JPH08319298A - 抗ヒト老化マーカータンパク質モノクローナル抗体及びそれを用いる測定方法 - Google Patents
抗ヒト老化マーカータンパク質モノクローナル抗体及びそれを用いる測定方法Info
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- JPH08319298A JPH08319298A JP7149791A JP14979195A JPH08319298A JP H08319298 A JPH08319298 A JP H08319298A JP 7149791 A JP7149791 A JP 7149791A JP 14979195 A JP14979195 A JP 14979195A JP H08319298 A JPH08319298 A JP H08319298A
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- smp
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ヒト老化マーカータンパク質(ヒトSMP)
を認識するモノクローナル抗体を製造し、さらにこの抗
体を用いて検体中のヒトSMPを測定することができ
る。 【効果】 この抗体を用いた測定方法により、ヒト組織
中又は体液中に存在するヒトSMPを検出及び定量する
ことができるようになった。この測定結果から、肝細胞
障害や腎尿細管の破壊のモニターに使用できる他、新生
児の肝臓及び腎臓の発達の程度を観察すること、対年齢
の老化率の観察を行い、健康状態をモニターすることが
できる。
を認識するモノクローナル抗体を製造し、さらにこの抗
体を用いて検体中のヒトSMPを測定することができ
る。 【効果】 この抗体を用いた測定方法により、ヒト組織
中又は体液中に存在するヒトSMPを検出及び定量する
ことができるようになった。この測定結果から、肝細胞
障害や腎尿細管の破壊のモニターに使用できる他、新生
児の肝臓及び腎臓の発達の程度を観察すること、対年齢
の老化率の観察を行い、健康状態をモニターすることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒトの臓器、組織、血
液、尿、髄液等に存在するヒト老化マーカータンパク質
(以下ヒトSMP(senescence marker protein )とい
う)を認識するモノクローナル抗体(以下抗ヒトSMP
モノクローナル抗体という)及びこのモノクローナル抗
体を用いるヒトSMPの測定方法に関する。
液、尿、髄液等に存在するヒト老化マーカータンパク質
(以下ヒトSMP(senescence marker protein )とい
う)を認識するモノクローナル抗体(以下抗ヒトSMP
モノクローナル抗体という)及びこのモノクローナル抗
体を用いるヒトSMPの測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラット肝臓中には加齢とともにその量が
変化するタンパク質としてSMPが見出された。このS
MPには、例えばアンドロゲン非依存的に加令とともに
その値が低下し、その週令と相関する分子量30kDa
のSMP30が知られている(Biochimica Biophisica
Acta 1116: 297-305(1992))。又ヒトのSMP30につ
いては、ラットcDNAをプローブにしてそのcDNA
が単離され塩基配列が決定されたが(生化学,第66
巻,第4号,359頁(1994))、そのモノクロー
ナル抗体の製造法は確立されておらず、抗体を用いる測
定も知られていない。
変化するタンパク質としてSMPが見出された。このS
MPには、例えばアンドロゲン非依存的に加令とともに
その値が低下し、その週令と相関する分子量30kDa
のSMP30が知られている(Biochimica Biophisica
Acta 1116: 297-305(1992))。又ヒトのSMP30につ
いては、ラットcDNAをプローブにしてそのcDNA
が単離され塩基配列が決定されたが(生化学,第66
巻,第4号,359頁(1994))、そのモノクロー
ナル抗体の製造法は確立されておらず、抗体を用いる測
定も知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヒトSMP又はSMP
30は、肝障害や腎障害により血中濃度が増大する。従
って、血中のヒトSMP又はSMP30を測定すること
により、肝細胞障害のモニタリングとして利用すること
や腎尿細管の破壊のモニターに使用される。又これを測
定するこにより、新生児の肝臓及び腎臓の発達の程度を
観察することができる。さらに、ヒトSMP又はSMP
30は老化するほどその濃度が低下するので、これを測
定することにより対年齢の老化率の観察を行い、老化の
指標や健康状態をモニターすることもできる。本発明の
目的は、ヒトSMPを認識するモノクローナル抗体を作
成し、この抗体を用い免疫学的手段によりヒトSMPを
測定する方法を提供することである。
30は、肝障害や腎障害により血中濃度が増大する。従
って、血中のヒトSMP又はSMP30を測定すること
により、肝細胞障害のモニタリングとして利用すること
や腎尿細管の破壊のモニターに使用される。又これを測
定するこにより、新生児の肝臓及び腎臓の発達の程度を
観察することができる。さらに、ヒトSMP又はSMP
30は老化するほどその濃度が低下するので、これを測
定することにより対年齢の老化率の観察を行い、老化の
指標や健康状態をモニターすることもできる。本発明の
目的は、ヒトSMPを認識するモノクローナル抗体を作
成し、この抗体を用い免疫学的手段によりヒトSMPを
測定する方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究し
た結果、ヒトSMPと反応する抗ヒトSMPモノクロー
ナル抗体及びヒトSMP30と反応する抗ヒトSMP3
0モノクローナル抗体を見い出し、さらにこれら抗体を
用いた免疫測定法を開発し本発明を完成した。
た結果、ヒトSMPと反応する抗ヒトSMPモノクロー
ナル抗体及びヒトSMP30と反応する抗ヒトSMP3
0モノクローナル抗体を見い出し、さらにこれら抗体を
用いた免疫測定法を開発し本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明はヒトSMP又はヒトS
MP30と特異的に反応する抗体を提供し、この抗体を
用いてヒトSMP又はヒトSMP30を測定することに
より肝障害、腎障害及び健康状態をモニターすることが
できる。
MP30と特異的に反応する抗体を提供し、この抗体を
用いてヒトSMP又はヒトSMP30を測定することに
より肝障害、腎障害及び健康状態をモニターすることが
できる。
【0006】以下本発明をヒトSMP30により更に説
明する。本発明の抗ヒトSMP30モノクローナル抗体
は、ポリペプチドであるヒトSMP30を免疫原として
用いることにより製造することができる。この免疫原に
用いるヒトSMP30は例えばヒト肝臓から等電点電気
泳動、ゲル濾過等を組み合わせて分子量30KDaのポ
