JPH08338564A - 逆止弁装置 - Google Patents
逆止弁装置Info
- Publication number
- JPH08338564A JPH08338564A JP7171509A JP17150995A JPH08338564A JP H08338564 A JPH08338564 A JP H08338564A JP 7171509 A JP7171509 A JP 7171509A JP 17150995 A JP17150995 A JP 17150995A JP H08338564 A JPH08338564 A JP H08338564A
- Authority
- JP
- Japan
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- check valve
- valve body
- pressure relief
- water
- seat portion
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/04—Devices damping pulsations or vibrations in fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】構造がコンパクトで安価であり且つ従来既存の
逆止弁装置とそのまま取替えが可能な汎用性の高いウォ
ーターハンマー防止機能付逆止弁装置を提供する。 【構成】保持スリーブ22の内側に、通水路15におけ
る水の順方向の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する
逆止弁体30を配置して、この逆止弁体30に対しこれ
を保持スリーブ22に形成した第一弁座部34に当接さ
せる向きに第一ばね部材44の付勢力を及ぼす。その逆
止弁体30には、圧力逃し通路50と第二弁座部54と
を設けるとともに、通水路15における下流側の部分の
一定圧以上の圧力を逃すための圧力逃し弁体52を組み
付け、その圧力逃し弁体52を第二弁座部54に当接さ
せる向きに第二ばね部材46によって付勢する。
逆止弁装置とそのまま取替えが可能な汎用性の高いウォ
ーターハンマー防止機能付逆止弁装置を提供する。 【構成】保持スリーブ22の内側に、通水路15におけ
る水の順方向の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する
逆止弁体30を配置して、この逆止弁体30に対しこれ
を保持スリーブ22に形成した第一弁座部34に当接さ
せる向きに第一ばね部材44の付勢力を及ぼす。その逆
止弁体30には、圧力逃し通路50と第二弁座部54と
を設けるとともに、通水路15における下流側の部分の
一定圧以上の圧力を逃すための圧力逃し弁体52を組み
付け、その圧力逃し弁体52を第二弁座部54に当接さ
せる向きに第二ばね部材46によって付勢する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水栓に用いて好適な逆
止弁装置に関する。
止弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水栓には逆止弁装置が設けら
れており、水栓から給水源側へ、また或いは給湯源側へ
の水又は湯(以下単に水とする)の逆流が防止されてい
る。図8はその逆止弁装置の一例を示している。図8に
おいて、200はカウンター等の水栓取付体の下側に配
置され、取付体上に設置された水栓本体に対して水又は
湯を供給するサプライ管で、内部に通水路202を有し
ている。そしてその通水路202上に、給水源から水栓
本体側に向かう水の流れのみを許容し、逆方向の流れを
阻止する逆止弁装置204が設けられている。
れており、水栓から給水源側へ、また或いは給湯源側へ
の水又は湯(以下単に水とする)の逆流が防止されてい
る。図8はその逆止弁装置の一例を示している。図8に
おいて、200はカウンター等の水栓取付体の下側に配
置され、取付体上に設置された水栓本体に対して水又は
湯を供給するサプライ管で、内部に通水路202を有し
ている。そしてその通水路202上に、給水源から水栓
本体側に向かう水の流れのみを許容し、逆方向の流れを
阻止する逆止弁装置204が設けられている。
【0003】逆止弁装置204は、保持スリーブ206
を有しており、この保持スリーブ206が、有底円筒形
状のキャップ208を介して、管体210に一体に形成
された円筒状のハウジング212にねじ結合され、固定
されている。
を有しており、この保持スリーブ206が、有底円筒形
状のキャップ208を介して、管体210に一体に形成
された円筒状のハウジング212にねじ結合され、固定
されている。
【0004】この逆止弁装置204は、保持スリーブ2
06の内側に配置された逆止弁体214と、逆止弁体2
14に一体に形成された弁棒216とを有しており、そ
の弁棒216が、保持スリーブ206側に固定的に設け
られたガイド部218に対して摺動可能に嵌合され、移
動案内されるようになっている。保持スリーブ206に
はまた、一端側に弁座部220が設けられており、逆止
弁体214がこの弁座部220に当接する向きにばね部
材222によって付勢されている。
06の内側に配置された逆止弁体214と、逆止弁体2
14に一体に形成された弁棒216とを有しており、そ
の弁棒216が、保持スリーブ206側に固定的に設け
られたガイド部218に対して摺動可能に嵌合され、移
動案内されるようになっている。保持スリーブ206に
はまた、一端側に弁座部220が設けられており、逆止
弁体214がこの弁座部220に当接する向きにばね部
材222によって付勢されている。
【0005】以上のように通例、水栓の設置に当っては
通水路上に逆止弁装置が設けられ、逆流防止されるが、
一方このように逆止弁装置を設けることにより、水栓閉
止時にウォーターハンマーが惹起され易いといった問題
がある。
通水路上に逆止弁装置が設けられ、逆流防止されるが、
一方このように逆止弁装置を設けることにより、水栓閉
止時にウォーターハンマーが惹起され易いといった問題
がある。
【0006】水栓を開いて勢い良く吐水している途中で
水栓を閉止したとき、直ちに逆止弁装置が働いて通水路
の下流側部分、つまり逆止弁装置より下流側の部分を密
閉状態とするために、同部分において突発的に高圧力が
生じてウォーターハンマーを引き起すのである。特に水
栓がシングルレバー式の水栓の場合、急激なレバー操作
が可能であって水栓を急閉止できるために、上記ウォー
ターハンマーが発生し易い。
水栓を閉止したとき、直ちに逆止弁装置が働いて通水路
の下流側部分、つまり逆止弁装置より下流側の部分を密
閉状態とするために、同部分において突発的に高圧力が
生じてウォーターハンマーを引き起すのである。特に水
栓がシングルレバー式の水栓の場合、急激なレバー操作
が可能であって水栓を急閉止できるために、上記ウォー
ターハンマーが発生し易い。
【0007】またこのようなウォーターハンマーの発生
の他、逆止弁装置の配設によって従来次のような問題も
生じていた。即ち、湯水混合水栓において湯のみを流し
続けたとき、水側の通水路において水が密閉系内で加熱
されて膨張し、その膨張圧によって水栓のシール部等か
ら漏れを生じたり、或いはシール部が損傷したりする問
題が生じていた。
の他、逆止弁装置の配設によって従来次のような問題も
生じていた。即ち、湯水混合水栓において湯のみを流し
続けたとき、水側の通水路において水が密閉系内で加熱
されて膨張し、その膨張圧によって水栓のシール部等か
ら漏れを生じたり、或いはシール部が損傷したりする問
題が生じていた。
【0008】そこでこれを防止するため、従来、逆止弁
