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JPH08138322A - 記録再生システム - Google Patents

記録再生システム

Info

Publication number
JPH08138322A
JPH08138322A JP27661794A JP27661794A JPH08138322A JP H08138322 A JPH08138322 A JP H08138322A JP 27661794 A JP27661794 A JP 27661794A JP 27661794 A JP27661794 A JP 27661794A JP H08138322 A JPH08138322 A JP H08138322A
Authority
JP
Japan
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recording
recording medium
reproducing
information
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP27661794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Funabashi
武 船橋
Hitoshi Rikukawa
均 陸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP27661794A priority Critical patent/JPH08138322A/ja
Publication of JPH08138322A publication Critical patent/JPH08138322A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録再生装置に挿入された光ディスクに対す
るアクセス速度を高め、記録再生装置に対して光ディス
クが頻繁に出し入れされたとしてもアクセス完了までの
時間を短縮できるようにする。 【構成】 ディスクハンド部46にて保持した光ディス
クDをディスク入出部49と記録再生装置2間又は棚T
と記録再生装置2間を搬送する搬送機構42と、搬送機
構42及び記録再生装置2を制御するアームコントロー
ラ28と、光ディスクDのディフェクト管理データを記
憶する外部記憶装置57とを具備し、アームコントロー
ラ28に、記録再生装置2にて再生された光ディスクD
の情報信号のうち、上記管理データを読み出す管理デー
タ読出し手段と、管理データに基づいてディフェクト管
理テーブルを作成する管理テーブル作成手段と、この管
理テーブルを棚番号順次に外部記憶装置57に書き込む
管理テーブル書込み手段とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数個の記録媒体(例
えば光ディスク等の円盤状記録媒体)が収容されたラッ
クから選択的に例えば1つの記録媒体を取り出して、記
録再生装置に挿入させることにより、上記選択した記録
媒体に対して情報信号の記録再生を行なう記録再生シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、多数個の記録媒体(例えば光ディ
スク等の円盤状記録媒体;以下、単に光ディスクと記
す)が収容されたラックから選択的に例えば1つの光デ
ィスクを取り出して、記録再生装置に挿入させることに
より、上記選択した光ディスクに対して情報信号の記録
再生を行なう記録再生システムを使ったデータベースシ
ステム等において最も重要な点の一つに、外部に設置さ
れたホストコンピュータからこの記録再生システムへの
ランダムアクセスに対し、いかに速くデータ転送に入れ
るかが挙げられる。
【0003】また、データベースシステム等にこの記録
再生システムが使われる場合、一度記録されたデータに
対し、複数のユーザーから何度も読み出しが行なわれる
という性質がある。そこで、このようなシステムでは、
比較的製造コスト等が安くランダムアクセスが可能な追
記型光ディスクを使った記録再生システムがよく使用さ
れる。
【0004】以下、図8に基づいて従来の記録再生シス
テムの構成を説明する。
【0005】従来の記録再生システムは、多数個の光デ
ィスクDが収容される多数の棚Tが縦方向(及び横方
向)に設けられた第1のラック部101と、この第1の
ラック101における多数の棚Tから選択的に取り出さ
れた光ディスクDが装着され、この装着された光ディス
クDに対して情報信号の記録再生を行なう複数台の記録
再生装置102が縦方向(及び横方向)に設けられた第
2のラック部103とを有する。これら第1及び第2の
ラック部101及び103は、図示の例では縦方向に並
べて設置されている。
