119にナイフ保持部材116の
腕部116bが当接して位置決めされるようになってい
る。また支持板111には、スリット111aの下流端
に連通する大径の開口部111bが形成され、該開口部
111bの位置まで袋10が到来することにより、該袋
10の落下を許容するよう構成されている。
【0050】(カッターについて)図15に示す如く、ス
ライド板40の最下流端部に、固定刃120と可動刃1
21とからなるカッターLが配設されている。固定刃1
20は、前記テープ結束装置Kにおける支持板111に
形成した開口部111bの上方において、袋移送ライン
中心を斜めに横切るように固定され、可動刃121は、
ピン122を介して固定刃120に対して水平回動自在
に配設される。また可動刃121の下流側の端部に、ス
ライド板40に配設したエアシリンダ123のピストン
ロッド123aが連結され、エアシリンダ123を正逆
付勢することにより、可動刃121が固定刃120から
離間する非切断位置と固定刃120に近接する切断位置
との間を移動するよう構成される。なおカッターLの配
設高さは、袋10におけるテープ結束された部位より上
方に位置するよう設定されている。すなわち、スライド
板40が下流側から袋捻り結束ステーションS4に移動
して非切断位置に臨む可動刃121と固定刃120との
間に袋10が到来した際に、可動刃121を切断位置に
移動させることにより、両刃120,121により袋1
0の口部が切断されて、物品11が充填されている袋1
0は前記支持板111の開口部111bから落下するよ
うになっている。
【0051】(切断片排出装置について)前記袋捻り結束
ステーションS4に近接して、前記カッターLにより切
断された余分な袋切断片を系外に排出する切断片排出装
置Mが配設されている。すなわち、前記袋受け継ぎ装置
Hが配設される支持ステー74の下流側に、図25に示
すように左右に離間して一対の第1吹き出しノズル12
4,124が配設され、両ノズル124,124は、下流
側を指向するよう設定される。また袋捻り装置Jにおけ
る把持部材99,99の配設位置を挟んで第1吹き出し
ノズル124,124と対向する位置(図26参照)に、
平面L形状に形成された排出ダクト125が配設され
て、その上流端部に入口125aが形成されている。そ
して、前記カッターLにより袋10の口部が切断された
後、袋捻り装置Jの把持部材99,99による袋切断片
の保持が解除されるタイミングで、第1吹き出しノズル
124,124から圧力エアーを吹き出すことにより、
袋切断片を排出ダクト125に入口125aから吹き込
むようになっている。
【0052】前記排出ダクト125の出口125bは、
図27に示すように一方の機枠12から外方に延出し
て、装置外部に配置したダストボックス126に連通す
るようになっている。また排出ダクト125の折曲部内
に、圧力エアーの第2吹き出しノズル127が出口12
5bを指向して配設されており、該第2吹き出しノズル
127は、第1吹き出しノズル124を介して入口12
5aから排出ダクト125の内部に吹き込まれた袋切断
片を、出口125bに向けて吹き飛ばすべく機能する。
これにより、排出ダクト125の内部に袋切断片が残留
するのを防止するようになっている。
【0053】(送りコンベヤについて)前記物品充填ステ
ーションS2から包装装置Aの下流端までの間に亘っ
て、前記各ステーションS2,S3,S4間を移送される袋
10の下部を支持して該袋10の下流側への移送を補助
する送りコンベヤPが配設されている。すなわち、図2
8,図29に示す如く、包装装置Aにおける左右の機枠
12,12の内側下部に、左右に離間して一対のコンベ
ヤフレーム128,128が配設され、両フレーム12
8,128間には、袋移送方向に離間して従動軸129
と駆動軸130とが回転自在に枢支されている。従動軸
129および駆動軸130には、図29に示す如く、夫
々軸方向に所定間隔離間して複数(実施例では3個)のプ
ーリ131,132が一体回転可能に配設され、対応す
る各プーリ131,132間にベルト133が巻掛けら
れている。前記一方のコンベヤフレーム128の外側に
配設した歯車列134に、駆動軸130が連結されると
共に、包装装置Aの主駆動源である減速機付モータから
なる前記駆動手段21に図示しないカムレバー機構を介
して接続した連結杆135が連結されている。すなわ
ち、駆動手段21により歯車列134を介して駆動軸1
30を回転することにより、複数のベルト133が袋移
送方向に走行する。なお送りコンベヤPは、前記スライ
ド板40が上流側から下流側に向かって移動する際に同
調して下流側に向けて走行して袋10の移送を補助する
よう構成される。またスライド板40が下流側から上流
側に向かって移動する際には、駆動手段21からの駆動
はクラッチ等の手段により駆動軸130に伝達されない
ようになっている。
【0054】前記コンベヤフレーム128,128は、
公知のパンタグラフ式のリフト機構136を介して昇降
調節自在に構成され、袋10の寸法変更に対応してコン
ベヤの支持高さを調節し得るようになっている。このリ
フト機構136は、図29に示すように、両コンベヤフ
レーム128,128の外側に配設した一対のパンタグ
ラフ機構137,137と、両機構137,137を連結
して一体的に作動させる連杆138とから構成され、連
杆138に配設した操作ハンドル(図示せず)を操作する
