JPH09247561A - Tv受像機における隣接チャンネル妨害抑制装置 - Google Patents
Tv受像機における隣接チャンネル妨害抑制装置Info
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- JPH09247561A JPH09247561A JP8050183A JP5018396A JPH09247561A JP H09247561 A JPH09247561 A JP H09247561A JP 8050183 A JP8050183 A JP 8050183A JP 5018396 A JP5018396 A JP 5018396A JP H09247561 A JPH09247561 A JP H09247561A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各受信チャンネル毎に隣接チャンネルからの
妨害信号を抑制し、最適な受信状態を容易に得られるよ
うにした当該装置を提供する。 【解決手段】 選局制御手段を備えるチューナ1におけ
るRFアンプには、自動利得制御を行うRF-AGC制
御手段の制御信号が入力される。隣接チャンネルの妨害
信号を抑制するためのRF-AGCは、希望選局チャン
ネル及び隣接チャンネル選局時の各受信信号レベルに基
づいて、RF-AGCの制御動作特性を決めているAG
Cカットインレベルの初期設定値を補正し、補正された
特性に従って行うようにする。これらの動作は、マイコ
ン8のCPUでチャンネル切換等の入力変化の度に自動
的になされるが、手動で表示を確認しながら調整でき
る。
妨害信号を抑制し、最適な受信状態を容易に得られるよ
うにした当該装置を提供する。 【解決手段】 選局制御手段を備えるチューナ1におけ
るRFアンプには、自動利得制御を行うRF-AGC制
御手段の制御信号が入力される。隣接チャンネルの妨害
信号を抑制するためのRF-AGCは、希望選局チャン
ネル及び隣接チャンネル選局時の各受信信号レベルに基
づいて、RF-AGCの制御動作特性を決めているAG
Cカットインレベルの初期設定値を補正し、補正された
特性に従って行うようにする。これらの動作は、マイコ
ン8のCPUでチャンネル切換等の入力変化の度に自動
的になされるが、手動で表示を確認しながら調整でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ受像機,V
TR等のテレビジョン放送を受信することができる受信
チューナを備える装置に関し、より詳細には、隣接チャ
ンネル妨害を抑制するための装置に関するものである。
TR等のテレビジョン放送を受信することができる受信
チューナを備える装置に関し、より詳細には、隣接チャ
ンネル妨害を抑制するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ受像機における隣接チャンネル妨
害に対する従来技術として次の例を示すことができる。 (1)隣接チャンネル信号の有無を検出する検波回路
と、隣接チャンネル信号の有無に応じてトラップ回路を
使用するか、しないかの判定をし、隣接チャンネルが存
在する場合は、トラップ回路を用いて隣接チャンネル信
号を減衰させる。または、トラップ回路を用いずに、隣
接チャンネルの信号に応じて高周波アンプの利得を変え
ることで隣接妨害を防いでいる(特開平5−15351
1号公報)。 (2)FM放送受信機において、受信希望信号の上下の
妨害波を検出し、検出したズレ量を演算してそのズレ量
で受信希望信号用のIFフィルタの中心周波数を妨害の
少ない方へ移動させて隣接妨害を除去する。その際に、
妨害信号が希望信号の上側にあるか下側にあるかを波形
レベルで表示する(特開平5−191312号公報)。 (3)上記(2)と同様の方式において、中心周波数の
移動を表示するディスプレイ部を設ける(特開平5−3
00035号公報)。 (4)隣接チャンネルの信号を検出し、この信号が所定
値以上であれば、高周波アンプのAGC電圧を変化させ
て高周波の利得低減を行って妨害を防ぐ(特開平6−1
53100号公報)。上記(1)ないし(4)の例は、
いずれも妨害除去のためにトラップ回路を設けたり、A
GC電圧を変化させて利得制御をするものと、それに波
形表示の機能を付加したものである。
害に対する従来技術として次の例を示すことができる。 (1)隣接チャンネル信号の有無を検出する検波回路
と、隣接チャンネル信号の有無に応じてトラップ回路を
使用するか、しないかの判定をし、隣接チャンネルが存
