JPH08253010A - リンク取付け構造 - Google Patents
リンク取付け構造Info
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- JPH08253010A JPH08253010A JP5763995A JP5763995A JPH08253010A JP H08253010 A JPH08253010 A JP H08253010A JP 5763995 A JP5763995 A JP 5763995A JP 5763995 A JP5763995 A JP 5763995A JP H08253010 A JPH08253010 A JP H08253010A
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- mounting pin
- rear end
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- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/50—Constructional features of wheel supports or knuckles, e.g. steering knuckles, spindle attachments
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】取付けピンの組み付けの際にリンク取付け位置
に悪影響を与えることのないリンク取付け構造を提供す
ることを目的としている。 【構成】平板状の支持ブラケット１３がトーションビー
ム１の上部前側面に固着されている。また、取付けピン
１２は、上記支持ブラケット１３への固定部１５ａより
も後端部側が平板状に成形されていると共に途中で折り
曲げられて後端部１５ｂがトーションビーム１側に延在
する。この取付けピン１２は、支持ブラケット１３の取
付け穴１３ａに先端部１４を挿入した状態で後端部１５
ｂをトーションビーム１の上部後側面に当接して該トー
ションビーム１に固着されている。上記取付けピン１２
の先端部１４には、ラテラルリンク７の一端部７ａ側が
軸支される。
に悪影響を与えることのないリンク取付け構造を提供す
ることを目的としている。 【構成】平板状の支持ブラケット１３がトーションビー
ム１の上部前側面に固着されている。また、取付けピン
１２は、上記支持ブラケット１３への固定部１５ａより
も後端部側が平板状に成形されていると共に途中で折り
曲げられて後端部１５ｂがトーションビーム１側に延在
する。この取付けピン１２は、支持ブラケット１３の取
付け穴１３ａに先端部１４を挿入した状態で後端部１５
ｂをトーションビーム１の上部後側面に当接して該トー
ションビーム１に固着されている。上記取付けピン１２
の先端部１４には、ラテラルリンク７の一端部７ａ側が
軸支される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トーションビーム式サ
スペンションにおけるリンク取付け構造に係り、特に、
ラテラルリンク等の車幅方向に配設されるリンクをトー
ションビームに軸着する際の取付けピンに特徴を有する
リンク取付け構造に関する。
スペンションにおけるリンク取付け構造に係り、特に、
ラテラルリンク等の車幅方向に配設されるリンクをトー
ションビームに軸着する際の取付けピンに特徴を有する
リンク取付け構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、トーションビーム式サスペンシ
ョンでは、縦断面倒立Ｕ字形状をしたトーションビーム
を車幅方向に延在し、そのトーションビームの両端部に
それぞれスピンドルが一体的に連結され、そのスピンド
ルに対して車輪が回転自在に支持されている。また、ト
ーションビームの左右両側位置には、例えば、トレーリ
ングアームの後端部がそれぞれ取り付けられている。こ
のトレーリングアームは、それぞれ車両前方に延びて前
端部を車体側部材に連結することで、車輪から入力され
る車体前後方向の力を受ける。
ョンでは、縦断面倒立Ｕ字形状をしたトーションビーム
を車幅方向に延在し、そのトーションビームの両端部に
それぞれスピンドルが一体的に連結され、そのスピンド
ルに対して車輪が回転自在に支持されている。また、ト
ーションビームの左右両側位置には、例えば、トレーリ
ングアームの後端部がそれぞれ取り付けられている。こ
