JPH0826950B2 - ダクトのフランジ取付装置 - Google Patents
ダクトのフランジ取付装置Info
- Publication number
- JPH0826950B2 JPH0826950B2 JP5135420A JP13542093A JPH0826950B2 JP H0826950 B2 JPH0826950 B2 JP H0826950B2 JP 5135420 A JP5135420 A JP 5135420A JP 13542093 A JP13542093 A JP 13542093A JP H0826950 B2 JPH0826950 B2 JP H0826950B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- base
- lip
- flange
- body surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L23/00—Flanged joints
- F16L23/12—Flanged joints specially adapted for particular pipes
- F16L23/14—Flanged joints specially adapted for particular pipes for rectangular pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/02—Ducting arrangements
- F24F13/0209—Ducting arrangements characterised by their connecting means, e.g. flanges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の空調や排煙などに
使われるダクトのフランジ取付装置に係り、殊更そのダ
クトの開口端部へ、これと別個独立の継手用フランジを
確固な剛性状態として、且つ生産工場では勿論のこと、
施工現場でもすばやく取付作業ができるように改良した
ものである。
使われるダクトのフランジ取付装置に係り、殊更そのダ
クトの開口端部へ、これと別個独立の継手用フランジを
確固な剛性状態として、且つ生産工場では勿論のこと、
施工現場でもすばやく取付作業ができるように改良した
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種ダクトのフランジ取付装置として
は、特開昭54−75619号が公知である。
は、特開昭54−75619号が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その公知発
明の第1、2図に示された実施例では、差込スリツト
(6)を区画する第1、2異形断面脚辺(8)(9)の
壁(12)(13)(15)(16)を、密接する重合
状態に押圧一体化すると共に、その相対的な位置ズレを
防止するために、かしめ付けなどの結合手段(14)
(18)を付与しなければならないので、その作業上著
しく煩雑であり、長時間と重労働を要する。
明の第1、2図に示された実施例では、差込スリツト
(6)を区画する第1、2異形断面脚辺(8)(9)の
壁(12)(13)(15)(16)を、密接する重合
状態に押圧一体化すると共に、その相対的な位置ズレを
防止するために、かしめ付けなどの結合手段(14)
(18)を付与しなければならないので、その作業上著
しく煩雑であり、長時間と重労働を要する。
【0004】この点、第3〜5図の実施例では、上記結
合手段(14)(18)が必らずしも明確に示されてい
ないが、その異形断面脚辺(1011)(1015)が
通路部品(ダクト)(1)の通路壁(胴面)(7)へ外
側から臨む部分において、しっかり重ねて圧延されてお
り、相対的に動かぬ状態に保たれていることに変りはな
い。
合手段(14)(18)が必らずしも明確に示されてい
ないが、その異形断面脚辺(1011)(1015)が
通路部品(ダクト)(1)の通路壁(胴面)(7)へ外
側から臨む部分において、しっかり重ねて圧延されてお
り、相対的に動かぬ状態に保たれていることに変りはな
い。
【0005】そのため、上記通路壁(胴面)(7)へ外
側から臨む部分だけでも、その異形断面脚辺(101
1)(1015)を少なくとも合計3層の積層状態とし
て折り返さなければ、フランジ(102)(202)を
通路部品(ダクト)(1)へ安定良く、且つ高強度に取
付け維持することができず、その折り返し加工上未だ煩
雑であるほか、いたづらに重量化してしまう。このこと
は、上記通路部品(ダクト)(1)が大型・長大化すれ
ばする程顕著になり、上記通路壁(胴面)(7)へ内側
から臨む部分との挟持力も、著しく不均衡になることを
避け難い。
側から臨む部分だけでも、その異形断面脚辺(101
1)(1015)を少なくとも合計3層の積層状態とし
て折り返さなければ、フランジ(102)(202)を
通路部品(ダクト)(1)へ安定良く、且つ高強度に取
付け維持することができず、その折り返し加工上未だ煩
雑であるほか、いたづらに重量化してしまう。このこと
は、上記通路部品(ダクト)(1)が大型・長大化すれ
ばする程顕著になり、上記通路壁(胴面)(7)へ内側
から臨む部分との挟持力も、著しく不均衡になることを
避け難い。
【0006】又、上記異形断面脚辺(1011)(10
15)における通路壁(胴面)(7)へ外側から臨む部
分に比して、同じく内側から臨む部分が非常に短かく、
その通路部品(ダクト)(1)への差し込み深さが浅い
ため、大型・長大な通路部品(ダクト)(1)に適用し
た場合、その重量による撓み力に耐えられず、差し込み
口が開きやすく、エヤー洩れを生ずることにもなる。
15)における通路壁(胴面)(7)へ外側から臨む部
分に比して、同じく内側から臨む部分が非常に短かく、
その通路部品(ダクト)(1)への差し込み深さが浅い
ため、大型・長大な通路部品(ダクト)(1)に適用し
た場合、その重量による撓み力に耐えられず、差し込み
口が開きやすく、エヤー洩れを生ずることにもなる。
【0007】更に、上記公知発明の場合拘束突起(1
8)(19)が、通路壁(胴面)(7)に切り込まれ且
つ曲げ起されたものとして、その通路壁(胴面)(7)
に開口を生成する状態にあるにも拘らず、差込スリツト
(6)の内部へ気密用シーラントやコーキング剤を充填
することが記載されていないため、エヤー洩れを生ずる
ことは必至である。特に、第4図の実施例では拘束突起
(18)(19)の一対が、互いに位置ズレした状態と
して圧印成形されているため、その差込スリツト(6)
に仮令気密用シーラントを充填したとしても、全く無意
味である。
8)(19)が、通路壁(胴面)(7)に切り込まれ且
つ曲げ起されたものとして、その通路壁(胴面)(7)
に開口を生成する状態にあるにも拘らず、差込スリツト
(6)の内部へ気密用シーラントやコーキング剤を充填
することが記載されていないため、エヤー洩れを生ずる
ことは必至である。特に、第4図の実施例では拘束突起
(18)(19)の一対が、互いに位置ズレした状態と
して圧印成形されているため、その差込スリツト(6)
に仮令気密用シーラントを充填したとしても、全く無意
味である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような諸問
題の改良を目的としており、そのための構成上ダクトの
開口端部付近に複数の楔爪を横一列に並ぶ点在分布状態
として、且つその胴面からの外向きに突き起す一方、
題の改良を目的としており、そのための構成上ダクトの
開口端部付近に複数の楔爪を横一列に並ぶ点在分布状態
として、且つその胴面からの外向きに突き起す一方、
【0009】上記ダクトの継手となる別個独立のフラン
ジを、1枚の金属板から基本的な断面L字型に折り曲げ
ることにより、その一辺をダクトの半径方向に沿って一
定高さだけ張り出し垂立する接合マストとし、残る他辺
をその接合マストの基端部からダクトの長手方向に沿っ
て一定長さだけ張り出す取付ベースとして各々定め、
ジを、1枚の金属板から基本的な断面L字型に折り曲げ
ることにより、その一辺をダクトの半径方向に沿って一
定高さだけ張り出し垂立する接合マストとし、残る他辺
をその接合マストの基端部からダクトの長手方向に沿っ
て一定長さだけ張り出す取付ベースとして各々定め、
【0010】その取付ベースの先端部から反転して連続
的に蛇行させる如く、上記ダクトの 胴面を内側から覆う
インナーベースリツプと、同じく胴面を外側から覆うア
ウターベースリツプとを順次折り返し延長することによ
り、上記取付ベースをその両ベースリツプの隣り合う層
間に2個のクツシヨンスペースが区成される少なくとも
合計3層のコルゲート形態に積層化して、
的に蛇行させる如く、上記ダクトの 胴面を内側から覆う
インナーベースリツプと、同じく胴面を外側から覆うア
ウターベースリツプとを順次折り返し延長することによ
り、上記取付ベースをその両ベースリツプの隣り合う層
間に2個のクツシヨンスペースが区成される少なくとも
合計3層のコルゲート形態に積層化して、
【0011】そのインナーベースリツプからアウターベ
ースリツプへの折り返し部と、上記接合マストとの向か
い合う前後相互間を、一定開口幅のコーナー接続アング
ル受け止め用凹溝として陥没状態に区成し、
ースリツプへの折り返し部と、上記接合マストとの向か
い合う前後相互間を、一定開口幅のコーナー接続アング
ル受け止め用凹溝として陥没状態に区成し、
【0012】上記接合マストの張り出し先端部を庇状の
トツプフツクとして、取付ベースの存在方向へ一定長さ
だけ連続的に曲げ出すことにより、そのトツプフツクと
上記凹溝との向かい合う上下相互間に、ダクトのコーナ
ー接続アングルを転倒不能な拘束状態として受け止め得
るように関係設定すると共に、
トツプフツクとして、取付ベースの存在方向へ一定長さ
