JPH08253064A - 改良された車シート用スライド部材およびこのようなスライド部材により取り付けられた車シート - Google Patents
改良された車シート用スライド部材およびこのようなスライド部材により取り付けられた車シートInfo
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- JPH08253064A JPH08253064A JP8014132A JP1413296A JPH08253064A JP H08253064 A JPH08253064 A JP H08253064A JP 8014132 A JP8014132 A JP 8014132A JP 1413296 A JP1413296 A JP 1413296A JP H08253064 A JPH08253064 A JP H08253064A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
- B60N2/12—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable and tiltable
- B60N2/123—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable and tiltable and provided with memory locks
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のスライド部材においては、ロック位置
に戻りきるまでに障害物があると、ロックができなくな
っていた。 【解決手段】 車シート用スライド部材であって、ロッ
ク部材10を付勢するために、前方下側へとシートの背
もたれ4を倒させるためのサーボ式制御手段12を具備
し、シュー8の後部8aは、ロック部材10の第1フィ
ンガー10aと協働するためのものであって、長さ方向
直立面内において下方を向いて開くV字形形状を有し、
該後部8aの形状は、後方側については、直立している
あるいは下方に行くにつれて前方へと傾斜している端縁
8bにより構成され、前方側については、前方に行くに
つれて下方へと傾斜する傾斜体8cにより構成されてい
る。
に戻りきるまでに障害物があると、ロックができなくな
っていた。 【解決手段】 車シート用スライド部材であって、ロッ
ク部材10を付勢するために、前方下側へとシートの背
もたれ4を倒させるためのサーボ式制御手段12を具備
し、シュー8の後部8aは、ロック部材10の第1フィ
ンガー10aと協働するためのものであって、長さ方向
直立面内において下方を向いて開くV字形形状を有し、
該後部8aの形状は、後方側については、直立している
あるいは下方に行くにつれて前方へと傾斜している端縁
8bにより構成され、前方側については、前方に行くに
つれて下方へと傾斜する傾斜体8cにより構成されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車シート用のスラ
イド部材に関するものである。すなわち、調節されるべ
きそのようなシートの長さ方向または”前後方向”の移
動を可能とする装置に関するものである。また、本発明
は、このようなスライド部材により取り付けられたシー
トに関するものである。
イド部材に関するものである。すなわち、調節されるべ
きそのようなシートの長さ方向または”前後方向”の移
動を可能とする装置に関するものである。また、本発明
は、このようなスライド部材により取り付けられたシー
トに関するものである。
【0002】さらに詳細には、本発明は、位置記憶機構
を備えるそのようなスライド部材に関するものである。
ここで、位置記憶機構とは、予め調節された後方位置を
起点として長さ方向における大きな移動幅でもってシー
トを前後方向に移動させ得るだけではなく、移動し終わ
った後においても前記予め調節された位置へとシートを
自動的に戻すことまでを可能とする機構のことである。
を備えるそのようなスライド部材に関するものである。
ここで、位置記憶機構とは、予め調節された後方位置を
起点として長さ方向における大きな移動幅でもってシー
トを前後方向に移動させ得るだけではなく、移動し終わ
った後においても前記予め調節された位置へとシートを
自動的に戻すことまでを可能とする機構のことである。
【0003】
【従来の技術】そのようなスライド部材は、特に、側部
ドアが2つだけの車に適用される。そして、スライド部
材上に取り付けられた前部座席に加えて後部座席を有し
ている車に適用される。この場合、後部座席への乗り降
りは、前部座席を前方へ移動させることと、前部座席の
背もたれを下方へと倒すこととの組合せにより可能とさ
れている。
ドアが2つだけの車に適用される。そして、スライド部
材上に取り付けられた前部座席に加えて後部座席を有し
ている車に適用される。この場合、後部座席への乗り降
りは、前部座席を前方へ移動させることと、前部座席の
背もたれを下方へと倒すこととの組合せにより可能とさ
れている。
【0004】本発明が適用される対象をなしている種類
のスライド部材に関連して、公知のものは、車の床に固
定された長さ方向の固定レールと、シートを支持するた
めのものであって固定レール上にスライド可能に取り付
けられた長さ方向に延在する可動レールと、固定レール
に形成されたノッチからなるラックと、可動レールに拘
束された第1の横方向水平軸の回りに回転可能に取り付
けられかつシート上に着席している人が容易に操作し得
る部材の制御のもとに固定レールのノッチと係合可能な
ラッチと、ノッチに対するラッチの係合をロック位置へ
と連続的に付勢する付勢手段と、固定レールに固定され
た長さ方向に延在するノッチ付きバーと、バーに沿って
スライドし得るようスライド可能に取り付けられたシュ
ーと、シューをロックするためのものであって、シュー
に拘束された第2の横方向水平軸の回りに回転可能に取
り付けられかつシューをバーに対して選択的にロックす
るためにバーのノッチと選択的に係合し得るものである
とともに、シートの前方側に向けて水平に開口している
頂部フックを有するキャッチ部材と、可動レールに拘束
された第3の横方向水平軸の回りに回転可能に取り付け
られているとともに、シューの後端に係合し得るよう設
けられている横方向に延在する第1フィンガー、キャッ
チ部材のフックに係合し得る横方向に延在する第2フィ
ンガー、および、ラッチと係合し得るヒールを有するロ
ック部材と、まず第1フィンガーがシューを水平に引き
ずるよう下方位置にあり、次に第2フィンガーがシュー
をロックしているキャッチ部材のフックを持ち上げて解
除位置とし、最後にヒールがラッチをノッチから解放す
るような第1角度限界位置へと向けてロック部材を第1