のトレーリングアームは、それぞれ車両前方に延びて前
端部を車体側部材に連結することで、車輪から入力され
る車体前後方向の力を受ける。
【０００３】また、上記サスペンションには、車輪から
入力される又は車体に発生する横力を支持させるため
に、ラテラルリンクが設けられている。このラテラルリ
ンクは、車幅方向に延在し、一端部がトーションビーム
に取り付けられると共に他端部が車体側部材に取り付け
られている。上記ラテラルリンクのトーションビーム側
取付け構造は、従来にあっては、例えば、特開平６−２
６２９２０号公報等に記載された構造からなっている。
入力される又は車体に発生する横力を支持させるため
に、ラテラルリンクが設けられている。このラテラルリ
ンクは、車幅方向に延在し、一端部がトーションビーム
に取り付けられると共に他端部が車体側部材に取り付け
られている。上記ラテラルリンクのトーションビーム側
取付け構造は、従来にあっては、例えば、特開平６−２
６２９２０号公報等に記載された構造からなっている。
【０００４】この従来の取付け構造は、車幅方向からみ
た側面図である図５に示すように、縦断面倒立略Ｕ字形
状をした支持ブラケット２０が、上記トーションビーム
１の上部に被さるように配置され、その支持ブラケット
２０の車体前後方向で対向した一対の壁部２０ａ，２０
ｂの下端部が該トーションビーム１に溶着されて固定さ
れている。また上記支持ブラケット２０の一対の壁部２
０ａ，２０ｂには、取付けピン１２の本体１５が溶着さ
れて固定されている。このように上記支持ブラケット２
０に対して二箇所で支持された取付けピン１２は、軸が
車体前後方向を向くと共に、その先端部１４にラテラル
リンクの一端部がゴムブッシュを介して軸支される。
た側面図である図５に示すように、縦断面倒立略Ｕ字形
状をした支持ブラケット２０が、上記トーションビーム
１の上部に被さるように配置され、その支持ブラケット
２０の車体前後方向で対向した一対の壁部２０ａ，２０
ｂの下端部が該トーションビーム１に溶着されて固定さ
れている。また上記支持ブラケット２０の一対の壁部２
０ａ，２０ｂには、取付けピン１２の本体１５が溶着さ
れて固定されている。このように上記支持ブラケット２
０に対して二箇所で支持された取付けピン１２は、軸が
車体前後方向を向くと共に、その先端部１４にラテラル
リンクの一端部がゴムブッシュを介して軸支される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなリンク取
付け構造においては、支持ブラケット２０の後側の壁部
２０ｂに対して取付けピン１２の後端部１５ｂを溶接す
る際に、その溶接の熱によって、上記壁部２０ｂの溶接
部近傍が車体前後方向にも歪むおそれがある。この歪み
が生じた場合には、図５中矢印Ａで示されるように、該
壁部２０ｂの下端部が車体前後方向に変位して、その下
端部に当接可能なトーションビーム１の面が上下方向に
ずれ易くなる。このとき、取付けピン１２にあっては、
前側の壁部２０ａへの固定部１５ａを中心として先端部
１４が上下方向に変位してしまい、リンク取付け点Ｐが
上下方向にずれ易くなる。そのため、上記壁部２０ｂの
熱による歪みを修正して組付ける必要が生じ、作業性が
良くないという問題がある。
付け構造においては、支持ブラケット２０の後側の壁部
２０ｂに対して取付けピン１２の後端部１５ｂを溶接す
る際に、その溶接の熱によって、上記壁部２０ｂの溶接
部近傍が車体前後方向にも歪むおそれがある。この歪み
が生じた場合には、図５中矢印Ａで示されるように、該
壁部２０ｂの下端部が車体前後方向に変位して、その下
端部に当接可能なトーションビーム１の面が上下方向に
ずれ易くなる。このとき、取付けピン１２にあっては、
前側の壁部２０ａへの固定部１５ａを中心として先端部
１４が上下方向に変位してしまい、リンク取付け点Ｐが
上下方向にずれ易くなる。そのため、上記壁部２０ｂの
熱による歪みを修正して組付ける必要が生じ、作業性が
良くないという問題がある。
【０００６】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、取付けピンの組み付けの際にリンク取
付け位置に悪影響を与えることのないリンク取付け構造
を提供することを目的としている。
なされたもので、取付けピンの組み付けの際にリンク取
付け位置に悪影響を与えることのないリンク取付け構造
を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項１に記載したリンク取付け構造