リペプチドとして単離することにより取得することがで
きる(下記参考例号参照)。さらに大量にヒトSMP3
0を得る方法としてこのヒトSMP30のcDNAのク
ローニングを行い、プラスミドベクターに組み込み培養
することによりヒトSMP30を得た。
明する。本発明の抗ヒトSMP30モノクローナル抗体
は、ポリペプチドであるヒトSMP30を免疫原として
用いることにより製造することができる。この免疫原に
用いるヒトSMP30は例えばヒト肝臓から等電点電気
泳動、ゲル濾過等を組み合わせて分子量30KDaのポ
リペプチドとして単離することにより取得することがで
きる(下記参考例号参照)。さらに大量にヒトSMP3
0を得る方法としてこのヒトSMP30のcDNAのク
ローニングを行い、プラスミドベクターに組み込み培養
することによりヒトSMP30を得た。
【0007】そのクローニングは次のように行うことが
できる。肝組織中よりRNAを抽出し、オリゴdTセル
ロースカラムによりPoly(A)+ RNAよりDNA
を合成し、PCR法により増幅する。これを制限酵素 E
coRIで切断したcDNAライブラリーを得る。更にT4
リガーゼで処理し、EcoRI-Not Iアダプターにリゲート
する。過剰のアダプターをゲル濾過で除去し、λZap II
ベクターにリゲートする。次にヒトSMP30のcDN
Aフラグメントを得るため、既に単離したヒトSMP3
0の一部のアミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドプライ
マーを合成する。DNA増幅キットによりPCR法で増
幅したSMP30の一部をプローブとして肝cDNAラ
イブラリーよりSMP30をクローニングした。
できる。肝組織中よりRNAを抽出し、オリゴdTセル
ロースカラムによりPoly(A)+ RNAよりDNA
を合成し、PCR法により増幅する。これを制限酵素 E
coRIで切断したcDNAライブラリーを得る。更にT4
リガーゼで処理し、EcoRI-Not Iアダプターにリゲート
する。過剰のアダプターをゲル濾過で除去し、λZap II
ベクターにリゲートする。次にヒトSMP30のcDN
Aフラグメントを得るため、既に単離したヒトSMP3
0の一部のアミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドプライ
マーを合成する。DNA増幅キットによりPCR法で増
幅したSMP30の一部をプローブとして肝cDNAラ
イブラリーよりSMP30をクローニングした。
【0008】PCR法によってDNA断片を増幅後、制
限酵素BamH1・Sac1でクローニングベクターよ
りSMP30の一部を切断し遺伝子組み換えにより発現
ベクターに導入し、該ベクターを用いて宿主を形質転換
させた。PCR法は市販のPCR増幅キット(PCR
Amplification Kit タカラ社製)を、遺伝子組み換えに
はベクターとして市販品、例えばpET−22b(+)
(Novagen社)等を、宿主として例えば大腸菌、
枯草菌、酵母等を用い、公知の方法により容易に行うこ
とができる。
限酵素BamH1・Sac1でクローニングベクターよ
りSMP30の一部を切断し遺伝子組み換えにより発現
ベクターに導入し、該ベクターを用いて宿主を形質転換
させた。PCR法は市販のPCR増幅キット(PCR
Amplification Kit タカラ社製)を、遺伝子組み換えに
はベクターとして市販品、例えばpET−22b(+)
(Novagen社)等を、宿主として例えば大腸菌、
枯草菌、酵母等を用い、公知の方法により容易に行うこ
とができる。
【0009】宿主が産生したポリペプチドは、塩処理、
超音波処理等により菌体を破砕後、公知の分離精製手
段、例えばゲルクロマトグラフィー、イオン交換クロマ
トグラフィー等の手段を用いて精製をすることができ
る。
超音波処理等により菌体を破砕後、公知の分離精製手
段、例えばゲルクロマトグラフィー、イオン交換クロマ
トグラフィー等の手段を用いて精製をすることができ
る。
【0010】このような操作により得られるヒトSMP
30遺伝子によりコードされるポリペプチドを免疫原と
して、抗ヒトSMP30モノクローナル抗体を作製し
た。本発明における抗ヒトSMP30モノクローナル抗
体は、ヒトSMP30のいかなる部分を認識するモノク
ローナル抗体であってもよい。
30遺伝子によりコードされるポリペプチドを免疫原と
して、抗ヒトSMP30モノクローナル抗体を作製し
た。本発明における抗ヒトSMP30モノクローナル抗
体は、ヒトSMP30のいかなる部分を認識するモノク
ローナル抗体であってもよい。
【0011】本発明のモノクローナル抗体は、例えば以
下に示す方法に従い製造することができる。このモノク
ローナル抗体を製造するにあったては、まず上記方法に
より製造されたヒトSMP30遺伝子がコードするポリ
ペプチド又はその部分を抗原とし動物、例えばマウス、
ラット等に免疫する。このポリペプチドは単独又はアジ
ュバンドと共に動物に免疫することもできるが、必要に
応じて適当な担体、例えばKLH(キーホール・リンペ
ット・ヘモシアニン)、BSA(牛血清アルブミン)等
に結合させた後、投与することによっても行うことがで
きる。
下に示す方法に従い製造することができる。このモノク
ローナル抗体を製造するにあったては、まず上記方法に
より製造されたヒトSMP30遺伝子がコードするポリ
ペプチド又はその部分を抗原とし動物、例えばマウス、
ラット等に免疫する。このポリペプチドは単独又はアジ
ュバンドと共に動物に免疫することもできるが、必要に
応じて適当な担体、例えばKLH(キーホール・リンペ
ット・ヘモシアニン)、BSA(牛血清アルブミン)等
に結合させた後、投与することによっても行うことがで
きる。
【0012】次いで、免疫された動物の抗体産生細胞、
例えば脾細胞と、ミエローマ細胞のような腫瘍細胞株と
をポリエチレングリコール(PEG)等のような融合剤
で融合してハイブリドーマを作製する。その後ハイブリ
ドーマをHAT培地のような選択培地を用いて選択し、
限界希釈法等の適当な方法でモノクローナル化して培養
する。その培養上清を適当な免疫測定法、例えば酵素免
疫測定法で分析し、目的とする抗ヒトSMP30抗体を
産生しているか否かを調べ、抗ヒトSMP30抗体を産
生しているクローンを選択する。これらの工程は、公知
の方法例えばケーラーとミルシュタイン、Nature
256巻,495頁,(1975)、シェーラー、N
ature 285巻,446頁,(1980)等に記
載された方法により行うことができる。
例えば脾細胞と、ミエローマ細胞のような腫瘍細胞株と
をポリエチレングリコール(PEG)等のような融合剤
で融合してハイブリドーマを作製する。その後ハイブリ
ドーマをHAT培地のような選択培地を用いて選択し、
限界希釈法等の適当な方法でモノクローナル化して培養
する。その培養上清を適当な免疫測定法、例えば酵素免
疫測定法で分析し、目的とする抗ヒトSMP30抗体を
産生しているか否かを調べ、抗ヒトSMP30抗体を産
生しているクローンを選択する。これらの工程は、公知
の方法例えばケーラーとミルシュタイン、Nature
256巻,495頁,(1975)、シェーラー、N
