JPH09136279A - 力制御ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法 - Google Patents
力制御ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法Info
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- JPH09136279A JPH09136279A JP7319800A JP31980095A JPH09136279A JP H09136279 A JPH09136279 A JP H09136279A JP 7319800 A JP7319800 A JP 7319800A JP 31980095 A JP31980095 A JP 31980095A JP H09136279 A JPH09136279 A JP H09136279A
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Abstract
作業を力制御ロボットを用いて行なうこと。 【解決手段】 ハーモニック駆動装置の組立を以下のシ
ーケンスで実行する。(1)アプローチ動作では、6軸
力センサ3を介して嵌合ワーク4を把持した力制御ロボ
ット1を被嵌合ワーク5に向けて移動させ、ウェーブジ
ェネレータ41を開口部53付近に到達させる。(2)
位相合わせ動作で、挿入軸方向への押し付け制御を維持
し、開口部53内に予め設定された長さの挿入が行なわ
れるまでウェーブジェネレータ41を挿入軸の回りで回
転させる。ウェーブジェネレータ41の位相が挿入可能
な範囲(a)に入ると、開口部53内へ進入が開始さ
れ、フレクスプライン51が楕円形に変形し、長軸部で
サーキュラスプライン52との間で歯係合が起る。必要
に応じて(3)原点復帰動作を行い、部品姿勢を元に戻
した上で(4)挿入動作に移行し、設定された長さだけ
更に開口部53内に進入させ、所定時間の押し付けを行
なえば、嵌合作業は完了する。
Description
(以下、単に「ロボット」と言う。)の技術に関し、更
に詳しく言えば、部品の組立等に際して位相合わせを要
する嵌合作業を力制御ロボットに実行させる為の方法に
関する。
ワーク同士の嵌合作業が含まれていることが極めて多
い。ロボットを用いた嵌合作業に際しては、嵌合ワーク
をロボットに把持し、その一部(凸部など)または全部
を被嵌合ワークの収容部(凹部、開口部など)内に収容
することになる。嵌合動作中のロボットに対しては、力
制御の手法を適用してロボットに柔らかさを与えること
が出来る。これにより、被嵌合ワークに対する嵌合ワー
クの姿勢が、最適のものからある程度のずれていても、
ワーク間に働く外力を利用して円滑な嵌合が可能となる
ことも多い。
嵌合ワークに対する嵌合側ワークの挿入軸回りの姿勢が
特定の角度範囲にない限り、嵌合作業の遂行が困難であ
るケースがある。そのようなケースに対しては、嵌合動
作の教示を正確に行なうことで対処すれば良いとも考え
られるが、被嵌合ワークの姿勢(特に、収容部の挿入軸
回りの姿勢)にばらつきがある場合や、ロボットの姿勢
が決まっても把持された嵌合ワークの姿勢(特に、被収
容部の挿入軸回りの姿勢)が決まらない場合には、対処
出来ない。
れた角度範囲の相対姿勢が得られるように、挿入軸回り
の姿勢を調整する必要が生じる。このような調整は、
「位相合わせ」と呼ばれ、また、挿入軸回りの相対姿勢
乃至角度は、「位相」と呼ばれる。
給が困難な嵌合作業については、被嵌合ワークへアプロ
ーチさせたロボットに、適正な位相合わせ動作を行なわ
せた上で、ワークの挿入を行なう一連のシーケンス、あ
るいは、更に位相を元に戻す動作(位相復帰)を位相合
わせ動作と挿入動作の間に追加したシーケンスを円滑に
実行させることは、従来のロボット制御技術では困難で
あるとされていた。そのため、このような位相合わせを
伴うような嵌合作業には、やむなく手作業が導入されて
いた。
は、位相を揃えた状態でのワーク供給が困難な嵌合作業
について、被嵌合ワークへのアプローチ以後の動作、即
ち、位相合わせ動作を経てワーク挿入動作に至る一連の
シーケンス、あるいは、位相合わせ動作とワーク挿入動
作の間に更に位相を元に戻す原位相復帰動作を追加した
シーケンスをロボットに円滑に実行させることである。
また本発明は、このことを通して、嵌合作業を含むアプ
リケーションに対するロボットの適用能力の向上を図る
ものである。
把持した力制御ロボットに一連の動作シーケンスを実行
させることによって、嵌合に際して位相合わせを要求す
るワーク間の嵌合作業を実行させるようにしたものであ
り、その際、動作シーケンスに含まれる各動作に適合す
るように力制御条件を選びながら動作シーケンスを進行
させることによって、上記課題を解決可能としたもので
ある。
なくとも、(1)嵌合ワークを被嵌合ワークに接近さ
せ、位相合わせ開始可能な位置まで移動させるアプロー
チ動作と、(2)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押
し付けながら挿入軸の回りで回転させる位相合わせ動作
と、(3)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付け
ながら挿入軸に沿って移動させる挿入動作が含まれてい
る。
せ動作及び挿入動作は、動作プログラムでパラメータに
より設定されており、動作シーケンスの進行に従って各
動作に適合した力制御条件の下で行なわれるように、動
作プログラムは動作シーケンスに含まれる各動作に関連
する命令に付属した力制御条件を記述するデータ配列を
含んでいる。
要である場合には、動作シーケンスには、少なくとも、
(1)嵌合ワークを被嵌合ワークに接近させ、位相合わ
せ開始可能な位置まで移動させるアプローチ動作と、
(2)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸の回りで回転させる位相合わせ動作と、(3)
嵌合ワークを挿入軸の回りで前記回転させて前記嵌合ワ
ークの姿勢を位相合わせ前の状態に復帰させる原位相復
帰動作と、(4)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押
し付けながら挿入軸に沿って移動させる挿入動作が含ま
れる。
せ動作、原位相復帰及び挿入動作は、動作プログラムで