装置と併せて通水路上に独立した形態のウォーターハン
マー防止器を設けることが行われている。しかしながら
このように独立した形態のウォーターハンマー防止器を
設ける場合コストが高くなる問題があり、またウォータ
ーハンマー防止器の組付けのための工数が増す問題があ
る。
装置と併せて通水路上に独立した形態のウォーターハン
マー防止器を設けることが行われている。しかしながら
このように独立した形態のウォーターハンマー防止器を
設ける場合コストが高くなる問題があり、またウォータ
ーハンマー防止器の組付けのための工数が増す問題があ
る。
【0009】そこで逆止弁装置にウォーターハンマー防
止機能を持たせるといったことも行われている。図9は
そのウォーターハンマー防止機能を備えた逆止弁装置の
例を示している。同図において224はサプライ管20
0上に設けられた逆止弁装置で、226は管体に一体に
形成された円筒状のハウジングである。ハウジング22
6は、分割体226Aと226Bとをねじ結合して構成
してある。
止機能を持たせるといったことも行われている。図9は
そのウォーターハンマー防止機能を備えた逆止弁装置の
例を示している。同図において224はサプライ管20
0上に設けられた逆止弁装置で、226は管体に一体に
形成された円筒状のハウジングである。ハウジング22
6は、分割体226Aと226Bとをねじ結合して構成
してある。
【0010】228は圧力逃し弁体を兼ねたスリーブ
で、第二ばね部材234により上端部がシール部材23
0を介して、ハウジング226に一体形成された弁座部
(第二弁座部)232に当接する向きに付勢されてい
る。スリーブ228の内側には、逆止弁体236と、逆
止弁体236に一体形成された弁棒238とが配置され
ており、その逆止弁体236が第一ばね部材240によ
り、スリーブ228に形成された弁座部(第一弁座部)
242に当接する向きに付勢されている。尚、弁棒23
8はスリーブ228及びハウジング226と別体に構成
されたガイド部244に対して摺動可能に嵌合し、移動
案内されるようになっている。
で、第二ばね部材234により上端部がシール部材23
0を介して、ハウジング226に一体形成された弁座部
(第二弁座部)232に当接する向きに付勢されてい
る。スリーブ228の内側には、逆止弁体236と、逆
止弁体236に一体形成された弁棒238とが配置され
ており、その逆止弁体236が第一ばね部材240によ
り、スリーブ228に形成された弁座部(第一弁座部)
242に当接する向きに付勢されている。尚、弁棒23
8はスリーブ228及びハウジング226と別体に構成
されたガイド部244に対して摺動可能に嵌合し、移動
案内されるようになっている。
【0011】このウォーターハンマー防止機能付逆止弁
装置224の場合、通常時には矢印方向(順方向)の水
の流れによって逆止弁体236が開き、水の流れを許容
する一方、逆方向の流れに対しては逆止弁体236が弁
座部242に当接・着座して逆方向の流れを阻止する。
装置224の場合、通常時には矢印方向(順方向)の水
の流れによって逆止弁体236が開き、水の流れを許容
する一方、逆方向の流れに対しては逆止弁体236が弁
座部242に当接・着座して逆方向の流れを阻止する。
【0012】また逆止弁装置224よりも下流側の圧力
が高まったときには、圧力逃し弁体を兼ねたスリーブ2
28が図中下向きにスライド移動して密閉された系内水
の圧力、つまり逆止弁装置224よりも下流側の水の圧
力を逃し、ウォーターハンマーを防止する。また併せ
て、密閉系内の水が膨張して圧力上昇した場合において
もその圧力を逃すように作用する。
が高まったときには、圧力逃し弁体を兼ねたスリーブ2
28が図中下向きにスライド移動して密閉された系内水
の圧力、つまり逆止弁装置224よりも下流側の水の圧
力を逃し、ウォーターハンマーを防止する。また併せ
て、密閉系内の水が膨張して圧力上昇した場合において
もその圧力を逃すように作用する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのウォ
ーターハンマー防止機能付逆止弁装置224の場合、圧
力逃し弁体を兼ねたスリーブ228をハウジング226
に対してスライド移動可能に組み込むことが必要である
関係上、ハウジング226を分割構成としなければなら
ないとともに、逆止弁装置224そのものが必然的に大
型化し、コスト上昇をもたらす他、従来既存の水栓等に
おける組付部に対して逆止弁装置をそのまま組み付ける
ことができないといった問題がある。
ーターハンマー防止機能付逆止弁装置224の場合、圧
力逃し弁体を兼ねたスリーブ228をハウジング226
に対してスライド移動可能に組み込むことが必要である
関係上、ハウジング226を分割構成としなければなら
ないとともに、逆止弁装置224そのものが必然的に大
型化し、コスト上昇をもたらす他、従来既存の水栓等に
おける組付部に対して逆止弁装置をそのまま組み付ける
ことができないといった問題がある。
【0014】加えてこの逆止弁装置224の場合、スリ
ーブ228が勢い良く開くとき、即ちスリーブ228に
て構成された圧力逃し弁体が勢い良く開弁動作したとき
に、このスリーブ228がハウジング226に内向きに
突出状に形成されたばね受部246に当接して止水動作
を行ってしまい、これによりウォーターハンマーが必ず
しも確実に防止されないといった不具合があった。
ーブ228が勢い良く開くとき、即ちスリーブ228に
て構成された圧力逃し弁体が勢い良く開弁動作したとき
に、このスリーブ228がハウジング226に内向きに
突出状に形成されたばね受部246に当接して止水動作
を行ってしまい、これによりウォーターハンマーが必ず
しも確実に防止されないといった不具合があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明の逆止弁装置は、通水路上に設けられ、実質上該
通水路の水の上流側から下流側に向かう順方向の流れの
みを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁装置であっ
て、(イ)前記通水路の一部を成す流路を内部に有する
保持スリーブと、(ロ)該保持スリーブの内面側且つ該
流路上に形成された第一弁座部と、(ハ)前記保持スリ
ーブの内部に配置されて該保持スリーブにより保持さ
れ、前記流路における水の前記順方向の流れを許容する
向きに前記第一弁座部から離間する一方、前記逆方向の
流れを阻止する向きに該第一弁座部に当接する逆止弁体
と、(ニ)該逆止弁体を前記第一弁座部に当接させる向
きに付勢する第一ばね部材と、(ホ)前記通水路におけ
る前記逆止弁体の上流側と下流側とを連通させる状態に
該逆止弁体を貫通して形成された圧力逃し通路と、
(ヘ)該逆止弁体の該圧力逃し通路上に設けられた第二
弁座部と、(ト)該逆止弁体に組み付けられ、前記通水
路における該逆止弁体の下流側から上流側への水の漏れ
を許容する向きに該第二弁座部から離間する一方、該上
流側から下流側に向かう水の漏れを阻止する向きに該第
二弁座部に対して当接する圧力逃し弁体と、(チ)該圧
力逃し弁体を該第二弁座部に当接させる向きに所定のば
ね力で付勢する第二ばね部材とを含むことを特徴とする
(請求項1)。
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明の逆止弁装置は、通水路上に設けられ、実質上該
通水路の水の上流側から下流側に向かう順方向の流れの
みを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁装置であっ
て、(イ)前記通水路の一部を成す流路を内部に有する
保持スリーブと、(ロ)該保持スリーブの内面側且つ該
