JPH08164926A - フィルム包装装置、包装用フィルム、およびその製造方法 - Google Patents
フィルム包装装置、包装用フィルム、およびその製造方法Info
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- JPH08164926A JPH08164926A JP33180894A JP33180894A JPH08164926A JP H08164926 A JPH08164926 A JP H08164926A JP 33180894 A JP33180894 A JP 33180894A JP 33180894 A JP33180894 A JP 33180894A JP H08164926 A JPH08164926 A JP H08164926A
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Abstract
(57)【要約】
［目的］ 開封時に包装用フィルムが被包装物の表面に
残らないようにし、あるいはまた残った包装用フィルム
を容易に除去できるようにしたフィルム包装装置を提供
することを目的とする。 ［構成］ 開封テープ１１が商品またはその包装箱の外
表面に螺旋状に巻付くように配置し、これによって開封
テープ１１で包装用フィルム１０を破断したときに包装
用フィルム１０が商品またはその包装箱の上に袋状に残
らないようにし、あるいはまた包装用フィルム１０が破
断によって２分割されないようにしたものである。
残らないようにし、あるいはまた残った包装用フィルム
を容易に除去できるようにしたフィルム包装装置を提供
することを目的とする。 ［構成］ 開封テープ１１が商品またはその包装箱の外
表面に螺旋状に巻付くように配置し、これによって開封
テープ１１で包装用フィルム１０を破断したときに包装
用フィルム１０が商品またはその包装箱の上に袋状に残
らないようにし、あるいはまた包装用フィルム１０が破
断によって２分割されないようにしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はフィルム包装装置、およ
びこのフィルム包装装置に用いられる包装用フィルム、
およびこの包装用フィルムの製造方法に係り、商品また
はその包装箱を開封テープを有する包装用フィルムで包
装するようにした包装装置、包装用フィルム、およびそ
の製造方法に関する。
びこのフィルム包装装置に用いられる包装用フィルム、
およびこの包装用フィルムの製造方法に係り、商品また
はその包装箱を開封テープを有する包装用フィルムで包
装するようにした包装装置、包装用フィルム、およびそ
の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】各種の商品を製造して販売する際に、通
常商品は例えば図１５に示すような包装箱１内に収納さ
れるようになっている。包装箱１は板紙を直方体状に組
立てたものであって、各種の商品を収納するための適正
な大きさを有している。そして包装箱１の外側が包装用
フィルム２で包装されるようになっている。この包装用
フィルム２を破断するために、従来より包装用フィルム
２に開封テープ３を接着等の方法によって取付けてお
き、この開封テープ３の端部を引張って包装用フィルム
２を破断するようにしている。
常商品は例えば図１５に示すような包装箱１内に収納さ
れるようになっている。包装箱１は板紙を直方体状に組
立てたものであって、各種の商品を収納するための適正
な大きさを有している。そして包装箱１の外側が包装用
フィルム２で包装されるようになっている。この包装用
フィルム２を破断するために、従来より包装用フィルム
２に開封テープ３を接着等の方法によって取付けてお
き、この開封テープ３の端部を引張って包装用フィルム
２を破断するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の包装
用フィルムによる包装装置によれば、被包装物を構成す
る包装箱１の回りに開封テープ３の巻始め部分と巻終り
部分とが重なるように配置されており、直方体状の包装
箱１を包装用フィルム２で包装した場合には、開封テー
プ１が横方向に延び、上下の辺と平行になるように構成
されている。
用フィルムによる包装装置によれば、被包装物を構成す
る包装箱１の回りに開封テープ３の巻始め部分と巻終り
部分とが重なるように配置されており、直方体状の包装
箱１を包装用フィルム２で包装した場合には、開封テー
プ１が横方向に延び、上下の辺と平行になるように構成
されている。
【０００４】従って開封テープ３を真直ぐに引張って包
装用フィルム２を破断すると、開封テープ３によって包
装用フィルムが２分割され、その一方または両方が袋状
に包装箱１上に残ることになる。従って包装箱１の外表
面を覆うように残っている袋状のフィルム２を引裂こう
としても、包装箱１の外表面に包装用フィルム２が密着
