JPH09112408A - 燃料ポンプ - Google Patents
燃料ポンプInfo
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- JPH09112408A JPH09112408A JP7270880A JP27088095A JPH09112408A JP H09112408 A JPH09112408 A JP H09112408A JP 7270880 A JP7270880 A JP 7270880A JP 27088095 A JP27088095 A JP 27088095A JP H09112408 A JPH09112408 A JP H09112408A
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- F02M37/04—Feeding by means of driven pumps
- F02M37/043—Arrangements for driving reciprocating piston-type pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/04—Feeding by means of driven pumps
- F02M37/045—Arrangements for driving rotary positive-displacement pumps
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B1/128—Driving means
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明はガソリン筒内直接噴射装置に用いて好
適な高圧ガソリンポンプに関し小形で高信頼性のポンプ
を供給することを目的とし、ガソリンの潤滑特性に劣る
点をカバーしたものである。 【解決手段】回転運動を斜板の軸傾斜旋回運動に変換す
る運動変換機構部を可撓性隔絶体でガソリンから隔絶し
て、その内部に包含される荷重支持部の潤滑を可能と
し、同様に回転軸シール部もガソリンから隔絶してシー
ル材の摩耗の問題を解決する。この隔絶領域の内部には
潤滑油を封止することも出来、その劣化が少ないので信
頼性の高いポンプが実現出来る。
適な高圧ガソリンポンプに関し小形で高信頼性のポンプ
を供給することを目的とし、ガソリンの潤滑特性に劣る
点をカバーしたものである。 【解決手段】回転運動を斜板の軸傾斜旋回運動に変換す
る運動変換機構部を可撓性隔絶体でガソリンから隔絶し
て、その内部に包含される荷重支持部の潤滑を可能と
し、同様に回転軸シール部もガソリンから隔絶してシー
ル材の摩耗の問題を解決する。この隔絶領域の内部には
潤滑油を封止することも出来、その劣化が少ないので信
頼性の高いポンプが実現出来る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料ポンプに係り、
特に内燃機関用筒内直接燃料噴射装置に用いて好適なガ
ソリン用燃料ポンプに関する。
特に内燃機関用筒内直接燃料噴射装置に用いて好適なガ
ソリン用燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、特に自動車用ガソリン内燃機
関において、燃料消費特性向上,有害排気ガス削減,加
速等の運転応答性向上等の目的から近年筒内直接燃料噴
射装置の実用化が真剣に検討されている。
関において、燃料消費特性向上,有害排気ガス削減,加
速等の運転応答性向上等の目的から近年筒内直接燃料噴
射装置の実用化が真剣に検討されている。
【0003】この装置では、内燃機関の気筒内に直接ガ
ソリンを噴射するために、燃料供給源が不可欠である。
ガソリンの気筒内への噴射は、機関の圧縮期間にも行う
ことが要求されるため、上記燃料供給源は30乃至10
0kg/cm2 と云った高圧ガソリンを供給することが必要
となる。
ソリンを噴射するために、燃料供給源が不可欠である。
ガソリンの気筒内への噴射は、機関の圧縮期間にも行う
ことが要求されるため、上記燃料供給源は30乃至10
0kg/cm2 と云った高圧ガソリンを供給することが必要
となる。
【0004】供給されるガソリンは、エンジンオイル等
一般の油に比較して、粘度が極端に小さく、潤滑性にも
劣る。
一般の油に比較して、粘度が極端に小さく、潤滑性にも
劣る。
【0005】このため圧縮部からの漏れが大きく高圧に
し難く、ポンプ構成上に必要とされる荷重支持部(例え
ばベアリング)の潤滑性が損なわれ、現時点ではガソリ
ン環境下で充分な寿命を持って使用できるベアリングが
期待できない問題がある。
し難く、ポンプ構成上に必要とされる荷重支持部(例え
ばベアリング)の潤滑性が損なわれ、現時点ではガソリ
ン環境下で充分な寿命を持って使用できるベアリングが
期待できない問題がある。
【0006】またポンプ構成上不可欠となる回転軸のシ
ール部についても、ガソリン環境下で充分な信頼性を期
待することは、現時点では極めて困難である。
ール部についても、ガソリン環境下で充分な信頼性を期
待することは、現時点では極めて困難である。
【0007】上記の状況から、先行技術としては例えば
特開平4−209981 号公報に示されるものがある。これ
は、先述のガソリン粘度が低く高圧に圧縮し難い問題に
対して、粘度の高い潤滑性のある二次流体を用いて流体
の昇圧を容易にして、圧力媒介物(この場合はベロー
ズ)を介して目的のガソリンを昇圧させるとともに、軸
受等荷重支持部の潤滑を該二次流体にて可能とし、軸シ
ール(公報の部品番号1)の封止対象も該二次流体とし
てポンプ実現上の問題を解決している。
特開平4−209981 号公報に示されるものがある。これ
は、先述のガソリン粘度が低く高圧に圧縮し難い問題に
対して、粘度の高い潤滑性のある二次流体を用いて流体
の昇圧を容易にして、圧力媒介物(この場合はベロー
ズ)を介して目的のガソリンを昇圧させるとともに、軸
受等荷重支持部の潤滑を該二次流体にて可能とし、軸シ
ール(公報の部品番号1)の封止対象も該二次流体とし
てポンプ実現上の問題を解決している。
【0008】しかしながら、この方式のポンプにはポン
プの圧縮筒ごとに圧力媒介物が必要となって部品点数が
増え、構造上多筒化を行うには軸方向に図示の装置を並
べる必要があり、軸方向寸法が増大してしまう問題があ
る。
プの圧縮筒ごとに圧力媒介物が必要となって部品点数が
増え、構造上多筒化を行うには軸方向に図示の装置を並
べる必要があり、軸方向寸法が増大してしまう問題があ
る。
【0009】先述の筒内直接噴射装置にあっては噴射燃
料の制御精度,制御応答性,噴射時期選択の自由度確保
等の面から、噴射弁の制御は電子的に行われるのが好適
であり、そのためには供給燃料圧力の変動が小さいこと
が要求される。
料の制御精度,制御応答性,噴射時期選択の自由度確保
等の面から、噴射弁の制御は電子的に行われるのが好適
であり、そのためには供給燃料圧力の変動が小さいこと
が要求される。
【0010】そのためには圧縮筒数が多いことが望まし
く、多筒化にしてもコンパクトなポンプが実現できる基
本方式であることが望ましい。
く、多筒化にしてもコンパクトなポンプが実現できる基
本方式であることが望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記の状況に鑑み、小形で多筒式ポンプの
実現に適した構造を与え、ポンプ構成上不可欠な荷重支
持部の潤滑の問題を解決し、軸シールに関する信頼性の
問題を解決することにある。
する課題は、上記の状況に鑑み、小形で多筒式ポンプの
実現に適した構造を与え、ポンプ構成上不可欠な荷重支
持部の潤滑の問題を解決し、軸シールに関する信頼性の
問題を解決することにある。
【0012】もってガソリンの低粘度に起因する体積効
率の低下現象は小形多筒化に適する利点を活かして、設
計吐出流量の増大によって充分カバーする課題をも解決
しようとする。
率の低下現象は小形多筒化に適する利点を活かして、設
計吐出流量の増大によって充分カバーする課題をも解決
しようとする。
【0013】更に本発明では解決のために新たに採用し
た技術に対して、好適な実施形態を与え、より信頼性の
高いポンプの実現を得ることに進んだ課題がある。
