JPH08266383A - 折畳み式立体写真立て - Google Patents
折畳み式立体写真立てInfo
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- JPH08266383A JPH08266383A JP10033095A JP10033095A JPH08266383A JP H08266383 A JPH08266383 A JP H08266383A JP 10033095 A JP10033095 A JP 10033095A JP 10033095 A JP10033095 A JP 10033095A JP H08266383 A JPH08266383 A JP H08266383A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一般の写真立てに写真保形具を追加する構成
で平板状の写真を凸面状に保形して縁近差で立体感を出
し、折り畳むと額縁内に収納される折畳み式立体写真立
てを提供する。 【構成】 平板な写真6を挿入すると凸面状に保形され
た状態で収容される写真保形具7が額縁2の背面側に装
着され、写真保形具7は写真6が表示される窓穴4が穿
設された保形基板13と、保形基板13の窓穴開口縁部
から後方へ突出して挿入される写真6の前面側両端部を
支持する左右及び上下の各支持部材15,16,17,
18と、上下の各支持部材17,18の後端側で写真6
の背面側中央部を支持する保形部材19とを備え、左右
及び上下の各支持部材15,16,17,18を窓穴4
側へ偏平状に折り畳む状態又は写真6を保形する組立状
態に観音開き状に開閉される態様で、保形基板13の窓
穴開口縁部へ折り曲げ自在に連結させた。
で平板状の写真を凸面状に保形して縁近差で立体感を出
し、折り畳むと額縁内に収納される折畳み式立体写真立
てを提供する。 【構成】 平板な写真6を挿入すると凸面状に保形され
た状態で収容される写真保形具7が額縁2の背面側に装
着され、写真保形具7は写真6が表示される窓穴4が穿
設された保形基板13と、保形基板13の窓穴開口縁部
から後方へ突出して挿入される写真6の前面側両端部を
支持する左右及び上下の各支持部材15,16,17,
18と、上下の各支持部材17,18の後端側で写真6
の背面側中央部を支持する保形部材19とを備え、左右
及び上下の各支持部材15,16,17,18を窓穴4
側へ偏平状に折り畳む状態又は写真6を保形する組立状
態に観音開き状に開閉される態様で、保形基板13の窓
穴開口縁部へ折り曲げ自在に連結させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面的な写真を挿入す
ると凸面状に保形されて遠近差によって立体感が得られ
ると共に、不使用時には容易に偏平状に折畳むことがで
きる折畳み式立体写真立てに関する。
ると凸面状に保形されて遠近差によって立体感が得られ
ると共に、不使用時には容易に偏平状に折畳むことがで
きる折畳み式立体写真立てに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の写真立ては、ガラスを嵌めた額縁
の背面に、写真表示用の窓穴を穿設した表面パネル、写
真、写真押さえ用の裏板の順で嵌め込まれている。これ
らの写真立ては、写真が平板状に収納されているので立
体感に乏しく、奥行きや広がりを得ることができなかっ
た。そこで、本件出願人は先に実開平5−58079号
公報で開示された立体写真立てを始めとして、その後に
各種の立体写真立ての提案を行ってきた。これらの立体
写真立てでは、平板状の写真を保形具によって凸面状に
保形させて立体感が得られるようにしたものである。
の背面に、写真表示用の窓穴を穿設した表面パネル、写
真、写真押さえ用の裏板の順で嵌め込まれている。これ
らの写真立ては、写真が平板状に収納されているので立
体感に乏しく、奥行きや広がりを得ることができなかっ
た。そこで、本件出願人は先に実開平5−58079号
公報で開示された立体写真立てを始めとして、その後に
各種の立体写真立ての提案を行ってきた。これらの立体
写真立てでは、平板状の写真を保形具によって凸面状に
保形させて立体感が得られるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明による折畳み式
