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JPH0839443A - 多段式多角レンチ及びその組立方法 - Google Patents

多段式多角レンチ及びその組立方法

Info

Publication number
JPH0839443A
JPH0839443A JP17865594A JP17865594A JPH0839443A JP H0839443 A JPH0839443 A JP H0839443A JP 17865594 A JP17865594 A JP 17865594A JP 17865594 A JP17865594 A JP 17865594A JP H0839443 A JPH0839443 A JP H0839443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wrench
polygonal
outer diameter
diameter
polygon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17865594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hisaie
賢治 久家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP17865594A priority Critical patent/JPH0839443A/ja
Publication of JPH0839443A publication Critical patent/JPH0839443A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる大きさの径のボルトの締めつけ作業を
1本の多段式多角レンチで行うことができ、レンチの交
換頻度を減少し、能率を向上させる。 【構成】 この発明の多段式多角レンチ1は、径が大小
複数の相似形の多角レンチ10、20、30、40を、
最も小さい径の多角レンチ40を最も突出させるように
順次突出させ、最も大きい径の多角レンチ10が最外側
となるように、前記各多角レンチをテレスコピック形式
で摺動自在に、かつ常時それらの軸方向に圧縮バネ1
5、25、35で偏倚し、突出させるように収納して構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の種類の大きさ
のボルトなどを締めつける作業を一つの多角レンチで行
えるように構成した多段式多角レンチに関するものであ
る。なお、この明細書で用いる「多角レンチ」とは、ヘ
ッドの上端面に多角形の穴が形成されボルトを締めつけ
る場合に用いる「多角棒レンチ」とヘッドそのもののが
多角形に形成されたボルトを締めつける場合に用いる
「ボックスレンチ」との双方を指すものであることを断
っておく。そして以下の説明では、現在、一般的に用い
られている多角棒レンチの一つである六角棒レンチを例
示して説明する。
【0002】
【従来の技術】現用されている六角棒レンチ100は、
図10に斜視図で示したように、断面が正六角形の一様
な径(太さ)の鋼棒をL形に曲げられた形状をしてい
る。このような六角棒レンチ100を用いて上端面に六
角形の穴が形成されボルトを締めつける場合には、六角
棒レンチ100のいずれかの先端部101、102を六
角形の穴に嵌め込み、他の先端部101、102を持っ
て回転させて、そのボルトを締めつけている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ボルトの大きさが異な
り、その六角形の穴の大きさが異なると、そのボルトの
大きさに応じた六角棒レンチ100を用いて、そのボル
トを締めつけなければならず、そのため予め異なる径の
複数本の六角棒レンチ100を用意しなければならず、
また、ボルトの大きさが異なる度に六角棒レンチ100
の交換を行わなければならない不便さがあり、締めつけ
作業の能率もそれだけ低下する傾向にあった。この発明
は、これらの問題点を解決することを課題とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】それ故、この発明の多段
式多角レンチでは、径が大小複数の相似形の多角レンチ
を、最も小さい径の多角レンチを最も突出させるように
順次突出させ、最も大きい径の多角レンチが最外側とな
るように、前記各多角レンチをテレスコピック形式で摺