た技術に対して、好適な実施形態を与え、より信頼性の
高いポンプの実現を得ることに進んだ課題がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の課題解決のため
に用いた基本的手段は、ポンプ圧縮部に往復運動を与え
るための運動変換部を可撓性隔絶体で囲んだことであ
る。更に他の手段はその隔絶体の中に潤滑油を封入した
ことである。
に用いた基本的手段は、ポンプ圧縮部に往復運動を与え
るための運動変換部を可撓性隔絶体で囲んだことであ
る。更に他の手段はその隔絶体の中に潤滑油を封入した
ことである。
【0015】更に他の手段はポンプの基本方式を斜板式
とし、小形多筒化に適するようにしたことである。
とし、小形多筒化に適するようにしたことである。
【0016】更に他の手段は斜板には傾斜旋回運動のみ
が生じるように構成したことである。更に他の手段は、
選択的に斜板の回転防止機構を設けて、前記隔絶体にか
かる回転力を積極的に解消したことである。
が生じるように構成したことである。更に他の手段は、
選択的に斜板の回転防止機構を設けて、前記隔絶体にか
かる回転力を積極的に解消したことである。
【0017】更に他の手段は前記隔絶体の回転方向強度
を充分持たせるようにして、前記回転防止機構を不要と
しポンプ部品点数を削減したことである。
を充分持たせるようにして、前記回転防止機構を不要と
しポンプ部品点数を削減したことである。
【0018】更に他の手段は前記隔絶体の端部を選択的
に偏心傾斜旋回運動を生じさせるように構成して、前記
隔絶体に発生する応力を緩和させることである。
に偏心傾斜旋回運動を生じさせるように構成して、前記
隔絶体に発生する応力を緩和させることである。
【0019】更に他の手段は隔絶体の内部圧力を監視で
きる接続部を設けて、隔絶体の異常を検出できるように
したことである。
きる接続部を設けて、隔絶体の異常を検出できるように
したことである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて説明する。
【0021】図1は本発明が適用される内燃機関用筒内
直接噴射装置の構成を示す構成図、図2は本発明の一実
施例を示すポンプの断面図、図3は図2に示したポンプ
を記号III−IIIから見た平面図、図4は図2に示したポ
ンプを記号IV−IVから見た平面図、図5は回転防止機構
の一実施例の機構を示す説明図、図6は回転防止機構の
他の一実施例を示す説明図、図7は可撓性隔絶体の変形
態様を示す説明図、図8は図2に示すチェック弁の一実
施例を示す断面図、図9は他の実施例を適用したポンプ
の断面図である。
直接噴射装置の構成を示す構成図、図2は本発明の一実
施例を示すポンプの断面図、図3は図2に示したポンプ
を記号III−IIIから見た平面図、図4は図2に示したポ
ンプを記号IV−IVから見た平面図、図5は回転防止機構
の一実施例の機構を示す説明図、図6は回転防止機構の
他の一実施例を示す説明図、図7は可撓性隔絶体の変形
態様を示す説明図、図8は図2に示すチェック弁の一実
施例を示す断面図、図9は他の実施例を適用したポンプ
の断面図である。
【0022】図1に示す本発明が適用される筒内直接噴
射装置において、車両に搭載されるタンク1中には通常
電動モータで駆動される低圧ポンプが設置され、タンク
1中の燃料を吸入加圧して、低圧供給管3から燃料を送
り出す。
射装置において、車両に搭載されるタンク1中には通常
電動モータで駆動される低圧ポンプが設置され、タンク
1中の燃料を吸入加圧して、低圧供給管3から燃料を送
り出す。
【0023】低圧供給管3には、既知の低圧レギュレー
タ4が接続され、低圧供給管部の圧力が一定になるよう
に作動して、余分な燃料を戻し管13からタンク1へと
戻す。因みに低圧供給管3部の燃料圧力は3kg/cm2 程
度である。
タ4が接続され、低圧供給管部の圧力が一定になるよう
に作動して、余分な燃料を戻し管13からタンク1へと
戻す。因みに低圧供給管3部の燃料圧力は3kg/cm2 程
度である。
【0024】低圧供給管には本発明が適用される高圧ポ
ンプ200の燃料供給部201が接続され、該高圧ポン
プ200の燃料吐出部202には高圧供給管6が接続さ
れる。
ンプ200の燃料供給部201が接続され、該高圧ポン
プ200の燃料吐出部202には高圧供給管6が接続さ
れる。
【0025】高圧供給管6には選択的に上流アキュムレ
ータ8,下流アキュムレータ11が圧力変動緩和の目的
で設置され、これも選択的に圧力の実際値を検出する目
的で圧力センサ7が設置される。更に高圧供給管6には
エンジン10に取り付けられ燃料噴射を制御する噴射弁
9が接続される。
ータ8,下流アキュムレータ11が圧力変動緩和の目的
で設置され、これも選択的に圧力の実際値を検出する目
的で圧力センサ7が設置される。更に高圧供給管6には
エンジン10に取り付けられ燃料噴射を制御する噴射弁
9が接続される。
【0026】更に高圧管6は下流側で高圧レギュレータ
12に接続され、該高圧管6の圧力が一定になるように
作動して、余分な燃料を戻し管13へと排出する。
12に接続され、該高圧管6の圧力が一定になるように
作動して、余分な燃料を戻し管13へと排出する。
【0027】高圧ポンプ200には選択的に溢流部20
3が設けられて、該ポンプ内の燃料を戻し管13に戻す
必要のある場合に作用する。
3が設けられて、該ポンプ内の燃料を戻し管13に戻す
必要のある場合に作用する。
【0028】かくして、高圧管6内の燃料圧力は実質的
に一定に保たれる。
に一定に保たれる。
【0029】図2に示した本発明の一実施例において、
図示しないエンジンの駆動軸例えば吸排気弁のカム軸に
これも図示しない適当な接続具によって回転軸206が
接続駆動されるのに適当なエンジンの位置に、ボディ2
04によって取付がなされる。
図示しないエンジンの駆動軸例えば吸排気弁のカム軸に
これも図示しない適当な接続具によって回転軸206が
接続駆動されるのに適当なエンジンの位置に、ボディ2
04によって取付がなされる。
【0030】ボディ204には望ましくはその上部に前
記の溢流部203が穴形状として設けられており、この
穴部に図示しない接続具によって、前記戻し管13に接
続される。この接続具はフランジ形状を有している場合
には取付けねじ穴により係止される。回転軸206は図
示右方向へのスラスト力が軸受215で支えられ、ラジ
アル力が軸受207で支えられる。これら2つの軸受は
ボディ204に圧入された駆動支持部205によって支
えられる。
記の溢流部203が穴形状として設けられており、この
穴部に図示しない接続具によって、前記戻し管13に接
続される。この接続具はフランジ形状を有している場合
には取付けねじ穴により係止される。回転軸206は図
示右方向へのスラスト力が軸受215で支えられ、ラジ
アル力が軸受207で支えられる。これら2つの軸受は
ボディ204に圧入された駆動支持部205によって支
えられる。
【0031】前記ボディ204と駆動支持部205との
間には封止部材210が設置されて両者間からの流体の
漏洩が防止される。駆動支持部205の図示右端部近傍
には環状溝208が設けられ、その中に封止部材209
が設置されてエンジンの駆動軸部を取り囲む筒状穴部と
係合して、その部分からの潤滑油の漏洩を防止させる。
この部分に含有される潤滑油を取り込むための油溝25
0が回転軸206の表面に設けられて、駆動支持部に圧
入されて図示左側からの流体の漏洩を防止するオイルシ
ール211の右側に潤滑油を取り込んで、潤滑効果を与
えるようにされ、余分な潤滑油を戻すための油戻し通路
212が設けられる。
間には封止部材210が設置されて両者間からの流体の
漏洩が防止される。駆動支持部205の図示右端部近傍
には環状溝208が設けられ、その中に封止部材209
が設置されてエンジンの駆動軸部を取り囲む筒状穴部と
係合して、その部分からの潤滑油の漏洩を防止させる。
この部分に含有される潤滑油を取り込むための油溝25
0が回転軸206の表面に設けられて、駆動支持部に圧
入されて図示左側からの流体の漏洩を防止するオイルシ
ール211の右側に潤滑油を取り込んで、潤滑効果を与
えるようにされ、余分な潤滑油を戻すための油戻し通路
212が設けられる。
【0032】回転軸206の図示左端部は回転軸直角断
