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JPH0826609A - 並設エレベーターの乗場表示装置 - Google Patents

並設エレベーターの乗場表示装置

Info

Publication number
JPH0826609A
JPH0826609A JP6166536A JP16653694A JPH0826609A JP H0826609 A JPH0826609 A JP H0826609A JP 6166536 A JP6166536 A JP 6166536A JP 16653694 A JP16653694 A JP 16653694A JP H0826609 A JPH0826609 A JP H0826609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
elevator
floor
display device
car
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6166536A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Yamaguchi
透 山口
Kenji Yoneda
健治 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6166536A priority Critical patent/JPH0826609A/ja
Publication of JPH0826609A publication Critical patent/JPH0826609A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】各階の各エレベーターの出入口に設けた表示装
置に、表示する運転状態または汎用情報の表示の大きさ
を割当て評価値の値に応じて変化させ、利用者に最も早
くサービスするエレベーターとその待ち時間の概略をホ
ール呼びを登録する前に報知することにより、無駄呼び
登録を低減する。また、利用客をサービスエレベーター
へ誘導することと、接近状況の案内により利用客の長待
ちによるイライラ感を軽減させる。 【構成】各エレベーターの表示装置に、運行状態または
汎用情報を表示する表示方法選択手段と、前記表示装置
に表示する運行状態または汎用情報の表示の大きさを、
エレベーターの割当て評価値の値に応じて変化させる手
段を有する構成をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーター制御装置
に係り、特に、乗場にかご位置表示装置を備えた並設エ
レベーターの乗場への表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として特開平3−177280 号公
報では、ホールの表示装置にドット式デジタルインジケ
ータを用い、かご位置表示あるいはかごの運転方向表示
をエレベーターの運転状況に応じて切り換え表示するこ
とにより、利用者にかごの到着予報をする方式が提案さ
れている。
【0003】従来、群管理エレベーターの乗場案内方法
は、ホールランタンを使いホール呼び登録時にサービス
予定のエレベーターを案内するサービス予約案内方法が
広く採用されている。
【0004】しかし、エレベーター利用者のほとんど
は、少なくともかご位置を知りたいと感じている。実
際、どの様に動いているかを知らされないことによる不
安から生じる長待ちのいらいらを解消するために、特開
昭56−28173 号公報に示すサービス予定のエレベーター
のみかご位置を表示する表示方法がかなり採用されてい
る。
【0005】一方、勤務時間帯の様に特に急いでいる場
合や、混雑時は階段の利用を判断する為に常時点灯のか
ご位置表示等の適切なサービス状況案内が必要な機能で
あるとエレベーター利用者は皆感じている。
【0006】そこで、特開平5−17080号公報には、各エ
レベーターの乗場のかご位置表示装置を常時表示し、代
わって、かご位置表示器の近傍に通称ランタンと称する
サービス表示灯を設け、ホール呼び登録をしなくても最
も早くサービスするエレベーター選択し、表示灯を点灯
することにより、利用者にどのエレベーターが早くサー
ビスするかを常時報知する方式が提案されている。
【0007】また、かご内乗客への降り損ね防止を目的