ことにより、両コンベヤフレーム128,128を水平
姿勢のまま昇降移動するようになっている。なお、両パ
ンタグラフ機構137,137をモータ等の駆動手段に
より作動させて、両コンベヤフレーム128,128を
昇降させることも可能である。また送りコンベヤPは、
特に重量がある物品等を充填する際に袋10を下方から
支持して移送を補助するのに好適であるが、軽量の物品
等を充填する場合には必ずしも必要としないこともあ
り、このときにはリフト機構136によりコンベヤの袋
支持面を袋10の下端から下方に離間させたまま包装装
置Aを稼働させてもよい。
【0055】(充填物品均し装置について)前記コンベヤ
フレーム128,128間には、前記物品充填ステーシ
ョンS2と袋受け継ぎステーションS3に対応する位置
に、前記袋10に充填された物品11を均すための充填
物品均し装置Fが配設されている。すなわち、図29に
示す如く、前記送りコンベヤPにおける3本のベルト1
33の両側および各ベルト133の間に、ベルト133
と平行な支持板139が夫々設置され、各支持板139
の上面には、物品充填ステーションS2と対応する第1
均し部材140が配設されると共に袋受け継ぎステーシ
ョンS3と対応する第2均し部材141が配設されてい
る。各均し部材140,141は、何れも側面W形状(図
28参照)に形成され、その上部で袋10に充填された
物品11を支持するよう構成される。
【0056】前記複数(実施例では4枚)の支持板139
は相互に連結されると共に、ベルト133と干渉しない
位置において左右に延在するホルダ142に、夫々中央
部において揺動可能に配設されている。このホルダ14
2を支持する後述の一方の平行リンク機構147にブラ
ケット143を介して配設したモータ144の出力軸に
円盤145が一体回転可能に配設され、この円盤145
の回転中心から偏位した位置に一端を枢支したクランク
杆146の他端が、前記支持板139の長手方向一端に
枢支されている。すなわち、第1均し部材140および
第2均し部材141に袋10の下部が支持された状態で
モータ144により円盤145を回転すれば、クランク
杆146のクランク運動により全ての支持板139はホ
ルダ142に対して揺動し、これにより袋10に充填さ
れている物品11に振動を付与して均しが行なわれる
(図36参照)。
【0057】また前記ホルダ142の左右両側に、平行
リンク機構147が夫々配設され、各リンク機構147
はエアシリンダ148により作動されるよう構成され
る。そして一対のエアシリンダ148,148を同期し
て正逆方向に付勢することにより、一対の平行リンク機
構147,147を作動させてホルダ142を昇降する
ようになっている。なおホルダ142は、第1均し部材
140および第2均し部材141を、前記送りコンベヤ
Pの袋支持面より下方の待機位置と上方に突出する作動
位置との間を移動するよう設定され、両均し部材14
0,141が作動位置まで上昇したときに、前記モータ
144を駆動して物品11に振動を付与するよう設定さ
れている。但し、前記袋受け継ぎステーションS3に対
応して設けられる第2均し部材141は、充填物品の性
状等に応じて適宜に採用すればよいものである。
【0058】
【実施例の作用】次に、実施例に係る袋詰め包装装置の
作用につき、袋詰め包装方法との関係において、図49
および図50のタイミングチャートを参照して説明す
る。なお、包装装置Aにおける初期状態では、前記スラ
イド板40が後退位置に臨んで、該スライド板40に配
設されている各装置D,G,I,Kは、夫々が上流側のス
テーションに位置しているものとする。
【0059】(袋の供給について)前記包装装置Aにおけ
る初期状態では、袋供給ステーションS1の袋保持装置
Rは、一対の吸着部材36,36を相互に離間してい
る。また袋供給装置Cにおいては、エアシリンダ23の
ピストンロッド23aを縮めた状態で、第1揺動アーム
20が袋取出し位置に臨むと共に、第2揺動アーム26
は作動位置に臨んで、前記吸着体30,30を袋載置装
置Qの袋供給マガジンBに平積みされている最上部の袋
10の開口部近傍に位置させているものとする。
【0060】この状態で包装装置Aを稼動させると、前
記吸着体30,30に接続される真空吸引源が作動し、
該吸着体30,30に最上部の袋10が吸着保持され
る。次いで、前記ロータリーアクチュエータ25が付勢
され、第2揺動アーム26が作動位置から退避位置に揺
動されて、これに伴って前記最上部の袋10の開口部近
傍が上方にめくり上げられる。次に、前記連杆22が駆
動手段21により作動されて、第1揺動アーム20が袋
取出し位置から袋供給位置に向けて揺動されることによ
り、吸着体30,30で吸着保持されている袋10は、
その全体が下層の袋群から分離して上方にめくり上げら
れる。
【0061】前記第1揺動アーム20が袋取出し位置か
ら袋供給位置に向けて所要角度揺動されたタイミングに
おいて、前記ロータリーアクチュエータ25が逆付勢さ
れて、第2揺動アーム26は退避位置から作動位置に揺
動される。そして第1揺動アーム20が袋供給位置に到
来すると、前記エアシリンダ23のピストンロッド23
aが伸びて、前記吸着体30,30に吸着保持されてい
る袋10の開口部近傍を、前記袋保持装置Rにおける離
間している一対の吸着部材36,36の間に臨ませる(図
30参照)と共に、エアシリンダ23の付勢と調時して
付勢される袋保持装置Rのエアシリンダ34,34によ
