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JPH09103002A - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

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Publication number
JPH09103002A
JPH09103002A JP7258988A JP25898895A JPH09103002A JP H09103002 A JPH09103002 A JP H09103002A JP 7258988 A JP7258988 A JP 7258988A JP 25898895 A JP25898895 A JP 25898895A JP H09103002 A JPH09103002 A JP H09103002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
inverter
control mode
electric vehicle
voltage control
Prior art date
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Pending
Application number
JP7258988A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Igawa
川 英 一 井
Haruhisa Takamura
村 晴 久 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7258988A priority Critical patent/JPH09103002A/ja
Publication of JPH09103002A publication Critical patent/JPH09103002A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、日常使用される電気自動車
に、独立の非常用電源装置や電源車に代わりうる機能を
持たせた電気自動車を提供すること。 【解決手段】 蓄電池(1)と、この蓄電池の直流出力
を可変周波数・可変電圧の制御モードまたは固定周波数
・固定電圧の制御モードで交流出力に変換しうるインバ
ータ(2)と、可変周波数・可変電圧の制御モードで運
転されるインバータの交流出力によって駆動される交流
電動機(3)と、固定周波数・固定電圧の制御モードで
運転されるインバータの交流出力を導出する非常時用出
力端子(9)とを備えた電気自動車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保全の取組の一環とし
て、自動車の排気ガスへの対策が進められている。中で
も電気自動車は、排気ガスの問題だけでなく、騒音問題
や資源節約の面からも注目され、すでにある程度の普及
促進が図られている。大型自動車については、蓄電池容
量の問題から、ディーゼルエンジンと発電電動機を組み
合わせたハイブリッド型の電気自動車が試みられてい
る。
【0003】一方、地震や台風などの自然災害が発生し
た場合、系統電源の遮断による電力供給の停止は、電化
の進んだ今日において、人々の生活や地域に多大な影響
を与える。このため従来は系統電源が復旧するまでの期
間だけ限定的に使用するために、建物内では蓄電池にエ
ンジン駆動発電機を組み合わせた非常用電源設備を設置
したり、野外ではエンジン駆動型の電源車を配備したり
することが行われている。
【0004】図10は電気自動車における電気系統の最
も典型的な一構成例を示すものである。図のシステム
は、蓄電池1、インバータ2、交流電動機3および制御
装置4を備え、蓄電池1の直流出力電圧を制御装置4の
制御のもとにインバータ2によって可変電圧・可変周波
数(VVVF)の交流に変換し、その交流出力電圧によ
り交流電動機3を可変速制御する。電動機3により自動
車の主推進軸が駆動される。この種の電気自動車のエネ
ルギー補給すなわち蓄電池1の再充電は、エンジン駆動
車のそれとは異なり、急速に行うことはできず、そのた
め蓄電池1に蓄えられている電気エネルギーを消費しき
ると、かなり長い時間をかけて再充電をしなければなら
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すような従
来の電気自動車における蓄電池1およびインバータ2か
らなる電源装置は自動車本来の目的に沿って移動エネル
ギーの利用が主である。したがって、一般的には非常用
電源装置として必要な電気エネルギーを持っているにも
かかわらず、災害発生時などの非常時に電気自動車は身
近にあり、移動手段としての用途はあるものの、道路の
