JPH0859140A - エレベータのかご枠構造 - Google Patents
エレベータのかご枠構造Info
- Publication number
- JPH0859140A JPH0859140A JP19318494A JP19318494A JPH0859140A JP H0859140 A JPH0859140 A JP H0859140A JP 19318494 A JP19318494 A JP 19318494A JP 19318494 A JP19318494 A JP 19318494A JP H0859140 A JPH0859140 A JP H0859140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- standing frame
- frame structure
- elevator
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 床と立枠との組立て作業を容易にしたエレベ
ータのかご枠構造を提供する。 【構成】 立枠３に水平な床受け部材４を固定し、この
床受け部材４に凸部８とストッパ４ａを設け、床１には
凸部８に対応する凹部２を設け、吊り下げた床１の凹部
２を床受け部材４の凸部８に係合させ、その後、係合部
を中心にして床１を回転させながらストッパ４ａに当接
させて水平にし、この状態で床１と立枠３間を結合す
る。
ータのかご枠構造を提供する。 【構成】 立枠３に水平な床受け部材４を固定し、この
床受け部材４に凸部８とストッパ４ａを設け、床１には
凸部８に対応する凹部２を設け、吊り下げた床１の凹部
２を床受け部材４の凸部８に係合させ、その後、係合部
を中心にして床１を回転させながらストッパ４ａに当接
させて水平にし、この状態で床１と立枠３間を結合す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータのかご枠構造
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のエレベータのかご枠構造をその据
付方法と共に説明する。まず、乗りかご枠据付作業以前
に、既にエレベータ昇降路壁に据付固定されているガイ
ドレールに、組立台を固定する。次に、この組立台に立
枠を載せて仮固定し、仮固定された２本の立枠の間にウ
インチを用いて床を搬入し、更にチェーンブロックを使
って床面がほぼ水平になるようにして降ろしながら、床
を正規の位置に調整してから立枠と固定する。その後、
上枠を搬入し、床面に脚立を設置し、上床と立枠を固定
するようにしていた。
付方法と共に説明する。まず、乗りかご枠据付作業以前
に、既にエレベータ昇降路壁に据付固定されているガイ
ドレールに、組立台を固定する。次に、この組立台に立
枠を載せて仮固定し、仮固定された２本の立枠の間にウ
インチを用いて床を搬入し、更にチェーンブロックを使
って床面がほぼ水平になるようにして降ろしながら、床
を正規の位置に調整してから立枠と固定する。その後、
上枠を搬入し、床面に脚立を設置し、上床と立枠を固定
するようにしていた。
【０００３】また特開昭６１−６９６８１号公報に記載
されたエレベータのかご枠構造は、床の位置調整を簡略
化するため、床にガイドレールの芯と一致させるべき位
置に予め印を付けておき、据付時に、この印とガイドレ
ールの芯とを一致させることによって床を正規の位置に
自動的に調整できるようにしている。
されたエレベータのかご枠構造は、床の位置調整を簡略
化するため、床にガイドレールの芯と一致させるべき位
置に予め印を付けておき、据付時に、この印とガイドレ
ールの芯とを一致させることによって床を正規の位置に
自動的に調整できるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のエレベータのかご枠構造では、組立台の上に立
枠を載せ、その立枠の間に床を搬入し、立枠と床を縫い
付けるといった組立て方法を採用しているため、立枠に
合わせて床を水平にする必要があり、搬入に用いるウイ
ンチの他にチェーンブロック等の補助的な揚重装置を併
用しながら床を水平になるように操作する必要があり、
しかも、床に予め印を付しておいたとしても、この床は
大型、重量物であるため微妙な位置調整が難しく、作業
のために多大な時間を要していた。
た従来のエレベータのかご枠構造では、組立台の上に立
枠を載せ、その立枠の間に床を搬入し、立枠と床を縫い
付けるといった組立て方法を採用しているため、立枠に
合わせて床を水平にする必要があり、搬入に用いるウイ
ンチの他にチェーンブロック等の補助的な揚重装置を併
用しながら床を水平になるように操作する必要があり、
しかも、床に予め印を付しておいたとしても、この床は
大型、重量物であるため微妙な位置調整が難しく、作業
のために多大な時間を要していた。
【０００５】本発明の目的は、床と立枠との組立て作業
を容易にしたエレベータのかご枠構造を提供することに
ある。
を容易にしたエレベータのかご枠構造を提供することに
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、立枠に床を固定して成るエレベータのか
ご枠構造において、上記立枠および上記床の対応部にそ
れぞれ係合部を形成し、上記立枠に形成した係合部に上
記床に形成した係合部を係合させ、上記床を回転させな
がら水平にしてから、上記立枠と上記床間を固定したこ
とを特徴とする。
成するために、立枠に床を固定して成るエレベータのか
ご枠構造において、上記立枠および上記床の対応部にそ
れぞれ係合部を形成し、上記立枠に形成した係合部に上
記床に形成した係合部を係合させ、上記床を回転させな
がら水平にしてから、上記立枠と上記床間を固定したこ
とを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明によるエレベータのかご枠構造は、立枠
と床の対応部に係合部を形成しているため、一端部を支
