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JPH09192078A - 食器乾燥機およびその制御方法 - Google Patents

食器乾燥機およびその制御方法

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Publication number
JPH09192078A
JPH09192078A JP8006267A JP626796A JPH09192078A JP H09192078 A JPH09192078 A JP H09192078A JP 8006267 A JP8006267 A JP 8006267A JP 626796 A JP626796 A JP 626796A JP H09192078 A JPH09192078 A JP H09192078A
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JP
Japan
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tableware dryer
water receiving
receiving plate
drying
main body
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Application number
JP8006267A
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English (en)
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JP3569837B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Kameoka
和裕 亀岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP00626796A priority Critical patent/JP3569837B2/ja
Publication of JPH09192078A publication Critical patent/JPH09192078A/ja
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で確実に脱臭および殺菌が行える
安全性の高い食器乾燥機およびその制御方法を提供す
る。 【解決手段】 食器類10が収容される水切かご9が載
置される水受板8を有し水受板8の下部にヒータ14お
よび電動送風機12,13からなる温風発生装置11を
備えた本体ケース1と、本体ケース1の上方を覆い本体
ケース1との間に乾燥室4を形成する蓋体2,3とから
なり、蓋体2,3を光透過性材料により構成し、この蓋
体2,3の乾燥室4側表面に光によって反応する光触媒
7を塗布するとともに、水受板8および水切9かごの表
面に光触媒を塗布したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は乾燥室内または食
器類の雑菌、臭気を殺菌、脱臭させるようにした食器乾
燥機およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】雑菌や臭気に対して殺菌と脱臭を行うオ
ゾン発生装置を備えた食器乾燥機の一例として、特開平
2−1210号公報に開示された発明があり、図20お
よび図21にそれを示す。
【0003】図において、51は食器乾燥機の本体、5
2は本体51内部の所定位置に配設された食器棚、53
は本体51の上部を覆うように配設された開閉自在なカ
バーである。本体51の下部には、モータ54およびモ
ータ54に装着されたファン55がそれぞれ配設されて
おり、本体51底面に設けられた吸気孔57より吸い込
まれた空気は除塵用フィルター58を通過して加熱用ヒ
ータ56で温風となり、ファン55により吐出口59か
ら食器棚52へ吹き出される。60は食器棚52に載置
される食器、61はカバー53の上部に設けられた排気
孔、62は食器棚52の下部に配設され取り出し自在な
水受皿、63は除塵用フィルター58の上部に配設され
たオゾン発生器である。
【0004】オゾン発生器63は、図21に示すよう
に、高圧電極64、低圧電極65、高圧電極64と低圧
電極65のギャップ66、およびオゾン発生装置用高電
圧発生装置67によって構成されている。68はカバー