寸断などにより移動困難になった場合は電気エネルギー
が死蔵されることになる。一方、非常時に非常用電源装
置や電源車は身近に必要なものではあるが、接地場所や
設備費用、メンテナンス等の問題から、多数の設置や配
備は困難であり、また、系統電源と同様に被害を受けて
利用できないことも起こりうる。
【0006】したがって本発明は、簡易な構成で、非常
用電源装置や電源車に代わりうる電気自動車を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の電気自動車は、蓄電池と、この蓄電池
の直流出力を可変周波数・可変電圧の制御モードまたは
固定周波数・固定電圧の制御モードで交流出力に変換し
うるインバータと、可変周波数・可変電圧の制御モード
で運転されるインバータの交流出力によって駆動される
交流電動機と、固定周波数・固定電圧の制御モードで運
転されるインバータの交流出力を導出する非常時用出力
端子とを備えたものである。
【0008】請求項2記載の電気自動車は、請求項1記
載の電気自動車において、非常時用出力端子に導出され
る固定周波数・固定電圧の交流出力が運転停止中の交流
電動機の巻線インダクタンスを通して導かれるように切
り換えるスイッチを備えたものである。
【0009】請求項3記載の電気自動車は、蓄電池と、
この蓄電池の直流出力を可変周波数・可変電圧の制御モ
ードまたは固定周波数・固定電圧の制御モードで運転し
うるインバータと、可変周波数・可変電圧の制御モード
で運転されるインバータの交流出力によって駆動される
交流電動機と、この交流電動機を補助駆動する内燃機関
と、固定周波数・固定電圧の制御モードで運転されるイ
ンバータの交流出力および発電機として運転される交流
電動機の交流出力を導出する非常時用出力端子とを備え
たものである。
【0010】請求項4記載の電気自動車は、蓄電池と、
可変周波数・可変電圧の制御モードまたは固定周波数・
固定電圧の制御モードでインバータまたは整流器として
運転しうる電力変換器と、固定周波数・固定電圧の制御
モードでインバータ運転される電力変換器の交流出力を
導出する非常時用出力端子と、自動車を推進しうる能力
を有する内燃機関と、可変周波数・可変電圧の制御モー
ドでインバータ運転される電力変換器の交流出力によっ
て駆動され、内燃機関と共同して自動車を推進させると
ともに、内燃機関により駆動されて発電機として機能
し、その発電電圧を入力として可変周波数・可変電圧の
制御モードで整流器運転される電力変換器の直流出力に
よって蓄電池を充電させる交流電動機とを備えたもので
ある。
【0011】請求項5記載の電気自動車は、請求項3記
載の電気自動車において、インバータの出力電流を検出
する電流検出装置と、この電流検出装置によって検出さ
れた出力電流を有効電流および無効電流に分離する座標
変換器と、この座標変換器によって分離された有効電流
を所定値に制御するための速度指令を演算する電流制御
手段と、この電流制御手段によって算出された速度指令
に基づいて内燃機関の速度を制御する速度制御手段とを
備えたものである。
【0012】請求項6記載の電気自動車は、請求項1な
いし4のいずれかに記載の電気自動車において、蓄電池
の出力電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手
段によって検出された電圧が所定値以下か否かを判定す
る判定手段と、この判定手段によって検出電圧が所定値
以下であると判定されたとき非常時用出力端子への電力
供給を停止する手段とを備えたものである。
【0013】請求項7記載の電気自動車は、請求項1な
いし4のいずれかに記載の電気自動車において、蓄電池
と並列に外部直流電源を接続する端子を備えたものであ
る。
【0014】請求項8記載の電気自動車は、請求項1な
いし4のいずれかに記載の電気自動車において、蓄電池
を他の電気自動車の蓄電池と並列接続する端子を備えた
ものである。
【0015】請求項9記載の電気自動車は、請求項1な
いし4のいずれかに記載の電気自動車において、蓄電池
からの直流電力を可変周波数・可変電圧の制御モードま
たは固定周波数・固定電圧の制御モードで交流出力に変
換しうる補助インバータと、この補助インバータの交流
出力端から導出された第2の非常時用出力端子と、可変
周波数・可変電圧の制御モードで運転される補助インバ
ータの交流出力を車内の電気負荷に供給し、固定周波数
・固定電圧の制御モードで運転される補助インバータの
交流出力を第2の非常時用出力端子に供給する手段とを
備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は請求項1の実施形態を示す
ものである。図1の電気自動車が、蓄電池1の直流出力
電圧をインバータ2によって交流に変換し、その交流出
力電圧により交流電動機3を可変速駆動し、電動機3に