面に対して傾斜形状を有しており、この端部に斜板スラ
スト軸受216が設置され、更にその左側に斜板218
が設けられる。
面に対して傾斜形状を有しており、この端部に斜板スラ
スト軸受216が設置され、更にその左側に斜板218
が設けられる。
【0033】回転軸206の内部には回転中心軸に対し
て傾いた穴とこの穴の中に斜板軸受213が設けられ
て、斜板218の図示右端部と係合して斜板218のラ
ジアル力を支えるように構成される。
て傾いた穴とこの穴の中に斜板軸受213が設けられ
て、斜板218の図示右端部と係合して斜板218のラ
ジアル力を支えるように構成される。
【0034】なお、斜板218の図示右方向への係止力
は後述するプランジャ228から与えられる。上記に述
べた構成により今、回転軸206に注目して見ると、図
示右側は軸受215によって支えられ、左側は斜板スラ
スト軸受216,斜板軸受213によって斜板218と
回転運動が遮断されているため、該回転軸206は回転
自由であり、見方を変えると斜板218は回転運動はせ
ずに、その中心軸の傾斜方向が回転する傾斜旋回運動を
行うこととなる。
は後述するプランジャ228から与えられる。上記に述
べた構成により今、回転軸206に注目して見ると、図
示右側は軸受215によって支えられ、左側は斜板スラ
スト軸受216,斜板軸受213によって斜板218と
回転運動が遮断されているため、該回転軸206は回転
自由であり、見方を変えると斜板218は回転運動はせ
ずに、その中心軸の傾斜方向が回転する傾斜旋回運動を
行うこととなる。
【0035】駆動支持部205の図示左端部には可撓性
隔絶体214が例えば溶接によって係止される。該可撓
性隔絶体214の他端にはこれも溶接等によって可撓性
隔絶体終端部217が係止される。該可撓性隔絶体終端
部217は斜板218に封止部材219と共働して密封
的に係止され係止部材220によって固着される。
隔絶体214が例えば溶接によって係止される。該可撓
性隔絶体214の他端にはこれも溶接等によって可撓性
隔絶体終端部217が係止される。該可撓性隔絶体終端
部217は斜板218に封止部材219と共働して密封
的に係止され係止部材220によって固着される。
【0036】かくしてオイルシール211,軸受215
及び216,回転軸206,斜板軸受213を含む、回
転運動から斜板の傾斜旋回運動へ変換する運動変換機構
部は他から隔絶された隔絶領域221を持つこととな
る。
及び216,回転軸206,斜板軸受213を含む、回
転運動から斜板の傾斜旋回運動へ変換する運動変換機構
部は他から隔絶された隔絶領域221を持つこととな
る。
【0037】ボディ204には加圧ボディ222が封止
部材と223と協働して油密的に取り付けられる。該加
圧ボディ222には燃料加圧室を形成するスリーブ22
5がその外周部にスリーブ側面シール226,底面部に
スリーブ底面シール227を介在させて油密的に取り付
けられる。
部材と223と協働して油密的に取り付けられる。該加
圧ボディ222には燃料加圧室を形成するスリーブ22
5がその外周部にスリーブ側面シール226,底面部に
スリーブ底面シール227を介在させて油密的に取り付
けられる。
【0038】スリーブ225の内部にはプランジャ22
8が図示左右方向摺動自在に取り付けられ、該プランジ
ャ228の図示左端部にはスプリング保持部229が形
成され、スプリング230が納められ、該プランジャ2
28を図示右方向に付勢するように作用する。
8が図示左右方向摺動自在に取り付けられ、該プランジ
ャ228の図示左端部にはスプリング保持部229が形
成され、スプリング230が納められ、該プランジャ2
28を図示右方向に付勢するように作用する。
【0039】加圧ボディ222の左端部にはチェックボ
ディ232が当接されその内部の外周部側に複数の吸入
チェック弁234が前記プランジャへの燃料の流入を許
すように包含され、内周部側に複数の吐出チェック弁2
35が前記プランジャからの燃料の流出を許すように包
含される。なお両吐出弁の位置実施例の詳細は、図8を
用いて後述される。両吐出弁の油密的設置のために、そ
の外周部にはチェック弁シール237が取り付けられ
る。
ディ232が当接されその内部の外周部側に複数の吸入
チェック弁234が前記プランジャへの燃料の流入を許
すように包含され、内周部側に複数の吐出チェック弁2
35が前記プランジャからの燃料の流出を許すように包
含される。なお両吐出弁の位置実施例の詳細は、図8を
用いて後述される。両吐出弁の油密的設置のために、そ
の外周部にはチェック弁シール237が取り付けられ
る。
【0040】図3はチェックボディ232を図2のIII
−III記号から見たものである。
−III記号から見たものである。
【0041】両図を参照するとチェックボディ232の
構造がより明確になる。
構造がより明確になる。
【0042】中央部には燃料供給通路244が設けら
れ、その少し外周側に中央シール241を納めるチェック
ボディ右側シール溝303が設けられる。その外周部に
は吐出チェック弁235が当接する場所が点線で示され
ており、最外周部には吸入チェック弁234が当接する
場所が点線で示されている。
れ、その少し外周側に中央シール241を納めるチェック
ボディ右側シール溝303が設けられる。その外周部に
は吐出チェック弁235が当接する場所が点線で示され
ており、最外周部には吸入チェック弁234が当接する
場所が点線で示されている。
【0043】両チェック弁の中央部には加圧ボディ22
2においてプランジャ228が配置される場所301が
2点鎖線で示されている。
2においてプランジャ228が配置される場所301が
2点鎖線で示されている。
【0044】これら吸入チェック弁,吐出チェック弁,
プランジャは複数のセットとして形成され、図示したも
のでは5筒式アキシャルプランジャポンプを形成する場
合に対応している。プランジャ配置部には、チェック通
路開口部が設けられてプランジャ228の下部から吸入
チェック弁234および吐出チェック弁235へ連通す
る通路が形成される。
プランジャは複数のセットとして形成され、図示したも
のでは5筒式アキシャルプランジャポンプを形成する場
合に対応している。プランジャ配置部には、チェック通
路開口部が設けられてプランジャ228の下部から吸入
チェック弁234および吐出チェック弁235へ連通す
る通路が形成される。
【0045】チェックボディ232の図示左側には端部
ボディ238が当接される。
ボディ238が当接される。
【0046】該ボディ238から図示しないスルーボル
トによって、チェックボディ232,加圧ボディ222
がボディ204に締め付け固着される。
トによって、チェックボディ232,加圧ボディ222
がボディ204に締め付け固着される。
【0047】端部ボディ238を図2のIV−IVから見た
図を図4に示す。
図を図4に示す。
【0048】両図を参照すると、端部ボディ238の構
造がより明確となる。
造がより明確となる。
【0049】端部ボディ238には燃料供給部201が
前述した溢流部203と同様な形態で設けられ、吸入通
路239が軸中央を横切って貫通して穿孔され、最端部
は封止栓240によって封止されている。該通路に連通
する燃料供給通路244が端部ボディ238の中央部に
設けられ、前述のチェックボディ232の中央通路およ
び加圧ボディ222の中央通路へと連通している。加圧
ボディ222の中央通路出口部には、選択的に絞り24
5が設けられる。
前述した溢流部203と同様な形態で設けられ、吸入通
路239が軸中央を横切って貫通して穿孔され、最端部
は封止栓240によって封止されている。該通路に連通
する燃料供給通路244が端部ボディ238の中央部に
設けられ、前述のチェックボディ232の中央通路およ
び加圧ボディ222の中央通路へと連通している。加圧
ボディ222の中央通路出口部には、選択的に絞り24
5が設けられる。
【0050】端部ボディ238の中央に設けられた燃料
供給通路244の外周部に中央シール241を納める中
央シール溝403が設けられ、その外周部に燃料吐出環
状溝404が設けられる。この位置は2点鎖線で示した
吐出チェック弁配置部402で理解されるように、前述
の吐出チェック弁235の吐出開口部が該溝404に連
通されるように形成される。
供給通路244の外周部に中央シール241を納める中
