JPH0878585A - 放熱器 - Google Patents
放熱器Info
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- JPH0878585A JPH0878585A JP20944494A JP20944494A JPH0878585A JP H0878585 A JPH0878585 A JP H0878585A JP 20944494 A JP20944494 A JP 20944494A JP 20944494 A JP20944494 A JP 20944494A JP H0878585 A JPH0878585 A JP H0878585A
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放熱器全体の製造コストを安くする。放熱面
積を大きくする。小形化を図る。軽量化を図る。 【構成】 一面に発熱体取付部が設けられた本体2の他
面側に放熱フィン3が設けられている放熱器1である。
放熱フィン3が、板を曲げることにより形成され、かつ
本体2の上記他面側に積層状に重ね合わされている複数
のコルゲート状フィン部材5を備えている。隣接するコ
ルゲート状フィン部材5間に仕切り板6を介在させる。
積を大きくする。小形化を図る。軽量化を図る。 【構成】 一面に発熱体取付部が設けられた本体2の他
面側に放熱フィン3が設けられている放熱器1である。
放熱フィン3が、板を曲げることにより形成され、かつ
本体2の上記他面側に積層状に重ね合わされている複数
のコルゲート状フィン部材5を備えている。隣接するコ
ルゲート状フィン部材5間に仕切り板6を介在させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は放熱器、さらに詳しく
は、一面に発熱体取付部が設けられた本体の他面側に放
熱フィンが設けられており、発熱体取付部に取付けられ
た、たとえばトランジスタ、サイリスタ等の半導体素子
のような発熱体の熱を放熱するための放熱器に関する。
は、一面に発熱体取付部が設けられた本体の他面側に放
熱フィンが設けられており、発熱体取付部に取付けられ
た、たとえばトランジスタ、サイリスタ等の半導体素子
のような発熱体の熱を放熱するための放熱器に関する。
【0002】この明細書において、「アルミニウム」と
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。また、この明細書において、コルゲー
ト状フィン部材について説明するさいに用いる「板」と
いう用語には、箔も含むものとする。
いう語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を
含むものとする。また、この明細書において、コルゲー
ト状フィン部材について説明するさいに用いる「板」と
いう用語には、箔も含むものとする。
【0003】
【従来の技術】この種放熱器として、従来、放熱フィン
が、積層状に重ね合わされた複数のアルミニウム押出形
材製格子状フィン部材と、隣接するコルゲート状フィン
部材間に介在させられた仕切り板とより構成されたもの
が知られている(特公平3−26545号公報参照)。
が、積層状に重ね合わされた複数のアルミニウム押出形
材製格子状フィン部材と、隣接するコルゲート状フィン
部材間に介在させられた仕切り板とより構成されたもの
が知られている(特公平3−26545号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放熱器では、放熱フィンが、積層状に重ね合わされた複
数のアルミニウム押出形材製格子状フィン部材を備えて
いるので、次のような問題がある。すなわち、格子状フ
ィン部材が押出形材製であるので、その製造コストが高
くなり、引いては放熱器全体の製造コストが高くなる。
また、フィン部材がアルミニウム押出形材製であるの
で、格子を構成する縦部分間の間隔と、格子を構成する
横部分間の間隔とを一定間隔以上小さくすることができ
ず、放熱面積が不足する。しかも、所定の放熱面積を得
るためには大型化する必要がある。さらに、フィン部材
がアルミニウム押出形材製であるので、格子を構成する
縦部分および横部分の肉厚も一定厚さ以上小さくするこ
とができず、重量が大きくなる。
放熱器では、放熱フィンが、積層状に重ね合わされた複
数のアルミニウム押出形材製格子状フィン部材を備えて
