JPH0824955B2 - スリッターリワインダー - Google Patents
スリッターリワインダーInfo
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- JPH0824955B2 JPH0824955B2 JP7262191A JP7262191A JPH0824955B2 JP H0824955 B2 JPH0824955 B2 JP H0824955B2 JP 7262191 A JP7262191 A JP 7262191A JP 7262191 A JP7262191 A JP 7262191A JP H0824955 B2 JPH0824955 B2 JP H0824955B2
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- JP
- Japan
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- winding
- strip
- slitter
- shaped sheet
- cut
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Description
帯状シート用のスリッターリワインダーに関する。
テンレス鋼等の幅の広い帯状シートを幅の狭い帯状シー
トに加工するスリッターリワインダーにおいては、幅の
広い帯状シートがロール状に巻かれている原反ロールを
巻戻し装置に支持しておき、原反ロールから幅の広い帯
状シートを送り出し装置の回転駆動される一対のローラ
により挟んでスリッターヘ送り出し、そのスリッターに
より幅の広い帯状シートを長手方向に切断して幅の狭い
複数の帯状シートにしながら、この幅の狭い帯状シート
を一斉に巻取装置の共通の巻取軸の周りにロール状に巻
き取って巻取ロールにする。そして、これらの巻戻し装
置、送り出し装置、スリッターを備えたスリッター装置
及び巻取装置は順次水平方向に並べられている。
を一斉に巻き取る巻取軸と、その巻取軸の直前に、切断
された帯状シートに押し付けることによりその帯状シー
トに張力を生じさせるための摩擦パットを持つ張力発生
装置とを備えている。
向において僅かに異なるため、切断された帯状シートを
共通の巻取軸の周りに巻き取ると、巻取軸上の個々の巻
取ロールの外径に差が生ずる。そして外径の大きな巻取
ロールの切断された帯状シートは速く巻き取られ、外径
の小さな巻取ロールの切断された帯状シートは遅く巻き
取られる。一方、幅の広い帯状シートの切断はスリッタ
ーにより一斉に行われ、切断されたシートは同じ長さだ
け送り出されるので、個々の切断された帯状シートの、
巻取軸とスリッターとの間における長さに差が生ずるこ
とになる。そこで、巻取装置は、更に、切断された帯状
シートの長さの差を吸収するためのループピットが張力
発生装置とスリッターとの間に備えてある。巻取運転
中、各々の切断された帯状シートはループピットに垂ら
される。
ッターリワインダーでは、ループピットに垂らされる切
断された帯状シートのループ長さは数10メートルにも
なることもあり、深いループピットを必要とする。近
年、帯状シートがより薄くなり巻取長さが更に長くなる
傾向にある。そして巻取長さが長なるほど、巻取軸上の
巻取ロールの外径の差は大きくなるので、各巻取ロール
間の外径差に基づく、スリッターと巻取軸との間におけ
る切断された帯状シートの長さの差を吸収するには、更
に深いループピットが必要となっている。しかし、現在
備えているループピットでは深さが足りないため、切断
された帯状シートの巻取長さを大きくするという要求に
応えられなくなってきている。また、巻取長さを大きく
するためにループピットを深くするには多額の設備費が
必要になる。
スリッターへ繰り出し、切断された帯状シートの先端を
ループピットを経て巻取軸へ到達させるには、多数の切
断された多数の帯状シートを作業者が運ばなければなら
ない。また、各々の切断された帯状シートのループを調
節する作業も必要である。先の幅の広い帯状シートの終
端部に新たな幅の広い帯状シートを接着し、これをスリ