り両吸着部材36,36を相互に近接させる。また、各
吸着部材36に接続される真空吸引源を作動することに
より、該吸着部材36,36の吸着面36a,36aに袋
10の対向する両外側面が吸着保持される。そして、袋
供給装置Cの吸着体30,30による袋10の吸着を解
除することで、袋10の供給は完了する。
【0062】なお、袋保持装置Rに袋10を供給した袋
供給装置Cでは、前記ロータリーアクチュエータ25の
付勢により第2揺動アーム26を作動位置から退避位置
に向けて揺動すると共に、エアシリンダ23のピストン
ロッド23aの縮みが開始された状態で、前記連杆21
が作動されて、第1揺動アーム20が袋供給位置から袋
取出し位置に向けて揺動される。また、前記袋供給装置
Cの第2揺動アーム26が作動位置から退避位置に向け
て揺動を開始した後に、図31(a)に示すように、前記
エアシリンダ34,34が同期的に逆付勢されて吸着部
材36,36を相互に離間して、袋10の開口部を半開
口する。
【0063】(袋の開口について)前記袋供給装置Cによ
る袋10の供給が開始されることにより前記スライド板
40が後退位置から前進位置に移動し、次いで該スライ
ド板40が再び後退位置に移動する過程で、前記第1袋
移送装置Dは前記ガイド手段Tに案内されて、一対の袋
把持手段42,42は袋保持装置Rにより半開口状態の
袋10を把持し得る位置まで相互に近接移動する。また
各袋把持手段42のロータリーアクチュエータ45によ
り可動把持部材44が把持位置から解放位置に移動し
て、袋10の把持を待機する。前記袋供給装置Cから袋
保持装置Rに袋10が供給され、該袋保持装置Rにより
袋10が半開口されると、図31(b)に示すように、両
袋把持手段42,42のロータリーアクチュエータ45,
45が付勢されて可動把持部材44,44を把持位置に
移動させ、これにより半開口状態の袋10の袋移送方向
と交差する左右の開口部上端が固定把持部材43と可動
把持部材44とにより夫々把持される。
【0064】前記袋保持装置Rによる袋10の保持が解
除された後の所要のタイミングで、前記スライド板40
が後退位置から前進位置に移動し、この過程で第1袋移
送装置Dの一対の袋把持手段42,42は、前記ガイド
手段Tに沿って案内移動されることで、図32に示すよ
うに相互に離間する。これにより、両袋把持手段42,
42で保持されている袋10は、袋移送方向と交差する
方向に開口される。
【0065】(物品の充填について)前記第1袋移送装置
Dにより物品充填ステーションS2まで袋10が移送さ
れると、図34に示す如く、該ステーションS2に配設
されている袋開口保持装置Eにおける物品11の充填路
を閉鎖している一対の袋開口把持手段55,55が作動
して、物品充填路を開放すると共に袋10の開口部を開
口保持し、該袋10の内側に物品充填路を画成する(図
35参照)。すなわち、図13に示すように、解放位置
に臨む外側把持部材59,59を把持位置に移動すると
共に、閉鎖解放位置に臨む内側把持部材63,63を開
放把持位置に移動することにより、前記第1袋移送装置
Dにより保持されている袋10は、その保持方向と交差
する部位が夫々一対の把持部材59,63により内外方
向から把持される。
【0066】袋10の内側に挿入された一対の内側把持
部材63,63により物品11の充填路が画成されたタ
イミングで、物品充填ステーションS2に配設されてい
るホッパーUを介して作業者または自動供給装置等によ
り所定数の物品11が袋10に充填される。このとき、
図35に示す如く、袋10の開口部は最大開口面積に近
似する多角形状に開口し、また一対の内側把持部材6
3,63が充填パイプとして機能するので、最大開口面
積に見合った外形寸法の物品11を容易に詰め込むこと
ができる。なお、物品充填ステーションS2の下方に
は、前記送りコンベヤPが配設されているので、物品1
1が充填された袋10の下部は該コンベヤPで支持され
る。これにより、袋開口保持装置Eにより保持されてい
る袋10の保持が、物品11の重みにより外れてしまう
のを防止し得る。
【0067】前記袋10が袋開口保持装置Eにより保持
されたタイミングで、前記送りコンベヤPに配設した充
填物品均し装置Fの平行リンク機構147,147が作
動し、全ての支持板139に配設した第1均し部材14
0がコンベヤPの袋支持面より上方に突出する作動位置
まで上昇される。また均し装置Fのモータ144が駆動
されて、支持板139を揺動させることで、図36に示
す如く、袋10を介して物品11に当接する第1均し部
材140により該物品11に振動が付与され、袋内に物
品11が均一に充填される。
【0068】(袋口部の閉塞について)前記物品充填ステ
ーションS2での物品10の充填後において、作業者が
例えばフットスイッチ(図示せず)等のサイクル運転スイ
ッチを押すことにより1サイクル運転を開始し、前記第
1袋移送装置Dによる袋10の保持が解除されると共
に、前記スライド板40が前進位置から後退位置に向け
て移動する。このとき、スライド板40に配設されて袋
受け継ぎステーションS3で第1袋保持部材73,73を
離間させている第2袋移送装置Gが、物品充填ステーシ
ョンS2に向けて移動し(図37参照)、袋開口保持装置
Eによる袋10の保持個所と袋10に充填された物品群
の最上部との間において、第1袋保持部材73,73が
袋10を挟んで対向する。なお自動運転モードでは、1
