JPH08140308A - 車両用充電発電機 - Google Patents
車両用充電発電機Info
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- JPH08140308A JPH08140308A JP6276543A JP27654394A JPH08140308A JP H08140308 A JPH08140308 A JP H08140308A JP 6276543 A JP6276543 A JP 6276543A JP 27654394 A JP27654394 A JP 27654394A JP H08140308 A JPH08140308 A JP H08140308A
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- shaft
- pulley
- charging generator
- vehicle charging
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/20—Structural association with auxiliary dynamo-electric machines, e.g. with electric starter motors or exciters
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/10—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
- H02K7/1004—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with pulleys
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- Power Engineering (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品数削減による価格低減、耐環境性向上及
び信頼性の向上。 【構成】 ロータ軸8aとプーリ35との間に介装され
ワンウェイクラッチ31において、クラッチアウタ34
とプーリ35とを一体に形成した回転部材33を設け
た。また、ロータ軸8aに雄ねじ8bを、クラッチンナ
32の内周部に雌ねじを設けて両者を螺合させてクラッ
チインナ32をロータ軸8aに固着するようにして、締
付用ナットを不要とした。さらに、ロータ軸にクラッチ
インナを兼ねさせれば、一層部品数、組立工数を低減で
きる。また、クラッチインナ32と回転部材33との間
にシール部材40付の軸受38、39を設けてプーリの
荷重を支えるようにした。シール部材40を設けた軸受
により、防塵・防水等の耐環境性も向上する。
び信頼性の向上。 【構成】 ロータ軸8aとプーリ35との間に介装され
ワンウェイクラッチ31において、クラッチアウタ34
とプーリ35とを一体に形成した回転部材33を設け
た。また、ロータ軸8aに雄ねじ8bを、クラッチンナ
32の内周部に雌ねじを設けて両者を螺合させてクラッ
チインナ32をロータ軸8aに固着するようにして、締
付用ナットを不要とした。さらに、ロータ軸にクラッチ
インナを兼ねさせれば、一層部品数、組立工数を低減で
きる。また、クラッチインナ32と回転部材33との間
にシール部材40付の軸受38、39を設けてプーリの
荷重を支えるようにした。シール部材40を設けた軸受
により、防塵・防水等の耐環境性も向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワンウェイクラッチ
を有する車両用充電発電機に関するものである。
を有する車両用充電発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6は、例えば特開昭56−1
01353号公報に示された従来の車両用充電発電機
(以下単に発電機という)を示すものであり、図5は発
電機の構成図、図6はワンウェイクラッチ部の詳細構成
を示す部分拡大図である。これらの図において、1は発
電機本体であり、次のように構成されている。2は前ブ
ラケット、3は後ブラケットであり、その中央部にそれ
ぞれ、前側軸受4、後側軸受5が装着されている。6は
電機子であり、電機子鉄心6aとこの電機子鉄心6aに
巻回された電機子コイル6bを有している。電機子鉄心
6aは図の左右から両ブラケットに締付ボルト7にて締
付けることにより挟持されている。
01353号公報に示された従来の車両用充電発電機
(以下単に発電機という)を示すものであり、図5は発
電機の構成図、図6はワンウェイクラッチ部の詳細構成
を示す部分拡大図である。これらの図において、1は発
電機本体であり、次のように構成されている。2は前ブ
ラケット、3は後ブラケットであり、その中央部にそれ
ぞれ、前側軸受4、後側軸受5が装着されている。6は
電機子であり、電機子鉄心6aとこの電機子鉄心6aに
巻回された電機子コイル6bを有している。電機子鉄心
6aは図の左右から両ブラケットに締付ボルト7にて締
付けることにより挟持されている。
【0003】8はロータであり、ロータ軸8aと、ロー
タ軸8aの図における右端部に加工された雄ねじ8b
と、このロータ軸8aに嵌着された爪形の磁極を有する
円筒形の磁極鉄心8cと、磁極鉄心8cに巻回された界
磁コイル8dと、ロータ軸に装着され界磁コイル8dに
接続されたスリップリング8eを有している。そして、
ロータ8aは磁極鉄心8cが電機子鉄心6aの内側に位
置するようにして、両ブラケット2、3に各軸受4、5
を介して回転自在に支持されている。
タ軸8aの図における右端部に加工された雄ねじ8b
と、このロータ軸8aに嵌着された爪形の磁極を有する
円筒形の磁極鉄心8cと、磁極鉄心8cに巻回された界
磁コイル8dと、ロータ軸に装着され界磁コイル8dに
接続されたスリップリング8eを有している。そして、
ロータ8aは磁極鉄心8cが電機子鉄心6aの内側に位
置するようにして、両ブラケット2、3に各軸受4、5
を介して回転自在に支持されている。
【0004】9はブラシであり、スリップリング8eを
介して界磁コイル8dに励磁電流を供給する。10は整
流器であり、電機子コイル6bに発生した交流電力を整
流する。ブラシ9、整流器10はいずれも後ブラケット
3の内側に取付けられている。11はファンであり、前
