JPH0826460A - 荷役機械のブームコンベヤ装置 - Google Patents
荷役機械のブームコンベヤ装置Info
- Publication number
- JPH0826460A JPH0826460A JP18890294A JP18890294A JPH0826460A JP H0826460 A JPH0826460 A JP H0826460A JP 18890294 A JP18890294 A JP 18890294A JP 18890294 A JP18890294 A JP 18890294A JP H0826460 A JPH0826460 A JP H0826460A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chute
- tail
- conveyor
- belt conveyor
- boom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)
- Ship Loading And Unloading (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 石炭や鉄鉱石等のバラ物だけでなくスラリー
状扱物も搬送できるブームコンベヤ装置を提供する。 【構成】 起伏自在なブーム内において、テールシュー
ト31とヘッドシュート36との間に配置された平ベルト13
を用いるベルトコンベヤ10とスクレーパコンベヤ20とか
らなり、スクレーパコンベヤ20は、ベルトコンベヤ10の
下側に設置されており、無端状チェーンに循回駆動され
る複数枚のブレード24と、ブレード24の下側走行時にお
ける両側方および下方を囲むトラフ26とからなる。テー
ルシュート31から、バラ状扱物はベルトコンベヤ10のテ
ール部に案内され、スラリー状物(ヘドロ状物)は開閉
スカート32でスクレーパコンベヤ20のテール部に案内さ
れる。また、二又タイプのテールシュート40で、ベルト
コンベヤ10とスクレーパコンベヤ20に選択的に案内して
もよい。
状扱物も搬送できるブームコンベヤ装置を提供する。 【構成】 起伏自在なブーム内において、テールシュー
ト31とヘッドシュート36との間に配置された平ベルト13
を用いるベルトコンベヤ10とスクレーパコンベヤ20とか
らなり、スクレーパコンベヤ20は、ベルトコンベヤ10の
下側に設置されており、無端状チェーンに循回駆動され
る複数枚のブレード24と、ブレード24の下側走行時にお
ける両側方および下方を囲むトラフ26とからなる。テー
ルシュート31から、バラ状扱物はベルトコンベヤ10のテ
ール部に案内され、スラリー状物(ヘドロ状物)は開閉
スカート32でスクレーパコンベヤ20のテール部に案内さ
れる。また、二又タイプのテールシュート40で、ベルト
コンベヤ10とスクレーパコンベヤ20に選択的に案内して
もよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷役機械のブームコン
ベヤ装置に関する。
ベヤ装置に関する。
【0002】本発明にいうブームコンベヤ装置は、荷役
機械のブームに内蔵されるコンベヤ装置をいう。荷役機
械のブームは一般に旋回、起伏するが、本発明は、とり
わけ起伏動作により傾斜した状態のブーム内で、物を搬
送することがあるブームコンベヤ装置を対象とする。ま
た、このようなブームコンベヤ装置を備えた荷役機械と
しては、連続式アンローダがあるが、これに限らず、ヤ
ード荷役機械(リクレーマ、スタッカリクレーマ)な
ど、およそ起伏するブーム内で物を搬送する荷役機械で
あれば、全て本発明の対象とされる。
機械のブームに内蔵されるコンベヤ装置をいう。荷役機
械のブームは一般に旋回、起伏するが、本発明は、とり
わけ起伏動作により傾斜した状態のブーム内で、物を搬
送することがあるブームコンベヤ装置を対象とする。ま
た、このようなブームコンベヤ装置を備えた荷役機械と
しては、連続式アンローダがあるが、これに限らず、ヤ
ード荷役機械(リクレーマ、スタッカリクレーマ)な
ど、およそ起伏するブーム内で物を搬送する荷役機械で
あれば、全て本発明の対象とされる。
【0003】
【従来の技術】上記のごとき荷役機械の代表例として、
連続式アンローダ、とくにバケットエレベータ式連続ア
ンローダを図6に基づき説明する。同図において、Qは
岸壁、CLは連続式アンローダ、SPは船である。連続式ア
ンローダCLは、走行台車1と、その上面に搭載された旋
回台2と、旋回台2の上端に起伏自在に取付けられたブ
ーム3と、ブーム3の先端に取付けられたバケットエレ
ベータ4と、ブーム3と旋回台2との間に介装した起伏
シリンダ5から構成されている。走行台車1は機内コン
ベヤ1a,1bおよびシュート1cを有しており、旋回台2は
シュート2a,2bを有している。ブーム3はブームコンベ
ヤBCを内蔵しており、バケットエレベータ4はチェーン
で循回動作させられるバケット6を備え、該バケット6
が掻取部4aでは水平に動き、エレベータポスト4b内では
垂直に動くようになっている。また、エレベータポスト
4bには扱物をバケット6からブームコンベヤBCへ移すた
めの旋回シュート4cが設けられている。
連続式アンローダ、とくにバケットエレベータ式連続ア
ンローダを図6に基づき説明する。同図において、Qは
岸壁、CLは連続式アンローダ、SPは船である。連続式ア
ンローダCLは、走行台車1と、その上面に搭載された旋
回台2と、旋回台2の上端に起伏自在に取付けられたブ
ーム3と、ブーム3の先端に取付けられたバケットエレ
ベータ4と、ブーム3と旋回台2との間に介装した起伏
シリンダ5から構成されている。走行台車1は機内コン
ベヤ1a,1bおよびシュート1cを有しており、旋回台2は
シュート2a,2bを有している。ブーム3はブームコンベ
ヤBCを内蔵しており、バケットエレベータ4はチェーン
で循回動作させられるバケット6を備え、該バケット6
が掻取部4aでは水平に動き、エレベータポスト4b内では
垂直に動くようになっている。また、エレベータポスト
4bには扱物をバケット6からブームコンベヤBCへ移すた
めの旋回シュート4cが設けられている。
【0004】船艙内の石炭等のバラ物はバケット6で掻
き取られ、エレベータポスト4b内を垂直に持ち上げられ
て、旋回シュート4cからブームコンベヤBCに移され、ブ
ームコンベヤBCからシュート2b,2cへ送られ、さらにシ