53の排気孔61の本体51内部側に取り外し可能に配
設されたオゾン分解フィルター(二酸化マンガン)で、
オゾンを分解、処理する触媒の役目をしている。
【0005】このように構成された食器乾燥機において
は、図20に示すように、本体51内部の食器棚52に
食器60をセットし、カバー53を閉めて電源スイッチ
を「ON」にすると、モータ54が回転し、ヒータ56
が加熱する。そして、ファン55によって吸気孔57か
ら吸い込まれた空気は除塵用フィルター58を通過して
ヒータ56によって温められて温風となり、吐出口59
から本体51内部に流出されて食器60の表面に付着し
ている水分を蒸発させる。この時、吸気孔57から吐出
口59までの経路に配設されたオゾン発生器63によっ
て温められた空気とともにオゾンが本体51内部に流出
され、このオゾンにより本体51内部の臭気成分の脱臭
および殺菌が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の食
器乾燥機は、食器60の洗浄、すすぎを行っても残って
いる臭気成分および本体51内部で増殖する雑菌をオゾ
ンによって脱臭、殺菌し、悪臭の発生および雑菌の増殖
を防止するとしている。しかしながら、オゾンは量が過
ぎると有害物質となり人体に影響を与えるなど取扱いが
難しく危険であった。そこで、危険性をなくすために従
来の食器乾燥機のようにオゾン分解フィルター68をカ
バー63に設けるなどしていたが、危険性を完全に無く
すことができず、構造もきわめて複雑であった。また、
オゾンを発生させるためには高電圧が必要であるため、
食器乾燥機の設置場所が限定されるとともに、安全性に
ついても問題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、簡単な構造で確実に脱臭および
殺菌が行える安全性の高い食器乾燥機およびその制御方
法を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る食器乾燥
機は、食器類が収容される水切かごが載置される水受板
を有し、水受板の下部にヒータおよび電動送風機からな
る温風発生装置を備えた本体ケースと、本体ケースの上
方を覆い本体ケースとの間に乾燥室を形成する蓋体とか
らなり、蓋体を光透過性材料により構成し、この蓋体の
乾燥室側表面に光によって反応する光触媒を塗布すると
ともに、水受板および水切かごの表面に光触媒を塗布し
たものである。
【0009】また、水受板の下部に、本体ケースの前方
に開口部を有し、開口部から調理道具が収容され光透過
性材料からなるボックスが収納される付属収納部を設
け、ボックスの表面に光触媒を塗布したものである。
【0010】さらに、水受板に光触媒を反応させる光源
を設け、この光源を蛍光灯とし、蛍光灯の乾燥室側にカ
バーを設けるとともに、蛍光灯に対向する水受板に付属
収納部に連通する照射孔を設けたものである。
【0011】この発明に係る食器乾燥機は、食器類が収
容される水切かごが載置される水受板を有し、水受板の
下部にヒータおよび電動送風機からなる温風発生装置を
備えた本体ケースと、本体ケースの上方を覆い本体ケー
スとの間に乾燥室を形成する蓋体とからなり、蓋体を非
光透過性材料により構成して蓋体の乾燥室側表面に光に
よって反応する光触媒を塗布するとともに、水受板およ
び水切かごの表面に光触媒を塗布し、水受板に光触媒を
反応させる紫外線ランプを設けて紫外線ランプの乾燥室
側にカバーを設け、さらに、蓋体の開閉に連動して紫外
線ランプをON/OFFさせる第1のスイッチを本体ケ
ースの上縁部に設けたものである。
【0012】また、水受板の下部に、本体ケースの前方
に開口部を有し、開口部から調理道具が収容され非光透
過性材料からなるボックスが収納される付属収納部を設
け、ボックスの表面に光触媒を塗布するとともに、紫外
線ランプに対向する水受板に付属収納部に連通する照射
孔を設け、さらに、ボックスの着脱に連動して紫外線ラ
ンプをON/OFFさせる第2のスイッチを付属収納部
の後部に設けたものである。
【0013】この発明に係る食器乾燥機の制御方法は、
蛍光灯または紫外線ランプを、乾燥中一定時間点灯させ
る、または、乾燥中および乾燥終了後、一定時間点灯さ
せる、もしくは、乾燥中一定時間点灯させるとともに、
乾燥終了後所定のサイクルで点灯させるようにしたもの
である。
【0014】また、この発明に係る食器乾燥機の制御方
法は、蛍光灯または紫外線ランプを、温風発生装置のヒ
ータをOFFし電動送風機をONさせた乾燥中および乾
燥終了後において一定時間点灯させる、または、温風発
