JPH0825812A - 熱転写受像シートの製造方法 - Google Patents
熱転写受像シートの製造方法Info
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- JPH0825812A JPH0825812A JP6183036A JP18303694A JPH0825812A JP H0825812 A JPH0825812 A JP H0825812A JP 6183036 A JP6183036 A JP 6183036A JP 18303694 A JP18303694 A JP 18303694A JP H0825812 A JPH0825812 A JP H0825812A
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- layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送性及び印字後のカール防止性に優れ、染
料受容層の平滑性等に優れた熱転写受像シートを生産性
よく提供すること。 【構成】 紙基材の一方の表面にポリエチレン樹脂を押
出コーティングして基材シートを作製し、一方、発泡樹
脂フイルムの一方の面にプライマー層を介して染料受容
層を形成して表層シートを作製し、該表層シートの受容
層が形成されていない面に接着剤層を形成し、該接着剤
層に前記基材シートの紙面を対向させて積層することを
特徴とする熱転写受像シートの製造方法。
料受容層の平滑性等に優れた熱転写受像シートを生産性
よく提供すること。 【構成】 紙基材の一方の表面にポリエチレン樹脂を押
出コーティングして基材シートを作製し、一方、発泡樹
脂フイルムの一方の面にプライマー層を介して染料受容
層を形成して表層シートを作製し、該表層シートの受容
層が形成されていない面に接着剤層を形成し、該接着剤
層に前記基材シートの紙面を対向させて積層することを
特徴とする熱転写受像シートの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写受像シートに関
し、更に詳しくは搬送性及び印字後のカール防止性に優
れ、画像に濃度むら、ドット抜け等がなく、高濃度且つ
高解像度の画像形成が可能な熱転写受像シートの提供を
目的とする。
し、更に詳しくは搬送性及び印字後のカール防止性に優
れ、画像に濃度むら、ドット抜け等がなく、高濃度且つ
高解像度の画像形成が可能な熱転写受像シートの提供を
目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写方法が公知である
が、それらの中で昇華性染料を記録剤とし、これを紙や
プラスチックシート等の基材シートに担持させて熱転写
シートとし、昇華性染料で染着可能な熱転写受像シー
ト、例えば、紙やプラスチックフイルムの表面に染料受
容層を設けた熱転写受像シート上に各種のフルカラー画
像を形成する方法が提案されている。
が、それらの中で昇華性染料を記録剤とし、これを紙や
プラスチックシート等の基材シートに担持させて熱転写
シートとし、昇華性染料で染着可能な熱転写受像シー
ト、例えば、紙やプラスチックフイルムの表面に染料受
容層を設けた熱転写受像シート上に各種のフルカラー画
像を形成する方法が提案されている。
【0003】この場合には加熱手段としてプリンターの
サーマルヘッドが使用され、極めて短時間の加熱によっ
て3色又は4色の多数の色ドットを熱転写受像シートに
転移させ、該多色の色ドットにより原稿のフルカラー画
像を再現するものである。この様に形成された画像は、
使用する色材が染料であることから非常に鮮明であり、
且つ透明性に優れている為、得られる画像は中間色の再
現性や階調性に優れ、従来のオフセット印刷やグラビア
印刷による画像と同様であり、且つフルカラー写真画像
に匹敵する高品質の画像が形成可能となっている。
サーマルヘッドが使用され、極めて短時間の加熱によっ
て3色又は4色の多数の色ドットを熱転写受像シートに
転移させ、該多色の色ドットにより原稿のフルカラー画
像を再現するものである。この様に形成された画像は、
使用する色材が染料であることから非常に鮮明であり、
且つ透明性に優れている為、得られる画像は中間色の再
現性や階調性に優れ、従来のオフセット印刷やグラビア
印刷による画像と同様であり、且つフルカラー写真画像
に匹敵する高品質の画像が形成可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】上記の如き昇華
型熱転写方式に使用される熱転写受像シートは、プリン
ター内において搬送性及び印字後のカール防止性に優
れ、画像に濃度むらやドット抜けがなく高濃度及び高解
像度の画像が得られる様に、サーマルドットの印字エネ
ルギーに正確に対応した発色及び濃度が要求されるが、
受像シートが硬くクッション性が欠ける場合には、サー
マルヘッド−熱転写シート−受像シートの合計の厚みが
均一でなくなり、サーマルヘッドの印圧が不均一になっ
て、印字のドット抜けや濃度むら等の問題が発生する。
型熱転写方式に使用される熱転写受像シートは、プリン
ター内において搬送性及び印字後のカール防止性に優
れ、画像に濃度むらやドット抜けがなく高濃度及び高解
像度の画像が得られる様に、サーマルドットの印字エネ