に特開昭62−205978号公報は、かご位置表示の大きさを
エレベーター走行時と停止時とで切り換えることによ
り、かご呼びで停止したことを乗客に確実に報知する方
式を提案している。
【0008】また、かごの運行状況を視覚的に利用者に
理解させ、待ち時間のイライラ感を解消することを目的
に特開平2−310275 号公報では乗場の表示装置にドット
式表示器を用い、かご位置またはかごの走行に適合した
タイミングでかご位置表示文字の大きさを変化させる方
式を提案している。
【0009】これと同様のものとして、特開昭61−2174
8 号公報ではホール表示装置に赤,青,緑の光の3原色
の点光源を組み合わせた表示器を用い、かご運行状態に
応じて点灯光の色彩,明暗を変化させる方式を提案して
いる。
【0010】また、特開平3−243577 号公報では調光装
置を設けた表示灯の発色をかごと乗場との相対距離に応
じて変化させる方式を提案している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平3−177280
号公報では、ホール表示装置のかご位置表示とかごの運
転方向表示の切り換えによるかごの到着案内しかできな
かった。かご位置表示自体はエレベーター位置と同期し
て表示文字が変化するのみであり、並設エレベーターに
おいては、一般の群管理エレベーターシステムにおいて
かご位置を常時、全台表示している場合と同様の問題点
があった。
【0012】即ち、どの位でエレベーターに乗れるかを
知るためは、利用者はまず現在自分のいる階床を認識
し、次に各乗場の表示装置の表示階床との差分からどれ
くらいでエレベーターが到着するか等について、満員に
よる通過表示のエレベーターを除き、全台のエレベータ
ーのかご位置を見比べながら、利用者自身が予測しなけ
ればならない。このためには、5秒程度を要する。その
間にも次々とエレベーターが通過して行く。そのため、
通常まずホール呼びを登録してしばらく待ち、どのエレ
ベーターもなかなか来ないときに初めてかご位置表示を
見て利用者自身が待時間予測を行い、他のエレベーター
の利用や、階段の利用を決定する。もし利用者が階段を
利用していなくなった場合、その階の登録された呼びに
対してもエレベーターはサービスするため、群管理エレ
ベーターシステムにとっても好ましくない状況が散発す
る事となる。
【0013】また、特開平5−17080号公報はホールの待
ち客にどのエレベーターが早くサービスできるかを報知
することはできるので一番早く到着できるエレベーター
をより早く探すことができる利点があるが、かご位置表
示装置の近くに別にもう1つ表示灯を設けなければなら
ないため意匠面や建築面での制限があり実現しづらい。
また、かご位置表示を見ただけでは直接待時間が分から
ないため、前記した無駄な待ちと無駄な呼び登録の低減
には役に立たない懸念がある。更に、特開昭56−28173
号公報に示す、呼び登録後にサービスエレベーターを案
内する予約案内表示との区別がつきづらく、かえってク
レームが増加する心配があるため実用化された例がな
い。
【0014】特開昭56−28173 号公報はホール呼び登録
に応答するエレベーターのかご位置を表示するので、待
ち客のいらいら解消には大いに役立つが、呼び登録の前
にエレベーターを利用するか否かの判断するためには役
立たない問題点があった。
【0015】一方、特開昭62−205978号公報は、エレベ
ーターかご内のかご位置表示装置についての技術であ
り、ホールのエレベーター利用者についての考慮はなに
もなされていない。
【0016】特開平2−310275 号公報では群管理エレベ
ーターのように必ずしも近いエレベーターがサービスす
るとは限らない場合、利用者が一番早くサービスするで
あろうと思ったかご位置表示文字の最も大きいエレベー
ターの前で待っていても、満員や他エレベーターの追い
越しが発生し、結果として別のエレベーターがサービス
する場合等が発生する可能性があり、利用者を混乱さ
せ、表示の不適合に対するクレームが発生する心配があ
る。
【0017】特開昭61−217483号公報ではホール表示装
置の明暗,色彩がどの程度の明るさであればどの程度の
待ち時間かを感覚的に捕らえにくく、相当に使い慣れた
利用者にしか判断できないという問題がある。また、仮
に複数台のエレベーターのホール表示装置が点灯してお
り、その両エレベーターの表示装置の色彩または明暗が
似通っていた場合、利用者はどちらのエレベーターがよ
