JPH08500514A - 摺動可能なカートリッジ支持体を有するカミソリのハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 可撓性の湿式ひげそりカミソリ用ユニットを可動的に支持するカミソリハンドル。ハンドルは、ひげそり中にカミソリユニットの中央を支持する正規の位置と前進位置との間で作動可能なカートリッジ支持体を有する。正規位置において、カミソリユニットはほぼ直線形状をなしており、前進位置において、カミソリユニットが凹形状の身体面をよくそることができるようにほぼ凸形状になるようにカートリッジ支持体がハンドル機構のハウジングから外側に前進する。

Description

【発明の詳細な説明】 摺動可能なカートリッジ支持体を有するカミソリのハンドル 発明の背景 本発明は、カミソリのハンドルに関し、特にひげそり中に、湿式ひげそり用カ ミソリユニット、例えばカミソリのカートリッジを可動に支持する、少なくとも １つの旋回可能で可撓性の取付部材を備えたカミソリのハンドルに関する。 多くのタイプのカミソリハンドルが知られている。最も最近のカミソリハンド ルはその両端と中間点に使い捨てカートリッジを固定して支持するように設計さ れている。 カミソリハンドルの種々のタイプの間で、溝を有するタイプのハンドルが当業 者において知られており、これは、固定した２つの対向バーを有し、これは対応 して固定されたトラックを有するカートリッジを摺動可能に受けるようになって いる。溝を有するタイプのハンドルに係合する固定トラックを有するカートリッ ジの一例は、米国特許第４，５１６，３２０号に示されている。 この技術分野で知られたカミソリハンドルの他のタイプは、アクチュエータボ タンに力を加えるとき、内側または外側に移動するばね作動係合部材を有する。 カートリッジをハンドルに適切に配置した後、カートリッジボタンを解放し、係 合部材がそれらの休止位置に戻り、カミソリカートリッジに係合することができ るようにする。このようなハンドルはひげそり中、カートリッジを固定して移動 するか、またはカートリッジを旋回することができるようにする。（用語の「旋 回」は、刃の縁部に平行な軸線の周りのカートリッジの動きを言う。）カートリ ッジを旋回するように、または旋回しないように、固定することができる改良さ れたカミソリハンドルは、「固定・旋回可能カミソリ」と題された米国特許第４ ，７９７，９９８号において示されている。 今日、可撓性カミソリカートリッジの使用は、一般的になっている。このよう な１つの先行技術の例は、（後に米国特許第３０，９１３号として再発行された ）米国特許第４，０６９，５８０号に示されている。この可撓性カートリッジは 、カートリッジの後面に形成された一対の通路を有し、この通路は、ハンドル機 構から伸びている一対の間隔を置いた剛性ピンを受けるようになっている。先行 の 可撓性カミソリの他の例は、米国特許第４，４４３，９３９号に示されている。 米国特許第４，４４３，９３９号の特許は、間隔を置いた剛性ピンを有するハン ドル機構によって支持されている可撓性カートリッジを示している。しかしなが ら、米国特許第４，４４３，９３９号 のピンは、比較的長さが短く、球根状の 端部を備えている。カートリッジの後面は、一対の「キー形状」のスロットを有 する。カートリッジをハンドルに導くために、まずユーザーはピンの一方をスロ ットの一方に配置する。次にカートリッジをたわませ、第２のピンを第２のスロ ットに操作する。カートリッジが解放されると、それは直線的な形状に戻り、カ ートリッジがハンドルに固定される。 さらに改良されたひげそりを行うために、最近新しいタイプの可撓性カミソリ カミソリが開発された。米国特許第４，８５４，０４３号に開示された新しい可 撓性カミソリカートリッジは、ひげそり中、長手方向の軸線に沿ってたわむよう に設計されている。当業者によって理解できるように、可撓性カートリッジがそ の長手方向の軸線に沿ってたわむとき、カートリッジの両端の間の直線距離は減 少する。従来技術の取付部材が（もちろん、カートリッジがカミソリハンドルに 固定されているか、または外されている場合を除いて）典型的には固定位置に残 るように設計されているので、このような従来のハンドルは、可撓性タイプのカ ミソリの所望のたわみを行わないか、またはこのようなたわみが行われるならば 、ひげそり中にカートリッジがハンドルから外れる危険性を生じる。 