生装置のヒータをOFFし電動送風機をONさせた乾燥
中において一定時間点灯させるとともに、乾燥終了後所
定のサイクルで点灯させる、もしくは、温風発生装置の
ヒータをOFFし電動送風機をONさせた乾燥中におい
て一定時間点灯させるとともに、乾燥終了後所定のサイ
クルで点灯させ、同時に温風発生装置の電動送風機を所
定のサイクルでONさせるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1はこの発明の第1の実施形態を断面で
示した模式図、図2は第1の実施形態の分解斜視図であ
る。図において、1は食器乾燥機の本体ケース、2,3
は本体ケース1の上方を覆い本体ケース1との間に乾燥
室4を形成した蓋体を構成する前蓋および後蓋で、両者
2,3はそれぞれの両側壁に設けられた軸受部を本体ケ
ース1の両側面に突出して設けられた支持部5の回転軸
5aに貫入することによって回動自在に支持されてい
る。また、前蓋2の上面には排気口6が設けられてお
り、前蓋2および後蓋3は光透過性材料で構成され、そ
の乾燥室4側表面には例えば酸化チタンなどの光触媒7
がコーティングされている。8は乾燥室4の下部に本体
ケース1と一体に設けられ、食器類10が収容される食
器かご9が載置される水受板で、水受板8および食器か
ご9の表面には前蓋2および後蓋3と同様に光触媒7が
コーティングされている。
【0016】11はモータ12とファン13からなる送
風機およびヒータ14によって構成された温風発生装置
で、水受板8の下部後方に設けられており、その上面と
なる水受板8には温風発生装置11からの温風を乾燥室
4に供給する第1の送風孔15が設けられ、温風発生装
置11の下面となる本体ケース1の底面には外気を吸い
込む吸気孔(図示せず)が設けられている。
【0017】16は本体ケース1の下部前面に開口部1
7を有し、まな板や包丁などの調理道具18が収容され
るボックス19が開口部17から水受板8の下方一側の
縦方向に着脱可能に収納される付属収納部で、その側面
後方には温風発生装置11からの温風を付属収納部16
内に供給する第2の送風孔22が設けられており、付属
収納部16の上面となる水受板8には付属収納部16に
供給された温風を乾燥室4に供給する第3の送風孔23
が設けられている。また、ボックス19は光透過性材料
で構成され表面に例えば酸化チタンなどの光触媒7がコ
ーティングされた内箱20と外箱21とからなり、内箱
20はその底面に設けられた長孔20aに外箱21に設
けられた突起21aを嵌合させることによって外箱21
に連結されるとともに、外箱21の底面に沿って摺動
し、ボックス19を伸縮可能に構成している。24は本
体ケース1の下方前方に設けられた水受部で、これに対
向する水受板8には水抜穴(図示せず)が設けられてい
る。なお、水受板8は食器類10から落下した水滴が水
抜穴へ流下するように傾斜されており、第1および第3
の送風孔15,23の上部にはこれらを覆うように乾燥
室4側表面に光触媒7がコーティングされたカバー25
a,25bがそれぞれ設置されている。
【0018】このように構成したこの実施形態におい
て、食器類10および調理道具18を乾燥する場合、ま
ず、前蓋2を開放して食器類10が収容された水切かご
9を水受板8上に載置し、乾燥室4内に収納する。つい
で、前蓋2を閉塞した後、ボックス19に調理道具18
を収容して本体ケース1の付属収納部16に収納し、本
体ケース1の前面に設けたスイッチ26を操作して温風
発生装置11を駆動する。この時、食器類10に付着し
ている余分な水滴は水受板8に落下し、水抜穴を通って
水受部24に集められる。
【0019】温風発生装置11が駆動されると、ファン
13の回転により温風発生装置11内に吸い込まれた外
気がヒータ14によって加熱されて温風となり、その大
部分が、図1の矢印Xに示すように、第1の送風孔15
から乾燥室4内に吹き出され、乾燥室4内に広がりなが
ら食器類10を乾燥しつつ排気口6から排気される。一
方、温風発生装置11からの温風の一部は、図1の矢印
Yに示すように、第2の送風孔22から付属収納部16
内に供給され、調理道具18を乾燥する。そして、温風
は第3の送風孔23から乾燥室4内に供給され、排気口
6から排気される。
【0020】乾燥中、本体ケース1に太陽または紫外線
を発光させる光源(蛍光灯でもよい)の光が当たると、
光は光透過性材料で構成された前蓋2および後蓋3を透
過して乾燥室4内の水受板8および水切かご9に照射さ
れ、さらにボックス19に照射される。ついで、前蓋
2、後蓋3、水受板8、水切かご9およびボックス19