ュート1c、機内コンベヤ1b,1aによって送られ、地上側
コンベヤ7へ排出される。船艙内の扱物が少なくなった
り、潮位が下がると、図示のようにブーム3の先端側を
下げた傾斜状態で作業しなければならなくなるが、この
場合でも扱物が乾燥したバラ物であれば、とくに支障な
く搬送できるものの、つぎのような場合は搬送不可能と
なる。すなわち、粉鉱石、ペレットフィード等の粉状扱
物は船のホールドの底荷において、含有水分が蓄積して
スラリー状(ヘドロ状)になることがあり、この場合、
図7に示すように、ブームコンベヤBCが、平ベルト51を
トラフ状にしたベルトコンベヤのみであり、送り方向が
高くなって傾斜している場合は、スラリー状扱物は、そ
の流動性により逆流して搬送することができないのであ
る。そこで従来より、スラリー状扱物は、搬送不可能な
ものと受止めて、別形式のアンローダで荷役するか、あ
るいはブームコンベヤBCのベルトを桟付ベルトにしてい
た。しかしこの場合、スラリー状扱物の搬送が可能とな
ったものの、スラリー状扱物が桟に付着して、清掃に多
大な労力を要するという問題が派生していた。
き取られ、エレベータポスト4b内を垂直に持ち上げられ
て、旋回シュート4cからブームコンベヤBCに移され、ブ
ームコンベヤBCからシュート2b,2cへ送られ、さらにシ
ュート1c、機内コンベヤ1b,1aによって送られ、地上側
コンベヤ7へ排出される。船艙内の扱物が少なくなった
り、潮位が下がると、図示のようにブーム3の先端側を
下げた傾斜状態で作業しなければならなくなるが、この
場合でも扱物が乾燥したバラ物であれば、とくに支障な
く搬送できるものの、つぎのような場合は搬送不可能と
なる。すなわち、粉鉱石、ペレットフィード等の粉状扱
物は船のホールドの底荷において、含有水分が蓄積して
スラリー状(ヘドロ状)になることがあり、この場合、
図7に示すように、ブームコンベヤBCが、平ベルト51を
トラフ状にしたベルトコンベヤのみであり、送り方向が
高くなって傾斜している場合は、スラリー状扱物は、そ
の流動性により逆流して搬送することができないのであ
る。そこで従来より、スラリー状扱物は、搬送不可能な
ものと受止めて、別形式のアンローダで荷役するか、あ
るいはブームコンベヤBCのベルトを桟付ベルトにしてい
た。しかしこの場合、スラリー状扱物の搬送が可能とな
ったものの、スラリー状扱物が桟に付着して、清掃に多
大な労力を要するという問題が派生していた。
【0005】ところで、連続式アンローダのブームコン
ベヤ装置ではないが、急勾配のベルトコンベヤ装置とし
て、実開昭55−81159号および実開昭60−16
2507号のものがある。実開昭55−81159号公
報の装置は、図8に示すように、所定ピッチ毎に隔設さ
れた掻板112 を有し、かつ傾斜軌道面を無端回動するチ
ェーンコンベヤ111 と、該チェーンコンベヤ111 の下走
行側に沿って併設された無端回動するベルトコンベヤ11
5 とを備え、チェーンコンベヤ111 およびベルトコンベ
ヤ115 の対向走行面が上下に併走して泥土を搬送するよ
うに構成したものである。また、実開昭60−1625
07号公報の装置は、図9〜10に示すように、ベルトコ
ンベヤ207 とそのベルトコンベヤ207 の急勾配部分に設
けられる補助装置215 とからなり、補助装置215 はベル
トコンベヤ207 のベルトに沿って設けられていて該ベル
トの進行方向と同一方向でかつ同一速度で進行するリン
クチェーン221 を備えており、該リンクチェーン221 に
はベルトコンベヤ207 で搬送する搬送物の滑りを止める
滑り止め板223 を適宜の間隔をへだてて設けたものであ
る。
ベヤ装置ではないが、急勾配のベルトコンベヤ装置とし
て、実開昭55−81159号および実開昭60−16
2507号のものがある。実開昭55−81159号公
報の装置は、図8に示すように、所定ピッチ毎に隔設さ
れた掻板112 を有し、かつ傾斜軌道面を無端回動するチ
ェーンコンベヤ111 と、該チェーンコンベヤ111 の下走
行側に沿って併設された無端回動するベルトコンベヤ11
5 とを備え、チェーンコンベヤ111 およびベルトコンベ
ヤ115 の対向走行面が上下に併走して泥土を搬送するよ
うに構成したものである。また、実開昭60−1625
07号公報の装置は、図9〜10に示すように、ベルトコ
ンベヤ207 とそのベルトコンベヤ207 の急勾配部分に設
けられる補助装置215 とからなり、補助装置215 はベル
トコンベヤ207 のベルトに沿って設けられていて該ベル
トの進行方向と同一方向でかつ同一速度で進行するリン
クチェーン221 を備えており、該リンクチェーン221 に
はベルトコンベヤ207 で搬送する搬送物の滑りを止める
滑り止め板223 を適宜の間隔をへだてて設けたものであ
る。
【0006】ところが、上記のごときベルトコンベヤ装
置を、図6のようなブームが傾斜する連続アンローダに
適用した場合、スラリー状の搬送物を搬送するのには好
適となるが、通常の石炭、鉄鉱石を搬送することは、不
向きとなってしまう。すなわち、実開昭55−8115
9号公報の装置では、鉄鉱石等をチェーンコンベヤ111
により掻取って下側のベルトコンベヤ115 に載置してい
るので、掻板112 の損傷および下側のベルトコンベヤ11
5 のところでバラ物が溜り、常にベルトコンベヤの表面
がバラ物にこすられるという問題がある。また、実開昭
60−162507号公報の装置では、鉄鉱石等のバラ
物は、ベルトコンベヤ207 に直接載置されるので、上記
した欠点はないが、載置されたバラ物内へ滑り止め板22
3 が強引に入り込まなければならないので、滑り止め板
223 の損傷という問題が避けられないからである。さら
に、上記二従来例は、通常のバラ物もヘドロ状の搬送物
も同一のベルトコンベヤで搬送することになり、ベルト
コンベヤの清掃に多大な手間がかかるという問題が残
る。また、ベルトコンベヤのリターン側では、ベルトコ
ンベヤに付着したヘドロが落下するので、その処理に樋
状の受け物が必要であり、その受け物に溜ったヘドロを
処理する必要があること、さらに、リターンローラの軸
受等にヘドロが入った場合、リターンローラの取替が必
要になる等の問題がある。
置を、図6のようなブームが傾斜する連続アンローダに
適用した場合、スラリー状の搬送物を搬送するのには好
適となるが、通常の石炭、鉄鉱石を搬送することは、不
向きとなってしまう。すなわち、実開昭55−8115
