JPH0892859A - 不織布積層体の製造方法 - Google Patents
不織布積層体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0892859A JPH0892859A JP6228262A JP22826294A JPH0892859A JP H0892859 A JPH0892859 A JP H0892859A JP 6228262 A JP6228262 A JP 6228262A JP 22826294 A JP22826294 A JP 22826294A JP H0892859 A JPH0892859 A JP H0892859A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- polypropylene
- sms
- tape
- laminated material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 滅菌ラップからテープを剥がしたとき等にお
いて、層間剥離や破れの生じない不織布積層体が得られ
る製造方法を提供する。 【構成】 目付8〜40g/m2のポリプロピレンメルトブロ
ー不織布を中間層とし、このポリプロピレンメルトブロ
ー不織布の上下に熱エンボス温度が80〜125℃で製造さ
れた目付10〜40g/m2のポリプロピレンスパンボンド不織
布を上層及び下層として積層し、総目付30〜120g/m2の
3層積層体を形成する。この製造方法において、前記ポ
リプロピレンメルトブロー不織布及びポリプロピレンス
パンボンド不織布は、それぞれ別工程で製造されたもの
である。そして、不織布積層体の滅菌ラップ12で医療器
具の入った金網11を包んで、水蒸気殺菌処理をする。
いて、層間剥離や破れの生じない不織布積層体が得られ
る製造方法を提供する。 【構成】 目付8〜40g/m2のポリプロピレンメルトブロ
ー不織布を中間層とし、このポリプロピレンメルトブロ
ー不織布の上下に熱エンボス温度が80〜125℃で製造さ
れた目付10〜40g/m2のポリプロピレンスパンボンド不織
布を上層及び下層として積層し、総目付30〜120g/m2の
3層積層体を形成する。この製造方法において、前記ポ
リプロピレンメルトブロー不織布及びポリプロピレンス
パンボンド不織布は、それぞれ別工程で製造されたもの
である。そして、不織布積層体の滅菌ラップ12で医療器
具の入った金網11を包んで、水蒸気殺菌処理をする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不織布積層体の製造方
法に関し、得られた不織布積層体は、医療器具の包装等
に使用できる。
法に関し、得られた不織布積層体は、医療器具の包装等
に使用できる。
【0002】
【背景技術】ポリプロピレンメルトブロー不織布(以
下、PPメルトブロー不織布と略す)は、極細繊維から
なる不織布であり、高いバクテリアバリアー性を持って
いる。しかし、PPメルトブロー不織布自体は、非常に
強度の低いものであるため、単体としての使用は、100g
/m2以上の厚い目付の場合を除いて殆どない。そこで、
従来、PPメルトブロー不織布の強度不足を補うため、
この不織布の一面又は両面にポリプロピレンスパンボン
ド不織布(以下、PPスパンボンド不織布と略す)が積
層された積層体しての使用が多い。PPメルトブロー不
織布がPPスパンボンド不織布で挟まれた3層積層体
(以下、SMSと略す)は、バクテリアバリアー性、通
気性(熱エンボス積層による)、強度及び柔軟性に優れ
ているという特長を有している。また、適当な添加剤を
添加してポリプロピレン自体の有するはっ水性を更に高
めたり、帯電防止性を持たせたりすることができる。更
に、印刷、塗布等の後工程によりデザイン性を良好にす
ることもできる。
下、PPメルトブロー不織布と略す)は、極細繊維から
なる不織布であり、高いバクテリアバリアー性を持って
いる。しかし、PPメルトブロー不織布自体は、非常に
強度の低いものであるため、単体としての使用は、100g
/m2以上の厚い目付の場合を除いて殆どない。そこで、
従来、PPメルトブロー不織布の強度不足を補うため、
この不織布の一面又は両面にポリプロピレンスパンボン
ド不織布(以下、PPスパンボンド不織布と略す)が積
層された積層体しての使用が多い。PPメルトブロー不
織布がPPスパンボンド不織布で挟まれた3層積層体
(以下、SMSと略す)は、バクテリアバリアー性、通
気性(熱エンボス積層による)、強度及び柔軟性に優れ
ているという特長を有している。また、適当な添加剤を
添加してポリプロピレン自体の有するはっ水性を更に高
めたり、帯電防止性を持たせたりすることができる。更
に、印刷、塗布等の後工程によりデザイン性を良好にす
ることもできる。
