JPH08261177A - スクロ−ル圧縮機 - Google Patents
スクロ−ル圧縮機Info
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- JPH08261177A JPH08261177A JP6037395A JP6037395A JPH08261177A JP H08261177 A JPH08261177 A JP H08261177A JP 6037395 A JP6037395 A JP 6037395A JP 6037395 A JP6037395 A JP 6037395A JP H08261177 A JPH08261177 A JP H08261177A
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Abstract
常に確実に給油する。 【構成】旋回スクロールと主フレームとの間に設けられ
前記背圧室9と各軸受部30,31とを仕切って各軸受
部をほぼ吐出圧力にするためのシール部材4と、吐出圧
力下にある潤滑油部13からクランク軸6内を通りクラ
ンク部端部の空間2hに通じる第1の給油路21,22
と、クランク部端部空間から旋回スクロ−ル端板2a内
を通り旋回及び固定スクロ−ルの端板摺動部に開口し、
さらにその後背圧室に通じる第2の給油路2fと、第1
の給油路の途中からクランク軸の外周面に開口しクラン
ク軸の回転による遠心ポンプ作用を利用して主軸受部3
1に潤滑油を供給する第3の給油路22bとを備え、第
2の給油路2fにはその途中に通路面積を絞る絞り部を
持ち、差圧と遠心ポンプ作用を併用した給油構造をも
つ。
Description
機、あるいは空気やその他のガス圧縮機として好適なス
クロール圧縮機に関し、特にその給油構造に関するもの
である。
え、旋回スクロールの背面側のシール部材により中央部
の軸受部を吐出圧力に保持したスクロール圧縮機の給油
構造が特開昭60−224988号公報に記載されてい
る。これは密閉容器内を吐出圧力とし、クランク軸およ
び各軸受部を吐出圧力の雰囲気内に設置し、クランク軸
に設けた偏心孔の遠心ポンプ作用にて各軸受部を給油す
るもので、各軸受部を給油した後の潤滑油は密閉容器内
の吐出圧力内で循環される構成となっている。
給油する従来のものにおいては、クランク軸に設けた偏
心孔を潤滑油中に入れて遠心ポンプ作用を得るため、ク
ランクジクの回転中心を垂直とした縦型構造としてのみ
使用されている。
合、圧縮機構部を上方に、電動機部を下方に位置させる
縦型構造とすることが一般的である。クランク軸の上方
側に位置する軸受部を給油するために必要な遠心ポンプ
のポンプ能力を得るためには、クランク軸内に形成した
給油路を所定の偏心量を設けて形成する必要がり、この
ためクランク軸の外径を遠心ポンプの能力を得るため太
くする必要があった。特にスクロール圧縮機を可変速仕
様に使用する場合には、クランク軸の外径寸法の制約か
ら低速時の遠心ポンプ能力を確保できる偏心量を確保で
きず、低速側の運転領域が制限される課題があった。
いても軸受部への給油を確実に行なうことができるスク
ロ−ル圧縮機を得ることにある。
ることなく給油能力の向上を図ることができるスクロ−
ル圧縮機を得ることにある。
平方向に配置した横型構造のスクロール圧縮機において
も確実に軸受部への給油を行なうことができるスクロ−
ル圧縮機を得ることにある。
め、本発明の第1の特徴は、固定スクロール及び旋回ス
クロールと、該旋回スクロールを旋回運動させるクラン
ク軸と、該クランク軸を主軸受部を介して支持する主フ
レームとを備える圧縮機構部、及び該圧縮機構部を収納
し、吐出圧力に維持され、かつ潤滑油部を有する密閉容
器により構成されたスクロール圧縮機において、前記吐
出圧力下にある潤滑油部から前記クランク軸内を通りク
ランク部端部の空間に通じる第1の給油路と、前記クラ
ンク部端部空間から前記旋回スクロ−ル端板内を通り低
圧部に通じかつその途中に通路面積を絞る絞り部を持つ
第2の給油路と、前記第1の給油路の途中からクランク
軸の外周面に開口しクランク軸の回転による遠心ポンプ
作用を利用して前記主軸受部に潤滑油を供給する第3の
給油路とを備えることにある。
び旋回スクロールと、これら固定スクロール及び旋回ス
クロールのラップを噛み合わせて形成された圧縮室と、
前記旋回スクロールを旋回軸受部を介して旋回運動させ
るクランク軸と、該クランク軸を主軸受部を介して支持
する主フレームとを備える圧縮機構部、該圧縮機構部を
駆動する電動機部、及び前記圧縮機構部及び電動機部を
収納すると共に吐出圧力に維持されかつ潤滑油部を有す
る密閉容器、により構成されたスクロール圧縮機におい