サイクル毎の間欠運転の休止中に人手により物品11の
充填が行なわれ、サイクル運転スイッチにより運転を開
始させることはない。また自動供給装置の連動運転モー
ドでは、自動供給装置からの物品投入信号を受けて、所
定時間後に1サイクル運転が開始される。
【0069】次いで、前記第1袋保持部材73,73の
エアシリンダ72,72が同期的に付勢され、図38に
示すように両保持部材73,73を相互に近接すること
により、袋10の口部は袋移送ラインに沿った偏平状に
押圧保持される。そして、袋開口保持装置Eによる保持
を解除した後に、前記スライド板40が後退位置から前
進位置に移動することで、第2袋移送装置Gにより押圧
保持された袋10が袋受け継ぎステーションS3に移送
される。このとき、袋10における第2袋移送装置Gに
よる押圧保持部の上部が、前記ガイド板N1,N1で案内
されると共に、該押圧保持部より下部の袋10が、前記
ガイド部材N2,N2により略偏平状に保持されて移送案
内される。なお、前記充填物品均し装置Fの第1均し部
材140および第2均し部材141は、スライド板40
が後退位置から前進位置に移動されるときには前記送り
コンベヤPの袋支持面より下方の待機位置に下降され
て、袋10の移送に支障を来たさないよう構成される。
またスライド板40の移動と同期して送りコンベヤPが
駆動され、物品充填ステーションS2で支持した袋10
を袋受け継ぎステーションS3に移送する補助を行な
う。
【0070】前記第2袋移送装置Gが袋受け継ぎステー
ションS3に到来すると、該ステーションS3に配設され
ている袋受け継ぎ装置Hが作動し、図39および図40
に示すように、解放位置に臨んでいる一対の第2袋保持
部材77,77を挟持位置に移動させることにより、第
2袋移送装置Gで袋受け継ぎステーションS3まで移送
された袋10の開口部上端が挟持される。
【0071】(袋の絞り込みについて)次に、袋受け継ぎ
ステーションS3に到来した第2袋移送装置Gによる袋
10の保持が解除され、前記スライド板40が前進位置
から後退位置に移動するのに伴い、該スライド板40に
配設されて袋捻り結束ステーションS4で絞りアーム7
9を開放している袋絞り装置Iが、図41に示すように
袋受け継ぎステーションS3に向けて移動する。袋絞り
装置Iが袋受け継ぎステーションS3に到来し、袋受け
継ぎ装置Hによる袋10の保持状態で、袋絞り装置Iの
エアシリンダ84が付勢されて、作動部材86が待機位
置から作動位置に移動することにより、開放していた絞
りアーム79が閉成する。これにより、偏平状にされて
いる袋10の口部は、前記一対のガイド部材N2,N2
形成された僅かな隙間zで案内された状態で、絞りアー
ム79により偏平方向から絞り込まれる(図42参照)。
また作動部材86の移動により可動押圧材87が固定押
圧材88に向けて近接し、作動押圧材87の突部87a
と固定押圧材88とにより袋10の絞り込み部が押圧保
持される。
【0072】なお、前記スライド板40が後退位置から
前進位置に移動したタイミングで、前記送りコンベヤP
に配設した充填物品均し装置Fが上昇すると共に、モー
タ144が物品11の充填量等に応じて予め設定された
回転量だけ駆動されることにより、袋受け継ぎステーシ
ョンS3に対応して配設されている第2均し部材141
により、該ステーションS3に臨む袋10に振動が付与
され、袋内の物品11が均される(図36参照)。すなわ
ち、前記物品充填ステーションS2と袋受け継ぎステー
ションS3との2個所で袋内物品の均しが行なわれ、袋
内で物品11が偏ることなく均一な状態となる。
【0073】(袋の捻りについて)前記袋絞り装置Iによ
り袋10の絞り込み完了後、袋受け継ぎ装置Hによる袋
10の保持が解除されると共に、前記スライド板40が
後退位置から前進位置に移動し、これにより袋絞り装置
Iは袋受け継ぎステーションS3から袋捻り結束ステー
ションS4に向けて移動する。このとき、袋絞り装置I
により絞り込まれた袋10の絞り込み部位は、その上下
でガイド板N1,N1およびガイド部材N2,N2により袋移
送方向と交差する方向から支持されている。なお前述し
た如く、スライド板40が後退位置から前進位置に移動
する際にはこれと同期して送りコンベヤPが駆動される
から、袋受け継ぎステーションS3から袋捻り結束ステ
ーションS4への袋10の移送は確実に行なわれる。
【0074】前記袋絞り装置Iにより保持された袋10
が袋捻り結束ステーションS4に到来すると、袋捻り装
置Jにおける開放位置に臨んでいる第3袋保持部材10
5,105における作動手段109の第2エアシリンダ
108が付勢される。これにより第3保持部材105,
105が、図44(a)に示す如く、両挟持面105a,
105aを相互に近接して袋10の口部の絞り込み状態
を保持する第1作動位置まで移動されて、前記ガイド部
材N2,N2と協働して袋10の絞り込み部を包囲する。
また、袋捻り装置Jのエアシリンダ101が付勢され
て、リンク機構100,100を介して一対の把持部材
99,99が解放位置から把持位置に揺動し、袋絞り装
置Iにより保持されている袋10の上部を把持する(図
44(b)参照)。
【0075】前記把持部材99,99により袋10が把
持されると共に、前記袋絞り装置Iによる袋10の保持
が解除された後(図46参照)に、前記モータ102が駆
動して把持部材99,99を水平回転させると共に、エ
