JPH09236131A - ころ軸受 - Google Patents
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- JPH09236131A JPH09236131A JP8071218A JP7121896A JPH09236131A JP H09236131 A JPH09236131 A JP H09236131A JP 8071218 A JP8071218 A JP 8071218A JP 7121896 A JP7121896 A JP 7121896A JP H09236131 A JPH09236131 A JP H09236131A
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- JP
- Japan
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- roller
- inner ring
- collar
- diameter
- end surface
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/34—Rollers; Needles
- F16C33/36—Rollers; Needles with bearing-surfaces other than cylindrical, e.g. tapered; with grooves in the bearing surfaces
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/225—Details of the ribs supporting the end of the rollers
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/24—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly
- F16C19/26—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for radial load mainly with a single row of rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/36—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/10—Railway vehicles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ころと内輪鍔との滑りによる発熱を低減する
ことによって高速回転に耐え得るころ軸受とする。 【解決手段】 ころ4の大径端の外周に鍔状部5を設
け、内輪大鍔1aと接触するころ端面4aの直径d1
を、ころ4の外径面4bにおける内輪転接部分4baの
最大直径d2よりも大きくする。これにより、ころ端面
4aの内輪大鍔1aと接触する径方向位置Qを、ころ外
径面4bの内輪転接部分4baの延長面となる円すい面
Sがころ端面4aと交わる位置とする。
ことによって高速回転に耐え得るころ軸受とする。 【解決手段】 ころ4の大径端の外周に鍔状部5を設
け、内輪大鍔1aと接触するころ端面4aの直径d1
を、ころ4の外径面4bにおける内輪転接部分4baの
最大直径d2よりも大きくする。これにより、ころ端面
4aの内輪大鍔1aと接触する径方向位置Qを、ころ外
径面4bの内輪転接部分4baの延長面となる円すい面
Sがころ端面4aと交わる位置とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械主軸用
軸受、鉄道車両車軸用軸受など、低発熱を必要する軸受
に応用される円すいころ軸受や円筒ころ軸受等のころ軸
受に関する。
軸受、鉄道車両車軸用軸受など、低発熱を必要する軸受
に応用される円すいころ軸受や円筒ころ軸受等のころ軸
受に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】円すいこ
ろ軸受では、図4に示すように、アキシャル荷重を受け
るころ51の外径面と、ころ端面が内輪大鍔52に接す
る接触部Pとがころ中心Oに対して同一半径上に位置し
ないため、接触部Pで滑りが発生する。そのため、高速
回転時の発熱が大となる。例えば、工作機械主軸用ころ
軸受の発熱は、主軸の熱膨張を生じさせ、これが工作物