だけ連続的に曲げ出すことにより、そのトツプフツクと
上記凹溝との向かい合う上下相互間に、ダクトのコーナ
ー接続アングルを転倒不能な拘束状態として受け止め得
るように関係設定すると共に、
【0013】上記アウターベースリツプの延長先端部を
上記楔爪の受け止めフツクとして、上記蛇行方向と逆な
内向き反転状態に折り返すことにより、インナーベース
リツプとの弾圧付勢状態に閉合させて、その閉合により
袋化した上記アウターベースリツプ側のクツシヨンスペ
ース内へ、ダクトの気密用シーラントを充填し、
上記楔爪の受け止めフツクとして、上記蛇行方向と逆な
内向き反転状態に折り返すことにより、インナーベース
リツプとの弾圧付勢状態に閉合させて、その閉合により
袋化した上記アウターベースリツプ側のクツシヨンスペ
ース内へ、ダクトの気密用シーラントを充填し、
【0014】上記取付ベースにおける両ベースリツプの
折り返し先端部を相互の同一位置に揃えるか、又はその
インナーベースリツプをアウターベースリツプよりも長
く張り出すことによって前後の段違いに変位させ、
折り返し先端部を相互の同一位置に揃えるか、又はその
インナーベースリツプをアウターベースリツプよりも長
く張り出すことによって前後の段違いに変位させ、
【0015】その両ベースリツプにおける折り返し先端
部の相互間を差し込み口として、そのフランジの取付ベ
ースをダクトの開口端部へ上記弾圧付勢力に抗しつつ差
し込んだ時、上記ダクトの楔爪とその受け止めフツクと
が自づと離脱不能に係止し合い、且つ上記差し込み口が
シーラントによる気密状態に保たれるように関係設定し
たことを第1の特徴とし、
部の相互間を差し込み口として、そのフランジの取付ベ
ースをダクトの開口端部へ上記弾圧付勢力に抗しつつ差
し込んだ時、上記ダクトの楔爪とその受け止めフツクと
が自づと離脱不能に係止し合い、且つ上記差し込み口が
シーラントによる気密状態に保たれるように関係設定し
たことを第1の特徴とし、
【0016】又、ダクトの開口端部付近に複数の楔爪を
横一列に並ぶ点在分布状態として、且つその胴面からの
内向きに突き起す一方、
横一列に並ぶ点在分布状態として、且つその胴面からの
内向きに突き起す一方、
【0017】上記ダクトの継手となる別個独立のフラン
ジを、1枚の金属板から基本的な断面L字型に折り曲げ
ることにより、その一辺をダクトの半径方向に沿って一
定高さだけ張り出し垂立する接合マストとし、残る他辺
をその接合マストの基端部からダクトの長手方向に沿っ
て一定長さだけ張り出す取付ベースとして各々定め、
ジを、1枚の金属板から基本的な断面L字型に折り曲げ
ることにより、その一辺をダクトの半径方向に沿って一
定高さだけ張り出し垂立する接合マストとし、残る他辺
をその接合マストの基端部からダクトの長手方向に沿っ
て一定長さだけ張り出す取付ベースとして各々定め、
【0018】その取付ベースの先端部から反転して連続
的に蛇行させる如く、上記ダクトの胴面を外側から覆う
アウターベースリツプと、同じく胴面を内側から覆うイ
ンナーベースリツプとを順次折り返し延長することによ
り、上記取付ベースをその両ベースリツプの隣り合う層
間に2個のクツシヨンスペースが区成される少なくとも
合計3層のコルゲート形態に積層化して、
的に蛇行させる如く、上記ダクトの胴面を外側から覆う
アウターベースリツプと、同じく胴面を内側から覆うイ
ンナーベースリツプとを順次折り返し延長することによ
り、上記取付ベースをその両ベースリツプの隣り合う層
間に2個のクツシヨンスペースが区成される少なくとも
合計3層のコルゲート形態に積層化して、
【0019】上記接合マストと、取付ベースのアウター
ベースリツプとが交叉する角隅部に、一定開口幅のコー
ナー接続アングル受け止め用凹溝が陥没状態として区成
されるように、そのアウターベースリツプの張り出し中
途部を一旦外向きの段状に曲げ起し、
ベースリツプとが交叉する角隅部に、一定開口幅のコー
ナー接続アングル受け止め用凹溝が陥没状態として区成
されるように、そのアウターベースリツプの張り出し中
途部を一旦外向きの段状に曲げ起し、
【0020】上記接合マストの張り出し先端部を庇状の
トツプフツクとして、取付ベースの存在方向へ一定長さ
だけ連続的に曲げ出すことにより、そのトツプフツクと
上記凹溝との向かい合う上下相互間に、ダクトのコーナ
ー接続アングルを転倒不能な拘束状態として受け止め得
るように関係設定すると共に、
トツプフツクとして、取付ベースの存在方向へ一定長さ
だけ連続的に曲げ出すことにより、そのトツプフツクと
上記凹溝との向かい合う上下相互間に、ダクトのコーナ
ー接続アングルを転倒不能な拘束状態として受け止め得
るように関係設定すると共に、
【0021】上記インナーベースリツプの延長先端部を
上記楔爪の受け止めフツクとして、上記蛇行方向と逆な
外向き反転状態に折り返すことにより、アウターベース
リツプとの弾圧付勢状態に閉合させて、その閉合により
袋化した上記インナーベースリツプ側のクツシヨンスペ
ース内へ、ダクトの気密用シーラントを充填し、によ
り、
上記楔爪の受け止めフツクとして、上記蛇行方向と逆な
外向き反転状態に折り返すことにより、アウターベース
リツプとの弾圧付勢状態に閉合させて、その閉合により
袋化した上記インナーベースリツプ側のクツシヨンスペ
ース内へ、ダクトの気密用シーラントを充填し、によ
り、
【0022】上記取付ベースにおける両ベースリツプの
折り返し先端部を相互の同一位置に揃えるか、又はその
インナーベースリツプをアウターベースリツプよりも長
く張り出すことによって前後の段違いに変位させ、
折り返し先端部を相互の同一位置に揃えるか、又はその
インナーベースリツプをアウターベースリツプよりも長
く張り出すことによって前後の段違いに変位させ、
【0023】その両ベースリツプ(15a)(15b)
における折り返し先端部の相互間を差し込み口として、
そのフランジの取付ベースをダクトの開口端部へ上記弾
圧付勢力に抗しつつ差し込んだ時、上記ダクトの楔爪と
その受け止めフツクとが自づと離脱不能に係止し合い、
且つ上記差し込み口がシーラントによる気密状態に保た
れるように関係設定したことを第2の特徴とするもので
ある。
における折り返し先端部の相互間を差し込み口として、
そのフランジの取付ベースをダクトの開口端部へ上記弾
圧付勢力に抗しつつ差し込んだ時、上記ダクトの楔爪と
その受け止めフツクとが自づと離脱不能に係止し合い、
且つ上記差し込み口がシーラントによる気密状態に保た
れるように関係設定したことを第2の特徴とするもので
ある。
【0024】
【作用】即ち、本発明の上記構成によれば、フランジの
取付ベースがダクトの胴面を内側から覆うインナーベー
スリツプと、同じく胴面を外側から覆うアウターベース
リツプとから、その隣り合う層間に2個のクツシヨンス
ペースを区成する合計3層のコルゲート形態に積層化さ
れているため、冒頭に述べた特開昭54−75619号
のようなダクトの胴面を外側から覆う部分についてだけ
でも、その異形断面脚辺を合計3層や4層の多層形態に
折り返し加工し、且つ位置ズレ不能な扁平固定状態に押
圧一体化する必要がなく、極めて簡易に能率良く折り返
し加工でき、量産性と軽量化に役立つばかりでなく、そ
の僅か合計3層のコルゲート形態で足るにも拘らず、上
記隣り合う層間に確保された2個のクツシヨンスペース
によって、ダクトの胴面を内外両側から言わば均等に、
且つ高強度に弾圧挟持することができ、そのダクトとフ
ランジとの相対的な歪み変形や撓み変形なども効果的に
防止され、耐久的に安定な取付状態を維持し得るのであ
る。
取付ベースがダクトの胴面を内側から覆うインナーベー
スリツプと、同じく胴面を外側から覆うアウターベース
リツプとから、その隣り合う層間に2個のクツシヨンス
ペースを区成する合計3層のコルゲート形態に積層化さ
れているため、冒頭に述べた特開昭54−75619号
のようなダクトの胴面を外側から覆う部分についてだけ
でも、その異形断面脚辺を合計3層や4層の多層形態に
折り返し加工し、且つ位置ズレ不能な扁平固定状態に押
圧一体化する必要がなく、極めて簡易に能率良く折り返
し加工でき、量産性と軽量化に役立つばかりでなく、そ
の僅か合計3層のコルゲート形態で足るにも拘らず、上
記隣り合う層間に確保された2個のクツシヨンスペース
によって、ダクトの胴面を内外両側から言わば均等に、
且つ高強度に弾圧挟持することができ、そのダクトとフ
ランジとの相対的な歪み変形や撓み変形なども効果的に
防止され、耐久的に安定な取付状態を維持し得るのであ
る。
【0025】しかも、上記楔爪の受け止めフツクとして
内向き反転状態に折り返されたアウターベースリツプの
延長先端部は、インナーベースリツプとの弾圧付勢状態
に閉合されており、その閉合によって袋化されたアウタ
ーベースリツプ側のクツシヨンスペース内には、ダクト
の気密用シーラントも充填されているため、上記ダク ト
の楔爪が万一粗雑な加工によって切り起し分離された
り、或いは上記取付ベースの差し込み口が万一ダクトの
撓み変形や、送風上の内圧を受けた脈動などによって開
いたりしても、そのエヤー洩れを上記シーラントによっ
て確実に予防することができ、ダクトの製作・加工上並
びに使用上の制約を受けることもない。
内向き反転状態に折り返されたアウターベースリツプの
延長先端部は、インナーベースリツプとの弾圧付勢状態
に閉合されており、その閉合によって袋化されたアウタ
ーベースリツプ側のクツシヨンスペース内には、ダクト
の気密用シーラントも充填されているため、上記ダク ト
の楔爪が万一粗雑な加工によって切り起し分離された
り、或いは上記取付ベースの差し込み口が万一ダクトの
撓み変形や、送風上の内圧を受けた脈動などによって開
いたりしても、そのエヤー洩れを上記シーラントによっ
て確実に予防することができ、ダクトの製作・加工上並
びに使用上の制約を受けることもない。
【0026】又、取付ベースの両ベースリツプは上記公