り早くサービスするかが瞬時に分からず、混乱してしま
う心配がある。
【0018】特開平3−243577 号公報においても特開昭
61−21743 号公報と同様の問題が発生する心配がある。
【0019】本発明の目的は、上記の問題点を解決する
ためのものであり、利用者がホールの各エレベーターの
表示装置を一見するだけで、どのエレベーターが最も早
くサービスできるかと、概略の待時間をホール呼びを登
録する前に利用者に報知でき、かつ各エレベーター当た
り、一つの表示装置のみで実施可能とすることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の階床間
をサービスする複数台のエレベーターと、前記エレベー
ターを制御する制御装置と、各エレベーターのかご位置
やかご呼びなどのエレベーター運行状況を取り込む手段
と、各階床の各エレベーターの出入口付近に設置される
表示装置を備え、前記表示装置に表示する運行状況また
は汎用情報を表示する手段と、前記エレベーター運行状
況に応じてかご位置等の特定の情報を報知する表示文字
または図形の大きさを変化させる手段とを備えることに
より達成される。
【0021】
【作用】前記構成とすることにより、当該階床にサービ
スするまでの時間又はサービスできる確率に応じて各階
ホールに備えた表示装置に表示するかご位置文字の大き
さを変化させることにより、早く到着するか、長待ちか
を報知できるので、他のバンクのエレベーター利用や、
階段利用を当該エレベーターホールに近づいた段階で判
断できる。また、早く、確実に応答しやすいエレベータ
ーを利用者に報知でき、ホール呼び登録以前に利用者を
サービスしやすいエレベーターの前に誘導できる。ま
た、利用者を誘導することにより、エレベーターへの乗
り遅れを防止できる。
【0022】
【実施例】本発明を、以下図1から図9に示す実施例に
より説明する。
【0023】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
本実施例におけるシステムは、4台のエレベーターの群
管理制御を行う群管理制御装置X01,各エレベーター
の運転制御を行う号機制御装置X02−A〜D,各エレ
ベーターの出入口付近に設置される案内表示装置X03
−A1〜An,X03−B1〜Bn,X03−C1〜C
n,X03−D1〜Dn、及び各階のホールに設置され
るホール呼び登録装置X04−1〜nにより構成され
る。
【0024】号機状態テーブルT01は、エレベーター
の号機制御装置X02から群管理制御装置X01に送信
されるデータを群・号機間伝送プログラムP07を介し
て受信し、定期的、または変化直後に更新設定する。こ
のデータは、交通需要を検出するためのかご内荷重(人
数)や乗降に関する情報,エレベーターの位置や速度の
情報,ホール表示装置の表示状況,かご呼びの登録状
況,ドアの開閉状況などの入力情報から成る。
【0025】案内表示方法選択プログラムP02は、前
記号機状態テーブルT01のデータをもとに、図2に示
す案内表示方法選択フローチャートに従い、図4に示す
エレベーター別階床別の案内表示の実施例の様に積極的
に利用客を誘導する表示方法を実施する積極表示方法ゾ
ーンZ1〜Z3及び一般案内をしたり消画する消極的案
内表示を実施する消極表示方法ゾーンZ4を案内表示方
法設定テーブルT02に所定時間ごとに求め、その都度
図3に示すように設定する。
【0026】運行予測プログラムP03は、前記号機状
態テーブルT01のデータをもとに、各エレベーターの
運行予測を行う。その結果を各種予測テーブルT03に
所定時間毎に格納する。各種予測テーブルT03は、ほ
ぼ最悪に近い到着予測時間を求めた第1到着予測時間,
現状の受け持ち呼びの状況での通常サービスを継続した
ときの到着予測時間を求めた第2到着時間テーブル、同
様に求めた悪い条件と現状の条件での到着時の予測をも
とめた第1と第2のかご内人数予測テーブル,かご呼び
テーブル等で構成される。
【0027】ホール呼び登録プログラムP04とホール
呼び再割当てプログラムP05により、新規ホール呼び
または再割当てを必要とするホール呼びを示す割当て要
求フラグをホール呼び登録信号と共にホール呼び登録テ
ーブルT04へ記憶する。
【0028】ホール呼び割当てプログラムP06は、前
記ホール呼び登録テーブルT04における新規ホール呼
びまたは再割当て要求ホール呼びの発生時に、各種予測