は、車幅方向に延在するトーションビームの上部に取り
付けられる支持ブラケットと、軸が車体前後方向を向く
先端部にリンクを軸支すると共に上記支持ブラケットに
固定される取付けピンと、からなるリンク取付け構造に
おいて、上記取付けピンの後端部側を上記トーションビ
ームに固着したことを特徴としている。
に、本発明のうち請求項１に記載したリンク取付け構造
は、車幅方向に延在するトーションビームの上部に取り
付けられる支持ブラケットと、軸が車体前後方向を向く
先端部にリンクを軸支すると共に上記支持ブラケットに
固定される取付けピンと、からなるリンク取付け構造に
おいて、上記取付けピンの後端部側を上記トーションビ
ームに固着したことを特徴としている。
【０００８】また、請求項２に記載した発明は、請求項
１に記載された構成に対し、上記取付けピンは、上記支
持ブラケットへの固定部と上記後端部との間でトーショ
ンビーム側に折り曲げられていることを特徴とする。ま
た、請求項３に記載した発明は、請求項１又は請求項２
に記載された構成に対し、上記取付けピンの後端部側
を、上記トーションビームに平行な平板形状に成形した
ことを特徴とする。
１に記載された構成に対し、上記取付けピンは、上記支
持ブラケットへの固定部と上記後端部との間でトーショ
ンビーム側に折り曲げられていることを特徴とする。ま
た、請求項３に記載した発明は、請求項１又は請求項２
に記載された構成に対し、上記取付けピンの後端部側
を、上記トーションビームに平行な平板形状に成形した
ことを特徴とする。
【０００９】
【作用】請求項１に記載した発明においては、取付けピ
ンの後端部側を直接トーションビームに固定する構造を
採用するので、該後端部側を固定するための溶接によっ
て、従来のように取付けピンの先端部側が上下にずれる
ことはない。また、支持ブラケットにおける上記取付け
ピンの後端部側を支持する部分が不要となると同時に、
該取付けピンの後端部と支持ブラケットとの組み付け作
業が不要となる。
ンの後端部側を直接トーションビームに固定する構造を
採用するので、該後端部側を固定するための溶接によっ
て、従来のように取付けピンの先端部側が上下にずれる
ことはない。また、支持ブラケットにおける上記取付け
ピンの後端部側を支持する部分が不要となると同時に、
該取付けピンの後端部と支持ブラケットとの組み付け作
業が不要となる。
【００１０】また、請求項２に記載した発明において
は、取付けピンをトーションビーム側に折り曲げたの
で、該取付けピンのラテラルリンクを軸支する先端部側
の軸線を、確実に車体前後方向に設定することが可能と
なる。同時に、取付けピンの後端部側は、下方に延在し
た状態となることでトーションビームの上部側面に沿っ
て当接する。このため、該取付けピンの後端部を固定す
る際に、その後端部のトーションビームへの取付け位置
を上下方向に変位させることで、該取付けピンの先端部
側、つまりリンク取付け点の高さが補正される。
は、取付けピンをトーションビーム側に折り曲げたの
で、該取付けピンのラテラルリンクを軸支する先端部側
の軸線を、確実に車体前後方向に設定することが可能と
なる。同時に、取付けピンの後端部側は、下方に延在し
た状態となることでトーションビームの上部側面に沿っ
て当接する。このため、該取付けピンの後端部を固定す
る際に、その後端部のトーションビームへの取付け位置
を上下方向に変位させることで、該取付けピンの先端部
側、つまりリンク取付け点の高さが補正される。
【００１１】また、請求項３に記載した発明において
は、トーションビームに固定される取付けピンの後端部
側を平板状に成形したので、該後端部のトーションビー
ムとの接触面積を稼ぐことが可能となると共に、該取付
けピンの後端部側が支持ブラケットを介してトーション
ビームに支持されなくても、取付けピンの後端部側に、
車幅方向に対する所定の剛性が確保される。
は、トーションビームに固定される取付けピンの後端部
側を平板状に成形したので、該後端部のトーションビー
ムとの接触面積を稼ぐことが可能となると共に、該取付
けピンの後端部側が支持ブラケットを介してトーション
ビームに支持されなくても、取付けピンの後端部側に、
車幅方向に対する所定の剛性が確保される。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例のサスペンションは、トーションビームを車体
上方からみた平面図である図１に示すように、断面倒立
Ｕ字形状に成形されたトーションビーム１が車幅方向に
