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JPH0867262A - 電動パワ−ステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動パワ−ステアリング装置の制御装置

Info

Publication number
JPH0867262A
JPH0867262A JP22606794A JP22606794A JPH0867262A JP H0867262 A JPH0867262 A JP H0867262A JP 22606794 A JP22606794 A JP 22606794A JP 22606794 A JP22606794 A JP 22606794A JP H0867262 A JPH0867262 A JP H0867262A
Authority
JP
Japan
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steering
motor
angular velocity
value
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP22606794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kano
広之 狩野
Shuji Endo
修司 遠藤
Hideaki Kawada
秀明 川田
Hisayoshi Koiwai
久賀 小岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP22606794A priority Critical patent/JPH0867262A/ja
Publication of JPH0867262A publication Critical patent/JPH0867262A/ja
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  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操舵トルクが発生している状態でイグニツシ
ヨンキ−をONとしたとき、ハンドル操作に違和感のな
い電動式パワ−ステアリング装置を提供する。 【構成】 イグニツシヨンキ−のONが検出されたと
き、舵角速度検出器32はモ−タ10の軸に設けられた
パルス発生器31により検出されたパルスを時間で微分
して舵角速度ωa を検出する。比例演算器33は入力さ
れた舵角速度ωa に所定の定数kを乗算し、−kωa
その時点における舵角速度に応じた電流補正値If とし
て算出する。加算器30は操舵トルクに応じた電流指令
値I1 を電流補正値If で補正し、新たな制御目標値で
ある電流指令値Iを出力する。モ−タ10は所定時間が
経過するまで前記補正された電流指令値Iにより制御さ
れるから、イグニツシヨンキ−をONとしたときハンド
ル操作に違和感を与えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動パワ−ステアリ
ング装置の制御装置に関し、特にイグニツシヨンキ−を
OFFからONとしたとき、運転者に違和感を与えない
改善された制御動作を行う電動パワ−ステアリング装置
の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の電動パワ−ステアリング装置
は、操向ハンドルの操作によりステアリングシヤフトに
発生する操舵トルクと車速を検出し、その検出信号に基
づいてモ−タを駆動して操向ハンドルの操舵力を補助す
るものである。このような、電動式パワ−ステアリング
装置の制御は電子制御回路で実行されるが、その制御の
概要は、トルクセンサで検出された操舵トルクと車速セ
ンサで検出された車速に基づいてモ−タに供給する電流
の大きさを演算し、その演算結果に基づいてモ−タに供
給する電流を制御する。
【0003】即ち、電子制御回路は、操向ハンドルが操
作されて操舵トルクが発生しているときに、検出された
車速が零あるいは低速の場合は大きな操舵補助力を供給
し、検出された車速が速い場合は小さな操舵補助力を供
給するように操向ハンドルの操舵力と車速に応じてモ−
タに供給する電流を制御することで、走行状態に応じた
最適の操舵補助力を与えることができるものである。
【0004】この種の装置では、操向ハンドルが操作さ
れて操舵トルクが発生している状態のままイグニツシヨ
ンキ−をOFFからONにした場合には、操舵トルクに
基づく操舵補助力が突然に加わるから、運転者は急に操
向ハンドルを回されたような違和感を感じるなどの不都
合があつた。
【0005】この対策として、イグニツシヨンキ−がO