在する場合は、トラップ回路を用いて隣接チャンネル信
号を減衰させる。または、トラップ回路を用いずに、隣
接チャンネルの信号に応じて高周波アンプの利得を変え
ることで隣接妨害を防いでいる(特開平5−15351
1号公報)。 (2)FM放送受信機において、受信希望信号の上下の
妨害波を検出し、検出したズレ量を演算してそのズレ量
で受信希望信号用のIFフィルタの中心周波数を妨害の
少ない方へ移動させて隣接妨害を除去する。その際に、
妨害信号が希望信号の上側にあるか下側にあるかを波形
レベルで表示する(特開平5−191312号公報)。 (3)上記(2)と同様の方式において、中心周波数の
移動を表示するディスプレイ部を設ける(特開平5−3
00035号公報)。 (4)隣接チャンネルの信号を検出し、この信号が所定
値以上であれば、高周波アンプのAGC電圧を変化させ
て高周波の利得低減を行って妨害を防ぐ(特開平6−1
53100号公報)。上記(1)ないし(4)の例は、
いずれも妨害除去のためにトラップ回路を設けたり、A
GC電圧を変化させて利得制御をするものと、それに波
形表示の機能を付加したものである。
【0003】上記した中にも示されるテレビ受像機のR
F-AGC制御について、図6に示される構成のものを
例にとり、より詳細に述べる。図6において、1はAG
CコントロールIC3´からのRF-AGC信号電圧C
Sによって利得制御が行われるTV用受信チューナであ
り、該チューナ1´の利得は、RIF/DET/AGC
として具体化されているAGCコントロールIC3´に
入力されるRF-AGCカットイン(CUT IN)レベ
ルの調整用電圧4´により利得制御を開始する点(AG
Cカットインレベル)と入力信号強度の値によって決定
されるものである。図7は、RF-AGCのCUT IN
調整VR15を変化させたときにおける電気的変化特性
を図示したものであり、VR26の調整位置は、VR15
の調整位置が特性カーブ(3)にあるとき、実用例で
は、入力信号を60dB(μV)以上としたときに、利
得を下げ始める(60dB(μV) AGC CUT I
N)点に設定している。
F-AGC制御について、図6に示される構成のものを
例にとり、より詳細に述べる。図6において、1はAG
CコントロールIC3´からのRF-AGC信号電圧C
Sによって利得制御が行われるTV用受信チューナであ
り、該チューナ1´の利得は、RIF/DET/AGC
として具体化されているAGCコントロールIC3´に
入力されるRF-AGCカットイン(CUT IN)レベ
ルの調整用電圧4´により利得制御を開始する点(AG
Cカットインレベル)と入力信号強度の値によって決定
されるものである。図7は、RF-AGCのCUT IN
調整VR15を変化させたときにおける電気的変化特性
を図示したものであり、VR26の調整位置は、VR15
の調整位置が特性カーブ(3)にあるとき、実用例で
は、入力信号を60dB(μV)以上としたときに、利
得を下げ始める(60dB(μV) AGC CUT I
N)点に設定している。
【0004】次に、隣接妨害の改善方法について説明す
る。チューナ1´のアンテナ入力端子に70dB(μ
V)の信号が入力されているものとし、隣接チャンネル
には、75dB(μV)の妨害信号が入っているものと
した場合、図8に示されるように、クロスモジュレーシ
ョン代表特性例より妨害レベルを1%以下とするには利
得制御は、−20dBにしなければならない。現在の入
力信号は、70dB(μV)であり、RF-AGC CU
T IN設定は60dB(μV)である(図7A点位
置)ので、ゲインリダクションは、10dBしかとれな
いこととなる。従って、妨害レベルは無視できない。V
R15を可変し、図7の(2)の位置(50dB(μ
V))にRF-AGCのCUT INをシフトしたとき
に、70dB(μV)の入力信号時には、図7の(2)
のB位置になり、ゲインリダクションは、20dBとな
り、図8の(A)点20dBの妨害レベル(1%)を満
足する。実際には、受信信号と隣接妨害信号強度は不変
ではなく、変化量であり、任意の値をとるものであるか
ら、VR15を可変し、任意の点A,B,C(図7中の
A´,B´,C´やA´´,B´´,C´´でもよい)
の動作点等に調整を行い、妨害レベルが軽減する点に目
視調整している。
る。チューナ1´のアンテナ入力端子に70dB(μ
V)の信号が入力されているものとし、隣接チャンネル
には、75dB(μV)の妨害信号が入っているものと
した場合、図8に示されるように、クロスモジュレーシ