チェンの名称で１９９０年１０月１５日に出願された米国特許出願第６００， ２９０号に改良されたハンドルが示されている。チェンのハンドルは、可撓性カ ミソリカートリッジを可動的に支持するように一対の取付装置を提供する。要す るに、それらはカミソリカートリッジのたわみを可能にするように設計されてい る。この結果は、取付部材がカートリッジをたわませることによって取付部材に 伝達される力に応答してそれらが移動するように取付部材を設計することによっ て達成される。さらに、取付部材は、ハンドルにカートリッジを負荷することが できるように、アクチュエータによって互いに向かって移動することができる。 １９９０年４月１０日に出願された米国特許出願第０７／５０７，４２５号は 、チェンのハンドルに対する改良が示されている。さらに詳細に説明すると、こ の 出願は、一対の取付部材と、アクチュエータと、摺動可能なカートリッジ支持体 とを開示している。摺動可能なカートリッジ支持体は、ひげそり中にカートリッ ジの中心を支持し、さらに、たわみの後に、カートリッジをその直線形状に戻す 際に補助する。この装置の構造及び作動は、ひげそり中にカートリッジを安定さ せることを意図しており、カートリッジか取り付けられている間及び除去中に容 易に操作することができる。 前述したように最近可撓性の設計のカートリッジが導入された。可動な支持を 行うハンドル（例えば、米国特許出願第０７／５０７，４２５号に示されたハン ドル）にカートリッジを取付けたときに、カートリッジはひげそり中に出合う力 に応答してたわみ、それによって、カートリッジがひげをそる表面の自然の輪郭 に適合するようにし、ひげを有効に切断するように刃の大きな部分をその表面に 接触させることができる。 しかしながら、上述したような可撓性カートリッジ及びハンドルを使用しても 、わきの下のような凹形状の身体面をそることは困難である。従って、ひげそり 中（例えば顔）に出合う典型的な輪郭の表面のひげそりを行うと共に、同時に、 わきの下のような凹形状の身体面をよくそることができるハンドルを形成するこ とができる、可撓性のカートリッジを可動的に支持することができるハンドルを 提供することが望ましい。 発明の要約 本発明は、可撓性の湿式ひげそり用カミソリのカミソリハンドルに関する。ハ ンドルは、カミソリを可動に支持する装置を有する。支持装置は、ひげそり中に たわむことができるようにカミソリユニットを支持する支持位置と、前記カミソ リユニットを着脱する負荷位置との間で作動可能である。またハンドルは、ひげ そり中に前記カミソリユニットの中央を支持するカートリッジ支持体を有する。 このカートリッジ支持体は、カミソリユニットがほぼ直線形状を向いている正規 の位置と、凹形状の身体面をよくそることができるように前記カミソリユニット がほぼ凸形状になる前進位置との間で作動可能である。 ハンドルは支持位置と負荷位置との間で前記支持装置を移動するために前記支 持装置に接続されたアクチュエータを有する。アクチュエータは、支持装置が支 持位置にあるとき、非付勢状態で休止するように前記負荷位置に対して付勢され ている。 本発明の好ましい実施例において、正規位置と前進位置との間で前記カートリ ッジ支持体を作動させるために前記カートリッジ支持体に作動的に接続されるセ レクタダイヤルを有する。また、ハンドルは、セレクタダイヤルを前記前進位置 に固定するもどり止めを有する。さらに、セレクタダイヤルは、ハンドル機構の ハウジングの下方のシェルに配置されている。 好ましい実施例において、セレクタダイヤルは、前記直線位置に連続してそこ で終結している弧状位置を有する制御スロットを有する。カートリッジ支持体は セレクタダイヤルが作動するとき、制御ピンが前記制御スロット内を移動するよ うに前記制御スロットに係合可能な前進ピンを有する。前記制御スロットの直線 部分は、セレクタダイヤルが正規の位置にあるとき、長手方向の軸線に整合して いる。さらに、前進ピンはセレクタダイヤルが正規位置にあるとき、弧状部分の 近傍の直線部分の端部に位置しており、前記カミソリユニットのたわみに応答し て前記直線部分の長さを自由に移動することが好ましい。 ハンドルは、セレクタダイヤルが正規の位置にあるとき、カミソリ支持体を前 記直線部分の端部に向けて付勢する前進ばねを有する。この観点において、カー トリッジ支持体は、前記前進ばねの一端を受ける通路を有する。