の精度の誤差を生じる原因となる。また、鉄道車両用車
軸軸受では、その軸受の発熱は、グリースの軟化、油化
を生じ、シール部からのグリース洩れ、油分洩れを生じ
る原因となる。
ろ軸受では、図4に示すように、アキシャル荷重を受け
るころ51の外径面と、ころ端面が内輪大鍔52に接す
る接触部Pとがころ中心Oに対して同一半径上に位置し
ないため、接触部Pで滑りが発生する。そのため、高速
回転時の発熱が大となる。例えば、工作機械主軸用ころ
軸受の発熱は、主軸の熱膨張を生じさせ、これが工作物
の精度の誤差を生じる原因となる。また、鉄道車両用車
軸軸受では、その軸受の発熱は、グリースの軟化、油化
を生じ、シール部からのグリース洩れ、油分洩れを生じ
る原因となる。
【0003】この発明は、上記の課題を解消するもので
あり、ころと内輪鍔との滑りによる発熱を低減すること
によって高速回転に耐え得るようにしたころ軸受を提供
することを目的とする。
あり、ころと内輪鍔との滑りによる発熱を低減すること
によって高速回転に耐え得るようにしたころ軸受を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のころ軸受は、
ころ端面の内輪鍔と接触する径方向位置を、ころ外径面
の内輪転接部分の延長面となる円すい面または円筒面が
ころ端面と交わる位置としたものである。このような接
触位置にすることを可能とするため、ころの端部外周に
鍔状部を設け、内輪鍔と接触するころ端面の直径を、こ
ろの外径面における内輪転接部分の最大直径よりも大き
くする。円すいころ軸受の場合は、円すいころの大径端
に前記鍔状部を設ける。また、これらの構成において、
前記ころの鍔状部は、前記転接部分からころ端面側へ円
すい状に拡径するものとしても良く、また円柱状とし、
あるいは断面円弧状としても良い。この構成によると、
軸受回転時において、ころは内外輪との転接に伴って回
転するが、ころ端面の内輪鍔と接触する径方向位置が、
ころ外径面の延長面となる円すい面または円筒面と交わ
る位置となっているため、ころ端面と内輪鍔との接触部
における周速差が小さく、周速差による滑りが少なくな
る。このため、滑りによる発熱が抑制される。円すいこ
ろ軸受の場合は、内輪が両鍔の場合でも、アキシャル荷
重によって内輪大鍔ところ大径端との接触圧が強くなる
が、この内輪大鍔側で、前記のようにころ端面の内輪鍔
と接触する径方向位置をころ外径面の延長面に交わる位
置とすることで、滑りによる発熱が抑制される。
ころ端面の内輪鍔と接触する径方向位置を、ころ外径面
の内輪転接部分の延長面となる円すい面または円筒面が
ころ端面と交わる位置としたものである。このような接
触位置にすることを可能とするため、ころの端部外周に
鍔状部を設け、内輪鍔と接触するころ端面の直径を、こ
ろの外径面における内輪転接部分の最大直径よりも大き
くする。円すいころ軸受の場合は、円すいころの大径端
に前記鍔状部を設ける。また、これらの構成において、
前記ころの鍔状部は、前記転接部分からころ端面側へ円
すい状に拡径するものとしても良く、また円柱状とし、
あるいは断面円弧状としても良い。この構成によると、
軸受回転時において、ころは内外輪との転接に伴って回
転するが、ころ端面の内輪鍔と接触する径方向位置が、
ころ外径面の延長面となる円すい面または円筒面と交わ
る位置となっているため、ころ端面と内輪鍔との接触部
における周速差が小さく、周速差による滑りが少なくな
る。このため、滑りによる発熱が抑制される。円すいこ
ろ軸受の場合は、内輪が両鍔の場合でも、アキシャル荷
重によって内輪大鍔ところ大径端との接触圧が強くなる
が、この内輪大鍔側で、前記のようにころ端面の内輪鍔
と接触する径方向位置をころ外径面の延長面に交わる位
置とすることで、滑りによる発熱が抑制される。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1に基
づいて説明する。この例は円すいころ軸受に適用したも
のである。両鍔付きの内輪1と鍔無しの外輪2との間
に、保持器3に保持された円すいころ4が介在させてあ
る。
づいて説明する。この例は円すいころ軸受に適用したも
のである。両鍔付きの内輪1と鍔無しの外輪2との間
に、保持器3に保持された円すいころ4が介在させてあ
る。
【0006】ころ4は、大径端の外周に鍔状部5を設
け、内輪大鍔1aと接触するころ端面4aの直径d1
を、ころ4の外径面4bにおける内輪転接部分4baの
最大直径d2よりも大きくしてある。これにより、ころ
