JPH0816215A - 機器の制御装置および制御方法 - Google Patents
機器の制御装置および制御方法Info
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- JPH0816215A JPH0816215A JP6167396A JP16739694A JPH0816215A JP H0816215 A JPH0816215 A JP H0816215A JP 6167396 A JP6167396 A JP 6167396A JP 16739694 A JP16739694 A JP 16739694A JP H0816215 A JPH0816215 A JP H0816215A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】機器への入力が大きく変化したときの機器の出
力悪化を防止する。 【構成】機器21Aとこれに対する実制御系U1に対応
して、機器21Aの動特性をモデル化した機器モデル2
1Bとモデル制御系U2とを備える。同じ入力に対して
機器21Aの出力と機器モデル21Bの出力とが一致す
るように、機器モデル21Bの動特性が調整される(同
定)。機器21Aに対する入力が大きく変化したとき、
機器モデル21Bを利用した高速シュミレ−ションによ
って機器21Aの出力を予測し、予測された出力が悪化
しないように、機器21Aに対する制御量が補正され
る。多数の入力変化パタ−ン毎に、シュミレ−ションに
よって補正制御量をあらかじめ決定、記憶しておき、機
器21Aの入力に近い入力変化パタ−ンに対応した補正
制御量での補正を行うこともできる。
力悪化を防止する。 【構成】機器21Aとこれに対する実制御系U1に対応
して、機器21Aの動特性をモデル化した機器モデル2
1Bとモデル制御系U2とを備える。同じ入力に対して
機器21Aの出力と機器モデル21Bの出力とが一致す
るように、機器モデル21Bの動特性が調整される(同
定)。機器21Aに対する入力が大きく変化したとき、
機器モデル21Bを利用した高速シュミレ−ションによ
って機器21Aの出力を予測し、予測された出力が悪化
しないように、機器21Aに対する制御量が補正され
る。多数の入力変化パタ−ン毎に、シュミレ−ションに
よって補正制御量をあらかじめ決定、記憶しておき、機
器21Aの入力に近い入力変化パタ−ンに対応した補正
制御量での補正を行うこともできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機器の制御装置および制
御方法に関するものである。
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、機器を実際に動かすことなく
機器に対する制御の評価を行なうため、機器をモデル化
して、このモデル化された機器モデルと、機器に対する
制御ロジックと同一の制御ロジックからなる制御モデル
とを組み合わせることが提案されている(特開平4−1
59439号公報参照)。
機器に対する制御の評価を行なうため、機器をモデル化
して、このモデル化された機器モデルと、機器に対する
制御ロジックと同一の制御ロジックからなる制御モデル
とを組み合わせることが提案されている(特開平4−1
59439号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
機器とこれに対して実際に制御を行なう実制御系に加え
て、上述した機器モデルを利用したシュミレ−ションシ
ステムを設けて、シュミレ−ション結果を実制御系に反
映させることにより、機器の実際の制御がより良好に行
なわれるようにすることが考えられている。
機器とこれに対して実際に制御を行なう実制御系に加え
て、上述した機器モデルを利用したシュミレ−ションシ
ステムを設けて、シュミレ−ション結果を実制御系に反
映させることにより、機器の実際の制御がより良好に行
なわれるようにすることが考えられている。
【0004】とりわけ、機器の入力が大きく変化したと
き、機器の出力が好ましくない結果となってしまう事態
が考えられるが、このような好ましくない出力結果を未
然に防止できれるようなシステムが望まれており、この
ようなシステムを、機器モデルを利用したシュミレ−シ
ョンによって実現できれば好都合となる。
き、機器の出力が好ましくない結果となってしまう事態
が考えられるが、このような好ましくない出力結果を未
然に防止できれるようなシステムが望まれており、この
ようなシステムを、機器モデルを利用したシュミレ−シ
ョンによって実現できれば好都合となる。
【0005】したがって、本発明の目的は、機器モデル
を利用したシュミレ−ションによって、機器に対する入
力が大きく変化したときに機器の出力が好ましくない結
果になってしまうのを未然に防止できるようにした、機
器の制御装置および制御方法を提供することにある。
を利用したシュミレ−ションによって、機器に対する入
力が大きく変化したときに機器の出力が好ましくない結
果になってしまうのを未然に防止できるようにした、機
器の制御装置および制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明制御装置にあっては、その第1の構成として
次のようにしてある。すなわち、機器と機器に対して実
際に制御を行なう実制御系とを備えた機器の制御装置に
おいて、機器の入力と出力との対応関係に基づいて機器
の動特性をモデル化した機器モデルと、前記実制御系に
よる機器の制御中に該実制御系と同一の制御ロジックで
もって前記機器モデルを制御して、機器の入力と出力と
の対応関係に対して該機器モデルにおける入力と出力と
の対応関係が一致するように該機器モデルの動特性を調
整する同定手段と、機器に対する入力の変化が大きいと
き、前記機器モデルを前記実制御系と同一の制御ロジッ
クでもって高速で制御して、該変化の大きい入力に対す
る出力を高速で予測する高速シュミレ−ション手段と、
前記高速シュミレ−ション手段によって予測された出力
に基づいて前記機器に対する補正制御量を求めて、該補
正制御量を前記機器の制御に反映させる補正手段と、を
備えた構成としてある。
め、本発明制御装置にあっては、その第1の構成として
次のようにしてある。すなわち、機器と機器に対して実
際に制御を行なう実制御系とを備えた機器の制御装置に
おいて、機器の入力と出力との対応関係に基づいて機器
の動特性をモデル化した機器モデルと、前記実制御系に
よる機器の制御中に該実制御系と同一の制御ロジックで
もって前記機器モデルを制御して、機器の入力と出力と
の対応関係に対して該機器モデルにおける入力と出力と
の対応関係が一致するように該機器モデルの動特性を調
整する同定手段と、機器に対する入力の変化が大きいと
き、前記機器モデルを前記実制御系と同一の制御ロジッ
クでもって高速で制御して、該変化の大きい入力に対す
る出力を高速で予測する高速シュミレ−ション手段と、
前記高速シュミレ−ション手段によって予測された出力
に基づいて前記機器に対する補正制御量を求めて、該補
正制御量を前記機器の制御に反映させる補正手段と、を
備えた構成としてある。
【0007】上記第1の構成に対応した本発明制御方法
にあっては、次のような構成とされる。すなわち、機器
と機器に対して実際に制御を行なう実制御系とを備えた
機器の制御方法において、機器の入力と出力との対応関
係に基づいて機器の動特性をモデル化した機器モデル
を、前記実制御系による機器の制御中に該実制御系と同
一の制御ロジックでもって制御して、機器の入力と出力
との対応関係に対して該機器モデルにおける入力と出力
との対応関係が一致するように該機器モデルの動特性を
調整する同定ステップと、機器に対する入力の変化が大
きいとき、前記機器モデルを前記実制御系と同一の制御
ロジックでもって高速で制御して、該変化の大きい入力
に対する出力を高速で予測する予測ステプと、前記予測
ステップで予測された出力に基づいて前記機器に対する
補正制御量を決定して、該補正制御量を前記機器の制御
に反映させる補正ステップと、を備えた構成としてあ
る。
にあっては、次のような構成とされる。すなわち、機器
と機器に対して実際に制御を行なう実制御系とを備えた
機器の制御方法において、機器の入力と出力との対応関
係に基づいて機器の動特性をモデル化した機器モデル
を、前記実制御系による機器の制御中に該実制御系と同
一の制御ロジックでもって制御して、機器の入力と出力
との対応関係に対して該機器モデルにおける入力と出力
との対応関係が一致するように該機器モデルの動特性を
調整する同定ステップと、機器に対する入力の変化が大
きいとき、前記機器モデルを前記実制御系と同一の制御
ロジックでもって高速で制御して、該変化の大きい入力
に対する出力を高速で予測する予測ステプと、前記予測
ステップで予測された出力に基づいて前記機器に対する
補正制御量を決定して、該補正制御量を前記機器の制御
に反映させる補正ステップと、を備えた構成としてあ
る。
【0008】前記目的を達成するため、本発明制御装置
にあっては、その第2の構成として次のようにしてあ