アシリンダ96により支持部材93が待機位置から引上
げ位置に傾動されることにより、袋10の口部は捻られ
る(図45参照)。また、袋10に所要の捻りが加えられ
た後、前記作動手段109の第1エアシリンダ107が
付勢され、図47に示すように、第3袋保持部材10
5,105は第1作動位置から更に挟持面105a,10
5aが近接する第2作動位置まで移動して、袋10の捻
り部位を挟持する。なお、把持部材99,99を水平回
転させつつ上昇させることにより、充填された物品11
に対する袋10のタイト性を高めることができる。
【0076】(袋のテープ結束について)前記袋捻り装置
Jによる袋10の捻りが完了した後の前記スライド板4
0の後退位置への移動により、該スライド板40の最下
流部に配設されていたテープ結束装置Kが袋捻り結束ス
テーションS4に向けて移動し、捻りが加えられた袋1
0の捻り部位が、前記第3袋保持部材105,105に
よる挟持状態でテープ結束される。すなわち、テープ結
束装置Kの上流側への移動に伴い、前記支持板111の
スリット111aに袋10の捻り部位が進入し、支持板
111のテープ保持部材114,115に予め保持され
ているテープ112が貼着される。そして、テープ結束
装置Kが更に上流側に移動することで、テープ112が
テープロール113から引出されつつ袋10の捻り部位
の全周に巻付き貼着されると共に、前記ナイフ保持部材
116が作動してテープロール113に連なる側のテー
プ112が切断される。
【0077】図48に示すように、前記テープ結束され
た袋10が支持板111の開口部111bまで到来する
と、前記スライド板40に配設されているカッターLの
エアシリンダ123が付勢され、非切断位置に臨む可動
刃121を切断位置に移動することにより、可動刃12
1と固定刃120とにより袋10の口部が切断される。
なお、袋10は前記袋捻り装置Jの把持部材99,99
により上端が保持されているだけなので、カッターLに
よる切断で物品11が充填されている袋10は自重によ
り開口部111bから送りコンベヤP上に落下する。
【0078】(袋切断片の排出について)前記カッターL
による袋10の口部が切断された後に、袋捻り装置Jの
把持部材99,99による袋切断片の保持が解除される
と、前記袋捻り結束ステーションS4の上流側に配設さ
れている第1吹き出しノズル124,124から圧力エ
アーが吹き出され、これにより保持の解除された袋切断
片は、排出ダクト125に入口125aから吹き込まれ
る。また、第2吹き出しノズル127からも圧力エアー
が吹き出され、排出ダクト125に吹き込まれた袋切断
片は、出口125bに向けて吹き飛ばされてダクトボッ
クス126に回収される。
【0079】実施例に係る袋詰め包装装置では、直線的
に配置した各ステーション間で袋を受け渡しながら各工
程を行なうよう構成したので、袋を搬送保持する手段を
多数配備する必要はなく、機械構成を簡略化してコスト
を低減することができる。また、装置の小型化も達成し
得る。
【0080】なお実施例では、袋供給装置、スライド板
および送りコンベヤを共通の駆動手段により駆動するよ
うにしたが、夫々独立した駆動手段により同期的に駆動
するようにしてもよい。また、スライド板に第1袋移送
装置、第2袋移送装置、袋絞り装置およびテープ結束装
置を配設して上流側と下流側に夫々連動して往復移動さ
せることに代えて、各装置を夫々独立した駆動手段によ
り連動して往復移動することもできる。更に、各装置に
配設されるロータリーアクチュエータに代えてエアシリ
ンダ等のリニアアクチュエータを採用したり、エアシリ
ンダに代えてモータ駆動のリニアアクチュエータ等を採
用することも可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る袋詰め
包装方法および装置によれば、各処理ステーションから
次の処理ステーションへの袋の移送を、袋の引き渡し方
式としたので、袋を保持した状態で各処理ステーション
間を移送するための複数のクランプ手段や搬送体を設け
る必要はなく、装置全体が簡略化される。また、クラン
プ手段や搬送体の往路と復路とを上下の関係で設ける必
要もないから、機械の小型化を達成して製造コストを低
減させ得る。
【0082】また、物品充填後の袋の保持移送、袋口部
の捻り、袋口部の結束の各処理装置は、袋移送方向の上
流側と下流側に夫々連動して往復移動する構成としたか
ら、袋の次処理工程への引き渡しを確実に行ない得る。
すなわち、各処理工程での処理が良好に行なわれると共
に、各処理工程でのサイクルタイムを短縮することがで
き、従来と略同等の包装処理速度を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る袋詰め包装装置の全体構成を示す
概略平面図である。
【図2】実施例に係る袋詰め包装装置の全体構成を示す
概略正面図である。
【図3】実施例に係る袋詰め包装装置の全体外観を一部
破断して示す概略平面図である。
【図4】袋供給マガジンおよび袋載置装置を一部破断し
て示す正面図である。
【図5】袋供給装置を、袋供給マガジンから袋を取出す
状態で示す正面図である。
【図6】袋供給装置を、袋保持装置に袋を供給する状態
で示す側面図である。
【図7】実施例に係る袋詰め包装装置の物品充填ステー
ションより下流側に配設される各装置を示す平面図であ
る。
【図8】第1袋移送装置およびガイド手段を一部切欠い
て示す平面図である。