て、前記吐出圧力下にある潤滑油部から前記クランク軸
内を通りクランク部端部の空間に通じる第1の給油路
と、前記クランク部端部空間から前記旋回スクロ−ル端
板内を通り旋回スクロ−ル端板と固定スクロ−ル端板と
の摺動部に開口しさらにその後低圧部に通じる第2の給
油路と、前記第1の給油路の途中からクランク軸の外周
面に開口しクランク軸の回転による遠心ポンプ作用を利
用して前記主軸受部に潤滑油を供給する第3の給油路と
を備え、前記第2の給油路にはその途中に通路面積を絞
る絞り部を持つことにある。
と端板に直立する渦巻状のラップを有する固定スクロー
ル及び旋回スクロールと、これら固定スクロール及び旋
回スクロールを互いにラップを内側として噛み合わせて
形成された圧縮室と、前記旋回スクロールを旋回軸受部
を介して旋回運動させるクランク軸と、該クランク軸を
主軸受部を介して支持する主フレームとを備える圧縮機
構部、該圧縮機構部を駆動する電動機部、前記圧縮機構
部及び電動機部を収納しかつ圧縮機構部の吐出口に連通
されて吐出圧力に維持されると共にその下部には潤滑油
部を有する密閉容器、及び旋回スクロールと固定スクロ
ールと主フレームとにより旋回スクロールの背面に形成
され吐出圧力と吸入圧力との間の圧力にされる背圧室に
より構成されたスクロール圧縮機において、旋回スクロ
ールと主フレームとの間に設けられ前記背圧室と前記各
軸受部とを仕切って前記各軸受部をほぼ吐出圧力にする
ためのシール部材と、前記吐出圧力下にある潤滑油部か
ら前記クランク軸内を通りクランク部端部の空間に通じ
る第1の給油路と、前記クランク部端部空間から前記旋
回スクロ−ル端板内を通り旋回スクロ−ル端板と固定ス
クロ−ル端板との摺動部に開口しさらにその後前記背圧
室に通じる第2の給油路と、前記第1の給油路の途中か
らクランク軸の外周面に開口しクランク軸の回転による
遠心ポンプ作用を利用して前記主軸受部に潤滑油を供給
する第3の給油路とを備え、前記第2の給油路にはその
途中に通路面積を絞る絞り部を持つことにある。
び旋回スクロールと、水平方向に配置され前記旋回スク
ロールを旋回運動させるクランク軸と、該クランク軸の
クランク部側を主軸受部を介して支持する主フレーム
と、これらの機器を収納し吐出圧力に維持されかつ潤滑
油部を有する密閉容器とを備えた横型構造のスクロ−ル
圧縮機において、前記密閉容器に取り付けられクランク
軸の反クランク部側端部を支持する副軸受部と、前記吐
出圧力下にある潤滑油部から、密閉容器に取り付けられ
た給油パイプ及び前記クランク軸内に形成した給油路を
通りクランク部端部の空間に通じる第1の給油路と、前
記クランク部端部空間から前記旋回スクロ−ル端板内を
通り低圧部に通じかつその途中に通路面積を絞る絞り部
を持つ第2の給油路と、前記第1の給油路の途中からク
ランク軸の外周面に開口しクランク軸の回転による遠心
ポンプ作用を利用して前記主軸受部に潤滑油を供給する
第3の給油路と、前記第1の給油路の途中からクランク
軸の外周面に開口しクランク軸の回転による遠心ポンプ
作用を利用して前記副軸受部に潤滑油を供給する第4の
給油路とを備えることにある。
油路の旋回スクロ−ル端板内に形成された給油路が開口
する旋回スクロ−ル端板と固定スクロ−ル端板との摺動
面により構成される。
ル端板内に形成された給油路の開口端部が旋回スクロ−
ルの旋回運動により移動する範囲内の前記固定スクロ−
ル端板摺動面に円周方向の溝通路を設け、該溝通路と旋
回スクロール端板に設けた給油路の開口部とを、旋回ス
クロールの旋回運動により間欠的に連通させる構成とす
れば、前記両端板の摺動面を確実に潤滑できる。
路は、その上流側でクランク軸心側とし、その上方でク
ランク軸心から偏心した位置となるようにクランク軸に
対し斜めに形成してより大きな遠心ポンプ作用をもたせ
ると良い。
反クランク部側にクランク軸の一端側を支承する副軸受
部を設けたものでは、前記第1の給油路の途中からクラ
ンク軸の外周面に開口しクランク軸の回転による遠心ポ
ンプ作用を利用して前記副軸受部に潤滑油を供給する第
4の給油路を設ける。
軸受部との間の空間と、前記密閉容器内の空間とを連通
し、前記空間に供給された潤滑油を密閉容器内空間に排
出する排油孔を前記主フレ−ムに形成する。
容器内を吐出圧力に維持する一方、旋回スクロールの背
面に固定スクロールと旋回スクロールおよび主フレーム
によって背圧室を形成し、旋回スクロールと主フレーム
との間に設けたシール部材により背圧室を軸受部分とそ
の外側の背圧室と区切る。このため、軸受部分はほぼ吐
出圧力に等しい圧力となり、シール部材外周側の背圧室
は圧縮室に連通する中間孔によって吸入圧力と吐出圧力
との間の圧力に維持される。
