JPH08132304A - 距離測定子付ボーリングバー - Google Patents
距離測定子付ボーリングバーInfo
- Publication number
- JPH08132304A JPH08132304A JP29802194A JP29802194A JPH08132304A JP H08132304 A JPH08132304 A JP H08132304A JP 29802194 A JP29802194 A JP 29802194A JP 29802194 A JP29802194 A JP 29802194A JP H08132304 A JPH08132304 A JP H08132304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boring bar
- distance measuring
- hole
- main body
- laser
- Prior art date
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- Pending
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 切削穴からボーリングバーを引き抜くことな
く、切削穴の径を測定することができるボーリングバー
を提供すること。 【構成】 ボーリングバー本体(2)に非接触の距離測
定子(5)を取り付けたこと。
く、切削穴の径を測定することができるボーリングバー
を提供すること。 【構成】 ボーリングバー本体(2)に非接触の距離測
定子(5)を取り付けたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボーリングマシーンに
使用するボーリングバーに関する。
使用するボーリングバーに関する。
【0002】
【従来の技術】穴の内部を切削する一方法として、ボー
リングマシーンにボーリングバーを取付け、ボーリング
バーを回転し、ボーリングバーに取り付けたバイトによ
って切削する方法がある。従来、この切削作業において
内径を計測するには、ボーリングバーを引抜き、インサ
イドマイクロメーター等の測定器により内径を測定し、
所定寸法になっていない場合には、さらに切削と測定を
繰り返して最終仕上げ寸法になるように加工していた。
リングマシーンにボーリングバーを取付け、ボーリング
バーを回転し、ボーリングバーに取り付けたバイトによ
って切削する方法がある。従来、この切削作業において
内径を計測するには、ボーリングバーを引抜き、インサ
イドマイクロメーター等の測定器により内径を測定し、
所定寸法になっていない場合には、さらに切削と測定を
繰り返して最終仕上げ寸法になるように加工していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
先広がりで、反対側が長い場合には、計測が困難であ
り、測定するためには特別の測定器が必要となってい
た。また、切削後ボーリングバーを引き抜いて測定しな
ければならないので、測定に時間が長くかかり、また、
一回だけでは終了しないので、測定にかかる時間は切削
作業にかかる時間のかなりの部分を占めていた。本発明
は、切削穴からボーリングバーを引き抜くことなく、切
削穴の径を測定することができるボーリングバーを提供
することを目的としている。
先広がりで、反対側が長い場合には、計測が困難であ
り、測定するためには特別の測定器が必要となってい
た。また、切削後ボーリングバーを引き抜いて測定しな
ければならないので、測定に時間が長くかかり、また、
一回だけでは終了しないので、測定にかかる時間は切削
作業にかかる時間のかなりの部分を占めていた。本発明
は、切削穴からボーリングバーを引き抜くことなく、切
削穴の径を測定することができるボーリングバーを提供
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、ボーリングバーに非接触の距離
測定子を取り付けたことである。また、非接触の距離測
定子をバイトの位置付近に取り付けたことである。更に
詳細に説明すると、ボーリングバーのバイトを取り付け
ている付近に窪みを作り、この窪みの中で、好ましく
は、バイトの刃先の延長上の内径を測定できるような位
置にレーザー距離測定器、渦電流位置測定器などの非接
触の距離測定子を、好ましくはボーリングバーの駆動軸
の胴部の中心線を挟んで対向する位置に2個を取り付け
たことである。なお、本発明でいう距離測定子とは、距
離測定器の一部分のことで、変換すれば距離が分かるよ
うな信号を取り出すことができるようなものなどのこと
である。
に、本発明においては、ボーリングバーに非接触の距離
測定子を取り付けたことである。また、非接触の距離測
定子をバイトの位置付近に取り付けたことである。更に
詳細に説明すると、ボーリングバーのバイトを取り付け
ている付近に窪みを作り、この窪みの中で、好ましく
は、バイトの刃先の延長上の内径を測定できるような位
置にレーザー距離測定器、渦電流位置測定器などの非接
触の距離測定子を、好ましくはボーリングバーの駆動軸
の胴部の中心線を挟んで対向する位置に2個を取り付け
たことである。なお、本発明でいう距離測定子とは、距
離測定器の一部分のことで、変換すれば距離が分かるよ
うな信号を取り出すことができるようなものなどのこと
である。
【0005】
【作用】本発明においては、ボーリングバーに非接触の
距離測定子を設けたことにより、距離測定子で検出した
信号をスリップリング(7)を介してボーリングバーか
ら取り出し、外部に設けた演算装置及び表示器に入力す
れば、ボーリングバーを穴から取り出さなくても穴の内
径を知ることができる。
距離測定子を設けたことにより、距離測定子で検出した
信号をスリップリング(7)を介してボーリングバーか
