JPH08317912A - 脈拍計 - Google Patents
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- JPH08317912A JPH08317912A JP8036815A JP3681596A JPH08317912A JP H08317912 A JPH08317912 A JP H08317912A JP 8036815 A JP8036815 A JP 8036815A JP 3681596 A JP3681596 A JP 3681596A JP H08317912 A JPH08317912 A JP H08317912A
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Abstract
脈拍計を提供すること。 【解決手段】 体動検出手段101によって脈拍計測時
の体動レベルを検出し、体動レベル判定手段103によ
って脈拍計測が可能か否かを判定し、判定結果に応じ
て、計測した脈拍数データを選択的に脈拍数記憶手段1
08に保持することにより、体動による脈拍計測値の乱
れを除去しながら、長時間連続的に脈拍を測定および記
録等を可能とする。
Description
定する脈拍計に関し、詳しくは体動による脈拍計測値の
乱れを除去しながら、長時間連続的に脈拍を測定および
記録等が可能な脈拍計に関する。
きるスポーツにより自己の健康管理を行おうとする人々
が増加している。また、スポーツの場面以外でも日常の
脈拍を測定することで健康管理の指標にする人々が増加
して来ている中で、脈拍計は、それらの人々に広く利用
されている。
ロック図である。脈拍検出手段301は、脈拍信号を検
出し、検出した脈拍信号を脈拍増幅手段302に出力す
る。脈拍増幅手段302は入力された脈拍信号を増幅し
波形整形して脈拍数演算手段304に出力する。脈拍数
演算手段304は、計時手段303から入力される基準
時間信号を基準として、脈拍増幅手段302から入力さ
れる脈拍の周期信号を一分当たりの脈拍数に換算する。
で演算された脈拍数を表示すると共に、計時手段303
で計時されている時刻データも表示する。入力手段30
6は、脈拍計測を行う時に操作されるスイッチであり、
その出力は脈拍検出制御手段307に接続される。脈拍
検出制御手段307は、入力手段306からの入力にし
たがって脈拍検出手段301、脈拍増幅手段302、脈
拍数演算手段304の動作・非動作を制御する。
においては、使用者が脈拍計測を行いたい時、スイッチ
操作をして脈拍検出機能を動作させ、それまでの作業を
中断して意識して脈拍計測を行う必要があった。この様
に瞬間の脈拍数しか計れない理由として、運動時の脈を
捕らえるのが極めて難しい事が挙げられる。
らえた脈波波形を示す。安静時に於いては、心電波形よ
りやや送れて奇麗な脈波波形が得られている。脈波波形
を矩形波変換した波形も心電波形と同数発生している。
図では、70拍/分の心電波形に対して、脈波波形を矩
形波変換した波形も同数の70拍/分発生している。こ
れに対して、図5に腕の振りを100回/分のストロー
クで行った運動時に得られた心電波形と脈波波形を示
す。心電波形は胸に電極を貼りつけて測定する為、運動
時においても安定した波形が得られている。その心電波
形に対して、脈波波形は乱れており矩形波変換した波形
の数も心電波形の数と合っていない。図の例では、心電
波形が120拍/分であるのに対して矩形波変換した波
形の数は98拍/分となっている。
管の血流量の変化を見る脈拍計測では、運動によって血
管内の血流自体が変化してしまう為であると思われる。
この様に測定対象である血流そのものが変化してしまう
為、運動時の脈拍計測は極めて難しい。したがって、従
来から有る脈拍計は、意識して静止した状態だけでの測
定を前提として構成されている。
本来、無意識の内に採取した多数のデータに意味が有る
と言われている事からすると、従来の脈拍計は真に有用
なものとは言えなかった。
意識しないで連続的に脈拍数の測定が可能な脈拍計を提
供することにある。さらに、得られた脈拍数の推移パタ
ーンから使用者の健康状態あるいは精神状態を判定可能
な脈拍計を提供するものである。さらにまた、脈拍が測
定不能となっていた期間の脈拍数データを推定する機能
を備えた脈拍計を提供するものである。
センサにより体動を検出しアナログ電圧信号を出力する
体動検出手段と、体動検出手段の出力信号をデジタル信
号に変換するA/D変換手段と、A/D変換手段の出力