【0003】前記SMSは、これらの優れた特長を有し
ているため、医療分野で広く使用されている。使用例と
しては、手術着や滅菌する際に医療器具を包む包装材等
である。医療器具の包装材は、一般に滅菌ラップと呼ば
れている。この滅菌ラップは、正方形で通常一辺60〜10
0cmである。病院では、使用済みの医療器具をそのま
ま、或いは、図1〜3に示すように、剛性の金網11等に
入れてこの滅菌ラップ12で包む。包む際、隙間のないよ
うに包み、端部をテープ13で留める。このテープ13は、
通常、所定の温度による滅菌処理が行われたかどうかが
色の変化でわかるインジケータテープである。また、テ
ープ13の留め方は、病院によって異なるが、滅菌ラップ
12の端部のみを5cm程留める部分留め(図2参照)や滅
菌ラップ12の周囲を留める周囲留め(図3参照)があ
る。これをオートクレーブに入れて、通常、140℃、20
分間の水蒸気殺菌処理をする。この後、80〜140℃、20
分程度の乾燥処理を施して滅菌ラップ12の内部に残る水
分を除去する。器具使用時には、滅菌ラップ12からテー
プ13を剥がして器具を取り出す。前記滅菌ラップ12は、
1回使用の場合もあるが、多くの場合、繰り返して使用
されている。
ているため、医療分野で広く使用されている。使用例と
しては、手術着や滅菌する際に医療器具を包む包装材等
である。医療器具の包装材は、一般に滅菌ラップと呼ば
れている。この滅菌ラップは、正方形で通常一辺60〜10
0cmである。病院では、使用済みの医療器具をそのま
ま、或いは、図1〜3に示すように、剛性の金網11等に
入れてこの滅菌ラップ12で包む。包む際、隙間のないよ
うに包み、端部をテープ13で留める。このテープ13は、
通常、所定の温度による滅菌処理が行われたかどうかが
色の変化でわかるインジケータテープである。また、テ
ープ13の留め方は、病院によって異なるが、滅菌ラップ
12の端部のみを5cm程留める部分留め(図2参照)や滅
菌ラップ12の周囲を留める周囲留め(図3参照)があ
る。これをオートクレーブに入れて、通常、140℃、20
分間の水蒸気殺菌処理をする。この後、80〜140℃、20
分程度の乾燥処理を施して滅菌ラップ12の内部に残る水
分を除去する。器具使用時には、滅菌ラップ12からテー
プ13を剥がして器具を取り出す。前記滅菌ラップ12は、
1回使用の場合もあるが、多くの場合、繰り返して使用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記SMSの製造に
は、各不織布の製造と積層をインラインで行う方法及
びPPメルトブロー不織布とPPスパンボンド不織布
の両者を別々に製造して別ラインで貼り合わせる方法が
ある。前者は生産性が高く、後者は小ロットに対応し易
い、という製造上の特長がある。別ラインで不織布同士
を貼り合わせる場合、各不織布を予め製造しておいて不
織布同士を貼り合わせる。この不織布の製造において、
複数のシート(ウェブ)をエンボスロールと平滑ロール
の間に通して熱圧着(熱エンボス)する際の温度は120
〜150℃が好ましい。熱エンボス温度は、下記の理由に
より前記温度に定まっている。即ち、安定した生産が
できる(150℃を超える温度では不織布が溶融し、エン
ボスロールに巻き付く)、単体として充分な強度が得
られる(120℃未満だと、単体としては弱い)、糸の
ほつれがない(120℃未満だと、糸のほつれが多い)。
しかし、このようにして得られた各不織布からSMSを
製造した場合、得られたSMSの滅菌ラップからテープ
を剥がす際、層間剥離を引き起こすことがある。
は、各不織布の製造と積層をインラインで行う方法及
びPPメルトブロー不織布とPPスパンボンド不織布
の両者を別々に製造して別ラインで貼り合わせる方法が
ある。前者は生産性が高く、後者は小ロットに対応し易
い、という製造上の特長がある。別ラインで不織布同士
を貼り合わせる場合、各不織布を予め製造しておいて不
織布同士を貼り合わせる。この不織布の製造において、
複数のシート(ウェブ)をエンボスロールと平滑ロール
の間に通して熱圧着(熱エンボス)する際の温度は120
〜150℃が好ましい。熱エンボス温度は、下記の理由に
より前記温度に定まっている。即ち、安定した生産が
できる(150℃を超える温度では不織布が溶融し、エン
ボスロールに巻き付く)、単体として充分な強度が得
られる(120℃未満だと、単体としては弱い)、糸の
ほつれがない(120℃未満だと、糸のほつれが多い)。
しかし、このようにして得られた各不織布からSMSを
製造した場合、得られたSMSの滅菌ラップからテープ
を剥がす際、層間剥離を引き起こすことがある。
【0005】これは、PPスパンボンド不織布とPPメ
ルトブロー不織布との接着強度より、PPスパンボンド
不織布の層内強度が強いときに起きる。仮に、滅菌ラッ
プからテープを剥がしたときに、PPスパンボンド不織
