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JPH087126A - 投影図作成方法 - Google Patents

投影図作成方法

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Publication number
JPH087126A
JPH087126A JP6136753A JP13675394A JPH087126A JP H087126 A JPH087126 A JP H087126A JP 6136753 A JP6136753 A JP 6136753A JP 13675394 A JP13675394 A JP 13675394A JP H087126 A JPH087126 A JP H087126A
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JP
Japan
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plane
straight line
line
projected
creating
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JP6136753A
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JP3556969B2 (ja
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Toshiji Yoshida
利治 吉田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to US08/350,143 priority patent/US5586232A/en
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T17/00Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Geometry (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次元CADシステム上で曲面に対して曲線
の投影図を作成する投影図作成方法に関し、投影処理を
行う図形毎のプログラムを用意する必要がなく、また、
投影処理を行うプログラムが複雑にならないようにする
ことを目的とする。 【構成】 投影しようとする曲線を直線群に、投影され
る曲面を平面群に、それぞれ分割して共通化しておく
(S1)。投影されるべき平面の一辺をなす直線の両端
から折れ線へ向かう2つのベクトルを作成し(S3)、
これら2つのベクトルの範囲内にある直線だけを平面に
投影する(S4)ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投影図作成方法に関し、
特に二次元CAD(コンピュータ援用設計)システム上
で曲面に対して曲線を投影した図を作成する投影図作成
方法に関する。
【0002】設計業務においては、設計仕様の複雑化、
設計・製図作業の効率化、設計期間の短縮化、設計に付
随する業務の簡略化のため、CADシステムが必須とな
っている。二次元CADシステムでは、設計図などの図
面を、直線、円、円弧などの基本的な図形要素などを使
ってグラフィックディスプレイの画面上で自由に作図し
たり、作図された図面を編集したりすることができ、画
面上で図面が完成すれば、これをプロッタなどによって
図面として出力したり、さらに作成された図面を後で利
用するために、記憶媒体に記憶させておくことができ
る。
【0003】
【従来の技術】二次元CADシステムにおいて、三面図
で描かれた図面から斜視図を作成する場合には、1つの
方向から見た図形を別の方向から見た図形に投影するこ
とによって、三次元の形状を二次元の画面に表示させる
ことができる。従来より、曲面に対して曲線を投影した
図を作成するという処理をCADシステム上で行うとき
には、実際の曲面の方程式及び曲線の方程式を使って、
影がどういうふうにできるのかという結果の式を、曲面
方程式などを用いて計算することにより求めていた。こ
のため、投影したい要素に新しい形状を加えたいときに