テーブルT03と案内表示方法設定テーブルT02の条
件と階床の属性とからホール呼び割当てエレベーター選
択する選択方式を呼び別、時には各エレベーターの状況
別に選択する。次に、選択した方法に基づいて前記ホー
ル呼びにサービスするエレベーターを選択し、割当てま
たは追加配車を指令する。割当て結果は、ホール呼び割
当てテーブルT06に一旦格納し、群・号機間伝送プロ
グラムP07により号機制御装置へ送信する。
【0029】表示制御コード作成プログラムP08は前
記案内表示方法設定テーブルT02と前記号機状態テー
ブルT01のデータをもとに図8ような案内表示装置を
制御するためのデータを各階,各エレベーター毎に作成
し、表示制御コードテーブルT08に記録する。
【0030】前記表示制御コードテーブルT08のデー
タは群・号機間伝送プログラムP07にて号機制御装置
X02に伝送路L01を使用して図10に示すような伝
送フォーマットにて伝送される。また、号機制御装置X
02から伝送路L02を使用して案内表示装置X03に
伝送される。
【0031】図2は、案内表示方法選択プログラムの一
実施例を示すフローチャートである。
【0032】積極的案内表示方法を選択した積極ゾーン
は、各エレベーターの進行方向に設定する優先ゾーンに
よることができ、消極的案内表示方法を選択する消極ゾ
ーンは、各エレベーターの進行とは逆方向に設定する非
優先ゾーンによる事を基本とする。ただし、全体のアン
バランス解消を図る運行計画や、ホール呼び応答抑制ま
たはかご内混雑の判断に基づく通過階床によっても消極
ゾーンが形成されることがある。
【0033】複数台のエレベーターのうち、あるエレベ
ーターaとそのエレベーターaの直後の後続エレベータ
ーbについて、エレベーターa,bの時間的な位置間隔
から優先・非優先ゾーンを設定することを考える。
【0034】まず、ステップS12において、エレベー
ターa,bの時間的位置間隔dtabを算出する。その
時間的位置間隔dtabをもとに、ステップS13におい
て、各エレベーターに設定する案内表示優先ゾーンの基
準となる基準時間間隔Dを算出する。
【0035】次に、ステップS14において、時間的位
置間隔dtabと基準時間間隔Dを比較する。時間的位置間
隔dtabが基準時間間隔Dより長い場合は、ステップS1
5において、エレベーターaの案内表示優先ゾーンの先
頭階Fsaは、エレベーターaの位置Faとする。
【0036】時間的位置間隔dtabが基準時間間隔Dより
短い場合は、エレベーターbの案内表示優先ゾーンが、
エレベーターaの位置Faを追い越してしまうため、エ
レベーターaの案内表示優先ゾーンの先頭階Fsaの決定
には、エレベーターbの案内表示優先ゾーンへの考慮が
必要となる。上記考慮のため、ステップS16で直後の
エレベーターbの位置Fbに基準時間間隔Dを階床数に
換算した位置f(D)を加算した位置FbDを算出してお
く。ステップS17において、エレベーターaの位置F
aからFbDの間にエレベーターaの受け持つホール呼び
またはかご呼びがあるか否かを判定する。呼びがない場
合は、ステップS19でエレベーターaの案内表示優先
ゾーンの先頭階FsaをFbDとする。呼びがある場合は、
ステップS18でエレベーターaの案内表示優先ゾーン
の先頭階Fsaは、このエレベーターaの位置Faに最も
近い呼びのある階床Fayとする。また、ステップS20
において、エレベーターaの位置Faから案内表示優先
ゾーンの先頭階Fsaまでを案内表示抑制ゾーンとし、案
内表示方法設定テーブルT02に設定する。
【0037】ステップS15,S18,S19におい
て、エレベーターaの案内表示優先ゾーンの先頭階Fsa
が定まった後、ステップS21において、エレベーター
aの案内表示優先ゾーンの先頭階Fsaに基準時間間隔D
を階床数に換算した位置f(D)を加算し、エレベーター
aの案内表示優先ゾーンの最終階Feaとする。ステップ
S22において、このFsaからFeaまでを案内表示優先
ゾーンとし、案内表示方法設定テーブルT02に設定す
る。
【0038】ステップS23において、案内表示優先ゾ
ーンの最終階Feaの次の階からエレベーターの進行方向
における端階までを汎用情報表示ゾーン,エレベーター
の進行と逆方向を案内表示保留ゾーンとし、案内表示実
施・非実施テーブルT02に設定する。ステップS14
からS24の処理が、全エレベーターに関して終了した
か否かをステップS25で判定し、全エレベーター終了
するまで繰り返す。