ature 285巻,446頁,(1980)等に記
載された方法により行うことができる。
【0013】本発明のモノクローナル抗体は、その培養
上清より常法に基づき、例えば塩析、イオン交換クロマ
トグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー等の分離、
精製手段により回収することができる。また、大量に取
得する場合には、前記ハイブリドーマを組織適合性動物
又は胸腺欠損ヌードマウス等の腹腔内に移植して増殖さ
せ、産生された腹水中に含まれる該モノクローナル抗体
を分離精製回収すればよい。
上清より常法に基づき、例えば塩析、イオン交換クロマ
トグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー等の分離、
精製手段により回収することができる。また、大量に取
得する場合には、前記ハイブリドーマを組織適合性動物
又は胸腺欠損ヌードマウス等の腹腔内に移植して増殖さ
せ、産生された腹水中に含まれる該モノクローナル抗体
を分離精製回収すればよい。
【0014】さらに本発明のモノクローナル抗体は、ヒ
トSMP30を検出するために、免疫測定法に広く利用
することができる。このモノクローナル抗体は、その製
造された抗体のまま、さらにペプシン等の蛋白質分解酵
素で分解されたフラグメントであるFab、Fab’、
F(ab’)2 等であってもよい。これらの抗体を用い
る免疫測定法はこの分野において周知であり、いずれの
免疫測定法に用いられるものであってもよい。即ち、こ
の免疫測定法として、例えばラジオイムノアッセイ法
(RIA)、酵素免疫測定法(EIA)、凝集免疫測定
法、免疫比濁測定法、ウエスタンブロット法等を挙げる
ことができ、これらのいずれの測定法を採用してもヒト
SMP30の測定を充分行うことできる。
トSMP30を検出するために、免疫測定法に広く利用
することができる。このモノクローナル抗体は、その製
造された抗体のまま、さらにペプシン等の蛋白質分解酵
素で分解されたフラグメントであるFab、Fab’、
F(ab’)2 等であってもよい。これらの抗体を用い
る免疫測定法はこの分野において周知であり、いずれの
免疫測定法に用いられるものであってもよい。即ち、こ
の免疫測定法として、例えばラジオイムノアッセイ法
(RIA)、酵素免疫測定法(EIA)、凝集免疫測定
法、免疫比濁測定法、ウエスタンブロット法等を挙げる
ことができ、これらのいずれの測定法を採用してもヒト
SMP30の測定を充分行うことできる。
【0015】本発明で測定されるヒトSMP30は、標
識を用いるサンドイッチ法、競合法等により測定を行う
ことができる。この方法は、マイクロタイタープレー
ト、ポリスチレンビーズ等の固相に本発明で得られたモ
ノクローナル抗体を0.001〜0.1mg/mlの濃
度で4℃一夜放置し固定化した後、生理食塩水溶液で洗
浄し、2%BSAでポストコートして固定化抗体を得る
ものである。
識を用いるサンドイッチ法、競合法等により測定を行う
ことができる。この方法は、マイクロタイタープレー
ト、ポリスチレンビーズ等の固相に本発明で得られたモ
ノクローナル抗体を0.001〜0.1mg/mlの濃
度で4℃一夜放置し固定化した後、生理食塩水溶液で洗
浄し、2%BSAでポストコートして固定化抗体を得る
ものである。
【0016】この固定化抗体を用いた競合法による酵素
免疫測定法は、該固定化抗体とは異なる抗原決定基を認
識する抗体と酵素とを結合させた酵素標識抗体とヒトS
MP30を含む検体とを反応させ、同時あるいは10分
〜3時間後に該固定化抗体をさらに反応させることがで
きる。実施の際の反応温度は、4℃〜40℃であり、好
ましくは25℃〜38℃である。反応終了後、固相を洗
浄し、固相に結合した酵素の量を酵素基質を加えその活
性を測定することにより検体中のヒトSMP30を定量
することができる。本発明において用いることのできる
酵素は、例えばパーオキシダーゼ、アルカリホスファタ
ーゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ
等である。この際、基質は酵素に対応したものを用いる
ことができ、例えばABTS、ルミノール−H2 O
2 (パーオキシダーゼ用)、3−(2’−スピロアダマ
ンタン)−4−メトキシ−4−(3”−ホスフォリルオ
キシ)フェニル−1,2−ジオキセタン二ナトリウム塩
(AMPPD)、p−ニトロフェニルホスフェート、メ
チルウンベリフェリルホスフェート(アルカリホスファ
ターゼ用)、p−ニトロフェニル−β−D−ガラクトー
ス、メチルウンベリフェリル−β−D−ガラクトース、
3−(2’−スピロアダマンタン)−4−(3−β−D
−ガラクトピラノシル)フェニル−1,2−ジオキセタ
ン(AMGPD)(β−D−ガラクトシダーゼ用)等を
挙げることができる。酵素反応させ、測定は4℃から4
0℃で加温しながらレート法あるいは1分〜18時間反
応させ、生じた発色、蛍光あるいは発光の測定を行うこ
とができる。
免疫測定法は、該固定化抗体とは異なる抗原決定基を認
識する抗体と酵素とを結合させた酵素標識抗体とヒトS
MP30を含む検体とを反応させ、同時あるいは10分
〜3時間後に該固定化抗体をさらに反応させることがで
きる。実施の際の反応温度は、4℃〜40℃であり、好
ましくは25℃〜38℃である。反応終了後、固相を洗
浄し、固相に結合した酵素の量を酵素基質を加えその活
性を測定することにより検体中のヒトSMP30を定量
することができる。本発明において用いることのできる
酵素は、例えばパーオキシダーゼ、アルカリホスファタ
ーゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼ
等である。この際、基質は酵素に対応したものを用いる
ことができ、例えばABTS、ルミノール−H2 O
2 (パーオキシダーゼ用)、3−(2’−スピロアダマ
ンタン)−4−メトキシ−4−(3”−ホスフォリルオ
キシ)フェニル−1,2−ジオキセタン二ナトリウム塩
(AMPPD)、p−ニトロフェニルホスフェート、メ
チルウンベリフェリルホスフェート(アルカリホスファ
ターゼ用)、p−ニトロフェニル−β−D−ガラクトー
ス、メチルウンベリフェリル−β−D−ガラクトース、
3−(2’−スピロアダマンタン)−4−(3−β−D
−ガラクトピラノシル)フェニル−1,2−ジオキセタ
ン(AMGPD)(β−D−ガラクトシダーゼ用)等を
挙げることができる。酵素反応させ、測定は4℃から4
0℃で加温しながらレート法あるいは1分〜18時間反
応させ、生じた発色、蛍光あるいは発光の測定を行うこ
とができる。
【0017】また放射免疫測定法の場合には、上記酵素
標識のかわりに 125I等の放射性同位元素を標識し行う
ものである。本方法を実施の際の測定操作は、前記酵素
免疫測定法の場合と同じである。一般には1/4インチ
のポリスチレンビーズや直径約1cmのポリスチレンチ
ューブ、あるいは0.2〜10μmのフェライト粒子に
前記モノクローナル抗体を結合させた固相を調製し、使
用することができる。例えばこの固相が、カルボキシル
化された固相の場合、0.1〜1mgの抗体溶液(pH