流路上に形成された第一弁座部と、(ハ)前記保持スリ
ーブの内部に配置されて該保持スリーブにより保持さ
れ、前記流路における水の前記順方向の流れを許容する
向きに前記第一弁座部から離間する一方、前記逆方向の
流れを阻止する向きに該第一弁座部に当接する逆止弁体
と、(ニ)該逆止弁体を前記第一弁座部に当接させる向
きに付勢する第一ばね部材と、(ホ)前記通水路におけ
る前記逆止弁体の上流側と下流側とを連通させる状態に
該逆止弁体を貫通して形成された圧力逃し通路と、
(ヘ)該逆止弁体の該圧力逃し通路上に設けられた第二
弁座部と、(ト)該逆止弁体に組み付けられ、前記通水
路における該逆止弁体の下流側から上流側への水の漏れ
を許容する向きに該第二弁座部から離間する一方、該上
流側から下流側に向かう水の漏れを阻止する向きに該第
二弁座部に対して当接する圧力逃し弁体と、(チ)該圧
力逃し弁体を該第二弁座部に当接させる向きに所定のば
ね力で付勢する第二ばね部材とを含むことを特徴とする
(請求項1)。
【0016】本願の別の発明の逆止弁装置は、請求項1
において、前記逆止弁体及び圧力逃し弁体の共通の移動
案内用の弁棒がそれらの軸心方向に延びる状態で該圧力
逃し弁体の側に一体的に形成され、該弁棒が位置固定に
設けられたガイド部に摺動可能に嵌合されていることを
特徴とする(請求項2)。
において、前記逆止弁体及び圧力逃し弁体の共通の移動
案内用の弁棒がそれらの軸心方向に延びる状態で該圧力
逃し弁体の側に一体的に形成され、該弁棒が位置固定に
設けられたガイド部に摺動可能に嵌合されていることを
特徴とする(請求項2)。
【0017】本願の更に別の発明の逆止弁装置は、請求
項2において、前記ガイド部が前記保持スリーブに固定
的に設けられていることを特徴とする(請求項3)。
項2において、前記ガイド部が前記保持スリーブに固定
的に設けられていることを特徴とする(請求項3)。
【0018】本願の更に別の発明の逆止弁装置は、請求
項1,2又は3において、前記保持スリーブにおける前
記第一弁座部に続く上流側の部分が、前記逆止弁体の軸
心方向に平行な被嵌合面として形成される一方、該逆止
弁体における該第一弁座部への当接部に続く上流側の部
分が、該被嵌合面と平行方向に所定長さで延び、該被嵌
合面に対して閉弁時に微小隙間で嵌合する嵌合面として
形成されていることを特徴とする(請求項4)。
項1,2又は3において、前記保持スリーブにおける前
記第一弁座部に続く上流側の部分が、前記逆止弁体の軸
心方向に平行な被嵌合面として形成される一方、該逆止
弁体における該第一弁座部への当接部に続く上流側の部
分が、該被嵌合面と平行方向に所定長さで延び、該被嵌
合面に対して閉弁時に微小隙間で嵌合する嵌合面として
形成されていることを特徴とする(請求項4)。
【0019】本願の更に別の発明の逆止弁装置は、請求
項1,2,3又は4において、前記第二ばね部材が、一
端部において前記圧力逃し弁体に、他端部において前記
逆止弁体に形成されたばね受部にそれぞれ当接させられ
るとともに、該圧力逃し弁体側が小径で該逆止弁体側が
大径且つ該小径側から大径側に径が漸次増大する形状と
されており、更に前記ばね受部が該圧力逃し弁体よりも
径方向外側に形成されていることを特徴とする(請求項
5)。
項1,2,3又は4において、前記第二ばね部材が、一
端部において前記圧力逃し弁体に、他端部において前記
逆止弁体に形成されたばね受部にそれぞれ当接させられ
るとともに、該圧力逃し弁体側が小径で該逆止弁体側が
大径且つ該小径側から大径側に径が漸次増大する形状と
されており、更に前記ばね受部が該圧力逃し弁体よりも
径方向外側に形成されていることを特徴とする(請求項
5)。
【0020】
【作用及び発明の効果】以上のように請求項1の発明
は、逆止弁装置においてスリーブの内側に配置保持され
た逆止弁体に圧力逃し通路を形成して、その圧力逃し通
路を開閉する状態に圧力逃し弁体を組み込み、そしてこ
れを第二ばね部材より第二弁座部に当接させる向きに付
勢したものである。
は、逆止弁装置においてスリーブの内側に配置保持され
た逆止弁体に圧力逃し通路を形成して、その圧力逃し通
路を開閉する状態に圧力逃し弁体を組み込み、そしてこ
れを第二ばね部材より第二弁座部に当接させる向きに付
勢したものである。
【0021】即ち、通水路における逆止弁装置よりも下
流側の部分の圧力が一定圧力以上に高まったときに、そ
の圧力に基づいて圧力逃し弁体を開き、内部にこもった
圧力を逃すように成したもので、本発明によれば、圧力
逃し弁体の作用に基づいてウォーターハンマーの発生を
良好に抑制することができ、或いは逆止弁装置より下流
側の部分に密閉された水が加熱膨張されたときに、その
膨張圧を良好に逃すことができ、圧力上昇に基づいてシ
ール部等が損傷するのを良好に防止することができる。
流側の部分の圧力が一定圧力以上に高まったときに、そ
の圧力に基づいて圧力逃し弁体を開き、内部にこもった
圧力を逃すように成したもので、本発明によれば、圧力
逃し弁体の作用に基づいてウォーターハンマーの発生を
良好に抑制することができ、或いは逆止弁装置より下流
側の部分に密閉された水が加熱膨張されたときに、その
膨張圧を良好に逃すことができ、圧力上昇に基づいてシ
ール部等が損傷するのを良好に防止することができる。
【0022】本発明の装置は、図9に示す逆止弁装置の
ようにスリーブ自体が圧力逃し弁体を構成するものでは
なく、スリーブの内側において逆止弁体に圧力逃し通
路,圧力逃し弁体等を設けている。従って本発明によれ
ば逆止弁装置をコンパクトに構成することができ、且つ
逆止弁装置を従来既存の組付部にそのまま組み付けるこ
とができる。
ようにスリーブ自体が圧力逃し弁体を構成するものでは
なく、スリーブの内側において逆止弁体に圧力逃し通
路,圧力逃し弁体等を設けている。従って本発明によれ
ば逆止弁装置をコンパクトに構成することができ、且つ
逆止弁装置を従来既存の組付部にそのまま組み付けるこ
とができる。
【0023】請求項2の発明は、逆止弁体及び圧力逃し
弁体に共通の移動案内用の弁棒を設けて、これを位置固
定状態のガイド部に摺動可能に嵌合するように成したも
ので、本発明によれば、それら弁棒,ガイド部の作用に
基づいて逆止弁体を圧力逃し弁体とともに円滑に移動案
内できるのに加えて、圧力逃し弁体自身を逆止弁体に対
して円滑に相対移動運動させることができる。また本発
明によれば弁棒が一つで済むため、装置の構造が簡素且
つコンパクトになる利点が得られる。
弁体に共通の移動案内用の弁棒を設けて、これを位置固
定状態のガイド部に摺動可能に嵌合するように成したも
ので、本発明によれば、それら弁棒,ガイド部の作用に
基づいて逆止弁体を圧力逃し弁体とともに円滑に移動案
内できるのに加えて、圧力逃し弁体自身を逆止弁体に対
して円滑に相対移動運動させることができる。また本発
明によれば弁棒が一つで済むため、装置の構造が簡素且
つコンパクトになる利点が得られる。
【0024】請求項3の発明は、上記ガイド部を上記ス
リーブに固定的に設けたもので、本発明によれば、逆止
弁装置の構造が単純化するとともに、逆止弁装置の組付
けも容易となる。
リーブに固定的に設けたもので、本発明によれば、逆止
弁装置の構造が単純化するとともに、逆止弁装置の組付
けも容易となる。
【0025】請求項4の発明は、保持スリーブにおける
第一弁座部に続く上流側の部分を被嵌合面として、また
逆止弁体における対応する部分を嵌合面として成形し、
それらを閉弁時に軸方向所定長さに亘って微小隙間で嵌
合させるように成したもので、本発明によれば、逆止弁
体の開弁時に離間状態にあったそれら嵌合面と被嵌合面
とが閉弁時に嵌合する際に逆止弁体の閉弁動作に対する
抵抗を与え、これにより逆止弁体が緩やかにゆっくりと
閉弁動作するようになり、逆止弁体の急激な閉弁動作に