の光触媒7は、照射された光によって励起されて電子が
飛び出した跡にできる正孔が水を酸化して強い酸化力を
有する水酸化ラジカルを生み出し、この水酸化ラジカル
の酸化力によって食器類10および調理道具18等に付
着している雑菌の有機物質が分解され殺菌される。そし
て、乾燥室4内に溜まった悪臭も光触媒反応によってそ
の成分が分解され脱臭される。なお、乾燥中以外でも、
本体ケース1に光が当たっていれば光触媒7が反応し、
乾燥室4内の水切かご9等を殺菌し脱臭する。
【0021】このように、本体ケース1を太陽または蛍
光灯の光が当たる場所に設置することによって、光触媒
7は乾燥中にかかわらず非乾燥中においても反応し、反
応で得られた酸化力によって乾燥室4内または食器類1
0等を常に衛生的に保つ。これにより、簡単な構造で効
果の高い殺菌、脱臭を行うことができ、人体に対しても
無害で安全性の高い食器乾燥機を得ることができる。
【0022】実施形態2.図3はこの発明の第2の実施
形態の分解斜視図、図4はそのA−A断面図、図5は図
3のB−B断面図、図6は第2の実施形態に係る本体ケ
ースの上面図である。この第2の実施形態は、第1の実
施形態の水受板8を断面ほぼ凹字状に形成し、その前方
側部に蛍光灯27と、蛍光灯27を保持するホルダー2
9を有し、蛍光灯27を覆うように設けられたランプカ
バー28とを設けたもので、水受板8の後方側面には第
1の送風孔15および第3の送風孔23が設けられてお
り、蛍光灯27に対向する水受板8には、図5に示すよ
うに、付属収納部16に蛍光灯27の光を供給する照射
孔30が設けられている。また、本体ケース1には、そ
の前面に乾燥モードを選択する操作部31aを有し、蛍
光灯27等と電気的に接続されて選択された乾燥モード
に基づいて食器類10等の乾燥を行うコントロール部3
1が設けられている。なお、ランプカバー28は防水加
工が施されているとともに、乾燥室4側表面には光触媒
7がコーティングされている。また、図4または図6に
示す38は、水受板8からの水滴を水受部24へ流下さ
せる水抜穴である。
【0023】そして、コントロール部31は、図7に示
すように、蛍光灯27を点灯または消灯させるためのス
イッチ32と、乾燥室4内の空気の温度を検出する温度
検出素子33と、検出した温度および選択された各乾燥
モードに基づいて乾燥時間を演算するマイクロコンピュ
ータ34と、乾燥時間および乾燥モードに基づいてモー
タ12とヒータ14をそれぞれ駆動する駆動回路35,
36と、蛍光灯27を点灯または消灯させるスイッチ3
2をON/OFFするスイッチ駆動回路37とから構成
されており、乾燥中または非乾燥中において蛍光灯27
をある一定のサイクルまたはタイミングで点灯もしくは
消灯させるように制御している。
【0024】このように構成したこの実施形態において
も、実施形態1で説明した場合と同様に、食器類10が
収容された水切かご9を乾燥室4内に収納し、調理道具
18が収容されたボックス19を付属収納部16内に収
納する。ついで、本体ケース1に設けられた操作部31
aを操作して乾燥モードを選択すると、温風発生装置1
1が駆動され、ヒータ14によって加熱された温風が乾
燥室4および付属収納部16内に供給されて食器類10
および調理道具18を乾燥する。
【0025】この時、温度検出素子33は乾燥室4内の
温度を検出しており、マイクロコンピュータ34は検出
された温度および選択された乾燥モードに基づいて乾燥
時間T0 を演算する。そして、コントロール部31は、
演算された乾燥時間T0 中、モータ12およびヒータ1
4の駆動回路35,36に通電して温風による食器類1
0等の乾燥を行うとともに、スイッチ駆動回路37に通
電してスイッチ32をON/OFFさせ、蛍光灯27を
点灯または消灯させる。
【0026】蛍光灯27を点灯または消灯させる時間、
サイクルまたはタイミングは、図8,9,10,11,
12に示すように、各乾燥モードおよび乾燥時間T0 に
対応されている。つまり、モータ12およびファン13
からなる送風機とヒータ14がONされる通常の温風乾
燥モード時において、乾燥時間T0 がある所定時間Tよ
り長かった場合、図9に示すように、乾燥時間T0 中、
一定時間T1 だけ蛍光灯27を点灯させる。また、乾燥
時間T0 がある所定時間Tより短かった場合は、図11
に示すように、乾燥時間T0 中、一定時間T2 だけ蛍光
灯27を点灯させる。ここで、一定時間T1 とT2 の関
係は、T1 <T2 である。一方、ヒータ14がOFFさ
れ送風機がONされる送風乾燥モード時においては、乾
燥時間T0 の長さに関わらず、図8(a)に示すよう
