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JPH0910191A - 放射線撮像装置 - Google Patents

放射線撮像装置

Info

Publication number
JPH0910191A
JPH0910191A JP7159201A JP15920195A JPH0910191A JP H0910191 A JPH0910191 A JP H0910191A JP 7159201 A JP7159201 A JP 7159201A JP 15920195 A JP15920195 A JP 15920195A JP H0910191 A JPH0910191 A JP H0910191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
output
ray
subject
line sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7159201A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Adachi
晋 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP7159201A priority Critical patent/JPH0910191A/ja
Publication of JPH0910191A publication Critical patent/JPH0910191A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検体の放射線透過率の大小にかかわらず検
出される放射線強度をほぼ一定とし、量子ノイズの信号
に対する割合をほぼ同じでとすることでどの撮影部位に
対しても同質の撮像データが得られ、さらに放射線透過
率などの定量的把握もできる放射線撮像装置を提供す
る。 【構成】 ラインセンサ4の各素子の出力を積算する合
計演算器8と、この合計演算器の出力が一定になるよう
にX線管1の出力を制御するX線出力コントローラ9
と、X線管から被検体3に照射されたX線強度を測定す
る線量計6と、この線量計の出力でラインセンサ各素子
の出力を割り算するための補正演算器10を備え、この
補正演算器の出力を画像メモリ11に記憶するようにし
た。被検体の放射線透過率の大小にかかわらず得られた
データの統計変動の量は一定になるので、得られた映像
はどの撮影部位でも一定の精度となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療用の放射線撮像装置
や産業用の非破壊検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用のX線撮像装置などにおい
て、X線の検出素子として従来の写真フィルムに代わり
半導体で作られたX線検出器を1列または複数列の1次
元アレイ状に集積し、これを検出素子の並列方向とほぼ
直角な方向に走査しながら得た透過X線強度データを画
像メモリに記憶することにより2次元画像を得る撮像装
置が開発されている。図2に示すのは人体胸部用撮像装
置の概略図である。X線管21から扇状に放射されたX
線22は被検体23を透過しラインセンサ24で検出さ
れる。ラインセンサ24は図で横方向に多数のX線検出
素子が並べられているので、同時に1列のX線強度を測
定することができる。またラインセンサ24は支柱25
で支持され26の矢印で示す方向に走査できるように構
成されている。制限スリットなどによって上下方向の広
がりを制限されているX線ビーム22とラインセンサ2
4を同期して走査方向26のように走査し、得られた透
過X線強度データを画像メモリに記憶し、その画像メモ
リのデータをCRTなどの表示装置に輝度変調表示する
ことによって被検体胸部の2次元的な透過X線画像を得
ることができる。
【0003】また、この装置はラインセンサー24の走
査範囲を大きくすることにより胸部のみならず腹部も同
時に撮影できるという特徴を持っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人体胸
部はX線の透過率が高いのに対し腹部はX線があまり透
過しないため、もし胸部撮影に最適となるようにX線管
からの放射線量を調節したとすると、腹部撮影時には線
量不足となり、統計変動(量子ノイズともいう)による
ざらつきが目立つ画像となるという問題がある。これに
対する解決法としては、被写体のX線透過率の大小に応
じてX線出力を制御する方法が特開昭61−94638
号公報および特開昭61−22840号公報に開示され
ているが、前者には被写体のX線透過率の大小を検出す
る手法が明示されていない。後者には本撮影の前に一度
予備撮影を行い、その予備撮影のデータに基づいて本撮
影のX線出力を増減する方法が開示されているが、この
手法には2回の撮影を行わなければならないという問題
がある。また両者に共通する問題点として、X線出力の
増減により撮影されたデータには強い非線形性が入るた
め、画像の表示には問題はなくても、データの定量的な
解析には不都合であるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、被検体の放射線透過率の
大小にかかわらず検出される放射線強度をほぼ一定と
し、量子ノイズの信号に対する割合をほぼ同じでとする
ことでどの撮影部位に対しても同質の撮像データが得ら
れ、さらに放射線透過率などの定量的把握もできる放射