ルギーに正確に対応した発色及び濃度が要求されるが、
受像シートが硬くクッション性が欠ける場合には、サー
マルヘッド−熱転写シート−受像シートの合計の厚みが
均一でなくなり、サーマルヘッドの印圧が不均一になっ
て、印字のドット抜けや濃度むら等の問題が発生する。
【0005】この様な問題を解決する方法として、紙等
の基材シートの一方又は両方の面にクッション層を積層
する方法が知られ、クッション材として発泡樹脂フイル
ムを使用する方法が提案されている。上記の如き受像シ
ートは基材の一方の面又は両方の面に接着剤によって発
泡樹脂フイルムが積層されるが、これらの接着剤を使用
すると接着剤の溶剤や接着時の加熱によって、得られる
受像シートにカール、波打ち等が発生し、その表面に染
料受容層を設ける際に染料受容層の平滑性やブリスター
等の問題が発生し、又、溶剤の問題や加熱工程、熟成時
間等、生産性にも大きな問題がある。従って、本発明の
目的は、上記従来技術の問題点を解決し、搬送性及び印
字後のカール防止性に優れ、染料受容層の平滑性等にも
優れた熱転写受像シートを生産性よく提供することであ
る。
の基材シートの一方又は両方の面にクッション層を積層
する方法が知られ、クッション材として発泡樹脂フイル
ムを使用する方法が提案されている。上記の如き受像シ
ートは基材の一方の面又は両方の面に接着剤によって発
泡樹脂フイルムが積層されるが、これらの接着剤を使用
すると接着剤の溶剤や接着時の加熱によって、得られる
受像シートにカール、波打ち等が発生し、その表面に染
料受容層を設ける際に染料受容層の平滑性やブリスター
等の問題が発生し、又、溶剤の問題や加熱工程、熟成時
間等、生産性にも大きな問題がある。従って、本発明の
目的は、上記従来技術の問題点を解決し、搬送性及び印
字後のカール防止性に優れ、染料受容層の平滑性等にも
優れた熱転写受像シートを生産性よく提供することであ
る。
【0006】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、紙基材の一方の
表面にポリエチレン樹脂を押出コーティングして基材シ
ートを作製し、一方、発泡樹脂フイルムの一方の面にプ
ライマー層を介して染料受容層を形成して表層シートを
作製し、該表層シートの受容層が形成されていない面に
接着剤層を形成し、該接着剤層に前記基材シートの紙面
を対向させて積層することを特徴とする熱転写受像シー
トの製造方法である。
によって達成される。即ち、本発明は、紙基材の一方の
表面にポリエチレン樹脂を押出コーティングして基材シ
ートを作製し、一方、発泡樹脂フイルムの一方の面にプ
ライマー層を介して染料受容層を形成して表層シートを
作製し、該表層シートの受容層が形成されていない面に
接着剤層を形成し、該接着剤層に前記基材シートの紙面
を対向させて積層することを特徴とする熱転写受像シー
トの製造方法である。
【0007】
【作用】紙基材の一方の表面にポリエチレン樹脂を押出
コーティングしてカール防止層を形成して基材シートと
し、一方、発泡樹脂フイルムの一方の面にプライマー層
を介して染料受容層を形成して表層シートを作製し、該
表層シートの受容層が形成されていない面に接着剤層を
形成し、該接着剤層に前記基材シートの紙面を対向させ
て積層することによって、カール、波打ちがなく、受容
層の平滑性等にも優れた熱転写受像シートを生産性よく
提供することが出来る。
コーティングしてカール防止層を形成して基材シートと
し、一方、発泡樹脂フイルムの一方の面にプライマー層
を介して染料受容層を形成して表層シートを作製し、該
表層シートの受容層が形成されていない面に接着剤層を
形成し、該接着剤層に前記基材シートの紙面を対向させ
て積層することによって、カール、波打ちがなく、受容
層の平滑性等にも優れた熱転写受像シートを生産性よく
提供することが出来る。
【0008】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の熱転写受像シート
は、基材シートと表層シートとをドライラミネート方式
で積層して作製される。基材シートは紙基材の一方の面
にポリエチレン樹脂を押出コーティングすることによっ
て得られる。
発明を更に詳細に説明する。本発明の熱転写受像シート
は、基材シートと表層シートとをドライラミネート方式
で積層して作製される。基材シートは紙基材の一方の面
にポリエチレン樹脂を押出コーティングすることによっ
て得られる。
【0009】紙基材としては、各種の紙、例えば、上質
紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏
打用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラ
テックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等の紙が好適で
あり、これらの紙基材の厚みは任意であるが、一般的に
は10〜300μm程度の厚みである。
紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏
打用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラ
テックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等の紙が好適で
あり、これらの紙基材の厚みは任意であるが、一般的に
は10〜300μm程度の厚みである。
【0010】上記紙基材の一方の面に押出コーティング
するポリエチレン樹脂としては、密度が0.935g/
m3以上のポリエチレン樹脂が好ましく、この様なポリ
エチレン樹脂を使用することによってポリエチレン樹脂
層の薄膜化が達成され、コスト面で有利である。又、ポ
リエチレン樹脂の密度が高い方が熱転写受像シートの滑
り性(搬送性)も良くなる。ポリエチレン樹脂層の厚み
は約25〜45μm程度が好ましく、これより薄いと得
られる熱転写受像シートのカール防止性が不十分であ
り、一方、上記範囲を越える厚さでは不経済である。
するポリエチレン樹脂としては、密度が0.935g/
m3以上のポリエチレン樹脂が好ましく、この様なポリ
エチレン樹脂を使用することによってポリエチレン樹脂
層の薄膜化が達成され、コスト面で有利である。又、ポ
リエチレン樹脂の密度が高い方が熱転写受像シートの滑
り性(搬送性)も良くなる。ポリエチレン樹脂層の厚み
は約25〜45μm程度が好ましく、これより薄いと得
られる熱転写受像シートのカール防止性が不十分であ
り、一方、上記範囲を越える厚さでは不経済である。
【0011】ポリエチレン樹脂の押出コーティングは常
法に従って行えばよいが、コーティング直後の冷却ロー
ルとしてマットロールを使用することによって形成され
るポリエチレン樹脂層の表面に微細な凹凸形状を賦形す
ることが出来る。この様にすれば、得られる熱転写受像
シートの耐ブロッキング性、重送防止性等の搬送性が向
上する。この様な微細凹凸は中心線平均粗さRaが0.
5〜2.5で、単位面積(mm2)当たりの平均突起数
が約2,000〜4,500とすることによって上記の
効果がより一層向上する。
法に従って行えばよいが、コーティング直後の冷却ロー
ルとしてマットロールを使用することによって形成され
るポリエチレン樹脂層の表面に微細な凹凸形状を賦形す
ることが出来る。この様にすれば、得られる熱転写受像
シートの耐ブロッキング性、重送防止性等の搬送性が向
上する。この様な微細凹凸は中心線平均粗さRaが0.
5〜2.5で、単位面積(mm2)当たりの平均突起数
が約2,000〜4,500とすることによって上記の
効果がより一層向上する。
【0012】Raが0.5未満或は突起数が4,500
を越えると、熱転写受像シートを重ねた場合に、下の熱
転写受像シートの染料受容層面とも密着性が良くなって
摩擦係数が上昇し、ブロッキング防止性や重送防止性等
の搬送性が不十分となる。又、Raが2.5を越えた
り、突起数が2,000未満であると、熱転写受像シー
トの滑り性(搬送性)は良好であるが、手触り上ザラツ
キ感が生じるので好ましくない。又、上記の基材シート
を作製する際には、紙基材をコロナ放電処理しておくこ
とによってポリエチレン樹脂層の接着性を向上させるこ
とが出来、又、ポリエチレン樹脂コーティング層に更に
コロナ放電処理を施しておくことによって、マーキン
グ、帯電防止処理、糊付け、筆記等の後処理が行い易く
なる。
を越えると、熱転写受像シートを重ねた場合に、下の熱
転写受像シートの染料受容層面とも密着性が良くなって
摩擦係数が上昇し、ブロッキング防止性や重送防止性等
の搬送性が不十分となる。又、Raが2.5を越えた
り、突起数が2,000未満であると、熱転写受像シー
トの滑り性(搬送性)は良好であるが、手触り上ザラツ
キ感が生じるので好ましくない。又、上記の基材シート
を作製する際には、紙基材をコロナ放電処理しておくこ
とによってポリエチレン樹脂層の接着性を向上させるこ
とが出来、又、ポリエチレン樹脂コーティング層に更に
コロナ放電処理を施しておくことによって、マーキン
グ、帯電防止処理、糊付け、筆記等の後処理が行い易く
なる。
【0013】本発明において使用する表層シートは、発
泡樹脂フイルムの一方の面にプライマー層を介して染料
受容層を形成して得られる。発泡樹脂フイルムとして
は、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン樹脂、発泡
ポリスチレン等のフイルムが使用され、特に各種強度、
クッション性等を考慮すると発泡ポリプロピレンが好ま
しい。これらのフイルムはその密度が0.6〜1.2で
あることが好ましく、密度が高過ぎるとクッション性が
不足し、一方、密度が低過ぎると強度等が不十分とな
る。
泡樹脂フイルムの一方の面にプライマー層を介して染料
受容層を形成して得られる。発泡樹脂フイルムとして
は、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエチレン樹脂、発泡
ポリスチレン等のフイルムが使用され、特に各種強度、
クッション性等を考慮すると発泡ポリプロピレンが好ま
しい。これらのフイルムはその密度が0.6〜1.2で
あることが好ましく、密度が高過ぎるとクッション性が
不足し、一方、密度が低過ぎると強度等が不十分とな
る。
【0014】上記発泡樹脂フイルムの厚みも重要であっ
て、好適な厚みは30μm〜80μmであり、30μm
未満の厚みでは、3〜4回の印字によって発泡層の潰れ
が激しく、濃度むら、ドット抜け等の感度の問題及びカ
ール等の問題が発生し、一方、80μmを越えるとコス