は、その新しい形状の方程式の処理部分が追加され、そ
の追加された方程式で計算を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、曲面に対して
曲線を投影した図を作成する従来の方法によれば、曲面
及び曲線を表す方程式が複雑なため、投影処理を行うプ
ログラムについても非常に複雑になる。また、投影しよ
うとする曲線又は投影させようとする曲面によってそれ
らを表す式が異なるので、それぞれに合わせてプログラ
ムを別々に作成する必要があるという問題点があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、投影処理を行う図形毎の計算式を用意する必
要がなく、また、投影処理を行うプログラムが複雑にな
らないような投影図作成方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理図である。本発明の投影図作成方法によ
れば、まず、投影しようとする曲線と投影されるべき曲
面の断面を表す曲線とを分割して直線の集合からなる第
1及び第2の折れ線にそれぞれ変換する(ステップS
1)。平面の一辺をなす第2の折れ線の直線の両端から
第1の折れ線へ向けた2つのベクトルを作成する(ステ
ップS3)。そして、これら2つのベクトルの範囲内に
ある第1の折れ線を第2の折れ線をなす直線を一辺とす
る平面に対して投影するようにする(ステップS4)。
【0007】なお、平面の一辺をなす第2の折れ線の直
線の両端から2つのベクトルを作成する前に、第1の折
れ線をなしている直線の1つの一端から第2の折れ線を
なす直線を一辺とする平面と交わるベクトルを作成する
ようにしている(ステップS2)。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、先に、投影しようとする
曲線と投影されるべき曲面の断面を表す曲線とをそれぞ
れ複数の直線に分割して、それぞれ第1の折れ線と第2
の折れ線とに変換しておく。次に、平面の一辺をなす第
2の折れ線の直線の両端から、第1の折れ線の方向に2
つのベクトルを作成する。そして、これら2つのベクト
ルの範囲にある第1の折れ線から、第2の折れ線の直線
を一辺とする平面に対して投影を行うようにしている。
したがって、第1の折れ線から第2の折れ線を含む平面
に投影するときに、あらかじめ、投影処理に関係する部
分を2つのベクトルにより調べ、その部分だけについて
投影処理を適用するので、無駄な計算が大幅に減ること
になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明するが、まず、本発明の概略について説明する。
【0010】図1は本発明の投影図作成方法の原理図で
ある。本発明の投影図作成方法によれば、まず、ステッ
プS1では、投影しようとする曲線と投影されるべき曲
面の断面を表す曲線とを細かく分割して、直線の集合か
らなる第1及び第2の折れ線にそれぞれ変換する。次
に、ステップS2では、第1の折れ線をなしている直線
の1つの一端から第2の折れ線の直線を一辺とする平面
と交わる方向の第1ベクトルを作成する。ステップS3
では、作成された第1ベクトルが交わる方向にある平面
の一辺とする第2の折れ線の直線の両端から第1の折れ
線方向への第2及び第3ベクトルを作成する。そして、
ステップS4では、第2及び第3ベクトルの範囲内にあ
る第1の折れ線を第2の折れ線の直線を一辺とする平面
に対して投影するようにする。
【0011】この投影図作成方法によれば、先に、投影
しようとする曲線と投影されるべき曲面の断面を表す曲
線とを直線群に分割して、それぞれ第1の折れ線と第2
の折れ線とに変換しておく。これにより、投影しようと
する曲線は直線の集合体に変換され、投影されるべき曲
面は平面の集合体に変換されることになる。これ以降
は、これら折れ線をなしている直線によって投影処理が
行われる。
【0012】分割された第1の折れ線を構成する直線の
1つの一端、すなわち折れ線の頂点の1つから、第2の
折れ線をなす直線を一辺とする平面と交わる方向に第1
ベクトルを作成し、その第1ベクトルと交わる平面の第
2の折れ線の直線を求める。今度は、その直線の両端か
ら、第1の折れ線の方向に向いた第2ベクトルと第3ベ
クトルとを作成する。そして、その第2ベクトルと第3
ベクトルとの範囲にある第1の折れ線から平面群に対し
