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JPH08143234A - エレベーター - Google Patents

エレベーター

Info

Publication number
JPH08143234A
JPH08143234A JP6292469A JP29246994A JPH08143234A JP H08143234 A JPH08143234 A JP H08143234A JP 6292469 A JP6292469 A JP 6292469A JP 29246994 A JP29246994 A JP 29246994A JP H08143234 A JPH08143234 A JP H08143234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car
liquid tank
elevator
weight
side liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6292469A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Matsumoto
敏明 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6292469A priority Critical patent/JPH08143234A/ja
Publication of JPH08143234A publication Critical patent/JPH08143234A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は乗降客が少ない時間帯、あるいはダ
ブルデッキエレベーターにおいてシングル運転を行なっ
た場合等に、かご側とカウンターウェイト側のアンバラ
ンスな状態を改善して、消費電力の少ない又巻上モータ
への負荷の小さいエレベーターを提供することを目的と
する。 【構成】 本発明は、かごとカウンターウェイトとがつ
るべ式に昇降するエレベーターにおいて、昇降路の行程
の途中に設けられた昇降路側液体タンクに充填された液
体を、乗降客の閑散時に前記かご側液体タンクへ流入さ
せ、かごとカウンターウェイトとの重量の不平衡を補正
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカウンターウェイトを
有するダブルデッキエレベーターを含むエレベーターに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカウンターウェイトを有するつる
べ式のエレベーターでは、かご室内の積載荷重が定格荷
重の40〜50%の時にかご側とカウンターウェイト側
が同じ重さとなってつり合うため、この状態のとき、平
均して最も少ない消費電力でエレベーターを昇降(走
行)させることができる。このつり合うときの積載荷重
の定格荷重に対する割合をオーバーバランス率と呼んで
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のエレ
ベーターではオーバーバランス率が固定で定格荷重の4
0〜50%の間のある値に設定されていたため、乗降客
が少ない時間帯等では、常時カウンターウェイト側の方
が重いアンバランスな状態でエレベーターを昇降させな
ければならず消費電力が大きくなってしまうとともに駆
動源である巻上モータにも大きな負荷がかかるという問
題点が有った。また、かご室を2つ有するダブルデッキ
エレベーターにおいて乗降客が少ない時に一方のかご室
を使用せず一つのかご室のみで運転を行なうシングル運
転の場合には、オーバーバランス率を一つのかご室に換
算すると2倍の値となるため80〜100%に設定され
ていると考えることができる。このため従来のダブルデ
ッキエレベーターでシングル運転を行なっている場合に
は、カウンターウェイト側の方が重いアンバランスな状
態がほとんどで有り、消費電力が大きくなってしまうと
ともに駆動源である巻上モータにも大きな負荷がかかる
という問題点が有った。
【0004】そこで本発明は乗降客が少ない時間帯、あ
るいはダブルデッキエレベーターにおいてシングル運転
を行なった場合等に、かご側とカウンターウェイト側の
アンバランスな状態を改善して、消費電力の少ない又は
巻上モータへの負荷の小さいエレベーターを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、請求項1対応の発明によれば、かごとカ
ウンターウェイトとがつるべ式に昇降するエレベーター
において、昇降路の行程の途中に設けられた昇降路側液
体タンクと、昇降するかごに設置されたかご側液体タン
クと、このかご側液体タンク内の液体の重量を検出する
重量検出器と、前記昇降路側液体タンクと前記かご側液
体タンクとの間に接続され、液体を流通させるためのコ
ード状のホースと、このホース内を流通する液体の流れ
を開閉制御するバルブとを備え、乗降客の閑散時に前記
昇降路側液体タンクより前記かご側液体タンクへ液体を
流入させ、かごとカウンターウェイトとの重量の不平衡
を補正するようにしたエレベーターを提供する。
【0006】請求項2対応の発明によれば、請求項1記