布の層内強度が弱ければ、PPスパンボンド不織布の表
面の糸のみが剥がれて、連続した層間剥離には到らな
い。しかし、逆にPPスパンボンド不織布の層内強度が
強い場合には、滅菌ラップからテープを剥がしたときに
PPスパンボンド不織布の表面のみならず、不織布の下
面まで一緒に剥がれて連続した層間剥離や破れを引き起
こし、繰り返し使用に耐えないものとなる。
ルトブロー不織布との接着強度より、PPスパンボンド
不織布の層内強度が強いときに起きる。仮に、滅菌ラッ
プからテープを剥がしたときに、PPスパンボンド不織
布の層内強度が弱ければ、PPスパンボンド不織布の表
面の糸のみが剥がれて、連続した層間剥離には到らな
い。しかし、逆にPPスパンボンド不織布の層内強度が
強い場合には、滅菌ラップからテープを剥がしたときに
PPスパンボンド不織布の表面のみならず、不織布の下
面まで一緒に剥がれて連続した層間剥離や破れを引き起
こし、繰り返し使用に耐えないものとなる。
【0006】そこで、本発明は、滅菌ラップからテープ
を剥がしたとき等において、層間剥離や破れの生じない
不織布積層体が得られる製造方法を提供することを目的
とする。
を剥がしたとき等において、層間剥離や破れの生じない
不織布積層体が得られる製造方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1発
明に係る不織布積層体の製造方法は、目付8〜40g/m2の
ポリプロピレンメルトブロー不織布(PPメルトブロー
不織布)を中間層とし、このPPメルトブロー不織布の
上下に、熱エンボス温度が80〜125℃で製造された目付1
0〜40g/m2のポリプロピレンスパンボンド不織布(PP
スパンボンド不織布)を上層及び下層として積層し、総
目付28〜120g/m2の3層積層体(SMSと略す)を形成
することを特徴とする。
明に係る不織布積層体の製造方法は、目付8〜40g/m2の
ポリプロピレンメルトブロー不織布(PPメルトブロー
不織布)を中間層とし、このPPメルトブロー不織布の
上下に、熱エンボス温度が80〜125℃で製造された目付1
0〜40g/m2のポリプロピレンスパンボンド不織布(PP
スパンボンド不織布)を上層及び下層として積層し、総
目付28〜120g/m2の3層積層体(SMSと略す)を形成
することを特徴とする。
【0008】前記目付とは、単位当たりの重量のことで
ある。前記PPメルトブロー不織布の目付が8g/m2より
少ない場合には生産が困難であり、またバクテリアバリ
アー性が低くなるという問題がある。逆に、40g/m2より
多い場合にはPPメルトブロー不織布の耐水圧が高くな
って、滅菌ラップとして使用する際に水蒸気殺菌後の乾
燥工程で内部の水分が抜けきらずに水滴が溜まるという
問題が生じる。これは、定量的には不織布積層体の耐水
圧で表され、1000mmH2O 以上では滅菌ラップに適さな
い。
ある。前記PPメルトブロー不織布の目付が8g/m2より
少ない場合には生産が困難であり、またバクテリアバリ
アー性が低くなるという問題がある。逆に、40g/m2より
多い場合にはPPメルトブロー不織布の耐水圧が高くな
って、滅菌ラップとして使用する際に水蒸気殺菌後の乾
燥工程で内部の水分が抜けきらずに水滴が溜まるという
問題が生じる。これは、定量的には不織布積層体の耐水
圧で表され、1000mmH2O 以上では滅菌ラップに適さな
い。
【0009】前記PPスパンボンド不織布の熱エンボス
温度が80℃より低い場合には不織布の層内接着強度が弱
すぎ、30〜120g/m2の薄目付の場合には、スリット(必
要サイズに分割するための裁断)ができない、単体とし
て巻取りができない、という問題が発生する。一方、熱
エンボス温度が125℃より高い場合には、層内の接着強
度が強すぎるため、SMSとして使用したときに層間剥
離が発生する。本発明においては、このようにPPスパ
ンボンド不織布の熱エンボス温度を80〜125℃としたこ
とにより、必要な層内強度を持たせた上で、層間剥離や
破れが生じない程度に層内強度を弱くすることができ
る。
温度が80℃より低い場合には不織布の層内接着強度が弱
すぎ、30〜120g/m2の薄目付の場合には、スリット(必
要サイズに分割するための裁断)ができない、単体とし
て巻取りができない、という問題が発生する。一方、熱
エンボス温度が125℃より高い場合には、層内の接着強
度が強すぎるため、SMSとして使用したときに層間剥
離が発生する。本発明においては、このようにPPスパ
ンボンド不織布の熱エンボス温度を80〜125℃としたこ
とにより、必要な層内強度を持たせた上で、層間剥離や
破れが生じない程度に層内強度を弱くすることができ
る。
【0010】前記PPスパンボンド不織布の目付が10g/
m2より少ない場合には生産が困難となり、またSMSと
した場合の強度が充分ではない。手術着、滅菌ラップと
