Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH08303298A - 組合せリングおよびそれを装着したシール構造 - Google Patents

組合せリングおよびそれを装着したシール構造

Info

Publication number
JPH08303298A
JPH08303298A JP13113195A JP13113195A JPH08303298A JP H08303298 A JPH08303298 A JP H08303298A JP 13113195 A JP13113195 A JP 13113195A JP 13113195 A JP13113195 A JP 13113195A JP H08303298 A JPH08303298 A JP H08303298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
synthetic resin
abutment
peripheral surface
combination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13113195A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Ishida
政男 石田
Teruo Kumai
照男 熊井
Genichi Murakami
元一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
TPR Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Piston Ring Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Piston Ring Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Teikoku Piston Ring Co Ltd
Priority to JP13113195A priority Critical patent/JPH08303298A/ja
Publication of JPH08303298A publication Critical patent/JPH08303298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏れを低減でき、かつ、耐久性に優れた組合
せリングによるシール構造を提供する。 【構成】 組合せリングは合成樹脂製リング1と金属製
リング6とからなる。合成樹脂製リング1は摺動面をな
す外周面2に環状溝3を有し、合口を有している。合口
は使用状態では突き当たった状態とされる。金属製リン
グ6は合成樹脂製リング1の環状溝3に嵌め込まれてお
り、合口を有し、外周面7が摺動面をなす。両リング
1,6の合口は互いにずれた位置に位置されている。組
合せリングはピストン40のリング溝42に装着されて
シリンダ43のボア44に挿入される。その状態で、両
リング1,6の外周面2,7はシリンダ43のボア内周
面45に所定の接触面圧で接触し、合成樹脂製リング1
の内周面11がリング溝42の底面46に接触する。合
成樹脂製リング1は合成ゴム製リングとしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組合せリングおよびそ
れを装着したシール構造に関し、内燃機関、圧縮機また
はトランスミッション等におけるピストンまたは軸部材
のシールに利用して有効である。
【0002】
【従来の技術】内燃機関、圧縮機またはトランスミッシ
ョンにおいて、ピストンまたは軸部材にリング溝が形成
され、このリング溝にピストンリングやシールリングが
装着される。そして、一般的にピストンリングやシール
リングは金属製である。
【0003】金属製リングの場合、 ・使用時の熱膨張を考慮して合口隙間が設定されるの
で、リング合口部に隙間が存在する。 ・合成樹脂または合成ゴム製リングと比較して、ピスト
ンスラップの際の変形量を大きくできないため、リング
溝底面とリング内周面、リング溝上下面とリング上下面
との間に隙間を必要とする。
【0004】現在、金属製リングを使用したシール構造
は、上記した2つの隙間を通る漏れの低減に関して、限
界に達していると考えられる。
【0005】エンジン性能の向上や排気ガス対策が将来
重要な課題となるので、より漏れの少ないシール構造が
必要となっている。このため、合口隙間が全く無い合成
樹脂または合成ゴム製のエンドレスリングで、リングの
外周面と内周面(または上下面)を同時にシールする、
漏れ通路の無いシール構造が検討されている。このシー
ル構造は一部の圧縮機に既に採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、摩耗条件の激