線撮像装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、放射線発生器からの放射線を被検体に照
射し、複数の放射線検出素子を並列集積したアレイ型検
出器によって前記被検体を透過した透過放射線強度を測
定しながら、このアレイ型検出器を走査することによっ
て得たデータを画像メモリに記憶して2次元画像を得る
放射線撮像装置において、前記放射線検出素子出力の一
部または全部の出力を積算する第1の演算手段と、この
第1の演算手段の出力に基づいて前記放射線発生器の出
力を制御する制御手段と、前記放射線発生器から前記被
検体に照射された放射線強度を測定する照射線検出手段
と、この照射線検出手段の出力に基づいて前記放射線検
出素子の各出力を補正するための第2の演算手段を備
え、この第2の演算手段の出力を前記画像メモリに記憶
するようにした。
【0007】
【作用】アレイ型検出器の各放射線検出素子の出力を合
計することによって検出器で検出される平均的放射線量
が測定できる。その大きさに基づいて放射線発生器の出
力を制御することでアレイ型検出器で検出される放射線
強度をほぼ一定に保つことによって、被検体の放射線透
過率の大小にかかわらず得られたデータの統計変動の量
は一定になるので、得られた映像が撮影部位にかかわら
ず同程度に鮮明な像となる。また、被検体に照射された
放射線の量は照射線検出手段によってモニターされ、そ
の値を用いてアレイ型検出器の出力が補正されるので、
放射線発生器の出力を増減したにもかかわらず被検体の
放射線透過率などの定量的な測定が可能となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す。X線管1は
放射線発生器であり、これから扇状に放射されたX線2
は人体などの被検体3を透過しアレイ型のX線検出器
(ラインセンサ)4で一度に線状として検出され、その
出力はラインセンサ出力回路5によって読み出される。
一方、照射線検出手段としての線量計6はX線管1と被
検体3の間に設置されていて、被検体3に照射されるX
線量を測定する。線量計出力回路7は線量計6の出力を
読み出すものである。ここで、ラインセンサ4は多数の
小さな固体X線検出素子を一列または複数列に並べたも
のであり、ラインセンサ出力回路5はその個々の検出素
子からの信号を増幅しコンパレータ・カウンタなどを介
してデジタルデータに変換するものである。線量計5は
ラインセンサと同様な固体X線検出素子などで構成され
たものであり、線量計出力回路7は増幅器・コンパレー
タ・カウンタなどを含んで線量計6の検出X線量をデジ
タルデータに変換するものである。そして、ラインセン
サ4をそのX線検出素子の並列方向とほぼ直角方向に走
査しながらデータを取り込むことによって、被検体3の
2次元的な透過X線像を得ることができる。この走査の
ときにはX線の走査方向の広がりを制限しているスリッ
ト(図示していない)や線量計6も同期して走査してい
る。
【0009】ここで用いているラインセンサ4の各検出
素子は入射したX線フォトンを数として計数するもので
ある。例えば人体の肺野(胸部)を撮影するときに平均
的に見て1検出素子(画素)あたり400個のフォトン
を計数したとすると、このデータには400の平方根す
なわち20カウントの統計変動(量子ノイズ)が含まれ
ることになる。一方、同じX線管出力で腹部を撮影した
ときに100個のフォトンを計数したとすると、このと
きの量子ノイズは100の平方根すなわち10カウント
となる。この場合肺野のノイズ量は全計数値の5%であ
るのに対し、腹部のノイズ量は10%となり、腹部の撮
影像には量子ノイズによるざらつきが目立つことにな
る。
【0010】そこで本実施例ではラインセンサ4に含ま
れる各検出素子からの出力すなわちラインセンサ出力回
路5の各検出素子に対応するデジタル出力を合計する合
計演算器8とその出力に基づいてX線管出力を制御する
X線出力コントローラ9を設けた。上記の例においては
肺野から腹部にラインセンサが移動した場合、ラインセ
ンサ4の出力は400カウントから100カウントと4
分の1になるため、X線出力コントローラ9はX線管出
力が約4倍となるように制御する。そうすることによっ
てラインセンサ4で計数されるX線量は約400カウン
トとなって肺野の撮影時と腹部の撮影時の量子ノイズ量
をほぼ同じにすることができる。すなわち、X線コント
ローラ9は合計演算器8の出力がある決められた一定値
になるように、管電流を変えるなどの方法でX線管1の
出力を制御するものである。
【0011】実際に被検体3に照射されたX線量は線量
計6によってモニターされ、線量計出力回路7がデジタ
ルデータに変換する。補正演算器10は線量計出力回路
7の出力に基づいて、X線管出力を変更後に得られたラ
インセンサ出力回路5の出力をX線管出力が一定である
ときに得られるであろう値になるように補正する。上記
の具体例で言うと、肺野の撮影時には線量計出力回路7
は相対値1を出力し、腹部撮影時には相対値4を出力す
る。一方ラインセンサ出力回路5の平均的出力は肺野・
腹部ともに400カウント/画素なので、補正演算器1
0はラインセンサ4の出力を線量計出力回路7の出力で
割って、肺野については400、腹部については100
の計数値を出力するのである。すなわち、補正演算器1
0はラインセンサ出力回路5の出力を線量計出力回路7
の出力(基準となる値に対する相対的な出力値)で割り
算するものである。この補正演算器10の出力データが
画像情報として画像メモリ11に記憶され、この画像メ
モリ11に記憶されたデータに基づいて、CRTなどで
構成される表示装置12に輝度変調するなどして透過X
線像が表示される。上記の例では肺野と腹部の統計変動