3.5〜7)に水溶性カルボジイミドを加え1〜5時間
反応させることにより調製される。また抗体の放射標識
は既に市販されているボルトンハンター試薬により容易
に調製することができる。この標識には、例えば0.1
M炭酸水素ナトリウム溶液に溶かした抗体溶液にこのボ
ルトンハンター試薬を加え1〜2時間後にG−25の脱
塩カラム等を用いて未反応のボルトンハンター試薬を除
去するのみで調製することができる。この他、クロラミ
ンT法やヨードジェン法等を採用することにより容易に
125Iの放射標識を行うことができる。免疫反応を行う
にあたっては先に述べた抗体固定固相に検体を加え、4
℃〜40℃であり、好ましくは25℃〜38℃で1〜1
8時間反応させるものである。この後、生理食塩水ある
いは蒸留水で洗浄を行い、放射標識抗体をこの固相に加
え、さらに4℃〜40℃であり、好ましくは25℃〜3
8℃で1〜18時間反応させ、生理食塩水あるいは蒸留
水で洗浄を行い、その放射能活性を測定するものであ
る。測定にはシンチレーションカウンターを使用するも
のである。
標識のかわりに 125I等の放射性同位元素を標識し行う
ものである。本方法を実施の際の測定操作は、前記酵素
免疫測定法の場合と同じである。一般には1/4インチ
のポリスチレンビーズや直径約1cmのポリスチレンチ
ューブ、あるいは0.2〜10μmのフェライト粒子に
前記モノクローナル抗体を結合させた固相を調製し、使
用することができる。例えばこの固相が、カルボキシル
化された固相の場合、0.1〜1mgの抗体溶液(pH
3.5〜7)に水溶性カルボジイミドを加え1〜5時間
反応させることにより調製される。また抗体の放射標識
は既に市販されているボルトンハンター試薬により容易
に調製することができる。この標識には、例えば0.1
M炭酸水素ナトリウム溶液に溶かした抗体溶液にこのボ
ルトンハンター試薬を加え1〜2時間後にG−25の脱
塩カラム等を用いて未反応のボルトンハンター試薬を除
去するのみで調製することができる。この他、クロラミ
ンT法やヨードジェン法等を採用することにより容易に
125Iの放射標識を行うことができる。免疫反応を行う
にあたっては先に述べた抗体固定固相に検体を加え、4
℃〜40℃であり、好ましくは25℃〜38℃で1〜1
8時間反応させるものである。この後、生理食塩水ある
いは蒸留水で洗浄を行い、放射標識抗体をこの固相に加
え、さらに4℃〜40℃であり、好ましくは25℃〜3
8℃で1〜18時間反応させ、生理食塩水あるいは蒸留
水で洗浄を行い、その放射能活性を測定するものであ
る。測定にはシンチレーションカウンターを使用するも
のである。
【0018】また、この他本発明の標識を用いる測定法
は、例えばイソルミノール、アクリジンエステル等をラ
ベルした化学発光測定法、フルオレセイン、ローダミン
等をラベルした蛍光免疫測定法であってもよい。この
際、標識には活性エステル法、イソチアネート法等を採
用することにより容易に行うことができる(「酵素免疫
測定法」医学書院、1987年参照)。
は、例えばイソルミノール、アクリジンエステル等をラ
ベルした化学発光測定法、フルオレセイン、ローダミン
等をラベルした蛍光免疫測定法であってもよい。この
際、標識には活性エステル法、イソチアネート法等を採
用することにより容易に行うことができる(「酵素免疫
測定法」医学書院、1987年参照)。
【0019】この他競合法は、前記抗体結合固相と標識
したヒトSMP30を用いて検体に含まれるヒトSMP
30の測定を行うことができる。ヒトSMP30の標識
は前記抗体の標識と同様に反応を行い製造することがで
きる。この測定は、当業者が周知の競合法により実施す
ることができる。
したヒトSMP30を用いて検体に含まれるヒトSMP
30の測定を行うことができる。ヒトSMP30の標識
は前記抗体の標識と同様に反応を行い製造することがで
きる。この測定は、当業者が周知の競合法により実施す
ることができる。
【0020】さらに、抗ヒトSMP30抗体は、凝集免
疫測定法に用いることができる。この測定に用いられる
試薬は、1種類又は2種類以上の前記モノクローナル抗
体を担体に結合させて製造することができる。この担体
としては、例えばニワトリ、羊、山羊、牛、馬等の動物
赤血球、ゼラチンを主成分とし水溶性多糖類とメタリン
酸塩を含み不溶化されたゼラチン粒子(特公昭63−2
9223号)、このゼラチン粒子に磁性体を含むゼラチ
ン磁性粒子(特公平3−17103号)等を挙げること
できる。抗体を血球や粒子に結合結合させるには、タン
ニン酸処理法やグルタールアルデヒド法により行うこと
ができる(「免疫学実験入門」学会出版センター、19
81年参照)。測定は、凝集免疫測定用の試薬とヒトS
MP30を含む検体とを反応させ、生じた凝集像により
行うことができる。その反応は、室温で1〜5時間放置
することにより生じた凝集像をパターンアナライザーや
目視で判定することにより行うことできる。
疫測定法に用いることができる。この測定に用いられる
試薬は、1種類又は2種類以上の前記モノクローナル抗
体を担体に結合させて製造することができる。この担体
としては、例えばニワトリ、羊、山羊、牛、馬等の動物
赤血球、ゼラチンを主成分とし水溶性多糖類とメタリン
酸塩を含み不溶化されたゼラチン粒子(特公昭63−2
9223号)、このゼラチン粒子に磁性体を含むゼラチ
ン磁性粒子(特公平3−17103号)等を挙げること
できる。抗体を血球や粒子に結合結合させるには、タン
ニン酸処理法やグルタールアルデヒド法により行うこと
ができる(「免疫学実験入門」学会出版センター、19
81年参照)。測定は、凝集免疫測定用の試薬とヒトS
MP30を含む検体とを反応させ、生じた凝集像により
行うことができる。その反応は、室温で1〜5時間放置
することにより生じた凝集像をパターンアナライザーや
目視で判定することにより行うことできる。
【0021】さらに、本発明のモノクローナル抗体は免
疫比濁法に用いることできる。この測定に用いられる試
薬は、前記凝集免疫測定法と同様にモノクローナル抗体
を担体に結合させて製造することができる。この担体と
しては、例えば粒径が0.05〜5μm、好ましくは
0.1〜0.5μmのポリスチレン等のラテックス粒子
を挙げることができる。この抗体結合粒子を製造するに
は、通常抗体を粒子に物理吸着させて製造することがで
きる。免疫比濁法による測定は、例えば波長を550n
mにセットした分光光度計に抗体結合粒子とヒトSMP
30を含む検体とを加え混和し直ちにその吸光度変化を
測定することにより行うことができる。
疫比濁法に用いることできる。この測定に用いられる試
薬は、前記凝集免疫測定法と同様にモノクローナル抗体
を担体に結合させて製造することができる。この担体と
しては、例えば粒径が0.05〜5μm、好ましくは
0.1〜0.5μmのポリスチレン等のラテックス粒子
を挙げることができる。この抗体結合粒子を製造するに
は、通常抗体を粒子に物理吸着させて製造することがで
きる。免疫比濁法による測定は、例えば波長を550n
mにセットした分光光度計に抗体結合粒子とヒトSMP
30を含む検体とを加え混和し直ちにその吸光度変化を
測定することにより行うことができる。
