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JPH08333818A - 合成樹脂目地材 - Google Patents

合成樹脂目地材

Info

Publication number
JPH08333818A
JPH08333818A JP16798495A JP16798495A JPH08333818A JP H08333818 A JPH08333818 A JP H08333818A JP 16798495 A JP16798495 A JP 16798495A JP 16798495 A JP16798495 A JP 16798495A JP H08333818 A JPH08333818 A JP H08333818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
article
rod
thermoplastic resin
joint material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16798495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kamiya
隆志 神谷
Shigeo Takashima
重夫 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aica Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Aica Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aica Kogyo Co Ltd filed Critical Aica Kogyo Co Ltd
Priority to JP16798495A priority Critical patent/JPH08333818A/ja
Publication of JPH08333818A publication Critical patent/JPH08333818A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工が容易で、化粧パネルの木口部を隠蔽し
た目地部を構成することができると共に、化粧パネルの
収縮によっても隙間が目立たず、美麗な施工仕上りが得
られる合成樹脂目地材を提供する。 【構成】 熱可塑性樹脂よりなるテープ状物1の上に可
撓性を有し、断面が二又状の熱可塑性樹脂棒状物2が該
テープ状物1に対して平行になるように配置され、熱可
塑性樹脂棒状物2の基底部が接着されて合成樹脂目地材
3が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築内装に於いて、壁
面に化粧パネルを施工する際に使用する目地材に関す
る。本発明の目地材を用いることによって、簡単にパネ
ル間の目地部を形成して施工ができると共に、美麗な仕
上りが得られる。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧パネル壁面の施工に於ける目
地部の処理の方法としては、化粧パネルの木口面の表面
側のコーナーをサンドペーパーなどで糸面取りを行った
後、相接する化粧パネルを突き付け、接着剤,化粧釘打
ち,隠し釘打ちなどにより、壁面下地材に貼着固定する
方法。
【0003】下地となる縦胴縁などに、化粧パネルが一
定間隔になるように目透しして貼付け固定した後、目地
溝にシリコーンパテを充填する方法。
【0004】下地に目地板或いは、目地底テープを貼着
した後、化粧パネルを一定間隔になるように目地巾をと
って割りつけ貼付ける方法。
【0005】金属製或いは、合成樹脂製のジョイナーを
用いて、木口部を処理する方法などがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、化粧パ
ネルの木口面の表面側コーナーを面取りした後、突付施
工する方法では、面取りに手数を要し、均一に面取り加
工をすることが容易でなく、表面の化粧層が薄い場合、
基材が露出することがあるなど、美麗に仕上げるために
は熟練を要すと共に、化粧層の構成条件によっては実施
困難な場合もあった。また、化粧パネルの収縮等によっ
て突付部に隙間を生じ易いなどの問題点があった。
【0007】下地となる胴縁材などに化粧パネルを一定
間隔になるように目透しして貼着固定した後、目地溝に
シリコーンパテを充填する方法では、化粧パネルの木口
面を隠蔽することができるが、均一且つ、美麗に仕上げ
るためには手数を要するものであった。
【0008】下地に目地板或いは、目地底テープ貼りを
行った後、化粧パネルを一定間隔になるよう目地巾をと
って割りつけ貼付する方法では、施工が簡単で目地底は
美麗に仕上がるが、化粧パネルの木口面が露出して見え
るため、化粧パネルの木口面に化粧仕上げが施されてい
ない限り、一般的に外観性が損われるものであった。
【0009】金属製或いは、合成樹脂製のジョイナーを
用いて木口部を処理する方法では、施工が簡単で均一な
仕上りは得られると共に、化粧パネルの木口部がジョイ
ナーにより隠蔽され目立たなくなるが、木口部を被覆す
るジョイナーの盛り上がりにより、化粧パネルの接合部
が視覚的に強調され、意匠的に異和感を有するものであ
った。
【0010】本発明は、施工が容易で、化粧パネルの木