9号公報の装置では、鉄鉱石等をチェーンコンベヤ111
により掻取って下側のベルトコンベヤ115 に載置してい
るので、掻板112 の損傷および下側のベルトコンベヤ11
5 のところでバラ物が溜り、常にベルトコンベヤの表面
がバラ物にこすられるという問題がある。また、実開昭
60−162507号公報の装置では、鉄鉱石等のバラ
物は、ベルトコンベヤ207 に直接載置されるので、上記
した欠点はないが、載置されたバラ物内へ滑り止め板22
3 が強引に入り込まなければならないので、滑り止め板
223 の損傷という問題が避けられないからである。さら
に、上記二従来例は、通常のバラ物もヘドロ状の搬送物
も同一のベルトコンベヤで搬送することになり、ベルト
コンベヤの清掃に多大な手間がかかるという問題が残
る。また、ベルトコンベヤのリターン側では、ベルトコ
ンベヤに付着したヘドロが落下するので、その処理に樋
状の受け物が必要であり、その受け物に溜ったヘドロを
処理する必要があること、さらに、リターンローラの軸
受等にヘドロが入った場合、リターンローラの取替が必
要になる等の問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑み、石炭や鉄鉱石等のバラ物だけでなくスラリー状扱
物も搬送でき、しかも清掃その他の後始末に手間がかか
らず、磨耗や損傷等も生じないようにした荷役機械のブ
ームコンベヤ装置を提供することを目的とする。
鑑み、石炭や鉄鉱石等のバラ物だけでなくスラリー状扱
物も搬送でき、しかも清掃その他の後始末に手間がかか
らず、磨耗や損傷等も生じないようにした荷役機械のブ
ームコンベヤ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
わる荷役機械のブームコンベヤ装置は、起伏自在なブー
ム内において、テールシュートとヘッドシュートとの間
に配置されたベルトコンベヤとスクレーパコンベヤとか
らなり、前記ベルトコンベヤは、ヘッドプーリとテール
プーリに巻き掛けたバラ物搬送用の平ベルトと、その駆
動装置からなり、前記スクレーパコンベヤは、前記ベル
トコンベヤの下側に設置されており、ヘッドスプロケッ
トとテールスプロケットに巻き掛けた無端状チェーン
と、その駆動装置と、該無端状チェーンに所定間隔で取
付けた複数枚のブレードと、該ブレードの下側走行時に
おける両側方および下方を囲むトラフとからなり、前記
テールシュートから、バラ状扱物は前記ベルトコンベヤ
のテール部に案内し、スラリー状物は前記スクレーパコ
ンベヤのテール部に案内する選択案内機構を設けている
ことを特徴とする。本発明における「荷役機械」とは、
起伏するブームを備え、そのブームに内蔵したブームコ
ンベヤで物を搬送する機械のすべてを含むものであり、
その代表的な例としては、連続式アンローダやヤード荷
役機械等が挙げられ、またここでいう連続式アンローダ
には、バケットエレベータ型のほか、二重ベルト式、ス
クリュー式等が含まれる。本発明における好ましい一の
実施態様(請求項2)は、前記選択案内機構が、テール
シュートの後面の開口部に設けた開閉スカートと、該開
閉スカートを開閉する開閉駆動装置とからなり、前記開
口部がベルトコンベヤのテール部上方に位置し、スクレ
ーパコンベヤのテール部はベルトコンベヤのテール部よ
りもテール方向に突出していることを特徴とする。ま
た、本発明における好ましい他の実施態様(請求項3)
は、前記選択案内機構が、前後方向に分岐した2本の出
側シュートと、1本の入側シュートと、該入側シュート
を選択的に前側または後側の出側シュートに接続する切
替板とからなる二又タイプテールシュートであり、前側
の出側シュートはベルトコンベヤのテール部上面で開口
し、後側の出側シュートはスクレーパコンベヤのテール
部上面で開口し、かつスクレーパコンベヤのテール部は
ベルトコンベヤのテール部よりテール方向に突出してい
ることを特徴とする。さらに、本発明における好ましい
他の実施態様(請求項4)は、前記選択案内機構が、ベ
ルトコンベヤのテール部上面で開口する第1出側シュー
トと、該第1出側シュートに対し横方向に分岐してトラ
フに接続される第2出側シュートと、1本の入側シュー
トと、該入側シュートを選択的に第1または第2出側シ
ュートに接続する切替板とからなる二又タイプテールシ
ュートであることを特徴とする。
わる荷役機械のブームコンベヤ装置は、起伏自在なブー
ム内において、テールシュートとヘッドシュートとの間
に配置されたベルトコンベヤとスクレーパコンベヤとか
らなり、前記ベルトコンベヤは、ヘッドプーリとテール
プーリに巻き掛けたバラ物搬送用の平ベルトと、その駆
動装置からなり、前記スクレーパコンベヤは、前記ベル
トコンベヤの下側に設置されており、ヘッドスプロケッ
トとテールスプロケットに巻き掛けた無端状チェーン
と、その駆動装置と、該無端状チェーンに所定間隔で取
付けた複数枚のブレードと、該ブレードの下側走行時に
おける両側方および下方を囲むトラフとからなり、前記
テールシュートから、バラ状扱物は前記ベルトコンベヤ
のテール部に案内し、スラリー状物は前記スクレーパコ
ンベヤのテール部に案内する選択案内機構を設けている
ことを特徴とする。本発明における「荷役機械」とは、
起伏するブームを備え、そのブームに内蔵したブームコ
ンベヤで物を搬送する機械のすべてを含むものであり、
その代表的な例としては、連続式アンローダやヤード荷
役機械等が挙げられ、またここでいう連続式アンローダ
には、バケットエレベータ型のほか、二重ベルト式、ス
クリュー式等が含まれる。本発明における好ましい一の
実施態様(請求項2)は、前記選択案内機構が、テール
シュートの後面の開口部に設けた開閉スカートと、該開
閉スカートを開閉する開閉駆動装置とからなり、前記開
口部がベルトコンベヤのテール部上方に位置し、スクレ
ーパコンベヤのテール部はベルトコンベヤのテール部よ
りもテール方向に突出していることを特徴とする。ま
た、本発明における好ましい他の実施態様(請求項3)
は、前記選択案内機構が、前後方向に分岐した2本の出
側シュートと、1本の入側シュートと、該入側シュート
を選択的に前側または後側の出側シュートに接続する切
替板とからなる二又タイプテールシュートであり、前側
の出側シュートはベルトコンベヤのテール部上面で開口
し、後側の出側シュートはスクレーパコンベヤのテール
部上面で開口し、かつスクレーパコンベヤのテール部は
ベルトコンベヤのテール部よりテール方向に突出してい