基づくウォーターハンマーが効果的に抑制される利点が
得られる。
第一弁座部に続く上流側の部分を被嵌合面として、また
逆止弁体における対応する部分を嵌合面として成形し、
それらを閉弁時に軸方向所定長さに亘って微小隙間で嵌
合させるように成したもので、本発明によれば、逆止弁
体の開弁時に離間状態にあったそれら嵌合面と被嵌合面
とが閉弁時に嵌合する際に逆止弁体の閉弁動作に対する
抵抗を与え、これにより逆止弁体が緩やかにゆっくりと
閉弁動作するようになり、逆止弁体の急激な閉弁動作に
基づくウォーターハンマーが効果的に抑制される利点が
得られる。
【0026】請求項5の発明は、前記圧力逃し弁体を付
勢する第二ばね部材を、圧力逃し弁体側の小径部から逆
止弁体側の大径部にかけて径が漸次増大する形状と成す
とともに、かかる逆止弁体に、圧力逃し弁体よりも径方
向外側において大径側の端部を受けるばね受部を設ける
ように成したもので、本発明によれば、圧力逃し弁体の
開弁動作時に圧力逃し弁体がこのばね受部に当接して止
水をしてしまうといったことがなく、従って良好にウォ
ーターハンマーの発生防止及び逆止弁装置よりも下流側
の部分において高まった圧力の逃しを行うことができ
る。
勢する第二ばね部材を、圧力逃し弁体側の小径部から逆
止弁体側の大径部にかけて径が漸次増大する形状と成す
とともに、かかる逆止弁体に、圧力逃し弁体よりも径方
向外側において大径側の端部を受けるばね受部を設ける
ように成したもので、本発明によれば、圧力逃し弁体の
開弁動作時に圧力逃し弁体がこのばね受部に当接して止
水をしてしまうといったことがなく、従って良好にウォ
ーターハンマーの発生防止及び逆止弁装置よりも下流側
の部分において高まった圧力の逃しを行うことができ
る。
【0027】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において、10は水栓の一例としてキッ
チンのカウンター12上に設置されたシングルレバー式
混合水栓を示したもので、操作部としてのレバー14を
有しており、このレバー14の回動操作に基づいて吐水
口16より湯又は水ないしそれらの混合水を吐水するよ
うになっている。
説明する。図2において、10は水栓の一例としてキッ
チンのカウンター12上に設置されたシングルレバー式
混合水栓を示したもので、操作部としてのレバー14を
有しており、このレバー14の回動操作に基づいて吐水
口16より湯又は水ないしそれらの混合水を吐水するよ
うになっている。
【0028】水栓10における本体からは、図3に示し
ているようにカウンター12の下側において、水栓本体
に対し湯又は水(以下特別の場合を除いて単に水とす
る)を供給するための一対のサプライ管18が延び出し
ており、それらサプライ管18上に本例のウォーターハ
ンマー防止機能付逆止弁装置20が設けられている。
ているようにカウンター12の下側において、水栓本体
に対し湯又は水(以下特別の場合を除いて単に水とす
る)を供給するための一対のサプライ管18が延び出し
ており、それらサプライ管18上に本例のウォーターハ
ンマー防止機能付逆止弁装置20が設けられている。
【0029】図1は逆止弁装置20の具体的構造を示し
ている。図において22は円筒形状の保持スリーブであ
って、軸方向一端部外周面に雄ねじを有し、この雄ねじ
において有底円筒形状のキャップ24の内周面の雌ねじ
に螺合されている。キャップ24は、また、外周面に雄
ねじを有しており、その雄ねじが管体26に一体に形成
された円筒状のハウジング28の内周面の雌ねじに螺合
されている。即ち保持スリーブ22は、キャップ24を
介してハウジング28にねじ結合され、固定されてい
る。尚、保持スリーブ22にはその内部と外部とを連通
させる通孔23が形成されている。
ている。図において22は円筒形状の保持スリーブであ
って、軸方向一端部外周面に雄ねじを有し、この雄ねじ
において有底円筒形状のキャップ24の内周面の雌ねじ
に螺合されている。キャップ24は、また、外周面に雄
ねじを有しており、その雄ねじが管体26に一体に形成
された円筒状のハウジング28の内周面の雌ねじに螺合
されている。即ち保持スリーブ22は、キャップ24を
介してハウジング28にねじ結合され、固定されてい
る。尚、保持スリーブ22にはその内部と外部とを連通
させる通孔23が形成されている。
【0030】保持スリーブ22の内側には逆止弁体30
が配置されており、この逆止弁体30がシール部材32
を介して、保持スリーブ22の端部に形成された第一弁
座部34に当接させられるようになっている。尚、逆止
弁体30は通水路15内における水の順方向の流れ、つ
まり図中下側から水栓本体に向かう上向きの流れを許容
し、その逆方向の流れを阻止する向きに配向されてい
る。この逆止弁体30からは、これとは別体をなす弁棒
36が図中左向きに延び出していて、その先端部に鍔付
円筒形状のばね受部材38が固定されている。
が配置されており、この逆止弁体30がシール部材32
を介して、保持スリーブ22の端部に形成された第一弁
座部34に当接させられるようになっている。尚、逆止
弁体30は通水路15内における水の順方向の流れ、つ
まり図中下側から水栓本体に向かう上向きの流れを許容
し、その逆方向の流れを阻止する向きに配向されてい
る。この逆止弁体30からは、これとは別体をなす弁棒
36が図中左向きに延び出していて、その先端部に鍔付
円筒形状のばね受部材38が固定されている。
【0031】一方保持スリーブ22の内側には、ばね受
部材38とは軸方向に所定距離隔たった位置において鍔
付円筒形状のガイド部材(ガイド部)40が止め輪42
にて固定的に設けられており、それらばね受部材38と
ガイド部材40との間に、圧縮コイルスプリングから成
る第一ばね部材44が予備圧縮状態で介装されている。
部材38とは軸方向に所定距離隔たった位置において鍔
付円筒形状のガイド部材(ガイド部)40が止め輪42
にて固定的に設けられており、それらばね受部材38と
ガイド部材40との間に、圧縮コイルスプリングから成
る第一ばね部材44が予備圧縮状態で介装されている。
【0032】即ち、第一ばね部材44による付勢力が、
弁棒36及び後述の第二ばね部材46を介して逆止弁体
30に対し、これを第一弁座部34に当接させる向きに
及ぼされている。尚、弁棒36はガイド部材40の内周
面に摺動可能に嵌合されており、かかるガイド部材40
によって軸心方向に移動案内されるようになっている。
ここでガイド部材40の鍔部には、その上流側と下流側
の部分とを連通させる連通穴48が形成されている。
弁棒36及び後述の第二ばね部材46を介して逆止弁体
30に対し、これを第一弁座部34に当接させる向きに
及ぼされている。尚、弁棒36はガイド部材40の内周
面に摺動可能に嵌合されており、かかるガイド部材40
によって軸心方向に移動案内されるようになっている。
ここでガイド部材40の鍔部には、その上流側と下流側
の部分とを連通させる連通穴48が形成されている。
【0033】前記逆止弁体30には、その上流側と下流
側とを連通させる貫通の圧力逃し通路50が形成されて
いる。一方上記弁棒36の端部近傍には、円板状の圧力
逃し弁体52が一体に形成されており、この圧力逃し弁
体52がシール部材56を介して、逆止弁体30に形成
された第二弁座部54に当接させられるようになってい
る。即ち圧力逃し弁体52が第二弁座部54に当接し、
またはこれから離間することによって圧力逃し通路50
が開閉されるようになっている。ここで圧力逃し弁体5
2は、その下流側から上流側に向かう水の漏れを許容
し、逆方向の漏れを阻止する向きに配向されている。
側とを連通させる貫通の圧力逃し通路50が形成されて
いる。一方上記弁棒36の端部近傍には、円板状の圧力