するデジタル信号に基づいて脈拍計測が可能か否かを判
定し、判定結果に応じた制御信号を出力する体動レベル
判定手段と、生体から脈拍を検出し脈拍の周期信号を出
力する脈拍検出手段と、脈拍検出手段の出力する脈拍の
周期信号を単位時間当たりの脈拍数データに換算する脈
拍数演算手段と、脈拍数演算手段の出力する脈拍数デー
タを体動レベル判定手段の出力する制御信号によって選
択的に保持する脈拍数記憶手段と、脈拍数記憶手段の出
力する脈拍数データを表示する表示手段と、脈拍数演算
手段と表示手段に所定のタイミング信号を出力するタイ
ミング信号発生手段とを有する構成とした。
計数する計時手段と、体動レベル判定手段からの制御信
号に基づいて脈拍検出手段と脈拍数演算手段の動作・非
動作を制御する脈拍検出制御手段と、脈拍検出制御手段
の出力が脈拍検出を許可している時に脈拍数演算手段の
出力する脈拍データと計時手段の時刻データとを脈拍数
記憶手段に記憶させる脈拍数記憶制御手段と、脈拍数記
憶手段の記憶内容を読み出すためのアドレスを制御する
読み出し制御手段と、読み出し制御手段を任意のタイミ
ングで制御する入力手段と、脈拍数記憶手段のデータと
計時手段の時刻データを表示する表示手段と、所定の間
隔で間欠的に体動検出手段とA/D変換手段を動作させ
る加速度検出・A/D変換制御手段と、所定のタイミン
グ信号を加速度検出・A/D変換制御手段と脈拍数演算
手段と計時手段と表示手段へ出力するタイミング発生手
段とをさらに備えた構成とした。
ターンを記憶するパターン記憶手段と、計測により脈拍
数記憶手段に記憶された脈拍数の実測推移パターンをパ
ターン記憶手段に記憶された参照推移パターンと比較す
るパターン比較手段と、パターン比較手段の比較結果か
ら脈拍数の実測推移パターンの特性を判定する比較結果
判定手段とを備えた構成とすることもできる。あるいは
また、体動レベル判定手段の出力が脈拍計測不能の時の
A/D変換手段の出力信号を記憶する体動レベル記憶手
段と、体動レベル記憶手段に記憶された体動レベルデー
タと脈拍数記憶手段に記憶された脈拍数データとから、
脈拍計測が不能の期間中の脈拍数データを推定する脈拍
数推定手段とを付け加えた構成とすることもできる。
示す機能ブロック図であり、脈拍検出と同時に体動レベ
ルを検出し、その体動レベルが所定の範囲内か否かを判
定することにより、正しい脈拍のみを記憶し、表示する
ものである。体動検出手段101は、腕の動きに比例し
たアナログ出力電圧信号をA/D変換手段102へ出力
する。A/D変換手段102は体動検出手段101から
入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して体動
レベル判定手段103に出力する。電源104により動
作するタイミング信号発生手段105は、所定のタイミ
ング信号を脈拍数演算手段107と表示手段109に出
力する。脈拍検出手段106は、脈拍を検出してその周
期信号を脈拍数演算手段107へ出力する。脈拍数演算
手段107は、タイミング信号発生手段105からのタ
イミング信号を基準として、脈拍検出手段106から入
力される周期信号を1分当たりの脈拍数に換算して脈拍
数記憶手段108へ出力する。
手段102から入力される体動に比例したデジタル信号
の大きさから、脈拍が検出可能か否かを判定し、脈拍検
出が可能の時、脈拍数データを保持する為の保持信号を
脈拍数記憶手段108へ出力する。脈拍数記憶手段10
8は、体動レベル判定手段103からの保持信号が有る
時の脈拍数演算手段107の出力を保持し、保持したデ
ータを表示手段109へ出力する。表示手段109は、
脈拍数記憶手段108で保持したデータを、タイミング
発生手段105から入力されるタイミング信号にしたが
って表示する。
脈拍数データは、体動レベル判定手段103の出力する
保持信号が有るときだけ更新される。したがって、体動
レベルが低く脈拍が確実に計れる状態の、最新の脈拍数
データが常時、表示手段109に表示される様になる。
に、さらに体動検出を所定の時間間隔で間欠的に動作さ
せる機能と、現在時刻の計時機能を付け加えたブロック
図であり、消費電力の低減とともに、脈拍数を記憶する
際に検出した時刻も一緒に記憶して、脈拍数の推移を確
認できるようにしたものである。電源201により動作
するタイミング信号発生手段202は、所定のタイミン
グ信号を脈拍数演算手段204、加速度検出・A/D変
換制御手段203、計時手段205、表示手段(21
2)へそれぞれ出力する。
は、タイミング信号発生手段202からのタイミング信