載のエレベーターにおいて、乗降客の閑散時にかごを再
下階に移動させた後に前記バルブを開き、前記かご側液
体タンクへ液体を流入させるようにしたエレベーターを
提供する。
【0007】請求項3対応の発明によれば、かごとカウ
ンターウェイトとがつるべ式に昇降するエレベーターに
おいて、昇降路近傍に設けられた昇降路側液体タンク
と、昇降するかごに設置されたかご側液体タンクと、こ
のかご側液体タンク内の液体の重量を検出する重量検出
器と、前記昇降路側液体タンクと前記かご側液体タンク
との間に接続され、液体を流通させるためのコード状の
ホースと、このホース内を流通する液体の流れを開閉制
御するバルブと、昇降路側液体タンクの近傍に設けられ
たポンプとを備え、乗降客の閑散時に前記バルブを開く
とともに前記ポンプを動作させて前記かご側液体タンク
へ液体を流入させるようにしたエレベーターを提供す
る。
【0008】請求項4対応の発明によれば、請求項1又
は3記載のエレベーターにおいて、かごとカウンターウ
ェイトとの重量の不平衡を補正したときに、かごの定員
が減ったことをかご内乗客に知らせる表示器を設けたエ
レベーターを提供する。
【0009】請求項5対応の発明によれば、請求項4記
載のエレベーターにおいて、前記表示器により、前記か
ご側液体タンクへ流入された液体の重量に相当する乗客
人数分だけ定員が減ったことを知らせるようにしたエレ
ベーターを提供する。
【0010】請求項6対応の発明によれば、かごとカウ
ンターウェイトとがつるべ式に昇降するエレベーターに
おいて、カウンターウェイトに設けられたカウンターウ
ェイト側液体タンクと、昇降するかごに設置されたかご
側液体タンクと、このかご側液体タンク内の液体の重量
を検出する重量検出器と、前記カウンターウェイト側液
体タンクと前記かご側液体タンクとの間に接続され、液
体を流通させるためのコード状のホースと、このホース
内を流通する液体の流れを開閉制御するバルブとを備
え、乗降客の閑散時に前記カウンターウェイト側液体タ
ンクより前記かご側液体タンクへ流体を流入させ、かご
とカウンターウェイトとの重量の不平衡を補正するよう
にしたエレベーターを提供する。
【0011】請求項7対応の発明によれば、請求項6記
載のエレベーターにおいて、乗降客の閑散時にかごを最
下階に移動させた後に前記バルブを開き、前記かご側液
体タンクへ液体を流入させるようにしたエレベーターを
提供する。
【0012】請求項8対応の発明によれば、上下にかご
室を連ねたかごとカウンターウェイトとがつるべ式に昇
降するエレベーターにおいて、前記かごのいずれか一方
のかご室のみを利用して運転するシングル運転時に、か
ご側に重量物を付加してかごとカウンターウェイトとの
重量の不平衡を補正するようにしたエレベーターを提供
する。
【0013】請求項9対応の発明によれば、上下にかご
室を連ねたかごとカウンターウェイトとがつるべ式に昇
降するエレベーターにおいて、昇降路の行程の途中に設
けられた昇降路側液体タンクと、昇降するかごに設置さ
れたかご側液体タンクと、このかご側液体タンク内の液
体の重量を検出する重量検出器と、前記昇降路側液体タ
ンクと前記かご側液体タンクとの間に接続され、液体を
流通させるためのコード状のホースと、このホース内を
流通する液体の流れを開閉制御するバルブとを備え、前
記かごのいずれか一方のかご室のみを利用して運転する
シングル運転時に、前記昇降路側液体タンクより前記か
ご側液体タンクへ液体を流入させ、かごとカウンターウ
ェイトとの重量の不平衡を補正するようにしたエレベー
ターを提供する。
【0014】請求項10対応の発明によれば、請求項9
記載のエレベーターにおいて、前記シングル運転時に、
かごを最下階に移動させた後に前記バルブを開き、前記
かご側液体タンクへ液体を流入させるようにしたエレベ
ーターを提供する。
【0015】
【作用】以上の構成により本発明では、請求項1対応の
発明では、かごとカウンターウェイトとがつるべ式に昇
降するエレベーターにおいて、昇降路の行程の途中に設
けられた昇降路側液体タンクに充填された液体を、乗降
客の閑散時に前記かご側液体タンクへ流入させ、かごと
カウンターウェイトとの重量の不平衡を補正するように
する。
【0016】請求項2対応の発明では、請求項1記載の
エレベーターにおいて、乗降客の閑散時にかごを最下階
に移動させた後に前記バルブを開き、前記かご側液体タ
ンクへ液体を流入させるようにする。
【0017】請求項3対応の発明では、かごとカウンタ
ーウェイトとがつるべ式に昇降するエレベーターにおい
て、昇降路近傍に設けられた昇降路側液体タンクに充填
された流体を、乗降客の閑散時に、昇降路側液体タンク
の近傍に設けられたポンプを動作させて前記かご側液体
タンクへ流入させるようにする。
【0018】請求項4対応の発明では、請求項1又は3
記載の発明のエレベーターにおいて、かごとカウンター
ウェイトとの重量の不平衡を補正したときに、表示器に
よりかごの定員が減ったことをかご内乗客に知らせるよ
うにする。
【0019】請求項5対応の発明では、請求項4記載の
発明のエレベーターにおいて、前記表示器により、前記
かご側液体タンクへ流入された液体の重量に相当する乗
客人数分だけ定員が減ったことを知らせるようにする。
【0020】請求項6対応の発明では、かごとカウンタ