の方向へと常に付勢する付勢手段とを具備している。
のスライド部材に関連して、公知のものは、車の床に固
定された長さ方向の固定レールと、シートを支持するた
めのものであって固定レール上にスライド可能に取り付
けられた長さ方向に延在する可動レールと、固定レール
に形成されたノッチからなるラックと、可動レールに拘
束された第1の横方向水平軸の回りに回転可能に取り付
けられかつシート上に着席している人が容易に操作し得
る部材の制御のもとに固定レールのノッチと係合可能な
ラッチと、ノッチに対するラッチの係合をロック位置へ
と連続的に付勢する付勢手段と、固定レールに固定され
た長さ方向に延在するノッチ付きバーと、バーに沿って
スライドし得るようスライド可能に取り付けられたシュ
ーと、シューをロックするためのものであって、シュー
に拘束された第2の横方向水平軸の回りに回転可能に取
り付けられかつシューをバーに対して選択的にロックす
るためにバーのノッチと選択的に係合し得るものである
とともに、シートの前方側に向けて水平に開口している
頂部フックを有するキャッチ部材と、可動レールに拘束
された第3の横方向水平軸の回りに回転可能に取り付け
られているとともに、シューの後端に係合し得るよう設
けられている横方向に延在する第1フィンガー、キャッ
チ部材のフックに係合し得る横方向に延在する第2フィ
ンガー、および、ラッチと係合し得るヒールを有するロ
ック部材と、まず第1フィンガーがシューを水平に引き
ずるよう下方位置にあり、次に第2フィンガーがシュー
をロックしているキャッチ部材のフックを持ち上げて解
除位置とし、最後にヒールがラッチをノッチから解放す
るような第1角度限界位置へと向けてロック部材を第1
の方向へと常に付勢する付勢手段とを具備している。
【0005】ロック部材がこのような第1角度限界位置
にあるときには、横方向に延在しているロック部材の第
1フィンガーおよびラッチの接合部分は、シューとシュ
ーに対するキャッチ部材とで構成されている位置記憶ア
センブリに対して長さ方向に上に横たわっている。この
場合、位置記憶アセンブリは、解除位置にある。言い換
えれば、この状態においては、可動レールは、長さ方向
において位置記憶アセンブリに拘束されており、位置記
憶アセンブリと共に移動することができる。
にあるときには、横方向に延在しているロック部材の第
1フィンガーおよびラッチの接合部分は、シューとシュ
ーに対するキャッチ部材とで構成されている位置記憶ア
センブリに対して長さ方向に上に横たわっている。この
場合、位置記憶アセンブリは、解除位置にある。言い換
えれば、この状態においては、可動レールは、長さ方向
において位置記憶アセンブリに拘束されており、位置記
憶アセンブリと共に移動することができる。
【0006】使用者によるラッチの制御は、通常通り行
うことができる。この制御は、ロック部材が第1角度限
界位置にあるときになされ、この場合においては、位置
記憶アセンブリを共に移動させることにより、シートの
長さ方向位置を調節するために機能する。
うことができる。この制御は、ロック部材が第1角度限
界位置にあるときになされ、この場合においては、位置
記憶アセンブリを共に移動させることにより、シートの
長さ方向位置を調節するために機能する。
【0007】これに対して、ロック部材が、以下に詳細
に説明するような手段により、他の角度限界位置に配置
されているときには、ラッチが、ロック用ノッチから解
除状態で保持され、キャッチ部材が、シューをノッチ付
きバーに沿う所定の記憶位置に保持し、可動レールが、
前記バー、シュー、シューに対するキャッチ部材により
構成されるアセンブリに対して移動フリーとされる。
に説明するような手段により、他の角度限界位置に配置
されているときには、ラッチが、ロック用ノッチから解
除状態で保持され、キャッチ部材が、シューをノッチ付
きバーに沿う所定の記憶位置に保持し、可動レールが、
前記バー、シュー、シューに対するキャッチ部材により
構成されるアセンブリに対して移動フリーとされる。
【0008】これら3つの特性が組み合わされることに
より、可動レールが、予め調節された後方位置を起点と
して、固定レールに対して長さ方向前後に大きな移動幅
でもって移動させることが可能とされ、最終的には、可
動レールを前記予め調節された位置へと戻すことが可能
とされる。そのような戻りは、結果的にロック部材が第
1角度限界位置へと戻ることにより、長さ方向のロック
が再びなされることによって引き起こされる。
より、可動レールが、予め調節された後方位置を起点と
して、固定レールに対して長さ方向前後に大きな移動幅
でもって移動させることが可能とされ、最終的には、可
動レールを前記予め調節された位置へと戻すことが可能
とされる。そのような戻りは、結果的にロック部材が第
1角度限界位置へと戻ることにより、長さ方向のロック
が再びなされることによって引き起こされる。
【0009】一般的には、このようなスライド部材は、
満足のいくものである。
満足のいくものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなスライド部材(フランス特許であるFR−A−24
49 549を参照されたい)の公知の実施形態におい
ても、なお、いくつかの以下に述べるような欠点を有し
ている。すなわち、ラッチのロック位置への戻りには、
ロック部材の第1角度限界位置への戻りが必要とされる
ことが挙げられる。この場合、ロック部材の戻りは、ロ
ック部材の第1フィンガーが再度シューの後方に落ち込
み得る長さ方向初期位置に、ロック部材があるときにの
み引き起こされる。そのような長さ方向への戻りは、対
象となっているシートの直接の後方側にいかなる障害物
があってもならないことを意味している。そのような障
害物、例えば荷物の一部あるいは後部座席の乗客の足が
あるような場合には、スライド部材を再度ロックするこ
とができなくなってしまう。また、シートの背もたれの
倒しが、特別に操作されるハンドルによって制御されて
いることが挙げられる。この場合、特別に操作されるハ
ンドルは、シートの背もたれのヒンジ機構に棒を取り付
けることにより接続されている。よって、使用者が背も
たれを倒すためには、前記ハンドルを操作しなければな
らなかった。
うなスライド部材(フランス特許であるFR−A−24
49 549を参照されたい)の公知の実施形態におい
ても、なお、いくつかの以下に述べるような欠点を有し
ている。すなわち、ラッチのロック位置への戻りには、
ロック部材の第1角度限界位置への戻りが必要とされる
ことが挙げられる。この場合、ロック部材の戻りは、ロ
ック部材の第1フィンガーが再度シューの後方に落ち込
み得る長さ方向初期位置に、ロック部材があるときにの
み引き起こされる。そのような長さ方向への戻りは、対
象となっているシートの直接の後方側にいかなる障害物