央シール溝403が設けられ、その外周部に燃料吐出環
状溝404が設けられる。この位置は2点鎖線で示した
吐出チェック弁配置部402で理解されるように、前述
の吐出チェック弁235の吐出開口部が該溝404に連
通されるように形成される。
【0051】該吐出環状溝404の外周部には中間シー
ル243を納める中間シール溝411が設けられる。
ル243を納める中間シール溝411が設けられる。
【0052】更にその外周部には、燃料供給環状溝40
7が設けられ、この位置は2点鎖線で示した吸入チェッ
ク弁配置部401から理解されるように前述の吸入チェ
ック弁234の図示左端側開口部と連通するように形成
される。
7が設けられ、この位置は2点鎖線で示した吸入チェッ
ク弁配置部401から理解されるように前述の吸入チェ
ック弁234の図示左端側開口部と連通するように形成
される。
【0053】図4に示す如く端部ボディ238の図示左
端部には、燃料吐出部202が設けられ、これに連通す
る吐出横穴406が設けられ、更に前述の燃料吐出環状
溝404に連通する吐出縦穴405が設けられる。即
ち、燃料吐出環状溝404と燃料吐出部202とは連通
するようにされる。
端部には、燃料吐出部202が設けられ、これに連通す
る吐出横穴406が設けられ、更に前述の燃料吐出環状
溝404に連通する吐出縦穴405が設けられる。即
ち、燃料吐出環状溝404と燃料吐出部202とは連通
するようにされる。
【0054】同様に吸入通路239と前記燃料供給環状
溝407とは1乃至複数個の燃料供給縦穴408によっ
て連通され、もって燃料供給部201と燃料供給環状溝
407とは連通される。
溝407とは1乃至複数個の燃料供給縦穴408によっ
て連通され、もって燃料供給部201と燃料供給環状溝
407とは連通される。
【0055】端部ボディ238の最外周部には外環シー
ル溝409が設けられて、外環シール243を収納す
る。
ル溝409が設けられて、外環シール243を収納す
る。
【0056】加圧ボディ222には回転係止軸246が
係止され、該軸246には穴明きボール248が摺動自
在に係合される。
係止され、該軸246には穴明きボール248が摺動自
在に係合される。
【0057】前述の斜板218にはその中心軸方向に複
数の(3個が必要充分な数である)のボール受け穴24
8が設けられて、前記ボール247と係合する。
数の(3個が必要充分な数である)のボール受け穴24
8が設けられて、前記ボール247と係合する。
【0058】これらの部品群246,247,248は
斜板218の回転運動を規制する回転防止機構として作
用するが、詳細は後述する。
斜板218の回転運動を規制する回転防止機構として作
用するが、詳細は後述する。
【0059】なお斜板218は斜板という名称を用いた
が、それ自体の形状は平行回転体であり、回転軸に対し
て傾斜した状態で用いられるものであることを付記す
る。
が、それ自体の形状は平行回転体であり、回転軸に対し
て傾斜した状態で用いられるものであることを付記す
る。
【0060】図1乃至図4によって構成を説明した本発
明の一実施例を示すポンプの作用動作について説明す
る。
明の一実施例を示すポンプの作用動作について説明す
る。
【0061】低圧供給管3から供給された低圧の燃料は
ポンプの燃料供給部201に接続されて、吸入通路23
9,燃料供給縦穴408を経て燃料供給環状溝407に
達し、吸入チェック弁をおし開けてプランジャ228の
下部に達し、該プランジャが図示右側に移動する余地が
ある場合にはこれを移動させる。
ポンプの燃料供給部201に接続されて、吸入通路23
9,燃料供給縦穴408を経て燃料供給環状溝407に
達し、吸入チェック弁をおし開けてプランジャ228の
下部に達し、該プランジャが図示右側に移動する余地が
ある場合にはこれを移動させる。
【0062】プランジャ下部にはスプリング230が収
納されていて、この弾発力もプランジャを移動させ燃料
を吸入し、プランジャを図示右方向に移動させるように
作用する。プランジャの右側頭部は球状とされていて、
斜板218に接するように構成される。前述の如く回転
軸206の左端部は回転軸直角断面に対して傾いてお
り、傾斜面の回転運動が斜板スラスト軸受216を介し
て斜板218に伝えられるので、斜板218は回転運動
はせずに中心軸が傾いた傾斜旋回運動を起こす。この斜
板218の左端部に接触しているプランジャ頭部では図
示左右方向に往復運動を起こすこととなる。
納されていて、この弾発力もプランジャを移動させ燃料
を吸入し、プランジャを図示右方向に移動させるように
作用する。プランジャの右側頭部は球状とされていて、
斜板218に接するように構成される。前述の如く回転
軸206の左端部は回転軸直角断面に対して傾いてお
り、傾斜面の回転運動が斜板スラスト軸受216を介し
て斜板218に伝えられるので、斜板218は回転運動
はせずに中心軸が傾いた傾斜旋回運動を起こす。この斜
板218の左端部に接触しているプランジャ頭部では図
示左右方向に往復運動を起こすこととなる。
【0063】この往復運動のうち、図示右方向への運動
は吸入行程となり上記の如くプランジャ下部の燃料加圧
領域に燃料を満たすように作用する。
は吸入行程となり上記の如くプランジャ下部の燃料加圧
領域に燃料を満たすように作用する。
【0064】またプランジャ228の図示左方向への移
動は圧縮行程となり、燃料加圧領域231部の燃料を加
圧昇圧させる。この加圧された燃料はチェック通路23
6を介して吐出チェック弁の可動弁体をおし開けて、燃
料吐出環状溝404に達し燃料吐出部202から高圧供
給管6へと排出される。
動は圧縮行程となり、燃料加圧領域231部の燃料を加
圧昇圧させる。この加圧された燃料はチェック通路23
6を介して吐出チェック弁の可動弁体をおし開けて、燃
料吐出環状溝404に達し燃料吐出部202から高圧供
給管6へと排出される。
【0065】なおこの際、加圧された燃料はチェック通
路236を介して吸入チェック弁234にも導かれる
が、該チェック弁では弁体の閉塞方向に圧力が作用する
ので、流出は防止される。
路236を介して吸入チェック弁234にも導かれる
が、該チェック弁では弁体の閉塞方向に圧力が作用する
ので、流出は防止される。
【0066】ここで燃料吐出環状溝404部の圧力を持
った燃料は中央シール241および中間シール242に
よってシールされ他への漏れだしが防止される。
った燃料は中央シール241および中間シール242に
よってシールされ他への漏れだしが防止される。
【0067】同様に燃料供給環状溝407部の圧力を持
った燃料は中間シール242および外環シール243に
よってシールされ他への漏れだしが防止される。
った燃料は中間シール242および外環シール243に
よってシールされ他への漏れだしが防止される。
【0068】図示の実施例では吸入吐出弁234を吐出
チェック弁235より外周部に配置してあるが、これは
外環シール244と中間シール242とで囲まれる面積
の方が、中間シール242と中央シール241とで囲ま
れる面積より大きいので、面積の大きい方には低圧力の
燃料を作用させて、燃料による軸方向分離力が小さくな
るように配慮したものである。
チェック弁235より外周部に配置してあるが、これは
外環シール244と中間シール242とで囲まれる面積
の方が、中間シール242と中央シール241とで囲ま
れる面積より大きいので、面積の大きい方には低圧力の
燃料を作用させて、燃料による軸方向分離力が小さくな
るように配慮したものである。
【0069】燃料供給部201から導かれた燃料は、前
述したように3kg/cm2 程度の圧力を持つようにされる
が、これはエンジン周辺の高温下にあっても気泡を発生
せず、ポンプの吸入行程中にあってもキャビテーション
を発生させず、且つポンプの圧送能力を充分持たせるよ
うに配慮された結果である。
述したように3kg/cm2 程度の圧力を持つようにされる
が、これはエンジン周辺の高温下にあっても気泡を発生
せず、ポンプの吸入行程中にあってもキャビテーション
を発生させず、且つポンプの圧送能力を充分持たせるよ
うに配慮された結果である。
【0070】この燃料は絞り245を介して絞り245
の右側の領域に放出されることで充分低圧とされ、望ま
しくはポンプ稼働状態で天方向に設けられる溢流部20