持した床を吊り上げた状態から立枠との係合部が合致す
るように床を徐々に降ろしていくと、両者の係合部が合
致し、その後はこの係合部を中心にして床を回転させる
ことによって徐々に水平にすることができる。従って、
床を水平にするために従来のように複数の揚重装置を必
要とせず、床と立枠との組立て作業を容易にすることが
できる。
と床の対応部に係合部を形成しているため、一端部を支
持した床を吊り上げた状態から立枠との係合部が合致す
るように床を徐々に降ろしていくと、両者の係合部が合
致し、その後はこの係合部を中心にして床を回転させる
ことによって徐々に水平にすることができる。従って、
床を水平にするために従来のように複数の揚重装置を必
要とせず、床と立枠との組立て作業を容易にすることが
できる。
【０００８】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は、本発明の一実施例によるエレベータのかご
枠構造の組立て途中状態を示す側面図である。図示しな
いエレベータの昇降路壁に据付固定されているガイドレ
ールに立枠３の受け雇が設置され、この受け雇に立枠３
を載置する。その作業はウインチ等の揚重装置を用いて
立枠３を吊り下げて昇降路内に搬入し、下降させて受け
雇上に載置し、その後、その上部を転倒防止のためにバ
インド線等でガイドレールに仮固定する。この立枠３の
下部には、水平な床受け部材４が一体に構成されてお
り、この床受け部材４には、係合部の一方を構成する凸
部８と、後述する床１を水平に受けるストッパ４ａと、
立枠３の両側に位置する複数の貫通孔５ａが形成されて
いる。一方、床１には凸分に係合して係合部を構成する
凹部２と、凹部２が凸部８に係合した状態で複数の貫通
孔５ａに対応する位置に形成した複数の貫通孔５ｂが設
けられている。
る。図１は、本発明の一実施例によるエレベータのかご
枠構造の組立て途中状態を示す側面図である。図示しな
いエレベータの昇降路壁に据付固定されているガイドレ
ールに立枠３の受け雇が設置され、この受け雇に立枠３
を載置する。その作業はウインチ等の揚重装置を用いて
立枠３を吊り下げて昇降路内に搬入し、下降させて受け
雇上に載置し、その後、その上部を転倒防止のためにバ
インド線等でガイドレールに仮固定する。この立枠３の
下部には、水平な床受け部材４が一体に構成されてお
り、この床受け部材４には、係合部の一方を構成する凸
部８と、後述する床１を水平に受けるストッパ４ａと、
立枠３の両側に位置する複数の貫通孔５ａが形成されて
いる。一方、床１には凸分に係合して係合部を構成する
凹部２と、凹部２が凸部８に係合した状態で複数の貫通
孔５ａに対応する位置に形成した複数の貫通孔５ｂが設
けられている。
【０００９】次に、床１と立枠３間の組立て作業を説明
する。上述したように図示しないエレベータの昇降路壁
に据付固定されているガイドレールに立枠３の受け雇が
設置され、ウインチ等の揚重装置を用いて立枠３を吊り
上げて昇降路内に搬入し、下降させて受け雇上に載置
し、その後、その上部を転倒防止のためにバインド線等
でガイドレールに仮固定している。その後、図１に示す
ように先程のウインチ等の揚重装置を用いて床１を吊
り、床受け部材４の近傍まで降ろす。そのとき、床１の
凹部２が床受け部材４の凸部８に係合するように調整す
るが。床１は吊り揚げられているため容易に行なうこと
ができる。その後、さらに床１を降ろしながら、凸部８
に係合した凹部２を中心にして床１が水平になるように
回転させると、床１の左方が床受け部材４のストッパ４
ａに当たり、この状態で床１が水平になり図２に示す状
態となる。しかも、このとき床１に形成した複数の貫通
孔５ｂが床受け部材４に形成した複数の貫通孔５ａに合
致するので、これら貫通孔５ａ，５ｂ間を貫通するボル
ト５等によって立枠３を床１を縫い付け固定する。
する。上述したように図示しないエレベータの昇降路壁
に据付固定されているガイドレールに立枠３の受け雇が
設置され、ウインチ等の揚重装置を用いて立枠３を吊り
上げて昇降路内に搬入し、下降させて受け雇上に載置
し、その後、その上部を転倒防止のためにバインド線等
でガイドレールに仮固定している。その後、図１に示す
ように先程のウインチ等の揚重装置を用いて床１を吊
り、床受け部材４の近傍まで降ろす。そのとき、床１の
凹部２が床受け部材４の凸部８に係合するように調整す
るが。床１は吊り揚げられているため容易に行なうこと
ができる。その後、さらに床１を降ろしながら、凸部８
に係合した凹部２を中心にして床１が水平になるように
回転させると、床１の左方が床受け部材４のストッパ４
ａに当たり、この状態で床１が水平になり図２に示す状
態となる。しかも、このとき床１に形成した複数の貫通
孔５ｂが床受け部材４に形成した複数の貫通孔５ａに合
致するので、これら貫通孔５ａ，５ｂ間を貫通するボル
ト５等によって立枠３を床１を縫い付け固定する。
【００１０】この説明から分かるように、床１と立枠３
間には凹部２と凸部８による係合部を構成しているた
め、この係合部を係合させると、その後の床１を水平に
する作業は係合部を中心にして回転させれば良いから、
小さな力で極めて容易に行なうことができる。しかも、
この実施例ではストッパ４ａを設けているため、床１を
ストッパ４ａに当接するまで回転させると、床１を水平
にすることができる。
間には凹部２と凸部８による係合部を構成しているた
め、この係合部を係合させると、その後の床１を水平に
する作業は係合部を中心にして回転させれば良いから、
小さな力で極めて容易に行なうことができる。しかも、
この実施例ではストッパ４ａを設けているため、床１を
ストッパ４ａに当接するまで回転させると、床１を水平
にすることができる。
【００１１】尚、上述の実施例では床１に凹部２を形成
し立枠３に凸部８を形成して係合部を構成したが、床１
に凸部を形成し立枠３に凹部を形成しても良く、また係
合部を係合させた後、床１を水平にする作業は係合部を
中心にして小さな力で回転できるので、ストッパ４ａに