号に基づいて体動検出手段206とA/D変換手段20
7を間欠的に動作させる。体動検出手段206は、腕の
動きに比例したアナログ電圧信号をA/D変換手段20
7へ出力する。A/D変換手段207は、体動検出手段
206の出力するアナログ電圧信号をデジタル信号に変
換して体動レベル判定手段208へ出力する。体動レベ
ル判定手段208は、A/D変換手段207の出力する
デジタル信号の大きさに基づいて、脈拍検出が可能か否
かを判定し、制御信号を脈拍検出制御手段209と脈拍
数記憶制御手段210へ出力する。
定手段208の出力する制御信号に基づいて、脈拍検出
が可能な時に脈拍検出手段211と脈拍数演算手段20
4を動作させる。脈拍検出手段211は、脈拍を検出し
てその周期信号を脈拍数演算手段204へ出力する。脈
拍数演算手段204は、脈拍検出手段211から入力さ
れる脈拍の周期信号を、タイミング信号発生手段202
からのタイミング信号を基準として一分間当たりの脈拍
数データに変換して、脈拍数記憶制御手段210へ出力
する。
段202からのタイミング信号に基づいて計時を行い、
時刻データを脈拍数記憶制御手段210と表示手段21
2へ出力する。脈拍数記憶制御手段210は、体動レベ
ル判定手段208の出力する制御信号が、脈拍計測が可
能であることを示している時に脈拍数演算手段204の
出力する脈拍データと計時手段205の出力する時刻デ
ータを脈拍数記憶手段213へ出力する。脈拍数記憶手
段213は、脈拍数記憶制御手段210から伝達される
脈拍データと時刻データを記憶するとともに最新の脈拍
データと時刻データを表示手段212へ出力する。
し制御手段215は、脈拍記憶手段213に記憶されて
いる複数の脈拍データと時刻データのどれを読み出すか
を制御する。図2の機能ブロックでは、体動検出手段2
06とA/D変換手段207が間欠的に動作し、体動レ
ベル判定手段208が脈拍の検出の可否を判定する。脈
拍検出が可能な時に、脈拍検出手段211と脈拍演算手
段204が動作して脈拍データを求める。求められた脈
拍データとその時刻が脈拍数記憶手段213に記憶され
る。この結果常時、最新の脈拍データが表示手段に表示
されるとともに、脈拍検出手段211や体動検出手段2
06を間欠的に動作させることによって、低消費電力化
が実現できる。さらに入力手段214によって、脈拍数
の推移が確認できるとともに、過去の任意の脈拍データ
を表示手段212に表示する事も可能になる。
に、体動検出を所定の時間間隔で間欠的に動作させる機
能と、現在時刻の計時機能を付け加えるとともに、さら
に脈拍数の参照推移パターンを予め記憶する機能を備え
たブロック図であり、得られた脈拍数の実測推移パター
ンと、予め記憶されている参照推移パターンを比較して
使用者の健康状態あるいは精神状態を判定するものであ
る。図中の機能ブロックの内、図2のものと同一機能の
ものは、そのブロック番号の下二桁を同一とし説明を一
部省略する。ここでは主として図7に於いて新たに追加
された機能ブロックについて説明する。
拍数の参照推移パターンが数種類予め記憶されている。
また、このパターン記憶手段716には、使用者固有の
脈拍数の参照推移パターンを適宜書き込み記憶すること
もできる。そのパターン記憶手段716は、読み出し制
御手段715が指定するアドレスの時刻データと脈拍デ
ータをパターン比較手段717へ出力する。パターン比
較手段717は、脈拍数記憶手段713が出力するデー
タとパターン記憶手段716が出力するデータを比較
し、比較結果を比較結果判定手段718へ出力する。比
較結果判定手段718は、判定結果を表示手段712へ
出力する。
段716に記憶されている脈拍数の参照推移パターン
と、脈拍数記憶手段713に記憶されている計測された
脈拍数の参照推移パターンとを比較し、その比較結果を
判定して判定結果を表示手段712で表示する事が出来
る。この実施形態では、体動レベルが比較的低く脈拍が
連続して検出できる状態の脈拍数の推移パターンが比較
の対象となるので、パターン記憶手段716に記憶して
おく推移パターンとしては、たとえば散歩等の軽い運動
や、睡眠中の推移パターンなどが適当である。パターン
記憶手段716に睡眠中の典型的な脈拍数の推移パター
ンを記憶しておく事で、睡眠の良否を判定する事も可能
になる。又、安静状態での脈拍数の推移パターンを記憶
しておく事で、脈拍数の推移パターンのゆらぎから精神
状態の安定度の判定評価を行うことも可能になる。
に、体動検出を所定の時間間隔で間欠的に動作させる機
