JPH08217889A - ポリプロピレンシートおよび容器 - Google Patents
ポリプロピレンシートおよび容器Info
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- JPH08217889A JPH08217889A JP2971395A JP2971395A JPH08217889A JP H08217889 A JPH08217889 A JP H08217889A JP 2971395 A JP2971395 A JP 2971395A JP 2971395 A JP2971395 A JP 2971395A JP H08217889 A JPH08217889 A JP H08217889A
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- Japan
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- sheet
- polypropylene
- container
- propylene
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】透明性が良好で、熱成形性が優れたポリプロピ
レンシートおよびそのシートを熱成形して得られるポリ
プロピレン容器を提供する。 【構成】ポリプロピレンとオレフィン系エラストマーと
の組成物よりなり、該オレフィン系エラストマーが平均
直径0.005〜0.4μmの繊維を形成してポリプロ
ピレン中に分散してなるポリプロピレンシート、およ
び、該ポリプロピレンシートの熱成形体よりなるポリプ
ロピレン容器。ポリプロピレンとオレフィン系エラスト
マーとの組成物をシート状に溶融押出して冷却した後、
結晶融点より低い温度で圧延することによってポリプロ
ピレンシートを製造する。さらに該ポリプロピレンシー
トを真空圧空成形等の方法で熱成形することによってポ
リプロピレン容器を製造する。
レンシートおよびそのシートを熱成形して得られるポリ
プロピレン容器を提供する。 【構成】ポリプロピレンとオレフィン系エラストマーと
の組成物よりなり、該オレフィン系エラストマーが平均
直径0.005〜0.4μmの繊維を形成してポリプロ
ピレン中に分散してなるポリプロピレンシート、およ
び、該ポリプロピレンシートの熱成形体よりなるポリプ
ロピレン容器。ポリプロピレンとオレフィン系エラスト
マーとの組成物をシート状に溶融押出して冷却した後、
結晶融点より低い温度で圧延することによってポリプロ
ピレンシートを製造する。さらに該ポリプロピレンシー
トを真空圧空成形等の方法で熱成形することによってポ
リプロピレン容器を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品、医薬品、化粧
品、文具等の包装材として好適に用いられる、透明性が
良好で、真空成形等の熱成形性に優れたポリプロピレン
シートおよびそのシートを熱成形して得られるポリプロ
ピレン容器に関する。
品、文具等の包装材として好適に用いられる、透明性が
良好で、真空成形等の熱成形性に優れたポリプロピレン
シートおよびそのシートを熱成形して得られるポリプロ
ピレン容器に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンシートは、低コストで機
械的強度や耐熱性に優れていることから食品、文具等の
包装材として広く使用されている。またリサイクルも容
易であることからポリ塩化ビニルやポリスチレン製シー
トの代替品としても期待されている。しかし、従来のポ
リプロピレンシートはポリ塩化ビニルやポリスチレン製
シートに比較して透明性が劣るため、その使用が制限さ
れていた。
械的強度や耐熱性に優れていることから食品、文具等の
包装材として広く使用されている。またリサイクルも容
易であることからポリ塩化ビニルやポリスチレン製シー
トの代替品としても期待されている。しかし、従来のポ
リプロピレンシートはポリ塩化ビニルやポリスチレン製
シートに比較して透明性が劣るため、その使用が制限さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリプロピレンシート
の透明性を改良する手段としてプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体に結晶化核剤を添加した組成物でシート
を製造する方法が提案されているが、この方法で製造さ
れたシートはある程度の透明性の改良効果は認められる
ものの、熱成形時の加熱によるドローダウンが大きく、
シワや厚薄ムラ等が発生し易くなる欠点があった。
の透明性を改良する手段としてプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体に結晶化核剤を添加した組成物でシート