【0006】また、この記録再生システムは、多数の棚
Tに収容された光ディスク群から選択的に1枚の光ディ
スクDを取り出して、選択した記録再生装置102に搬
送する搬送機構104を有する。
【0007】この搬送機構104は、記録再生システム
の縦方向に延長されて設けられた案内レール105に沿
って自走式に移動する駆動部106と、この駆動部10
6から棚Tに向かって突出させて設けられたアーム部1
07と、このアーム部107の上面を棚Tに対して接離
方向に移動可能とされ、先端に光ディスクDをチャッキ
ングするためのチャッキング機構が取り付けられたディ
スクハンド部108とを有して構成されている。
【0008】駆動部106は、該駆動部106を駆動制
御するアームコントローラ109と例えばフレキスブル
ケーブル110を通じて電気的に接続されており、アー
ムコントローラ109からの指令信号がフレキシブルケ
ーブル110を通じて供給されることによって、該駆動
部106が上下方向に移動し、更にディスクハンド部1
08が棚Tに対して接離方向に移動するようになってい
る。
【0009】上記アームコントローラ109は、外部に
設置されたホストコンピュータ111と例えばSCSI
バス112にて電気的に接続されている。
【0010】そして、光ディスクDが記録再生システム
のディスク入出力部113に挿入されたことをホストコ
ンピュータ111が認識すると、ホストコンピュータ1
11は、アームコントローラ109に対して、該光ディ
スクDを空いている棚へ移すことを指示する。
【0011】アームコントローラ109は、上記ホスト
コンピュータ111からの指示に従って、ディスク入出
力部113に挿入されている光ディスクDを指定の棚T
へ移動させる。
【0012】一方、ホストコンピュータ111は、ある
光ディスクDに対してデータを読み出す場合、アームコ
ントローラ109に対して、所定の光ディスクDの収ま
っている棚番号と、所定のドライブ番号(記録再生装置
のデバイス番号)をパラメータとして光ディスクDを移
動させることを指示する。
【0013】アームコントローラ109は、ホストコン
ピュータ111からの上記パラメータを伴う指示に従っ
て、指定の棚Tから所定の光ディスクDをディスクハン
ド部108を用いて引出した後、指定の記録再生装置1
02へ移動させる。そして、ディスクハンド部108を
使用して所定の光ディスクDを指定の記録再生装置10
2に挿入させる。
【0014】当該記録再生装置102は、光ディスクD
が挿入されたことを認識すると、図示しないスピンドル
モータにより光ディスクDを回転させ、内部の光ピック
アップを所定のトラックに移動させてフォーカスをかけ
る。その後、該所定のトラックに記録されている光ディ
スクD上のディフェクト管理用データを読み取る。
【0015】ここで、光ディスクDの記録フォーマット
を図9及び図10に基づいて説明すると、この光ディス
クDは、図示するように、最外周トラック(トラック
0)から数トラックにかける同心円領域に第1及び第2
のディフェクト管理データが記録され、最内周トラック
(トラック9999)から数トラックにかける同心円領
域に第3及び第4のディフェクト管理データが記録され
ている。
【0016】第1のディフェクト管理データは、トラッ
ク0のセクタ0に記録されたDST(Disk Structure T
able)#0と、セクタ1に記録されたPDL(Primary
Defect List )#0と、セクタ2から欠陥セクタの数
に応じてあるトラックまで記録されるSDL(Secondar
y Defect List )#0とブランクセクタとから構成され
ている。
【0017】DST#0は、この光ディスクDが初期化
されたか否かの情報と、記録エリアに記録される各エリ
ア(ユーザーエリア,交代セクタエリア及びWDLエリ
ア)の記録位置を示すエリア割付情報(トラック番号と
セクタ番号にて構成される)等を有して構成され、PD
L#0は、ディスクサーティファイ時における欠陥セク
タの情報(トラック番号とセクタ番号にて構成される)
等を有して構成され、SDL#0は、ディスクサーティ
ファイ時以降における、例えばリード/ライト又はベリ
ファイ時における欠陥セクタの情報(トラック番号とセ
クタ番号にて構成される)等を有して構成されている。
【0018】そして、第2〜第4のディフェクト管理デ
ータとしては、上記第1のディフェクト管理テーブルと
同一の情報が記録されるようになっている。
【0019】欠陥セクタを見つけた場合の処置としては
代表的に2通りある。一つは、欠陥セクタの次セクタを
代替セクタとする方法と、欠陥セクタの代替セクタとし
て、別のトラックに割付られた交代セクタエリアのうち
の一つのセクタとする方法ととがあり、この代替セクタ
の情報は、欠陥セクタの情報とともにSDL#0に記録
されることになる。
【0020】そして、実際の光ディスクDに対するアク