逃し弁体52が一体に形成されており、この圧力逃し弁
体52がシール部材56を介して、逆止弁体30に形成
された第二弁座部54に当接させられるようになってい
る。即ち圧力逃し弁体52が第二弁座部54に当接し、
またはこれから離間することによって圧力逃し通路50
が開閉されるようになっている。ここで圧力逃し弁体5
2は、その下流側から上流側に向かう水の漏れを許容
し、逆方向の漏れを阻止する向きに配向されている。
【0034】この圧力逃し弁体52の背面には、圧縮コ
イルスプリングから成る第二ばね部材46の一端部が当
接させられている。この第二ばね部材46は、全体とし
て筒状且つテーパ形状をなしており、小径側の端部が圧
力逃し弁体52に、また大径側の端部が、圧力逃し弁体
52の径方向外側において逆止弁体30に形成されたば
ね受部58に当接させられており、その付勢力を圧力逃
し弁体52に対して、これを第二弁座部54に当接させ
る向きに及ぼしている。
イルスプリングから成る第二ばね部材46の一端部が当
接させられている。この第二ばね部材46は、全体とし
て筒状且つテーパ形状をなしており、小径側の端部が圧
力逃し弁体52に、また大径側の端部が、圧力逃し弁体
52の径方向外側において逆止弁体30に形成されたば
ね受部58に当接させられており、その付勢力を圧力逃
し弁体52に対して、これを第二弁座部54に当接させ
る向きに及ぼしている。
【0035】図1の部分拡大図に示しているように、保
持スリーブ22における第一弁座部34に続く上流側の
部分には、逆止弁体30の軸心と平行方向に所定長さで
延びる被嵌合面60が形成されている。一方逆止弁体3
0においても、第一弁座部34への当接部に続く上流側
の部分に、その軸心と平行方向に延びる嵌合面62が所
定長さで形成されており、この嵌合面62が逆止弁体3
0の閉弁時に被嵌合面60に対して嵌合するようになさ
れている。
持スリーブ22における第一弁座部34に続く上流側の
部分には、逆止弁体30の軸心と平行方向に所定長さで
延びる被嵌合面60が形成されている。一方逆止弁体3
0においても、第一弁座部34への当接部に続く上流側
の部分に、その軸心と平行方向に延びる嵌合面62が所
定長さで形成されており、この嵌合面62が逆止弁体3
0の閉弁時に被嵌合面60に対して嵌合するようになさ
れている。
【0036】本例の逆止弁装置20の場合、通水路15
内の水が図中矢印方向に流れるとき、即ち給水源から水
栓本体に向かって順方向に流れるとき、図4(A)に示
しているように逆止弁体30が第一弁座部34から離間
して通水路15を開放し、同方向の流れを許容する。ま
た一方逆方向の流れに対しては、図4(B)に示してい
るように逆止弁体30が第一弁座部34に当接・着座し
て通水路15を遮断し、逆方向の流れを阻止する。従っ
て水栓10のレバー14を操作して水栓内部の弁を開く
と、通水路15内の水が直ちに水栓本体内部の通路を経
由して吐水口16の先端部より吐水される。
内の水が図中矢印方向に流れるとき、即ち給水源から水
栓本体に向かって順方向に流れるとき、図4(A)に示
しているように逆止弁体30が第一弁座部34から離間
して通水路15を開放し、同方向の流れを許容する。ま
た一方逆方向の流れに対しては、図4(B)に示してい
るように逆止弁体30が第一弁座部34に当接・着座し
て通水路15を遮断し、逆方向の流れを阻止する。従っ
て水栓10のレバー14を操作して水栓内部の弁を開く
と、通水路15内の水が直ちに水栓本体内部の通路を経
由して吐水口16の先端部より吐水される。
【0037】一方、吐水を停止させるべくレバー14を
操作して水栓本体内部の弁を急閉止すると、逆止弁体3
0が瞬間的に閉弁動作する。この結果、逆止弁装置20
より下流側の部分が密閉状態となって瞬間的に圧力上昇
しようとする。
操作して水栓本体内部の弁を急閉止すると、逆止弁体3
0が瞬間的に閉弁動作する。この結果、逆止弁装置20
より下流側の部分が密閉状態となって瞬間的に圧力上昇
しようとする。
【0038】しかるに本例の逆止弁装置20の場合、こ
れより下流側の部分において圧力上昇が生じ、そしてそ
の圧力が一定圧力に到達すると、即ち下流側の部分と上
流側の部分との間に一定以上の大きさの差圧が生じる
と、図5に示しているようにその差圧に基づいて圧力逃
し弁体52が開弁動作し(本例では差圧が3kgf/c
m2以上となったときに圧力逃し弁体52が開弁動作す
るように第二ばね部材46のばね力が設定されてい
る)、下流側の部分にこもった圧力を逃すように作用す
る。これにより、逆止弁装置20よりも下流側の部分に
大きな突発的圧力上昇が生じるのが回避され、以てその
突発的圧力上昇に起因するウォーターハンマーの発生が
防止される。
れより下流側の部分において圧力上昇が生じ、そしてそ
の圧力が一定圧力に到達すると、即ち下流側の部分と上
流側の部分との間に一定以上の大きさの差圧が生じる
と、図5に示しているようにその差圧に基づいて圧力逃
し弁体52が開弁動作し(本例では差圧が3kgf/c
m2以上となったときに圧力逃し弁体52が開弁動作す
るように第二ばね部材46のばね力が設定されてい
る)、下流側の部分にこもった圧力を逃すように作用す
る。これにより、逆止弁装置20よりも下流側の部分に
大きな突発的圧力上昇が生じるのが回避され、以てその
突発的圧力上昇に起因するウォーターハンマーの発生が
防止される。
【0039】本例の湯水混合水栓10においては、水栓
本体内部における水側の通路を遮断した状態で湯側の通
路のみを開いた場合、即ち吐水口16から湯のみを連続
的に吐水した場合、水栓本体が湯の加熱作用によって温
度上昇し、これとともに水側の通水路における逆止弁装
置20より下流側の部分に閉じ込められた水が加熱膨張
して、そこに膨張圧が発生する。
本体内部における水側の通路を遮断した状態で湯側の通
路のみを開いた場合、即ち吐水口16から湯のみを連続
的に吐水した場合、水栓本体が湯の加熱作用によって温
度上昇し、これとともに水側の通水路における逆止弁装
置20より下流側の部分に閉じ込められた水が加熱膨張
して、そこに膨張圧が発生する。
【0040】本例の逆止弁装置20においては、そのと
きにも圧力逃し弁体52が開弁動作して上昇した圧力を
逃すように作用し、逆止弁装置20の下流側の部分に高
い圧力がこもった状態となるのを防止する。従って逆止
弁装置20の下流側の部分において生じた圧力上昇によ
り、水栓10におけるシール部からの漏れやシール部の
損傷が良好に回避される。
きにも圧力逃し弁体52が開弁動作して上昇した圧力を
逃すように作用し、逆止弁装置20の下流側の部分に高
い圧力がこもった状態となるのを防止する。従って逆止
弁装置20の下流側の部分において生じた圧力上昇によ
り、水栓10におけるシール部からの漏れやシール部の
損傷が良好に回避される。
【0041】本例の逆止弁装置20は、保持スリーブ2
2の内側に配置保持された逆止弁体30に圧力逃し通路
50を形成し、かかる逆止弁体30に圧力逃し弁体52
を設けたもので、本例によれば、逆止弁装置20をコン
パクトに構成することができ、また逆止弁装置20を従
来既存の組付部にそのまま組み付けることが可能であ
る。
2の内側に配置保持された逆止弁体30に圧力逃し通路
50を形成し、かかる逆止弁体30に圧力逃し弁体52
を設けたもので、本例によれば、逆止弁装置20をコン
パクトに構成することができ、また逆止弁装置20を従
来既存の組付部にそのまま組み付けることが可能であ
る。
【0042】また本例の装置は、逆止弁体30及び圧力
逃し弁体52に共通の弁棒36を設けてこれを位置固定
のガイド部材40に摺動可能に嵌合させ、以て移動案内
させるようになしたもので、本例によれば逆止弁体30
及び圧力逃し弁体52を一体で開弁及び閉弁動作させる