ら取り出し、外部に設けた演算装置及び表示器に入力す
れば、ボーリングバーを穴から取り出さなくても穴の内
径を知ることができる。
【0006】
【実施例】以下本発明の1実施例について図1〜3を参
照して説明する。図1は本発明のボーリングバーの正面
図、図2は本発明のボーリングバーの一部を切断した側
面図、図3は本発明のボーリングバーの非接触の距離測
定子を取り付けた付近を拡大した断面図である。本発明
のボーリングバー(1)は、図1及び図2に示したよう
にボーリングバー本体(2)と、ボーリングバー本体
(2)の中を上下動することができる駆動軸(3)と、
駆動軸(3)の上下動によって前後進するバイト(4)
と、駆動軸(3)の上下動をバイト(4)の前後進動に
変換する装置(本発明と直接関係しないので説明は省略
する。)、各2個ずつの距離測定子であるレーザー測定
器本体(5)及び反射鏡(6)並びに3個のスリップリ
ング(7)等からなっている。
照して説明する。図1は本発明のボーリングバーの正面
図、図2は本発明のボーリングバーの一部を切断した側
面図、図3は本発明のボーリングバーの非接触の距離測
定子を取り付けた付近を拡大した断面図である。本発明
のボーリングバー(1)は、図1及び図2に示したよう
にボーリングバー本体(2)と、ボーリングバー本体
(2)の中を上下動することができる駆動軸(3)と、
駆動軸(3)の上下動によって前後進するバイト(4)
と、駆動軸(3)の上下動をバイト(4)の前後進動に
変換する装置(本発明と直接関係しないので説明は省略
する。)、各2個ずつの距離測定子であるレーザー測定
器本体(5)及び反射鏡(6)並びに3個のスリップリ
ング(7)等からなっている。
【0007】距離測定子であるレーザー測定器本体
(5)は、レーザービームを発生すると共に、反射して
帰って来たレーザービームの状態を信号に変換し、スリ
ップリング(7)を経由して図示していない演算装置、
表示器などに接続されおり、ボーリングバー本体(2)
のバイト(4)がある付近で、バイトとは左右90度ず
つ、即ち180度ずれかた位置に設けた窪み(8)の中
に設置されている。反射鏡(6)は、レーザー測定器本
体(5)から出たレーザービームを被測定物(9)の距
離測定点(10)に反射し、該距離測定点(10)で反射さ
れて帰ってきたレーザービームを反射してレーザー測定
器本体(5)に戻すためのもので、レーザー測定器本体
(5)から出たレーザービームが、バイト(4)の刃先
が被測定物(9)の穴面上に描く円周線上の点(10)に
照射するような位置になるように上記窪み(8)の中に
設置されている。電力の供給及び検出信号を取り出すた
めのスリップリング(7)は、ボーリングバー(1)が
ボーリングマシーンに取り付けられるテーパー部分に取
り付けられており、電力の供給用1個と検出信号を取り
出し用の2個の計3個が取り付けられている。
(5)は、レーザービームを発生すると共に、反射して
帰って来たレーザービームの状態を信号に変換し、スリ
ップリング(7)を経由して図示していない演算装置、
表示器などに接続されおり、ボーリングバー本体(2)
のバイト(4)がある付近で、バイトとは左右90度ず
つ、即ち180度ずれかた位置に設けた窪み(8)の中
に設置されている。反射鏡(6)は、レーザー測定器本
体(5)から出たレーザービームを被測定物(9)の距
離測定点(10)に反射し、該距離測定点(10)で反射さ
れて帰ってきたレーザービームを反射してレーザー測定
器本体(5)に戻すためのもので、レーザー測定器本体
(5)から出たレーザービームが、バイト(4)の刃先
が被測定物(9)の穴面上に描く円周線上の点(10)に
照射するような位置になるように上記窪み(8)の中に
設置されている。電力の供給及び検出信号を取り出すた
めのスリップリング(7)は、ボーリングバー(1)が
ボーリングマシーンに取り付けられるテーパー部分に取
り付けられており、電力の供給用1個と検出信号を取り
出し用の2個の計3個が取り付けられている。
【0008】上記のように構成された本発明のボーリン
グバー(1)は、2個のレーザー測定器本体(5)にス
リップリング(7)を介して電力が入力されると、レー
ザービームが発生し、このレーザービームは反射鏡
(6)で反射されて被測定物(9)の穴面上に照射さ
れ、被測定物(9)で反射されてレーザー測定器本体
(4)に入り、信号に変換する。この信号は、スリップ
リング(7)から取り出され、図示していない演算装
置、表示器などに接続されている。
グバー(1)は、2個のレーザー測定器本体(5)にス
リップリング(7)を介して電力が入力されると、レー
ザービームが発生し、このレーザービームは反射鏡
(6)で反射されて被測定物(9)の穴面上に照射さ
れ、被測定物(9)で反射されてレーザー測定器本体
(4)に入り、信号に変換する。この信号は、スリップ
リング(7)から取り出され、図示していない演算装
置、表示器などに接続されている。
【0009】上記実施例では、距離測定器として、レー
ザー距離測定器を用いているが、渦電流位置測定器など
の他の非接触の距離測定器を用いてもよい。また、上記
実施例では、距離測定子を2個用いているが、1個のみ
でもよい。更に、上記実施例では、反射鏡(7)を用い
ているが、反射鏡(7)は、場所がなくてレーザー測定
器本体(5)を縦に使用することができないために使用
したもので、レーザー測定器本体(5)を縦に使用する
ことができれば、反射鏡(7)を使用する必要がない。
ザー距離測定器を用いているが、渦電流位置測定器など
の他の非接触の距離測定器を用いてもよい。また、上記
実施例では、距離測定子を2個用いているが、1個のみ
でもよい。更に、上記実施例では、反射鏡(7)を用い
ているが、反射鏡(7)は、場所がなくてレーザー測定
器本体(5)を縦に使用することができないために使用
したもので、レーザー測定器本体(5)を縦に使用する