より自動車の主推進軸を駆動する、という基本原理は図
10を参照して説明したところとなんら変わりがない。
インバータ2は制御装置4により常時は可変電圧・可変
周波数(VVVF)制御され、しかも電圧制御はパルス
幅変調(PWM)制御によって遂行される。しかし、こ
こでは制御装置4はインバータ2が商用周波数・商用電
圧に固定した交流を出力するような制御すなわち固定電
圧・固定周波数(CVCF)制御をすることもできる。
インバータ2と交流電動機3との間にスイッチ5のa接
点が挿入され、インバータ2とスイッチ5との接続点か
らスイッチ5のb接点を介して分岐線6が分岐されてい
る。分岐線6には直列接続のフィルタ7および絶縁変圧
器8を介して非常時用出力端子9が導出されている。な
お、インバータ2および交流電動機3は三相型または単
相型であるが、ここでは三相型であるが、単線図で表現
されているものとする。
【0017】通常運転時は、スイッチ5のa接点が投入
されることによりインバータ2と交流電動機3を接続
し、制御装置4の指令に基づき、蓄電池1に蓄えられた
電気エネルギーによりインバータ2をVVVF制御し、
その出力により交流電動機3を駆動する。非常用電源が
必要になった場合は、電気自動車を停止とした後、スイ
ッチ5を切り換えて交流電動機3を切り離すとともに、
それに連動させて制御装置4をVVVF制御からCVC
F制御に切り換えて、蓄電池1に蓄えられた電気エネル
ギーをインバータ2によりPWM交流波形でスイッチ5
のb接点を介して分岐線6に導く。分岐線6に導かれた
CVCF制御出力はフィルタ7によりほぼ正弦波に成形
され、非常時用出力端子9から取り出して用いることが
できる。
【0018】なお、出力端子9に接続される負荷いかん
によっては必ずしも正弦波である必要はなく、PWM波
形のままでもよい。その場合はフィルタ7を設ける必要
性がなくなる。絶縁変圧器8は文字通り絶縁のための機
能を発揮するのみならず、電圧を一定比で上げたり、逆
に下げたりするのに役立つ。さらに、分岐線6に直列の
スイッチ5のb接点はこれを省略し、インバータ2の出
力端が常時、分岐線6に接続され、非常時用出力端子9
に常時、交流出力を発生するようにすることもできる。
ただし、その場合、自動車の走行速度に応じて周波数お
よび電圧が変化するので、フィルタ7の電源側に接続端
子10を設けておき、非常時以外はフィルタ7および絶
縁変圧器8を外しておくようにしてもよい。
【0019】以上述べた図1の実施形態によれば、簡易
な構成で、非常用電源装置や電源車としても用いうる電
気自動車を提供することができる。
【0020】図2は請求項2の実施形態を示すものであ
る。この実施形態は正弦波出力電源機能を付加したもの
である。インバータ2と電動機3とを接続する三相接続
線のうち、任意の1相にのみスイッチ5の接点を挿入
し、その両端から一対の分岐線6a,6bを導出する。
両分岐線6a,6b間にフィルタコンデンサ7cを接続
し、さらに非常時用出力端子9に接続する。
【0021】図2のシステムの通常運転時は図1を参照
して述べた図1の実施形態と同様である。非常用電源が
必要になった場合は、電気自動車を停止した後、スイッ
チ5によりインバータ2と交流電動機3とを接続する接
続線を開路する。これにより一方の分岐線6aにはイン
バータ2のある1相の出力が直接に導かれ、他方の分岐
線6bにはインバータ2の他の相の出力が電動機3の巻
線インダクタンス3rを通して導かれる。このときはま
た、スイッチ5の切換に連動して制御装置4がVVVF
制御からCVCF制御に切り換えられる。こうすること
により、蓄電池1の直流出力はインバータ2から交流電
動機3の巻線インダクタンス3rおよびフィルタ7を介
して非常時用出力端子9に単相交流として導かれる。こ
の場合、電動機3の巻線インダクタンス3rをフィルタ
コンデンサ7cと組み合わせてフィルタを構成する。
【0022】したがって、この実施形態によれば、交流
電動機7の巻線インダクタンス3rをフィルタコンデン
サ7cと組み合わせてフィルタを構成するので、独立の
フィルタリアクトルを大幅にまたは全く省略することが
でき、簡易な構成で品質の高い単相電力を供給すること
ができる。
【0023】図3は請求項3の実施形態を示すものであ
る。この実施形態はPWM交流出力電源機能を付加した
ものである。この実施形態においては、交流電動機3の
端子から直接に分岐線6が分岐され、さらにフィルタを
設けることなく分岐線6が直接に非常時用出力端子9に
接続されている。また、電動機3には補助駆動用の内燃
機関11が連結されている。
【0024】通常運転時、蓄電池1の直流出力により、
制御装置4の指令に基づいてインバータ2にPWM交流
出力を発生させて交流電動機3を駆動するとともに、内
燃機関11を補助駆動する。非常用電源が必要な場合