本発明の好まし い実施例は、負荷位置に対して前記アクチュエータを付勢する少なくとも１つの ばねを有する。 この好ましい実施例における支持装置は、２つの取付アームを有し、前記取付 アームの各々は、旋回端部と固定端部とを有する。旋回端部の各々は、前記ハン ドルに旋回可能に接続されており、前記固定端部は、前記支持位置において互い から最大限の距離と前記負荷位置の互いから小さい位置の距離との間でハンドル の長手方向の軸線に関して横方向に可動である。 本発明の取付アームは、作動中にほぼ直線的な横方向の通路で固定端部の各々 を横方向に案内する装置を有する。横方向に案内する装置は、前記取付装置の各 々に形成された横方向の案内スロットを有し、前記取付アームは、作動中前記固 定端部の弧状の移動を防止するために前記ハンドルの横方向案内ブロックに係合 する。 好ましい実施例において、横方向に案内する装置は、作動中、直線的な横方向 の移動に対応するために前記取付アームの各々がたわむことができるように前記 横方向の案内スロットの近傍にアーム部材を有する。アーム部材は、作動中に壊 れることなく、前記取付アームが繰り返し曲がることができるように十分に小さ い少なくとも１つの小さい部分を有する。 従って、本発明は、ひげそり（例えば顔）中、に出合う典型的な輪郭面のひげ そりを行うことができるハンドルを提供する。この同じカミソリハンドルは、さ らにと凸形状にカミソリユニットをたわませることができ、使用者がわきの下の ような凹形状の身体面をそる能力を向上させることができる。使用者が凹形状の 身体面をそることを終了したときに、可撓性カミソリユニットが規定の直線形状 に戻ることができるようにセレクタダイヤルを回転する。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明によるカミソリハンドルの斜視図である。 第２図は、ハンドル上に配置された可撓性湿式カミソリユニットを有するカミ ソリハンドルの斜視図である。 第３図は、本発明の取付部材を受ける一部を包囲した空洞部を示すカミソリユ ニットの拡大詳細図である。 第４図は、ハンドルの上に配置され、凹形状の身体面をそるために凸形状にた わんだ可撓性湿式ひげそり用カミソリユニットを有するカミソリのハンドルの斜 視図である。 第５図は、明らかにするためにハウジングの下方のシェルが除去されている本 発明のカミソリハンドルの底部の斜視図である。 第６図は、第５図に示されたカミソリハンドルの部品の分解図である。 第７図は、明らかにするためにハウジングの上方のシェルが除去されており、 セレクタダイヤルが正規の作動位置にある本発明のカミソリハンドルの平面図で ある。 第８図は、明らかにするためにハウジングの上方のシェルが除去されており、 セレクタダイヤルが前進位置にある本発明のカミソリハンドルの平面図である。 発明の詳細な説明 図面を参照すると、カミソリハンドル１０が第１図に示されている。ハンドル １０は、本発明の機構を包囲するハウジング１４に一体的に接続されている軸部 分１２を有する。ハウジング１４は、上方シェル１６及び下方シェル１８によっ て規定されている。 本発明の機構は、作動突出部、すなわちプッシュボタン２２を有する（第６図 に最もよく示す）アクチュエータ２０を有する。プッシュボタン２２は、上方シ ェル１６の矩形の開口部を通って外側に伸びている。また、この機構は、固定ピ ン２６を有する一対の取付アーム２４を有する。さらに機構は、摺動可能なカー トリッジ支持体２８を有する。アクチュエータ２０は、取付アームに作動的に接 続されている。さらに、プッシュボタン２２に力Ｆを加えることによって、アク チュエータ２０は、力のラインの方向に沿って、すなわち、（第７図に示すよう に）長手方向の軸線Ｌに沿って移動する。 第２図は、ハンドル１０に固定された可撓性湿式ひげそり用カミソリユニット を示す。カートリッジ３０は以下にさらに詳細に示す摺動可能なカートリッジ支 持体２８によってその中央部が支持されている。第２図に示すように、カートリ ッジ３０は、ほぼ直線方向を向いている。カートリッジの中央を支持するカート リッジ支持体２８は、たわんだ後にカートリッジをその直線形状に戻す際に補助 となる。 上述したように、取付部材２４は、内側に作動する。この動きは、使用者がカ ートリッジ３０をハンドルに取り付けるために必要である。