ョン代表特性例より妨害レベルを1%以下とするには利
得制御は、−20dBにしなければならない。現在の入
力信号は、70dB(μV)であり、RF-AGC CU
T IN設定は60dB(μV)である(図7A点位
置)ので、ゲインリダクションは、10dBしかとれな
いこととなる。従って、妨害レベルは無視できない。V
R15を可変し、図7の(2)の位置(50dB(μ
V))にRF-AGCのCUT INをシフトしたとき
に、70dB(μV)の入力信号時には、図7の(2)
のB位置になり、ゲインリダクションは、20dBとな
り、図8の(A)点20dBの妨害レベル(1%)を満
足する。実際には、受信信号と隣接妨害信号強度は不変
ではなく、変化量であり、任意の値をとるものであるか
ら、VR15を可変し、任意の点A,B,C(図7中の
A´,B´,C´やA´´,B´´,C´´でもよい)
の動作点等に調整を行い、妨害レベルが軽減する点に目
視調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成の従来回路では、ある特定の受信チャンネルで発生
する妨害改善のためのRF-AGC CUT IN設定
は、他の妨害発生のない受信チャンネルのチューナ利得
の減衰を生じ(結果的にS/Nが悪化する)、映像にノ
イズが増大する。また、2つ以上の妨害チャンネルがあ
る場合、各チャンネル間の最良点が異なり、最っとも妨
害を受けるチャンネルに設定するため、前記問題は一層
著しいものとなる。更に、現在の調整状態が電気的な表
示によって判断できないため、TV受像機の再調整/設
定が煩わしいものとなっている。本発明は、このような
従来技術における問題点に鑑みてなされたものであっ
て、各受信チャンネル毎に隣接チャンネルからの妨害信
号を抑制し、最適な受信状態を容易に得られるようにし
た当該装置を提供することをその解決課題とする。
構成の従来回路では、ある特定の受信チャンネルで発生
する妨害改善のためのRF-AGC CUT IN設定
は、他の妨害発生のない受信チャンネルのチューナ利得
の減衰を生じ(結果的にS/Nが悪化する)、映像にノ
イズが増大する。また、2つ以上の妨害チャンネルがあ
る場合、各チャンネル間の最良点が異なり、最っとも妨
害を受けるチャンネルに設定するため、前記問題は一層
著しいものとなる。更に、現在の調整状態が電気的な表
示によって判断できないため、TV受像機の再調整/設
定が煩わしいものとなっている。本発明は、このような
従来技術における問題点に鑑みてなされたものであっ
て、各受信チャンネル毎に隣接チャンネルからの妨害信
号を抑制し、最適な受信状態を容易に得られるようにし
た当該装置を提供することをその解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、選局
制御手段を備えるチューナのRFアンプと、該RFアン
プの自動利得制御(AGC)を行うRF-AGC制御手
段とを有し、隣接チャンネルの妨害信号を抑制するよう
にRF-AGCを行う前記チューナにおける隣接チャン
ネル妨害抑制装置において、前記RF-AGC制御手段
は、希望選局チャンネル及び隣接チャンネル選局時の各
受信信号レベルに基づいて、RF-AGCの制御動作特
性を該隣接チャンネル妨害信号の抑制が可能となる特性
をもつように各選局チャンネル毎に補正し、補正された
特性に従ってRF-AGCを行うようにし、受信地域、
例いは、受信機器側の条件が異なる場合にも各チャンネ
ル毎に妨害信号を抑制する最適条件で動作を行うように
することを可能とするものである。
制御手段を備えるチューナのRFアンプと、該RFアン
プの自動利得制御(AGC)を行うRF-AGC制御手
段とを有し、隣接チャンネルの妨害信号を抑制するよう
にRF-AGCを行う前記チューナにおける隣接チャン
ネル妨害抑制装置において、前記RF-AGC制御手段
は、希望選局チャンネル及び隣接チャンネル選局時の各
受信信号レベルに基づいて、RF-AGCの制御動作特
性を該隣接チャンネル妨害信号の抑制が可能となる特性
をもつように各選局チャンネル毎に補正し、補正された
特性に従ってRF-AGCを行うようにし、受信地域、
例いは、受信機器側の条件が異なる場合にも各チャンネ
ル毎に妨害信号を抑制する最適条件で動作を行うように
することを可能とするものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記RF-AGCの制御動作特性は、動作を開
始する調整された所定のAGCカットインレベルをもつ
とともに、該AGCカットインレベルに前記補正を行う