立体写真立ては、上記提案と一連を成すものであるが、
先に提案したものの多くは一般の写真立てと共通する構
成部材が少ないので、一般の資材を利用して製作した
り、手持ちの写真立てを改造して安価に立体写真立を得
ることができなかった点を改善し、特に一般の写真立て
における写真押さえ用の裏板又は表面パネルと写真押さ
え用の裏板の代わりに写真保形具を収納させるだけで立
体写真立てにすることができ、この写真保形具に平板状
の写真を挿入するだけで奥行きや広がりのある立体写真
が鑑賞できるようにすることを主たる目的とするもので
ある。
立体写真立ては、上記提案と一連を成すものであるが、
先に提案したものの多くは一般の写真立てと共通する構
成部材が少ないので、一般の資材を利用して製作した
り、手持ちの写真立てを改造して安価に立体写真立を得
ることができなかった点を改善し、特に一般の写真立て
における写真押さえ用の裏板又は表面パネルと写真押さ
え用の裏板の代わりに写真保形具を収納させるだけで立
体写真立てにすることができ、この写真保形具に平板状
の写真を挿入するだけで奥行きや広がりのある立体写真
が鑑賞できるようにすることを主たる目的とするもので
ある。
【0004】また他の目的は、上記保形具が嵩張ると包
装や運送する際の取扱いや不使用時に保管する際の取扱
いが不便であるので、不使用時には容易に折り畳んで少
なくとも額縁内に収納される厚さにできるようにするこ
とである。
装や運送する際の取扱いや不使用時に保管する際の取扱
いが不便であるので、不使用時には容易に折り畳んで少
なくとも額縁内に収納される厚さにできるようにするこ
とである。
【0005】さらに他の目的は、上記保形具を写真の保
形に必要な組立状態と不使用時の折り畳み状態に変更す
る操作を簡単にすると共に、当該保形具の構成を簡単且
つ安価なものにすることである。
形に必要な組立状態と不使用時の折り畳み状態に変更す
る操作を簡単にすると共に、当該保形具の構成を簡単且
つ安価なものにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による請求項1の折畳み式立体写真立ては、平
板な写真を挿入すると凸面状に保形された状態で収容さ
れる写真保形具が額縁の背面側に装着され、この写真保
形具は写真が表示される窓穴が穿設された保形基板と、
この保形基板の窓穴開口縁部から後方へ突出して挿入さ
れる写真の前面側両端部を支持する左右および上下の各
支持部材と、この上下の各支持部材の後端側で写真の背
面側中央部を支持する保形部材とを備え、これらの左右
および上下の各支持部材を窓穴側へ偏平状に折り畳む状
態又は写真を保形する組立状態に観音開き状に開閉され
る態様で、保形基板の窓穴開口縁部へ折り曲げ自在に連
結させた構成である。
に本発明による請求項1の折畳み式立体写真立ては、平
板な写真を挿入すると凸面状に保形された状態で収容さ
れる写真保形具が額縁の背面側に装着され、この写真保
形具は写真が表示される窓穴が穿設された保形基板と、
この保形基板の窓穴開口縁部から後方へ突出して挿入さ
れる写真の前面側両端部を支持する左右および上下の各
支持部材と、この上下の各支持部材の後端側で写真の背
面側中央部を支持する保形部材とを備え、これらの左右
および上下の各支持部材を窓穴側へ偏平状に折り畳む状
態又は写真を保形する組立状態に観音開き状に開閉され
る態様で、保形基板の窓穴開口縁部へ折り曲げ自在に連
結させた構成である。
【0007】また本発明による請求項2の折畳み式立体
写真立ては、請求項1における上記左右の各支持部材
は、内面側を鏡面にして組立状態では保形基板の窓穴開
口縁部から後方へ内向き傾斜状に突出する左右の反射面
板を備え、上記上下の各支持部材は、内面側を鏡面にし
て組立状態では保形基板の窓穴開口縁部から後方へほぼ
水平状に突出すると共に、先端縁を上記写真の凸面と相
補形状の保形凹面に形成した上下の反射面板を備え、左
右及び上下の各支持部材を組立状態に開くと上記各反射
面板が窓穴の背面で方形枠状に形成される構成である。
写真立ては、請求項1における上記左右の各支持部材
は、内面側を鏡面にして組立状態では保形基板の窓穴開
口縁部から後方へ内向き傾斜状に突出する左右の反射面
板を備え、上記上下の各支持部材は、内面側を鏡面にし
て組立状態では保形基板の窓穴開口縁部から後方へほぼ
水平状に突出すると共に、先端縁を上記写真の凸面と相