動自在に、かつ常時それらの軸方向にバネで偏倚し、突
出するように収納して構成し、前記課題を解決した。
【0005】また、この発明の多段式多角レンチの組立
は、先端部の第1の外径が最小径の多角形に形成され、
基部が先端面よりやや太く形成された最小径の多角レン
チを用意し、この最小径の多角レンチの外径より大きい
外径を備えた第1の筒でその先端部が多角形で形成さ
れ、その先端面の中心部に前記最小径の多角レンチの先
端部を挿入できるが、前記基部を通さない多角形の孔を
備え、前記第1の筒の後端部の外径は前記先端部の外径
よりやや太く、その内周面に雌ねじが施され、この後端
が開口されていて、この開口から、前記最小径の多角レ
ンチを前記筒の内部に摺動可能に挿入し、そして前記開
口から筒内に第1のバネを挿入し、前記後端部の内周面
に第1の螺子をねじ込んで前記開口を閉鎖すると共に、
前記最小径の多角レンチの後端を前記第1のバネで押圧
して前記最小径の多角レンチの先端部を前記第1の筒の
先端面から前記多角形の孔を通して常時外方に突出させ
て第2の多角レンチを組み立て、この第2の多角レンチ
の外径より大きい第3の外径を備えた第2の筒でその先
端部が多角形で形成され、その先端面の中心部に前記第
2の多角レンチの先端部を挿入できるが、前記第1の筒
の後端部を通さない多角形の孔を備え、前記第3の筒の
後端部の外径は前記先端部の外径よりやや太く、その内
周面に雌ねじが施され、この後端が開口されていて、こ
の開口から、前記第2の外径の多角レンチを前記第2の
筒の内部に摺動可能に挿入し、そして前記開口から筒内
に第2のバネを挿入し、前記後端部の内周面に第2の螺
子をねじ込んで前記開口を閉鎖すると共に、前記第2の
多角レンチの後端を前記第2のバネで押圧して前記第2
の多角レンチの先端部を前記第2の筒の先端面から前記
多角形の孔を通して常時外方に突出させた第3の外径の
多角レンチを組み立て、この第3の外径の多角レンチの
外径より大きい第4の外径を備えた第3の筒を用いて、
前記第3の外径の多角レンチと同様に第4の外径の多角
レンチを組み立て、以下これら径が大小複数の相似形の
多角レンチを、最も小さい径の多角レンチを最も突出さ
せるように順次突出させ、最も大きい径の多角レンチが
最外側となるように、前記各多角レンチをテレスコピッ
ク形式で摺動自在にかつ常時それらの軸方向にバネで偏
倚し、突出するように収納して組立を行う方法を採って
いる。
【0006】
【作用】従って、この発明の多段式多角レンチを一本用
意しておけば、異なる大きさの径のボルトの締めつけ作
業に当たっても、この一本の多段式多角レンチで対応が
可能となる。ボルトを締めつける力が強く要求される場
合には、この発明の多段式多角レンチを構成する各要素
の筒形多角レンチに強度が要求されることから、各筒を
肉厚にする必要があり、そのためには、一本の多段式多
角レンチは1mm、3mm、5mm、7mm・・・など
の奇数の多角レンチで構成し、他の一本は2mm、4m
m、6mm、8mm・・・などの偶数の多角レンチで構
成して、2本のこの発明の多段式多角レンチを用意する
と、レンチの交換頻度を減少し、作業能率を向上させる
ことができる。
【0007】また、この発明の多段式多角レンチの組立
に当たっては、予め所定の大きさの構成部品を用意して
おけば、比較的単純な差し込み作業で組立ることがで
き、またその逆に簡単な作業で分解することができるの
で、修理や部品の交換が簡単に行うことができる。
【0008】
【実施例】次に、図1乃至図8を用いて、この発明の多
段式多角レンチ及びその組立方法を、多段式六角棒レン
チとして示して説明する。図1はこの発明の多段式六角
棒レンチの全体を示す斜視図であり、図2は図1の多段
式六角棒レンチの先端部の拡大斜視図であり、同図Aは
その各構成要素のレンチが突出している状態を、同図B
はその各構成要素のレンチが押し込まれた状態を示して
おり、図3はこの発明の多段式六角棒レンチを用いてボ
ルトを締めつけている状態を示した主要部分の一部側面
図であって、同図Aは比較的小型のボルトを締めつけて
いる状態を、同図Bは比較的大型のボルトを締めつけて
いる状態を示しており、図4はこの発明の多段式六角棒
レンチの先端部の内部構造を示した断面図であって、同
図Aはその各構成要素のレンチが突出している状態を、
同図Bはその各構成要素のレンチが押し込まれた状態を
示しており、図5はこの発明の多段式六角棒レンチの最
小径の六角棒レンチを示していて、同図Aはその全体の
側面図、同図Bは図Aの右端面から見た平面図、そして