て投影を行う。
【0013】図2はスプライン曲線で表された曲面に対
して楕円を投影する場合の処理の流れを示す図である。
二次元CADシステムにおいて、スプライン曲線で表さ
れた曲面に対して楕円を投影しようとするときには、投
影処理のためのメインプログラムに入る。ここで、あら
かじめ指示された楕円について、第1プログラムPRO
G1がその楕円を処理して第1の折れ線に変換する。同
様に、第1プログラムPROG1があらかじめ指示され
たスプライン曲線を処理して第2の折れ線に変換する。
なお、この第1プログラムPROG1は、円、円弧、楕
円、楕円弧、及びスプラインを折れ線に変換するための
モジュールである。
【0014】次に、第1プログラムPROG1にて変換
された第1の折れ線及び第2の折れ線のデータはループ
処理に入る。平面に対して直線を投影するモジュールで
ある第2プログラムPROG2では、第1の折れ線及び
第2の折れ線の一辺ずつのデータを入力して投影処理が
行われ、第1の折れ線を第2の折れ線の直線を一辺とす
る平面に投影したときの直線が求められる。この処理は
第1折れ線を構成するすべての直線について繰り返し行
われる。
【0015】第1折れ線のすべての直線の投影処理が行
われると、直線を画面上に表示するモジュールである第
3プログラムPROG3によって、投影図が画面上に表
示される。
【0016】図3は二次元CADシステムの画面表示例
を示す図である。この表示例によれば、ある製品の三面
図の一部が表示されており、画面の右側には右側面図
が、左側には正面図が表示されている。
【0017】ここで、右側面図の中央に見られる楕円C
L1を、正面図のスプライン曲線CL2によって輪郭が
形成された曲面に投影した投影図を作成しようとすると
きには、まず、設計者の操作により、スプライン曲線C
L2が先に指示され、その後に楕円CL1が指示され
る。すると、投影処理のためのメインプログラムは、楕
円CL1及びスプライン曲線CL2の情報を要素番号で
受け取り、第1プログラムPROG1に渡される。
【0018】たとえば、楕円CL1の要素番号が”10
01”であったとすると、第1プログラムPROG1
は、その要素番号を基にしてデータベースを検索し、楕
円CL1のデータを取り出す。同様に、スプライン曲線
CL2の要素番号が”1002”であったとすると、第
1プログラムPROG1は、その要素番号を基にしてデ
ータベースを検索し、スプライン曲線CL2のデータを
取り出す。
【0019】図4は楕円のデータ構造の一例を示す図で
ある。楕円のデータは、楕円弧のデータと同じ構造を有
しており、楕円の中心x座標、中心y座標、中心座標を
通る水平軸と長軸とのなす角度である楕円の傾き、長軸
の長さ、短軸の長さ、楕円弧の一方の端を表す始角、及
び楕円弧の他方の端を表す終角から構成される。楕円の
場合、始角は0°、終角は360°に固定である。
【0020】図5はスプライン曲線のデータ構造の一例
を示す図である。スプライン曲線は、スプライン曲線を
構成する微小線分のつながりの数を表す頂点数、スプラ
イン曲線の開始点、スプライン曲線の終了点、開始時
刻、及び終了時刻と、頂点1のx座標、頂点1のy座
標、・・・と、頂点1のxベクトル、頂点1のyベクト
ル、・・・と、区間長1−2、・・・とから構成されて
いる。
【0021】図6は折れ線のデータ構造の一例を示す図
である。第1プログラムPROG1は、データベースか
ら取り出した楕円及びスプライン曲線のデータを基にし
て、それぞれ折れ線に変換する処理を行い、折れ線デー
タの形に共通化して出力する。楕円及びスプライン曲線
のデータは折れ線変換処理によって複数個の直線に分割
され、したがって、折れ線データは、分割された各直線
の両端の座標で表されている。すなわち、折れ線データ
は頂点1のx座標、頂点1のy座標、・・・で表されて
いる。このとき、メインプログラムに対して第1プログ
ラムPROG1は頂点の座標と同時に頂点数をも渡すよ
うにしている。
【0022】図7は曲線を直線群に変換した状態の一例
を示す図である。図示の例は、曲線を楕円とし、また、
説明のため、その楕円を複数の直線群に分割して折れ線
に変換するときの精度を低くすることである程度誇張し
て示してある。ここでは、楕円CL1は第1プログラム
PROG1によって6個の直線L1〜L6に変換されて
いる状態を示している。