能と、現在時刻の計時機能を付け加えるとともに、さら
に体動レベルが所定の範囲を越えて脈拍が測定不能とな
った時の体動レベルを記憶する機能と、記憶された体動
レベルデータと部分的に得られた脈拍数データから、脈
拍が測定不能となっていた期間の脈拍数データを推定す
る機能を備えたブロック図であり、ジョギング等の比較
的激しい運動の際の脈拍数の推移パターンを体動レベル
データから推定するとか、さらに推定した脈拍数の推移
パターンと体動レベルデータから消費カロリー等の運動
に関するデータを推定できるものである。
ものと同一機能のものは、そのブロック番号の下二桁を
同一とし説明を一部省略する。ここでは主として図8に
おいて新たに追加された機能ブロックについて説明す
る。体動レベル記憶手段816は、体動レベル判定手段
808が脈拍検出が不能と判断した期間のA/D変換手
段807の出力信号を記憶する。脈拍数推定手段817
は、脈拍数記憶手段813から入力される脈拍計測が不
能になる直前の脈拍数と脈拍計測再開後の脈拍数と、体
動レベル記憶手段816に記憶されている体動レベルデ
ータとから、脈拍計測が不能であった期間中の脈拍数の
推移パターンを推定し、表示手段812に推定脈拍数を
出力する。この実施形態では、測定不能である運動中の
脈拍数の推移パターンを推定する事が出来る。また推定
した脈拍数を用いて、運動中の消費カロリーを計算で求
める事も可能になる。
いて詳しく説明する。 (1)第一実施例 図6は、本発明の脈拍計の第一の実施例を示すシステム
ブロック図である。電源604により動作するタイミン
グ信号発生回路605は、所定のタイミング信号をA/
Dコンバータ602と、カウンタ608と体動レベル判
定回路603と、表示装置611に出力する。体動セン
サ601は、腕の動きに比例したアナログ電圧信号をA
/Dコンバータ602へ出力する。
01の出力する腕の動きに比例したアナログ電圧信号
を、タイミング信号発生回路605からのタイミング信
号によってデジタル信号に変換して体動レベル判定回路
603へ出力する。体動レベル判定回路603は、A/
Dコンバータ602の出力するデジタル信号の大きさが
所定の範囲内である場合に、タイミング信号発生回路6
05から供給されるタイミング信号に基づいて保持信号
を脈拍数レジスタ610へ出力する。
て、脈拍信号を脈拍増幅回路607へ出力する。脈拍増
幅回路607は、脈拍センサ606から入力される微小
な電圧信号を増幅しパルス信号に整形してカウンタ60
8へ出力する。カウンタ608は脈拍増幅回路607か
ら入力される脈拍の周期信号の一周期を、タイミング信
号発生回路605から入力されるクロック信号で数え、
数えた結果を脈拍数換算ROM609へ出力する。
Hzで脈拍増幅回路607の出力する脈拍信号の周期が
1Hzであったとすると、カウンタ608のカウント値
は256になる。脈拍数換算ROM609はカウンタ6
08のカウント値を一分当たりの脈拍数に換算してレジ
スタ610へ出力する。前述の例の場合、脈拍数換算R
OM609は8bitデータで60を出力する。
M609の出力を、体動レベル判定回路603からの保
持信号によって保持し表示装置611へ出力する。この
保持信号は腕の動きが比較的に穏やかで確実に脈拍が検
出できる時だけ体動レベル判定回路603から出力され
る。したがって、脈拍数レジスタ610には、測定確実
な時の最新の脈拍データがいつも保持される。表示装置
611は、脈拍数レジスタ610の保持したデータをタ
イミング信号発生回路605からのタイミング信号に基
づいて表示する。
る。加速度センサ901は体動、例えば腕の動きに比例
した電圧を発生する。加速度センサ901に並列に接続
される抵抗902は、加速度によって加速度センサ90
1が発生する電荷を電圧に変換する抵抗である。抵抗9
02と正電源の間に接続されるダイオード903は、落
下衝撃等による過電圧を正電源に逃がす為の保護ダイオ
ードである。同じく、抵抗902に並列に接続されるダ
イオード904も保護ダイオードである。
904のカソードにゲート電極が接続されるFET90
5は、ドレインに接続される抵抗906とともに加速度
センサ901の出力インピーダンスを下げる。FET9
05のドレインが体動センサの出力となる。第一実施例
では、このFET905のドレインが直接A/Dコンバ
ータに接続される形で説明したが、この出力電圧のレベ
ルによってはオペアンプ等の増幅回路が必要になること
が有る。この増幅回路は容易に実現出来るので説明は省
略した。
源にアノード電極が接続されたLED1001は、カソ
