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JPH09120223A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

Info

Publication number
JPH09120223A
JPH09120223A JP27774995A JP27774995A JPH09120223A JP H09120223 A JPH09120223 A JP H09120223A JP 27774995 A JP27774995 A JP 27774995A JP 27774995 A JP27774995 A JP 27774995A JP H09120223 A JPH09120223 A JP H09120223A
Authority
JP
Japan
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power receiving
receiving member
members
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power feeding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27774995A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Okabayashi
英二 岡林
Takeshi Kato
剛 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP27774995A priority Critical patent/JPH09120223A/ja
Priority to US08/735,539 priority patent/US5722025A/en
Publication of JPH09120223A publication Critical patent/JPH09120223A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯ローラ及び芯ローラに形成され、通電によ
り発熱する抵抗発熱体を有する加熱ローラを備えてお
り、抵抗発熱体とともに回転する受電部材及び該受電部
材に相対的に摺動接触する給電部材を介して抵抗発熱体
へ通電できるにように構成した定着装置であって、給電
部材と受電部材間の通電に寄与する相互接触面の相対的
ずれ移動が抑制され、また、両部材がその全体サイズの
割りには大面積で接触抵抗少なく相互接触でき、従って
通電部を小型に形成するときでもそれだけ接触抵抗によ
る発熱が抑制され、これらにより抵抗発熱体への通電が
安定し、安定した画像定着が可能となる定着装置を提供
する。 【解決手段】 受電部材11a、11b及び給電部材1
2a、12bのそれぞれの相手方への接触面を受電部材
11a、11bについては少なくとも一つの谷形面(又
は山形面)に、給電部材12a、12bについては受電
部材の谷形面(又は山形面)に対応接触する少なくとも
一つの山形面(又は谷形面)に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の複写
機、プリンタ等の画像形成装置においてトナー像等の未
定着画像を保持した記録材に該画像を加熱して定着させ
る定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機等の画像形成装置にお
ける定着装置は、一般的には、加熱ローラを備えてお
り、トナー像等の未定着画像を保持した記録材を該加熱
ローラとバックアップ部材(一般的には加圧ローラ)と
の間に挟着しつつ通過させることで該未定着画像を記録
材上に加熱加圧して定着させる。
【0003】かかる加熱ローラにはこれまでハロゲンラ
ンプヒータ等の発熱ヒータを内蔵して、該ヒータからの
輻射熱でローラを加熱するものが多用されてきた。しか
しハロゲンランプヒータ等の内蔵発熱ヒータを熱源とす
る加熱ローラによると、該ヒータの通電開始時から加熱
ローラ表面の所定定着温度までの昇温速度が遅く、その
ため画像形成装置の電源スイッチをオンしてから定着装
置が所定温度に到達するまでの予熱時間(いわゆるウォ
ーミングアップ時間)が長くなり、それだけ装置が使い
難くなっていた。
【0004】そこで所定温度に到達するまでの昇温時間
が短く済む加熱ローラとして、例えば特開昭59−18
9381号公報に開示されているような、芯ローラに通
電により発熱する物質よりなる抵抗発熱体を該芯ローラ
とともに回転するように形成した加熱ローラが提案され
ている。このタイプの加熱ローラは電気・熱変換効率が