ブラケット2の外側にあってロータ軸8aに嵌着され、
ロータ8とともに回転し、発電機本体の内部へ外気を送
り込み冷却する。発電機本体1は、以上のように構成さ
れている。12はワンウェイクラッチ、13はプーリで
あり、ワンウェイクラッチ12はロータ軸8aとプーリ
14との間に配設されている。
介して界磁コイル8dに励磁電流を供給する。10は整
流器であり、電機子コイル6bに発生した交流電力を整
流する。ブラシ9、整流器10はいずれも後ブラケット
3の内側に取付けられている。11はファンであり、前
ブラケット2の外側にあってロータ軸8aに嵌着され、
ロータ8とともに回転し、発電機本体の内部へ外気を送
り込み冷却する。発電機本体1は、以上のように構成さ
れている。12はワンウェイクラッチ、13はプーリで
あり、ワンウェイクラッチ12はロータ軸8aとプーリ
14との間に配設されている。
【0005】次にワンウェイクラッチ12の詳細構成を
図6を併用しながら説明する。21はインナ、22はア
ウタ、22aは楔状の溝(図6)であり、溝22aはア
ウタ22の内周部に円周方向に複数個設けられ、図6に
示されるように左方に行くにしたがい径方向の深さが浅
くなる楔状の軸と直角方向の断面を有する。23はロー
ラ、24はローラスプリングであり、ローラ23は、イ
ンナ21とアウタ22との間の溝22a内に挿入され、
ローラスプリング24によりロータ8が駆動される図6
の矢印Rと反対方向に押圧されている。インナ21は、
ロータ軸8aに嵌着され、雄ねじ8bに螺合されたナッ
ト25(図5)により軸方向に抜け出ないようにされて
いる。アウタ22はプーリ13に圧入されている。
図6を併用しながら説明する。21はインナ、22はア
ウタ、22aは楔状の溝(図6)であり、溝22aはア
ウタ22の内周部に円周方向に複数個設けられ、図6に
示されるように左方に行くにしたがい径方向の深さが浅
くなる楔状の軸と直角方向の断面を有する。23はロー
ラ、24はローラスプリングであり、ローラ23は、イ
ンナ21とアウタ22との間の溝22a内に挿入され、
ローラスプリング24によりロータ8が駆動される図6
の矢印Rと反対方向に押圧されている。インナ21は、
ロータ軸8aに嵌着され、雄ねじ8bに螺合されたナッ
ト25(図5)により軸方向に抜け出ないようにされて
いる。アウタ22はプーリ13に圧入されている。
【0006】次に動作について説明する。この発電機は
三相同期発電機であり、動力装置である図示しないエン
ジンとプーリ13との間に巻掛けられたベルト(図示せ
ず)を介してロータ8が図6の矢印R方向に駆動され
る。ロータ8の回転により電機子巻線6bに三相交流電
力が発生し、この交流電力を整流器10により直流に変
換して、車両に必要な電力を供給する。
三相同期発電機であり、動力装置である図示しないエン
ジンとプーリ13との間に巻掛けられたベルト(図示せ
ず)を介してロータ8が図6の矢印R方向に駆動され
る。ロータ8の回転により電機子巻線6bに三相交流電
力が発生し、この交流電力を整流器10により直流に変
換して、車両に必要な電力を供給する。
【0007】ワンウェイクラッチ12はエンジンの脈動
時あるいは加減速時に次のように作動する。すなわち、
エンジンの加速時には、クラッチはトルクを伝達し、ロ
ータはエンジンによって駆動される。逆にエンジン減速
時には、クラッチは空転するためロータは減速されず、
慣性で回り続け、エネルギ効率の向上、ベルト寿命の向
上等の効果を奏する。
時あるいは加減速時に次のように作動する。すなわち、
エンジンの加速時には、クラッチはトルクを伝達し、ロ
ータはエンジンによって駆動される。逆にエンジン減速
時には、クラッチは空転するためロータは減速されず、
慣性で回り続け、エネルギ効率の向上、ベルト寿命の向
上等の効果を奏する。
【0008】ワンウェイクラッチ12の動作をさらに詳
細に述べる。プーリ13はエンジンにより図6の矢印R
方向に駆動される。エンジンの回転速度が発電機のロー
タ8の回転速度よりも速いとき、ローラスプリング24
により矢印Rと反対方向に押されているローラ23が溝
22aの図6における左方へ移動しする。この結果、ロ
ーラ23がインナ21とアウタ22との間に食込むこと
により、プーリ13の動力をロータ軸8aに伝達する。
細に述べる。プーリ13はエンジンにより図6の矢印R
方向に駆動される。エンジンの回転速度が発電機のロー
タ8の回転速度よりも速いとき、ローラスプリング24
により矢印Rと反対方向に押されているローラ23が溝
22aの図6における左方へ移動しする。この結果、ロ
ーラ23がインナ21とアウタ22との間に食込むこと
により、プーリ13の動力をロータ軸8aに伝達する。
【0009】一方、エンジンの減速時、特に急減速時に
おいては、ロータ8の慣性力によりインナ21の回転速
度がアウタ22の回転速度よりも速くなる。このため、
ローラ23はローラスプリング24のばね力に抗して図
6における右方に移動するためローラ23の食込みが解
除される。従って、ロータ8はエンジンの減速により減
速されることなく、自己の回転エネルギを電力に変換し
ながら減速していく。
おいては、ロータ8の慣性力によりインナ21の回転速
度がアウタ22の回転速度よりも速くなる。このため、
ローラ23はローラスプリング24のばね力に抗して図
6における右方に移動するためローラ23の食込みが解
除される。従って、ロータ8はエンジンの減速により減
速されることなく、自己の回転エネルギを電力に変換し
ながら減速していく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の発電機は、以上
のように構成されているので、次のような問題があっ
た。 (1)アウタ22とプーリ13とが別々の部材に
て構成されており、かつアウタ22にプーリ13が圧入
されているので、部品数が増え、組立に時間がかかる。
また、圧入にともなうアウタの歪によるローラの噛合い
部の精度低下により品質がばらつくおそれがある。 (2)インナ21をロータ軸8aに嵌着後、ナット25
により抜け止めを行っているので、同様に部品数が増
え、組立に時間がかかる。 (3)アウタ22とインナ21との間に独立した軸受を
設けていないので、ベルト駆動により受ける荷重等の対
する考慮がなされておらず耐久性の向上が要請されてい
る。 (4)防塵・防水性に配慮がなされていないので、この
点からの対策も必要である。
のように構成されているので、次のような問題があっ
た。 (1)アウタ22とプーリ13とが別々の部材に
