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JPH08218492A - 鉄骨梁同士の接合構造 - Google Patents

鉄骨梁同士の接合構造

Info

Publication number
JPH08218492A
JPH08218492A JP3107195A JP3107195A JPH08218492A JP H08218492 A JPH08218492 A JP H08218492A JP 3107195 A JP3107195 A JP 3107195A JP 3107195 A JP3107195 A JP 3107195A JP H08218492 A JPH08218492 A JP H08218492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
steel beam
web
plate
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3107195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutomi Sakata
一富 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP3107195A priority Critical patent/JPH08218492A/ja
Publication of JPH08218492A publication Critical patent/JPH08218492A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合される双方の鉄骨梁の上側フランジ上面
に段差を生じさせずに、一方の鉄骨梁に他方の鉄骨梁の
ウェブを接合プレートを介して容易且つ確実に接合し得
る鉄骨梁同士の接合構造を提供すること。 【構成】 一方及び他方の鉄骨梁1,2を、それぞれの
上側フランジ12,22上面を同一高さ位置に合わせて
接合プレート3を介して直角に接合する鉄骨梁同士の接
合構造において、上側フランジ12,22の厚さが同厚
とされ、接合プレート3は、その上端縁に一方の側に向
けて屈曲された屈曲片31を有し、屈曲片31の上面は
上側フランジ12下面に面接され、且つ接合プレート3
の一側端縁部が一方の鉄骨梁1のウェブ11側面に固定
されており、他方の鉄骨梁2は、その上側フランジ22
下面が屈曲片31上面に面接され、且つそのウェブ21
端部がボルト41・ナット42により接合プレート3に
接合固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄骨梁同士の接合構造、
詳しくは、接合される双方の鉄骨梁の上側フランジ上面
に段差を生じさせずに、一方の鉄骨梁に他方の鉄骨梁の
ウェブを、接合プレートを介して容易且つ確実に接合し
得る鉄骨梁同士の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】H型鋼からなる鉄骨梁同士の接合におい
ては、図3に示されるような接合構造が用いられてい
る。即ち、この接合構造は、一方の鉄骨梁10のウェブ
110の側面に板状の接合プレート30が固定され、固
定された該接合プレート30の端部と他方の鉄骨梁20
のウェブ210の端部とがボルト410,410・ナッ
ト420,420により締結されて、上記一方の鉄骨梁
10に上記他方の鉄骨梁20が直角に接合されているも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記一方の鉄骨梁10
及び上記他方の鉄骨梁20の上側フランジ120及び2
20の上面は、その後の該一方の鉄骨梁10及び該他方
の鉄骨梁20上への床パネル板の敷設を考慮して、段差
を生じさせずに平坦に仕上げられなくてはならない。し
かし、図3に示されるような鉄骨梁同士の接合構造にお
いては、上記一方の鉄骨梁10、上記他方の鉄骨梁20
及び上記接合プレート30の間には、互いの位置を規制
する位置決め機構がない。このため、上記一方の鉄骨梁
10と上記他方の鉄骨梁20との該接合プレート30を
介しての接合時に、それらの上記上側フランジ120及
び220の上面に段差が生じないように、上記一方の鉄
骨梁10又は上記他方の鉄骨梁20を微妙に上下させな
がら両者を接合しなくてはならず、この接合作業は非常
に行い難いものであった。
【0004】また、図3に示されるような鉄骨梁同士の
接合構造においては、上記他方の鉄骨梁20の上記ウェ
ブ210が、上記接合プレート30の正しい面に取り付
けられずに反対側の誤った面に接合されてしまうことが
ある。この場合、上記他方の鉄骨梁20が、上記接合プ
レート30の厚さと上記ウェブ210の厚さの合計の分
だけ本来取り付けられるべき位置からずれた位置に接合
され、その後の施工に支障を来してしまう惧れがあると
いう問題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、接合される双方
の鉄骨梁の上側フランジ上面に段差を生じさせずに、一
方の鉄骨梁に他方の鉄骨梁のウェブを接合プレートを介
して容易且つ確実に接合し得る鉄骨梁同士の接合構造を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の鉄骨梁
と他方の鉄骨梁とを、それぞれの上側フランジ上面を同
一高さ位置に合わせて、接合プレートを介して直角に接
合する梁同士の接合構造において、上記一方及び上記他
方の鉄骨梁それぞれの上記上側フランジの厚さが同厚と
されており、上記接合プレートは、その上端縁に該接合
プレートの一方の側に向けて屈曲された屈曲片を有し、
該屈曲片の上面は上記一方の鉄骨梁の上記上側フランジ
下面に面接された状態とされ、且つ該接合プレートの一
側端縁部が上記一方の鉄骨梁のウェブ側面に固定されて
おり、上記他方の鉄骨梁は、その上記上側フランジ下面
が上記屈曲片の上面に面接された状態とされ、且つその
ウェブ端部がボルト・ナットにより上記接合プレートに
接合固定されていることを特徴とする鉄骨梁同士の接合
構造を提供することにより、上記目的を達成したもので
ある。
【0007】
【作用】本発明によれば、双方の鉄骨梁それぞれの上側
フランジの厚さが等しくされると共に接合プレートに設
けられた屈曲片により双方の鉄骨梁それぞれの上側フラ
ンジの高さ方向の位置決めがされ、一方の鉄骨梁の上面
と該一方の鉄骨梁に接合される他方の鉄骨梁の上面との
間に段差を生じさせずに双方の鉄骨梁を容易に接合する
ことができる。また、接合される他方の鉄骨梁のウェブ
を該屈曲片により接合プレートの誤った面に接合するこ
とをできなくして、接合される他方の鉄骨梁が間違って
取り付けられるのを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の鉄骨梁同士の接合構造の実施
例について図面を参照して説明する。図1は、本実施例
の外観を示す一部分解斜視図であり、図2は、本実施例
の一部断面側面図である。
【0009】本発明の実施例の上記鉄骨梁同士の接合構
造は、図1に示されるように、一方の鉄骨梁1のウェブ
11の側面に板状の接合プレート3が固定され、固定さ
れた該接合プレート3と他方の鉄骨梁2のウェブ21の
端部とがボルト41,41・ナット42,42により締
結されている。上記一方の鉄骨梁1と上記他方の鉄骨梁
2とは直角に接合されており、該一方の鉄骨梁1と該他
方の鉄骨梁2の上記上側フランジ12及び22の上面は
平坦とされている。これらの構成は、従来の鉄骨梁同士
の接合構造と同様である。
【0010】而して、本実施例の上記鉄骨梁同士の接合
構造においては、上記一方及び上記他方の鉄骨梁1及び
2それぞれの上記上側フランジ12及び22の厚さが同
厚とされている。上記接合プレート3は、その上端縁に
該接合プレート3の一方の側に向けて屈曲された屈曲片
31を有し、該屈曲片31の上面は上記一方の鉄骨梁の
1上記上側フランジ12下面に面接された状態とされ、
且つ該接合プレート3の一側端縁部が上記一方の鉄骨梁
1のウェブ11側面に固定されている。上記他方の鉄骨
梁2は、その上記上側フランジ22下面が上記屈曲片3
1の上面に面接された状態とされ、且つそのウェブ21
端部がボルト41,41・ナット42,42により上記
接合プレート3に接合固定されている。
【0011】本実施例の鉄骨梁同士の接合構造を更に詳
しく説明する。上記一方の鉄骨梁(以下、大梁と言う)
1及び上記他方の鉄骨梁(以下、小梁と言う)2は、そ
れらの上記ウェブ11及び21の上下端にそれぞれ上記
上側フランジ12及び22並びに下側フランジ13及び
23が結合された、いわゆるH型鋼である。上記大梁1
及び上記小梁2は両者とも等しい断面形状を有してお
り、上記上側フランジ12及び22は等しい厚さを有し
ている。上記大梁1の所定位置には、上記接合プレート
3が、その3辺を上記大梁1の上記ウェブ11、上記上
側フランジ12及び上記下側フランジ13に溶接されて
固定されている。上記小梁2の上記ウェブ21の端部近
傍には、上記接合プレート3との接合時に上記ボルト4
1,41が挿通されるボルト孔24,24が設けられて
いる。
【0012】上記接合プレート3は、上記上側フランジ
12及び22と上記下側フランジ13及び23との間の
距離にほぼ等しい高さを有する長方形の金属板で、その
上端縁には、上記ウェブ21の取り付けられる側とは逆
側で且つ該接合プレート3本体に対して直角に屈曲され
た上記屈曲片31を有している。上記接合プレート3の
溶接されない残りの一辺近傍には、上記小梁2を接合す
る際に上記ボルト41、41が挿通されるボルト孔3
2,32が設けられている。上記屈曲片31は、その上
面を上記上側フランジ12下面に面接させた状態で上記
大梁1に溶接固定されていると共に、その上面を上記上
側フランジ22下面に面接させた状態で上記小梁2と上
記ボルト41,41・ナット42,42により接合され
ている。
【0013】上記の接合構造を用いて上記大梁1及び上
記小梁2を接合する手順を説明する。上記大梁1及び上
記小梁2の接合に際し、上記接合プレート3が、上述し
た如く上記屈曲片31の上面を上記上側フランジ12に
面接させた状態で、予め上記大梁1に溶接固定される。
上記大梁1に固定された上記接合プレート3に設けられ
た上記ボルト孔32,32と上記小梁2の上記ウェブ2
1に設けられた上記ボルト孔24,24とを合わせ、そ
れぞれに上記ボルト41,41を挿通する。この状態で
上記接合プレート3の上記屈曲片31の上面を、上記小
梁2の上記上側フランジ22下面との間に隙間を生じさ
せないように該上側フランジ22下面に面接させて上記
大梁1と上記小梁2との間の位置決めを行う。上記ボル
ト41,41に上記ナット42,42を螺合し締めつけ
て、上記大梁1及び上記小梁2を上記接合プレート3を
介して接合する。
【0014】本実施例の接合構造は上述のように構成さ
れており、上記大梁1及び上記小梁2の上記上側フラン
ジ12及び22の厚さが等しく、且つ上記接合プレート
3の上記屈曲片31の上面が上記大梁1の上記上側フラ
ンジ12及び上記小梁2の上記上側フランジ22の下面
に面接して上記大梁1及び上記小梁2の位置決めを行
う。このため、本実施例の接合構造によれば、図2に示
すように、該大梁1及び該小梁2の上記上側フランジ1
2及び22の上面に段差を生じさせずに、上記大梁1及
び上記小梁2を容易に接合することができ、その後の該
大梁1及び該小梁2上への床パネル板の敷設を容易に行
うことができる。床パネル板としては、軽量気泡コンク
リートからなるALC版等の通常のコンクリートパネル
が用いられる。
【0015】また、上記屈曲片31は、上記接合プレー
ト3本体の上端縁から上記ウェブ21の取り付けられる
側とは逆側に向けて屈曲されて形成されている。このた
め、上記接合プレート3の間違った側面に上記ウェブ2
1を取り付けようとしても、上記接合プレート3の間違
った側面と上記ウェブ21とを面接させることができな
く、上記小梁2が間違って取り付けられるのを防止する
ことができる。
【0016】本発明の鉄骨梁同士の接合構造は、上記実
施例に制限されることなく、例えば、上記実施例におい
て、接合プレート3は、上側フランジ12から下側フラ
ンジ13に亘る大きさを有しているが、接合される小梁
2の断面の大きさに応じて、その大きさが小さく又は大
きく設けられても構わない。ただし、上側フランジ12
及び22の厚さは等しくされ、屈曲片31の上面は上側
フランジ12及び22の下面に面接されている。また、
接合プレート3の大梁1のウェブ11への固定は、本実
施例においては溶接により固定したが、溶接以外の方法
により固定しても良いことは言うまでもない。その他の
点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更
が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、接合される双方の鉄骨
梁の上側フランジ上面に段差を生じさせずに、一方の鉄
骨梁に他方の鉄骨梁のウェブを、接合プレートを介して
容易且つ確実に接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄骨梁同士の接合構造の一実施例の外
観を示す一部分解斜視図である。
【図2】本発明の鉄骨梁同士の接合構造の一実施例を示
す一部断面側面図である。
【図3】従来の鉄骨梁同士の接合構造の外観を示す一部
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 一方の鉄骨梁〔大梁〕 11(一方の鉄骨梁の)ウェブ 12(一方の鉄骨梁の)上側フランジ 2 他方の鉄骨梁〔小梁〕 21(他方の鉄骨梁の)ウェブ 22(他方の鉄骨梁の)上側フランジ 3 接合プレート 31 屈曲片 41 ボルト 42 ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の鉄骨梁と他方の鉄骨梁とを、それ
    ぞれの上側フランジ上面を同一高さ位置に合わせて、接
    合プレートを介して直角に接合する梁同士の接合構造に
    おいて、 上記一方及び上記他方の鉄骨梁それぞれの上記上側フラ
    ンジの厚さが同厚とされており、 上記接合プレートは、その上端縁に該接合プレートの一
    方の側に向けて屈曲された屈曲片を有し、該屈曲片の上
    面は上記一方の鉄骨梁の上記上側フランジ下面に面接さ
    れた状態とされ、且つ該接合プレートの一側端縁部が上
    記一方の鉄骨梁のウェブ側面に固定されており、 上記他方の鉄骨梁は、その上記上側フランジ下面が上記
    屈曲片の上面に面接された状態とされ、且つそのウェブ
    端部がボルト・ナットにより上記接合プレートに接合固
    定されていることを特徴とする鉄骨梁同士の接合構造。
JP3107195A 1995-02-20 1995-02-20 鉄骨梁同士の接合構造 Pending JPH08218492A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010216098A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Asahi Kasei Homes Co 梁接合構造
CN104863270A (zh) * 2015-05-29 2015-08-26 重庆大学 一种波浪腹板钢结构主次梁铰接节点

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010216098A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Asahi Kasei Homes Co 梁接合構造
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