る。すなわち、機器と機器に対して実際に制御を行なう
実制御系とを備えた機器の制御装置において、機器の入
力と出力との対応関係に基づいて機器の動特性をモデル
化した機器モデルと、前記実制御系による機器の制御中
に該実制御系と同一の制御ロジックでもって前記機器モ
デルを制御して、機器の入力と出力との対応関係に対し
て該機器モデルにおける入力と出力との対応関係が一致
するように該機器モデルの動特性を調整する同定手段
と、複数の入力変化パタ−ンを順次発生させて、該発生
された入力変化パタ−ンを入力として前記機器モデルを
前記実制御系と同一の制御ロジックでもって制御して、
該入力変化パタ−ンに対応する出力を予測するシュミレ
−ション手段と、前記シュミレ−ション手段により予測
された出力に基づいて、該各入力変化パタ−ン毎に前記
機器に対する補正制御量を求める補正制御量決定手段
と、前記補正制御量決定手段で決定された各入力変化パ
タ−ン毎の補正制御量を記憶する記憶手段と、前記複数
の入力変化パタ−ンのうち機器に対する入力に近似した
入力変化パタ−ンに対応した補正制御量を前記記憶手段
に記憶された補正制御量から選択して、該選択された補
正制御量を前記機器の制御に反映させる補正手段と、を
備えた構成としてある。
にあっては、その第2の構成として次のようにしてあ
る。すなわち、機器と機器に対して実際に制御を行なう
実制御系とを備えた機器の制御装置において、機器の入
力と出力との対応関係に基づいて機器の動特性をモデル
化した機器モデルと、前記実制御系による機器の制御中
に該実制御系と同一の制御ロジックでもって前記機器モ
デルを制御して、機器の入力と出力との対応関係に対し
て該機器モデルにおける入力と出力との対応関係が一致
するように該機器モデルの動特性を調整する同定手段
と、複数の入力変化パタ−ンを順次発生させて、該発生
された入力変化パタ−ンを入力として前記機器モデルを
前記実制御系と同一の制御ロジックでもって制御して、
該入力変化パタ−ンに対応する出力を予測するシュミレ
−ション手段と、前記シュミレ−ション手段により予測
された出力に基づいて、該各入力変化パタ−ン毎に前記
機器に対する補正制御量を求める補正制御量決定手段
と、前記補正制御量決定手段で決定された各入力変化パ
タ−ン毎の補正制御量を記憶する記憶手段と、前記複数
の入力変化パタ−ンのうち機器に対する入力に近似した
入力変化パタ−ンに対応した補正制御量を前記記憶手段
に記憶された補正制御量から選択して、該選択された補
正制御量を前記機器の制御に反映させる補正手段と、を
備えた構成としてある。
【0009】上記第2の構成に対応した本発明制御方法
にあっては、次のような構成とされる。すなわち、機器
と機器に対して実際に制御を行なう実制御系とを備えた
機器の制御方法において、機器の入力と出力との対応関
係に基づいて機器の動特性をモデル化した機器モデル
を、前記実制御系による機器の制御中に該実制御系と同
一の制御ロジックでもって制御して、機器の入力と出力
との対応関係に対して該機器モデルにおける入力と出力
との対応関係が一致するように該機器モデルの動特性を
調整する同定ステップと、複数の入力変化パタ−ンを順
次発生させて、該発生された入力変化パタ−ンを入力と
して前記機器モデルを前記実制御系と同一の制御ロジッ
クでもって制御して、該入力変化パタ−ンに対応する出
力を予測する予測ステップと、前記予測ステップで予測
された予測結果に基づいて、前記各入力変化パタ−ン毎
に前記機器に対する補正制御量を求める補正制御量決定
ステップと、前記補正制御量決定ステップで決定された
各入力変化パタ−ン毎の補正制御量を記憶する記憶ステ
ップと、前記複数の入力変化パタ−ンのうち機器に対す
る入力に近似した入力変化パタ−ンに対応した補正制御
量を前記記憶ステップで記憶された補正制御量から選択
して、該選択された補正制御量を前記機器の制御に反映
させる補正ステップと、を備えた構成としてある。
にあっては、次のような構成とされる。すなわち、機器
と機器に対して実際に制御を行なう実制御系とを備えた
機器の制御方法において、機器の入力と出力との対応関
係に基づいて機器の動特性をモデル化した機器モデル
を、前記実制御系による機器の制御中に該実制御系と同
一の制御ロジックでもって制御して、機器の入力と出力
との対応関係に対して該機器モデルにおける入力と出力
との対応関係が一致するように該機器モデルの動特性を
調整する同定ステップと、複数の入力変化パタ−ンを順
次発生させて、該発生された入力変化パタ−ンを入力と
して前記機器モデルを前記実制御系と同一の制御ロジッ
クでもって制御して、該入力変化パタ−ンに対応する出
力を予測する予測ステップと、前記予測ステップで予測
された予測結果に基づいて、前記各入力変化パタ−ン毎
に前記機器に対する補正制御量を求める補正制御量決定
ステップと、前記補正制御量決定ステップで決定された
各入力変化パタ−ン毎の補正制御量を記憶する記憶ステ
ップと、前記複数の入力変化パタ−ンのうち機器に対す
る入力に近似した入力変化パタ−ンに対応した補正制御
量を前記記憶ステップで記憶された補正制御量から選択
して、該選択された補正制御量を前記機器の制御に反映
させる補正ステップと、を備えた構成としてある。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明制御装置に
よれば、機器に対する大きな入力変化があったときは、
機器モデルを利用して機器の出力を高速で予測して、こ
の予測結果に基づいて得られる補正制御量でもって機器
の制御量を補正するので、機器の出力が好ましくない結
果になってしまうのを未然に防止することができる。ま
た、機器モデルの動特性が、実際の機器の動特性と同じ
となるように同定されるので、機器の個体差や経年変化
にも十分対応して、機器の出力悪化を確実に防止するこ
とができる。
よれば、機器に対する大きな入力変化があったときは、
機器モデルを利用して機器の出力を高速で予測して、こ
の予測結果に基づいて得られる補正制御量でもって機器
の制御量を補正するので、機器の出力が好ましくない結
果になってしまうのを未然に防止することができる。ま
た、機器モデルの動特性が、実際の機器の動特性と同じ
となるように同定されるので、機器の個体差や経年変化
にも十分対応して、機器の出力悪化を確実に防止するこ
とができる。
【0011】請求項2に記載したような構成とすること
により、機器モデルへの入力を実際の機器への入力変化
に極力対応した正確なものとして、機器モデルを利用し
た機器の出力予測を正確に行う上で、つまり応答性を満
足させつつ機器の制御量補正をより正確に行う上で好ま
しいものとなる。
により、機器モデルへの入力を実際の機器への入力変化
に極力対応した正確なものとして、機器モデルを利用し
た機器の出力予測を正確に行う上で、つまり応答性を満
足させつつ機器の制御量補正をより正確に行う上で好ま
しいものとなる。
【0012】請求項3に記載した本発明制御装置によれ
ば、請求項1に対応した効果と同様の効果を得ることが
できる。とりわけ、本発明制御装置によれば、高速の演
算装置を利用しなくとも実施できることになる。
ば、請求項1に対応した効果と同様の効果を得ることが
できる。とりわけ、本発明制御装置によれば、高速の演
算装置を利用しなくとも実施できることになる。
【0013】請求項4に記載したような構成とすること
により、機器に対する実際の入力変化に近い入力変化パ
タ−ンから補正制御量を決定するので、すべての入力変
化パタ−ンについて補正制御量が決定される前であって
も、機器の出力が悪化してしまうのを防止することがで
きうる
により、機器に対する実際の入力変化に近い入力変化パ
タ−ンから補正制御量を決定するので、すべての入力変
化パタ−ンについて補正制御量が決定される前であって
も、機器の出力が悪化してしまうのを防止することがで
きうる
【0014】請求項5に記載したような構成とすること
により、請求項4に対応した効果と同様の効果を得るこ
とができる。
により、請求項4に対応した効果と同様の効果を得るこ
とができる。
【0015】請求項6に記載したような構成とすること
により、アイドル回転数の悪化を防止することができ
る。請求項7に記載したような構成とすることにより、
アイドル回転数が異常に低下してエンストをしてしまう
事態を防止することができる。
により、アイドル回転数の悪化を防止することができ
る。請求項7に記載したような構成とすることにより、
アイドル回転数が異常に低下してエンストをしてしまう
事態を防止することができる。
【0016】請求項8に記載したような構成とすること
により、好ましくない補正制御量でもって機器の制御量
が補正されてしまう事態を防止する上で好ましいものと
なる。
により、好ましくない補正制御量でもって機器の制御量
が補正されてしまう事態を防止する上で好ましいものと
なる。
【0017】請求項9に記載したような構成とすること
により、請求項1に対応した効果と同様の効果を得るこ
とができる。請求項10に記載したような構成とするこ
とにより、請求項3に対応した効果と同様の効果を得る
ことができる。
により、請求項1に対応した効果と同様の効果を得るこ