口部を隠蔽した目地部を構成することができると共に、
化粧パネルの収縮によっても隙間が目立たず、美麗な施
工仕上りが得られる合成樹脂目地材を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
よりなるテープ状物の上に、可撓性を有し、断面が二又
状の熱可塑性樹脂棒状物を、該テープ状物に対して平行
になるように配置し、該熱可塑性樹脂棒状物の基底部を
該テープ状物に接着したことを特徴とする合成樹脂目地
材であり、とりわけ、前記のテープ状物の少なくとも一
方の端が刃物状に面取りされていることによって施工性
が向上するものである。
【0012】また、前記のテープ状物が硬質塩化ビニル
樹脂よりなると共に、熱可塑性樹脂棒状物が軟質ないし
半硬質塩化ビニル樹脂よりなり、該テープ状物と該熱可
塑性樹脂棒状物が融着されていることにより、合成樹脂
目地材の剛性が高まると共に取扱性がよくなり、且つ、
化粧パネルの木口面に対し、二又状の熱可塑性樹脂が被
覆されるようによくなじみ隠蔽するものである。
【0013】本発明の合成樹脂目地材に於いて、テープ
状物を形成する熱可塑性樹脂としては、施工時に剛性を
有することが必要であり、この点から、硬質の熱可塑性
樹脂が好ましく、硬質塩化ビニル樹脂,ABS樹脂,ポ
リエチレン,ポリプロピレンなどの樹脂を用いることが
でき、断面が二又状の熱可塑性樹脂棒状物には、半硬質
ないし軟質の塩化ビニル樹脂,ポリエチレンなど柔軟性
を有する樹脂が使用できるが、熱可塑性樹脂よりなるテ
ープ状物の上に融着或いは、接着剤を用いて容易に接着
できることが必要である。とりわけ、熱可塑性樹脂より
なるテープ状物に硬質塩化ビニル樹脂を用い、断面が二
又状の熱可塑性樹脂棒状物に軟質の塩化ビニル樹脂を用
いることにより、熱融着などで容易に接着することがで
き、施工,取扱に於いて必要な剛性と、化粧パネル木口
面によく馴染み、伸縮に追随するための弾力性ならびに
柔軟性が得られる。
【0014】熱可塑性樹脂よりなるテープ状物に硬質塩
化ビニル樹脂を用い、可撓性を有し、断面が二又状の熱
可塑性樹脂棒状物に半硬質ないし軟質の塩化ビニル樹脂
を用いて、両者を接着する方法としては、それぞれ押出
成形機により、所望の形状になるように押出すと共に、
熱融着することにょって、施工性のすぐれた合成樹脂目
地材を容易に得ることができる。
【0015】化粧パネル表面と目地材との色調を調和さ
せるため、原料樹脂には所望の色になるように着色剤を
配合したものが用いられる。
【0016】本発明の合成樹脂目地材のテープ状物は、
化粧パネルを施工する場合、胴縁などの下地に固定され
た化粧パネルの端部の下地材と化粧パネルの隙間に差し
込み、化粧パネル木口部と断面が二又状の合成樹脂棒状
物の二又の一方が密着するように固定し、次いで、相対
する化粧パネルの木口部が、前記二又の他方に密着する
ように固定して目地を構成する。
【0017】したがって、合成樹脂目地材のテープ状物
は、化粧パネルと下地材の僅かな隙間に対して差し込み
を容易にするため、少なくとも片方の端部を刃物のよう
に、厚さ方向に面取りされ、テーパーが設けられている
ことが望ましい。
【0018】本発明の合成樹脂目地材を構成する、可撓
性を有し断面が二又状の熱可塑性樹脂棒状物は、半硬質
ないし軟質の合成樹脂よりなり、断面の長さ方向にU字
形,V字形,或いはY字形などの形状で上部が二又状に
開かれた溝を形成し、基底部がテープ状物の上に平行に
なるように融着、或いは接着剤により接着されており、
施工に際しては該二又状の部分の外側の面が化粧パネル
木口面に押付けられ、これによって木口面を被覆,隠蔽
するものである。
【0019】前記の熱可塑性樹脂棒状物の二又状部分は
弾力性を有しているので、化粧パネルの木口面が押しつ
けられたときに変形すると共に、化粧パネルの伸縮に対
して追随して被覆する作用を有し、化粧パネル木口面と
の間に隙間を生ずることがない。
【0020】本発明の合成樹脂目地材を構成する熱可塑
性樹脂よりなるテープ状物と、断面が二又状の熱可塑性
樹脂棒状物は、熱融着、或いは接着剤によって接着さ
れ、一体となるが、熱融着の方法が工程の簡略化、経済
性の点などに於いて有利である。
【0021】
【実施例】
実施例1 以下、実施例に基づいて説明する。尚以下に記す部は、
重量部を表わすものである。合成樹脂目地材3の製法と
して、平均分子量1100のポリ塩化ビニル樹脂100
部,三塩基性硫酸鉛3部,二塩基性硫酸鉛1部,ステア
リン酸鉛1部,ステアリン酸カルシウム0.5部,炭酸
カルシウム10部よりなる硬質塩化ビニル樹脂組成物を
押出成形機を用いてダイ温度160℃でテープ状物1を
押出し成形すると共に、平均分子量850の塩化ビニル
樹脂100部,ジオクチルフタレート15部,ジブチル
フタレート5部,二塩基性亜リン酸鉛3部,ステアリン
酸鉛1部,二酸化チタン10部よりなる軟質塩化ビニル
樹脂組成物を押出成形機を用いてダイ温度170℃で、
断面が二又状の熱可塑性樹脂棒状物2を押し出し、該テ
ープ状物1の上に、該熱可塑性樹脂棒状物2が該テープ
状物1に対して平行になるように、該熱可塑性樹脂棒状
物2の基底部を融着された後、水中で冷却させ、図1に
示す合成樹脂目地材3を得た。
【0022】この合成樹脂目地材3のテープ状物1の片
側の端部は、刃物状に、厚さ方向に面取され、テーパー
が設けられるような形状に成形した。
【0023】この合成樹脂目地材3を用い、厚さ3mmの
メラミン樹脂系不燃化粧板(アイカセラール アイカ工
