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JPH08256088A - 周波数ホッピング受信装置 - Google Patents

周波数ホッピング受信装置

Info

Publication number
JPH08256088A
JPH08256088A JP7058818A JP5881895A JPH08256088A JP H08256088 A JPH08256088 A JP H08256088A JP 7058818 A JP7058818 A JP 7058818A JP 5881895 A JP5881895 A JP 5881895A JP H08256088 A JPH08256088 A JP H08256088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency hopping
received signal
mode
signal
identification code
Prior art date
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Pending
Application number
JP7058818A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Ogawa
昇 小川
Takeshi Oshima
猛 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T LEASE KK
Original Assignee
N T T LEASE KK
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Filing date
Publication date
Application filed by N T T LEASE KK filed Critical N T T LEASE KK
Priority to JP7058818A priority Critical patent/JPH08256088A/ja
Publication of JPH08256088A publication Critical patent/JPH08256088A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数ホッピング通信方式において信号誤り
率を低下させる。 【構成】 受信装置のクロック信号が受信信号に含まれ
るタイミング信号に追従しているとき、受信信号の変化
を検出し、例えば、受信信号レベルが閾値未満であれば
変化以前のクロック信号を維持するように制御する。 【効果】 信号誤り率が低下するため情報再送信を回避
して通信時間を短縮できる。さらに、誤り訂正符号の送
受信および処理を簡素化することができるため回路構成
を簡単化できる。システムの広域化または加入局数の増
大が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信、特にスペクト
ラム拡散通信に利用する。本発明は移動通信方式に利用
するに適する。本発明は秘話性が要求される無線通信方
式に利用するに適する。特に、周波数ホッピング通信方
式を用いた無線通信の信号誤り率の改善技術に関する。
本発明は、空港など一つの規模の大きい事業場で利用す
る移動通信方式のために開発されたものであるが、広く
スペクトラム拡散通信に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】あらかじめ定められた規則にしたがって
通信に使用する搬送波周波数を変更しながら通信する周
波数ホッピング通信方式が知られている。周波数ホッピ
ングは送受信が同期して行うことが必要であり、あらか
じめ割り当てられた例えば1000を越える搬送波周波
数について20mS毎に搬送波周波数を変化させる。し
たがって、次にどの搬送波周波数を利用するかにつき送
受信装置が同一のホッピングパターンを保持していなけ
ればならない。この周波数ホッピング通信方式はあらか
じめ定められたホッピングパターンを知らない第三者が
通信内容を傍受しようとしても不可能であるため秘話性
が要求される通信に利用するのに適している。
【0003】周波数ホッピング通信は軍事用として開発
されたが、近年一般利用が認められるようになり、2G
Hz帯に一定送信電力以下であるときには、個別の無線
局開設の免許を必要としない広帯域な周波数割当てが行
われた。
【0004】さらに、同一周波数帯内で行われる通信に
ついても、利用者毎にそれぞれホッピングパターンを異
なるものに設定しておくことにより空きチャネルを有効
に利用した通信を行うことができるから電波の有効利用
に寄与することができる。例えば、NチャネルをN個の