て構成されており、かつアウタ22にプーリ13が圧入
されているので、部品数が増え、組立に時間がかかる。
また、圧入にともなうアウタの歪によるローラの噛合い
部の精度低下により品質がばらつくおそれがある。 (2)インナ21をロータ軸8aに嵌着後、ナット25
により抜け止めを行っているので、同様に部品数が増
え、組立に時間がかかる。 (3)アウタ22とインナ21との間に独立した軸受を
設けていないので、ベルト駆動により受ける荷重等の対
する考慮がなされておらず耐久性の向上が要請されてい
る。 (4)防塵・防水性に配慮がなされていないので、この
点からの対策も必要である。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、生産性が高く安価な発電機を得
ることを目的とする。また、耐久性を向上できる発電機
を得ることを目的とする。
ためになされたもので、生産性が高く安価な発電機を得
ることを目的とする。また、耐久性を向上できる発電機
を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1における車両用
充電発電機は、発電機本体のロータの軸に雄ねじを設け
るとともにクラッチインナの内周部に雌ねじを創成し、
雄ねじに雌ねじを螺合させてクラッチインナを軸に固着
したものである。
充電発電機は、発電機本体のロータの軸に雄ねじを設け
るとともにクラッチインナの内周部に雌ねじを創成し、
雄ねじに雌ねじを螺合させてクラッチインナを軸に固着
したものである。
【0013】請求項2における車両用充電発電機は、ク
ラッチインナの内周部にねじが創設されていない非ねじ
部を設けるととともに、非ねじ部と軸との間隙を所定値
以下にしたものである。
ラッチインナの内周部にねじが創設されていない非ねじ
部を設けるととともに、非ねじ部と軸との間隙を所定値
以下にしたものである。
【0014】請求項3における車両用充電発電機は、ク
ラッチアウタとプーリとを一体に形成したものである。
ラッチアウタとプーリとを一体に形成したものである。
【0015】請求項4における車両用充電発電機は、ク
ラッチアウタとプーリとを一体に形成するとともに、発
電機本体のロータの軸に雄ねじを設けクラッチインナの
内周部に雌ねじを創成して雄ねじに雌ねじを螺合させて
クラッチインナを軸に固着したものである。
ラッチアウタとプーリとを一体に形成するとともに、発
電機本体のロータの軸に雄ねじを設けクラッチインナの
内周部に雌ねじを創成して雄ねじに雌ねじを螺合させて
クラッチインナを軸に固着したものである。
【0016】請求項5における車両用充電発電機は、発
電機本体のロータの軸とクラッチインナとをそれぞれ一
体に形成したものである。
電機本体のロータの軸とクラッチインナとをそれぞれ一
体に形成したものである。
【0017】請求項6における車両用充電発電機は、ク
ラッチアウタとプーリとを一体に形成し、かつ発電機本
体のロータの軸とクラッチインナとを一体に形成したも
のである。
ラッチアウタとプーリとを一体に形成し、かつ発電機本
体のロータの軸とクラッチインナとを一体に形成したも
のである。
【0018】請求項7における車両用充電発電機は、ク
ラッチアウタとクラッチインナとの間にローラを軸方向
に挟んで一対の軸受を装着してプーリの荷重を支えると
ともに、軸受のローラと反対側の側面に軸受を封止する
シール部材を設けたものである。
ラッチアウタとクラッチインナとの間にローラを軸方向
に挟んで一対の軸受を装着してプーリの荷重を支えると
ともに、軸受のローラと反対側の側面に軸受を封止する
シール部材を設けたものである。
【0019】請求項8における車両用充電発電機は、請
求項7における車両用充電発電機において、軸受とロー
ラ周辺部に同じ材質の潤滑剤を充填したものである。
求項7における車両用充電発電機において、軸受とロー
ラ周辺部に同じ材質の潤滑剤を充填したものである。
【0020】請求項9における車両用充電発電機は、請
求項7における車両用充電発電機において、クラッチイ
ンナの外周部のローラに対向する部分の外径と軸受が装
着される部分の外径とを同じ径にしたものである。
求項7における車両用充電発電機において、クラッチイ
ンナの外周部のローラに対向する部分の外径と軸受が装
着される部分の外径とを同じ径にしたものである。
【0021】請求項10における車両用充電発電機は、
請求項7における車両用充電発電機において、クラッチ
インナに径方向に突出した鍔を設けるとともに軸に座金
を装着し、この座金と鍔とにより軸受を挟むようにした
ものである。
請求項7における車両用充電発電機において、クラッチ
インナに径方向に突出した鍔を設けるとともに軸に座金
を装着し、この座金と鍔とにより軸受を挟むようにした
ものである。
【0022】
【作用】請求項1にかかる車両用充電発電機において
は、軸に設けた雄ねじとクラッチインナに設けた雌ねじ
を螺合させてクラッチインナを軸に固着するので、締付
用のナットが不要であり、部品数が減少する。また、イ
ンナを螺合させるためのロータ軸の雄ねじをインナの内
側へもってこれるので、ロータ軸及び発電機の軸方向の
長さが短縮される。
は、軸に設けた雄ねじとクラッチインナに設けた雌ねじ
を螺合させてクラッチインナを軸に固着するので、締付
用のナットが不要であり、部品数が減少する。また、イ
ンナを螺合させるためのロータ軸の雄ねじをインナの内
側へもってこれるので、ロータ軸及び発電機の軸方向の
長さが短縮される。
【0023】請求項2にかかる車両用充電発電機におい
ては、クラッチインナの非ねじ部と軸との間隙を所定値
以下にしているので、クラッチインナを軸に装着すると
き、クラッチインナの非ねじ部が軸に正確に案内され、
雄ねじと雌ねじの螺合部のクリアランスによる偏心が規
制される。従って、組付けが容易となり、組付け精度も
向上する。
ては、クラッチインナの非ねじ部と軸との間隙を所定値
以下にしているので、クラッチインナを軸に装着すると
き、クラッチインナの非ねじ部が軸に正確に案内され、
雄ねじと雌ねじの螺合部のクリアランスによる偏心が規
制される。従って、組付けが容易となり、組付け精度も
向上する。
【0024】請求項3にかかる車両用充電発電機におい
ては、クラッチアウタとプーリとを一体に形成したの
で、部品数が減少し、組立工数も少なくなる。また、ク
ラッチアウタをプーリに圧入する必要がないので、圧入
にともなう歪も発生せず、品質の向上につながる。