しい内燃機関においては、合成樹脂または合成ゴム製リ
ングの耐久性が不足するので使用できない。
【0007】そこで、合成樹脂または合成ゴム製リング
に強化繊維を複合して、耐摩耗性を向上させることが研
究されているが、未だ充分な成果を挙げていない。
【0008】他方、金属製リングと合成樹脂または合成
ゴム製リングとからなる組合せリングの提案もある(実
開昭59−184346号、実開昭59−192650
号参照)。これらは、合成樹脂または合成ゴム製リング
の追従性が優れていることを利用し、金属製リングのば
ね性で合成樹脂または合成ゴム製リングの弾性率が小さ
いことを補って、シール性を向上させようとしたもので
ある。
【0009】しかし、 ・前述した隙間を通る漏れを減少させること。 ・合成樹脂または合成ゴム製リングの耐摩耗性不足を補
うこと。 ができない。
【0010】本発明は漏れを低減でき、かつ、耐久性に
優れた組合せリング、およびそれを装着したシール構造
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の組合せリング
は、合口を有している金属製リングと、合成樹脂または
合成ゴム製リングとからなる組合せリングであって、前
記金属製リングが前記合成樹脂または合成ゴム製リング
の外周面に形成されている切欠部に配置されており、か
つ、前記金属製リングと合成樹脂または合成ゴム製リン
グが外周摺動面を有していることを特徴とする。
【0012】前記合成樹脂または合成ゴム製リングは合
口を有しているリングか、合口を有していないエンドレ
スリングとして形成される。合口を有している場合に
は、合成樹脂または合成ゴム製リングの合口隙間を金属
製リングの合口隙間よりも小さくするのが漏れの低減の
ために好ましい。また、金属製リングの合口と合成樹脂
または合成ゴム製リングの合口とが円周方向において互
いにずれた位置に位置するようにするのが漏れの低減の
ために好ましい。
【0013】本発明のシール構造は、ピストンまたは軸
部材が挿入するボアを有している部材と、前記ボアに挿
入されているピストンまたは軸部材とのシール構造にお
いて、前記ピストンまたは軸部材の外周面に形成されて
いるリング溝に上記の組合せリングが装着され、上記組
合せリングにおける金属製リングの外周面と合成樹脂ま
たは合成ゴム製リングの外周面とが前記ボアの内周面に
接触しており、前記合成樹脂または合成ゴム製リングが
前記リング溝の壁面と接触していることを特徴とする。
【0014】上記において、合成樹脂または合成ゴム製
リングとリング溝壁面との接触は、次のいずれかの形態
をとる。すなわち、合成樹脂または合成ゴム製リングの
内周面がリング溝の底面と接触している。あるいは、合
成樹脂または合成ゴム製リングの上下面がリング溝の上
下面と接触している。あるいは、合成樹脂または合成ゴ
ム製リングの内周面がリング溝の底面と接触し、合成樹
脂または合成ゴム製リングの上下面がリング溝の上下面
と接触している。
【0015】
【作用】本発明の組合せリングは金属製リングと合成樹
脂または合成ゴム製リングが外周摺動面を有しているた
め、確実なシールを行える。そして合成樹脂または合成
ゴム製リングは合口の無いエンドレスリングにすること
ができる。あるいは、合口を有している場合には合成樹
脂または合成ゴム製リングの合口隙間は金属製リングの
合口隙間に比べて小さくすることができる。その結果、
合口隙間を通る漏れを低減することができる。また、金
属製リングの合口と合成樹脂または合成ゴム製リングの
合口の位置を円周方向において互いにずれた位置に位置
させることで、合口隙間を通る漏れをより一層低減する
ことができる。
【0016】さらには、リング溝の壁面と合成樹脂また
は合成ゴム製リングとが接触するように構成することに
よって、リング溝壁面と組合せリングとの間を通る漏れ
を低減できる。
【0017】また、金属製リングが合成樹脂または合成
ゴム製リングの外周面に形成されている切欠部に配置さ
れていることにより、合成樹脂または合成ゴム製リング
の半径方向外方への張り出しが金属製リングによって制
限される。そのため、合成樹脂または合成ゴム製リング
の外周摺動面の摩耗が制限されるので、合成樹脂または
合成ゴム製リングの寿命が長くなる。
【0018】軸方向に金属製リングと合成樹脂または合
成ゴム製リングを積層した組合せリングを用いたシール
構造の場合、金属製リングの上下面とリング溝との接触
により上下面の摩耗が生じると、リング溝とリング上下
面との隙間を通る漏れが生じる。これに対し、本発明の
シール構造は、金属製リングは上下面がリング溝に直接
接触しないので、金属製リングの上下面摩耗が漏れに影
響しない。さらに、合成樹脂または合成ゴム製リングの
内周面をリング溝の底面と接触するように構成すること
により、リング溝の上下面とリング上下面との隙間を通
る漏れは、リング溝底面とリング内周面との間でシール