ッターで切断しながら接着部が巻取軸に到達するまで送
り出して巻取準備作業をすることもできるが、このよう
にしても、先の幅の広い帯状シートと新たな幅の広い帯
状シートとの接着部が巻取軸に到達すると接着部を切り
離して新たな各々の切断された帯状シートのループを調
節する準備作業が必要である。いずれにしても巻取準備
作業は、作業性が悪く、幅の広い帯状シートを多数条に
切断する場合に非常に手間がかかる。
れた帯状シートは張力がないため、その走行速度大きく
すると切断された帯状シートのループが暴れ、互いに絡
まり合ったり、相互の摩擦により表面を傷付けたりする
ので、運転速度を大きくすることができない。更に、切
断された帯状シートは一旦張力のない状態となって長い
距離を走行した後、巻き取られるので、切断された帯状
シートが幅方向にずれて巻取ロールの端面が不揃いとな
る原因にる。
れた帯状シート表面との摩擦により切断された帯状シー
トの表面に擦り傷が発生することもある。
は、設備床面積を広く必要とし、かつループピットを必
要とするので設備が高価になり、生産性が悪く、しかも
品質上にも問題があった。
取準備作業が容易であり、擦り傷や巻取ロールの端面不
揃いが生じにくく、設備費が安価なスリッターリワイン
ダーを提供することを目的とする。
に、本発明は、上記スリッターの上方に設けた案内ロー
ラと、上記帯状シートが上記案内ローラから上記スリッ
ターをほぼ真っ直に通過するように上記スリッターの下
方に設けた振り分けローラと、前記振り分けローラを経
て分かれる、上記スリッターで切断された帯状シートを
巻き取って巻取ロールにする、上記スリッターの下方に
設けた前後一対の巻取軸とを備え、上記巻取軸は、上記
巻取ロールをスリップ回転可能に支持する、回転駆動さ
れる中心軸と、上記中心軸から上記巻取ロールへ所定の
トルクを伝達する、上記中心軸に保持した摩擦片とを有
することを特徴とする。
がらスリッターにより長手方向に複数条に切断される。
スリッターにより切断された帯状シートはスリッター下
方の前後一対の巻取軸へ振り分けられ、巻取ロールとし
てロール状に巻き取られる。案内ローラから帯状シート
を下方のスリッターへ走行させるので、帯状シートの先
端をスリッターへ供給し、分割された帯状シートをスリ
ッターから取り出すとき、帯状シートの自重を利用する
ことができる。また、スリッターの下方に前後一対の巻
取軸を配置するので、切断された帯状シートの前後の巻
取軸までの走行経路は短くすることができ、かつ等しく
することができる。
ルのうち外径が大きな巻取ロールは、他の外径が小さい
巻取ロールより速い速度で、切断された帯状シートを巻
き取ろうとする。巻取軸とその巻取ロールとがスリップ
しなければ、外径の大きな巻取ロールに巻き取られる切
断された帯状シートに張力が集中するので、外径の大き
な巻取ロールを回転させるためには大きなトルクが必要
になる。ところが、巻取軸は、中心軸から巻取ロールへ
は摩擦片を介して所定のトルクしか伝えることができな
いので、その巻取ロールは中心軸に対してスリップす
る。それによって、切断された帯状シートの張力も過大
にならない。つまり、中心軸と巻取ロールのスリップに
より切断された帯状シートの巻取速度の差は吸収され
る。
す。図1はスリッターリワインダーの正面図であり、図
2は同じく、その一部を省略して示した概略平面図であ
る。図1に示すように、スリッターリワインダー1は、
公知の巻戻し装置2の隣に前後一対即ち第1図において
左右一対の巻取装置3を、その上方にスリッター4を備
えたスリッターユニット5を、更にその上方には回転駆
動される送り出しローラ6を備えている。送り出しロー
ラ6は、図2に示すように一対の機枠7に支持され、ス
リッターユニット5は一対の機枠7の間の受け台8の上
に取り付けられている。前後一対の巻取装置3はそれぞ
れ巻取軸9を本体機枠10と、支持腕11との間に支持
している。そして図1に示すように、スリッター4の切
断点Aから一対の巻取軸9までの各々の距離は等しくな
っている。
は、原反ロール1から帯状シート13を送り出しローラ
6へ案内する案内ローラ14、繰り出しローラ15、1
6及び圧接ローラ17、18を備えている。また、帯状