ードに接続された電流制限抵抗1002を介して供給さ
れる電流によって、発光する。正電源にコレクタ電極が
接続されたホトトランジスタ1003は、LED100
1が生体に照射した反射光を受光して光電流を発生しエ
ミッタに接続された抵抗1004に電流を流す。この電
流によって抵抗1004に発生する電圧が脈拍センサの
出力になる。上記のように構成された脈拍計によれば、
体動レベルを常に監視することにより、正確な脈拍デー
タのみを保持し、体動の影響による不正確な脈拍データ
を除去できる。そのため使用者は、測定環境を意識せず
所定の時間間隔で連続的に脈拍データを得ることができ
る。
ムブロック図である。図11は、CPU、ROM、RA
Mによるワンチップマイコンで本発明を実現した場合の
実施例である。
02は、その発振出力を計時の為の基準信号として分周
回路1103へ出力するとともに、演算のためのシステ
ムクロックとしてCPU1104へ出力する。分周回路
1103は、発振回路1102から入力される発振信号
を分周して必要な周波数信号を、A/Dコンバータ11
05及びCPU1104、表示装置1106へ出力す
る。
らの動作許可信号に基づき腕の動きに比例したアナログ
電圧信号をA/Dコンバータ1105へ出力する。A/
Dコンバータ1105は、体動センサ1107の出力す
るアナログ電圧信号をデジタル信号に変換してCPU1
104へ出力する。
らの動作許可信号に基づき生体の脈拍信号を検出して、
脈拍信号を脈拍信号増幅回路1109へ出力する。脈拍
信号増幅回路1109は、CPU1104からの動作許
可信号に基づいて脈拍センサ1108から入力される微
小な脈拍電圧信号を増幅するとともに、波形整形をして
脈拍の周期信号をCPU1104へ出力する。CPU1
104はROM1110にプログラムされた処理ステッ
プに従って以下に述べる処理を行う。
の基準周波数信号を数えることで、現在時刻の計時処理
を行う。この時、CPU1104に接続されるRAM1
111の一部は計時用のレジスタとして使われる。第二
には分周回路1103からの基準周波数信号をカウント
して定期的に体動センサ1107を動作させA/Dコン
バータ1105からのデジタル信号を読み取り、その時
のデジタル信号の大きさに基づいて脈拍検出が可能か否
かの判定を行う。
サ1108と脈拍信号増幅回路1109を動作させ、脈
拍信号増幅回路1109の出力する脈拍の周期を計数
し、その周期を一分当たりの脈拍数に換算する。第四に
は、脈拍数に換算したデータをRAM1111にストア
するとともに表示装置1106へ脈拍データを出力す
る。
1106で表示される。更に、入力回路1112からC
PU1104に入力される制御信号によって、RAM1
111の任意のアドレスの脈拍数データと時刻データを
読み出し、表示装置1106で表示させる事が出来る。
11と共にさらに詳細に説明する。脈拍計測状態が開始
(START)すると、「タイマーカウント」(S10
1)で分周回路1103からの例えば1Hz割り込みを
60回カウントする。60回のカウントを「タイムアッ
プ?」(S102)で確認すると「タイマーリセット」
(S103)でタイマーをリセットした後、「体動検
出」(S104)で体動センサ1107の動作を開始さ
せる。
/Dコンバータレベルリード」(S105)でA/Dコ
ンバータ1105の出力信号を読み込む。読み込んだデ
ータADが脈拍検出可能レベルXを越えているか否かを
「AD>X?」(S106)で判断する。データADが
脈拍検出可能レベルXより大きい場合、すなわち脈拍検
出が不能と判断した場合、「体動検出停止」(S10
7)で体動センサ1107の動作を停止させる。体動セ
ンサ1107の動作を停止させた後、脈拍計測状態が終
了しているかどうかを「測定終了?」(S115)で確
認し、測定終了で有れば脈拍計測状態を「END」(S
116)で終了させる。脈拍計測状態が継続している場
合は、再び「タイマーカウント」(S101)に戻り次
の測定に備えタイマーカウントを行う。
データADが脈拍検出可能レベルXより小さい場合、す
なわち脈拍検出が可能と判断した場合は、脈拍計測中の
体動を監視する目的で、読み込みデータADがXを越え
た場合にセットするRAM1111内に有る体動監視フ
ラグを「体動監視フラグリセット」(S108)でリセ
ットする。体動監視フラグをリセットした後、「脈拍計
測」(S109)で脈拍センサ1108と脈拍信号増幅
回路1109の動作を開始させ、脈拍計測をスタートさ
せる。脈拍計測をスタートさせた後、CPU1104に
入力されてくる脈拍の周期信号を一分当たりの脈拍数に
換算する脈拍数演算を「脈拍数演算」(S110)で行
う。「脈拍数演算」(S110)で脈拍数を求めた後、
脈拍計測中に脈拍計測が不能になるような激しい体動が
有ったか否かを「体動監視フラグセット?」(S11
1)で確認する。
ないが、ある周期でA/Dコンバータ1105のデータ
ADを読み込み、脈拍検出可能レベルXを越えていない
か監視し、越えた場合、RAM1111にある体動監視
フラグをセットする処理が行われている。「体動監視フ
ラグセット?」(S111)でフラグがセットされてい
る事が確認されると、「脈拍検出回路停止」(S11
4)で脈拍検出回路の動作が中止され、得られた脈拍デ
ータは廃棄される。
を「測定終了?」(S115)で判断し、測定終了の場
合は「END」(S116)で測定を終了し、継続の場
合は「タイマーカウント」(S101)へ戻り次の測定
に備える。脈拍計測中に体動監視フラグがセットされて
いない事を「体動監視フラグセット?」(S111)で
確認した後は、「脈拍数記憶」S112で得られた脈拍
数データをRAM1111にストアする。ストアした
後、「脈拍数の表示」(S113)で表示装置1106
に脈拍数データを表示させる。この時、脈拍数と同時に
脈拍数データの得られた時刻を表示することも出来る。
出回路停止」(S114)で脈拍センサ1108と脈拍
信号増幅回路1109の動作は停止される。「脈拍検出
回路停止」(S114)を行った後、脈拍計測状態が継
続している場合は「タイマーカウント」(S101)へ
再び戻り、次の測定に備える。脈拍計測状態が終了した
場合は、「END」(S116)で脈拍計測状態を終了
する。
本動作である。この基本動作で測定した脈拍データを用
いて、さらに使用者にとって有用な情報を提供する構成
が実現できる。例えば、標準的な脈拍の参照推移パター
ンと計測した脈拍の実測推移パターンの比較から、健康
状態や精神状態の判定を行う事が可能である。標準的に
記憶された脈拍データは、図11のシステムブロック図
の場合、RAM1111又はROM1110のどちらに
記憶されていても実測データと比較することが出来る。
使用者を特定しない一般的な参照推移パターンは、RO
M1110に固定的なデータとして記憶する。また、使
用者の個人の特性に合わせた参照推移パターンは、RA
M1111に適宜書き込み記憶することができ、また書
き換えも容易である。
データを比較し、ある範囲での整合性を見て判断する様
な処理をROM1110にプログラミングすることで、
使用者の健康状態や精神の安定度を評価する事が可能に
なる。実測データと比較するデータとしては、脈拍計測
が不能とならない程度の軽い運動での脈拍数の参照推移
パターン、あるいは睡眠中の脈拍数の参照推移パターン
や、安静時の脈拍数の参照推移パターン等が考えられ
る。これらの参照推移パターンとの比較により、例えば
逆説睡眠(REM睡眠)の頻度や持続時間のような睡眠
の良否に関わる情報の判定評価を行うことが可能にな
る。また、安静状態での脈拍数の参照推移パターンを記
憶しておく事で、脈拍数の実測推移パターンのゆらぎか
ら精神状態の安定度の判定評価を行うことも可能にな
る。
不能になる直前の脈拍数および脈拍計測再開後の脈拍数
と、脈拍が計測不能中の体動レベルデータから、計測不
能中の脈拍数の推移を推定する構成がある。このような
構成も、図11のシステムブロック図の場合、ROM1
110のプログラムを適宜変更することにより実現でき
る。図13および図14に脈拍が測定不能中の脈拍推移
を推定する処理の動作フローを示し、図11と共に説明
する。図13および図14中の脈拍計測の動作フローの
中で、図12で説明した動作フローと同一の処理ステッ
プについては、ステップ番号の下二桁に同じ番号を付し
て説明の一部を省略する。
「A/Dコンバータレベルリード」(S205)で読み
込み、読み込んだデータADが脈拍検出可能レベルを越
えているか否かを「AD〉X?」(S206)で判断す
る。データADが脈拍検出可能レベルXより大きい場
合、ある一定期間以上連続的に脈拍が計れなかった時間
を監視する目的で測定不能カウンタNをカウントアップ
する(S211)。カウントアップした後、その時のA
/Dコンバータの出力レベル、例えば腕振りの強さに比
例した信号をRAM1111内に設けられた体動レベル
記憶レジスタにストアする(S212)。
RAM1111内に時系列的に連続的に記憶されている
脈拍数データの最後のデータを読み出し、同じRAM1
