JPH0839753A - カラー印刷方法 - Google Patents
カラー印刷方法Info
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- JPH0839753A JPH0839753A JP17518794A JP17518794A JPH0839753A JP H0839753 A JPH0839753 A JP H0839753A JP 17518794 A JP17518794 A JP 17518794A JP 17518794 A JP17518794 A JP 17518794A JP H0839753 A JPH0839753 A JP H0839753A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイレクト型平版印刷原版上にイメージ形成
し、簡便に且つロングランのカラー印刷を行う印刷方法
であって、印刷物の非画像部のインキ汚れがなく良好な
画像再現性が得られるカラー印刷方法を提供すること。 【構成】 プラスチック支持体上に、表面粗度(Ra)0.1
〜0.4μmおよび最大高さ(Rmax)1 〜 8μmを有する酸
化亜鉛分散樹脂層からなる画像受容層を形成したダイレ
クト型平版印刷原版上に、熱転写法によって、疎水性物
質から成る画像形成物質を転写して、イメージを形成
し、次に該原版をエッチング処理することにより、カラ
ー原稿の色分解されたイメージごとに製版し、その製版
を用いてオフセット印刷機で印刷するカラー印刷方法。
し、簡便に且つロングランのカラー印刷を行う印刷方法
であって、印刷物の非画像部のインキ汚れがなく良好な
画像再現性が得られるカラー印刷方法を提供すること。 【構成】 プラスチック支持体上に、表面粗度(Ra)0.1
〜0.4μmおよび最大高さ(Rmax)1 〜 8μmを有する酸
化亜鉛分散樹脂層からなる画像受容層を形成したダイレ
クト型平版印刷原版上に、熱転写法によって、疎水性物
質から成る画像形成物質を転写して、イメージを形成
し、次に該原版をエッチング処理することにより、カラ
ー原稿の色分解されたイメージごとに製版し、その製版
を用いてオフセット印刷機で印刷するカラー印刷方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】軽印刷分野において、プラスチッ
クフィルムからなるダイレクト型平版印刷原版上に熱転
写法にてイメージを形成し、エッチング処理して得られ
る製版を用いて簡便に且つロングランの印刷を行うこと
のできるカラー印刷方法に関する。
クフィルムからなるダイレクト型平版印刷原版上に熱転
写法にてイメージを形成し、エッチング処理して得られ
る製版を用いて簡便に且つロングランの印刷を行うこと
のできるカラー印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷分野の製版プロセスにおい
て、印刷に必要とする画像イメージを直接原版に形成し
て製版するダイレクト版と、画像イメージを一度ドラム
等の場所に形成し、それを原版に転写し現像するインダ
イレクト版の二種類がある。最近のデスク・トップ・パ
ブリッシング(DTP)システムの進歩や、コンピュータ
ーを用いた製版システムの普及によりこれらのダイレク
ト型製版システムやインダイレクト型製版システムがよ
く用いられるようになってきた。特に軽印刷の分野にお
いては良く使用されている。
て、印刷に必要とする画像イメージを直接原版に形成し
て製版するダイレクト版と、画像イメージを一度ドラム
等の場所に形成し、それを原版に転写し現像するインダ
イレクト版の二種類がある。最近のデスク・トップ・パ
ブリッシング(DTP)システムの進歩や、コンピュータ
ーを用いた製版システムの普及によりこれらのダイレク
ト型製版システムやインダイレクト型製版システムがよ
く用いられるようになってきた。特に軽印刷の分野にお
いては良く使用されている。
【0003】インダイレクト型製版を用いる平版印刷は
通常図1に示されるような支持体(1)と画像受容層(2)
からなる平版印刷用原版を用いて印刷を行なう方法であ
る。この原版の支持体(1)は紙やプラスチックフィルム
が一般的であり、画像受容層(2)は酸化亜鉛を顔料と
し、樹脂バインダー中に分散した樹脂層である。この原
版上にトナー等で画像(3)を通常のコピー機、レーザー
プリンターなどを用いて形成し、この画像部分を親油性
部分とし、そのトナーの存在しない部分(非画像部分)
(4)は例えばシアン化カリウムを含むエッチング液で親
水化処理することにより、オフセット印刷版が得られ
る。これはオフセット印刷機を用いて印刷に供されてい
る。
通常図1に示されるような支持体(1)と画像受容層(2)
からなる平版印刷用原版を用いて印刷を行なう方法であ
る。この原版の支持体(1)は紙やプラスチックフィルム
が一般的であり、画像受容層(2)は酸化亜鉛を顔料と
し、樹脂バインダー中に分散した樹脂層である。この原
版上にトナー等で画像(3)を通常のコピー機、レーザー
プリンターなどを用いて形成し、この画像部分を親油性
部分とし、そのトナーの存在しない部分(非画像部分)
(4)は例えばシアン化カリウムを含むエッチング液で親
水化処理することにより、オフセット印刷版が得られ
る。これはオフセット印刷機を用いて印刷に供されてい
る。
【0004】これらのインダイレクト型平版印刷原版に
より、カラー印刷を行う試みは従来から行われてきた。
しかし、インダイレクト型平版印刷原版の支持体として
紙をもちいた場合、紙は破損を招きやすく、しかも印刷
中の湿し水やインク溶媒による膨潤のため寸法安定性が
悪く、また耐刷性にも劣っておりカラー印刷の用には供
さない。一方プラスチックフィルムを支持体として用い
た場合には、耐水性や寸法安定性等の問題がないもの
の、電子プリンター等によってインダイレクトに製版し
た場合、プラスチックフィルム中の静電気などの存在に
より、非画線部へのトナー等の飛散がおこり、これが印
刷時の地汚れを生じる等の問題がある。例えば、今日コ
ンピューター等により簡単にDTPシステムによって製
版が行え、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、
ブラック(K)に色分解した版が簡単に得られるが、それ
らの情報をレンザープリンターによってプラスチックフ
ィルムからなるインダイレクト型平版印刷原版に出力し
て製版し印刷した場合には、印刷物の比画像部の汚れが
大きい。
より、カラー印刷を行う試みは従来から行われてきた。
しかし、インダイレクト型平版印刷原版の支持体として
紙をもちいた場合、紙は破損を招きやすく、しかも印刷
中の湿し水やインク溶媒による膨潤のため寸法安定性が
悪く、また耐刷性にも劣っておりカラー印刷の用には供
さない。一方プラスチックフィルムを支持体として用い
た場合には、耐水性や寸法安定性等の問題がないもの
の、電子プリンター等によってインダイレクトに製版し
た場合、プラスチックフィルム中の静電気などの存在に
より、非画線部へのトナー等の飛散がおこり、これが印
刷時の地汚れを生じる等の問題がある。例えば、今日コ