【0022】またさらに本発明の抗ヒトSMP30抗体
は、ウエスタンブロット法にも用いることができる。こ
の方法は、ヒトSMP30を含む検体をゲル電気泳動で
分画した後、電気泳動パターンを維持したまま分画され
蛋白質をニトロセルロース膜のような担体上に転写し、
本発明の抗体を反応させて担体上のヒトSMP30と結
合した抗体を検出することにより行うことができる。抗
体の検出には、担体と反応させる抗体に標識抗体を用い
る方法、さらに結合した抗体と反応する抗ヒトSMP3
0抗体に対する標識した抗体を反応させる方法等により
行うことができる。測定を行うに当たっては、標識物と
して前記した酵素、放射性同位元素、発光物質、蛍光物
質等を用い同じ操作により行うことができる。
は、ウエスタンブロット法にも用いることができる。こ
の方法は、ヒトSMP30を含む検体をゲル電気泳動で
分画した後、電気泳動パターンを維持したまま分画され
蛋白質をニトロセルロース膜のような担体上に転写し、
本発明の抗体を反応させて担体上のヒトSMP30と結
合した抗体を検出することにより行うことができる。抗
体の検出には、担体と反応させる抗体に標識抗体を用い
る方法、さらに結合した抗体と反応する抗ヒトSMP3
0抗体に対する標識した抗体を反応させる方法等により
行うことができる。測定を行うに当たっては、標識物と
して前記した酵素、放射性同位元素、発光物質、蛍光物
質等を用い同じ操作により行うことができる。
【0023】上記免疫測定法に供される検体としては、
ヒトの臓器、組織、血液、尿、髄液等を挙げることがで
きるがこれらに限定されるものではない。
ヒトの臓器、組織、血液、尿、髄液等を挙げることがで
きるがこれらに限定されるものではない。
【実施例】以下、本発明を参考例及び実施例により本発
明を更に詳細に説明する。もっとも、本発明は、下記実
施例に限定されるものでない。
明を更に詳細に説明する。もっとも、本発明は、下記実
施例に限定されるものでない。
【0024】参考例1 ヒトSMP30の精製 ヒト肝臓100gを1000mlの10mM Tris
−HCl/1mMDTT、1mMフェニルメチルスルフ
ォニルフルオライド、2mM ATP、2mMNaF溶
液(pH=8.0)でホモジェナイズし、60分間遠心
(35000xg)した。この上清を50〜70%硫安
で塩析しタンパク質を沈殿させた。20分間遠心(35
000xg)して沈殿したタンパク質を回収し、これを
前述の抽出液100mlで再溶解させ同液で3回透析し
た。この液をシュークロース濃度勾配等電点電気泳動
し、pI=4.9(4.5−5.5)の分画を回収し透
析した。さらに濃縮し、セファデックスG−75(トリ
ス−塩酸,1mM DTT,100mM NaCl,p
H=8.0)でゲル濾過して分子量30kDaの分画を
回収し、目的のヒトSMP30を1.0mg得た。な
お、このようにして精製された物質が、ヒトSMP30
であることは抗ラットSMP30ウサギ抗体の交叉性を
利用したウエスタンブッロト法で分子量30kDaのバ
ンドにより確認した。
−HCl/1mMDTT、1mMフェニルメチルスルフ
ォニルフルオライド、2mM ATP、2mMNaF溶
液(pH=8.0)でホモジェナイズし、60分間遠心
(35000xg)した。この上清を50〜70%硫安
で塩析しタンパク質を沈殿させた。20分間遠心(35
000xg)して沈殿したタンパク質を回収し、これを
前述の抽出液100mlで再溶解させ同液で3回透析し
た。この液をシュークロース濃度勾配等電点電気泳動
し、pI=4.9(4.5−5.5)の分画を回収し透
析した。さらに濃縮し、セファデックスG−75(トリ
ス−塩酸,1mM DTT,100mM NaCl,p
H=8.0)でゲル濾過して分子量30kDaの分画を
回収し、目的のヒトSMP30を1.0mg得た。な
お、このようにして精製された物質が、ヒトSMP30
であることは抗ラットSMP30ウサギ抗体の交叉性を
利用したウエスタンブッロト法で分子量30kDaのバ
ンドにより確認した。
【0025】参考例2 ヒトSMP30のcDNAのク
ローニング ヒトSMP30のcDNAのクローニングを行い、プラ
スミドベクターに組み込み培養により大量にヒトSMP
30を得た。これは次のように行った。
ローニング ヒトSMP30のcDNAのクローニングを行い、プラ
スミドベクターに組み込み培養により大量にヒトSMP
30を得た。これは次のように行った。
【0026】肝組織中よりRNAを抽出し、オリゴdT
セルロースカラム(ファルマシア社)によりpoly
(A)+ RNAとした。このpoly(A)+ RNAよ
りDNAを合成し、PCR法により増幅した。PCR法
に用いたプライマーの配列は、5'-GGGAGGCCCCTTTTTTTTT
TTT-3'及び5'-AAGGAATTCCCCCCCCCCCCC-3' であった。こ
れを制限酵素 EcoRIで切断したcDNAライブラリーを
得る。更にT4リガーゼで処理し、EcoRI-NotIアダプタ
ー(Invitrogene 社)にリゲートした。過剰のアダプタ
ーをゲル濾過で除去し、λZapII ベクター(Strategen
社)にリゲートした。
セルロースカラム(ファルマシア社)によりpoly
(A)+ RNAとした。このpoly(A)+ RNAよ
りDNAを合成し、PCR法により増幅した。PCR法
に用いたプライマーの配列は、5'-GGGAGGCCCCTTTTTTTTT
TTT-3'及び5'-AAGGAATTCCCCCCCCCCCCC-3' であった。こ
れを制限酵素 EcoRIで切断したcDNAライブラリーを
得る。更にT4リガーゼで処理し、EcoRI-NotIアダプタ
ー(Invitrogene 社)にリゲートした。過剰のアダプタ
ーをゲル濾過で除去し、λZapII ベクター(Strategen
社)にリゲートした。
【0027】次にヒトSMP30のcDNAフラグメン
トを得るため、既に単離したヒトSMP30の一部のア
ミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドプライマーを合成し
た。合成したプライマーの配列は、5'-AGGCTATGTTGCCAC
CATTGGAA-3' 及び5'-TTCCTCAGCCATGGTACCAGCAAA-3'であ
った。これらのプライマーを用い、先に作製したcDN
Aライブラリーを用い鋳型にして、DNA増幅キットに
よりPCR法で増幅し、得られたDNAは電気泳動で精
製し回収した。この回収DNAをプラスミドのSmaI
部位にインサートした。
トを得るため、既に単離したヒトSMP30の一部のア
ミノ酸配列よりオリゴヌクレオチドプライマーを合成し
た。合成したプライマーの配列は、5'-AGGCTATGTTGCCAC
CATTGGAA-3' 及び5'-TTCCTCAGCCATGGTACCAGCAAA-3'であ
った。これらのプライマーを用い、先に作製したcDN
Aライブラリーを用い鋳型にして、DNA増幅キットに
よりPCR法で増幅し、得られたDNAは電気泳動で精
製し回収した。この回収DNAをプラスミドのSmaI
部位にインサートした。
【0028】このようにして得られたプロダクトのDN
A配列を確認し、スクリーニングのプローブとして使用