補形状の保形凹面に形成した上下の反射面板を備え、左
右及び上下の各支持部材を組立状態に開くと上記各反射
面板が窓穴の背面で方形枠状に形成される構成である。
【0008】更に本発明による請求項3の折畳み式立体
写真立ては、請求項2における上記左右および上下の各
支持部材には常時折り畳み方向へ付勢する弾性手段を設
け、上下の各支持部材の両端部には上記左右の反射面板
に当接して左右の支持部材を組立状態に保持させる傾斜
面が形成されると共に、当該両端部には上下の各支持部
材を組立状態に開いた際に左右の各反射面板を摺接して
左右の支持部材を組立状態に開き且つ、その上下端部に
係止して上下の各支持部材を組立状態に保持する連結係
止片を上記傾斜面から突出する態様で設けた構成であ
る。
写真立ては、請求項2における上記左右および上下の各
支持部材には常時折り畳み方向へ付勢する弾性手段を設
け、上下の各支持部材の両端部には上記左右の反射面板
に当接して左右の支持部材を組立状態に保持させる傾斜
面が形成されると共に、当該両端部には上下の各支持部
材を組立状態に開いた際に左右の各反射面板を摺接して
左右の支持部材を組立状態に開き且つ、その上下端部に
係止して上下の各支持部材を組立状態に保持する連結係
止片を上記傾斜面から突出する態様で設けた構成であ
る。
【0009】
【実施例】以下に、本発明による折畳み式立体写真立て
の好適な実施例を添付した図1乃至5の図面に基づいて
詳細に説明する。この立体写真立て1は、方形枠状の額
縁2と、この額縁2の背面側に嵌め込まれる透視パネル
3と、写真表示用の窓穴4を備えた透視パネル3の背面
側に装着される化粧パネル5と、この化粧パネル5の背
面側に装着されて平板状の写真6を挿入すると凸面状に
保形した状態で支持する写真保形具7と、この写真保形
具7の背面側から外周縁部を押さえる態様で上記額縁2
に嵌め込まれる方形枠状の押さえ部材8を主要な構成部
材としている。
の好適な実施例を添付した図1乃至5の図面に基づいて
詳細に説明する。この立体写真立て1は、方形枠状の額
縁2と、この額縁2の背面側に嵌め込まれる透視パネル
3と、写真表示用の窓穴4を備えた透視パネル3の背面
側に装着される化粧パネル5と、この化粧パネル5の背
面側に装着されて平板状の写真6を挿入すると凸面状に
保形した状態で支持する写真保形具7と、この写真保形
具7の背面側から外周縁部を押さえる態様で上記額縁2
に嵌め込まれる方形枠状の押さえ部材8を主要な構成部
材としている。
【0010】額縁2は、方形枠体9の内側四方に透視パ
ネル3に対する受枠材10を設けて木材やプラスチック
材により形成され、方形枠体9の背面側には壁掛け用の
吊り具11および押さえ部材8に対する係止具12が取
り付けられている。なお、この折畳み式立体写真立て1
を卓上で使用する場合には吊り具11の代わりに自立さ
せるための支持具を取り付ける。
ネル3に対する受枠材10を設けて木材やプラスチック
材により形成され、方形枠体9の背面側には壁掛け用の
吊り具11および押さえ部材8に対する係止具12が取
り付けられている。なお、この折畳み式立体写真立て1
を卓上で使用する場合には吊り具11の代わりに自立さ
せるための支持具を取り付ける。
【0011】透視パネル3は、写真6が透視できるよう
に透明ガラスが使用され、額縁2の方形枠体9内に背面
側から嵌め込まれて受枠材10で前方へ抜け出さないよ
うに係止される。なお、透視パネル3は透明ガラスの代
わりに透明なプラスチックシート材を用いる態様もあ
り、場合によっては省略する態様もある。
に透明ガラスが使用され、額縁2の方形枠体9内に背面
側から嵌め込まれて受枠材10で前方へ抜け出さないよ
うに係止される。なお、透視パネル3は透明ガラスの代
わりに透明なプラスチックシート材を用いる態様もあ
り、場合によっては省略する態様もある。
【0012】化粧パネル5は、厚紙やプラスチックシー
トなどで形成され、写真6を引き立てるために必要なら
ば正面側に所望な色彩や図柄を付したものも使用され、
透視パネル3の背面側へ重合させて額縁2の方形枠体9
内に嵌め込まれ、方形状に穿設された窓穴4を通して後
方の写真6が表示される。なお、化粧パネル5は写真保
形具7の保形基板13によって兼用させることもできる
ので、その場合には省略される。
トなどで形成され、写真6を引き立てるために必要なら