中間圧力の背圧室とは前記第1及び第2の給油路により
連通され差圧給油路が形成される。さらに、このクラン
ク軸の給油路から径方向に分岐する第3の給油路により
主軸受部を潤滑する。
ク軸に形成された第1の給油路の通路面積より十分小さ
くされ、クランク軸内の給油路における潤滑油の油圧は
ほぼ吐出圧力に維持される。
クロールとの端板摺動面に差圧供給された潤滑油は、オ
ルダムリングが設けられた背圧室に流入し、オルダムリ
ング摺動面を潤滑する。
中心に対して例えばクランク部方向に偏心させたもので
は、クランク軸の径を大きくしないで偏心した給油路を
形成するができる。このように構成することによりクラ
ンク軸内の給油路を流れる際、潤滑油は遠心ポンプ作用
により油圧が上昇する。さらに、径方向に分岐する第3
あるいは第4の給油路内でも遠心ポンプ作用により潤滑
油の油圧をさらに上昇させることができる。
および各軸受部を吐出圧力の雰囲気内に設置した横型構
造のスクロ−ル圧縮機においても、密閉容器内の吐出圧
力下にある潤滑油と吐出圧力と吸入圧力の中間的な圧力
の背圧室を第1及び第2の給油路で連通し差圧給油路を
形成しているので、差圧給油と遠心給油を組み合わせた
給油が可能となり、確実な給油が行なえる。
図面に基づき詳細に説明する。
縦型構造のスクロール圧縮機を示すものである。図にお
いて、1は固定スクロールで、この固定スクロールは端
板1aと該端板1aに直立する渦巻状のラップ1bを有
し、かつラップ外周側には吸入ポート1cを、ラップ中
央部には吐出ポート1dを有している。2は旋回スクロ
ールで、旋回スクロール端板2aと該端板2aに直立す
る渦巻状のラップ2bを有し、ラップの背面中央には旋
回軸受部30を有している。固定スクロール1と旋回ス
クロール2は互いにラップを内側として噛み合い圧縮室
を形成し、旋回スクロ−ルのラップ2bの側面に近い位
置の端板2aには細径の中間孔2eが設けられ、前記圧
縮室と旋回スクロ−ル背面側に設けられた背圧室9とを
連通している。3は主フレームで、その側面(外周面)
にはガス通路3dが設けられ、またこの主フレ−ムには
固定スクロール1を複数のボルトで固定し、旋回スクロ
ール端板2aを固定スクロール1と主フレーム台座部3
aで挟持している。主フレーム3の中央部にはクランク
軸6を支承する主軸受部31を有している。前記背圧室
9は旋回スクロール2の背面と、この主フレ−ム3によ
り形成され、この背圧室9は円筒形状に形成された主フ
レーム台座部3aによって、内側空間9aと外側空間9
bの二つの空間に仕切られ、両空間9a,9bは旋回ス
クロール2の背面と台座面3a間の隙間で連通してい
る。背圧室9の内側空間9aは前記中間孔2eにより圧
縮室に連通している。4は背圧室9と主軸受部31との
間の位置で主フレーム3に設けたリング状の溝3bに保
持されたシール部材で、滑らかに加工された旋回スクロ
ール2の鍔部2dと密着して摺動するように設けられて
いる。シール部材4と主軸受部31との間の位置で主フ
レーム3にその下方空間に連通する排油孔19が設けら
れ、さらにこの排油孔19には排油パイプ20が取付け
られている。
レン樹脂などのフッソ樹脂、あるいはポリイミド系樹脂
からなるシ−ルリングなどであり、運転中の圧縮機内部
の条件かで必要なシ−ル性得られるものであればよい。
また、シ−ル部材は1個の例が示されているが、シ−ル
性を高めるためには複数個使用してもよい。
空間9b内に設けられており、固定スクロール1に対し
旋回スクロール2の自転を防止している。オルダムリン
グ5は直交する二対のキーを有し、旋回スクロールの端
板2aに設けた一対のキー溝(図示せず)および主フレ
ーム台座部3aの外側部位置に設けられた一対のキー溝
3cに係合している。クランク軸6は電動機7を挟んで
上下に配置された主軸受部31と副軸受部32により支
持され、副軸受部32は密閉容器14の胴部14aに副
フレーム8を介して取り付けられている。
心)に対してクランク部6aの偏芯方向へ斜めに設けた
給油路22を有し、該給油路22の上端はクランク部の
上端面に開口している。また給油路22の下端部は給油
パイプ21をかいして密閉容器下部の潤滑油部に開口し
ている。これら給油路22及び給油パイプ21により第
1の給油路が構成される。また、給油路22から主軸受
部31の下方端側に向けてクランク軸径方向に分岐する
給油孔(第3の給油路)22bが設けられており、主軸
受部31には前記第1及び第3の給油路を介して密閉容
器下部の潤滑油が供給される。旋回スクロ−ルはクラン
ク軸のクランク部6aに旋回軸受部30を介して支承さ
れ、この旋回軸受部30には第1の給油路21,22を
介しクランク軸上端面の空間2hを利用して給油され
る。クランク部端部空間に供給された潤滑油は旋回軸受