とができる。請求項10に記載したような構成とするこ
とにより、請求項3に対応した効果と同様の効果を得る
ことができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。なお、実施例では、アイドル回転数制御
(ISC)とされて、制御対象となる機器が吸入空気量
調整用のISCバルブとされている。
て説明する。なお、実施例では、アイドル回転数制御
(ISC)とされて、制御対象となる機器が吸入空気量
調整用のISCバルブとされている。
【0019】図1の説明 図1において、1はエンジンの吸気通路で、その上流側
から下流側へ順次、エアクリ−ナ2、エアフロ−メ−タ
3、スロットル弁4が配設されている。吸気通路1に
は、スロットル弁4をバイパスするバイパス通路6が設
けられ、このバイパス通路6には、アイドル回転数調整
手段としてISCバルブ7が接続されている。
から下流側へ順次、エアクリ−ナ2、エアフロ−メ−タ
3、スロットル弁4が配設されている。吸気通路1に
は、スロットル弁4をバイパスするバイパス通路6が設
けられ、このバイパス通路6には、アイドル回転数調整
手段としてISCバルブ7が接続されている。
【0020】ISCバルブ7は、バイパス通路6を通過
する吸入空気量を調整してアイドル回転数を調整するた
めのもので、電磁式のアクチュエ−タ5によってその開
度が連続可変式に制御されるようになっている。すなわ
ち、アクセル開度が零あるいはほぼ零でかつエンジン回
転数が所定回転数以下となったアイドル運転中は、エン
ジン回転数が目標アイドル回転数(例えば700rp
m)となるように、ISCバルブ7が制御される。この
ISCバルブ7つまりアクチュエ−タ5を制御するため
の制御ユニットが符号Uで示され、この制御ユニットU
による制御のために用いられる信号をピックアップする
センサあるいはスイッチ群がまとめて符号Sで示され
る。制御ユニットUからアクチュエ−タ5への出力値
は、目標アイドル回転数とするための制御値としてのデ
ュ−ティ比とされる。なお、制御ユニットUは、マイク
ロコンピュ−タを利用して構成される。
する吸入空気量を調整してアイドル回転数を調整するた
めのもので、電磁式のアクチュエ−タ5によってその開
度が連続可変式に制御されるようになっている。すなわ
ち、アクセル開度が零あるいはほぼ零でかつエンジン回
転数が所定回転数以下となったアイドル運転中は、エン
ジン回転数が目標アイドル回転数(例えば700rp
m)となるように、ISCバルブ7が制御される。この
ISCバルブ7つまりアクチュエ−タ5を制御するため
の制御ユニットが符号Uで示され、この制御ユニットU
による制御のために用いられる信号をピックアップする
センサあるいはスイッチ群がまとめて符号Sで示され
る。制御ユニットUからアクチュエ−タ5への出力値
は、目標アイドル回転数とするための制御値としてのデ
ュ−ティ比とされる。なお、制御ユニットUは、マイク
ロコンピュ−タを利用して構成される。
【0021】図2の説明 図2は、制御ユニットUにおける制御内容をブロック図
的に示したものであり、図中実機エンジンとして示され
る符号21A部分を除いた各部分が含まれるものとなっ
ている。この図2において、大別して、符号U1で示す
ものが実際のエンジン21Aを制御する実制御系であ
り、符号U2で示すものが実際のエンジン21Aに対応
した機器モデル21Bに対する制御を行なうモデル制御
系である。
的に示したものであり、図中実機エンジンとして示され
る符号21A部分を除いた各部分が含まれるものとなっ
ている。この図2において、大別して、符号U1で示す
ものが実際のエンジン21Aを制御する実制御系であ
り、符号U2で示すものが実際のエンジン21Aに対応
した機器モデル21Bに対する制御を行なうモデル制御
系である。
【0022】実制御系U1は、フィ−ドバック制御用の
積分回路22Aと、現代制御の主たる構成要素となるオ
ブザ−バ回路23Aとを備えている。実制御系U1に
は、目標アイドル回転数NTが入力されて、減算器24
Aによって、当該NTと実際のエンジン回転数(アイド
ル回転数)NE1との偏差が積分回路22Aに入力され
る。
積分回路22Aと、現代制御の主たる構成要素となるオ
ブザ−バ回路23Aとを備えている。実制御系U1に
は、目標アイドル回転数NTが入力されて、減算器24
Aによって、当該NTと実際のエンジン回転数(アイド
ル回転数)NE1との偏差が積分回路22Aに入力され
る。
【0023】オブザ−バ回路23Aは、実際のエンジン
回転数NE1と実機エンジン21Aに対する入力値つま
りアクチュエ−タ5に対するデュ−ティ比とに基づい
て、所定の制御値を演算する。そして、オブザ−バ回路
23Aで演算された制御値と積分回路22Aからの出力
値との偏差が減算器24Aで演算されて、この演算結果
が、実機エンジン21Aに対する入力値とされる(オブ
ザ−バ回路23Aに対する入力値とされる)。
回転数NE1と実機エンジン21Aに対する入力値つま
りアクチュエ−タ5に対するデュ−ティ比とに基づい
て、所定の制御値を演算する。そして、オブザ−バ回路
23Aで演算された制御値と積分回路22Aからの出力
値との偏差が減算器24Aで演算されて、この演算結果
が、実機エンジン21Aに対する入力値とされる(オブ
ザ−バ回路23Aに対する入力値とされる)。
【0024】一方、モデル制御系U2は、実機エンジン
の動特性をモデル化した機器モデル(ハ−ドモデル)2
1Bを制御する。この機器モデル21Bは、実機エンジ
ン21Aの入力値に対する出力値との対応関係に基づい
て設定されて、実機エンジン21Aの動特性と完全に一
致している状態では、同じ入力値に対して同じ出力値と
なるように設定されている。この機器モデル21Bに対
するモデル制御系U2は、制御系U1と同じ制御ロジッ
クとなるように設定されていて、制御系U1における構
成要素と対応する構成要素には、制御系U1における符
号「A」に代えて「B」の符号を用いて示してある。そ
して、制御系U1とU2とにおける入力値としての目標
アイドル回転数はNTとして共通化され、実制御系U1
における出力値は実機エンジン21Aにおけるエンジン
回転数NE1とされ、モデル制御系U2における出力値
は演算されたエンジン回転数NE2とされる。
の動特性をモデル化した機器モデル(ハ−ドモデル)2
1Bを制御する。この機器モデル21Bは、実機エンジ
ン21Aの入力値に対する出力値との対応関係に基づい
て設定されて、実機エンジン21Aの動特性と完全に一
致している状態では、同じ入力値に対して同じ出力値と
なるように設定されている。この機器モデル21Bに対
するモデル制御系U2は、制御系U1と同じ制御ロジッ
クとなるように設定されていて、制御系U1における構
成要素と対応する構成要素には、制御系U1における符
号「A」に代えて「B」の符号を用いて示してある。そ
して、制御系U1とU2とにおける入力値としての目標
アイドル回転数はNTとして共通化され、実制御系U1
における出力値は実機エンジン21Aにおけるエンジン
回転数NE1とされ、モデル制御系U2における出力値
は演算されたエンジン回転数NE2とされる。
【0025】上記両制御系U1、U2は、管理回路26
により管理されて、後述するように、機器モデル21B
の動特性を調整する同定と、実制御系U1の制御量に対
する補正(補正量決定)が行なわれる。このため、機器
モデル21Bの動特性を調整する同定回路28、実制御
系U1による制御量を補正(補正実行)する補正回路2
7が設けられて、両回路27と28とは管理回路26の
制御下において作動される。
により管理されて、後述するように、機器モデル21B
の動特性を調整する同定と、実制御系U1の制御量に対
する補正(補正量決定)が行なわれる。このため、機器
モデル21Bの動特性を調整する同定回路28、実制御
系U1による制御量を補正(補正実行)する補正回路2
7が設けられて、両回路27と28とは管理回路26の
制御下において作動される。
【0026】図3、図4の説明 図3は、図2における機器モデル21Bの具体例を示す
ものである。回路R3は、エンジン発生トルクの大きさ
を得るためのもので、このためのパラメ−タとして、充
填量Q、燃料噴射量TP、点火時期IGが用いられる。
この回路R3で用いられる充填量Qを得るために、回路
R1、R2、R4での各処理が行なわれるが、回路R1
でのTVOはスロットル開度、回路R2でのDutyはア
クチュエ−タ5へのデュ−ティ比を示す。回路R1とR
2からの出力同士は、加算器R8により加算された後、
回路R4での遅れ処理がなされた後、充填量Qとして回
路R3へ出力される。
ものである。回路R3は、エンジン発生トルクの大きさ
を得るためのもので、このためのパラメ−タとして、充
填量Q、燃料噴射量TP、点火時期IGが用いられる。
この回路R3で用いられる充填量Qを得るために、回路
R1、R2、R4での各処理が行なわれるが、回路R1
でのTVOはスロットル開度、回路R2でのDutyはア
クチュエ−タ5へのデュ−ティ比を示す。回路R1とR
2からの出力同士は、加算器R8により加算された後、
回路R4での遅れ処理がなされた後、充填量Qとして回
路R3へ出力される。
【0027】また、回路R6は、エンジンの損失トルク
を示すもので、充填効率、ポンピングロスデ−タが含ま
れる。この回路R6での損失トルクTHが、回路R3で
演算されたトルクから減算器R9により減算されて、こ
の減算された後のトルクTが回路R7に入力される。回
路R7では、ここに示す式にしたがって、モデル制御系
U2におけるエンジン回転数NE2を演算する。なお、
R7で示す式中において、IおよびKは制御定数であ
る。
を示すもので、充填効率、ポンピングロスデ−タが含ま
れる。この回路R6での損失トルクTHが、回路R3で
演算されたトルクから減算器R9により減算されて、こ
の減算された後のトルクTが回路R7に入力される。回
路R7では、ここに示す式にしたがって、モデル制御系
U2におけるエンジン回転数NE2を演算する。なお、
R7で示す式中において、IおよびKは制御定数であ
る。
【0028】図2に示すモデル制御系U2における回路
22B、23Bの各特性式が、図4に示される。この図
4において、「i」はサフィックスであり、KIは積分
回路22Bの制御定数(積分定数)、K1〜K7はオブ
ザ−バ回路23Bの制御定数である。オブザ−バ回路2
3Bの特性式では、出力値NE(NE2)の今回値と前
回値、およびアクチュエ−タ5に対するデュ−ティ比の
うち前回値から5回前までの値が用いられて、合計7つ
の値が演算用パラメ−タとして用いられる。
22B、23Bの各特性式が、図4に示される。この図
4において、「i」はサフィックスであり、KIは積分
回路22Bの制御定数(積分定数)、K1〜K7はオブ
ザ−バ回路23Bの制御定数である。オブザ−バ回路2
3Bの特性式では、出力値NE(NE2)の今回値と前
回値、およびアクチュエ−タ5に対するデュ−ティ比の
うち前回値から5回前までの値が用いられて、合計7つ
の値が演算用パラメ−タとして用いられる。
【0029】ここで、実制御系U1における回路22
A、23Aにおける特性式は、図4に示す回路22B、
23Bの特性式と同じように設定されている(回路22
B、23Bの特性式が、回路22A、23Aに合せて設
定されている)。
A、23Aにおける特性式は、図4に示す回路22B、
23Bの特性式と同じように設定されている(回路22
B、23Bの特性式が、回路22A、23Aに合せて設
定されている)。
【0030】図5、図6の説明 制御ユニットUは、マイクロコンピュ−タを利用して、
図2における実制御系U1とU2および回路26と27
を含むものとして構成されており、以下その制御内容に
ついて説明する。なお、制御ユニットUによる制御は、
機器モデル21Bの動特性調整(同定)の他に、この機
器モデル21Bを利用したシュミレ−ションおよびその
結果を実制御系U1に反映させる制御をも含んでおり、
シュミレ−ションは、実制御系U1の制御量補正のため
のものとされている。
図2における実制御系U1とU2および回路26と27
を含むものとして構成されており、以下その制御内容に
ついて説明する。なお、制御ユニットUによる制御は、
機器モデル21Bの動特性調整(同定)の他に、この機
器モデル21Bを利用したシュミレ−ションおよびその
結果を実制御系U1に反映させる制御をも含んでおり、
シュミレ−ションは、実制御系U1の制御量補正のため
のものとされている。
【0031】先ず、図5のZ51において、後述する機
器モデル21Bの動特性を実際のエンジンの動特性と合
致するように調整する同定が行なわれ、次いでZ52に
おいて、シュミレ−ションおよびその結果の実制御系U
1への反映の制御が行なわれる。
器モデル21Bの動特性を実際のエンジンの動特性と合
致するように調整する同定が行なわれ、次いでZ52に
おいて、シュミレ−ションおよびその結果の実制御系U
1への反映の制御が行なわれる。
【0032】図5のZ51の内容(同定のための制御)
が、図6に示される。この図6のZ31において、実機
エンジン21Aに対して多くの入力が変化しているか否
かが判別される。具体的には、スロットル開度の変化量
が所定値以上で、アクチュエ−タ5へ出力されているデ
ュ−ティ比の変化量を示すDFBの変化量が所定値以上
で、かつ目標回転数NTの変化量が所定値以上であると
いう3つの条件が満足されているときは、多入力変化中
ということで、Z31の判別がNOとなって、このとき
は同定を行なうことなくそのままリタ−ンされる。
が、図6に示される。この図6のZ31において、実機
エンジン21Aに対して多くの入力が変化しているか否
かが判別される。具体的には、スロットル開度の変化量
が所定値以上で、アクチュエ−タ5へ出力されているデ
ュ−ティ比の変化量を示すDFBの変化量が所定値以上
で、かつ目標回転数NTの変化量が所定値以上であると
いう3つの条件が満足されているときは、多入力変化中
ということで、Z31の判別がNOとなって、このとき
は同定を行なうことなくそのままリタ−ンされる。
【0033】Z31の判別でNOのときは、Z32にお
いて、定常時におけるエラ−つまり定常運転状態におけ
る実機エンジン21Aと機器モデル21Bとの一致度合
を示す評価値Hiが小さいか否かが判別される。この評
価値Hiは、後述するように、小さいときに一致度合が
高いものとなる。このZ32の判別でNOのときのとき
は、Z33において、現在実機エンジン21Aが定常運
転中であるか否かが判別される。このZ33の判別でY
ESのときは、Z34〜Z37の処理によって、定常運
転時における機器モデル21Bの同定が行なわれる。こ
の定常運転時における同定は、図2に示す回路R1、R
2、R3における時定数等の制御定数を最適化すること
により行なわれる。
いて、定常時におけるエラ−つまり定常運転状態におけ
る実機エンジン21Aと機器モデル21Bとの一致度合
を示す評価値Hiが小さいか否かが判別される。この評
価値Hiは、後述するように、小さいときに一致度合が
高いものとなる。このZ32の判別でNOのときのとき
は、Z33において、現在実機エンジン21Aが定常運
転中であるか否かが判別される。このZ33の判別でY
ESのときは、Z34〜Z37の処理によって、定常運
転時における機器モデル21Bの同定が行なわれる。こ
の定常運転時における同定は、図2に示す回路R1、R
2、R3における時定数等の制御定数を最適化すること
により行なわれる。
【0034】Z34では、回路R1〜R3用の制御定数
が実研計画法マップから、1番からn番までの記憶され
ている組み合わせの中から1つの組合せが選択される。
次いで、Z35において、選択されたi番目(i=1〜
n)の組み合わせに基づく作動により得られるモデル制
御系U2の出力値NE2と実制御系U1の出力値NE1
との偏差の絶対値を2乗したものを所定時間積分して、
i番目の積分定数についてのエラ−度合を示す評価値H
iが決定される。なお、この評価値Hiは、前述したよ
うに小さいほど好ましいものとなる。
が実研計画法マップから、1番からn番までの記憶され
ている組み合わせの中から1つの組合せが選択される。
次いで、Z35において、選択されたi番目(i=1〜
n)の組み合わせに基づく作動により得られるモデル制
御系U2の出力値NE2と実制御系U1の出力値NE1
との偏差の絶対値を2乗したものを所定時間積分して、
i番目の積分定数についてのエラ−度合を示す評価値H
iが決定される。なお、この評価値Hiは、前述したよ
うに小さいほど好ましいものとなる。
【0035】Z35での評価値Hiを、上記1番目から
n番目までについて順次求めて、その結果がZ36にお
いてH1 〜Hn として記憶される。この後、Z37にお
いて、Z36に記憶されている評価値H1 〜Hnのなか
から最少の評価値を示すこととなった制御定数が、機器
モデル21Bの回路R1〜R3用の制御定数として用い
られる(変更される)。
n番目までについて順次求めて、その結果がZ36にお
いてH1 〜Hn として記憶される。この後、Z37にお
いて、Z36に記憶されている評価値H1 〜Hnのなか
から最少の評価値を示すこととなった制御定数が、機器
モデル21Bの回路R1〜R3用の制御定数として用い
られる(変更される)。
【0036】前記Z32の判別でYESのときは、Z3
8において、実機エンジン21Aの運転状態が過渡時で
あるか否かが判別される。具体的には、エンジン回転数
NE1の変化量が所定値以上のとき、またはDFBの変化
量が所定値以上のときにZ38の判別がYESとなっ
て、このときは、Z39〜Z42の処理によって、過渡
時における機器モデル21Bの同定が行なわれる。この
過渡時における同定は、図2の回路R4とR5との制御
定数を最適化することになる。なお、この最適化の手法
は、実質的に前記定常時と同じように行なわれるので、
その重複した説明は省略する。
8において、実機エンジン21Aの運転状態が過渡時で
あるか否かが判別される。具体的には、エンジン回転数
NE1の変化量が所定値以上のとき、またはDFBの変化
量が所定値以上のときにZ38の判別がYESとなっ
て、このときは、Z39〜Z42の処理によって、過渡
時における機器モデル21Bの同定が行なわれる。この
過渡時における同定は、図2の回路R4とR5との制御
定数を最適化することになる。なお、この最適化の手法
は、実質的に前記定常時と同じように行なわれるので、
その重複した説明は省略する。
【0037】前記Z33の判別でNOのとき、あるいは
Z38の判別でNOのときは、それぞれ同定を行なうこ
となくリタ−ンされる。なお、Z33の判別でNOのと
きに、Z38へ移行させることも考えられるが、実施例
では、定常運転時において大きな影響を与える回路R1
〜R3用の制御定数の同定を優先するため(先に同定す
るため)、Z33の判別でNOのときはそのままリタ−
ンさせるようにしてある。
Z38の判別でNOのときは、それぞれ同定を行なうこ
となくリタ−ンされる。なお、Z33の判別でNOのと
きに、Z38へ移行させることも考えられるが、実施例
では、定常運転時において大きな影響を与える回路R1
〜R3用の制御定数の同定を優先するため(先に同定す
るため)、Z33の判別でNOのときはそのままリタ−
ンさせるようにしてある。
【0038】図7、図8の説明 図5のZ52の内容が、図7、図8に示されるが、先ず
図8を参照しつつ制御の概要を説明する。この図8のう
ち、t1時点が、実際のスロットル開度が急激に低減し
始めたときを示し(スロットル開度の変化率の絶対値が
第1所定値以上の時)、t2時点でスロットル開度の急
激な低減が収束したとき(スロットル開度の変化率が第
2所定値以下となったとき−ただし第1所定値は第2所
定値よりも十分に大きい)を示す。
図8を参照しつつ制御の概要を説明する。この図8のう
ち、t1時点が、実際のスロットル開度が急激に低減し
始めたときを示し(スロットル開度の変化率の絶対値が
第1所定値以上の時)、t2時点でスロットル開度の急
激な低減が収束したとき(スロットル開度の変化率が第
2所定値以下となったとき−ただし第1所定値は第2所
定値よりも十分に大きい)を示す。
【0039】t2時点でフラグが0から1にセットさ
れ、このフラグが1の状態が、所定時間2Tだけ継続さ
れ、2T経過した時点がt3で示される。この時間T
は、スロットル開度が変化してから実際にエンジン回転
数が変化するまでの時定数であり、実施例では、t2時
点から2Tの間におけるエンジン回転数の変化の様子を
予測するものとなっており、予測されるエンジン回転数
の変化の様子が、図8(c)に示される。そして、エン
ジン回転数の変化の予測は、フラグが1にセットされて
から極めて短時間(例えば5msec)の間に、高速シ
ュミレ−ションにより行われる。図8(d)は、t1か
らt2時点までの実際のスロットル開度の変化に基づい
て設定された、シュミレ−ション用の予測入力パタ−ン
を示す。この予測入力パタ−ンは、t1時点よりも所定
時間前の分をも含めて作成するようにしてもよい。
れ、このフラグが1の状態が、所定時間2Tだけ継続さ
れ、2T経過した時点がt3で示される。この時間T
は、スロットル開度が変化してから実際にエンジン回転
数が変化するまでの時定数であり、実施例では、t2時
点から2Tの間におけるエンジン回転数の変化の様子を
予測するものとなっており、予測されるエンジン回転数
の変化の様子が、図8(c)に示される。そして、エン
ジン回転数の変化の予測は、フラグが1にセットされて
から極めて短時間(例えば5msec)の間に、高速シ
ュミレ−ションにより行われる。図8(d)は、t1か
らt2時点までの実際のスロットル開度の変化に基づい
て設定された、シュミレ−ション用の予測入力パタ−ン
を示す。この予測入力パタ−ンは、t1時点よりも所定
時間前の分をも含めて作成するようにしてもよい。
【0040】以上のことを前提として、図7のZ1にお
いて、フラグが0から1に変更された時点であるか否か
が判別される。このZ1の判別でNOのときは、Z9へ
移行して、通常の速度でもって、機器モデルの出力が演
算される。
いて、フラグが0から1に変更された時点であるか否か
が判別される。このZ1の判別でNOのときは、Z9へ
移行して、通常の速度でもって、機器モデルの出力が演
算される。
【0041】Z1の判別がYESのときは、Z2におい
て、高速演算するモ−ドに切換えられる。次いで、Z3
において、図8のt1〜t2の間での実際のスロットル
開度の変化の様子に基づいて、図8(d)に示すような
予測入力パタ−ンが設定される。この後、Z24、Z2
5の処理によって、Z3で設定された予測入力パタ−ン
に応じた出力が、高速演算することによって求められる
(図8(c)に示すようなエンジン回転変化の予測)。
この演算は、n回行われるが、このnは、前記予測期間
2Tをサンプリング周期(高速モ−ドでのサンプリング
周期)で除した値を、小数点未満を切捨てた整数である
(図8の時刻t2時点から、サンプリング周期毎に予測
エンジン回転数を合計n個求める)。
て、高速演算するモ−ドに切換えられる。次いで、Z3
において、図8のt1〜t2の間での実際のスロットル
開度の変化の様子に基づいて、図8(d)に示すような
予測入力パタ−ンが設定される。この後、Z24、Z2
5の処理によって、Z3で設定された予測入力パタ−ン
に応じた出力が、高速演算することによって求められる
(図8(c)に示すようなエンジン回転変化の予測)。
この演算は、n回行われるが、このnは、前記予測期間
2Tをサンプリング周期(高速モ−ドでのサンプリング
周期)で除した値を、小数点未満を切捨てた整数である
(図8の時刻t2時点から、サンプリング周期毎に予測
エンジン回転数を合計n個求める)。
【0042】2T期間についての高速演算が終了する
と、Z4の判別がYESとなって、Z6へ移行する。こ
のZ6では、Z5での高速演算された予測エンジン回転
数のうち、最小のエンジン回転数が決定される。次い
で、Z7において、予測された最小エンジン回転数が、
500rpmよりも小さいか否かが判別される。このZ
7の判別でYESのときは、エンストのおそれがあるの
で、Z8において、吸入空気量が増大される補正が行わ
れる。なお、Z8での吸入空気量の増大量(補正量)
は、ある一定値としてもよいが、例えば予測最小エンジ
ン回転数と許容最小回転数(実施例では500rpm)
との偏差が大きいほど大きくなるように設定する等、適
宜の設定手法を採択することができ,この補正制御量決
定の好ましい制御例が、後述の実施例で開示される。勿
論、このZ8での補正量実現は、ISCバルブ7に対す
る開度補正(アクチュエ−タ5に出力するデュ−ティ比
補正)として行われる。
と、Z4の判別がYESとなって、Z6へ移行する。こ
のZ6では、Z5での高速演算された予測エンジン回転
数のうち、最小のエンジン回転数が決定される。次い
で、Z7において、予測された最小エンジン回転数が、
500rpmよりも小さいか否かが判別される。このZ
7の判別でYESのときは、エンストのおそれがあるの
で、Z8において、吸入空気量が増大される補正が行わ
れる。なお、Z8での吸入空気量の増大量(補正量)
は、ある一定値としてもよいが、例えば予測最小エンジ
ン回転数と許容最小回転数(実施例では500rpm)
との偏差が大きいほど大きくなるように設定する等、適
宜の設定手法を採択することができ,この補正制御量決
定の好ましい制御例が、後述の実施例で開示される。勿
論、このZ8での補正量実現は、ISCバルブ7に対す
る開度補正(アクチュエ−タ5に出力するデュ−ティ比
補正)として行われる。
【0043】図9の説明 図9は、図7におけるZ8での補正制御量の決定につい
ての好ましい例を示すものである。この図9において、
Z61において、図6で説明した同定が完了しているか
否かが判別される。この判別は、例えば、図6における
Z37での最小評価Hが所定値よりも小さいときに、同
定が十分おこなわれているとすることができる(Z42
での最小評価Hも所定値以下という条件をさらに付加し
てもよい)。このZ61の判別でNOのときは、機器モ
デル21Bの動特性が実際の機器21Aの動特性と十分
合致していないので、このときは、予測に基づく補正制
御を禁止すべく、そのままリタ−ンされる。なお、Z6
1の判別を、図7のZ1の前に設けて、同定が十分おこ
なわれていないときには機器モデル21Bを利用した高
速演算を禁止するように設定することにより、結果とし
て補正を禁止するようにすることもできる。
ての好ましい例を示すものである。この図9において、
Z61において、図6で説明した同定が完了しているか
否かが判別される。この判別は、例えば、図6における
Z37での最小評価Hが所定値よりも小さいときに、同
定が十分おこなわれているとすることができる(Z42
での最小評価Hも所定値以下という条件をさらに付加し
てもよい)。このZ61の判別でNOのときは、機器モ
デル21Bの動特性が実際の機器21Aの動特性と十分
合致していないので、このときは、予測に基づく補正制
御を禁止すべく、そのままリタ−ンされる。なお、Z6
1の判別を、図7のZ1の前に設けて、同定が十分おこ
なわれていないときには機器モデル21Bを利用した高
速演算を禁止するように設定することにより、結果とし
て補正を禁止するようにすることもできる。
【0044】Z61の判別でYESのときは、Z62〜
Z65の処理によって、実研計画法マップに設定された
多数の補正制御量Pi(i=1、2、・・・nで、Pは
吸入空気量調整のためのデュ−ティ比とされる)の各々
について、図7のZ3で用いた予測入力パタ−ンを用い
て、エンジン回転数が高速演算によって予測される(Z
63)、また各補正制御量毎にその評価が行われる(Z
64で、Piに対応した評価がJiとされる)。この評
価は、例えば、図7のZ5で予測されたエンジン回転数
の中心値に対する偏差量として示すことができる(偏差
量が小さいほど評価が高い)。そして、Z66におい
て、Z64での評価Jiのうち、もっとも好ましい評価
に対応した補正制御量Piが、実際の機器21Aに対す
る補正制御量として実現される。
Z65の処理によって、実研計画法マップに設定された
多数の補正制御量Pi(i=1、2、・・・nで、Pは
吸入空気量調整のためのデュ−ティ比とされる)の各々
について、図7のZ3で用いた予測入力パタ−ンを用い
て、エンジン回転数が高速演算によって予測される(Z
63)、また各補正制御量毎にその評価が行われる(Z
64で、Piに対応した評価がJiとされる)。この評
価は、例えば、図7のZ5で予測されたエンジン回転数
の中心値に対する偏差量として示すことができる(偏差
量が小さいほど評価が高い)。そして、Z66におい
て、Z64での評価Jiのうち、もっとも好ましい評価
に対応した補正制御量Piが、実際の機器21Aに対す
る補正制御量として実現される。
【0045】図10〜図12の説明 図10〜図12は、本発明の他の実施例を示すものであ
る、本実施例では、例えば図12に示すようにあらかじ
め多数の入力変化パタ−ンを想定(設定)しておいて、
この各入力変化パタ−ン毎に出力としてのエンジン回転
数を予測すると共に、その補正制御量を決定、記憶して
おく。そして、実際の機器21Aに対する入力が大きく
変化したときは、この変化に近似した入力変化パタ−ン
に対応した補正制御量を選択して、この選択された補正
制御量でもって実際の機器21Aに対する制御量が補正
される。本実施例の場合は、高速演算する必要がないの
で、制御ユニットUとして安価のものでも実施化し得
る。
る、本実施例では、例えば図12に示すようにあらかじ
め多数の入力変化パタ−ンを想定(設定)しておいて、
この各入力変化パタ−ン毎に出力としてのエンジン回転
数を予測すると共に、その補正制御量を決定、記憶して
おく。そして、実際の機器21Aに対する入力が大きく
変化したときは、この変化に近似した入力変化パタ−ン
に対応した補正制御量を選択して、この選択された補正
制御量でもって実際の機器21Aに対する制御量が補正
される。本実施例の場合は、高速演算する必要がないの
で、制御ユニットUとして安価のものでも実施化し得
る。
【0046】以上のことを前提として、図10におい
て、Vm1およびVm2として示されるものは、それぞ
れ、図2における制御ユニットU2と機器モデル21B
との組み合わせたものに相当する。このうち、Vm1
は、前述した同定をおこなうためにもっぱら利用され
る。そして、Vm2が、もっぱら多数の入力変化パタ−
ンに対応した補正制御量を決定するために用いられる。
このため、パラメ−タ転送部31によって、同定終了後
のVm1における機器モデル21Bの動特性を示す各パ
ラメ−タが、Vm2における機器モデル21Bの動特性
用として転送される(用いられる)。また、図10の入
力発生部32において、前述した多数の入力変化パタ−
ンが順次発生されて、この発生された入力変化パタ−ン
が、Vm2の入力として用いられる。
て、Vm1およびVm2として示されるものは、それぞ
れ、図2における制御ユニットU2と機器モデル21B
との組み合わせたものに相当する。このうち、Vm1
は、前述した同定をおこなうためにもっぱら利用され
る。そして、Vm2が、もっぱら多数の入力変化パタ−
ンに対応した補正制御量を決定するために用いられる。
このため、パラメ−タ転送部31によって、同定終了後
のVm1における機器モデル21Bの動特性を示す各パ
ラメ−タが、Vm2における機器モデル21Bの動特性
用として転送される(用いられる)。また、図10の入
力発生部32において、前述した多数の入力変化パタ−
ンが順次発生されて、この発生された入力変化パタ−ン
が、Vm2の入力として用いられる。
【0047】図11のZ71において、図12に示す多
数の入力変化パタ−ンのうち、どの入力変化パタ−ンか
らシュミレ−ションを開始すかの決定が行われる。この
Z71での入力変化パタ−ンの選択は、実際の機器21
Aに対する入力変化に近似したものから優先的に選択さ
れる(選択された入力変化パタ−ンの入力変化パタ−ン
発生部32からの出力)。次いで、Z72において、シ
ュミレ−ションが実行されて、Z71で選択された入力
変化パタ−ンに対応したエンジン回転数の予測が行われ
る。なお、このシュミレ−ションは、高速ではなく、通
常の速度で行われる。
数の入力変化パタ−ンのうち、どの入力変化パタ−ンか
らシュミレ−ションを開始すかの決定が行われる。この
Z71での入力変化パタ−ンの選択は、実際の機器21
Aに対する入力変化に近似したものから優先的に選択さ
れる(選択された入力変化パタ−ンの入力変化パタ−ン
発生部32からの出力)。次いで、Z72において、シ
ュミレ−ションが実行されて、Z71で選択された入力
変化パタ−ンに対応したエンジン回転数の予測が行われ
る。なお、このシュミレ−ションは、高速ではなく、通
常の速度で行われる。
【0048】Z73では、予測されたエンジン回転数に
基づいて、もっとも好ましい補正制御量(補正吸入空気
量)が決定される(例えば前述した図9に示すような手
法での決定)と共に、決定された補正制御量が記憶され
る。
基づいて、もっとも好ましい補正制御量(補正吸入空気
量)が決定される(例えば前述した図9に示すような手
法での決定)と共に、決定された補正制御量が記憶され
る。
【0049】Z74では、記憶された補正制御量を検索
するときであるか否かが判別されるが、この判別は、図
8におけるt1時点であるか否かの判別に相当する(ス
ロットル開度の変化率が所定値以上であるか否かの判
別)。このZ74の判別でNOのときは、補正制御量に
よる補正が不要なときであるとして、そのままリタ−ン
される。Z74の判別でYESのときは、Z75におい
て、実際の機器21Aに対する入力状態と、Vm2にお
ける入力変化パタ−ンの合致度合Ri(i=1、2、・
・・nで、nは予測期間2Tをサンプリング周期で除し
た整数)が、図11のZ75に示される計算式に基づい
て計算される。この計算式中yiは、i時点でのスロッ
トル開度である。そして、実際のスロットル開度の変化
がシュミレ−ション用の入力変化パタ−ンと全く同じと
きは、yiがゼロとなるので、合致度Riが1となる。
するときであるか否かが判別されるが、この判別は、図
8におけるt1時点であるか否かの判別に相当する(ス
ロットル開度の変化率が所定値以上であるか否かの判
別)。このZ74の判別でNOのときは、補正制御量に
よる補正が不要なときであるとして、そのままリタ−ン
される。Z74の判別でYESのときは、Z75におい
て、実際の機器21Aに対する入力状態と、Vm2にお
ける入力変化パタ−ンの合致度合Ri(i=1、2、・
・・nで、nは予測期間2Tをサンプリング周期で除し
た整数)が、図11のZ75に示される計算式に基づい
て計算される。この計算式中yiは、i時点でのスロッ
トル開度である。そして、実際のスロットル開度の変化
がシュミレ−ション用の入力変化パタ−ンと全く同じと
きは、yiがゼロとなるので、合致度Riが1となる。
【0050】Z75の後、Z76において、検索を終了
する時点であるか否かが判別される。この判別は、スロ
ットル開度の変化率がほぼ0になったか否かをみること
より行われる(図8t2時点に相当)。Z76の判別で
YESのときは、Z77において、ここに示す式に基づ
いて、最終補正制御量Pfが計算される。このZ77で
の計算は、実際のスロットル開度の変化状態に近似した
複数(1つの場合もある)の入力変化パタ−ンに対応し
た補正制御量Piの重み付けを行うものである。そし
て、Z78において、最終補正制御量Pfが実際の機器
21Aに対して出力される。
する時点であるか否かが判別される。この判別は、スロ
ットル開度の変化率がほぼ0になったか否かをみること
より行われる(図8t2時点に相当)。Z76の判別で
YESのときは、Z77において、ここに示す式に基づ
いて、最終補正制御量Pfが計算される。このZ77で
の計算は、実際のスロットル開度の変化状態に近似した
複数(1つの場合もある)の入力変化パタ−ンに対応し
た補正制御量Piの重み付けを行うものである。そし
て、Z78において、最終補正制御量Pfが実際の機器
21Aに対して出力される。
【0051】図13の説明 図13は、機器モデルの同定が十分行われていないとき
に、補正制御量を用いた補正を行うのを禁止するように
した例を示す。すなわち、先ず、Z81において、現在
のエンジンの運転領域を示すパラメ−タ(実施例ではエ
ンジン回転数と、エンジン負荷とエンジン冷却水温度)
がホ−ルドされる。次いで、Z82において、図5のZ
51での同定がおこなわれる毎に、Z81でホ−ルドさ
れたパラメ−タに相当するエンジン運転領域のカウント
値がカウントアップされる。
に、補正制御量を用いた補正を行うのを禁止するように
した例を示す。すなわち、先ず、Z81において、現在
のエンジンの運転領域を示すパラメ−タ(実施例ではエ
ンジン回転数と、エンジン負荷とエンジン冷却水温度)
がホ−ルドされる。次いで、Z82において、図5のZ
51での同定がおこなわれる毎に、Z81でホ−ルドさ
れたパラメ−タに相当するエンジン運転領域のカウント
値がカウントアップされる。
【0052】Z83では、Z81でホ−ルドされたエン
ジン運転領域のカウント値が、所定値以上であるか否か
が判別される。このZ83の判別でNOのときは、同定
が十分行われていない運転領域であるとして、図5のZ
52のシュミレ−ション実行が禁止される(Z84)。
Z83の判別でYESのときは、同定が十分おこなわれ
ている運転領域であるとして、図5のZ52のシュミレ
−ションが実行される(Z85)。
ジン運転領域のカウント値が、所定値以上であるか否か
が判別される。このZ83の判別でNOのときは、同定
が十分行われていない運転領域であるとして、図5のZ
52のシュミレ−ション実行が禁止される(Z84)。
Z83の判別でYESのときは、同定が十分おこなわれ
ている運転領域であるとして、図5のZ52のシュミレ
−ションが実行される(Z85)。
【0053】図14の説明 図14は、それぞれ図2の機器モデル21Bと制御ユニ
ットU2とを有する合計4つのシュミレ−ション用モデ
ル系Vm11〜Vm14を用いてある。すなわち、Vm
11が、実際の機器の入力と同一の入力を用いたシュミ
レ−ション用で、前述した同定および補正制御量による
補正のために用いられる。Vm12は、実際の入力に対
して所定誤差(ばらつき)αだけ加算したものを入力と
するシュミレ−ションを行う。Vm13は、実際の入力
に対して所定誤差αだけ減算したものを入力とするシュ
ミレ−ションを行う。Vm14は、実際の入力に対して
ノイズを加えた入力とするシュミレ−ションを行う。こ
の3つのモデル系Vm12〜Vm14のシュミレ−ショ
ンによって、α分ばらつきを有するときのシュミレ−シ
ョンおよびノイズを有するときのシュミレ−ションをあ
らかじめ行って、その結果(出力としてのエンジン回転
数)に基づいて、補正制御量の決定に利用することがで
きる。この場合、高速演算をおこなうものであれば、入
力を切換えて(+α、−α、ノイズあり、実際の機器の
入力と同じの4つの切換)、1つのモデル系でのみ図1
4と同じような機能を得ることができる。
ットU2とを有する合計4つのシュミレ−ション用モデ
ル系Vm11〜Vm14を用いてある。すなわち、Vm
11が、実際の機器の入力と同一の入力を用いたシュミ
レ−ション用で、前述した同定および補正制御量による
補正のために用いられる。Vm12は、実際の入力に対
して所定誤差(ばらつき)αだけ加算したものを入力と
するシュミレ−ションを行う。Vm13は、実際の入力
に対して所定誤差αだけ減算したものを入力とするシュ
ミレ−ションを行う。Vm14は、実際の入力に対して
ノイズを加えた入力とするシュミレ−ションを行う。こ
の3つのモデル系Vm12〜Vm14のシュミレ−ショ
ンによって、α分ばらつきを有するときのシュミレ−シ
ョンおよびノイズを有するときのシュミレ−ションをあ
らかじめ行って、その結果(出力としてのエンジン回転
数)に基づいて、補正制御量の決定に利用することがで
きる。この場合、高速演算をおこなうものであれば、入
力を切換えて(+α、−α、ノイズあり、実際の機器の
入力と同じの4つの切換)、1つのモデル系でのみ図1
4と同じような機能を得ることができる。
【0054】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。 エンジンのアイドル回転数制御に限らず、適宜の機器
制御、例えば自動変速機の変速制御、トラクション制
御、ABC制御、エンジンの定トルク制御、エンジンの
空燃比制御等にも適用できる。
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。 エンジンのアイドル回転数制御に限らず、適宜の機器
制御、例えば自動変速機の変速制御、トラクション制
御、ABC制御、エンジンの定トルク制御、エンジンの
空燃比制御等にも適用できる。
【0055】自動変速機の変速制御においては、機器モ
デルとしては、図3に示すエンジンの動特性モデルに加
えて、自動変速機の動特性モデル(損失特性と油温等に
よって時事刻々と変化するダイナミックス特性)と、駆
動系〜タイヤの動特性とを設定し、最終出力となる駆動
系〜タイヤ動特性からの出力としての車体(駆動輪)の
前後加速度を予測する。この場合、同定は、自動変速機
の損失特性とダイナミックス特性とし、同定時の評価関
数は、実際の前後加速度と予測された前後加速度との偏
差の積分が最小のものをベストとする。そして、予測さ
れる前後加速度の変化率が最小となるように、変速スケ
ジュ−ルを補正することができる(回転軸方向と負荷方
向とを様々に変えて、前後加速度が最小となる変速スケ
ジュ−ルをさがす)。
デルとしては、図3に示すエンジンの動特性モデルに加
えて、自動変速機の動特性モデル(損失特性と油温等に
よって時事刻々と変化するダイナミックス特性)と、駆
動系〜タイヤの動特性とを設定し、最終出力となる駆動
系〜タイヤ動特性からの出力としての車体(駆動輪)の
前後加速度を予測する。この場合、同定は、自動変速機
の損失特性とダイナミックス特性とし、同定時の評価関
数は、実際の前後加速度と予測された前後加速度との偏
差の積分が最小のものをベストとする。そして、予測さ
れる前後加速度の変化率が最小となるように、変速スケ
ジュ−ルを補正することができる(回転軸方向と負荷方
向とを様々に変えて、前後加速度が最小となる変速スケ
ジュ−ルをさがす)。
【0056】トラクション制御(ABS制御)において
は、図3に示すエンジンの動特性モデルに加えて、車速
と路面μとの相関関係を路面状態(アスファルト路面、
雪路等の相違)をパラメ−タとして設定してなる『路面
μ−車速』の動特性を設定し、この『路面μ−車速』の
動特性の出力が車体前後加速度とされる。同定は、『路
面μ−車速』の特性について行う。トラクション制御の
場合は、同定の評価関数は、駆動輪の実際のすべり率と
予測されたすべり率との偏差の積分が最小となるものを
ベストとする。様々なスロットル開度の入力パタ−ンに
おける、トラクション制御の初期操作量(例えばスロッ
トル開度の低減量、点火時期のリタ−ド量)と目標すべ
り率の最適値をシュミレ−ションにより事前に求めてお
けばよい(初期操作量と最適目標すべり率とが補正対
象)。ABS制御の場合は、ブレーキ圧力入力における
最適な目標車輪減速度をもとめておけばよい(ブレーキ
圧力が補正対象)。
は、図3に示すエンジンの動特性モデルに加えて、車速
と路面μとの相関関係を路面状態(アスファルト路面、
雪路等の相違)をパラメ−タとして設定してなる『路面
μ−車速』の動特性を設定し、この『路面μ−車速』の
動特性の出力が車体前後加速度とされる。同定は、『路
面μ−車速』の特性について行う。トラクション制御の
場合は、同定の評価関数は、駆動輪の実際のすべり率と
予測されたすべり率との偏差の積分が最小となるものを
ベストとする。様々なスロットル開度の入力パタ−ンに
おける、トラクション制御の初期操作量(例えばスロッ
トル開度の低減量、点火時期のリタ−ド量)と目標すべ
り率の最適値をシュミレ−ションにより事前に求めてお
けばよい(初期操作量と最適目標すべり率とが補正対
象)。ABS制御の場合は、ブレーキ圧力入力における
最適な目標車輪減速度をもとめておけばよい(ブレーキ
圧力が補正対象)。
【0057】エンジンの定トルク制御においては、機器
モデルとしては前記自動変速機の場合と同じものを用
い、同定は、エンジン、自動変速機共に定常と過渡の両
パラメ−タについて行う。各エンジン回転数、アクセル
開度毎に、目標トルク(車体前後加速度)を満足するス
ロットル開度を、シュミレ−ションにより求めるように
すればよい(スロットル開度が補正対象)。
モデルとしては前記自動変速機の場合と同じものを用
い、同定は、エンジン、自動変速機共に定常と過渡の両
パラメ−タについて行う。各エンジン回転数、アクセル
開度毎に、目標トルク(車体前後加速度)を満足するス
ロットル開度を、シュミレ−ションにより求めるように
すればよい(スロットル開度が補正対象)。
【図1】本発明が適用されるアイドル回転数調整部分を
示す図。
示す図。
【図2】本発明が適用された制御系統をブロック図的に
示す図。
示す図。
【図3】実機エンジンに対応した機器モデルの一例を示
す図。
す図。
【図4】モデル制御系における制御特性式の設定例を示
す図。
す図。
【図5】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図6】本発明の制御例を示すフロ−チャ−トで、機器
モデルの同定を行う部分を示すもの。