しての使用に耐え得る引張り強度は、縦、横共に1.0kg/
5cm 以上が必要である。この強度をクリアするには、P
Pスパンボンド不織布の目付を10g/m2以上とする必要が
ある。逆に、40g/m2より多い場合には硬くなって、柔ら
かさやドレープ性がなくなり、手術着としての使用する
際に不快感を感じ、また滅菌ラップとして器具を包む際
に隙間ができやすい、作業性が悪い、という問題点が生
じる。
m2より少ない場合には生産が困難となり、またSMSと
した場合の強度が充分ではない。手術着、滅菌ラップと
しての使用に耐え得る引張り強度は、縦、横共に1.0kg/
5cm 以上が必要である。この強度をクリアするには、P
Pスパンボンド不織布の目付を10g/m2以上とする必要が
ある。逆に、40g/m2より多い場合には硬くなって、柔ら
かさやドレープ性がなくなり、手術着としての使用する
際に不快感を感じ、また滅菌ラップとして器具を包む際
に隙間ができやすい、作業性が悪い、という問題点が生
じる。
【0011】なお、前記3層の積層方法は、任意であ
る。例えば、本発明の第2発明として示すように、前記
PPメルトブロー不織布及びPPスパンボンド不織布を
それぞれ別工程で製造しておき、これらが第1発明の上
層、中間層及び下層となるようにピンポイントシール、
一般的には熱エンボスと呼ばれる熱圧着処理によって接
着する。このための装置は、エンボスパターンが形成さ
れたロールと、表面の平滑なロールとの一対のロールを
有する。前記エンボスパターンの形状は任意であり、ピ
ン形状、格子形状、楕円形状、十字形状等が代表的なも
のである。このようなエンボスパターンによる、圧着面
積は5〜25%が好ましい。これらのロールは120〜150℃
に加熱されており、両ロール間に10〜100kg/cm の線圧
が掛けられている。そして、これらの一対のロール間に
前記PPメルトブロー不織布及びPPスパンボンド不織
布を通すことにより3層の接着が行われる。なお、3層
の接着温度を、120℃未満にすると、接着強度が弱くな
り、逆に150℃を超える温度にすると不織布が溶融して
ロールに巻き付く等のトラブルが発生する。
る。例えば、本発明の第2発明として示すように、前記
PPメルトブロー不織布及びPPスパンボンド不織布を
それぞれ別工程で製造しておき、これらが第1発明の上
層、中間層及び下層となるようにピンポイントシール、
一般的には熱エンボスと呼ばれる熱圧着処理によって接
着する。このための装置は、エンボスパターンが形成さ
れたロールと、表面の平滑なロールとの一対のロールを
有する。前記エンボスパターンの形状は任意であり、ピ
ン形状、格子形状、楕円形状、十字形状等が代表的なも
のである。このようなエンボスパターンによる、圧着面
積は5〜25%が好ましい。これらのロールは120〜150℃
に加熱されており、両ロール間に10〜100kg/cm の線圧
が掛けられている。そして、これらの一対のロール間に
前記PPメルトブロー不織布及びPPスパンボンド不織
布を通すことにより3層の接着が行われる。なお、3層
の接着温度を、120℃未満にすると、接着強度が弱くな
り、逆に150℃を超える温度にすると不織布が溶融して
ロールに巻き付く等のトラブルが発生する。
【0012】また、上記積層方法以外の方法としては、
例えばPPメルトブロー不織布製造の際に、別に製造し
ておいたPPスパンボンド不織布を上下に積層し、この
不織布製造工程中の熱エンボスで3層の接着を行う方法
がある。なお、PPスパンボンド不織布製造の際に、3
層の接着を行う方法も考えられるが、この場合、3層の
熱エンボス温度が120〜150℃であるのに対して、PPス
パンボンド不織布の熱エンボス温度は80〜125℃が適当
であるため、PPメルトブロー不織布の場合のように同
時に2つの熱エンボスを行うことは無理であり、別々の
熱エンボス工程が必要になる。
例えばPPメルトブロー不織布製造の際に、別に製造し
ておいたPPスパンボンド不織布を上下に積層し、この
不織布製造工程中の熱エンボスで3層の接着を行う方法
がある。なお、PPスパンボンド不織布製造の際に、3
層の接着を行う方法も考えられるが、この場合、3層の
熱エンボス温度が120〜150℃であるのに対して、PPス
パンボンド不織布の熱エンボス温度は80〜125℃が適当
であるため、PPメルトブロー不織布の場合のように同
時に2つの熱エンボスを行うことは無理であり、別々の
熱エンボス工程が必要になる。
【0013】
【実施例】実施例1 ポリプロピレン(MI=50)を使用し、押出機のダイ
(200ホール)から樹脂温度220℃で樹脂を押し出し、高
速エアーにより延伸、細化して糸(フィラメント)を作
った後、前記糸をランダムに集積してシート(ウェブ)
とした。引き続き、このシートをエンボスパターンが形
成されたロールと、表面の平滑なロールとの間に通し、