111内に用意されている前回脈レジスタにストアする
(S213)。前回脈レジスタにストア後、「体動検出
停止」(S223)で体動センサ1107の動作を停止
させる。体動センサ1107の動作を停止させた後、脈
拍計測状態が終了しているかどうかを「測定終了」(S
224)で確認し、測定終了であれば脈拍計測状態を
「END」(S225)で終了させる。脈拍計測状態が
続いている時は、次の測定の為に「タイマーカウント」
(S201)に戻り次のタイムアップを待つ。
来ない時は、その時の体動、例えば腕振りの強さに比例
したデジタル信号がRAM1111内に設けられた体動
レベル記憶レジスタに連続的に記憶され、その周期はタ
イマーカウント時間になる。したがって、体動レベル記
憶レジスタのデータを見る事で、腕振りの強さが多い時
は身体の運動量も大きいという前提のもとに、運動の強
さと継続時間を知ることが出来る。
る。「AD〉X?」(S206)で読み込んだデータA
Dが脈拍検出可能レベルXより小さい場合は、脈拍計測
中の体動を監視する目的で、RAM1111内に有る体
動監視フラグをリセット(S207)する。体動監視フ
ラグをリセットした後、「脈拍計測」(S208)で脈
拍センサ1108と脈拍信号増幅回路1109の動作を
開始させ、脈拍計測をスタートさせる。脈拍計測をスタ
ートさせた後、CPU1104に入力されてくる脈拍の
周期信号を一分当たりの脈拍数に換算する脈拍数演算を
「脈拍数演算」(S209)で行う。
定中に脈拍計測が不能になる様な体動が有ったかどうか
を体動監視フラグでチェックする(S210)。脈拍計
測中に脈拍計測が不能になるような激しい体動が有った
場合、求めた脈拍数データは廃棄し、脈拍計測不能状態
での処理である測定不能カウンタNをカウントアップす
る処理(S211)に飛び、以降の処理を行い次のタイ
ムアップを待つ。
な体動が無かった時は、得られた脈拍数データをRAM
1111に記憶する(S214)。RAM1111にデ
ータを記憶させた後、同じくRAM1111内に設けら
れた最新脈レジスタに測定データをストアする(S21
5)。最新脈レジスタにストア後、表示装置1106に
脈拍数データを表示する(S216)。表示後、測定不
能カウンタNの値をチェックし今得られた脈拍数データ
の前に、ある一定期間以上測定不能が続いたかどうかを
確認する(S217)。本実施例の場合、一定期間に相
当するカウント値を10に設定に、タイマー時間を一分
に設定しているので、10分間測定不能が続いたかどう
かをチェックしている。測定不能カウンタNのカウント
値が10未満であった場合、測定不能カウンタNをリセ
ットする(S221)。
上の場合、最新脈レジスタに蓄えられた最新脈拍数デー
タと、連続的に脈拍数が測定不能になる前の脈拍数を記
憶している前回脈レジスタの前回脈拍数データと、測定
不能期間中の体動レベルを記憶している体動レベル記憶
レジスタのデータから、脈拍数の測定不能期間中の脈拍
数の推移を推定演算する(S218)。推定演算する場
合、本実施例には記載していないが画一的な推定だけで
は無く、個人差の特徴を表すパラメータをRAM111
1内に用意しておく事で、個人の特性を考慮した推定を
行う事も可能である。推定したデータはRAM1111
内に用意されている記憶領域にストアされる(S21
9)。ストア後、測定不能カウンタNはリセットする
(S220)。
拍センサ、脈拍信号増幅回路1109からなる脈拍検出
回路の動作を停止させる(S222)。脈拍検出回路の
動作を停止させたのち脈拍計測状態が終了しているかど
うかを「測定終了」(S224)で確認し、測定終了で
有れば脈拍計測状態を「END」(S225)で終了さ
せる。測定状態が継続する場合は、次の測定の為に「タ
イマーカウント」(S201)に戻り次のタイムアップ
を待つ。以上述べた様に、測定不能カウンタNのカウン
ト値が10以上の時だけ脈拍数の推移を推定演算する。
これは、あまり短い時間内の脈拍の推移を推定しても意
味が無いと考えられるからである。推定演算の対象とす
る時間は、測定不能カウンタNのカウント値を変える事
で容易に変更可能である。
定する機能により、推定した脈拍数の推移パターンか
ら、運動中の消費カロリーを計算で求める事が可能にな
る。また、最高脈拍数の推定値から使用者の運動強度を
推定することも可能になる。
ンサの装着部分違いで二種類の外観図を示す。図15
(A)は指サック型のセンサ1501を使用した場合で
ありセンサの出力信号はケーブルで時計ヘッド1502
に接続される。図15(B)は、手首のとう骨部分に圧