されるので、リング上下面の摩耗により、漏れが増加す
ることはない。
【0019】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例を示す。
組合せリング30は2ピース形のリングで、合成樹脂製
リング1と金属製リング6とから構成されている。
【0020】合成樹脂製リング1は、外周面2の軸方向
中央部に矩形断面の環状溝3が形成されているコ字形断
面リングで、直角合口を有しており、外周面2が摺動面
をなす。合口は自由状態では隙間4を有しているが、使
用状態では合口端面5a,5bが突き当たった状態とさ
れる。このように、合口を有し、使用状態で合口隙間の
無い状態とすることにより、リング溝への装着性と、合
口隙間を通る漏れの低減とを両立することができる。し
かしながら、合口の無いエンドレスリングとすることも
可能である。
【0021】合成樹脂製リング1の材質は、PTFE樹
脂等が使用できる。
【0022】金属製リング6は、合成樹脂製リング1の
環状溝3の断面と同じ形状、大きさの矩形断面を有して
いるリングで、直角合口を有しており、外周面7が摺動
面をなす。合口は自由状態で隙間8を有しており、使用
状態でも合口端面9a,9bは突き当たらずに隙間を有
している。
【0023】金属製リング6の材質は、従来使用されて
いる鋳鉄、鋼、ステンレス鋼等でよい。また、外周摺動
面は硬質Crめっき、窒化処理、溶射、PVD処理等を
施して、金属製リング6の摺動面の耐摩耗性を向上する
ことが好ましい。
【0024】金属製リング6は合成樹脂製リング1の環
状溝3に嵌め込まれている。この際、金属製リング6の
合口と合成樹脂製リング1の合口とは円周方向において
互いにずれた位置に位置している。すなわち、金属製リ
ング6の一方の合口端部10aが合成樹脂製リング1の
合口隙間4に突出しており、他方の合口端部10bが合
成樹脂製リング1の合口隙間4よりも少し引っ込んだ位
置に配置されている。このように、互いの合口の位置を
ずらすことは、合口隙間4,8を通る漏れを低減する上
で好ましい。
【0025】上記合成樹脂製リング1と金属製リング6
とからなる組合せリング30は、ピストン40の外周面
41に形成されている矩形断面のリング溝42に装着さ
れ、合成樹脂製リング1の外周面2と金属製リング6の
外周面7は、ピストン40が挿入されているシリンダ4
3のボア44の内周面45に所定の接触面圧で接触され
る。
【0026】そして、本実施例においては、合成樹脂製
リング1は、内周面11がリング溝42の底面46と接
触する半径方向厚さを有している。したがって、リング
溝42に装着された状態で、合成樹脂製リング1は外周
面2がシリンダ43のボア内周面45に接触すると同時
に、内周面11がリング溝42の底面46と接触した状
態とされる。
【0027】したがって、合成樹脂製リング1の外周面
2と金属製リング6の外周面7がシリンダ43のボア内
周面45に接触していることにより、ピストン40の外
周面41とシリンダ43のボア内周面45との間を確実
にシールすることができる。そして、合成樹脂製リング
1の合口端面5a,5bが突き当たって合口に隙間が無
い状態とされており、さらには、合成樹脂製リング1の
合口と金属製リング6の合口の位置がずれていることに
より、合成樹脂製リング1と金属製リング6の合口隙間
を通る漏れが低減する。
【0028】また、合成樹脂製リング1の内周面11が
リング溝42の底面46と接触していることにより、組
合せリング30とリング溝42の壁面との間を通る漏れ
が低減する。
【0029】また、金属製リング6が合成樹脂製リング
1の外周面2に形成されている環状溝3に配置されてい
ることにより、合成樹脂製リング1の半径方向外方への
張り出しが金属製リング6によって制限される。そのた
め、合成樹脂製リング1の外周面2の摩耗が制限される
ので、合成樹脂製リング1の寿命を長くできる。
【0030】なお、上記例では、金属製リング6の半径
方向厚さを合成樹脂製リング1の環状溝3の深さと同じ
厚さとし、組合せリング30をシリンダ43に挿入され
たピストン40のリング溝42に装着した状態で、合成
樹脂製リング1の環状溝3の底面12に金属製リング6
の内周面13が接触するように構成した。しかしなが
ら、図3(a)に示されているように、金属製リング6
の半径方向厚さが合成樹脂製リング1の環状溝3の深さ
よりも僅かに薄く、合成樹脂製リング1の環状溝3の底
面12と、金属製リング6の内周面13との間に僅かな
隙間が存在していてもよい。使用初期に合成樹脂製リン
グ1の外周面2の摩耗が進行して、合成樹脂製リング1
の環状溝3の底面12と金属製リング6の内周面13と
が接触するからである。そして両者が接触後、合成樹脂
製リング1の外周面2の摩耗が金属製リング6によって
制限される。
【0031】また、金属製リング6の外周形状は、上記
例では一般的なストレート形状としたが、これに限定さ