知発明のような扁平に重合一体化さてれおらず、その隣
り合う層間に2個のクツシヨンスペースを区成している
ため、その積層化に伴なう一定高さと相対する極力深い
コーナー接続アングル受け止め用凹溝を陥没させること
ができ、接合マストの先端部から曲げ出された庇状のト
ツプフツクと相俟って、その向かい合う上下相互間にダ
クトのコーナー接続アングルを、一層安定な裏当て状態
に嵌め付け拘束することができ、その転倒防止効果を昂
め得ることになり、そのための構成としても著しく合理
的である。
知発明のような扁平に重合一体化さてれおらず、その隣
り合う層間に2個のクツシヨンスペースを区成している
ため、その積層化に伴なう一定高さと相対する極力深い
コーナー接続アングル受け止め用凹溝を陥没させること
ができ、接合マストの先端部から曲げ出された庇状のト
ツプフツクと相俟って、その向かい合う上下相互間にダ
クトのコーナー接続アングルを、一層安定な裏当て状態
に嵌め付け拘束することができ、その転倒防止効果を昂
め得ることになり、そのための構成としても著しく合理
的である。
【0027】
【実施例】以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳
述すると、図1〜13はその本発明の第1実施例を示し
ており、(D)は亜鉛鉄板やステンレス鋼板、その他の
金属板から正面視の四角形に造形された一定長さのダク
トであって、そのエアー管路としての気密状態を保てる
限りでは、向かい合う2個一対のL字型金属板片から全
体的な四角形に枠組み一体化しても良く、又1枚の金属
板から連続的に折り曲げることにより、四角形に造形し
てもさしつかえない。
述すると、図1〜13はその本発明の第1実施例を示し
ており、(D)は亜鉛鉄板やステンレス鋼板、その他の
金属板から正面視の四角形に造形された一定長さのダク
トであって、そのエアー管路としての気密状態を保てる
限りでは、向かい合う2個一対のL字型金属板片から全
体的な四角形に枠組み一体化しても良く、又1枚の金属
板から連続的に折り曲げることにより、四角形に造形し
てもさしつかえない。
【0028】(11)は上記ダクト(D)の開口端部付
近に位置しつつ、その4辺の胴面(12)から各々外向
きに突き起し加工された複数の楔爪であり、一定の間隔
ピツチ(P)を保つ点在分布状態として横一列に並んで
いる。しかも、その楔爪(11)の各個は図9〜11か
ら明白なように、ダクト(D)の切り離し開口端縁(1
3)から後退する程、徐々に背高く起立する断面ほぼ直
角三角形を呈しており、これとの相対的に後述するフラ
ンジの取付ベースを差し込みやすく、その一旦差し込ん
だ後には決して離脱しない楔作用を果すようになってい
る。
近に位置しつつ、その4辺の胴面(12)から各々外向
きに突き起し加工された複数の楔爪であり、一定の間隔
ピツチ(P)を保つ点在分布状態として横一列に並んで
いる。しかも、その楔爪(11)の各個は図9〜11か
ら明白なように、ダクト(D)の切り離し開口端縁(1
3)から後退する程、徐々に背高く起立する断面ほぼ直
角三角形を呈しており、これとの相対的に後述するフラ
ンジの取付ベースを差し込みやすく、その一旦差し込ん
だ後には決して離脱しない楔作用を果すようになってい
る。
【0029】上記のような楔爪(11)は、例えば手持
ち式のパンチング工具(図示省略)をダクト(D)の切
り離し開口端縁(13)から、その胴面(12)を挟む
如くに挿入した上、そのパンチング工具を閉合操作する
ことにより、上記楔形状として突き起し加工することが
できる。
ち式のパンチング工具(図示省略)をダクト(D)の切
り離し開口端縁(13)から、その胴面(12)を挟む
如くに挿入した上、そのパンチング工具を閉合操作する
ことにより、上記楔形状として突き起し加工することが
できる。
【0030】(L1)はダクト(D)の切り離し開口端
縁(13)と楔爪(11)の作用頂点部(11a)との
間隔距離を示唆しており、この間隔距離(L1)は上記
パンチング工具を挿入できる深さに対応する。この間隔
距離(L1)を保つ仮想線上に、複数の楔爪(11)が
整然と点在分布しているわけであり、そのため生産工場
に据え付けた自動機へ、ダクト(D)を送り込みつつ、
その胴面(12)へ自動機によって楔爪(11)を連続
的に突き起し加工することも可能である。
縁(13)と楔爪(11)の作用頂点部(11a)との
間隔距離を示唆しており、この間隔距離(L1)は上記
パンチング工具を挿入できる深さに対応する。この間隔
距離(L1)を保つ仮想線上に、複数の楔爪(11)が
整然と点在分布しているわけであり、そのため生産工場
に据え付けた自動機へ、ダクト(D)を送り込みつつ、
その胴面(12)へ自動機によって楔爪(11)を連続
的に突き起し加工することも可能である。
【0031】尚、図示の実施例では上記楔爪(11)の
起立高さ寸法を、ダクト(D)自身の板厚とほぼ等しい
約1mmに定めて、その胴面(12)から切り離れない
連続状態に突き起しているが、楔爪(11)の作用頂点
部(11a)がその起立高さ寸法との関係において、ダ
クト(D)の胴面(12)から切り起し分離されたとし
ても、一切の支障はない。後述のシーラント又はコーキ
ング剤によって、そのダクト(D)の気密状態が保たれ
るようになっているからであり、高精度に加工しなけれ
ばならない制約を受けない点で、量産性に富む。
起立高さ寸法を、ダクト(D)自身の板厚とほぼ等しい
約1mmに定めて、その胴面(12)から切り離れない
連続状態に突き起しているが、楔爪(11)の作用頂点
部(11a)がその起立高さ寸法との関係において、ダ
クト(D)の胴面(12)から切り起し分離されたとし
ても、一切の支障はない。後述のシーラント又はコーキ
ング剤によって、そのダクト(D)の気密状態が保たれ
るようになっているからであり、高精度に加工しなけれ
ばならない制約を受けない点で、量産性に富む。
【0032】(F)は上記ダクト(D)の配管用継手と
なる別個独立のフランジであって、そのダクト(D)と
同じ金属板の1枚からフオーミングマシンにより、ダク
ト(D)の半径方向に沿って一定高さ(H1)だけ張り
出し垂立する接合マスト(14)と、同じくダクト
(D)の長手方向に沿う一定長さ(L2)の取付ベース
(15)とを備えた基本的な断面L字型に折り曲げ加工
されている。
なる別個独立のフランジであって、そのダクト(D)と
同じ金属板の1枚からフオーミングマシンにより、ダク
ト(D)の半径方向に沿って一定高さ(H1)だけ張り
出し垂立する接合マスト(14)と、同じくダクト
(D)の長手方向に沿う一定長さ(L2)の取付ベース
(15)とを備えた基本的な断面L字型に折り曲げ加工
されている。
【0033】そのフランジ(F)の接合マスト(14)
は所謂シングル構造であり、その張り出し先端部からは
取付ベース(15)の存在方向へ、庇状のトツプフツク
(16)が一定長さ(L3)だけ連続的に曲げ出されて
いる。
は所謂シングル構造であり、その張り出し先端部からは
取付ベース(15)の存在方向へ、庇状のトツプフツク
(16)が一定長さ(L3)だけ連続的に曲げ出されて
いる。
【0034】しかも、そのトツプフツク(16)は先端
部からの外向き又は内向き反転状態に折り返し重合され
ることにより、2重構造として補強されているほか、そ
の張り出し先端部が文字通りのフツク型として、若干内
向きに屈曲されており、これによってダクト(D)の後
述するコーナー接続アングルを転倒不能に受け止め得る
ほか、そのトツプフツク(16)の先端部を補強鍔縁と
して、これにフランジ(F)のクランプ金具(C)を安
定良く確実に係止させることもできるようになってい
る。
部からの外向き又は内向き反転状態に折り返し重合され
ることにより、2重構造として補強されているほか、そ
の張り出し先端部が文字通りのフツク型として、若干内
向きに屈曲されており、これによってダクト(D)の後
述するコーナー接続アングルを転倒不能に受け止め得る
ほか、そのトツプフツク(16)の先端部を補強鍔縁と
して、これにフランジ(F)のクランプ金具(C)を安
定良く確実に係止させることもできるようになってい
る。
【0035】そのクランプ金具(C)は、隣り合うダク
ト(D)のフランジ(F)同志を締結固定するためのも
のであり、特に図8に抽出するように、1枚の鋼板から
隣り合うフランジ(F)の両接合マスト(14)へ被冠
する倒立U字型に屈曲された金具本体板(17)と、そ
の向かい合う一方の板壁から内向き水平に螺入された押
しボルト(18)と、同じく他方の板壁から金具本体板
(17)における倒立U字型への折り曲げ稜線と直交す
る折り曲げ稜線により、何れも内向き直角に且つ上記押
しボルト(18)の軸線を中心とする左右対称な配列状
態に曲げ起された一対の係止片(19)とを備えたもの
が好ましい。
ト(D)のフランジ(F)同志を締結固定するためのも
のであり、特に図8に抽出するように、1枚の鋼板から
隣り合うフランジ(F)の両接合マスト(14)へ被冠
する倒立U字型に屈曲された金具本体板(17)と、そ
の向かい合う一方の板壁から内向き水平に螺入された押
しボルト(18)と、同じく他方の板壁から金具本体板
(17)における倒立U字型への折り曲げ稜線と直交す
る折り曲げ稜線により、何れも内向き直角に且つ上記押
しボルト(18)の軸線を中心とする左右対称な配列状
態に曲げ起された一対の係止片(19)とを備えたもの
が好ましい。
【0036】蓋し、押しボルト(18)を螺進操作し
て、隣り合うフランジ(F)の上記接合マスト(14)
同志を締め付ける時に、その締め付け押圧力が一対の係
止片(19)によって、左右均等に且つ安定良く受担さ
れることとなり、上記押しボルト(18)の先端部と両
係止片(19)の先端部との合計3個所において、上記
フランジ(F)の接合マスト(14)同志を緊縛状態に
挟圧固定することができ、そのガタツキや振れ動きなど
を生じるおそれを無くせるからである。