しているために、除去する操作が面倒になっている。
装用フィルム２を破断すると、開封テープ３によって包
装用フィルムが２分割され、その一方または両方が袋状
に包装箱１上に残ることになる。従って包装箱１の外表
面を覆うように残っている袋状のフィルム２を引裂こう
としても、包装箱１の外表面に包装用フィルム２が密着
しているために、除去する操作が面倒になっている。
【０００５】これは開封テープ３によって破断された袋
状の包装用フィルム２と被包装物１との間に空気が入り
難く、包装用フィルム２の袋を引抜こうとすると袋の内
側に負圧がかかることが主たる原因である。包装用フィ
ルム２をシュリンク包装して包装箱１の外表面を覆った
場合には、被包装物に対して包装用フィルム２が強く締
付けられた状態になっているために、包装用フィルム２
と包装箱１との間に大きな摩擦力が発生することにな
る。
状の包装用フィルム２と被包装物１との間に空気が入り
難く、包装用フィルム２の袋を引抜こうとすると袋の内
側に負圧がかかることが主たる原因である。包装用フィ
ルム２をシュリンク包装して包装箱１の外表面を覆った
場合には、被包装物に対して包装用フィルム２が強く締
付けられた状態になっているために、包装用フィルム２
と包装箱１との間に大きな摩擦力が発生することにな
る。
【０００６】図１６に示すように開封テープ３を斜めに
引きながら包装用フィルム１を破断することによって、
この開封テープ３の下側の部分のフィルム２を比較的容
易に除去することができるものの、開封テープ３よりも
上側の部分については袋状に包装用フィルム２か残るた
めに、これを取除く困難さは改善されない。
引きながら包装用フィルム１を破断することによって、
この開封テープ３の下側の部分のフィルム２を比較的容
易に除去することができるものの、開封テープ３よりも
上側の部分については袋状に包装用フィルム２か残るた
めに、これを取除く困難さは改善されない。
【０００７】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、開封テープによって包装用フィルムを
破断する際に、包装用フィルムが容易に取除き得るよう
にしたフィルム包装装置、包装用フィルム、およびその
製造方法を提供することを目的とするものである。
たものであって、開封テープによって包装用フィルムを
破断する際に、包装用フィルムが容易に取除き得るよう
にしたフィルム包装装置、包装用フィルム、およびその
製造方法を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品またはそ
の包装箱を開封テープを有する包装用フィルムで包装す
るようにしたフィルム包装装置において、開封テープが
商品またはその包装箱の外表面に螺旋状に巻付くように
配置するようにしたものであって、開封テープを引張っ
て包装用フィルムを破断すると、容易に包装用フィルム
を取除き得るようにしたものである。ここで開封テープ
によって包装用フィルムを破断したときに、包装用フィ
ルムが２分割されないように開封テープを包装用フィル
ム上に配置しておくことが好ましい。
の包装箱を開封テープを有する包装用フィルムで包装す
るようにしたフィルム包装装置において、開封テープが
商品またはその包装箱の外表面に螺旋状に巻付くように
配置するようにしたものであって、開封テープを引張っ
て包装用フィルムを破断すると、容易に包装用フィルム
を取除き得るようにしたものである。ここで開封テープ
によって包装用フィルムを破断したときに、包装用フィ
ルムが２分割されないように開封テープを包装用フィル
ム上に配置しておくことが好ましい。
【０００９】開封テープを有する包装用フィルムによっ
て商品またはその包装箱を包装する場合に、とくに折込
み式の包装の際には開封テープが包装用フィルムの両端
の封止部を連結するように配置しておけばよい。また包
装用フィルムによって商品またはその包装箱をシュリン
ク包装する場合には、開封テープが包装用フィルムによ
るシュリンク包装の際に形成される両端の開口を連結す
るように配置しておけばよい。
て商品またはその包装箱を包装する場合に、とくに折込
み式の包装の際には開封テープが包装用フィルムの両端
の封止部を連結するように配置しておけばよい。また包
装用フィルムによって商品またはその包装箱をシュリン
ク包装する場合には、開封テープが包装用フィルムによ
るシュリンク包装の際に形成される両端の開口を連結す
るように配置しておけばよい。
【００１０】上記のようなフィルム包装装置に用いられ
る包装用フィルムは、商品またはその包装箱を包装用フ
ィルムによって包装したときに開封テープが商品または
その包装箱に螺旋状に巻付くように配置することであ
る。また包装用フィルムが展開されたときに開封テープ
が直線状に延びるようにしておけばよい。
る包装用フィルムは、商品またはその包装箱を包装用フ
ィルムによって包装したときに開封テープが商品または
その包装箱に螺旋状に巻付くように配置することであ
る。また包装用フィルムが展開されたときに開封テープ
が直線状に延びるようにしておけばよい。
【００１１】このような包装用フィルムを製作する場合
には、複数枚の包装用フィルムにまたがって開封テープ
が直線状に配列されるように大判のフィルムに複数の包
装用フィルムの印刷を施し、上記印刷の前または後に大
判のフィルムに開封テープを直線状に取付け、打抜きに
よってそれぞれの包装用フィルムを製作すると開封テー
プが包装状態で商品またはその包装箱に螺旋状に巻付く
ように配置すればよい。
には、複数枚の包装用フィルムにまたがって開封テープ
が直線状に配列されるように大判のフィルムに複数の包
装用フィルムの印刷を施し、上記印刷の前または後に大
判のフィルムに開封テープを直線状に取付け、打抜きに
よってそれぞれの包装用フィルムを製作すると開封テー
プが包装状態で商品またはその包装箱に螺旋状に巻付く
ように配置すればよい。
【００１２】
【作用】商品またはその包装箱に螺旋状に巻付くように
開封テープが配置される包装用フィルムを用いて商品ま
たはその包装箱を包装する。このような商品または包装
箱の開封を行なう場合には、まず開封テープを使って外
側の包装用フィルムを破断する。このときに開封テープ
が商品またはその包装箱の外表面に螺旋状に巻付くよう
に配置されているために、商品またはその包装箱に袋状
に包装用フィルムが残ることがなくなり、これによって
破断された後の包装用フィルムの除去の容易になる。
開封テープが配置される包装用フィルムを用いて商品ま
たはその包装箱を包装する。このような商品または包装
箱の開封を行なう場合には、まず開封テープを使って外
側の包装用フィルムを破断する。このときに開封テープ
が商品またはその包装箱の外表面に螺旋状に巻付くよう
に配置されているために、商品またはその包装箱に袋状
に包装用フィルムが残ることがなくなり、これによって
破断された後の包装用フィルムの除去の容易になる。
【００１３】
【実施例】図１〜図５は本発明の第１の実施例を示すも
のである。図１はこの実施例に用いられる包装用フィル
ム１０を示すものであって、この包装用フィルム１０は
透明なフィルムから構成されている。なおフィルム１０
は透明な合成高分子フィルムあるいはセロハン等のよう
な人工高分子フィルムから構成されてよい。そしてこの
フィルム１０上には包装のために必要な所定の印刷が施
されるとともに、開封テープ１１がフィルム１０の内表
面に斜めに接着されて取付けられている。開封テープ１
１の一端は包装用フィルム１０の上縁から突出してお
り、突片１２を構成している。
のである。図１はこの実施例に用いられる包装用フィル
ム１０を示すものであって、この包装用フィルム１０は
透明なフィルムから構成されている。なおフィルム１０
は透明な合成高分子フィルムあるいはセロハン等のよう
な人工高分子フィルムから構成されてよい。そしてこの
フィルム１０上には包装のために必要な所定の印刷が施
されるとともに、開封テープ１１がフィルム１０の内表
面に斜めに接着されて取付けられている。開封テープ１
１の一端は包装用フィルム１０の上縁から突出してお
り、突片１２を構成している。
【００１４】なお突片１２を形成する代りに図２に示す
ように、開封テープ１１の終端と対応する位置におい
て、開封テープ１１の両側に切込み１３を形成するよう
にしてもよい。そしてこの実施例においては、包装用フ
ィルム１０上に形成されている開封テープ１１の終端が
包装用フィルム１０の折込み位置との境界線１４よりも
内側に位置するようになっている。
ように、開封テープ１１の終端と対応する位置におい
て、開封テープ１１の両側に切込み１３を形成するよう
にしてもよい。そしてこの実施例においては、包装用フ
ィルム１０上に形成されている開封テープ１１の終端が
包装用フィルム１０の折込み位置との境界線１４よりも
内側に位置するようになっている。
【００１５】このような包装用フィルム１０は図３およ
び図４に示すように、例えば商品が収納されている直方
体状の包装箱の外表面を覆うように包装するのに用いら
れる。ここで両側の境界線１４の外側の部分でこの包装
用フィルム１０が折曲げられるとともに、包装箱の両端
の部分を覆うようにして折込まれることになる。従って
この包装用フィルム１０の上に接着して取付けられてい
る開封テープ１１の終端は折曲げ線１４の近傍において
この包装用フィルム１０の側端から突出することにな
る。
び図４に示すように、例えば商品が収納されている直方
体状の包装箱の外表面を覆うように包装するのに用いら
れる。ここで両側の境界線１４の外側の部分でこの包装
用フィルム１０が折曲げられるとともに、包装箱の両端
の部分を覆うようにして折込まれることになる。従って
この包装用フィルム１０の上に接着して取付けられてい
る開封テープ１１の終端は折曲げ線１４の近傍において
この包装用フィルム１０の側端から突出することにな
る。
【００１６】このような包装用フィルム１０によるフィ
ルム包装を行なうと、開封の際に開封テープ１１で包装