良く、該抵抗発熱体への通電開始後速やかに加熱ローラ
表面温度を所定温度まで上昇させることができ、これに
より定着装置の予熱時間を短縮することができる。
【0005】このような加熱ローラを採用する定着装置
では、抵抗発熱体に通電するために、一般的には、抵抗
発熱体に電気的に接続形成され,抵抗発熱体と共に回転
する受電部材とこれに相対的に摺動接触する定位置の給
電部材とからなる通電部が採用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
なこのタイプの通電部は次の問題がある。すなわち、一
つには、給電部材と受電部材間の相対的な横振れ等によ
り、両者の通電に寄与する接触面が互いにずれて通電不
良が発生するという問題であり、もう一つには、画像形
成装置を小型化するために定着装置も小型化する必要に
迫られ、そのため前記通電部の小型化も要求さるような
場合において、給電部材及び受電部材相互の接触面積が
小さくなるとき、ここに加熱ローラを所定定着温度に昇
温させるに必要な、該接触面積の割りには大きい電流を
流すと、通電部が相当発熱し、そのため酸化し易くな
り、酸化すると抵抗値が増して通電不良が発生するとい
う問題である。
【0007】この問題を解決するため、特公平7−72
32号公報が教えるように、断面溝形に形成したリング
形の受電部材の該溝部分に給電部材を嵌め、溝底面に当
接させることが考えられるが、この場合、給電部材と受
電部材間の通電に寄与する相互接触面の相対的ずれ移動
が溝側壁により抑制できるとしても、前記両部材の接触
抵抗による発熱、酸化の問題についてはこれを解消でき
ない。
【0008】そこで本発明は、芯ローラ及び該芯ローラ
に形成され、通電により発熱する抵抗発熱体を含む加熱
ローラを備えており、該抵抗発熱体に電気的に接続さ
れ、該抵抗発熱体とともに回転する受電部材及び該受電
部材に相対的に摺動接触する給電部材を介して該抵抗発
熱体へ通電できるにように構成した定着装置であって、
給電部材と受電部材間の通電に寄与する相互接触面の相
対的ずれ移動が抑制され、また、両部材がその全体サイ
ズの割りには大面積で接触抵抗少なく相互接触でき、従
って通電部を小型に形成するときでもそれだけ接触抵抗
による発熱が抑制され、これらにより抵抗発熱体への通
電が安定し、安定した画像定着が可能となる定着装置を
提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、未定着画像を保持した記録材に該画像を加熱
定着させる定着装置であって、芯ローラ及び該芯ローラ
に形成され、通電により発熱する抵抗発熱体を含む加熱
ローラを備えており、該抵抗発熱体に電気的に接続さ
れ、該抵抗発熱体とともに回転する受電部材及び該受電
部材に相対的に摺動接触する給電部材を介して該抵抗発
熱体へ通電できるにように構成した定着装置において、
前記受電部材及び給電部材のそれぞれの相手方への接触
面を、前記受電部材については、少なくとも一つの山形
面又は谷形面に形成するとともに、前記給電部材につい
ては、前記受電部材の前記山形面又は谷形面に対応接触
する少なくとも一つの谷形面又は山形面に形成したこと
を特徴とする定着装置を提供する。
【0010】前記給電部材は、通常、給電部材支持ホル
ダに支持されて受電部材に接触せしめられる。また、受
電部材への接触は、一般的には、同ホルダに設けられた
バネ手段の押圧力下になされる。いずれにしても、給電
部材が支持ホルダに支持されて受電部材に接触せしめら
れる場合、該支持ホルダは、給電部材の受電部材への接
触移動方向(接触のための本来の移動方向)を横切る方
向への前記受電部材の振れ動作に追従して該受電部材に
接触できるように、ホルダ支持手段により前記接触移動
方向を横切る方向へ可動に支持されてもよい。
【0011】いずれにしても前記給電部材と受電部材の
形態としては次のものを例示できる。 a.前記抵抗発熱体が前記芯ローラの外周面又は内周面
に沿って形成されており、前記受電部材は該抵抗発熱体
に電気的に接続状態で前記芯ローラと回転中心線を同じ
くするリング形状に形成され、前記抵抗発熱体が芯ロー
ラの外周面上にあるときは該リング形状の受電部材の外
周面に前記給電部材が相対的に摺動接触し、前記抵抗発
熱体が芯ローラの内周面上にあるときは該リング形状の
受電部材の内周面に前記給電部材が相対的に摺動接触す
る。
【0012】なお、この場合、給電部材支持ホルダをホ
ルダ支持手段によって可動に支持するときの、給電部材
の受電部材への接触移動方向を横切る方向は、芯ローラ
の回転中心線方向である。 b.前記抵抗発熱体が前記芯ローラの外周面又は内周面
に沿って形成されており、前記受電部材は該抵抗発熱体
に電気的に接続状態で前記芯ローラの回転中心線に実質