業製)よりなる化粧パネル4の壁面下地に対する施工方
法として、化粧パネル4を壁面下地5に接着剤7を用い
て固定した後、合成樹脂目地材3のテープ状物1の端部
を化粧パネル4の端部と壁面下地5との隙間に差し込
み、化粧パネル4の木口面に対して熱可塑性樹脂棒状物
2の二又の外側の面を押しつけ、合成樹脂目地材3をタ
ッカーを用いて壁面下地5に固定し、次いで、相対する
化粧パネル4の木口面が、前記二又の他方の外側面に密
着するように化粧パネル4を押しつけた状態で、化粧パ
ネル4と壁面下地5とを固定し目地6を構成した。
【0024】
【発明の効果】本発明の合成樹脂目地材を用いて化粧パ
ネルを壁面に施工する場合、シリコーンパテなどを用い
て目地を形成する方法に較べ、施工に手数を要せず、均
一で美麗な仕上りが得られる。
【0025】本発明の合成樹脂目地材を用いることによ
って、該合成樹脂目地材を構成する熱可塑性樹脂棒状物
の二又の外側面によって化粧パネルの木口面が隠蔽され
るので木口面が目立たないように施工することができる
と共に施工後の化粧パネルの伸縮に対しても二又状物の
弾力性により、木口面と目地材が密着した状態が保持さ
れるので隙間を生じることがない。
【0026】本発明の合成樹脂目地材は、ジョイナー使
用の場合の如く、化粧パネルの端部の表面を被覆するこ
とがないので、被覆による盛り上がりから生ずる異和感
がなく、意匠性が損われない。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の合成樹脂目地材の構造の一例
を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の合成樹脂目地材を用いた施工
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 テープ状物 2 熱可塑性樹脂棒状物 3 合成樹脂目地材 4 化粧パネル 5 壁面下地 6 目地 7 接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂よりなるテープ状物の上
    に、可撓性を有し、断面が二又状の熱可塑性樹脂棒状物
    を、該テープ状物に対して平行になるように配置し、該
    熱可塑性樹脂棒状物の基底部を該テープ状物に接着した
    ことを特徴とする合成樹脂目地材。
  2. 【請求項2】 前記のテープ状物の少なくとも一方の端
    が刃物状に面取されていることを特徴とする請求項1記
    載の合成樹脂目地材。
  3. 【請求項3】 前記のテープ状物が硬質塩化ビニル樹脂
    よりなると共に、熱可塑性樹脂棒状物が軟質ないし半硬
    質塩化ビニル樹脂よりなり、該テープ状物と該熱可塑性
    樹脂棒状物が融着されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の合成樹脂目地材。
JP16798495A 1995-06-09 1995-06-09 合成樹脂目地材 Pending JPH08333818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16798495A JPH08333818A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 合成樹脂目地材

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JP16798495A JPH08333818A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 合成樹脂目地材

Publications (1)

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JPH08333818A true JPH08333818A (ja) 1996-12-17

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ID=15859655

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JP16798495A Pending JPH08333818A (ja) 1995-06-09 1995-06-09 合成樹脂目地材

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JP (1) JPH08333818A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012241336A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Minato Seiki Kogyo Kk 目地材
JP2013167146A (ja) * 2012-01-17 2013-08-29 Toli Corp 壁紙用目地部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012241336A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Minato Seiki Kogyo Kk 目地材
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