用フィルム１０を破断すると包装用フィルム１０が螺旋
状に破断されることになる。そして開封テープ１１の端
部が包装箱の両端の折込み位置との境界線１４の近傍に
位置するために、包装箱の外表面上において包装用フィ
ルム１０が袋状に残らなくなり、従って開封テープ１１
による破断後に、包装用フィルム１０を容易に除去する
ことが可能になる。
ルム包装を行なうと、開封の際に開封テープ１１で包装
用フィルム１０を破断すると包装用フィルム１０が螺旋
状に破断されることになる。そして開封テープ１１の端
部が包装箱の両端の折込み位置との境界線１４の近傍に
位置するために、包装箱の外表面上において包装用フィ
ルム１０が袋状に残らなくなり、従って開封テープ１１
による破断後に、包装用フィルム１０を容易に除去する
ことが可能になる。
【００１７】このような包装に用いられる包装用フィル
ムは、連続した面付けで印刷および開封テープの貼付け
を行なうようにすることが可能である。すなわち隣接す
る複数個の面付け位置を開封テープが直線状に続く関係
に配列し、その後にプレスによって抜いて落せぱよく、
１列あるいは複数列にスリットした後にプレスで抜き落
すことになる。このように配列することによって、開封
テープの連続貼付けが可能で、製造のコストアップを防
ぐことができる。
ムは、連続した面付けで印刷および開封テープの貼付け
を行なうようにすることが可能である。すなわち隣接す
る複数個の面付け位置を開封テープが直線状に続く関係
に配列し、その後にプレスによって抜いて落せぱよく、
１列あるいは複数列にスリットした後にプレスで抜き落
すことになる。このように配列することによって、開封
テープの連続貼付けが可能で、製造のコストアップを防
ぐことができる。
【００１８】例えば図５に示すように、大判のフィルム
１８にそれぞれの包装用フィルム１０としての必要な印
刷パターンを施すとともに、それぞれの包装用フィルム
１０を斜めに横切るように開封テープ１１を接着する。
そしてこの後に包装用フィルム１０が１列に配列される
ようにスリットする。さらにこの後に帯状のフィルムを
打抜いて個々の包装用フィルム１０を製作する。このよ
うな包装用フィルム１０が上記の包装に用いられるもの
である。
１８にそれぞれの包装用フィルム１０としての必要な印
刷パターンを施すとともに、それぞれの包装用フィルム
１０を斜めに横切るように開封テープ１１を接着する。
そしてこの後に包装用フィルム１０が１列に配列される
ようにスリットする。さらにこの後に帯状のフィルムを
打抜いて個々の包装用フィルム１０を製作する。このよ
うな包装用フィルム１０が上記の包装に用いられるもの
である。
【００１９】図６は変形例に係る包装用フィルム１０の
製造を示すものであって、ここでは帯状をなす大判のフ
ィルム１８が用いられるとともに、この大判のフィルム
１８上に個々の包装用フィルム１０に相当する印刷パタ
ーンを斜めに施す。そしてこの包装用フィルム１０の表
面に開封テープ１１を大判のフィルム１８の側縁に平行
に接着する。そして抜き落しによって図１に示すような
包装用フィルム１０を製造する。この場合に打抜かれた
包装用フィルム１０には、これを斜めに横切るように開
封テープ１１が接着されることになる。
製造を示すものであって、ここでは帯状をなす大判のフ
ィルム１８が用いられるとともに、この大判のフィルム
１８上に個々の包装用フィルム１０に相当する印刷パタ
ーンを斜めに施す。そしてこの包装用フィルム１０の表
面に開封テープ１１を大判のフィルム１８の側縁に平行
に接着する。そして抜き落しによって図１に示すような
包装用フィルム１０を製造する。この場合に打抜かれた
包装用フィルム１０には、これを斜めに横切るように開
封テープ１１が接着されることになる。
【００２０】次に第２の実施例を図７および図８によっ
て説明する。この実施例においても、上記第１の実施例
と同様に、包装用フィルム１０の中心に対して点対称に
なるように開封テープ１１を接着するようにしている。
そしてここでは接着された開封テープ１１は折込み部と
の境界線１４を越え、この包装用フィルム１０の両側端
に達するようになっている。
て説明する。この実施例においても、上記第１の実施例
と同様に、包装用フィルム１０の中心に対して点対称に
なるように開封テープ１１を接着するようにしている。
そしてここでは接着された開封テープ１１は折込み部と
の境界線１４を越え、この包装用フィルム１０の両側端
に達するようになっている。
【００２１】図８はこのような包装用フィルム１０を用
いて直方体状の包装箱を包装した状態を示している。包
装用フィルム１０に接着されている開封テープ１１は両
側の折込み部まで延びるようになっており、突片１２の
部分で開封テープ１１を掴んで引張ると、包装箱の外表
面を覆っている包装用フィルム１０が螺旋状に破断され
ることになる。
いて直方体状の包装箱を包装した状態を示している。包
装用フィルム１０に接着されている開封テープ１１は両
側の折込み部まで延びるようになっており、突片１２の