110℃で熱エンボスした後、スリット工程と巻取り工程
を経て本実施例のPPスパンボンド不織布(平均目付20
g/m2)を製造した。
(200ホール)から樹脂温度220℃で樹脂を押し出し、高
速エアーにより延伸、細化して糸(フィラメント)を作
った後、前記糸をランダムに集積してシート(ウェブ)
とした。引き続き、このシートをエンボスパターンが形
成されたロールと、表面の平滑なロールとの間に通し、
110℃で熱エンボスした後、スリット工程と巻取り工程
を経て本実施例のPPスパンボンド不織布(平均目付20
g/m2)を製造した。
【0014】一方、ポリプロピレン(MI=300)を使
用し、押出機のダイ(100ホール)から樹脂温度255℃で
樹脂を押し出し、255℃の高速エアーにより延伸、細化
して糸を作った後、前記糸をランダムに集積してシート
とした。引き続き、このシートをエンボスロールと、平
滑ロールとの間に通し、130℃で熱エンボスした後、ス
リット工程と巻取り工程を経て本実施例のPPメルトブ
ロー不織布(平均目付10g/m2)を製造した。
用し、押出機のダイ(100ホール)から樹脂温度255℃で
樹脂を押し出し、255℃の高速エアーにより延伸、細化
して糸を作った後、前記糸をランダムに集積してシート
とした。引き続き、このシートをエンボスロールと、平
滑ロールとの間に通し、130℃で熱エンボスした後、ス
リット工程と巻取り工程を経て本実施例のPPメルトブ
ロー不織布(平均目付10g/m2)を製造した。
【0015】次に、前記PPメルトブロー不織布が中間
層となり、このプロピレン不織布の上下に前記PPスパ
ンボンド不織布が上層及び下層となるように前記と同様
の一対のロールに通し、130℃で熱エンボスして、総目
付50g/m2 の3層積層体(SMS)を製造した。
層となり、このプロピレン不織布の上下に前記PPスパ
ンボンド不織布が上層及び下層となるように前記と同様
の一対のロールに通し、130℃で熱エンボスして、総目
付50g/m2 の3層積層体(SMS)を製造した。
【0016】そして、上記SMSの製造において、PP
スパンボンド不織布単体の引張り強度及びPPスパンボ
ンド不織布とPPメルトブロー不織布の層間剥離強度を
測定した。また、図1〜3に示すように、金網11をSM
Sの滅菌ラップ12で包み、水蒸気殺菌処理をした後、滅
菌ラップ12からテープ13を剥がしたときの状態を評価し
た。それらの結果を表1に示す。表1中、SBはPPス
パンボンド不織布のことである。
スパンボンド不織布単体の引張り強度及びPPスパンボ
ンド不織布とPPメルトブロー不織布の層間剥離強度を
測定した。また、図1〜3に示すように、金網11をSM
Sの滅菌ラップ12で包み、水蒸気殺菌処理をした後、滅
菌ラップ12からテープ13を剥がしたときの状態を評価し
た。それらの結果を表1に示す。表1中、SBはPPス
パンボンド不織布のことである。
【0017】前記引張り強度の測定は、JIS-L-1096に準
じて行い、試験片の幅は50mm、引張り速度は300mm/min
である。前記層間剥離強度の測定は、JIS-L-1086に準じ
て行い、試験片の幅は25mm、引張り速度は100mm/minで
ある。前記テープ剥がしの評価基準は次の通りである。
○…テープを剥がす際、表面の糸がテープに接着するだ
けで、SMSの層間剥離や破れが生じない。×…テープ
を剥がす際、PPスパンボンド不織布が層間剥離を起こ
してこの不織布が連続的にPPメルトブロー不織布から
剥がれる。
じて行い、試験片の幅は50mm、引張り速度は300mm/min
である。前記層間剥離強度の測定は、JIS-L-1086に準じ
て行い、試験片の幅は25mm、引張り速度は100mm/minで
ある。前記テープ剥がしの評価基準は次の通りである。
○…テープを剥がす際、表面の糸がテープに接着するだ
けで、SMSの層間剥離や破れが生じない。×…テープ
を剥がす際、PPスパンボンド不織布が層間剥離を起こ
してこの不織布が連続的にPPメルトブロー不織布から
剥がれる。
【0018】実施例2,3 実施例1において、PPスパンボンド不織布の熱エンボ
ス温度を実施例2では120℃、実施例3では90℃とし、
その他は同様にして各実施例のSMSを製造した。そし
て、実施例2,3についても、実施例1と同様に引張り
強度及び層間剥離強度を測定し、またテープ剥がしを評
価した。それらの結果を表1に示す。
ス温度を実施例2では120℃、実施例3では90℃とし、
その他は同様にして各実施例のSMSを製造した。そし
て、実施例2,3についても、実施例1と同様に引張り
強度及び層間剥離強度を測定し、またテープ剥がしを評
価した。それらの結果を表1に示す。
【0019】比較例1,2 実施例1において、PPスパンボンド不織布の熱エンボ
ス温度を比較例1では130℃、比較例2では70℃とし、