ば正面側に所望な色彩や図柄を付したものも使用され、
透視パネル3の背面側へ重合させて額縁2の方形枠体9
内に嵌め込まれ、方形状に穿設された窓穴4を通して後
方の写真6が表示される。なお、化粧パネル5は写真保
形具7の保形基板13によって兼用させることもできる
ので、その場合には省略される。
【0013】押さえ部材8は、木材やプラスチック材な
どを用いて額縁2の方形枠体9内に嵌合する外径をした
方形枠状に形成され、写真保形具7の保形基板13を背
面側から外周縁部を押さえる態様で方形枠体9内に嵌め
込まれ、係止具12によって額縁2に固定される。これ
により、方形枠体9内に嵌め込まれた透視パネル3と化
粧パネル5および写真保形具7は、前後を受枠材10と
押さえ部材8に挟持されて重合状態で額縁2に装着され
る。なお、押さえ部材8は必ずしも外周縁部の全域を押
さえる必要は無く、例えば上下又は左右のいずれか一方
の両端を押さえたり四隅を押さえる態様もある。
どを用いて額縁2の方形枠体9内に嵌合する外径をした
方形枠状に形成され、写真保形具7の保形基板13を背
面側から外周縁部を押さえる態様で方形枠体9内に嵌め
込まれ、係止具12によって額縁2に固定される。これ
により、方形枠体9内に嵌め込まれた透視パネル3と化
粧パネル5および写真保形具7は、前後を受枠材10と
押さえ部材8に挟持されて重合状態で額縁2に装着され
る。なお、押さえ部材8は必ずしも外周縁部の全域を押
さえる必要は無く、例えば上下又は左右のいずれか一方
の両端を押さえたり四隅を押さえる態様もある。
【0014】写真保形具7は、写真6が表示される窓穴
14が穿設された保形基板13と、保形基板13の窓穴
開口縁部から後方へ突出して挿入される写真6の前面側
両端部を支持する左右および上下の各支持部材15,1
6,17,18と、上下の各支持部材17,18の後端
側で写真6の背面側中央部を支持する保形部材19とを
備え、これらの各部材は厚紙やプラスチックシートなど
で形成されている。
14が穿設された保形基板13と、保形基板13の窓穴
開口縁部から後方へ突出して挿入される写真6の前面側
両端部を支持する左右および上下の各支持部材15,1
6,17,18と、上下の各支持部材17,18の後端
側で写真6の背面側中央部を支持する保形部材19とを
備え、これらの各部材は厚紙やプラスチックシートなど
で形成されている。
【0015】保形基板13は、化粧パネル5とほぼ等し
い外径をした平板状で当該化粧パネル5の窓穴4と適合
する位置に窓穴が穿設され、この窓穴14は窓穴4とほ
ぼ等しいか僅かに大径で形成されている。
い外径をした平板状で当該化粧パネル5の窓穴4と適合
する位置に窓穴が穿設され、この窓穴14は窓穴4とほ
ぼ等しいか僅かに大径で形成されている。
【0016】左右の各支持部材15,16は、コ字状に
折り曲げた支持片の両端に糊代を付け、この糊代を保形
基板13の背面側に接着して当該保形基板13を一辺と
した断面が不平行四辺形状の角柱で形成され、窓穴14
に隣接する内面側には例えば銀紙の貼付などで鏡面処理
を施して左右の反射面板20が形成されている。左右の
各支持部材15,16は、窓穴14側へ偏平状に折り畳
む状態と写真6を保形する組立状態との間を観音開き状
に開閉できる態様で保形基板13の窓穴開口縁部へ折り
曲げ自在に連結され、組立状態では反射面板20が保形
基板の窓穴開口縁部から後方へ所定の傾斜角度で内向き
傾斜状に突出すると共に、不平行四辺形状の角柱による
各折れ線部分の復元力で常時折り畳み方向へ付勢する弾
性力が作用するようにしている。
折り曲げた支持片の両端に糊代を付け、この糊代を保形
基板13の背面側に接着して当該保形基板13を一辺と
した断面が不平行四辺形状の角柱で形成され、窓穴14
に隣接する内面側には例えば銀紙の貼付などで鏡面処理
を施して左右の反射面板20が形成されている。左右の
各支持部材15,16は、窓穴14側へ偏平状に折り畳
む状態と写真6を保形する組立状態との間を観音開き状
に開閉できる態様で保形基板13の窓穴開口縁部へ折り
曲げ自在に連結され、組立状態では反射面板20が保形
基板の窓穴開口縁部から後方へ所定の傾斜角度で内向き
傾斜状に突出すると共に、不平行四辺形状の角柱による
各折れ線部分の復元力で常時折り畳み方向へ付勢する弾
性力が作用するようにしている。
【0017】上下の各支持部材17,18は、窓穴14