ることを特徴とする。さらに、本発明における好ましい
他の実施態様(請求項4)は、前記選択案内機構が、ベ
ルトコンベヤのテール部上面で開口する第1出側シュー
トと、該第1出側シュートに対し横方向に分岐してトラ
フに接続される第2出側シュートと、1本の入側シュー
トと、該入側シュートを選択的に第1または第2出側シ
ュートに接続する切替板とからなる二又タイプテールシ
ュートであることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明(請求項1)では、バラ物を搬送すると
きは、選択案内機構によりバラ物をベルトコンベヤのテ
ール部に案内すると、平ベルトを用いたベルトコンベヤ
によりバラ物を搬送でき、スラリー状物を搬送するとき
は、選択案内機構によりスラリー状物をスクレーパコン
ベヤのテール部に案内すると、スクレーパコンベヤがス
ラリー状物を搬送する。スクレーパコンベヤは、トラフ
によってスラリー状物の系外へ流出を防止しながらブレ
ードによって押していくので、流動性が高いスラリー状
物でも搬送が可能である。したがって、同じ扱物が水分
の変化によって、バラ物からスラリー状物に変化してい
くような荷役において、同じブームコンベヤ装置で荷役
することができる。請求項2のように、選択案内機構が
テールシュートの後面開口部に開閉スカートを設けたも
のの場合は、開閉スカートを開いてベルトコンベヤを逆
転させると、スラリー状物を平ベルトに載せて前記開口
部からテール方向に送り、ベルトコンベヤのテールから
下方のスクレーパコンベヤのテール部に落下させること
ができ、その状態でスクレーパコンベヤを正転させる
と、ブレードがトラフ内でスラリー状物を搬送してい
く。また、ベルトコンベヤの傾斜角が急な場合は、ベル
トコンベヤを逆転させなくてもスラリー状物がベルトコ
ンベヤの平ベルト上面を流れてベルトコンベヤのテール
から下方のスクレーパコンベヤのテール部に落下する。
請求項3のように、選択案内機構が、前後に分岐した2
本の出側シュートをもつ二又タイプテールシュートから
なる場合は、切替板を切り替えることで、扱物をベルト
コンベヤまたはスクレーパコンベヤのいずれか一方に案
内することができる。そしてスラリー状物はベルトコン
ベヤの平ベルトに接触することなく、直接スクレーパコ
ンベヤに送られるので、前記平ベルトを汚損しないとい
う利点を奏する。請求項4のように、選択案内機構が、
ベルトコンベヤのテール部上面で開口する第1出側シュ
ートと横方向に分岐してトラフに接続される第2出側シ
ュートからなる場合は、やはり切替板を切り替えること
により、扱物をベルトコンベヤかスクレーパコンベヤの
いずれかに案内することができ、しかもベルトコンベヤ
の平ベルトを汚損しないのであるが、さらに本実施態様
ではスクレーパコンベヤのテール部をベルトコンベヤの
テール部よりテール方向に突出させる必要がないという
利点を奏する。請求項5のように、本発明を連続式アン
ローダのブームコンベヤとして適用した場合、連続式ア
ンローダで荷揚げしているとき、当初は乾燥していても
底荷になると含有水分により扱物がスラリー化(ヘドロ
化)している場合があるが、このような場合でも、同じ
連続式アンローダで荷揚げでき、別形式のアンローダに
代える必要がないので荷役作業に手間がかからず、能率
向上できる。
きは、選択案内機構によりバラ物をベルトコンベヤのテ
ール部に案内すると、平ベルトを用いたベルトコンベヤ
によりバラ物を搬送でき、スラリー状物を搬送するとき
は、選択案内機構によりスラリー状物をスクレーパコン
ベヤのテール部に案内すると、スクレーパコンベヤがス
ラリー状物を搬送する。スクレーパコンベヤは、トラフ
によってスラリー状物の系外へ流出を防止しながらブレ
ードによって押していくので、流動性が高いスラリー状
物でも搬送が可能である。したがって、同じ扱物が水分
の変化によって、バラ物からスラリー状物に変化してい
くような荷役において、同じブームコンベヤ装置で荷役
することができる。請求項2のように、選択案内機構が
テールシュートの後面開口部に開閉スカートを設けたも
のの場合は、開閉スカートを開いてベルトコンベヤを逆
転させると、スラリー状物を平ベルトに載せて前記開口
部からテール方向に送り、ベルトコンベヤのテールから
下方のスクレーパコンベヤのテール部に落下させること
ができ、その状態でスクレーパコンベヤを正転させる
と、ブレードがトラフ内でスラリー状物を搬送してい
く。また、ベルトコンベヤの傾斜角が急な場合は、ベル
トコンベヤを逆転させなくてもスラリー状物がベルトコ
ンベヤの平ベルト上面を流れてベルトコンベヤのテール
から下方のスクレーパコンベヤのテール部に落下する。
請求項3のように、選択案内機構が、前後に分岐した2
本の出側シュートをもつ二又タイプテールシュートから
なる場合は、切替板を切り替えることで、扱物をベルト
コンベヤまたはスクレーパコンベヤのいずれか一方に案
内することができる。そしてスラリー状物はベルトコン
ベヤの平ベルトに接触することなく、直接スクレーパコ
ンベヤに送られるので、前記平ベルトを汚損しないとい
う利点を奏する。請求項4のように、選択案内機構が、
ベルトコンベヤのテール部上面で開口する第1出側シュ
ートと横方向に分岐してトラフに接続される第2出側シ
ュートからなる場合は、やはり切替板を切り替えること
により、扱物をベルトコンベヤかスクレーパコンベヤの
いずれかに案内することができ、しかもベルトコンベヤ
の平ベルトを汚損しないのであるが、さらに本実施態様
ではスクレーパコンベヤのテール部をベルトコンベヤの
テール部よりテール方向に突出させる必要がないという
利点を奏する。請求項5のように、本発明を連続式アン
ローダのブームコンベヤとして適用した場合、連続式ア
ンローダで荷揚げしているとき、当初は乾燥していても
底荷になると含有水分により扱物がスラリー化(ヘドロ
化)している場合があるが、このような場合でも、同じ
連続式アンローダで荷揚げでき、別形式のアンローダに
代える必要がないので荷役作業に手間がかからず、能率
向上できる。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明を連続式アンローダのブーム
コンベヤ装置に適用した実施例について説明する。図1
は、本発明の一実施例に係わるブームコンベヤ装置のス
ラリー状物搬送時の断面図、図2は、同ブームコンベヤ
装置のバラ物搬送時の断面図、図3は図2の III-III線