パラメータにより設定される。動作プログラムは、動作
シーケンスの進行に従って各動作に適合した力制御条件
の下で行なわれるように、動作シーケンスに含まれる各
動作に関連する命令に付属した力制御条件を記述するデ
ータ配列を含んでいる。
を記述するデータ配列の中で、挿入軸方向について、力
を一定に保つための制御条件が記述されており、且つ、
該記述は前記一定に保たれる力の大きさが動作シーケン
スの進行に従って少なくとも1回は切り換えられる。
採用可能である。その場合には、力制御条件を記述する
データ配列の中でインピーダンス制御を実行するための
パラメータが記述される。また、本発明の方法が有利に
適用されるアプリケーションの例として、ハーモニック
駆動装置の組立のための位相合わせ嵌合がある。
御のパラメータは配列構造を以て用意されており、個々
のロボットの動作命令の中で引数として選択的に指定さ
れる。即ち、位相合わせ嵌合のための動作シーケンスの
進行に従って順次実行されるアプローチ動作、位相合わ
せ動作、原位相復帰動作、挿入動作等について、各動作
の態様に適合した力制御条件が自動的に実現される。
の中で、挿入軸方向について、力を一定に保つための制
御条件が各動作と対応付けて記述されているので、再生
運転時には、アプローチ動作、位相合わせ動作、原位相
復帰動作、挿入動作の各々について、希望する目標力を
実現するように制御が行なわれる。
した場合、力制御条件を記述するデータ配列の中でイン
ピーダンス制御を実行するためのパラメータを適正に設
定しておけば、円滑な位相合わせ嵌合が自動的に達成さ
れる。
における全体配置の概要を描いた見取図である。アプリ
ケーションとしては、ハーモニック駆動装置の要部アセ
ンブリの組立工程に含まれる嵌合作業を想定して説明す
る。図1において、符号1は力制御ロボット本体で、ケ
ーブル11を介してロボットコントローラ2に接続され
ている。ロボット(本体)1の構造自体は従来のものと
特に変わるところはない。また、ロボットコントローラ
2についても、後述する処理を実行する為のソフトウェ
ア手段を除けば、従来より使用されているものと同じで
良い。
る3軸方向の並進力とそれらの軸回りのモーメント(ま
とめて6軸力と言う。)を検出できる6軸力センサ3が
取り付けられている。符号31は、力センサ3とロボッ
トコントローラ2を接続するケーブルを表わしている。
いる。本事例における嵌合ワーク4は、ウェーブジェネ
レータ41を先端部に取り付けた部品(モータアセンブ
リ)である。一方、被嵌合ワーク5は、フレクスプライ
ン/サーキュラスプラインアセンブリである。嵌合ワー
ク4は、6軸力センサ3を介してロボット1に取り付け
られている。ツール先端点は、ウェーブジェネレータ4
1の先端面(後述するように楕円形)の中心に設定され
ているものとする。
タ41を被嵌合ワーク5の開口部に挿入する際のロボッ
ト1の移動方向)がY軸方向に一致するように、ワーク
座標系(ユーザ座標系)Σw が設定されているものとす
る。そして、ワークテーブル6上に供給される被嵌合ワ
ーク5は、上記挿入軸の方向(Y軸方向)に整合した姿
勢で位置決めされているものとする。
象ワーク4,5となるハーモニック駆動装置(CS型)
の組立部品について、嵌合時の位相関係並びに嵌合後の
状態を説明する図である。図2を図1と共に参照する
と、ロボット1に把持される嵌合ワーク4の先端部をな
すウェーブジェネレータ41は、剛体からなる楕円カム
411の周囲にベアリングを装着した要素で、一般に、
変速機を構成するハーモニック駆動装置の入力軸に取り
付けられる。ベアリングの内輪412は、楕円カム41
1の外周に固着されるが、弾性材料で構成される外輪4
13は多数のベアリングのボール414を介して弾性変
形する。
クスプライン/サーキュラスプラインアセンブリ5は、
フレクスプライン51とサーキュラスプライン52を備
えたアセンブリである。フレクスプライン51は、薄肉
カップ状の金属弾性体で構成された要素で、開口部53
の外周に所定数の歯が刻まれている。フレクスプライン
51の底部(カップ部材の底部)はダイヤフラムと呼ば
れ、一般に、ハーモニック駆動装置の出力軸に取り付け
られる。
は、内周にフレクスプライン51の歯数を2枚上回る数
の歯が刻まれたリング状の剛体からなる要素で、その内
径はフレクスプライン51の中立状態(弾性変形なし)
における外径を僅かに上回っている。一般に、サーキュ
ラスプライン52はケーシング54に固定される。
図に示したようにウェーブジェネレータ41(単純な楕
円板で略記)を開口部53内に挿入しようとした時、ウ
ェーブジェネレータ41の長軸が符号(a)で表記した
位相範囲(角度範囲)にあれば挿入は円滑に行なわれ得
る。そうでない場合には、ウェーブジェネレータ41の
位相を調整して、ウェーブジェネレータ41の長軸方向
を位相範囲(a)内に収まるようにしてから、挿入動作
に移行する必要がある。
レータ41を挿入すると、図2最右に示したように、フ
レクスプライン51はウェーブジェネレータ41の形状
に合わせて楕円形に撓む。そのため、ウェーブジェネレ
ータ41の長軸に対応する部分で、フレクスプライン5
1の歯がサーキュラスプライン52の歯と噛み合い、短
軸に対応する部分では、フレクスプライン51の歯とサ
ーキュラスプライン52の歯から離隔することになる。
で、入力軸を介してウェーブジェネレータ41を時計回
りに回転させると、それに応じてフレクスプライン51
は弾性変形し、フレクスプライン51とサーキュラスプ
ライン52の歯の噛み合う位置が順次移動して行く。そ
の結果、フレクスプライン51はウェーブジェネレータ
41とは逆に反時計回りに回転する。フレクスプライン
51は、ウェーブジェネレータ41が180度回転した
時、フレクスプライン51の歯1枚分だけ回転移動す
る。フレクスプライン51の歯数は、サーキュラスプラ
イン52の歯数よりも2枚少ないので、結局、ウェーブ
ジェネレータ41が時計回りに1回転(360度の回
転)した時、フレクスプライン51は反時計回りに歯数
差2枚分だけ反時計回りに回転移動する。一般には、こ
のフレクスプラインライン51の回転がハーモニック駆
動装置の出力として取り出される。
に加え、ロボット1に把持されたワーク4(ウェーブジ
ェネレータ41)をワーク5の開口部53に嵌合するた
めに必要な動作手順の概略を説明する。なお、アプロー
チ動作開始の説明図を除き、各要素の符号の表示を省略