を製造する方法が提案されているが、この方法で製造さ
れたシートはある程度の透明性の改良効果は認められる
ものの、熱成形時の加熱によるドローダウンが大きく、
シワや厚薄ムラ等が発生し易くなる欠点があった。
【0004】また、ポリプロピレンをシート状に溶融押
出して冷却した後、結晶融点より低い温度で圧延する方
法も提案されているが、かかる方法で製造されたシート
は熱成形時の加熱による収縮が大きく、シートの破損や
賦形不良が発生し易くなる欠点があった。さらに、この
方法では熱成形において金型形状を忠実に転写するため
に5kg/cm2以上の比較的高い圧力を必要とし、そ
うすると金型合わせ面からの空気漏れによる賦形不良や
高圧で型締めを行うために金型寿命の低下につながると
いう問題があった。
出して冷却した後、結晶融点より低い温度で圧延する方
法も提案されているが、かかる方法で製造されたシート
は熱成形時の加熱による収縮が大きく、シートの破損や
賦形不良が発生し易くなる欠点があった。さらに、この
方法では熱成形において金型形状を忠実に転写するため
に5kg/cm2以上の比較的高い圧力を必要とし、そ
うすると金型合わせ面からの空気漏れによる賦形不良や
高圧で型締めを行うために金型寿命の低下につながると
いう問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリプロピレンに特
定のエラストマーを配合した組成物よりなるポリプロピ
レンシートであって、該エラストマーが平均直径0.0
05〜0.4μmの繊維状に分散してなるポリプロピレ
ンシートが、透明性が良好で、しかも比較的低い圧力で
熱成形を行っても金型形状の転写性が良好であることを
見出だし、本発明を完成した。
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリプロピレンに特
定のエラストマーを配合した組成物よりなるポリプロピ
レンシートであって、該エラストマーが平均直径0.0
05〜0.4μmの繊維状に分散してなるポリプロピレ
ンシートが、透明性が良好で、しかも比較的低い圧力で
熱成形を行っても金型形状の転写性が良好であることを
見出だし、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、ポリプロピレンとオレフ
ィン系エラストマーとの組成物よりなり、該オレフィン
系エラストマーが平均直径0.005〜0.4μmの繊
維を形成してポリプロピレン中に分散してなることを特
徴とするポリプロピレンシートである。
ィン系エラストマーとの組成物よりなり、該オレフィン
系エラストマーが平均直径0.005〜0.4μmの繊
維を形成してポリプロピレン中に分散してなることを特
徴とするポリプロピレンシートである。
【0007】本発明において、ポリプロピレンシートを
構成するポリプロピレンとしてはプロピレン単独重合
体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとの
ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合
体等の共重合体を挙げることができる。プロピレン以外
のα−オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペ
ンテン−1、ヘキセン−1等を挙げることができ、これ
らのα−オレフィンの共重合割合は10モル%以下であ
ることがポリプロピレンの剛性を発揮させるために好適
である。また、本発明におけるポリプロピレンとして
は、上記したプロピレンの単独重合体や共重合体の混合
物を使用することもできる。これらのなかでも、剛性と
透明性の改良に優れたプロピレン単独重合体が特に好ま
しい。
構成するポリプロピレンとしてはプロピレン単独重合
体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとの
ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合
体等の共重合体を挙げることができる。プロピレン以外
のα−オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペ
ンテン−1、ヘキセン−1等を挙げることができ、これ
らのα−オレフィンの共重合割合は10モル%以下であ
ることがポリプロピレンの剛性を発揮させるために好適
である。また、本発明におけるポリプロピレンとして
は、上記したプロピレンの単独重合体や共重合体の混合
物を使用することもできる。これらのなかでも、剛性と
透明性の改良に優れたプロピレン単独重合体が特に好ま
しい。
【0008】ポリプロピレンのメルトインデックスは、
後述する成形加工を良好に行うためには、0.3〜10
g/10分の範囲であることが好ましい。