延在し、そのトーションビーム１の両端部に、補強部材
であるレインフォース３を介してスピンドル２が一体的
に連結されている。その各スピンドル２に回転自在に車
輪４が支持されている。
本実施例のサスペンションは、トーションビームを車体
上方からみた平面図である図１に示すように、断面倒立
Ｕ字形状に成形されたトーションビーム１が車幅方向に
延在し、そのトーションビーム１の両端部に、補強部材
であるレインフォース３を介してスピンドル２が一体的
に連結されている。その各スピンドル２に回転自在に車
輪４が支持されている。
【００１３】また、上記トーションビーム１の両端部側
には、それぞれトレーリングアーム５の後端部、及び図
示しないショックアブソーバの下端部が固定されてい
る。上記左右のトレーリングアーム５は、それぞれ車体
前方に延びてその前端部を上下揺動可能に車体側部材９
に取り付けられて、車輪から入力される車体前後方向の
力を受ける。また、ショックアブソーバは、それぞれ上
方に延びてその上端部を車体側部材に取り付けられるこ
とで、上下方向の力を受ける。
には、それぞれトレーリングアーム５の後端部、及び図
示しないショックアブソーバの下端部が固定されてい
る。上記左右のトレーリングアーム５は、それぞれ車体
前方に延びてその前端部を上下揺動可能に車体側部材９
に取り付けられて、車輪から入力される車体前後方向の
力を受ける。また、ショックアブソーバは、それぞれ上
方に延びてその上端部を車体側部材に取り付けられるこ
とで、上下方向の力を受ける。
【００１４】また、ラテラルリンク７が車幅方向に向け
て配設されている。このラテラルリンク７は、その一端
部７ａがトーションビーム１に取り付けられると共に他
端部７ｂが車体側部材９に取り付けられて、上下方向に
揺動可能となっている。さらに、そのラテラルリンク７
の長手方向途中位置とトーションビーム１とが、車幅方
向に延在するコントロールリンク８によって連結され
て、このコントロールリンク８と上記ラテラルリンク７
とによって、車輪４に入力された横力を受けると共に、
車輪４のバウンド・リバウンドの際に生じるラテラルリ
ンク７のトーションビーム１側端部の横変位を、コント
ロールリンク８の揺動と上記トーションビーム１側端部
に設けられたゴムブッシュの撓みによって吸収させて、
トーションビーム１、即ち車輪４の横変位を規制するよ
うになっている。
て配設されている。このラテラルリンク７は、その一端
部７ａがトーションビーム１に取り付けられると共に他
端部７ｂが車体側部材９に取り付けられて、上下方向に
揺動可能となっている。さらに、そのラテラルリンク７
の長手方向途中位置とトーションビーム１とが、車幅方
向に延在するコントロールリンク８によって連結され
て、このコントロールリンク８と上記ラテラルリンク７
とによって、車輪４に入力された横力を受けると共に、
車輪４のバウンド・リバウンドの際に生じるラテラルリ
ンク７のトーションビーム１側端部の横変位を、コント
ロールリンク８の揺動と上記トーションビーム１側端部
に設けられたゴムブッシュの撓みによって吸収させて、
トーションビーム１、即ち車輪４の横変位を規制するよ
うになっている。
【００１５】上記コントロールリンク８のトーションビ
ーム１側取付け構造は、従来と同様な構造で構成されて
いる。即ち、トーションビーム１の上部に断面倒立略Ｕ
字形状の支持ブラケット１０が取り付けられ、その支持
ブラケット１０の上部に対して取付けピン１１が固定さ
れている。その取付けピン１１は、上記支持ブラケット
１０から軸を車体前方に向けて配設され、その先端部に
対して、ゴムブッシュを介してコントロールリンク８の
端部が軸支されている。
ーム１側取付け構造は、従来と同様な構造で構成されて
いる。即ち、トーションビーム１の上部に断面倒立略Ｕ
字形状の支持ブラケット１０が取り付けられ、その支持
ブラケット１０の上部に対して取付けピン１１が固定さ
れている。その取付けピン１１は、上記支持ブラケット
１０から軸を車体前方に向けて配設され、その先端部に
対して、ゴムブッシュを介してコントロールリンク８の
端部が軸支されている。
【００１６】また、上記ラテラルリンク７のトーション
ビーム１側取付け構造は、本願発明に基づいて構成され
ていて、取付けピン１２等を車幅方向からみた側面図で
ある図２に示すように、平板状の支持ブラケット１３
と、本体１５の後端部側が折り曲げられた取付けピン１
２とからなる。上記支持ブラケット１３は、上記図２や
車体前方からみた正面図である図３に示すように、取付