その他は同様にして各比較例のSMSを製造した。な
お、比較例2の場合、PPスパンボンド不織布の巻き取
りができず、製造できなかった。そして、比較例1につ
いても、実施例1と同様に引張り強度及び層間剥離強度
を測定し、またテープ剥がしを評価した。それらの結果
を表1に示す。
ス温度を比較例1では130℃、比較例2では70℃とし、
その他は同様にして各比較例のSMSを製造した。な
お、比較例2の場合、PPスパンボンド不織布の巻き取
りができず、製造できなかった。そして、比較例1につ
いても、実施例1と同様に引張り強度及び層間剥離強度
を測定し、またテープ剥がしを評価した。それらの結果
を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1より、実施例1〜3によれば、SMS
のPPスパンボンド不織布は、熱エンボス温度が110
℃、120℃及び90℃で製造された目付20g/m2のものであ
るため、テープを剥がす際、不織布表面の糸がテープに
接着するだけで、SMSの層間剥離や破れが生じないこ
とがわかる。一方、比較例1によれば、SMSのPPス
パンボンド不織布は、熱エンボス温度が130℃で製造さ
れたものであるため、層間剥離強度が弱いことも加わっ
て、テープを剥がす際、SMSの層間剥離や破れが生じ
た。また、比較例2によれば、PPスパンボンド不織布
が、熱エンボス温度が70℃で製造されたものであるた
め、PPスパンボンド不織布の巻き取りができなかっ
た。
のPPスパンボンド不織布は、熱エンボス温度が110
℃、120℃及び90℃で製造された目付20g/m2のものであ
るため、テープを剥がす際、不織布表面の糸がテープに
接着するだけで、SMSの層間剥離や破れが生じないこ
とがわかる。一方、比較例1によれば、SMSのPPス
パンボンド不織布は、熱エンボス温度が130℃で製造さ
れたものであるため、層間剥離強度が弱いことも加わっ
て、テープを剥がす際、SMSの層間剥離や破れが生じ
た。また、比較例2によれば、PPスパンボンド不織布
が、熱エンボス温度が70℃で製造されたものであるた
め、PPスパンボンド不織布の巻き取りができなかっ
た。
【0022】比較例3〜6 実施例1において、PPスパンボンド不織布又はPPメ
ルトブロー不織布の目付及び総目付のみを変え、その他
は同様にして各比較例のSMSを製造した。即ち、比較
例3ではPPスパンボンド不織布の目付を8g/m2、総目
付を36g/m2、比較例4ではPPスパンボンド不織布の目
付を50g/m2、総目付を120g/m2、比較例5ではPPメル
トブロー不織布の目付を5g/m2、総目付を48g/m2 、比
較例6ではPPメルトブロー不織布の目付を50g/m2、総
目付を90g/m2 とした。
ルトブロー不織布の目付及び総目付のみを変え、その他
は同様にして各比較例のSMSを製造した。即ち、比較
例3ではPPスパンボンド不織布の目付を8g/m2、総目
付を36g/m2、比較例4ではPPスパンボンド不織布の目
付を50g/m2、総目付を120g/m2、比較例5ではPPメル
トブロー不織布の目付を5g/m2、総目付を48g/m2 、比
較例6ではPPメルトブロー不織布の目付を50g/m2、総
目付を90g/m2 とした。
【0023】そして、各比較例のSMSについて、引張
り強度、バクテリアバリアー性及び耐水圧を測定し、風
合いを評価した。また、実施例1のSMSについても同
様の測定及び評価を行った。前記引張り強度の測定方法
は、実施例1で説明したものと同じである。前記バクテ
リアバリアー性の測定方法は、MIL規格の試験法に準じ
る。前記耐水圧の測定方法は、JIS-L-1092(低水圧法)
に準じる。前記風合いの評価基準は次の通りである。○
…柔さが充分にある。×…硬い。
り強度、バクテリアバリアー性及び耐水圧を測定し、風
合いを評価した。また、実施例1のSMSについても同
様の測定及び評価を行った。前記引張り強度の測定方法
は、実施例1で説明したものと同じである。前記バクテ
リアバリアー性の測定方法は、MIL規格の試験法に準じ
る。前記耐水圧の測定方法は、JIS-L-1092(低水圧法)
に準じる。前記風合いの評価基準は次の通りである。○
…柔さが充分にある。×…硬い。
【0024】
【表2】
【0025】表2より、実施例1によれば、PPスパン
ボンド不織布の目付が20g/m2、SMSの総目付が50g/m2
であるため、SMSとしての引張り強度、バクテリアバ
リアー性、耐水圧のいずれについても問題がなく、また
風合いも良好であることがわかる。
ボンド不織布の目付が20g/m2、SMSの総目付が50g/m2
であるため、SMSとしての引張り強度、バクテリアバ
リアー性、耐水圧のいずれについても問題がなく、また
風合いも良好であることがわかる。
【0026】一方、比較例3によれば、PPスパンボン
ド不織布の目付が本発明に係る範囲より小さいため、バ