いるので、次のような問題がある。すなわち、格子状フ
ィン部材が押出形材製であるので、その製造コストが高
くなり、引いては放熱器全体の製造コストが高くなる。
また、フィン部材がアルミニウム押出形材製であるの
で、格子を構成する縦部分間の間隔と、格子を構成する
横部分間の間隔とを一定間隔以上小さくすることができ
ず、放熱面積が不足する。しかも、所定の放熱面積を得
るためには大型化する必要がある。さらに、フィン部材
がアルミニウム押出形材製であるので、格子を構成する
縦部分および横部分の肉厚も一定厚さ以上小さくするこ
とができず、重量が大きくなる。
【0005】この発明の目的は、上記問題を解決した放
熱器を提供することにある。
熱器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による放熱器
は、一面に発熱体取付部が設けられた本体の他面側に放
熱フィンが設けられている放熱器において、放熱フィン
が、板を曲げることにより形成され、かつ本体の上記他
面側に積層状に重ね合わされている複数のコルゲート状
フィン部材と、隣接するコルゲート状フィン部材間に介
在させられている仕切り板とよりなるものである。
は、一面に発熱体取付部が設けられた本体の他面側に放
熱フィンが設けられている放熱器において、放熱フィン
が、板を曲げることにより形成され、かつ本体の上記他
面側に積層状に重ね合わされている複数のコルゲート状
フィン部材と、隣接するコルゲート状フィン部材間に介
在させられている仕切り板とよりなるものである。
【0007】上記放熱器において、各コルゲート状フィ
ン部材の波底部と波頭部とを結ぶ壁部分に、この壁部分
の両側の空間どうしを連通させる複数の貫通孔が形成さ
れていることがある。
ン部材の波底部と波頭部とを結ぶ壁部分に、この壁部分
の両側の空間どうしを連通させる複数の貫通孔が形成さ
れていることがある。
【0008】
【作用】放熱フィンを構成するコルゲート状フィン部材
が、板を曲げることにより形成されているので、その製
造コストが安くなる。また、コルゲート状フィン部材
が、板を曲げることにより形成されているので、コルゲ
ート状フィン部材における波底部と波頭部とを結ぶ壁部
分間の間隔および上記壁部分における波底部と波頭部と
を結ぶ方向の幅を適宜変更することができる。また、コ
ルゲート状フィン部材が、板を曲げることにより形成さ
れているので、コルゲート状フィン部材の肉厚を任意に
薄くすることができる。さらに、隣接するコルゲート状
フィン部材間に仕切り板が介在させられているので、コ
ルゲート状フィン部材の積層作業が簡単になる。仕切り
板がないと、上位のコルゲート状フィン部材の波底部が
下位のコルゲート状フィン部材の波頭部に載るように積
層させなければならず、その作業が面倒である。
が、板を曲げることにより形成されているので、その製
造コストが安くなる。また、コルゲート状フィン部材
が、板を曲げることにより形成されているので、コルゲ
ート状フィン部材における波底部と波頭部とを結ぶ壁部
分間の間隔および上記壁部分における波底部と波頭部と
を結ぶ方向の幅を適宜変更することができる。また、コ
ルゲート状フィン部材が、板を曲げることにより形成さ
れているので、コルゲート状フィン部材の肉厚を任意に
薄くすることができる。さらに、隣接するコルゲート状
フィン部材間に仕切り板が介在させられているので、コ
ルゲート状フィン部材の積層作業が簡単になる。仕切り
板がないと、上位のコルゲート状フィン部材の波底部が
下位のコルゲート状フィン部材の波頭部に載るように積
層させなければならず、その作業が面倒である。
【0009】各コルゲート状フィン部材の波底部と波頭
部とを結ぶ壁部分に、この壁部分の両側の空間どうしを
連通させる複数の貫通孔が形成されていると、送風機に
より放熱フィンに冷却空気を当てた場合、冷却空気は、
これが直接当たる部分に存在する空間内に入り、貫通孔
を通って直接当たらない部分に存在する空間内にも流入
する。したがって、コルゲート状フィン部材のすべての
部分に冷却空気が触れることになる。
部とを結ぶ壁部分に、この壁部分の両側の空間どうしを
連通させる複数の貫通孔が形成されていると、送風機に
より放熱フィンに冷却空気を当てた場合、冷却空気は、
これが直接当たる部分に存在する空間内に入り、貫通孔
を通って直接当たらない部分に存在する空間内にも流入
する。したがって、コルゲート状フィン部材のすべての