による誤差はともに5%であり、しかもそれぞれの部位
の測定値は相対的に正しい大小関係を保っているので、
常に定量的な考察が可能である。
【0012】また、補正演算器10は計数された値Xを
基準値X0 と定数Aを用いて Y=−Alog (X/X0 ) …… (1) で示される変換をしたのち、画像メモリ11にデータを
転送してもよい。基準値X0 を被写体3がない場合の計
数値に選べば、Yは被写体の厚みおよび単位厚さ当たり
の透過率に比例した値となる。
【0013】合計演算器8はラインセンサ4内に含まれ
る全検出素子の出力に対して演算するものであってもよ
いし、その一部、例えば被検体によって覆われる中央部
のみに対するものであってもよい。またその演算は単純
加算であってもよいし、加算した値を画素数で割った平
均値であってもよい。さらには、検出素子の位置に応じ
て適当な重みを付けて計算した平均値であってもよい。
【0014】線量計6はX線管から放射されたX線を直
接測定する半導体などでできたX線検出器であってもよ
いし、あるいは照射されたX線の直接的な測定は行わ
ず、管電流などから間接的にX線量を推定するものであ
ってもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明の放射線撮像装置では、アレイ型
検出器の各放射線検出素子の出力を合計し、その大きさ
に基づいて放射線発生器の出力を制御し、アレイ型検出
器で検出される放射線強度をほぼ一定に保つことによっ
て、被検体の放射線透過率の大小にかかわらず得られた
データの統計変動の量は一定になるので、得られた映像
はどの撮影部位でも一定精度であり、全体的に均一な撮
影が可能である。
【0016】また、被検体に照射された放射線の量は照
射線検出手段によってモニターされており、その値を用
いて放射線検出器の出力が補正されるので、放射線出力
の増減にかかわらず被検体の放射線透過率または被検体
の厚さなどの定量的な測定が可能となる。
【0017】さらに、放射線出力が装置のドリフトなど
により時間的に変動する場合でも照射線検出手段がモニ
ターしているので適当な補正を行うことができドリフト
を打ち消すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す。
【図2】放射線撮像装置の従来例を示す。
【符号の説明】
1…X線管 2…X線 3…被検体 4…ラインセンサ 5…ラインセンサ出力回路 6…線量計 7…線量計出力回路 8…合計演算器 9…X線出力コントローラ 10…補正演算器 11…画像メモリ 12…表示装置 21…X線管 22…X線 23…被検体 24…ラインセンサ 25…支柱 26…走査方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線発生器からの放射線を被検体に照
    射し、複数の放射線検出素子を並列集積したアレイ型検
    出器によって前記被検体を透過した透過放射線強度を測
    定しながら、このアレイ型検出器を走査することによっ
    て得たデータを画像メモリに記憶して2次元画像を得る
    放射線撮像装置において、前記放射線検出素子出力の一
    部または全部の出力を積算する第1の演算手段と、この
    第1の演算手段の出力に基づいて前記放射線発生器の出
    力を制御する制御手段と、前記放射線発生器から前記被
    検体に照射された放射線強度を測定する照射線検出手段
    と、この照射線検出手段の出力に基づいて前記放射線検
    出素子の各出力を補正するための第2の演算手段を備
    え、この第2の演算手段の出力を前記画像メモリに記憶
    することを特徴とする放射線撮像装置。
JP7159201A 1995-06-26 1995-06-26 放射線撮像装置 Pending JPH0910191A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7159201A JPH0910191A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 放射線撮像装置

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JP7159201A JPH0910191A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 放射線撮像装置

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ID=15688540

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JP7159201A Pending JPH0910191A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 放射線撮像装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001068294A (ja) * 1999-07-12 2001-03-16 General Electric Co <Ge> 被曝量管理/制御システムと方法
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JP2013111214A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Shimadzu Corp X線撮影装置

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