側へ偏平状に折り畳む状態と写真6を保形する組立状態
との間を観音開き状に開閉できる態様で保形基板13の
窓穴開口縁部へ折り曲げ自在に連結され、窓穴14に隣
接する内面側には例えば銀紙の貼付などで鏡面処理を施
して上下の反射面板21が形成されている。この実施例
では、先端縁に写真6の凸面と相補形状の保形凹面22
を形成し、左右の両端には上下の各支持部材17,18
の内向き傾斜角度に適合する傾斜面23を形成した支持
片が窓穴開口縁部から窓穴14側へ突出形成される態様
で保形基板13を打抜きすると共に、窓穴開口縁部を背
面側へ谷折りしている。これにより、上下の各支持部材
17,18は窓穴14側へ偏平状に折り畳む状態と後方
へほぼ水平状に突出して写真6を保形する組立状態との
間を観音開き状に開閉できると共に、谷折りした窓穴開
口縁部の復元力で常時折り畳み方向へ付勢する弾性力が
作用するようにしている。
側へ偏平状に折り畳む状態と写真6を保形する組立状態
との間を観音開き状に開閉できる態様で保形基板13の
窓穴開口縁部へ折り曲げ自在に連結され、窓穴14に隣
接する内面側には例えば銀紙の貼付などで鏡面処理を施
して上下の反射面板21が形成されている。この実施例
では、先端縁に写真6の凸面と相補形状の保形凹面22
を形成し、左右の両端には上下の各支持部材17,18
の内向き傾斜角度に適合する傾斜面23を形成した支持
片が窓穴開口縁部から窓穴14側へ突出形成される態様
で保形基板13を打抜きすると共に、窓穴開口縁部を背
面側へ谷折りしている。これにより、上下の各支持部材
17,18は窓穴14側へ偏平状に折り畳む状態と後方
へほぼ水平状に突出して写真6を保形する組立状態との
間を観音開き状に開閉できると共に、谷折りした窓穴開
口縁部の復元力で常時折り畳み方向へ付勢する弾性力が
作用するようにしている。
【0018】左右の各支持部材15,16及び上下の各
支持部材17,18をそれぞれ組立状態に開くと、窓穴
4,14側へ突出した内向き傾斜状の反射面板20と窓
穴開口縁部に平行する反射面板21とが、反射面板21
の傾斜面23に反射面板20の上下両端側の内面が衝合
する態様で方形枠状に形成される。各支持部材15,1
6,17,18を上記状態に保持して写真6を凸面状に
保形したり、不使用の際に窓穴4,14側へ折り畳みす
るために、上下の各支持部材17,18の左右の両端に
は連結係止片24が設けられている。連結係止片24
は、先端側が一端を傾斜面23より外側へ突出させた状
態で上下の各支持部材17,18の両端側外面に連結さ
れ、基端側が開閉に追随して伸縮可能な折り返し部分を
介して保形基板13に連結されている。なお、この連結
係止片24は折り返し部分の復元力によって上下の各支
持部材17,18を折り畳み方向へ付勢する際の助力も
得られる構造である。
支持部材17,18をそれぞれ組立状態に開くと、窓穴
4,14側へ突出した内向き傾斜状の反射面板20と窓
穴開口縁部に平行する反射面板21とが、反射面板21
の傾斜面23に反射面板20の上下両端側の内面が衝合
する態様で方形枠状に形成される。各支持部材15,1
6,17,18を上記状態に保持して写真6を凸面状に
保形したり、不使用の際に窓穴4,14側へ折り畳みす
るために、上下の各支持部材17,18の左右の両端に
は連結係止片24が設けられている。連結係止片24
は、先端側が一端を傾斜面23より外側へ突出させた状
態で上下の各支持部材17,18の両端側外面に連結さ
れ、基端側が開閉に追随して伸縮可能な折り返し部分を
介して保形基板13に連結されている。なお、この連結
係止片24は折り返し部分の復元力によって上下の各支
持部材17,18を折り畳み方向へ付勢する際の助力も
得られる構造である。
【0019】保形部材19は、保形基板13の背面側中
央に上下端部をそれぞれ接着した状態で縦長に取り付け
られており、この内面側と上下の各支持部材17,18
の内端縁の保形凹面22との間に写真6が挿入される間
隙を設けると共に、外面側が額縁2の背面より突出しな
い状態で装着されることが望ましい。なお、実施例では
保形部材19の内面を平坦に形成したが、写真6の形状
に適合させて凸面状その他の形状にする態様もある。
央に上下端部をそれぞれ接着した状態で縦長に取り付け
られており、この内面側と上下の各支持部材17,18
の内端縁の保形凹面22との間に写真6が挿入される間
隙を設けると共に、外面側が額縁2の背面より突出しな