【0039】図3に案内表示方法設定テーブルT02の
一実施例を示す。図2のフローチャートに示す案内表示
方法選択プログラムP02を実施した具体的な例を、エ
レベーター台数4台,サービス階床数12階の場合を例
に図4で説明する。今、エレベーターA号機のかごEA
の応答処理可能な階床が5階、エレベーターB号機EB
が8階,エレベーターC号機ECが2階をアップ方向に
走行し、エレベーターD号機EDが9階をダウン方向に
走行しているとする。この状態において各エレベーター
の案内表示優先ゾーンZ1A,Z1B,Z1C,Z1
D,案内表示抑制ゾーンZ2A,Z2B,汎用情報表示
ゾーンZ3A,Z3C,Z3D,案内表示保留ゾーンZ
4A,Z4B,Z4C,Z4Dの設定をエレベーターD
号機ED,C号機EC,A号機EA,B号機EBの順に
考える。
【0040】今、案内表示方法選択プログラムP02に
おいて算出した基準時間間隔Dを階床数に換算した値を
5階床とする。エレベーターD号機EDとC号機ECの
位置間隔は9階床であるので、エレベーターD号機ED
の案内表示優先ゾーンZ1DをエレベーターD号機ED
の位置9階からダウン方向に5階まで設定する。エレベ
ーターC号機ECとA号機EAの位置間隔は3階床であ
る。エレベーターC号機ECの案内表示優先ゾーンZ1
CはエレベーターC号機ECの位置2階からアップ方向
に6階までの設定となり、エレベーターの位置間隔が5
階床より短いので、エレベーターA号機EAの案内表示
優先ゾーンZ1Aは7階から11階まで、エレベーター
A号機EAの案内表示抑制ゾーンZ2Aは5階から6階
までの設定となる。また、エレベーターA号機EAとB
号機EBの位置間隔は3階床であり、エレベーターB号
機EBの割当てホール呼びHBも考慮するため、エレベ
ーターB号機EBの案内表示優先ゾーンZ1Bは10階
から12階まで、エレベーターB号機EBの案内表示抑
制ゾーンZ2Bは8階から9階までの設定となる。各エ
レベーター共、案内表示優先ゾーン最終階の次の階から
進行方向の端階までを汎用情報表示ゾーン(Z3A,Z
3C,Z3D)とし、進行と逆方向を案内保留ゾーン
(Z4A,Z4B,Z4C,Z4D)とする。
【0041】各エレベーターのホールの案内表示装置X
03には、上記にて設定した各ゾーンに以下の案内表示
を行う。案内表示優先ゾーン(Z1A,Z1B,Z1
C,Z1D)には、エレベーターかご位置と運転方向
(HY1−A,B,C,D)を、汎用情報表示ゾーン
(Z3A,Z3C,Z3D)には、現在の時刻と小さい
かご位置表示(HY3−A,C,D)を表示する。案内
表示抑制ゾーン(Z2A,Z2B),案内表示保留ゾー
ン(Z4A,Z4B,Z4C,Z4D)は、非表示(H
Y4−A,B,C,D)とする。また、エレベーターA
号機EAとB号機EBについては、案内表示優先ゾーン
Z1A,Z1Bが、10階と11階で重なっており、2
台共かご位置を表示すると、ホール利用客の混乱を招く
恐れがあるため、エレベーター位置の遠いA号機EA
は、運転方向表示とかご位置を小さく表示(HY2−
A)する。
【0042】図5,図6,図7にて、各エレベーターの
種々の運行状態における各階層の表示状況を説明する。
【0043】図5は中層階向け表示の例(6階の例)で
ある。勤務時間帯に選択するパターンa1では、エレベ
ーターB号機(以下B号機)とエレベーターD号機(以
下D号機)が6階の近くにいるので、夫々かご位置と運
転方向を最大寸法で表示し、エレベーターC号機(以下
C号機)はB号機より遠いので運転方向や応答する方向
表示は表示しないでかつかご位置a1c2を小さく表示し、
空いたスペースに時刻a1c3を表示する表示方法を選択す
る。また、エレベーターA号機(以下A号機)は、11
階を上方向に走行中のため運転方向やかご位置を表示す
ると紛らわしいので他に条件の良いエレベーターが存在
する時には表示をしない表示方法を一般には選択する。
しかし、他に良いエレベーターがいない場合やかご位置
表示をしないと故障と間違われるビル環境の場合にはか
ご位置表示a1a2と運行方向表示a1a3を小さく表示する表
示方法を選択する。
【0044】もしここで、UPのホール呼びが登録され
ると同方向のB号機に優先的に割当てられ、待ち時間表
示a1b1を実行する表示方法を選択する。
【0045】昼食時などの混雑時間帯で選択するパター
ンa2では、B号機とD号機は食堂階(7階)にサービス
中であるので、「食堂階サービス中」表示a2b1,a2d1とか