モデルの同定を行う部分を示すもの。
【図7】本発明の制御例を示すフロ−チャ−トで、機器
モデルを利用したシュミレ−ションを行う部分を示すも
の。
モデルを利用したシュミレ−ションを行う部分を示すも
の。
【図8】図7でのシュミレ−ションの内容を概略的に示
すタイムチャ−ト。
すタイムチャ−ト。
【図9】補正制御量を決定する好ましい制御例を示すフ
ロ−チャ−ト。
ロ−チャ−ト。
【図10】本発明の他の実施例を示すもので、図2に対
応した図。
応した図。
【図11】図10に示す実施例の制御例を示すフロ−チ
ャ−ト。
ャ−ト。
【図12】図10に示す実施例に用いる多数の入力変化
パタ−ンの設定例を示す図。
パタ−ンの設定例を示す図。
【図13】補正制御を禁止するようにした制御例を示す
フロ−チャ−ト。
フロ−チャ−ト。
【図14】本発明の他の制御例を示すもので、図2に対
応した図。
応した図。
1:吸気通路 5:アクチュエ−タ 6:バイパス通路 7:吸入空気量調整弁 U:制御ユニット U1:実制御系 U2:モデル制御系 21A:実機エンジン 21B:モデルエンジン(機器モデル)
Claims (10)
- 【請求項1】機器と機器に対して実際に制御を行なう実
制御系とを備えた機器の制御装置において、 機器の入力と出力との対応関係に基づいて機器の動特性
をモデル化した機器モデルと、 前記実制御系による機器の制御中に該実制御系と同一の
制御ロジックでもって前記機器モデルを制御して、機器
の入力と出力との対応関係に対して該機器モデルにおけ
る入力と出力との対応関係が一致するように該機器モデ
ルの動特性を調整する同定手段と、 機器に対する入力の変化が大きいとき、前記機器モデル
を前記実制御系と同一の制御ロジックでもって高速で制
御して、該変化の大きい入力に対する出力を高速で予測
する高速シュミレ−ション手段と、 前記高速シュミレ−ション手段によって予測された出力
に基づいて前記機器に対する補正制御量を求めて、該補
正制御量を前記機器の制御に反映させる補正手段と、を
備えていることを特徴とする機器の制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記高速シュミレ−ション手段が、機器に対する入力の
変化が大きくなった状態から変化が収束した時点までの
間の入力変化の状態に基づいて予測される入力変化パタ
−ンを入力として、前記機器モデルを高速制御するも
の。 - 【請求項3】機器と機器に対して実際に制御を行なう実
制御系とを備えた機器の制御装置において、 機器の入力と出力との対応関係に基づいて機器の動特性
をモデル化した機器モデルと、 前記実制御系による機器の制御中に該実制御系と同一の
制御ロジックでもって前記機器モデルを制御して、機器
の入力と出力との対応関係に対して該機器モデルにおけ
る入力と出力との対応関係が一致するように該機器モデ
ルの動特性を調整する同定手段と、 複数の入力変化パタ−ンを順次発生させて、該発生され
た入力変化パタ−ンを入力として前記機器モデルを前記
実制御系と同一の制御ロジックでもって制御して、該入
力変化パタ−ンに対応する出力を予測するシュミレ−シ
ョン手段と、 前記シュミレ−ション手段により予測された出力に基づ
いて、該各入力変化パタ−ン毎に前記機器に対する補正
制御量を求める補正制御量決定手段と、 前記補正制御量決定手段で決定された各入力変化パタ−
ン毎の補正制御量を記憶する記憶手段と、 前記複数の入力変化パタ−ンのうち機器に対する入力に
近似した入力変化パタ−ンに対応した補正制御量を前記
記憶手段に記憶された補正制御量から選択して、該選択
された補正制御量を前記機器の制御に反映させる補正手
段と、を備えていることを特徴とする機器の制御装置。 - 【請求項4】請求項3において、 前記複数の入力変化パタ−ンのうち機器に対する現状の
入力に対して初期値がもっとも近い入力変化パタ−ンか
ら優先して、前記シュミレ−ション手段による制御と前
記補正制御量決定手段による補正制御量の決定と前記記
憶手段による補正制御量の記憶とが行なわれるもの。 - 【請求項5】請求項3において、 前記シュミレ−ション手段による制御と前記補正制御量
決定手段による補正制御量の決定と前記記憶手段による
補正制御量の記憶との一連の制御が、1つの入力変化パ
タ−ンについて行なわれた後、次の入力変化パタ−ンに
ついて行なわれるもの。 - 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
おいて、 機器がエンジンのアイドル回転数調整装置とされ、 前記出力がアイドル回転数とされているもの。 - 【請求項7】請求項6において、 前記補正制御量が、アイドル回転数が所定値以下になる
のを防止するように設定されるもの。 - 【請求項8】請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
おいて、 前記同定手段による同定が十分行なわれていないとき、
前記補正手段による補正を禁止する禁止手段を備えてい
るもの。 - 【請求項9】機器と機器に対して実際に制御を行なう実
制御系とを備えた機器の制御方法において、 機器の入力と出力との対応関係に基づいて機器の動特性
をモデル化した機器モデルを、前記実制御系による機器
の制御中に該実制御系と同一の制御ロジックでもって制
御して、機器の入力と出力との対応関係に対して該機器
モデルにおける入力と出力との対応関係が一致するよう
に該機器モデルの動特性を調整する同定ステップと、 機器に対する入力の変化が大きいとき、前記機器モデル
を前記実制御系と同一の制御ロジックでもって高速で制
御して、該変化の大きい入力に対する出力を高速で予測
する予測ステプと、 前記予測ステップで予測された出力に基づいて前記機器
に対する補正制御量を決定して、該補正制御量を前記機
器の制御に反映させる補正ステップと、を備えているこ
とを特徴とする機器の制御方法。 - 【請求項10】機器と機器に対して実際に制御を行なう
実制御系とを備えた機器の制御方法において、 機器の入力と出力との対応関係に基づいて機器の動特性
をモデル化した機器モデルを、前記実制御系による機器
の制御中に該実制御系と同一の制御ロジックでもって制
御して、機器の入力と出力との対応関係に対して該機器
モデルにおける入力と出力との対応関係が一致するよう
に該機器モデルの動特性を調整する同定ステップと、 複数の入力変化パタ−ンを順次発生させて、該発生され
た入力変化パタ−ンを入力として前記機器モデルを前記
実制御系と同一の制御ロジックでもって制御して、該入
力変化パタ−ンに対応する出力を予測する予測ステップ
と、 前記予測ステップで予測された予測結果に基づいて、前
記各入力変化パタ−ン毎に前記機器に対する補正制御量
を求める補正制御量決定ステップと、 前記補正制御量決定ステップで決定された各入力変化パ
タ−ン毎の補正制御量を記憶する記憶ステップと、 前記複数の入力変化パタ−ンのうち機器に対する入力に
近似した入力変化パタ−ンに対応した補正制御量を前記
記憶ステップで記憶された補正制御量から選択して、該
選択された補正制御量を前記機器の制御に反映させる補
正ステップと、を備えていることを特徴とする機器の制
御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16739694A JP3370783B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 機器の制御装置および制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16739694A JP3370783B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 機器の制御装置および制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0816215A true JPH0816215A (ja) | 1996-01-19 |
JP3370783B2 JP3370783B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=15848929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16739694A Expired - Fee Related JP3370783B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 機器の制御装置および制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3370783B2 (ja) |
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- 1994-06-27 JP JP16739694A patent/JP3370783B2/ja not_active Expired - Fee Related
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