【図9】第1袋移送装置、ガイド手段、第2袋移送装
置、袋受け継ぎ装置および袋絞り装置を示す正面図であ
る。
【図10】第1袋移送装置、ガイド手段および第2袋移
送装置を示す側面図である。
【図11】物品充填ステーションに配設された袋開口保
持装置を一部切欠いて示す平面図である。
【図12】物品充填ステーションに配設された袋開口保
持装置を、袋を保持していない状態で示す側面図であ
る。
【図13】物品充填ステーションに配設された袋開口保
持装置を、袋を保持している状態で示す側面図である。
【図14】袋受け継ぎステーションに配設された袋受け
継ぎ装置を示す正面図である。
【図15】スライド板に配設される袋絞り装置を示す平
面図である。
【図16】袋捻り結束ステーションに配設される袋捻り
装置を一部破断して示す正面図である。
【図17】袋捻り結束ステーションに配設される袋捻り
装置を示す側面図である。
【図18】袋捻り装置の把持部材を開閉する状態を示す
要部正面図である。
【図19】袋捻り装置を、支持部材が作動位置に臨む状
態で示す側面図である。
【図20】袋捻り装置を、支持部材が引上げ位置に臨む
状態で示す側面図である。
【図21】袋捻り装置の第3袋保持部材を開放位置で示
す平面図である。
【図22】袋捻り装置の第3袋保持部材を第1作動位置
で示す平面図である。
【図23】袋捻り装置の第3袋保持部材を第2作動位置
で示す平面図である。
【図24】実施例に係るテープ結束装置を一部破断して
示す平面図である。
【図25】実施例に係る切断片排出装置を示す平面図で
ある。
【図26】実施例に係る切断片排出装置を示す側面図で
ある。
【図27】実施例に係る切断片排出装置の排出ダクトを
示す正面図である。
【図28】実施例に係る送りコンベヤおよび充填物品均
し装置を示す縦断側面図である。
【図29】実施例に係る送りコンベヤおよび充填物品均
し装置を示す平面図である。
【図30】袋供給マガジンから袋供給装置により取出し
た袋を袋保持装置に供給する工程を示す説明正面図であ
る。
【図31】袋保持装置により保持した袋を半開口すると
共に、該袋を第1袋移送装置により保持する工程を示す
説明正面図である。
【図32】第1袋移送装置により保持した袋を開口する
工程を示す説明平面図である。
【図33】第1袋移送装置により保持した袋を開口する
工程を示す説明側面図である。
【図34】物品充填ステーションにおいて袋を開口保持
すると共に物品を充填する工程を示す説明側面図であ
る。
【図35】物品充填ステーションにおいて袋開口保持装
置により袋を開口保持した状態を示す説明平面図であ
る。
【図36】物品充填ステーションおよび袋受け継ぎステ
ーションにおいて、袋に充填された物品を充填物品均し
装置により均す工程を示す説明側面図である。
【図37】物品が充填された袋を第2袋移送装置の第1
袋保持部材により偏平状に押圧保持する工程を示す説明
側面図である。
【図38】物品が充填された袋を第2袋移送装置の第1
袋保持部材により偏平状に押圧保持する工程を示す説明
平面図である。
【図39】第2袋移送装置により保持した袋を袋受け継
ぎステーションに移送する工程を示す説明平面図であ
る。
【図40】第2袋移送装置により保持した袋を袋受け継
ぎステーションに移送する工程を示す説明側面図であ
る。
【図41】袋絞り装置が袋捻り結束ステーションから袋
受け継ぎステーションに移動する工程を示す説明平面図
である。
【図42】袋受け継ぎステーションに移動した袋絞り装
置により袋の口部を絞る工程を示す説明平面図である。
【図43】袋絞り装置により保持した袋を袋捻り結束ス
テーションに移送する工程を示す説明平面図である。
【図44】袋絞り装置により袋捻り結束ステーションま
で移送された袋を、袋捻り装置の第3保持部材で支持す
ると共に把持部材により把持する工程を示す説明平面図
および説明側面図である。
【図45】袋捻り装置により袋の口部に捻りを付与する
工程を示す説明側面図である。
【図46】袋捻り装置により袋の口部に捻りを付与する
状態での袋絞り装置の状態を示す説明平面図である。
【図47】捻り付与された袋の捻り部位を第3保持部材
で挟持すると共に、該部位にテープ結束を行なう工程を
示す説明平面図である。
【図48】袋の捻り部位をテープ結束すると共に袋の余
分な部分を切断する工程を示す説明平面図である。
【図49】実施例に係る袋詰め包装装置のタイミングチ
ャート図である。
【図50】実施例に係る袋詰め包装装置のタイミングチ
ャート図である。
【符号の説明】
10 袋 11 物品 21 駆動手段 40 スライ
ド板 42 袋把持手段 47 固定ガ
イド 47b 直線スリット(案内部) 48 可動ガ
イド 48a 案内部 55 袋開口
把持手段 73 第1袋保持部材 77 第2袋
保持部材 79 絞りアーム 80 押圧部
材 96 エアシリンダ(引上げ手段) 99 把持部
材(袋捻り手段) 101 エアシリンダ(袋捻り手段) 102 モー
タ(袋捻り手段) 105 第3袋保持部材 124 第1
吹き出しノズル 125 排出ダクト B 袋供給マ
ガジン C 袋供給装置 D 第1袋移
送装置 E 袋開口保持装置 F 充填物品
均し装置 G 第2袋移送装置 H 袋受け継
ぎ装置 I 袋絞り装置 J 袋捻り装
置 K テープ結束装置 L カッター M 切断片排出装置 N2 ガイド
部材 O 連動手段 P 送りコン
ベヤ U ホッパー S1 袋供給