するため32Pで標識した。さきに作製したλZapII のバ
クテリオファージのプラーク(1x105 )をこのプロ
ーブでスクリーニングする。このプラークをHybond-Nで
固定しプレハイブリダイゼーション後この32Pで標識し
たプローブでハイブリダイゼーションした。オートラジ
オグラフィーはX線フィルムに感光させて行った。これ
で陽性と確認された、プラスミドを E.coli XL1-BLUEで
増幅した。これによりヒトSMP30をコードするDN
Aを含むプラスミドを得た。これを数種類の制限酵素で
切断し配列を分析した。このデータを基にコンピュター
解析し全核酸配列及びアミノ酸配列を決定した。アミノ
酸配列の結果を配列表の配列番号1に示す。
A配列を確認し、スクリーニングのプローブとして使用
するため32Pで標識した。さきに作製したλZapII のバ
クテリオファージのプラーク(1x105 )をこのプロ
ーブでスクリーニングする。このプラークをHybond-Nで
固定しプレハイブリダイゼーション後この32Pで標識し
たプローブでハイブリダイゼーションした。オートラジ
オグラフィーはX線フィルムに感光させて行った。これ
で陽性と確認された、プラスミドを E.coli XL1-BLUEで
増幅した。これによりヒトSMP30をコードするDN
Aを含むプラスミドを得た。これを数種類の制限酵素で
切断し配列を分析した。このデータを基にコンピュター
解析し全核酸配列及びアミノ酸配列を決定した。アミノ
酸配列の結果を配列表の配列番号1に示す。
【0029】実施例1 抗ヒトSMP30モノクローナ
ル抗体産生ハイブリドーマの作製 参考例2の方法により製造された50μgの組換え体ヒ
トSMP30をフロインド・コンプリートアジュバンド
を用いてエマルジョンにし、8〜10週令BALB/C
雄マウスの腹腔内に投与した。2週間の間隔をおいて、
フロインド・コンプリートアジュバンドとともに更に2
回投与を繰り返した。最終免疫は、生理食塩水で希釈し
た20μgの組換え体ヒトSMP30を尾静脈より注射
し、3日後に脾臓を摘出した。単離した脾細胞とマウス
ミエローマ細胞P3−x63−Ag8−U1とを3:1
の細胞数で混合し、50%ポリエチレングリコール15
00を用いて細胞融合を行った。細胞は、HAT(ヒポ
キサチン,アミノプテリン,チミジン)及び、10%牛
胎児血清(FCS)添加RPMI1640培地に懸濁
し、96ウエルマイクロカルチャープレートに分注し、
培養した。10日後、ハイブリドーマが増殖した培養上
清を以下の方法により調べ、特異的なモノクローナル抗
体を産生するクローンを含むウエルを選択した。すなわ
ち、ヒト組換え体SMP30抗原1μg/mlをPBS
にて調製し、マイクロアッセイプレートに分注、室温1
時間放置し吸着させた。0.05%Tween20を含
むPBSにより洗浄後、ハイブリドーマ培養上清を各ウ
エルに加え、室温で1時間反応させた。洗浄後、パーオ
キシダーゼ標識抗マウスイムノグロブリン(DAKO
社)を1000倍に希釈し分注後、室温にて1時間反応
し、洗浄して基質(0.1%ABTS,0.031%過
酸化水素含有0.1%クエン酸緩衝液(pH4.0))
を加えた。1%シュウ酸を添加して反応を停止させ、4
05nmの吸収を測定した。陽性ウエルの細胞を選択
し、限界希釈法によりクローニングを行った。単一コロ
ニーを含むウエルの培養上清の抗体活性を上記の方法で
調べ選択した。ヒトSMP30に特異的な抗体を産生す
るハイブリドーマSMP3.1及びSMP10.1を樹
立した。この2種類のハイブリドーマSMP3.1及び
SMP10.1は生命工学工業技術研究所に寄託され、
その寄託番号はそれぞれFERMP−14845及びF
ERM P−14846である。
ル抗体産生ハイブリドーマの作製 参考例2の方法により製造された50μgの組換え体ヒ
トSMP30をフロインド・コンプリートアジュバンド
を用いてエマルジョンにし、8〜10週令BALB/C
雄マウスの腹腔内に投与した。2週間の間隔をおいて、
フロインド・コンプリートアジュバンドとともに更に2
回投与を繰り返した。最終免疫は、生理食塩水で希釈し
た20μgの組換え体ヒトSMP30を尾静脈より注射
し、3日後に脾臓を摘出した。単離した脾細胞とマウス
ミエローマ細胞P3−x63−Ag8−U1とを3:1
の細胞数で混合し、50%ポリエチレングリコール15
00を用いて細胞融合を行った。細胞は、HAT(ヒポ
キサチン,アミノプテリン,チミジン)及び、10%牛
胎児血清(FCS)添加RPMI1640培地に懸濁
し、96ウエルマイクロカルチャープレートに分注し、
培養した。10日後、ハイブリドーマが増殖した培養上
清を以下の方法により調べ、特異的なモノクローナル抗
体を産生するクローンを含むウエルを選択した。すなわ
ち、ヒト組換え体SMP30抗原1μg/mlをPBS
にて調製し、マイクロアッセイプレートに分注、室温1
時間放置し吸着させた。0.05%Tween20を含
むPBSにより洗浄後、ハイブリドーマ培養上清を各ウ
エルに加え、室温で1時間反応させた。洗浄後、パーオ
キシダーゼ標識抗マウスイムノグロブリン(DAKO
社)を1000倍に希釈し分注後、室温にて1時間反応
し、洗浄して基質(0.1%ABTS,0.031%過
酸化水素含有0.1%クエン酸緩衝液(pH4.0))
を加えた。1%シュウ酸を添加して反応を停止させ、4
05nmの吸収を測定した。陽性ウエルの細胞を選択
し、限界希釈法によりクローニングを行った。単一コロ
ニーを含むウエルの培養上清の抗体活性を上記の方法で
調べ選択した。ヒトSMP30に特異的な抗体を産生す
るハイブリドーマSMP3.1及びSMP10.1を樹
立した。この2種類のハイブリドーマSMP3.1及び
SMP10.1は生命工学工業技術研究所に寄託され、
その寄託番号はそれぞれFERMP−14845及びF
ERM P−14846である。
【0030】実施例2 抗体のサブクラスの決定 これらの抗体のサブクラスをオクタロニー法により決定
した。すなわち、ハイブリドーマの培養上清をアガロー
スゲル平板上にあけた穴に加え、隣接した穴に配置した
マウスサブクラスに特異的な各種ウサギ抗血清(Cap
pl社)と反応させて沈降線を調べたところいずれもI
gG 1(κ)であった。
した。すなわち、ハイブリドーマの培養上清をアガロー
スゲル平板上にあけた穴に加え、隣接した穴に配置した
マウスサブクラスに特異的な各種ウサギ抗血清(Cap
pl社)と反応させて沈降線を調べたところいずれもI
gG 1(κ)であった。
【0031】実施例3 抗ヒトSMP30モノクローナ
ル抗体の調製 ハイブリドーマSMP3.1及びSMP10.1細胞1
x107 個をプリスタン0.5ml投与後2週間たった
BALB/Cマウスの腹腔にそれぞれ接種した。1週間
後、抗体を高濃度に含む腹水を採取した。この腹水を2
5mMモルフォリンエタンスルホン酸(MES)緩衝液
(pH4.0)で4倍以上に希釈し、20mM MES
(pH5.6)で平衡化したベーカーボンドABxカラ
ムに吸着させ、500mM硫酸アンモニウムを含む20
mM酢酸ナトリウム(pH7.0)によるグラジェント
で溶出し、それぞれ抗SMP30モノクローナル抗体
3.1及び10.1を得た。