て、隣り合うフランジ(F)の上記接合マスト(14)
同志を締め付ける時に、その締め付け押圧力が一対の係
止片(19)によって、左右均等に且つ安定良く受担さ
れることとなり、上記押しボルト(18)の先端部と両
係止片(19)の先端部との合計3個所において、上記
フランジ(F)の接合マスト(14)同志を緊縛状態に
挟圧固定することができ、そのガタツキや振れ動きなど
を生じるおそれを無くせるからである。
【0037】他方、上記フランジ(F)の取付ベース
(15)は接合マスト(14)の基端部から、ダクト
(D)の長手方向へ上記一定長さ(L2)だけ張り出す
単純なシングル構造の平板状態にとどまらず、図9〜1
1から明白なように、その金属板の連続的に蛇行するコ
ルゲート形態として折り返し積層化されることにより、
上 記ダクト(D)の胴面(12)へその切り離し開口端
縁(13)から差し込むことができると共に、その差し
込み状態での固定強度アツプも図れるようになってい
る。
(15)は接合マスト(14)の基端部から、ダクト
(D)の長手方向へ上記一定長さ(L2)だけ張り出す
単純なシングル構造の平板状態にとどまらず、図9〜1
1から明白なように、その金属板の連続的に蛇行するコ
ルゲート形態として折り返し積層化されることにより、
上 記ダクト(D)の胴面(12)へその切り離し開口端
縁(13)から差し込むことができると共に、その差し
込み状態での固定強度アツプも図れるようになってい
る。
【0038】即ち、その図9〜11において、(15
a)は上記取付ベース(15)の張り出し先端部から連
続的に反転する状態として、外向きに折り返し延長され
たインナーベースリツプであり、その折り返しの2層か
ら区画される内部がクツシヨンスペース(S1)をな
し、これによってダクト(D)の胴面(12)へ弾圧的
に内接する如く、その胴面(12)を内側から覆うこと
になる。そのインナーベースリツプ(15a)の外向き
折り返し部は、後述する差し込み口の言わば下唇とし
て、滑らかな円弧状に屈曲されている。
a)は上記取付ベース(15)の張り出し先端部から連
続的に反転する状態として、外向きに折り返し延長され
たインナーベースリツプであり、その折り返しの2層か
ら区画される内部がクツシヨンスペース(S1)をな
し、これによってダクト(D)の胴面(12)へ弾圧的
に内接する如く、その胴面(12)を内側から覆うこと
になる。そのインナーベースリツプ(15a)の外向き
折り返し部は、後述する差し込み口の言わば下唇とし
て、滑らかな円弧状に屈曲されている。
【0039】上記インナーベースリツプ(15a)の延
長先端部は上記接合マスト(14)の垂立位置まで到達
せず、その相互間には一定幅(W)の開口が確保されて
いる。そして、その先端部から引き続き蛇行する如く、
インナーベースリツプ(15a)への積層状態として逆
向きに折り返し延長されることにより、上記ダクト
(D)の胴面(12)を外側から覆うアウターベースリ
ツプ(15b)として造形されている。
長先端部は上記接合マスト(14)の垂立位置まで到達
せず、その相互間には一定幅(W)の開口が確保されて
いる。そして、その先端部から引き続き蛇行する如く、
インナーベースリツプ(15a)への積層状態として逆
向きに折り返し延長されることにより、上記ダクト
(D)の胴面(12)を外側から覆うアウターベースリ
ツプ(15b)として造形されている。
【0040】つまり、フランジ(F)の取付ベース(1
5)が上記インナーベースリツプ(15a)とアウター
ベースリツプ(15b)を含む全体として、その合計3
層からほぼS字状に屈曲するコルゲート形態に積層化さ
れているわけであり、その3層の実質上平行に延在して
いる。
5)が上記インナーベースリツプ(15a)とアウター
ベースリツプ(15b)を含む全体として、その合計3
層からほぼS字状に屈曲するコルゲート形態に積層化さ
れているわけであり、その3層の実質上平行に延在して
いる。
【0041】更に、アウターベースリツプ(15b)の
延長先端部は引き続き上記蛇行方向に逆らう内向き反転
状態に折り返されることにより、ダクト(D)の胴面
(12)から外向きに起立する上記楔爪(11)を受け
止めるフツク(20)として対応形成されている。その
アウターベースリツプ(15b)の内向き折り返し部
は、後述する差し込み口の言わば上唇として、やはり滑
らかな円弧状に屈曲されて いる。
延長先端部は引き続き上記蛇行方向に逆らう内向き反転
状態に折り返されることにより、ダクト(D)の胴面
(12)から外向きに起立する上記楔爪(11)を受け
止めるフツク(20)として対応形成されている。その
アウターベースリツプ(15b)の内向き折り返し部
は、後述する差し込み口の言わば上唇として、やはり滑
らかな円弧状に屈曲されて いる。
【0042】しかも、上記アウターベースリツプ(15
b)の延長先端部をなす受け止めフツク(20)は、そ
の一定長さ(L4)だけ内向きに折り返されることによ
って、上記インナーベースリツプ(15a)との弾圧付
勢状態に保たれている。そのため、上記取付ベース(1
5)はこの受け止めフツク(20)の折り返し個所にお
いてのみ、部分的に合計4層の積層形態をなす。又、上
記アウターベースリツプ(15b)との言わば仕切り壁
をなすインナーベースリツプ(15a)の1層と、その
アウターベースリツプ(15b)の1層との相互間に
は、密閉袋が区成されることとなり、そのアウターベー
スリツプ(15b)側の密閉袋内をクツシヨンスペース
(S2)として、ダクト(D)の胴面(12)へ弾圧的
に外接させることができる。その袋状クツシヨンスペー
ス(S2)の内部には、ダクト(D)の気密用シーラン
ト又はコーキング剤(21)が充填されている。
b)の延長先端部をなす受け止めフツク(20)は、そ
の一定長さ(L4)だけ内向きに折り返されることによ
って、上記インナーベースリツプ(15a)との弾圧付
勢状態に保たれている。そのため、上記取付ベース(1
5)はこの受け止めフツク(20)の折り返し個所にお
いてのみ、部分的に合計4層の積層形態をなす。又、上
記アウターベースリツプ(15b)との言わば仕切り壁
をなすインナーベースリツプ(15a)の1層と、その
アウターベースリツプ(15b)の1層との相互間に
は、密閉袋が区成されることとなり、そのアウターベー
スリツプ(15b)側の密閉袋内をクツシヨンスペース
(S2)として、ダクト(D)の胴面(12)へ弾圧的
に外接させることができる。その袋状クツシヨンスペー
ス(S2)の内部には、ダクト(D)の気密用シーラン
ト又はコーキング剤(21)が充填されている。
【0043】このシーラント(21)は、上記取付ベー
ス(15)の連続的な折り返し加工中において流し込ま
れ、そのクツシヨンスペース(S2)内への充填状態と
なる結果、ダクト(D)に上記楔爪(11)を切り起し
加工したとしても、その開口部をシーラント(21)に
よって完全に密封することができる。
ス(15)の連続的な折り返し加工中において流し込ま
れ、そのクツシヨンスペース(S2)内への充填状態と
なる結果、ダクト(D)に上記楔爪(11)を切り起し
加工したとしても、その開口部をシーラント(21)に
よって完全に密封することができる。
【0044】上記フランジ(F)の取付ベース(15)
は、そのアウターベースリツプ(15b)における就中
受け止めフツク(20)と、インナーベースリツプ(1
5a)との相互間を差し込み口(O)として、上記弾圧
付勢力に抗しつつダクト(D)の開口端部へ差し込むこ
とができ、そうすれば図4、7、11から明白な通り、
ダクト(D)の胴面(12)から外向きに起立する楔爪
(11)と、その取付ベース(15)側の受け止めフツ
ク(20)とが自づと係止し合い、決して離脱しない固
定状態に維持されることとなる。
は、そのアウターベースリツプ(15b)における就中
受け止めフツク(20)と、インナーベースリツプ(1
5a)との相互間を差し込み口(O)として、上記弾圧
付勢力に抗しつつダクト(D)の開口端部へ差し込むこ
とができ、そうすれば図4、7、11から明白な通り、
ダクト(D)の胴面(12)から外向きに起立する楔爪
(11)と、その取付ベース(15)側の受け止めフツ
ク(20)とが自づと係止し合い、決して離脱しない固
定状態に維持されることとなる。
【0045】その場合、図9〜11の第1実施例では、
インナーベースリツプ(15a)の外向き折り返し部か
ら成る下唇と、アウターベースリツプ(15b)の内向
き折 り返し部から成る上唇とを、その何れも滑らかな円
弧状に屈曲形成することにより、その相互の同一線上に
揃えて配置し、ダクト(D)の切り離し開口端縁(1
3)へ確実に差し込めるようになっているが、その下唇
を図14〜16から示唆されるように、上唇よりも長く
張り出すことによって、その両ベースリツプ(15a)
(15b)の折り返し先端部を前後の段違いに変位させ
ることが効果的である。蓋し、ますます円滑に差し込み
操作できるほか、フランジ(F)によってダクト(D)
の開口部を一層深く確固に受け持てることとなり、その
ダクト(D)の歪み変形や撓み変形に対抗し得るからで
ある。このことは、ダクト(D)が大型・長大化すれば
する程有益となる。
インナーベースリツプ(15a)の外向き折り返し部か
ら成る下唇と、アウターベースリツプ(15b)の内向
き折 り返し部から成る上唇とを、その何れも滑らかな円
弧状に屈曲形成することにより、その相互の同一線上に
揃えて配置し、ダクト(D)の切り離し開口端縁(1
3)へ確実に差し込めるようになっているが、その下唇
を図14〜16から示唆されるように、上唇よりも長く
張り出すことによって、その両ベースリツプ(15a)
(15b)の折り返し先端部を前後の段違いに変位させ
ることが効果的である。蓋し、ますます円滑に差し込み
操作できるほか、フランジ(F)によってダクト(D)
の開口部を一層深く確固に受け持てることとなり、その
ダクト(D)の歪み変形や撓み変形に対抗し得るからで