利用者に割当てる通信方式の場合には、その中のある利
用者が休止状態となっても、そのチャネルを他の利用者
が使用するにはさまざまな制限がある。周波数ホッピン
グ通信方式ではこのような場合に、稼働中の通信端末が
Nチャネルの全部を有効に活用することができる。した
がって、稼働状況を考慮しながらNチャネルをN個以上
の利用者に割り当てることも可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方式を移動通信に
利用すると、通信品質は装置の移動に伴って変動する。
ある場合には電波の到達しない地下通路や建物内部など
では通信が途絶することがある。その場合には周波数ホ
ッピングが追従しなくなることがある。周波数ホッピン
グが追従しなくなったときには、同期マーカが受信され
るまでは送信側あるいは基地局との間が長い時間にわた
って同期はずれの状態になる。
【0006】また、建物が多く飛行機が離着陸する空港
で利用する場合には、電波伝搬経路に複雑な反射が生じ
て、電波伝搬の多重パスが生じしかもこれが変動する。
したがって、受信信号の標本化回路クロック信号タイミ
ングが同期しなくなることがある。かりに同期がとれて
いても、クロック信号の位相が乱れると音声通信には大
きい影響はないが、マルチメディア通信を行う場合には
画像通信の部分の受信画像が歪むことになる。
【0007】さらに、近隣に他の利用者が同一の周波数
帯にシステムを運用している場合に、利用者はそれぞれ
独自の周波数ホッピングパターンを用いるから、チャネ
ルの衝突が発生する可能性がある。チャネルの衝突が発
生すると、受信信号の品質が劣化して、その受信装置の
同期が追従しなくなる。利用者の数が増えるとチャネル
の衝突が多くなるから、はじめからその周波数帯域にシ
ステムを構築していた者も利用できなくなる可能性があ
る。したがって利用者の数が制限されることになる。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、通信が一時的に途絶しても、通信が回復したと
きに同期はずれを起こすことがない周波数ホッピング受
信装置を提供するとこを目的とする。本発明は、信号誤
り率を低下させることができる周波数ホッピング受信装
置を提供することを目的とする。本発明は、無線信号伝
送路の伝送品質の変化に対処することができる周波数ホ
ッピング受信装置を提供することを目的とする。本発明
は、電波を有効利用することができる周波数ホッピング
受信装置を提供することを目的とする。本発明は、誤り
訂正符号の送受信および処理を簡素化することができる
周波数ホッピング受信装置を提供することを目的とす
る。本発明は、装置を小型化することができる周波数ホ
ッピング受信装置を提供することを目的とする。本発明
は、情報再送信を回避することができる周波数ホッピン
グ受信装置を提供することを目的とする。本発明は、通
信時間を短縮することができる周波数ホッピング受信装
置を提供することを目的とする。本発明は、システムを
広域化することができる周波数ホッピング受信装置を提
供することを目的とする。本発明は、一つのシステムに
加入できる局数を増大させることができる周波数ホッピ
ング受信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点は、
受信信号の搬送波周波数を指定されたホッピングパター
ンにしたがって変更する制御回路と、前記受信信号から
タイミング信号を抽出する手段と、この手段により抽出
されたタイミング信号に同期するクロック信号を発生す
るクロック信号発生回路とを備えた周波数ホッピング受
信装置である。
【0010】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記クロック信号発生回路は、同期追従モードおよび同期
維持モードを有し、同期追従モードでは前記受信信号の
タイミング信号に追従同期し、同期維持モードでは前記
受信信号の品質が変化しても追従モードで設定されたク
ロック信号位相を維持する制御手段を備えたところにあ
る。一つの周波数ホッピング期間内に受信される信号の
標本化タイミングが前記クロック信号に同期されること
が望ましい。
【0011】周波数ホッピングのタイミングが前記クロ
ック信号に同期され、前記制御回路は前記受信信号が途
絶えたときにも長い時間(T1 )にわたり前記ホッピン
グパターンを維持する手段を含むことが望ましい。
【0012】これにより、受信信号の品質が劣化し同期
追従が不可能になる時間が存在してもあらかじめ定めら
れたホッピングパターンにしたがって受信を継続するこ
とができる。あるいは、受信信号のサンプリングタイミ
ングが同期しなくなることがない。このため信号誤り率
が低下し通信品質を向上させることができる。
【0013】前記受信信号の品質を検出する手段を備
え、前記制御手段は、この検出する手段により検出され