ンピューター等により簡単にDTPシステムによって製
版が行え、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、
ブラック(K)に色分解した版が簡単に得られるが、それ
らの情報をレンザープリンターによってプラスチックフ
ィルムからなるインダイレクト型平版印刷原版に出力し
て製版し印刷した場合には、印刷物の比画像部の汚れが
大きい。
【0005】本発明は上記のようなインダイレクト製版
に関する技術ではなく、ダイレクト製版に関する技術で
ある。本発明において、ダイレクトとは、画像イメージ
を直接版材となるフィルム上に形成し、その形成された
イメージがそのまま印刷に供される方法をいうのであっ
て、インダイレクトとは画像イメージを一度ドラムやフ
ィルム上に形成し、その形成されたイメージを更に印刷
に供される版材に転写させ、その転写されたイメージが
印刷に供される方法をさしている。
に関する技術ではなく、ダイレクト製版に関する技術で
ある。本発明において、ダイレクトとは、画像イメージ
を直接版材となるフィルム上に形成し、その形成された
イメージがそのまま印刷に供される方法をいうのであっ
て、インダイレクトとは画像イメージを一度ドラムやフ
ィルム上に形成し、その形成されたイメージを更に印刷
に供される版材に転写させ、その転写されたイメージが
印刷に供される方法をさしている。
【0006】前者のダイレクト法の例としては他に、レ
ーザー光を用いて重合、分解、その他の化学反応によっ
て製版するレーザー製版システムや液体現像トナーを用
いたOPC製版システムが代表的なものである。後者の
インダイレクト法の例としては、レーザープリンターに
より紙版やプラスチック版に画像を形成して処理して、
印刷版とする方法等がある。ダイレクト法はインダイレ
クト法に比べて画像イメージの転写に関する劣化を生じ
ないので画像品質が優れている。
ーザー光を用いて重合、分解、その他の化学反応によっ
て製版するレーザー製版システムや液体現像トナーを用
いたOPC製版システムが代表的なものである。後者の
インダイレクト法の例としては、レーザープリンターに
より紙版やプラスチック版に画像を形成して処理して、
印刷版とする方法等がある。ダイレクト法はインダイレ
クト法に比べて画像イメージの転写に関する劣化を生じ
ないので画像品質が優れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたもので、インダイレクトにではなく、ダイレ
クトに平版印刷原版上にイメージ形成し、簡便に且つロ
ングランのカラー印刷を行う印刷方法であって、印刷物
の非画像部のインキ汚れがなく良好な画像再現性が得ら
れるカラー印刷方法を提供することを目的とする。
みなされたもので、インダイレクトにではなく、ダイレ
クトに平版印刷原版上にイメージ形成し、簡便に且つロ
ングランのカラー印刷を行う印刷方法であって、印刷物
の非画像部のインキ汚れがなく良好な画像再現性が得ら
れるカラー印刷方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はプラ
スチック支持体上に酸化亜鉛分散樹脂層からなる画像受
容層を有するダイレクト型平版印刷原版上に、熱転写法
によって、疎水性物質から成る画像形成物質を転写し
て、イメージを形成し、次に該原版をエッチング処理す
ることにより、カラー原稿の色分解されたイメージごと
に製版し、その製版を用いてオフセット印刷機で印刷す
るカラー印刷方法に関する。
スチック支持体上に酸化亜鉛分散樹脂層からなる画像受
容層を有するダイレクト型平版印刷原版上に、熱転写法
によって、疎水性物質から成る画像形成物質を転写し
て、イメージを形成し、次に該原版をエッチング処理す
ることにより、カラー原稿の色分解されたイメージごと
に製版し、その製版を用いてオフセット印刷機で印刷す
るカラー印刷方法に関する。
【0009】本方法に使用するダイレクト型平板印刷原
版は耐刷性がよく、本方法に従うと簡便にしかも非画線
部の汚れがないカラー印刷物が得られる。特に画像受容
層が表面粗度(Ra)0.1〜0.4μm、最大高さ(Rmax)1 〜 8
μmを有する場合本発明の効果がより大きい。
版は耐刷性がよく、本方法に従うと簡便にしかも非画線
部の汚れがないカラー印刷物が得られる。特に画像受容
層が表面粗度(Ra)0.1〜0.4μm、最大高さ(Rmax)1 〜 8
μmを有する場合本発明の効果がより大きい。
【0010】本本発明のカラー印刷方法ではプラスチッ
ク支持体上に酸化亜鉛分散樹脂層からなる画像受容層を
有するダイレクト型平版印刷原版を使用する。
ク支持体上に酸化亜鉛分散樹脂層からなる画像受容層を
有するダイレクト型平版印刷原版を使用する。
【0011】印刷原版はその画像受容層の現像を行なう
際、インクを熱結着もしくは熱転写するのであるが、1
00〜160℃程度の加熱を数秒間受けるため、支持体
はある程度の熱寸法安定性があることが必要である。そ
のため、支持体の材質としてはポリオレフィン(例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリエステル、
ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ポリアミ
ド、ポリイミド等のプラスチックフィルムが適当である
が、その中でも特にポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレートあるいはポリ−1,4−シクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレート等に代表されるポリ
エステルフィルムが好ましく用いられる。
際、インクを熱結着もしくは熱転写するのであるが、1
00〜160℃程度の加熱を数秒間受けるため、支持体
はある程度の熱寸法安定性があることが必要である。そ
のため、支持体の材質としてはポリオレフィン(例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリエステル、
ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ポリアミ
ド、ポリイミド等のプラスチックフィルムが適当である
が、その中でも特にポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレートあるいはポリ−1,4−シクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレート等に代表されるポリ
エステルフィルムが好ましく用いられる。
【0012】一般にフィルムは、プラスチックと必要に
より高分子帯電防止剤とが溶融混練されて、シート状に
成形されることによって調製されたものを用いることが
好ましい。
より高分子帯電防止剤とが溶融混練されて、シート状に
成形されることによって調製されたものを用いることが
好ましい。
【0013】溶融混練は公知の方法によって行なうこと
ができる。例えばプラスチックのペレットを温度200
〜280℃程度の高温で溶融混合し、シート状に形成す