に、乾燥時間T0 とさらに一定時間T3 だけ蛍光灯27
を点灯させる。
【0027】また、通常の温風乾燥モード時において、
乾燥時間T0 がある所定時間Tより長かった場合は、図
10(a)に示すように、一定時間T1 だけ蛍光灯27
を点灯させ、乾燥時間T0 終了後、再度一定時間T11だ
け点灯させるか、または図10(b)に示すように、乾
燥時間T0 終了後、一定時間T12だけ複数回点灯させる
ようにしてもよい。そして、乾燥時間T0 がある所定時
間Tより短かった場合は、図12(a)に示すように、
一定時間T2 だけ蛍光灯27を点灯させ、乾燥時間T0
終了後、再度一定時間T21だけ点灯させるか、または図
12(b)に示すように、乾燥時間T0 終了後、一定時
間T22だけ複数回点灯させるようにしてもよい。送風乾
燥モード時においては、図8(b)に示すように、乾燥
時間T0と乾燥時間T0 終了後、一定時間T31だけ複数
回点灯させ、または図8(c)に示すように、乾燥時間
T0 と乾燥時間T0 終了して一定時間T4 経過後、一定
時間T32だけ複数回点灯させると同時に送風機も蛍光灯
27と同様に一定時間T32だけ複数回ONさせるように
してもよい。
【0028】そして、水受板8等にコーティングされた
光触媒7は太陽などの外からの光と蛍光灯27の光によ
って反応し、反応で得られた酸化力によって乾燥室4内
または食器類10等を殺菌、脱臭する。
【0029】このように、水受板8に蛍光灯27を設け
ることにより本体ケース1外からの光だけでなく光が照
射しにくい付属収納部16へも光が届くようになるの
で、外部からの光が弱い場合でもより多くの光によって
光触媒7を反応させることができ、一層効果的で強力な
殺菌および脱臭を行うことができる。また、乾燥時間T
0 の長短により蛍光灯27を点灯させる時間を可変させ
るとともに乾燥終了後も点灯制御し、送風乾燥の場合で
も乾燥中または終了後も点灯制御するので、高温で食器
類の乾燥および殺菌を行っていた従来の食器乾燥機では
乾燥することができなかったまたは低温で長時間乾燥さ
せていた例えばうるし塗りの食器も乾燥することがで
き、食器の種類に対して制限のない使い勝手のよい食器
乾燥機を得ることができる。
【0030】実施形態3.図13はこの発明の第3の実
施形態の分解斜視図、図14はそのC−C断面図、図1
5は第3の実施形態に係る本体ケースの上面図、図16
は図13のD−D断面図である。この第3の実施形態
は、第2の実施形態の蛍光灯27に代えて紫外線ランプ
39を設け、前蓋2、後蓋3およびボックス19を非光
透過性材料により構成するするとともに、紫外線ランプ
39と電気的に接続され紫外線ランプ39の点灯中にお
ける前蓋2の開閉またはボックス19の着脱によりON
/OFFされる第1のスイッチ40と、第2のスイッチ
41を本体ケース1の上縁部1aと付属収納部16にそ
れぞれ設けたものである。なお、前蓋2に設けた排気口
6は紫外線ランプ39の光が外に漏れないような構造と
なっている。
【0031】紫外線ランプ39は、蛍光灯27と同様に
紫外線ランプ39を保持するホルダー43を有し、防水
加工されて乾燥室4側表面に光触媒7がコーティングさ
れたランプカバー42が紫外線ランプ39を覆うように
設けらており、図17に示すように、コントロール部3
1のスイッチ駆動回路37によってON/OFFされる
スイッチ32に電気的に接続されており、実施形態2の
図8,9,10,11,12に示すような一定のサイク
ルまたはタイミングで点灯もしくは消灯するようになっ
ている。
【0032】第1のスイッチ40は、図14および図1
5に示すように、前蓋2の外縁部2aが載置される本体
ケース1の上縁部1aに、前蓋2の外縁部2aの突起部
2bによって押圧される第1のスイッチ40のアクチュ
エータが上方を向くように設けられており、第2のスイ
ッチ41は、図16に示すように、付属収納部16の後
部に、付属収納部16内に収納されたボックス19の外
箱21の後側面に設けられた突起部19aよって押圧さ
れる第2のスイッチ41のアクチュエータが前方を向く
ように設けられている。そして、第1のスイッチ40お
よび第2のスイッチ41は、図17に示すように、紫外
線ランプ39に直列に接続されており、紫外線ランプ3
9の点灯中、前蓋2が開放したりまたはボックス19が
引き出されると、第1のスイッチ40または第2のスイ
ッチ41がOFFされて紫外線ランプ39が消灯するよ
うに構成されている。
【0033】このように構成したこの実施形態において
も、実施形態1で説明した場合と同様に、食器類10が