電マイク等のセンサ1503、1504を配置した場合
の外観図である。
計によれば、体動検出手段により定期的に体動レベル、
例えば腕の動きを監視し、その動きが比較的に小さく、
脈拍計測が可能な時に脈拍計測を行わせる事で、断続的
ではあるが半日或いは一日というスパンで連続的な脈拍
データを得る事が可能となる。また腕の動きが大きく脈
拍計測が不能の期間中の脈拍数を、腕の動きに対応する
体動レベルから推定することにより、運動状態に関する
データをも得ることが可能となる。脈拍数のような生体
情報は、瞬間的なデータではあまり意味が無いと言われ
ているが、本発明によれば無意識の内に連続的に脈拍数
データを記録することが出来る真に役に立つ脈拍計を提
供できるという効果を有する。
る。
る。
図である。
ある。
ある。
ムブロック図である。
ある。
ある。
外観を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 体動センサにより体動を検出しアナログ
電圧信号を出力する体動検出手段(101、206)
と、体動検出手段(101、206)の出力信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換手段(102、207)
と、A/D変換手段(102、207)の出力するデジ
タル信号に基づいて脈拍計測が可能か否かを判定し、判
定結果に応じた制御信号を出力する体動レベル判定手段
(103、208)と、生体から脈拍を検出し脈拍の周
期信号を出力する脈拍検出手段(106、211)と、
脈拍検出手段(106、211)の出力する脈拍の周期
信号を単位時間当たりの脈拍数データに換算する脈拍数
演算手段(107、204)と、脈拍数演算手段(10
7、204)の出力する脈拍数データを体動レベル判定
手段(103、208)の出力する制御信号によって選
択的に保持する脈拍数記憶手段(108、213)と、
脈拍数記憶手段(108、213)の出力する脈拍数デ
ータを表示する表示手段(109、212)と、脈拍数
演算手段(107、204)と表示手段(109、21
2)に所定のタイミング信号を出力するタイミング信号
発生手段(105、202)とを有することを特徴とす
る脈拍計。 - 【請求項2】 請求項1記載の脈拍計において、さら
に、現在時刻の時刻データを計数する計時手段(20
5)と、体動レベル判定手段(208)からの制御信号
に基づいて脈拍検出手段(211)と脈拍数演算手段
(204)の動作・非動作を制御する脈拍検出制御手段
(209)と、脈拍検出制御手段(209)の出力が脈
拍検出を許可している時に脈拍数演算手段(204)の
出力する脈拍データと計時手段(205)の時刻データ
とを脈拍数記憶手段(213)に記憶させる脈拍数記憶
制御手段(210)と、脈拍数記憶手段(213)の記
憶内容を読み出すためのアドレスを制御する読み出し制
御手段(215)と、読み出し制御手段(215)を任
意のタイミングで制御する入力手段(214)と、脈拍
数記憶手段(210)のデータと計時手段(205)の
時刻データを表示する表示手段(212)と、所定の間
隔で間欠的に体動検出手段(206)とA/D変換手段
(207)を動作させる加速度検出・A/D変換制御手
段(203)と、所定のタイミング信号を加速度検出・
A/D変換制御手段(203)と脈拍数演算手段(20
4)と計時手段(205)と表示手段(212)へ出力
するタイミング発生手段(202)とを有する脈拍計。 - 【請求項3】 請求項2記載の脈拍計において、さら
に、所定の脈拍数の参照推移パターンを記憶するパター
ン記憶手段(716)と、計測により脈拍数記憶手段
(713)に記憶された脈拍数の実測推移パターンをパ
ターン記憶手段(716)に記憶された参照推移パター
ンと比較するパターン比較手段(717)と、パターン
比較手段(717)の比較結果から脈拍数の実測推移パ
ターンの特性を判定する比較結果判定手段(718)と
を備えた脈拍計。 - 【請求項4】 請求項2記載の脈拍計において、さら
に、体動レベル判定手段(808)の出力が脈拍計測不
能の時のA/D変換手段(807)の出力信号を記憶す
る体動レベル記憶手段(816)と、体動レベル記憶手
段(816)に記憶された体動レベルデータと脈拍数記
憶手段(813)に記憶された脈拍数データとから、脈
拍計測が不能の期間中の脈拍数データを推定する脈拍数
推定手段(817)とを備えた脈拍計。
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