があってもならないことを意味している。そのような障
害物、例えば荷物の一部あるいは後部座席の乗客の足が
あるような場合には、スライド部材を再度ロックするこ
とができなくなってしまう。また、シートの背もたれの
倒しが、特別に操作されるハンドルによって制御されて
いることが挙げられる。この場合、特別に操作されるハ
ンドルは、シートの背もたれのヒンジ機構に棒を取り付
けることにより接続されている。よって、使用者が背も
たれを倒すためには、前記ハンドルを操作しなければな
らなかった。
【0011】本発明における格別の目的は、上記欠点を
改善することにある。
改善することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による上記種類のスライド部材は、本質的
に、さらに、ロック部材を第1の方向とは逆の方向へ回
転させるよう付勢するために、前方下側へとシートの背
もたれを倒させるためのサーボ式制御手段を具備し、シ
ューの後部は、ロック部材の第1フィンガーと協働する
ためのものであって、長さ方向直立面内において下方を
向いて開くV字形形状を有し、後部の形状は、後方側に
ついては、直立しているあるいは下方に行くにつれて前
方へと傾斜している端縁により構成され、前方側につい
ては、前方に行くにつれて下方へと傾斜する傾斜体によ
り構成されていることを特徴としている。
に、本発明による上記種類のスライド部材は、本質的
に、さらに、ロック部材を第1の方向とは逆の方向へ回
転させるよう付勢するために、前方下側へとシートの背
もたれを倒させるためのサーボ式制御手段を具備し、シ
ューの後部は、ロック部材の第1フィンガーと協働する
ためのものであって、長さ方向直立面内において下方を
向いて開くV字形形状を有し、後部の形状は、後方側に
ついては、直立しているあるいは下方に行くにつれて前
方へと傾斜している端縁により構成され、前方側につい
ては、前方に行くにつれて下方へと傾斜する傾斜体によ
り構成されていることを特徴としている。
【0013】好ましい実施態様においては、以下の特徴
点の1つあるいはそれ以上が採用されている。すなわ
ち、サーボ式制御手段は、シートの背もたれの倒れ方の
関数として、ロック部材の角度配置を制御するためのも
のであって、両端がロック部材およびシートの背もたれ
にそれぞれ接続されている非伸張性ケーブルを備えてい
るという特徴点と、背もたれを前方下側に倒された位置
へと回転させるよう付勢する付勢手段が設けられ、この
手段は、シートの背もたれのヒンジ機構が解除されたと
きにのみ介在するように、ヒンジ機構に結合されている
という特徴点とである。
点の1つあるいはそれ以上が採用されている。すなわ
ち、サーボ式制御手段は、シートの背もたれの倒れ方の
関数として、ロック部材の角度配置を制御するためのも
のであって、両端がロック部材およびシートの背もたれ
にそれぞれ接続されている非伸張性ケーブルを備えてい
るという特徴点と、背もたれを前方下側に倒された位置
へと回転させるよう付勢する付勢手段が設けられ、この
手段は、シートの背もたれのヒンジ機構が解除されたと
きにのみ介在するように、ヒンジ機構に結合されている
という特徴点とである。
【0014】上記主要な特徴点に加えて、本発明は、そ
れらと同時に採用されることが好ましい他の特徴点を有
している。これらに関しては、以下において詳細に説明
する。
れらと同時に採用されることが好ましい他の特徴点を有
している。これらに関しては、以下において詳細に説明
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について、添付図面を参照することにより、本質的に何
ら発明を制限しない方法で説明する。
について、添付図面を参照することにより、本質的に何
ら発明を制限しない方法で説明する。
【0016】図1および図2は、本発明のスライド部材
により取り付けられた車シートのシート本体および背も
たれにより定められ得る様々な相対位置を大ざっぱに示
す概略的な側面図であって、後部座席への乗り降りに供
される操作のサイクルがなされる様子が示されている。
図3は、そのようなスライド部材の一部を示す概略図で
あって、背もたれが前方下側へと倒されたまま、予め調
節された後方位置の前方へとシートが大きな移動幅で前
後方向に移動することに対応する状態が示されている。
図4、図5、図6、および図7は、以下のそれぞれの状
態における前記と同じスライド部材を示す同様の図であ
る。それぞれの状態とは、ロック部材が回転し始め、長
さ方向後部において記憶された位置へとシートが戻った
状態、ロック部材が、通常操作に対応する角度限界位置
へと戻った状態、シートの長さ方向位置の調節をなし得
るように、スライド部材と共に位置記憶手段も移動可能
であり、スライド部材が標準的に解除された状態、位置
記憶手段により決められた場所以外の中間的な場所にシ
ートがロックされた状態のことである。
により取り付けられた車シートのシート本体および背も
たれにより定められ得る様々な相対位置を大ざっぱに示
す概略的な側面図であって、後部座席への乗り降りに供
される操作のサイクルがなされる様子が示されている。
図3は、そのようなスライド部材の一部を示す概略図で
あって、背もたれが前方下側へと倒されたまま、予め調
節された後方位置の前方へとシートが大きな移動幅で前
後方向に移動することに対応する状態が示されている。
図4、図5、図6、および図7は、以下のそれぞれの状
態における前記と同じスライド部材を示す同様の図であ
る。それぞれの状態とは、ロック部材が回転し始め、長
さ方向後部において記憶された位置へとシートが戻った
状態、ロック部材が、通常操作に対応する角度限界位置
へと戻った状態、シートの長さ方向位置の調節をなし得
るように、スライド部材と共に位置記憶手段も移動可能
であり、スライド部材が標準的に解除された状態、位置
記憶手段により決められた場所以外の中間的な場所にシ
ートがロックされた状態のことである。
【0017】図1および図2は、可動レール2上に取り
付けられたシート本体1、固定レール3上において長さ
方向にスライド可能に取り付けられた可動レール2自
身、後端部においてヒンジ結合により取り付けられたシ
ート背もたれ4を有している車シートを示す概略的な側
面図である。
付けられたシート本体1、固定レール3上において長さ
方向にスライド可能に取り付けられた可動レール2自
身、後端部においてヒンジ結合により取り付けられたシ
ート背もたれ4を有している車シートを示す概略的な側
面図である。
【0018】図1および図2における5つの位置A、
B、C、D、Eは、対象となっているシートの背後に配
置された後部座席に乗客Pが乗り降りする際に、順次と
ることになる一連の位置に対応している。この場合、対
象となっているシートは、いわゆる”3ドア”車、すな