クテリアバリアー性、風合い及び耐水圧が良好であって
も、SMSの引張り強度については不良である。比較例
4によれば、PPスパンボンド不織布の目付が本発明に
係る範囲より大きいため、SMSの引張り強度、バクテ
リアバリアー性及び耐水圧が良好であっても、風合いが
不良である。
ド不織布の目付が本発明に係る範囲より小さいため、バ
クテリアバリアー性、風合い及び耐水圧が良好であって
も、SMSの引張り強度については不良である。比較例
4によれば、PPスパンボンド不織布の目付が本発明に
係る範囲より大きいため、SMSの引張り強度、バクテ
リアバリアー性及び耐水圧が良好であっても、風合いが
不良である。
【0027】比較例5によれば、PPメルトブロー不織
布の目付が本発明に係る範囲より小さいため、SMSの
引張り強度、耐水圧及び風合いが良好であっても、バク
テリアバリアー性が不良である。比較例6によれば、P
Pメルトブロー不織布の目付が本発明に係る範囲より大
きいため、SMSの引張り強度、バクテリアバリアー性
及び風合いが良好であっても、耐水圧が不良であって、
滅菌ラップとして使用する際に水蒸気殺菌後の乾燥工程
で内部の水分が抜けきらずに水滴が溜まるという問題が
生じる。
布の目付が本発明に係る範囲より小さいため、SMSの
引張り強度、耐水圧及び風合いが良好であっても、バク
テリアバリアー性が不良である。比較例6によれば、P
Pメルトブロー不織布の目付が本発明に係る範囲より大
きいため、SMSの引張り強度、バクテリアバリアー性
及び風合いが良好であっても、耐水圧が不良であって、
滅菌ラップとして使用する際に水蒸気殺菌後の乾燥工程
で内部の水分が抜けきらずに水滴が溜まるという問題が
生じる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る不織布積層体の製造方法に
よれば、目付8〜40g/m2のプロピレンメルトブロー不織
布を中間層とし、このプロピレン不織布の上下に熱エン
ボス温度が80〜125℃で製造された目付10〜40g/m2のプ
ロピレンスパンボンド不織布を上層及び下層として積層
し、総目付30〜120g/m2の3層積層体を形成するため、
滅菌ラップからテープを剥がしたとき等において、層間
剥離や破れの生じない不織布積層体が得られる。
よれば、目付8〜40g/m2のプロピレンメルトブロー不織
布を中間層とし、このプロピレン不織布の上下に熱エン
ボス温度が80〜125℃で製造された目付10〜40g/m2のプ
ロピレンスパンボンド不織布を上層及び下層として積層
し、総目付30〜120g/m2の3層積層体を形成するため、
滅菌ラップからテープを剥がしたとき等において、層間
剥離や破れの生じない不織布積層体が得られる。
【図1】不織布積層体の滅菌ラップで器具の入った金網
を包む様子を示す斜視図である。
を包む様子を示す斜視図である。
【図2】滅菌ラップのテープによる留め方を示す斜視図
である。
である。
【図3】滅菌ラップのテープによる他の留め方を示す斜
視図である。
視図である。
11 金網 12 不織布積層体の滅菌ラップ 13 テープ
Claims (2)
- 【請求項1】 目付8〜40g/m2のポリプロピレンメルト
ブロー不織布を中間層とし、このポリプロピレンメルト
ブロー不織布の上下に、熱エンボス温度が80〜125℃で
製造された目付10〜40g/m2のポリプロピレンスパンボン
ド不織布を上層及び下層として積層し、総目付28〜120g
/m2の3層積層体を形成することを特徴とする不織布積
層体の製造方法。 - 【請求項2】 前記ポリプロピレンメルトブロー不織布
及びポリプロピレンスパンボンド不織布が、それぞれ別
工程で製造されたものであることを特徴とする請求項1
記載の不織布積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228262A JPH0892859A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 不織布積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6228262A JPH0892859A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 不織布積層体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0892859A true JPH0892859A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16873724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6228262A Withdrawn JPH0892859A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 不織布積層体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0892859A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10280267A (ja) * | 1997-04-08 | 1998-10-20 | Mitsui Chem Inc | 柔軟性スパンボンド不織布 |