い状態で装着されることが望ましい。なお、実施例では
保形部材19の内面を平坦に形成したが、写真6の形状
に適合させて凸面状その他の形状にする態様もある。
【0020】上記構成による立体写真立て1は、図2の
右半分又は図4で示すように各支持部材15,16,1
7,18を組立状態にして写真6を凸面状に保形させて
使用され、不使用時には図2の左半分又は図5で示すよ
うに各支持部材15,16,17,18を折り畳み状態
にして額縁2内に収納される偏平状にする。折り畳み状
態から組立状態に移行させる際には、上下の各支持部材
17,18を折り畳み方向への付勢力に抗して観音開き
状に開くと、傾斜面23から外側へ突出している連結係
止片24が左右の各反射面板20に摺接しながら折り畳
み方向への付勢力に抗して左右の支持部材15,16を
観音開き状に開き、各支持部材17,18がほぼ水平で
各反射面板20が所定角度の内向き傾斜状になる所定の
組立状態を僅かに越えた状態に開閉されると、連結係止
片24が各反射面板20の摺接から外れる。これによ
り、折り畳み方向に復元しようとする左右の支持部材1
5,16は連結係止片24の内側にある傾斜面23に各
反射面板20の上下両端側が当接し、連結係止片24は
支持部材15,16の上下両端面に当接するので、左右
の支持部材15,16は上下の各支持部材17,18の
傾斜面23によって係止され、上下の各支持部材17,
18は連結係止片24と左右の支持部材15,16の上
下両端面に係止された組立状態に保持される。また組立
状態から折り畳み状態に移行させる際には、左右の支持
部材15,16を僅かに外側へ広げると連結係止片24
から上下両端部が外れるので、折り畳み方向に付勢され
ている上下の各支持部材17,18が折り畳まれると共
に、連結係止片24は基端側の折り返し部分が伸長しな
がら各支持部材17,18に追随し、その上に左右の支
持部材15,16が折り畳まれて少なくとも額縁2内に
収納可能な偏平状態にすることができる。
右半分又は図4で示すように各支持部材15,16,1
7,18を組立状態にして写真6を凸面状に保形させて
使用され、不使用時には図2の左半分又は図5で示すよ
うに各支持部材15,16,17,18を折り畳み状態
にして額縁2内に収納される偏平状にする。折り畳み状
態から組立状態に移行させる際には、上下の各支持部材
17,18を折り畳み方向への付勢力に抗して観音開き
状に開くと、傾斜面23から外側へ突出している連結係
止片24が左右の各反射面板20に摺接しながら折り畳
み方向への付勢力に抗して左右の支持部材15,16を
観音開き状に開き、各支持部材17,18がほぼ水平で
各反射面板20が所定角度の内向き傾斜状になる所定の
組立状態を僅かに越えた状態に開閉されると、連結係止
片24が各反射面板20の摺接から外れる。これによ
り、折り畳み方向に復元しようとする左右の支持部材1
5,16は連結係止片24の内側にある傾斜面23に各
反射面板20の上下両端側が当接し、連結係止片24は
支持部材15,16の上下両端面に当接するので、左右
の支持部材15,16は上下の各支持部材17,18の
傾斜面23によって係止され、上下の各支持部材17,
18は連結係止片24と左右の支持部材15,16の上
下両端面に係止された組立状態に保持される。また組立
状態から折り畳み状態に移行させる際には、左右の支持
部材15,16を僅かに外側へ広げると連結係止片24
から上下両端部が外れるので、折り畳み方向に付勢され
ている上下の各支持部材17,18が折り畳まれると共
に、連結係止片24は基端側の折り返し部分が伸長しな
がら各支持部材17,18に追随し、その上に左右の支
持部材15,16が折り畳まれて少なくとも額縁2内に
収納可能な偏平状態にすることができる。
【0021】上記組立状態にした立体写真立て1に写真
6を装着する際には、上下の各支持部材17,18と押
さえ部材19の隙間から平板状の写真6を挿入すると、
この写真は中央部の背面が押さえ部材19によって押圧
された状態で左右両端部が左右の支持部材15,16の
間に架設されるので、各支持部材17,18の先端縁に
形成された保形凹面22に沿った凸面状に保形された状
態で支持される。この写真6は、化粧パネル5および写
真保形具7の窓穴4,14に表示されて透視パネル3を
介して正面側から透視することができるが、湾曲面によ