ステーション S2 物品充填ステーション S3 袋受け
継ぎステーション S4 袋捻り結束ステーション

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平積み状態で集積貯留されている最上部
    の袋(10)を、その開口部近傍を吸引して1枚ずつ取出し
    て袋供給ステーション(S1)に供給する工程と、 前記袋供給ステーション(S1)に供給されて半開口状態に
    保持された袋(10)の対向する開口部上端を、袋(10)の開
    口内外方向から対応する袋把持手段(42,42)にて夫々把
    持して袋(10)を垂下保持した状態で、両袋把持手段(42,
    42)を下流側の物品充填ステーション(S2)に向けて移動
    させながら袋移送ラインと交差する方向に相互に離間さ
    せて袋(10)の開口を行なう工程と、 前記物品充填ステーション(S2)に到来した袋(10)の前記
    袋把持手段(42,42)による把持個所と直交する方向に対
    向する開口部を、袋(10)の物品充填路を閉鎖している袋
    開口把持手段(55,55)が充填路開放位置に移動して内外
    方向から夫々挟持すると共に袋把持手段(42,42)による
    把持を解除することにより、両袋開口把持手段(55,55)
    の内側把持部材(63,63)で袋(10)の内側に略筒状の物品
    充填路を画成した状態で袋(10)を開口保持する工程と、 前記開口保持された袋(10)の上方から物品(11)が供給さ
    れる際に袋(10)の下部に振動を付与して充填される物品
    (11)の均しを行なう工程と、 前記物品(11)が充填された袋(10)における開口保持個所
    と充填された物品(11)の最上部との間の所要部位を、袋
    移送ラインと交差する方向から袋移送ライン中心に向け
    て押圧することで袋口部を偏平状に保持した後、前記両
    袋開口把持手段(55,55)が開放位置から閉鎖位置に移動
    することにより物品充填路を閉塞すると共に袋(10)の開
    口保持を解除して物品充填済みの袋(11)を下流側の袋受
    け継ぎステーション(S3)に向けて移送する工程と、 前記袋受け継ぎステーション(S3)に到来した袋(10)の偏
    平状押圧保持個所の上方を、袋口部の押圧保持方向と同
    方向に挟持して袋(10)を保持すると共に押圧保持を解除
    した後に、袋保持個所の下方における袋(10)を、袋移送
    ラインに沿って延在する該ラインと交差する方向の僅か
    な隙間で挟み込み案内し、その挟み込み方向と直交する
    方向に向けて絞り込むと共に、その絞り込み部を袋移送
    ライン中心で押圧した後に袋上部の保持を解除して下流
    側の袋捻り結束ステーション(S4)に移送する工程と、 前記袋捻り結束ステーション(S4)に到来した袋(10)の絞
    り込み押圧個所より上部を把持すると共に、絞り込み状
    態を維持可能で、かつ袋上部の捻り動作を許容し得る間
    隔でその絞り込み部位を包囲し、前記絞り込み部の押圧
    解除を行なって袋把持部を水平面内で回転することで袋
    口部を捻る工程と、 前記袋捻り結束ステーション(S4)において袋上部と捻り
    個所を把持したもとで、両把持個所の間をテープ結束す
    る工程と、 前記袋口部の結束個所上部を切断して除去する工程とか
    らなることを特徴とする袋詰め包装方法。
  2. 【請求項2】 前記袋口部を捻りながら袋(10)を上方に
    持上げるようにした請求項1記載の袋詰め包装方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも物品充填工程から袋結束工程
    の間は、袋(10)の下部が支持されて移送されるようにし
    た請求項1または2記載の袋詰め包装方法。
  4. 【請求項4】 平積み状態で集積貯留された袋(10)を1
    枚ずつ吸引して取出す袋供給装置(C)と、 前記袋供給装置(C)にて袋供給ステーション(S1)に取出
    された袋(10)の開口部を上方にして把持し、該袋供給ス
    テーション(S1)と下流側の物品充填ステーション(S2)と
    の間を往復移動可能に設定され、物品充填ステーション
    (S2)に向けて移動する際に袋(10)の移送ライン中心から
    相互に離間する一対の袋把持手段(42,42)を備えた第1
    袋移送装置(D)と、 前記物品充填ステーション(S2)における物品供給ホッパ
    ー(U)の下方に設けられ、前記第1袋移送装置(D)におけ
    る袋把持方向と交差する袋(10)の開口部を夫々挟持する
    と共に物品(11)の充填路を開閉する一対の袋開口把持手
    段(55,55)を備えた袋開口保持装置(E)と、 前記物品充填ステーション(S2)の下方に設けられ、前記
    第1袋移送装置(D)により物品充填ステーション(S2)に
    移送された袋(10)が前記袋開口保持装置(E)により保持
    されたタイミングにおいて上昇すると共に、該袋(10)に
    充填された物品(11)に振動を付与して袋内物品の均しを
    行なう充填物品均し装置(F)と、 前記袋開口保持装置(E)による袋保持個所と充填物品の
    最上部との間で袋移送ライン中心に向けて相対的に近接