けピン１２を取り付けるための取付け穴１３ａが上部に
開設されていると共に補強のための張出部１３ｂが下部
に設けられている。そして、該支持ブラケット１３は、
厚さ方向を車体前後方向に向けた状態で、下端部側がト
ーションビーム１の上部前側面に固着されている。
ビーム１側取付け構造は、本願発明に基づいて構成され
ていて、取付けピン１２等を車幅方向からみた側面図で
ある図２に示すように、平板状の支持ブラケット１３
と、本体１５の後端部側が折り曲げられた取付けピン１
２とからなる。上記支持ブラケット１３は、上記図２や
車体前方からみた正面図である図３に示すように、取付
けピン１２を取り付けるための取付け穴１３ａが上部に
開設されていると共に補強のための張出部１３ｂが下部
に設けられている。そして、該支持ブラケット１３は、
厚さ方向を車体前後方向に向けた状態で、下端部側がト
ーションビーム１の上部前側面に固着されている。
【００１７】また、上記取付けピン１２は、図２に示す
ように、支持ブラケット１３に固定されるピン本体１５
と、そのピン本体１５に連続して車体前方に延在する先
端部１４とから構成されている。上記ピン本体１５にお
ける上記支持ブラケット１３への固定部１５ａよりも後
端部側は、上記図２や車体上方からみた拡大図である図
４に示すように、車体上下方向又は車体前後方向の厚さ
が薄い平板状に成形されていると共に途中で折り曲げら
れて後端部１５ｂがトーションビーム１側に向かうよう
になっている。そして、上記取付けピン１２は、支持ブ
ラケット１３の取付け穴１３ａに先端部１４を挿入した
状態で上記支持ブラケット１３に固着されている。さら
に、上記取付けピン１２は、上記先端部１４の軸が車体
前後方向に向けるようにして、平板状に成形されている
後端部１５ｂをトーションビーム１の上部後側面に当接
して該トーションビーム１に固着されている。
ように、支持ブラケット１３に固定されるピン本体１５
と、そのピン本体１５に連続して車体前方に延在する先
端部１４とから構成されている。上記ピン本体１５にお
ける上記支持ブラケット１３への固定部１５ａよりも後
端部側は、上記図２や車体上方からみた拡大図である図
４に示すように、車体上下方向又は車体前後方向の厚さ
が薄い平板状に成形されていると共に途中で折り曲げら
れて後端部１５ｂがトーションビーム１側に向かうよう
になっている。そして、上記取付けピン１２は、支持ブ
ラケット１３の取付け穴１３ａに先端部１４を挿入した
状態で上記支持ブラケット１３に固着されている。さら
に、上記取付けピン１２は、上記先端部１４の軸が車体
前後方向に向けるようにして、平板状に成形されている
後端部１５ｂをトーションビーム１の上部後側面に当接
して該トーションビーム１に固着されている。
【００１８】そして、上記取付けピン１２の先端部１４
にゴムブッシュ１６を介してラテラルリンク７の一端部
７ａ側が軸支される。なお図２中、１７は座金を、１８
はナットを、１９はカラーをそれぞれ現している。ここ
で、上記取付けピン１２をトーションビーム１に取り付
ける際、トーションビーム１の形状のバラツキ等によっ
て、トーションビーム１の高さが上下方向に変位してい
ることがあるが、この場合には、取付けピン１２の後端
部１５ｂを固着する前に、該後端部１５ｂをトーション
ビーム１の上部後側面に沿って上下方向に摺動させるこ
とで、図２に示すように、支持ブラケット１３への固定
部１５ａを中心として先端部１４を上下方向に変位させ
て、上記先端部１４のリンク取付け点Ｐの位置を目的と
する高さ位置に補正した後に、該後端部１５ｂをトーシ
ョンビーム１に固着する。
にゴムブッシュ１６を介してラテラルリンク７の一端部
７ａ側が軸支される。なお図２中、１７は座金を、１８
はナットを、１９はカラーをそれぞれ現している。ここ
で、上記取付けピン１２をトーションビーム１に取り付
ける際、トーションビーム１の形状のバラツキ等によっ
て、トーションビーム１の高さが上下方向に変位してい
ることがあるが、この場合には、取付けピン１２の後端
部１５ｂを固着する前に、該後端部１５ｂをトーション
ビーム１の上部後側面に沿って上下方向に摺動させるこ
とで、図２に示すように、支持ブラケット１３への固定
部１５ａを中心として先端部１４を上下方向に変位させ
て、上記先端部１４のリンク取付け点Ｐの位置を目的と
する高さ位置に補正した後に、該後端部１５ｂをトーシ
ョンビーム１に固着する。
【００１９】このように、本実施例では、取付けピン１
２の後端部１５ｂを固定するに際して該後端部１５ｂを