後述する成形加工を良好に行うためには、0.3〜10
g/10分の範囲であることが好ましい。
【0009】本発明において、オレフィン系エラストマ
ーは、ゴムのような架橋構造を有さないために熱可塑性
であるが、ゴム状弾性を有するオレフィン系軟質樹脂で
ある。中でもビカット軟化点が130℃以下であるオレ
フィン系軟質樹脂が好ましい。このようなオレフィン系
エラストマーとしては、エチレンとエチレン以外のα−
オレフィンとの共重合体およびプロピレンとプロピレン
以外のα−オレフィンとの共重合体を例示することがで
きる。ここで、α−オレフィンとしては、炭素数3〜1
2のα−オレフィンが好適であり、具体的にはプロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1などが
挙げられる。本発明において特に好ましいオレフィン系
エラストマーとしては、エチレン含量10〜90モル%
のプロピレン−エチレン共重合体、ブテン含量10〜6
0モル%のエチレン−ブテン共重合体が挙げられる。
ーは、ゴムのような架橋構造を有さないために熱可塑性
であるが、ゴム状弾性を有するオレフィン系軟質樹脂で
ある。中でもビカット軟化点が130℃以下であるオレ
フィン系軟質樹脂が好ましい。このようなオレフィン系
エラストマーとしては、エチレンとエチレン以外のα−
オレフィンとの共重合体およびプロピレンとプロピレン
以外のα−オレフィンとの共重合体を例示することがで
きる。ここで、α−オレフィンとしては、炭素数3〜1
2のα−オレフィンが好適であり、具体的にはプロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1などが
挙げられる。本発明において特に好ましいオレフィン系
エラストマーとしては、エチレン含量10〜90モル%
のプロピレン−エチレン共重合体、ブテン含量10〜6
0モル%のエチレン−ブテン共重合体が挙げられる。
【0010】オレフィン系エラストマーのメルトインデ
ックスは、後述する成形加工を良好に行うためには、
0.3〜10g/10分の範囲であることが好ましい。
ックスは、後述する成形加工を良好に行うためには、
0.3〜10g/10分の範囲であることが好ましい。
【0011】本発明のポリプロピレンシートにおいて
は、上記したオレフィン系エラストマーが平均直径0.
005〜0.4μmの繊維を形成してポリプロピレン中
に分散していることが重要である。オレフィン系エラス
トマーの平均直径が0.005μm未満の場合には熱成
形性の改良効果が十分でなく本発明の目的を達成できな
い。また、平均直径が0.4μmを越える場合には透明
性が低下するので好ましくない。オレフィン系エラスト
マーの繊維の平均直径は、より良好な熱成形性と透明性
を勘案すると、0.01〜0.1μmの範囲であること
が好ましい。
は、上記したオレフィン系エラストマーが平均直径0.
005〜0.4μmの繊維を形成してポリプロピレン中
に分散していることが重要である。オレフィン系エラス
トマーの平均直径が0.005μm未満の場合には熱成
形性の改良効果が十分でなく本発明の目的を達成できな
い。また、平均直径が0.4μmを越える場合には透明
性が低下するので好ましくない。オレフィン系エラスト
マーの繊維の平均直径は、より良好な熱成形性と透明性
を勘案すると、0.01〜0.1μmの範囲であること
が好ましい。
【0012】ポリプロピレンに対するオレフィン系エラ
ストマーの配合量は特に制限ないが、ポリプロピレン1
00重量部に対して1〜100重量部、好ましくは5〜
80重量部、さらに8〜50重量部が比較的低圧での熱
成形を可能にし、且つ透明性を良好にするために好まし
い。
ストマーの配合量は特に制限ないが、ポリプロピレン1
00重量部に対して1〜100重量部、好ましくは5〜
80重量部、さらに8〜50重量部が比較的低圧での熱
成形を可能にし、且つ透明性を良好にするために好まし
い。
【0013】本発明においては、上記の樹脂成分に必要
に応じて結晶化核剤を添加することが透明性を改良する
うえで効果的である。結晶化核剤としては、タルク;シ
リカ;リン酸メチレン(2,4−tert−ブチルフェ
ニル)ナトリウム等の芳香族リン酸化合物の金属塩;安
息香酸ナトリウム、トルイル酸ナトリウム、p−ter
t−ブチル安息香酸ナトリウム等の芳香族モノカルボン
酸の金属塩;1・3,2・4−(ジメチルベンジリデ
ン)ソルビトール等のソルビトール類;ポリ(3−メチ
ル−ペンテン−1)等の高分子核剤等を挙げることがで
きる。特に芳香族リン酸化合物の金属塩、芳香族モノカ
ルボン酸の金属塩、ソルビトール類、高分子核剤等の有
機系結晶化核剤が好ましく、なかでもソルビトール類が
透明性の改良効果のうえで最も好適である。結晶化核剤
の添加量は特に制限されないが、樹脂成分100重量部
に対して0.0001〜1重量部の範囲であることが好
ましい。