ることができる。プラスチックシートはさらに2軸延伸
を行ない、分子の平面方向の配向性を高めることで、機
械的強度を向上させておくことが望ましい。
ができる。例えばプラスチックのペレットを温度200
〜280℃程度の高温で溶融混合し、シート状に形成す
ることができる。プラスチックシートはさらに2軸延伸
を行ない、分子の平面方向の配向性を高めることで、機
械的強度を向上させておくことが望ましい。
【0014】仕上りの支持体厚みは40〜300μmの
範囲にあることが好ましい。支持体厚みが40μm未満
であると現像処理工程において、インク転写の際、フィ
ルムに熱変形による皺が生じたりして、印刷版として使
用不可となる場合が認められる。また、逆に支持体厚み
が300μmを越えると、軽印刷機の版胴への装着が困
難になり、印刷に支障をきたすばかりか、体積抵抗を低
下させることが困難となる。
範囲にあることが好ましい。支持体厚みが40μm未満
であると現像処理工程において、インク転写の際、フィ
ルムに熱変形による皺が生じたりして、印刷版として使
用不可となる場合が認められる。また、逆に支持体厚み
が300μmを越えると、軽印刷機の版胴への装着が困
難になり、印刷に支障をきたすばかりか、体積抵抗を低
下させることが困難となる。
【0015】上記プラスチック支持体上に形成される画
像受容層は顔料として酸化亜鉛とバインダー樹脂が必須
成分であり、さらに必要に応じて各種添加剤を含有させ
て成る。
像受容層は顔料として酸化亜鉛とバインダー樹脂が必須
成分であり、さらに必要に応じて各種添加剤を含有させ
て成る。
【0016】画像受容層に分散される顔料は主として酸
化亜鉛である。酸化亜鉛はその製造方法の違いによっ
て、乾式法によるものおよび湿式法によるもの(活性亜
鉛華)の区別があるが、本発明においては、それらのい
ずれか一方、もしくは両者の混合物を用いても良い。本
発明において、画像受容層の全重量に対する酸化亜鉛の
含有量は75重量%〜95重量%であることが好まし
い。酸化亜鉛の含有量が75重量%未満であると、画像
受容層表面に露出する酸化亜鉛の量が低下するため、後
の工程でエッチング処理を行なっても版表面全体が十分
にかつ均一に親水化されないために、印刷時に地汚れが
発生し易くなる場合があるので好ましくない。逆に95
%を越えると、バインダー樹脂配合量が過少となるた
め、顔料の十分な結着を施すことが困難になるので好ま
しくない。
化亜鉛である。酸化亜鉛はその製造方法の違いによっ
て、乾式法によるものおよび湿式法によるもの(活性亜
鉛華)の区別があるが、本発明においては、それらのい
ずれか一方、もしくは両者の混合物を用いても良い。本
発明において、画像受容層の全重量に対する酸化亜鉛の
含有量は75重量%〜95重量%であることが好まし
い。酸化亜鉛の含有量が75重量%未満であると、画像
受容層表面に露出する酸化亜鉛の量が低下するため、後
の工程でエッチング処理を行なっても版表面全体が十分
にかつ均一に親水化されないために、印刷時に地汚れが
発生し易くなる場合があるので好ましくない。逆に95
%を越えると、バインダー樹脂配合量が過少となるた
め、顔料の十分な結着を施すことが困難になるので好ま
しくない。
【0017】本発明の平版印刷版材中の画像受容層に用
いられるバインダー樹脂としては、アクリル樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、シリコー
ン樹脂、SBR、NBR、ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂およびこれらの変性樹脂等の親油性樹脂、あるいは
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、
カゼイン、ゼラチン、アクリル酸アンモニウム等を有す
る親水性樹脂(エマルション樹脂を含む)が掲げられ、こ
れらの樹脂を単独もしくは2種以上組み合わせて用いる
ことができる。本発明において、画像受容層の全重量に
対するバインダー樹脂の含有量は上記酸化亜鉛含有量を
補完する意味で5〜25重量%であることが好ましい。
いられるバインダー樹脂としては、アクリル樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、シリコー
ン樹脂、SBR、NBR、ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂およびこれらの変性樹脂等の親油性樹脂、あるいは
ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、
カゼイン、ゼラチン、アクリル酸アンモニウム等を有す
る親水性樹脂(エマルション樹脂を含む)が掲げられ、こ
れらの樹脂を単独もしくは2種以上組み合わせて用いる
ことができる。本発明において、画像受容層の全重量に
対するバインダー樹脂の含有量は上記酸化亜鉛含有量を
補完する意味で5〜25重量%であることが好ましい。
【0018】画像受容層には上記の主成分の他に、必要
に応じて帯電防止剤、可塑剤あるいは体質顔料等の各種
添加剤の若干適量が配合されていても良い。
に応じて帯電防止剤、可塑剤あるいは体質顔料等の各種
添加剤の若干適量が配合されていても良い。
【0019】さらに本発明の画像受容層は表面粗度Raと
して0.1〜0.4μmであって、最大高さRmaxとして1
〜8μmを有する。好ましくは表面粗度Raとして0.1
5〜0.4μmであって、最大高さRmaxとして2〜7μ
mを有する場合である。さらに好ましくは表面粗度Raと
して0.2〜0.4μmであって、最大高さRmaxとして3
〜6μmを有する場合である。
して0.1〜0.4μmであって、最大高さRmaxとして1
〜8μmを有する。好ましくは表面粗度Raとして0.1
5〜0.4μmであって、最大高さRmaxとして2〜7μ
mを有する場合である。さらに好ましくは表面粗度Raと
して0.2〜0.4μmであって、最大高さRmaxとして3
〜6μmを有する場合である。
【0020】このような画像受容層を有するダイレクト
型平版印刷原版は、インキ等画像形成物質の画像受容層
への転写性、製版性および印刷適性に優れている。
型平版印刷原版は、インキ等画像形成物質の画像受容層
への転写性、製版性および印刷適性に優れている。
【0021】転写性が良いとは、熱転写用のリボンやフ
ィルムのダイレクト型平版印刷原版に対する滑りが起き
にくい、熱転写用のヘッド等の引っ掛かりもない状態を
いう。
ィルムのダイレクト型平版印刷原版に対する滑りが起き
にくい、熱転写用のヘッド等の引っ掛かりもない状態を
いう。
【0022】製版性が良いとは、画像形成物質の画像受
容層への密着性、エッチング処理性がよく、さらに画像
の欠け等なく画像を良好に再現することができ、エッチ
ング時の擦りによっても画像形成物質の剥離等がないこ
とをいう。
容層への密着性、エッチング処理性がよく、さらに画像
の欠け等なく画像を良好に再現することができ、エッチ
ング時の擦りによっても画像形成物質の剥離等がないこ
とをいう。
【0023】印刷性が良いとは、印刷時の湿し水の保水
