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JPH0818883A - Ifキャリア発振回路 - Google Patents

Ifキャリア発振回路

Info

Publication number
JPH0818883A
JPH0818883A JP14419194A JP14419194A JPH0818883A JP H0818883 A JPH0818883 A JP H0818883A JP 14419194 A JP14419194 A JP 14419194A JP 14419194 A JP14419194 A JP 14419194A JP H0818883 A JPH0818883 A JP H0818883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
voltage controlled
controlled oscillator
output
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14419194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ozaki
正之 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP14419194A priority Critical patent/JPH0818883A/ja
Publication of JPH0818883A publication Critical patent/JPH0818883A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】タンクコイルの無調整化を図るとともに多種の
IF周波数に対応できるようにしたIFキャリア発振回
路を提供する。 【構成】IFキャリアと同一周波数の発振信号を発生す
るIFキャリア発振回路である。この回路は、電圧制御
発振器20と、電圧制御発振器20の出力を分周器21
で分周した信号と一定周波数の発振信号とを位相比較器
22で位相比較し、その比較出力によって電圧制御発振
器20を制御する時定数の比較的大きな第1制御ループ
Aと、電圧制御発振器20の出力を受信信号から得られ
たIFキャリアと位相比較し、その比較出力によって電
圧制御発振器20を制御する時定数の比較的小さな第2
制御ループBとを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
VTR等の如き放送受信機において用いられるIFキャ
リア発振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はテレビジョン受像機の概略をブロ
ックで示している。同図において、アンテナ1でキャッ
チされたテレビジョン放送信号はチューナ2で選択され
且つIF信号に変換される。IF信号はプリアンプ3で
増幅された後、SAWフィルタ(表面弾性波フィルタ)
4を経て、IF処理回路5へ供給される。
【0003】IF処理回路5は一般にICで形成され
る。このIF処理回路5で検波して得られた映像信号
は、ビデオ処理回路6で処理された後、R、G、B出力
回路7で、R、G、B信号として出力され陰性線管8を
ドライブする。一方、IF処理回路5でインターキャリ
ア音声信号に変換された音声信号はオーディオ回路9で
検波・増幅され、スピーカ10を駆動する。
【0004】さて、前記IF処理回路5における映像検
波に関する部分を取り出して図4に示す。図4におい
て、11はIFアンプであり、その出力は映像検波回路
12において検波される。映像検波回路12にはIFキ
ャリア発振回路15からのIFキャリアが90゜移相器
13を介して与えられ、このIFキャリアとIFアンプ
11からのIF映像信号との乗算によって映像信号が抽
出(検波)される。検波された映像信号は線路14を通
して、上述のビデオ処理回路6へ供給される。
【0005】図4に示されている従来のIFキャリア発
振回路15は、VCO(電圧制御発振器)16と、この
VCOの出力と、IFアンプ11からの受信信号のIF
キャリアとの位相比較を行う位相比較器17と、その比
較出力を平滑してVCO16の制御電圧として与えるロ
ーパスフィルタ18とから成っている。VCO16には
インダクタンスコイルLと容量Cより成るタンク回路1
9が外付けされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来回路では、例
えば日本向けのテレビジョン受像機の場合、58.75
HZになるようにコイルLで調整する必要がある。ま
た、米国向けの場合は、45.75MHZのタンク回路が
必要であり、同様に英国向けは39.5MHZ、ドイツ向
けは38.9MHZのタンク回路が必要である。このため
多種のIF周波数に対応した多種のコイルが必要であっ
た。しかも調整が必要であるため、部品の種類が多くな
るだけでなく、製造工程における作業性が悪いという欠
点があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、タンクコイルの無調整化を図るとともに多種
のIF周波数に対応できるようにしたIFキャリア発振
回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、IFキャリアと同一周波数の発振信号を
発生するIFキャリア発振回路において、電圧制御発振
器と、前記電圧制御発振器の出力を分周器で分周した信
号と一定周波数の発振信号とを位相比較し、その比較出
力によって前記電圧制御発振器を制御する時定数の比較
的大きな第1制御ループと、前記電圧制御発振器の出力
を受信信号から得られたIFキャリアと位相比較し、そ
の比較出力によって前記電圧制御発振器を制御する時定
数の比較的小さな第2制御ループとを設けている。
【0009】また、本発明では、分周器の分周比をテレ
ビジョン放送方式の異なる仕向地に応じて設定できる手
段を設けている。
【0010】
【作用】このような構成によると、分周器の分周比によ
って第1制御ループを介して電圧制御発振器の発振周波
数(従ってIFキャリア)が決まる。また、第2制御ル
ープによって、その発振周波数が、受信信号に基いて得
られるIFキャリアに応動するように制御される。尚、
分周器の分周比をテレビジョン放送方式の異なる仕向地
に応じて設定できる手段を設けた場合、各国向けに共通
に回路を作成しておいて、前記設定によって特定するこ
とができる。
【0011】
【実施例】本発明を実施した図1において、20はVC
O(電圧制御発振器)であり、コイルLが外付けされて
いる。VCO20は可変容量ダイオードで形成された容
量Dを有している。21はプログラマブル分周器であ
り、マイクロコンピュータ30からの分周データによっ
て分周比が選ばれる。
【0012】この分周データは、後述するように例え
ば、日本向け、米国向け、ドイツ向け、英国向けのよう
にテレビジョン受像機の仕向地に応じて異なるが、その
設定は例えばキー31によって成される。
【0013】この分周器21の出力は位相比較器22へ
与えられる。23は基準発振器であり、500KHZのセ
ラミック振動子24を有している。セラミック振動子2
4の代わりに水晶振動子を用いることもできるが、5M
HZの水晶振動子を用いる場合は基準発振器23の出力を
1/10分周する分周器を併用するものとする。図1に
おいて、基準発振器23の出力は500KHZであり、こ
の出力は分周器25によって1/2に分周され250K
HZとなって位相比較器22へ与えられる。
【0014】図示の場合、この分周器25もマイクロコ
ンピュータ30からの分周データによって分周比が決め
られるようになっているが、この分周器25の分周比は
常に1/2であるので、固定の分周器を用いてもよい。
【0015】一方、プログラマブル分周器21は出力が
250KHZになるように分周比が定められる。位相比較
器22の比較出力はローパスフィルタ26で平滑され加
算器27を介してVCO20へ与えられる。上記プログ
ラマブル分周器21、位相比較器22、ローパスフィル
タ26、加算器27を含むループは第1制御ループAを
構成する。この第1制御ループAの時定数は比較的大き
い。
【0016】次に、28は受信側から得られたIFキャ
リア(fP)とVCO20の出力を位相比較する位相比
較器であり、29はその出力を積分するローパスフィル
タである。ローパスフィルタ29の出力は加算器27を
通してVCO20へ制御電圧として印加される。前記位
相比較器28、ローパスフィルタ29、加算器27を含
むループは第2制御ループを構成している。この第2制
御ループBの時定数はVCO20が受信IFキャリア
(fP)の変動に充分追従できるように比較的小さく選
ばれいる。その時定数は主としてローパスフィルタ29
によって決められる。
【0017】テレビジョン受像機が日本向けの場合、映
像キャリアは58.75MHZであるから、分周器21の
分周比は1/235に選ばれる。このようにすると、第
1制御ループAによって、VCO20の発振周波数f0
はf0=0.25MHZ×235=58.75MHZになるよ
うに制御される。
【0018】一方、VCO20は第2制御ループBによ
って受信映像IFキャリア(fP)に追従するように制
御される。例えば、受信映像IFキャリア(fP)は本
来は日本の場合、58.75MHZであるが、信号の伝送
途中において58.75MHZからシフトすることがあ
る。その場合は、VCO20も58.75MHZから同量
シフトすることになる。
【0019】分周器21の分周比は、テレビジョン放送
方式の異なる仕向地別に選ばれる。例えば、米国向けの
場合、1/183であり、英国向けの場合は1/158
に選ばれる。この設定はキー31の操作によってなされ
る。
【0020】図2は加算器27を取り除いた場合の実施
例を示しており、この場合は第1、第2制御ループA、
Bが独立してVCO20へ導かれている。その他の構成
は図1と同一であり、動作も同じである。
【0021】上記実施例はテレビジョン受像機における
IFキャリア発振回路として説明したが、VTRにおい
ても使用できることはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、分
周器の分周比を設定してやるだけで、電圧制御発振器の
発振周波数を変えることができるので、種々のIFキャ
リアに対応できる。そのため従来のようにコイルを仕向
地別に変えたり、調整したりする必要がないので、便利
であるとともに、コストも安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したIFキャリア発振回路を示す
回路図。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図。
【図3】テレビジョン受像機の概略ブロック図。
【図4】従来のIFキャリア発振回路を示す回路図。
【符号の説明】
20 電圧制御発振器(VCO) 21 プログラマブル分周器 22 位相比較器 23 基準発振器 25 分周器 26 ローパスフィルタ 27 加算器 28 位相比較器 29 ローパスフィルタ A 第1制御ループ B 第2制御ループ D 容量 L コイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IFキャリアと同一周波数の発振信号を発
    生するIFキャリア発振回路において、電圧制御発振器
    と、前記電圧制御発振器の出力を分周器で分周した信号
    と一定周波数の発振信号とを位相比較し、その比較出力
    によって前記電圧制御発振器を制御する時定数の比較的
    大きな第1制御ループと、前記電圧制御発振器の出力を
    受信信号から得られたIFキャリアと位相比較し、その
    比較出力によって前記電圧制御発振器を制御する時定数
    の比較的小さな第2制御ループとから成るIFキャリア
    発振回路。
  2. 【請求項2】前記分周器はプログラマブル分周器から構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載のIFキ
    ャリア発振回路。
  3. 【請求項3】前記分周器の分周比をテレビジョン放送方
    式の異なる仕向地に応じて設定できる手段を有すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のIFキャリ
    ア発振回路。
JP14419194A 1994-06-27 1994-06-27 Ifキャリア発振回路 Pending JPH0818883A (ja)

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