た受信信号の品質が閾値を下回るときに同期維持モード
を自動的に設定する手段を含むことが望ましい。前記受
信信号の品質は、その受信信号レベルであるようにすれ
ばよい。
【0014】同期追従モードを強制的に設定する操作手
段を備えた構成とすることもできる。これにより、例え
ば、起動時にタイミング信号を強制的に受信させクロッ
ク信号の同期を確立させることができる。
【0015】前記受信信号に含まれる送信元の識別符号
を検出する手段を備え、前記制御手段は、その識別符号
があらかじめ設定された特定の識別符号であるときに同
期追従モードを設定する手段を含む構成とすることもで
きる。これにより、例えば、タイミング信号の送信元と
なる送信装置からの識別符号が受信できたときには、同
期追従モードが設定されるようにすることができる。
【0016】前記受信信号の品質を検出する手段を備
え、前記制御手段は、この検出する手段により検出され
た受信信号の品質が閾値以上であるときに同期追従モー
ドを自動的に設定する手段を含む構成とすることもでき
る。これにより、特定の識別符号が検出され同期追従モ
ードに設定されようとしても受信信号の品質が閾値未満
であったならば同期維持モードを継続するようにするこ
とができる。
【0017】待機状態にあるときには一定の周期
(T2 、ただしT2 <T1 )で前記特定の識別符号を含
む信号を受信するように制御する手段を備えた構成とす
ることもできる。これにより、待機中においてもタイミ
ング信号に同期したクロック信号が確保できるため、運
用再開時にすみやかにホッピングパターンに同期した受
信動作を行うことができる。
【0018】本発明の第二の観点は、前記周波数ホッピ
ング受信装置が1以上存在する周波数ホッピング通信方
式である。
【0019】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記特定の識別符号を送信元の識別符号として送信する送
信装置が(例えば基地局装置として)設けられたところ
にある。
【0020】前記特定の識別符号を送信元の識別符号と
して送信する送信装置は、制御チャネルでその特定の識
別符号を送信する手段を含むことが望ましい。
【0021】前記周波数ホッピング受信装置は、その全
部または一部の受信装置について周波数ホッピング送信
装置と一つの筐体に実装された構成とすることもでき
る。これにより、本発明の周波数ホッピング受信装置を
含む一つの装置で送信または受信を行うことができる。
【0022】
【作用】受信信号の搬送波周波数は指定されたホッピン
グパターンにしたがって順次変更されるが、このホッピ
ングパターンの変更を制御するクロック信号を受信装置
において発生させるための情報であるタイミング信号は
受信信号に挿入されて受信装置に伝送される。
【0023】このとき本発明では、受信装置のクロック
信号発生回路は、時々刻々到来するタイミング信号に追
従してクロック信号を発生する同期追従モードと、この
同期追従モードにより設定されたクロック信号を新たに
到来するタイミング信号に追従することなく維持する同
期維持モードとを有する。
【0024】例えば、受信装置が移動中に電界強度の小
さい場所を通過するなど、一時的に通信が途切れること
がある。このとき、本発明の受信装置はそのクロック信
号発生回路が、同期追従モードから自動的に同期維持モ
ードに転換され、同期追従モードで設定されていたクロ
ック信号が維持される。この間も、周波数ホッピングは
送信装置と連絡はなくとも同時に継続維持されている。
したがって、電界強度の小さい場所を通過して受信状態
が回復したときに、周波数ホッピングは送信装置と等し
いタイミングで実行していたことになり、同期の再設定
が必要なく受信電界強度の回復直後から正常な受信を行
うことができる。
【0025】また。例えば空港構内で本発明の受信装置
を使用中において、飛行機の離着陸による多重伝搬パス
が変化することにより、受信信号が一時的に変化するよ
うな場合に、この一時的な変化にクロック信号が追従し
てしまうと、受信信号のサンプリングタイミングが変動
して信号誤り率が増加する。このような場合に、本発明
では同期追従モードを同期維持モードに切替えることに
より、この一時的な変化に影響されずに基準クロック信
号のタイミングでサンプリングを継続することになる。
したがって、信号誤り率を低下させることができる。
【0026】一つの周波数ホッピング期間内に受信され
る信号の標本化タイミングが前記クロック信号に同期さ
れることがよい。また、クロック信号は周波数ホッピン
グのタイミングにも同期し受信信号が途絶えたときにも
長い時間(T1 、一例として数十秒)にわたりホッピン
グパターンを維持することにより受信信号が復旧したと
き直ちに受信を再開することができる。
【0027】受信信号の品質を検出し、この検出結果が