部分に冷却空気が触れることになる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。以下の説明において、図1および図5に矢印
Xで示す方向を前、これと反対側を後というものとす
る。また、後から前を見たさいの左右を左右というもの
とする。なお、全図面を通じて同一物および同一部分に
は同一符号を付して、重複する説明を省略する。
説明する。以下の説明において、図1および図5に矢印
Xで示す方向を前、これと反対側を後というものとす
る。また、後から前を見たさいの左右を左右というもの
とする。なお、全図面を通じて同一物および同一部分に
は同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0011】実施例1 図1および図2において、放熱器(1) は、下面に発熱体
(S) を取付ける発熱体取付部が設けられたアルミニウム
製方形水平板状本体(2) と、本体(2) 上面に設けられた
放熱フィン(3) と、放熱フィン(3) の上側を覆うアルミ
ニウムブレージングシート製カバー(4) とよりなる。
(S) を取付ける発熱体取付部が設けられたアルミニウム
製方形水平板状本体(2) と、本体(2) 上面に設けられた
放熱フィン(3) と、放熱フィン(3) の上側を覆うアルミ
ニウムブレージングシート製カバー(4) とよりなる。
【0012】放熱フィン(3) は、上下に積層状に重ね合
わされた複数のアルミニウム製コルゲート状フィン部材
(5) と、隣接するコルゲート状フィン部材(5) 間に介在
させられたアルミニウムブレージングシート製仕切り板
(6) とにより構成されている。コルゲート状フィン部材
(5) はアルミニウム板を曲げることにより形成されてお
り、その平坦波底部(5a)と平坦波頭部(5b)とを結ぶ互い
に平行な平坦壁部分(5c)が垂直となりかつ前後方向を向
くように配置されている。最も本体(2) 側のコルゲート
状フィン部材(5) は、その波底部(5a)がシート状ろう材
(7) (図3参照)により本体(2) にろう付されるととも
に、その波頭部(5b)が上側の仕切り板(6) にろう付され
ている。上端のコルゲート状フィン部材(5) は、その波
頭部(5b)がカバー(4) にろう付されるとともに、その波
底部(5a)が下側の仕切り板(6) にろう付されている。他
のコルゲート状フィン部材(5) は、その波頭部(5b)およ
び波底部(5a)がそれぞれ上下の仕切り板(6) にろう付さ
れている。そして、最も本体(2) 側のコルゲート状フィ
ン部材(5) と、本体(2) と、その上側の仕切り板(6) に
より左右方向に並んだ複数の空間(8) が形成され、上端
のコルゲート状フィン部材(5) と、カバー(4) と、その
下側の仕切り板(6) により左右方向に並んだ複数の空間
(8) が形成され、さらに中間部のコルゲート状フィン部
材(5) と、その上下の仕切り板(6) により左右方向に並
んだ複数の空間(8) が形成されている。
わされた複数のアルミニウム製コルゲート状フィン部材
(5) と、隣接するコルゲート状フィン部材(5) 間に介在
させられたアルミニウムブレージングシート製仕切り板
(6) とにより構成されている。コルゲート状フィン部材
(5) はアルミニウム板を曲げることにより形成されてお
り、その平坦波底部(5a)と平坦波頭部(5b)とを結ぶ互い
に平行な平坦壁部分(5c)が垂直となりかつ前後方向を向
くように配置されている。最も本体(2) 側のコルゲート
状フィン部材(5) は、その波底部(5a)がシート状ろう材
(7) (図3参照)により本体(2) にろう付されるととも
に、その波頭部(5b)が上側の仕切り板(6) にろう付され
ている。上端のコルゲート状フィン部材(5) は、その波
頭部(5b)がカバー(4) にろう付されるとともに、その波
底部(5a)が下側の仕切り板(6) にろう付されている。他
のコルゲート状フィン部材(5) は、その波頭部(5b)およ
び波底部(5a)がそれぞれ上下の仕切り板(6) にろう付さ
れている。そして、最も本体(2) 側のコルゲート状フィ
ン部材(5) と、本体(2) と、その上側の仕切り板(6) に
より左右方向に並んだ複数の空間(8) が形成され、上端
のコルゲート状フィン部材(5) と、カバー(4) と、その
下側の仕切り板(6) により左右方向に並んだ複数の空間
(8) が形成され、さらに中間部のコルゲート状フィン部
材(5) と、その上下の仕切り板(6) により左右方向に並