した。図3に矢印を付した流れで示したように、全体行
程は次の4つの動作のシーケンスで構成される。
ット1をワーク5の開口53のほぼ正面(図では真上)
から、挿入軸方向(ワーク座標系Σw のY軸方向)に沿
って移動させる。このアプローチ動作は、後続する位相
合わせ以下のシーケンスを開始するための準備動作であ
るが、力制御ロボット1の移動は力制御を有効化して行
なわれるのが通例である。アプローチ動作時の力制御
は、ウェーブジェネレータ41の先端面がフレクスプラ
イン51に当接した時に、パラメータに指定された一定
の力で挿入軸方向(Y軸方向)への押し付け力が維持さ
れるような力制御とする。本実施形態では、このような
条件でアプローチ開始点から力制御を有効化するものと
する。力制御の方式としては、インピーダンス制御方式
を適用する。
各方向の制御の概要は、次のようになる。 1.挿入軸(Y軸);アプローチ開始点より挿入方向に
指定速度で進み、接触による反力が設定値に達した時点
で、位相合わせ動作に移行する。
移動指令を出力しない制御。即ち、X軸、Z軸に関して
は、一定の位置を保つ制御を行なう。X軸、Z軸につい
ての力制御は無効化する(力センサ3の出力を使わな
い)。但し、一定押し付け力をゼロとして有効化するこ
とも可能である。 3.挿入軸回り(Y軸回り);X軸、Z軸の並進動作と
同じく、移動指令を出力しない制御とする。即ち、X
軸、Z軸回りに関して一定の姿勢を保つ制御を行なう。
X軸、Z軸回りについての力制御は無効化する(力セン
サ3の出力を使わない)。但し、一定モーメントをゼロ
として有効化することも可能である。 4.挿入軸と直交する軸の回り(X軸回り、Z軸回
り);Y軸回りの回転動作と同じく、移動指令を出力し
ない制御を行なう。即ち、X軸回り、Z軸回りに関して
一定の姿勢を保つ制御を行なう。X軸、Z軸回りについ
ての力制御は無効化する(力センサ3の出力を使わな
い)。但し、一定モーメントをゼロとして有効化するこ
とも可能である。
合わせ動作は、クランク回しに相当する動作で、力制御
ロボット1のツール先端点が予めパラメータで教示され
た長さだけ開口部53内に挿入されるまで、ウェーブジ
ェネレータ41がY軸の回りで回転をさせる。この間、
ウェーブジェネレータ41は、Y軸方向(挿入軸方向)
へ押し付けられる。
ジェネレータ41の位相が、図2で説明した適合位相範
囲(a)内に収まっていれば、ウェーブジェネレータ4
1は直ちに開口部53内へ進入する。また、位相合わせ
開始時点でウェーブジェネレータ41の位相が、適合位
相範囲(a)内に収まっていない場合には、挿入軸の回
りの回転によりウェーブジェネレータ41の位相が適合
位相範囲(a)内に入った時点から、開口部53内への
進入が開始される。
ら、フレクスプライン51が徐々に楕円形に弾性変形
し、フレクスプライン51の歯とサーキュラスプライン
52の歯が長軸部分で係合する。
さ)に達した時点で、位相合わせシーケンスを終了す
る。この間、フレクスプライン51の歯とサーキュラス
プライン52の歯の係合位置は若干移動する。位相合わ
せ時の挿入長さを規定するパラメータは、全挿入長さ
(挿入完了までの挿入長さ)を上回らない挿入長さを表
わすように設定される(例えば、全挿入長さの数分の
1)。
ル先端点位置は、上記挿入長さだけ開口部53の内部に
進入した位置まで移動する(回転と並進の組合せ)。こ
こまでの動作が位相合わせである。以後、位相合わせの
最終目標位置乃至到達位置を「中間点」と呼ぶ。
各方向の制御の概要は、次のようになる。なお、動作エ
ラー等が生じない限り、ツール先端点は位相合わせ完了
時までに実際に中間点に到達する。 1.挿入軸(Y軸);中間点を移動目標点として所定の
長さ以上進むまで、一定力押し付けの力制御。中間点ま
での挿入長さ及び一定力押し付けの力は、各々適当な値
のパラメータで設定される。 2.挿入軸に直交する軸(X軸、Z軸);移動指令を出
力しない制御。即ち、X軸、Z軸に関しては、一定の位
置を保つ制御を行なう。X軸、Z軸についての力制御を
無効化する(力センサ3の出力を使わない)。但し、一
定押し付け力をゼロとして有効化することも可能であ
る。 3.挿入軸回り(Y軸回り);指定された角速度で回転
させる制御。Y軸回りの力制御は無効化する(力センサ
3の出力を使わない)。但し、回転軸回りに摩擦が存在
する場合、目標モーメントを設定して力制御を有効化す
ることも可能である。
り、Z軸回り);X軸、Z軸の並進動作と同じく、移動
指令を出力しない制御を行なう。即ち、X軸、Z軸回り
に関しては、一定の姿勢を保つ制御を行なう。X軸、Z
軸回りについての力制御は無効化する(力センサ3の出
力を使わない)。但し、一定モーメントをゼロとして有
効化することも可能である。 (3)原位相復帰動作 アプローチ動作完了後、組立行程上のニーズに応じて部
品姿勢(ここでは、ウェーブジェネレータ41の姿勢)
を元に戻す動作で、挿入動作に先だって行なわれる。原
位相復帰動作は位相合わせ動作と同様、クランク回しに
相当する動作であるが、回転の向きが位相合わせ動作と
逆になる。また、力制御ロボット1のツール先端点の並
進移動は行なわれない。ウェーブジェネレータ41の位
相が位相合わせ開始時の位相に復帰すると、原位相復帰
動作は完了する。
度各方向の制御の概要は、次のようになる。なお、動作
エラー等が生じない限り、ツール先端点の姿勢は位相合
わせ開始時のものに戻る。 1.挿入軸(Y軸);移動指令を出力しない制御。即
ち、Y軸に関しては、一定の位置を保つ制御を行なう。
Y軸、Z軸についての力制御は無効化する(力センサ3
の出力を使わない)。但し、一定押し付け力をゼロとし
て有効化することも可能である。 2.挿入軸に直交する軸(X軸、Z軸);Y軸と同じ
く、移動指令を出力しない制御。即ち、X軸、Z軸に関
しては、一定の位置を保つ制御を行なう。X軸、Z軸に
ついての力制御は無効化する(力センサ3の出力を使わ
ない)。但し、一定押し付け力をゼロとして有効化する
ことも可能である。 3.挿入軸回り(Y軸回り);指定された角速度(位相
合わせ時と逆符号)で回転させる制御を行なう。Y軸回
りの力制御は無効化する(力センサ3の出力を使わな
い)。但し、回転軸回りに摩擦が存在する場合、目標モ
ーメントを設定して力制御を有効化することも可能であ
る。
り、Z軸回り);X軸、Z軸の並進動作と同じく、移動
指令を出力しない制御を行なう。即ち、X軸、Z軸回り
に関しては、一定の姿勢を保つ制御を行なう。X軸、Z