性やインキ受理性のバランスがよく、地汚れを起こしに
くく、また耐刷性が良くてロングランでの印刷が可能で
あること、具体的には紙が支持体の場合と比べて、通常
では15,000部以上と5倍以上の耐刷性を有してい
る場合を意味する。
性やインキ受理性のバランスがよく、地汚れを起こしに
くく、また耐刷性が良くてロングランでの印刷が可能で
あること、具体的には紙が支持体の場合と比べて、通常
では15,000部以上と5倍以上の耐刷性を有してい
る場合を意味する。
【0024】画像受容層の表面粗度Raが0.1μm以
下、あるいは最大高さRmaxが 1μm以下の場合には、表
面でサーマルヘッドが滑りやすくなり、画像形成物質の
インダイレクト型平版印刷原版に対する密着性も悪くな
るので、転写性、製版性、印刷適性が悪くなる。更に、
表面粗度Raが0.4μm以上、あるいは最大高さRmaxが
8μm以上の場合には、表面のザラツキが強くなって、
熱による転写が不十分となって画像形成物質の密着性も
低下するので、転写性、製版性、印刷適性が不十分とな
る。
下、あるいは最大高さRmaxが 1μm以下の場合には、表
面でサーマルヘッドが滑りやすくなり、画像形成物質の
インダイレクト型平版印刷原版に対する密着性も悪くな
るので、転写性、製版性、印刷適性が悪くなる。更に、
表面粗度Raが0.4μm以上、あるいは最大高さRmaxが
8μm以上の場合には、表面のザラツキが強くなって、
熱による転写が不十分となって画像形成物質の密着性も
低下するので、転写性、製版性、印刷適性が不十分とな
る。
【0025】本発明において、表面粗度Raおよび最大
高さRmaxは、日本工業規格(JIS)表面粗さの定義と
表示(B0601-1982)に定義されたものを指す。即
ち、表面粗度Raとは、そのJIS B0601中で定
義されている中心線平均粗さをいい、下記式
高さRmaxは、日本工業規格(JIS)表面粗さの定義と
表示(B0601-1982)に定義されたものを指す。即
ち、表面粗度Raとは、そのJIS B0601中で定
義されている中心線平均粗さをいい、下記式
【数1】 (式中、lは測定長さをいい、f(x)は測定長さ(l)の
粗さ曲線での中心線をx軸、縦倍率の方向をy軸とした
場合の粗さ曲線をいう)で定義される最も一般的に用い
られている粗さ指数である。
粗さ曲線での中心線をx軸、縦倍率の方向をy軸とした
場合の粗さ曲線をいう)で定義される最も一般的に用い
られている粗さ指数である。
【0026】また最大高さRmaxとは、最大ピーク(Pmax)
から最底ボトム(Vmin)を引いた値であり、粗さの特徴を
表す指数である。
から最底ボトム(Vmin)を引いた値であり、粗さの特徴を
表す指数である。
【0027】画像受容層の表面粗度Raが0.1〜0.4μ
mであって、最大高さRmaxが1〜8μmとするには、適
当な表面粗度を有するフィルムの使用と適度な分散度を
持つ酸化亜鉛・樹脂分散層の設計が必要となるが、その
設計の主たる要因は、酸化亜鉛・樹脂分散層たる画像受
容層の設計による。
mであって、最大高さRmaxが1〜8μmとするには、適
当な表面粗度を有するフィルムの使用と適度な分散度を
持つ酸化亜鉛・樹脂分散層の設計が必要となるが、その
設計の主たる要因は、酸化亜鉛・樹脂分散層たる画像受
容層の設計による。
【0028】画像受容層の凹凸の設計において表面粗さ
は1)使用する酸化亜鉛の種類、2)使用する酸化亜鉛の
粒子径、3)酸化亜鉛を含む分散液の分散度、4)表面粗
さを調整するための有機或いは無機の粒子の添加等に依
って調整される。
は1)使用する酸化亜鉛の種類、2)使用する酸化亜鉛の
粒子径、3)酸化亜鉛を含む分散液の分散度、4)表面粗
さを調整するための有機或いは無機の粒子の添加等に依
って調整される。
【0029】酸化亜鉛は湿式法と乾式法によって製造さ
れているが、湿式法の方が一般的に粒子径が0.1μm以
下と小さく、乾式法のものは0.2 〜0.5μmである。こ
れらの酸化亜鉛は表面粗さの程度により必要により、湿
式法と乾式法のいずれか、またはブレンドして使用でき
る。
れているが、湿式法の方が一般的に粒子径が0.1μm以
下と小さく、乾式法のものは0.2 〜0.5μmである。こ
れらの酸化亜鉛は表面粗さの程度により必要により、湿
式法と乾式法のいずれか、またはブレンドして使用でき
る。
【0030】他に表面粗さを調節するために若干の無
機、或いは有機の粒子を添加可能である。無機粒子の場
合は、一般に体質顔料と呼ばれるものが適しており炭酸
カルシウム、アルミナ、珪砂、クレー、シリカゲル、沈
降性バリタ、硫酸カルシウム、水酸化マグネシウム等
が、更に有機樹脂粒子としては、ポリスチレン、ポリメ
チルメタクリレート、ポリウレタン、ポリウレア、ポリ
エステル等の樹脂粒子や、一般にマイクロジェルと呼ば
れる内部架橋型有機樹脂粒子(「マイクロジェル」:日本ペ
イント製)等が適している。
機、或いは有機の粒子を添加可能である。無機粒子の場
合は、一般に体質顔料と呼ばれるものが適しており炭酸
カルシウム、アルミナ、珪砂、クレー、シリカゲル、沈
降性バリタ、硫酸カルシウム、水酸化マグネシウム等
が、更に有機樹脂粒子としては、ポリスチレン、ポリメ
チルメタクリレート、ポリウレタン、ポリウレア、ポリ
エステル等の樹脂粒子や、一般にマイクロジェルと呼ば
れる内部架橋型有機樹脂粒子(「マイクロジェル」:日本ペ
イント製)等が適している。
【0031】分散程度による調節も可能であるが、一般
に本分散系では顔料リッチとなる分散配合で行われるの
で、分散時間に依って容易に調整できる。分散度として
はグラインドゲージでの粗粒法により5μm以下である
ことが望ましい。
に本分散系では顔料リッチとなる分散配合で行われるの
で、分散時間に依って容易に調整できる。分散度として
はグラインドゲージでの粗粒法により5μm以下である
ことが望ましい。
【0032】画像受容層の適正塗布量は乾燥重量にして
3〜30g/m2の範囲である。塗布量が3g/m2未満であ
れば、画像受容層が薄すぎるためにエッチング処理によ
っても十分にかつ均一に親水化されない為、地汚れが生
ずる。また、印刷中の摩耗によっても地汚れが生じ易
い。逆に塗布量が30g/m2を越えるほどに多量である
と、画像受容層の体積抵抗が無視できなくなり、画像形
成の際にトナーやインクカブリ(非画像部への飛散)が生
じ易くなるので不適当である。
3〜30g/m2の範囲である。塗布量が3g/m2未満であ
れば、画像受容層が薄すぎるためにエッチング処理によ
っても十分にかつ均一に親水化されない為、地汚れが生
ずる。また、印刷中の摩耗によっても地汚れが生じ易
い。逆に塗布量が30g/m2を越えるほどに多量である
と、画像受容層の体積抵抗が無視できなくなり、画像形
成の際にトナーやインクカブリ(非画像部への飛散)が生
じ易くなるので不適当である。
【0033】支持体と画像受容層間には両者の接着性を
向上させるために、必要に応じて下引き層(中間層)を設
けても良い。下引き層を構成するものは、主として接着
剤であるが、さらに各種のカチオン系、アニオン系、非
イオン系あるいは両性の帯電防止剤を配合していても良
い。具体例としてはケン化ポリビニルアルコール/イソ
ブチレン−無水マレイン酸共重体(特開平5−3186
78号公報)、ウレタン樹脂(特開平5−64990号公
報)、芳香族ポリエステル樹脂/帯電防止剤(特開平5−
320391号公報)等の公知技術に掲げられたいずれ
の組成物も用いることができる。
向上させるために、必要に応じて下引き層(中間層)を設
けても良い。下引き層を構成するものは、主として接着
剤であるが、さらに各種のカチオン系、アニオン系、非
イオン系あるいは両性の帯電防止剤を配合していても良
い。具体例としてはケン化ポリビニルアルコール/イソ
ブチレン−無水マレイン酸共重体(特開平5−3186
78号公報)、ウレタン樹脂(特開平5−64990号公
報)、芳香族ポリエステル樹脂/帯電防止剤(特開平5−
320391号公報)等の公知技術に掲げられたいずれ
の組成物も用いることができる。
【0034】また、支持体フィルムに下引き層を設ける
以外に、フィルム表面にプラズマ処理を施すことによっ
て、接着力強化を行なっても良い。
以外に、フィルム表面にプラズマ処理を施すことによっ
て、接着力強化を行なっても良い。
【0035】本発明のカラー印刷方法においては、上記
のダイレクト型平板印刷原版の画像受容層上に疎水性物
質からなる画像形成物質を熱転写方法により転写しイメ
ージを形成する。
のダイレクト型平板印刷原版の画像受容層上に疎水性物
質からなる画像形成物質を熱転写方法により転写しイメ
ージを形成する。
【0036】本発明における熱転写法とは、原版への画
像形成物質の転写に熱を用いる方法であり、電流による
発熱体からの熱を利用する方法と可視光やレーザー光か
らの光による発熱を利用する方法がある。
像形成物質の転写に熱を用いる方法であり、電流による
発熱体からの熱を利用する方法と可視光やレーザー光か
らの光による発熱を利用する方法がある。
【0037】前者の方法としては、1)一般のワープロ
等に付属している印刷機に用いられている熱転写サーマ
ルヘッドを用いる方法、2)熱転写式の複写機、プリン
ター、イメージセッター、カラー校正機等に用いられて
いるサーマルラインヘッド等を用いる方法があり、後者
の方法としては、3)レーザービームを集光してスキャ
ンして照射する方法、4)可視光等のフラッシュ光を全
面に照射する方法等がある。
等に付属している印刷機に用いられている熱転写サーマ
ルヘッドを用いる方法、2)熱転写式の複写機、プリン
ター、イメージセッター、カラー校正機等に用いられて
いるサーマルラインヘッド等を用いる方法があり、後者
の方法としては、3)レーザービームを集光してスキャ
ンして照射する方法、4)可視光等のフラッシュ光を全
面に照射する方法等がある。
【0038】これらの熱源や光源により発生した熱は、
疎水性物質から成る画像形成物質を塗布したフィルムに
移動して、その画像形成物質を容易に、ダイレクト型平
版印刷原版に転写し、画像受容層上に画像イメージが形
成される。
疎水性物質から成る画像形成物質を塗布したフィルムに
移動して、その画像形成物質を容易に、ダイレクト型平
版印刷原版に転写し、画像受容層上に画像イメージが形
成される。
【0039】通常、画像形成物質を塗布したフィルムは
インクリボン、またはインクフィルムの形で一般に供さ
れている。これらは一般には、シート状の基体に、必要
によりプライマーを介してインキ層が設けられた構造を
有している。場合によっては基体裏面に潤滑性や耐熱性
を得るためにバックコート層が、更にインキ層の上には
転写を調整する為のトップ層がある。
インクリボン、またはインクフィルムの形で一般に供さ
れている。これらは一般には、シート状の基体に、必要
によりプライマーを介してインキ層が設けられた構造を
有している。場合によっては基体裏面に潤滑性や耐熱性
を得るためにバックコート層が、更にインキ層の上には
転写を調整する為のトップ層がある。
【0040】シート状の基体は、ポリエステル、ポリカ
ーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ
ド、ポリイミド等の比較的耐熱性の良好なプラスチック
フィルム、セロハン、紙などが用いられている。
ーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ
ド、ポリイミド等の比較的耐熱性の良好なプラスチック
フィルム、セロハン、紙などが用いられている。
【0041】インク層は、顔料や染料の着色剤とーをバ
インダーに分散させた厚さ7〜10μmの層である。染
料としては、アゾ系、アントラキノン系、ナフトキノン
系、スチリル系のものが、顔料としては、カーボンブラ
ックや他の無機及び有機顔料が用いられており、それら
色材の含有量は80重量%以下である。バインダーとし
ては、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の
石油系ワックス、カルナバワックス、ラノリンワック
ス、モンタンワックス、セレシンワックス等の天然ワッ
クス、更に酢酸ビニル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、天然ゴム等
が用いられる。又、必要に応じて、可塑剤、帯電防止
剤、分散剤等が用いられる。インクは、融点50〜14
0℃、粘度100〜10,000cpsのものが使用されて
いる。
インダーに分散させた厚さ7〜10μmの層である。染
料としては、アゾ系、アントラキノン系、ナフトキノン
系、スチリル系のものが、顔料としては、カーボンブラ
ックや他の無機及び有機顔料が用いられており、それら
色材の含有量は80重量%以下である。バインダーとし
ては、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の
石油系ワックス、カルナバワックス、ラノリンワック
ス、モンタンワックス、セレシンワックス等の天然ワッ
クス、更に酢酸ビニル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、天然ゴム等
が用いられる。又、必要に応じて、可塑剤、帯電防止
剤、分散剤等が用いられる。インクは、融点50〜14
0℃、粘度100〜10,000cpsのものが使用されて
いる。
【0042】得られるイメージの点からすればレーザー
光をスキャンする方法が最も解像度を高く出来るが、そ
の分大面積を露光するには時間がかかりすぎるし、レー
ザー光の出力も大きいものが必要となる。使用するレー
ザー光としては、紫外線、可視光、赤外線レーザーのい
ずれの波長でもよい。
光をスキャンする方法が最も解像度を高く出来るが、そ
の分大面積を露光するには時間がかかりすぎるし、レー
ザー光の出力も大きいものが必要となる。使用するレー
ザー光としては、紫外線、可視光、赤外線レーザーのい
ずれの波長でもよい。
【0043】簡便さから言えば、最近良く使用されるフ
ラッシュキューブによる発光時の熱を利用する方法が適
している。この場合、得るイメージのポジ或いはネガと
なる遮光フィルムを介して光を照射することで得ようと
するイメージがダイレクト型平版印刷原版上に形成され
る。
ラッシュキューブによる発光時の熱を利用する方法が適
している。この場合、得るイメージのポジ或いはネガと
なる遮光フィルムを介して光を照射することで得ようと
するイメージがダイレクト型平版印刷原版上に形成され
る。
【0044】更に、最近のワープロ等やパソコンのプリ
ンターとして使用されている熱転写型プリンターの使用
も簡便な方法である。これらのプリンターに付属してい
るサーマルヘッドは一文字あたり48ドット、或いは5
6ドットの出力ヘッドであり、解像度としては150〜
500dpi程度までのものがある。大面積でも比較的
短時間に出力出来るようにサーマルヘッドを縦に積み重
ねたものもあり、それに対応してインクリボンも数十ミ
リの幅を持ったものもあり簡単に使用できる。
ンターとして使用されている熱転写型プリンターの使用
も簡便な方法である。これらのプリンターに付属してい
るサーマルヘッドは一文字あたり48ドット、或いは5
6ドットの出力ヘッドであり、解像度としては150〜
500dpi程度までのものがある。大面積でも比較的
短時間に出力出来るようにサーマルヘッドを縦に積み重
ねたものもあり、それに対応してインクリボンも数十ミ
リの幅を持ったものもあり簡単に使用できる。
【0045】最も好ましい方法はサーマルラインヘッド
を用いる方法である。サーマルラインヘッドは最近の技
術の微細加工の進歩によりその解像度を上げつつあり、
解像度としては300dpiから600dpiまでが一
般に用いられているが、将来は1000dpi程度のも
のも使用に供されるであろう。サーマルラインヘッドの
場合、比較的大面積であっても短時間で容易にそのイメ
ージをダイレクト型平版印刷原版に作成することができ
る。
を用いる方法である。サーマルラインヘッドは最近の技
術の微細加工の進歩によりその解像度を上げつつあり、
解像度としては300dpiから600dpiまでが一
般に用いられているが、将来は1000dpi程度のも
のも使用に供されるであろう。サーマルラインヘッドの
場合、比較的大面積であっても短時間で容易にそのイメ
ージをダイレクト型平版印刷原版に作成することができ
る。
【0046】静電転写方式のコピー機やレーザープリン
ターと比べて、これらの熱転写法によってダイレクト型
平版印刷原版上に得られる親油性の画像はOPCドラム
等での潜像を介さずに直接印刷原版上に形成されるため
シャープでキレがあり、非画像部での不要な地汚れがな
い。
ターと比べて、これらの熱転写法によってダイレクト型
平版印刷原版上に得られる親油性の画像はOPCドラム
等での潜像を介さずに直接印刷原版上に形成されるため
シャープでキレがあり、非画像部での不要な地汚れがな
い。
【0047】熱転写によって画像形成後、印刷に際して
は、前もって、版材非画像部の不感脂化処理(親水化処
理)を行なう必要がある。本発明においてはかかる処理
をエッチング処理という。エッチング処理はフェロシア
ン化物を含有するエッチング液やフィチン酸の様な有機
酸を主体としたエッチング液が通常用いられる。具体例
としては、米国特許3,672,885号;同3,661,
598号、特開平5−338371号、特開昭53−4
9506号、特開昭53−49507号、特開昭57−
199694号、特開昭53−63101号、特開昭5
2−134501号、特公昭60−12958号、特開
昭52−126302号等の各公報に掲げられているも
のが挙げられる。エッチング液には水の表面張力を低下
させ、版への濡れ性を高めるためイソプロピルアルコー
ル等の低級アルコールを含有していても良い。エッチン
グ処理はエッチング液を脱脂綿等に含ませ、版の画像受
容面を数回ラビングすることによって行なわれる。
は、前もって、版材非画像部の不感脂化処理(親水化処
理)を行なう必要がある。本発明においてはかかる処理
をエッチング処理という。エッチング処理はフェロシア
ン化物を含有するエッチング液やフィチン酸の様な有機
酸を主体としたエッチング液が通常用いられる。具体例
としては、米国特許3,672,885号;同3,661,
598号、特開平5−338371号、特開昭53−4
9506号、特開昭53−49507号、特開昭57−
199694号、特開昭53−63101号、特開昭5
2−134501号、特公昭60−12958号、特開
昭52−126302号等の各公報に掲げられているも
のが挙げられる。エッチング液には水の表面張力を低下
させ、版への濡れ性を高めるためイソプロピルアルコー
ル等の低級アルコールを含有していても良い。エッチン
グ処理はエッチング液を脱脂綿等に含ませ、版の画像受
容面を数回ラビングすることによって行なわれる。
【0048】以上のようにして得られたダイレクト型平
板印刷原版を用いてカラー印刷を行う。本発明において
カラー印刷とは黒を含む単色からフルカラーの画像の印
刷を含むものである。
板印刷原版を用いてカラー印刷を行う。本発明において
カラー印刷とは黒を含む単色からフルカラーの画像の印
刷を含むものである。
【0049】特に、フルカラー印刷を行う場合、カラー
原稿の色分解されたイメージごとに製版し、その製版を
用いて印刷することにより行うことができる。例えばカ
ラー原稿をシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4
色に分解して行う場合、各色ごとのイメージを製版し、
その4つの版を用いて4色重ね刷りすることによりフル
カラー印刷をおこなうことができる。
原稿の色分解されたイメージごとに製版し、その製版を
用いて印刷することにより行うことができる。例えばカ
ラー原稿をシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4
色に分解して行う場合、各色ごとのイメージを製版し、
その4つの版を用いて4色重ね刷りすることによりフル
カラー印刷をおこなうことができる。
【0050】印刷は通常のオフセット印刷機によってお
こなわれる。印刷は単色機、二色機、四色機等のいずれ
でも良いが、フルカラー印刷を目的とした場合は四色機
が望ましい。いずれにしても本ダイレクト型平版印刷を
用いて得られた原版は通常のオフセット版と同様に用い
ることができる。
こなわれる。印刷は単色機、二色機、四色機等のいずれ
でも良いが、フルカラー印刷を目的とした場合は四色機
が望ましい。いずれにしても本ダイレクト型平版印刷を
用いて得られた原版は通常のオフセット版と同様に用い
ることができる。
【0051】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例中、「部」および「%」は特に指示しない限り、重量
に基づく。
る。本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例中、「部」および「%」は特に指示しない限り、重量
に基づく。
【0052】実施例1 ポリエチレンテレフタレートを易接着処理して二軸延伸
して得られた膜厚100μmの易接着性ポリエチレンテ
レフタレートフィルム(ペットフィルム)上に、下記の画
像受容層形成用塗料1を乾燥膜厚が10g/m2になる
ようにバーコーダーを用いて塗工し、ダイレクト型平板
印刷原版を得た。乾燥は60℃で20分間行った。
して得られた膜厚100μmの易接着性ポリエチレンテ
レフタレートフィルム(ペットフィルム)上に、下記の画
像受容層形成用塗料1を乾燥膜厚が10g/m2になる
ようにバーコーダーを用いて塗工し、ダイレクト型平板
印刷原版を得た。乾燥は60℃で20分間行った。
【0053】得られた原版の表面粗度を測定したところ
Ra=0.28μm、Rmax=4.0μmであった。
Ra=0.28μm、Rmax=4.0μmであった。
【0054】 <画像受容層形成用塗料1> 酸化亜鉛(堺化学製、SAZEX#2000) 56部 アクリル樹脂(三菱レーヨン製、ダイヤナールLR−188) 10部 無水マレイン酸 1部 トルエン 33部 以上の配合物およびガラスビーズ30部をサンプル管に
仕込み、ペイントシェーカーで2時間分散を行ない、所
定の塗料を得た。
仕込み、ペイントシェーカーで2時間分散を行ない、所
定の塗料を得た。
【0055】この様にして得られた平版印刷原版に、熱
転写プリンター(富士通製、オアシス30−AX301)
を用いて画像を形成したところ、インクリボンから画像
形成物質となる熱転写インクがスムーズに転写されたこ
とが確認できた。得られた画像のキレは良好であった。
転写プリンター(富士通製、オアシス30−AX301)
を用いて画像を形成したところ、インクリボンから画像
形成物質となる熱転写インクがスムーズに転写されたこ
とが確認できた。得られた画像のキレは良好であった。
【0056】この版を米国A.B.Dick社製シアン系の
エッチ液で不感脂化処理した後、(株)濱田印刷機械製作
所小型オフセット印刷機ハマダスター662XLに取り
付け、市販のインクを用いて上質紙に印刷した。その結
果、得られた印刷物は非画像部に印刷汚れもなく、きれ
いに20,000部印刷できた。
エッチ液で不感脂化処理した後、(株)濱田印刷機械製作
所小型オフセット印刷機ハマダスター662XLに取り
付け、市販のインクを用いて上質紙に印刷した。その結
果、得られた印刷物は非画像部に印刷汚れもなく、きれ
いに20,000部印刷できた。
【0057】比較例1 支持体として厚さ100μmの普通紙を使用したほか
は、実施例1で使用した画像受容層形成用塗料1を塗布
して実施例1と同様にしてダイレクト型平板印刷原版を
得た。
は、実施例1で使用した画像受容層形成用塗料1を塗布
して実施例1と同様にしてダイレクト型平板印刷原版を
得た。
【0058】得られた原版の表面粗度を測定したところ
Ra=0.55μm、Rmax=9.2μmであった。
Ra=0.55μm、Rmax=9.2μmであった。
【0059】この様にして得られた平版印刷原版に、実
施例1と同様の方法で熱転写インキで画像形成したとこ
ろ、画像のキレが若干悪く、文字エッジ部に欠けが見ら
れた。
施例1と同様の方法で熱転写インキで画像形成したとこ
ろ、画像のキレが若干悪く、文字エッジ部に欠けが見ら
れた。
【0060】さらに印刷試験を行ったところ、2,00
0部印刷したところで、画像形成物質のインクの剥離が
みられ、十分な画像再現性が得られなかった。
0部印刷したところで、画像形成物質のインクの剥離が
みられ、十分な画像再現性が得られなかった。
【0061】比較例2 実施例1で使用した画像受容層形成用塗料1の酸化亜鉛
56部の代わりに、酸化亜鉛46部と特号クレー10部
を用いた以外、実施例1と同様にして平版印刷原版を得
た。
56部の代わりに、酸化亜鉛46部と特号クレー10部
を用いた以外、実施例1と同様にして平版印刷原版を得
た。
【0062】得られた原版の表面粗度を測定したところ
Ra=0.46μm、Rmax=11.44μmであった。
Ra=0.46μm、Rmax=11.44μmであった。
【0063】この様にして得られた平版印刷原版に、実
施例1と同様の方法で熱転写インキで画像形成したとこ
ろ、画像のキレが悪く、エッチング処理時に文字エッジ
部の一部に剥がれが見られ、熱転写インキの原版に対す
る密着性が悪かった。
施例1と同様の方法で熱転写インキで画像形成したとこ
ろ、画像のキレが悪く、エッチング処理時に文字エッジ
部の一部に剥がれが見られ、熱転写インキの原版に対す
る密着性が悪かった。
【0064】比較例3 実施例1で使用した画像受容層形成用塗料1の酸化亜鉛
56部の代わりに、微粒化酸化亜鉛40部を用いた以
外、実施例1と同様にして平版印刷原版を得た。
56部の代わりに、微粒化酸化亜鉛40部を用いた以
外、実施例1と同様にして平版印刷原版を得た。
【0065】得られた原版の表面粗度を測定したところ
Ra=0.08μm、Rmax=0.8μmであった。
Ra=0.08μm、Rmax=0.8μmであった。
【0066】この様にして、得られた平版印刷原版に実
施例1と同様の方法で熱転写インキで画像形成を試みた
ところ、サーマルヘッドが原版の上で滑りやすく十分な
画像の再現性が得られなかった。得られた画像もキレが
悪くエッチング処理時に文字エッジ部の一部に剥がれが
見られた。
施例1と同様の方法で熱転写インキで画像形成を試みた
ところ、サーマルヘッドが原版の上で滑りやすく十分な
画像の再現性が得られなかった。得られた画像もキレが
悪くエッチング処理時に文字エッジ部の一部に剥がれが
見られた。
【0067】実施例2 化学エッチングでマット処理を施した膜厚100μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面をプラズマ
処理し易接着性に加工した後、下記の画像受容層形成用
塗料2を乾燥膜厚が10g/m2になるようにバーコー
ダーを用いて塗工した。80℃で20分間乾燥し、ダイ
レクト型平板印刷原版を得た。
ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面をプラズマ
処理し易接着性に加工した後、下記の画像受容層形成用
塗料2を乾燥膜厚が10g/m2になるようにバーコー
ダーを用いて塗工した。80℃で20分間乾燥し、ダイ
レクト型平板印刷原版を得た。
【0068】得られた原版の表面粗度を測定したところ
Ra=0.35μm、Rmax=5.2μmであった。
Ra=0.35μm、Rmax=5.2μmであった。
【0069】 <画像受容層形成用塗料2> 酸化亜鉛(堺化学製、SAZEX#4000) 52部 特号クレー 4部 アクリル樹脂(三菱レーヨン製、ダイヤナールLR−188) 10部 無水マレイン酸 1部 トルエン 33部 以上の配合物およびガラスビーズ30部をサンプル管に
仕込み、ペイントシェーカーで2時間分散を行ない、所
定の塗料を得た。
仕込み、ペイントシェーカーで2時間分散を行ない、所
定の塗料を得た。
【0070】このようにして得られた平版印刷原版をデ
ジタルフルカラーコピー機(東芝製、ファンタジア60)
のカセットにセットし、カラー原稿のシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックのそれぞれに色分解(分解度4,
000dpi)されたイメージを、サーマルラインヘッ
ドにより熱転写シートから画像形成物質を転写させ、平
版印刷原版上に形成させた。
ジタルフルカラーコピー機(東芝製、ファンタジア60)
のカセットにセットし、カラー原稿のシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックのそれぞれに色分解(分解度4,
000dpi)されたイメージを、サーマルラインヘッ
ドにより熱転写シートから画像形成物質を転写させ、平
版印刷原版上に形成させた。
【0071】得られた4枚の版を実施例1と同様にして
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に刷り重ね
る印刷試験に供したところ、非画像部での汚れもなく、
2,000部のカラー印刷をきれいに行えた。
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの順に刷り重ね
る印刷試験に供したところ、非画像部での汚れもなく、
2,000部のカラー印刷をきれいに行えた。
【0072】実施例3 膜厚100μmのポリエチレンテレフタレートの表面を
プラズマ処理して易接着性に加工した後、下記の画像受
容層形成用塗料3を乾燥膜厚が10g/m2になるよう
にバーコーダーを用いて塗工し、ダイレクト型平板印刷
原版を得た。乾燥は80℃で20分間行った。
プラズマ処理して易接着性に加工した後、下記の画像受
容層形成用塗料3を乾燥膜厚が10g/m2になるよう
にバーコーダーを用いて塗工し、ダイレクト型平板印刷
原版を得た。乾燥は80℃で20分間行った。
【0073】得られた原版の表面粗度を測定したところ
Ra=0.22μm、Rmax=3.4μmであった。
Ra=0.22μm、Rmax=3.4μmであった。
【0074】 <画像受容層形成用塗料3> 酸化亜鉛(堺化学製、SAZEX#2000) 30部 特号クレー 2部 アクリル樹脂エマルション 20部 (東亜合成化学製、アロンA−104、固形分45%) 静電防止剤(サンノプコ製、ノプコスタット092) 0.2部 メタノール 0.8部 水 47部
【0075】得られた平版印刷原版の上に熱転写用のシ
ートを重ね合わせ十分に密着させた。スポット径2μm
となるようにレンズで集光した半導体レーザー(出力3
0mW、波長780nm)をシートの上から照射し、黒
色顔料を含むワックスよりなる画像形成物質を熱転写用
黒色リボンから転写し画像を原版上に形成した。
ートを重ね合わせ十分に密着させた。スポット径2μm
となるようにレンズで集光した半導体レーザー(出力3
0mW、波長780nm)をシートの上から照射し、黒
色顔料を含むワックスよりなる画像形成物質を熱転写用
黒色リボンから転写し画像を原版上に形成した。
【0076】得られた原版を実施例1と同様にして印刷
試験を行い15,000枚を印刷した。得られた印刷物
は非画像部の汚れもなく、画像再現性も良好であった。
試験を行い15,000枚を印刷した。得られた印刷物
は非画像部の汚れもなく、画像再現性も良好であった。
【0077】
【発明の効果】ダイレクト型平版印刷原版を用いて、簡
便に且つ耐刷性よくカラー印刷を行え、印刷物の非画像
部のインキ汚れがなく良好な画像再現性が得られる。
便に且つ耐刷性よくカラー印刷を行え、印刷物の非画像
部のインキ汚れがなく良好な画像再現性が得られる。
【図1】 インダイレクト印刷方法を模式的に示す工程
図。
図。
1:指示体、2:画像受容層、3:画像、4:非画像部
Claims (5)
- 【請求項1】 プラスチック支持体上に酸化亜鉛分散樹
脂層からなる画像受容層を有するダイレクト型平版印刷
原版上に、熱転写法によって、疎水性物質から成る画像
形成物質を転写してイメージを形成し、次に該原版をエ
ッチング処理することにより、カラー原稿の色分解され
たイメージごとに製版し、その版材を用いてオフセット
印刷機で印刷するカラー印刷方法。 - 【請求項2】 画像受容層は表面粗度(Ra)が0.1〜
0.4μmであって、最大高さ(Rmax)が1〜8μmで
ある請求項1記載の印刷方法。 - 【請求項3】 少なくともシアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの4色に色分解された各色イメージの版材
を用い、各色イメージに対応した少なくとも4色のイン
クを用いる請求項1記載の印刷方法。 - 【請求項4】 熱転写法で疎水性物質から成る画像形成
物質を原版に転写する場合に、熱転写法としてサーマル
ラインヘッドを用いる請求項1記載の印刷方法。 - 【請求項5】 熱転写法で疎水性物質から成る画像形成
物質を原版に転写する場合に、熱転写法としてレーザー
光を用いる請求項1記載の印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17518794A JPH0839753A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | カラー印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17518794A JPH0839753A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | カラー印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0839753A true JPH0839753A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=15991810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17518794A Pending JPH0839753A (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | カラー印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0839753A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007300115A (ja) * | 2006-05-04 | 2007-11-15 | Siltronic Ag | 層構造の製造方法 |
JP2010120387A (ja) * | 2010-01-19 | 2010-06-03 | Kimoto & Co Ltd | 平版印刷版の作製方法及び平版印刷版作製セット |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP17518794A patent/JPH0839753A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007300115A (ja) * | 2006-05-04 | 2007-11-15 | Siltronic Ag | 層構造の製造方法 |
JP2010120387A (ja) * | 2010-01-19 | 2010-06-03 | Kimoto & Co Ltd | 平版印刷版の作製方法及び平版印刷版作製セット |
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