に応じて結晶化核剤を添加することが透明性を改良する
うえで効果的である。結晶化核剤としては、タルク;シ
リカ;リン酸メチレン(2,4−tert−ブチルフェ
ニル)ナトリウム等の芳香族リン酸化合物の金属塩;安
息香酸ナトリウム、トルイル酸ナトリウム、p−ter
t−ブチル安息香酸ナトリウム等の芳香族モノカルボン
酸の金属塩;1・3,2・4−(ジメチルベンジリデ
ン)ソルビトール等のソルビトール類;ポリ(3−メチ
ル−ペンテン−1)等の高分子核剤等を挙げることがで
きる。特に芳香族リン酸化合物の金属塩、芳香族モノカ
ルボン酸の金属塩、ソルビトール類、高分子核剤等の有
機系結晶化核剤が好ましく、なかでもソルビトール類が
透明性の改良効果のうえで最も好適である。結晶化核剤
の添加量は特に制限されないが、樹脂成分100重量部
に対して0.0001〜1重量部の範囲であることが好
ましい。
【0014】さらに必要に応じて、安定剤、帯電防止
剤、滑剤、防曇剤、紫外線吸収剤、ブロッキング防止
剤、着色剤等の添加剤を適宜配合することができる。
剤、滑剤、防曇剤、紫外線吸収剤、ブロッキング防止
剤、着色剤等の添加剤を適宜配合することができる。
【0015】本発明のポリプロピレンシートの厚みは特
に制限されないが、十分な実用強度、高透明性、柔軟
性、耐熱性を付与するためには、通常は0.1〜2.0
mmの範囲であることが好ましい。また、本発明のポリ
プロピレンシートは、分散したポリオレフィン系エラス
トマーの繊維の平均直径が0.005〜0.4μmとな
っていることは前述のとおりであるが、さらに、ポリプ
ロピレン自身の結晶配向係数が0.20〜0.90、フ
ィブリル径が0.01〜0.4μmとなっていること
が、透明性、機械的強度、耐熱性の点から好適である。
に制限されないが、十分な実用強度、高透明性、柔軟
性、耐熱性を付与するためには、通常は0.1〜2.0
mmの範囲であることが好ましい。また、本発明のポリ
プロピレンシートは、分散したポリオレフィン系エラス
トマーの繊維の平均直径が0.005〜0.4μmとな
っていることは前述のとおりであるが、さらに、ポリプ
ロピレン自身の結晶配向係数が0.20〜0.90、フ
ィブリル径が0.01〜0.4μmとなっていること
が、透明性、機械的強度、耐熱性の点から好適である。
【0016】本発明のポリプロピレンシートは、どのよ
うな方法によって得られたものでもよいが、以下に述べ
る方法によって好適に製造することができる。即ち、ポ
リプロピレンにオレフィン系エラストマーを配合した組
成物をシート状に溶融押出して冷却した後、結晶融点よ
り低い温度でロール圧延してシートを得る方法を挙げる
ことができる。
うな方法によって得られたものでもよいが、以下に述べ
る方法によって好適に製造することができる。即ち、ポ
リプロピレンにオレフィン系エラストマーを配合した組
成物をシート状に溶融押出して冷却した後、結晶融点よ
り低い温度でロール圧延してシートを得る方法を挙げる
ことができる。
【0017】ポリプロピレンにオレフィン系エラストマ
ーを配合した組成物をシート状に溶融押出して冷却する
方法は、公知の技術により実施できる。例えば、ポリプ
ロピレンにオレフィン系エラストマーをタンブラー等の
混合機で所定量混合し、得られた混合物を押出機内で溶
融混練しペレット化する。得られた組成物を押出機に供
給して樹脂温度200〜280℃で溶融し、ダイからシ
ート状に押出し、表面温度20〜100℃、好ましくは
30〜80℃の冷却ロールで冷却してシートにする方法
がある。
ーを配合した組成物をシート状に溶融押出して冷却する
方法は、公知の技術により実施できる。例えば、ポリプ
ロピレンにオレフィン系エラストマーをタンブラー等の
混合機で所定量混合し、得られた混合物を押出機内で溶
融混練しペレット化する。得られた組成物を押出機に供
給して樹脂温度200〜280℃で溶融し、ダイからシ
ート状に押出し、表面温度20〜100℃、好ましくは
30〜80℃の冷却ロールで冷却してシートにする方法
がある。
【0018】ロール圧延の方法は次の方法を好適に採用
できる。上記の冷却ロールで冷却したシートを圧延ロー
ル間に通す前に十分に予熱し、その後、予熱温度以上シ
ートの結晶融点より低い温度でロール圧延する方法を好
適に採用できる。圧延前の予熱は、本発明にとって極め
て重要な工程であり、予熱を行うことによってポリオレ
フィン系エラストマーを平均直径0.005〜0.4μ
mの繊維としてポリプロピレン中に分散させることがで
きる。また、前記した特定の結晶配向係数とフィブリル
径を有するポリプロピレンシートを製造することができ
る。
できる。上記の冷却ロールで冷却したシートを圧延ロー
ル間に通す前に十分に予熱し、その後、予熱温度以上シ
ートの結晶融点より低い温度でロール圧延する方法を好
適に採用できる。圧延前の予熱は、本発明にとって極め
て重要な工程であり、予熱を行うことによってポリオレ
フィン系エラストマーを平均直径0.005〜0.4μ
mの繊維としてポリプロピレン中に分散させることがで
きる。また、前記した特定の結晶配向係数とフィブリル
径を有するポリプロピレンシートを製造することができ
る。
【0019】予熱温度は予熱するシートの厚さにより変
わるが、圧延前のシート温度が以下の式を満足するよう
に予熱することが好ましい。
わるが、圧延前のシート温度が以下の式を満足するよう
に予熱することが好ましい。
【0020】80+35×t1−15×t1/t2≦T≦155+15×t
1−27×t1/t2 (但し、Tは圧延前のシート温度(℃)、t1は圧延前
のシートの厚さ(mm)、t2は圧延後のシートの厚さ
(mm)である。) シート温度が前記式の範囲よりも高い場合には圧延によ
る延伸ムラが発生して均一なシートが得られないばかり
か、透明性の改良効果が劣るため好ましくない。シート
温度が逆に低すぎると圧延が困難になるばかりでなく、
ポリオレフィン系エラストマーの繊維の平均直径を0.
4μm以下にすることができず、透明性の改良効果が劣
るため好ましくない。また、ポリプロピレン自身のフィ
ブリル径を0.4μm以下にすることもできなくなる。
1−27×t1/t2 (但し、Tは圧延前のシート温度(℃)、t1は圧延前
のシートの厚さ(mm)、t2は圧延後のシートの厚さ
(mm)である。) シート温度が前記式の範囲よりも高い場合には圧延によ
る延伸ムラが発生して均一なシートが得られないばかり
か、透明性の改良効果が劣るため好ましくない。シート
温度が逆に低すぎると圧延が困難になるばかりでなく、
ポリオレフィン系エラストマーの繊維の平均直径を0.
4μm以下にすることができず、透明性の改良効果が劣
るため好ましくない。また、ポリプロピレン自身のフィ
ブリル径を0.4μm以下にすることもできなくなる。
【0021】圧延前のシート温度を上記温度とする方法
は、圧延前のシート温度が上記温度となるように表面温
度を調節した予熱ロール間にシート通す方法、遠赤外線
ヒータ等の間接加熱方法で予熱する方法、所定の温度に
加熱された空気や水等の媒体内にシートを通す方法等を
挙げることができる。これらのなかでも、予熱ロールを
使用する方法が簡便に温度調整が可能であるために好適
である。
は、圧延前のシート温度が上記温度となるように表面温
度を調節した予熱ロール間にシート通す方法、遠赤外線
ヒータ等の間接加熱方法で予熱する方法、所定の温度に
加熱された空気や水等の媒体内にシートを通す方法等を
挙げることができる。これらのなかでも、予熱ロールを
使用する方法が簡便に温度調整が可能であるために好適
である。
【0022】次に圧延は、表面温度が好ましくは120
〜160℃、さらに好ましくは130〜155℃の圧延
ロール間にシートを通すことによって行われる。圧延
は、結晶配向係数が0.2〜0.9、フィブリル径が
0.01〜0.4μmの範囲の圧延シートが得られるよ
うに行うのが好ましい。このためには、圧延シートの厚
みが元のシート厚みの1/1.5〜1/3.5の範囲と
なるように行うことが好ましい。圧延は必要に応じて複
数回繰り返すこともできる。
〜160℃、さらに好ましくは130〜155℃の圧延
ロール間にシートを通すことによって行われる。圧延
は、結晶配向係数が0.2〜0.9、フィブリル径が
0.01〜0.4μmの範囲の圧延シートが得られるよ
うに行うのが好ましい。このためには、圧延シートの厚
みが元のシート厚みの1/1.5〜1/3.5の範囲と
なるように行うことが好ましい。圧延は必要に応じて複
数回繰り返すこともできる。
【0023】本発明のポリプロピレンシートはこのよう
にして得られる。さらに本発明のポリプロピレン容器
は、上記のポリプロピレンシートを熱成形することによ
って製造することができる。熱成形の方法は、公知の方
法を何ら制限なく採用できる。例えば、真空成形機、圧
空成形機、これらを組み合わせた真空圧空成形機を使用
して、熱板による直接加熱や遠赤外線ヒータによる間接
加熱により成形する方法があげられる。この場合、良好
な金型転写性を確保するためには比較的高い圧力で熱成
形することが望ましいが、金型合わせ面からの空気の漏
れや金型寿命の低下が起こり難い範囲、例えば、2〜4
kg/cm2の範囲で熱成形することが好ましい。熱成
形時のシート表面温度は、透明性の優れた容器を得るた
めにはポリプロピレンの融点以下であることが必要であ
る。通常は130〜165℃の範囲から選ぶことが得ら
れた容器の透明性の点から好ましい。
にして得られる。さらに本発明のポリプロピレン容器
は、上記のポリプロピレンシートを熱成形することによ
って製造することができる。熱成形の方法は、公知の方
法を何ら制限なく採用できる。例えば、真空成形機、圧
空成形機、これらを組み合わせた真空圧空成形機を使用
して、熱板による直接加熱や遠赤外線ヒータによる間接
加熱により成形する方法があげられる。この場合、良好
な金型転写性を確保するためには比較的高い圧力で熱成
形することが望ましいが、金型合わせ面からの空気の漏
れや金型寿命の低下が起こり難い範囲、例えば、2〜4
kg/cm2の範囲で熱成形することが好ましい。熱成
形時のシート表面温度は、透明性の優れた容器を得るた
めにはポリプロピレンの融点以下であることが必要であ
る。通常は130〜165℃の範囲から選ぶことが得ら
れた容器の透明性の点から好ましい。
【0024】こうして得られたポリプロピレン容器は、
ポリオレフィン系エラストマーの繊維の平均直径が0.
005〜0.4μmとなっている。また、ポリプロピレ
ン自身の結晶配向係数が0.30〜0.95、フィブリ
ル径が0.01〜0.4μmとなっていることが、透明
性、機械的強度、耐熱性の点から好適である。
ポリオレフィン系エラストマーの繊維の平均直径が0.
005〜0.4μmとなっている。また、ポリプロピレ
ン自身の結晶配向係数が0.30〜0.95、フィブリ
ル径が0.01〜0.4μmとなっていることが、透明
性、機械的強度、耐熱性の点から好適である。
【0025】
【発明の効果】本発明のポリプロピレンシートは、ポリ
プロピレンでありながらポリ塩化ビニルやポリスチレン
製シートに匹敵する透明性を有し、しかも熱成形性の優
れたポリプロピレンシートである。また、このポリプロ
ピレンシートを熱成形したポリプロピレン容器は、透明
性が良好であることから、食品、文具または化粧品のト
レー、蓋、カップ、パック等の容器として、また、医薬
品のPTP包装容器として好適に使用できる。
プロピレンでありながらポリ塩化ビニルやポリスチレン
製シートに匹敵する透明性を有し、しかも熱成形性の優
れたポリプロピレンシートである。また、このポリプロ
ピレンシートを熱成形したポリプロピレン容器は、透明
性が良好であることから、食品、文具または化粧品のト
レー、蓋、カップ、パック等の容器として、また、医薬
品のPTP包装容器として好適に使用できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するため、実施
例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、以下の実施例および比較例において、
結晶配向係数は「アドバンシズ・イン・エックスレイ・
アナリシス(Advances inX-ray Analysis)」第6巻、
p231(1963)に記載された方法により、また、
フィブリル径は「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエ
ンス(Journal of Polymer Sience)」第27巻、p8
7(1958)に示された方法により測定した。
例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、以下の実施例および比較例において、
結晶配向係数は「アドバンシズ・イン・エックスレイ・
アナリシス(Advances inX-ray Analysis)」第6巻、
p231(1963)に記載された方法により、また、
フィブリル径は「ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエ
ンス(Journal of Polymer Sience)」第27巻、p8
7(1958)に示された方法により測定した。
【0027】実施例1〜3 メルトインデックス0.9g/10分のプロピレン単独
重合体100重量部に、オレフィン系エラストマーとし
てメルトインデックス1.5g/10分、ビカット軟化
点が110℃のプロピレン−エチレン共重合体(エチレ
ン含量15モル%)を表1の割合で配合したポリプロピ
レン組成物を、スクリュー径65mmの二軸押出機によ
り溶融し、ダイ幅1300mmのダイからシート状に押
出し、表面温度70℃の冷却ロールで冷却して0.6m
mの厚さのシートにした。このシートを各ロールの表面
温度が表1の値に設定された4本の予熱ロールに通すこ
とによって予熱した。圧延前のシート温度を接触型温度
計で測定したところ表1のとおりであった。引き続き、
この予熱されたシートを表面温度135℃の一対の圧延
ロールで最終的なシート厚さが0.3mmになるように
圧延した。この圧延シートはMD方向(押出方向)にC
軸が配向した一軸配向シートで、その結晶配向係数、フ
ィブリル径は表1のとおりであった。また、得られたシ
ート内部のオレフィン系エラストマーの平均直径を透過
型電子顕微鏡で測定し、さらにシートのヘイズをJIS
K7105により測定した結果を表1に示した。
重合体100重量部に、オレフィン系エラストマーとし
てメルトインデックス1.5g/10分、ビカット軟化
点が110℃のプロピレン−エチレン共重合体(エチレ
ン含量15モル%)を表1の割合で配合したポリプロピ
レン組成物を、スクリュー径65mmの二軸押出機によ
り溶融し、ダイ幅1300mmのダイからシート状に押
出し、表面温度70℃の冷却ロールで冷却して0.6m
mの厚さのシートにした。このシートを各ロールの表面
温度が表1の値に設定された4本の予熱ロールに通すこ
とによって予熱した。圧延前のシート温度を接触型温度
計で測定したところ表1のとおりであった。引き続き、
この予熱されたシートを表面温度135℃の一対の圧延
ロールで最終的なシート厚さが0.3mmになるように
圧延した。この圧延シートはMD方向(押出方向)にC
軸が配向した一軸配向シートで、その結晶配向係数、フ
ィブリル径は表1のとおりであった。また、得られたシ
ート内部のオレフィン系エラストマーの平均直径を透過
型電子顕微鏡で測定し、さらにシートのヘイズをJIS
K7105により測定した結果を表1に示した。
【0028】引き続き、このシートを真空圧空成形機で
シート表面温度162℃において種々の圧空圧力で真空
圧空成形を行い、160mm×100mm×深さ30m
mの容器を成形した。成形性の評価は、金型形状が忠実
に転写できているものについては最低圧空圧力を表示
し、シワ、破損等の外観不良や金型形状がうまく転写で
きていないものについては[成形不良」と表示した。
シート表面温度162℃において種々の圧空圧力で真空
圧空成形を行い、160mm×100mm×深さ30m
mの容器を成形した。成形性の評価は、金型形状が忠実
に転写できているものについては最低圧空圧力を表示
し、シワ、破損等の外観不良や金型形状がうまく転写で
きていないものについては[成形不良」と表示した。
【0029】比較例1 実施例2において、シート製造工程での圧延を行わなか
ったこと以外は実施例2と全く同様にして0.3mmの
シートを得た。得られたシートは無配向のシートでフィ
ブリル構造は認められなかった。得られたシート内部の
エラストマーの平均直径、シートのヘイズ、成形性、そ
の他を測定した結果を表1に示した。
ったこと以外は実施例2と全く同様にして0.3mmの
シートを得た。得られたシートは無配向のシートでフィ
ブリル構造は認められなかった。得られたシート内部の
エラストマーの平均直径、シートのヘイズ、成形性、そ
の他を測定した結果を表1に示した。
【0030】比較例2 実施例2において、オレフィン系エラストマーを添加し
なかったこと以外は実施例2と全く同様にして0.3m
mのシートを得た。得られたシートのヘイズ、成形性、
その他を測定し、結果を表1に示した。
なかったこと以外は実施例2と全く同様にして0.3m
mのシートを得た。得られたシートのヘイズ、成形性、
その他を測定し、結果を表1に示した。
【0031】実施例4〜6 メルトインデックス0.9g/10分のプロピレン単独
重合体100重量部に、オレフィン系エラストマーとし
てメルトインデックス1.3g/10分、ビカット軟化
点が55℃のエチレン−ブテン共重合体(ブテン含量1
0モル%)を表1の割合で配合したポリプロピレン組成
物を用い、実施例1と同様にして圧延したシートと容器
を得た。結果を表1に示した。
重合体100重量部に、オレフィン系エラストマーとし
てメルトインデックス1.3g/10分、ビカット軟化
点が55℃のエチレン−ブテン共重合体(ブテン含量1
0モル%)を表1の割合で配合したポリプロピレン組成
物を用い、実施例1と同様にして圧延したシートと容器
を得た。結果を表1に示した。
【0032】実施例7〜9 メルトインデックス0.9g/10分のプロピレン単独
重合体100重量部に、オレフィン系エラストマーとし
てメルトインデックス1.5g/10分、ビカット軟化
点が85℃のプロピレン−エチレン共重合体(エチレン
含量20モル%)を表1の割合で配合し、結晶化核剤と
して1・3,2・4−(ジメチルベンジリデン)ソルビ
トールを0.3重量部配合したポリプロピレン組成物を
使用して実施例1と全く同様な方法でシートおよび容器
を作成した。結果を表1に示した。
重合体100重量部に、オレフィン系エラストマーとし
てメルトインデックス1.5g/10分、ビカット軟化
点が85℃のプロピレン−エチレン共重合体(エチレン
含量20モル%)を表1の割合で配合し、結晶化核剤と
して1・3,2・4−(ジメチルベンジリデン)ソルビ
トールを0.3重量部配合したポリプロピレン組成物を
使用して実施例1と全く同様な方法でシートおよび容器
を作成した。結果を表1に示した。
【0033】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65D 1/09 B65D 1/00 B
Claims (2)
- 【請求項1】ポリプロピレンとオレフィン系エラストマ
ーとの組成物よりなり、該オレフィン系エラストマーが
平均直径0.005〜0.4μmの繊維を形成してポリ
プロピレン中に分散してなることを特徴とするポリプロ
ピレンシート。 - 【請求項2】請求項1記載のポリプロピレンシートの熱
成形体よりなるポリプロピレン容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2971395A JPH08217889A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | ポリプロピレンシートおよび容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2971395A JPH08217889A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | ポリプロピレンシートおよび容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08217889A true JPH08217889A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12283758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2971395A Pending JPH08217889A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | ポリプロピレンシートおよび容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08217889A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998006781A1 (fr) * | 1996-08-09 | 1998-02-19 | Chisso Corporation | Composition a base de polypropylene, procede de production et catalyseur permettant sa polymerisation |
WO1998051732A1 (fr) * | 1997-05-15 | 1998-11-19 | Chisso Corporation | Moulage en polypropylene non etire |
US6231804B1 (en) | 1997-04-02 | 2001-05-15 | Chisso Corporation | Modified olefin (co)polymer composition, process for preparing the same, and modified olefin (co)polymer composition molding |
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JP2001150533A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-06-05 | Japan Polychem Corp | プロピレン重合体シート熱成形品 |
US6303696B1 (en) | 1997-04-11 | 2001-10-16 | Chisso Corporation | Propylene (co)polymer composition using metallocene catalyst |
US6313225B2 (en) | 1995-10-18 | 2001-11-06 | Chisso Corporation | Catalyst for olefin (co-)polymerization and method for producing the same |
WO2007108379A1 (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsui Chemicals, Inc. | ポリプロピレン樹脂組成物、成形体、シート、および容器 |
JP2014136748A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Mitsubishi Plastics Inc | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
KR102368317B1 (ko) * | 2021-07-27 | 2022-03-03 | (주)휴케이에스 | 탄성 용기용 조성물 및 이를 이용한 탄성 용기 제조방법 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP2971395A patent/JPH08217889A/ja active Pending
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