ーウェイトとがつるべ式に昇降するエレベーターにおい
て、カウンターウェイトに設けられたカウンターウェイ
ト側液体タンクに充填された液体を、乗降客の閑散時に
前記かご側液体タンクへ流入させ、かごとカウンターウ
ェイトとの重量の不平衡を補正するようにする。
【0021】請求項7対応の発明では、請求項6記載の
発明のエレベーターにおいて、乗降客の閑散時にかごを
最下階に移動させた後に前記バルブを開き、前記かご側
液体タンクへ液体を流入させるようにする。
【0022】請求項8対応の発明では、上下にかご室を
連ねたかごとカウンターウェイトとがつるべ式に昇降す
るエレベーターにおいて、前記かごのいずれか一方のか
ご室のみを利用して運転するシングル運転時に、かご側
に重量物を付加してかごとカウンターウェイトとの重量
の不平衡を補正するようにする。
【0023】請求項9対応の発明では、上下にかご室を
連ねたかごとカウンターウェイトとがつるべ式に昇降す
るエレベーターにおいて、前記かごのいずれか一方のか
ご室のみを利用して運転するシングル運転時に、昇降路
側液体タンクよりかご側液体タンクへ液体を流入させ、
かごとカウンターウェイトとの重量の不平衡を補正する
ようにする。
【0024】請求項10対応の発明では、請求項9記載
の発明のエレベーターにおいて、前記シングル運転時
に、かごを最下階に移動させた後に前記バルブを開き、
前記かご側液体タンクへ液体を流入させるようにする。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例の構成を図1を用いて説明
する。昇降路Aの行程の中間付近に設置した昇降路側液
体タンク1と、エレベーターのかごに設けられたかご側
液体タンク2は昇降路A上部の機械室に設けられたエレ
ベーター制御装置3からの開閉信号4により開閉可能な
バルブ5を介したテールコード状のホース6で接続され
ている。かご側液体タンク2の中の液体(例えば水)の
重量はかご枠7との間に設けられた液体はかり装置(液
体重量検出器)8からの液体重量信号9により、またか
ご室10の中の乗客の重量はかご枠7との間に設けられ
たはかり装置(荷重検出器)11からの荷重信号12に
よりエレベーター制御装置3で知ることができる。そし
て、液体重量信号9の分だけかご室10に乗れる定員が
減少していることを例えば「現在省エネ運転のため定員
が○○名になっています」と表示信号13によりかご室
10に設置した定員減少表示装置14で乗客に報知する
とともに、荷重信号12と液体重量信号9を加算したも
のをモーター制御の荷重補償量および満員、過荷重の判
定に使う荷重とする。
【0026】本実施例ではかご枠7とワイヤーロープ1
5で接続されたカウンターウェイト16の重量は、かご
側液体タンク2の中に液体が無く、かご室10に定員
(定格荷重)の50%の荷重が有る時につり合うように
設定されているもの(オーバーバランス率50%)と
し、以後の説明は定員20人、定格荷重1300kgのエ
レベーターについて行なう。
【0027】次に図2のフローチャートを用いて図1の
実施例の作用を説明する。あらかじめ設定された夜間等
の乗降客が少ない時間帯になると(ステップ101)、
液体の移動を行っていないので(ステップ102)エレ
ベーターが待機になるのを待ち(ステップ103)、エ
レベーターが最下階でない場合(ステップ104)には
最下階に移動し(ステップ105)バルブ5を開く(ス
テップ106)。そして、昇降路側液体タンク1から最
下階に移動して低い位置となったかご側液体タンク2に
液体が流れ込む。かご側液体タンク2の液体の重量を液
体重量信号9で見ながら、定格荷重1300kgの45%
である585kgになったら(ステップ107)、バルブ
5を閉じる(ステップ108)。次にかご室10の定員
減少表示装置14を点灯し(ステップ109)、液体重
量の585kgに相当する9人(1人65kgで計算)が減
少し、定員が11人になっていることを報知するととも
に、かご室10の荷重信号12に585kgを加えたもの
をモーター制御の荷重補償量、満員、過荷重の判定に用
いる荷重とする(ステップ110)。
【0028】以後乗降客の少ない時間帯の間は(ステッ
プ101)液体の移動を終了しているので(ステップ1
02)、定員減少表示を点灯(ステップ109)しなが
ら荷重信号12に585kgを加えたものをモーター制御
の荷重補償量、満員過荷重の判定に用いる荷重とし(ス
テップ110)運転を行なう。
【0029】乗降客の少ない夜間の時間帯を終わると
(ステップ101)、液体の移動を終了(切替)してい
ないので(ステップ111)、エレベーターが待機にな
るのを待ち(ステップ112)、エレベーターが最上階
でない場合(ステップ113)には最上階に移動し(ス
テップ114)バルブ5を開く(ステップ115)。そ
して、昇降路側液体タンク1へ最上階に移動して高い位
置となったかご側液体タンク2から液体が流れ込む。か
ご側液体タンク2の液体の重量が0kgになったら(ステ
ップ116)、バルブ5を閉じる(ステップ117)。
次に定員減少表示を消灯する(ステップ118)ととも
に、かご室10の荷重信号12をそのままモーター制御
の荷重補償量、満員過荷重の判定に用いる荷重とする
(ステップ119)。以後の時間帯は(ステップ10
1)液体の移動を終了しているので(ステップ111)