【0023】図8は曲面を平面群に変換した状態の一例
を示す図である。ここでは、CADシステムがデータと
して持っているスプライン曲線CL2を複数の直線群に
分割することによって、そのスプライン曲線CL2を含
むスプライン面を複数の平面群に分割したイメージで示
している。図示の例では、スプライン面は第1プログラ
ムPROG1によって5個の平面S1〜S5に変換され
ている状態を示している。
【0024】次に、上記のようにして、投影しようとす
る曲線及び投影される曲面の直線群及び平面群への変換
が終了したあとは、それらの直線群及び平面群による投
影処理が行われる。以下、その投影処理の手順について
説明する。投影処理のときは、メインプログラムから第
2プログラムPROG2へ、曲線から求められた直線の
両端の座標と曲面の輪郭から求められた平面の一辺を表
す直線の両端の座標とが、順次渡されて、処理される。
投影処理されて作られた直線はその両端の座標を表す値
でメインプログラムに渡される。
【0025】図9は直線を平面に投影するときの投影処
理を示すフローチャートである。ここで、投影しようと
するたとえば楕円とする曲線は複数個の直線に分割さ
れ、これらの直線によって近似された曲線を第1の折れ
線とし、この第1の折れ線の頂点を順次m=0,
1,・・・と表現し、任意の直線をmとする。一方、投
影される曲面は、その断面を表すたとえばスプライン曲
線が複数個の直線に分割されており、それらの直線によ
って近似された曲線は第2の折れ線、任意の直線はn
で示すことにする。
【0026】まず、第1の折れ線の取り合えず頂点m
=0から曲面への第1ベクトルV1を作る(ステップS
11)。次に、その第1ベクトルV1は第2の折れ線
の直線n=0を一辺とする平面と交わる方向にあるかど
うかを判断する(ステップS12)。ここで、第1ベク
トルV1が直線n=0の平面と交わる方向になければ、
第1の折れ線の頂点を隣に移してその頂点m=1から
第1ベクトルV1を作るようにする(ステップS1
3)。このように、第1ベクトルV1は、第2の折れ線
による曲面と交わるまで、頂点の位置を変えて繰り返
し作成される。
【0027】図10は第1ベクトルの作成イメージを示
す図である。図示の例では、第1の折れ線の頂点m=
0に第1ベクトルV1が作成された状態を示している。
もし、この第1ベクトルが第2の折れ線による平面群
のいずれにも交わらなければ、第1ベクトルV1は隣の
頂点から作成されることになる。
【0028】図9に戻って、次に、第1ベクトルV1が
第2の折れ線の直線nを一辺とする平面と交わるとす
ると、その直線nの両端から第1の折れ線への第2及
び第3ベクトルV2及びV3を作成する(ステップS1
4)。
【0029】図11は第2及び第3ベクトルの作成イメ
ージを示す図である。図示の例では、第1ベクトルV1
に交わった平面の一辺をなす第2の折れ線の直線、た
とえば直線nの両端から第1の折れ線への第2及び第
3ベクトルV2及びV3が作成されている。
【0030】再び、図9に戻って、直線nを一辺とする
平面に対して第1ベクトルV1が作成された頂点を端点
とする直線mを投影する(ステップS15)。次に、そ
の直線mが最後であるかどうかを判断する(ステップS
16)。もし、その直線mが最後であれば、この投影処
理は終了し、ループから出ることになる。
【0031】投影した直線mが最後でなければ、その直
線mの一方の端点が第2及び第3ベクトルV2及びV3
によって決められた範囲から出ているかどうかが判断さ
れる(ステップS17)。もし、その直線mの端点が第
2及び第3ベクトルV2及びV3の範囲からはみ出して
いなければ、隣の直線m+1について投影をするように
する(ステップS18)。もし、その直線が第2及び第
3ベクトルV2及びV3の範囲からはみ出していたなら
ば、投影される平面をはみ出した側にずらし、もう一
度、はみ出した側の平面の一辺をなす直線n±1を基
に、第2及び第3ベクトルV2及びV3を求め直すとこ
ろから始める(ステップS19)。
【0032】図12は第1折れ線の第2折れ線への投影
位置関係を示す図である。なお、第2の折れ線は真横
から見た図であるが、第1の折れ線については見やす
くするため多少上方から見た形で示してある。
【0033】上述の投影処理によれば、第1に、平面S
2に対して直線L1を投影する。次に、平面S3に対し