上下にずらすだけで、リンク取付け点Ｐの位置を、簡単
に目的とする高さ位置に補正することが可能となる。ま
た、取付けピン１２の後端部１５ｂを平板状に成形して
いるので、トーションビーム１との間に十分な溶接面積
を確保可能となる共に該後端部１５ｂの車幅方向の剛性
が高くなって、該取付けピン１２を支持ブラケット１３
を介してトーションビーム１に固定しなくても、取付け
ピン１２の車幅方向の揺動を抑えることができる。
２の後端部１５ｂを固定するに際して該後端部１５ｂを
上下にずらすだけで、リンク取付け点Ｐの位置を、簡単
に目的とする高さ位置に補正することが可能となる。ま
た、取付けピン１２の後端部１５ｂを平板状に成形して
いるので、トーションビーム１との間に十分な溶接面積
を確保可能となる共に該後端部１５ｂの車幅方向の剛性
が高くなって、該取付けピン１２を支持ブラケット１３
を介してトーションビーム１に固定しなくても、取付け
ピン１２の車幅方向の揺動を抑えることができる。
【００２０】また、取付けピン１２の後端部１５ｂ側と
支持ブラケット１３とを溶接する作業が不要になると共
に該取付けピン１２の後端部１５ｂを支持する支持ブラ
ケット１３の部分が不要となり、従来の取付け構造に比
べて部品の簡素化やコスト低減に繋がる。なお、上記実
施例では、ラテラルリンク７のトーションビーム１側取
付け部にのみ本願発明を採用しているが、コントロール
リンク８のトーションビーム１側取付け部にも、上記ラ
テラルリンク７のトーションビーム１側取付け部と同様
な構造を採用してもよい。
支持ブラケット１３とを溶接する作業が不要になると共
に該取付けピン１２の後端部１５ｂを支持する支持ブラ
ケット１３の部分が不要となり、従来の取付け構造に比
べて部品の簡素化やコスト低減に繋がる。なお、上記実
施例では、ラテラルリンク７のトーションビーム１側取
付け部にのみ本願発明を採用しているが、コントロール
リンク８のトーションビーム１側取付け部にも、上記ラ
テラルリンク７のトーションビーム１側取付け部と同様
な構造を採用してもよい。
【００２１】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のリン
ク取付け構造では、取付けピンの後端部側を直接トーシ
ョンビームに固定する構造を採用しているので、該後端
部側を固定するための溶接によって、従来のように取付
けピンの先端部側が上下にずれてしまうことがないの
で、取付けピンの後端部を固定する作業によってリンク
取付け点の位置調整を再度行う必要がない。
ク取付け構造では、取付けピンの後端部側を直接トーシ
ョンビームに固定する構造を採用しているので、該後端
部側を固定するための溶接によって、従来のように取付
けピンの先端部側が上下にずれてしまうことがないの
で、取付けピンの後端部を固定する作業によってリンク
取付け点の位置調整を再度行う必要がない。
【００２２】また、支持ブラケットにおける取付けピン
の後端部を支持する部分が不要となると同時に該取付け
ピンの後端部と支持ブラケットとの取付け作業が不要と
なって、部品の簡素化が図れる共に溶接作業が減少して
コスト低減に繋がる。また、請求項２に記載した発明に
おいては、後端部を直接トーションビームに固定して
も、ラテラルリンクを軸支する該取付けピンの先端部側
の軸線を車体前後方向に設定することが可能となる。
の後端部を支持する部分が不要となると同時に該取付け
ピンの後端部と支持ブラケットとの取付け作業が不要と
なって、部品の簡素化が図れる共に溶接作業が減少して
コスト低減に繋がる。また、請求項２に記載した発明に
おいては、後端部を直接トーションビームに固定して
も、ラテラルリンクを軸支する該取付けピンの先端部側
の軸線を車体前後方向に設定することが可能となる。
【００２３】さらに、取付けピンの後端部側はトーショ
ンビーム上部側面に沿うように当接するので、該後端部
位置を固定する際に、該後端部をトーションビームに沿
って上下方向に変位させることで、トーションビームの
形状等のバラツキ等によって生じる、リンク取付け点の
上下方向のバラツキを容易に補正できてリンク取付け点
の位置の精度の向上が図られる。
ンビーム上部側面に沿うように当接するので、該後端部
位置を固定する際に、該後端部をトーションビームに沿
って上下方向に変位させることで、トーションビームの
形状等のバラツキ等によって生じる、リンク取付け点の
上下方向のバラツキを容易に補正できてリンク取付け点
の位置の精度の向上が図られる。