3から戻し管13を介してタンク1へと戻される。
の右側の領域に放出されることで充分低圧とされ、望ま
しくはポンプ稼働状態で天方向に設けられる溢流部20
3から戻し管13を介してタンク1へと戻される。
【0071】前述した如く斜板218は回転運動をせず
に傾斜旋回運動を行うのみなので、斜板218とプラン
ジャ228との相対摺動距離は小さなものであるが、全
くの乾燥状態では摩耗等の問題が生ずる可能性があり、
低圧の燃料でこの摺動部を包含させることによりこの問
題が軽減される。
に傾斜旋回運動を行うのみなので、斜板218とプラン
ジャ228との相対摺動距離は小さなものであるが、全
くの乾燥状態では摩耗等の問題が生ずる可能性があり、
低圧の燃料でこの摺動部を包含させることによりこの問
題が軽減される。
【0072】これも前述の如く、回転軸206の回転運
動を斜板218の傾斜軸旋回運動に変換する運動変換部
は可撓性隔絶体214により他から隔絶されているの
で、この部分にはガソリンは流入しない。
動を斜板218の傾斜軸旋回運動に変換する運動変換部
は可撓性隔絶体214により他から隔絶されているの
で、この部分にはガソリンは流入しない。
【0073】従って、この運動変換部に含まれる軸受2
15,216,213およびオイルシールの部分はガソ
リンから隔絶され、場合によってはグリースの使用も可
能となる。この隔絶領域221に潤滑油(例えば、エン
ジンオイル,合成油など)を封入することも可能であ
る。このような構造とすることにより、荷重支持部(例
えば、ベアリングなど)の潤滑性を保つことが可能とな
る。
15,216,213およびオイルシールの部分はガソ
リンから隔絶され、場合によってはグリースの使用も可
能となる。この隔絶領域221に潤滑油(例えば、エン
ジンオイル,合成油など)を封入することも可能であ
る。このような構造とすることにより、荷重支持部(例
えば、ベアリングなど)の潤滑性を保つことが可能とな
る。
【0074】この領域の内部では回転軸206が回転し
てオイルを撹拌するが、全体の体積には変化が生じな
い。従って隔絶領域221の殆どの部分をオイルで満た
すことが可能となる。もともとこの領域は外部の新鮮空
気に触れることがないので、オイルの酸化劣化が生じに
くく、オイル充填量を増やして空気分を減少させること
で、更に酸化劣化を減少させることができる。
てオイルを撹拌するが、全体の体積には変化が生じな
い。従って隔絶領域221の殆どの部分をオイルで満た
すことが可能となる。もともとこの領域は外部の新鮮空
気に触れることがないので、オイルの酸化劣化が生じに
くく、オイル充填量を増やして空気分を減少させること
で、更に酸化劣化を減少させることができる。
【0075】更には隔絶領域を不活性ガスで満たした
り、真空にさせてこの効果を更に高めることができ高信
頼性の運動変換機構を得ることが可能である。
り、真空にさせてこの効果を更に高めることができ高信
頼性の運動変換機構を得ることが可能である。
【0076】ここでプランジャ数は例えば5個であっ
て、ポンプ回転軸の周囲に等角度間隔に配置され、斜板
218によって順次位相を変えて圧縮が行われるので、
燃料吐出が多重的に行われ、脈動の少ない筒内直接燃料
噴射装置にとって好適な燃料吐出が行われる。燃料吐出
量脈動の低減のためには、ポンプの多筒化が不可欠であ
り、これを如何に小形高信頼度をもって実現するかが課
題となる。
て、ポンプ回転軸の周囲に等角度間隔に配置され、斜板
218によって順次位相を変えて圧縮が行われるので、
燃料吐出が多重的に行われ、脈動の少ない筒内直接燃料
噴射装置にとって好適な燃料吐出が行われる。燃料吐出
量脈動の低減のためには、ポンプの多筒化が不可欠であ
り、これを如何に小形高信頼度をもって実現するかが課
題となる。
【0077】この観点から加圧プランジャを軸方向に複
数個配置したアキシャルプランジャポンプは最も望まし
いものの1つである。
数個配置したアキシャルプランジャポンプは最も望まし
いものの1つである。
【0078】この方式のポンプに前述した高信頼性の運
動変換機構を組み合わせることで望ましい特性を持つポ
ンプの実現が可能となる。
動変換機構を組み合わせることで望ましい特性を持つポ
ンプの実現が可能となる。
【0079】本ポンプの圧縮機構部はガソリンを直接加
圧しているので、ガソリンの低粘度のためにどうしても
圧縮部からの漏洩が生じ、体積効率が落ちる問題がある
が、前述した高信頼度の運動変換機構を用いて、例えば
プランジャの往復ストロークを若干長くして、流量低下
分をカバーすることが容易にできる。
圧しているので、ガソリンの低粘度のためにどうしても
圧縮部からの漏洩が生じ、体積効率が落ちる問題がある
が、前述した高信頼度の運動変換機構を用いて、例えば
プランジャの往復ストロークを若干長くして、流量低下
分をカバーすることが容易にできる。
【0080】回転防止機構にについて説明を加える。
【0081】これは米国特許USP5,129,797として登録済
みの技術である。
みの技術である。
【0082】図5においてA−Aは回転軸206の回転
中心をB−Bは斜板スラスト軸受216の或る瞬間にお
ける回転平面をC−Cはこの時のボール係合平面をD−
Dは回転軸206の回転断面をE−Eはこの瞬間におけ
る斜板218の支持中心軸をそれぞれ示している。
中心をB−Bは斜板スラスト軸受216の或る瞬間にお
ける回転平面をC−Cはこの時のボール係合平面をD−
Dは回転軸206の回転断面をE−Eはこの瞬間におけ
る斜板218の支持中心軸をそれぞれ示している。
【0083】この機構において、穴明きボール247は
回転係止軸246の外周部に係合されて、本来的には回
転係止軸246の図示左右方向に摺動自由にされてい
る。
回転係止軸246の外周部に係合されて、本来的には回
転係止軸246の図示左右方向に摺動自由にされてい
る。
【0084】回転係止軸246,穴明きボール247,
斜板に設けられたボール受け穴248は3組のセットとす
ることが必要数量を満たし、経済的なので望ましい。
斜板に設けられたボール受け穴248は3組のセットとす
ることが必要数量を満たし、経済的なので望ましい。
【0085】この図に示す実施例では、A−A,B−B
面内におけるベアリング216の中心点,ボール係合平
面の中心点が一点で交わっているため、ベアリング21
6の中心は不動で、軸傾斜旋回運動のみを起こす。この
時、穴明きボール247は面B−B及び面D−Dの中間
の平面に位置するように、回転係止軸246およびボー
ル受け穴248を摺動する。この関係は、回転係止軸2
46が固定されているときには斜板218の回転を固定
して、軸傾斜旋回運動のみを許すこととなる。図6は回
転防止機構の他の一実施例を示す説明図であり、図5と
同一の部分は同一の記号を付してある。
面内におけるベアリング216の中心点,ボール係合平
面の中心点が一点で交わっているため、ベアリング21
6の中心は不動で、軸傾斜旋回運動のみを起こす。この
時、穴明きボール247は面B−B及び面D−Dの中間
の平面に位置するように、回転係止軸246およびボー
ル受け穴248を摺動する。この関係は、回転係止軸2
46が固定されているときには斜板218の回転を固定
して、軸傾斜旋回運動のみを許すこととなる。図6は回
転防止機構の他の一実施例を示す説明図であり、図5と
同一の部分は同一の記号を付してある。
【0086】図6の図5からの相違点は、ベアリング2
16の回転平面をA−AおよびB−Bの交点から、図示
右方向に移動させたことである。
16の回転平面をA−AおよびB−Bの交点から、図示
右方向に移動させたことである。
【0087】ベアリング216の中心は斜軸E−E上に
ある必要があるので、BE点で示されるように、回転軸
A−Aから離れた位置にあるので、ベアリング全体が偏
芯回転運動を行うこととなる。これはベアリングに対し
て余分な荷重を負担させることとなるので、望ましいこ
とではない。
ある必要があるので、BE点で示されるように、回転軸
A−Aから離れた位置にあるので、ベアリング全体が偏
芯回転運動を行うこととなる。これはベアリングに対し
て余分な荷重を負担させることとなるので、望ましいこ
とではない。
【0088】図5に示す構成が適用されることが望まし
い。
い。
【0089】図5に戻って更に検討を加える。
【0090】今、斜板218の左端面に着目すると、斜