んだ複数の空間(8) が形成されている。
【0013】放熱器(1) は、図3に示すように、本体
(2) 、シート状ろう材(7) 、コルゲート状フィン部材
(5) 、アルミニウムブレージングシート製仕切り板(6)
およびアルミニウムブレージングシート製カバー(4) を
組合わせ、これらを一括してろう付することにより製造
される。
(2) 、シート状ろう材(7) 、コルゲート状フィン部材
(5) 、アルミニウムブレージングシート製仕切り板(6)
およびアルミニウムブレージングシート製カバー(4) を
組合わせ、これらを一括してろう付することにより製造
される。
【0014】このような放熱器(1) において、放熱器
(1) の後方に図示しない送風機が配置され、送風機によ
り図1に矢印Xで示す方向に送られる冷却空気が放熱フ
ィン(3) に当たり、各空間(8) 内を流れる。発熱体取付
部に取付けられた発熱体(S) の熱は本体(2) を経て放熱
フィン(3) に伝えられ、放熱フィン(3) に伝わった熱が
冷却空気に奪われることにより、発熱体(S) が冷却され
る。
(1) の後方に図示しない送風機が配置され、送風機によ
り図1に矢印Xで示す方向に送られる冷却空気が放熱フ
ィン(3) に当たり、各空間(8) 内を流れる。発熱体取付
部に取付けられた発熱体(S) の熱は本体(2) を経て放熱
フィン(3) に伝えられ、放熱フィン(3) に伝わった熱が
冷却空気に奪われることにより、発熱体(S) が冷却され
る。
【0015】実施例1の放熱器(1) は、図4に示すよう
に、本体(2) が垂直となるようにして使用されることも
ある。この場合、空気が自然循環により放熱フィン(3)
の各空間(8) 内を下方から上方に流れ(図4矢印Y参
照)、発熱体取付部に取付けられた発熱体((S)の熱は本
体(2) を経て放熱フィン(3) に伝えられ、放熱フィン
(3) に伝わった熱が各空間(8) 内を流れる空気に奪われ
ることにより、発熱体(S)が冷却される。
に、本体(2) が垂直となるようにして使用されることも
ある。この場合、空気が自然循環により放熱フィン(3)
の各空間(8) 内を下方から上方に流れ(図4矢印Y参
照)、発熱体取付部に取付けられた発熱体((S)の熱は本
体(2) を経て放熱フィン(3) に伝えられ、放熱フィン
(3) に伝わった熱が各空間(8) 内を流れる空気に奪われ
ることにより、発熱体(S)が冷却される。
【0016】なお、実施例1の放熱器(1) において、カ
バー(4) は必ずしも必要としない。
バー(4) は必ずしも必要としない。
【0017】実施例2 図5および図6において、放熱器(10)は、放熱フィン
(3) の上側および左右両側を覆うアルミニウムブレージ
ングシート製カバー(11)を備えている。カバー(11)は放
熱フィン(3) の上端および左右両側端にろう付されてい
る。
(3) の上側および左右両側を覆うアルミニウムブレージ
ングシート製カバー(11)を備えている。カバー(11)は放
熱フィン(3) の上端および左右両側端にろう付されてい
る。
【0018】コルゲート状フィン部材(5) における波底
部(5a)と波頭部(5b)とを結ぶ垂直状の平坦壁部分(5c)
に、この平坦壁部分(5c)の両側の空間(8) どうしを連通
させる複数の貫通孔(12)が形成されている。コルゲート
状フィン部材(5) は、多数の貫通孔が形成されたアルミ
ニウム製パンチングシートを曲げ加工することにより形
成されているので、波底部(5a)および波頭部(5b)にもそ
れぞれ複数の貫通孔(13)が形成されている。また、仕切
り板(6) にもその上下を連通させる多数の貫通孔(14)が
形成されている。
部(5a)と波頭部(5b)とを結ぶ垂直状の平坦壁部分(5c)
に、この平坦壁部分(5c)の両側の空間(8) どうしを連通
させる複数の貫通孔(12)が形成されている。コルゲート
状フィン部材(5) は、多数の貫通孔が形成されたアルミ
ニウム製パンチングシートを曲げ加工することにより形
成されているので、波底部(5a)および波頭部(5b)にもそ
れぞれ複数の貫通孔(13)が形成されている。また、仕切
り板(6) にもその上下を連通させる多数の貫通孔(14)が
形成されている。
【0019】放熱器(10)は、図7に示すように、実施例
1の放熱器(1) と同様に、本体(2)、シート状ろう材(7)
、コルゲート状フィン部材(5) 、アルミニウムブレー