わち側部ドアを2つだけ有している車における前部座席
の位置に配置されているものと仮定している。
B、C、D、Eは、対象となっているシートの背後に配
置された後部座席に乗客Pが乗り降りする際に、順次と
ることになる一連の位置に対応している。この場合、対
象となっているシートは、いわゆる”3ドア”車、すな
わち側部ドアを2つだけ有している車における前部座席
の位置に配置されているものと仮定している。
【0019】まず、対象となっているシートが、位置A
にあるとする(図1を参照されたい)。
にあるとする(図1を参照されたい)。
【0020】位置Aを出発点として、シート背もたれ4
は、前方下側へと倒され位置Bとなる。その後、シート
は、背もたれ4が倒されたまま前方限界位置Cへと押さ
れる。
は、前方下側へと倒され位置Bとなる。その後、シート
は、背もたれ4が倒されたまま前方限界位置Cへと押さ
れる。
【0021】それから、乗客Pが後部座席へと乗り込
む。その後、シートは、背もたれ4が倒されている状態
のまま、後方へと移動される。すなわち、位置Cから位
置Dへと移行する。
む。その後、シートは、背もたれ4が倒されている状態
のまま、後方へと移動される。すなわち、位置Cから位
置Dへと移行する。
【0022】位置Dは、上記位置Bと同一であっても良
い。この場合には、シートが、荷物の一部あるいは後部
座席の乗客の足のような障害物によって後方への移動が
妨害されることはない。
い。この場合には、シートが、荷物の一部あるいは後部
座席の乗客の足のような障害物によって後方への移動が
妨害されることはない。
【0023】上記例は、図2に概略的に示されているよ
うな、位置Dが上記位置Bまでは後方側へと戻っていな
いケースには、あてはまらない。
うな、位置Dが上記位置Bまでは後方側へと戻っていな
いケースには、あてはまらない。
【0024】この場合には、予め調節された後方位置、
すなわち適用された従来の位置記憶手段によって与えら
れかつ何も障害物がなければ正確に戻れたであろう位置
にまで、シートが戻ることはもう無理である。
すなわち適用された従来の位置記憶手段によって与えら
れかつ何も障害物がなければ正確に戻れたであろう位置
にまで、シートが戻ることはもう無理である。
【0025】従来技術のスライド部材を使用している場
合には、上記のように、正確に戻りきるまでに障害物が
存在すると、2つのレール2、3が再度確実に互いにロ
ックされることは不可能となる。
合には、上記のように、正確に戻りきるまでに障害物が
存在すると、2つのレール2、3が再度確実に互いにロ
ックされることは不可能となる。
【0026】以下に説明するように、このようなケース
においては、2つのレール2、3のロックは、シート背
もたれを持ち上げることにより、単に(その場所におい
て)得られるだけであり、結果的に位置Eとなる(図2
を参照されたい)。
においては、2つのレール2、3のロックは、シート背
もたれを持ち上げることにより、単に(その場所におい
て)得られるだけであり、結果的に位置Eとなる(図2
を参照されたい)。
【0027】より正確には、調節されるべきシートを長
さ方向に位置させるスライド部材は、下方を向くノッチ
3aからなるラックを有して車体の床上に固定される固
定レール3と、固定レール3上を長さ方向にスライド可
能に、特にボールベアリング(図示せず)を介装するこ
とによりスライド可能に取り付けられかつシートを担持
するためのものである可動レール2とを具備するだけで
なく、以下のものまでをも具備している。 〔ラッチ5〕ラッチ5は、可動レール2に拘束された第
1の横方向水平軸Aの回りに回転可能に取り付けられた
ものであり、シート上に着席している人が容易に操作し
得る部材の制御のもとにノッチ3aと係合可能な少なく
とも1つの歯5aまたは類似物を有している。上記部材
は、アーチ形バー(図示せず)の形態であってシートの
シート本体の前部の下側に横方向に延在するものであっ
て良い。そのようなアーチ形バーは、前記ラッチ5に固
定されている。 〔スプリング〕スプリングは、矢印6で示されており、
ラッチ5を、歯5aがノッチ3aのうちの1つに挿入さ
れるようなロック用角度位置へと常に付勢している。 〔長さ方向バー7〕長さ方向バー7は、ノッチ7aが形
成され、固定レール3に固定されている。 〔シュー8〕シュー8は、バー7に沿ってスライド可能
に取り付けられ、バー7にまたがって配置されている。 〔キャッチ部材9〕キャッチ部材9は、シュー8をロッ
クするためのものであって、シューに拘束された第2の
横方向水平軸Bの回りに回転可能に取り付けられてい
る。そして、キャッチ部材9は、シューをバーに沿って
スライドフリーとする状態と、シューをロックしてシュ
ーのバーに沿ったスライドを阻止する状態のそれぞれに
対応した2つの限界位置を占め得るような方法で具体化
されている。キャッチ部材には、シートの前方側へ向け
て水平に開口する頂部フック9aが設けられている。 〔ロック部材10〕ロック部材10は、可動レール2に
拘束された第3の横方向水平軸Cの回りに回転可能に取
り付けられている。そして、ロック部材10は、シュー
8の後端に係合し得るよう設けられているものでありか
つ後部にて横方向に延在する第1フィンガーあるいはペ
グ10aと、フック9aに係合し得る底部第2ペグある
いはフィンガー10bと、ラッチ5と係合し得るヒール
10cとを有している。 〔スプリング〕スプリングは、矢印11により示された
ものであり、角度限界位置へと向けてロック部材10を
第1の方向へと常に付勢している。角度限界位置におい
ては、第1フィンガー10aがシュー8を水平に引きず
るようシューの後方にて下方位置にあり、第2フィンガ
ー10bがフック9aと係合してキャッチ部材9を持ち
上げシュー8をバー7から解放し、ヒール10cがラッ
チ5の十分上方に位置しラッチ5のロックを可能として
いる。
さ方向に位置させるスライド部材は、下方を向くノッチ
3aからなるラックを有して車体の床上に固定される固
定レール3と、固定レール3上を長さ方向にスライド可
能に、特にボールベアリング(図示せず)を介装するこ
とによりスライド可能に取り付けられかつシートを担持
するためのものである可動レール2とを具備するだけで
なく、以下のものまでをも具備している。 〔ラッチ5〕ラッチ5は、可動レール2に拘束された第
1の横方向水平軸Aの回りに回転可能に取り付けられた
ものであり、シート上に着席している人が容易に操作し
得る部材の制御のもとにノッチ3aと係合可能な少なく
とも1つの歯5aまたは類似物を有している。上記部材
は、アーチ形バー(図示せず)の形態であってシートの
シート本体の前部の下側に横方向に延在するものであっ
て良い。そのようなアーチ形バーは、前記ラッチ5に固
定されている。 〔スプリング〕スプリングは、矢印6で示されており、
ラッチ5を、歯5aがノッチ3aのうちの1つに挿入さ