【００２４】また、請求項３に記載した発明において
は、該取付けピンの後端部のトーションビームとの当接
面積を稼ぐことができるので、支持ブラケットを介して
トーションビームに固定しなくても必要な剛性をもって
トーションビームに固定される。さらに、上記トーショ
ンビームに平行、つまり厚さ方向を車体前後方向に向け
ることで取付けピンの車幅方向の剛性が確保されて、該
取付けピンの車幅方向の揺動を抑えることができる。
は、該取付けピンの後端部のトーションビームとの当接
面積を稼ぐことができるので、支持ブラケットを介して
トーションビームに固定しなくても必要な剛性をもって
トーションビームに固定される。さらに、上記トーショ
ンビームに平行、つまり厚さ方向を車体前後方向に向け
ることで取付けピンの車幅方向の剛性が確保されて、該
取付けピンの車幅方向の揺動を抑えることができる。
【図１】本発明に係る実施例のトーションビーム式サス
ペンションを示す平面図である。
ペンションを示す平面図である。
【図２】本発明に係る実施例のリンク取付け構造を示す
側面図である。
側面図である。
【図３】本発明に係る実施例の支持ブラケットを示す正
面図である。
面図である。
【図４】本発明に係る実施例の取付けピンを部分的に拡
大した平面図である。
大した平面図である。
【図５】従来のリンク取付け構造を示す側面図である。
１ トーションビーム ７ ラテラルリンク ８ コントロールリンク １２ 取付けピン １３ 支持ブラケット １４ 先端部 １５ ピン本体 １５ａ 固定部 １５ｂ 後端部
Claims (3)
- 【請求項１】 車幅方向に延在するトーションビームの
上部に取り付けられる支持ブラケットと、軸が車体前後
方向を向く先端部にリンクを軸支すると共に上記支持ブ
ラケットに固定される取付けピンと、からなるリンク取
付け構造において、上記取付けピンの後端部側を上記ト
ーションビームに固着したことを特徴とするリンク取付
け構造。 - 【請求項２】 上記取付けピンは、上記支持ブラケット
への固定部と上記後端部との間でトーションビーム側に
折り曲げられていることを特徴とする請求項１に記載さ
れたリンク取付け構造。 - 【請求項３】 上記取付けピンの後端部側を、上記トー
ションビームに平行な平板形状に成形したことを特徴と
する請求項１又は請求項２に記載されたリンク取付け構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5763995A JPH08253010A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | リンク取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5763995A JPH08253010A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | リンク取付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08253010A true JPH08253010A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13061469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5763995A Pending JPH08253010A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | リンク取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08253010A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1380455A3 (en) * | 2002-07-09 | 2004-07-14 | F.Tech Incorporation | Twist beam axle |
| FR2892974A1 (fr) * | 2005-11-10 | 2007-05-11 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Train arriere de vehicule automobile |
| EP2168789A1 (fr) * | 2008-09-29 | 2010-03-31 | Renault s.a.s. | Essieu souple arrière à palonnier et traverse creuse et véhicule correspondant |