FFからONにされた場合には、所定時間内はキ−ON
からの経過時間に応じた補正係数を算出し、補正係数に
基づいて電流制御値を補正してモ−タに供給する電流を
徐々に増加させる制御方法が提案されている(特開昭6
4−78976号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たキ−ONからの経過時間に応じた補正係数により電流
制御値を補正してモ−タに供給する電流を徐々に増加さ
せる制御方法では、その所定時間内に操向ハンドルの操
作が行われると、操舵力に対する操舵補助力の比率が経
過時間により変動するから、運転者は、ある場合は操向
ハンドルが重く感じられ、ある場合は軽く感じられるな
ど、操向ハンドルの操作に違和感を感じる不都合があつ
た。
【0007】この発明は、上記課題を解決し、イグニツ
シヨンキ−をONにした後は運転者の操向ハンドルの操
作に違和感を与えない電動パワ−ステアリング装置の制
御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、ステアリングシヤフトに発生する操舵ト
ルクの大きさに応じたモ−タ電流指令値を演算し、演算
結果に基づいてモ−タ電流を制御する制御手段を備えた
電動パワ−ステアリング装置の制御装置において、舵角
速度を検出する舵角速度検出手段を備え、前記制御手段
は、イグニツシヨンキ−がOFFからONにされたとき
は前記舵角速度検出手段により検出された舵角速度に比
例したモ−タ電流補正値を演算すると共に所定の時間内
は前記舵角速度に比例したモ−タ電流補正値でモ−タ電
流指令値を補正してモ−タ電流を制御することを特徴と
する。
【0009】そして、前記舵角速度検出手段としては、
モ−タ軸に結合した回転センサの検出値を微分して舵角
速度を得るものを使用することができる。
【0010】また、前記舵角速度検出手段としては、モ
−タ電流とモ−タ電流制御値とバツテリ電圧に基づいて
舵角速度を推定するものであつてもよい。
【0011】さらに、前記舵角速度検出手段としては、
モ−タ電流とモ−タ端子間電圧に基づいて舵角速度を推
定するものであつてもよい。
【0012】
【作用】イグニツシヨンキ−がOFFからONとされた
後の所定時間内は、舵角速度に比例したモ−タ電流補正
値でモ−タ電流指令値を補正してモ−タ電流を制御する
から、通常の操舵補助を行いながら、急激な操舵力変化
を押さえるように作用し、イグニツシヨンキ−ON時の
ハンドル操作に違和感を与えない。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1は、この発明を実施するに適した電動パワ−ステア
リング装置の構成の概略を説明する図で、操向ハンドル
1の軸2は減速ギア4、ユニバ−サルジヨイント5a、
5b、ピニオンラツク機構7を経て操向車輪のタイロツ
ド8に結合されている。軸2には操向ハンドル1の操舵
トルクを検出するトルクセンサ3が設けられており、ま
た、操舵力を補助するモ−タ10がクラツチ9、減速ギ
ア4を介して軸2に結合している。
【0014】パワ−ステアリング装置を制御する電子制
御回路13は、バツテリ14からイグニツシヨンスイツ
チ11を経て電力が供給される。電子制御回路13は、
トルクセンサ3で検出された操舵トルクと車速センサ1
2で検出された車速に基づいて電流指令演算を行い、演
算された電流指令値に基づいてモ−タ10に供給する電
流iを制御する。
【0015】クラツチ9は電子制御回路13により制御
される。クラツチ9は通常の動作状態では結合してお
り、イグニツシヨンキ−がOFFとなつている時、及び
電子制御回路13によりパワ−ステアリング装置の故障
と判断された時切離される。これについては、後で詳細
に説明する。
【0016】図2は、電子制御回路13のブロツク図で
ある。この実施例では電子制御回路13は主としてCP
Uから構成されるが、ここではそのCPU内部において
プログラムで実行される機能を示してある。例えば、位
相補償器21は独立したハ−ドウエアとしての位相補償
器21を示すものではなく、CPUで実行される位相補
償機能を示す。なお、電子制御回路13をCPUで構成
せず、これらの機能要素をそれぞれ独立したハ−ドウエ
ア(電子回路)で構成できることは言うまでもない。
【0017】以下、電子制御回路13の機能と動作を説
明する。トルクセンサ3から入力された操舵トルク信号
は、位相補償器21で操舵系の安定を高めるために位相
補償され、電流指令演算器22に入力される。また、車
速センサ12で検出された車速も電流指令演算器22に
入力される。
【0018】電流指令演算器22は入力されたトルク信
号と車速信号に基づいて所定の演算式によりモ−タ10
に供給する電流の制御目標値である電流指令値I1 を決
定する。
【0019】加算器30は、電流指令演算器22からの
電流指令値I1 と後述する比例演算器33からの電流補
正値If とを加算し、モ−タ10に供給する電流の制御
目標値である電流指令値Iを出力する加算器である。こ
れについては後で詳しく説明する。
【0020】比較器23、微分補償器24、比例演算器
25及び積分演算器26から構成される回路は、実際の
モ−タ電流値iが前記した電流指令値Iに一致するよう
にフイ−ドバツク制御を行う回路である。
【0021】比例演算器25では電流指令値Iと実際の
モ−タ電流値iとの差に比例した比例値が出力される。
さらに比例演算器25の出力信号はフイ−ドバツク系の
特性を改善するため積分演算器26において積分され、
差の積分値の比例値が出力される。
【0022】微分補償器24では、電流指令演算器22
で演算された電流指令値Iに対する実際にモ−タに流れ
るモ−タ電流値iの応答速度を高めるため、電流指令値
Iの微分値が出力される。
【0023】微分補償器24から出力された電流指令値
Iの微分値、比例演算器25から出力された電流指令値
と実際のモ−タ電流値iとの差に比例した比例値、及び
積分演算器26から出力された積分値は加算器27にお
いて加算演算され、演算結果である電流制御値がモ−タ
駆動信号としてモ−タ駆動回路41に出力される。
【0024】図3にモ−タ駆動回路41の構成の一例を
示す。モ−タ駆動回路41は加算器27から入力された
電流制御値をPWM信号と電流方向信号とに分離変換す
る変換部44、FET1 〜FET4 、及びそれ等のゲ−
トを開閉駆動するFETゲ−ト駆動回路45等からな
る。なお、昇圧電源46はFET1 、FET2 のハイサ
イド側を駆動する電源である。
【0025】PWM信号(パルス幅変調信号)は、Hブ
リツジ接続されたFET(電界効果トランジスタ)スイ
ツチング素子FET1 〜FET2 のゲ−トを駆動する信
号で、加算器27において演算された電流制御値の絶対
値によりPWM信号のデユ−テイ比(FETのゲ−トを
ON/OFFする時間比)が決定される。
【0026】電流方向信号は、モ−タに供給する電流の
方向を指示する信号で、加算器27において演算された
電流制御値の符号(正負)により決定される信号であ
る。
【0027】FET1 とFET2 は前記したPWM信号
のデユ−テイ比に基づいてゲ−トがON/OFFされる
スイツチング素子で、モ−タに流れる電流の大きさを制
御するためのスイツチング素子である。また、FET3
とFET4 は前記した電流方向信号に基づいてゲ−トが
ON或いはOFFされる(一方がONの時、他方はOF
Fとなる)スイツチング素子で、モ−タに流れる電流の
方向、即ちモ−タの回転方向を切り換えるスイツチング
素子である。
【0028】FET3 が導通状態にあるときは、電流は
FET1 、モ−タ10、FET3 、抵抗R1 を経て流
れ、モ−タ10に正方向の電流が流れる。また、FET
4 が導通状態にあるときは、電流はFET2 、モ−タ1
0、FET4 、抵抗R2 を経て流れ、モ−タ10に負方
向の電流が流れる。
【0029】モ−タ電流検出回路42は、抵抗R1 の両
端における電圧降下に基づいて正方向電流の大きさを検
出し、また、抵抗R2 の両端における電圧降下に基づい
て負方向電流の大きさを検出する。検出された実際のモ
−タ電流値は比較器23にフイ−ドバツクして入力され
る(図2参照)。
【0030】以上説明した電子制御回路は、操向ハンド
ルが操作されて操舵トルクが発生しているときに、検出
された操舵トルクが大きく、また検出された車速が零あ
るいは低速の場合は電流指令値Iを大きく設定し、検出
された操舵トルクが小さく、また検出された車速が速い
場合は電流指令値Iを小さく設定するから、走行状態に
応じた最適の操舵補助力を与えることができる。
【0031】次に、この発明によるイグニツシヨンキ−
がOFFからONとされた後の所定時間内、舵角速度に
比例したモ−タ電流補正値でモ−タ電流指令値を補正し
てモ−タ電流を制御する構成と動作について、図2を参
照して説明する。
【0032】モ−タ10の軸にはその回転角を検出する
ためのパルス発生器31が設けられており、検出された
パルスは舵角速度検出器32に入力される。舵角速度検
出器32では、検出されたパルス数を時間で微分して舵
角速度ωa を検出し、比例演算器33に出力する。比例
演算器33は、入力された舵角速度ωa に所定の定数k
を乗算し、−kωa をその時点における舵角速度に比例
したモ−タ電流補正値If として算出する。舵角速度検
出器32及び比例演算器33は、後述するキ−ON検出
器34によりイグニツシヨンキ−のONが検出されたと
き作動する。
【0033】一方、I.G.キ−ON検出器34は、イ
グニツシヨンキ−のON/OFFを検出し、イグニツシ
ヨンキ−のONが検出されたときは、図示しないタイマ