れるようなロック用角度位置へと常に付勢している。 〔長さ方向バー7〕長さ方向バー7は、ノッチ7aが形
成され、固定レール3に固定されている。 〔シュー8〕シュー8は、バー7に沿ってスライド可能
に取り付けられ、バー7にまたがって配置されている。 〔キャッチ部材9〕キャッチ部材9は、シュー8をロッ
クするためのものであって、シューに拘束された第2の
横方向水平軸Bの回りに回転可能に取り付けられてい
る。そして、キャッチ部材9は、シューをバーに沿って
スライドフリーとする状態と、シューをロックしてシュ
ーのバーに沿ったスライドを阻止する状態のそれぞれに
対応した2つの限界位置を占め得るような方法で具体化
されている。キャッチ部材には、シートの前方側へ向け
て水平に開口する頂部フック9aが設けられている。 〔ロック部材10〕ロック部材10は、可動レール2に
拘束された第3の横方向水平軸Cの回りに回転可能に取
り付けられている。そして、ロック部材10は、シュー
8の後端に係合し得るよう設けられているものでありか
つ後部にて横方向に延在する第1フィンガーあるいはペ
グ10aと、フック9aに係合し得る底部第2ペグある
いはフィンガー10bと、ラッチ5と係合し得るヒール
10cとを有している。 〔スプリング〕スプリングは、矢印11により示された
ものであり、角度限界位置へと向けてロック部材10を
第1の方向へと常に付勢している。角度限界位置におい
ては、第1フィンガー10aがシュー8を水平に引きず
るようシューの後方にて下方位置にあり、第2フィンガ
ー10bがフック9aと係合してキャッチ部材9を持ち
上げシュー8をバー7から解放し、ヒール10cがラッ
チ5の十分上方に位置しラッチ5のロックを可能として
いる。
【0028】さらに、伸ばせない非伸張性ケーブル(an
inextensible cable) 12がロック部材10に固定さ
れている。ケーブル12は、ロック部材10を、スプリ
ング11とは逆方向に軸C回りに回転駆動するためのも
のである。
inextensible cable) 12がロック部材10に固定さ
れている。ケーブル12は、ロック部材10を、スプリ
ング11とは逆方向に軸C回りに回転駆動するためのも
のである。
【0029】ケーブル12は、シートの背もたれ4に固
定されており、シートの背もたれが前方下側へと倒され
たときには(図3を参照されたい)、鉛直方向に緊張状
態に張られるようになっている。逆に、シートの背もた
れが標準状態にあるときには(図4ないし図7を参照さ
れたい)、緩められる。この目的のために、ロック部材
に固定された一端とは反対側の他端は、シート背もたれ
4に拘束されかつそれのヒンジ軸上に中心を有する円弧
状に湾曲したベアリング表面13の端部に固定されてい
ることが有利である。
定されており、シートの背もたれが前方下側へと倒され
たときには(図3を参照されたい)、鉛直方向に緊張状
態に張られるようになっている。逆に、シートの背もた
れが標準状態にあるときには(図4ないし図7を参照さ
れたい)、緩められる。この目的のために、ロック部材
に固定された一端とは反対側の他端は、シート背もたれ
4に拘束されかつそれのヒンジ軸上に中心を有する円弧
状に湾曲したベアリング表面13の端部に固定されてい
ることが有利である。
【0030】さらに、フィンガー10aが水平に下部位
置において接合するようになるシュー8の後端あるいは
テール8aは、通常は、長さ方向直立面内において上下
を逆としたV字形とされている。あるいは、さらに正確
に言えば、飛行機の尾翼のうち上部中央に位置する翼
(垂直尾翼)の形状に対応した形状とされている。つま
り、後端縁(端縁)8bは、鉛直な上部部分と、この上
部部分に連接しかつ鉛直からはわずかに前方側に傾斜し
ている部分からなり、前端縁(傾斜体)8cは、鉛直に
対して前方下側に約45゜に傾斜した傾斜平面を形成し
ている。
置において接合するようになるシュー8の後端あるいは
テール8aは、通常は、長さ方向直立面内において上下
を逆としたV字形とされている。あるいは、さらに正確
に言えば、飛行機の尾翼のうち上部中央に位置する翼
(垂直尾翼)の形状に対応した形状とされている。つま
り、後端縁(端縁)8bは、鉛直な上部部分と、この上
部部分に連接しかつ鉛直からはわずかに前方側に傾斜し
ている部分からなり、前端縁(傾斜体)8cは、鉛直に
対して前方下側に約45゜に傾斜した傾斜平面を形成し
ている。
【0031】上記アセンブリは、以下のように操作され
る。
る。
【0032】図3に概略的に示す初期状態において、ケ
ーブル12が張られているものとすれば、図示のよう
に、ロック部材10は、軸C回りに反時計方向に回転さ
れた限界角度位置にあることとなる。
ーブル12が張られているものとすれば、図示のよう
に、ロック部材10は、軸C回りに反時計方向に回転さ
れた限界角度位置にあることとなる。
【0033】この状態においては、フィンガー10a
は、テール8aよりも明らかに高い位置にあり、フィン
ガー10bは、キャッチ部材9を持ち上げない低位置に
あり、バー7上のシュー8をロックするという効果を有
している。ヒール10cは、ラッチ5の端部を鉛直方向
に押さえつけて、ラッチ5をノッチ3aから解除したま
まとしている。
は、テール8aよりも明らかに高い位置にあり、フィン
ガー10bは、キャッチ部材9を持ち上げない低位置に
あり、バー7上のシュー8をロックするという効果を有
している。ヒール10cは、ラッチ5の端部を鉛直方向
に押さえつけて、ラッチ5をノッチ3aから解除したま
まとしている。
【0034】言い換えれば、可動レール2は、固定レー
ル3に沿って長さ方向に移動フリーである。一方、この
場合においても、シュー8およびそれのキャッチ部材9
で構成される位置記憶アセンブリは、はっきりと定義さ
れた位置のままである。
ル3に沿って長さ方向に移動フリーである。一方、この
場合においても、シュー8およびそれのキャッチ部材9
で構成される位置記憶アセンブリは、はっきりと定義さ
れた位置のままである。
【0035】レール2が長さ方向に移動フリーであるこ
とは、両端矢印Fにより示されている。
とは、両端矢印Fにより示されている。
【0036】この状態においては、シートは、上記のよ
うに位置Bから位置Cへと、その後位置Cから位置Dへ
と移動することに対応して大きな移動範囲でもって前後
方向に移動することができる。
うに位置Bから位置Cへと、その後位置Cから位置Dへ
と移動することに対応して大きな移動範囲でもって前後
方向に移動することができる。
【0037】図3に示す状態から出発して、レールを後
方位置として確実な方法でロックすることが要望された
場合には、予め調節された位置B(図1に図示)にまで
シートを戻し得るか、あるいは、逆にシートの後方への
戻りがシートの後方側に位置する一時的な障害物Pの存