て直線L1を投影する。以下同様にして、平面S4に対
して直線L1を投影し、平面S5に対して直線L2を投
影し、平面S5に対して直線L3を投影し、平面S4に
対して直線L4を投影し、平面S3に対して直線L4を
投影し、平面S2に対して直線L4を投影し、平面S1
に対して直線L5を投影し、そして、平面S1に対して
直線L6を投影する。このように、投影される曲面が存
在するところだけ投影処理を行うようにしたので、図示
の例では、投影処理の繰り返しが10回で済むことにな
る。ちなみに、従来の方法によれば、第1の折れ線が
6個に分割され、第2の折れ線が5個に分割されてい
る場合には、6×5=30回の繰り返し処理が必要であ
った。
【0034】図13は作成された投影図の画面表示例を
示す図である。投影処理された直線の集合からなる折れ
線のデータは頂点数とともにメインプログラムから第3
プログラムPROG3に渡され、この第3プログラムP
ROG3によって、投影図が画面上に表示される。この
表示例によれば、スプライン曲線CL2と楕円CL1と
が指示されると、スプライン曲線CL2によって輪郭が
形成された曲面に対して楕円CL1が投影される処理が
行われて、たとえばその下に、製品を斜め上から見たよ
うな斜視図が描かれる。
【0035】次に、平面に対して直線を投影する方法の
計算例について説明する。図14は平面に対して直線を
投影する方法の説明図である。ここでは、たとえば、左
側に示した正面図の三角形の各頂点の座標が(0,
0),(0,7),(5,0)であり、右側に示した右
側面図の各頂点の座標が(0,0),(0,7),
(4,7),(4,0)であって、正面図に太線で示し
た平面S10に対して右側面図に太線で示した直線L1
0を投影する場合を例示する。図面では、座標(0,
0)が2つ存在するが、これは正面図と右側面図とが別
々の座標系に描かれていることによる。最初に、平面S
10に対して直線L10の一方の端点である点(4,
7)を投影する。
【0036】まず、平面S10の方向ベクトルを求め
る。方向ベクトルは正面図の2点の座標から、(0−
5,7−0)=(−5,7)によって求められる。次
に、方向ベクトルから法線ベクトルを求める。ここで、
法線ベクトルを(a,b)と仮定すると、先の方向ベク
トルから、−5a+7b=0が成り立つ。ここで、a=
7とすると、b=5となる。これにより、法線ベクトル
の1つを(7,5)とすることができる。これを三次元
ベクトルで表すと、(7,5,0)となる。
【0037】次に、平面S10の平面方程式を求める。
ここで、平面方程式を、
【0038】
【数1】ax+by+cz+d=0・・・(1) と仮定すると、法線ベクトルが(7,5,0)であるの
で、7x+5y+d=0となる。平面S10は点(0,
7)を通るので、35+d=0、すなわち、d=−35
となる。よって、以下の平面S10の平面方程式が得ら
れる。
【0039】
【数2】7x+5y−35=0・・・(2) ここで、右側面図の点(4,7)を通り、右側面図に垂
直な三次元の直線を考える。ここでは、Z方向の長さを
たとえば”20”と仮に決めて、直線の両端座標は三次
元で、(4,7,20),(4,7,−20)とする。
これに右側面であることを示す回転行列を掛けると、
【0040】
【数3】
【0041】となる。よって、直線の両端座標は、正確
には(20,7,−4),(−20,7,−4)とな
る。次に、先に求めた三次元直線と平面との交点を求め
る。平面と直線との交点は次式によって表される。
【0042】
【数4】 P=P0+(S0/(S0−S1))(P1−P0)・・・(4) ここに、Pは交点、P0は直線の始点(=(20,7,
−4))、P1は直線の終点(=(−20,7,−
4))、S0は平面の式(式2)に直線の始点P0を代
入した値(=140+35−35=140)、及びS1
は平面の式(式2)に直線の終点P1を代入した値(=
−140+35−35=−140)である。よって、交
点Pは、
【0043】
【数5】P=(0,7,−4)・・・(5) となる。これにより右側面図の点(4,7)は三次元で
は(0,7,−4)となる。
【0044】次に、求めた三次元座標を二次元座標に戻
す。二次元座標に戻すとき、どの方向から見るのかをあ
らかじめ決めておくが、通常は、投影後の図形は斜めか
ら見たように描く(アイソメトリックビュー)ことが多
いので、アイソメトリックビューであることを示す回転