端面4aの内輪大鍔1aと接触する径方向位置Qを、こ
ろ外径面4bの内輪転接部分4baの延長面となる円す
い面Sがころ端面4aと交わる位置としてある。このよ
うな接触が行われるように、内輪大鍔1aの内側面の形
状も、ころ端面1aとの接触部が膨らむ断面形状として
ある。ころ4の鍔状部5は、内輪転接部分4baからこ
ろ端面4a側へ円すい状に拡径する形状としてある。こ
ろ端面4aは、全体を軸心部が若干突出する球面状の凸
曲面とし、かつ周縁部を円弧状断面の面取状に形成して
ある。内輪1の軌道面1cの両端には、内輪小鍔1b側
に研摩盗み6を設け、内輪大鍔1a側に、ころ4の鍔状
部5が嵌まる研摩盗み兼用の周溝7が形成してある。周
溝7は、底部を丸くしたV溝状とし、かつ内輪大鍔1a
側の溝内側面を、内輪大鍔1aの内側面よりも若干凹む
曲面に形成してある。外輪2は、ころ4の鍔状部5が干
渉しないように、内輪1よりも幅を狭めてある。
け、内輪大鍔1aと接触するころ端面4aの直径d1
を、ころ4の外径面4bにおける内輪転接部分4baの
最大直径d2よりも大きくしてある。これにより、ころ
端面4aの内輪大鍔1aと接触する径方向位置Qを、こ
ろ外径面4bの内輪転接部分4baの延長面となる円す
い面Sがころ端面4aと交わる位置としてある。このよ
うな接触が行われるように、内輪大鍔1aの内側面の形
状も、ころ端面1aとの接触部が膨らむ断面形状として
ある。ころ4の鍔状部5は、内輪転接部分4baからこ
ろ端面4a側へ円すい状に拡径する形状としてある。こ
ろ端面4aは、全体を軸心部が若干突出する球面状の凸
曲面とし、かつ周縁部を円弧状断面の面取状に形成して
ある。内輪1の軌道面1cの両端には、内輪小鍔1b側
に研摩盗み6を設け、内輪大鍔1a側に、ころ4の鍔状
部5が嵌まる研摩盗み兼用の周溝7が形成してある。周
溝7は、底部を丸くしたV溝状とし、かつ内輪大鍔1a
側の溝内側面を、内輪大鍔1aの内側面よりも若干凹む
曲面に形成してある。外輪2は、ころ4の鍔状部5が干
渉しないように、内輪1よりも幅を狭めてある。
【0007】この構成によると、軸受回転時において、
ころ4は内外輪1,2との転接に伴って回転するが、こ
ろ端面4aの内輪大鍔1aと接触する径方向位置Qが、
ころ外径面4bの延長面となる円すい面Sと交わる位置
となっているため、ころ端面4aと内輪大鍔5との接触
部の周速差が小さく、周速差による滑りが少なくなる。
このように、高速回転時の円すいころ軸受の発熱主要因
であるころ4と内輪大鍔1aとの滑りが少なくたるた
め、発熱の飛躍的な低減が期待できる。
ころ4は内外輪1,2との転接に伴って回転するが、こ
ろ端面4aの内輪大鍔1aと接触する径方向位置Qが、
ころ外径面4bの延長面となる円すい面Sと交わる位置
となっているため、ころ端面4aと内輪大鍔5との接触
部の周速差が小さく、周速差による滑りが少なくなる。
このように、高速回転時の円すいころ軸受の発熱主要因
であるころ4と内輪大鍔1aとの滑りが少なくたるた
め、発熱の飛躍的な低減が期待できる。
【0008】また、この実施形態では、ころ4の鍔状部
5の形状を、ころ外径面4bの内輪転接部分4baから
ころ端面4a側へ円すい状に拡径する形状としてあるた
め、ころ4の鍔状部5との接触回避用に内輪1に形成さ
れる周溝7が小さな断面のものですみ、かつ内輪大鍔1
aの内面が内径側へ広がることになる。そのため、鍔状
部5の突出高さが低くても、ころ端面4aの内輪大鍔1
aと接触する径方向位置Qを、ころ外径面4bの延長面
S上に位置させることが容易となる。特に、円すいころ
軸受の場合、内輪1の軌道面1cが円すい面であるた
め、前記のように鍔状部5を小さくできる効果が得易
い。
5の形状を、ころ外径面4bの内輪転接部分4baから
ころ端面4a側へ円すい状に拡径する形状としてあるた
め、ころ4の鍔状部5との接触回避用に内輪1に形成さ
れる周溝7が小さな断面のものですみ、かつ内輪大鍔1
aの内面が内径側へ広がることになる。そのため、鍔状
部5の突出高さが低くても、ころ端面4aの内輪大鍔1
aと接触する径方向位置Qを、ころ外径面4bの延長面
S上に位置させることが容易となる。特に、円すいころ
軸受の場合、内輪1の軌道面1cが円すい面であるた
め、前記のように鍔状部5を小さくできる効果が得易
い。
【0009】なお、前記実施形態ではころ4の鍔状部5
の形状を円すい状としたが、鍔状部5の形状は種々の形
状とできる。例えば、図2(A)のように、鍔状部5を
円筒状としても良い。このように鍔状部5を円筒状とす
ることで、鍔状部5を堅固なものとでき、耐久性が向上