断面図である。なお、図1〜2において、図中左側はブ
ーム3の先端側(つまりバケットエレベータ側)、図中
右側はブーム3の基礎側(つまり旋回台側)である。
コンベヤ装置に適用した実施例について説明する。図1
は、本発明の一実施例に係わるブームコンベヤ装置のス
ラリー状物搬送時の断面図、図2は、同ブームコンベヤ
装置のバラ物搬送時の断面図、図3は図2の III-III線
断面図である。なお、図1〜2において、図中左側はブ
ーム3の先端側(つまりバケットエレベータ側)、図中
右側はブーム3の基礎側(つまり旋回台側)である。
【0011】図2〜3において、10はベルトコンベヤで
あり、テールプーリ11およびヘッドプーリ12と、これら
に巻き掛けたバラ物搬送用の平ベルト13を有している。
また、平ベルト13を案内するキャリアローラ14およびリ
ターンローラ15が設けられており、キャリアローラ14
は、中央の水平ローラ14aと両サイドの傾斜ローラ14b
によってトラフ状に構成されている。さらに、図示省略
しているが、テールプーリ11またはヘッドプーリ12を駆
動する正逆転可能な駆動装置が設けられている。
あり、テールプーリ11およびヘッドプーリ12と、これら
に巻き掛けたバラ物搬送用の平ベルト13を有している。
また、平ベルト13を案内するキャリアローラ14およびリ
ターンローラ15が設けられており、キャリアローラ14
は、中央の水平ローラ14aと両サイドの傾斜ローラ14b
によってトラフ状に構成されている。さらに、図示省略
しているが、テールプーリ11またはヘッドプーリ12を駆
動する正逆転可能な駆動装置が設けられている。
【0012】スクレーパコンベヤ20は、テールスプロケ
ット21、ヘッドスプロケット22と、これらに巻き掛けた
無端状の2条のチェーン23と、このチェーン23に所定ピ
ッチで取付けたブレード24を有している。また、チェー
ン23を案内するキャリヤスプロケット25が設けられてい
る。さらに、図示省略しているが、テールスプロケット
21またはヘッドスプロケット22を回転させる駆動装置が
設けられている。さらに、ブレード24がチェーン23によ
って循回させられるときの下側走行時における両側方と
下方を囲むトラフ26がテールスプロケット21からヘッド
スプロケット22をカバーする領域に設けられている。こ
のトラフ26は、落鉱除去用に設けられる落鉱受トラフで
兼ねてもよい。上記トラフ26やローラ14,15、スプロケ
ット25等は断面コ形のコンベヤフレーム27に支持されて
おり、そのコンベヤフレーム27はブーム3の底壁上面に
設置されている。上記のスクレーパコンベヤ20は前記ベ
ルトコンベヤ10の下側に配置され、かつ、スクレーパコ
ンベヤ20のテールスプロケット21はベルトコンベヤ10の
テールプーリ11よりテール側(図中左側)に突出してい
る。
ット21、ヘッドスプロケット22と、これらに巻き掛けた
無端状の2条のチェーン23と、このチェーン23に所定ピ
ッチで取付けたブレード24を有している。また、チェー
ン23を案内するキャリヤスプロケット25が設けられてい
る。さらに、図示省略しているが、テールスプロケット
21またはヘッドスプロケット22を回転させる駆動装置が
設けられている。さらに、ブレード24がチェーン23によ
って循回させられるときの下側走行時における両側方と
下方を囲むトラフ26がテールスプロケット21からヘッド
スプロケット22をカバーする領域に設けられている。こ
のトラフ26は、落鉱除去用に設けられる落鉱受トラフで
兼ねてもよい。上記トラフ26やローラ14,15、スプロケ
ット25等は断面コ形のコンベヤフレーム27に支持されて
おり、そのコンベヤフレーム27はブーム3の底壁上面に
設置されている。上記のスクレーパコンベヤ20は前記ベ
ルトコンベヤ10の下側に配置され、かつ、スクレーパコ
ンベヤ20のテールスプロケット21はベルトコンベヤ10の
テールプーリ11よりテール側(図中左側)に突出してい
る。
【0013】前記ベルトコンベヤ10のテール側の上面に
は、テールシュート31が設けられている。このテールシ
ュート31の後面には開閉スカート32がピン33で揺動自在
に取付けられており、開閉シリンダ34で開閉できるよう
になっている。なお、開閉駆動装置は前記開閉シリンダ
に限ることなく、どのような駆動装置を用いてもよい。
36はヘッドシュートでベルトコンベヤ10およびスクレー
パコンベヤ20のヘッド側に設けられている。
は、テールシュート31が設けられている。このテールシ
ュート31の後面には開閉スカート32がピン33で揺動自在
に取付けられており、開閉シリンダ34で開閉できるよう
になっている。なお、開閉駆動装置は前記開閉シリンダ
に限ることなく、どのような駆動装置を用いてもよい。
36はヘッドシュートでベルトコンベヤ10およびスクレー
パコンベヤ20のヘッド側に設けられている。
【0014】上記実施例において、バラ物を搬送すると
きは図2に示すように、開閉スカート32を閉じておき、
ベルトコンベヤ10を正転させる。すると、テールシュー
ト31から石炭や鉄鉱石、乾燥している粉鉱石、ペレット
フィード等のバラ物扱物、粉状扱物がベルトコンベヤ10
のテール部に落下して、ベルトコンベヤ10により送ら
れ、ヘッドシュート36から旋回台2内のシュート26(図
6参照)へ搬送される。なお、この場合、スクレーパコ
ンベヤ20は停止しておいてよい。
きは図2に示すように、開閉スカート32を閉じておき、
ベルトコンベヤ10を正転させる。すると、テールシュー
ト31から石炭や鉄鉱石、乾燥している粉鉱石、ペレット
フィード等のバラ物扱物、粉状扱物がベルトコンベヤ10
のテール部に落下して、ベルトコンベヤ10により送ら
れ、ヘッドシュート36から旋回台2内のシュート26(図
6参照)へ搬送される。なお、この場合、スクレーパコ
ンベヤ20は停止しておいてよい。
【0015】スラリー状物を搬送するときは、図1に示
すように、開閉シリンダ34を作動させて開閉スカート32
を開き、ベルトコンベヤ10を逆転させスクレーパコンベ
ヤ20を正転させる。すると、スラリー状物がテールシュ
ート31をつたって降り、平ベルト13の上面に載り、平ベ
ルト13の後進に伴ない開閉スカート32が開いた開口を通
ってスクレーパコンベヤ20のテール部に落下する。な
お、スラリー状物の流動性が高い場合や、ブームの傾斜
角度が大きいときは、ベルトコンベヤ10を逆転させなく