在により位置Bよりも前方側(図2に示す位置D)で阻
止されるか、によって2つの選択肢が利用可能である。
方位置として確実な方法でロックすることが要望された
場合には、予め調節された位置B(図1に図示)にまで
シートを戻し得るか、あるいは、逆にシートの後方への
戻りがシートの後方側に位置する一時的な障害物Pの存
在により位置Bよりも前方側(図2に示す位置D)で阻
止されるか、によって2つの選択肢が利用可能である。
【0038】第1のケースでは、シートの完全な後方へ
の戻りは、ラッチ5に固定された受け面5aがシュー8
の前側端部8dに当接するようになったときに制限され
る。このような当接は、シートの予め調節された長さ方
向位置を決定する。
の戻りは、ラッチ5に固定された受け面5aがシュー8
の前側端部8dに当接するようになったときに制限され
る。このような当接は、シートの予め調節された長さ方
向位置を決定する。
【0039】このような当接により終端される後方への
戻りの間は、シートの背もたれは、前方下側に倒された
ままであり、この場合、ケーブル12は、張りつめた状
態を継続している。シートの背もたれを倒した状態で保
持することは、矢印14により概略的に示されている適
切なスプリングにより確実になされていることが好まし
い。スプリング14の効果は、適切なヒンジラッチ(図
示せず)の解除により解除される。
戻りの間は、シートの背もたれは、前方下側に倒された
ままであり、この場合、ケーブル12は、張りつめた状
態を継続している。シートの背もたれを倒した状態で保
持することは、矢印14により概略的に示されている適
切なスプリングにより確実になされていることが好まし
い。スプリング14の効果は、適切なヒンジラッチ(図
示せず)の解除により解除される。
【0040】上述の当接がなされるとすぐに、シートの
背もたれ4は、スプリング14の付勢力に抗して持ち上
げられる。これにより、ケーブル12が緩められる。
背もたれ4は、スプリング14の付勢力に抗して持ち上
げられる。これにより、ケーブル12が緩められる。
【0041】すると、ロック部材10に対してスプリン
グ11によりもたらされる付勢力により、ロック部材が
時計方向に回転される(図4および図5を参照された
い)。これにより以下の3つの結果が引き起こされる。
フィンガー10aが、後端縁8bに沿ってテール8aの
後方側へと落ち込む。レール2の後方移動の終盤におい
てキャッチ部材9のフック9aの下方に嵌合されたフィ
ンガー10bが、フックと係合していることにより軸B
回りにキャッチ部材を持ち上げる。図5に示すように、
この持ち上げにより、キャッチ部材9が解除される。さ
らに正確には、キャッチ部材の後部に設けられた少なく
とも1つの歯9bが、バー7のノッチ7aから解放され
る。これにより、シュー8がバーから解放され、シュー
8の長さ方向に沿ったスライドが可能とされる。ヒール
10cが、ラッチ5の後端から鉛直方向に移動して、ラ
ッチの歯5aあるいは類似物が、固定レール3のノッチ
3a中に嵌合することを可能とする。
グ11によりもたらされる付勢力により、ロック部材が
時計方向に回転される(図4および図5を参照された
い)。これにより以下の3つの結果が引き起こされる。
フィンガー10aが、後端縁8bに沿ってテール8aの
後方側へと落ち込む。レール2の後方移動の終盤におい
てキャッチ部材9のフック9aの下方に嵌合されたフィ
ンガー10bが、フックと係合していることにより軸B
回りにキャッチ部材を持ち上げる。図5に示すように、
この持ち上げにより、キャッチ部材9が解除される。さ
らに正確には、キャッチ部材の後部に設けられた少なく
とも1つの歯9bが、バー7のノッチ7aから解放され
る。これにより、シュー8がバーから解放され、シュー
8の長さ方向に沿ったスライドが可能とされる。ヒール
10cが、ラッチ5の後端から鉛直方向に移動して、ラ
ッチの歯5aあるいは類似物が、固定レール3のノッチ
3a中に嵌合することを可能とする。
【0042】結果的に起こる状態が図5に示されてお
り、これは、スライド部材の標準的なロック状態に対応
している。
り、これは、スライド部材の標準的なロック状態に対応
している。
【0043】この状態から出発した場合の、シートの長
さ方向の調節は、通常の方法で達成することができる。
それには、ラッチ5の制御バーを持ち上げる。これによ
り、ラッチ5の角度配置が、スプリング6の付勢力に抗
して軸A回りに下方とされる。よって、歯5aあるいは
類似物が、ノッチ3aから解除される(図6に図示)。
このような解除の後に、可動レールアセンブリ2は、こ
れに長さ方向に固定された装置全体と共に、この場合、
シュー8およびキャッチ部材9により構成されている位
置記憶アセンブリも含めて、固定レール3およびバー7
により構成されているガイドアセンブリに沿って移動す
ることができる。
さ方向の調節は、通常の方法で達成することができる。
それには、ラッチ5の制御バーを持ち上げる。これによ
り、ラッチ5の角度配置が、スプリング6の付勢力に抗
して軸A回りに下方とされる。よって、歯5aあるいは
類似物が、ノッチ3aから解除される(図6に図示)。
このような解除の後に、可動レールアセンブリ2は、こ
れに長さ方向に固定された装置全体と共に、この場合、
シュー8およびキャッチ部材9により構成されている位
置記憶アセンブリも含めて、固定レール3およびバー7
により構成されているガイドアセンブリに沿って移動す
ることができる。
【0044】新たに要望された長さ方向位置に到達した
後には、ラッチ5の制御バーを解放するだけで十分であ
る。すると、付勢スプリング6は、ラッチ5の歯5aを
レール3の1つのノッチ3a中へと挿入することによ
り、シートを再度長さ方向にロックする。
後には、ラッチ5の制御バーを解放するだけで十分であ
る。すると、付勢スプリング6は、ラッチ5の歯5aを
レール3の1つのノッチ3a中へと挿入することによ
り、シートを再度長さ方向にロックする。
【0045】このような長さ方向の調節の後に、位置記
憶アセンブリ8ないし9は、調節に際して可動レール2
とともに移動したことにより、それの機能を再度実行す
る準備がなされている。
憶アセンブリ8ないし9は、調節に際して可動レール2
とともに移動したことにより、それの機能を再度実行す
る準備がなされている。
【0046】上記とは異なる状況、すなわち可動レール
が上記のように大きな移動幅で前方へと移動したものの
シート後方に存在する障害物のために予め調節された位
置にまではもはや完全に戻りきれなくなってしまった状
況においても、シートを確実にロックすることを保証す
ることは、なお可能である。
が上記のように大きな移動幅で前方へと移動したものの
シート後方に存在する障害物のために予め調節された位
置にまではもはや完全に戻りきれなくなってしまった状