行列を掛けると、
【0045】
【数6】
【0046】となる。これにより、右側面図の直線L1
0の一方の点(4,7)を投影したときの座標が得られ
る。同様にして、右側面図の直線L10の他方の点
(4,0)を投影したときの座標も求めることができ、
これらの座標で直線を描くことによって、正面図の平面
S10に対して右側面図の直線L10を投影した図とな
る。
【0047】図15は本発明を実施するためのワークス
テーションのハードウエア構成の一例を示す図である。
図において、ワークステーションは、プロセッサ11
と、読み取り専用メモリ(ROM)12と、メインメモ
リ(RAM)13と、グラフィック制御回路14及び表
示装置15と、マウス16と、キーボード17と、ハー
ドディスク装置(HDD)19と、磁気テープ装置(M
TD)20と、プロッタ21と、プリンタ22と、カラ
ーハードコピー23とで構成され、これらの構成要素は
それぞれのインタフェースコントローラ(図示していな
い)及びバス24により相互に結合されている。
【0048】プロセッサ11はワークステーション全体
を統括的に制御する。読み取り専用メモリ12にはたと
えば立ち上げ時に必要なプログラムなどが格納されてい
る。メインメモリ13にはシステムプログラム、二次元
CADシステムのアプリケーションプログラムなどが展
開されている他に、作図、投影図あるいは編集中のデー
タなどが生成、格納される。
【0049】グラフィック制御回路14はフレームメモ
リなどを有し、メインメモリ13内で生成された二次元
の線分データ、円データ、円弧データ、楕円データ、ス
プラインデータ、投影図データなどの各種図形要素デー
タを表示信号に変換し、表示装置15に送る。表示装置
15は、受けた表示信号を基にして図形要素から成る図
面を表示する。
【0050】マウス16は表示装置15の画面上に表示
されているカーソルを移動させ、ボタンをクリックする
ことによって画面上に表示されている図形要素をヒット
したり、各種メニューなどの選択を指示するポインティ
ングデバイスである。マウス16は、特に投影図を作成
するときには、投影しようとする要素及び投影されるべ
き平面を表す要素を指示するのに使用される。キーボー
ド17は曲線をどのくらいの長さの直線で分割するかの
値などの数値データなどを入力するのに使用される。
【0051】ハードディスク装置19は、システムプロ
グラム、二次元CADシステムの投影図作成プログラム
を含むアプリケーションプログラム、製図に必要な各種
図形要素データ、検索範囲設定テーブルなどが格納され
ている。磁気テープ装置20は磁気テープ20aに記憶
されている設計図などのデータを入力したり、作成され
た設計図などのデータを磁気テープ20aに記憶させる
ことができる外部記憶装置である。
【0052】また、作成された設計図のデータは、プロ
ッタ21、プリンタ22又はカラーハードコピー23に
よって出図することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、投影し
ようとする曲線を直線群に分割し、投影されるべき曲面
を平面群に分割して特定図形に依存しないよう共通化
し、直線の折れ線から第1ベクトルを作成してこれと交
わる平面を探し、第1ベクトルと交わった平面から折れ
線へ向かう第2及び第3ベクトルを作成し、これらのベ
クトルの範囲内で平面に対して折れ線の直線を投影する
ように構成した。
【0054】このため、投影処理しようとする図形毎に
計算式を用意する必要がなく、プログラムを比較的簡単
にすることができる。また、投影処理が必要な直線しか
投影処理を行わないので、直線の投影処理を繰り返す回
数を大幅に削減することができ、投影処理の速度を向上
させることができる。さらに、今まで、未対応だった曲
面又は曲線については、平面及び直線に変換する処理の
みを追加するだけで可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影図作成方法の原理図である。
【図2】スプライン曲線で表された曲面に対して楕円を
投影する場合の処理の流れを示す図である。
【図3】二次元CADシステムの画面表示例を示す図で
ある。
【図4】楕円のデータ構造の一例を示す図である。
【図5】スプライン曲線のデータ構造の一例を示す図で
ある。
【図6】折れ線のデータ構造の一例を示す図である。