定員減少表示を消灯(ステップ118)しながら、荷重
信号12をそのままモーター制御の荷重補償量、満員過
荷重の判定に用いる荷重とし(ステップ119)運転を
行なう。
【0030】本実施例によれば定員20人、定格荷重1
300kg、オーバーバランス率50%のエレベーターに
おいて、乗降客が少ない時間帯にかご側液体タンク2の
中の液体の重量を定格荷重の45%の585kgとするこ
とにより、例えば乗客の乗り込みが0人(0kg)、1人
(65kg)、2人(130kg)の範囲で考えると、カウ
ンターウェイト16に対するかご側のアンバランス荷重
が従来の−650kg〜−520kgから−65kg〜+65
kgに大幅に改善されており、運転により消費される電力
を少なくすることができる。
【0031】上記実施例では定員20人の場合について
説明したが、他の定員あるいは他のオーバーバランス率
の場合でも良く、同様の効果を得ることができる。又、
上記実施例では時間帯を1つとしたが、複数の時間帯を
設けそれぞれの時間帯の乗降客に応じたかご側液体タン
ク2の中の液体の重量を設定しても良い。
【0032】次に本発明の第2の実施例の構成を図3を
用いて説明する。昇降路(図示省略)に設置した昇降路
側液体タンク1と、かご側液体タンク2はエレベーター
制御装置3からの動作信号17でそれぞれに動作する昇
降路側ポンプ18とかご側ポンプ19を両側に持つテー
ルコード状のホース6で接続されている。かご側液体タ
ンク2の中の液体の重量はかご枠7との間に設けられた
液体はかり装置(液体重量検出器)8からの液体重量信
号9により、またかご室10の中の乗客の重量はかご枠
7との間に設けられたはかり装置(荷重検出器)11か
らの荷重信号12によりエレベーター制御装置3で知る
ことができ、液体重量信号9の分だけかご室10に乗れ
る定員が減少していることを例えば「現在省エネ運転の
ため定員が○○名になっています」と表示信号13によ
りかご室10に設置した定員減少表示装置14で乗客に
報知するとともに、荷重信号12と液体重量信号9を加
算したものをモーター制御の荷重補償量および満員、過
荷重の判定に使う荷重とする。
【0033】本実施例ではかご枠7とワイヤーロープ1
5で接続されたカウンターウェイト16の重量は、かご
側液体タンク2の中に液体が無く、かご室10に定員
(定格荷重)の50%の荷重が有る時につり合うように
設定されているもの(オーバーバランス率50%)と
し、以後の説明は定員20人、定格荷重1300kgのエ
レベーターについて行なう。
【0034】次に図4のフローチャートを用いて図3の
第2の実施例の作用を説明する。あらかじめ設定された
夜間等の乗降客が少ない時間帯になると(ステップ20
1)、液体の移動を行っていないので(ステップ20
2)エレベーターが待機になるのを待ち(ステップ20
3)、昇降路側ポンプ18を動作することにより(ステ
ップ204)昇降路側液体タンク1からかご側液体タン
ク2に流れ込む。そして、かご側液体タンク2の液体の
重量を液体重量信号9で見ながら、定格荷重1300kg
の45%である585kgになったら(ステップ20
5)、昇降路側ポンプ18を停止する(ステップ20
6)。次にかご室10の定員減少表示装置14を点灯し
(ステップ207)、液体重量の585kgに相当する9
人(1人65kgで計算)が減少し、定員が11人になっ
ていることを報知するとともに、かご室10の荷重信号
12に585kgを加えたものをモーター制御の荷重補償
量、満員、過荷重の判定に用いる荷重とする(ステップ
208)。
【0035】以後乗降客の少ない時間帯の間は(ステッ
プ201)液体の移動を終了しているので(ステップ2
02)、定員減少表示を点灯(ステップ207)しなが
ら荷重信号12に585kgを加えたものをモーター制御
の荷重補償量、満員過荷重の判定に用いる荷重とし(ス
テップ208)運転を行う。
【0036】乗降客の少ない夜間の時間帯を終わると
(ステップ201)、液体の移動を終了(切替)してい
ないので(ステップ209)、エレベーターが待機にな
るのを待ち(ステップ210)、かご側ポンプ19を動
作することにより(ステップ211)かご側液体タンク
2から昇降路側液体タンク1へ液体が流れ込む。そし
て、かご側液体タンク2の液体の重量が0kgになったら
(ステップ212)、かご側ポンプを停止する(ステッ
プ213)。次に定員減少表示を消灯する(ステップ2
14)とともに、かご室10の荷重信号12をモーター
制御の荷重補償量、満員過荷重の判定に用いる荷重とす
る(ステップ215)。以後の時間帯は(ステップ20
1)液体の移動を終了しているので(ステップ209)
定員減少表示を消灯(ステップ214)しながら、荷重
信号12をそのままモーター制御の荷重補償量、満員過
荷重の判定に用いる荷重とし(ステップ215)運転を
行なう。
【0037】本実施例によれば定員20人、定格荷重1
300kg、オーバーバランス率50%のエレベーターに
おいて、乗降客が少ない時間帯にかご側液体タンク2の
中の液体の重量を定格荷重の45%の585kgとするこ
とにより、例えば乗客の乗り込みが0人(0kg)、1人
(65kg)、2人(130kg)の範囲で考えると、カウ
ンターウェイト16に対するかご側のアンバランス荷重
が従来の−650kg〜−520kgから−65kg〜+65