板軸E−Eとの交点は中心軸A−Aよりも図示下部に位
置している。仮に着目する面がB−Bよりも右側に或る
場合にはA−Aよりも図示上部側に位置することとな
る。
板軸E−Eとの交点は中心軸A−Aよりも図示下部に位
置している。仮に着目する面がB−Bよりも右側に或る
場合にはA−Aよりも図示上部側に位置することとな
る。
【0091】この現象は当然斜板の外周部でも生じてお
り、偏心運動が生じ、その偏芯方向と量とはE−E軸上
の位置によって変わることを示す。
り、偏心運動が生じ、その偏芯方向と量とはE−E軸上
の位置によって変わることを示す。
【0092】この現象は次のように利用可能である。
【0093】図7は可撓性隔絶体214の変形態様を示
す説明図である。
す説明図である。
【0094】可撓性隔絶体としては信頼性の点から金属
ベローズ、特には耐腐食性の点からステンレス金属が選
択され得る。
ベローズ、特には耐腐食性の点からステンレス金属が選
択され得る。
【0095】可撓体214には略示される駆動支持部2
05がその端部で溶接され固定されている。
05がその端部で溶接され固定されている。
【0096】可撓体の他端部に可撓性隔絶体終端部21
7がこれも溶接されて、記述の方法により、ここでは図
示しない斜板に取り付けられる。
7がこれも溶接されて、記述の方法により、ここでは図
示しない斜板に取り付けられる。
【0097】この際、可撓体の上端部が図5に示した関
係にあるB−B面に一致するように取り付けられると、
可撓体の上部中心は偏芯せずに図7Aに示すように傾斜
面旋回運動を行うこととなる。これは可撓体の内部応力
にとって必ずしも望ましくなく、図7Bに示すごとく偏
芯量Eを持った偏心運動を伴った傾斜面旋回運動とした
方が望ましいことがある。
係にあるB−B面に一致するように取り付けられると、
可撓体の上部中心は偏芯せずに図7Aに示すように傾斜
面旋回運動を行うこととなる。これは可撓体の内部応力
にとって必ずしも望ましくなく、図7Bに示すごとく偏
芯量Eを持った偏心運動を伴った傾斜面旋回運動とした
方が望ましいことがある。
【0098】この際、図5,図6を用いて説明した関係
を利用し偏芯量を最適化することが可能である。
を利用し偏芯量を最適化することが可能である。
【0099】図8は今まで概略説明を行っていたチェッ
ク弁の一実施例を示すものである。吸入チェック弁23
4および吐出チェック弁は基本的に同一の構造を採って
いる。弁外筒801には外周部にチェック弁シール23
7を取り付けるための封止溝802が設けられ、中央部
にはガイド穴811が開けられ、この中に可動弁体80
6が摺動自在に保持される。弁外筒801の図示左端部
にはが設けられ、この穴に続いてテーパ形状をしたシー
ト部が形成される。
ク弁の一実施例を示すものである。吸入チェック弁23
4および吐出チェック弁は基本的に同一の構造を採って
いる。弁外筒801には外周部にチェック弁シール23
7を取り付けるための封止溝802が設けられ、中央部
にはガイド穴811が開けられ、この中に可動弁体80
6が摺動自在に保持される。弁外筒801の図示左端部
にはが設けられ、この穴に続いてテーパ形状をしたシー
ト部が形成される。
【0100】ガイド穴811の右端部近傍には、内径拡
大部が設けられている。
大部が設けられている。
【0101】可動弁体806の右端部はテーパ形状とさ
れて弁外筒801のシート部と係合する。可動弁体80
6の内部には中空部807が、この中空部と外面とを連
通させる逃がし穴808が設けられている。
れて弁外筒801のシート部と係合する。可動弁体80
6の内部には中空部807が、この中空部と外面とを連
通させる逃がし穴808が設けられている。
【0102】弁外筒801のガイド穴811の左端部に
は中空のスプリング止め810が圧入係止され、このス
プリング止め810と可動弁体806の左端部との間に
スプリング809が弾発状態で係止されている。
は中空のスプリング止め810が圧入係止され、このス
プリング止め810と可動弁体806の左端部との間に
スプリング809が弾発状態で係止されている。
【0103】この構成において、可動弁体806は適当
な力で弁外筒801のシート部に押し付けられ密封を保
っているので、可動弁体の図示左側からの圧力には通流
を拒むように作用する。一方右側からの圧力が一定の大
きさに達すると、可動弁体にかかる左側からの力がスプ
リング809の力よりも大きくなって、可動弁体を図示
左側に移動させ、テーパ部内径拡大部803,逃がし穴
808,中空部807の経路を経て燃料は図示右から左
への流れが形成される。
な力で弁外筒801のシート部に押し付けられ密封を保
っているので、可動弁体の図示左側からの圧力には通流
を拒むように作用する。一方右側からの圧力が一定の大
きさに達すると、可動弁体にかかる左側からの力がスプ
リング809の力よりも大きくなって、可動弁体を図示
左側に移動させ、テーパ部内径拡大部803,逃がし穴
808,中空部807の経路を経て燃料は図示右から左
への流れが形成される。
【0104】図9に示す他の実施例について説明する。
【0105】本図では図2に示した実施例と異なる部分
にのみ説明番号を付してあり、削除された部品は図示か
ら省いてある。
にのみ説明番号を付してあり、削除された部品は図示か
ら省いてある。
【0106】まず第1の相違点は回転防止機構が省かれ
たことである。
たことである。
【0107】これは可撓性隔絶体の材料厚みを増やす等
して、回転抵抗力を高めたもので、部品削減の効果を生
じる。
して、回転抵抗力を高めたもので、部品削減の効果を生
じる。
【0108】この場合プランジャに作用する燃料圧力,
プランジャ内のバネ力が斜板218を抑え込む力として
作用して機構が成り立つ。またこの場合でも図5を用い
て述べた偏心運動の関係は変わらず、ベアリング取付け
面と可撓性隔絶体の位置関係によって決定され偏心運動
量を任意に選定することができる。
プランジャ内のバネ力が斜板218を抑え込む力として
作用して機構が成り立つ。またこの場合でも図5を用い
て述べた偏心運動の関係は変わらず、ベアリング取付け
面と可撓性隔絶体の位置関係によって決定され偏心運動
量を任意に選定することができる。
【0109】第2の相違点は絞り245を削除したもの
であるこの場合燃料供給は図2の場合には溢流部であっ
た接続口側から行われ、中央の燃料供給通路244から
吸入通路239を経て行われる。この場合隔絶領域の外
側には圧力を持った燃料が存在することとなる。
であるこの場合燃料供給は図2の場合には溢流部であっ
た接続口側から行われ、中央の燃料供給通路244から
吸入通路239を経て行われる。この場合隔絶領域の外
側には圧力を持った燃料が存在することとなる。
【0110】第3の相違点は駆動支持部205の一部に
隔絶領域と通じる通路903を持った突出部901を設
けてポンプボディと封止部材902と密封的に係合させ
たことである。
隔絶領域と通じる通路903を持った突出部901を設
けてポンプボディと封止部材902と密封的に係合させ
たことである。
【0111】これにより封止領域への潤滑剤供給が可能
になるばかりでなく、この領域の圧力検出装置の接続が
可能となり、隔絶体の外部が正常時の隔絶体内部の圧力
より高い場合には隔絶体内部の圧力上昇を検出判断する
ことにより、隔絶体の故障を検出することが可能とな
る。これは隔絶体内部の圧力を初期時において、真空に
保つ場合においても適用できる。
になるばかりでなく、この領域の圧力検出装置の接続が
可能となり、隔絶体の外部が正常時の隔絶体内部の圧力
より高い場合には隔絶体内部の圧力上昇を検出判断する
ことにより、隔絶体の故障を検出することが可能とな
る。これは隔絶体内部の圧力を初期時において、真空に
保つ場合においても適用できる。
【0112】ここに述べた実施例はそれぞれの組み合わ
せにおいて、それぞれの効果が期待され組み合わせが限
定されるものではないことを付記する。
せにおいて、それぞれの効果が期待され組み合わせが限
定されるものではないことを付記する。
【0113】
【発明の効果】上記の説明で明らかなごとく、本発明を
適用することにより小形で脈動の少ない筒内直接噴射装
置に好適なガソリンポンプの提供が可能となる。
適用することにより小形で脈動の少ない筒内直接噴射装