    移動して袋(10)を偏平状に押圧保持する一対の第1袋保
    持部材(73,73)を備え、前記物品充填ステーション(S2)
    と下流側の袋受け継ぎステーション(S3)との間を往復移
    動可能に設定された第2袋移送装置(G)と、 前記袋受け継ぎステーション(S3)に配設され、袋移送ラ
    イン中心に向けて相対移動可能に設定されると共に、前
    記第1袋保持部材(73,73)の袋押圧保持個所より上部で
    袋(10)を挟持する一対の第2袋保持部材(77,77)を備え
    た袋受け継ぎ装置(H)と、 前記袋受け継ぎステーション(S3)と下流側の袋捻り結束
    ステーション(S4)との間で往復移動可能に設定され、前
    記第2袋保持部材(77,77)による袋保持個所より下部を
    袋(10)の偏平方向両側から絞り込む絞りアーム(79)およ
    び袋絞り込み部位を袋移送ライン中心で押圧する押圧部
    材(80)とを備えた袋絞り装置(I)と、 前記袋捻り結束ステーション(S4)に設けられ、袋上部を
    把持して回転する袋捻り手段(99,101,102)、該袋捻り手
    段(99,101,102)を上昇させる引上げ手段(96)および袋口
    部の絞り込み状態を保持する第1作動位置とテープ結束
    時に捻り部位を挟持する第2作動位置とに移動可能な第
    3袋保持部材(103,103)とを備えた袋捻り装置(J)と、 前記袋捻り結束ステーション(S4)の下流側と袋捻り結束
    ステーション(S4)との間で往復移動可能に設定され、袋
    捻り結束ステーション(S4)にて保持される捻り完了後の
    袋(10)の捻り部位にテープ結束を行なうテープ結束装置
    (K)と、 前記袋(10)をテープ結束した後に、そのテープ結束個所
    の袋上部を切断するカッター(L)と、 前記カッター(L)にて切断された袋切断片を系外に排出
    する圧力エアー吹き出しノズル(124)および排出ダクト
    (125)を備えた切断片排出装置(M)と、 前記袋受け継ぎステーション(S3)から袋捻り結束ステー
    ション(S4)の間に亘り、袋(10)を袋移送ラインと交差す
    る両側から支持すると共に下流側への移送を許容し得る
    間隔だけ離間して配設され、前記袋絞り装置(J)による
    絞り込みの際に袋(10)を支持すると共に該袋絞り装置
    (J)による袋移送を案内する一対のガイド部材(N2,N2)
    と、 前記第1袋移送装置(D)、第2袋移送装置(G)、袋絞り装
    置(I)およびテープ結束装置(K)を、上流側と下流側に夫
    々連動して往復移動する連動手段(21,40)とから構成し
    たことを特徴とする袋詰め包装装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも物品充填ステーション(S2)か
    ら袋捻り結束ステーション(S4)に亘る間には、袋(10)の
    下部を支持して該袋(10)の下流側への移送を補助する送
    りコンベヤ(P)が設けられ、該送りコンベヤ(P)は、前記
    袋(10)の下流側への移送動作と同調して回転駆動される
    請求項4記載の袋詰め包装装置。
  6. 【請求項6】 第1袋移送装置(D)、第2袋移送装置
    (G)、袋絞り装置(I)およびテープ結束装置(K)との連動
    手段は、これら各装置(D,G,I,K)が所定間隔毎に配設固
    定されると共に袋移送方向に水平移動可能に支持される
    スライド板(40)と、該スライド板(40)を移動する駆動手
    段(21)とから構成される請求項4または5記載の袋詰め
    包装装置。
  7. 【請求項7】 前記袋受け継ぎステーション(S3)の下方
    に、該ステーション(S3)に袋(10)が移送されたタイミン
    グで上昇すると共に、該袋(10)に充填された物品(11)に
    振動を付与して袋内物品の均しを行なう充填物品均し装
    置(F)が設けられる請求項4〜6の何れかに記載の袋詰
    め包装装置。
  8. 【請求項8】 前記袋供給ステーション(S1)に設けら
    れ、袋移送ラインと交差する方向に一定間隔で離間する
    一対の固定ガイド(47,47)と、 前記各固定ガイド(47)に形成されて袋移送ラインと平行
    に延在し、前記第1袋移送装置(D)の対応する袋把持手
    段(42)が移動案内される案内部(47b)と、 前記袋供給ステーション(S1)と物品充填ステーション(S
    2)との間に配設され、袋移送ラインと交差する方向に位
    置調節可能な一対の可動ガイド(48,48)と、 前記各可動ガイド(48)に形成されて袋供給ステーション
    (S1)から物品充填ステーション(S2)に向かうにつれて袋
    移送ライン中心から離間するよう延在し、前記第1袋移
    送装置(D)における対応する袋把持手段(42)が移動案内
    される案内部(48a)とからなり、 前記固定ガイド(47)の案内部(47b)と可動ガイド(48)の
    案内部(48a)は、前記袋把持手段(42)の相互移動を許容
    するよう構成されている請求項4〜7の何れかに記載の
    袋詰め包装装置。
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