ための補正値を加えることにより、隣接チャンネル妨害
信号を抑制するようにし、RF-AGCの制御動作を開
始するカットインレベルを補正するという方法で妨害信
号を抑制することを可能とするものである。
おいて、前記RF-AGCの制御動作特性は、動作を開
始する調整された所定のAGCカットインレベルをもつ
とともに、該AGCカットインレベルに前記補正を行う
ための補正値を加えることにより、隣接チャンネル妨害
信号を抑制するようにし、RF-AGCの制御動作を開
始するカットインレベルを補正するという方法で妨害信
号を抑制することを可能とするものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明において、電源投入時、或いは、RFビデオ信号の
新たな投入やチャンネル切換等の変化が生じた時に、前
記RF-AGCの制御動作特性が初期設定された時点で
のアンテナ入力信号強度と同一条件の時は、AGCカッ
トインレベルに前記補正を行う動作をし、前記信号強度
が規定値に対して異なる条件の時は初期動作を行わせ、
前記補正を行わない動作特性に復帰させるようにし、受
信条件等が変わった場合に、自動的に初期設定に戻して
制御動作を行うことにより、常に最適条件を得ることを
可能とするものである。
発明において、電源投入時、或いは、RFビデオ信号の
新たな投入やチャンネル切換等の変化が生じた時に、前
記RF-AGCの制御動作特性が初期設定された時点で
のアンテナ入力信号強度と同一条件の時は、AGCカッ
トインレベルに前記補正を行う動作をし、前記信号強度
が規定値に対して異なる条件の時は初期動作を行わせ、
前記補正を行わない動作特性に復帰させるようにし、受
信条件等が変わった場合に、自動的に初期設定に戻して
制御動作を行うことにより、常に最適条件を得ることを
可能とするものである。
【0009】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の発明において、前記選局制御手段及び前
記RF-AGC制御手段の制御動作を行うCPUを共通
にし、該CPUに接続されユーザが使用し得る入出力手
段を備え、該入出力手段により、選局及び自動/手動で
前記隣接チャンネル妨害信号の抑制を行うことを指示,
確認し得るようにし、ユーザにより自動的に制御動作を
開始させ、或いは、動作状態を表示により確認しながら
手動で動作の指令を行うことを可能とするものである。
ずれかに記載の発明において、前記選局制御手段及び前
記RF-AGC制御手段の制御動作を行うCPUを共通
にし、該CPUに接続されユーザが使用し得る入出力手
段を備え、該入出力手段により、選局及び自動/手動で
前記隣接チャンネル妨害信号の抑制を行うことを指示,
確認し得るようにし、ユーザにより自動的に制御動作を
開始させ、或いは、動作状態を表示により確認しながら
手動で動作の指令を行うことを可能とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面と共に説明する。なお、従来と同一表記の構成要
素については、同一機能を有するので、前記したところ
の説明を参照することとする。本実施形態では、図1に
示すごとく、RF-AGC出力電圧は、マイクロコンピ
ュータ8内に内蔵されたコンパレータにライン7を通し
て接続されている。コンパレータの比較用基準電圧は、
D/Aコンバータにより発生し、コンパレータデータレ
ジスタからのディジタルデータによりコントロールされ
ている。CPUは、前記ディジタルデータをコンパレー
タデータレジスタに送り込み、データの制御,演算,判
定等の一連のプログラミング動作を行うマイクロコンピ
ュータである。これらのハード的要素については、一般
的であるので、詳細な説明は省略する。
て図面と共に説明する。なお、従来と同一表記の構成要
素については、同一機能を有するので、前記したところ
の説明を参照することとする。本実施形態では、図1に
示すごとく、RF-AGC出力電圧は、マイクロコンピ
ュータ8内に内蔵されたコンパレータにライン7を通し
て接続されている。コンパレータの比較用基準電圧は、
D/Aコンバータにより発生し、コンパレータデータレ
ジスタからのディジタルデータによりコントロールされ
ている。CPUは、前記ディジタルデータをコンパレー
タデータレジスタに送り込み、データの制御,演算,判
定等の一連のプログラミング動作を行うマイクロコンピ
ュータである。これらのハード的要素については、一般
的であるので、詳細な説明は省略する。
【0011】以下、ソフト構成及び動作についてより詳