ご位置・運転方向表示を交互に表示する。B号機はかご
内満員のため、かご位置表示サイズを最小にしかつかご
内混雑表示a2b2,a2d2にて利用客をB号機へ誘導するこ
とを避ける表示方法を選択している。これに対し、A号
機はB号機の次に6階に近いので、かご位置と運転方向
を最大の大きさで表示し利用客をA号機に誘導する。
【0046】閑散な時間帯で選択するパターンa3で
は、ビル内に利用客が少ない時間帯である場合を示す。
この場合C号機が6階で待機しているので、C号機のか
ご位置を表示し利用客を誘導する。他の号機は表示器に
よる省エネと、表示器の長寿命化のために表示しない。
【0047】図6は上層階向け表示の例(11階の例)
である。パターンb1では、A号機とB号機とC号機が
表示している。B号機とC号機は、夫々10階と9階を
上方へ走行中の表示をしている。B号機の方がC号機よ
り11階に近いので、11階に発生したダウンホール呼
びはB号機に割当てられる。A号機は、B,C号機より
遠くにいるため時刻及び最小のかご位置を表示してい
る。パターンb2では、A号機とC号機とD号機が表示
している。A号機は、12階で戸閉じ中であり、ロビー
へ直行運転するため、「ロビーへ直行」表示b2a2とかご
位置及び戸閉じ表示b2a1を交互に表示する。発生したダ
ウンホール呼びは一番早くサービスできるC号機が割り
当てられている。D号機は5階を走行中につき、時刻を
表示している。パターンb3では、B号機とD号機がそ
れぞれかご位置と運転方向及びサービス方向を表示して
いる。B号機とD号機では、D号機の方が11階に近い
が、D号機は12階にかご呼びを持っており、11階の
ダウンホール呼びに到着が遅れるため、D号機は待ち時
間を多く表示し、ホール呼びはB号機に割り当てる。図
7は下層出発階向け表示の例(1階の例)である。パタ
ーンc1は、出発階混雑の場合であり、A〜D号機全
て、表示を出している。A号機とB号機が1階に近いの
でかご位置を表示している。パターンc2はA,B号機
とC,D号機で分割急行運転を行う場合である。A,
B,C,D号機全てサービス階表示c1a1,c1b1,c1c1,
c1d1と走行表示c2a2,c2b2,c2c2,c2d2を交互に行い、
1階に近いエレベーターが、かご位置を表示する。
【0048】図8は表示装置の表示制御コードの例であ
る。表示装置の表示を制御するために表示制御コードd
00を用い、応答コードd01,方向d02,制御コー
ドd03,表示段階d04,かご位置d05にて構成す
る。このうち応答コードd01は表示装置にどのような
表示をさせるのかを指定するコードである。
【0049】たとえば、一般表示を表示する場合は表示
制御コードd10を設定する。この表示制御コードd1
0の応答コードd01は“9”であるため、表示装置に
は一般表示の1つである時刻d11を表示する。通常表
示の場合は表示制御コードd20,d30,d40を設
定し、通常表示d21,d31,d41を表示する。ま
た、当該階床にホール呼びが発生し、サービスするエレ
ベーターの予約表示をする場合は表示制御コードd50
を設定する。この表示制御コードd50の制御コードd
03は“3”であるため、表示装置の表示を反転表示d
51する。この時、反転表示する表示装置の背景色はか
ごの進行方向に対応した色(たとえば、UP方向なら
青,DOWN方向なら赤)としても良い。また、エレベ
ーターが当該階床に到着する場合は、表示制御コードd
60を設定し、表示装置の表示を反転点滅表示d61す
る。このとき、制御コードd03の指定値を変えること
により、点滅表示速度を変化させることも可能である。
また、エレベーターのドアの状態を表示する場合を例に
とると、ドア状態に対応して表示制御コードをd70〜d
100を変更設定することにより、ドア状態表示をd7
1〜d101の様に表示できる。
【0050】表示段階d04はかご位置d05にて設定
するかご位置表示の大きさを指示するコードである。た
とえば、エレベーターが当該階床より遠い場合は表示制
御コードd20を設定し、表示制御コードd20の表示
段階d04は“1”であるため表示装置のかご位置表示
d21は小さく表示する。反対に、エレベーターが当該
階床に近い場合は表示制御コードd40設定し、表示制
御コードd40の表示段階d04は“3”であるためか
ご位置表示d41は大きく表示する。
【0051】案内表示の内容によるホール呼び割当ての