第３図を参照すると 、カートリッジ３０は、その底面に一部に凹部が形成された対向した一対の空洞 部３２が形成されている。取付部材２４が内側に作動するとき、固定ピン２６は 、それら自身を空洞部３２の一対の細長い開口部に整合し、それによって取付部 材２４が空洞部３２に挿入されることができるようにする。この時点で、アクチ ュエータの力は解放され、取付部材２４が外側に伸び、すなわち、元の付勢され ない位置に戻ることができるようになる。第３図から明らかなように、取付部材 ２４の外側への動きは、空洞部の包囲体に固定ピンを押し、カートリッジをハン ドルに固定する。ハンドルからカートリッジを除去するために、取付部材は、固 定 ピン２６を空洞３２の拡大開口部に整合させるように内側に作動される。この整 合は、ハンドルからカートリッジを除去することができるようにする。 第４図を参照すると、カートリッジ３０は凸形状に示され、すなわち、カート リッジはハウジングから離れるように外側に曲げられている。曲がった形状にお いて、わきの下のような凹形状の身体面をそるために特に適している。 詳細に説明すると、カートリッジの外側へのたわみは、カートリッジ２８に作 動的に接続されているセレクタダイヤル３４によって達成される。カートリッジ 支持体２８は、２つの位置で作動可能である。１）カートリッジがひげそり中に 出合う力に応答してカートリッジのたわみを行うほぼ直線形状に向いている（第 ２図に示す）正規の位置。２）カートリッジがわきの下のような凸状の身体面を よくそれるようにほぼ凸形状を形成している（図４に示すような）前進位置。前 進した形状において、カートリッジは、ほぼ剛性（すなわち、たわみを行うこと がない）を維持する。従って、セレクタダイヤル３４の回転は、「正規の位置」 から「前進位置」の間でハンドル機構１０をシフトさせ、カートリッジ支持体２ ８をハウジング１４から前進させ、カートリッジ３０を外側に曲げる。 セレクタダイヤル３４は、カートリッジ支持体が外側に前進すると、ダイヤル が前進位置でロックすることができるようにもどり止め３６を備えていることが 好ましい。ハンドルを正規の位置に回すために、使用者はダイヤルをもどり止め から外し、カートリッジ支持体をハウジングに引き込むように適当な方向にダイ ヤルを回転させる。 ハンドル１０に含まれる部品は、組み立てた状態で第５図に示し、分解した状 態で第６図に示される。取付部材２４及びアクチュエータ２０の動作は、言及に よりここに組み入れた１９９０年４月１０日に出願された米国特許出願第０７／ ５０７，４２５号に詳細に説明されている。従って、これらの部品の動作を以下 に簡単に説明する。 第６図に最もよく示すように、アクチュエータ２０は、一対のカムピン３８を 有する。カムピン３８は、側方のウイング延長部４０の端部に配置されており、 側方のウイング延長部４０は長手方向の軸線Ｌから離れている（第７図参照）。 また、アクチュエータ２０は、付勢ばね４４を包囲するような大きさの溝４２を 有する。溝４２の端部にばね保持ピン４６が配置されている。 取付アーム２４は、固定ピン２６を有する。また固定アーム２４は旋回ピン４ ８を含む。固定ピン２６と旋回ピン４８の間にアーム部材５０とスロット５２が 配置されている。取付アーム２４は、横方向の案内溝５４を有する。 スロット５２は、内側のカム面５６を有する。このスロットは、包囲する面取 り縁が形成されている。別の案としては、取付アーム全体を通って伸びないよう にスロットを形成してもよい。 アクチュエータ２０は、摺動可能なカートリッジ支持体２８から離れるように 長手方向軸線Ｌに沿う方向に押される。この位置を「非付勢位置」または「支持 位置」と称する。要するに、アクチュエータは、負荷位置に対して付勢される。 アクチュエータ２０を付勢するばね４４は、ばね保持ピン４６によって溝４２に 固定される。ばね４４の他端は、ハウジング１４に固定するように接続されてい るばねリテーナ５８に当接している。 カートリッジ支持体２８は、ハウジング１４に固定するように接続された一対 のガイドポスト６０の間を摺動するように構成されている。カートリッジ支持体 ２８はカートリッジ前進ばね６４の一端を受けるばね通路６２を有する。カート リッジ前進ばねの他端は、ばねリテーナ５８の他端に当接している。カートリッ ジ支持体２８は、セレクタダイヤル３４に形成された制御スロット６８に係合す る前進ピンを有する。 