図Cは図Aの左端面から見た平面図であり、図6はこの
発明の多段式六角棒レンチの中間径の六角棒レンチを示
していて、同図Aはその全体の側面図、同図Bは図Aの
右端面から見た平面図、そして図Cは図Aの左端面から
見た平面図であり、図7はこの発明の多段式六角棒レン
チの最終段の径の六角棒レンチを示していて、同図Aは
その全体の側面図、同図Bは図Aの右端面から見た平面
図、そして図Cは図Aの左端面から見た平面図であり、
図8はこの発明の多段式六角棒レンチの各構成要素のレ
ンチの他の形状を示していて、同図Aはその一例を示し
た断面図、同図Bはその他の一例を示した断面図であ
り、そして図9はこの発明の多段式六角棒レンチの他の
構成形態の全体を示す斜視図である。
【0009】先ず、図1乃至図3を用いて、この発明の
多段式六角棒レンチの構成を説明する。符号1は全体と
してこの発明の多段式六角棒レンチを指す。この多段式
六角棒レンチ1はその先端部2の最外側を最も大きい径
の構成要素の多角棒レンチ(以下、「構成要素の多角棒
レンチ」を単に「部品レンチ」と記す)10で構成し、
次にこの部品レンチ10の中心部に、この部品レンチ1
0の径より一回り小さい径で相似形の部品レンチ20
を、前記部品レンチ10の端面より所定の長さだけ摺動
自在に、かつ弾性的に突出させ、また次にこの部品レン
チ20の中心部に、この部品レンチ20の径より一回り
小さい径で相似形の部品レンチ30を、前記部品レンチ
20の端面より所定の長さだけ摺動自在に、かつ弾性的
に突出させ、そしてこの部品レンチ30の中心部に、こ
の部品レンチ30の径より一回り小さく相似形で、この
多段式六角棒レンチ1では最も小さい径の部品レンチ4
0を、前記部品レンチ30の端面より所定の長さだけ摺
動自在に、かつ弾性的に突出させ、このようにして各部
品レンチをテレスコピック形式で摺動自在に、かつ常時
それらの軸方向にバネで偏倚し、突出するような構造で
構成されている。
【0010】符号51は六角棒のハンドルで、このハン
ドル51の一端の軸線上に軸52を一体的に形成し、そ
の軸52の先端に、前記多段式六角棒レンチ1の最外側
の最も大きい径の部品レンチ10を嵌め込むことができ
る六角形の窪みが形成されたボックスヘッド53が固定
されている。従って、ハンドル51と軸52とこのボッ
クスヘッド53とで六角形ボックスレンチ50を構成し
ている。この六角形ボックスレンチ50を多段式六角棒
レンチ1に対し着脱可能であって、図1ではこの六角形
ボックスレンチ50を多段式六角棒レンチ1に嵌め込ん
だ状態を示している。
【0011】前記多段式六角棒レンチ1をもう一本用意
するとすると、例えば、多段式六角棒レンチ1の各部品
レンチの寸法を、例えば、部品レンチ10、20、3
0、40をそれぞれ1mm、3mm、5mm、そして7
mmというように奇数の寸法の径で構成し、他の一本の
多段式六角棒レンチ1A(図示していない)の寸法を、
例えば、部品レンチ10A、20A、30A、40Aを
それぞれ2mm、4mm、6mm、そして8mmという
ように偶数の寸法の径で構成するとよい。
【0012】図2Aに示した状態は、部品レンチ10か
らその他の全ての部品レンチ20、30、40は所定の
長さで突出した状態を示していて、この状態の多段式六
角棒レンチ1でボルトを締めつける場合には、図3Aに
示したように、小ボルト60の上端面に形成された最小
径の六角形の穴61に多段式六角棒レンチ1の部品レン
チ40のみが嵌め込まれた状態となり、他の部品レンチ
20、30は前記所定の長さで突出したままである。
【0013】図2Bに示した状態は、部品レンチ10に
その他の全ての部品レンチ20、30、40は押し込ま
れて収納された状態を示していて、この状態の多段式六
角棒レンチ1でボルトを締めつける場合には、図3Bに
示したように、大ボルト70の上端面に形成された最大
径の六角形の穴71に多段式六角棒レンチ1の部品レン
チ10が嵌め込まれた状態となり、部品レンチ20、3
0、40が押し込められた状態のままとなる。
【0014】次に、前記多段式六角棒レンチ1の内部構
造及びその組立方法を図4乃至図7を用いて説明する。
先ず、図5乃至図7に示した部品レンチ10、20、3
0、40から説明する。図5には前記最小径の部品レン
チ40を示していて、内実の鋼製で形成されており、そ
の先端部41は六角形の前記最小径に形成され、その基
部42は六角形で前記先端部41よりやや太い径で形成
されている。
【0015】図6には部品レンチ20、30を示した。
なお、説明を簡単にするため、部品レンチ20に関する