収容された水切かご9を乾燥室4内に収納し、調理道具
18が収容されたボックス19を付属収納部16内に収
納する。この時、第1のスイッチ40は前蓋2の外縁部
2aの突起部2bによって押圧され、第2のスイッチ4
1はボックス19の外箱21の後側面に設けられた突起
部19aよって押圧されて、紫外線ランプ39は通電可
能状態となっている。ついで、本体ケース1に設けられ
た操作部31aを操作して乾燥を開始すると、温風発生
装置11は駆動し、ヒータ14によって加熱された温風
が乾燥室4および付属収納部16内に供給されて食器類
10および調理道具18を乾燥する。また、紫外線ラン
プ39も通電されて点灯する。そして、水受板8等にコ
ーティングされた光触媒7は紫外線ランプ39の光によ
って反応し、反応で得られた酸化力によって乾燥室4内
または食器類10等を殺菌、脱臭する。
【0034】紫外線ランプ39の点灯中において、図1
8に示すように、前蓋2が開放されると、前蓋2の突起
部2bが第1のスイッチ40から離れて第1のスイッチ
40はOFFされ、紫外線ランプ39の通電が停止され
て消灯する。また、図19に示すように、ボックス19
が付属収納部16から引き出されると、ボックス19の
突起部19aが第2のスイッチ41から離れて第2のス
イッチ41はOFFされ、紫外線ランプ39の通電が停
止されて消灯する。そして、前蓋2を閉塞またはボック
ス19を収納すると、第1のスイッチ40および第2の
スイッチ41は突起部2b,19aによって押圧されて
両スイッチ40,41はONし、紫外線ランプ39は再
び点灯する。なお、この実施形態においても、実施形態
2で説明した制御方法を実施することができる。
【0035】このように、紫外線ランプ39を用いるこ
とによって、光触媒7の反応の最適条件を作り出し、最
適条件下による効果的な殺菌および脱臭を行うことがで
きる。また、紫外線ランプ39の光が食器乾燥機の外部
に漏れないように前蓋2、後蓋3およびボックス19を
非光透過性材料で構成するとともに、紫外線ランプ39
の点灯中に誤って前蓋2を開放してしまったり、ボック
ス19を付属収納部16から引き出してしまった場合で
も、第1のスイッチ40および第2のスイッチ41を介
して紫外線ランプ39を消灯することができるので、安
全性の高い食器乾燥機を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る食器乾燥機
は、食器類が収容される水切かごが載置される水受板を
有し、水受板の下部にヒータおよび電動送風機からなる
温風発生装置を備えた本体ケースと、本体ケースの上方
を覆い本体ケースとの間に乾燥室を形成する蓋体とから
なり、蓋体を光透過性材料により構成し、この蓋体の乾
燥室側表面に光によって反応する光触媒を塗布するとと
もに、水受板および水切かごの表面に光触媒を塗布し
た、また、水受板の下部に、本体ケースの前方に開口部
を有し、開口部から調理道具が収容され光透過性材料か
らなるボックスが収納される付属収納部を設け、ボック
スの表面に光触媒を塗布したので、太陽等の光が当たる
場所に設置するだけで乾燥中にかかわらず非乾燥中にお
いても乾燥室内または食器類等の殺菌および脱臭を行う
ことができ、簡単な構造で安全性の高い食器乾燥機を得
ることができる。
【0037】また、水受板に光触媒を反応させる光源を
設け、この光源を蛍光灯とし、蛍光灯の乾燥室側にカバ
ーを設けるとともに、蛍光灯に対向する水受板に付属収
納部に連通する照射孔を設けたので、外部からの光だけ
でなく光源からの光も加わった多くの光によって光触媒
を反応させることができ、一層効果的で強力な殺菌およ
び脱臭を行うことができるとともに、光源の点灯時間を
場合によって可変させることにより、食器の種類を制限
させることなく容易に殺菌および脱臭を行うことがで
き、使い勝手のよい食器乾燥機を得ることができる。
【0038】この発明に係る食器乾燥機は、食器類が収
容される水切かごが載置される水受板を有し、水受板の
下部にヒータおよび電動送風機からなる温風発生装置を
備えた本体ケースと、本体ケースの上方を覆い本体ケー
スとの間に乾燥室を形成する蓋体とからなり、蓋体を非
光透過性材料により構成して蓋体の乾燥室側表面に光に
よって反応する光触媒を塗布するとともに、水受板およ
び水切かごの表面に光触媒を塗布し、水受板に光触媒を
反応させる紫外線ランプを設けて紫外線ランプの乾燥室
側にカバーを設け、さらに、蓋体の開閉に連動して紫外
線ランプをON/OFFさせる第1のスイッチを本体ケ
ースの上縁部に設けた、また、水受板の下部に、本体ケ