kgに大幅に改善されており、運転により消費される電力
を少なくすることができる。
【0038】上記第2の実施例では定員20人の場合に
ついて説明したが、他の定員あるいは他のオーバーバラ
ンス率の場合でも良く、同様の効果を得ることができ
る。又、時間帯を1つとしたが、複数の時間帯を設けそ
れぞれの時間帯の乗降客に応じたかご側液体タンク2の
中の液体の重量を設定しても良い。
【0039】本発明の第3の実施例の構成を図5を用い
て説明する。昇降路の行程の中間付近に設置した昇降路
側液体タンク1と、かご側液体タンク2はエレベーター
制御装置3からの開閉信号4により開閉可能なバルブを
介したテールコード状のホース6で接続されている。か
ご側液体タンク2の中の液体の重量は、かご側液体タン
ク2がかご室10に取り付けて有るため、かご室10の
中の乗客の重量に加算されかご枠7との間に有るはかり
装置11からの荷重信号12によりエレベーター制御装
置3で知ることができる。そして、液体の重量に相当す
る乗客の分だけかご室10に乗れる定員が減少している
ことを例えば「現在省エネ運転のため定員が○○名にな
っています」と表示信号13によりかご室10に設置し
た定員減少表示装置14で乗客に報知するとともに、液
体の重量が加算されているため荷重信号12は従来通り
モーター制御の荷重補償量および満員、過荷重の判定に
使う荷重とする。
【0040】本実施例ではかご枠7とワイヤーロープ1
5で接続されたカウンターウェイト16の重量は、かご
側液体タンク2の中に液体が無く、かご室10に定員
(定格荷重)の50%の荷重が有る時につり合うように
設定されているもの(オーバーバランス率50%)と
し、以後の説明は定員20人、定格荷重1300kgのエ
レベーターについて行なう。
【0041】次に図6のフローチャートを用いて図5の
第3の実施例の作用を説明する。あらかじめ設定された
夜間等の乗降客が少ない時間帯になると(ステップ30
1)、液体の移動を行っていないので(ステップ30
2)エレベーターが待機になるのを待ち(ステップ30
3)、エレベーターが最下階でない場合(ステップ30
4)には最下階に移動し(ステップ305)バルブ5を
開く(ステップ306)。そして、昇降路側液体タンク
1から最下階に移動して低い位置となったかご側液体タ
ンク2に液体が流れ込む。かご側液体タンク2の液体の
重量を荷重信号12で見ながら、定格荷重1300kgの
45%である585kgになったら(ステップ307)、
バルブ5を閉じる(ステップ308)。次にかご室10
の定員減少表示装置14を点灯し(ステップ309)、
液体重量の585kgに相当する9人(1人65kgで計
算)が減少し、定員が11人になっていることを報知す
る。
【0042】以後乗降客の少ない時間帯の間は(ステッ
プ301)液体の移動を終了しているので(ステップ3
02)、定員減少表示を点灯(ステップ309)しなが
ら運転を行なう。
【0043】乗降客の少ない夜間の時間帯を終わると
(ステップ301)、液体の移動を終了(切替)してい
ないので(ステップ310)、エレベーターが待機にな
るのを待ち(ステップ311)、エレベーターが最上階
でない場合(ステップ312)には最上階に移動し(ス
テップ313)バルブ5を開く(ステップ314)。そ
して、昇降路側液体タンク1へ最上階に移動して高い位
置となったかご側液体タンク2から液体が流れ込む。か
ご側液体タンク2の液体の重量が0kgになったら(ステ
ップ315)バルブ5を閉じる(ステップ316)。次
に定員減少表示を消灯する(ステップ317)。以後の
時間帯は(ステップ301)液体の移動を終了している
ので(ステップ310)定員減少表示を消灯(ステップ
317)しながら運転を行なう。
【0044】本発明の第4の実施例の構成を図7を用い
て説明する。カウンターウェイトに設置したカウンター
ウェイト側液体タンク20と、かご側液体タンク2はエ
レベーター制御装置3からの開閉信号4により開閉可能
なバルブ5を介したコンペンチェーン状のホース6で接
続されている。かご側液体タンク2の中の液体の重量
は、かご枠7との間に有る液体はかり装置8からの液体
重量信号9により、またかご室10の中の乗客の重量は
かご枠7との間に有るはかり装置11からの荷重信号1
2によりエレベーター制御装置3で知ることができる。
そして、液体重量信号9の2倍分だけかご室10に乗れ
る定員が減少していることを例えば「現在省エネ運転の
ため定員が○○名になっています」と表示信号13によ
りかご室10に設置した定員減少表示装置14で乗客に
報知するとともに、荷重信号12と液体重量信号9の2
倍を加算したものをモーター制御の荷重補償量および満
員、過荷重の判定に使う荷重とする。
【0045】本実施例ではかご枠7とワイヤーロープ1
5で接続されたカウンターウェイト16の重量は、かご
側液体タンク2の中に液体が無く、かご室10に定員
(定格荷重)の50%の荷重が有る時につり合うように
設定されているもの(オーバーバランス率50%)と
し、以後の説明は定員20人、定格荷重1300kgのエ
レベーターについて行なう。
【0046】次に図8のフローチャートを用いて図7の
第4の実施例の作用を説明する。あらかじめ設定された
夜間等の乗降客が少ない時間帯になると(ステップ40
1)、液体の移動を行っていないので(ステップ40