| WO2019034813A1 (fr) * | 2017-08-17 | 2019-02-21 | Psa Automobiles Sa | Systeme de traverse de vehicule automobile recevant une barre de guidage transversal |
| WO2019034814A1 (fr) * | 2017-08-17 | 2019-02-21 | Psa Automobiles Sa | Systeme de traverse de vehicule automobile avec des inserts pour une barre de guidage transversal |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP5763995A patent/JPH08253010A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1380455A3 (en) * | 2002-07-09 | 2004-07-14 | F.Tech Incorporation | Twist beam axle |
| US6935646B2 (en) | 2002-07-09 | 2005-08-30 | F. Tech Incorporation | Torsion beam suspension |
| FR2892974A1 (fr) * | 2005-11-10 | 2007-05-11 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Train arriere de vehicule automobile |
| EP1785289A1 (fr) * | 2005-11-10 | 2007-05-16 | Peugeot Citroën Automobiles S.A. | Train arrière de véhicule automobile |
| EP2168789A1 (fr) * | 2008-09-29 | 2010-03-31 | Renault s.a.s. | Essieu souple arrière à palonnier et traverse creuse et véhicule correspondant |
| FR2936444A1 (fr) * | 2008-09-29 | 2010-04-02 | Renault Sas | Essieu souple arriere a palonnier et traverse creuse et vehicule correspondant |
| WO2019034813A1 (fr) * | 2017-08-17 | 2019-02-21 | Psa Automobiles Sa | Systeme de traverse de vehicule automobile recevant une barre de guidage transversal |
| WO2019034814A1 (fr) * | 2017-08-17 | 2019-02-21 | Psa Automobiles Sa | Systeme de traverse de vehicule automobile avec des inserts pour une barre de guidage transversal |
| FR3070141A1 (fr) * | 2017-08-17 | 2019-02-22 | Psa Automobiles Sa | Systeme de traverse de vehicule automobile recevant une barre de guidage transversal |
| FR3070142A1 (fr) * | 2017-08-17 | 2019-02-22 | Psa Automobiles Sa | Systeme de traverse de vehicule automobile avec des inserts pour une barre de guidage transversal |
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