場合も、また圧力逃し弁体52を単独で開弁及び閉弁動
作させる際にも、円滑にそれらの開弁及び閉弁動作を行
わせることができる。加えて本例によれば、移動案内用
の弁棒36が1つで済むため、装置の構造が簡素且つコ
ンパクトになる利点がある。
逃し弁体52に共通の弁棒36を設けてこれを位置固定
のガイド部材40に摺動可能に嵌合させ、以て移動案内
させるようになしたもので、本例によれば逆止弁体30
及び圧力逃し弁体52を一体で開弁及び閉弁動作させる
場合も、また圧力逃し弁体52を単独で開弁及び閉弁動
作させる際にも、円滑にそれらの開弁及び閉弁動作を行
わせることができる。加えて本例によれば、移動案内用
の弁棒36が1つで済むため、装置の構造が簡素且つコ
ンパクトになる利点がある。
【0043】更に本例においては、上記ガイド部材40
が保持スリーブ22に固定的に設けられているため、逆
止弁装置20の組付けに際して別体のガイド部材を保持
スリーブ22と別に組み付ける必要がなく、逆止弁装置
20の構造が単純化するとともに組付作業も容易とな
る。
が保持スリーブ22に固定的に設けられているため、逆
止弁装置20の組付けに際して別体のガイド部材を保持
スリーブ22と別に組み付ける必要がなく、逆止弁装置
20の構造が単純化するとともに組付作業も容易とな
る。
【0044】更に本例の逆止弁装置20の場合、逆止弁
体30の閉弁時に保持スリーブ22に形成した被嵌合面
60に対して逆止弁体30に形成した嵌合面62が嵌合
し、その際に逆止弁体30に対する閉弁抵抗が生じるこ
とから、逆止弁体30が緩やかに且つゆっくりと閉弁動
作し、これによりウォーターハンマーの発生がより効果
的に防止される利点がある。
体30の閉弁時に保持スリーブ22に形成した被嵌合面
60に対して逆止弁体30に形成した嵌合面62が嵌合
し、その際に逆止弁体30に対する閉弁抵抗が生じるこ
とから、逆止弁体30が緩やかに且つゆっくりと閉弁動
作し、これによりウォーターハンマーの発生がより効果
的に防止される利点がある。
【0045】その他本例の逆止弁装置20の場合、圧力
逃し弁体52を付勢する第二ばね部材46の大径側の端
部を受けるためのばね受部58が、圧力逃し弁体52よ
りも径方向外側に形成されているため、圧力逃し弁体5
2の開弁動作時に圧力逃し弁体52がばね受部58に当
って止水動作をしてしまうといった不具合を生じず、従
って圧力逃し弁体52が勢い良く開弁動作した場合にお
いても、確実にばね受部58への当接に基づく止水動作
を回避でき、以てウォーターハンマーの発生を確実に防
止できる。
逃し弁体52を付勢する第二ばね部材46の大径側の端
部を受けるためのばね受部58が、圧力逃し弁体52よ
りも径方向外側に形成されているため、圧力逃し弁体5
2の開弁動作時に圧力逃し弁体52がばね受部58に当
って止水動作をしてしまうといった不具合を生じず、従
って圧力逃し弁体52が勢い良く開弁動作した場合にお
いても、確実にばね受部58への当接に基づく止水動作
を回避でき、以てウォーターハンマーの発生を確実に防
止できる。
【0046】図6は本発明の他の実施例を示している。
この例の湯水混合水栓64は壁付けのものであって、水
栓本体66と、吐水口68と、給水,給湯管を兼ねた一
対の脚70とを備えて成り、その水栓本体66と脚70
との連結部分に逆止弁装置72が組み込まれている。
この例の湯水混合水栓64は壁付けのものであって、水
栓本体66と、吐水口68と、給水,給湯管を兼ねた一
対の脚70とを備えて成り、その水栓本体66と脚70
との連結部分に逆止弁装置72が組み込まれている。
【0047】図6の拡大図に示しているようにこの例の
逆止弁装置72は、水栓本体66に形成された円筒状の
ハウジング74への袋ナット76のねじ込みによって、
ハウジング74の内面に嵌合状態に且つ当接部78に当
接する状態に組み込まれている。
逆止弁装置72は、水栓本体66に形成された円筒状の
ハウジング74への袋ナット76のねじ込みによって、
ハウジング74の内面に嵌合状態に且つ当接部78に当
接する状態に組み込まれている。
【0048】図7はその逆止弁装置72の具体的構造を
示している。同図において80は円筒形状の保持スリー
ブで、その内側に逆止弁体81が配置されており、その
逆止弁体81が、シール部材82を介して保持スリーブ
80の端部に形成された第一弁座部84に当接させられ
るようになっている。尚、保持スリーブ80にはその内
部と外部とを連通させる通孔85が形成されている。
示している。同図において80は円筒形状の保持スリー
ブで、その内側に逆止弁体81が配置されており、その
逆止弁体81が、シール部材82を介して保持スリーブ
80の端部に形成された第一弁座部84に当接させられ
るようになっている。尚、保持スリーブ80にはその内
部と外部とを連通させる通孔85が形成されている。
【0049】ここで逆止弁体81は、第一弁座部84に
対して図中下側から上向きに当接して、即ち保持スリー
ブ80の内部から外部に向かう方向に第一弁座部84に
当接して通水路における逆方向の流れを阻止する。
対して図中下側から上向きに当接して、即ち保持スリー
ブ80の内部から外部に向かう方向に第一弁座部84に
当接して通水路における逆方向の流れを阻止する。
【0050】この逆止弁体81には、その上流側と下流
側とを連通させる貫通の圧力逃し通路86と、第二弁座
部88とが設けられている。そしてこの第二弁座部88
に対して、圧力逃し弁体90がシール部材92を介して
当接し、または離間することによりその圧力逃し通路8
6が開閉されるようになっている。尚、図7から明らか
なように本例においては圧力逃し弁体90が図中下側か
ら上向きにシール部材92を介して第二弁座部88に当
接させられ、またその逆方向に第二弁座部88から離間
させられるようになっている。
側とを連通させる貫通の圧力逃し通路86と、第二弁座
部88とが設けられている。そしてこの第二弁座部88
に対して、圧力逃し弁体90がシール部材92を介して
当接し、または離間することによりその圧力逃し通路8
6が開閉されるようになっている。尚、図7から明らか
なように本例においては圧力逃し弁体90が図中下側か
ら上向きにシール部材92を介して第二弁座部88に当
接させられ、またその逆方向に第二弁座部88から離間
させられるようになっている。
【0051】この圧力逃し弁体90からは、弁棒94が
図中下向きに延び出しており、この弁棒94が、保持ス
リーブ80に固定的に設けられた円筒形状のガイド部9
6の内周面に摺動可能に嵌合され、移動案内されるよう
になっている。
図中下向きに延び出しており、この弁棒94が、保持ス
リーブ80に固定的に設けられた円筒形状のガイド部9
6の内周面に摺動可能に嵌合され、移動案内されるよう
になっている。
【0052】上記逆止弁体81の背面には、圧縮コイル
スプリングから成る第一ばね部材98の端部が当接させ
られ、かかる第一ばね部材98の付勢力が逆止弁体81
に対して及ぼされている。尚、この例では逆止弁体81
に対し第一ばね部材98の付勢力が、これを第一弁座部
84に当接させる向きに直接的に及ぼされている。
スプリングから成る第一ばね部材98の端部が当接させ
られ、かかる第一ばね部材98の付勢力が逆止弁体81
に対して及ぼされている。尚、この例では逆止弁体81
に対し第一ばね部材98の付勢力が、これを第一弁座部
84に当接させる向きに直接的に及ぼされている。
【0053】一方、圧力逃し弁体90に対しては圧縮コ
イルスプリングから成る第二ばね部材100の付勢力
が、第一ばね部材98とは逆向きに及ぼされている。即
ち圧力逃し弁体90が第二弁座部88に当接する向きに
第二ばね部材100の付勢力が及ぼされている。
イルスプリングから成る第二ばね部材100の付勢力