部分で開封テープ１１を掴んで引張ると、包装箱の外表
面を覆っている包装用フィルム１０が螺旋状に破断され
ることになる。
【００２２】次に第３の実施例を図９および図１０によ
って説明する。この実施例は図９に示すように直方体状
をなす包装用フィルム１０の表面に斜めに開封テープ１
１を接着するとともに、この開封テープ１１の両端を包
装用フィルム１０の上下の側縁に臨むようにしたもので
ある。そして開封テープ１１の上側の終端であって包装
用フィルム１０の上縁に臨む部分に突片１２が形成され
ている。
って説明する。この実施例は図９に示すように直方体状
をなす包装用フィルム１０の表面に斜めに開封テープ１
１を接着するとともに、この開封テープ１１の両端を包
装用フィルム１０の上下の側縁に臨むようにしたもので
ある。そして開封テープ１１の上側の終端であって包装
用フィルム１０の上縁に臨む部分に突片１２が形成され
ている。
【００２３】このような包装用フィルム１０によって図
１０に示すように、直方体状をなす包装箱のシュリンク
包装を行なう。このときに包装箱の上下の部分にはそれ
ぞれほぼ長円形の開口２１が形成されるようになる。そ
してこの包装用フィルム１０の内表面に接着されている
開封テープ１１の端部は上記開口２１の周縁において開
口２１内に突出するようになる。従ってこのような突片
１２を掴んで開封テープ１１によって包装用フィルム１
０を破断すると、この包装用フィルム１０は包装箱の外
表面上に袋状に残ることなく、また包装用フィルム１０
が２分割されることなく破断されるようになる。従って
開封テープ１１によって破断した後に容易に包装用フィ
ルム１０を除去することが可能になる。
１０に示すように、直方体状をなす包装箱のシュリンク
包装を行なう。このときに包装箱の上下の部分にはそれ
ぞれほぼ長円形の開口２１が形成されるようになる。そ
してこの包装用フィルム１０の内表面に接着されている
開封テープ１１の端部は上記開口２１の周縁において開
口２１内に突出するようになる。従ってこのような突片
１２を掴んで開封テープ１１によって包装用フィルム１
０を破断すると、この包装用フィルム１０は包装箱の外
表面上に袋状に残ることなく、また包装用フィルム１０
が２分割されることなく破断されるようになる。従って
開封テープ１１によって破断した後に容易に包装用フィ
ルム１０を除去することが可能になる。
【００２４】次に第４の実施例を図１１および図１２に
よって説明する。この実施例は包装用フィルム１０の表
面に縦方向に真直ぐに開封テープ１１を接着したもので
あって、開封テープ１１は折込み位置との境界線１４と
直交し、この包装用フィルム１０の上下の端部に達する
ようになっている。このような包装用フィルム１０を用
いて図１２に示すように直方体状の包装箱のフィルム包
装が行なわれる。
よって説明する。この実施例は包装用フィルム１０の表
面に縦方向に真直ぐに開封テープ１１を接着したもので
あって、開封テープ１１は折込み位置との境界線１４と
直交し、この包装用フィルム１０の上下の端部に達する
ようになっている。このような包装用フィルム１０を用
いて図１２に示すように直方体状の包装箱のフィルム包
装が行なわれる。
【００２５】このような包装用フィルム１０を用いた場
合には、開封テープ１１の先端側であって突片１２を引
張ってこの包装用フィルム１０を破断すると、この包装
用フィルム１０はその上下の折込み位置の先端部から上
下に破断されることになり、包装用フィルム１０がこの
包装箱の外表面に袋状に残ることがない。しかも包装用
フィルム１０は開封テープ１１による破断によって２分
割されることなく開封が行なわれる。従って開封テープ
１１によって破断を行なうと、後に残った包装用フィル
ム１０を容易に除去できるようになる。
合には、開封テープ１１の先端側であって突片１２を引
張ってこの包装用フィルム１０を破断すると、この包装
用フィルム１０はその上下の折込み位置の先端部から上
下に破断されることになり、包装用フィルム１０がこの
包装箱の外表面に袋状に残ることがない。しかも包装用
フィルム１０は開封テープ１１による破断によって２分
割されることなく開封が行なわれる。従って開封テープ
１１によって破断を行なうと、後に残った包装用フィル
ム１０を容易に除去できるようになる。
【００２６】図１３は図１１に示す包装用フィルム１０
を用いて直方体状をなす包装箱のシュリンク包装を行な
った状態を示しており、ここでは包装用フィルム１０に
よって上下に開口２１が形成されるように包装箱のシュ
リンク包装が行なわれる。そして開封テープ１１の上下
の端部はそれぞれ開口２１の周縁に臨むようになってい
るために、開封テープ１１の突片１２を持って包装用フ
ィルム１０を破断すると、包装箱上に包装用フィルム１
０が袋状に残ることがなく、あるいはまた包装用フィル
ム１０が２分割されることもなくなる。
を用いて直方体状をなす包装箱のシュリンク包装を行な
った状態を示しており、ここでは包装用フィルム１０に