変えてマークで位置合わせするようにしても良い。
し立枠３に凸部８を形成して係合部を構成したが、床１
に凸部を形成し立枠３に凹部を形成しても良く、また係
合部を係合させた後、床１を水平にする作業は係合部を
中心にして小さな力で回転できるので、ストッパ４ａに
変えてマークで位置合わせするようにしても良い。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータのかご枠構造は、立枠に床との間に係合部を構成
し、この係合部による係合状態で床を回動させて水平に
するようにしたため、従来のように床を水平に吊るため
の複数の揚重装置を用いることなく、床と立枠との組立
て作業を容易にすることができる。
ータのかご枠構造は、立枠に床との間に係合部を構成
し、この係合部による係合状態で床を回動させて水平に
するようにしたため、従来のように床を水平に吊るため
の複数の揚重装置を用いることなく、床と立枠との組立
て作業を容易にすることができる。
【図１】本発明の一実施例によるエレベータのかご枠構
造の組立て途中状態を示す側面図である。
造の組立て途中状態を示す側面図である。
【図２】図１に示したエレベータのかご枠構造の組立て
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
１ 床 ２ 凹部 ３ 立枠 ４ 床受け部材 ４ａ ストッパ ５ ボルト ５ａ，５ｂ 貫通孔 ８ 凸部
Claims (2)
- 【請求項１】 立枠に床を固定して成るエレベータのか
ご枠構造において、上記立枠および上記床の対応部にそ
れぞれ係合部を形成し、上記立枠に形成した係合部に上
記床に形成した係合部を係合させ、上記床を回転させな
がら水平にしてから、上記立枠と上記床間に固定したこ
とを特徴とするエレベータのかご枠構造。 - 【請求項２】 請求項１記載のものにおいて、上記立枠
に床受け部材を固定し、この床受け部材に上記床を回転
させて当接させたとき上記床を水平に保持するストッパ
を設けたことを特徴とするエレベータのかご枠構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19318494A JPH0859140A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | エレベータのかご枠構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19318494A JPH0859140A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | エレベータのかご枠構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0859140A true JPH0859140A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16303707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19318494A Pending JPH0859140A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | エレベータのかご枠構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0859140A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011126663A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Toshiba Elevator Co Ltd | 昇降路内部品設置構造及び昇降路内部品の設置方法 |
| WO2015189950A1 (ja) * | 2014-06-12 | 2015-12-17 | 三菱電機株式会社 | エレベータ、および、かご据付姿勢調整方法 |
| WO2019038810A1 (ja) * | 2017-08-21 | 2019-02-28 | 三菱電機株式会社 | エレベータ用かご枠装置 |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP19318494A patent/JPH0859140A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011126663A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Toshiba Elevator Co Ltd | 昇降路内部品設置構造及び昇降路内部品の設置方法 |
| WO2015189950A1 (ja) * | 2014-06-12 | 2015-12-17 | 三菱電機株式会社 | エレベータ、および、かご据付姿勢調整方法 |
| CN106458520A (zh) * | 2014-06-12 | 2017-02-22 | 三菱电机株式会社 | 电梯以及轿厢安装姿势调整方法 |
| JPWO2015189950A1 (ja) * | 2014-06-12 | 2017-04-20 | 三菱電機株式会社 | エレベータ、および、かご据付姿勢調整方法 |
| WO2019038810A1 (ja) * | 2017-08-21 | 2019-02-28 | 三菱電機株式会社 | エレベータ用かご枠装置 |
| JPWO2019038810A1 (ja) * | 2017-08-21 | 2019-12-19 | 三菱電機株式会社 | エレベータ用かご枠装置の組立方法 |
| CN110997546A (zh) * | 2017-08-21 | 2020-04-10 | 三菱电机株式会社 | 电梯用轿厢架装置 |
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