ジングシート製仕切り板(6) およびアルミニウムブレー
ジングシート製カバー(11)を組合わせ、これらを一括し
てろう付することにより製造される。
1の放熱器(1) と同様に、本体(2)、シート状ろう材(7)
、コルゲート状フィン部材(5) 、アルミニウムブレー
ジングシート製仕切り板(6) およびアルミニウムブレー
ジングシート製カバー(11)を組合わせ、これらを一括し
てろう付することにより製造される。
【0020】このような放熱器(10)において、放熱器(1
0)の後方に図示しない送風機が配置され、送風機により
図5に矢印Xで示す方向に送られる冷却空気が放熱フィ
ン(3) に当たり、各空間(8) 内を流れる。発熱体取付部
に取付けられた発熱体(S) の熱は本体(2) を経て放熱フ
ィン(3) に伝えられ、放熱フィン(3) に伝わった熱が冷
却空気に奪われることにより、発熱体(S) が冷却され
る。
0)の後方に図示しない送風機が配置され、送風機により
図5に矢印Xで示す方向に送られる冷却空気が放熱フィ
ン(3) に当たり、各空間(8) 内を流れる。発熱体取付部
に取付けられた発熱体(S) の熱は本体(2) を経て放熱フ
ィン(3) に伝えられ、放熱フィン(3) に伝わった熱が冷
却空気に奪われることにより、発熱体(S) が冷却され
る。
【0021】実施例2の放熱器(10)においては、実施例
1の放熱器(1) が有する次のような問題を解決すること
ができる。すなわち、実施例1の放熱器(1) では、送風
機により送られる冷却空気は、すべての空間(8) のうち
冷却空気が直接当たる部分に存在する空間(8) 内しか流
れない。したがって、放熱フィン(3) の全体に冷却空気
が触れない。これに対し、実施例2の放熱器(10)では、
放熱フィン(3) のコルゲート状フィン部材(5) の平坦壁
部分(5c)および仕切り板(6) にそれぞれ複数の貫通孔(1
2)(14)が形成されているので、送風機により直接当たる
部分の空間(8)内に送り込まれた冷却空気は、貫通孔(1
2)(14)を通って直接当たらない部分に存在する空間(8)
内にも流入する。したがって、実施例2の放熱器(10)で
はルゲート状フィン部材(5) および仕切り板(6) のすべ
ての部分、すなわち放熱フィン(3) の全体に冷却空気が
触れることになる。その結果、実施例1の放熱器(1) に
比べて放熱効率が向上する。
1の放熱器(1) が有する次のような問題を解決すること
ができる。すなわち、実施例1の放熱器(1) では、送風
機により送られる冷却空気は、すべての空間(8) のうち
冷却空気が直接当たる部分に存在する空間(8) 内しか流
れない。したがって、放熱フィン(3) の全体に冷却空気
が触れない。これに対し、実施例2の放熱器(10)では、
放熱フィン(3) のコルゲート状フィン部材(5) の平坦壁
部分(5c)および仕切り板(6) にそれぞれ複数の貫通孔(1
2)(14)が形成されているので、送風機により直接当たる
部分の空間(8)内に送り込まれた冷却空気は、貫通孔(1
2)(14)を通って直接当たらない部分に存在する空間(8)
内にも流入する。したがって、実施例2の放熱器(10)で
はルゲート状フィン部材(5) および仕切り板(6) のすべ
ての部分、すなわち放熱フィン(3) の全体に冷却空気が
触れることになる。その結果、実施例1の放熱器(1) に
比べて放熱効率が向上する。
【0022】図示は省略したが、実施例2の放熱器(10)
の場合も、実施例1の放熱器(1) の場合と同様に、本体
(2) が垂直となるようにして使用されることもある。こ
の場合、空気が自然循環により放熱フィン(3) の各空間
(8) 内を下方から上方に流れ、発熱体取付部に取付けら
れた発熱体(S) の熱は本体(2) を経て放熱フィン(3)に
伝えられ、放熱フィン(3) に伝わった熱が各空間(8) 内
を流れる空気に奪われることにより、発熱体(S) が冷却
される。
の場合も、実施例1の放熱器(1) の場合と同様に、本体
(2) が垂直となるようにして使用されることもある。こ
の場合、空気が自然循環により放熱フィン(3) の各空間
(8) 内を下方から上方に流れ、発熱体取付部に取付けら
れた発熱体(S) の熱は本体(2) を経て放熱フィン(3)に
伝えられ、放熱フィン(3) に伝わった熱が各空間(8) 内
を流れる空気に奪われることにより、発熱体(S) が冷却
される。
【0023】なお、実施例2の放熱器(10)において、カ