細な説明を行う。リモコン送信機12又は本体キーによ
り選択された受信チャンネルに隣接妨害が発生している
ときは、リモコン送信機の専用コード送信により、図2
のメニュー画面を呼び出す。このメニュー画面には、受
信チャンネル番号(例、CH12),メニュー画面のR
OM番号(例、10),RF-AGCのCUT IN補正
量(例、10dB),AUTO/MANUALの選択
(例示には、AUTOを選択)が表示され、オンスクリ
ーン表示内容が本発明の目的を達成するために重要な要
素となっている。
細な説明を行う。リモコン送信機12又は本体キーによ
り選択された受信チャンネルに隣接妨害が発生している
ときは、リモコン送信機の専用コード送信により、図2
のメニュー画面を呼び出す。このメニュー画面には、受
信チャンネル番号(例、CH12),メニュー画面のR
OM番号(例、10),RF-AGCのCUT IN補正
量(例、10dB),AUTO/MANUALの選択
(例示には、AUTOを選択)が表示され、オンスクリ
ーン表示内容が本発明の目的を達成するために重要な要
素となっている。
【0012】最初にメニュー画面にて自動(AUTO)
プログラムのモードを選択したときの動作について説明
する。受信チャンネルを指定しメニュー画面を呼び出し
たときは、ROM番号は自動的に付加されるソフトとな
っている。これは、隣接妨害が発生する受信チャンネル
が通常数チャンネルであり、米国放送のように181チ
ャンネル(CATV対応)以上もある受信チャンネルに
対して全チャンネル分の対応をしたときには、ROM容
量が増大し不経済であるからで、対応できるチャンネル
数を10局程度とし、メニュー画面に記憶した順番をも
ってMEMORIZED NUMBER××としたもの
であり、最低必要ROM容量の確保と経済性を得てい
る。
プログラムのモードを選択したときの動作について説明
する。受信チャンネルを指定しメニュー画面を呼び出し
たときは、ROM番号は自動的に付加されるソフトとな
っている。これは、隣接妨害が発生する受信チャンネル
が通常数チャンネルであり、米国放送のように181チ
ャンネル(CATV対応)以上もある受信チャンネルに
対して全チャンネル分の対応をしたときには、ROM容
量が増大し不経済であるからで、対応できるチャンネル
数を10局程度とし、メニュー画面に記憶した順番をも
ってMEMORIZED NUMBER××としたもの
であり、最低必要ROM容量の確保と経済性を得てい
る。
【0013】次に、AUTOモードを選択した状態から
リモコン送信機12より自動調整開始のコード送信を実
施する。マイクロコンピュータ8は、バスライン4を通
じて受信チューナに上(又は、下)位隣接チャンネルの
受信データを送信し、受信する。マイクロコンピュータ
8に内蔵されたSYNC DET.(同期信号検出器)
によりSD(同期信号有無判定)有を判定した後、CP
Uは、コンパレータに入力されたRF-AGC電圧とD
/Aコンバータ出力電圧が同一となるディジタルデータ
(例、8bit データ)をCPU内のRAMにコピー
する。上下2つの隣接信号が存在する場合は、強い信号
の一方を読み込む。そしてこれと同様に希望する受信チ
ャンネルの信号についてもその信号強度データを同一プ
ログラミングによりRAMにコピーする。
リモコン送信機12より自動調整開始のコード送信を実
施する。マイクロコンピュータ8は、バスライン4を通
じて受信チューナに上(又は、下)位隣接チャンネルの
受信データを送信し、受信する。マイクロコンピュータ
8に内蔵されたSYNC DET.(同期信号検出器)
によりSD(同期信号有無判定)有を判定した後、CP
Uは、コンパレータに入力されたRF-AGC電圧とD
/Aコンバータ出力電圧が同一となるディジタルデータ
(例、8bit データ)をCPU内のRAMにコピー
する。上下2つの隣接信号が存在する場合は、強い信号
の一方を読み込む。そしてこれと同様に希望する受信チ
ャンネルの信号についてもその信号強度データを同一プ
ログラミングによりRAMにコピーする。
【0014】受信チャンネルと隣接チャンネルの信号強
度データは、図4で示す(実際に使用される受信チュー
ナの特性により決定される内容で実施例を示す)。特性
表により決定されるROMデータに従ってCPU内で演
算処理し、RF-AGC CUT IN補正量としてデー
タ出力され、バスライン4を経由し、PIF/DET/
AGC IC3内のRF-AGCのバスデータ値を変更す
る。RF-AGC補正データ値は、オンスクリーン表示
(例、10)されると同時に、E2PROM13にオン