ては、クラッチアウタとプーリとを一体に形成したの
で、部品数が減少し、組立工数も少なくなる。また、ク
ラッチアウタをプーリに圧入する必要がないので、圧入
にともなう歪も発生せず、品質の向上につながる。
【0025】請求項4にかかる車両用充電発電機におい
ては、クラッチアウタとプーリとを一体に形成し、かつ
軸に設けた雄ねじとクラッチインナに設けた雌ねじを螺
合させてクラッチインナを軸に固着することにより締付
用のナットが不要となるので、さらに部品数が削減さ
れ、組立工数も減少する。
ては、クラッチアウタとプーリとを一体に形成し、かつ
軸に設けた雄ねじとクラッチインナに設けた雌ねじを螺
合させてクラッチインナを軸に固着することにより締付
用のナットが不要となるので、さらに部品数が削減さ
れ、組立工数も減少する。
【0026】請求項5にかかる車両用充電発電機におい
ては、ロータの軸とクラッチインナとを一体に形成、す
なわち軸とクラッチインナとを兼用する形にしているの
で、部品数、組立工数がともに削減される。
ては、ロータの軸とクラッチインナとを一体に形成、す
なわち軸とクラッチインナとを兼用する形にしているの
で、部品数、組立工数がともに削減される。
【0027】請求項6にかかる車両用充電発電機におい
ては、さらにクラッチアウタとプーリとを一体に形成し
たので、一層部品点数が削減される。
ては、さらにクラッチアウタとプーリとを一体に形成し
たので、一層部品点数が削減される。
【0028】請求項7にかかる車両用充電発電機におい
ては、軸受がプーリに加わる荷重を受けて伝達するトル
クが複数のローラ間でばらつくのを抑制している。従っ
て、信頼性及び寿命が向上する。また、シール部材によ
り防塵・防水を行っているので、耐環境性が向上する。
ては、軸受がプーリに加わる荷重を受けて伝達するトル
クが複数のローラ間でばらつくのを抑制している。従っ
て、信頼性及び寿命が向上する。また、シール部材によ
り防塵・防水を行っているので、耐環境性が向上する。
【0029】請求項8にかかる車両用充電発電機におい
ては、軸受とローラ周辺部に同じ材質の潤滑剤を充填し
ているので両者の潤滑剤が混じってもよいので、軸受と
ローラ周辺部との間に両者の潤滑剤の混合を防ぐ封止部
材が不要となり、製作費用が低減される。
ては、軸受とローラ周辺部に同じ材質の潤滑剤を充填し
ているので両者の潤滑剤が混じってもよいので、軸受と
ローラ周辺部との間に両者の潤滑剤の混合を防ぐ封止部
材が不要となり、製作費用が低減される。
【0030】請求項9にかかる車両用充電発電機におい
ては、クラッチインナの外周部のローラが対向する部分
と軸受が装着される部分とに段差がないので、クラッチ
インナの外周部の加工が容易で、加工工数も減少する。
また、クラッチインナのクラッチアウタへの挿入が容易
であり、この点からも組立工数が減少する。
ては、クラッチインナの外周部のローラが対向する部分
と軸受が装着される部分とに段差がないので、クラッチ
インナの外周部の加工が容易で、加工工数も減少する。
また、クラッチインナのクラッチアウタへの挿入が容易
であり、この点からも組立工数が減少する。
【0031】請求項10にかかる車両用充電発電機にお
いては、鍔と座金により軸受を軸方向に挟んでいるので
軸受が軸方向に移動するのが規制される。従って、プー
リセンタの誤差等によるベルト荷重のモーメントにより
スラスト荷重が働く場合にも、軸受の移動が規制され、
軸受の寿命が安定する。
いては、鍔と座金により軸受を軸方向に挟んでいるので
軸受が軸方向に移動するのが規制される。従って、プー
リセンタの誤差等によるベルト荷重のモーメントにより
スラスト荷重が働く場合にも、軸受の移動が規制され、
軸受の寿命が安定する。
【0032】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は発電機の構成を示す構成図、図2はワンウ
ェイクラッチのインナ部の詳細構成を示す拡大図であ
る。これらの図において、符号1〜11は図6に示され
た従来のものと同様のものであるので、相当するものに
同一符号を付して説明を省略する。但し、ロータ軸8a
が図に示されるように、従来のものより短くされている
点が異なる。
する。図1は発電機の構成を示す構成図、図2はワンウ
ェイクラッチのインナ部の詳細構成を示す拡大図であ
る。これらの図において、符号1〜11は図6に示され
た従来のものと同様のものであるので、相当するものに
同一符号を付して説明を省略する。但し、ロータ軸8a
が図に示されるように、従来のものより短くされている
点が異なる。
【0033】31はワンウェイクラッチであり、次のよ
うに構成されている。32はインナであり、図2に示さ
れるように、中空の円筒状で、外周部32aの右端部に
その外径を拡大させた鍔32bが一体に設けられてい
る。また、ねじが設けられていない非ねじ部である中空
部32cの右寄りに雌ねじ32dが設けられている。さ
らに、中空部32cの右端には六角穴32eが設けられ
ている。この六角穴32eはインナ32をロータ軸の雄
ねじ8bに螺合させるとき、六角レンチにてインナを回
すためのもので、図5の従来のものにおけるナット25
が不要となり、ロータ軸8a及び発電機の全長を短くで
きる。
うに構成されている。32はインナであり、図2に示さ
れるように、中空の円筒状で、外周部32aの右端部に
その外径を拡大させた鍔32bが一体に設けられてい
る。また、ねじが設けられていない非ねじ部である中空
部32cの右寄りに雌ねじ32dが設けられている。さ
らに、中空部32cの右端には六角穴32eが設けられ
ている。この六角穴32eはインナ32をロータ軸の雄
ねじ8bに螺合させるとき、六角レンチにてインナを回
すためのもので、図5の従来のものにおけるナット25
が不要となり、ロータ軸8a及び発電機の全長を短くで
きる。
【0034】回転部材33はアウタ34とプーリ35と
が一体に形成されたもので、鍛造用鋼材を鍛造して製作
されている。回転部材33の内周側中央部には図6に示
されたのと同様の楔状の複数の溝34aが設けられたア
ウタ34を形成している。また、回転部材33の内周部
の両側に、段付部33aがアウタ34を軸方向に挟んで
設けられており、後述の玉軸受が嵌着される。36はロ
ーラであり、インナ32とアウタ34との間にある楔状
の溝34aに図6に示されるのと同様にして装着されて
いる。以上のように、インナの外周部32a、アウタの
溝34a及びローラ36により係脱部37が構成されて
いる。