バー(11)は必ずしも必要としない。
バー(11)は必ずしも必要としない。
【0024】上記実施例2においては、コルゲート状フ
ィン部材(5) および仕切り板(6) に形成された貫通孔(1
2)(14)はそれぞれ円形であるが、これに限るものではな
く、たとえば長孔等の他の形状の孔に適宜変更可能であ
る。また、コルゲート状フィン部材(5) の波底部(5a)と
波頭部(5b)とを結ぶ壁部分(5c)に、複数のルーバが形成
され、これにより貫通孔が形成されていてもよい。
ィン部材(5) および仕切り板(6) に形成された貫通孔(1
2)(14)はそれぞれ円形であるが、これに限るものではな
く、たとえば長孔等の他の形状の孔に適宜変更可能であ
る。また、コルゲート状フィン部材(5) の波底部(5a)と
波頭部(5b)とを結ぶ壁部分(5c)に、複数のルーバが形成
され、これにより貫通孔が形成されていてもよい。
【0025】上記2つの実施例においては、波底部(5a)
および波頭部(5b)がそれぞれ平坦であるが、これに限る
ものではなく、屈曲状であってもよい。また、壁部分(5
c)も垂直平坦状であるが、これに限るものではなく、傾
斜した平坦状であってもよく、あるいは湾曲していても
よい。
および波頭部(5b)がそれぞれ平坦であるが、これに限る
ものではなく、屈曲状であってもよい。また、壁部分(5
c)も垂直平坦状であるが、これに限るものではなく、傾
斜した平坦状であってもよく、あるいは湾曲していても
よい。
【0026】
【発明の効果】この発明の放熱器によれば、上述のよう
に、放熱フィンを構成するコルゲート状フィン部材の製
造コストが安くなるので、放熱器全体の製造コストも安
くなる。また、コルゲート状フィン部材の波底部と波頭
部とを結ぶ壁部分間の間隔および壁部分における波底部
と波頭部とを結ぶ方向の幅を適宜変更することができる
ので、放熱面積を従来のものに比べて大きくすることが
できる。しかも、所定の放熱面積を得る場合にも従来の
ものに比べて小形化を図れる。また、コルゲート状フィ
ン部材の肉厚を任意に薄くすることができるので、従来
のものに比べて軽量化を図ることができる。さらに、コ
ルゲート状フィン部材の積層作業が簡単になるので、放
熱器の製造作業が簡単になる。
に、放熱フィンを構成するコルゲート状フィン部材の製
造コストが安くなるので、放熱器全体の製造コストも安
くなる。また、コルゲート状フィン部材の波底部と波頭
部とを結ぶ壁部分間の間隔および壁部分における波底部
と波頭部とを結ぶ方向の幅を適宜変更することができる
ので、放熱面積を従来のものに比べて大きくすることが
できる。しかも、所定の放熱面積を得る場合にも従来の
ものに比べて小形化を図れる。また、コルゲート状フィ
ン部材の肉厚を任意に薄くすることができるので、従来
のものに比べて軽量化を図ることができる。さらに、コ
ルゲート状フィン部材の積層作業が簡単になるので、放
熱器の製造作業が簡単になる。
【0027】さらに、各コルゲート状フィン部材の波底
部と波頭部とを結ぶ壁部分に、この壁部分の両側の空間
どうしを連通させる複数の貫通孔が形成されていると、
送風機により放熱フィンに冷却空気を当てた場合、冷却
空気は、これが直接当たる部分の空間内に入り、貫通孔
を通って直接当たらない部分の空間にも流入する。した
がって、コルゲート状フィン部材のすべての部分に冷却
空気が触れることになる。その結果、上記壁部分に貫通
孔が形成されていないものに比べて放熱効率が向上す
る。
部と波頭部とを結ぶ壁部分に、この壁部分の両側の空間
どうしを連通させる複数の貫通孔が形成されていると、
送風機により放熱フィンに冷却空気を当てた場合、冷却
空気は、これが直接当たる部分の空間内に入り、貫通孔
を通って直接当たらない部分の空間にも流入する。した
がって、コルゲート状フィン部材のすべての部分に冷却
空気が触れることになる。その結果、上記壁部分に貫通
孔が形成されていないものに比べて放熱効率が向上す
る。
【図1】この発明の実施例1の放熱器を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同じく部分拡大正面図である。
【図3】同じく製造方法を示す分解斜視図である。
【図4】実施例1の放熱器の使用方法の変形例を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】この発明の実施例2の放熱器を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】同じく部分拡大斜視図である。