シート13の先端を送り出しローラ6へ送るための、図
示しない吸引孔をもつ負圧吸引箱と、その吸引孔に通ず
る吸着孔を持つ無端のベルトを有し、帯状シート13を
吸着しなから搬送する公知の負圧吸引式コンベア19、
20及び21が機枠7備えてある。
から走行してくる帯状シート13を案内して下方のスリ
ッター4へ送り出すための案内ローラであり、この実施
例の場合、帯状シート1の先端の送り出し方向を変える
ための、揺動腕22に支持した圧接ローラ23を備えて
いる。また、送り出しローラ6は、それから送り出され
て垂れ下がる帯状シート13の先端がスリッター4の間
ヘ降りて行くように配置してある。
13をその長手方向に切断して複数の切断帯状シート2
4にする。
ローラ25が設けてある。この一対の振り分けローラ2
5は、送り出しローラ6から送られる帯状シート13が
スリッター4をほぼ真っ直に通過するように、スリッタ
ー4の真下に配置してある。この実施例の場合、図示し
ないアクチュエータの駆動により互いに接近、離反する
ことができ、切断帯状シート24を挟んで回転すること
ができるように構成されている。
ュエータ26により駆動される一対の揺動腕27が向か
い合わせに設けてある。揺動腕27は、その上端部の軸
28を中心に揺動可能に支持してあり、軸28と同心に
案内ローラ29、案内ローラ30及び31、荷重検出器
を備えた張力検出ローラ32、その下部にセパレータロ
ーラ33を支持している。
部分断面図である。第3図に示すように、巻取軸9は、
巻取用の芯管34を貫通して支持する中心軸35を有す
る。中心軸35は、外筒36と内筒37とを同心に備え
ており、外筒36と内筒37との間は空気室38になっ
ている。この空気室38には、そこからジャーナル部3
9、回転スリーブ40、ロータリージョイント41を経
て、図示しない圧縮空気源に通ずる空気通路42を経て
圧縮空気が供給される。また、中心軸35は図示しない
一端を公知の巻取駆動機構により回転駆動される。な
お、上記圧縮空気源の圧縮空気は、張力検出ローラ32
からの巻取張力フィードバック信号を受ける図示しない
巻取張力制御装置により調節することができるようにな
っている。
の間隔で複数個所に、かつその長手方向に一定の間隔で
多数個所に、それぞれ空気室38に通ずる同じ大きさの
半径方向の孔43が設けてある。孔43の中心軸35の
長手方向における間隔は、その孔43が中心軸35には
めた各芯管34の内側に少なくとも1個ずつ配置される
間隔となっている。各孔43にはピストン44と摩擦片
45と、この摩擦部材を外筒36の半径方向へ案内する
案内リング46とが入れてあり、孔43の両端部に設け
たスナップリング47、48によってその脱落を防止し
ている。
芯管34を装着可能にするために、支持腕11は上方へ
旋回して待避することができるようになっている。また
中心軸35への芯管34の着脱を円滑にするために、摩
擦片45は、その先端が芯管34の装着の際に外筒36
の外周から突出しないように、カラーと摩擦片45のフ
ランジ部49との間に入れた圧縮コイルばね50により
外筒36の中心方向へ弱い力で付勢されている。更に、
外筒36の外周には円周方向ににおいて3個所以上に、
その外筒36の長手方向に、細長いスライド部材51が
固着してある。このスライド部材51は、その表面が筒
36の外周面より少し突出しており、外筒36が貫通し
た芯管34の内周面を、その芯管34が円周方向にスリ
ップして回転できるように支持する。そして、芯管34
の焼き付きや芯管34の内周面における傷の発生を防止
し、芯管36の着脱を円滑にする。
軸端リング固定機構56が設けてある。この軸端リング
固定機構56は、空気室38とは別の圧縮空気源から空
気通路53を経て圧縮空気をピストン54に供給するこ
とにより芯管34を所定の位置を維持するための環状の
軸端リング52の内周面に押し棒55を押し付けること
ができる。それによって、軸端リング52は中心軸35
に固定される。
作について説明する。
り付け、原反ロール12から帯状シート13の先端を案
内ローラ14を経て引き出す。帯状シート13をその走
行経路へ初めて通す場合、帯状シート13の先端は負圧
吸着式コンベア19にセットする。一方、図3に示すよ
うに巻取軸9において中心軸35の外周に芯管34、芯
管34相互の間隔を一定に保つためのスペーサ57及び
軸端リング52をはめ、軸端リング52を軸端リング固
定機構56により固定する。その後、回転スリーブ40
を中心軸35のジャーナル部39にはめることにより支
持腕11で巻取軸9を支持する。その後、アクチュエー
タ26により一対の揺動腕27を揺動させ、図1に鎖線
で示すように巻取軸9に近づける。
は、負圧吸着式コンベア19、繰り出しローラ15、負
圧吸着式コンベア20、繰り出しローラ16を経て負圧
吸着式コンベア21から送り出しローラ6へ送られる。
図1に鎖線で示す位置についておりり、圧接ローラ23
と送り出しローラ6との間を、負圧吸着式コンベア21
から送られてきた帯状シート1の先端が通過するとす
ぐ、流体圧シリンダ装置58の作動により送り出しロー
ラ6へ帯状シート13の先端部を押し付ける。そして、
それと同時に、図示しないクラッチを介して送り出しロ
ーラ6の回転が揺動腕22に伝えられることにより、送
り出しローラ6と同じ速度で、図1に実線で示した位置
まで旋回する。従って、送り出しローラ6と圧接ローラ
23との間に水平方に入った帯状シート13の先端は、
送り出しローラ6と圧接ローラ23との間に挟まれて送
り出しローラ6の外周に沿って走行し、それによって下
方へ向きを変える。
ト13の先端は下方ヘ降りて行き自動的にスリッター4
に至る。帯状シート13は更に下方へ走行しながらスリ
ッター4により、先端から順次切断され、所定幅の複数
(図2に示す実施例の場合14条、裁ち屑となる、帯状
シート13の両縁部分を含めると16条)の切断帯状シ
ート24になり、切断帯状シート24の先端は、一対の
振り分けローラ25の間を通過する。帯状シート13の
両縁の裁ち屑となる部分は、図示しない風送管を通して
側方へ除去する。
切断帯状シート24の先端は作業床59上の作業者によ
り前後方向へ交互に振り分ける。振り分けた切断帯状シ
ート24の先端はそれぞれ案内ローラ29、30及び3
1、張力検出ローラ32、セパレータローラ33を経て
巻取軸9にはめた芯管34に取り付ける。こうして巻取
準備が終わると、巻き取りを開始する。なお、同様な切
断仕様により切断巻取を繰り返す場合には、先の原反ロ
ールの切断されていない帯状シートの後端に新たな帯状
シート13の先端を接着し、これを切断しながら接続し
た部分が巻取軸に達するまで繰り出すようにして、新た
な帯状シート13の先端をその走行経路に通してもよ
い。
次々と帯状シート13が繰り出され、送り出しローラ6
から下方へ走行する帯状シート13は走行しながらスリ
ッター4で切断される。また、中心軸35は回転駆動さ
れるとともに、その空気室38には調節された圧縮空気
が供給される。
は、それぞれピストン44により押し上げられ、圧縮空
気の圧力に応じた力で芯管34の内周面を押し、その押
し付け力による摩擦片45と芯管34との摩擦力により
中心軸35から所定のトルクを芯管34へ伝達する。そ
れによって、巻取ロール60は中心軸より伝達されたト
ルクに応じた張力で切断帯状シート24を巻き取る。巻
取軸9上の巻取ロール60の相互間に外径差が生じたと
き、外径の大きな巻取ロール60は、切断帯状シート2
4を他の外径の小さい巻取ロールより速い速度で引き取
ろうとするので、その切断帯状シート24の張力は増大
しようとする。しかし、芯管34と摩擦片45との摩擦
力による伝達トルクは変わらないので、芯管34がスリ
ップして回転し、巻取軸9上の各切断帯状シート24の
張力は一定に維持される。
大すると、揺動腕27に設けた図示しない光電スイッチ
等のセンサが巻取ロール60の半径を検出することによ
りアクチュエータ26が作動して、揺動腕27は、巻取
ロール60とセパレータローラ33との間隔をほぼ一定
に保つように揺動して離反する。
構56を作動させて軸端リング52を解放した後、支持
腕11を待避させ巻取ロール60を芯管34と共に巻取
軸9から抜き取る。
ワインダーでは、巻取準備作業に30分ないし40分を
必要としていたが、この実施例での装置によれば10分
以下で巻取準備作業が終了するようになった。厚さ0.
1ないし0.5ミリメートルのアルミニウムの帯状シー
トを巻取速度約400メートル毎分で直径約1600ミ
リメートルの巻取ロールとしても端面の不揃いが生じ
ず、品質よく巻き取ることができた。
管の内周面を摩擦片と接触させる形式だけでなく、他の
形式のものも使用することができる。図4はこの発明に
適用される他の巻取軸の実施例を説明するための部分断
面図であり、巻取軸の長手方向に直角に切断した状態を
示す。図4における各部分のうち、図3で説明した巻取
軸に対応する部分の符号は、図3における符号の数字に
100を加えた数字にしてある。図4の巻取軸109
は、中心軸135の外周に回転可能に、かつ中心軸13
5がら抜けないようにはめた、巻取ロール固定手段17
1を持つ摩擦リング172を備えている。図4示した実
施例の場合、巻取ロール固定手段171は、その外周に
芯管134をはめて切断帯状シートの先端を芯管134
に取り付け、中心軸135を回転駆動すると、摩擦リン
グ172の円周方向に3個所以上に設けた傾斜溝173
の底面上の、保持器174により間隔を一定に保たれた
転動体175が、浅い位置ヘ転動して、各転動体175
を囲む、1個所に切れ目176を設けて拡縮可能にした
弾性リング177を拡径することにより芯管135の内
周面を押し上げ、それによって芯管134を弾性リング
177に固定する形式ものである。なお、切断帯状シー
トを巻き取るに際し、芯管135を用いない場合は、切
断帯状シートの先端部分を弾性リング177に巻き付け
て小径のロールを作った後に巻き取りを開始するように
してもよい。
実施態様は設計条件により多様に変化し得るものであ
る。例えば、スリッター上方に設ける案内ローラは、帯
状シートがスリッターを完全な真っ直又は概略真っ直に
通過するようにその帯状シートを案内するものであれ
ば、圧接ローラを備えないもの、帯状シートの走行に従
動回転するものでもよい。スリッター上方に設けた案内
ローラへの帯状シートの供給は水平方向に限らず、斜め
下方又は斜め上方からであってもよい。また振り分けロ
ーラは回転駆動されるものでもよい。スリッターと振り
分けローラとの間に回転駆動されるニップローラを設け
る場合もある。案内ローラから振り分けローラまでの帯
状シート及び分割された帯状シートの走行経路は、支障
のない範囲で多少垂直方向から傾く場合もある。またス
リッターから前後一対の巻取軸までの、切断された帯状
シートの走行経路長さも概略等しい場合も有り、厳密な
等距離とは限らない。更に、スリッター真っに通過する
帯状シートの走行経路に沿うように機枠に支持した案内
板を備え、帯状シート又は切断された帯状シートの先端
を確実に振り分けローラへ導くようにする場合もあり得
る。また、振り分けローラの真下に切断した帯状シート
用の公知の振り分け装置を設け、切断された帯状シート
を自動的に前後に振り分けるようにすると巻取準備作業
が簡単になる。また、振り分け装置で振り分けた切断帯
状シートの先端を巻取軸へ搬送するための公知の帯状シ
ートの搬送機構を設けると巻取準備作業は更に簡単にな
る。また、振り分けローラから巻取軸へは、分割された
帯状シートを、案内ローラを経ないで走行させる形式、
巻取ロールの巻き太りに従い水平にスライドする可動フ
レームに支持した案内ローラを経て走行させる形式の場
合も有り得る。また巻取軸は水平移動可能な支持フレー
ムに支持する場合もあり得る。また、帯状シート幅方向
に支持位置を変更な複数対の支持フレームを設け、これ
らの支持フレームに巻取軸を支持して切断帯状シートを
巻き取るようにしてもよい。また、所要の巻取張力を得
るために、摩擦片を経て巻取ロールへ伝達されるトルク
が巻取ロールの外径の変化に従って変化するように、巻
取軸の中心軸に供給される圧力流体などを制御する場合
もあるのは当然である。
ートは必要最小限の短い距離を走行して巻取軸に至り、
そこで巻取ロールを個々にスリップ可能に支持し、かつ
その巻取ロールに所定のトルクを伝達しながら、巻取ロ
ールを回転駆動するので、巻取軸と巻取ロールとのスリ
ップにより、切断された帯状シートの巻取速度の差は吸
収される。従って、ループピット及び、分割された帯状
シートに直接接触する摩擦パットを備える張力発生装置
が不要になるので、また装置の設備空間も小さくて済み
設備費が安くなる。
った状態で走行させる必要がないので、切断された帯状
シートが暴れたり互いに重なり合ったりすることによっ
て帯状シート表面に傷が付く心配がない。更に、スリッ
ターから前後一対の各巻取軸までの切断された帯状シー
トの走行長さを実質的に同じに、かつその走行長さを短
くすることができるので、切断された帯状シートがその
幅方向に大きなズレを生じにくく、巻取ロール端面の不
揃いが防止でき、品質の良い巻取ロールを安定して得る
ことができる。また、切断された帯状シートの振り分け
位置までの距離を短くすることができるので、切断され
た帯状シートが幅方向にずれて互いに擦れ合って傷を生
じたり、互いに重なり合って振り分けを困難にしたりす
る心配がない。
トの先端が重力により下方へ真っ直に導かれるので、切
断仕様の変更、新たな帯状シート先端をスリッターを経
て各巻取軸まで導き出す作業の作業性がよく、いろいろ
な材料を多様な仕様で少量だけ加工する場合に都合がよ
い。また、短時間で作業を済ませることができる。また
巻取準備作業の自動化も容易にできるようになる。
ーの正面図である。
ーの概略の平面図である。
ある。
Claims (1)
- 帯状シートをスリッターで長手方向に複数に切断しなが
ら巻き取るスリッターリワインダーにおいて、上記スリ
ッターの上方に設けた案内ローラと、上記帯状シートが
上記案内ローラから上記スリッターをほぼ真っ直に通過
するように上記スリッターの下方に設けた振り分けロー
ラと、前記振り分けローラを経て分かれる、上記スリッ
ターで切断された帯状シートを巻き取って巻取ロールに
する、上記スリッターの下方に設けた前後一対の巻取軸
とを備え、上記巻取軸は、上記巻取ロールをスリップ回
転可能に支持する、回転駆動される中心軸と、上記中心
軸から上記巻取ロールへ所定のトルクを伝達する、上記
中心軸に保持した摩擦片とを有することを特徴とするス
リッターリワインダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7262191A JPH0824955B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | スリッターリワインダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7262191A JPH0824955B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | スリッターリワインダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04237515A JPH04237515A (ja) | 1992-08-26 |
JPH0824955B2 true JPH0824955B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=13494639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7262191A Expired - Lifetime JPH0824955B2 (ja) | 1991-01-16 | 1991-01-16 | スリッターリワインダー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0824955B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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JP5013181B2 (ja) * | 2007-06-14 | 2012-08-29 | 株式会社片岡機械製作所 | フリクション巻軸 |
JP5013182B2 (ja) * | 2007-06-14 | 2012-08-29 | 株式会社片岡機械製作所 | フリクション巻軸 |
JP4930843B2 (ja) * | 2007-06-14 | 2012-05-16 | 株式会社片岡機械製作所 | フリクション巻軸 |
-
1991
- 1991-01-16 JP JP7262191A patent/JPH0824955B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04237515A (ja) | 1992-08-26 |
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