ことができれば、反射鏡(7)を使用する必要がない。
【0010】なお、本発明は、上記に説明したもののみ
に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り
種々の変更を加え得ることはもちろんである。
に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り
種々の変更を加え得ることはもちろんである。
【0011】
【発明の効果】本発明は、上記構成にしたことにより、
次のような優れた効果を奏する。 (1)先広がりの穴加工等測定の困難な部分の加工が容
易になる。 (2)刃先の磨耗、弾性変形等により発生する加工誤差
もオンラインによって補正切削をさせることができ、オ
ペレーターの測定技能の差も解決できる。 (3)測定データの記録も自動的にできる。 (4)加工範囲が長い装置の場合とくに有効である。
次のような優れた効果を奏する。 (1)先広がりの穴加工等測定の困難な部分の加工が容
易になる。 (2)刃先の磨耗、弾性変形等により発生する加工誤差
もオンラインによって補正切削をさせることができ、オ
ペレーターの測定技能の差も解決できる。 (3)測定データの記録も自動的にできる。 (4)加工範囲が長い装置の場合とくに有効である。
【図1】本発明のボーリングバーの正面図である。
【図2】本発明のボーリングバーの一部を切断した側面
図である。
図である。
【図3】本発明のボーリングバーの非接触の距離測定子
を取り付けた付近を拡大した断面概略図である。
を取り付けた付近を拡大した断面概略図である。
1 ボーリングバー 2 ボーリングバー本体 3 駆動軸 4 バイト 5 レーザー測定器本体 6 反射鏡 7 スリップリング 8 窪み 9 被測定物 10 距離測定点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 良雄 東京都江東区豊州三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 米山 敏夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第一工場内 (72)発明者 影山 武司 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第一工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 ボーリングバー本体(2)に非接触の距
離測定子(5)を取り付けたことを特徴とするボーリン
グバー。 - 【請求項2】 上記距離測定子(5)をバイト(4)の
位置付近に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の
ボーリングバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29802194A JPH08132304A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 距離測定子付ボーリングバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29802194A JPH08132304A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 距離測定子付ボーリングバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08132304A true JPH08132304A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17854095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29802194A Pending JPH08132304A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 距離測定子付ボーリングバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08132304A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019130635A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | 三菱マテリアル株式会社 | 旋削工具および旋削方法 |
WO2022202497A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 三菱マテリアル株式会社 | 旋削工具 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP29802194A patent/JPH08132304A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019130635A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | 三菱マテリアル株式会社 | 旋削工具および旋削方法 |
US11931843B2 (en) | 2018-02-01 | 2024-03-19 | Mitsubishi Materials Corporation | Turning tool and turning method |
WO2022202497A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 三菱マテリアル株式会社 | 旋削工具 |
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