は、制御装置4をVVVF制御からCVCF制御に切り
換えるともに、交流電動機5を内燃機関11によって駆
動されインバータ2と同期運転される交流発電機として
機能させ、内燃機関11の速度制御により、出力端子9
にPWM交流出力を供給する。
【0025】この実施形態によれば、電動機3とインバ
ータ2との間にスイッチを設けることなく両者を常時、
接続したままとするので、構成の簡素化や機能切り換え
の簡素化を図ることができる。また、内燃機関による発
電が可能であるため、非常用電源装置として長時間安定
に交流電力を供給することができる。
【0026】図4は請求項4の実施形態を示すものであ
る。この実施形態はハイブリッド電気自動車に関するも
のであって、インバータ2の代わりにインバータ運転ま
たは整流器運転を選択的に行うことができる電力変換器
2Uを用い、その電力変換器2Uと電動機3との間にス
イッチ5を介挿し、さらに電動機3に内燃機関11を連
結している。さらにインバータ2の出力端から直接に分
岐線6を介して非常時用出力端子9が導出されている。
【0027】常時運転時は、スイッチ5のa接点を閉路
し制御装置4によりインバータ2をVVVF制御して交
流電動機3を可変速駆動する。内燃機関11は通常は空
転させるか、図示していないクラッチにより電動機3か
ら分離されている。
【0028】非常用電源が必要な場合は自動車運転を停
止するとともにスイッチ5の接点を開路し、制御装置4
によりインバータ2をCVCF制御して商用周波数・商
用電圧の交流電力を出力端子9から取り出す。さらにま
た、この実施形態においては蓄電池1が能力低下を来し
た場合、自動車運転停止および非常用電源不使用の状態
のもとで、スイッチ5を閉路し、制御装置4を介して電
力変換器2Uを整流器運転に切り換え、内燃機関11に
より電動機3を駆動してこれを発電機として運転する。
これにより、発電機運転の電動機3の発電電圧がスイッ
チ5を介して整流器運転の電力変換器2Uに導かれ、こ
こで直流化されて蓄電池1を充電することになる。
【0029】この実施形態においては、内燃機関11に
より駆動され発電した電動機3の発電電力を蓄電池1を
充電する。充電が完了したら、内燃機関11を停止し、
スイッチ52を開路して電動機3を切り離し、電力変換
器2UをCVCF制御のインバータ運転としてその出力
電圧を非常時用出力端子9に導く。こうすることによ
り、制御方法の簡素化と非常電源の長時間利用を図るこ
とができる。
【0030】図5は請求項5の実施形態を示すものであ
る。図5の装置は図3の装置を基本とし、それにインバ
ータ2の出力電流を可及的に抑制しうるようにしたもの
である。インバータ2の出力電流を変流器20および電
流検出器21により検出し、その検出電流とインバータ
2の出力電圧に同期した正弦波指令sin θを座標変換
器22に入力し、ここで3相/2相変換を行い、検出電
流を無効電流成分idと有効電流成分iqに分離する。
有効電流成分iqを電動機3のトルク電流成分としてト
ルク電流指令値iqと比較器23で比較し、その差
(iq−iq)を電流制御増幅器24に入力し、その
差をゼロとするように速度制御装置25を介して内燃機
関11を速度制御する。その場合、トルク電流指令値i
をゼロとすることにより蓄電池1からの有効電流の
持ち出しを無くすように制御することができる。
【0031】図6は請求項6の実施形態を示すものであ
る。この実施形態は蓄電池1に対する出力制限付きの非
常用電源機能を付加した電気自動車の一構成例を示すも
のである。図6の装置において、インバータ2に接続さ
れた蓄電池1の出力電圧を電圧検出器14で検出する。
その検出値が予め蓄電残量から求めた設定電圧にまで降
下すると、それを判定装置15により発電能力の不足と
判定し、その判定結果により制御装置4を介してインバ
ータ2を停止する。
【0032】この実施形態によれば、非常用電源を利用
した後に、自動車に対する自走可能な電気エネルギーを
蓄電池1に残しておくことができる。
【0033】図7は請求項7の実施形態を示すものであ
る。この実施形態は車載の蓄電池1から接続端子16を
導出し、その接続端子16に外部直流電源17を接続で
きるようにしたものである。外部直流電源17は電気自
動車のサービスステーションなどに準備されている大容
量の直流電源であって、大容量の蓄電池でもよいが、交
流を受電し整流器を介して整流しフィルタを介して平滑
化する電源装置であってもよい。
【0034】図7の装置は常時の自動車運転の場合の動
作態様は図3の装置と全く同様である。スイッチ5を開
路し、出力端子9を用いる非常用電源機能を利用する場
合、外部直流電源17を接続端子16に接続して車載の
蓄電池1のエネルギー不足を補い、非常用電源の長時間
利用を可能とすることができる。
【0035】図8は請求項8の実施形態を示すものであ
る。この実施形態は複数の電気自動車を用いて直流電源