ト、重量、搬送性等の点で好ましくない。
て、好適な厚みは30μm〜80μmであり、30μm
未満の厚みでは、3〜4回の印字によって発泡層の潰れ
が激しく、濃度むら、ドット抜け等の感度の問題及びカ
ール等の問題が発生し、一方、80μmを越えるとコス
ト、重量、搬送性等の点で好ましくない。
【0015】本発明では、上記発泡樹脂フイルムの一方
の表面にプライマー層を形成する。このプライマー層は
発泡樹脂フイルムとその上に形成する染料受容層の密着
性を向上させる為に使用するものであって、例えば、ポ
リエステル樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、変性ポリ
オレフィン樹脂、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、アクリル樹脂、エチレン−アクリレート共重合樹
脂、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂、アイオノマー
樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂等の接着性樹脂溶液を単独或は混合して使用す
る。又、ウレタン樹脂等にポリイソシアネート等の架橋
剤を添加して硬化させてもよい。又、該溶液中に酸化チ
タン等の白色顔料を添加しておくことにより、染料受容
層の隠蔽層としても機能し、染料受容層に優れた白度を
与えることが出来る。かかるプライマー層は固形分とし
て約0.5〜10g/m2 の割合で形成することが好ま
しい。
の表面にプライマー層を形成する。このプライマー層は
発泡樹脂フイルムとその上に形成する染料受容層の密着
性を向上させる為に使用するものであって、例えば、ポ
リエステル樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、変性ポリ
オレフィン樹脂、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、アクリル樹脂、エチレン−アクリレート共重合樹
脂、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂、アイオノマー
樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂等の接着性樹脂溶液を単独或は混合して使用す
る。又、ウレタン樹脂等にポリイソシアネート等の架橋
剤を添加して硬化させてもよい。又、該溶液中に酸化チ
タン等の白色顔料を添加しておくことにより、染料受容
層の隠蔽層としても機能し、染料受容層に優れた白度を
与えることが出来る。かかるプライマー層は固形分とし
て約0.5〜10g/m2 の割合で形成することが好ま
しい。
【0016】上記プライマー層の表面に形成する染料受
容層は、熱転写シートから移行してくる昇華性染料を受
容し、形成された画像を維持する為のものである。染料
受容層を形成する為のバインダー樹脂としては、例え
ば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル系
樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニ
ル系樹脂、ポリエチレン樹脂テレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン
等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹
脂、アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロ
ース系樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ま
しいものは、ビニル系樹脂及びポリエステル系樹脂であ
る。
容層は、熱転写シートから移行してくる昇華性染料を受
容し、形成された画像を維持する為のものである。染料
受容層を形成する為のバインダー樹脂としては、例え
ば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル系
樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニ
ル系樹脂、ポリエチレン樹脂テレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン
等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹
脂、アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロ
ース系樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に好ま
しいものは、ビニル系樹脂及びポリエステル系樹脂であ
る。
【0017】上記の染料受容層は、上記プライマー層の
面に、上記の如きバインダー樹脂に、例えば、離型剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤等の必要な添加剤を加えたも
のを、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や水