セス時には、最初に、上記読み込んだディフェクト管理
データ、特にPDL#0及びSDL#0に記録されてい
る情報に基づいて、図11で示すディフェクト管理テー
ブルを作成した後、この管理テーブルを使ってアクセス
を行なうことが一般的となってきている。
【0021】従来、上記SDL#0は、光ディスクへの
アクセスに応じ、欠陥セクタが発見されるたびにその情
報が記録されるようになされていたが、追記型光ディス
クDの場合、1セクタ単位に記録が行なわれるため、1
セクタという比較的記録容量の大きい部分に1つの欠陥
セクタに関する情報(トラック番号とセクタ番号並びに
代替セクタのトラック番号とセクタ番号)のみしか記録
されず、そのため、欠陥セクタが多く発見された場合
は、SDL#0の消費が激しくなり、SDL#0の登録
ができなくなるおそれがある。
【0022】また、上記SDL#0の情報を他の第2〜
第4のディフェクト管理データとして書き込んだ場合、
光ディスクDの記録再生装置102への挿入に基づくデ
ィフェクト管理データの読み出しにおいて、空白(デー
タとして利用されない部分)が多いSDL#0を読むこ
とになり、アクセス効率が悪くなる。
【0023】そこで、現在では、欠陥セクタが発見され
るたびにWDL(Working DefectList)にその欠陥セク
タの位置情報(トラック番号とセクタ番号)を1セクタ
単位に書き込んで、1セクタ分、欠陥セクタの情報が蓄
積された段階でSDL#0に記録するようにしている。
これによって、SDL#0の消費が少なくなり、上記の
ようにSDL#0の登録が不可能になるという不都合は
生じなくなる。また、アクセス効率も従来よりも向上す
ることになる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
Dが追記型光ディスクの場合、最新のディフェクト管理
データを読み取るためには、一度所定のエリアの先頭か
らブランクセクタのサーチを行なう必要がある。つま
り、所定のエリアの先頭からデータを読み込んでブラン
クセクタを検出した時点で、一群のディフェクト管理デ
ータの読み込みが完了するわけである。
【0025】従って、交代セクタとして頻繁に書換えが
行なわれた光ディスクDの場合、SDL#0が多数登録
されることになり、これによって、ブランクセクタを見
つけるまでに要する時間が膨大になってくる。また、こ
のディフェクト管理データは、4箇所に記録されている
ことから、もし1箇所が読めない場合は、次の管理デー
タに対して最初からブランクセクタサーチを行なわなけ
ればならず、この処理においても時間がかかることにな
る。
【0026】また、読み込んだ上記ディフェクト管理デ
ータに基づいて図11に示すように、ディフェクト管理
テーブルを作成することになるが、この管理テーブルの
作成においても時間が膨大にかかることになる。そし
て、この段階で初めてホストコンピュータ111からの
例えば読出しコマンドに対応するシーケンスに移れるこ
とになる。
【0027】このように、光ディスクDに対してリード
/ライトする場合、光ディスクDを記録再生装置102
に挿入した時点でアクセスできるまでに膨大な時間が必
要になる。特に、光ディスクDを記録再生装置102に
対して頻繁に出し入れする記録再生システムにおいて
は、この膨大な時間が問題になる。
【0028】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、記録再生装置に挿入さ
れた光ディスクに対するアクセス速度を高めることがで
き、記録再生装置に対して光ディスクが頻繁に出し入れ
されたとしてもアクセス完了までの時間を短縮すること
ができる記録再生システムを提供することにある。
【0029】また、本発明の他の目的は、欠陥セクタを
発見するたびにその欠陥セクタと代替セクタの情報を一
旦記録するために用いられるWDLエリアを不要にし
て、ユーザーエリアの拡大化並びにアクセスの高速化を
図ることができる記録再生システムを提供することにあ
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録再生シ
ステムは、複数の記録媒体Dを収容する棚Tと、この記
録媒体Dの投入又は排出が行なわれる記録媒体入出部4
9と、記録媒体Dに対して情報信号の記録再生を行なう
複数の記録再生装置2と、記録媒体Dを保持する記録媒
体保持部46を有し、かつ記録媒体保持部46にて保持
した記録媒体Dを記録媒体入出部49と記録再生装置2
間又は棚Tと記録再生装置2間を搬送する搬送手段42
と、少なくとも搬送手段42及び記録再生装置2を制御
する制御部28と、記録再生装置2にて再生された記録
媒体Dの少なくともディフェクト管理テーブルを含む記
録状態情報を記憶する記憶手段57とを具備し、上記制
御部28に、記録再生装置2にて再生された記録媒体D