の並列接続を行う場合の一構成例を示すものである。図
8の装置では、サフィックスa,b,c,…で区別した
複数台の電気自動車の各蓄電池1a,1b,1cの出力
端から1つ(最初または最後の変換器)または2つの接
続端子16a,16bを導出しておき、並列接続を行う
場合、各電気自動車を近接停車させ、接続端子16a,
16bに接続線18ab,18bc,18cd、…を接続する
ことにより各蓄電池1a,1b,1c、…を並列接続
し、合計の電源容量を増加させる。また、1号機に図示
しているように内燃機関11aを連結したハイブリッド
車を組み合わせ、そのハイブリッド車をVVVF制御に
よる内燃機関を用いた充電運転とすることにより、外部
負荷には電力を供給しながら、他の電気自動車(2号
機、3号機)の蓄電池1b,1cを充電することがで
き、長時間の給電が可能となる。なお、図において、矢
印は電力の流れの向きを示すものである。
【0036】この実施形態によれば、複数台の電気自動
車の直流電源を並列接続することにより、電源容量を増
加することができる。また、ハイブリッド車を組み合わ
せることにより、他の電気自動車の直流電源を充電する
ことができ、非常時電源として長時間の使用を可能にす
ることができる。
【0037】図9は請求項9の実施形態を示すものであ
る。この実施形態は車載の交流負荷3bに電力を供給す
るための交流電源装置を併設した例を示すものである。
図9の装置には2つの電源系統が設けられており、第1
の系統(サフィックスa)は交流電動機3aに内燃機関
11aを連結したハイブリッド型であり、第2の系統
(サフィックスb)は第1の系統の電力変換器2uaの直
流端子から分岐する形で接続された補助インバータ2
b、スイッチ5bおよび交流負荷3bが順次直列に接続
され、さらに補助インバータ2bの交流端子から、非常
時用出力端子9の代わりに、第2の非常時用出力端子1
9が導出されている。交流負荷3bは、たとえば車載の
空気調和機付属の送風機や冷凍機コンプレッサを駆動す
る電動機、照明灯などでありうる。
【0038】図9の装置においては、通常は蓄電池1a
から補助インバータ2bおよびスイッチ5bを介して交
流負荷3bに電力を供給する。補助インバータ2bは制
御装置4bによりVVVF制御される。外部に電源を取
り出す場合は、交流負荷3bをスイッチ5bで切り離
し、出力端子19に電力を供給する。その際、補助イン
バータ2bは制御装置4bによりCVCF制御に切り換
えられる。
【0039】この実施形態によれば、車載負荷用の交流
電源を利用することにより、簡易な構成で外部に電力を
供給することができる。
【0040】以上述べた各実施形態は、防災用途だけで
なく、レジャー用途、過疎地や未開地などの系統電源
(商用電源)が得られない場所や電源の不安定な場所に
おける代替電源として利用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、日常
使用される電気自動車に非常用電源機能を付加すること
により、日常生活に取り込まれている自動車を利用する
ので、電気自動車の普及に伴い、非常用電源設備の普及
を図ることができる。また、非常時専用の設備やその維
持管理が不要であるため、経済性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図2】請求項2の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図3】請求項3の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図4】請求項4の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図5】請求項5の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図6】請求項6の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図7】請求項7の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図8】請求項8の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図9】請求項9の電気自動車の実施形態を示す接続
図。
【図10】従来技術による電気自動車の接続図。
【符号の説明】
1 蓄電池 2 インバータ 2b 補助インバータ 3 交流電動機 3b 交流負荷 4 制御装置 5 スイッチ 6 分岐線 7 フィルタ 8 絶縁変圧器 9 非常時用出力端子 11 内燃機関 14 電圧検出器 15 判定装置 16 接続端子 17 外部直流電源 19 出力端子 20 変流器 21 電流検出器 22 座標変換器 23 比較器 24 電流制御増幅器 25 速度制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 9181−5H H02M 7/48 T