てもよい場合がある。そして、スクレーパコンベヤ20の
ブレード24がトラフ26との間にスラリー状物を追い込
み、そのままスラリー状物sをヘッドシュート36まで運
び、そこから落下させる。
すように、開閉シリンダ34を作動させて開閉スカート32
を開き、ベルトコンベヤ10を逆転させスクレーパコンベ
ヤ20を正転させる。すると、スラリー状物がテールシュ
ート31をつたって降り、平ベルト13の上面に載り、平ベ
ルト13の後進に伴ない開閉スカート32が開いた開口を通
ってスクレーパコンベヤ20のテール部に落下する。な
お、スラリー状物の流動性が高い場合や、ブームの傾斜
角度が大きいときは、ベルトコンベヤ10を逆転させなく
てもよい場合がある。そして、スクレーパコンベヤ20の
ブレード24がトラフ26との間にスラリー状物を追い込
み、そのままスラリー状物sをヘッドシュート36まで運
び、そこから落下させる。
【0016】本実施例において、搬送の主役はベルトコ
ンベヤ10であるが、ベルトコンベヤ10で搬送中に、水等
の流動性の高い物が混じっているときは、スクレーパコ
ンベヤ20も同時に使用すればよい。このようにして、本
実施例のブームコンベヤ装置では、バラ物だけでなくス
ラリー状物も確実に搬送することができる。そして、ベ
ルトコンベヤ10上にもヘドロ状物が載るが、ヘドロ状物
をベルトコンベヤのみで搬送する場合に比べるとヘドロ
状物の付着が少なく、後始末や清掃が楽に行えるという
利点がある。
ンベヤ10であるが、ベルトコンベヤ10で搬送中に、水等
の流動性の高い物が混じっているときは、スクレーパコ
ンベヤ20も同時に使用すればよい。このようにして、本
実施例のブームコンベヤ装置では、バラ物だけでなくス
ラリー状物も確実に搬送することができる。そして、ベ
ルトコンベヤ10上にもヘドロ状物が載るが、ヘドロ状物
をベルトコンベヤのみで搬送する場合に比べるとヘドロ
状物の付着が少なく、後始末や清掃が楽に行えるという
利点がある。
【0017】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
図4に示す実施例は、テールシュート40として、二又タ
イプのシュートを用いたものである。この二又シュート
は、前後方向に分岐した2本の出側シュート42,43と1
本の入側シュート41からなり、前方の出側シュート42
は、扱物をベルトコンベヤ10のテール部上面に案内する
ものであり、後方の出側シュート43は、扱物をスクレー
パコンベヤ20のテール部上面直接に案内するものであ
る。そして、二又タイプのテールシュート40の分岐部に
は切替板44が回動自在に取付けられている。
図4に示す実施例は、テールシュート40として、二又タ
イプのシュートを用いたものである。この二又シュート
は、前後方向に分岐した2本の出側シュート42,43と1
本の入側シュート41からなり、前方の出側シュート42
は、扱物をベルトコンベヤ10のテール部上面に案内する
ものであり、後方の出側シュート43は、扱物をスクレー
パコンベヤ20のテール部上面直接に案内するものであ
る。そして、二又タイプのテールシュート40の分岐部に
は切替板44が回動自在に取付けられている。
【0018】図示のごとく、切替板44で後方の出側シュ
ート43を塞いでおけば、扱物は全て前方の出側シュート
42を経て、ベルトコンベヤ10のテール部上面に載せられ
るので、バラ物や粉状物を搬送するときは、この状態に
すればよい。そして、スラリー状物を搬送するときは、
切替板44を想像線で示すように切り変え、前方の出側シ
ュート42を塞ぐと、スラリー状物やヘドロ状物は全て後
方の出側シュート43を経て、スクレーパコンベヤ20のテ
ール部上面に案内される。したがって、スクレーパコン
ベヤ20を作動させることで、スラリー(ヘドロ状物)を
搬送することができる。そして、この実施例では、ヘド
ロ状物はベルトコンベヤに触れないので、ベルトコンベ
ヤ10を汚損しないという利点がある。
ート43を塞いでおけば、扱物は全て前方の出側シュート
42を経て、ベルトコンベヤ10のテール部上面に載せられ
るので、バラ物や粉状物を搬送するときは、この状態に
すればよい。そして、スラリー状物を搬送するときは、
切替板44を想像線で示すように切り変え、前方の出側シ
ュート42を塞ぐと、スラリー状物やヘドロ状物は全て後
方の出側シュート43を経て、スクレーパコンベヤ20のテ
ール部上面に案内される。したがって、スクレーパコン
ベヤ20を作動させることで、スラリー(ヘドロ状物)を
搬送することができる。そして、この実施例では、ヘド
ロ状物はベルトコンベヤに触れないので、ベルトコンベ
ヤ10を汚損しないという利点がある。
【0019】図5に示す実施例は、二又タイプのテール
シュート40の一方の出側シュート43を他方の出側シュー
ト42に対し、横方向に出してトラフ26に接続したもので
ある。切替板44は、この横向きの出側シュート43と前向
きの出側シュート42との間に切替え自在に取付けられ
る。この実施例においても、切替板44を実線図示の状態
にしておくと扱物(バラ物等)をベルトコンベヤ10上に
落下させ、想像線図示の状態にしておくと、扱物(スラ
リー状物等)をスクレーパコンベヤ20に導くことができ
る。そして、本実施例も、ヘドロ状物でベルトコンベヤ
10を汚損しないという利点があり、さらに、スクレーパ
コンベヤ20のテール部をベルトコンベヤ10のテールより
後方に突出させなくてよいという利点がある。
シュート40の一方の出側シュート43を他方の出側シュー
ト42に対し、横方向に出してトラフ26に接続したもので
ある。切替板44は、この横向きの出側シュート43と前向
きの出側シュート42との間に切替え自在に取付けられ
る。この実施例においても、切替板44を実線図示の状態
にしておくと扱物(バラ物等)をベルトコンベヤ10上に
落下させ、想像線図示の状態にしておくと、扱物(スラ
リー状物等)をスクレーパコンベヤ20に導くことができ
る。そして、本実施例も、ヘドロ状物でベルトコンベヤ
10を汚損しないという利点があり、さらに、スクレーパ
コンベヤ20のテール部をベルトコンベヤ10のテールより
後方に突出させなくてよいという利点がある。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、石炭や
鉄鉱石等のバラ物だけでなくスラリー状扱物も搬送で
き、清掃その他の後始末に手間がかからず、磨耗や損傷
等も生じないようにした荷役機械のブームコンベヤ装置