例を図9にて説明する。図9において、4台のエレベー
ターの表示状況がエレベーターA号機EAは運転方向表
示のみ、エレベーターB号機EBは運転方向とかご位置
表示,エレベーターC号機ECは時刻表示,エレベータ
ーD号機EDは非表示であるとする。この状態におい
て、新規ホール呼びが発生した場合、案内表示優先割当
て処理により、新規ホール呼びの割当てエレベーター
は、案内表示を出しているエレベーターA号機EA,B
号機EB,C号機ECの中から選択される。その結果、
新規ホール呼びは、かご位置を表示しているエレベータ
ーB号機EBに割当てられる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、ホールに案内表示する
サービス方向またはかご位置等の特定の表示サイズを各
エレベーターの予測到着時間またはサービスできる確率
に応じて選択表示する事により、乗客は当該バンク内エ
レベーターの利用を早期に判断でき、無駄なホール呼び
登録を低減できる。また、一番早く確実にサービスでき
るエレベーターの前へ誘導できるので、ホール呼び登録
後に再度移動する必要が無く、特に荷物を有する利用者
にとって便宜を供する並設エレベーターとすることがで
きる。
【0053】更に必要に応じて、かご位置案内するエレ
ベーターの台数を制限することにより、ビル内の一貫し
た意匠性にマッチした並設エレベーターホールのイメー
ジを保つこともできる。また、利用者の習熟度に応じて
エレベーターを選び易い表示方法に変化するが、これに
も追従する事が可能である。また、ホール呼び登録時
に、ホールに案内表示を行っているエレベーターの中か
ら、割当てエレベーターを選択することにより、待ち客
に対する確実な案内表示となり、案内表示内容に対する
利用客の不信感,イライラ感を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の案内表示実施・非実施ゾーン設定処理
のフローチャートである。
【図3】本発明の案内表示実施・非実施ゾーン設定テー
ブルの構成例である。
【図4】本発明の階床別案内表示実施の例を示す図であ
る。
【図5】本発明の案内表示状況(中層階)の例を示す図
である。
【図6】本発明の案内表示状況(上層階)の例を示す図
である。
【図7】本発明の案内表示状況(下層出発階)の例を示
す図である。
【図8】本発明の表示装置の表示制御コードの例を示す
図である。
【図9】本発明の案内表示内容によるホール呼び割当て
の例を説明する図である。
【図10】本発明の表示制御コードの伝送フォーマット
例を示す図である。
【符号の説明】
X01…群管理制御装置、X02−A〜X02−D…号
機制御装置、X03−A1,X03−A2〜X03−D
n…案内表示装置、X04−1〜X04−n…ホール呼
び登録装置、P02…案内表示方法選択プログラム、P
03…運行予測プログラム、P04…ホール呼び登録プ
ログラム、P05…ホール呼び再割当てプログラム、P
06…ホール呼び割当てプログラム、P07…群・号機
間伝送プログラム、P08…表示制御コード作成プログ
ラム、T01…号機状態テーブル、T02…案内表示方
法設定テーブル、T03…各種予測テーブル、T04…
ホール呼び登録テーブル、T06…ホール呼び割当てテ
ーブル、T08…表示制御コードテーブル。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の階床間をサービスする並設された複
    数台の各エレベーターと、前記各エレベーターを制御す
    る各制御装置と、登録ホール呼びにサービスするエレベ
    ーターを割り当てる割当て手段を有するエレベーターの
    群管理制御装置を備え、前記群管理制御装置にて各エレ
    ベーター,各階床毎の割当て評価値を算出し、前記割当
    て評価値に応じてエレベーターを選択する手段を備え、
    前記した複数の階床のいずれかの乗場において、各エレ
    ベーターの出入口付近にそれぞれ設置される複数の表示
    装置とを備え、前記表示装置を設置した階床に関する運
    行状態または汎用情報の表示を行う並設エレベーターに
    おいて、前記割当て評価値の値に応じて前記表示装置に
    案内表示する所定の表示の大きさまたは色を変化させる
    選択項を含む表示方法選択手段を備えたことを特徴とす
    る並設エレベーターの表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記割当て評価値の算