閾値を下回るときに同期維持モードを自動的に設定する
ようにすれば、自動的に信号誤り率の低下を回避するこ
とができる。受信信号の品質は、その受信信号レベルに
より判定することがよい。
【0028】また、操作により強制的に追従モードを設
定することができるようにしておけば、起動時あるいは
同期はずれが発生したときに、タイミング信号の送信元
となる送信装置からのタイミング信号を強制的に受信さ
せて、その受信装置の同期を送信元に強制的に追従させ
るように操作することができる。
【0029】タイミング信号の送信元となる送信装置か
らの受信信号であることが識別できるように、受信信号
にあらかじめ送信元の識別符号を挿入させ、その識別符
号がタイミング信号の送信元を示す特定の符号であると
は、同期追従モードに自動的に設定されるようにすると
よい。
【0030】この場合でも受信信号の品質を検出しその
検出結果が閾値未満であるときには、同期維持モードを
継続するようにすることがよい。
【0031】待機状態にあるときにも一定の周期
(T2 、ただしT2 <T1 )で前記特定の識別符号を含
む信号を受信するように制御することがよい。これによ
り、運用再開時に直ちにホッピングパターンに同期して
受信を行うことができる。
【0032】本発明の周波数ホッピング受信装置を1以
上含む周波数ホッピング通信方式では、タイミング信号
の送信元を示す特定の識別符号を送信する送信装置が設
けられることがよい。このとき、この特定の識別符号は
制御チャネルにより送信されることがよい。また、この
送信装置および受信装置は一つの筐体に実装されること
がよい。
【0033】
【実施例】本発明第一実施例の構成を図1および図2を
参照して説明する。図1は本発明第一実施例装置のブロ
ック構成図である。図2は本発明第一実施例の制御部の
ブロック構成図である。
【0034】本発明は、受信信号の搬送波周波数を指定
されたホッピングパターンにしたがって変更する制御回
路12と、前記受信信号からタイミング信号を抽出する
手段を含む受信部30と、受信部30により抽出された
タイミング信号に同期するクロック信号を発生するクロ
ック信号発生回路1とを備えた周波数ホッピング受信装
置である。
【0035】ここで、本発明の特徴とするところは、ク
ロック信号発生回路1は、同期追従モードおよび同期維
持モードを有し、同期追従モードでは前記受信信号のタ
イミング信号に追従同期し、同期維持モードでは前記受
信信号の品質が変化しても追従モードで設定されたクロ
ック信号位相を維持する制御手段としての閾値メモリ
4、比較回路5、切替器6、同期追従クロック発生回路
7、同期維持クロック発生回路8を備えたところにあ
る。一つの周波数ホッピング期間内に受信される信号の
標本化タイミングがクロック信号に同期されている。ま
た、周波数ホッピングのタイミングがクロック信号に同
期され、制御回路12は受信信号が途絶えたときにも長
い時間(T1 )にわたりホッピングパターンを維持する
手段としてのアドレス読出回路2、ROM3、可変周波
数発振回路9を備えている。
【0036】受信信号の品質を検出する手段としての受
信レベル検出部40を備え、比較回路5は、受信レベル
検出部40により検出された受信信号の品質が閾値メモ
リ4に記憶されている閾値を下回るときに同期維持モー
ドを自動的に設定する手段を含む。なお、受信信号の品
質は、その受信信号レベルである。
【0037】制御回路12は、クロック信号発生回路1
からのクロック信号にしたがって周波数ホッピング通信
方式に用いる局部発振周波数を発振している。まず、ク
ロック信号発生回路1から発生されたクロック信号はア
ドレス読出回路2に入力される。ROM3はホッピング
可能周波数に対応するN個の符号を乱数として記憶して
いる。一定規則の読出アドレス信号をアドレス読出回路
2によりROM3に与えることによりROM3はホッピ
ング可能周波数に対応するN個の符号を乱数として出力
する。その符号は入出力回路17を介して可変周波数発
振回路9に入力される。可変周波数発振回路9ではこの
符号に対応する局部発振周波数を受信部30または送信
部20に送出する。
【0038】次に、本発明第一実施例の動作を図3を参
照して説明する。図3は本発明第一実施例のクロック信
号発生回路1の動作を示すフローチャートである。ここ
では、同期追従モードに設定されているステップから説
明する。同期追従モードに設定されているとき(S
1)、受信レベル検出部40においては受信信号のレベ
ル検出を行っている(S2)。この受信信号レベルの検
出結果はクロック信号発生回路1の比較回路5に転送さ
れる。ここでは閾値メモリ4にあらかじめ記憶されてい
る閾値とこの検出結果とが比較される(S3)。閾値よ
りも受信信号レベルの方が大きければ同期追従モードは
そのまま継続される。
【0039】しかし、閾値よりも受信信号レベルの方が
小さければ切替器6は同期維持モードに設定される(S