Tにより所定時間だけ接点34aを閉じ、モ−タ電流補
正値If を加算器30に出力する。なお、接点34aを
論理回路で構成できることは言うまでもない。
【0034】加算器30は電流指令演算器22の出力で
ある電流指令値I1 とモ−タ電流補正値If とを加算
し、制御目標値である電流指令値Iを出力する。
【0035】図4は上記したI.G.キ−ON検出器3
4の動作を説明するフロ−チヤ−トである。まず、イグ
ニツシヨンキ−のONからの所定時間の経過を計時する
タイマTのリセツト、その他の初期化を行い(ステツプ
P1)、ついで操舵トルクを検出し(ステツプP2)、
操舵トルクに応じた電流指令値I1 を演算する(ステツ
プP3)。タイマTの計時終了を判定し(ステツプP
4)、計時終了でなければ舵角速度を検出する(ステツ
プP5)。舵角速度から舵角速度に比例したモ−タ電流
補正値If を算出し、電流指令値I1 とモ−タ電流補正
値If とを加算し、制御目標値である電流指令値Iを得
る(ステツプP6)。ついで補正された電流指令値Iに
基づいてモ−タ電流を制御する(ステツプP7)。ステ
ツプP4の判定で計時終了であれば、ステツプP7に移
り、電流指令値Iに基づくモ−タ電流の制御を行う。
【0036】以上の処理により、イグニツシヨンキ−を
OFFからONとした後は、キ−ONからの所定時間が
経過するまで、舵角速度に比例したモ−タ電流補正値I
f で操舵トルクに応じた電流指令値I1 を補正した電流
指令値Iを制御目標値としてモ−タの制御を行うことが
できる。
【0037】次に、この発明の第2実施例について説明
する。前記した第1実施例ではモ−タの舵角速度ωa
パルス発生器により検出しているが、第2実施例ではモ
−タの舵角速度ωa をバツテリ電圧と、モ−タ電流値i
から推定した舵角速度推定値ωb を使用するようにした
ものである。
【0038】モ−タの端子間電圧値Vと、実際のモ−タ
電流値i、及びモ−タの回転角速度ωとの間には、以下
の式(1)の関係がある。
【0039】
【数1】 ここで、Lはモ−タのインダクタンス、sはラプラス演
算子、Rはモ−タ端子間抵抗、KT はモ−タの逆起電力
定数である。
【0040】式(1)からモ−タの回転角速度ωを求め
ることができるが、モ−タ端子間抵抗Rや、モ−タの逆
起電力定数KT は温度の影響を受けて変動する。
【0041】即ち、モ−タ端子間抵抗Rは以下の式
(2)で表され、モ−タの逆起電力定数KT は、以下の
式(3)で表される。
【0042】
【数2】
【0043】
【数3】 ここで、R0 は基準温度におけるモ−タ端子間抵抗、K
T0は基準温度におけるモ−タの逆起電力定数、tは基準
温度からの温度差である。
【0044】式(2)(3)から明らかなように、モ−
タ端子間抵抗Rやモ−タの逆起電力定数KT は、温度の
影響を受けて変動する。従つて、モ−タ端子間抵抗Rや
モ−タの逆起電力定数KT は、例えばその時点の温度を
測定して補正するとよい。
【0045】また、L/Rで定義される電流の立ち上り
時定数は、モ−タの回転角速度ωを推定するの際して十
分に小さいため、前記式(1)からモ−タの回転角速度
ωを求める式は、以下の式(4)で表わすことができ
る。
【0046】
【数4】 また、モ−タの端子間電圧Vは、電流制御値(PWM信
号のデユ−テイ比)と以下の式(5)で示す関係があ
る。
【0047】
【数5】 ここで、VBAT はバツテリ電圧 DDTY はPWM信号のデユ−テイ比である。
【0048】したがつて、前記式(4)は以下の式
(6)で表すことができる。
【0049】
【数6】 モ−タの回転角速度はモ−タの舵角速度に比例するか
ら、前記式(6)はモ−タの舵角速度と見ることができ
る。したがつて、前記第1実施例の舵角速度ωaに代え
て、以下の式(7)で表された舵角速度推定値ωb を使
用することができる。
【0050】
【数7】 以下説明する第2実施例は、前記式(7)で表された舵
角速度推定値ωb に基づいて、電流補正値If を決定す
るものである。
【0051】図5は、この発明の第2実施例の電子制御
回路のブロツク図である。第2実施例は、モ−タ10に
パルス発生器31が無く、バツテリ電圧を検出するバツ
テリ電圧検出器38、舵角速度推定器39を備えている
点で第1実施例と相違するのみであるから、第1実施例
の電子制御回路のブロツク図(図2)と共通する要素に
は同一符号を付して説明を省略し、相違点のみ説明す
る。
【0052】舵角速度推定器39は、バツテリ電圧検出
器38で検出されたバツテリ電圧値VBAT 、モ−タ駆動
回路に入力信号、即ちPWM信号のデユ−テイ比
DTY 、及び電流検出回路42で検出された実際のモ−
タ電流値を入力信号とし、前記式(7)に基づいて舵角
速度推定値ωb を演算する。
【0053】比例演算器33は、入力された舵角速度推