ースの前方に開口部を有し、開口部から調理道具が収容
され非光透過性材料からなるボックスが収納される付属
収納部を設け、ボックスの表面に光触媒を塗布するとと
もに、紫外線ランプに対向する水受板に付属収納部に連
通する照射孔を設け、さらに、ボックスの着脱に連動し
て紫外線ランプをON/OFFさせる第2のスイッチを
付属収納部の後部に設けたので、紫外線ランプに対する
安全性を有して光触媒の反応の最適条件を作り出し、最
適条件下による効果的な殺菌および脱臭を行うことがで
きる食器乾燥機を得ることができる。
【0039】この発明に係る食器乾燥機の制御方法は、
蛍光灯または紫外線ランプを、乾燥中一定時間点灯させ
る、または、乾燥中および乾燥終了後、一定時間点灯さ
せる、もしくは、乾燥中一定時間点灯させるとともに、
乾燥終了後所定のサイクルで点灯させる方法、また、蛍
光灯または紫外線ランプを、温風発生装置のヒータをO
FFし電動送風機をONさせた乾燥中および乾燥終了後
において一定時間点灯させる、または、温風発生装置の
ヒータをOFFし電動送風機をONさせた乾燥中におい
て一定時間点灯させるとともに、乾燥終了後所定のサイ
クルで点灯させる、もしくは、温風発生装置のヒータを
OFFし電動送風機をONさせた乾燥中において一定時
間点灯させるとともに、乾燥終了後所定のサイクルで点
灯させ、同時に前記温風発生装置の電動送風機を所定の
サイクルでONさせる方法であるので、食器の種類に対
応した乾燥、殺菌および脱臭を行うことができ、使用範
囲が広く使い勝手のよい食器乾燥機を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態を断面で示した模
式図である。
【図2】 第1の実施形態の分解斜視図である。
【図3】 この発明の第2の実施形態の分解斜視図であ
る。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 図3のB−B断面図である。
【図6】 この発明の第2の実施形態に係る本体ケース
の上面図である。
【図7】 この発明の第2の実施形態に係るコントロー
ル部のブロック図である。
【図8】 この発明の第2の実施形態に係る蛍光灯の送
風乾燥モード時におけるタイミングチャートである。
【図9】 この発明の第2の実施形態に係る蛍光灯の温
風乾燥モード時における乾燥時間がある所定時間より長
かった場合のタイミングチャートである。
【図10】 この発明の第2の実施形態に係る蛍光灯の
温風乾燥モード時における乾燥時間がある所定時間より
長かった場合のタイミングチャートである。
【図11】 この発明の第2の実施形態に係る蛍光灯の
温風乾燥モード時における乾燥時間がある所定時間より
短かった場合のタイミングチャートである。
【図12】 この発明の第2の実施形態に係る蛍光灯の
温風乾燥モード時における乾燥時間がある所定時間より
短かった場合のタイミングチャートである。
【図13】 この発明の第3の実施形態の分解斜視図で
ある。
【図14】 図13のC−C断面図である。
【図15】 この発明の第3の実施形態に係る本体ケー
スの上面図である。
【図16】 図13のD−D断面図である。
【図17】 この発明の第3の実施形態に係るコントロ
ール部のブロック図である。
【図18】 図14の作用説明図である。
【図19】 図16の作用説明図である。
【図20】 従来の食器乾燥機の模式図である。
【図21】 従来の食器乾燥機のオゾン発生装置の構成
図である。
【符号の説明】
1 本体ケース、1a 上縁部、2 前蓋、2a 外縁
部、3 後蓋、4 乾燥室、7 光触媒、8 水受板、
9 水切かご、10 食器類、11 温風発生装置、1
2 モータ、13 ファン、14 ヒータ、16 付属
収納部、17開口部、18 調理道具、19 ボック
ス、27 蛍光灯、28,42 ランプカバー、29,
43 ホルダー、30 照射孔、39 紫外線ランプ、
40 第1のスイッチ、41 第2のスイッチ。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器類が収容される水切かごが載置され
    る水受板を有し、該水受板の下部にヒータおよび電動送
    風機からなる温風発生装置を備えた本体ケースと、該本
    体ケースの上方を覆い本体ケースとの間に乾燥室を形成
    する蓋体とからなり、 前記蓋体を光透過性材料により構成し、該蓋体の乾燥室
    側表面に光によって反応する光触媒を塗布するととも
    に、前記水受板および水切かごの表面に光触媒を塗布し
    たことを特徴とする食器乾燥機。