の情報信号のうち、上記記録状態情報を読み出す記録状
態情報読出し手段P2と、この記録状態情報読出し手段
P2にて読み出された記録状態情報を棚番号順次に記憶
手段57に書き込む記録状態情報書込み手段P4とを設
けて構成する(請求項1記載の発明)。
【0031】この場合、上記制御部28に、ある棚番号
に関する記録媒体Dに対する記録再生要求に基づいて、
記憶手段57から当該棚番号に対応する記録状態情報を
読み出して上記記録媒体Dがセットされるべき記録再生
装置2に出力する記録状態情報出力手段P8を設けるよ
うにしてもよい(請求項2記載の発明)。
【0032】また、上記制御部28に、記録再生装置2
において欠陥セクタを発見した時点で、該欠陥セクタの
情報と代替セクタの情報を記憶手段57に書き込むディ
フェクト情報書込み手段P9を設けるようにしてもよい
(請求項3記載の発明)。
【0033】
【作用】請求項1記載の本発明に係る記録再生システム
においては、まず、記録媒体入出部49に投入された記
録媒体Dが、搬送手段42によって空いた棚Tに搬送さ
れることになるが、本発明においては、その前に、記録
媒体入出部49に投入された記録媒体Dが記録再生装置
2に搬送されて該記録再生装置2にセットされることに
なる。記録再生装置2は、セットされた記録媒体Dに対
して情報信号の記録再生を行なう。
【0034】制御部28は、記録状態情報読出し手段P
2にて、記録再生装置2にて再生された記録媒体Dの情
報のうち、少なくともディフェクト管理テーブルを含む
記録状態情報を読み出し、更に記録状態情報書込み手段
P4にて上記記録状態情報を棚番号順次に記憶手段57
に書き込む。
【0035】これによって、記録媒体入出部49に投入
された記録媒体Dについての記録状態情報が、記憶手段
57の配列変数領域中、収容されるべき棚Tの番号に対
応する配列変数領域に格納されることになる。
【0036】従って、ある棚Tから搬送された記録媒体
Dに対し、記録再生装置2にて情報信号の記録再生を行
なう際に、記録媒体Dに記録されている記録状態情報を
読み出す必要がなくなり、外部からのアクセス要求に対
して迅速に対応することが可能となる。
【0037】次に、請求項2記載の本発明に係る記録再
生システムにおいては、ある棚番号に関する記録媒体D
に対する記録再生要求に基づいて、制御部28における
記録状態情報送出手段P8にて記憶手段57から当該棚
番号に対応する記録状態情報が読み出され、当該棚番号
に対応する棚Tに収容されている記録媒体Dがセットさ
れるべき記録再生装置2に送出されることになる。
【0038】この場合、記録再生要求に係る棚番号に対
応する棚Tから記録媒体Dがある記録再生装置2にセッ
トされた時点では、既に当該記録再生装置2に記憶手段
57からその記録媒体Dに関する記録状態情報が送られ
ていることとなり、記録再生装置2は、セットされた記
録媒体Dに対して記録状態情報の読み出しを行なう必要
がなくなる。
【0039】従って、膨大な時間を要する記録状態情報
の読出しが不要となるため、記録再生要求に対するアク
セス時間の大幅な短縮化を図ることが可能となる。
【0040】次に、請求項3記載の本発明に係る記録再
生システムにおいては、記録再生装置2において、記録
媒体D上の欠陥セクタを発見した時点で、ディフェクト
情報書込み手段P9にて、上記欠陥セクタの情報(例え
ばそのセクタのトラック番号とセクタ番号)とその代替
セクタ(例えばそのセクタのトラック番号とセクタ番
号)が記憶手段57に書き込まれることになる。
【0041】この場合、欠陥セクタの発見ごとに該欠陥
セクタの情報と代替セクタの情報が記憶手段57に書き
込まれるため、従来行なわれていた記録媒体D上のWD
Lエリアへの上記情報の書き込みを省略することがで
き、これは、記録媒体D上に割り付けられていた上記W
DLエリアを空間的に省略できることにつながる。ま
た、記憶手段57に書き込まれた欠陥セクタ等の情報
は、例えば1セクタ分蓄積された段階で記録媒体D上に
ディフェクト管理情報として書き込まむことが可能とな
る。
【0042】このように、上記請求項3記載の発明にお
いては、欠陥セクタを発見するたびにその欠陥セクタと
代替セクタの情報を一旦記録するために用いられるWD
Lエリアを不要にすることができ、ユーザーエリアの拡
大化を図ることが可能となる。また、上記WDLエリア
を省略できることからWDLエリアに対するサーチが不
要となり、その分、アクセスの高速化を図ることができ
る。
【0043】
【実施例】以下、本発明に係る記録再生システムを、そ
の記録媒体として追記型の光ディスクを用いた記録再生
システムに適用した2つの実施例(以下、単に第1実施
例に係る記録再生システム及び第2実施例に係る記録再
生システムと記す)を図1〜図7を参照しながら説明す
る。
【0044】まず、第1実施例に係る記録再生システム
は、図1に示すように、多数個の光ディスクDが収容さ
れる多数の棚Tが縦方向(及び横方向)に設けられた第
1のラック部1と、この第1のラック1における多数の
棚Tから選択的に取り出された光ディスクDが装着さ
れ、この装着された光ディスクDに対して情報信号の記
録再生を行なう複数台の記録再生装置2が縦方向(及び
横方向)に設けられた第2のラック部3とを有する。こ
れら第1及び第2のラック部1及び3は、図示の例では
縦方向に並べて設置されている。
【0045】各記録再生装置2は、図2に示すように、
先端に光ディスクDが装着されるターンテーブル(図示
せず)を有し、このターンテーブルに装着された光ディ
スクDを例えばCLV(線速度一定)方式又はCAV
(角速度一定)方式で一方向に回転させるスピンドルモ
ータ(図示せず)と、この回転する光ディスクDに対し
て情報信号の再生を行う光ピックアップ11と、この光
ピックアップ11からの再生信号を復調して再生データ
として外部に送出する信号処理系12を有して構成され
ている。
【0046】光ピックアップ11は、例えばリニアモー
タ及びガイド軸を主体とする既知の光ピックアップ用ス
ライド機構13によって、光ディスクDの径方向に移動
自在とされ、その内部に少なくともレーザ光の光源であ
る半導体レーザ(図示せず)と、この半導体レーザから
出射されたレーザ光Lを光ディスクDの記録面に集光さ
せる対物レンズ14と、半導体レーザから出射されたレ
ーザ光Lの光ディスクDでの反射光を検出して電気信号
(即ち、再生信号)に変換する光検出器(図示せず)
と、上記反射光を半導体レーザからの出射光と空間的に
分離するビームスプリッタ(図示せず)を有して構成さ
れている。
【0047】上記対物レンズ14は、簡単な構成の二次
元アクチェータ(図示せず)によって、光ディスクDの
接離方向及び光ディスクDの径方向にそれぞれ微小範囲
で移動可能とされている。この二次元アクチュエータ
は、例えばフォーカス・コイル、トラッキング・コイル
及びマグネット(共に図示せず)からなる磁気回路にて
構成されている。
【0048】なお、上記光ピックアップ11内には、上
記光検出器のほかに、レーザ光Lの光強度を検出するた
めの別の光検出器が配されており、この光検出器からの
検出信号は、光ピックアップ11の外部に設けられた光
強度制御回路(図示せず)に供給されるようになってい
る。この光強度制御回路は、上記光検出器からの検出信
号に基づいて、レーザ光源が安定に発振するようにレー
ザ光源の出力を制御するものである。
【0049】一方、信号処理系12は、図示するよう
に、ドライブインターフェイス回路(内部にRFアンプ
や復調回路及びデコーダ等を有する。以下、単にドライ
ブI/F回路と記す)21、バッファコントローラ2
2、外部インターフェイス回路(以下、単に外部I/F
回路と記す)23、データバッファ24、サーボコント
ローラ25及びこれら各種回路を制御するシステムコン
トローラ26を有し、更に、本実施例においては、上記
外部I/F回路23の後段にインターフェイスバス(S
CSIバス27a,RS232Cインターフェイスバス
27b)を介してアームコントローラ28が接続され
(図示せず)、SCSIバス27a及び48を介してホ
ストコンピュータ41が接続されている。なお、ドライ
ブI/F回路21とバッファコントローラ22とはデー
タバス29にて互いに接続されている。
【0050】システムコントローラ26は、この記録再
生装置2を制御するための各種プログラムが登録された
プログラムROM31と、このプログラムROM31か
ら読み出されたプログラムの動作用領域として使用され
るプログラムRAM32と、外部回路(ドライブI/F
回路21,バッファコントローラ22,サーボコントロ
ーラ25)からのデジタルデータや各種プログラムにて
作成された可変データが格納されるデータRAM33
と、上記外部回路からの入力データが供給され、また、
データRAM33に格納されたデータを上記外部回路に
出力するための入出力ポート34と、これら各種回路を
制御するCPU(制御装置及び論理演算装置)35を有
して構成されている。
【0051】そして、上記各種回路は、CPU35から
導出されたデータバスDBを介して各回路間のデータの
受渡しが行なわれ、更にCPU35から導出された制御
バス(図示せず)を介してそれぞれCPU35にて制御
されるように構成されている。また、上記外部回路から
の各種デジタルデータは、入出力ポート34を介してデ
ータバスDBに供給されるようになっている。
【0052】上記バッファコントローラ22とデータバ
ッファ24は、光ディスクDに記録されたデータを効率
よくアームコントローラ28を介してホストコンピュー
タ41(図1参照)に転送できるようにするもので、光
ディスクDからのデータをこの半導体メモリにて一時的
に蓄積させることにより、バースト的なデータ転送レー