って生ずる遠近差によって奥行きのある立体的な写真と
して鑑賞することができる。また、写真6の左右周辺部
は鏡面処理が施された反射面板20に反射して写し出さ
れるので、広がりのある写真として鑑賞することができ
る。
6を装着する際には、上下の各支持部材17,18と押
さえ部材19の隙間から平板状の写真6を挿入すると、
この写真は中央部の背面が押さえ部材19によって押圧
された状態で左右両端部が左右の支持部材15,16の
間に架設されるので、各支持部材17,18の先端縁に
形成された保形凹面22に沿った凸面状に保形された状
態で支持される。この写真6は、化粧パネル5および写
真保形具7の窓穴4,14に表示されて透視パネル3を
介して正面側から透視することができるが、湾曲面によ
って生ずる遠近差によって奥行きのある立体的な写真と
して鑑賞することができる。また、写真6の左右周辺部
は鏡面処理が施された反射面板20に反射して写し出さ
れるので、広がりのある写真として鑑賞することができ
る。
【0022】上記立体写真立て1は、写真を凸面状に保
形した状態で支持する写真保形具7を一般の写真立てに
付加した構成としたので、一般の写真立ての部品を用い
て安価に製造することができると共に、手持ちの写真立
てに写真保形具7を組み込んで立体写真立てに容易に改
造することができる。また、この立体写真立て1は例え
ば製造されて需要者に渡るまでの間や、需要者が使用し
ないで一時的に保管しておく場合には、必要に応じて組
み立て状態から容易に偏平状に折畳むことができる。
形した状態で支持する写真保形具7を一般の写真立てに
付加した構成としたので、一般の写真立ての部品を用い
て安価に製造することができると共に、手持ちの写真立
てに写真保形具7を組み込んで立体写真立てに容易に改
造することができる。また、この立体写真立て1は例え
ば製造されて需要者に渡るまでの間や、需要者が使用し
ないで一時的に保管しておく場合には、必要に応じて組
み立て状態から容易に偏平状に折畳むことができる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明した実施例でも明らかなよう
に、本発明による折畳み式立体写真立てでは、一般の写
真立てに写真保形具を付加して装着するだけで容易に立
体写真立てにすることができ、この写真保形具に平板状
の写真を挿入するだけで容易に遠近差のある凸面状の写
真に保形させて平板状の写真では得られない奥行きのあ
る立体写真として鑑賞することができる。また、写真を
凸面状に保形させる組み立て状態と額縁内へ収納する奥
行きの偏平状にする折畳み状態との変更を簡単な操作に
よって行うことができるので、包装や運搬あるいは保管
などの際の取扱いが容易になる。また、写真保形具は構
造が簡単で安価な部材によって容易に製作して安価に提
供することができる。更に、鏡面処理された反射面板を
内向き傾斜状に設けて写真の左右周辺部が写し出される
ようにすると、広がりのある写真として鑑賞することが
できる。
に、本発明による折畳み式立体写真立てでは、一般の写
真立てに写真保形具を付加して装着するだけで容易に立
体写真立てにすることができ、この写真保形具に平板状
の写真を挿入するだけで容易に遠近差のある凸面状の写
真に保形させて平板状の写真では得られない奥行きのあ
る立体写真として鑑賞することができる。また、写真を
凸面状に保形させる組み立て状態と額縁内へ収納する奥
行きの偏平状にする折畳み状態との変更を簡単な操作に
よって行うことができるので、包装や運搬あるいは保管
などの際の取扱いが容易になる。また、写真保形具は構
造が簡単で安価な部材によって容易に製作して安価に提
供することができる。更に、鏡面処理された反射面板を
内向き傾斜状に設けて写真の左右周辺部が写し出される
ようにすると、広がりのある写真として鑑賞することが
できる。
【図1】本発明の実施例による折畳み式立体写真立ての
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図2】図1の折畳み式立体写真立てを裏面側から見た
全体斜視図で、右半分は組立状態を左半分は折り畳み状
態を示す。
全体斜視図で、右半分は組立状態を左半分は折り畳み状
態を示す。
【図3】図1の折畳み式立体写真立ての分解斜視図であ
る。
る。
【図4】図1の折畳み式立体写真立ての組立状態を説明
する要部断面図で、(a)は横断面図を(b)は縦断面