スクリーン表示の内容及び受信チャンネルの初期RF-
AGC電圧データを書き込み終了する。そして、動作時
に、RF-AGCデータに基づいて、ライン2を通じて
RF-AGCコントロール信号CSがRF-AMPに入力
される。
度データは、図4で示す(実際に使用される受信チュー
ナの特性により決定される内容で実施例を示す)。特性
表により決定されるROMデータに従ってCPU内で演
算処理し、RF-AGC CUT IN補正量としてデー
タ出力され、バスライン4を経由し、PIF/DET/
AGC IC3内のRF-AGCのバスデータ値を変更す
る。RF-AGC補正データ値は、オンスクリーン表示
(例、10)されると同時に、E2PROM13にオン
スクリーン表示の内容及び受信チャンネルの初期RF-
AGC電圧データを書き込み終了する。そして、動作時
に、RF-AGCデータに基づいて、ライン2を通じて
RF-AGCコントロール信号CSがRF-AMPに入力
される。
【0015】以上説明した実施例の動作について、図3
ないし図5を用いて更に具体的に記述する。今、TVチ
ューナのアンテナ端子に受信チャンネルに80dB(μ
V)の信号が入力され、隣接チャンネルには85dB
(μV)の信号が入力されているものとする。図8の隣
接妨害特性からRF-AGCのゲインリダクション40
dB以上必要であり、現在、信号強度が80dB(μ
V)、RF-AGC CUT IN設定が60dB(μ
V)であるので、ゲインリダクションは(80−60=
20dB)20dBであり、チューナの特性上から当然
隣接チャンネル妨害を受けることになる。
ないし図5を用いて更に具体的に記述する。今、TVチ
ューナのアンテナ端子に受信チャンネルに80dB(μ
V)の信号が入力され、隣接チャンネルには85dB
(μV)の信号が入力されているものとする。図8の隣
接妨害特性からRF-AGCのゲインリダクション40
dB以上必要であり、現在、信号強度が80dB(μ
V)、RF-AGC CUT IN設定が60dB(μ
V)であるので、ゲインリダクションは(80−60=
20dB)20dBであり、チューナの特性上から当然
隣接チャンネル妨害を受けることになる。
【0016】図4は2つの信号の条件から妨害を受けな
いRF-AGCの補正量を図示したもので、表より20
dB(D点)が算出される。これは、図3で図示した特
性表(曲線)(2)の(D´)点に動作点が移行するこ
とを意味し、ゲインリダクションは、このとき40dB
であり、図8の40dBと一致する。図5は、以上の動
作プログラムを図示したものであり、プローチャートS
1〜S6は、前記説明の内容をブロック化し分かりやす
くしたものである。このフローチャートにおいて、S9
は、RF-AGCの調整条件が図3及び図4の特性表
(曲線)より外れたときにRF-AGCの補正を禁止す
るプログラムになっている。
いRF-AGCの補正量を図示したもので、表より20
dB(D点)が算出される。これは、図3で図示した特
性表(曲線)(2)の(D´)点に動作点が移行するこ
とを意味し、ゲインリダクションは、このとき40dB
であり、図8の40dBと一致する。図5は、以上の動
作プログラムを図示したものであり、プローチャートS
1〜S6は、前記説明の内容をブロック化し分かりやす
くしたものである。このフローチャートにおいて、S9
は、RF-AGCの調整条件が図3及び図4の特性表
(曲線)より外れたときにRF-AGCの補正を禁止す
るプログラムになっている。
【0017】次に、図5のフローチャートにおけるS7
及びS8に示される電源ON/OFF時、信号無しから
有りの動作(アンテナケーブル変更)時、チャンネル切
換時の動作について説明する。隣接妨害の改善モードを
選択した受信チャンネルは、これらの動作モード(SD
無→有モード)を検出したときに、RF-AGCの補正
量を無補正にし、受信チャンネル信号強度がE2PRO
M13に記憶されている初期データ値と相違があるか判
別し、相違が生じたときには、無補正状態とし、同一デ
ータならば補正を行う動作を自動的に行う。図5のフロ
ーチャートのS10及びS11の動作は、NANUAL
モード選択時は妨害レベルを目視し、RF-AGCコン
トロールの調整をリモコン送信機12により行うもので
あり、調整内容を自由に行う時に用いる。AUTO/N
ANUALの2つの調整内容はE2PROMにデータは
格納され、オンスクリーン表示を行う。
及びS8に示される電源ON/OFF時、信号無しから
有りの動作(アンテナケーブル変更)時、チャンネル切