が一体に形成されたもので、鍛造用鋼材を鍛造して製作
されている。回転部材33の内周側中央部には図6に示
されたのと同様の楔状の複数の溝34aが設けられたア
ウタ34を形成している。また、回転部材33の内周部
の両側に、段付部33aがアウタ34を軸方向に挟んで
設けられており、後述の玉軸受が嵌着される。36はロ
ーラであり、インナ32とアウタ34との間にある楔状
の溝34aに図6に示されるのと同様にして装着されて
いる。以上のように、インナの外周部32a、アウタの
溝34a及びローラ36により係脱部37が構成されて
いる。
【0035】38、39は玉軸受であり、玉軸受38は
その左側(発電機本体1側に)、玉軸受39はその右側
に、おのおの内輪と外輪との間に円環状のシール部材4
0が装着されている。なお、玉軸受38、39の上記と
反対側の内側になる側には費用低減のために、シール部
材を設けていない。もちろん、玉軸受38、39には潤
滑のためにグリースが充填されているが、上記のように
内側になる方には、防塵・防水等のためのシール部材を
特に設ける必要はないからである。玉軸受38、39は
回転部材33の段付部33aに締り嵌め状態で嵌合され
ており、玉軸受の外輪が段付部33aに当接しており、
プーリ35のスラスト荷重を受ける。また、玉軸受3
8、39は組立性の点から、その内輪とインナ32との
間に僅かに隙間を設けた隙間嵌めとされている。
その左側(発電機本体1側に)、玉軸受39はその右側
に、おのおの内輪と外輪との間に円環状のシール部材4
0が装着されている。なお、玉軸受38、39の上記と
反対側の内側になる側には費用低減のために、シール部
材を設けていない。もちろん、玉軸受38、39には潤
滑のためにグリースが充填されているが、上記のように
内側になる方には、防塵・防水等のためのシール部材を
特に設ける必要はないからである。玉軸受38、39は
回転部材33の段付部33aに締り嵌め状態で嵌合され
ており、玉軸受の外輪が段付部33aに当接しており、
プーリ35のスラスト荷重を受ける。また、玉軸受3
8、39は組立性の点から、その内輪とインナ32との
間に僅かに隙間を設けた隙間嵌めとされている。
【0036】41はローラ36を軸方向に挟んで設けら
れたワッシャであり、ローラ36が倒れないようにして
いる。また、このワッシャとアウタ34とインナ32と
に囲まれた溝34aを含むローラ周辺部には潤滑用のグ
リースが充填されている(図示せず)。42は座金であ
り、インナ32の左側と発電機本体1のファンとにより
挟むようにして設けられている。
れたワッシャであり、ローラ36が倒れないようにして
いる。また、このワッシャとアウタ34とインナ32と
に囲まれた溝34aを含むローラ周辺部には潤滑用のグ
リースが充填されている(図示せず)。42は座金であ
り、インナ32の左側と発電機本体1のファンとにより
挟むようにして設けられている。
【0037】以上のように構成されたワンウェイクラッ
チ31は、次のようにして組立てられ、ロータ軸8aに
装着される。まず、ワンウェイクラッチ31を組立て
る。回転部材33の図における右方の段付部33aにワ
ッシャ41を装着し、図の右側の玉軸受39を圧入す
る。次に、インナ32を軸受39の内輪内に挿入する。
このとき、玉軸受39の内輪とインナ32の外周部32
aとの間は上記のように僅かな間隙を設けた隙間嵌めに
なるようにされているので、容易にインナを装入するこ
とができる。さらに、アウタ34(回転部材33)の溝
34aにローラ36及び図示しなかったが図6に示され
たものと同様のローラスプリングを挿入し、次に図の左
側のワッシャ41を挿入する。最後に左側の玉軸受38
を段付部34aに圧入する。
チ31は、次のようにして組立てられ、ロータ軸8aに
装着される。まず、ワンウェイクラッチ31を組立て
る。回転部材33の図における右方の段付部33aにワ
ッシャ41を装着し、図の右側の玉軸受39を圧入す
る。次に、インナ32を軸受39の内輪内に挿入する。
このとき、玉軸受39の内輪とインナ32の外周部32
aとの間は上記のように僅かな間隙を設けた隙間嵌めに
なるようにされているので、容易にインナを装入するこ
とができる。さらに、アウタ34(回転部材33)の溝
34aにローラ36及び図示しなかったが図6に示され
たものと同様のローラスプリングを挿入し、次に図の左
側のワッシャ41を挿入する。最後に左側の玉軸受38
を段付部34aに圧入する。
【0038】この作業は、実際は回転部材33を水平に
寝かせて、図の左方が上になるようにして行われる。こ
のとき、係脱部37に潤滑用のグリースが充填される。
このグリースはワンウェイクラッチの性格上、トルク伝
達性能に重点をおいて選択される。このようにして組立
てられたものを、予め座金42を挿入しておいたロータ
軸8aに装着する。その雌ねじ32dをロータ軸8aに
設けられた雄ねじ8bに螺合させ、六角穴32eに六角
レンチを係合させて回すことにより、ロータ軸8aに固
着する。このとき、中空部32cの内径はロータ軸8a
に対してわずかな間隙を有する隙間嵌めとなるように、
図2における隙間tが設定されており、ワンウェイクラ
ッチをロータ軸8aに嵌着するとき、ロータ軸が案内の
役目を果し、雄ねじ8bと雌ねじ32dとの螺合部のク
リアランスによる偏心が規制される。
寝かせて、図の左方が上になるようにして行われる。こ
のとき、係脱部37に潤滑用のグリースが充填される。
このグリースはワンウェイクラッチの性格上、トルク伝
達性能に重点をおいて選択される。このようにして組立
てられたものを、予め座金42を挿入しておいたロータ
軸8aに装着する。その雌ねじ32dをロータ軸8aに
設けられた雄ねじ8bに螺合させ、六角穴32eに六角
レンチを係合させて回すことにより、ロータ軸8aに固
着する。このとき、中空部32cの内径はロータ軸8a
に対してわずかな間隙を有する隙間嵌めとなるように、
図2における隙間tが設定されており、ワンウェイクラ
ッチをロータ軸8aに嵌着するとき、ロータ軸が案内の
役目を果し、雄ねじ8bと雌ねじ32dとの螺合部のク
リアランスによる偏心が規制される。
【0039】以上のように構成されたワンウェイクラッ
チ31の動作については、図5に示された従来のものと
同様である。
チ31の動作については、図5に示された従来のものと
同様である。
【0040】この実施例においては、アウタ34とプー
リ35とを一体に形成した回転部材33を用いているの
で、部品点数が削減され、またプーリにアウタを圧入す