況においても、シートを確実にロックすることを保証す
ることは、なお可能である。
【0047】このようなケースにおいては、図2におい
て概略的に示す位置Eに対応する位置をなす前記不完全
に戻された位置で、単にシートの背もたれ4を持ち上げ
るだけで十分である。
て概略的に示す位置Eに対応する位置をなす前記不完全
に戻された位置で、単にシートの背もたれ4を持ち上げ
るだけで十分である。
【0048】ケーブル12を緩めることにより、ロック
部材10は、既述のように(図7を参照されたい)、ス
プリング11の駆動のもとに、自動的に時計方向に回転
される。
部材10は、既述のように(図7を参照されたい)、ス
プリング11の駆動のもとに、自動的に時計方向に回転
される。
【0049】回転が起こったときには、フィンガー10
aは、図5に示す位置と同程度に低い位置に再度落ちつ
くことができる。もちろん、この場合、フィンガー10
aは、シュー8のテール8aに鉛直方向に直面する配置
ではない(フィンガー10aは、キャッチ部材9に対し
てシートの長さ方向に直交する”横”方向に十分にオフ
セットされており、キャッチ部材9は、フィンガー10
aの下がりに関して干渉しないことが保証されているこ
とがわかる)。また、フィンガー10bは、フックより
も前方に位置していることにより、フック9aを、もは
や持ち上げることはできず、位置記憶アセンブリ8ない
し9は、定位置のままである。上記と同様に、ヒール1
0cは、ノッチ5を解除して、ノッチ5の歯5aが固定
レール3のノッチ3a内に挿入されることを可能とす
る。
aは、図5に示す位置と同程度に低い位置に再度落ちつ
くことができる。もちろん、この場合、フィンガー10
aは、シュー8のテール8aに鉛直方向に直面する配置
ではない(フィンガー10aは、キャッチ部材9に対し
てシートの長さ方向に直交する”横”方向に十分にオフ
セットされており、キャッチ部材9は、フィンガー10
aの下がりに関して干渉しないことが保証されているこ
とがわかる)。また、フィンガー10bは、フックより
も前方に位置していることにより、フック9aを、もは
や持ち上げることはできず、位置記憶アセンブリ8ない
し9は、定位置のままである。上記と同様に、ヒール1
0cは、ノッチ5を解除して、ノッチ5の歯5aが固定
レール3のノッチ3a内に挿入されることを可能とす
る。
【0050】したがって、たとえ予め調節された長さ方
向後方位置ではなくても、シートの確実なロックは、再
度得られる。
向後方位置ではなくても、シートの確実なロックは、再
度得られる。
【0051】その後、一旦、障害物Pがシートの後方か
ら除去されてしまえば、予め調節された位置へと再度容
易に到達することができる。
ら除去されてしまえば、予め調節された位置へと再度容
易に到達することができる。
【0052】この目的のために、再度、シートの背もた
れを前方下側へと倒してケーブル12を引っ張る必要は
ない。
れを前方下側へと倒してケーブル12を引っ張る必要は
ない。
【0053】それは、ラッチ5を解除した後に、単に背
もたれを後方に押すだけでよい。これにより、フィンガ
ー10aがシューのテール8aの前側傾斜体8cに押し
当てられ、ケーブル12が引っ張られなくても、ロック
部材10は、正確に反時計方向に回転する。これによ
り、まず、フィンガー10bがフック9aの下へと移動
することが保証され、次に、結果的にスプリング11の
緩和を伴ってフィンガー10aが、テール8aの頂部へ
と向かい、さらにロック部材11を図5に示すような時
計方向における限界角度位置へと戻すという効果を伴っ
てこの頂点を越えることを保証する。この場合、位置記
憶アセンブリは、2つの部材5bおよび10aが実質的
に当接された状態とされることになる。そして、位置記
憶アセンブリは、キャッチ部材9が解除位置へと戻され
ていることにより、バー7に沿って再度スライド可能な
準備状態とされる。
もたれを後方に押すだけでよい。これにより、フィンガ
ー10aがシューのテール8aの前側傾斜体8cに押し
当てられ、ケーブル12が引っ張られなくても、ロック
部材10は、正確に反時計方向に回転する。これによ
り、まず、フィンガー10bがフック9aの下へと移動
することが保証され、次に、結果的にスプリング11の
緩和を伴ってフィンガー10aが、テール8aの頂部へ
と向かい、さらにロック部材11を図5に示すような時
計方向における限界角度位置へと戻すという効果を伴っ
てこの頂点を越えることを保証する。この場合、位置記
憶アセンブリは、2つの部材5bおよび10aが実質的
に当接された状態とされることになる。そして、位置記
憶アセンブリは、キャッチ部材9が解除位置へと戻され
ていることにより、バー7に沿って再度スライド可能な
準備状態とされる。
【0054】結局、採用された特定の実施形態にかかわ
らず、スライド部材の構成および制御は、上記により理
解されるであろう。
らず、スライド部材の構成および制御は、上記により理
解されるであろう。
【0055】
【発明の効果】公知のスライド部材と比較して、本発明
のスライド部材は、様々な利点をもたらすことができ
る。特に以下のような利点である。長さ方向に大きな距
離にわたって移動した後において、たとえ、予め調節さ
れた位置に向けての戻り、あるいは後方へのストローク
が、その時には完全に達成されなくても、シートの後方
移動を妨げていた障害物が除去されてしまえば、引き続
いて、再度、予め調節された位置を難なく見つけて、長
さ方向において、シートを確実にロックすることができ
る。制御は、単にシート背もたれを倒すことにより与え
られ、何ら特別のハンドルを必要としないので、機構
は、制御するに関して極度に単純である。
のスライド部材は、様々な利点をもたらすことができ
る。特に以下のような利点である。長さ方向に大きな距
離にわたって移動した後において、たとえ、予め調節さ
れた位置に向けての戻り、あるいは後方へのストローク
が、その時には完全に達成されなくても、シートの後方
移動を妨げていた障害物が除去されてしまえば、引き続
いて、再度、予め調節された位置を難なく見つけて、長
さ方向において、シートを確実にロックすることができ
る。制御は、単にシート背もたれを倒すことにより与え
られ、何ら特別のハンドルを必要としないので、機構
は、制御するに関して極度に単純である。
【0056】上記記載からわかるように、本発明は、も
ちろん、特別の応用および詳細に説明された実施形態に
何ら限定されるものではない。逆に、本発明は、様々な
変形をも含んでいるものである。
ちろん、特別の応用および詳細に説明された実施形態に
何ら限定されるものではない。逆に、本発明は、様々な
変形をも含んでいるものである。
【図1】本発明のスライド部材により取り付けられた車
シートのシート本体および背もたれにより定められ得る
様々な相対位置を大ざっぱに示す概略的な側面図であっ