    出手段は複数の評価項目の総合評価により求める機能を
    有し、前記複数の評価項目のうち少なくとも1つ以上の
    評価により前記所定表示の大きさまたは色を変化させる
    ようにしたことを特徴とする並設エレベーターの表示装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1において、ホール呼び登録以前は
    前記割当て評価値に応じて案内表示内容を決定し、ホー
    ル呼びが発生した場合には案内表示内容の大きさを評価
    項目の1つとし、割当て評価値を再算出して登録ホール
    呼びの割当てを決定するようにしたことを特徴とする並
    設エレベーターの表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3において、ある階床に設置す
    る複数の表示装置の案内表示内容は、各エレベーターの
    当該階床への割当て評価値に応じてそれぞれ異なる表示
    形態の表示を行うようにしたことを特徴とする並設エレ
    ベーターの表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3において、各エレベーターが
    各階床にサービスするまでに乗り込んでくる乗客予測人
    数を求める手段と、前記した乗客予測人数の値に応じて
    表示装置の表示の大きさを変化させる手段を備えたこと
    を特徴とする並設エレベーターの表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜3において、前記各エレベータ
    ーが前記表示装置を設置した階床に達した時のかご内混
    雑を予測し、当該階床を通過する通過確率またはかご内
    混雑度を求める手段と、前記した通過確率またはかご内
    混雑度の値に応じて表示装置の表示の大きさを変化させ
    る手段を備えたことを特徴とする並設エレベーターの表
    示装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜3において、エレベーターの運
    転状態表示の1つであるかごの運転方向、または次の応
    答方向を示す図や絵や文字、またはかご位置表示の文字
    色、または表示装置の背景色を変えることによりエレベ
    ーターの運行状態を識別できるようにしたことを特徴と
    する並設エレベーターの表示装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜3において、エレベーターの運
    転状態表示の1つである予約表示または到着表示を表示
    装置の背景色を変え、反転表示、または点滅反転表示す
    ることにより識別できるようにしたことを特徴とする並
    設エレベーターの表示装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜3において、エレベーターの運
    転状態表示の1つである急行運転の種類を、かごの運転
    方向または次の応答方向を示す図や絵や文字,かご位置
    表示の文字色、または表示装置の背景色を変え、または
    背景画を変えることにより識別できる様にすることを特
    徴とする並設エレベーターの表示装置。
JP6166536A 1994-07-19 1994-07-19 並設エレベーターの乗場表示装置 Pending JPH0826609A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321604A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Kuma Lift Gijutsu Kenkyusho:Kk 荷物用昇降機
WO2020100261A1 (ja) * 2018-11-15 2020-05-22 株式会社日立製作所 エレベーターシステム及び制御装置
WO2024075243A1 (ja) * 2022-10-06 2024-04-11 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 報知システム

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