る必要もないので組立の工数も低減できる。もちろん、
圧入にともなうアウタの歪によるローラの噛合い部の精
度低下などの問題も一掃され、品質の安定につながる。
リ35とを一体に形成した回転部材33を用いているの
で、部品点数が削減され、またプーリにアウタを圧入す
る必要もないので組立の工数も低減できる。もちろん、
圧入にともなうアウタの歪によるローラの噛合い部の精
度低下などの問題も一掃され、品質の安定につながる。
【0041】また、インナ32の内周部に雌ねじ32d
を設けてワンウェイクラッチの発電機本体への組付はイ
ンナ自身を締め付けて行うため、締付用のナットが省略
できる。締め付けはインナに六角穴32eを設け、六角
レンチを使用する。インナ32を螺合させるためのロー
タ軸の雄ねじ8bをインナの内側に設けることができる
ので、ロータ軸8a及び発電機の全長を短縮できる。ま
た、インナの中空部32cとロータ軸8aとの間の隙間
tを小さくしてロータ軸8aの外周部をインナ締付時の
ガイドとしているので、螺合部(雌ねじ32dと雄ねじ
8b)のクリアランスによる偏心を規制することができ
る。
を設けてワンウェイクラッチの発電機本体への組付はイ
ンナ自身を締め付けて行うため、締付用のナットが省略
できる。締め付けはインナに六角穴32eを設け、六角
レンチを使用する。インナ32を螺合させるためのロー
タ軸の雄ねじ8bをインナの内側に設けることができる
ので、ロータ軸8a及び発電機の全長を短縮できる。ま
た、インナの中空部32cとロータ軸8aとの間の隙間
tを小さくしてロータ軸8aの外周部をインナ締付時の
ガイドとしているので、螺合部(雌ねじ32dと雄ねじ
8b)のクリアランスによる偏心を規制することができ
る。
【0042】さらに、インナ32はローラ36に対向す
る部分と軸受38、39が装着される部分とが同一径と
なっており段差がないので、インナの加工が容易とな
り、組付性が向上し、上記のように容易に組立を行うこ
とができる。また、係脱部37の両側には軸受38、3
9が配設されており、複数のローラ36が均等にトルク
を伝達するように、ベルトの荷重を受けている。
る部分と軸受38、39が装着される部分とが同一径と
なっており段差がないので、インナの加工が容易とな
り、組付性が向上し、上記のように容易に組立を行うこ
とができる。また、係脱部37の両側には軸受38、3
9が配設されており、複数のローラ36が均等にトルク
を伝達するように、ベルトの荷重を受けている。
【0043】なお、座金42とインナの鍔32bとによ
り玉軸受38、39の各内輪を受け、上記のように回転
部材33の段付部33aにより外輪を受けることによっ
て、プーリセンターの誤差などによるベルト荷重のモー
メントによりクラッチ部にスラスト荷重が働く場合に、
プーリ35がスラスト方向に動くのを規制して、軸受の
寿命の安定化を図っている。さらに、軸受は防塵・防水
などの耐環境性を向上するために、少くとも外側(38
は左側、39は右側)にシール部材40を設け、内側は
費用低減のために開放した片側シール構造としている。
り玉軸受38、39の各内輪を受け、上記のように回転
部材33の段付部33aにより外輪を受けることによっ
て、プーリセンターの誤差などによるベルト荷重のモー
メントによりクラッチ部にスラスト荷重が働く場合に、
プーリ35がスラスト方向に動くのを規制して、軸受の
寿命の安定化を図っている。さらに、軸受は防塵・防水
などの耐環境性を向上するために、少くとも外側(38
は左側、39は右側)にシール部材40を設け、内側は
費用低減のために開放した片側シール構造としている。
【0044】この種ワンウェイクラッチは、上記のよう
な空転機能が主体となるので、クラッチ内の潤滑用のグ
リースと玉軸受内の潤滑グリースと同じにすることが可
能であり、係脱部37(ローラ周辺部)と玉軸受38、
39との間を特に遮蔽する必要はない。当然のことなが
ら、異った種類のグリースを使用する場合もありうるの
で、玉軸受38、39をともに両シール構造のものとし
て、係脱部と玉軸受部の各グリースが混じり合わないよ
うにすることもできる。もちろん、グリースが同じであ
っても両シール構造の玉軸受を使用してもよいが、特に
同一グリース材のときは内側のシール部材を省いて、製
作費用の低減を図ることができる。
な空転機能が主体となるので、クラッチ内の潤滑用のグ
リースと玉軸受内の潤滑グリースと同じにすることが可
能であり、係脱部37(ローラ周辺部)と玉軸受38、
39との間を特に遮蔽する必要はない。当然のことなが
ら、異った種類のグリースを使用する場合もありうるの
で、玉軸受38、39をともに両シール構造のものとし
て、係脱部と玉軸受部の各グリースが混じり合わないよ
うにすることもできる。もちろん、グリースが同じであ
っても両シール構造の玉軸受を使用してもよいが、特に
同一グリース材のときは内側のシール部材を省いて、製
作費用の低減を図ることができる。
【0045】実施例2.図3はこの発明の他の実施例を
示す構成図である。以下これについて説明する。51は
ワンウェイクラッチであり、玉軸受38、39と係脱部
37(クラッチ部)間にオイルシール52を設けたもの
である。その他の構成については図1の実施例と同様の
ものである。オイルシール52は、玉軸受38、39は
と係脱部37とを遮断している。また、ロータ軸8aと
インナ32とはクラッチ組付性の点から隙間嵌めとなっ
ているので、この隙間からクラッチ部のグリースが流出
するのをより完全に防止して、信頼性の向上を図れる。
示す構成図である。以下これについて説明する。51は
ワンウェイクラッチであり、玉軸受38、39と係脱部
37(クラッチ部)間にオイルシール52を設けたもの
である。その他の構成については図1の実施例と同様の
ものである。オイルシール52は、玉軸受38、39は
と係脱部37とを遮断している。また、ロータ軸8aと
インナ32とはクラッチ組付性の点から隙間嵌めとなっ
ているので、この隙間からクラッチ部のグリースが流出
するのをより完全に防止して、信頼性の向上を図れる。
【0046】オイルシール52を用いた時、軸受と係脱
部の間のシール性は特にこだわる必要はないが、玉軸受
38、39と係脱部37とで異なるグリースを使用した
とき、玉軸受がその内側が開放された片シール型であっ
てもこのオイルシール52で両グリースの混合を防止で
きる。
部の間のシール性は特にこだわる必要はないが、玉軸受
38、39と係脱部37とで異なるグリースを使用した