符号は図6に( )で示した。この部品レンチ30も鋼
製であるが、その先端部31は前記部品レンチ40の径
よりやや大なる六角形の径で形成され、その先端面31
Aには前記部品レンチ40の先端部41が自在に挿通で
きる六角形の孔31Bが開けられている。そして、図4
に示したように、その先端部31の内部は鍔31Cが形
成されている。また、この部品レンチ30の中間内部は
部品レンチ40の基部42が嵌め込める六角形の径で形
成されている。一方、開口32Aが形成されたこの部品
レンチ30の基部32の外径は前記先端部31の外径よ
りやや太く、そしてその基部32の内径は前記部品レン
チ40の基部42の外径より極僅かに太く形成されてお
り、そしてこの開口32A近傍の内周面33には雌ねじ
34が施されている。このような寸法に選定し、また、
このような構造に形成することにより、部品レンチ30
の内部で前記基部42が軸方向に自在に摺動できるよう
になる。部品レンチ20も同様の構造で形成されてい
て、寸法が異なるだけである。
【0016】図7には多段式六角棒レンチ1の最外側の
部品レンチ10を示した。この部品レンチ30は外周面
に段差が無い鋼製の六角筒に形成されている。図7にお
いて、その右端11の側端面11Aには、図7Bに示し
たように、前記部品レンチ20の先端部21が自在に挿
通できる六角形の孔11Bが開けられている。そして、
図4に示したように、その先端部11の内部には鍔11
Cが形成されている。一方、この部品レンチ10の基部
12の開口12A近傍の内周面13には雌ねじ14が施
されており、この雌ねじ14が施された部分以外の内周
面は六角形で形成されている。そして前記基部12の内
径は前記部品レンチ20の基部22の外径より極僅かに
太く形成されていて、この内周面13で前記基部22が
自在に摺動できる。
【0017】次に、これらの部品レンチ10、20、3
0、40などを用いたこの発明の多段式六角棒レンチ1
の組立方法を図3及び図4を用いて説明する。先ず、前
記部品レンチ30の基部32の開口32Aから内部に向
け、前記部品レンチ40の先端部41を先にして挿入
し、その先端部41を前記六角形の孔31Bから突出さ
せ、また、その開口32Aから、例えば、コイル状の圧
縮バネ35を挿入し、そして更にその開口32Aに雄ね
じ36を前記雌ねじ34にねじ込んで、前記部品レンチ
40の基部42が部品レンチ30の先端部31内周面に
形成した前記鍔31Cに当接させる。
【0018】次に、この部品レンチ40が部品レンチ3
0に組み込まれた状態の部品レンチ40・30を部品レ
ンチ20の基部22の開口22Aから内部に向け、前記
部品レンチ40・30の先端部41・31を先にして挿
入し、その先端部41・31を前記六角形の孔21Bか
ら突出させ、また、その開口22Aから、同様なコイル
状の圧縮バネ25を挿入し、そして更にその開口32A
に雄ねじ26を前記雌ねじ24にねじ込んで、前記部品
レンチ40・30の基部32が部品レンチ20の先端部
21内周面に形成した前記鍔21Cに当接させる。
【0019】更に、このように組み立てられた部品レン
チ40・30・20を前記部品レンチ10の基部12の
開口12Aから内部に向け、前記部品レンチ40・30
・20の先端部41・31・20を先にして挿入し、そ
の先端部41・31・21を前記六角形の孔11Bから
突出させ、また、その開口12Aから、同様なコイル状
の圧縮バネ15を挿入し、そして更にその開口12Aに
雄ねじ16を前記雌ねじ14にねじ込んで、前記部品レ
ンチ40・30・20の基部22が部品レンチ10の先
端部11内周面に形成した前記鍔11Cに当接させる。
このような要領で組み立てると、この発明の多段式六角
棒レンチ1を得ることができる。図4Bに示した状態
は、全ての部品レンチ40、30、20を前記各圧縮バ
ネに抗して圧縮させて、部品レンチ10に内蔵させて状
態を示したものである。この状態の多段式六角棒レンチ
1は図3Bの使用状態で使用する場合の状態である。
【0020】前記各部品レンチ10、20、30の内周
面は六角形で形成し、各部品レンチ20、30、40の
各基部22、32 42基部がボルトを締めつける場合
の各部品レンチ40、30、20の回り止めを構成して
いるが、これは内部が六角形を形成している必要はな
く、図8Aに示したように、内周面を四角形で構成して
もよい。また、図8Bに示したように、鋼板を六角形の
筒に折り曲げて、各部品レンチ10、20、30、40
を形成してもよく、引き物で形成してもよい。更にま
た、実施例では、前記圧縮バネとして、コイル状のバネ
を例示したが、これには板バネを用いてもよい。
【0021】既に説明したように、この多段式六角棒レ
ンチ1を構成する各要素の部品レンチを1mm、3m
m、5mm、7mm・・・などの奇数の多角棒レンチで
構成し、他の一組は2mm、4mm、6mm、8mm・
・・などの偶数の多角棒レンチで構成して、2本のこの
発明の多段式多角棒レンチを用意する六角レンチの交換
頻度を減少し、作業能率を向上させることができると記
した。そして図1には多段式六角棒レンチ1を六角形ボ
ックスレンチ50とハンドル51を用いて使用する状態
を示したが、図9に示したように、前記ハンドル51
を、既に説明したような構成のこの発明の多段式六角棒
レンチ1の比較的長い多段式六角棒レンチ1Aを用い、
多段式六角棒レンチ1を1mm、3mm、5mm、7m
m・・・などの奇数の多角棒レンチで構成し、多段式六
角棒レンチ1Aを他の一組は2mm、4mm、6mm、
8mm・・・などの偶数の多角棒レンチで構成して、こ
れら多段式六角棒レンチ1、1Aを六角形ボックスレン
チ50を介して連結し、一方の多段式六角棒レンチをハ
ンドルとして使用できる構成を採ってもよい。このよう
に構成することにより一挙両得の効果がある。
【0022】これまでのこの発明の説明では、六角棒レ
ンチとして説明したが、ボックスレンチにも応用するこ
とができる。この場合には、部品レンチ40、30、2
0、10の各先端面に六角形の孔を形成すればよく、ま
た、六角形として説明したが、他の多角形で構成するこ
ともできる。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の多段
式多角レンチを一本用意しておけば、異なる大きさの径
のボルトの締めつけ作業に当たっても、この一本の多段
式多角レンチで対応が可能となり、レンチを頻繁に交換
する必要がなくなり、それだけ作業能率を向上させるこ
とができる。また、保管場所のスペースがこの発明の多
段式多角レンチ1本分または2本分のスペースですむ。
更にまた、レンチがばらばらになって紛失する恐れがな
い。
【0024】また、この発明の多段式多角レンチの組立
に当たっては、予め所定の大きさの構成部品を用意して
おけば、比較的単純な差し込み作業で組立ることがで
き、またその逆に修理や部品の交換を行う場合には、各
雄ねじを外す簡単な作業で分解することができるので、
修理や部品の交換を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の多段式六角棒レンチの全体を示す
斜視図である。
【図2】 図1の多段式六角棒レンチの先端部の拡大斜
視図であり、同図Aはその各構成要素のレンチが突出し
ている状態を、同図Bはその各構成要素のレンチが押し
込まれた状態を示している。
【図3】 この発明の多段式六角棒レンチを用いてボル
トを締めつけている状態を示した主要部分の一部側面図
であって、同図Aは比較的小型のボルトを締めつけてい
る状態を、同図Bは比較的大型のボルトを締めつけてい
る状態を示している。
【図4】 この発明の多段式六角棒レンチの先端部の内
部構造を示した断面図であって、同図Aはその各構成要
素のレンチが突出している状態を、同図Bはその各構成
要素のレンチが押し込まれた状態を示している。
【図5】 この発明の多段式六角棒レンチの最小径の六
角棒レンチを示していて、同図Aはその全体の側面図、
同図Bは図Aの右端面から見た平面図、そして図Cは図
Aの左端面から見た平面図である。
【図6】 この発明の多段式六角棒レンチの中間径の六
角棒レンチを示していて、同図Aはその全体の側面図、
同図Bは図Aの右端面から見た平面図、そして図Cは図
Aの左端面から見た平面図である。
【図7】 この発明の多段式六角棒レンチの最終段の径
の六角棒レンチを示していて、同図Aはその全体の側面
図、同図Bは図Aの右端面から見た平面図、そして図C
は図Aの左端面から見た平面図である。
【図8】 この発明の多段式六角棒レンチの各構成要素
のレンチの他の形状を示していて、同図Aはその一例を
示した断面図、同図Bはその他の一例を示した断面図で
ある。
【図9】 この発明の多段式六角棒レンチの他の構成形
態の全体を示す斜視図である。
【図10】 現在、一般的に用いられている六角棒レン
チの斜視図である。
【符号の説明】
1 この発明の多段式六角棒レンチ 1A この発明の他の構成形態の多段式六角棒レンチ 10 構成要素の多角棒レンチ(部品レンチ) 11 先端部 11A 先端面 11B 六角形の孔 12 基部 12A 開口 13 内周面 14 雌ねじ 15 圧縮バネ 16 雄ねじ 20 部品レンチ 21 先端部 21A 先端面 21B 六角形の孔 22 基部 22A 開口 23 内周面 24 雌ねじ 25 圧縮バネ 26 雄ねじ 30 部品レンチ 31 先端部 31A 先端面 31B 六角形の孔 31C 鍔 32 基部 32A 開口 33 内周面 34 雌ねじ 35 圧縮バネ 36 雄ねじ 40 部品レンチ 41 先端部 42 基部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】径が大小複数の相似形の多角レンチを、最
    も小さい径の多角レンチを最も突出させるように順次突
    出させ、最も大きい径の多角レンチが最外側となるよう
    に、前記各多角レンチをテレスコピック形式で摺動自在
    にかつ常時それらの軸方向にバネで偏倚し、突出するよ
    うに収納して構成されていることを特徴とする多段式多
    角レンチ。
  2. 【請求項2】先端部の第1の外径が最小径の多角形に形
    成され、基部が先端面よりやや太く形成された最小径の
    多角レンチを用意し、 この最小径の多角レンチの外径より大きい外径を備えた
    第1の筒でその先端部が多角形で形成され、その先端面
    の中心部に前記最小径の多角レンチの先端部を挿入でき
    るが、前記基部を通さない多角形の孔を備え、前記第1
    の筒の後端部の外径は前記先端部の外径よりやや太く、
    その内周面に雌ねじが施され、この後端が開口されてい
    て、この開口から、前記最小径の多角レンチを前記筒の
    内部に摺動可能に挿入し、そして前記開口から筒内に第
    1のバネを挿入し、前記後端部の内周面に第1の螺子を
    ねじ込んで前記開口を閉鎖すると共に、前記最小径の多
    角レンチの後端を前記第1のバネで押圧して前記最小径
    の多角レンチの先端部を前記第1の筒の先端面から前記
    多角形の孔を通して常時外方に突出させて第2の多角レ
    ンチを組み立て、 この第2の多角レンチの外径より大きい第3の外径を備
    えた第2の筒でその先端部が多角形で形成され、その先
    端面の中心部に前記第2の多角レンチの先端部を挿入で
    きるが、前記第1の筒の後端部を通さない多角形の孔を
    備え、前記第3の筒の後端部の外径は前記先端部の外径
    よりやや太く、その内周面に雌ねじが施され、この後端
    が開口されていて、この開口から、前記第2の外径の多
    角レンチを前記第2の筒の内部に摺動可能に挿入し、そ
    して前記開口から筒内に第2のバネを挿入し、前記後端
    部の内周面に第2の螺子をねじ込んで前記開口を閉鎖す
    ると共に、前記第2の多角レンチの後端を前記第2のバ
    ネで押圧して前記第2の多角レンチの先端部を前記第2
    の筒の先端面から前記多角形の孔を通して常時外方に突
    出させた第3の外径の多角レンチを組み立て、 この第3の外径の多角レンチの外径より大きい第4の外
    径を備えた第3の筒を用いて、前記第3の外径の多角レ
    ンチと同様に第4の外径の多角レンチを組み立て、 以下これら径が大小複数の相似形の多角レンチを、最も
    小さい径の多角レンチを最も突出させるように順次突出
    させ、最も大きい径の多角レンチが最外側となるよう
    に、前記各多角レンチをテレスコピック形式で摺動自在
    にかつ常時それらの軸方向にバネで偏倚し、突出するよ
    うに収納して構成されていることを特徴とする多段式多
    角レンチの組立方法。
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DE102010049964B4 (de) 2010-10-28 2023-03-09 A U E Kassel Gmbh Automatische Schraubeinheit zur Integration in einer Montage und Verfahren zum automatisierten Verschrauben von Schraubelementen
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KR20230145737A (ko) 2022-04-11 2023-10-18 유재석 복합렌치

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