2)エレベーターが待機になるのを待ち(ステップ40
3)、エレベーターが最下階でない場合(ステップ40
4)には最下階に移動し(ステップ405)バルブ5を
開く(ステップ406)。そして、カウンターウェイト
側液体タンク液体20から最下階に移動して低い位置と
なったかご側液体タンク2に液体が流れ込む。かご側液
体タンク2の液体の重量を液体重量信号9で見ながら、
定格荷重1300kgの45%の半分である292.5kg
になったら(ステップ407)、バルブ5を閉じる(ス
テップ408)。次にかご室10の定員減少表示装置1
4を点灯し(ステップ409)、液体重量の2倍の58
5kgに相当する9人(1人65kgで計算)が減少し、定
員が11人になっていることを報知するとともに、かご
室10の荷重信号に585kgを加えたものをモーター制
御の荷重補償量、満員、過荷重の判定に用いる荷重とす
る(ステップ410)。
【0047】以後乗降客の少ない時間帯の間は(ステッ
プ401)液体の移動を終了しているので(ステップ4
02)、定員減少表示を点灯(ステップ409)しなが
ら荷重信号12に585kgを加えたものをモーター制御
の荷重補償量、満員過荷重の判定に用いる荷重とし(ス
テップ410)運転を行なう。
【0048】乗降客が少ない夜間の時間帯を終わると
(ステップ401)、液体の移動を終了していないので
(ステップ411)、エレベーターが待機になるのを待
ち(ステップ412)、エレベーターが最上階でない場
合(ステップ413)には最上階に移動し(ステップ4
14)バルブ5を開く(ステップ415)。そして、カ
ウンターウェイト側液体タンク液体20へ最上階に移動
して高い位置となったかご側液体タンク2から液体が流
れ込む。かご側液体タンク2の液体の重量が0kgになっ
たら(ステップ416)バルブ5を閉じる(ステップ4
17)。次に定員減少表示を消灯する(ステップ41
8)とともに、かご室10の荷重信号12をそのままモ
ーター制御の荷重補償量、満員過荷重の判定に用いる荷
重とする(ステップ419)。以後の時間帯は(ステッ
プ401)液体の移動を終了しているので(ステップ4
11)定員減少表示を消灯(ステップ418)しなが
ら、荷重信号12をそのままモーター制御の荷重補償
量、満員過荷重の判定に用いる荷重とし(ステップ41
9)運転を行なう。
【0049】以上第4の実施例によれば定員20人、定
格荷重1300kg、オーバーバランス率50%のエレベ
ーターにおいて、乗降客が少ない時間帯にかご側液体タ
ンク2の中の液体の重量を定格荷重の45%の半分の2
92.5kgとすることによりカウンターウェイト側は2
92.5kg軽くなり合わせて585kgの補正をしたこと
になり、例えば乗客の乗り込みが0人(0kg)、1人
(65kg)、2人(130kg)の範囲で考えると、カウ
ンターウェイト側液体タンクを含めたカウンターウェイ
ト16に対するかご側のアンバランス荷重が従来の−6
50kg〜−520kgから−65kg〜+65kgに大幅に改
善されており、運転により消費される電力を少なくする
ことができる。
【0050】第4の実施例では定員20人の場合につい
て説明したが、他の定員あるいは他のオーバーバランス
率の場合でも良く、同様の効果を得ることができる。
又、時間帯を1つとしたが、複数の時間帯を設けそれぞ
れの時間帯の乗降客に応じたかご側液体タンク2の中の
液体の重量を設定しても良い。
【0051】本発明の第5の実施例の構成を図9を用い
て説明する。昇降路の行程の中間付近に設置した昇降路
側液体タンク1と、かご側液体タンク2はエレベーター
制御装置3からの開閉信号4により開閉可能なバルブ5
を介してテールコード状のホース6で接続されている。
かご側液体タンク2の中の液体の重量は、かご枠7との
間に設けられた液体はかり装置8からの液体重量信号9
により、またかご室10の中の乗客の重量はかご枠7と
の間に設けられたはかり装置11からの荷重信号12に
より上下のかご室10ともそれぞれエレベーター制御装
置3で知ることができる。そして、上下のかご室10の
荷重信号12の和に液体重量信号9を加算したものをモ
ーター制御の荷重補償量とする。閉鎖していないかご室
10の満員、過荷重の判定には、そのかご室10からの
荷重信号12をそのまま使う。
【0052】本実施例ではかご枠7とワイヤーロープ1
5で接続されたカウンターウェイト16の重量は、かご
側液体タンク2の中に液体が無く、上下両方のかご室1
0に定員(定格荷重)の50%の荷重が有る時につり合
うように設定されているもの(オーバーバランス率50
%)とし、以後の説明は定員20人×2、定格荷重13
00kg×2のダブルデッキエレベーターについて行な
う。シングル運転時は上側のかご室10を閉鎖するもの
とする。
【0053】図10のフローチャートを用いて図9の第
5の実施例の作用を説明する。あらかじめ設定された時
間帯になり上側のかご室10を閉鎖しシングル運転にな
ると(ステップ501)、液体の移動を行なっていない
ので(ステップ502)エレベーターが待機になるのを
待ち(ステップ503)、エレベーターが最下階でない
場合(ステップ504)には最下階に移動し(ステップ
505)バルブ5を開く(ステップ506)。そして、
昇降路側液体タンク1から最下階に移動して低い位置と
なったかご側液体タンク2に液体が流れ込む。かご側液
体タンク2の液体の重量を液体重量信号9で見ながら、
閉鎖したかご室の定格荷重1300kgの50%である6
50kgになったら(ステップ507)、バルブ5を閉じ
る(ステップ508)。両方のかご室10の荷重信号1
2の和に650kgを加えたものをモーター制御の荷重補
償量とし、閉鎖していない下側のかご室10の満員、過
荷重の判定には、その下側のかご室10からの荷重信号
12をそのまま使う(ステップ509)。
【0054】以後のシングル運転の間は(ステップ50
1)液体の移動を終了しているので(ステップ502)
両方のかご室10の荷重信号12の和に650kgを加え
たものをモーター制御の荷重補償量とし、下側のかご室
10からの荷重信号12はそのまま満員過荷重の判定に
用いる荷重とし(ステップ509)運転を行なう。
【0055】シングル運転を終わると(ステップ50
1)、液体の移動を終了(切替)していないので(ステ
ップ510)、エレベーターが待機になるのを待ち(ス
テップ511)、エレベーターが最上階でない場合(ス
テップ512)には最上階に移動し(ステップ513)
バルブ5を開く(ステップ514)。そして、昇降路側
液体タンク1へ最上階に移動して高い位置となったかご
側液体タンク2から液体が流れ込む。かご側液体タンク
2の液体の重量が0kgになったら(ステップ515)バ
ルブ5を閉じる(ステップ516)。
【0056】かご室10の荷重信号12の和をそのまま
モーター制御の荷重補償量にし、それぞれを満員過荷重
の判定に用いる荷重とする(ステップ517)。以後の
時間帯は(ステップ501)液体の移動を終了している
ので(ステップ510)荷重信号12の和をそのままモ
ーター制御の荷重補償量とし、それぞれを満員過荷重の
判定に用いる荷重とし(ステップ517)運転を行な
う。
【0057】第5の実施例によれば定員20人×2、定
格荷重1300kg×2、オーバーバランス率50%のダ
ブルデッキエレベーターにおいて、シングル運転時にか
ご側液体タンク2の中の液体の重量を閉鎖したかご室1
0の定格荷重の50%の650kgとすることにより、使
用している下側のかご室10の乗客が0人(0kg)、2
0人(1300kg)の範囲で考えるとカウンターウェイ
ト16に対するかご側のアンバランス荷重が従来の−1
300kg〜+0kgから−650kg〜+650kgと下側の
かご室10だけで考えてオーバーバランス率が50%に
大幅に改善されており、運転により消費される電力を少
なくすることができる。
【0058】第5の実施例では定員20人×2の場合に
ついて説明したが、他の定員あるいは他のオーバーバラ
ンス率の場合でも良く、同様の効果を得ることができ
る。又、時間帯を1つとしたが、複数の時間帯を設けそ
れぞれの時間帯の乗降客に応じたかご側液体タンク2の
中の液体の重量を設定しても良い。例えばシングル運転
で0〜2人の利用を想定した場合、液体の重量を閉鎖し
たかご室の定格荷重の50%と使用するかご室の定格荷
重の45%を加算したもの、上の例では650+585
=1235kgとすることによりアンバランス荷重を−6
5kg〜+65kgにすることができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、乗降客が少ない時間
帯、あるいはダブルデッキエレベーターにおいてシング
ル運転を行なった場合に、かご側とカウンターウェイト
側のアンバランスな状態を改善することができ、エレベ
ーターの消費電力を少なくし、又駆動源の巻上機モータ
への負荷も軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベーターの構成を示す外観図。
【図2】本発明のエレベーターの動作を説明するフロー
チャート図。
【図3】本発明の第2の実施例のエレベーターの構成を
示す外観図。
【図4】本発明の第2の実施例のエレベーターの動作を
説明するフローチャート図。
【図5】本発明の第3の実施例のエレベーターの構成を
示す外観図。
【図6】本発明の第3の実施例のエレベーターの動作を
説明するフローチャート図。
【図7】本発明の第4の実施例のエレベーターの構成を
示す外観図。
【図8】本発明の第4の実施例のエレベーターの動作を
説明するフローチャート図。
【図9】本発明の第5の実施例のエレベーターの構成を
示す外観図。
【図10】本発明の第5の実施例のエレベーターの動作
を説明するフローチャート図。
【符号の説明】
1…昇降路側液体タンク 2…かご側液体タンク 3…エレベーター制御装置 4…開閉信号 5…バルブ 6…ホース 7…かご枠 8…液体はかり装置 9…液体重量信号 10…かご室 11…はかり装置 12…荷重信号 13…表示信号 14…定員減少表示装置 15…ワイヤーロープ 16…カウンターウェイト 17…動作信号 18…昇降路側ポンプ 19…かご側ポンプ 20…カウンターウェイト側液体タンク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごとカウンターウェイトとがつるべ式
    に昇降するエレベーターにおいて、昇降路の行程の途中
    に設けられた昇降路側液体タンクと、昇降するかごに設
    置されたかご側液体タンクと、このかご側液体タンク内
    の液体の重量を検出する重量検出器と、前記昇降路側液