KR20030057787A (ko) * | 2001-12-29 | 2003-07-07 | 도레이새한 주식회사 | 다층스판본드 부직포 |
CN105568563A (zh) * | 2014-10-30 | 2016-05-11 | 世联株式会社 | 防护服用原材料和防护服 |
JP2019172348A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 旭化成株式会社 | ピール適性を有する滅菌包装材料用不織布 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP6228262A patent/JPH0892859A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10280267A (ja) * | 1997-04-08 | 1998-10-20 | Mitsui Chem Inc | 柔軟性スパンボンド不織布 |
KR20030057787A (ko) * | 2001-12-29 | 2003-07-07 | 도레이새한 주식회사 | 다층스판본드 부직포 |
CN105568563A (zh) * | 2014-10-30 | 2016-05-11 | 世联株式会社 | 防护服用原材料和防护服 |
JP2016089278A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | セーレン株式会社 | 防護服用素材および防護服 |
JP2019172348A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | 旭化成株式会社 | ピール適性を有する滅菌包装材料用不織布 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4684554B2 (ja) | 両面柔軟弾力性構成部分を用いた吸収性物品 | |
TWI374205B (ja) | ||
KR101325798B1 (ko) | 다수의 연신 단계에 의해 제조된 탄성 필름 적층물 | |
KR100393712B1 (ko) | 기계적으로적합화된필름/부직라미네이트 | |
US9701095B2 (en) | Bulky nonwoven fabric | |
JP4982360B2 (ja) | 加熱しまたは暖めるための積層体の製造方法 | |
JPH0860511A (ja) | 穿孔不織布及びその製造方法 | |
JPH0557901B2 (ja) | ||
JPS60155783A (ja) | 実質的に非弾性、可撓性の複合フラツトシート材料 | |
WO2008129138A1 (en) | Nonwoven bonding patterns producing fabrics with improved abrasion resistance and softness | |
JP4762053B2 (ja) | 伸縮性不織布 | |
JP3810721B2 (ja) | 伸縮性複合シートの製造方法 | |
JP4865635B2 (ja) | 伸縮性積層シート及びその製造方法 | |
JP5278237B2 (ja) | 複合スパンボンド不織布 | |
JP5511860B2 (ja) | 伸縮性不織布 | |
JP4646878B2 (ja) | 伸縮性不織布の製造方法 | |
JP2008106375A (ja) | 伸縮性不織布 | |
JP4651573B2 (ja) | 伸縮性不織布 | |
JPH07276573A (ja) | 伸縮性複合防水シート | |
JPH0892859A (ja) | 不織布積層体の製造方法 | |
JP5159082B2 (ja) | 伸縮性不織布 | |
JP4936732B2 (ja) | 伸縮性不織布の製造方法 | |
JP2613580B2 (ja) | 衛生用品の表面材及びその製造方法 | |
JP5503768B2 (ja) | 混繊長繊維不織布 | |
JPH09105060A (ja) | 積層不織布およびその製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |