JPH0819180A - 常用予備切替式受電設備 - Google Patents
常用予備切替式受電設備Info
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- JPH0819180A JPH0819180A JP6170072A JP17007294A JPH0819180A JP H0819180 A JPH0819180 A JP H0819180A JP 6170072 A JP6170072 A JP 6170072A JP 17007294 A JP17007294 A JP 17007294A JP H0819180 A JPH0819180 A JP H0819180A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2バンクのいずれかの負荷側で事故が発生し
たときの健全なバンクの停電を回避して停電範囲の縮小
を図る。 【構成】 受電用変圧器17,18の1次側間の橋絡路
に設けられた常閉の連系用開閉器35と、両変圧器1
7,18の1次側の過電流監視により両バンク#1,#
2の負荷側事故の有無を検出するバンク毎の負荷側事故
検出部38,39と、両検出部38,39のいずれかの
事故検出により,事故バンクを切離して健全バンクの給
電を継続するように開閉器35を開放して開閉器6,7
の開閉を制御する事故バンク区分手段とを備える。
たときの健全なバンクの停電を回避して停電範囲の縮小
を図る。 【構成】 受電用変圧器17,18の1次側間の橋絡路
に設けられた常閉の連系用開閉器35と、両変圧器1
7,18の1次側の過電流監視により両バンク#1,#
2の負荷側事故の有無を検出するバンク毎の負荷側事故
検出部38,39と、両検出部38,39のいずれかの
事故検出により,事故バンクを切離して健全バンクの給
電を継続するように開閉器35を開放して開閉器6,7
の開閉を制御する事故バンク区分手段とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2回線2バンク受電の
常用予備切替式受電設備に関する。
常用予備切替式受電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特別高圧受電等に用いられるこの
種受電設備は図2に示すように構成され、同図におい
て、1,2は2回線高圧系統の配電線であり、変電所等
の遮断器3,4から引出される。
種受電設備は図2に示すように構成され、同図におい
て、1,2は2回線高圧系統の配電線であり、変電所等
の遮断器3,4から引出される。
【0003】5は受電盤、6,7は受電盤5に設けられ
た常用側開閉器,予備側開閉器であり、それぞれ機械保
持式電磁操作器等により形成され、電源側の一端が断路
器又はケーブルコネクタ8,9を介して配電線1,2に
接続されている。10,11は開閉器6,7の投入コイ
ル、12,13は開閉器6,7の引外しコイルである。
た常用側開閉器,予備側開閉器であり、それぞれ機械保
持式電磁操作器等により形成され、電源側の一端が断路
器又はケーブルコネクタ8,9を介して配電線1,2に
接続されている。10,11は開閉器6,7の投入コイ
ル、12,13は開閉器6,7の引外しコイルである。
【0004】14は開閉器6,7の負荷側の他端間を橋
絡する連系用導体、15,16は開閉器6,7の負荷側
の他端それぞれに接続された電力ヒューズ、17,18
は1次側が断路器又はケーブルコネクタ19,20を介
して電力ヒューズ15,16それぞれに接続された2バ
ンク#1,#2の受電用変圧器であり、2次側の母線2
1,22から遮断器23a〜23n,24a〜24nを
介して両バンクの各負荷に給電する。
絡する連系用導体、15,16は開閉器6,7の負荷側
の他端それぞれに接続された電力ヒューズ、17,18
は1次側が断路器又はケーブルコネクタ19,20を介
して電力ヒューズ15,16それぞれに接続された2バ
ンク#1,#2の受電用変圧器であり、2次側の母線2
1,22から遮断器23a〜23n,24a〜24nを
介して両バンクの各負荷に給電する。
【0005】25,26は配電線1,2と開閉器6,7
との接続路にそれぞれ設けられた回線事故検出用の零相
変流器、27は零相変流器25,26の出力信号により
負荷側地絡事故を検出する事故検出部である。
との接続路にそれぞれ設けられた回線事故検出用の零相
変流器、27は零相変流器25,26の出力信号により
負荷側地絡事故を検出する事故検出部である。
【0006】28は検出部27の事故検出信号が供給さ
れる制御部であり、配電線1,2のどちらを常用線とし
ても使用できる常用予備切替制御手段等の機能を有す
る。
れる制御部であり、配電線1,2のどちらを常用線とし
ても使用できる常用予備切替制御手段等の機能を有す
る。
【0007】29は受電制御部28に給電する電源部で
あり、蓄電池により形成されている。30は1次側が母
線22に接続された電源用変圧器であり、2次側出力を
電源部29に供給する。
あり、蓄電池により形成されている。30は1次側が母
線22に接続された電源用変圧器であり、2次側出力を
電源部29に供給する。
【0008】31,32は開閉器6,7の一端とアース
との間それぞれに設けられた接地用断路器であり、保
守,点検等の際に手動操作で閉成されて両バンクの負荷
側の作業員等の安全を確保する。33,34は配電線
1,2の電圧を監視する分圧器であり、33は配電線
1,34は配電線2の電圧状態を制御部28へ出力す
る。
との間それぞれに設けられた接地用断路器であり、保
守,点検等の際に手動操作で閉成されて両バンクの負荷
側の作業員等の安全を確保する。33,34は配電線
1,2の電圧を監視する分圧器であり、33は配電線
1,34は配電線2の電圧状態を制御部28へ出力す
る。
【0009】そして、配電線1,2が共に健全な正常時
は、制御部28での常用線の設定により投入コイル10
が通電されて開閉器6がセットされ、この開閉器6が優
先的に閉成され、給電回線が常用側の配電線1に設定さ
れる。
は、制御部28での常用線の設定により投入コイル10
が通電されて開閉器6がセットされ、この開閉器6が優
先的に閉成され、給電回線が常用側の配電線1に設定さ
れる。
【0010】この設定により、配電線1の電力は開閉器
6から変圧器17を介してバンク#1の各負荷に給電さ
れる。また、導線14が変圧器17,18の1次側間の
連系用の橋絡路を形成し、配電線1の電力は開閉器6か
ら導線14,変圧器18を介してバンク#2の各負荷に
も給電される。
6から変圧器17を介してバンク#1の各負荷に給電さ
れる。また、導線14が変圧器17,18の1次側間の
連系用の橋絡路を形成し、配電線1の電力は開閉器6か
ら導線14,変圧器18を介してバンク#2の各負荷に
も給電される。
【0011】さらに、バンク#2の母線22に接続され
た変圧器30の2次側出力が電源部29に供給され、こ
の電源部29の蓄電池が充電されるとともに、電源部2
9の直流電源が制御部28に供給されてこの制御部28
が給電駆動される。
た変圧器30の2次側出力が電源部29に供給され、こ
の電源部29の蓄電池が充電されるとともに、電源部2
9の直流電源が制御部28に供給されてこの制御部28
が給電駆動される。
【0012】つぎに、常用側からの給電中は配電線1の
事故発生が分圧器33により監視され、配電線1に事故
が発生すると、変電所等の遮断器3が遮断して無電圧に
なり、分圧器33により電源電圧なしを検出し、この分
圧器33の検出信号により制御部28が給電中の常用側
の回線の事故発生を識別する。
事故発生が分圧器33により監視され、配電線1に事故
が発生すると、変電所等の遮断器3が遮断して無電圧に
なり、分圧器33により電源電圧なしを検出し、この分
圧器33の検出信号により制御部28が給電中の常用側
の回線の事故発生を識別する。
【0013】そして、制御部28は常用予備の切替えを
実行し、引外しコイル12を通電して開閉器6をリセッ
ト開放し、投入コイル11を通電して開閉器7をセット
し、この開閉器7を閉成する。
実行し、引外しコイル12を通電して開閉器6をリセッ
ト開放し、投入コイル11を通電して開閉器7をセット
し、この開閉器7を閉成する。
【0014】この閉成により給電回線が常用側から予備
側に切替わり、事故が生じた配電線1からの給電が停止
し、健全な予備側の配電線2の電力が開閉器7から変圧
器18を介してバンク#2の各負荷に給電されるととも
に、導線14,変圧器17を介してバンク#1の各負荷
に給電され、両バンク#1,#2の給電が継続する。
側に切替わり、事故が生じた配電線1からの給電が停止
し、健全な予備側の配電線2の電力が開閉器7から変圧
器18を介してバンク#2の各負荷に給電されるととも
に、導線14,変圧器17を介してバンク#1の各負荷
に給電され、両バンク#1,#2の給電が継続する。
【0015】なお、常用予備の切替えによりバンク#2
の母線22が瞬時的に停電しても、電源部29から制御
部28への給電は安定に行われ、制御部28の制御等は
支障なく行われる。
の母線22が瞬時的に停電しても、電源部29から制御
部28への給電は安定に行われ、制御部28の制御等は
支障なく行われる。
【0016】また、予備側からの給電中は配電線2の事
故発生が分圧器34により監視され、配電線2に事故が
発生すると、配電線2の無電圧を分圧器34で検出して
制御部28が給電中の予備側の回線の事故を検出する。
故発生が分圧器34により監視され、配電線2に事故が
発生すると、配電線2の無電圧を分圧器34で検出して
制御部28が給電中の予備側の回線の事故を検出する。
【0017】このとき、予備側開閉器7は開放せず、常
用側への切替動作は行われないため、バンク#1,#2
の給電を停止して両バンク#1,#2を停電する。な
お、この停電は例えば作業員により開閉器6が投入操作
されて復旧する。
用側への切替動作は行われないため、バンク#1,#2
の給電を停止して両バンク#1,#2を停電する。な
お、この停電は例えば作業員により開閉器6が投入操作
されて復旧する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記図2の従来設備の
場合、導線14により変圧器17,18の1次側間が短
絡されてバンク#1,#2が常に橋絡されるため、バン
ク#1,#2のいずれかの変圧器17,18の2次側
(負荷側)で事故が発生すると、投入中の開閉器6又は
7を開放して全バンク#1,#2を停電するしかなく、
健全なバンク#1又は#2まで停電する問題点がある。
本発明は、2バンクのいずれかの負荷側で事故が発生し
たときの健全なバンクの停電を回避して停電範囲の縮小
を図ることを目的とする。
場合、導線14により変圧器17,18の1次側間が短
絡されてバンク#1,#2が常に橋絡されるため、バン
ク#1,#2のいずれかの変圧器17,18の2次側
(負荷側)で事故が発生すると、投入中の開閉器6又は
7を開放して全バンク#1,#2を停電するしかなく、
健全なバンク#1又は#2まで停電する問題点がある。
本発明は、2バンクのいずれかの負荷側で事故が発生し
たときの健全なバンクの停電を回避して停電範囲の縮小
を図ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の常用予備切替式受電設備においては、2
バンクの受電用変圧器の1次側間の橋絡路に設けられた
常閉の連系用開閉器と、両変圧器の1次側の過電流監視
により両バンクの負荷側事故の有無を検出するバンク毎
の負荷側事故検出部と、両負荷側事故検出部のいずれか
の事故検出により,事故バンクを切離して健全バンクの
給電を継続するように連系用開閉器を開放して常用側開
閉器,予備側開閉器の開閉を制御する事故バンク区分手
段とを備える。
めに、本発明の常用予備切替式受電設備においては、2
バンクの受電用変圧器の1次側間の橋絡路に設けられた
常閉の連系用開閉器と、両変圧器の1次側の過電流監視
により両バンクの負荷側事故の有無を検出するバンク毎
の負荷側事故検出部と、両負荷側事故検出部のいずれか
の事故検出により,事故バンクを切離して健全バンクの
給電を継続するように連系用開閉器を開放して常用側開
閉器,予備側開閉器の開閉を制御する事故バンク区分手
段とを備える。
【0020】
【作用】前記のように構成された本発明の常用予備切替
式受電設備においては、両バンクのいずれかの受電用変
圧器の負荷側で事故が発生すると、事故バンクの負荷側
事故検出部に事故が検出される。
式受電設備においては、両バンクのいずれかの受電用変
圧器の負荷側で事故が発生すると、事故バンクの負荷側
事故検出部に事故が検出される。
【0021】そして、この検出に基づき、事故バンク区
分手段は連系用開閉器を開放して両バンクの電源側を切
離すとともに常用側開閉器,予備側開閉器を開閉して健
全バンクの給電を確保し、事故側のバンクを切離して健
全バンクの給電を継続する。そのため、両バンクのいず
れかの負荷側で事故が発生したときに、健全なバンクの
停電が回避されて停電範囲が縮小される。
分手段は連系用開閉器を開放して両バンクの電源側を切
離すとともに常用側開閉器,予備側開閉器を開閉して健
全バンクの給電を確保し、事故側のバンクを切離して健
全バンクの給電を継続する。そのため、両バンクのいず
れかの負荷側で事故が発生したときに、健全なバンクの
停電が回避されて停電範囲が縮小される。
【0022】
【実施例】1実施例について、図1を参照して説明す
る。図1において、図2と同一符号は同一のものを示
し、異なる点はつぎの(i),(ii),(iii) の点で
ある。
る。図1において、図2と同一符号は同一のものを示
し、異なる点はつぎの(i),(ii),(iii) の点で
ある。
【0023】(i)変圧器17,18の1次側間の橋絡
路としての開閉器6,7の他端間に、図2の従来の導体
14の代わりに両端に断路部45,46を取付けた常閉
の連系用開閉器35を設けた点。この開閉器35は開閉
器6,7と同様、機械保持式電磁操作器等により形成さ
れ、投入コイル36の通電により閉成され、引外しコイ
ル37の通電により開放される。
路としての開閉器6,7の他端間に、図2の従来の導体
14の代わりに両端に断路部45,46を取付けた常閉
の連系用開閉器35を設けた点。この開閉器35は開閉
器6,7と同様、機械保持式電磁操作器等により形成さ
れ、投入コイル36の通電により閉成され、引外しコイ
ル37の通電により開放される。
【0024】(ii)変圧器17,18の1次側に負荷側
事故検出部38,39それぞれを設け、両検出部38,
39の変流器40,41及び過電流リレー42,43に
より変圧器17,18の1次側の過電流監視からバンク
#1,#2の負荷側の事故の有無を検出するようにした
点。 (iii) 図2の従来の制御部28の代わりに、この制御
部28に事故バンク区分手段の機能を付加した受電制御
部44を設けた点。
事故検出部38,39それぞれを設け、両検出部38,
39の変流器40,41及び過電流リレー42,43に
より変圧器17,18の1次側の過電流監視からバンク
#1,#2の負荷側の事故の有無を検出するようにした
点。 (iii) 図2の従来の制御部28の代わりに、この制御
部28に事故バンク区分手段の機能を付加した受電制御
部44を設けた点。
【0025】そして、制御部44は常用予備切替制御手
段により、従来と同様、常用側開閉器6を優先して閉成
する。常用線,予備線は制御部44に設けた切替スイッ
チにより選択でき、開閉器6,7はどちらを常用線にし
ても使用できる。また、初期設定により投入コイル36
を通電して開閉器35を閉成し、変圧器17,18の1
次側を短絡して結ぶ。
段により、従来と同様、常用側開閉器6を優先して閉成
する。常用線,予備線は制御部44に設けた切替スイッ
チにより選択でき、開閉器6,7はどちらを常用線にし
ても使用できる。また、初期設定により投入コイル36
を通電して開閉器35を閉成し、変圧器17,18の1
次側を短絡して結ぶ。
【0026】したがって、2回線が共に健全な正常時
は、常用側開閉器6の閉成により、常用側の配電線1の
電力が変圧器17,18の1次側に供給されてバンク#
1,#2の各負荷に給電される。
は、常用側開閉器6の閉成により、常用側の配電線1の
電力が変圧器17,18の1次側に供給されてバンク#
1,#2の各負荷に給電される。
【0027】つぎに、検出部38,39は変圧器17,
18の1次側の過電流を監視,検出してバンク#1,#
2の負荷側の事故の有無を監視し、事故が発生して過電
流を検出すると、リレー42,43の接点信号が形成す
る検出信号を制御部44に与える。
18の1次側の過電流を監視,検出してバンク#1,#
2の負荷側の事故の有無を監視し、事故が発生して過電
流を検出すると、リレー42,43の接点信号が形成す
る検出信号を制御部44に与える。
【0028】そして、開閉器6が閉成して常用側の配電
線1の電力が給電されているときに、バンク#2の負荷
側で事故が発生すると、検出部39の検出信号によりバ
ンク#2の負荷側の事故発生が制御部44に通知され
る。
線1の電力が給電されているときに、バンク#2の負荷
側で事故が発生すると、検出部39の検出信号によりバ
ンク#2の負荷側の事故発生が制御部44に通知され
る。
【0029】このとき、制御部44の事故バンク区分手
段は、開閉器6,7の開閉状態及び検出部38,39の
検出信号に基づき、常用側からの給電中のバンク#2の
負荷側事故の発生であることを認識し、バンク#2を切
離して健全なバンク#1の給電を継続するため、引外し
コイル37を通電して開閉器35を開放する。
段は、開閉器6,7の開閉状態及び検出部38,39の
検出信号に基づき、常用側からの給電中のバンク#2の
負荷側事故の発生であることを認識し、バンク#2を切
離して健全なバンク#1の給電を継続するため、引外し
コイル37を通電して開閉器35を開放する。
【0030】この開放によりバンク#2が配電線1から
切離され、この配電線1の電力が健全なバンク#1の負
荷に給電され、健全なバンク#1の停電が回避されて停
電範囲が縮小する。
切離され、この配電線1の電力が健全なバンク#1の負
荷に給電され、健全なバンク#1の停電が回避されて停
電範囲が縮小する。
【0031】また、開閉器6が閉成して常用側の配電線
1の電力が給電されているときに、バンク#1の負荷側
で事故が発生すると、バンク#1を切離してバンク#2
の給電を継続するため、制御部44の事故バンク区分手
段は、引外しコイル37を通電して開閉器35を開放す
るとともに引外しコイル12を通電して開閉器6を開放
し、事故バンク#1を切離し、投入コイル11を通電し
て開閉器7を閉成し健全なバンク#1の給電を継続す
る。
1の電力が給電されているときに、バンク#1の負荷側
で事故が発生すると、バンク#1を切離してバンク#2
の給電を継続するため、制御部44の事故バンク区分手
段は、引外しコイル37を通電して開閉器35を開放す
るとともに引外しコイル12を通電して開閉器6を開放
し、事故バンク#1を切離し、投入コイル11を通電し
て開閉器7を閉成し健全なバンク#1の給電を継続す
る。
【0032】さらに、開閉器7が閉成して予備側の配電
線2の電力が給電されているときも前記と同様に、バン
ク#1の負荷側で事故が発生したときは、制御部44の
事故バンク区分手段が動作し、引外しコイル37を通電
して開閉器35を開放し、事故バンク#1を切離して健
全なバンク#2の給電を継続する。また、バンク#2の
負荷側事故の場合は常用線の電圧有を検出して開閉器3
5及び開閉器7を開放し、開閉器6を閉成してバンク#
1の給電を継続する。
線2の電力が給電されているときも前記と同様に、バン
ク#1の負荷側で事故が発生したときは、制御部44の
事故バンク区分手段が動作し、引外しコイル37を通電
して開閉器35を開放し、事故バンク#1を切離して健
全なバンク#2の給電を継続する。また、バンク#2の
負荷側事故の場合は常用線の電圧有を検出して開閉器3
5及び開閉器7を開放し、開閉器6を閉成してバンク#
1の給電を継続する。
【0033】したがって、バンク#1,#2のいずれか
一方の負荷側で事故が発生したときに、いわゆる自動区
分により、事故バンク#2又は#1を切離して健全なバ
ンク#1又は#2の給電が継続され、健全なバンク#1
又は#2の停電が回避されて停電範囲が従来より小さく
なる。そして、開閉器6,7,35の開閉機構等は実施
例に限定されるものではない。また、特別高圧以外の受
電設備にも適用できるのは勿論である。
一方の負荷側で事故が発生したときに、いわゆる自動区
分により、事故バンク#2又は#1を切離して健全なバ
ンク#1又は#2の給電が継続され、健全なバンク#1
又は#2の停電が回避されて停電範囲が従来より小さく
なる。そして、開閉器6,7,35の開閉機構等は実施
例に限定されるものではない。また、特別高圧以外の受
電設備にも適用できるのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。バンク#
1,#2のいずれかの受電用変圧器17,18の負荷側
で事故が発生すると、負荷側事故検出部38,39の検
出に基づき、事故バンク区分手段が連系用開閉器35を
開放して両バンク#1,#2の電源側を切離すとともに
常用側開閉器6,予備側開閉器7を開閉制御し、事故側
のバンク#2又は#1を切離して健全なバンク#1又は
#2の給電を継続するため、両バンク#1,#2のいず
れかの負荷側で事故が発生したときに、健全なバンク#
1又は#2の停電を回避して停電範囲を従来より縮小す
ることができる。
ているため、以下に記載する効果を奏する。バンク#
1,#2のいずれかの受電用変圧器17,18の負荷側
で事故が発生すると、負荷側事故検出部38,39の検
出に基づき、事故バンク区分手段が連系用開閉器35を
開放して両バンク#1,#2の電源側を切離すとともに
常用側開閉器6,予備側開閉器7を開閉制御し、事故側
のバンク#2又は#1を切離して健全なバンク#1又は
#2の給電を継続するため、両バンク#1,#2のいず
れかの負荷側で事故が発生したときに、健全なバンク#
1又は#2の停電を回避して停電範囲を従来より縮小す
ることができる。
【図1】本発明の常用予備切替式受電設備の1実施例の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】従来設備のブロック図である。
1,2 配電線 6 常用側開閉器 7 予備側開閉器 17,18 受電用変圧器 35 連系用開閉器 38,39 負荷側事故検出部 44 制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 2回線の一方の配電線と一方のバンクの
受電用変圧器の1次側との間に常用側開閉器を設け、 前記2回線の他方の配電線と他方のバンクの受電用変圧
器の1次側との間に予備側開閉器を設け、 前記両変圧器の1次側を橋絡し、 前記両配電線の事故監視に基づき、前記常用側開閉器を
優先して前記両開閉器の健全回線側の一方を閉成し、 前記両配電線の電力を択一的に切替えて前記両変圧器の
1次側に供給する常用予備切替式受電設備において、 前記両変圧器の1次側間の橋絡路に設けられた常閉の連
系用開閉器と、 前記両変圧器の1次側の過電流監視により前記両バンク
の負荷側事故の有無を検出するバンク毎の負荷側事故検
出部と、 前記両負荷側事故検出部のいずれかの事故検出により,
事故バンクを切離して健全バンクの給電を継続するよう
に前記連系用開閉器を開放して前記常用側開閉器,前記
予備側開閉器の開閉を制御する事故バンク区分手段とを
備えた常用予備切替式受電設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6170072A JPH0819180A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 常用予備切替式受電設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6170072A JPH0819180A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 常用予備切替式受電設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819180A true JPH0819180A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15898123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6170072A Pending JPH0819180A (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 常用予備切替式受電設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0819180A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020067902A (ko) * | 2002-07-02 | 2002-08-24 | (주)한창트랜스 | 부하개폐형 지상변압기 |
KR20040038127A (ko) * | 2002-10-31 | 2004-05-08 | 한국전력공사 | 배전계통의 최적개폐기 설치기준 제정을 위한 정전량산출방법 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP6170072A patent/JPH0819180A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020067902A (ko) * | 2002-07-02 | 2002-08-24 | (주)한창트랜스 | 부하개폐형 지상변압기 |
KR20040038127A (ko) * | 2002-10-31 | 2004-05-08 | 한국전력공사 | 배전계통의 최적개폐기 설치기준 제정을 위한 정전량산출방법 |
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