置に好適なガソリンポンプの提供が可能となる。
【0114】特に、回転運動を斜板の軸傾斜旋回運動に
変換する運動変換機構部を可撓性隔絶体で他から隔絶し
て、ガソリンとの接触をなくしたことにより、運動変換
機構部の荷重支持体の潤滑上の問題が解決され、回転軸
シール部もガソリンとの接触がなくなるので摩耗,漏洩
等の問題から開放される。
変換する運動変換機構部を可撓性隔絶体で他から隔絶し
て、ガソリンとの接触をなくしたことにより、運動変換
機構部の荷重支持体の潤滑上の問題が解決され、回転軸
シール部もガソリンとの接触がなくなるので摩耗,漏洩
等の問題から開放される。
【0115】また前記隔絶領域中を適量の潤滑油で満た
した場合には新しい空気との接触が防止されて、潤滑油
の劣化が防止され、もって信頼性の高いポンプが提供で
きる。
した場合には新しい空気との接触が防止されて、潤滑油
の劣化が防止され、もって信頼性の高いポンプが提供で
きる。
【0116】また供給燃料の一部を低圧化して斜板とプ
ランジャとの接触部に導くことにより、該接触部の冷却
および潤滑の効果を発揮でき、摩耗,摩擦力を低減させ
た信頼性の高いポンプを供給できる。
ランジャとの接触部に導くことにより、該接触部の冷却
および潤滑の効果を発揮でき、摩耗,摩擦力を低減させ
た信頼性の高いポンプを供給できる。
【0117】同様に上記の燃料を隔絶体の外部に導くよ
うに構成することにより、隔絶体内部の運動変換機構,
潤滑油を冷却する効果により、信頼性の高いポンプを供
給できる。
うに構成することにより、隔絶体内部の運動変換機構,
潤滑油を冷却する効果により、信頼性の高いポンプを供
給できる。
【0118】吸入および吐出チェック弁をプランジャ筒
数に合わせて放射状に配置し吐出チェック弁を内周部に
配置することにより、高圧燃料の反力によるポンプ軸方
向の解離力が低減でき、小形で信頼性の高いポンプの実
現に効果を与える。
数に合わせて放射状に配置し吐出チェック弁を内周部に
配置することにより、高圧燃料の反力によるポンプ軸方
向の解離力が低減でき、小形で信頼性の高いポンプの実
現に効果を与える。
【0119】斜板の回転運動を積極的に防止する回転防
止機構を用いることにより、可撓性隔絶体にかかる回転
力を解消させて、隔絶体にかかる応力を緩和させ、信頼
性の高いポンプが提供できる。
止機構を用いることにより、可撓性隔絶体にかかる回転
力を解消させて、隔絶体にかかる応力を緩和させ、信頼
性の高いポンプが提供できる。
【0120】また圧力を持った供給燃料を隔絶体の外側
から燃料通路を介して吸入チェック弁の吸入側に導いた
場合には溢流部が不要となり、配管が簡略化できる。
から燃料通路を介して吸入チェック弁の吸入側に導いた
場合には溢流部が不要となり、配管が簡略化できる。
【0121】また可撓性隔絶体の端部の旋回偏心量を該
隔絶体の特性に合わせて適当に選択して可撓体にかかる
応力を緩和させ、もって信頼性の高いポンプを提供する
ことができる。
隔絶体の特性に合わせて適当に選択して可撓体にかかる
応力を緩和させ、もって信頼性の高いポンプを提供する
ことができる。
【0122】また可撓性隔絶体の内部の圧力が監視でき
る接続部を設けることにより、隔絶体の破損,異常が検
出でき、もって安全な車両の実現に貢献することができ
る。
る接続部を設けることにより、隔絶体の破損,異常が検
出でき、もって安全な車両の実現に貢献することができ
る。
【図1】本発明が適用される内燃機関用筒内直接噴射装
置の構成を示す構成図。
置の構成を示す構成図。
【図2】本発明の位置実施例を示すポンプの断面図。
【図3】図2に示したポンプを記号III−IIIから見た平
面図。
面図。
【図4】図2に示したポンプを記号IV−IVから見た平面
図。
図。
【図5】回転防止機構の一実施例の機構を示す説明図。
【図6】回転防止機構の他の一実施例の機構を示す説明
図。
図。
【図7】可撓性隔絶体の変形態様を示す説明図。
【図8】図2に示すチェック弁の一実施例を示す断面
図。
図。
【図9】他の実施例を適用したポンプの断面図。
1…タンク、2…低圧ポンプ、4…低圧レギュレータ、
7…圧力センサ、8,11…アキュムレータ、12…高
圧レギュレータ、200…高圧ポンプ、205…駆動支
持部、206…回転軸、214…可撓性隔絶体、21
5,216…軸受(ベアリング)、217…可撓性隔絶
体終端部、225…スリーブ、228…プランジャ、2
34…吸入チェック弁、235…吐出チェック弁、24
6…回転係止軸、247…穴開きボール、248…ボー
ル受け穴。
7…圧力センサ、8,11…アキュムレータ、12…高
圧レギュレータ、200…高圧ポンプ、205…駆動支
持部、206…回転軸、214…可撓性隔絶体、21
5,216…軸受(ベアリング)、217…可撓性隔絶
体終端部、225…スリーブ、228…プランジャ、2
34…吸入チェック弁、235…吐出チェック弁、24
6…回転係止軸、247…穴開きボール、248…ボー
ル受け穴。
Claims (13)
- 【請求項1】内燃機関回転によって駆動される回転軸を
有し、該回転軸の回転運動が斜板軸傾斜旋回運動に変換
され、該斜板の軸方向運動成分によって、燃料を加圧圧
縮して昇圧するように構成されたポンプにおいて、該回
転軸の回転運動を斜板の傾斜軸旋回運動に変換する運動
変換機構部を可撓性隔絶体で他から隔絶したことを特徴
とする燃料ポンプ。 - 【請求項2】前記隔絶体内部には潤滑油を保有すること
を特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。 - 【請求項3】傾斜軸旋回運動を行う斜板には回転防止機
構が係合されて、回転運動が規制されるように構成され
ることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。 - 【請求項4】前記隔絶部には前記内燃機関の燃料が防止
されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載
の燃料ポンプ。 - 【請求項5】前記隔絶部の内部に不活性ガスが封入され
ていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。 - 【請求項6】前記隔絶体の内部の圧力は、封入された潤
滑油の蒸気圧を除き真空であることを特徴とする請求項
1記載のポンプ。 - 【請求項7】前記隔絶体の端面中心点が移動しないで傾
斜面旋回運動が生じるように構成されたことを特徴とす
る請求項1記載の燃料ポンプ。 - 【請求項8】前記隔絶体の端面中心点が偏心回転運動を
しながら傾斜面旋回運動が生じるように構成されたこと
を特徴とする請求項1記載の燃料ポンプ。 - 【請求項9】圧力を有する供給燃料の一部を、絞り(2
45)を介して燃料溢流領域に放出してより低圧の燃料
を得るように構成したことを特徴とす請求項1記載の燃
料ポンプ。 - 【請求項10】前記燃料溢流領域は前記斜板と前記加圧
圧縮部との接触部を包含することを特徴とする請求項9
記載の燃料ポンプ。 - 【請求項11】前記隔絶体の内部圧力が検出出来る接続
部を有していることを特徴とする請求項1記載の燃料ポ
ンプ。 - 【請求項12】外部からの回転を伝える回転軸と、 前記回転軸の端部に固定され、回転軸と共に回転し、前
記回転軸の軸方向と異なる方線方向を有する面を備える
斜面体と、 複数個の、燃料を加圧する加圧室と、 前記斜面体の回転運動を往復運動に変え前記加圧室に伝
える運転変換部と、を備えた燃料ポンプにおいて、 前記斜面体と前記運動変換部との摺接部と、前記斜面体
とを可撓性部分を有する隔絶体により他から隔離するこ
とを特徴とする燃料ポンプ。 - 【請求項13】筒内に直接燃料を噴射する筒内噴射式内
燃機関と、 前記燃料を噴射する燃料噴射弁と、 前記燃料を加圧する請求項1または12記載の燃料ポン
プと、を備えた燃料ポンプシステム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7270880A JPH09112408A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 燃料ポンプ |
US08/733,323 US6210127B1 (en) | 1995-10-19 | 1996-10-17 | Fuel pump |