部30の内周面に形成されたスパイラル溝30aを介し
て軸受部30の全体に供給され、軸受部30の下部空間
にクランク軸6と一体に形成されたスラスト受け部6b
を潤滑後、排油孔19及び排油パイプ20を介して密閉
容器下部の潤滑油部に還流される。
クジク6に固定された電動機ローター7bより構成され
る。密閉容器14の胴部14aに取り付けられた副フレ
ーム支え10には副フレ−ム8が径方向の位置合わせ自
在に数本のボルトで固定され、副フレーム8に固定した
副軸受部32の軸心が主軸受部31の軸心に一致するよ
うにしている。副軸受部32の内面はすべり軸受面とさ
れ、その外面は球面形状として副フレーム8の球面形状
のハウジング内に嵌合された構造で、調心機能を有して
いる。この副軸受部32には第1の給油路22から径方
向に分岐された第4の給油路22aにより給油される。
6に圧入固定された主バランスウエイト、12は電動機
ローター7bに固定された副バランスウエイトである。
13は密閉容器14の下部に溜められた潤滑油の潤滑油
部で、密閉容器14内は吐出圧力に保持されている。密
閉容器胴部14aには主フレーム3と電動機ステーター
7aおよび副フレーム支え10が固定支持されている。
これらはそれぞれ密閉容器14を貫通している。18は
ガスガイドで密閉容器14に取付けられるている。給油
パイプ21は、クランク軸6の下端中心部に圧入されて
おり、給油路22に連通し、給油パイプ21の下端は潤
滑油部13中に開口している。
ランク軸上端部空間2hを介して旋回スクロール端板内
に設けた給油路2fに通じ、給油路2fは固定スクロー
ル1と旋回スクロール2の端板摺動面に開口している。
この開口部は旋回運動にともない間欠的に固定スクロー
ル端板面に設けたリング状の溝通路1eと連通する。こ
の溝通路1eは固定スクロール1と旋回スクロールの端
板面により閉じられた空間を形成している。
スクロ−ル端板内を通り旋回スクロ−ル端板と固定スク
ロ−ル端板との摺動部に開口しさらにその後前記背圧室
9に通じるようにして第2の給油路が形成されている。
ラル状の給油溝30aはクランク軸6の回転に伴い給油
を促進する方向に粘性ポンプ作用が働くように構成され
ている。◆主軸受部31は内面をスベリ軸受面とし、こ
の軸受面に下部には第3の給油路22bに対向する位置
に円周溝31bが設けられ、該円周溝31bと軸受上端
面とはスパイラル状の給油溝31aで連通されている。
このスパイラル溝31aもクランク軸6の回転に伴い給
油を促進する方向に粘性ポンプ作用が働くよう設けられ
ている。
を介して主軸受部31の上端側に設けられたスラスト軸
受34により支持される。スラスト軸受34の軸受面に
は主軸受部の給油溝31aに連通する径方向の給油路3
4aが設けられている。旋回軸受の給油溝30a、主軸
受部の給油溝31aはシール部材4の内側の空間に連通
している。
◆電動機部7の電動機ローター7bの回転によりクラン
ク軸6が回転し、旋回スクロール2は、オルダムリング
5の介在により旋回運動して、冷媒ガスが吸入口16か
ら吸入ポート1cを通り流入し、圧縮室に吸い込まれ
る。旋回スクロール2の旋回運動に伴い冷媒ガスは圧縮
され、吐出ポート1dから固定スクロール1の上部空間
に吐出される。この圧縮動作中、適当に昇圧された中間
圧の冷媒ガスの一部は中間孔2eを介して背圧室9の内
側の空間9aに流入し、背圧室9を中間圧に保つ。起動
時、旋回スクロール2は主フレーム台座部3aに支持さ
れた状態のため、内側空間9aは閉じられた状態にあ
り、内側空間9aの圧力は速やかに所定の圧力まで上昇
し、旋回スクロール2を押上げ。旋回スクロール端板2
aは主フレーム3の台座部3aと固定スクロール1に挟
持されているため、旋回スクロール2は起動時に傾くこ
となく固定スクロール1に押付けられ、背圧室外側空間
9bも所定の圧力まで上昇する。
(吐出圧力)は上昇し、シール部材4の内側の空間はこ
の吐出圧力に保持される。このシール部材14の内側の
吐出圧力と背圧室9内圧力の合力が旋回スクロール2を
固定スクロール1に押付ける力として作用する。この旋
回スクロール2に対するスラスト力が、圧縮室内のガス
力によって生じる全スラスト力の大きさよりも上回るた
め、旋回スクロール2は固定スクロール1側に押付けら
れ安定した圧縮動作が行われる。なお、必要なスラスト
力を得るため、背圧室圧力は低めとし、シール部材4の
内径を大きくすることも可能である。
1の上部空間に吐出された高圧ガスは、主フレーム3の
側面のガス通路3dを通り、電動機7の上部空間に流入
し、その一部はガスガイド18に導かれ、電動機7側面
に設けた通路から電動機7下部空間に導かれ、その後再