を提供することができる。請求項2の発明によれば、開
閉スカートの開放とベルトコンベヤの逆転操作のみで、
スラリー状物をスクレーパコンベヤに送ることができ
る。請求項3の発明によれば、切替板の切替え操作のみ
で、スラリー状物をスクレーパコンベヤに送れるので、
操作がより簡単であり、ヘドロ等でベルトコンベヤを汚
損しないという利点がある。請求項4の発明では、上記
請求項3の効果と加え、さらにスクレーパコンベヤのテ
ールを後方に突出させなくてよいという利点を奏する。
鉄鉱石等のバラ物だけでなくスラリー状扱物も搬送で
き、清掃その他の後始末に手間がかからず、磨耗や損傷
等も生じないようにした荷役機械のブームコンベヤ装置
を提供することができる。請求項2の発明によれば、開
閉スカートの開放とベルトコンベヤの逆転操作のみで、
スラリー状物をスクレーパコンベヤに送ることができ
る。請求項3の発明によれば、切替板の切替え操作のみ
で、スラリー状物をスクレーパコンベヤに送れるので、
操作がより簡単であり、ヘドロ等でベルトコンベヤを汚
損しないという利点がある。請求項4の発明では、上記
請求項3の効果と加え、さらにスクレーパコンベヤのテ
ールを後方に突出させなくてよいという利点を奏する。
【図1】本発明の一実施例に係わるブームコンベヤ装置
のスラリー状物搬送時の断面図である。
のスラリー状物搬送時の断面図である。
【図2】図1のブームコンベヤ装置のバラ物搬送時の断
面図である。
面図である。
【図3】図2の III-III線断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係わるブームコンベヤ装
置のテール部の断面図である。
置のテール部の断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例に係わるブームコン
ベヤ装置のテール部の断面図である。
ベヤ装置のテール部の断面図である。
【図6】ブームコンベヤ装置BCを備えるバケットエレベ
ータ型連続式アンローダCLの説明図である。
ータ型連続式アンローダCLの説明図である。
【図7】従来のブームコンベヤ装置BCの一例を示す説明
図である。
図である。
【図8】従来の急勾配ベルトコンベヤ装置の説明図であ
る。
る。
【図9】従来の他の急勾配ベルトコンベヤ装置の説明図
である。
である。
【図10】図9の急勾配ベルトコンベヤ装置の部分拡大
図である。
図である。
10 ベルトコンベヤ 11 テールプーリ 12 ヘッドプーリ 13 平ベルト 20 スクレーパコンベヤ 21 テールスプロケ
ット 22 ヘッドスプロケット 23 チェーン 24 ブレード 26 トラフ 31 テールシュート 32 開閉スカート 34 開閉シリンダ 36 ヘッドシュート 40 テールシュート 41 入側シュート 42,43 出側シュート 44 切替板
ット 22 ヘッドスプロケット 23 チェーン 24 ブレード 26 トラフ 31 テールシュート 32 開閉スカート 34 開閉シリンダ 36 ヘッドシュート 40 テールシュート 41 入側シュート 42,43 出側シュート 44 切替板
Claims (5)
- 【請求項1】起伏自在なブーム内において、テールシュ
ートとヘッドシュートとの間に配置されたベルトコンベ
ヤとスクレーパコンベヤとからなり、前記ベルトコンベ
ヤは、ヘッドプーリとテールプーリに巻き掛けたバラ物
搬送用の平ベルトと、その駆動装置からなり、前記スク
レーパコンベヤは、前記ベルトコンベヤの下側に設置さ
れており、ヘッドスプロケットとテールスプロケットに
巻き掛けた無端状チェーンと、その駆動装置と、該無端
状チェーンに所定間隔で取付けた複数枚のブレードと、
該ブレードの下側走行時における両側方および下方を囲
むトラフとからなり、前記テールシュートから、バラ状
扱物は前記ベルトコンベヤのテール部に案内し、スラリ
ー状物は前記スクレーパコンベヤのテール部に案内する
選択案内機構を設けていることを特徴とする荷役機械の
ブームコンベヤ装置。 - 【請求項2】前記選択案内機構が、テールシュートの後
面の開口部に設けた開閉スカートと、該開閉スカートを
開閉する開閉駆動装置とからなり、前記開口部がベルト
コンベヤのテール部上方に位置し、スクレーパコンベヤ
のテール部はベルトコンベヤのテール部よりもテール方
向に突出していることを特徴とする請求項1記載のブー
ムコンベヤ装置。 - 【請求項3】前記選択案内機構が、前後方向に分岐した
2本の出側シュートと、1本の入側シュートと、該入側
シュートを選択的に前側または後側の出側シュートに接
続する切替板とからなる二又タイプのテールシュートで
あり、前側の出側シュートはベルトコンベヤのテール部
上面で開口し、後側の出側シュートはスクレーパコンベ
ヤのテール部上面で開口し、かつスクレーパコンベヤの
テール部はベルトコンベヤのテール部よりテール方向に
突出していることを特徴とする請求項1記載のブームコ
ンベヤ装置。 - 【請求項4】前記選択案内機構が、ベルトコンベヤのテ
ール部上面で開口する第1出側シュートと、該第1出側
シュートに対し横方向に分岐してトラフに接続される第
2出側シュートと、1本の入側シュートと、該入側シュ
ートを選択的に第1または第2出側シュートに接続する
切替板とからなる二又タイプのテールシュートであるこ
とを特徴とする請求項1記載のブームコンベヤ装置。 - 【請求項5】前記荷役機械が連続式アンローダである請
求項1、2、3または4記載のブームコンベヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18890294A JPH0826460A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 荷役機械のブームコンベヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18890294A JPH0826460A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 荷役機械のブームコンベヤ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0826460A true JPH0826460A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16231888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18890294A Pending JPH0826460A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 荷役機械のブームコンベヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826460A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5950925A (en) * | 1996-10-11 | 1999-09-14 | Ebara Corporation | Reactant gas ejector head |