に分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、スクリ
ーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーテ
ィング法等の形成手段により塗布及び乾燥して形成す
る。
面に、上記の如きバインダー樹脂に、例えば、離型剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤等の必要な添加剤を加えたも
のを、適当な有機溶剤に溶解したり或いは有機溶剤や水
に分散した分散体を、例えば、グラビア印刷法、スクリ
ーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーテ
ィング法等の形成手段により塗布及び乾燥して形成す
る。
【0018】上記染料受容層は、熱転写シートとの良好
な離型性を付与する為に離型剤を含有するのが好まし
い。好ましい離型剤としては、シリコーンオイル、リン
酸エステル系界面活性剤、弗素系界面活性剤等が挙げら
れるが、シリコーンオイルが望ましい。上記シリコーン
オイルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、アミノ
変性、カルボキシル変性、アルコール変性、弗素変性、
アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリ
エーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオ
イルが望ましい。
な離型性を付与する為に離型剤を含有するのが好まし
い。好ましい離型剤としては、シリコーンオイル、リン
酸エステル系界面活性剤、弗素系界面活性剤等が挙げら
れるが、シリコーンオイルが望ましい。上記シリコーン
オイルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、アミノ
変性、カルボキシル変性、アルコール変性、弗素変性、
アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ・ポリ
エーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコーンオ
イルが望ましい。
【0019】離型剤は1種若しくは2種以上のものが使
用される。又、この離型剤の添加量はバインダー樹脂1
00重量部に対し、1〜20重量部が好ましい。この添
加量の範囲を満たさない場合は、熱転写シートと染料受
容層の融着若しくは印字感度の低下等の問題が生じる場
合がある。以上の如く形成される染料受容層は任意の厚
さでよいが、一般的には1〜50μmの厚さである。
又、この様な染料受容層は連続被覆であるのが好ましい
が、樹脂エマルジョンや樹脂分散液を使用して、不連続
の被覆として形成してもよい。
用される。又、この離型剤の添加量はバインダー樹脂1
00重量部に対し、1〜20重量部が好ましい。この添
加量の範囲を満たさない場合は、熱転写シートと染料受
容層の融着若しくは印字感度の低下等の問題が生じる場
合がある。以上の如く形成される染料受容層は任意の厚
さでよいが、一般的には1〜50μmの厚さである。
又、この様な染料受容層は連続被覆であるのが好ましい
が、樹脂エマルジョンや樹脂分散液を使用して、不連続
の被覆として形成してもよい。
【0020】本発明においては上記プライマー層及び染
料受容層の形成において、加熱乾燥を行うが、この際の
乾燥温度も重要であって、乾燥条件が厳しいとベース材
料である発泡樹脂フイルムが収縮し、局部的な凹凸が発
生して染料受容層の平滑性が失われる。又、乾燥条件が
緩やかであると発泡樹脂フイルムの収縮は少ないが、収
縮が少なすぎると、最終的に得られる熱転写受像シート
に印字した場合に、サーマルヘッドから供給される熱に
よって印字カールが発生するという問題がある。本発明
ではプライマー層、染料受容層、更には接着剤層の形成
時の乾燥条件を適当にコントロールすることによって、
その収縮率を1.0〜3.5%の範囲とすることによ
り、基材シートとの貼り合わせ時及び印字時における上
記の如き問題を回避することが出来る。
料受容層の形成において、加熱乾燥を行うが、この際の
乾燥温度も重要であって、乾燥条件が厳しいとベース材
料である発泡樹脂フイルムが収縮し、局部的な凹凸が発
生して染料受容層の平滑性が失われる。又、乾燥条件が
緩やかであると発泡樹脂フイルムの収縮は少ないが、収
縮が少なすぎると、最終的に得られる熱転写受像シート
に印字した場合に、サーマルヘッドから供給される熱に
よって印字カールが発生するという問題がある。本発明
ではプライマー層、染料受容層、更には接着剤層の形成
時の乾燥条件を適当にコントロールすることによって、
その収縮率を1.0〜3.5%の範囲とすることによ
り、基材シートとの貼り合わせ時及び印字時における上
記の如き問題を回避することが出来る。
【0021】以上の如き表層シートと前記基材シートと
の貼り合わせは、表層シートの染料受容層がない面に接
着剤層を形成し、該接着剤層面に前記基材シートの紙面
を対向させて行うか、或は基材シートの紙面に接着剤層
を設けてドライラミネート方式で行う。接着剤として
は、例えば、ウレタン系、ポリエステル系、ポリエーテ