【図7】曲線を直線群に変換した状態の一例を示す図で
ある。
【図8】曲面を平面群に変換した状態の一例を示す図で
ある。
【図9】直線を平面に投影するときの投影処理を示すフ
ローチャートである。
【図10】第1ベクトルの作成イメージを示す図であ
る。
【図11】第2及び第3ベクトルの作成イメージを示す
図である。
【図12】第1折れ線の第2折れ線への投影位置関係を
示す図である。
【図13】作成された投影図の画面表示例を示す図であ
る。
【図14】平面に対して直線を投影する方法の説明図で
ある。
【図15】本発明を実施するためのワークステーション
のハードウエア構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
PROG1 第1プログラム PROG2 第2プログラム PROG3 第3プログラム CL1 楕円 CL2 スプライン曲線 V1 第1ベクトル V2 第2ベクトル V3 第3ベクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/60 G06F 15/66 410 9061−5H 15/70 350 L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲面に対して曲線を投影して投影図を作
    成する投影図作成方法において、 投影しようとする曲線及び投影される曲面の断面を表す
    曲線を分割して直線の集合からなる第1及び第2の折れ
    線に変換し、 前記平面の一辺をなす第2の折れ線の直線の両端から前
    記第1の折れ線へ向かう2つのベクトルを作成し、 前記2つのベクトルの範囲内で前記第2の折れ線をなす
    直線を一辺とする平面に対して前記第1の折れ線をなす
    直線を投影する、 ステップからなることを特徴とする投影図作成方法。
  2. 【請求項2】 前記2つのベクトルを作成するステップ
    は、前記第1の折れ線をなす直線の1つの一端から第2
    の折れ線をなす直線を一辺とする平面と交わるベクトル
    を作成してからその平面について前記2つのベクトルを
    作成することを特徴とする請求項1記載の投影図作成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記平面と交わるベクトルを作成するス
    テップは、作成した前記平面と交わるベクトルがいずれ
    の前記平面とも交わらないときには、前記平面と交わる
    ベクトルをその隣の直線から作成することを特徴とする
    請求項2記載の投影図作成方法。
  4. 【請求項4】 前記直線を投影するステップは、前記第
    1の折れ線のすべての直線について前記平面への投影が
    完了したときには、終了することを特徴とする請求項1
    記載の投影図作成方法。
  5. 【請求項5】 前記直線を投影するステップは、投影し
    た直線が前記2つのベクトルの範囲を越えると越えた側
    に隣接する平面の一辺をなす直線の両端から前記2つの
    ベクトルを作成し直すことを特徴とする請求項1記載の
    投影図作成方法。
  6. 【請求項6】 曲面に対して曲線を投影して投影図を作
    成する投影図作成装置において、 投影しようとする曲線及び投影される曲面の断面を表す
    曲線を分割して直線の集合からなる第1及び第2の折れ
    線に変換する手段と、 前記平面の一辺をなす第2の折れ線の直線の両端から前
    記第1の折れ線へ向かう2つのベクトルを作成する手段
    と、 前記2つのベクトルの範囲内で前記第2の折れ線をなす
    直線を一辺とする平面に対して前記第1の折れ線をなす
    直線を投影する手段と、 を備えていることを特徴とする投影図作成装置。
  7. 【請求項7】 第1の物体の陰影を第2の物体の表面上
    に作成する陰影作成方法において、 第1の物体の輪郭の複数の直線への分割及び第2の物体
    の表面の複数の平面への分割を行い、 前記分割された1つの平面の範囲内に含まれる、前記第
    1の物体の輪郭を示す直線の前記平面への陰影を算出す
    る、 ステップからなることを特徴とする陰影作成方法。
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