とき、玉軸受がその内側が開放された片シール型であっ
てもこのオイルシール52で両グリースの混合を防止で
きる。
【0047】なお、図3の実施例では玉軸受38の図に
おける左側及び玉軸受39の右側にシール部材40を設
けたものを示したが、必要に応じてこのオイルシール4
0に代えて、オイルシール52と同様のオイルシールを
設けてもよい。
おける左側及び玉軸受39の右側にシール部材40を設
けたものを示したが、必要に応じてこのオイルシール4
0に代えて、オイルシール52と同様のオイルシールを
設けてもよい。
【0048】実施例3.図4は、さらにこの発明の他の
実施例を示す構成図であり、この実施例においては、ロ
ータ軸がインナを兼ねている。以下、構成について説明
する。61はワンウェイクラッチであり、ロータ軸62
がインナ63を兼ねたものである。すなわち、ロータ軸
62がインナ63の機能を有している。この場合、ロー
タ軸52には雄ねじ62aを設け、ナット64を雄ねじ
62aに螺合させてインナ63をロータ軸62に締め付
ける。ロータ軸63は鍛造用鋼が使用されており、イン
ナ63の外周部のローラ36と対向する部分には高周波
焼き入れがされている。その他のものについて、図1の
実施例1に示されたものと同様のものである。
実施例を示す構成図であり、この実施例においては、ロ
ータ軸がインナを兼ねている。以下、構成について説明
する。61はワンウェイクラッチであり、ロータ軸62
がインナ63を兼ねたものである。すなわち、ロータ軸
62がインナ63の機能を有している。この場合、ロー
タ軸52には雄ねじ62aを設け、ナット64を雄ねじ
62aに螺合させてインナ63をロータ軸62に締め付
ける。ロータ軸63は鍛造用鋼が使用されており、イン
ナ63の外周部のローラ36と対向する部分には高周波
焼き入れがされている。その他のものについて、図1の
実施例1に示されたものと同様のものである。
【0049】このようにロータ軸62がインナ63を兼
ねることにより、プーリ35のロータ軸62に対する振
れ精度の向上が図れる。また、ワンウェイクラッチの径
方向に寸法的余裕ができ、軸受サイズ38、39やロー
ラ36の径の選定などの設計自由度が大きくなり、ひい
ては寿命の向上、信頼性の向上を図ることができる。
ねることにより、プーリ35のロータ軸62に対する振
れ精度の向上が図れる。また、ワンウェイクラッチの径
方向に寸法的余裕ができ、軸受サイズ38、39やロー
ラ36の径の選定などの設計自由度が大きくなり、ひい
ては寿命の向上、信頼性の向上を図ることができる。
【0050】なお、動力装置はガソリンエンジンやディ
ーゼルエンジン等の内燃機関はもちろんのこと、電気自
動車の動力装置であってもよいし、車両用充電発電機は
三相同期発電機に限られるものではない。
ーゼルエンジン等の内燃機関はもちろんのこと、電気自
動車の動力装置であってもよいし、車両用充電発電機は
三相同期発電機に限られるものではない。
【0051】
【発明の効果】この発明の請求項1にかかる車両用充電
発電機によれば、発電機本体のロータの軸に雄ねじを設
けるとともにクラッチインナの内周部に雌ねじを創成
し、雄ねじに雌ねじを螺合させてクラッチインナを軸に
固着したので、締付用のナットが不要であり、部品数を
減少できる。
発電機によれば、発電機本体のロータの軸に雄ねじを設
けるとともにクラッチインナの内周部に雌ねじを創成
し、雄ねじに雌ねじを螺合させてクラッチインナを軸に
固着したので、締付用のナットが不要であり、部品数を
減少できる。
【0052】この発明の請求項2にかかる車両用充電発
電機によれば、クラッチインナの内周部にねじが創設さ
れていない非ねじ部を設けるとともに、非ねじ部と軸と
の間隙を所定値以下にしたので、クラッチインナを軸に
装着するときにクラッチインナが正確に案内され、雄ね
じと雌ねじの螺合部のクリアランスによる偏心が規制さ
れる。従って、組付けが容易となり、組付け精度も向上
し、信頼性が向上する。
電機によれば、クラッチインナの内周部にねじが創設さ
れていない非ねじ部を設けるとともに、非ねじ部と軸と
の間隙を所定値以下にしたので、クラッチインナを軸に
装着するときにクラッチインナが正確に案内され、雄ね
じと雌ねじの螺合部のクリアランスによる偏心が規制さ
れる。従って、組付けが容易となり、組付け精度も向上
し、信頼性が向上する。
【0053】この発明の請求項3にかかる車両用充電発
電機によれば、クラッチアウタとプーリとを一体に形成
したので、部品数を削減でき、組立工数も低減できる。
また、圧入にともなう歪も発生せず、品質の向上につな
がる。
電機によれば、クラッチアウタとプーリとを一体に形成
したので、部品数を削減でき、組立工数も低減できる。
また、圧入にともなう歪も発生せず、品質の向上につな
がる。
【0054】この発明の請求項4にかかる車両用充電発
電機によれば、クラッチアウタとプーリとを一体に形成
するとともに、発電機本体のロータの軸に雄ねじを設け
クラッチインナの内周部に雌ねじを創成して雄ねじに雌
ねじを螺合させてクラッチインナを軸に固着したので、
一層部品数を削減でき、組立工数も低減できる。
電機によれば、クラッチアウタとプーリとを一体に形成
するとともに、発電機本体のロータの軸に雄ねじを設け
クラッチインナの内周部に雌ねじを創成して雄ねじに雌
ねじを螺合させてクラッチインナを軸に固着したので、
一層部品数を削減でき、組立工数も低減できる。
【0055】この発明の請求項5にかかる車両用充電発
電機によれば、発電機本体のロータの軸とクラッチイン
ナとをそれぞれ一体に形成したので、部品数、組立工数
とも削減できる。
電機によれば、発電機本体のロータの軸とクラッチイン
ナとをそれぞれ一体に形成したので、部品数、組立工数
とも削減できる。
【0056】この発明の請求項6にかかる車両用充電発
電機によれば、クラッチアウタとプーリとを一体に形成
し、かつ発電機本体のロータの軸とクラッチインナとを
一体に形成したので、一層部品数を減らすことができ、
組立工数も低減できる。
電機によれば、クラッチアウタとプーリとを一体に形成
し、かつ発電機本体のロータの軸とクラッチインナとを
一体に形成したので、一層部品数を減らすことができ、
組立工数も低減できる。
【0057】この発明の請求項7にかかる車両用充電発
電機によれば、クラッチアウタとクラッチインナとの間
にローラを軸方向に挟んで一対の軸受を装着してプーリ
の荷重を支える。また、軸受のローラと反対側の側面に