ル系接着剤等の接着性樹脂溶液を所望の面に塗布し、必
要に応じて溶剤を乾燥させて接着剤層を形成する。かか
る接着剤層は、固形分として約0.5〜10g/m2 の
割合で形成することが好ましい。
の貼り合わせは、表層シートの染料受容層がない面に接
着剤層を形成し、該接着剤層面に前記基材シートの紙面
を対向させて行うか、或は基材シートの紙面に接着剤層
を設けてドライラミネート方式で行う。接着剤として
は、例えば、ウレタン系、ポリエステル系、ポリエーテ
ル系接着剤等の接着性樹脂溶液を所望の面に塗布し、必
要に応じて溶剤を乾燥させて接着剤層を形成する。かか
る接着剤層は、固形分として約0.5〜10g/m2 の
割合で形成することが好ましい。
【0022】ドライラミネートは従来公知の方法で行え
ばよく、第一原紙である基材シート表面に各種コート法
によって接着剤溶液を塗布した後、乾燥トンネル内で接
着剤溶媒を蒸発せしめ、第一原紙表面に溶剤を含まない
均一な接着剤層(基材の表面性や凹凸によって異なる
が、1.5〜5g/m2が好ましい)を形成したうえ
で、貼合部で第二原紙である表層シートと圧着ラミネー
トすればよい。
ばよく、第一原紙である基材シート表面に各種コート法
によって接着剤溶液を塗布した後、乾燥トンネル内で接
着剤溶媒を蒸発せしめ、第一原紙表面に溶剤を含まない
均一な接着剤層(基材の表面性や凹凸によって異なる
が、1.5〜5g/m2が好ましい)を形成したうえ
で、貼合部で第二原紙である表層シートと圧着ラミネー
トすればよい。
【0023】以上の如くして得られる熱転写受像シート
の全体の厚みも重要であって、全体の厚みは100〜3
00μmの範囲が好適であり、これより薄くても厚くて
も、腰、カール、重量、コスト、搬送性等の点で好まし
くない。又、表層シートの厚みは全体の厚みの5〜40
%が好ましい。以上の如くして得られた熱転写受像シー
トにはその片面又は両面に帯電防止処理を施すことが好
ましい。
の全体の厚みも重要であって、全体の厚みは100〜3
00μmの範囲が好適であり、これより薄くても厚くて
も、腰、カール、重量、コスト、搬送性等の点で好まし
くない。又、表層シートの厚みは全体の厚みの5〜40
%が好ましい。以上の如くして得られた熱転写受像シー
トにはその片面又は両面に帯電防止処理を施すことが好
ましい。
【0024】上記の如き本発明の熱転写受像シートを使
用して熱転写を行う際に使用する熱転写シートは、紙や
ポリエステルフイルム上に昇華性染料を含む染料層を設
けたものであり、従来公知の熱転写シートはいずれも本
発明でそのまま使用することが出来る。又、熱転写時の
熱エネルギーの付与手段は、従来公知の付与手段がいず
れも使用出来、例えば、サーマルプリンター(例えば、
日立製作所製、ビデオプリンターVY−100)等の記
録装置によって、記録時間をコントロールすることによ
り、5〜100mJ/mm2 程度の熱エネルギーを付与
することによって所期の目的を十分に達成することが出
来る。
用して熱転写を行う際に使用する熱転写シートは、紙や
ポリエステルフイルム上に昇華性染料を含む染料層を設
けたものであり、従来公知の熱転写シートはいずれも本
発明でそのまま使用することが出来る。又、熱転写時の
熱エネルギーの付与手段は、従来公知の付与手段がいず
れも使用出来、例えば、サーマルプリンター(例えば、
日立製作所製、ビデオプリンターVY−100)等の記
録装置によって、記録時間をコントロールすることによ
り、5〜100mJ/mm2 程度の熱エネルギーを付与
することによって所期の目的を十分に達成することが出
来る。
【0025】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りの無い限り重量基準である。 実施例1 コート紙(坪量127.9g/m2 、NKハイコート、
日本紙加工紙製)にコロナ処理を施した後、ポリエチレ
ン樹脂(密度0.938g/cm3)を加工温度320
℃、厚み37μmで押出コーティングして基材シートを
作製した。この時、冷却ロールにはマットロール1を用
い、ポリエチレン樹脂層表面の中心線平均表面粗さRa
は0.8μm、単位面積当たりの平均突起数は2955
個/mm2(三次元表面粗さ計、東京精密製、SURF
COMにて測定)であった。
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りの無い限り重量基準である。 実施例1 コート紙(坪量127.9g/m2 、NKハイコート、
日本紙加工紙製)にコロナ処理を施した後、ポリエチレ
ン樹脂(密度0.938g/cm3)を加工温度320
℃、厚み37μmで押出コーティングして基材シートを
作製した。この時、冷却ロールにはマットロール1を用
い、ポリエチレン樹脂層表面の中心線平均表面粗さRa
は0.8μm、単位面積当たりの平均突起数は2955
個/mm2(三次元表面粗さ計、東京精密製、SURF
COMにて測定)であった。
【0026】厚み40μmの発泡ポリプロピレンフイル
ム(モービル製、40MW647)に下記組成のプライ
マー層及び染料受容層を乾燥後夫々2g/m2 及び4g
/m2 となる様にグラビアコーターにより順次塗布、乾
燥及び積層した。次いで受容層を塗工した面と反対側の
面に下記組成の接着剤を乾燥後5g/m2 となる様に塗