する。図2(B)の例は、ころ4の鍔状部5の形状を、
円すい状であって、かつ若干凹曲面となるように丸みを
持たせた形状としてある。図2(C)の例は、ころ4の
鍔状部5の形状を、断面が半円の円弧状となる形状とし
てある。これに伴い、内輪1の円周溝7の断面形状を円
弧状としてある。このように、ころ4の鍔状部5を円弧
状とした場合、鍔状部5の加工が容易であり、かつ内輪
1の円周溝7を前記のように円弧状とできて、加工が容
易となる。
の形状を円すい状としたが、鍔状部5の形状は種々の形
状とできる。例えば、図2(A)のように、鍔状部5を
円筒状としても良い。このように鍔状部5を円筒状とす
ることで、鍔状部5を堅固なものとでき、耐久性が向上
する。図2(B)の例は、ころ4の鍔状部5の形状を、
円すい状であって、かつ若干凹曲面となるように丸みを
持たせた形状としてある。図2(C)の例は、ころ4の
鍔状部5の形状を、断面が半円の円弧状となる形状とし
てある。これに伴い、内輪1の円周溝7の断面形状を円
弧状としてある。このように、ころ4の鍔状部5を円弧
状とした場合、鍔状部5の加工が容易であり、かつ内輪
1の円周溝7を前記のように円弧状とできて、加工が容
易となる。
【0010】図3はこの発明の他の実施形態を示す。こ
の例は、円筒ころ軸受に適用したものである。内輪11
は両鍔付きとし、外輪12は、片方の鍔部を分割して側
輪12aとしてある。これら内輪11と外輪12の間
に、保持器13に保持された円筒ころ14を介在させて
ある。この例では、ころ14の両端部の外周に鍔状部1
5を設け、両側の内輪鍔11a,11aと接触するころ
端面14aの直径を、ころ14の外径面における内輪転
接部分の直径よりも大きくしてある。また、ころ端面1
4aの内輪鍔11aと接触する径方向位置Q′を、ころ
外径面の延長面となる円筒面S′がころ端面14aと交
わる位置としてある。この構成の場合も、ころ端面14
aと内輪鍔11aとの滑りを少なくして発熱を低減させ
ることができる。
の例は、円筒ころ軸受に適用したものである。内輪11
は両鍔付きとし、外輪12は、片方の鍔部を分割して側
輪12aとしてある。これら内輪11と外輪12の間
に、保持器13に保持された円筒ころ14を介在させて
ある。この例では、ころ14の両端部の外周に鍔状部1
5を設け、両側の内輪鍔11a,11aと接触するころ
端面14aの直径を、ころ14の外径面における内輪転
接部分の直径よりも大きくしてある。また、ころ端面1
4aの内輪鍔11aと接触する径方向位置Q′を、ころ
外径面の延長面となる円筒面S′がころ端面14aと交
わる位置としてある。この構成の場合も、ころ端面14
aと内輪鍔11aとの滑りを少なくして発熱を低減させ
ることができる。
【0011】
【発明の効果】この発明のころ軸受は、ころ端面の内輪
鍔と接触する径方向位置を、ころ外径面の内輪転接部分
の延長面となる円すい面または円筒面がころ端面と交わ
る位置としたため、高速回転時のころ軸受の発熱主要因
であるころと内輪鍔との滑りを少なくすることができ、
これによって低発熱化が期待できる。特に、円すいころ
軸受の場合に、発熱主要因である内輪大鍔ところとの滑
りを少なくでき、これによって飛躍的な低発熱化が期待
できる。
鍔と接触する径方向位置を、ころ外径面の内輪転接部分
の延長面となる円すい面または円筒面がころ端面と交わ
る位置としたため、高速回転時のころ軸受の発熱主要因
であるころと内輪鍔との滑りを少なくすることができ、
これによって低発熱化が期待できる。特に、円すいころ
軸受の場合に、発熱主要因である内輪大鍔ところとの滑
りを少なくでき、これによって飛躍的な低発熱化が期待
できる。
【図1】この発明の一実施形態の断面図である。
【図2】図1の鎖線IIで囲む部分の各種変形例を示す断
面図である。
面図である。
【図3】この発明の他の実施形態の断面図である。
【図4】従来例の断面図である。
1…内輪、1a…内輪大鍔、2…外輪、4…円すいこ
ろ、4a…ころ端面、4b…外径面、4ba…転接面部
分、5…鍔状部、7…周溝、11…内輪、12…外輪、
14…円筒ころ、15…鍔状部、S,S′…円すい面、
Q,Q′…径方向位置
ろ、4a…ころ端面、4b…外径面、4ba…転接面部
分、5…鍔状部、7…周溝、11…内輪、12…外輪、
14…円筒ころ、15…鍔状部、S,S′…円すい面、
Q,Q′…径方向位置
Claims (5)
- 【請求項1】 ころの端部外周に鍔状部を設けて内輪鍔
と接触するころ端面の直径を、ころの外径面における内