れるものではなく、例えばテーパフェース形(図3
(b)参照)、バレルフェース形(図3(c)参照)
や、図3(d)に示されているように外周面7が上下一
対の傾斜面7a,7bからなる山形状をなしているもの
等でもよい。
【0032】また、金属製リング6の断面形状は、上記
例では矩形断面形状としたが、これに限定されるもので
はなく、例えば図3(e)に示されているように、外周
面7の軸方向中央部に環状溝14が形成されており、そ
の上下に2本の摺動レール部15,16を形成している
もの等でもよい。このようにすると、摺動面圧を高くす
ることができる。また、後述する2本の金属製リングを
設ける場合に比較して、組み付け性が優れる。
【0033】また、金属製リング6の合口形状は、上記
例では直角合口としたが、これに限定されるものではな
く、例えば図4に示されている段付き合口や、図5に示
されている斜め合口等でもよい。段付き合口や斜め合口
とすればより一層の漏れの低減を図ることができる。
【0034】合成樹脂製リング1の外周形状、断面形状
および合口形状も、上記金属製リング6と同じように種
々変更可能である。
【0035】図6は本発明の別の実施例2を示してい
る。本実施例2が上記実施例1と異なる点は、組合せリ
ング30とリング溝42の壁面との間のシールを、組合
せリング30の上下面17,18とリング溝42の上下
面47,48との間で行わせるようにしている点であ
る。すなわち、合成樹脂製リング1を、上下面17,1
8がリング溝42の上下面47,48と接触する軸方向
幅を有しているように形成することにより、組合せリン
グ30とリング溝42の壁面との間のシールを行うよう
にしている。
【0036】なお、合成樹脂製リング1の環状溝3の底
面12と金属製リング6の内周面13は、図6(a)に
示されているように初めから接触状態になるように形成
したが、図6(b)に示されているように僅かな隙間が
存在するように形成することもできる。
【0037】図7および図8は本発明のさらに別の実施
例3であり、組合せリング30が3ピース形のリング
で、1本の合成樹脂製リング1と2本の金属製リング6
とから構成されている。上述の2ピース形の組合せリン
グと相違する点は、合成樹脂製リング1が外周面2に2
本の矩形断面の環状溝3を有しているE字断面リングで
あり、これらの各環状溝3にそれぞれ矩形断面の金属製
リング6が嵌め込まれている点である。そして、2本の
金属製リング6の合口と合成樹脂製リング1の合口とは
円周方向において互いにずれた位置に位置している。す
なわち、2本の金属製リング6の各一方の合口端部10
aが合成樹脂製リング1の合口隙間4に互いに円周方向
にずれた状態で突出しており、各他方の合口端部10b
が合成樹脂製リング1の合口隙間4よりも少し引っ込ん
だ位置に互いに円周方向にずれた状態で配置されてい
る。このように、互いの合口の位置をずらすことは、合
口隙間4,8を通る漏れを低減する上で好ましい。他の
構成は上述の実施例1で説明した2ピース形の組合せリ
ングと同じように構成されている。
【0038】図9も本発明のさらに別の実施例4である
3ピース形の組合せリングを示しており、1本の合成樹
脂製リング1と2本の金属製リング6とから構成されて
いる。上述の3ピース形の組合せリングと相違する点
は、合成樹脂製リング1が外周面の上部と下部に全周に
わたってそれぞれ矩形断面の切欠部3Aを有している横
向きT字断面のリングであり、各切欠部3A(12Aは
切欠部底面)にそれぞれ矩形断面の金属製リング6が配
置されている点である。他の構成は上述の3ピース形の
組合せリングと同じように構成されている。
【0039】図10は本発明のさらに別の実施例5を示
す。本実施例5は上記実施例1における図3(e)で説
明した組合せリング30にコイルエキスパンダを装着し
たものである。すなわち、図3(e)で説明した金属製
リング6の内周面13に円弧断面の環状溝19を形成
し、この環状溝19に、金属製リング6の内周面13を
半径方向外方に押圧するコイルエキスパンダ20を装着
したものである。このようにすると、金属製リング6の
摺動面圧を一層高めることができる。
【0040】なお、上記各実施例における合成樹脂製リ
ングは合成ゴム製リングとすることもできる。合成ゴム
製リングの材質はフッ素ゴム、シリコンゴム等が使用で
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の組合せリン
グおよびそれを装着したシール構造は、内燃機関、圧縮
機またはトランスミッション等におけるブローバイ、オ
イル消費を低減できるとともに、耐久性においても優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、シリンダに挿入され
ているピストンのリング溝に組合せリングが装着されて
いる状態を示しており、(a)は縦断面図、(b)はピ
ストン部分の側面図である。
【図2】上記の組合せリングを示す斜視図である。
【図3】各種変形例を示しており、(a)〜(e)はそ
れぞれ図1(a)に対応する縦断面図である。
【図4】合口の変形例を示しており、(a)は組合せリ
ングの合口部分の斜視図、(b)および(c)は図1の
(a)および(b)に対応する縦断面図と側面図であ
る。
【図5】合口の変形例を示しており、(a)は組合せリ
ングの合口部分の斜視図、(b)および(c)は図1の
(a)および(b)に対応する縦断面図と側面図であ
る。
【図6】本発明の別の実施例を示し、(a)および
(b)とも図1(a)に対応する縦断面図である。
【図7】本発明のさらに別の実施例であり、(a)およ
び(b)は図1の(a)および(b)に対応する縦断面
図と側面図である。
【図8】上記の組合せリングを示す斜視図である。
【図9】本発明のさらに別の実施例で、図1(a)に対
応する縦断面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施例で、図1(a)に
対応する縦断面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製リング 2 外周面 3 環状溝(切欠部) 3A 切欠部 4 合口隙間 5a、5b 合口端面 6 金属製リング 7 外周面 7a、7b 傾斜面 8 合口隙間 9a、9b 合口端面 10a、10b 合口端部 11 内周面 12 環状溝底面 12A 切欠部底面 13 内周面 14 環状溝 15、16 摺動レール部 17 上面 18 下面 19 環状溝 20 コイルエキスパンダ 30 組合せリング 40 ピストン 41 外周面 42 リング溝 43 シリンダ 44 ボア 45 内周面 46 リング溝底面 47 リング溝上面 48 リング溝下面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 元一 愛知県豊田市トヨタ町1 トヨタ自動車株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合口を有している金属製リングと、合成
    樹脂または合成ゴム製リングとからなる組合せリングで
    あって、 前記金属製リングが前記合成樹脂または合成ゴム製リン
    グの外周面に形成されている切欠部に配置されており、
    かつ、前記金属製リングと合成樹脂または合成ゴム製リ
    ングが外周摺動面を有していることを特徴とする組合せ
    リング。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂または合成ゴム製リングが
    合口を有しており、前記合成樹脂または合成ゴム製リン
    グの合口隙間が前記金属製リングの合口隙間よりも小さ
    いことを特徴とする請求項1記載の組合せリング。
  3. 【請求項3】 前記合成樹脂または合成ゴム製リングが
    合口を有しており、前記金属製リングの合口と合成樹脂
    または合成ゴム製リングの合口とが円周方向において互
    いにずれた位置に位置していることを特徴とする請求項
    1または2記載の組合せリング。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂または合成ゴム製リングが
    エンドレスリングであることを特徴とする請求項1記載
    の組合せリング。
  5. 【請求項5】 ピストンまたは軸部材が挿入するボアを
    有している部材と、前記ボアに挿入されているピストン
    または軸部材とのシール構造において、 前記ピストンまたは軸部材の外周面に形成されているリ
    ング溝に請求項1〜4のいずれかに記載の組合せリング
    が装着され、前記組合せリングにおける金属製リングの
    外周面と合成樹脂または合成ゴム製リングの外周面とが
    前記ボアの内周面に接触しており、前記合成樹脂または
    合成ゴム製リングが前記リング溝の壁面と接触している
    ことを特徴とするシール構造。
  6. 【請求項6】 前記合成樹脂または合成ゴム製リングの
    内周面が前記リング溝の底面と接触していることを特徴
    とする請求項5記載のシール構造。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂または合成ゴム製リングの
    上下面が前記リング溝の上下面と接触していることを特
    徴とする請求項5記載のシール構造。
  8. 【請求項8】 前記合成樹脂または合成ゴム製リングの
    内周面が前記リング溝の底面と接触し、前記合成樹脂ま
    たは合成ゴム製リングの上下面が前記リング溝の上下面
    と接触していることを特徴とする請求項5記載のシール
    構造。
JP13113195A 1995-05-01 1995-05-01 組合せリングおよびそれを装着したシール構造 Pending JPH08303298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13113195A JPH08303298A (ja) 1995-05-01 1995-05-01 組合せリングおよびそれを装着したシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13113195A JPH08303298A (ja) 1995-05-01 1995-05-01 組合せリングおよびそれを装着したシール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08303298A true JPH08303298A (ja) 1996-11-19

Family

ID=15050715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13113195A Pending JPH08303298A (ja) 1995-05-01 1995-05-01 組合せリングおよびそれを装着したシール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08303298A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100409572B1 (ko) * 2001-06-25 2003-12-12 현대자동차주식회사 윤활성과 실링 성능향상을 위한 피스톤 링의 구조
CN103362683A (zh) * 2013-08-07 2013-10-23 邓国峰 多环岸复合式活塞环及组件
JP2014233674A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 株式会社伊藤製作所 フィルタープレスにおける濾枠

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100409572B1 (ko) * 2001-06-25 2003-12-12 현대자동차주식회사 윤활성과 실링 성능향상을 위한 피스톤 링의 구조
JP2014233674A (ja) * 2013-06-03 2014-12-15 株式会社伊藤製作所 フィルタープレスにおける濾枠
CN103362683A (zh) * 2013-08-07 2013-10-23 邓国峰 多环岸复合式活塞环及组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1431630B1 (en) Combined oil ring
EP2045488B1 (en) Piston ring of reciprocating engine
GB2309764A (en) A piston ring
US4570945A (en) Piston ring having shape of an ellipse or an elongated circle
US20030101958A1 (en) Piston assembly for an internal combustion engine
US20070272078A1 (en) Piston Device for Internal Combustion Engine
JPH0777278A (ja) ピストンシール
JPH08247288A (ja) 側面とギャップをシールしたオイルリング
JPH08303298A (ja) 組合せリングおよびそれを装着したシール構造
JPH08240266A (ja) 側面とギャップをシールしたオイルリング
GB2320309A (en) The piston compression ring assemblies being self-lubricated and self-adjusted
JPH08303590A (ja) シール構造
CN107002872A (zh) 油环
JPH08159282A (ja) 内燃機関用オイルコントロールリング
JP3244396B2 (ja) ピストンリング
EP1519087A1 (en) Piston ring having chromium coating
JPH10169506A (ja) 内燃機関のピストン
JP7608309B2 (ja) ピストンとピストンリングの組合せ構造
JP3672092B2 (ja) 組合せピストンリング
JP7631508B2 (ja) スペーサエキスパンダ、及びオイルリング
JP2010084654A (ja) 内燃機関用のコンプレッションリング及び内燃機関用ピストン構造
JPS6260968A (ja) 内燃機関のピストンリング
JP4276347B2 (ja) レシプロエンジン
JPH0547614U (ja) ピストンリング
JPS599070Y2 (ja) 内燃機関用圧縮ピストンリング