図をそれぞれ示す。
する要部断面図で、(a)は横断面図を(b)は縦断面
図をそれぞれ示す。
【図5】図1の折畳み式立体写真立ての折畳み状態を説
明する要部断面図で、(a)は横断面図を(b)は縦断
面図をそれぞれ示す。
明する要部断面図で、(a)は横断面図を(b)は縦断
面図をそれぞれ示す。
1 立体写真立て 2 額縁 3 透視パネル 4,14 窓穴 5 化粧パネル 6 写真 7 写真保形具 8 押さえ部材 9 方形枠体 10 受枠材 11 吊り具 12 係止具 13 保形基板 15,16 左右の支持部材 17,18 上下の支持部材 19 中央の保形部材 20 左右の反射面板 21 上下の反射面板 22 保形凹面 23 傾斜面 24 連結係止片
Claims (3)
- 【請求項1】 平板な写真を挿入すると凸面状に保形さ
れた状態で収容される写真保形具が額縁の背面側に装着
され、この写真保形具は写真が表示される窓穴が穿設さ
れた保形基板と、この保形基板の窓穴開口縁部から後方
へ突出して挿入される写真の前面側両端部を支持する左
右および上下の各支持部材と、この上下の各支持部材の
後端側で写真の背面側中央部を支持する保形部材とを備
え、これらの左右および上下の各支持部材を窓穴側へ偏
平状に折り畳む状態又は写真を保形する組立状態に観音
開き状に開閉される態様で、保形基板の窓穴開口縁部へ
折り曲げ自在に連結させたことを特徴とする折畳み式立
体写真立て。 - 【請求項2】 上記左右の各支持部材は、内面側を鏡面
にして組立状態では保形基板の窓穴開口縁部から後方へ
内向き傾斜状に突出する左右の反射面板を備え、上記上
下の各支持部材は、内面側を鏡面にして組立状態では保
形基板の窓穴開口縁部から後方へほぼ水平状に突出する
と共に、先端縁を上記写真の凸面と相補形状の保形凹面
に形成した上下の反射面板を備え、左右及び上下の各支
持部材を組立状態に開くと上記各反射面板が窓穴の背面
で方形枠状に形成される請求項1に記載した折畳み式立
体写真立て。 - 【請求項3】 上記左右および上下の各支持部材には常
時折り畳み方向へ付勢する弾性手段を設け、上下の各支
持部材の両端部には上記左右の反射面板に当接して左右
の支持部材を組立状態に保持させる傾斜面が形成される
と共に、当該両端部には上下の各支持部材を組立状態に
開いた際に左右の各反射面板を摺接して左右の支持部材
を組立状態に開き且つ、その上下端部に係止して上下の
各支持部材を組立状態に保持する連結係止片を上記傾斜
面から突出する態様で設けた請求項2に記載した折畳み
式立体写真立て。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10033095A JPH08266383A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 折畳み式立体写真立て |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10033095A JPH08266383A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 折畳み式立体写真立て |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08266383A true JPH08266383A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14271152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10033095A Pending JPH08266383A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 折畳み式立体写真立て |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08266383A (ja) |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP10033095A patent/JPH08266383A/ja active Pending
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