工及び乾燥して表層シートを作製した)。この時の発泡
樹脂フイルム層の収縮率は2.6%であった。上記基材
シートのポリエチレン樹脂層が形成されていない面に上
記の表層シートの接着剤層を対向させてドライラミネー
ターで貼り合わせ、次いで得られた積層物の両面に帯電
防止処理を施して本発明の熱転写受像シートとした。
ム(モービル製、40MW647)に下記組成のプライ
マー層及び染料受容層を乾燥後夫々2g/m2 及び4g
/m2 となる様にグラビアコーターにより順次塗布、乾
燥及び積層した。次いで受容層を塗工した面と反対側の
面に下記組成の接着剤を乾燥後5g/m2 となる様に塗
工及び乾燥して表層シートを作製した)。この時の発泡
樹脂フイルム層の収縮率は2.6%であった。上記基材
シートのポリエチレン樹脂層が形成されていない面に上
記の表層シートの接着剤層を対向させてドライラミネー
ターで貼り合わせ、次いで得られた積層物の両面に帯電
防止処理を施して本発明の熱転写受像シートとした。
【0027】染料受容層用組成物 : ポリエステル(バイロン600、東洋紡績製) 4.0部 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(#1000A、電気化学工業製) 6.0部 シリコーン(X-62-1212、 信越化学工業製) 1.0部 触媒(PL50T、信越化学工業製) 0.5部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 88.5部
【0028】プライマー層用組成物 : ウレタン系樹脂(ニッポラン5199、日本ポリウレタン工業製)4.0部 酸化チタン 8.0部 IPA/MEK/トルエン(重量比1/1/1) 60.0部接着剤層用組成物 : 水酸基含有オリゴマー(タケラックA-969V、武田薬品工業製) 10.0部 イソシアネート含有オリゴマー(タケネートA−5、武田薬品工業製) 30.0部 酢酸エチル 60.0部
【0029】実施例2 実施例1におけるポリエチレン樹脂を密度0.952
(DSC法)に、そしてポリエチレン樹脂層の厚みを3
2μmに変更し、他は実施例1と同様にして本発明の熱
転写受像シートを得た。この時、ポリエチレン樹脂層表
面の中心線平均表面粗さRaは0.8μm、単位面積当
たりの平均突起数は2789個/mm2 であり、発泡樹
脂フイルム層の収縮率は2.6%であった。 実施例3 実施例1における発泡樹脂フイルムを35μmのポリプ
ロピレン発泡樹脂フイルム(トヨパールSS、東洋紡
製)に代え、且つポリエチレン樹脂層の厚みを34μm
に変更し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写受
像シートを得た。この時、発泡樹脂フイルム層の収縮率
は2.5%であった。
(DSC法)に、そしてポリエチレン樹脂層の厚みを3
2μmに変更し、他は実施例1と同様にして本発明の熱
転写受像シートを得た。この時、ポリエチレン樹脂層表
面の中心線平均表面粗さRaは0.8μm、単位面積当
たりの平均突起数は2789個/mm2 であり、発泡樹
脂フイルム層の収縮率は2.6%であった。 実施例3 実施例1における発泡樹脂フイルムを35μmのポリプ
ロピレン発泡樹脂フイルム(トヨパールSS、東洋紡
製)に代え、且つポリエチレン樹脂層の厚みを34μm
に変更し、他は実施例1と同様にして本発明の熱転写受
像シートを得た。この時、発泡樹脂フイルム層の収縮率
は2.5%であった。
【0030】比較例1 厚み60μmの発泡ポリプロピレンフイルム(王子油化
合成紙製、ユポ)をコート紙(神崎製紙製、ニュートッ
プ72.3g/m2 )の両面に、下記組成の接着剤塗布
液を用いて3本リバースロールコート方式で塗布、貼合
及び加熱硬化を行って基材シートを作製した。尚、接着
剤は乾燥後に5g/m2 になる様に塗工した。又、実施
例1と同様なプライマー層及び染料受容層を塗工した
(乾燥条件:130℃及び1分間)。
合成紙製、ユポ)をコート紙(神崎製紙製、ニュートッ
プ72.3g/m2 )の両面に、下記組成の接着剤塗布
液を用いて3本リバースロールコート方式で塗布、貼合
及び加熱硬化を行って基材シートを作製した。尚、接着
剤は乾燥後に5g/m2 になる様に塗工した。又、実施
例1と同様なプライマー層及び染料受容層を塗工した
(乾燥条件:130℃及び1分間)。
【0031】接着剤層用組成物 : 水酸基含有オリゴマー(タケラックA-969V、武田薬品工業製) 10.0部 イソシアネート含有オリゴマー(タケネートA−5、武田薬品工業製) 30.0部 酢酸エチル 60.0部 次いで下記組成のプライマー層及び滑性層を裏面側に夫
々乾燥時0.2g/m2 及び0.8g/m2 となる様に
塗工して比較例の熱転写受像シートとした。
々乾燥時0.2g/m2 及び0.8g/m2 となる様に
塗工して比較例の熱転写受像シートとした。
【0032】滑性層用組成物 : アクリル樹脂(BR85、三菱レイヨン製) 10.0部 ナイロン12フィラー(MW330、神東塗料製) 2.0部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 88.0部
【0033】比較例2〜5 実施例1においてプライマー層、受容層、接着剤層塗工
後の乾燥温度を下記表1に記載の温度に変更した以外は