よって上下に開口２１が形成されるように包装箱のシュ
リンク包装が行なわれる。そして開封テープ１１の上下
の端部はそれぞれ開口２１の周縁に臨むようになってい
るために、開封テープ１１の突片１２を持って包装用フ
ィルム１０を破断すると、包装箱上に包装用フィルム１
０が袋状に残ることがなく、あるいはまた包装用フィル
ム１０が２分割されることもなくなる。
【００２７】このような包装用フィルム１０を製作する
場合には、図１４に示すような帯状の大判のフィルム１
８を用い、この大判のフィルム１８上に包装用フィルム
１０に対応する印刷パターンを配するとともに、接着に
よって開封テープ１１をフィルム１８の内表面に取付け
る。そしてこの後にプレスによる抜き落しによって図１
１に示すような包装用フィルムを製作することになる。
このような製造方法によれば、大判のフィルム１８から
のプレスによる打抜きによって包装用フィルム１０を得
る際に、無駄に包装用フィルム１０を捨てる部分が少な
く、これによって大判のフィルム１８の有効利用が可能
になる。
場合には、図１４に示すような帯状の大判のフィルム１
８を用い、この大判のフィルム１８上に包装用フィルム
１０に対応する印刷パターンを配するとともに、接着に
よって開封テープ１１をフィルム１８の内表面に取付け
る。そしてこの後にプレスによる抜き落しによって図１
１に示すような包装用フィルムを製作することになる。
このような製造方法によれば、大判のフィルム１８から
のプレスによる打抜きによって包装用フィルム１０を得
る際に、無駄に包装用フィルム１０を捨てる部分が少な
く、これによって大判のフィルム１８の有効利用が可能
になる。
【００２８】
【発明の効果】本発明は、開封テープが商品またはその
包装箱の外表面に螺旋状に巻付くように包装用フィルム
によって包装するようにしたフィルム包装装置に関する
ものである。そして好ましくは開封テープによって包装
用フィルムを破断したときに包装用フィルムが２分割さ
れないように開封テープが配置されるものである。
包装箱の外表面に螺旋状に巻付くように包装用フィルム
によって包装するようにしたフィルム包装装置に関する
ものである。そして好ましくは開封テープによって包装
用フィルムを破断したときに包装用フィルムが２分割さ
れないように開封テープが配置されるものである。
【００２９】このようなフィルム包装装置によれば、開
封テープによって商品またはその包装箱を包装する包装
用フィルムを破断すると、後に残った包装用フィルムが
商品または包装箱上に袋状に残ることがなくなり、容易
に包装用フィルムを除去できるようになる。
封テープによって商品またはその包装箱を包装する包装
用フィルムを破断すると、後に残った包装用フィルムが
商品または包装箱上に袋状に残ることがなくなり、容易
に包装用フィルムを除去できるようになる。
【００３０】開封テープが包装用フィルムの両端の封止
部を連結するか、開封テープが包装用フィルムによるシ
ュリンク包装の際に形成される両端の開口を連結するよ
うに配置されるようにしたフィルム包装装置によれば、
開封テープによって破断を行なうと、開封テープで包装
用フィルムを破断したときに包装用フィルムが２分割さ
れることなく開封が行なわれることになる。従って残っ
た包装用フィルムと商品あるいはその包装箱との間に容
易に空気が侵入し、包装用フィルムと商品またはその包
装箱との間の摩擦力が軽減され、容易に破断された包装
用フィルムの除去が行なわれることになる。
部を連結するか、開封テープが包装用フィルムによるシ
ュリンク包装の際に形成される両端の開口を連結するよ
うに配置されるようにしたフィルム包装装置によれば、
開封テープによって破断を行なうと、開封テープで包装
用フィルムを破断したときに包装用フィルムが２分割さ
れることなく開封が行なわれることになる。従って残っ
た包装用フィルムと商品あるいはその包装箱との間に容
易に空気が侵入し、包装用フィルムと商品またはその包
装箱との間の摩擦力が軽減され、容易に破断された包装
用フィルムの除去が行なわれることになる。
【００３１】包装用フィルムに関する発明は、商品また
はその包装箱をこの包装用フィルムで包装するときに、
開封テープが商品またはその包装箱に螺旋状に巻付くも
のである。好ましく包装用フィルムが展開されたときに
開封テープが直線状に包装用フィルムの表面に延びるよ
うになっているものである。
はその包装箱をこの包装用フィルムで包装するときに、
開封テープが商品またはその包装箱に螺旋状に巻付くも
のである。好ましく包装用フィルムが展開されたときに
開封テープが直線状に包装用フィルムの表面に延びるよ
うになっているものである。
【００３２】このような包装用フィルムによって商品ま
たはその包装箱を包装すると、開封テープが螺旋状に商
品またはその包装箱に巻付くように配置されるために、
開封テープによって包装用フィルムを破断すると、残っ
た包装用フィルムの除去が容易に行なわれることにな
る。
たはその包装箱を包装すると、開封テープが螺旋状に商
品またはその包装箱に巻付くように配置されるために、
開封テープによって包装用フィルムを破断すると、残っ
た包装用フィルムの除去が容易に行なわれることにな
る。
【００３３】このような包装用フィルムは、複数枚の包
装用フィルムにまたがって開封テープが直線状に配列さ
れるように大判のフィルムに複数枚の包装用フィルムの
印刷を施し、上記印刷の前または後に大判のフィルムに
開封テープを直線状に取付け、打抜きによってそれぞれ
の包装用フィルムを製作すると開封テープが包装状態で
商品またはその包装箱に螺旋状に巻付くように配置する
ようにしたものである。
装用フィルムにまたがって開封テープが直線状に配列さ
れるように大判のフィルムに複数枚の包装用フィルムの
印刷を施し、上記印刷の前または後に大判のフィルムに
開封テープを直線状に取付け、打抜きによってそれぞれ
の包装用フィルムを製作すると開封テープが包装状態で
商品またはその包装箱に螺旋状に巻付くように配置する
ようにしたものである。
【００３４】従って上述のように形成された大判のフィ
ルムを打抜くことによってそれぞれの包装用フィルムが
製作されることになり、破断後における除去が容易なフ
ィルム包装に用いられる包装用フィルムを低コストで効
率的に供給できるようになる。
ルムを打抜くことによってそれぞれの包装用フィルムが
製作されることになり、破断後における除去が容易なフ
ィルム包装に用いられる包装用フィルムを低コストで効
率的に供給できるようになる。
【図１】第１の実施例の包装用フィルムの平面図であ
る。
る。
【図２】同変形例の包装用フィルムの要部平面図であ
る。
る。
【図３】包装用フィルムによる包装動作を示す斜視図で
ある。
ある。
【図４】包装された状態の斜視図である。
【図５】包装用フィルムの製造を示す要部平面図であ
る。
る。
【図６】包装用フィルムの別の製造方法を示す要部平面
図である。
図である。
【図７】第２の実施例の包装用フィルムの平面図であ
る。
る。
【図８】同包装された状態の外観斜視図である。
【図９】第３の実施例の包装用フィルムの平面図であ
る。
る。
【図１０】同包装された状態の斜視図である。
【図１１】第４の実施例の包装用フィルムの平面図であ
る。
る。
【図１２】同包装された状態の斜視図である。
【図１３】シュリンク包装した状態の外観斜視図であ
る。
る。
【図１４】包装用フィルムの製造方法を示す要部平面図
である。
である。
【図１５】従来のフィルム包装装置の外観斜視図であ
る。
る。
【図１６】同開封動作を示す外観斜視図である。
１ 包装箱 ２ 包装用フィルム ３ 開封テープ １０ 包装用フィルム １１ 開封テープ １２ 突片 １３ 切込み １４ 境界線 １８ 大判のフィルム ２１ 開口
Claims (7)
- 【請求項１】商品またはその包装箱を開封テープを有す
る包装用フィルムで包装するようにしたフィルム包装装
置において、 前記開封テープが前記商品またはその包装箱の外表面に
螺旋状に巻付くように配置されていることを特徴とする
フィルム包装装置。 - 【請求項２】前記開封テープによって包装用フィルムを
破断したときに前記包装用フィルムが２分割されないよ
うに前記開封テープが配置されていることを特徴とする
請求項１に記載のフィルム包装装置。 - 【請求項３】商品またはその包装箱を開封テープを有す
る包装用フィルムで包装するようにしたフィルム包装装
置において、 前記開封テープが前記包装用フィルムの両端の封止部を
連結するように配置されていることを特徴とするフィル
ム包装装置。 - 【請求項４】商品またはその包装箱を開封テープを有す
る包装用フィルムでシュリンク包装するようにしたフィ
ルム包装装置において、 前記開封テープが包装用フィルムによるシュリンク包装
の際に形成される両端の開口を連結するように配置され
ていることを特徴とするフィルム包装装置。 - 【請求項５】開封テープを有する包装用フィルムにおい
て、商品またはその包装箱を前記包装用フィルムで包装
したときに前記開封テープが前記商品またはその包装箱
に螺旋状に巻付くことを特徴とする包装用フィルム。 - 【請求項６】前記包装用フィルムが展開されたときに前
記開封テープが直線状に延びることを特徴とする請求項
５に記載の包装用フィルム。 - 【請求項７】複数の包装用フィルムにまたがって開封テ
ープが直線状に配列されるように大判のフィルムに複数
の包装用フィルムの印刷を施し、 該印刷の前または後に前記大判のフィルムに開封テープ
を直線状に取付け、 打抜きによってそれぞれの包装用フィルムを製作すると
前記開封テープが包装状態で商品またはその包装箱に螺
旋状に巻付くように配置されていることを特徴とする包
装用フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33180894A JPH08164926A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フィルム包装装置、包装用フィルム、およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33180894A JPH08164926A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フィルム包装装置、包装用フィルム、およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08164926A true JPH08164926A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18247882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33180894A Pending JPH08164926A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | フィルム包装装置、包装用フィルム、およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08164926A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7588143B2 (en) | 2001-09-14 | 2009-09-15 | Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) | Pack with tear-open thread, and process and apparatus for producing the same |
| GB2472691A (en) * | 2009-08-12 | 2011-02-16 | Samuel Mcgeever | Crisp packet with diagonal line of opening |
| WO2012175507A1 (en) * | 2011-06-20 | 2012-12-27 | Philip Morris Products S.A. | Wrapped package having an outer wrapper with a weakening line |
| GB2499258A (en) * | 2012-02-13 | 2013-08-14 | British American Tobacco Co | Various Wrappers with Tear Strips for Multiple Containers |
| WO2014132171A1 (en) | 2013-02-28 | 2014-09-04 | G.D S.P.A. | Package for smokers' articles, in particular cigarettes, and method for making the package |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP33180894A patent/JPH08164926A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7588143B2 (en) | 2001-09-14 | 2009-09-15 | Focke & Co. (Gmbh & Co. Kg) | Pack with tear-open thread, and process and apparatus for producing the same |
| GB2472691A (en) * | 2009-08-12 | 2011-02-16 | Samuel Mcgeever | Crisp packet with diagonal line of opening |
| WO2012175507A1 (en) * | 2011-06-20 | 2012-12-27 | Philip Morris Products S.A. | Wrapped package having an outer wrapper with a weakening line |
| GB2499258A (en) * | 2012-02-13 | 2013-08-14 | British American Tobacco Co | Various Wrappers with Tear Strips for Multiple Containers |
| WO2014132171A1 (en) | 2013-02-28 | 2014-09-04 | G.D S.P.A. | Package for smokers' articles, in particular cigarettes, and method for making the package |
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