上垂直な面上に該芯ローラと回転中心線を同じくして円
板形、断面円形等の軸棒形等のブロック状に形成され、
該ブロック状受電部材の芯ローラ回転中心線方向外側に
向けられた面に前記給電部材が相対的に摺動接触する。
【0013】なお、この場合、給電部材支持ホルダをホ
ルダ支持手段によって可動に支持するときの、給電部材
の受電部材への接触移動方向を横切る方向は、芯ローラ
の回転中心線方向に実質上垂直な方向である。いずれに
しても、前記受電部材、給電部材相互の通電のための部
材面を提供する山形面としては、断面三角形のもの、断
面が台形状のもの、断面が円弧状のもの等種々考えられ
る。また、これに対応接触する谷形面も同様に種々考え
られる。いずれにしても、山形面の頂部及びこれに対応
する谷形面の底部のうち少なくとも一方を除去して該除
去後の空間を遊び部分とすることで、両面が円滑に接触
できるようにしてもよい。また、この空間に異物を、そ
の大きさ等にもよるが、逃がすようにしてもよい。
【0014】なお、給電部材に複数の山形面(又は谷形
面)を、受電部材にこれに対応する谷形面(又は山形
面)を形成する場合、見様によっては、逆に給電部材に
谷形面(又は山形面)が、受電部材にこれに対応する山
形面(又は谷形面)が形成されている状態になることも
ある。本発明の定着装置は、加熱ローラの抵抗発熱体に
接続形成された受電部材に接触する給電部材へ電圧を印
加して該給電部材及び受電部材を介して抵抗発熱体に通
電することで加熱ローラを所定の定着温度に昇温させ、
未定着画像の記録材への加熱定着に供することができ
る。
【0015】受電部材及び給電部材のそれぞれの相手方
への接触面は、受電部材については、少なくとも一つの
山形面又は谷形面に形成するとともに、給電部材につい
ては、受電部材の前記山形面又は谷形面に対応接触する
少なくとも一つの谷形面又は山形面に形成してあるか
ら、受電部材・給電部材相互の通電接触面積は、従来の
通電部におけるように単に平坦状の通電面を相互接触さ
せるだけのときに比べ、割増し状態となる。従って、例
えば通電部を小型に形成するときでも、受電部材・給電
部材相互間の相互接触面積が従来より割増にしになり、
それだけ接触抵抗が低く抑制され、それにより通電部に
おける発熱が抑制され、発熱に起因する給電部材の劣化
等による通電不良が抑制される。
【0016】また、受電部材と給電部材は山形面とこれ
に嵌まり合う谷形面の関係で相互接触するから、給電部
材と受電部材間の通電に寄与する相互接触面の相対的ず
れ移動が抑制され、それだけ抵抗発熱体への通電が安定
化する。これらにより、安定した画像定着が可能とな
る。給電部材が給電部材支持ホルダに支持されて受電部
材に摺動接触しており、該支持ホルダが、給電部材の受
電部材への接触移動方向を横切る方向への受電部材の振
れ動作に追従して該受電部材に接触できるように、ホル
ダ支持手段により可動に支持されているときは、抵抗発
熱体への通電が一層安定化する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1に示す装置は、未定着画像で
あるトナー像を保持する記録材である記録紙上に、該ト
ナー像を加熱定着させる定着装置であり、図1は該装置
の概略断面図である。
【0018】この定着装置は、加熱ローラ1及びこれに
図示しない押圧手段にて押圧される加圧ローラ2を有す
る。加熱ローラ1及び加圧ローラ2はそれぞれ図示しな
い支持手段により回転可能に支持され、図示しない駆動
手段により回転駆動される。前記加熱ローラ1は、円筒
状のアルミニウム製芯ローラ10を有し、該芯ローラ1
0の外周面には、電気絶縁層15が形成されており、ま
た電気絶縁層15の外周面には層状の抵抗発熱体13が
形成されており、さらに抵抗発熱体層13の外周面に
は、離型層14が形成されている。
【0019】離型層14は、記録紙が前記加熱ローラ1
と該加熱ローラ1に対向する加圧ローラ2との間に挟持
されつつ通過するときに、加熱されるトナー像が加熱ロ
ーラ1から剥がれやすくするために形成してあり、該記
録紙の最大幅以上の幅をもつ。この離型層14は、離型
性がある耐熱性樹脂のポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)で形成されている。また、抵抗発熱体層13
は、後述する受電部材11a、11bを嵌装するために
離型層14よりも幅広に形成されている。この抵抗発熱
体層13は通電により自らジュール発熱する正の温度係
数を有するチタン酸バリウム系セラミックで形成してあ
る。電気絶縁層15は、抵抗発熱体層13と芯ローラ1
0との電気絶縁性を保つため、両者の間に形成されてお
り、耐熱絶縁性樹脂のポリイミドからなる。抵抗発熱体
層13、離型層14及び電気絶縁層15は芯ローラ10
と一体的に回転する。
【0020】前述の離型層14からはみ出た抵抗発熱体
層13の両端外周部分には、一対の導電性の銅合金から
なるリング状受電部材11a、11bが嵌装され、抵抗
発熱体層13に固定されている。受電部材11a、11
bの後述する給電部材12a、12bとの接触面は、谷
形面に形成されている。この谷形面は円形リング状に連
続している。受電部材11a、11bも芯ローラ10と
一体的に回転する。
【0021】前記受電部材11a、11bの外周面に
は、一対の導電性のカーボン製給電部材12a、12b
がそれぞれ接触配置されている。給電部材12a、12
bの受電部材11a、11bとの接触面は、受電部材1
1a、11bの谷形面に対応する山形面に形成されてい
る。この給電部材12a(12b)は、給電部材支持ホ
ルダ161a(161b)に嵌装され、又該給電部材支
持ホルダ161a(161b)内のバネ160a(16
0b)により受電部材11a(11b)に押圧されてい
る。
【0022】前記給電部材支持ホルダ161a(161
b)は、さらにホルダ支持手段であるホルダ171a
(171b)と、該ホルダ171a(171b)内の2
つのバネ170a(170b)により、該ホルダ内であ
って給電部材12a(12b)の受電部材11a(11
b)への接触移動方向を横切る方向に可動に支持されて
いる。
【0023】前記接触移動方向を横切る方向は、芯ロー
ラ10の回転中心線方向であり、図1においてX+ 及び
- で示す方向である。前記給電部材12aは図示しな
い電源の一端に、又給電部材12bは該電源の他端に接
続されており、したがって、抵抗発熱体層13には、給
電部材12a、12b及び受電部材11a、11bを介
して該電源に電気的に接続されている。抵抗発熱体層1
3は該電源によって電圧が印加され、自らジュール発熱
して加熱ローラ1全体を昇温させる。
【0024】この定着装置によると、未定着トナー像を
保持した記録紙が、回転する加熱された加熱ローラ1と
加圧ローラ2との間に通され、その間にトナー像が記録
紙上に加熱、加圧下に定着される。本発明の定着装置に
よると、抵抗発熱体層13への電圧印加の際に、給電部
材12a(12b)と受電部材11a(11b)の間に
横ぶれ等が発生しても、給電部材12a(12b)の山
形面とこの山形面に嵌まり合う受電部材11a(11
b)の谷形面の関係で相互接触するので、給電部材12
a(12b)と受電部材部材11a(11b)間の電圧
印加に寄与し、摺動する相互接触面の相対的ずれ移動が
抑制され、それだけ抵抗発熱体層13への通電が安定す
る。
【0025】さらに、この定着装置は芯ローラ10の回
転中心方向(図1中、X+ 及びX-方向)に受電部材1
1a(11b)が横ぶれしても、給電部材支持ホルダ1
61a(161b)のホルダ171a(171b)及び
バネ170a(170b)により、給電部材12a(1
2b)がその振れ動作に追従でき、給電部材12a(1
2b)と受電部材部材11a(11b)間の電圧印加に
寄与し、摺動する相互接触面の相対的ずれ移動がさらに
抑制され、それだけ抵抗発熱体層13への通電が安定す
る。
【0026】また、給電部材12a(12b)を山形面
に、受電部材11a(11b)を谷形面に形成したこと
で、従来の両部材間の接触面が平坦である場合に比べ
て、両部材間の接触面積は大きく、したがって、接触抵
抗は小さくなり、給電部材12a(12b)と受電部材
11a(11b)での発熱が抑制されて、発熱に起因す
る両部材の劣化等によに通電不良が抑制される。
【0027】なお、上記の発熱量を従来と同じにする場
合は、すなわち給電部材12a(12b)と受電部材1
1a(11b)との接触面積を同じにして両部材間の接
触抵抗を同じにする場合は、従来例に比べて給電部材1
2a(12b)及び受電部材11a(11b)を小さく
することができ、それだけ定着装置全体を小型化でき
る。
【0028】なお、受電部材11a(11b)及び給電
部材12a(12b)のそれぞれの相手方への接触面の
形状は、図1に示すそれぞれ谷形面及び山形面に限定さ
れるものではなく、例えば図2(A)〜(E)に断面で
示す接触面の形状を挙げることができる。図2は、受電
部材及び給電部材のそれぞれ相手方への接触面の形状を
示す概略断面図である。図2(A)〜(E)のそれぞれ
に示す部材はどちらが受電部材(給電部材)であると限
定されるものではなく、一方の部材が受電部材(給電部
材)であれば、他方の部材は給電部材(受電部材)とな
る。
【0029】また、図2(F)及び(G)に示すよう
に、山形面の頂部及びこれに対応する谷形面の底部のう
ち少なくとも一方を除去してもよく、こうすると除去後
の空間が遊び空間となり、両面が円滑に接触できるよう
になる。次に、本発明の他の実施の形態である定着装置
を図3を参照して説明する。図3に示す定着装置も図1
に示す定着装置と同様に、未定着画像であるトナー像を
保持する記録材である記録紙上に、該トナー像を加熱定
着させる定着装置であり、図3は該装置の概略断面図で
ある。
【0030】図3に示す定着装置は、図1に示す装置と
は、抵抗発熱体層13及び電気絶縁層15を芯ローラ1
0の内周面に形成した点と、これに伴い受電部材11
a、11b、給電部材12a、12b、給電部材の支持
ホルダ161a(161b)及び支持ホルダのホルダ1
71a(171b)を芯ローラの内周面に対し設けた点
で異なる。
【0031】なお、図1に示す定着装置の部品と実質的
に同じ構造、作用を有する図3に示す定着装置の部品に
は、図1と同じ参照符号を付してある。この装置におい
ても、給電部材12a(12b)を山形面に、受電部材
11a(11b)を谷形面に形成し、また、支持ホルダ
のホルダ171a(171b)及びバネ170a(17
0b)により給電部材支持ホルダ161a(161b)
は、芯ローラ10の回転中心方向(図3中、X+ 及びX
- 方向)に可動に支持されているので、給電部材12a
(12b)と受電部材11a(11b)間の通電に寄与
する相互接触面の相対的ずれ移動が抑制され、また、両
部材がその全体サイズの割りには大面積で接触抵抗少な
く相互接触でき、従って通電部を小型に形成するときで
もそれだけ接触抵抗による発熱が抑制され、これらによ
り抵抗発熱体層13への通電が安定する。
【0032】なお、この定着装置においても、受電部材
11a(11b)及び給電部材12a(12b)のそれ
ぞれの相手方への接触面の形状は、図3に示すそれぞれ
谷形面及び山形面に限定されるものではなく、図2
(A)〜(G)に例示する種々の形状をとることができ
る。次に本発明のさらに他の実施の形態である定着装置
について図4を参照して説明する。図4に示す定着装置
も図1に示す定着装置と同様に、未定着画像であるトナ
ー像を保持する記録材である記録紙上に、該トナー像を
加熱定着させる定着装置であり、図4は該装置の概略断
面図である。
【0033】なお、図1に示す定着装置の部品と実質的
に同じ機能の図4に示す定着装置の部品には、図1と同
じ参照符号を付してある。この定着装置は、加熱ローラ
1及びこれに図示しない押圧手段にて押圧される加圧ロ
ーラ2を有する。加熱ローラ1及び加圧ローラ2はそれ
ぞれ図示しない支持手段により回転可能に支持されてい
る。前記加熱ローラ1は、円筒状のアルミニウム製芯ロ
ーラ10を有し、該芯ローラ10の外周面には、離型層
14が、また芯ローラ10の内周面には電気絶縁層15
が形成され、さらに電気絶縁層15の内周面に抵抗発熱
体層13が形成されている。抵抗発熱体層13、離型層
14及び電気絶縁層15は、図1に示す定着装置と同じ
材料で形成されている。前記抵抗発熱体層13の内周面
の両端には、円板形の受電部材11a、11bが嵌装固
着されている。受電部材11a、11bの後述する給電
部材12a、12bとの接触面は谷形面に形成されてい
る。受電部材11a、11bは芯ローラ10と一体的に
回転する。
【0034】前記受電部材11a、11bの芯ローラ1
0の回転中心方向の両外側にはそれぞれ受電部材11
a、11bの谷形面に対応する山形面を有する給電部材
12a、12bが接触配置されている。給電部材12a
(12b)は、給電部材支持ホルダ161a(161
b)に嵌装され、又該給電部材支持ホルダ161a(1
61b)内のバネ160a(160b)により、受電部
材11a(11b)に押圧されている。
【0035】前記給電部材支持ホルダ161a(161
b)は、さらにホルダ支持手段である支持ホルダのホル
ダ171a(171b)と、該ホルダ171a(171
b)内の4つのバネ170a(170b)により、該ホ
ルダ171a(171b)内であって給電部材12a
(12b)の受電部材11a(11b)への接触移動方
向を横切る方向に可動に支持されている。さらに説明す
ると、この実施形態では、各ホルダ171a(171
b)は円形容器状に形成されており、その中心部に給電
部材ホルダ161a(161b)が配置され、これが9
0°間隔でホルダ171a(171b)内に設けられた
バネ170a(170b)により周囲から支持され、か
くして給電部材12a(12b)が受電部材11a(1
1b)への接触移動方向を横切る方向に可動となってい
る。前記接触移動方向を横切る方向は、芯ローラ10の
回転中心線方向に実質上垂直な方向である。
【0036】この装置においても、給電部材12a(1
2b)を山形面に、受電部材11a(11b)を谷形面
に形成し、また、支持ホルダのホルダ171a(171
b)及びバネ170a(170b)により給電部材支持
ホルダ161a(161b)は、芯ローラ10の回転中
心線方向に実質上垂直な面内で可動に支持されているの
で、給電部材12a(12b)と受電部材11a(11
b)間の通電に寄与する相互接触面の相対的ずれ移動が
抑制され、また、両部材がその全体サイズの割りには大
面積で接触抵抗少なく相互接触でき、従って通電部を小
型に形成するときでもそれだけ接触抵抗による発熱が抑
制され、これらにより抵抗発熱体層13への通電が安定
する。
【0037】なお、この定着装置においても、受電部材
11a(11b)及び給電部材12a(12b)のそれ
ぞれの相手方への接触面の形状は、図4に示すそれぞれ
谷形面及び山形面に限定されるものではなく、図2
(A)〜(G)に例示する種々の形状をとることができ
る。なお、図4に示す受電部材11a(11b)、給電
部材12a(12b)の場合、山形面(又は谷形面)が
複数形成されるとき、それらは同心円状に配列される。
【0038】なお、前記各実施形態で示した定着装置各
部の材料は前記のものに限定される必要はない。
【0039】
【発明の効果】本発明によると、芯ローラ及び該芯ロー
ラに形成されて通電により発熱する抵抗発熱体を含む加
熱ローラを備えており、該抵抗発熱体に電気的に接続さ
れ、該抵抗発熱体とともに回転する受電部材及び該受電
部材に相対的に摺動接触する給電部材を介して該抵抗発
熱体へ通電できるにように構成した定着装置であって、
給電部材と受電部材間の通電に寄与する相互接触面の相
対的ずれ移動が抑制され、また、両部材がその全体サイ
ズの割りには大面積で接触抵抗少なく相互接触でき、従
って通電部を小型に形成するときでもそれだけ接触抵抗
による発熱が抑制され、これらにより抵抗発熱体への通
電が安定し、安定した画像定着が可能となる定着装置を
提供することができる。
【0040】また、給電部材が給電部材支持ホルダに支
持されて受電部材に摺動接触しており、該支持ホルダ
が、給電部材の受電部材への接触移動方向を横切る方向
への受電部材の振れ動作に追従して該受電部材に接触で
きるように、ホルダ支持手段により可動に支持されてい
るときは、抵抗発熱体への通電が一層安定化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である定着装置の概略断面
図である。
【図2】受電部材及び給電部材のそれぞれ相手方への接
触面の形状を示す概略断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態である定着装置の概略断
面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態である定着装置の
概略断面図である。
【符号の説明】
1 加熱ローラ 10 芯ローラ 11a、11b 受電部材 12a、12b 給電部材 13 抵抗発熱体層 14 離型層 15 電気絶縁層 160a、160b バネ 161a、161b 給電部材の支持ホルダ 170a、170b バネ 171a、171b ホルダ 2 加圧ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着画像を保持した記録材に該画像を
    加熱定着させる定着装置であって、芯ローラ及び該芯ロ
    ーラに形成され、通電により発熱する抵抗発熱体を含む
    加熱ローラを備えており、該抵抗発熱体に電気的に接続
    され、該抵抗発熱体とともに回転する受電部材及び該受
    電部材に相対的に摺動接触する給電部材を介して該抵抗
    発熱体へ通電できるにように構成した定着装置におい
    て、前記受電部材及び給電部材のそれぞれの相手方への
    接触面を、前記受電部材については、少なくとも一つの
    山形面又は谷形面に形成するとともに、前記給電部材に
    ついては、前記受電部材の前記山形面又は谷形面に対応
    接触する少なくとも一つの谷形面又は山形面に形成した
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記給電部材が給電部材支持ホルダに支
    持されて前記受電部材に摺動接触しており、該支持ホル
    ダは、前記給電部材の前記受電部材への接触移動方向を
    横切る方向への前記受電部材の振れ動作に追従して該受
    電部材に接触できるように、ホルダ支持手段により前記
    接触移動方向を横切る方向へ可動に支持されている請求
    項1記載の定着装置。
JP27774995A 1995-10-24 1995-10-25 定着装置 Withdrawn JPH09120223A (ja)

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