ある。このことは、ダクト(D)が大型・長大化すれば
する程有益となる。
【0046】上記取付ベース(15)におけるインナー
ベースリツプ(15a)の延長先端部からアウターベー
スリツプ(15b)に続く境界屈曲部が、接合マスト
(14)の垂立位置まで到達しないことを上記したが、
これにより取付ベース(15)の基端部には、その上記
両ベースリツプ(15a)(15b)の積層化に伴なう
一定高さ(H2)と相対する一定深さの凹溝(22)
が、上記接合マスト(14)のトツプフツク(16)と
向かい合う位置関係のもとに陥没されている。
ベースリツプ(15a)の延長先端部からアウターベー
スリツプ(15b)に続く境界屈曲部が、接合マスト
(14)の垂立位置まで到達しないことを上記したが、
これにより取付ベース(15)の基端部には、その上記
両ベースリツプ(15a)(15b)の積層化に伴なう
一定高さ(H2)と相対する一定深さの凹溝(22)
が、上記接合マスト(14)のトツプフツク(16)と
向かい合う位置関係のもとに陥没されている。
【0047】その取付ベース(15)の凹溝(22)と
上記接合マスト(14)のトツプフツク(16)との双
方により、ダクト(D)のコーナー接続アングル(A)
を安定良く受け止めて、その接合マスト(14)から転
倒不能に拘束できるようになっているのである。
上記接合マスト(14)のトツプフツク(16)との双
方により、ダクト(D)のコーナー接続アングル(A)
を安定良く受け止めて、その接合マスト(14)から転
倒不能に拘束できるようになっているのである。
【0048】そのコーナー接続アングル(A)は言うま
でもなく、四角形なダクト(D)の隣り合うコーナー部
同志を接続一体化するための金具であり、上記フランジ
(F)の接合マスト(14)へ裏当て状態に嵌め付けら
れる一対の羽根板片(23)と、ダクト(D)のコーナ
ー部に臨まされるコーナー板片(24)とを備えた全体
的なL字型として、1枚の鋼板から打ち抜き加工されて
いる。
でもなく、四角形なダクト(D)の隣り合うコーナー部
同志を接続一体化するための金具であり、上記フランジ
(F)の接合マスト(14)へ裏当て状態に嵌め付けら
れる一対の羽根板片(23)と、ダクト(D)のコーナ
ー部に臨まされるコーナー板片(24)とを備えた全体
的なL字型として、1枚の鋼板から打ち抜き加工されて
いる。
【0049】その場合、図12、13に抽出する通り、
上記コーナー板片(24)のほぼ中 央部に開口するボル
ト受け入れ用貫通孔(25)の周辺部へ、特に連結ボル
ト(26)の角頭部(26a)又は角ナツト(27)と
係合し得る廻り止め用凸子(28)を突設すると共に、
その凸子(28)の周辺部へ隣り合うコーナー接続アン
グル(A)の上記ボルト受け入れ用貫通孔(25)同志
を合致対応させるべき、適当な棒やその他の操作用具受
け入れ用貫通孔(29)も開口形成することが、効果的
である。
上記コーナー板片(24)のほぼ中 央部に開口するボル
ト受け入れ用貫通孔(25)の周辺部へ、特に連結ボル
ト(26)の角頭部(26a)又は角ナツト(27)と
係合し得る廻り止め用凸子(28)を突設すると共に、
その凸子(28)の周辺部へ隣り合うコーナー接続アン
グル(A)の上記ボルト受け入れ用貫通孔(25)同志
を合致対応させるべき、適当な棒やその他の操作用具受
け入れ用貫通孔(29)も開口形成することが、効果的
である。
【0050】そうすれば、図3〜6から明白なように、
上記コーナー接続アングル(A)のボルト受け入れ用貫
通孔(25)へ1本の連結ボルト(26)を貫通させ、
その締結用角ナツト(27)の締め上げ操作を行なっ
て、ダクト(D)の隣り合うコーナー部同志を接続一体
化するに当り、上記連結ボルト(26)と角ナツト(2
7)の連れ廻り空転するおそれが、上記凸子(28)に
よって確実に阻止され、その結果すばやく安全に接続作
業できるからである。
上記コーナー接続アングル(A)のボルト受け入れ用貫
通孔(25)へ1本の連結ボルト(26)を貫通させ、
その締結用角ナツト(27)の締め上げ操作を行なっ
て、ダクト(D)の隣り合うコーナー部同志を接続一体
化するに当り、上記連結ボルト(26)と角ナツト(2
7)の連れ廻り空転するおそれが、上記凸子(28)に
よって確実に阻止され、その結果すばやく安全に接続作
業できるからである。
【0051】又、その作業上万一コーナー接続アングル
(A)のボルト受け入れ用貫通孔(25)同志が合致せ
ず、これに連結ボルト(26)を貫通させ難い事態が起
ったとしても、その周辺部に開口する操作用具受け入れ
用貫通孔(29)へ、適当な棒やその他の操作用具を挿
入して、隣り合うダクト(D)のコーナー接続アングル
(A)を相対的にこじる如く移動矯正することにより、
上記ボルト受け入れ用貫通孔(25)同志を容易に合致
させることができ、その芯出し調整上の作業性も改良さ
れることになる。
(A)のボルト受け入れ用貫通孔(25)同志が合致せ
ず、これに連結ボルト(26)を貫通させ難い事態が起
ったとしても、その周辺部に開口する操作用具受け入れ
用貫通孔(29)へ、適当な棒やその他の操作用具を挿
入して、隣り合うダクト(D)のコーナー接続アングル
(A)を相対的にこじる如く移動矯正することにより、
上記ボルト受け入れ用貫通孔(25)同志を容易に合致
させることができ、その芯出し調整上の作業性も改良さ
れることになる。
【0052】次に、図14、15は本発明の第2実施例
を示しており、これではその構成上複数の楔爪(11)
をダクト(D)の胴面(12)から、上記第1実施例と
逆な内向きに起立する状態として突き起し加工してい
る。
を示しており、これではその構成上複数の楔爪(11)
をダクト(D)の胴面(12)から、上記第1実施例と
逆な内向きに起立する状態として突き起し加工してい
る。
【0053】他方、そのダクト(D)の継手となるフラ
ンジ(F)については、その接合マスト(14)の基端
部からダクト(D)の長手方向に沿い張り出す取付ベー
ス(15)の先端部を、先づ内向き反転状態に折り返し
延長させることにより、その 折り返しの2層から区成さ
れたクツシヨンスペース(S2)を有するアウターベー
スリツプ(15b)として造形した上、そのアウターベ
ースリツプ(15b)の延長先端部を引き続き逆向きに
折り返し延長させることにより、上記アウターベースリ
ツプ(15b)と実質上平行な1層のインナーベースリ
ツプ(15a)として、その合計3層に積層化してい
る。
ンジ(F)については、その接合マスト(14)の基端
部からダクト(D)の長手方向に沿い張り出す取付ベー
ス(15)の先端部を、先づ内向き反転状態に折り返し
延長させることにより、その 折り返しの2層から区成さ
れたクツシヨンスペース(S2)を有するアウターベー
スリツプ(15b)として造形した上、そのアウターベ
ースリツプ(15b)の延長先端部を引き続き逆向きに
折り返し延長させることにより、上記アウターベースリ
ツプ(15b)と実質上平行な1層のインナーベースリ
ツプ(15a)として、その合計3層に積層化してい
る。
【0054】つまり、上記フランジ(F)の取付ベース
(15)が金属板の連続的に蛇行する如く、そのアウタ
ーベースリツプ(15b)とインナーベースリツプ(1
5a)とを含む全体として、丸味を帯びたほぼZ字型に
折り返され、その合計3層から成るコルゲート形態に造
形されているわけであり、やはりアウターベースリツプ
(15b)がダクト(D)の胴面(12)を外側から覆
うと共に、インナーベースリツプ(15a)が同じく胴
面(12)を内側から覆うようになっている。
(15)が金属板の連続的に蛇行する如く、そのアウタ
ーベースリツプ(15b)とインナーベースリツプ(1
5a)とを含む全体として、丸味を帯びたほぼZ字型に
折り返され、その合計3層から成るコルゲート形態に造
形されているわけであり、やはりアウターベースリツプ
(15b)がダクト(D)の胴面(12)を外側から覆
うと共に、インナーベースリツプ(15a)が同じく胴
面(12)を内側から覆うようになっている。
【0055】そして、上記インナーベースリツプ(15
a)の延長先端部は楔爪(11)の受け止めフツク(2
0)として、上記蛇行方向に逆らう外向き反転状態に折
り返されており、しかもアウターベースリツプ(15
b)との弾圧付勢状態に保たれている。上記取付ベース
(15)がその受け止めフツク(20)の折り返し個所
においてのみ、部分的に合計4層の積層形態をなしてい
るわけである。
a)の延長先端部は楔爪(11)の受け止めフツク(2
0)として、上記蛇行方向に逆らう外向き反転状態に折
り返されており、しかもアウターベースリツプ(15
b)との弾圧付勢状態に保たれている。上記取付ベース
(15)がその受け止めフツク(20)の折り返し個所
においてのみ、部分的に合計4層の積層形態をなしてい
るわけである。
【0056】そのため、やはりインナーベースリツプ
(15a)には密閉袋が形成されることになり、その内
部をダクト(D)の胴面(12)へ弾圧的に内接するク
ツシヨンスペース(S1)として機能させることがで
き、そのクツシヨンスペース(S1)の内部にはやはり
ダクト(D)の気密用シーラント又はコーキング剤(2
1)が充填されている。
(15a)には密閉袋が形成されることになり、その内
部をダクト(D)の胴面(12)へ弾圧的に内接するク
ツシヨンスペース(S1)として機能させることがで
き、そのクツシヨンスペース(S1)の内部にはやはり
ダクト(D)の気密用シーラント又はコーキング剤(2
1)が充填されている。
【0057】又、そのインナーベースリツプ(15a)
における就中一定長さ(L4)の受け止めフツク(2
0)と、上記アウターベースリツプ(15b)との相互
間を差し込み口(O)として、その上記弾圧付勢力に抗
しつつフランジ(F)の取付ベース(15)を、ダクト
(D)の開口端部へ差し込むことができる。その差し込
んだ時には、ダクト(D)の上記楔爪(11)とその取