軸受を封止するシール部材を設けたので、伝達するトル
クが複数のローラ間でばらつくのが抑制され、信頼性及
び寿命が向上する。また、シール部材による防塵・防水
により、耐環境性が向上する。
電機によれば、クラッチアウタとクラッチインナとの間
にローラを軸方向に挟んで一対の軸受を装着してプーリ
の荷重を支える。また、軸受のローラと反対側の側面に
軸受を封止するシール部材を設けたので、伝達するトル
クが複数のローラ間でばらつくのが抑制され、信頼性及
び寿命が向上する。また、シール部材による防塵・防水
により、耐環境性が向上する。
【0058】この発明の請求項8にかかる車両用充電発
電機によれば、軸受とローラ周辺部に同じ材質の潤滑剤
を充填したので、軸受とローラ周辺部との間に両者の潤
滑剤の混合を防ぐ封止部材が不要となり、製作費用が安
価になる。
電機によれば、軸受とローラ周辺部に同じ材質の潤滑剤
を充填したので、軸受とローラ周辺部との間に両者の潤
滑剤の混合を防ぐ封止部材が不要となり、製作費用が安
価になる。
【0059】この発明の請求項9にかかる車両用充電発
電機によれば、クラッチインナの外周部のローラに対向
する部分の外径と軸受が装着される部分の外径とを同じ
径にしたので、クラッチインナの外周部の加工が容易
で、加工工数も減少する。
電機によれば、クラッチインナの外周部のローラに対向
する部分の外径と軸受が装着される部分の外径とを同じ
径にしたので、クラッチインナの外周部の加工が容易
で、加工工数も減少する。
【0060】この発明の請求項10にかかる車両用充電
発電機によれば、クラッチインナに径方向に突出した鍔
を設けるとともに軸に座金を装着し、この座金と鍔とに
より軸受を挟むようにしたので、スラスト荷重による軸
受の軸方向の移動が規制され、軸受の寿命が安定し、信
頼性が向上する。
発電機によれば、クラッチインナに径方向に突出した鍔
を設けるとともに軸に座金を装着し、この座金と鍔とに
より軸受を挟むようにしたので、スラスト荷重による軸
受の軸方向の移動が規制され、軸受の寿命が安定し、信
頼性が向上する。
【図1】 この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】 この発明の一実施例におけるワンウェイクラ
ッチのインナの詳細を示す拡大図である。
ッチのインナの詳細を示す拡大図である。
【図3】 この発明の他の実施例を示す構成図である。
【図4】 さらに、この発明の他の実施例を示す構成図
である。
である。
【図5】 従来の車両用充電発電機の構成を示す構成図
である。
である。
【図6】 従来の車両用充電発電機のクラッチの詳細構
成を示す部分拡大図である。
成を示す部分拡大図である。
8a ロータ軸 8b 雄ねじ 32 インナ 32a 外周部 32b 鍔 32c 中空部 33 回転部材 34 アウタ 37 係脱部 38 玉軸受 39 玉軸受 40 シール部材 42 座金 51 ワンウェイクラッチ 52 オイルシール 61 ワンウェイクラッチ 62 インナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 暸 姫路市千代田町840番地 三菱電機株式会 社姫路製作所内
Claims (10)
- 【請求項1】 ロータの軸に装着されたクラッチインナ
とこのクラッチインナと車両を駆動する動力装置により
駆動されるプーリとの間に介装されたクラッチアウタと
を有し一回転方向にのみ上記プーリから上記軸に動力を
伝達するワンウェイクラッチを備えた車両用充電発電機
において、上記軸に雄ねじを設けるとともに上記クラッ
チインナの内周部に雌ねじを創成し、上記雄ねじに上記
雌ねじを螺合させて上記クラッチインナを上記軸に固着
したことを特徴とする車両用充電発電機。 - 【請求項2】 クラッチインナの内周部にねじが創設さ
れていない非ねじ部を設けるととともに、上記非ねじ部
と軸との間隙を所定値以下にしたことを特徴とする請求
項1記載の車両用充電発電機。 - 【請求項3】 ロータの軸に装着されたクラッチインナ
とこのクラッチインナと車両を駆動する動力装置により
駆動されるプーリとの間に介装されたクラッチアウタと
を有し一回転方向にのみ上記プーリから上記軸に動力を
伝達するワンウェイクラッチを備えた車両用充電発電機
において、上記クラッチアウタと上記プーリとを一体に
形成したことを特徴とする車両用充電発電機。 - 【請求項4】 軸に雄ねじを設けるとともにクラッチイ
ンナの内周部に雌ねじを創成し、上記雄ねじに上記雌ね
じを螺合させてクラッチインナを軸に固着したことを特
徴とする請求項3記載の車両用充電発電機。 - 【請求項5】 ロータの軸に結合されたクラッチインナ
とこのクラッチインナと車両を駆動する動力装置により
駆動されるプーリとの間に介装されたクラッチアウタと
を有し一回転方向にのみ上記プーリから上記軸に動力を
伝達するワンウェイクラッチを備えた車両用充電発電機
において、上記軸と上記クラッチインナとを一体に形成
したことを特徴とする車両用充電発電機。 - 【請求項6】 クラッチアウタとプーリとを一体に形成
したことを特徴とする請求項5記載の車両用充電発電
機。 - 【請求項7】 ロータの軸に装着されたクラッチインナ
とこのクラッチインナと車両を駆動する動力装置により
ベルトを介して駆動されるプーリとの間に介装されたク
ラッチアウタと上記クラッチアウタと上記クラッチイン
ナとの間に設けられたローラとを有しこのローラを介し
て一回転方向にのみ上記プーリから上記軸に動力を伝達
するワンウェイクラッチを備えた車両用充電発電機にお
いて、上記クラッチアウタと上記クラッチインナとの間
に上記ローラを軸方向に挟んで一対の軸受を装着して上
記プーリの荷重を支えるとともに上記軸受の上記ローラ
と反対側の側面に上記軸受を封止するシール部材を設け
たことを特徴とする車両用充電発電機。 - 【請求項8】 軸受とローラ周辺部に同じ材質の潤滑剤
を充填したことを特徴とする請求項7記載の車両用充電
発電機。 - 【請求項9】 クラッチインナの外周部のローラと対向
する部分の外径と軸受が装着される部分の外径とを同じ
径にしたことを特徴とする請求項7記載の車両用充電発
電機。 - 【請求項10】 クラッチインナに径方向に突出した鍔
を設けるとともに軸に座金を装着し、この座金と上記鍔
とにより軸受を挟むようにしたことを特徴とする請求項
7記載の車両用充電発電機。
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