トが向上する。
【0053】この記録再生装置2の動作は、従来から存
する追記型光ディスクに対するデータの記録再生動作と
同じであるため、その動作説明は省略する。
【0054】そして、この記録再生システムは、多数の
棚Tに収容された光ディスク群から選択的に1枚の光デ
ィスクDを取り出して、選択した記録再生装置2に搬送
する搬送機構42を有する。
【0055】この搬送機構42は、記録再生システムの
縦方向に延長されて設けられた案内レール43に沿って
自走式に移動する駆動部44と、この駆動部44から棚
Tに向かって突出させて設けられたアーム部45と、こ
のアーム部45の上面を棚Tに対して接離方向に移動可
能とされ、先端に光ディスクDをチャッキングするため
のチャッキング機構が取り付けられたディスクハンド部
46とを有して構成されている。
【0056】駆動部44は、該駆動部44を駆動制御す
るアームコントローラ28と例えばフレキスブルケーブ
ル47を通じて電気的に接続されており、アームコント
ローラ28からの指令信号がフレキシブルケーブル47
を通じて供給されることによって、該駆動部44が上下
方向に移動し、更にディスクハンド部46が棚Tに対し
て接離方向に移動するようになっている。
【0057】上記アームコントローラ28は、外部に設
置されたホストコンピュータ41と例えばSCSIバス
48にて電気的に接続されている。また、また、この記
録再生システムには、該記録再生システムの筺体内に光
ディスクDを1枚ずつ出し入れするためのディスク入出
部49が設置されている。
【0058】ここで、アームコントローラ28の構成を
説明すると、このアームコントローラは、図3に示すよ
うに、搬送機構42の駆動部44を駆動制御するための
シーケンスプログラムが登録されたプログラムROM5
1と、このプログラムROM51から読み出されたプロ
グラムの動作用領域として使用される動作用RAM52
と、外部回路(ホストコンピュータ41,各記録再生装
置2,駆動部44)からのデジタルデータや各種プログ
ラムにて作成された可変データが格納されるデータRA
M53と、上記外部回路からの入力データが供給され、
また、データRAM53に格納されたデータを上記外部
回路に出力するための入出力ポート54と、これら各種
回路を制御するCPU(制御装置及び論理演算装置)5
5を有して構成されている。
【0059】上記各種回路は、CPU55から導出され
たデータバスDBを介して各回路間のデータの受渡しが
行なわれ、更にCPU55から導出された制御バス(図
示せず)を介してそれぞれCPU55にて制御されるよ
うに構成されている。また、上記外部回路からの各種デ
ジタルデータは、入出力ポート54を介してデータバス
DBに供給されるようになっている。
【0060】そして、本実施例に係る記録再生システム
は、図1に示すように、アームコントローラ28と外部
バス56にて電気的に接続された例えばハードディスク
等の外部記憶装置57を有して構成されている。この外
部記憶装置57は、各記録再生装置2と例えばRS23
2Cインターフェイスバス(以下、単にI/Fバスと記
す)27b,アームコントローラ28及び外部バス56
を介して電気的に接続されている。
【0061】次に、上記実施例に係る記録再生システム
の動作を説明する。まず、電源投入によって、アームコ
ントローラ28は、記録再生システム内のシステムチェ
ックやメモリチェック及びセットアップ等を行なう。そ
の後、プログラムROM51から各種プログラムが読み
出されて動作用RAM52に書き込まれると同時に、上
記プログラムの動作中において作成されたデータを一時
的に保存するためや、これらプログラムを構成する各ル
ーチンの変数の受渡しなどに用いられる作業領域が動作
用RAM52中に割り付けられる。
【0062】上記各種プログラムとしては、例えば以下
のものが登録される。 (1) ホストコンピュータからの搬送コマンドの入力に基
づいて、該搬送コマンドに含まれている棚番号と記録再
生装置2のデバイス番号(以下、単にドライブ番号と記
す)から搬送機構42の駆動部44をある決められたシ
ーケンスに従って移動駆動させるための一連の駆動信号
を生成し、出力するための搬送駆動プログラム(搬送駆
動手段P1) (2) 録再生装置2にて読み出された光ディスクDのディ
フェクト管理データを読み出すための管理データ読出し
プログラム(管理データ読出し手段P2) (3) 上記管理データ読出しプログラムにて読み出された
管理データに基づいてディフェクト管理テーブルを作成
するための管理テーブル作成プログラム(管理テーブル
作成手段P3) (4) 上記管理テーブル作成プログラムにて作成したディ
フェクト管理テーブルを当該光ディスクDが収容される
棚Tに対応した番号(棚番号)順次に外部記憶装置57
内の記憶領域に書き込む管理テーブル書込みプログラム