付ベース(15)の受け止めフツク(20)とが、自づ
と離脱不能に係止し合うこと言うまでもない。
における就中一定長さ(L4)の受け止めフツク(2
0)と、上記アウターベースリツプ(15b)との相互
間を差し込み口(O)として、その上記弾圧付勢力に抗
しつつフランジ(F)の取付ベース(15)を、ダクト
(D)の開口端部へ差し込むことができる。その差し込
んだ時には、ダクト(D)の上記楔爪(11)とその取
付ベース(15)の受け止めフツク(20)とが、自づ
と離脱不能に係止し合うこと言うまでもない。
【0058】又、図14、15の第2実施例では、上記
アウターベースリツプ(15b)がその取付ベース(1
5)の基端部において、一旦外向きの段状に曲げ起され
ることにより、これとの相対的に陥没するコーナー接続
アングル受け止め用凹溝(22)が、上記接合マスト
(14)のトツプフツク(16)と向かい合う上下位置
関係のもとに区成されていると共に、その凹溝(22)
の溝底面と接触する位置まで、上記取付ベース(15)
のインナーベースリツプ(15a)が第1実施例に比し
て長く延在されてもいる。
アウターベースリツプ(15b)がその取付ベース(1
5)の基端部において、一旦外向きの段状に曲げ起され
ることにより、これとの相対的に陥没するコーナー接続
アングル受け止め用凹溝(22)が、上記接合マスト
(14)のトツプフツク(16)と向かい合う上下位置
関係のもとに区成されていると共に、その凹溝(22)
の溝底面と接触する位置まで、上記取付ベース(15)
のインナーベースリツプ(15a)が第1実施例に比し
て長く延在されてもいる。
【0059】尚、第2実施例におけるその他の構成は、
上記第1実施例と実質的に同一であるため、その図1
4、15に図9〜11との対応符号を記入するにとどめ
て、その詳細な説明を省略する。
上記第1実施例と実質的に同一であるため、その図1
4、15に図9〜11との対応符号を記入するにとどめ
て、その詳細な説明を省略する。
【0060】更に、図16、17は本発明の第3、4実
施例を示しており、その構成上図14、15の第2実施
例と基本的には同一であるが、下記の点において部分的
に異なる。
施例を示しており、その構成上図14、15の第2実施
例と基本的には同一であるが、下記の点において部分的
に異なる。
【0061】つまり、図16の第3実施例では接合マス
ト(14)の基端部から張り出す取付ベース(15)の
アウターベースリツプ(15b)に、一旦部分的な仕切
リブ(30)を外向きに突き起すことによって、その仕
切リブ(30)と接合マスト(14)との相互間を、上
記トツプフツク(16)と向かい合うコーナー接続アン
グル受け入れ用の凹溝(22)として区成している。
ト(14)の基端部から張り出す取付ベース(15)の
アウターベースリツプ(15b)に、一旦部分的な仕切
リブ(30)を外向きに突き起すことによって、その仕
切リブ(30)と接合マスト(14)との相互間を、上
記トツプフツク(16)と向かい合うコーナー接続アン
グル受け入れ用の凹溝(22)として区成している。
【0062】又、図17の第4実施例では取付ベース
(15)のアウターベースリツプ(15b)を、上記第
2実施例のそれよりも一層背高く外向き段状に曲げ起す
ことにより、これとの相対的に陥没する深い凹溝(2
2)を区成すると共に、その凹溝(22)の溝底面まで
到達しない比較的短かい長さとして、上記取付ベース
(1 5)のインナーベースリツプ(15a)を延在させ
ている。
(15)のアウターベースリツプ(15b)を、上記第
2実施例のそれよりも一層背高く外向き段状に曲げ起す
ことにより、これとの相対的に陥没する深い凹溝(2
2)を区成すると共に、その凹溝(22)の溝底面まで
到達しない比較的短かい長さとして、上記取付ベース
(1 5)のインナーベースリツプ(15a)を延在させ
ている。
【0063】第3、4実施例におけるその他の構成は、
上記第2実施例と実質上同一であるため、その図16、
17に図14、15との対応符号を記入するにとどめ
て、その詳細な説明を割愛するが、上記何れの実施例に
あっても、フランジ(F)の取付ベース(15)は、そ
のインナーベースリツプ(15a)とアウターベースリ
ツプ(15b)とからS字状又はZ字状をなす合計3層
のコルゲート形態に積層化されており、その隣り合う層
間に2個のクツシヨンスペース(S1)(S2)が区成
されているため、そのダクト(D)に対するフランジ
(F)の取付強度も著しく昂まり、不正変形するおそれ
がない。
上記第2実施例と実質上同一であるため、その図16、
17に図14、15との対応符号を記入するにとどめ
て、その詳細な説明を割愛するが、上記何れの実施例に
あっても、フランジ(F)の取付ベース(15)は、そ
のインナーベースリツプ(15a)とアウターベースリ
ツプ(15b)とからS字状又はZ字状をなす合計3層
のコルゲート形態に積層化されており、その隣り合う層
間に2個のクツシヨンスペース(S1)(S2)が区成
されているため、そのダクト(D)に対するフランジ
(F)の取付強度も著しく昂まり、不正変形するおそれ
がない。
【0064】尚、図示の実施例では四角形のダクト
(D)とその継手用フランジ(F)について説明した
が、上記フランジ(F)を丸形ダクト(D)に対応する
正面視の円形に捲き曲げることにより、その丸形ダクト
(D)にも本発明を適用できること勿論である。
(D)とその継手用フランジ(F)について説明した
が、上記フランジ(F)を丸形ダクト(D)に対応する
正面視の円形に捲き曲げることにより、その丸形ダクト
(D)にも本発明を適用できること勿論である。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明ではダクト(D)
のフランジ取付装置として、ダクト(D)の開口端部付
近に複数の楔爪(11)を横一列に並ぶ点在分布状態と
して、且つその胴面(12)からの外向きに突き起す一
方、
のフランジ取付装置として、ダクト(D)の開口端部付
近に複数の楔爪(11)を横一列に並ぶ点在分布状態と
して、且つその胴面(12)からの外向きに突き起す一
方、
【0066】上記ダクト(D)の継手となる別個独立の
フランジ(F)を、1枚の金属板から基本的な断面L字
型に折り曲げることにより、その一辺をダクト(D)の
半径方向に沿って一定高さ(H1)だけ張り出し垂立す
る接合マスト(14)とし、残る他辺をその接合マスト
(14)の基端部からダクト(D)の長手方向に沿って
一定長さ(L2)だけ張り出す取付ベース(15)とし
て各々定め、
フランジ(F)を、1枚の金属板から基本的な断面L字
型に折り曲げることにより、その一辺をダクト(D)の
半径方向に沿って一定高さ(H1)だけ張り出し垂立す
る接合マスト(14)とし、残る他辺をその接合マスト
(14)の基端部からダクト(D)の長手方向に沿って
一定長さ(L2)だけ張り出す取付ベース(15)とし
て各々定め、
【0067】その取付ベース(15)の先端部から反転
して連続的に蛇行させる如く、上記ダクト(D)の胴面
(12)を内側から覆うインナーベースリツプ(15
a)と 、同じく胴面(12)を外側から覆うアウターベ
ースリツプ(15b)とを順次折り返し延長することに
より、上記取付ベース(15)をその両ベースリツプ
(15a)(15b)の隣り合う層間に2個のクツシヨ
ンスペース(S1)(S2)が区成される少なくとも合
計3層のコルゲート形態に積層化して、
して連続的に蛇行させる如く、上記ダクト(D)の胴面
(12)を内側から覆うインナーベースリツプ(15
a)と 、同じく胴面(12)を外側から覆うアウターベ
ースリツプ(15b)とを順次折り返し延長することに
より、上記取付ベース(15)をその両ベースリツプ
(15a)(15b)の隣り合う層間に2個のクツシヨ
ンスペース(S1)(S2)が区成される少なくとも合
計3層のコルゲート形態に積層化して、
【0068】そのインナーベースリツプ(15a)から
アウターベースリツプ(15b)への折り返し部と、上
記接合マスト(14)との向かい合う前後相互間を、一
定開口幅(W)のコーナー接続アングル受け止め用凹溝
(22)として陥没状態に区成し、
アウターベースリツプ(15b)への折り返し部と、上
記接合マスト(14)との向かい合う前後相互間を、一
定開口幅(W)のコーナー接続アングル受け止め用凹溝
(22)として陥没状態に区成し、
【0069】上記接合マスト(14)の張り出し先端部
を庇状のトツプフツク(16)として、取付ベース(1
5)の存在方向へ一定長さ(L3)だけ連続的に曲げ出
すことにより、そのトツプフツク(16)と上記凹溝
(22)との向かい合う上下相互間に、ダクト(D)の
コーナー接続アングル(A)を転倒不能な拘束状態とし
て受け止め得るように関係設定すると共に、
を庇状のトツプフツク(16)として、取付ベース(1
5)の存在方向へ一定長さ(L3)だけ連続的に曲げ出
すことにより、そのトツプフツク(16)と上記凹溝
(22)との向かい合う上下相互間に、ダクト(D)の
コーナー接続アングル(A)を転倒不能な拘束状態とし
て受け止め得るように関係設定すると共に、
【0070】上記アウターベースリツプ(15b)の延
長先端部を上記楔爪(11)の受け止めフツク(20)
として、上記蛇行方向と逆な内向き反転状態に折り返す
ことにより、インナーベースリツプ(15a)との弾圧
付勢状態に閉合させて、その閉合により袋化した上記ア
ウターベースリツプ(15b)側のクツシヨンスペース
(S2)内へ、ダクト(D)の気密用シーラント(2
1)を充填し、
長先端部を上記楔爪(11)の受け止めフツク(20)
として、上記蛇行方向と逆な内向き反転状態に折り返す
ことにより、インナーベースリツプ(15a)との弾圧
付勢状態に閉合させて、その閉合により袋化した上記ア
ウターベースリツプ(15b)側のクツシヨンスペース
(S2)内へ、ダクト(D)の気密用シーラント(2