が、第一ばね部材98とは逆向きに及ぼされている。即
ち圧力逃し弁体90が第二弁座部88に当接する向きに
第二ばね部材100の付勢力が及ぼされている。
【0054】ここで第二ばね部材100は、全体として
筒形状且つテーパ形状を成しており、小径側の端部が圧
力逃し弁体90に当接させられ、また大径側の端部が逆
止弁体81に形成されたばね受部102に当接させられ
ている。尚、ばね受部102は圧力逃し弁体90の径方
向外側に形成されており、圧力逃し弁体90の開弁動作
時にこのばね受部102が圧力逃し弁体90に対して当
らないようにされている。
筒形状且つテーパ形状を成しており、小径側の端部が圧
力逃し弁体90に当接させられ、また大径側の端部が逆
止弁体81に形成されたばね受部102に当接させられ
ている。尚、ばね受部102は圧力逃し弁体90の径方
向外側に形成されており、圧力逃し弁体90の開弁動作
時にこのばね受部102が圧力逃し弁体90に対して当
らないようにされている。
【0055】本例の逆止弁装置72の場合、水栓64使
用時には逆止弁体81が図中下向きに移動して、つまり
第一弁座部84から離間する向きに移動して通水路を開
く。他方、水栓64の弁を閉止したときには逆止弁体8
1が第一ばね部材98の付勢力に基づいて第一弁座部8
4に当接し、通水路を遮断する。
用時には逆止弁体81が図中下向きに移動して、つまり
第一弁座部84から離間する向きに移動して通水路を開
く。他方、水栓64の弁を閉止したときには逆止弁体8
1が第一ばね部材98の付勢力に基づいて第一弁座部8
4に当接し、通水路を遮断する。
【0056】その際、逆止弁装置72の下流側における
圧力が上昇して一定圧に到達したとき、圧力逃し弁体9
0が第二弁座部88から離間して圧力逃し通路86を開
放し、下流側の部分の圧力を逃す。本例においても逆止
弁装置72の下流側の部分と上流側の部分との差圧が3
kgf/cm2以上となったときに圧力逃し弁体90が
開弁動作するように、第二ばね部材100のばね力が定
められている。
圧力が上昇して一定圧に到達したとき、圧力逃し弁体9
0が第二弁座部88から離間して圧力逃し通路86を開
放し、下流側の部分の圧力を逃す。本例においても逆止
弁装置72の下流側の部分と上流側の部分との差圧が3
kgf/cm2以上となったときに圧力逃し弁体90が
開弁動作するように、第二ばね部材100のばね力が定
められている。
【0057】本例の逆止弁装置72もまた、第一の実施
例の逆止弁装置20と同様、逆止弁装置をコンパクトに
構成することができ、また従来既存の逆止弁装置におけ
る逆止弁体に代えて、圧力逃し機構付きの逆止弁体81
をそのまま組み付けることで本例の逆止弁装置72を構
成できる。
例の逆止弁装置20と同様、逆止弁装置をコンパクトに
構成することができ、また従来既存の逆止弁装置におけ
る逆止弁体に代えて、圧力逃し機構付きの逆止弁体81
をそのまま組み付けることで本例の逆止弁装置72を構
成できる。
【0058】また更に移動案内用の弁棒94及びガイド
部96の作用に基づいて、逆止弁体81及び圧力逃し弁
体90を一体で円滑に開弁及び閉弁動作させることがで
きるとともに、圧力逃し弁体90の開弁・閉弁動作時に
も円滑にその動作を行わせることができる。その他、保
持スリーブ80に形成した被嵌合面60と逆止弁体81
に形成した嵌合面62との嵌合作用に基づいて、逆止弁
体81の閉弁動作時にこれをゆっくりと行わせることが
でき、以てウォーターハンマーの発生を抑制できるな
ど、第一の実施例と同様の利点を有している。
部96の作用に基づいて、逆止弁体81及び圧力逃し弁
体90を一体で円滑に開弁及び閉弁動作させることがで
きるとともに、圧力逃し弁体90の開弁・閉弁動作時に
も円滑にその動作を行わせることができる。その他、保
持スリーブ80に形成した被嵌合面60と逆止弁体81
に形成した嵌合面62との嵌合作用に基づいて、逆止弁
体81の閉弁動作時にこれをゆっくりと行わせることが
でき、以てウォーターハンマーの発生を抑制できるな
ど、第一の実施例と同様の利点を有している。
【0059】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は上例以外の様々な形態の
水栓における逆止弁装置に適用することが可能であるな
ど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え
た形態で構成可能である。
くまで一例示であり、本発明は上例以外の様々な形態の
水栓における逆止弁装置に適用することが可能であるな
ど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え
た形態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例である逆止弁装置を水栓への
水又は湯の供給用サプライ管の要部とともに示す図であ
る。
水又は湯の供給用サプライ管の要部とともに示す図であ
る。
【図2】図1のサプライ管によって湯又は水の供給を受
けるキッチン用水栓を設置状態で示す図である。
けるキッチン用水栓を設置状態で示す図である。
【図3】図2のキッチン用水栓への水又は湯の供給経路
と図1の逆止弁装置の配置位置とを示す図である。
と図1の逆止弁装置の配置位置とを示す図である。
【図4】図1の逆止弁装置における逆流防止時の作用説
明図である。
明図である。
【図5】図1の逆止弁装置におけるウォーターハンマー
防止時の作用説明図である。
防止時の作用説明図である。
【図6】本発明の他の実施例である逆止弁装置を壁付け
の湯水混合水栓とともに示す図である。
の湯水混合水栓とともに示す図である。
【図7】図6の逆止弁装置の構造を拡大して示す図であ
る。
る。
【図8】従来の逆止弁装置をサプライ管の要部とともに
示す図である。
示す図である。
【図9】従来の逆止弁装置の図8とは異なった例を示す
図である。
図である。
15 通水路 20,72 逆止弁装置 22,80 保持スリーブ 30,81 逆止弁体 34,84 第一弁座部 36,94 弁棒 40 ガイド部材 44,98 第一ばね部材 46,100 第二ばね部材 50,86 圧力逃し通路 52,90 圧力逃し弁体 54,88 第二弁座部 58,102 ばね受部 60 被嵌合面 62 嵌合面 96 ガイド部
Claims (5)
- 【請求項1】 通水路上に設けられ、実質上該通水路の
水の上流側から下流側に向かう順方向の流れのみを許容
し、逆方向の流れを阻止する逆止弁装置であって (イ)前記通水路の一部を成す流路を内部に有する保持
スリーブと (ロ)該保持スリーブの内面側且つ該流路上に形成され
た第一弁座部と (ハ)前記保持スリーブの内部に配置されて該保持スリ
ーブにより保持され、前記流路における水の前記順方向
の流れを許容する向きに前記第一弁座部から離間する一
方、前記逆方向の流れを阻止する向きに該第一弁座部に
当接する逆止弁体と (ニ)該逆止弁体を前記第一弁座部に当接させる向きに
付勢する第一ばね部材と (ホ)前記通水路における前記逆止弁体の上流側と下流
側とを連通させる状態に該逆止弁体を貫通して形成され
た圧力逃し通路と (ヘ)該逆止弁体の該圧力逃し通路上に設けられた第二
弁座部と (ト)該逆止弁体に組み付けられ、前記通水路における
該逆止弁体の下流側から上流側への水の漏れを許容する
向きに該第二弁座部から離間する一方、該上流側から下
流側に向かう水の漏れを阻止する向きに該第二弁座部に
対して当接する圧力逃し弁体と (チ)該圧力逃し弁体を該第二弁座部に当接させる向き
に所定のばね力で付勢する第二ばね部材とを含むことを
特徴とする逆止弁装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記逆止弁体及び圧