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓄電池と、この蓄電池の直流出力を可変周
    波数・可変電圧の制御モードまたは固定周波数・固定電
    圧の制御モードで交流出力に変換しうるインバータと、
    可変周波数・可変電圧の制御モードで運転される前記イ
    ンバータの交流出力によって駆動される交流電動機と、
    固定周波数・固定電圧の制御モードで運転される前記イ
    ンバータの交流出力を導出する非常時用出力端子とを備
    えた電気自動車。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電気自動車において、非常
    時用出力端子に導出される固定周波数・固定電圧の交流
    出力が運転停止中の前記交流電動機の巻線インダクタン
    スを通して導かれるように切り換えるスイッチを備えた
    電気自動車。
  3. 【請求項3】蓄電池と、この蓄電池の直流出力を可変周
    波数・可変電圧の制御モードまたは固定周波数・固定電
    圧の制御モードで運転しうるインバータと、可変周波数
    ・可変電圧の制御モードで運転される前記インバータの
    交流出力によって駆動される交流電動機と、この交流電
    動機を補助駆動する内燃機関と、固定周波数・固定電圧
    の制御モードで運転される前記インバータの交流出力お
    よび発電機として運転される前記交流電動機の交流出力
    を導出する非常時用出力端子とを備えた電気自動車。
  4. 【請求項4】蓄電池と、可変周波数・可変電圧の制御モ
    ードまたは固定周波数・固定電圧の制御モードでインバ
    ータまたは整流器として運転しうる電力変換器と、固定
    周波数・固定電圧の制御モードでインバータ運転される
    前記電力変換器の交流出力を導出する非常時用出力端子
    と、自動車を推進しうる能力を有する内燃機関と、可変
    周波数・可変電圧の制御モードでインバータ運転される
    前記電力変換器の交流出力によって駆動され、前記内燃
    機関と共同して自動車を推進させるとともに、前記内燃
    機関により駆動されて発電機として機能し、その発電電
    圧を入力として可変周波数・可変電圧の制御モードで整
    流器運転される前記電力変換器の直流出力によって前記
    蓄電池を充電させる交流電動機とを備えた電気自動車。
  5. 【請求項5】請求項3記載の電気自動車において、前記
    インバータの出力電流を検出する電流検出装置と、この
    電流検出装置によって検出された出力電流を有効電流お
    よび無効電流に分離する座標変換器と、この座標変換器
    によって分離された有効電流を所定値に制御するための
    速度指令を演算する電流制御手段と、この電流制御手段
    によって算出された速度指令に基づいて前記内燃機関の
    速度を制御する速度制御手段とを備えた電気自動車。
  6. 【請求項6】請求項1ないし4のいずれかに記載の電気
    自動車において、前記蓄電池の出力電圧を検出する電圧
    検出手段と、この電圧検出手段によって検出された電圧
    が所定値以下か否かを判定する判定手段と、この判定手
    段によって検出電圧が所定値以下であると判定されたと
    き前記非常時用出力端子への電力供給を停止する手段と
    を備えた電気自動車。
  7. 【請求項7】請求項1ないし4のいずれかに記載の電気
    自動車において、前記蓄電池と並列に外部直流電源を接
    続する端子を備えた電気自動車。
  8. 【請求項8】請求項1ないし4のいずれかに記載の電気
    自動車において、前記蓄電池を他の電気自動車の蓄電池
    と並列接続する端子を備えた電気自動車。
  9. 【請求項9】請求項1ないし4のいずれかに記載の電気
    自動車において、前記蓄電池からの直流電力を可変周波
    数・可変電圧の制御モードまたは固定周波数・固定電圧
    の制御モードで交流出力に変換しうる補助インバータ
    と、前記補助インバータの交流出力端から導出された第
    2の非常時用出力端子と、可変周波数・可変電圧の制御
    モードで運転される前記補助インバータの交流出力を車
    内の電気負荷に供給し、固定周波数・固定電圧の制御モ
    ードで運転される前記補助インバータの交流出力を前記
    第2の非常時用出力端子に供給する手段とを備えた電気
    自動車。
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