軸回りについての力制御は無効化する(力センサ3の出
力を使わない)。但し、一定モーメントをゼロとして有
効化することも可能である。 (4)挿入動作 原位相復帰動作後に(場合によっては、これを省いて位
相合わせ後に)、挿入動作に移行する。挿入動作は、嵌
合作業の中心をなす動作で、力制御ロボット1のツール
先端点を、予めパラメータで教示された長さに応じて更
に開口部53内に進入させる動作である。この挿入動作
により、力制御ロボット1のツール先端点位置は中間点
を離れ、更に上記挿入長さだけY軸方向に進んだ位置へ
向けて並進移動する。
を設定することで実現出来る。押し付け状態に移行する
のは、挿入可能な長さよりも短かめに設定された挿入長
さの移動が行なわれた時点からである。また、挿入動作
の継続時間の上限値がパラメータで設定される(一般
に、実際に挿入動作で消費される時間は、毎回の動作毎
に異なる)。そして、押し付け状態が解除された時点で
挿入動作が完了する。
が解除され、力制御ロボット1は開口部53の外部に設
定されたデパート点へ退避する。退避動作については、
本発明の特徴と特に関連が無いので、詳細は省略する。
の制御の概要は、次のようになる。
タにて指定した長さ以上進んだ後、所定時間が経過する
まで一定力押し付けの力制御。挿入長さ、一定力押し付
けの力の大きさと持続時間は、各々適当な値のパラメー
タで設定される。 2.挿入軸に直交する軸(X軸、Z軸);一定押し付け
力をゼロする力制御を行なう。 3.挿入軸回り(Y軸回り);X軸、Z軸の並進動作と
同じく、移動指令を出力しない制御とする。即ち、挿入
軸回りに関して一定の姿勢を保つ制御を行なう。
り、Z軸回り);一定モーメントをゼロとする力制御を
行なう。
た一連の動作を実現するためのロボット制御について説
明する。先ず、図4は、図1中に示したロボットコント
ローラ2並びに6軸力センサ3を含む制御システムの概
略構成を要部ブロック図で示したものである。同図を参
照すると、システム全体は、ロボットコントローラ2、
該ロボットコントローラ2によって力制御されるロボッ
ト(本体機構部)1、ロボット本体のアーム先端部に支
持される6軸力センサ3、6軸力センサ3の検出信号を
処理する信号処理装置30から構成される。
置(以下、CPUという。)21を備えている。CPU
21には、ROMからなるメモリ22、RAMからなる
メモリ23、不揮発性メモリ24、ロボットの教示及び
他のシステム各部の動作についての各種の指令入力ある
いは設定値入力を行なうキーボードを備えた教示操作盤
25、信号処理装置30との間のインターフェイス機能
を果たす入出力装置26、及びロボット本体1の各軸の
動作をサーボ回路28を介して制御するロボット軸制御
部27が、各々バス29を介して接続されている。
成され発振器により交流駆動される複数のブリッジ回路
を内蔵した公知の構造のものが使用出来る。6軸力セン
サ3からは、6軸力の各成分を表わす検出信号が信号処
理装置30に出力される。
を例記すれば、次のようになる。6軸力センサ3から出
力された各検出信号は、差動アンプで増幅後、同期整流
されて直流信号に変換された上で信号処理装置内のマル
チプレクサに入力される。マルチプレクサは、ロボット
コントローラ2のCPU21から入出力装置26を介し
て受け取る制御信号に従い、各成分を表わす検出信号を
順次サンプルホールド回路及びA/Dコンバータを介し
て入出力装置26へ送り出す。
24内の所定領域に格納する。格納された6軸力センサ
3の検出データは、後述する態様で行なわれるロボット
の力制御(インピーダンス制御)の為に利用される。
リ24は、上記6軸力センサ3の検出データの格納の他
に、ロボットコントローラ2自身の動作を制御するシス
テムプログラム、後述するインピーダンス制御の為の処
理、信号処理装置30との間の信号授受のコントロール
等を実行するプログラム並びに各処理の関連設定値の格
納等に用いられる。
れたセンサ座標系とロボットに設定された直交座標系と
の間の変換行列のデータの他に、力制御(インピーダン
ス制御)の諸パラメータが含まれる。後述するように、
これら力制御のパラメータは配列構造を以て用意され、
個々のロボットの動作命令の中で引数として選択的に指
定される。
の動作(図3とその説明参照)を順次実行するための動
作プログラム並びに関連データの概要について具体例を
用いて説明する。なお、以下の説明を判り易くするため
に、プログラムデータ等について本発明の方法に関係す
る要部のみを抽出表記した(省略部分は適宜・・・で表
記した)。
いる。ここで、イチ[1] はアプローチ動作の開始点を表わ
し、イチ[2] はデパート点(挿入動作完了後の退避位置)
を表わしている。第1行は、アプローチ動作開始点へ各
軸移動形式で移動し、100%位置決めせよとの動作命
令を表わす。同様に、第3行は、デパート点へ各軸移動
形式で移動し、100%位置決めせよとの動作命令を表
わしている。
部分は第2行であり、「力嵌合配列命令」として記述さ
れている。「力嵌合配列命令」の内容は、次に述べる
「嵌合データ配列」で記述される。「嵌合データ配列」
は、重層的なデータ構造を有している。
(最上位の構造)を表わしている。同図において、1行
目は上記「力嵌合配列命令」に関する嵌合データ配列で
あり、2個のデータが付随していることを表わしてい
る。後述の嵌合データ1を指す第1のデータの内容を示
すコメントは、「イソウアワセ」であり、後述の嵌合デ
ータ2を指す第2のデータの内容を示すコメントは、
「ゲンイソウ&ソウニュウ」となっている。
属した嵌合データ構造の骨格を表わしている。データ配
列全体は、嵌合データ1と嵌合データ2に分かれてい
る。前者はインピーダンスデータ1を含む基本データ1
とインピーダンスデータ2を含む基本データ3を持ち、
後者はインピーダンスデータ3を含む基本データ3とイ
ンピーダンスデータ4を含む基本データ4を持つ。
ーケンスで次のように使い分けられる。 (1)アプローチ動作 嵌合データ1、基本データ1、インピーダンスデータ1 (2)位相合わせ動作 嵌合データ1、基本データ2、インピーダンスデータ2 (3)原位相復帰動作 嵌合データ2、基本データ3、インピーダンスデータ3 (4)挿入動作 嵌合データ2、基本データ4、インピーダンスデータ4 図8〜図13に各嵌合データ並びに基本データの要部の
例を示す。これらのデータの説明を項分けして簡単に説
明すれば、次のようになる。なお、インピーダンスデー
タについては、後述するインピーダンス制御の説明の中
で触れる。
と位相合わせ動作で使用される嵌合データ1には、位相
合わせ嵌合に関して次の事項が含まれている。 第1行;主として位相合わせ動作に関連する嵌合データ
である旨のコメント 第2行;挿入方向を+Y軸方向とすること 第6行;ハーモニック駆動装置用の嵌合方式に従うこと 第7行;位相合わせ時の嵌合力(力制御の挿入軸方向の
押し付け力)を10.000kg重とすること 第10行;アプローチ動作時の移動速度を2.000m
m/sとすること 第11行;アプローチ動作時の基本条件は、基本データ
1に従うこと 第12行;位相合わせ動作時の基本条件は、基本データ
2に従うこと 第13行;位相合わせ動作の終了の判定は、挿入深さで
行なうこと 第32行;位相合わせ成功と判断する嵌合深さは10.
000mmとすること 第33行;教示したアプローチ開始点において、嵌合ワ
ークと被嵌合ワークの間の距離が2.000mmである
こと 第52行;位相合わせ動作に伴う回転角度リミットは、
140.000度とすること 第53行;位相合わせ動作に伴う回転移動の加減速時間
は1.000secとすること 第55行;位相合わせ動作に伴う回転移動の向きはプラ
ス(Y軸回りの回転角を増やす方向)とすること [基本データ1(図9)]アプローチ動作時に使用され
る基本データ1には、次のデータが含まれている。
データ1である旨のコメント 第5〜7行;力制御の目標力を6軸について指定したデ
ータである。各データは、力制御を有効化した軸(第2
9〜31行参照)について意味を持つ。ここでは、アプ
ローチの際に挿入軸方向の押し付けを行なうために、Y
軸について1.000kg重の目標力が設定されてい
る。 第8〜10行;アプローチ動作時の目標移動速度を指定
するデータである。アプローチ動作の移動は挿入軸方向
の並進のみなので、Y軸について2.000mm/sが
設定され、他軸については0.000mm/sあるいは
0.000deg/sが設定されている。 第11行;インピーダンス制御のパラメータとして、バ
ネの強さ、マス(慣性)の大きさ、及びダンパの強さを
表わすパラメータを使用することを表わすデータで、各
パラメータの設定数値はインピーダンスデータ1に含ま
れる。 第12行;嵌合ワーク4(ウェーブジェネレータ41)
が被嵌合ワーク5に接触したと判定する際のしきい値を
指定するデータで、ここでは1.000kg重が設定さ
れている。
を指定するデータである。ここでは上記しきい値を用い
た接触判定をアプローチ動作完了の判定に用いることが
指定されている。
による力制御を有効化するか否かを6軸について指定し
たデータである。ここでは、アプローチの際に挿入軸方
向の押し付けを行なうために、Y軸についてのみ力制御
を有効化することが指定されている。
かを6軸について指定したデータである。ここでは、ア
プローチ動作の移動は挿入軸方向の並進のみなので、Y
軸のみが「有効」と指定され、他軸については「無効」
とされている。即ち、X,Z軸に関する並進位置、W,
P,R軸に関するの回転位置(姿勢)については、移動
指令は出力されない(力制御も無効で、一定位置を維持
する通常の制御)。
作時に使用される基本データ2には、次のデータが含ま
れている。
旨のコメント 第5〜7行;力制御の目標力を6軸について指定したデ
ータである。各データは、力制御を有効化した軸(第2
9〜31行参照)について意味を持つ。ここでは、位相
合わせの際に挿入軸方向の押し付けを行なうために、Y
軸について10.000kg重の目標力が設定されてい
る(アプローチ動作時よりも大きいことに注意)。 第8〜10行;位相合わせ動作時の目標移動速度を指定
するデータである。位相合わせ動作の移動は挿入軸回り
の回転と挿入軸方向の並進なので、Y軸について2.0
00mm/s、P軸について5.000deg/sが各
々設定されている。移動の無い他軸の設定値は、0.0
00mm/sあるいは0.000deg/sである。 第11行;インピーダンス制御のパラメータとして、バ
ネの強さ、マス(慣性)の大きさ、及びダンパの強さを
表わすパラメータを使用することを表わすデータで、各
パラメータの設定数値はインピーダンスデータ2に含ま
れる。 第15行;位相合わせ動作完了の判定方式を指定するデ
ータである。ここでは挿入長さ(嵌合データ1の第32
行で指定された10.000mm)での判定が指定され
ている。
による力制御を有効化するか否かを6軸について指定し
たデータである。ここでは、位相合わせの際に挿入軸方
向、Y軸について力制御が有効化することが指定されて
いる。なお、P軸について無効化が設定されているが、
目標モーメントを設定して力制御を有効化することも可
能である。また、無効の設定が行なわれているX軸、Z
軸、W軸及びR軸についても、挿入と回転をより円滑化
するためにこれらの全部または一部を有効化することも
考えられる。
かを6軸について指定したデータである。ここでは、位
相合わせ動作の移動は挿入軸方向の並進のみなので、Y
軸のみが「有効」と指定され、他軸については「無効」
とされている。即ち、X,Z軸に関する並進位置、W,
P,R軸に関するの回転位置(姿勢)については、移動
指令は出力されない(力制御も無効で、現位置を維持す
る通常の制御)。
作と挿入動作で使用される嵌合データ2には、位相合わ
せ嵌合に関して次の事項の記述が含まれている。 第1行;主として原位相復帰動作と挿入動作に関する嵌
合データである旨のコメント 第2行;挿入方向を+Y軸方向とすること 第6行;ハーモニック駆動装置用の嵌合方式に従うこと 第7行;位相合わせ時の嵌合力(力制御の挿入軸方向の
押し付け力)を20.000kg重とすること(位相合
わせ時の嵌合力より大きく設定されていることに注意) 第11行;原位相復帰動作時の基本条件は、基本データ
3に従うこと 第12行;挿入動作時の基本条件は、基本データ4に従
うこと 第13行;挿入動作の終了の判定は、挿入深さで行なう
こと 第32行;挿入動作終了時の嵌合深さは15.000m
mとすること 第56行;ハーモニック駆動装置用の原位相位相復帰動
作を有効化すること [基本データ3(図12)]原位相復帰動作時に使用さ
れる基本データ3には、次のデータが含まれている。
本データである旨のコメント 第5〜7行;力制御の目標力を6軸について指定したデ
ータである。各データは、力制御を有効化した軸(第2
9〜31行参照)について意味を持つ。ここでは、原位
相復帰の際に挿入軸方向の現在位置を維持するために、
Y軸について0.000kg重の目標力が設定されてい
る。 第8〜10行;原位相復帰動作時の目標移動速度を指定
するデータである。原位相復帰動作の移動は挿入軸回り
の回転なので、Y軸について0.000mm/s、P軸
について−5.000mm/sが各々設定されている。
移動の無い他軸の設定値は、0.000mm/sであ
る。 第11行;インピーダンス制御のパラメータとして、バ
ネの強さ、マス(慣性)の大きさ、及びダンパの強さを
表わすパラメータを使用することを表わすデータで、各
パラメータの設定数値はインピーダンスデータ3に含ま
れる。 第13行;原位相復帰動作を行なう制御時間の上限を指
定するデータである。ここでは、60secが指定され
ている。
データである。ここでは制御時間での判定が指定されて
いるが、位相合わせ嵌合ではこれは無視され、原位相へ
の復帰がなされた時点で動作を終了する。なお、第13
行で指定される時間内に原位相復帰がなされない場合に
は、エラー信号が出力される。 第29〜31行;インピーダンス制御方式による力制御
を有効化するか否かを6軸について指定したデータであ
る。X軸、Z軸、W軸及びR軸については無効とされて
いるが、挿入と回転をより円滑化するためにこれらの全
部または一部を有効化することも考えられる。
かを6軸について指定したデータである。ここでは、原
位相復帰動作の移動は挿入軸回りの回転のみなので、P
軸のみが「有効」と指定され、他軸については「無効」
とされている。即ち、X,Y,Z軸に関する並進位置、
W,R軸に関するの回転位置(姿勢)については、移動
指令は出力されない(力制御も無効で、現位置を維持す
る制御)。
使用される基本データ4には、次のデータが含まれてい
る。 第1行;挿入動作時に使用される基本データである旨の
コメント第5〜7行;力制御の目標力を6軸について指
定したデータである。各データは、力制御を有効化した
軸(第29〜31行参照)について意味を持つ。ここで
は、挿入の際に挿入軸方向の押し付けを行なうために、
Y軸について20.000kg重の目標力が設定されて
いる(アプローチ動作、位相合わせ、原位相復帰の中で
最大の値が設定されていることに注意)。 第8〜10行;挿入動作時の目標移動速度を指定するデ
ータである。挿入動作の移動は挿入軸方向の並進のみな
ので、Y軸について2.000mm/sが設定されてい
る。移動の無い他軸の設定値は、0.000mm/sで
ある。 第11行;インピーダンス制御のパラメータとして、バ
ネの強さ、マス(慣性)の大きさ、及びダンパの強さを
表わすパラメータを使用することを表わすデータで、各
パラメータの設定数値はインピーダンスデータ3に含ま
れる。 第13行;挿入動作を行なう制御時間の上限を指定する
データである。ここでは、50secが指定されてい
る。
を指定するデータである。ここでは移動距離での判定が
指定されている。 第29〜31行;インピーダンス制御方式による力制御
を有効化するか否かを6軸について指定したデータであ
る。ここでは、P軸のみ無効とされ、他の軸(X,Y,
Z,W,R各軸)はすべて有効とされる。
かを6軸について指定したデータである。ここでは、挿
入動作の移動は挿入軸方向の並進のみであるが、Y軸と
ともにX,Z,W,R各軸が「有効」と指定され、P軸
のみが「無効」と指定されている。即ち、P軸に関する
移動指令は出力されない(力制御も無効で、一定位置を
維持する制御)。
令を含む動作プログラムの再生運転により実行される処
理の大要を図14のフローチャートに記した。先ず、図
5に記した動作プログラムの最初の1ブロックを読み込
む(ステップS1)。命令文の指定に従って、イチ[1]
(アプローチ動作の開始点)へロボット1を各軸移動形
式で移動させるための処理を行なう(ステップS2)。
これにより、ロボット1はアプローチ動作の開始点に位
置決めされる。なお、ここまでは力制御(インピーダン
ス制御)を行なう必要は無い。
を読み込む(ステップS3)。ここで読み込まれるのは
「力嵌合配列命令」である。上述した配列構造を有する
諸データで指定されるところに従って、位相合わせ嵌合
のための処理が開始される。先ず、ステップ4では、上
記説明した嵌合データ1と基本データ1に従って、アプ
ローチ動作のための処理が実行される。以下、嵌合デー
タ1と基本データ2に従った位相合わせ動作のための処
理(ステップS5)、嵌合データ2と基本データ3に従
った原位相復帰動作のための処理(ステップS6)、嵌
合データ2と基本データ4に従った挿入動作のための処
理(ステップS7)が順次実行される。
現され、ウェーブジェネレータ41の嵌合作業が遂行さ
れる。
ムの1ブロックが読み込まれ(ステップS8)、イチ[2]
(デパート点)へロボット1を各軸移動形式で移動させ
るための処理が行なわれ(ステップS9)、位相合わせ
嵌合の1サイクル分の処理を終了する。なお、ステップ
S9に先だってワーク4の把持を解除するための処理等
については、説明を省略した。
用いられるインピーダンス制御について、図15以下を
参照図に加えて説明する。なお、この制御方式自体は公
知であるから概要のみを述べる。インピーダンス制御法
(機械インピーダンス制御とも言う。)は、ロボットを
ある望ましい慣性を持ち、ダンパとバネにより目標軌道
に釣り下げられた仮想的な一つの剛体であるかのように
動作させる制御法である。ロボットをそのような系にモ
デル化した場合、系は慣性、ダンパ及びバネを表現する
パラメータで記述される。系を記述するように設定され
たパラメータの組は、設定機械インピーダンスと呼ばれ
る。系の運動方程式は、これらパラメータを用いて後述
する(11)式で表現することが出来る。
慣性、ダンパ及びバネを表現するパラメータを適正に設
定し、目標位置、速度、加速度(姿勢を含む)並びに目
標力を与える。本実施形態では、各基本データ1〜4の
インピーダンスデータ1〜4にこれらの設定データが含
まれている。一般に、慣性、ダンパ及びバネに関するパ
ラメータの適正値は、各動作(アプローチ、位相合わ
せ、原位相復帰、挿入)で異なる。それらの値は、個別
に理論計算や経験則に従ってインピーダンスデータ1〜
4の中で設定される。
各動作について指定した挿入深さなどから算出される。
各動作時の目標力は、上述した通り、嵌合データ、基本
データの中で設定されている。本実施形態では、位置に
関する目標は挿入方向の速度で与えられる。
T , Dτd T ]T で表わすことにする。ここで、 Dfd
は目標とする力、 Dτd は目標とするトルクである。こ
れらは、上述した通り、嵌合データ1,2、基本データ
1〜4の中で設定されているものである。
作を例にとって説明を行なう。この場合、 Dfd =
[0, Dfy ,0]T 、 Dτd =[0,0,0]T と表
わせる(Dfy の数値の記載は省略する。以下、同
様)。ツール先端点が挿入軸に沿って移動し、嵌合が完
了して図16に示した状態になると、ウェーブジェネレ
ータ41の先端面が開口部53の底に突き当たり、ロボ
ットは上記目標力 DFd に設定された平衡状態に到達
し、移動は停止される。
トルで表したものを DrC とすると、設定インピーダン
スで記述される運動方程式は次式(1)となる。
その数だけの微分を表す。 DFc は6軸力センサ3で検
出される力でり、右辺は目標力 DFd との偏差に力のゲ
インκF をかけたものである(以下、便宜上κF =1と
する)。また、上記(1)式において、 Mは6行6列の目標慣性行列 Dは6行6列の目標粘性行列 Kは6行6列の目標剛性行列 である。この実施形態のように、力制御方向、位置制御
方向を決めた場合には、 M=diag(m1 ,m2 ,・・・m6 ) D=diag(d1 ,d2 ,・・・d6 ) K=diag(k1 ,k2 ,・・・k6 ) ・・・(2) とし、 K=0 ・・・(3) とする。そして、残りのパラメータと9式の具体的な数
値は制御対象に依存するので、チューニングなどにより
決定し、インピーダンスデータ中に設定する。
により、ツール先端点に加わる力に応じ、ロボットが位
置・姿勢を挿入軸に整合させるよう力制御により動作
し、円滑な嵌合作業が可能となる。上記(1)式より、
次の(4)式によってロボットの手先の目標加速度が求
まる。
と上記ベクトル DrCの1回微分の関係を表すヤコビ行
列をJとすると、次の(5)式が成り立つ。
直接的に実現する方法の1つとして、ロボットの運動方
程式を次の(6)式として、(7)式で求められる値u
をアクチュエータへの指令値(モータへのトルク指令)
uとする方法がある。
形力である。
置、速度のサーボ系が構成されている場合には、
d の1ドット)を与えるようにすればよい。次に、イン
ピーダンス制御演算の処理の概要を図17のフローチャ
ートに示す。この処理では、挿入軸に沿った教示経路に
基づいて、ロボットの各軸値、及び速度より6次元ベク
トル Drc 及びその微分値が求められる。また、設定さ
れた力の目標力 DFd 及び、6軸力センサ3で検出され
る力 DFc によって(4)式の演算を行い目標加速度
( Drc の2ドット)が求められる。更に、求められた
目標加速度と各軸の速度より(5)式の演算を行って、
各軸毎の目標加速度(θd の2ドット)を求める(ステ
ップT1)。
標加速度と検出速度より(8)式並びに(9)式の演算
を行って目標速度、目標位置を求め各軸サーボ系に出力
する(ステップT2,T3)。
分が終了すると、現時点のロボット手先位置ri を求
め、該位置と一つ手前の位置ri-1 からロボットの進行
方向ベクトルΔiを求め、次のインピーダンス制御演算
の処理に備える。
ーダンス制御法を適用したが、他の力制御法も採用可能
である。
拡がりがあり、また、原位相復帰が必要なケース(ハー
モニック駆動装置の組立)について説明した。しかし、
挿入可能な位相に拡がりがない場合や原位相復帰が不必
要なケースについても本発明の方法が適用可能であるこ
とは、これまでの説明から明らかであろう。図18に
は、そのようなワークとしてキー付シャフトの例を示し
た。同図の例では、凹条部61を有するワーク60が、
凸条部71を有するワーク70を嵌合することでキー付
シャフトが組み立てられる。力制御ロボットに把持され
るワークは、ワーク60,70のいずれであっても良
い。
メータを動作命令の中で指定出来る力制御ロボットを利
用することにより、互いに異なる力制御の条件の下で行
なわれる一連の動作(位相合わせ、原位相復帰、挿入な
ど)を必要とする嵌合作業を円滑に実行出来る。そのた
め、従来は自動化が困難であった種類の組立作業が自動
化可能となった。
要を描いた見取図である。
るハーモニック駆動装置(CS型)の組立部品につい
て、嵌合時の位相関係並びに嵌合後の状態を説明する図
である。
ネレータ)を被嵌合ワークの開口部に嵌合するために必
要な動作手順の概略を説明するための図である。
を要部ブロック図で示したものである。
る。
(最上位の構造)を表わしている。
ータ構造の骨格を表わしている。
る図である。
る図である。
する図である。
する図である。
する図である。
する図である。
処理の大要を記したフローチャートである。
制御目標について説明する図である。
て説明する図である。
処理の概要を記したフローチャートである。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 嵌合ワークを把持した力制御ロボットに
一連の動作シーケンスを実行させることによって、嵌合
に際して位相合わせを要求するワーク間の嵌合作業を実
行させるようにした力制御ロボットを用いた位相合わせ
嵌合方法であって、 前記動作シーケンスには、少なくとも、 (1)嵌合ワークを被嵌合ワークに接近させ、位相合わ
せ開始可能な位置まで移動させるアプローチ動作と、 (2)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸の回りで回転させる位相合わせ動作と、 (3)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸に沿って移動させる挿入動作が含まれており、 前記アプローチ動作、前記位相合わせ動作及び前記挿入
動作は、動作プログラムでパラメータにより設定されて
おり、 前記動作シーケンスの進行に従って各動作に適合した力
制御条件の下で行なわれるように、前記動作プログラム
は、前記動作シーケンスに含まれる各動作に関連する命
令に付属した力制御条件を記述するデータ配列を含んで
いる、 力制御ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法。 - 【請求項2】 嵌合ワークを把持した力制御ロボットに
一連の動作シーケンスを実行させることによって、嵌合
に際して位相合わせを要求するワーク間の嵌合作業を実