力逃し弁体の共通の移動案内用の弁棒がそれらの軸心方
向に延びる状態で該圧力逃し弁体の側に一体的に形成さ
れ、該弁棒が位置固定に設けられたガイド部に摺動可能
に嵌合されていることを特徴とする逆止弁装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記ガイド部が前記
保持スリーブに固定的に設けられていることを特徴とす
る逆止弁装置。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記保持
スリーブにおける前記第一弁座部に続く上流側の部分
が、前記逆止弁体の軸心方向に平行な被嵌合面として形
成される一方、該逆止弁体における該第一弁座部への当
接部に続く上流側の部分が、該被嵌合面と平行方向に所
定長さで延び、該被嵌合面に対して閉弁時に微小隙間で
嵌合する嵌合面として形成されていることを特徴とする
逆止弁装置。 - 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
第二ばね部材が、一端部において前記圧力逃し弁体に、
他端部において前記逆止弁体に形成されたばね受部にそ
れぞれ当接させられるとともに、該圧力逃し弁体側が小
径で該逆止弁体側が大径且つ該小径側から大径側に径が
漸次増大する形状とされており、更に前記ばね受部が該
圧力逃し弁体よりも径方向外側に形成されていることを
特徴とする逆止弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7171509A JPH08338564A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 逆止弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7171509A JPH08338564A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 逆止弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08338564A true JPH08338564A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15924440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7171509A Pending JPH08338564A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 逆止弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08338564A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2781032A1 (fr) * | 1998-07-08 | 2000-01-14 | Hsiao Tsung Chou | Dispositif de regulation du debit d'eau avec moyen de decharge de pression |
US6648010B1 (en) | 1999-02-12 | 2003-11-18 | Goodwin International Limited | Check valve plate with anti-pressure surge device |
JP2007113753A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Kvk Corp | 逆止弁装置及び給水設備 |
US7594517B2 (en) | 2003-07-31 | 2009-09-29 | Fujikin Incorporated | Gas supply facility of a chamber and a method for an internal pressure control of the chamber for which the facility is employed |
JP2010096298A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Mitsubishi Electric Corp | 逆止弁およびこれを用いた貯湯式給湯機 |
US7798167B2 (en) | 2003-10-06 | 2010-09-21 | Fujikin Incorporated | Internal pressure controller of chamber and internal pressure subject-to-control type chamber |
KR200457727Y1 (ko) * | 2009-05-19 | 2012-01-02 | 주식회사 코밸 | 역류 방지용 밸브 |
CN111306393A (zh) * | 2019-11-26 | 2020-06-19 | 烟台大学 | 用于降低水击作用的管道辅助装置 |
-
1995
- 1995-06-13 JP JP7171509A patent/JPH08338564A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2781032A1 (fr) * | 1998-07-08 | 2000-01-14 | Hsiao Tsung Chou | Dispositif de regulation du debit d'eau avec moyen de decharge de pression |
US6648010B1 (en) | 1999-02-12 | 2003-11-18 | Goodwin International Limited | Check valve plate with anti-pressure surge device |
US7594517B2 (en) | 2003-07-31 | 2009-09-29 | Fujikin Incorporated | Gas supply facility of a chamber and a method for an internal pressure control of the chamber for which the facility is employed |
US7798167B2 (en) | 2003-10-06 | 2010-09-21 | Fujikin Incorporated | Internal pressure controller of chamber and internal pressure subject-to-control type chamber |
JP2007113753A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Kvk Corp | 逆止弁装置及び給水設備 |
JP2010096298A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Mitsubishi Electric Corp | 逆止弁およびこれを用いた貯湯式給湯機 |
KR200457727Y1 (ko) * | 2009-05-19 | 2012-01-02 | 주식회사 코밸 | 역류 방지용 밸브 |
CN111306393A (zh) * | 2019-11-26 | 2020-06-19 | 烟台大学 | 用于降低水击作用的管道辅助装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |