JPH08171017A - ホログラフィックディスプレイ - Google Patents
ホログラフィックディスプレイInfo
- Publication number
- JPH08171017A JPH08171017A JP6315174A JP31517494A JPH08171017A JP H08171017 A JPH08171017 A JP H08171017A JP 6315174 A JP6315174 A JP 6315174A JP 31517494 A JP31517494 A JP 31517494A JP H08171017 A JPH08171017 A JP H08171017A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hologram
- observer
- light
- glass substrate
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims abstract description 9
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 14
- 239000011521 glass Substances 0.000 abstract description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 3
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 abstract description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 abstract 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
- Instrument Panels (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】像再生時のフレアー光を低減するホログラフィ
ックディスプレイを得る。 【構成】発光表示手段3から発せられた光線束4を観察
者5にむけて回折するホログラム2の、観察者5に対向
する面と反対側の面にはP成分偏光のみ透過する偏光選
択光学素子8が配されていることを特徴とするホログラ
フィックディスプレイ。
ックディスプレイを得る。 【構成】発光表示手段3から発せられた光線束4を観察
者5にむけて回折するホログラム2の、観察者5に対向
する面と反対側の面にはP成分偏光のみ透過する偏光選
択光学素子8が配されていることを特徴とするホログラ
フィックディスプレイ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホログラム再生時の外
光反射ノイズ(以下、フレアー光と呼ぶ)を低減したホ
ログラフィックディスプレイに関するものである。
光反射ノイズ(以下、フレアー光と呼ぶ)を低減したホ
ログラフィックディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】発光表示手段と、該発光表示手段から発
せられた光を観察者に向けて回折するためのホログラム
とからなるホログラフィックディスプレイとしては、最
近、自動車等の分野において自動車内等の運転者に情報
を表示すべくヘッドアップディスプレイ(以下、HUD
と呼ぶ)が提案されている。これは、液晶表示装置等の
情報表示手段から投射された光学的情報を、自動車の風
防ガラスや、車内のダッシュボード等に組み込まれたホ
ログラムやハーフミラー等からなるコンバイナーに映
し、運転者が運転状態からほとんど視点を動かすことな
くスピードメーターや警告等の車両計器情報を読み取れ
るようにしたものである。
せられた光を観察者に向けて回折するためのホログラム
とからなるホログラフィックディスプレイとしては、最
近、自動車等の分野において自動車内等の運転者に情報
を表示すべくヘッドアップディスプレイ(以下、HUD
と呼ぶ)が提案されている。これは、液晶表示装置等の
情報表示手段から投射された光学的情報を、自動車の風
防ガラスや、車内のダッシュボード等に組み込まれたホ
ログラムやハーフミラー等からなるコンバイナーに映
し、運転者が運転状態からほとんど視点を動かすことな
くスピードメーターや警告等の車両計器情報を読み取れ
るようにしたものである。
【0003】特に、コンバイナーとしてホログラムを用
いたものは、運転者に向かって光学的情報を回折する機
能とともにレンズ機能等を併せ持つことができるので、
光学的情報を運転者の視野方向に回折したり、あるい
は、他にレンズ等の光学系を使用せず、任意の位置に結
像したりすることが可能であり、また前景輝度を損なわ
ずに高輝度の表示像が得られるという特徴があるため、
HUDのコンバイナーとしては有効である。
いたものは、運転者に向かって光学的情報を回折する機
能とともにレンズ機能等を併せ持つことができるので、
光学的情報を運転者の視野方向に回折したり、あるい
は、他にレンズ等の光学系を使用せず、任意の位置に結
像したりすることが可能であり、また前景輝度を損なわ
ずに高輝度の表示像が得られるという特徴があるため、
HUDのコンバイナーとしては有効である。
【0004】かかるHUDにおける基本的な配置の概念
の断面図を図2に示す。透明基板1の表面にはホログラ
ム2が装着されている。発光表示手段3から発せられた
光線束4(実線)はホログラム面に対して入射角θ1 で
投射され、観察者5の方向へ反射角θ2 で回折する。こ
こで、透明基板1とは風防ガラスの一部であってもよい
し、あるいはダッシュボード上に据置かれたものであっ
てもよい。
の断面図を図2に示す。透明基板1の表面にはホログラ
ム2が装着されている。発光表示手段3から発せられた
光線束4(実線)はホログラム面に対して入射角θ1 で
投射され、観察者5の方向へ反射角θ2 で回折する。こ
こで、透明基板1とは風防ガラスの一部であってもよい
し、あるいはダッシュボード上に据置かれたものであっ
てもよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなホログラ
ムHUDにおいて、観察者に対向する面と反対側のホロ
グラム面側に外光6が存在した場合、外光6から発せら
れる光線束7(破線)がホログラム面に対し入射角θ3
で投射され、ここでθ1 =θ3 となると、該光線束7が
透明基板1の表面にて反射し、更にはホログラム2へ到
達し光線束4と重なって見えてしまい、正規の表示像が
誤認される。また、自動車の走行中においては、発光表
示手段3の点灯を行なっていない時でも、太陽光や街灯
等の外光がθ1 =θ3 の条件を満たしたとき、観察者に
不要なフレアー光線束7が到達することで、目ざわり感
を与えてしまうことがある。
ムHUDにおいて、観察者に対向する面と反対側のホロ
グラム面側に外光6が存在した場合、外光6から発せら
れる光線束7(破線)がホログラム面に対し入射角θ3
で投射され、ここでθ1 =θ3 となると、該光線束7が
透明基板1の表面にて反射し、更にはホログラム2へ到
達し光線束4と重なって見えてしまい、正規の表示像が
誤認される。また、自動車の走行中においては、発光表
示手段3の点灯を行なっていない時でも、太陽光や街灯
等の外光がθ1 =θ3 の条件を満たしたとき、観察者に
不要なフレアー光線束7が到達することで、目ざわり感
を与えてしまうことがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、発光表示手段と、該発光
表示手段から発せられた光を観察者に向けて回折するた
めのホログラムとからなるホログラフィックディスプレ
イにおいて、該ホログラムはブルースター角で再生時の
参照光が入射することによって回折条件を満たすように
製作されていて、該ホログラムの観察者に対向する面と
反対側の面にはP成分偏光のみ透過するための偏光選択
光学素子が配されていることを特徴とするホログラフィ
ックディスプレイを提供するものである。
決すべくなされたものであり、発光表示手段と、該発光
表示手段から発せられた光を観察者に向けて回折するた
めのホログラムとからなるホログラフィックディスプレ
イにおいて、該ホログラムはブルースター角で再生時の
参照光が入射することによって回折条件を満たすように
製作されていて、該ホログラムの観察者に対向する面と
反対側の面にはP成分偏光のみ透過するための偏光選択
光学素子が配されていることを特徴とするホログラフィ
ックディスプレイを提供するものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明におけるホログラフィックディ
スプレイの一例を示す要部概略断面図である。透明ガラ
ス基板1の表面にフォトポリマー材料からなる反射型体
積ホログラム2が積層されている。ホログラム面の観察
者側下方には液晶発光表示装置があり、光線束4がホロ
グラム面に対してθ4 =56.7°で入射するように投
射し、ガラス基板を通ってホログラム内部で反射回折さ
れ、再びガラス基板よりθ5 =65°で観察者5へ進
む。
スプレイの一例を示す要部概略断面図である。透明ガラ
ス基板1の表面にフォトポリマー材料からなる反射型体
積ホログラム2が積層されている。ホログラム面の観察
者側下方には液晶発光表示装置があり、光線束4がホロ
グラム面に対してθ4 =56.7°で入射するように投
射し、ガラス基板を通ってホログラム内部で反射回折さ
れ、再びガラス基板よりθ5 =65°で観察者5へ進
む。
【0008】ホログラムは、その作製時において再生時
の入射角が上記θ4 =56.7°及び回折角がθ5 =6
5°となるように露光する。ホログラムとガラス基板と
の屈折率はほぼ等しい材料にて組み合せることが好まし
く、ここではn=1.52のものを使った。またθ4 の
設計角度としてはホログラムの材料屈折率から計算され
るブルースター角(θB )と等しいことが好ましい。θ
B は、異なる媒質の屈折率をそれぞれn1 (空気)、n
2 (ホログラム)としたとき、θB =tan-1(n2 /
n1 )で表される。
の入射角が上記θ4 =56.7°及び回折角がθ5 =6
5°となるように露光する。ホログラムとガラス基板と
の屈折率はほぼ等しい材料にて組み合せることが好まし
く、ここではn=1.52のものを使った。またθ4 の
設計角度としてはホログラムの材料屈折率から計算され
るブルースター角(θB )と等しいことが好ましい。θ
B は、異なる媒質の屈折率をそれぞれn1 (空気)、n
2 (ホログラム)としたとき、θB =tan-1(n2 /
n1 )で表される。
【0009】図1において、ホログラム2の観察者5に
対向する面と反対側の面にはP成分偏光のみ透過するよ
うな偏光選択フィルム8が積層されている。外光6から
発せられる光線束7は、ホログラム2面に対する入射角
θ6 がθ6 =θ4 を満たす場合、偏光選択フィルム8に
よってP成分のみの光線束となっているため、ガラス基
板表面では前記ブルースター角を満たしているのでほと
んど反射されない。したがって光線束7がホログラム2
によって再反射されるフレアー光の発生を防ぐことが可
能となる。
対向する面と反対側の面にはP成分偏光のみ透過するよ
うな偏光選択フィルム8が積層されている。外光6から
発せられる光線束7は、ホログラム2面に対する入射角
θ6 がθ6 =θ4 を満たす場合、偏光選択フィルム8に
よってP成分のみの光線束となっているため、ガラス基
板表面では前記ブルースター角を満たしているのでほと
んど反射されない。したがって光線束7がホログラム2
によって再反射されるフレアー光の発生を防ぐことが可
能となる。
【0010】偏光選択フィルム8の材料屈折率はホログ
ラムにほぼ等しいことが好ましい。
ラムにほぼ等しいことが好ましい。
【0011】本実施例において、ホログラムへの入射角
θ4 と反射回折角θ5 とは比較的近い。したがって、ガ
ラス基板表面での正反射光が観察者に認識しやすくな
る。この正反射像を避けるためには、θ4 とθ5 の配置
関係を三次元的に行なえばよい。
θ4 と反射回折角θ5 とは比較的近い。したがって、ガ
ラス基板表面での正反射光が観察者に認識しやすくな
る。この正反射像を避けるためには、θ4 とθ5 の配置
関係を三次元的に行なえばよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、像再生時のフレアー光
を有効に低減したホログラフィックディスプレイが得ら
れる。また透過型ホログラムに対しても効果を有する。
を有効に低減したホログラフィックディスプレイが得ら
れる。また透過型ホログラムに対しても効果を有する。
【図1】本発明におけるホログラフィックディスプレイ
の一例を示す要部概略断面図
の一例を示す要部概略断面図
【図2】従来のHUDの一例を示す要部概略断面図
1:透明ガラス基板 2:ホログラム 3:発光表示装置 5:観察者 6:外光 8:偏光選択フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03H 1/06
Claims (1)
- 【請求項1】発光表示手段と、該発光表示手段から発せ
られた光を観察者に向けて回折するためのホログラムと
からなるホログラフィックディスプレイにおいて、該ホ
ログラムはブルースター角で再生時の参照光が入射する
ことによって回折条件を満たすように作製されていて、
該ホログラムの観察者に対向する面と反対側の面にはP
成分偏光のみ透過する偏光選択光学素子が配されている
ことを特徴とするホログラフィックディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6315174A JPH08171017A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ホログラフィックディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6315174A JPH08171017A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ホログラフィックディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08171017A true JPH08171017A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18062316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6315174A Pending JPH08171017A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | ホログラフィックディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08171017A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007286116A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム表示装置 |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP6315174A patent/JPH08171017A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007286116A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム表示装置 |
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