行させるようにした力制御ロボットを用いた位相合わせ
嵌合方法であって、 前記動作シーケンスには、少なくとも、 (1)嵌合ワークを被嵌合ワークに接近させ、位相合わ
せ開始可能な位置まで移動させるアプローチ動作と、 (2)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸の回りで回転させる位相合わせ動作と、 (3)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸に沿って移動させる挿入動作が含まれており、 前記アプローチ動作、前記位相合わせ動作及び前記挿入
動作は、動作プログラムでパラメータにより設定されて
おり、 前記動作シーケンスの進行に従って各動作に適合した力
制御条件の下で行なわれるように、前記動作プログラム
は、前記動作シーケンスに含まれる各動作に関連する命
令に付属した力制御条件を記述するデータ配列を含み、 前記力制御条件を記述するデータ配列の中で、挿入軸方
向について、力を一定に保つための制御条件が記述され
ており、且つ、該記述は前記一定に保たれる力の大きさ
が前記動作シーケンスの進行に従って少なくとも1回は
切り換えられるようになされている、 前記力制御ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法。 - 【請求項3】 嵌合ワークを把持した力制御ロボットに
一連の動作シーケンスを実行させることによって、嵌合
に際して位相合わせを要求するワーク間の嵌合作業を実
行させるようにした力制御ロボットを用いた位相合わせ
嵌合方法であって、 前記動作シーケンスには、少なくとも、 (1)嵌合ワークを被嵌合ワークに接近させ、位相合わ
せ開始可能な位置まで移動させるアプローチ動作と、 (2)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸の回りで回転させる位相合わせ動作と、 (3)嵌合ワークを挿入軸の回りで前記回転させて前記
嵌合ワークの姿勢を位相合わせ前の状態に復帰させる原
位相復帰動作と、 (4)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸に沿って移動させる挿入動作が含まれており、 前記アプローチ動作、前記位相合わせ動作、前記原位相
復帰及び前記挿入動作は、動作プログラムでパラメータ
により設定されており、 前記動作シーケンスの進行に従って各動作に適合した力
制御条件の下で行なわれるように、前記動作プログラム
は、前記動作シーケンスに含まれる各動作に関連する命
令に付属した力制御条件を記述するデータ配列を含んで
いる、 力制御ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法。 - 【請求項4】 嵌合ワークを把持した力制御ロボットに
一連の動作シーケンスを実行させることによって、嵌合
に際して位相合わせを要求するワーク間の嵌合作業を実
行させるようにした力制御ロボットを用いた位相合わせ
嵌合方法であって、 前記動作シーケンスには、少なくとも、 (1)嵌合ワークを被嵌合ワークに接近させ、位相合わ
せ開始可能な位置まで移動させるアプローチ動作と、 (2)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸の回りで回転させる位相合わせ動作と、 (3)嵌合ワークを挿入軸の回りで前記回転させて前記
嵌合ワークの姿勢を位相合わせ前の状態に復帰させる原
位相復帰動作と、 (4)嵌合ワークを被嵌合ワークに対して押し付けなが
ら挿入軸に沿って移動させる挿入動作が含まれており、 前記アプローチ動作、前記位相合わせ動作、前記原位相
復帰及び前記挿入動作は、動作プログラムでパラメータ
により設定されており、 前記動作シーケンスの進行に従って各動作に適合した力
制御条件の下で行なわれるように、前記動作プログラム
は、前記動作シーケンスに含まれる各動作に関連する命
令に付属した力制御条件を記述するデータ配列を含んで
おり、 前記力制御条件を記述するデータ配列の中で、挿入軸方
向について、力を一定に保つための制御条件が記述され
ており、且つ、該記述は前記一定に保たれる力の大きさ
が前記動作シーケンスの進行に従って少なくとも1回は
切り換えられるようになされている、前記力制御ロボッ
トを用いた位相合わせ嵌合方法。 - 【請求項5】 前記力制御がインピーダンス制御であ
り、前記力制御条件を記述するデータ配列がインピーダ
ンス制御を実行するためのパラメータを記述している請
求項1〜請求項4のいずれか1項に記載された、力制御
ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法。 - 【請求項6】 前記嵌合ワークと被嵌合ワークがハーモ
ニック駆動装置の組立部品である、請求項1〜請求項5
のいずれか1項に記載された、力制御ロボットを用いた
位相合わせ嵌合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319800A JPH09136279A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 力制御ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319800A JPH09136279A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 力制御ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09136279A true JPH09136279A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=18114337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7319800A Pending JPH09136279A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 力制御ロボットを用いた位相合わせ嵌合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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