ル抗体の調製 ハイブリドーマSMP3.1及びSMP10.1細胞1
x107 個をプリスタン0.5ml投与後2週間たった
BALB/Cマウスの腹腔にそれぞれ接種した。1週間
後、抗体を高濃度に含む腹水を採取した。この腹水を2
5mMモルフォリンエタンスルホン酸(MES)緩衝液
(pH4.0)で4倍以上に希釈し、20mM MES
(pH5.6)で平衡化したベーカーボンドABxカラ
ムに吸着させ、500mM硫酸アンモニウムを含む20
mM酢酸ナトリウム(pH7.0)によるグラジェント
で溶出し、それぞれ抗SMP30モノクローナル抗体
3.1及び10.1を得た。
【0032】実施例4 イムノブロティングによる特異
性の確認 ヒト肝ホモジネートを60分間105,000xgで遠
心し、上清画分を60℃10分間熱処理した。さらに1
0,000xgの上清をSMP30の試料とした。ヒト
肝SMP30試料を当量の試料希釈液(40%グリセリ
ン,2%SDS,2%2−メルカプトエタノール,20
mMトリス塩酸緩衝液)と混合し、沸騰水中で加熱した
後、15%SDSPAGEで泳動後、ニトロセルロース
膜に転写した。この転写膜3%BSA−PBSでブロッ
キングし、抗SMP30モノクローナル抗体3.1及び
10.1を室温で1時間反応させた。Tween20−
PBSで洗浄後、POD標識抗マウス免疫グロブリンを
室温で1時間反応させ、洗浄後POD不溶性基質(4−
クロロナフトール−過酸化水素系)を加えて発色させ
た。その結果、分子量30kDa付近にバンドを生じ、
これは同時に行ったクマシーブリリアントブルーによる
蛋白質のバンドと一致し、このモノクローナル抗体がヒ
トSMP30を特異的に認識することを確認した。
性の確認 ヒト肝ホモジネートを60分間105,000xgで遠
心し、上清画分を60℃10分間熱処理した。さらに1
0,000xgの上清をSMP30の試料とした。ヒト
肝SMP30試料を当量の試料希釈液(40%グリセリ
ン,2%SDS,2%2−メルカプトエタノール,20
mMトリス塩酸緩衝液)と混合し、沸騰水中で加熱した
後、15%SDSPAGEで泳動後、ニトロセルロース
膜に転写した。この転写膜3%BSA−PBSでブロッ
キングし、抗SMP30モノクローナル抗体3.1及び
10.1を室温で1時間反応させた。Tween20−
PBSで洗浄後、POD標識抗マウス免疫グロブリンを
室温で1時間反応させ、洗浄後POD不溶性基質(4−
クロロナフトール−過酸化水素系)を加えて発色させ
た。その結果、分子量30kDa付近にバンドを生じ、
これは同時に行ったクマシーブリリアントブルーによる
蛋白質のバンドと一致し、このモノクローナル抗体がヒ
トSMP30を特異的に認識することを確認した。
【0033】実施例5 至適抗体感作量の決定 96ウエルプレートへ抗体の感作量の決定は、以下の方
法で行った。すなわち、抗SMP30モノクローナル抗
体3.1を0.1Mリン酸緩衝液で20μg/mlから
2n 希釈し、96ウエルプレートに50μl/ウエルの
割合で加えた。4℃で一晩放置後、PBS−Tween
で3回洗浄した。この後3%BSAを200μl/ウエ
ル加え4℃で一晩放置しブロッキングを行い、PBS−
Tweenで3回洗浄し測定に用いた。組換え体ヒトS
MP30を緩衝液で50ng/mlの濃度になるように
希釈し、50μl/ウエルの割合で加え、室温で2時間
反応させた。PBS−Tweenで3回洗浄後、抗マウ
スイムノグロブリン−POD標識抗体(DAKO社)を
1%BSA−PBS緩衝液で1000倍に希釈し、50
μl/ウエルの割合で加え室温で2時間反応さた。PB
S−Tweenで4回洗浄後、基質溶液(ABTS)を
50μl/ウエル加えて15分後の吸光度(波長405
/492nm)を測定した。その結果を図1に示す。結
果は図1に示すように、抗体の固相への感作量は5μg
/ml以上の濃度であればヒトSMP30を効率よく測
定することができる。
法で行った。すなわち、抗SMP30モノクローナル抗
体3.1を0.1Mリン酸緩衝液で20μg/mlから
2n 希釈し、96ウエルプレートに50μl/ウエルの
割合で加えた。4℃で一晩放置後、PBS−Tween
で3回洗浄した。この後3%BSAを200μl/ウエ
ル加え4℃で一晩放置しブロッキングを行い、PBS−
Tweenで3回洗浄し測定に用いた。組換え体ヒトS
MP30を緩衝液で50ng/mlの濃度になるように
希釈し、50μl/ウエルの割合で加え、室温で2時間
反応させた。PBS−Tweenで3回洗浄後、抗マウ
スイムノグロブリン−POD標識抗体(DAKO社)を
1%BSA−PBS緩衝液で1000倍に希釈し、50
μl/ウエルの割合で加え室温で2時間反応さた。PB
S−Tweenで4回洗浄後、基質溶液(ABTS)を
50μl/ウエル加えて15分後の吸光度(波長405
/492nm)を測定した。その結果を図1に示す。結
果は図1に示すように、抗体の固相への感作量は5μg
/ml以上の濃度であればヒトSMP30を効率よく測
定することができる。
【0034】実施例6 酵素標識抗体の作成 抗ヒトSMP30モノクローナル抗体10.1はナカネ
法を用いて、西洋ワサビ由来パーオキシダーゼで標識し
た。標識した抗ヒトSMP30モノクローナル抗体の濃
度は、360.9μg/mlと決定した。該抗体1分子
当たりに導入された酵素分子は1分子であった。
法を用いて、西洋ワサビ由来パーオキシダーゼで標識し
た。標識した抗ヒトSMP30モノクローナル抗体の濃
度は、360.9μg/mlと決定した。該抗体1分子
当たりに導入された酵素分子は1分子であった。
【0035】実施例7 ヒトSMP30の測定 組み換え体ヒトSMP30を1%BSA−0.1%リン
酸緩衝液(pH7.0)で希釈して、それぞれ0.7
8、1.56、3.13、6.25、12.5、50n
g/mlの標準組換え体ヒトSMP30溶液を調製し
た。これを試料として用い以下の方法で測定した。抗ヒ
トSMP30モノクローナル抗体3.1を感作したプレ
ートに標準組換え体ヒトSMP30 50μl/ウエル
を加え、4℃で一晩反応させた。PBS−Tween緩
衝液で3回洗浄後、実施例6で作成し1%BSA−0.
1MPBS緩衝液で希釈した酵素標識抗ヒトSMP30
モノクローナル抗体10.1を50μl/ウエル加え、
2時間室温で反応させた。PBS−Tween緩衝液で
4回洗浄後、基質溶液(ABTS)を50μl/ウエル
加え、15分発色させた。シュウ酸を100μl/ウエ
ルさらに加えて反応を停止させ、吸光度(波長405/
492nm)を測定した。このようにして得られた検量
線を図2に示す。この図からわかるように50ng/m
lまで直線性を示した。なお、組み換え体ヒトSMP3
0の最低検出濃度は0.78ng/mlであった。
酸緩衝液(pH7.0)で希釈して、それぞれ0.7
8、1.56、3.13、6.25、12.5、50n
g/mlの標準組換え体ヒトSMP30溶液を調製し
た。これを試料として用い以下の方法で測定した。抗ヒ
トSMP30モノクローナル抗体3.1を感作したプレ
ートに標準組換え体ヒトSMP30 50μl/ウエル
を加え、4℃で一晩反応させた。PBS−Tween緩
衝液で3回洗浄後、実施例6で作成し1%BSA−0.