1)を充填し、
【0071】上記取付ベース(15)における両ベース
リツプ(15a)(15b)の折り返し先端部を相互の
同一位置に揃えるか、又はそのインナーベースリツプ
(15a)をアウターベースリツプ(15b)よりも長
く張り出すことによって前後の段違いに変位させ、
リツプ(15a)(15b)の折り返し先端部を相互の
同一位置に揃えるか、又はそのインナーベースリツプ
(15a)をアウターベースリツプ(15b)よりも長
く張り出すことによって前後の段違いに変位させ、
【0072】その両ベースリツプ(15a)(15b)
における折り返し先端部の相互間を差し込み口(O)と
して、そのフランジ(F)の取付ベース(15)をダク
ト( D)の開口端部へ上記弾圧付勢力に抗しつつ差し込
んだ時、上記ダクト(D)の楔爪(11)とその受け止
めフツク(20)とが自づと離脱不能に係止し合い、且
つ上記差し込み口(O)がシーラント(21)による気
密状態に保たれるように関係設定してあるため、冒頭に
述べた従来技術の諸問題を悉く改良できる効果がある。
における折り返し先端部の相互間を差し込み口(O)と
して、そのフランジ(F)の取付ベース(15)をダク
ト( D)の開口端部へ上記弾圧付勢力に抗しつつ差し込
んだ時、上記ダクト(D)の楔爪(11)とその受け止
めフツク(20)とが自づと離脱不能に係止し合い、且
つ上記差し込み口(O)がシーラント(21)による気
密状態に保たれるように関係設定してあるため、冒頭に
述べた従来技術の諸問題を悉く改良できる効果がある。
【0073】即ち、本発明の上記構成によれば、フラン
ジ(F)の取付ベース(15)がダクト(D)の胴面
(12)を内側から覆うインナーベースリツプ(15
a)と、同じく胴面(12)を外側から覆うアウターベ
ースリツプ(15b)とから、その隣り合う層間に2個
のクツシヨンスペース(S1)(S2)を区成する合計
3層のコルゲート形態に積層化されているため、冒頭に
述べた特開昭54−75619号のようなダクト(1)
の胴面(7)を外側から覆う部分についてだけでも、そ
の異形断面脚辺(1011)(1015)を合計3層や
4層の多層形態に折り返し加工し、且つ位置ズレ不能な
扁平固定状態に押圧一体化する必要がなく、極めて簡易
に能率良く折り返し加工でき、量産性と軽量化に役立つ
ばかりでなく、その僅か合計3層のコルゲート形態で足
るにも拘らず、上記隣り合う層間に確保された2個のク
ツシヨンスペース(S1)(S2)によって、ダクト
(D)の胴面(12)を内外両側から言わば均等に、且
つ高強度に弾圧挟持することができ、そのダクト(D)
とフランジ(F)との相対的な歪み変形や撓み変形など
も効果的に防止され、耐久的に安定な取付状態を維持し
得るのである。
ジ(F)の取付ベース(15)がダクト(D)の胴面
(12)を内側から覆うインナーベースリツプ(15
a)と、同じく胴面(12)を外側から覆うアウターベ
ースリツプ(15b)とから、その隣り合う層間に2個
のクツシヨンスペース(S1)(S2)を区成する合計
3層のコルゲート形態に積層化されているため、冒頭に
述べた特開昭54−75619号のようなダクト(1)
の胴面(7)を外側から覆う部分についてだけでも、そ
の異形断面脚辺(1011)(1015)を合計3層や
4層の多層形態に折り返し加工し、且つ位置ズレ不能な
扁平固定状態に押圧一体化する必要がなく、極めて簡易
に能率良く折り返し加工でき、量産性と軽量化に役立つ
ばかりでなく、その僅か合計3層のコルゲート形態で足
るにも拘らず、上記隣り合う層間に確保された2個のク
ツシヨンスペース(S1)(S2)によって、ダクト
(D)の胴面(12)を内外両側から言わば均等に、且
つ高強度に弾圧挟持することができ、そのダクト(D)
とフランジ(F)との相対的な歪み変形や撓み変形など
も効果的に防止され、耐久的に安定な取付状態を維持し
得るのである。
【0074】その場合、上記公知発明では異形断面脚辺
(1011)(1015)におけるダクト(1)の胴面
(7)を内側から覆う部分が、同じく胴面(7)を外側
から覆う部分よりも短かく寸法化されているに比し、本
発明の上記構成によれば、インナーベースリツプ(15
a)とアウターベースリツプ(15b)の各折り返し先
端部が、相互の同一位置に整合しているか、又はインナ
ーベースリツプ(15a)がアウターベースリツプ(1
5b)よりも長く張り出されているため、ダクト(D)
の開口端部を深く安定裡に受け持つことができ、両ベー
スリツプ(15a)(15b)の差し込み口(O)がダ
クト(D)の撓み変形などによって、不 正に拡開するお
それがない。その結果、大型・長大なダクト(D)への
適用上、著しく有効である。
(1011)(1015)におけるダクト(1)の胴面
(7)を内側から覆う部分が、同じく胴面(7)を外側
から覆う部分よりも短かく寸法化されているに比し、本
発明の上記構成によれば、インナーベースリツプ(15
a)とアウターベースリツプ(15b)の各折り返し先
端部が、相互の同一位置に整合しているか、又はインナ
ーベースリツプ(15a)がアウターベースリツプ(1
5b)よりも長く張り出されているため、ダクト(D)
の開口端部を深く安定裡に受け持つことができ、両ベー
スリツプ(15a)(15b)の差し込み口(O)がダ
クト(D)の撓み変形などによって、不 正に拡開するお
それがない。その結果、大型・長大なダクト(D)への
適用上、著しく有効である。
【0075】しかも、上記楔爪(11)の受け止めフツ
ク(20)として内向き反転状態に折り返されたアウタ
ーベースリツプ(15b)の延長先端部は、インナーベ
ースリツプ(15a)との弾圧付勢状態に閉合されてお
り、その閉合によって袋化されたアウターベースリツプ
(15b)側のクツシヨンスペース(S2)内には、ダ
クト(D)の気密用シーラント(21)も充填されてい
るため、上記ダクト(D)の楔爪(11)が万一粗雑な
加工によって切り起し分離されたり、或いは上記取付ベ
ース(15)の差し込み口(O)が万一ダクト(D)の
撓み変形や、送風上の内圧を受けた脈動などによって開
いたりしても、そのエヤー洩れを上記シーラント(2
1)によって確実に予防することができ、ダクト(D)
の製作・加工上並びに使用上の制約を受けることもな
い。
ク(20)として内向き反転状態に折り返されたアウタ
ーベースリツプ(15b)の延長先端部は、インナーベ
ースリツプ(15a)との弾圧付勢状態に閉合されてお
り、その閉合によって袋化されたアウターベースリツプ
(15b)側のクツシヨンスペース(S2)内には、ダ
クト(D)の気密用シーラント(21)も充填されてい
るため、上記ダクト(D)の楔爪(11)が万一粗雑な
加工によって切り起し分離されたり、或いは上記取付ベ
ース(15)の差し込み口(O)が万一ダクト(D)の
撓み変形や、送風上の内圧を受けた脈動などによって開
いたりしても、そのエヤー洩れを上記シーラント(2
1)によって確実に予防することができ、ダクト(D)
の製作・加工上並びに使用上の制約を受けることもな
い。
【0076】又、取付ベース(15)の両ベースリツプ
(15a)(15b)は上記公知発明のような扁平に重
合一体化されておらず、その隣り合う層間に2個のクツ
シヨンスペース(S1)(S2)を区成しているため、
その積層化に伴なう一定高さ(H2)と相対する極力深
いコーナー接続アングル受け止め用凹溝(20)を陥没
させることができ、接合マスト(14)の先端部から曲
げ出された庇状のトツプフツク(16)と相俟って、そ
の向かい合う上下相互間にダクト(D)のコーナー接続
アングル(A)を、一層安定な裏当て状態に嵌め付け拘
束することができ、その転倒防止効果を昂め得ることに
なり、そのための構成としても著しく合理的である。
(15a)(15b)は上記公知発明のような扁平に重
合一体化されておらず、その隣り合う層間に2個のクツ
シヨンスペース(S1)(S2)を区成しているため、
その積層化に伴なう一定高さ(H2)と相対する極力深
いコーナー接続アングル受け止め用凹溝(20)を陥没
させることができ、接合マスト(14)の先端部から曲
げ出された庇状のトツプフツク(16)と相俟って、そ
の向かい合う上下相互間にダクト(D)のコーナー接続
アングル(A)を、一層安定な裏当て状態に嵌め付け拘
束することができ、その転倒防止効果を昂め得ることに
なり、そのための構成としても著しく合理的である。
【0077】そして、上記の諸効果は請求項2に記載の
構成によっても、ほぼ同等に達成することができる。
構成によっても、ほぼ同等に達成することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係るダクトと、その継手
用フランジとの分解状態を示す全体概略正面図である。
用フランジとの分解状態を示す全体概略正面図である。
【図2】図1の組立状態を示す全体概略正面図である。
【図3】同じく図1の部分拡大斜面図である。
【図4】図2の部分拡大斜面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】同じく図5の7−7線断面図である。
【図8】フランジのクランプ金具を抽出して示す斜面図
である。
である。
【図9】フランジとダクトとの分解状態を抽出して示す
拡大斜面図である。
拡大斜面図である。
【図10】図9の側断面図である。
【図11】図10に対応するフランジの差し込み状態を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図12】フランジのコーナー接続アングルを抽出して
示す斜面図である。
示す斜面図である。
【図13】図12の背後方向から見たコーナー接続アン
グルの斜面図である。
グルの斜面図である。
【図14】図9に対応する本発明の第2実施例を示す斜
面図である。
面図である。