換時の動作について説明する。隣接妨害の改善モードを
選択した受信チャンネルは、これらの動作モード(SD
無→有モード)を検出したときに、RF-AGCの補正
量を無補正にし、受信チャンネル信号強度がE2PRO
M13に記憶されている初期データ値と相違があるか判
別し、相違が生じたときには、無補正状態とし、同一デ
ータならば補正を行う動作を自動的に行う。図5のフロ
ーチャートのS10及びS11の動作は、NANUAL
モード選択時は妨害レベルを目視し、RF-AGCコン
トロールの調整をリモコン送信機12により行うもので
あり、調整内容を自由に行う時に用いる。AUTO/N
ANUALの2つの調整内容はE2PROMにデータは
格納され、オンスクリーン表示を行う。
【0018】
【発明の効果】本発明の隣接チャンネル妨害抑制装置に
よれば、各チャンネル毎に最適条件で動作を行うことが
できるので、妨害のない受信チャンネルのS/Nを悪化
させることもなく、かつ、アンテナ条件,信号条件,設
置場所等の変更により発生したRF-AGCの補正不要
条件を自動的に感知し、初期の調整状態に戻すこと、及
び、同一条件に再び戻したときに再設定が不要など、隣
接チャンネル妨害の多い地域に対する効果は大である。
また、経済的には、ソフト対応が主な付加構成となって
いるため、コストアップは最小限で実施できる。更に、
ユーザが動作条件の変更を確認しながらマニュアルで調
整することを可能として、ユーザの要求に応えることも
できる。
よれば、各チャンネル毎に最適条件で動作を行うことが
できるので、妨害のない受信チャンネルのS/Nを悪化
させることもなく、かつ、アンテナ条件,信号条件,設
置場所等の変更により発生したRF-AGCの補正不要
条件を自動的に感知し、初期の調整状態に戻すこと、及
び、同一条件に再び戻したときに再設定が不要など、隣
接チャンネル妨害の多い地域に対する効果は大である。
また、経済的には、ソフト対応が主な付加構成となって
いるため、コストアップは最小限で実施できる。更に、
ユーザが動作条件の変更を確認しながらマニュアルで調
整することを可能として、ユーザの要求に応えることも
できる。
【図1】本発明のチューナにおける隣接チャンネル妨害
抑制装置の実施の形態のブロック図を示すものである。
抑制装置の実施の形態のブロック図を示すものである。
【図2】図1に示される本発明の実施形態のオンスクリ
ーン表示画面を示す図である。
ーン表示画面を示す図である。
【図3】本発明のRF-AGCにおけるアンテナ入力に
対するAGCコントロール電圧特性図の一例を示すもの
である。
対するAGCコントロール電圧特性図の一例を示すもの
である。
【図4】本発明のRF-AGCにおけるアンテナ入力に
対するAGCコントロール補正値の代表例を示す図であ
る。
対するAGCコントロール補正値の代表例を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施形態におけるプログラムソフトに
よる動作のフローチャートを示す図である。
よる動作のフローチャートを示す図である。
【図6】従来のチューナにおけるRF-AGCの回路例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】受信チューナのRF-AGCにおけるアンテナ
入力に対するAGC電圧を示す動作特性図である。
入力に対するAGC電圧を示す動作特性図である。
【図8】受信チューナにおいて、妨害信号入力に対して
RF-AGCに要求されるリダクションを示す隣接妨害
特性を説明する図である。
RF-AGCに要求されるリダクションを示す隣接妨害
特性を説明する図である。
1,1´…チューナ、2,7…ライン、3,3´…AG
CコントロールIC、4…バスライン、8…マイクロコ
ンピュータ、9…ビデオAMP、10…ディスプレイ、
12…リモコン送信機、13…E2PROM。
CコントロールIC、4…バスライン、8…マイクロコ
ンピュータ、9…ビデオAMP、10…ディスプレイ、
12…リモコン送信機、13…E2PROM。
Claims (4)
- 【請求項1】 選局制御手段を備えるチューナのRFア
ンプと、該RFアンプの自動利得制御(AGC)を行う
RF-AGC制御手段とを有し、隣接チャンネルの妨害
信号を抑制するようにRF-AGCを行う前記チューナ
における隣接チャンネル妨害抑制装置において、前記R
F-AGC制御手段は、希望選局チャンネル及び隣接チ
ャンネル選局時の各受信信号レベルに基づいて、RF-
AGCの制御動作特性を該隣接チャンネル妨害信号の抑
制が可能となる特性をもつように各選局チャンネル毎に