(管理テーブル書込み手段P4) (5) 上記搬送コマンドに含まれてる棚番号、即ちデータ
読出し及びデータ書込みの対象となっている光ディスク
Dに関するディフェクト管理テーブルを外部記憶装置5
7から読み出して対象の記録再生装置2に転送するテー
ブル転送プログラム(テーブル転送手段P5) (6) ホストコンピュータからのコマンド入力等に基づい
て各種プログラム群を起動する搬送要求プログラム(搬
送要求手段P6)
【0063】そして、これらプログラム群は、電源投入
時にプログラムROM51から読み出されて動作用RA
M52に転送される。
【0064】次に、記録再生システムの具体的な動作を
図4の機能ブロックも参照しながら説明する。まず、操
作者が光ディスクDをディスク入出部49に挿入した段
階において、光ディスクDがこの記録再生システムのデ
ィスク入出部49に挿入されたことをホストコンピュー
タ41がセンサ等を通じて電気的に認識すると、ホスト
コンピュータ41は、アームコントローラ28に対し、
SCSIバス48を介して搬送コマンドを出力(発行)
する。
【0065】アームコントローラ28における搬送要求
プログラムP6は、ホストコンピュータ41からの搬送
コマンドの入力に基づいて搬送駆動プログラムP1及び
管理データ読出しプログラムP2を起動する。
【0066】搬送駆動プログラムP1は、まず、搬送機
構42の駆動部44に対して、アーム部45をディスク
入出部49側に搬送するため及び該ディスク入出部49
から該当記録再生装置2の位置まで搬送するための一連
の駆動信号を作成し、出力する。搬送機構42の駆動部
44は、アームコントローラ28からの上記一連の駆動
信号の入力に従って、以下に示すような動作を行なう。
【0067】即ち、搬送機構42の駆動部44は、ま
ず、アームコントローラ28からの上記駆動信号の入力
に従って、自走式にアーム部45をディスク入出部49
に搬送する。その後、駆動部44は、ディスクハンド部
46を駆動してディスク入出部49に挿入されている光
ディスクDを引き出して保持する。その後、駆動部44
は、アーム部45を搬送コマンドに含まれているドライ
ブ番号に対応した記録再生装置2まで搬送し、更にディ
スクハンド部46を駆動して保持している光ディスクD
を該当記録再生装置2に挿入する。
【0068】当該記録再生装置2は、光ディスクDが挿
入されたことをセンサ等によって電気的に認識すると、
スピンドルモータにより光ディスクDを回転させ、内部
の光ピックアップ3を所定のトラックに移動させてフォ
ーカスをかける。その後、該所定のトラックに記録され
ている光ディスクD上のディフェクト管理データを読み
取る。その後、上記読み取った管理データを外部I/F
回路23及びI/Fバス27b(図2参照)を介してア
ームコントローラ28に送出する。
【0069】一方、管理データ読出しプログラムP2
は、上記記録再生装置2から送られてくる管理データを
読み出してデータRAM53の管理データ格納領域に格
納し、次いで管理テーブル作成プログラムP3を起動す
る。
【0070】この管理テーブル作成プログラムP3は、
データRAM53上の上記管理データ格納領域に格納さ
れている管理データを展開して図5に示すようなディフ
ェクト管理テーブルを作成し、この作成した管理テーブ
ルをデータRAM53上のテーブル格納領域に格納す
る。その後、管理テーブル書込みプログラムP4を起動
する。
【0071】ここで、上記管理テーブルは、図5に示す
ように、棚番号が格納される領域と、ライトプロテクト
on/offの情報が格納される情報フラグ領域と、欠
陥セクタとその代替セクタとの対応データが格納される
領域とで構成されている。ライトプロテクトon/of
fの情報は、光ディスクDごとに異なり、ライトプロテ
クトonの光ディスクDは再生専用として用いられ、か
つSDL#0へのデータ記録が禁止される。反対にライ
トプロテクトoffの光ディスクDは再生と追記が可能
とされ、かつSDL#0へのデータ記録が許可される。
【0072】そして、上記管理テーブル書込みプログラ
ムP4は、データRAM53上のテーブル格納領域に格
納されているディフェクト管理テーブルを読み出して、
外部記憶装置57内の記憶領域に割り付けられているデ
ィフェクト管理ファイルに格納する。この管理ファイル
は、棚Tの数に応じたレコード数を有し、各レコードが
ディフェクト管理テーブルと同じ構成を有するようにな
っている。上記テーブル書込みプログラムP4は、上記
管理テーブルをデータRAM53上の棚番号格納領域に
格納されている棚番号をレコードインデックスとして該
当のレコードに今回の管理テーブルを格納する。その
後、管理テーブル書込みプログラムP4は、対象となっ
ている記録再生装置2に対して完了信号を出力する。
【0073】アームコントローラ28からの完了信号が