定値ωb に所定の定数kを乗算し、kωb をその時点に
おける舵角速度に応じた電流補正値If として算出す
る。以降の処理は、第1実施例と同じであるからここで
は説明を省略する。
【0054】以上説明した第2実施例では、舵角速度推
定器39はモ−タの端子間電圧Vをバツテリ電圧値V
BAT とPWM信号のデユ−テイ比DDTY から算出してい
るが、モ−タの端子間電圧Vを直接検出し、前記式
(4)に基づいて舵角速度推定値ωb を演算することも
できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、運転者がイグニツシヨンキ−をONとする前にハン
ドル操作を行い、操舵トルクが発生している状態でイグ
ニツシヨンキ−がOFFからONとされた場合は、所定
の時間が経過するまで検出された舵角速度に比例したモ
−タ電流補正値で操舵トルクに応じた電流指令値を補正
し、これを制御目標値としてモ−タ電流の制御を行つて
操舵補助力を発生させるから、時間の経過により操舵補
助力の割合が変化することがなく、イグニツシヨンキ−
をONとしたとき、操向ハンドルの操作に違和感を与え
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動式パワ−ステアリング装置の構成の概略を
説明する図。
【図2】この発明の第1実施例の電子制御回路のブロツ
ク図。
【図3】モ−タ駆動回路の構成の一例を示すブロツク
図。
【図4】I.G.キ−ON検出時の制御動作を説明する
フロ−チヤ−ト
【図5】この発明の第2実施例の電子制御回路のブロツ
ク図。
【符号の説明】
10 モ−タ 12 車速センサ 13 電子制御回路 21 位相補償器 22 電流指令演算器 23 比較器 24 微分補償器 25 比例演算器 26 積分演算器 27 加算器 30 加算器 31 パルス発生器 32 舵角速度検出器 33 比例演算器 34 I.G.キ−ON検出器 38 バツテリ電圧検出器 39 舵角速度推定器 41 モ−タ駆動回路 42 モ−タ電流検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小岩井 久賀 群馬県前橋市鳥羽町78番地 日本精工株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともステアリングシヤフトに発生
    する操舵トルクの大きさに応じたモ−タ電流指令値を演
    算し、演算結果に基づいてモ−タ電流を制御する制御手
    段を備えた電動パワ−ステアリング装置の制御装置にお
    いて、 舵角速度を検出する舵角速度検出手段を備え、 前記制御手段は、イグニツシヨンキ−がOFFからON
    にされたときは、前記舵角速度検出手段により検出され
    た舵角速度に比例したモ−タ電流補正値を演算すると共
    に所定の時間内は前記舵角速度に比例したモ−タ電流補
    正値でモ−タ電流指令値を補正してモ−タ電流を制御す
    ることを特徴とする電動パワ−ステアリング装置の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記舵角速度検出手段は、モ−タ軸に結
    合した回転センサの検出値を微分して舵角速度を得るも
    のであることを特徴とする請求項1記載の電動パワ−ス
    テアリング装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記舵角速度検出手段は、モ−タ電流と
    モ−タ電流制御値とバツテリ電圧に基づいて舵角速度を
    推定するものであることを特徴とする請求項1記載の電
    動パワ−ステアリング装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記舵角速度検出手段は、モ−タ電流と
    モ−タ端子間電圧に基づいて舵角速度を推定するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の電動パワ−ステア
    リング装置の制御装置。
JP22606794A 1994-08-29 1994-08-29 電動パワ−ステアリング装置の制御装置 Pending JPH0867262A (ja)

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Cited By (5)

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CN1073032C (zh) * 1995-06-29 2001-10-17 Itt欧洲自动车股份公司 传动箱壳体
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