4)。
【0040】次に、本発明第二実施例を図4ないし図9
を参照して説明する。図4は本発明第二実施例装置のブ
ロック構成図である。図5は本発明第二実施例の制御部
10のブロック構成図である。図6は本発明第二実施例
の制御部10のクロック信号発生回路1の動作を示すフ
ローチャートである。図7は本発明第二実施例が適用さ
れる周波数ホッピング通信方式の全体構成図である。図
8は基地局装置を示すブロック構成図である。図9は基
地局装置の制御部10′のブロック構成図である。本発
明第二実施例では、受信部30に受信信号に含まれる送
信元の識別符号を検出するための識別符号検出部14を
備え、その識別符号が特定の識別符号であるときに同期
追従モードを設定するための特定符号検出回路11をク
ロック信号発生回路1に備えている。
【0041】本発明第二実施例は、図7に示すような周
波数ホッピング通信方式に適用することを想定してい
る。送信装置と本発明の受信装置とは一つの筐体に送受
信装置として構成されている。基地局Bは図8に示す構
成の送受信装置を備え、その制御部10′は図9に示す
構成である。基地局Bでは、基地局クロック信号発生回
路16により発生するクロック信号に基づいて周波数ホ
ッピングを行っており、そのクロック信号の同期情報は
タイミング信号発生回路15により生成され、送信部2
0において送信信号に挿入されて移動局Cまたは固定局
Fに送信される。
【0042】本発明第二実施例では、基地局Bから送信
される制御信号に特定の識別符号を挿入し、固定局Fま
たは移動局Cにおいて受信された受信信号が基地局Bか
らのものであるか否かを識別できるようになっている。
受信信号が基地局Bからのものであれば、そこにはタイ
ミング信号が挿入されているため同期追従モードに設定
されることが望ましい。しかし、この場合にも本発明第
一実施例と同様に、受信信号レベルが閾値未満であれば
同期追従モードに設定することをやめるように構成され
ている。
【0043】さらに、スイッチ13により強制的に同期
追従モードに設定する機能を備えている。これは、起動
時にどうしてもタイミング信号を受信しなければならな
いような状況下においてスイッチ13を操作することに
より、起動を速やかに行うためである。
【0044】次に、本発明第二実施例の動作を図6のフ
ローチャートを参照して説明する。ここでは、同期追従
モードに設定されているステップから説明する。同期追
従モードに設定されているとき(S11)、同期追従モ
ードスイッチであるスイッチ13が解除されており(S
12)、識別符号検出部14の識別符号検出結果が(S
13)、特定符号を検出していなければ(S14)、同
期維持モードに設定される(S15)。しかし、特定符
号を検出していれば(S14)、受信信号レベルを検出
し(S16)、そのレベルが閾値以上であれば(S1
7)、引続き同期追従モードを継続する。また、そのレ
ベルが閾値未満であれば(S17)、同期維持モードに
設定される(S15)。
【0045】本発明第二実施例において、待機状態にあ
るときには一定の周期(T2 、ただしT2 <T1 )で基
地局Bからの特定の識別符号を含む信号を受信するよう
に制御することにより、運用再開時に速やかに受信動作
を開始することができる。
【0046】図7に示した本発明第二実施例の全体構成
図は、空港構内で本発明装置を用いることを想定してい
る。空港では飛行機の離着陸時に多重伝搬パスの状況が
変化し受信信号が変化する。この一時的な受信信号の変
化にそのまま受信装置が追従してしまうと、クロック信
号が一時的に変化し基地局Bのホッピングパターンとの
同期が崩れる事態が発生する。このような状況では、受
信信号の変化を検出しクロック信号を変化以前のまま維
持することが有用となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無線信号伝送路の伝送品質の変化に対処し信号誤り率を
低下させることができる。このため、情報再送信を回避
することができることから通信時間を短縮することがで
きる。これは電波の有効利用にの観点から有用である。
【0048】さらに、誤り訂正符号の送受信および処理
を簡素化することができることから、装置を小型化する
ことができる。これは移動端末に用いて有用である。
【0049】また、システム構成については、信号誤り
率を低下させることができるために、システムを広域化
することができる。あるいは、一つのシステムに加入で
きる局数を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例装置のブロック構成図。
【図2】本発明第一実施例の制御部のブロック構成図。
【図3】本発明第一実施例のクロック信号発生回路の動
作を示すフローチャート。
【図4】本発明第二実施例装置のブロック構成図。
【図5】本発明第二実施例の制御部のブロック構成図。
【図6】本発明第二実施例の制御部のクロック信号発生
回路の動作を示すフローチャート。
【図7】本発明第二実施例が適用される周波数ホッピン
グ通信方式の全体構成図。
【図8】基地局装置を示すブロック構成図。
【図9】基地局装置の制御部のブロック構成図。
【符号の説明】
B 基地局 C 移動局 F 固定局 1 クロック信号発生回路 2 アドレス読出回路 3 ROM 4 閾値メモリ 5 比較回路 6 切替器 7 同期追従クロック発生回路 8 同期維持クロック発生回路 9 可変周波数発振回路 10、10′ 制御部 11 特定符号検出回路 12 制御回路 13 スイッチ 14 識別符号検出部 15 タイミング信号発生回路 16 基地局クロック信号発生回路 17 入出力回路 19 アンテナ 20 送信部 30 受信部 40 受信レベル検出部 50 アンテナ切替器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号の搬送波周波数を指定されたホ
    ッピングパターンにしたがって変更する制御回路と、前
    記受信信号からタイミング信号を抽出する手段と、この
    手段により抽出されたタイミング信号に同期するクロッ
    ク信号を発生するクロック信号発生回路とを備えた周波
    数ホッピング受信装置において、 前記クロック信号発生回路は、同期追従モードおよび同
    期維持モードを有し、同期追従モードでは前記受信信号
    のタイミング信号に追従同期し、同期維持モードでは前
    記受信信号の品質が変化しても追従モードで設定された
    クロック信号位相を維持する制御手段を備えたことを特
    徴とする周波数ホッピング受信装置。
  2. 【請求項2】 一つの周波数ホッピング期間内に受信さ
    れる信号の標本化タイミングが前記クロック信号に同期
    された請求項1記載の周波数ホッピング受信装置。
  3. 【請求項3】 周波数ホッピングのタイミングが前記ク
    ロック信号に同期され、前記制御回路は前記受信信号が
    途絶えたときにも長い時間(T1 )にわたり前記ホッピ
    ングパターンを維持する手段を含む請求項1記載の周波
    数ホッピング受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信信号の品質を検出する手段を備
    え、前記制御手段は、この検出する手段により検出され
    た受信信号の品質が閾値を下回るときに同期維持モード
    を自動的に設定する手段を含む請求項1ないし3のいず
    れかに記載の周波数ホッピング受信装置。
  5. 【請求項5】 前記受信信号の品質は、その受信信号レ
    ベルである請求項4記載の周波数ホッピング受信装置。
  6. 【請求項6】 同期追従モードを強制的に設定する操作
    手段を備えた請求項1ないし5のいずれかに記載の周波
    数ホッピング受信装置。
  7. 【請求項7】 前記受信信号に含まれる送信元の識別符
    号を検出する手段を備え、前記制御手段は、その識別符
    号があらかじめ設定された特定の識別符号であるときに
    同期追従モードを設定する手段を含む請求項1ないし3
    のいずれかに記載の周波数ホッピング受信装置。
  8. 【請求項8】 前記受信信号の品質を検出する手段を備
    え、前記制御手段は、この検出する手段により検出され
    た受信信号の品質が閾値以上であるときに同期追従モー
    ドを自動的に設定する手段を含む請求項7記載の周波数
    ホッピング受信装置。
  9. 【請求項9】 待機状態にあるときには一定の周期(T
    2 、ただしT2 <T1)で前記特定の識別符号を含む信
    号を受信するように制御する手段を備えた請求項7また
    は8記載の周波数ホッピング受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかに記載の
    周波数ホッピング受信装置が1以上存在する周波数ホッ
    ピング通信方式において、前記特定の識別符号を送信元
    の識別符号として送信する送信装置が設けられたことを
    特徴とする周波数ホッピング通信方式。
  11. 【請求項11】 前記特定の識別符号を送信元の識別符
    号として送信する送信装置は、制御チャネルでその特定
    の識別符号を送信する手段を含む請求項10記載の周波
    数ホッピング通信方式。
  12. 【請求項12】 前記周波数ホッピング受信装置は、そ
    の全部または一部の受信装置について周波数ホッピング
    送信装置と一つの筐体に実装された請求項9または10
    記載の周波数ホッピング通信方式。
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