補正し、補正された特性に従ってRF-AGCを行うよ
うにしたことを特徴とする隣接チャンネル妨害抑制装
置。 - 【請求項2】 前記RF-AGCの制御動作特性は、動
作を開始する調整された所定のAGCカットインレベル
をもつとともに、該AGCカットインレベルに前記補正
を行うための補正値を加えることにより、隣接チャンネ
ル妨害信号を抑制するようにしたことを特徴とする請求
項1記載の隣接チャンネル妨害抑制装置。 - 【請求項3】 電源投入時、或いは、RFビデオ信号の
新たな投入やチャンネル切換等の変化が生じた時に、前
記RF-AGCの制御動作特性が初期設定された時点で
のアンテナ入力信号強度と同一条件の時は、AGCカッ
トインレベルに前記補正を行う動作をし、前記信号強度
が規定値に対して異なる条件の時は初期動作を行わせ、
前記補正を行わない動作特性に復帰させるようにしたこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の隣接チャンネル妨
害抑制装置。 - 【請求項4】 前記選局制御手段及び前記RF-AGC
制御手段の制御動作を行うCPUを共通にし、該CPU
に接続されユーザが使用し得る入出力手段を備え、該入
出力手段により、選局及び自動/手動で前記隣接チャン
ネル妨害信号の抑制を行うことを指示,確認し得るよう
にしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
記載の隣接チャンネル妨害抑制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8050183A JPH09247561A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | Tv受像機における隣接チャンネル妨害抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8050183A JPH09247561A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | Tv受像機における隣接チャンネル妨害抑制装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09247561A true JPH09247561A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12852085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8050183A Pending JPH09247561A (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | Tv受像機における隣接チャンネル妨害抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09247561A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6735423B1 (en) | 1999-05-18 | 2004-05-11 | General Instrument Corporation | Method and apparatus for obtaining optimal performance in a receiver |
CN102281410A (zh) * | 2010-06-08 | 2011-12-14 | 北京创毅视讯科技有限公司 | 一种控制移动模拟电视邻频干扰的方法和装置 |
-
1996
- 1996-03-07 JP JP8050183A patent/JPH09247561A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6735423B1 (en) | 1999-05-18 | 2004-05-11 | General Instrument Corporation | Method and apparatus for obtaining optimal performance in a receiver |
CN102281410A (zh) * | 2010-06-08 | 2011-12-14 | 北京创毅视讯科技有限公司 | 一种控制移动模拟电视邻频干扰的方法和装置 |
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