第７図から分かるように、旋回ピン４８は、下方シェル１８の旋回穴７０によ って受けられる。また、旋回ピン１８は、（図示しない）上方シェル１６の（図 示しない）同様の旋回穴によって受けられる。取付アーム２４の横方向案内スロ ット５４は、横方向の案内ブロック７２を受ける。固定ピン２６は、横方向案内 スロットと横方向案内ブロックとの間の厳しい公差によって、取付アームが作動 するとき、長手方向の軸線Ｌにほぼ垂直な横方向通路（すなわち、図７に示す横 方向軸線Ｔ）に沿って移動する。 固定アーム２４が下方シェル１８に旋回可能に連結されていても、固定ピン２ ６の水平方向の動きが可能になり、これは、アーム部５０を小さい本体部分また はノッチ部７４でリビングヒンジとしてたわむように設計することによって達成 される。これらのノッチ部は作動中、壊れることなく、取付アームが繰り返し曲 がることができる。しかしながら、この動きは、カムピンがスロット５２の前方 部分に動く範囲までアクチュエータ２０が移動するときに達成されるだけである 。特に、カムピン３８がスロット５２の前方部分に移動するとき、取付アームは 、長手方向の軸線Ｌに向かってピン４８の周りで旋回するように強制される。 その結果として、正規には、固定ピン２６は、横方向の軸線Ｔに沿って移動す る。弧状通路に沿って軸線Ｌに向かって移動するが、横方向案内スロット５４及 び縦方向案内ブロック７２によって、固定ピン２６は長手方向の軸線に向かって 横方向に移動する。前述したように、予期された通路からのこの変位は、アーム 部材５２をノッチ部の周りでたわませることができることによって生じる。 セレクタダイヤル３４の作動は、第７図乃至第８図を参照することによって容 易に説明することができる。図面に示すように、制御スロット７６は、直線部分 ８０で終わる弧状部分７８を有する。カートリッジ支持体２８が正規の位置にあ るとき、第７図に示すように自由に前進後退を行うように直線部分に位置してい る。カートリッジ支持体２８は、カートリッジ前進ばね６４によって前方に付勢 されている。正規の位置において、カミソリユニットは、自由にたわむことがで きる。なぜならば、カートリッジ支持体２８は、ひげそり中に出合う力に応答し て長手方向の軸線Ｌに沿って変位することができるからである。さらに言えば、 カートリッジ支持体２８は、自由に変位することができる。なぜならば、前進ピ ン６６が直線部分８０内で自由に移動することができるからである。事実、カー トリッジ支持体２８は、この正規の位置で、米国特許出願第０７／５０７，４２ ５号に示されているカートリッジ支持体と同じように作動する。 本発明にの利点は、ダイヤルが第８図に示すような位置になるまでセレクタダ イヤル３４を反時計方向に（または制御スロットの向きに依存して時計方向に） 回転することによって得られる。この位置において、前進ピン６６は、弧状部分 ７８の弧状の先端に位置している。正規の位置から前進位置にセレクタダイヤル ３４を回転することによって、カートリッジ支持体２８は、外側に前進する。本 発明の好ましい実施例において、カートリッジ支持体の前進は、０．０５インチ （１．２７ｍｍ）台であり、これはカミソリユニット３０を外側（すなわち、凸 形状に）曲げるに十分であり、それによって凹形状の身体面をそるカミソリユニ ットの性能を向上させる。 この前進位置において、カミソリユニットはほぼ剛性に維持される（すなわち 、たわむことができない）。使用者が凹形状の身体面をそることを終了するとき 、セレクタダイヤルがもどり止め３６から外され、正規の位置に戻される。これ は、カートリッジ支持体をハウジングの中に引き込み、カミソリユニットが正規 の直線形状に戻ることが可能にする。 本発明の好ましい実施例を説明したが、当業者は、本発明の範囲から逸脱せず に本発明を変形し変更することに気づくであろう。このような変形、変更はすべ て本発明の範囲内にある。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＺ，Ｆ Ｉ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＲ，ＮＯ，ＰＬ，ＳＫ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．可撓性の湿式ひげそり用カミソリのカミソリハンドルであって、ひげそり 中にたわむように前記カミソリユニットを支持する支持位置と、前記カミソリユ ニットを着脱する負荷位置との間で作動可能なように前記ハンドルに前記カミソ リを可動に支持する装置と、 ひげそり中に前記カミソリユニットの中央を支持すると共にカミソリユニット がほぼ直線形状を向いている正規の位置と、前記凹部の身体面のひげそりを向上 するために前記カミソリユニットがほぼ凸形状になる前進位置との間で作動可能 なカートリッジ支持体とを有する可撓性湿式ひげそり用カミソリのカミソリハン ドル。 ２．前記支持位置と負荷位置との間で前記支持装置を移動するために前記支持 装置に接続されたアクチュエータを有し、前記アクチュエータは、前記支持装置 が前記支持位置にあるとき、非付勢状態で休止するように前記負荷位置に対して 付勢されている請求項１に記載のカミソリハンドル。 ３．前記カミソリ支持体が前記前進位置にあるとき、前記カミソリユニットは ほぼ剛性であるように維持される請求項１に記載のカミソリハンドル。 ４．前記カミソリ支持体が前記正規の位置から前記前進位置に移動するとき、 ０．０５インチ（１．２５ｍｍ）台で前進する請求項１に記載のカミソリハンド ル。 ５．前記正規位置と前記前進位置との間で前記カートリッジ支持体を作動させ るために前記カートリッジ支持体に作動的に接続されるセレクタダイヤルを有す る請求項１に記載のカミソリハンドル。 ６．前記セレクタダイヤルを前記前進位置に固定するもどり止めを有する請求 項５に記載のカミソリハンドル。 ７．下方シェル及び上方シェルを有するハウジングを有し、前記セレクタは前 記下方シェルに配置されている請求項５に記載のカミソリハンドル。 ８．前記セレクタダイヤルは、弧状位置と直線位置を有する制御スロットを有 し、前記弧状位置は、前記直線位置に連続してそこで終結しており、 前記カートリッジ支持体は前記セレクタダイヤルが作動するとき、前記制御ピ ンが前記制御スロット内を移動するように前記制御スロットに係合可能な前進ピ ンを有する請求項５に記載のカミソリハンドル。 ９．前記セレクタダイヤルが作動するとき、前記制御スロットの直線部分は、 前記長手方向の軸線に整合しており、前記セレクタダイヤルが正規の位置にある とき、前記前進ピンは前記直線部分にあり、前記カミソリユニットのたわみに応 答して前記直線部分の長さを自由に移動する請求項８に記載のカミソリハンドル 。 １０．前記セレクタダイヤルが前記正規の位置にあるとき、前記カミソリ支持 体を前記直線部分の端部に向けて付勢する前進ばねを有する請求項９に記載のカ ミソリハンドル。 １１．前記カートリッジ支持体は、前記前進ばねの一端を受ける通路を有する 請求項１０に記載のカミソリハンドル。 １２．前記負荷位置に対して前記アクチュエータを付勢する少なくとも１つの ばねを有する請求項１に記載のカミソリハンドル。 １３．２つの取付アームを有し、前記取付アームの各々は、旋回端部と固定端 部とを有し、前記旋回端部の各々は、前記ハンドルに旋回可能に接続されており 、前記固定端部の各々は、前記支持位置において互いから最大限の距離と前記負 荷位置の互いから小さい位置の距離との間でハンドルの長手方向の軸線に関して 横方向に可動である請求項１に記載のカミソリハンドル。 １４．前記取付アームの各々は、作動中にほぼ直線的な横方向の通路で固定端 部の各々を横方向に案内する装置を有する請求項１３に記載のカミソリハンドル 。 １５．横方向に案内する装置は、前記取付装置の各々に形成された横方向の案 内スロットを有し、前記取付アームは、作動中前記固定端部の弧状の移動を防止 するために前記ハンドルの横方向案内ブロックに係合する請求項１４に記載のカ ミソリハンドル。 １６．前記横方向に案内する装置は、作動中、直線的な横方向の移動に対応す るために前記取付アームの各々がたわむことができるように前記横方向の案内ス ロットの近傍にアーム部材を有する請求項１５に記載のカミソリハンドル。 １７．前記アーム部材は、作動中に壊れることなく、前記取付アームが繰り返 し曲がることができるように十分に小さい少なくとも１つの小部分を有する請求 項１６に記載のカミソリハンドル。 １８．前記固定端部の各々は、前記カミソリユニットに配置された空洞に係合 した一対の対向した固定ピンを有する請求項１３に記載のカミソリハンドル。 １９．前記アクチュエータは、使用者によって作動されるように前記ハンドル の表面から外側に伸びている作動突出部を有する請求項１に記載のカミソリハン ドル。