DE19643134A DE19643134C2 (de) | 1995-10-19 | 1996-10-18 | Kraftstoffpumpe |
US09/283,276 US6074175A (en) | 1995-10-19 | 1999-04-01 | Fuel pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7270880A JPH09112408A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 燃料ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09112408A true JPH09112408A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17492259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7270880A Pending JPH09112408A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 燃料ポンプ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6210127B1 (ja) |
JP (1) | JPH09112408A (ja) |
DE (1) | DE19643134C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1082353A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-03-31 | Hitachi Ltd | 燃料ポンプ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2001003839A (ja) | 1999-06-21 | 2001-01-09 | Hitachi Ltd | 高圧燃料ポンプ |
DE19936662A1 (de) | 1999-08-04 | 2001-02-15 | Pierburg Ag | Axialkolbenpumpe |
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US6227167B1 (en) * | 2000-04-20 | 2001-05-08 | Mannesmann Rexroth Corporation | Suction controlled pump for HEUI systems |
US6672285B2 (en) | 2000-04-20 | 2004-01-06 | Bosch Rexroth Corporation | Suction controlled pump for HEUI systems |
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US20060013699A1 (en) * | 2004-07-16 | 2006-01-19 | Chong-Liang Lin | Hydraulic pump |
JP4353288B2 (ja) * | 2007-08-08 | 2009-10-28 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料ポンプ |
JP4740983B2 (ja) * | 2008-06-18 | 2011-08-03 | 三菱電機株式会社 | 燃料供給装置 |
EP2302195B1 (en) * | 2009-02-20 | 2014-04-09 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | High-pressure fuel feed pump, and discharge valve unit used therein |
DE102015212362B3 (de) * | 2015-07-01 | 2016-09-22 | Magna Powertrain Bad Homburg GmbH | Kompressor mit Ventil sowie Verfahren zum Betrieb desselben |
US20170184097A1 (en) | 2015-12-29 | 2017-06-29 | Ge Oil & Gas Esp, Inc. | Linear Hydraulic Pump for Submersible Applications |
US20170184089A1 (en) * | 2015-12-29 | 2017-06-29 | Ge Oil & Gas Esp, Inc. | Rotary Hydraulic Pump with ESP Motor |
US10611976B2 (en) | 2017-01-17 | 2020-04-07 | Praxair Technology, Inc. | Thermochemical regeneration with superadiabatic flame temperature |
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US2809868A (en) * | 1953-10-01 | 1957-10-15 | Sabre Res Corp | Fuel pump and fuel injector combination |
DE2922307A1 (de) * | 1978-06-02 | 1979-12-06 | Hitachi Ltd | Taumelscheiben-verdichter |
FR2476762A2 (fr) * | 1980-02-22 | 1981-08-28 | Leduc & Fils Rene | Pompe hydraulique a plateau biais pouvant tourner dans les deux sens |
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JPS6287679A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-22 | Sanden Corp | 容量可変型圧縮機 |
JPS6324386U (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-17 | ||
DE3810687A1 (de) * | 1988-03-29 | 1989-10-12 | Wacker Chemie Gmbh | Wellendurchfuehrung |
JPH0327886U (ja) * | 1989-07-26 | 1991-03-20 | ||
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-
1995
- 1995-10-19 JP JP7270880A patent/JPH09112408A/ja active Pending
-
1996
- 1996-10-17 US US08/733,323 patent/US6210127B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-18 DE DE19643134A patent/DE19643134C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-04-01 US US09/283,276 patent/US6074175A/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6074175A (en) | 2000-06-13 |
DE19643134A1 (de) | 1997-04-24 |
DE19643134C2 (de) | 1999-04-01 |
US6210127B1 (en) | 2001-04-03 |
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