1MPBS緩衝液で希釈した酵素標識抗ヒトSMP30
モノクローナル抗体10.1を50μl/ウエル加え、
2時間室温で反応させた。PBS−Tween緩衝液で
4回洗浄後、基質溶液(ABTS)を50μl/ウエル
加え、15分発色させた。シュウ酸を100μl/ウエ
ルさらに加えて反応を停止させ、吸光度(波長405/
492nm)を測定した。このようにして得られた検量
線を図2に示す。この図からわかるように50ng/m
lまで直線性を示した。なお、組み換え体ヒトSMP3
0の最低検出濃度は0.78ng/mlであった。
【0036】
【発明の効果】本発明は、ヒトSMPと特異的に反応す
る抗ヒトSMPモノクローナル抗体を提供する。この抗
体を用いる測定により、ヒト組織中又は体液中に存在す
るヒトSMPを検出及び定量することができるようにな
った。従って、本発明の方法は、肝細胞障害や腎尿細管
の破壊のモニターに使用できる他、新生児の肝臓及び腎
臓の発達の程度を観察すること、対年齢の老化率の観察
を行い、健康状態をモニターすること等に寄与するもの
と考えられる。
る抗ヒトSMPモノクローナル抗体を提供する。この抗
体を用いる測定により、ヒト組織中又は体液中に存在す
るヒトSMPを検出及び定量することができるようにな
った。従って、本発明の方法は、肝細胞障害や腎尿細管
の破壊のモニターに使用できる他、新生児の肝臓及び腎
臓の発達の程度を観察すること、対年齢の老化率の観察
を行い、健康状態をモニターすること等に寄与するもの
と考えられる。
【0037】
配列番号:1 配列の長さ:299 配列の型:アミノ酸 トポロジ−:直鎖状 配列 Met Ser Ser Ile Lys Ile Glu Cys Val Leu Pro Glu Asn Cys Arg Cys 1 5 10 15 Gly Glu Ser Pro Val Trp Glu Glu Val Ser Asn Ser Leu Leu Phe Val 20 25 30 Asp Ile Pro Ala Lys lys Val Cys Arg Trp Asp Ser Phe Thr Lys Gln 35 40 45 Val Gln Arg Val Thr Met Asp Ala Pro Val Ser Ser Val Ala Leu Arg 50 55 60 Gln Ser Gly Gly Tyr Val Ala Thr Ile Gly Thr Lys Phe Cys Ala Leu 65 70 75 80 Asn Trp Lys Glu Gln Ser Ala Val Val Leu Ala Thr Val Asp Asn Asp 85 90 95 Lys Lys Asn Asn Arg Phe Asn Asp Gly Lys Val Asp Pro Ala Gly Arg 100 105 110 Tyr Phe Ala Gly Thr Met Ala Glu Glu Thr Ala Pro Ala Val Leu Glu 115 120 125 Arg His Gln Gly Ala Leu Tyr Ser Leu Phe Pro Asp His His Val Lys 130 135 140 Lys Tyr Phe Asp Gln Val Asp Ile Ser Asn Gly Leu Asp Trp Ser Leu 145 150 155 160 Asp His Lys Ile Phe Tyr Tyr Ile Asp Ser Leu Ser Tyr Ser Val Asp 165 170 175 Ala Phe Asp Tyr Asp Leu Gln Thr Gly Gln Ile Ser Asn Arg Arg Ser 180 185 190 Val Tyr Lys Leu Glu Lys Glu Glu Gln Ile Pro Asp Gly Met Cys Ile 195 200 205 Asp Ala Glu Gly Lys Leu Trp Val Ala Cys Tyr Asn Gly Gly Arg Val 210 215 220 Ile Arg Leu Asp Pro Val Thr Gly Lys Arg Leu Gln Thr Val Lys Leu 225 230 235 240 Pro Val Asp Lys Thr Thr Ser Cys Cys Phe Gly Gly Lys Asn Tyr Ser 245 250 255 Glu Met Tyr Val Thr Cys Ala Arg Asp Gly Met Asp Pro Glu Gly Leu 260 265 270 Leu Arg Gln Pro Glu Ala Gly Gly Ile Phe Lys Ile Thr Gly Leu Gly 275 280 285 Val Lys Gly Ile Ala Pro Tyr Ser Tyr Ala Gly 290 295
【図1】本発明のモノクローナル抗体を96ウエルプレ
ートに結合させて、抗体の結合量を検討した時のヒトS
MP30測定結果を示す図である。
ートに結合させて、抗体の結合量を検討した時のヒトS
MP30測定結果を示す図である。
【図2】本発明のモノクローナル抗体を用いて、ヒトS
MP30標準液を測定した時の検量線の結果を示す図で
ある。
MP30標準液を測定した時の検量線の結果を示す図で
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07H 21/04 C07H 21/04 B C12N 5/10 9453−4B C12Q 1/68 A 15/02 9281−4B C12N 5/00 B C12Q 1/68 9162−4B 15/00 C (C12P 21/08 C12R 1:91) (C12N 5/10 C12R 1:91) (72)発明者 岡田 政久 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 富士 レビオ株式会社内 (72)発明者 丸山 直記 東京都板橋区栄町18−5−501 (72)発明者 藤田 敬子 東京都練馬区東大泉7−4−7
Claims (6)
- 【請求項1】 ヒト老化マーカータンパク質(ヒトSM
P)を認識するモノクローナル抗体。 - 【請求項2】 ヒトSMPがヒトSMP30である請求
項1記載のモノクローナル抗体。 - 【請求項3】 ヒトSMP30が配列表の配列番号1で
示されるアミノ酸配列を有するポリペプチドである請求
項2記載のモノクローナル抗体。 - 【請求項4】 抗体がFERM P−14845である
ハイブリドーマから得られる請求項3記載のモノクロー
ナル抗体。 - 【請求項5】 抗体がFERM P−14846である
ハイブリドーマから得られる請求項3記載のモノクロー
ナル抗体。 - 【請求項6】 請求項1ないし5記載のいずれか1項に
記載されたモノクローナル抗体を用いるヒトSMPの測
定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149791A JPH08319298A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 抗ヒト老化マーカータンパク質モノクローナル抗体及びそれを用いる測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7149791A JPH08319298A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 抗ヒト老化マーカータンパク質モノクローナル抗体及びそれを用いる測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08319298A true JPH08319298A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15482802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7149791A Pending JPH08319298A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 抗ヒト老化マーカータンパク質モノクローナル抗体及びそれを用いる測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08319298A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009123224A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 独立行政法人国立病院機構 | 老化、および血管障害を伴う疾患の検定のための組成物、キットおよび方法 |
WO2009130330A1 (de) * | 2008-04-25 | 2009-10-29 | Lenhard Rudolph | Marker zur bestimmung der biologischen alterung |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP7149791A patent/JPH08319298A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009123224A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 独立行政法人国立病院機構 | 老化、および血管障害を伴う疾患の検定のための組成物、キットおよび方法 |
WO2009130330A1 (de) * | 2008-04-25 | 2009-10-29 | Lenhard Rudolph | Marker zur bestimmung der biologischen alterung |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |