JPH08292393A - 表示装置 - Google Patents
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- JPH08292393A JPH08292393A JP7098878A JP9887895A JPH08292393A JP H08292393 A JPH08292393 A JP H08292393A JP 7098878 A JP7098878 A JP 7098878A JP 9887895 A JP9887895 A JP 9887895A JP H08292393 A JPH08292393 A JP H08292393A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】二重像が見えないようにするばかりでなく、表
示像の輝度を向上させた表示装置を提供することを目的
とする。 【構成】本発明の表示装置は、偏光方向調整フィルム３
を接着した合わせガラス９に、表示光をＳ波に偏光した
状態で照射し、該合わせガラスで反射させ、前記表示光
を前方視野に結像させて運転者に視認させる表示装置に
おいて、前記偏光方向調整フィルムの室内側表面に半透
明反射膜５を積層するとともに、室内側板ガラスの表面
に反射防止膜２を形成するようにしたことを特徴とす
る。
示像の輝度を向上させた表示装置を提供することを目的
とする。 【構成】本発明の表示装置は、偏光方向調整フィルム３
を接着した合わせガラス９に、表示光をＳ波に偏光した
状態で照射し、該合わせガラスで反射させ、前記表示光
を前方視野に結像させて運転者に視認させる表示装置に
おいて、前記偏光方向調整フィルムの室内側表面に半透
明反射膜５を積層するとともに、室内側板ガラスの表面
に反射防止膜２を形成するようにしたことを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は表示光を光学的に投射
し、前方視野内あるいはその近傍の前景を重畳し、運転
者等に視認させるようにした車両用のヘッドアップディ
スプレイ（以下、ＨＵＤと略称する）などの表示装置に
関する。
し、前方視野内あるいはその近傍の前景を重畳し、運転
者等に視認させるようにした車両用のヘッドアップディ
スプレイ（以下、ＨＵＤと略称する）などの表示装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術とその問題点】従来、ＨＵＤとしては、ハ
ーフミラーの機能を有するフィルムを使用して単板ガラ
スの表面あるいは合わせガラスの内部に接着したものが
あったが、ハーフミラーだけでなく、板ガラスの表面あ
るいは裏面での反射も避けられず、像が二重に視認され
る欠点があり、この二重像を防止するために、板ガラス
などの透明板状体にλ／２板（偏光方向調整フィルム）
を接着したもの（特開平２−１４１７２０号）が提案さ
れ、本出願人も透明板状体に複屈折性を有する透明フィ
ルムを接着したもの（特開平２−２９４６１５号）、透
明板状体に液晶高分子よりなる旋光子を接着したもの
（特開平６−４０２７１号）を提案している。
ーフミラーの機能を有するフィルムを使用して単板ガラ
スの表面あるいは合わせガラスの内部に接着したものが
あったが、ハーフミラーだけでなく、板ガラスの表面あ
るいは裏面での反射も避けられず、像が二重に視認され
る欠点があり、この二重像を防止するために、板ガラス
などの透明板状体にλ／２板（偏光方向調整フィルム）
を接着したもの（特開平２−１４１７２０号）が提案さ
れ、本出願人も透明板状体に複屈折性を有する透明フィ
ルムを接着したもの（特開平２−２９４６１５号）、透
明板状体に液晶高分子よりなる旋光子を接着したもの
（特開平６−４０２７１号）を提案している。
【０００３】しかしながら、この場合には反射膜が存在
せず、板ガラスの表面か裏面の反射によって視認させる
ものであるから、反射率がせいぜい２０％弱であるの
で、表示の輝度が不十分であるという欠点があった。
せず、板ガラスの表面か裏面の反射によって視認させる
ものであるから、反射率がせいぜい２０％弱であるの
で、表示の輝度が不十分であるという欠点があった。
【０００４】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、二重像が見えないようにするばかりでなく、
表示像の輝度を向上させた表示装置を提供することを目
的とする。
のであり、二重像が見えないようにするばかりでなく、
表示像の輝度を向上させた表示装置を提供することを目
的とする。
【０００５】
【問題点を解決するための手段】本発明の表示装置は、
室外側板ガラスあるいは室内側板ガラス、好ましくは室
外側板ガラスの中間膜側面に偏光方向調整フィルムを接
着した合わせガラスの室内側板ガラスに、表示光をＳ波
に偏光した状態で照射し、該合わせガラスで反射させ、
前記表示光を前方視野に結像させて運転者に視認させる
表示装置において、前記偏光方向調整フィルムの室内側
表面に半透明反射膜を積層するとともに、室内側板ガラ
スの表面に反射防止膜を形成するか、あるいは単板ガラ
スを使用して、表示光とは反対側の裏面に半透明反射膜
と偏光方向調整フィルムを順に積層するとともに、表示
光側の表面に反射防止膜を形成した単板ガラスに、表示
光をＳ波に偏光した状態で照射し、該単板ガラスの裏面
の半透明反射膜で反射させ、前記表示光を前方視野に結
像させて運転者に視認させるようにしたことを特徴とす
るものであり、いずれの場合にも表示光の入射角はブリ
ュースター角で入射させるようにした方が好ましい。
室外側板ガラスあるいは室内側板ガラス、好ましくは室
外側板ガラスの中間膜側面に偏光方向調整フィルムを接
着した合わせガラスの室内側板ガラスに、表示光をＳ波
に偏光した状態で照射し、該合わせガラスで反射させ、
前記表示光を前方視野に結像させて運転者に視認させる
表示装置において、前記偏光方向調整フィルムの室内側
表面に半透明反射膜を積層するとともに、室内側板ガラ
スの表面に反射防止膜を形成するか、あるいは単板ガラ
スを使用して、表示光とは反対側の裏面に半透明反射膜
と偏光方向調整フィルムを順に積層するとともに、表示
光側の表面に反射防止膜を形成した単板ガラスに、表示
光をＳ波に偏光した状態で照射し、該単板ガラスの裏面
の半透明反射膜で反射させ、前記表示光を前方視野に結
像させて運転者に視認させるようにしたことを特徴とす
るものであり、いずれの場合にも表示光の入射角はブリ
ュースター角で入射させるようにした方が好ましい。
【０００６】
【作用】本発明では、偏光方向調整フィルムの表面に半
透明反射膜があるので、反射率を２０％以上にすること
ができ、高輝度で表示することができ、さらに、Ｓ偏光
された表示光を合わせガラスに照射したときに、その表
面に反射防止膜があるので、表面での反射がほとんどな
く、ほとんどの光が合わせガラス中に入射し、旋光子な
どの偏光方向調整フィルムでＳ波がＰ波に９０°偏光さ
れて、その角度がブリュースター角あるいはそれに近い
角度で空気中へ出射するが、その界面ではほとんど反射
が起こらず、従って運転者などに視認される像は、半透
明反射膜による反射のみであるので、二重像が発生しな
い。
透明反射膜があるので、反射率を２０％以上にすること
ができ、高輝度で表示することができ、さらに、Ｓ偏光
された表示光を合わせガラスに照射したときに、その表
面に反射防止膜があるので、表面での反射がほとんどな
く、ほとんどの光が合わせガラス中に入射し、旋光子な
どの偏光方向調整フィルムでＳ波がＰ波に９０°偏光さ
れて、その角度がブリュースター角あるいはそれに近い
角度で空気中へ出射するが、その界面ではほとんど反射
が起こらず、従って運転者などに視認される像は、半透
明反射膜による反射のみであるので、二重像が発生しな
い。
【０００７】さらに、偏光方向調整フィルムは単板ガラ
スに接着したものでもよいが、合わせガラスの中間膜側
面に偏光方向調整フィルムを接着すると、偏光方向調整
フィルムが露出せず、湿度、酸素などの影響が緩和さ
れ、好ましく、この場合に室外側板ガラスに偏光方向調
整フィルムを接着すると、耐貫通性、耐衝撃性が室内側
に接着した場合に比較して向上するのでより好ましい。
スに接着したものでもよいが、合わせガラスの中間膜側
面に偏光方向調整フィルムを接着すると、偏光方向調整
フィルムが露出せず、湿度、酸素などの影響が緩和さ
れ、好ましく、この場合に室外側板ガラスに偏光方向調
整フィルムを接着すると、耐貫通性、耐衝撃性が室内側
に接着した場合に比較して向上するのでより好ましい。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図１と図２はそれぞれ本発明の実施例における
合わせガラスを自動車用フロントガラスとして使用し、
ＨＵＤとして応用した要部概略図と偏光方向調整フィル
ムである旋光子の構成を示す要部断面図である。
明する。図１と図２はそれぞれ本発明の実施例における
合わせガラスを自動車用フロントガラスとして使用し、
ＨＵＤとして応用した要部概略図と偏光方向調整フィル
ムである旋光子の構成を示す要部断面図である。
【０００９】偏光方向調整フィルムとして、旋光子を使
用した場合について例示する。まず、室内側の板ガラス
１には、ＴｉのアルコキシドとＳｉのアルコキシドをモ
ル比で４８：５２に混合し、これにイソプロピルアルコ
ール等の溶媒を加えたアルコキシド溶液を調整し、次い
で室内側板ガラス１の裏面（中間膜面側）をマスキング
テープでマスキングし、調整液に浸漬し、所定速度で引
き上げた後、マスキングテープを取り除き、約２７０°
Ｃで約１０分加熱し、第１層の反射防止膜２1を得た。
用した場合について例示する。まず、室内側の板ガラス
１には、ＴｉのアルコキシドとＳｉのアルコキシドをモ
ル比で４８：５２に混合し、これにイソプロピルアルコ
ール等の溶媒を加えたアルコキシド溶液を調整し、次い
で室内側板ガラス１の裏面（中間膜面側）をマスキング
テープでマスキングし、調整液に浸漬し、所定速度で引
き上げた後、マスキングテープを取り除き、約２７０°
Ｃで約１０分加熱し、第１層の反射防止膜２1を得た。
【００１０】さらに、同様のマスキンギをし、Ｓｉのア
ルコキシド溶液中に浸漬した後、所定速度で引き上げ、
マスキングテープを取り除き、約２７０°Ｃで約１０分
間加熱し、第２層目の反射防止膜２2を得た。
ルコキシド溶液中に浸漬した後、所定速度で引き上げ、
マスキングテープを取り除き、約２７０°Ｃで約１０分
間加熱し、第２層目の反射防止膜２2を得た。
【００１１】この後、室外側板ガラス１’とともに、曲
げ焼成炉で、約６２０°Ｃで曲げ加工するとともに、第
１層の反射防止膜２1と第２層の反射防止膜２2を焼成し
て第１層にＴｉＯ2とＳｉＯ2の複合薄膜、第２層にＳｉ
Ｏ2の薄膜からなる反射防止膜２を得た。
げ焼成炉で、約６２０°Ｃで曲げ加工するとともに、第
１層の反射防止膜２1と第２層の反射防止膜２2を焼成し
て第１層にＴｉＯ2とＳｉＯ2の複合薄膜、第２層にＳｉ
Ｏ2の薄膜からなる反射防止膜２を得た。
【００１２】一方、旋光子は、ポリエチレンテレフタレ
ート（ＰＥＴ）などの透明プラスチックフィルムなどの
透明基板上に液晶ポリマーを塗布し、せん断力をかけた
後、熱処理、冷却して液晶配向を固定化したものであ
り、ポリマーとしては、液晶状態でねじれネマティック
配向し、液晶転移点以下ではガラス状態となるものは使
用することができ、光学活性なポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリエステルイミドなどの主鎖
型液晶ポリマー、あるいは光学活性なポリアクリレー
ト、ポリメタクリレート、ポリマロートなどの側鎖型液
晶ポリマーなどを使用することができる。
ート（ＰＥＴ）などの透明プラスチックフィルムなどの
透明基板上に液晶ポリマーを塗布し、せん断力をかけた
後、熱処理、冷却して液晶配向を固定化したものであ
り、ポリマーとしては、液晶状態でねじれネマティック
配向し、液晶転移点以下ではガラス状態となるものは使
用することができ、光学活性なポリエステル、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリエステルイミドなどの主鎖
型液晶ポリマー、あるいは光学活性なポリアクリレー
ト、ポリメタクリレート、ポリマロートなどの側鎖型液
晶ポリマーなどを使用することができる。
【００１３】このようにして得られた例えば５μｍ厚さ
の偏光方向調整フィルム３としての旋光子の両側に、図
２に示すように、ポリビニールブチラールなどの中間膜
の可塑材の移行を阻止するためのバリア層４に半透明反
射膜５をコーティングしたものとして５μｍ厚さのアク
リル系樹脂層に真空蒸着法あるいはスパッタリング法に
より約５０ＡのＡｌ膜などの金属膜をコーティングした
もの、保護層６として、例えば５μｍ厚さのアクリル系
樹脂層を、それぞれ積層した光学積層フィルムをベンゾ
トリアゾール系の紫外線吸収材を含有したアクリル系の
粘着材７により、曲げ加工された室外側の板ガラス１’
の室内側接着面に接着する。
の偏光方向調整フィルム３としての旋光子の両側に、図
２に示すように、ポリビニールブチラールなどの中間膜
の可塑材の移行を阻止するためのバリア層４に半透明反
射膜５をコーティングしたものとして５μｍ厚さのアク
リル系樹脂層に真空蒸着法あるいはスパッタリング法に
より約５０ＡのＡｌ膜などの金属膜をコーティングした
もの、保護層６として、例えば５μｍ厚さのアクリル系
樹脂層を、それぞれ積層した光学積層フィルムをベンゾ
トリアゾール系の紫外線吸収材を含有したアクリル系の
粘着材７により、曲げ加工された室外側の板ガラス１’
の室内側接着面に接着する。
【００１４】その後、室内側板ガラス１とともに、ポリ
ビニールブチラールなどの中間膜８により仮接着、通常
のオートクレーブ処理をして車両用の合わせガラス９を
得る。
ビニールブチラールなどの中間膜８により仮接着、通常
のオートクレーブ処理をして車両用の合わせガラス９を
得る。
【００１５】なお、本発明の合わせガラス９は図１に示
すように、自動車用のフロントガラスとして装着して、
このフロントガラスにブリュースター角（θ＝５６．３
°）で表示情報が入射するように配置したＣＲＴ、蛍光
表示管、液晶表示器などの表示手段１０とＳ偏光手段１
１により、まず、表示手段１０からＳ波、Ｐ波をともに
含む運転情報などの表示光を出射すると、Ｓ偏光手段１
１によりＳ波に偏光された光が室内側板ガラス１に到
り、この表面（空気との界面）では反射防止膜２が存在
するためほとんど反射せず、ほとんど全量の光が合わせ
ガラス中に入射する。
すように、自動車用のフロントガラスとして装着して、
このフロントガラスにブリュースター角（θ＝５６．３
°）で表示情報が入射するように配置したＣＲＴ、蛍光
表示管、液晶表示器などの表示手段１０とＳ偏光手段１
１により、まず、表示手段１０からＳ波、Ｐ波をともに
含む運転情報などの表示光を出射すると、Ｓ偏光手段１
１によりＳ波に偏光された光が室内側板ガラス１に到
り、この表面（空気との界面）では反射防止膜２が存在
するためほとんど反射せず、ほとんど全量の光が合わせ
ガラス中に入射する。
【００１６】入射した光は半透明反射膜５で反射され運
転者の目１２により視認される。一方、半透明反射膜を
透過した光は偏光方向調整フィルムでＰ波に偏光され、
室外側板ガラスに入射し、その裏面（板ガラス１’と空
気との界面）から出射するが、その界面では出射角がブ
リュースター角であるので、全く反射せず、全量がＰ波
として出射し、二重像が全く生じない。
転者の目１２により視認される。一方、半透明反射膜を
透過した光は偏光方向調整フィルムでＰ波に偏光され、
室外側板ガラスに入射し、その裏面（板ガラス１’と空
気との界面）から出射するが、その界面では出射角がブ
リュースター角であるので、全く反射せず、全量がＰ波
として出射し、二重像が全く生じない。
【００１７】また、このときの半透明反射膜に基づく反
射率は約２５％となり表示情報を明確に視認することが
できる。以上、好適な実施例により説明したが、本発明
はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が可能
である。
射率は約２５％となり表示情報を明確に視認することが
できる。以上、好適な実施例により説明したが、本発明
はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が可能
である。
【００１８】実施例では、合わせガラスを自動車用のフ
ロントガラスに応用した例で説明したが、耐貫通性、耐
衝撃性にとくに優れているので、船舶、飛行機、電車な
どの乗り物用の風防ガラスとして応用することができ、
さらに、フロントガラスとは別の単板ガラスを別置きの
コンバイナーとして使用することができ、この場合に
は、表示光とは反対側の裏面に半透明反射膜と偏光方向
調整フィルムを順に積層するとともに、表示光側の表面
に反射防止膜を形成した単板ガラスに、表示光をＳ波に
偏光した状態で照射し、該単板ガラスの裏面の半透明反
射膜で反射させ、前記表示光を前方視野に結像させて運
転者に視認させるようにすればよい。
ロントガラスに応用した例で説明したが、耐貫通性、耐
衝撃性にとくに優れているので、船舶、飛行機、電車な
どの乗り物用の風防ガラスとして応用することができ、
さらに、フロントガラスとは別の単板ガラスを別置きの
コンバイナーとして使用することができ、この場合に
は、表示光とは反対側の裏面に半透明反射膜と偏光方向
調整フィルムを順に積層するとともに、表示光側の表面
に反射防止膜を形成した単板ガラスに、表示光をＳ波に
偏光した状態で照射し、該単板ガラスの裏面の半透明反
射膜で反射させ、前記表示光を前方視野に結像させて運
転者に視認させるようにすればよい。
【００１９】半透明反射膜は、Ａｌ以外にもＡｕ、Ａ
ｇ、Ｃｕなどの金属薄膜のほかにも酸化インジウム、酸
化錫からなる複合膜等各種の膜を使用することができ
る。偏光方向調整フィルムとしては、液晶状態でねじれ
ネマティック配向し、液晶転移点以下では、ガラス状態
となる液晶高分子よりなる旋光子を使用すると可視域全
域にわたり二重像が見えないようにすることができるの
で好ましいが、複屈折性を有する透明フィルム、λ／２
板などの偏光方向調整フィルムなども使用することがで
きる。
ｇ、Ｃｕなどの金属薄膜のほかにも酸化インジウム、酸
化錫からなる複合膜等各種の膜を使用することができ
る。偏光方向調整フィルムとしては、液晶状態でねじれ
ネマティック配向し、液晶転移点以下では、ガラス状態
となる液晶高分子よりなる旋光子を使用すると可視域全
域にわたり二重像が見えないようにすることができるの
で好ましいが、複屈折性を有する透明フィルム、λ／２
板などの偏光方向調整フィルムなども使用することがで
きる。
【００２０】
【発明の効果】本発明の表示装置は、ＨＵＤなどとして
使用する場合に、二重像を生じないだけでなく、表示光
の反射率を高くすることができるので、表示像を明確に
視認することができるものである。
使用する場合に、二重像を生じないだけでなく、表示光
の反射率を高くすることができるので、表示像を明確に
視認することができるものである。
【図１】実施例における合わせガラスを自動車用フロン
トガラスとして使用し、ＨＵＤとして応用した要部概略
図である。
トガラスとして使用し、ＨＵＤとして応用した要部概略
図である。
【図２】実施例における偏光方向調整フィルムである旋
光子の構成を示す要部断面図である。
光子の構成を示す要部断面図である。
【符号の説明】 １、１’ 板ガラス ２ 反射防止膜 ３ 偏光方向調整フィルム ５ 半透明反射膜 ７ 粘着剤 ８ 中間膜 ９ 合わせガラス １０ 表示手段 １１ Ｓ偏光手段
Claims (5)
- 【請求項１】室外側板ガラスあるいは室内側板ガラスの
中間膜側面に偏光方向調整フィルムを接着した合わせガ
ラスの室内側板ガラスに、表示光をＳ波に偏光した状態
で照射し、該合わせガラスで反射させ、前記表示光を前
方視野に結像させて運転者に視認させる表示装置におい
て、前記偏光方向調整フィルムの室内側表面に半透明反
射膜を積層するとともに、室内側板ガラスの表面に反射
防止膜を形成するようにしたことを特徴とする表示装
置。 - 【請求項２】室外側板ガラスの中間膜側面に偏光方向調
整フィルムを接着するようにしたことを特徴とする請求
項１記載の表示装置。 - 【請求項３】室内側板ガラスに、表示光をブリュースタ
ー角で入射させるようにしたことを特徴とする請求項１
あるいは請求項２記載の表示装置。 - 【請求項４】表示光とは反対側の裏面に半透明反射膜と
偏光方向調整フィルムを順に積層するとともに、表示光
側の表面に反射防止膜を形成した単板ガラスに、表示光
をＳ波に偏光した状態で照射し、該単板ガラスの裏面の
半透明反射膜で反射させ、前記表示光を前方視野に結像
させて運転者に視認させるようにしたことを特徴とする
表示装置。 - 【請求項５】単板ガラスに、表示光をブリュースター角
で入射させるようにしたことを特徴とする請求項４記載
の表示装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7098878A JPH08292393A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 表示装置 |
| US08/621,379 US6259559B1 (en) | 1995-03-28 | 1996-03-25 | Glass arrangement including an outside glass plate, a polarization direction changing film and an adhesive layer therebetween, and an inside glass layer |
| DE69625403T DE69625403T2 (de) | 1995-03-28 | 1996-03-26 | Glasanordnung |
| EP96104814A EP0734852B1 (en) | 1995-03-28 | 1996-03-26 | Glass arrangement |
| KR1019960008894A KR100222283B1 (ko) | 1995-03-28 | 1996-03-28 | 유리배열 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7098878A JPH08292393A (ja) | 1995-04-24 | 1995-04-24 | 表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08292393A true JPH08292393A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14231428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7098878A Pending JPH08292393A (ja) | 1995-03-28 | 1995-04-24 | 表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08292393A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11249062A (ja) * | 1998-03-04 | 1999-09-17 | Asahi Glass Co Ltd | 情報表示装置 |
| US6327084B1 (en) | 1997-06-30 | 2001-12-04 | Central Glass Company, Limited | Display system where polarized light impinges on platelike laminate at brewster's angle or emerges therefrom at angle equal thereto |
| JP2013535019A (ja) * | 2010-05-26 | 2013-09-09 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | ディスプレイ、特に車両ヘッドアップディスプレイ |
| JP2017538141A (ja) * | 2014-10-14 | 2017-12-21 | フーイャォ グラス インダストリー グループ カンパニー | ヘッドアップディスプレイシステム |
| JP2021507868A (ja) * | 2018-03-22 | 2021-02-25 | サン−ゴバン グラス フランス | 電気伝導性コーティング及び反射防止コーティングを有するヘッドアップディスプレイ用複合ペイン |
| JP2022053685A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 本田技研工業株式会社 | 移動体 |
-
1995
- 1995-04-24 JP JP7098878A patent/JPH08292393A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6327084B1 (en) | 1997-06-30 | 2001-12-04 | Central Glass Company, Limited | Display system where polarized light impinges on platelike laminate at brewster's angle or emerges therefrom at angle equal thereto |
| US6507436B2 (en) | 1997-06-30 | 2003-01-14 | Central Glass Company, Limited | Display system where polarized light impinges on platelike laminate at brewster's angle or emerges therefrom at angle equal thereto |
| JPH11249062A (ja) * | 1998-03-04 | 1999-09-17 | Asahi Glass Co Ltd | 情報表示装置 |
| JP2013535019A (ja) * | 2010-05-26 | 2013-09-09 | ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー | ディスプレイ、特に車両ヘッドアップディスプレイ |
| US9541758B2 (en) | 2010-05-26 | 2017-01-10 | Bernd Ludewig | Display, in particular head-up-display of a vehicle |
| JP2017538141A (ja) * | 2014-10-14 | 2017-12-21 | フーイャォ グラス インダストリー グループ カンパニー | ヘッドアップディスプレイシステム |
| JP2021507868A (ja) * | 2018-03-22 | 2021-02-25 | サン−ゴバン グラス フランス | 電気伝導性コーティング及び反射防止コーティングを有するヘッドアップディスプレイ用複合ペイン |
| JP2022053685A (ja) * | 2020-09-25 | 2022-04-06 | 本田技研工業株式会社 | 移動体 |
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