て、後部座席への乗り降りに供される操作のサイクルが
なされる様子が示されている。
シートのシート本体および背もたれにより定められ得る
様々な相対位置を大ざっぱに示す概略的な側面図であっ
て、後部座席への乗り降りに供される操作のサイクルが
なされる様子が示されている。
【図2】図1と同様に、本発明のスライド部材により取
り付けられた車シートのシート本体および背もたれによ
り定められ得る様々な相対位置を大ざっぱに示す概略的
な側面図であって、後部座席への乗り降りに供される操
作のサイクルがなされる様子が示されている。
り付けられた車シートのシート本体および背もたれによ
り定められ得る様々な相対位置を大ざっぱに示す概略的
な側面図であって、後部座席への乗り降りに供される操
作のサイクルがなされる様子が示されている。
【図3】本発明のスライド部材の一部を示す概略図であ
って、背もたれが前方下側へと倒されたまま、予め調節
された後方位置の前方へとシートが大きな移動幅で前後
方向に移動することに対応する状態が示されている。
って、背もたれが前方下側へと倒されたまま、予め調節
された後方位置の前方へとシートが大きな移動幅で前後
方向に移動することに対応する状態が示されている。
【図4】本発明のスライド部材を示す側面図であって、
ロック部材が回転し始め、長さ方向後部において記憶さ
れた位置へとシートが戻った状態を示している。
ロック部材が回転し始め、長さ方向後部において記憶さ
れた位置へとシートが戻った状態を示している。
【図5】本発明のスライド部材を示す側面図であって、
ロック部材が、通常操作に対応する角度限界位置へと戻
った状態を示している。
ロック部材が、通常操作に対応する角度限界位置へと戻
った状態を示している。
【図6】本発明のスライド部材を示す側面図であって、
シートの長さ方向位置の調節をなし得るように、スライ
ド部材と共に位置記憶手段も移動可能であり、スライド
部材が標準的に解除された状態を示している。
シートの長さ方向位置の調節をなし得るように、スライ
ド部材と共に位置記憶手段も移動可能であり、スライド
部材が標準的に解除された状態を示している。
【図7】本発明のスライド部材を示す側面図であって、
位置記憶手段により決められた場所以外の中間的な場所
にシートがロックされた状態を示している。
位置記憶手段により決められた場所以外の中間的な場所
にシートがロックされた状態を示している。
2 可動レール 3 固定レール 3a ノッチ 4 シートの背もたれ 5 ラッチ 6 付勢手段 7 ノッチ付きバー 7a ノッチ 8 シュー 8a 後端 8b 後端縁(端縁) 8c 前端縁(傾斜体) 9 キャッチ部材 9a 頂部フック 10 ロック部材 10a 第1フィンガー 10b 第2フィンガー 10c ヒール 11 付勢手段 12 非伸張性ケーブル 14 付勢手段 A 第1の横方向水平軸 B 第2の横方向水平軸 C 第3の横方向水平軸
Claims (4)
- 【請求項1】 長さ方向に延在する固定レール(3)
と、 前記固定レール上にスライド可能に取り付けられた長さ
方向に延在する可動レール(2)と、 前記固定レールに形成されたノッチ(3a)からなるラ
ックと、 前記可動レールに拘束された第1の横方向水平軸(A)
の回りに回転可能に取り付けられかつ前記シート上に着
席している人が容易に操作し得る部材の制御のもとに前
記固定レールの前記ノッチと係合可能なラッチ(5)
と、 前記ノッチに対する前記ラッチの係合をロック位置へと
連続的に付勢する付勢手段(6)と、 前記固定レールに固定された長さ方向に延在するノッチ
付きバー(7)と、 前記バーに沿ってスライドし得るようスライド可能に取
り付けられたシュー(8)と、 前記シューをロックするためのものであって、前記シュ
ーに拘束された第2の横方向水平軸(B)の回りに回転
可能に取り付けられかつ前記シューを前記バーに対して
選択的にロックするために前記バーのノッチ(7a)と
選択的に係合し得るものであるとともに、前記シートの
前方側に向けて水平に開口している頂部フック(9a)
を有するキャッチ部材(9)と、 前記可動レールに拘束された第3の横方向水平軸(C)
の回りに回転可能に取り付けられているとともに、前記
シューの後端(8a)に係合し得るよう設けられている
横方向に延在する第1フィンガー(10a)、前記キャ
ッチ部材のフックに係合し得る横方向に延在する第2フ
ィンガー(10b)、および、前記ラッチと係合し得る
ヒール(10c)を有しているロック部材(10)と、 まず前記第1フィンガー(10a)が前記シューを水平
に引きずるよう下方位置にあり、次に前記第2フィンガ
ー(10b)が前記シューをロックしている前記キャッ
チ部材の前記フックを持ち上げて前記シューを解除位置
とし、最後に前記ヒール(10c)が前記ラッチを前記
ノッチから解放するような第1角度限界位置へと向けて
前記ロック部材を第1の方向へと常に付勢する付勢手段
(11)とを具備する車シート用スライド部材であっ
て、 さらに、前記ロック部材(10)を前記第1の方向とは
逆の方向へ回転させるよう付勢するために、前方下側へ
と前記シートの背もたれ(4)を倒させるためのサーボ
式制御手段(12)を具備し、 前記シュー(8)の後部(8a)は、前記ロック部材の
第1フィンガー(10a)と協働するためのものであっ
て、長さ方向直立面内において下方を向いて開くV字形
形状を有し、該後部(8a)の形状は、後方側について
は、直立しているあるいは下方に行くにつれて前方へと
傾斜している端縁(8b)により構成され、前方側につ
いては、前方に行くにつれて下方へと傾斜する傾斜体
(8c)により構成されていることを特徴とするスライ
ド部材。 - 【請求項2】 前記サーボ式制御手段は、前記シートの
背もたれ(4)の倒れ方の関数として、前記ロック部材
(10)の角度配置を制御するためのものであって、両
端が前記ロック部材および前記シートの背もたれにそれ
ぞれ接続されている非伸張性ケーブル(12)を備えて
いることを特徴とする請求項1記載のスライド部材。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のスライド部材に
取り付けられていることを特徴とする車シート。 - 【請求項4】 背もたれ(4)を前方下側に倒された位
置へと回転させるよう付勢する付勢手段(14)を備
え、該手段は、前記シートの背もたれのヒンジ機構が解
除されたときにのみ介在するように、前記ヒンジ機構に
結合されていることを特徴とする請求項3記載の車シー
ト。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9501023 | 1995-01-30 | ||
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