実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。評価方法 : 以上の実施例及び比較例の熱転写受像シートを用いて、
ソニー製のカラービデオプリンターUP5100にて階
調画像を印字形成し、感度及び印字後カールを評価し、
下記表1の結果を得た。
後の乾燥温度を下記表1に記載の温度に変更した以外は
実施例1と同様にして熱転写受像シートを得た。評価方法 : 以上の実施例及び比較例の熱転写受像シートを用いて、
ソニー製のカラービデオプリンターUP5100にて階
調画像を印字形成し、感度及び印字後カールを評価し、
下記表1の結果を得た。
【0034】感度: 同一エネルギー部の色濃度が比較例1と比較して105
%以上のものを◎、95%〜105%未満のものを○、
95%未満〜90%のものを△、90%未満のものを×
として評価した。色濃度はマクベス色濃度計を使用して
測定した。印字後カール : 全面黒ベタ印字30分後の熱転写受像シートを平板の上
におき、四隅の高さを測定し平均値を算出した。カール
の方向は受容層面を上にした場合を基準とした。
%以上のものを◎、95%〜105%未満のものを○、
95%未満〜90%のものを△、90%未満のものを×
として評価した。色濃度はマクベス色濃度計を使用して
測定した。印字後カール : 全面黒ベタ印字30分後の熱転写受像シートを平板の上
におき、四隅の高さを測定し平均値を算出した。カール
の方向は受容層面を上にした場合を基準とした。
【0035】表1
【0036】
【効果】以上の如き本発明によれば、カール、波打ちが
なく、受容層の平滑性、印字感度、印字後カール防止性
等に優れた熱転写受像シートを生産性よく提供すること
が出来る。
なく、受容層の平滑性、印字感度、印字後カール防止性
等に優れた熱転写受像シートを生産性よく提供すること
が出来る。
Claims (4)
- 【請求項1】 紙基材の一方の表面にポリエチレン樹脂
を押出コーティングして基材シートを作製し、一方、発
泡樹脂フイルムの一方の面にプライマー層を介して染料
受容層を形成して表層シートを作製し、該表層シートの
受容層が形成されていない面に接着剤層を形成し、該接
着剤層に前記基材シートの紙面を対向させてドライラミ
ネート方式で積層することを特徴とする熱転写受像シー
トの製造方法。 - 【請求項2】 発泡樹脂フイルムを1.0〜3.5%収
縮させた状態で基材シートに積層する請求項1に記載の
熱転写受像シートの製造方法。 - 【請求項3】 発泡樹脂フイルムが発泡ポリプロピレン
フイルムである請求項1に記載の熱転写受像シートの製
造方法。 - 【請求項4】 ポリエチレン樹脂が密度0.935g/
cm3以上のポリエチレン樹脂である請求項1に記載の
熱転写受像シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6183036A JPH0825812A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 熱転写受像シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6183036A JPH0825812A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 熱転写受像シートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0825812A true JPH0825812A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16128619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6183036A Pending JPH0825812A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 熱転写受像シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825812A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015066916A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
JP2016210155A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シートおよびその製造方法 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP6183036A patent/JPH0825812A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015066916A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
JP2016210155A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シートおよびその製造方法 |
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