    体タンクと前記かご側液体タンクとの間に接続され、液
    体を流通させるためのコード状のホースと、このホース
    内を流通する液体の流れを開閉制御するバルブとを備
    え、乗降客の閑散時に前記昇降路側液体タンクより前記
    かご側液体タンクへ液体を流入させ、かごとカウンター
    ウェイトとの重量の不平衡を補正するようにしたことを
    特徴とするエレベーター。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエレベーターにおいて、
    乗降客の閑散時にかごを最下階に移動させた後に前記バ
    ルブを開き、前記かご側液体タンクへ液体を流入させる
    ようにしたことを特徴とするエレベーター。
  3. 【請求項3】 かごとカウンターウェイトとがつるべ式
    に昇降するエレベーターにおいて、昇降路近傍に設けら
    れた昇降路側液体タンクと、昇降するかごに設置された
    かご側液体タンクと、このかご側液体タンク内の液体の
    重量を検出する重量検出器と、前記昇降路側液体タンク
    と前記かご側液体タンクとの間に接続され、液体を流通
    させるためのコード状のホースと、このホース内を流通
    する液体の流れを開閉制御するバルブと、昇降路側液体
    タンクの近傍に設けられたポンプとを備え、乗降客の閑
    散時に前記バルブを開くとともに前記ポンプを動作させ
    て前記かご側液体タンクへ液体を流入させるようにした
    ことを特徴とするエレベーター。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載のエレベーターにお
    いて、かごとカウンターウェイトとの重量の不平衡を補
    正したときに、かごの定員が減ったことをかご内乗客に
    知らせる表示器を設けたことを特徴とするエレベータ
    ー。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のエレベーターにおいて、
    前記表示器により、前記かご側液体タンクへ流入された
    液体の重量に相当する乗客人数分だけ定員が減ったこと
    を知らせるようにしたことを特徴とするエレベーター。
  6. 【請求項6】 かごとカウンターウェイトとがつるべ式
    に昇降するエレベーターにおいて、カウンターウェイト
    に設けられたカウンターウェイト側液体タンクと、昇降
    するかごに設置されたかご側液体タンクと、このかご側
    液体タンク内の液体の重量を検出する重量検出器と、前
    記カウンターウェイト側液体タンクと前記かご側液体タ
    ンクとの間に接続され、液体を流通させるためのコード
    状のホースと、このホース内を流通する液体の流れを開
    閉制御するバルブとを備え、乗降客の閑散時に前記カウ
    ンターウェイト側液体タンクより前記かご側液体タンク
    へ流体を流入させ、かごとカウンターウェイトとの重量
    の不平衡を補正するようにしたことを特徴とするエレベ
    ーター。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のエレベーターにおいて、
    乗降客の閑散時にかごを最下階に移動させた後に前記バ
    ルブを開き、前記かご側液体タンクへ液体を流入させる
    ようにしたことを特徴とするエレベーター。
  8. 【請求項8】 上下にかご室を連ねたかごとカウンター
    ウェイトとがつるべ式に昇降するエレベーターにおい
    て、前記かごのいずれか一方のかご室のみを利用して運
    転するシングル運転時に、かご側に重量物を付加してか
    ごとカウンターウェイトとの重量の不平衡を補正するよ
    うにしたことを特徴とするエレベーター。
  9. 【請求項9】 上下にかご室を連ねたかごとカウンター
    ウェイトとがつるべ式に昇降するエレベーターにおい
    て、昇降路の行程の途中に設けられた昇降路側液体タン
    クと、昇降するかごに設置されたかご側液体タンクと、
    このかご側液体タンク内の液体の重量を検出する重量検
    出器と、前記昇降路側液体タンクと前記かご側液体タン
    クとの間に接続され、液体を流通させるためのコード状
    のホースと、このホース内を流通する液体の流れを開閉
    制御するバルブとを備え、前記かごのいずれか一方のか
    ご室のみを利用して運転するシングル運転時に、前記昇
    降路側液体タンクより前記かご側液体タンクへ液体を流
    入させ、かごとカウンターウェイトとの重量の不平衡を
    補正するようにしたことを特徴とするエレベーター。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のエレベーターにおい
    て、前記シングル運転時に、かごを最下階に移動させた
    後に前記バルブを開き、前記かご側液体タンクへ液体を
    流入させるようにしたことを特徴とするエレベーター。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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