【図7】同じく製造方法を示す斜視図である。
(1) 放熱器 (2) 本体 (3) 放熱フィン (5) コルゲート状フィン部材 (5a) 波底部 (5b) 波頭部 (5c) 壁部分 (6) 仕切り板 (8) 空間 (10) 放熱器 (12) 貫通孔
Claims (2)
- 【請求項1】 一面に発熱体取付部が設けられた本体の
他面側に放熱フィンが設けられている放熱器において、 放熱フィンが、板を曲げることにより形成され、かつ本
体の上記他面側に積層状に重ね合わされている複数のコ
ルゲート状フィン部材と、隣接するコルゲート状フィン
部材間に介在させられている仕切り板とよりなる放熱
器。 - 【請求項2】 各コルゲート状フィン部材の波底部と波
頭部とを結ぶ壁部分に、この壁部分の両側の空間どうし
を連通させる複数の貫通孔が形成されている請求項1記
載の放熱器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20944494A JPH0878585A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 放熱器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20944494A JPH0878585A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 放熱器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878585A true JPH0878585A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16572969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20944494A Pending JPH0878585A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 放熱器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0878585A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100435322C (zh) * | 2005-11-11 | 2008-11-19 | 华信精密股份有限公司 | 散热模块 |
JP2009105325A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Toyota Industries Corp | 半導体冷却装置 |
CN111397422A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 散热换热器及半导体换热器及半导体空调 |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP20944494A patent/JPH0878585A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100435322C (zh) * | 2005-11-11 | 2008-11-19 | 华信精密股份有限公司 | 散热模块 |
JP2009105325A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Toyota Industries Corp | 半導体冷却装置 |
US8120914B2 (en) | 2007-10-25 | 2012-02-21 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Semiconductor cooling apparatus |
CN111397422A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-07-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 散热换热器及半导体换热器及半导体空调 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030603 |