び電動機7上部空間に流入し、ここで冷媒ガスは電動機
7を冷却すると共に冷媒ガス中の潤滑油は分離され、冷
媒ガスは吐出口17から圧縮機外へ流出する。一部の潤
滑油はいわゆる油上がりとなって冷媒ガスと共に機外に
流出するが、再び冷媒ガスとともにスクロール圧縮機の
吸入口16にもどる。一方、分離された潤滑油は重力に
よって下方に流れ落ち密閉容器下部の潤滑油部13に到
達する。
り潤滑油部13からクランク軸6に固定した給油パイプ
21を介しクランク軸6内の給油路22を通り、クラン
ク軸上端面空間2hを介して旋回スクロール端板内に設
けた給油路2fに通じ、旋回運動に伴って間欠的に固定
スクロール端板面に設けたリング溝1eと連通し、固定
スクロール1と旋回スクロール2の端板面を潤滑する。
その後、端板面を給油した潤滑油は背圧室9の外側空間
9bに排出され、この空間に設けたれたオルダムリング
5を潤滑し、旋回スクロール2と主フレーム台座3aの
隙間を通り内側の空間9aに移動した後中間孔2eを通
って圧縮室に流入し、冷媒ガスとともに吐出ポート1d
から吐出される。
固定スクロール1と旋回スクロール2の端板面で閉じら
れた空間を形成している。旋回スクロール端板の給油路
2fの開口部は差圧給油路(第2の給油路)の絞り部と
して機能し、この絞り部の通路面積はクランク軸6内の
給油路(第1の給油路)22に対して十分通路面積を絞
られているので、クランク軸6内の給油路22内では潤
滑油の油圧は低下せず、また給油路22はクランク軸6
の回転中心に対してクランクピン部6aの偏心方向に斜
めに設けられているので、潤滑油が差圧により給油路2
2内を上昇する際に潤滑油は給油路22内で遠心ポンプ
作用を受け、潤滑油の油圧は吐出圧力よりも上昇する。
第3の給油路22bを介し円周溝31bに供給され、こ
の円周溝31bからスパイラル状の給油溝31aを介し
て潤滑される。このスパイラル溝31aはクランク軸6
の回転に伴い給油を促進する方向に粘性ポンプ作用が働
くように設けられているため、給油能力を軸受面内で補
うことができる。
受34は主軸受部の給油溝31aに連通する径方向の給
油路34aにより主軸受部31を給油した潤滑油で給油
される。主軸受部を給油した潤滑油はシール部材4の内
側の空間に到達する。副軸受部32は第4の給油路22
aから給油され、潤滑油は潤滑油部13に還流する。
びクランク軸上端の空間2hを介しスパイラル状の給油
溝30aを通って潤滑される。このスパイラル溝31a
はクランク軸6の回転に伴い給油を促進する方向に粘性
ポンプ作用が働くように設けられているため給油能力を
軸受面内で補うことができる。旋回軸受部30を給油し
た潤滑油はシール部材4の内側の空間に到達する。
滑油は、シール部材4の内側の空間に到達した主フレー
ム3に設けた排油孔19から排油パイプ20に導かれ密
閉容器14の内壁面にそって重力により落下する。
を給油した潤滑油は冷媒ガス通路と別の経路にて密閉容
器14下部へ落下するため、冷媒ガスに混合し機外に流
出することなく、密閉容器14下部の潤滑油部13に循
環する。
明する。◆図において第1実施例と異なる点はクランク
軸内の給油路(第1の給油路)22をクランク軸6の回
転中心に垂直に設けた点であり、他の構成は第1実施例
と同じである。この実施例の場合、クランク軸内の給油
路22をクランク軸6の回転中心に設けたため、クラン
ク軸6の生産性が改善される。
2内に導くことができ、第1実施例と同様に、クランク
軸の給油路22内の潤滑油の油圧を吐出圧力に保てるた
め、この給油路から径方向に分岐する第3の給油路22
b、第4の給油路22aに潤滑油を導くことができる。
この径方向に設けられた給油路22a,22b内でクラ
ンク軸6の回転による遠心ポンプ作用を働かせて潤滑油
の油圧を上げ軸受に給油できる。他の動作は第1実施例
と同じである。
明する。◆図は本発明を横型構造のスクロール圧縮機に
採用した場合の実施例である。なお、図6は図5の副軸
受部詳細図である。
に配置され、以下に説明する部分以外は図1に示すよう
な縦型のスクロール圧縮機と同じである。
機ローター7bは電動機ステーター7aに対して主軸受
部31側に多少ずらして組付けられている。また、クラ
ンク軸6が水平方向に移動した場合に、クランク軸6の
クランク部6a側の端面が旋回軸受内の旋回スクロール
端板面と接触し、クランク軸のスラスト受け部6b上端
面と旋回スクロールの鍔部2dとは接触しないよう両隙
間を設定している。
機7を挟んで位置する主フレーム3に設けた主軸受部3
1と副フレーム8に設けた副軸受部32で支持される。
副軸受部32は内面をスベリ軸受面とし、スベリ軸受面
にスパイラル状の給油溝32aを有している。副軸受部
32は外面を球面形状とし、副フレーム8の球面形状の
ハウジング内に微小隙間を持って嵌合された構造で、調
心機能を有している。副フレーム8は、縦型の構造と同
じく副軸受部32の軸心を主軸受部31の軸心に位置合
わせした上、副フレーム支え10に数本のボルトで固定
されている。給油パイプ21は副フレーム8に圧入され
ており、クランク軸6の副軸受部32側の端面を介して
給油路22に連通している。給油パイプ21の下端部は
潤滑油13中に開口している。
スの圧縮機構は縦型のスクロール圧縮機と同じであり説
明を省略する。但し、クランク軸6は水平に支持されて
おり、その自重などは主軸受部31と副軸受部32で支
持される。電動機ローター7bは電動機ステーター7a
に対して主軸受部側に多少ずらして組付けられているた
め、クランク軸6は副軸受部32側に方向に磁気推力を
受ける。この磁気推力により運転中クランク軸6は主軸
受部31の端側に設けられたスラスト軸受34に密着し
摺動する。起動時などの過渡期に、クランク軸6が水平
方向に移動場合にも、クランク軸6のクランク部6a側
の端面が先に旋回スクロール端板面2gが接触するた
め、旋回スクロール2のシール部材4との摺動面である
鍔部2dは傷付かない。
油は副フレーム8に取付けられた給油パイプ21を介し
て密閉容器下部の潤滑油部13からクランク軸6の副軸
受部32の端面空間を経て、クランク軸の給油路22に
導かれる。副軸受部32は副軸受部の端面空間よりスパ
イラル状の給油溝32aを介して給油される。スパイラ
ル溝32aはクランク軸6の回転にともない給油を促進
する方向に粘性ポンプ作用が働くように設けられており
給油能力を軸受面内で補うことができる。
油は第1実施例に示した縦型のスクロール圧縮機と同じ
であり説明を省略する。
に給油通路を構成することで、縦型のスクロール圧縮機
と横型のスクロール圧縮機ともに、差圧により吐出圧力
に保たれた潤滑油をクランク軸の給油路内に導くことが
でき、このクランク軸内の第1の給油路から径方向に分
岐する第3の給油路に潤滑油を導き、クランク軸の回転
による遠心ポンプ作用により潤滑油の油圧を上げて主軸
受部31へ給油できる。
油路を旋回スクロールと固定スクロールの端板面に開口
する構成としたことにより、端板摺動面は差圧給油さ
れ、更に給油後の潤滑油をオルダムリングを組込んだ背
圧室に排出する構造としたことにより、潤滑油はオルダ
ムリングの摺動面を潤滑し、中間孔2eを通って圧縮室
に入り、冷媒ガスと共に吐出され、密閉容器下部の潤滑
油部に還流する。以上によりスクロール圧縮機の全摺動
面に給油できる。
用による給油を組み合わせているので、遠心ポンプ作用
のみによる給油方法ではポンプ能力が低下する低速運転
時においても各摺動面への給油が可能となり、可変速仕
様のスクロール圧縮機における給油を常に確実に行なう
ことができる。
をプラスした給油とし、スクロ−ル端板面などの給油は
差圧給油のみとして給油系を分けたことにより、軸受部
と端板部の給油量を独立に設定することができ、各摺動
部に必要十分な潤滑油を給油できる。
ランク軸の給油路に潤滑油を導くことができず、遠心ポ
ンプ作用を単独に利用した給油方法をとることはできな
かったが、本発明では差圧により潤滑油をクランク軸の
給油路内に導くことができるので縦型のスクロール圧縮
機と同様に差圧と遠心ポンプ作用を合わせた給油が可能
となる。
回転中心に対してクランクピン方向に偏心させた構造と
することにより、クランク軸の径寸法を大きくすること
なく、給油路を流れる際に遠心ポンプ作用を得て潤滑油
の油圧を上昇させることができ、さらに径方向に分岐す
る給油孔内でも遠心ポンプ作用により潤滑油の油圧が上
昇し、各軸受部への給油が可能となる。
の径を径方向に分岐する給油孔に対して比較的太い径に
設定することが可能であり、この太い部分で遠心ポンプ
作用を得ることができ給油性能をより向上できる。
◆ (1)吐出圧力下にある潤滑油とこれより低圧部(例え
ば中間圧力の背圧室)を連通した第1、第2の給油路を
設け、第2の給油路には絞り部を設け、さらにクランク
軸内に設けた給油路から径方向に分岐し主軸受部に至る
第3の給油路を備えているので、差圧給油と遠心ポンプ
作用を併用した給油とすることができ、低速運転時にお
いても各摺動面への給油が確実に可能となるから、可変
速スクロール圧縮機としても常に安定した給油を行なう
ことができる。
るため、横型のスクロール圧縮機とした場合でも潤滑油
をクランク軸の給油路内に導くことができるから、遠心
ポンプ作用と併用した給油構造とすることができ、縦型
スクロール圧縮機と同様に低速時でも確実な給油が行な
える。この結果、例えば縦型のスクロール圧縮機と主要
部品を共用したスクロール圧縮機の横型化も可能とな
り、生産設備と主要部品を共用して横型のスクロール圧
縮機と縦型のスクロール圧縮機を共に生産するようなこ
とも可能となる。
板面を差圧給油として給油系を分けたため、主軸受部と
端板部の給油量を独立に設定でき、各摺動部に必要十分
な潤滑油を給油できる。このため給油不足による摺動面
の過熱や、給油過多によるスクロール圧縮機の性能低下
を防止できる。
の縦断面図である。
の縦断面図である。
を示すの縦断面図である。
c:吸入ポート、1d:吐出ポート、1e:溝通路、
2:旋回スクロール、2a:端板、2b:ラップ、2
d:鍔部、2e:中間孔、2f:給油路、2g:端板
面、2h:クランクジク上端の空間、3:主フレーム、
3a:台座、3b:リング溝、3c:キー溝、3d:ガ
ス通路、4:シール部材、5:オルダムリング、6:ク
ランク軸、6a:クランク部、6b:スラスト受け部、
7:電動機部、7a:ステーター、7b:ローター、
8:副フレーム、9:背圧室、10:副フレーム支え、
11:主バランスウエイト、12:副バランスウエイ
ト、13:潤滑油部、14:密閉容器、14a:胴部、
16:吸入口、17:吐出口、18:ガスガイド、1
9:排油孔、20:排油パイプ、21,22:第1の給
油路(21…給油パイプ、22…給油路)、22a:第
4の給油路、22b:第3の給油路、22c:給油路、
30:旋回軸受部、30a,31a,32a:スパイラ
ル溝、31:主軸受部、31b:円周溝、32:副軸受
部、34:スラスト軸受、34a:給油路。
Claims (12)
- 【請求項1】固定スクロール及び旋回スクロールと、該
旋回スクロールを旋回運動させるクランク軸と、該クラ
ンク軸を主軸受部を介して支持する主フレームとを備え
る圧縮機構部、及び該圧縮機構部を収納し、吐出圧力に
維持され、かつ潤滑油部を有する密閉容器により構成さ
れたスクロール圧縮機において、 前記吐出圧力下にある潤滑油部から前記クランク軸内を
通りクランク部端部の空間に通じる第1の給油路と、 前記クランク部端部空間から前記旋回スクロ−ル端板内
を通り低圧部に通じかつその途中に通路面積を絞る絞り
部を持つ第2の給油路と、 前記第1の給油路の途中からクランク軸の外周面に開口
しクランク軸の回転による遠心ポンプ作用を利用して前
記主軸受部に潤滑油を供給する第3の給油路とを備える
ことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項2】固定スクロール及び旋回スクロールと、こ
れら固定スクロール及び旋回スクロールのラップを噛み
合わせて形成された圧縮室と、前記旋回スクロールを旋
回軸受部を介して旋回運動させるクランク軸と、該クラ
ンク軸を主軸受部を介して支持する主フレームとを備え
る圧縮機構部、 該圧縮機構部を駆動する電動機部、及び前記圧縮機構部
及び電動機部を収納すると共に吐出圧力に維持されかつ
潤滑油部を有する密閉容器、 により構成されたスクロール圧縮機において、 前記吐出圧力下にある潤滑油部から前記クランク軸内を
通りクランク部端部の空間に通じる第1の給油路と、 前記クランク部端部空間から前記旋回スクロ−ル端板内
を通り旋回スクロ−ル端板と固定スクロ−ル端板との摺
動部に開口しさらにその後低圧部に通じる第2の給油路
と、 前記第1の給油路の途中からクランク軸の外周面に開口
しクランク軸の回転による遠心ポンプ作用を利用して前
記主軸受部に潤滑油を供給する第3の給油路とを備え、 前記第2の給油路にはその途中に通路面積を絞る絞り部
を持つことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項3】密閉容器内に端板と端板に直立する渦巻状
のラップを有する固定スクロール及び旋回スクロール
と、これら固定スクロール及び旋回スクロールを互いに
ラップを内側として噛み合わせて形成された圧縮室と、
前記旋回スクロールを旋回軸受部を介して旋回運動させ
るクランク軸と、該クランク軸を主軸受部を介して支持
する主フレームとを備える圧縮機構部、 該圧縮機構部を駆動する電動機部、 前記圧縮機構部及び電動機部を収納しかつ圧縮機構部の
吐出口に連通されて吐出圧力に維持されると共にその下
部には潤滑油部を有する密閉容器、及び旋回スクロール
と固定スクロールと主フレームとにより旋回スクロール
の背面に形成され吐出圧力と吸入圧力との間の圧力にさ
れる背圧室により構成されたスクロール圧縮機におい
て、 旋回スクロールと主フレームとの間に設けられ前記背圧
室と前記各軸受部とを仕切って前記各軸受部をほぼ吐出
圧力にするためのシール部材と、 前記吐出圧力下にある潤滑油部から前記クランク軸内を
通りクランク部端部の空間に通じる第1の給油路と、 前記クランク部端部空間から前記旋回スクロ−ル端板内
を通り旋回スクロ−ル端板と固定スクロ−ル端板との摺
動部に開口しさらにその後前記背圧室に通じる第2の給
油路と、 前記第1の給油路の途中からクランク軸の外周面に開口
しクランク軸の回転による遠心ポンプ作用を利用して前
記主軸受部に潤滑油を供給する第3の給油路とを備え、 前記第2の給油路にはその途中に通路面積を絞る絞り部
を持つことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項4】請求項3において、前記絞り部は、前記第
2の給油路の旋回スクロ−ル端板内に形成された給油路
が開口する旋回スクロ−ル端板と固定スクロ−ル端板と
の摺動面により構成されることを特徴とするスクロール
圧縮機。 - 【請求項5】請求項3または4において、前記第2の給
油路の旋回スクロ−ル端板内に形成された給油路の開口
端部が旋回スクロ−ルの旋回運動により移動する範囲内
の前記固定スクロ−ル端板摺動面に円周方向の溝通路を
設け、該溝通路と旋回スクロール端板に設けた給油路の
開口部とを、旋回スクロールの旋回運動により間欠的に
連通させる構成としたことを特徴とするスクロール圧縮
機。 - 【請求項6】請求項3において、前記背圧室にオルダム
リングが設けられ、前記第2の給油路から差圧給油され
た潤滑油で前記オルダムリングの摺動面を潤滑すること
を特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項7】請求項3において、クランク軸内に形成さ
れた前記第1の給油路は、その上流側でクランク軸心側
とし、その上方でクランク軸心から偏心した位置となる
ようにクランク軸に対し斜めに形成したことを特徴とす
るスクロール圧縮機。 - 【請求項8】請求項3において、前記クランク軸の前記
主軸受より反クランク部側にクランク軸の一端側を支承
する副軸受部を設け、前記第1の給油路の途中からクラ
ンク軸の外周面に開口しクランク軸の回転による遠心ポ
ンプ作用を利用して前記副軸受部に潤滑油を供給する第
4の給油路を設けたことを特徴とするスクロール圧縮
機。 - 【請求項9】請求項3において、前記旋回軸受部と主軸
受部との間の空間と、前記密閉容器内の空間とを連通
し、前記空間に供給された潤滑油を密閉容器内空間に排
出する排油孔を前記主フレ−ムに形成したことを特徴と
するスクロール圧縮機。 - 【請求項10】請求項3において、前記第1の給油路
は、クランク軸内に形成された給油路の一端部と前記潤
滑油部とを接続する給油パイプを備えることを特徴とす
るスクロール圧縮機。 - 【請求項11】請求項7において、クランク軸内に形成
した給油路をクランク軸心に対してクランク部方向に偏
心させたことを特徴とするスクロ−ル圧縮機。 - 【請求項12】固定スクロール及び旋回スクロールと、
水平方向に配置され前記旋回スクロールを旋回運動させ
るクランク軸と、該クランク軸のクランク部側を主軸受
部を介して支持する主フレームと、これらの機器を収納
し吐出圧力に維持されかつ潤滑油部を有する密閉容器と
を備えた横型構造のスクロ−ル圧縮機において、 前記密閉容器に取り付けられクランク軸の反クランク部
側端部を支持する副軸受部と、 前記吐出圧力下にある潤滑油部から、密閉容器に取り付
けられた給油パイプ及び前記クランク軸内に形成した給
油路を通りクランク部端部の空間に通じる第1の給油路
と、 前記クランク部端部空間から前記旋回スクロ−ル端板内
を通り低圧部に通じかつその途中に通路面積を絞る絞り
部を持つ第2の給油路と、 前記第1の給油路の途中からクランク軸の外周面に開口
しクランク軸の回転による遠心ポンプ作用を利用して前
記主軸受部に潤滑油を供給する第3の給油路と、 前記第1の給油路の途中からクランク軸の外周面に開口
しクランク軸の回転による遠心ポンプ作用を利用して前
記副軸受部に潤滑油を供給する第4の給油路とを備える
ことを特徴とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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WO2024130821A1 (zh) * | 2022-12-22 | 2024-06-27 | 深圳昂湃技术有限公司 | 一种具有循环润滑油路结构的涡旋式压缩机 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP06037395A patent/JP3545826B2/ja not_active Expired - Fee Related
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