輪転接部分の最大直径よりも大きくし、ころ端面の内輪
鍔と接触する径方向位置を、前記ころ外径面の内輪転接
部分の延長面となる円すい面または円筒面がころ端面と
交わる位置としたころ軸受。 - 【請求項2】 前記ころが円すいころであって、この円
すいころの大径端に前記鍔状部を設けた請求項1記載の
ころ軸受。 - 【請求項3】 前記ころの鍔状部を、内輪転接部分から
ころ端面側へ円すい状に拡径する形状とした請求項1ま
たは請求項2記載のころ軸受。 - 【請求項4】 前記ころの鍔状部を円柱状とした請求項
1または請求項2記載のころ軸受。 - 【請求項5】 前記ころの鍔状部を断面円弧状とした請
求項1または請求項2記載のころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8071218A JPH09236131A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8071218A JPH09236131A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ころ軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09236131A true JPH09236131A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=13454328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8071218A Pending JPH09236131A (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | ころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09236131A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11190333A (ja) * | 1997-09-22 | 1999-07-13 | Nippon Seiko Kk | 円すいころ軸受 |
US6464398B2 (en) | 2000-05-22 | 2002-10-15 | Nsk Ltd. | Roller bearing |
US6767134B2 (en) | 2001-07-05 | 2004-07-27 | Nsk Ltd. | Roller bearing |
DE10262085B4 (de) * | 2001-07-05 | 2006-02-16 | Nsk Ltd. | Verfahren zur Herstellung eines Wälzlagers |
JP2007218292A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
US7416346B2 (en) | 2003-06-12 | 2008-08-26 | Nsk Ltd. | Cylindrical roller bearing |
WO2009063802A1 (ja) * | 2007-11-12 | 2009-05-22 | Ntn Corporation | 円錐ころ軸受 |
JP2009121513A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Ntn Corp | 円錐ころ軸受 |
JP2015218748A (ja) * | 2014-05-14 | 2015-12-07 | Ntn株式会社 | スラスト円すいころ軸受 |
DE102006019984B4 (de) * | 2006-04-29 | 2017-10-26 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Radialwälzlager |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP8071218A patent/JPH09236131A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6464398B2 (en) | 2000-05-22 | 2002-10-15 | Nsk Ltd. | Roller bearing |
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