  2. 【請求項2】 水受板の下部に、前記本体ケースの前方
    に開口部を有し、該開口部から調理道具が収容され光透
    過性材料からなるボックスが収納される付属収納部を設
    け、前記ボックスの表面に光触媒を塗布したことを特徴
    とする請求項1記載の食器乾燥機。
  3. 【請求項3】 水受板に前記光触媒を反応させる光源を
    設けたことを特徴とする請求項1または2記載の食器乾
    燥機。
  4. 【請求項4】 光源を蛍光灯とし、該蛍光灯の乾燥室側
    にカバーを設けるとともに、前記蛍光灯に対向する水受
    板に前記付属収納部に連通する照射孔を設けたことを特
    徴とする請求項3記載の食器乾燥機。
  5. 【請求項5】 食器類が収容される水切かごが載置され
    る水受板を有し、該水受板の下部にヒータおよび電動送
    風機からなる温風発生装置を備えた本体ケースと、該本
    体ケースの上方を覆い本体ケースとの間に乾燥室を形成
    する蓋体とからなり、 前記蓋体を非光透過性材料により構成して該蓋体の乾燥
    室側表面に光によって反応する光触媒を塗布するととも
    に、前記水受板および水切かごの表面に光触媒を塗布
    し、前記水受板に前記光触媒を反応させる紫外線ランプ
    を設けて該紫外線ランプの乾燥室側にカバーを設け、さ
    らに、前記蓋体の開閉に連動して前記紫外線ランプをO
    N/OFFさせる第1のスイッチを前記本体ケースの上
    縁部に設けたことを特徴とする食器乾燥機。
  6. 【請求項6】 水受板の下部に、前記本体ケースの前方
    に開口部を有し、該開口部から調理道具が収容され非光
    透過性材料からなるボックスが収納される付属収納部を
    設け、前記ボックスの表面に光触媒を塗布するととも
    に、前記紫外線ランプに対向する水受板に前記付属収納
    部に連通する照射孔を設け、さらに、前記ボックスの着
    脱に連動して前記紫外線ランプをON/OFFさせる第
    2のスイッチを前記付属収納部の後部に設けたことを特
    徴とする請求項5記載の食器乾燥機。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の食器乾燥機の蛍光灯また
    は請求項5記載の食器乾燥機の紫外線ランプを、乾燥中
    一定時間点灯させることを特徴とする食器乾燥機の制御
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の食器乾燥機の蛍光灯また
    は請求項5記載の食器乾燥機の紫外線ランプを、乾燥中
    および乾燥終了後、一定時間点灯させることを特徴とす
    る食器乾燥機の制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の食器乾燥機の蛍光灯また
    は請求項5記載の食器乾燥機の紫外線ランプを、乾燥中
    一定時間点灯させるとともに、乾燥終了後所定のサイク
    ルで点灯させることを特徴とする食器乾燥機の制御方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の食器乾燥機の蛍光灯ま
    たは請求項5記載の食器乾燥機の紫外線ランプを、前記
    温風発生装置のヒータをOFFし電動送風機をONさせ
    た乾燥中および乾燥終了後において一定時間点灯させる
    ことを特徴とする食器乾燥機の制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項4記載の食器乾燥機の蛍光灯ま
    たは請求項5記載の食器乾燥機の紫外線ランプを、前記
    温風発生装置のヒータをOFFし電動送風機をONさせ
    た乾燥中において一定時間点灯させるとともに、乾燥終
    了後所定のサイクルで点灯させることを特徴とする食器
    乾燥機の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項4記載の食器乾燥機の蛍光灯ま
    たは請求項5記載の食器乾燥機の紫外線ランプを、前記
    温風発生装置のヒータをOFFし電動送風機をONさせ
    た乾燥中において一定時間点灯させるとともに、乾燥終
    了後所定のサイクルで点灯させ、同時に前記温風発生装
    置の電動送風機を前記所定のサイクルでONさせること
    を特徴とする食器乾燥機の制御方法。
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