【図15】図14に対応するフランジの差し込み状態を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図16】図15に対応する本発明の第3実施例を示す
側断面図である。
側断面図である。
【図17】同じく本発明の第4実施例を示す側断面図で
ある。
ある。
(11)・楔爪 (12)・胴面 (14)・接合マスト (15)・取付ベース (15a)・インナーベースリツプ (15b)・アウターベースリツプ (16)・トツプフツク (20)・受け止めフツク (21)・シーラント (22)・凹溝 (A)・・コーナー接続アングル (C)・・クランプ金具 (D)・・ダクト (F)・・フランジ (O)・・差し込み口 (H1)・一定高さ (S1)・クツシヨンスペース (S2)・クツシヨンスペース (L2)・一定長さ
Claims (2)
- 【請求項1】ダクト(D)の開口端部付近に複数の楔爪
(11)を横一列に並ぶ点在分布状態として、且つその
胴面(12)からの外向きに突き起す一方、 上記ダクト(D)の継手となる別個独立のフランジ
(F)を、1枚の金属板から基本的な断面L字型に折り
曲げることにより、その一辺をダクト(D)の半径方向
に沿って一定高さ(H1)だけ張り出し垂立する接合マ
スト(14)とし、残る他辺をその接合マスト(14)
の基端部からダクト(D)の長手方向に沿って一定長さ
(L2)だけ張り出す取付ベース(15)として各々定
め、 その取付ベース(15)の先端部から反転して連続的に
蛇行させる如く、上記ダクト(D)の胴面(12)を内
側から覆うインナーベースリツプ(15a)と、同じく
胴面(12)を外側から覆うアウターベースリツプ(1
5b)とを順次折り返し延長することにより、上記取付
ベース(15)をその両ベースリツプ(15a)(15
b)の隣り合う層間に2個のクツシヨンスペース(S
1)(S2)が区成される合計3層のコルゲート形態に
積層化して、そのインナーベースリツプ(15a)からアウターベー
スリツプ(15b)への折り返し部と、上記接合マスト
(14)との向かい合う前後相互間を、一定開口幅
(W)のコーナー接続アングル受け止め用凹溝(22)
として陥没状態に区成し、 上記接合マスト(14)の張り出し先端部を庇状のトツ
プフツク(16)として、取付ベース(15)の存在方
向へ一定長さ(L3)だけ連続的に曲げ出すことによ
り、そのトツプフツク(16)と上記凹溝(22)との
向かい合う上下相互間に、ダクト(D)のコーナー接続
アングル(A)を転倒不能な拘束状態として受け止め得
るように関係設定すると共に、 上記 アウターベースリツプ(15b)の延長先端部を上
記楔爪(11)の受け止めフツク(20)として、上記
蛇行方向と逆な内向き反転状態に折り返すことにより、
インナーベースリツプ(15a)との弾圧付勢状態に閉
合させて、その閉合により袋化した上記アウターベース
リツプ(15b)側のクツシヨンスペース(S2)内
へ、ダクト(D)の気密用シーラント(21)を充填
し、 上記取付ベース(15)における両ベースリツプ(15
a)(15b)の折り返し先端部を相互の同一位置に揃
えるか、又はそのインナーベースリツプ(15a)をア
ウターベースリツプ(15b)よりも長く張り出すこと
によって前後の段違いに変位させ、 その両ベースリツプ(15a)(15b)における折り
返し先端部 の相互間を差し込み口(O)として、そのフ
ランジ(F)の取付ベース(15)をダクト(D)の開
口端部へ上記弾圧付勢力に抗しつつ差し込んだ時、上記
ダクト(D)の楔爪(11)とその受け止めフツク(2
0)とが自づと離脱不能に係止し合い、且つ上記差し込
み口(O)がシーラント(21)による気密状態に保た
れるように関係設定したことを特徴とするダクトのフラ
ンジ取付装置。 - 【請求項2】ダクト(D)の開口端部付近に複数の楔爪
(11)を横一列に並ぶ点在分布状態として、且つその
胴面(12)からの内向きに突き起す一方、 上記ダクト(D)の継手となる別個独立のフランジ
(F)を、1枚の金属板から基本的な断面L字型に折り
曲げることにより、その一辺をダクト(D)の半径方向
に沿って一定高さ(H1)だけ張り出し垂立する接合マ
スト(14)とし、残る他辺をその接合マスト(14)
の基端部からダクト(D)の長手方向に沿って一定長さ
(L2)だけ張り出す取付ベース(15)として各々定
め、 その取付ベース(15)の先端部から反転して連続的に
蛇行させる如く、上記ダクト(D)の胴面(12)を外
側から覆うアウターベースリツプ(15b)と、同じく
胴面(12)を内側から覆うインナーベースリツプ(1
5a)とを順次折り返し延長することにより、上記取付
ベース(15)をその両ベースリツプ(15a)(15
b)の隣り合う層間に2個のクツシヨンスペース(S
1)(S2)が区成される合計3層のコルゲート形態に
積層化して 、上記接合マスト(14)と、取付ベース(15)のアウ
ターベースリツプ(15b)とが交叉する角隅部に、一
定開口幅(W)のコーナー接続アングル受け止め用凹溝
(22)が陥没状態として区成されるように、そのアウ
ターベースリツプ(15b)の張り出し中途部を一旦外
向きの段状に曲げ起し、 上記接合マスト(14)の張り出し先端部を庇状のトツ
プフツク(16)とし て、取付ベース(15)の存在方
向へ一定長さ(L3)だけ連続的に曲げ出すことによ
り、そのトツプフツク(16)と上記凹溝(22)との
向かい合う上下相互間に、ダクト(D)のコーナー接続
アングル(A)を転倒不能な拘束状態として受け止め得
るように関係設定すると共に、 上記インナーベースリツプ(15a)の延長先端部を上
記楔爪(11)の受け止めフツク(20)として、上記
蛇行方向と逆な外向き反転状態に折り返すことにより、
アウターベースリツプ(15b)との弾圧付勢状態に閉
合させて、その閉合により袋化した上記インナーベース
リツプ(15a)側のクツシヨンスペース(S1)内
へ、ダクト(D)の気密用シーラント(21)を充填
し、 上記取付ベース(15)における両ベースリツプ(15
a)(15b)の折り返し先端部を相互の同一位置に揃
えるか、又はそのインナーベースリツプ(15a)をア
ウターベースリツプ(15b)よりも長く張り出すこと
によって前後の段違いに変位させ その両ベースリツプ
(15a)(15b)における折り返し先端部の相互間
を差し込み口(O)として、そのフランジ(F)の取付
ベース(15)をダクト(D)の開口端部へ上記弾圧付
勢力に抗しつつ差し込んだ時、上記ダクト(D)の楔爪
(11)とその受け止めフツク(20)とが自づと離脱
不能に係止し合い、且つ上記差し込み口(O)がシーラ
ント(21)による気密状態に保たれるように関係設定
したことを特徴とする ダクトのフランジ取付装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135420A JPH0826950B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ダクトのフランジ取付装置 |
EP94106237A EP0625667A3 (en) | 1993-05-12 | 1994-04-21 | Flange connection for pipes. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5135420A JPH0826950B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ダクトのフランジ取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323475A JPH06323475A (ja) | 1994-11-25 |
JPH0826950B2 true JPH0826950B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=15151322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5135420A Expired - Lifetime JPH0826950B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ダクトのフランジ取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826950B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2247880B1 (es) * | 2003-08-04 | 2007-05-01 | Talleres Bensa, S.L. | Conducto de ventilacion con junta de union incorporada. |
ATE450761T1 (de) * | 2004-06-02 | 2009-12-15 | Guenter Smitka | System zum verbinden von klimatisierungskanälen |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH632328A5 (de) * | 1977-11-09 | 1982-09-30 | Guenter Smitka | Flanschverbindung. |
JPH029183Y2 (ja) * | 1985-02-26 | 1990-03-06 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP5135420A patent/JPH0826950B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06323475A (ja) | 1994-11-25 |
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