JP2010241551A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Kawasaki Plant Systems Ltd | 積付・払出し装置 |
JP2011195298A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Nippon Steel Corp | ヤード移動機 |
JP2011236034A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Suiki Kogyo Kk | 有機廃棄物の搬送装置 |
KR101134558B1 (ko) * | 2008-11-27 | 2012-04-16 | 주식회사 엘지화학 | 스크래퍼 및 이를 포함하는 합성고무 건조장치 |
JP2019177957A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 三菱マテリアル株式会社 | スラリーの搬送装置、スラリーの搬送方法、及び石炭灰処理装置 |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP18890294A patent/JPH0826460A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5950925A (en) * | 1996-10-11 | 1999-09-14 | Ebara Corporation | Reactant gas ejector head |
KR101134558B1 (ko) * | 2008-11-27 | 2012-04-16 | 주식회사 엘지화학 | 스크래퍼 및 이를 포함하는 합성고무 건조장치 |
JP2010241551A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Kawasaki Plant Systems Ltd | 積付・払出し装置 |
JP2011195298A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Nippon Steel Corp | ヤード移動機 |
JP2011236034A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Suiki Kogyo Kk | 有機廃棄物の搬送装置 |
JP2019177957A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 三菱マテリアル株式会社 | スラリーの搬送装置、スラリーの搬送方法、及び石炭灰処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN210972640U (zh) | 一种全滚动摩擦链板托轮给料机 | |
US4562918A (en) | En-mass conveyor for verticle or steep delivery of bulk material | |
US5564878A (en) | Apparatus and method for continuous handling of bulk materials | |
US6390006B1 (en) | Sea bulk transfer vessel | |
JPH0826460A (ja) | 荷役機械のブームコンベヤ装置 | |
KR100825574B1 (ko) | 벨트 컨베이어 이동형슈트의 내부 부착탄 제거장치 | |
US3618744A (en) | Apparatus for stacking and reclaiming bulk materials | |
US3487910A (en) | Scraper and conveyor apparatus | |
JP3574760B2 (ja) | 持ち上げ排出型コンベア装置 | |
KR101298757B1 (ko) | 연속하역장비용 낙광 제거장치 | |
GB2081203A (en) | Ship's unloader | |
KR100775318B1 (ko) | 언로더의 붐 낙광 제거용 스크래퍼 장치 | |
JP2000043784A (ja) | ばら物運搬船の自動荷役設備 | |
KR19980028132U (ko) | 언로더의 해양낙광 방지장치 | |
JP2532642Y2 (ja) | バラ物輸送機械のコンベヤー乗継ぎシュート | |
CN214086200U (zh) | 一种绿色节能矿渣微粉生产用防漏料的斗式提升机 | |
RU2272768C1 (ru) | Ленточный конвейер с устройством для очистки ленты | |
JPH01290831A (ja) | 浚渫物搬送システム | |
JPH08310665A (ja) | ベルト式アンローダ | |
JP2565466Y2 (ja) | 排出用補助バケットを有するバラ物用連続アンローダ | |
SU912602A1 (ru) | Пластинчатый конвейер | |
KR200216723Y1 (ko) | 철광석 또는 원료탄의 철편 및 고결광 제거장치 | |
SU1572936A1 (ru) | Транспортирующее устройство | |
JPH08143137A (ja) | ベルトコンベア落鉱処理方法 | |
JPH11334683A (ja) | ばら物運搬船 |