入力された記録再生装置2は、光ディスクDに対する情
報信号の再生動作を停止し、光ディスクDを挿入口から
排出する動作を行なう。
【0074】その後、搬送要求プログラムP5は、搬送
駆動プログラムP1を再度起動する。搬送駆動プログラ
ムP1は、搬送機構42の駆動部44に対して、アーム
部45を搬送コマンドに含まれる棚番号に対応する棚T
に搬送するための一連の駆動信号を作成し、出力する。
駆動部44は、アームコントローラ28からの上記一連
の駆動信号の入力に従って、以下に示すような動作を行
なう。
【0075】即ち、搬送機構42の駆動部44は、ま
ず、ディスクハンド部46を駆動して記録再生装置2の
挿入口から一部排出されている光ディスクDを引き出し
て保持する。その後、駆動部44は、アーム部28を搬
送コマンドに含まれている棚番号に対応した棚Tの位置
まで搬送し、更にディスクハンド部46を駆動して保持
している光ディスクDを当該棚T(空いている棚)に収
容する。
【0076】この段階で、初めてこの記録再生システム
に挿入された光ディスクに対する管理情報の一連の処理
が終了する。
【0077】次に、ホストコンピュータ41からのデー
タをある光ディスクDに書き込む場合の動作について図
6の機能ブロックも参照しながら説明する。この場合
は、まず、ホストコンピュータ41からアームコントロ
ーラ28に対し、SCSIバス48を介して搬送コマン
ドが出力される。この搬送コマンドには、書込み対象の
光ディスクDが収容されている棚番号と光ディスクDへ
のデータ書き込みに使用するための記録再生装置2のド
ライブ番号が含まれている。
【0078】アームコントローラ28における搬送要求
プログラムP6は、上記搬送コマンドの入力に基づいて
搬送駆動プログラムP1を起動する。この搬送駆動プロ
グラムP1は、まず、搬送機構42の駆動部44に対し
て、アーム部45を搬送コマンドに含まれる棚番号に対
応する棚Tの位置に搬送するため及び該棚Tから該当の
記録再生装置2まで搬送するための一連の駆動信号を作
成し、出力する。駆動部44は、アームコントローラ2
8からの上記一連の駆動信号の入力に従って、以下に示
すような動作を行なう。
【0079】即ち、搬送機構42の駆動部44は、ま
ず、アームコントローラ28からの上記駆動信号の入力
に従って、自走式にアーム部45を今回の棚番号に対応
する棚Tの位置まで搬送する。その後、駆動部44は、
ディスクハンド部46を駆動して当該棚Tに収容されて
いる光ディスクDを引き出して保持する。その後、駆動
部44は、アーム部45を搬送コマンドに含まれている
ドライブ番号に対応した記録再生装置2まで搬送し、更
にディスクハンド部46を駆動して保持している光ディ
スクDを該当の記録再生装置2に挿入する。
【0080】特に、本実施例においては、光ディスクD
を該当の記録再生装置2に搬送する間に、テーブル転送
プログラムP5が起動されることになる。このテーブル
転送プログラムP5は、その起動によって、搬送コマン
ドに含まれている棚番号をレコードインデックスとして
外部記憶装置57内のディフェクト管理ファイルの該当
レコードからディフェクト管理テーブルを読み出す。即
ち、棚番号に対応した棚Tに収容されていた今回のデー
タ書込み対象となっている光ディスクDに関するディフ
ェクト管理テーブルが外部記憶装置57内の上記ディフ
ェクト管理ファイルから読み出されることになる。
【0081】その後、上記読み出した管理テーブルを搬
送コマンドに含まれているドライブ番号に対応する記録
再生装置2にI/Fバス27bを介して転送する。この
場合、ホストコンピュータ41からのアームコントロー
ラ28に対する制御やアームコントローラ28から各記
録再生装置2への制御は、SCSIバス48及び27a
を通して行なわれるが、上記管理テーブルの転送は、S
CSIバス48及び27aとは異なるI/Fバス27b
を通じて行なわれるため、光ディスクDの搬送中での管
理テーブルの該当記録再生装置2への転送が可能とな
る。
【0082】今回対象の記録再生装置2におけるシステ
ムコントローラ26のCPU35は、アームコントロー
ラ28から転送された上記管理テーブルをデータRAM
33(図2参照)のテーブル格納領域に格納する。
【0083】次に、記録再生装置2は、光ディスクDが
挿入されたことをセンサ等によって電気的に認識する
と、その検知信号をアームコントローラ28に出力す
る。アームコントローラ28は、記録再生装置2からの
上記検知信号の入力に基づいて、ホストコンピュータ4
1にセット完了信号を出力する。ホストコンピュータ4
1は、アームコントローラ28からのセット完了信号の
入力に基づいてデータ書込みコマンドを直接該当の記録
再生装置2に出力する。このデータ書込みコマンドに
は、光ディスクD上の書込みアドレス及び書込みセクタ
数が含まれている。
【0084】記録再生装置2は、上記書込み用パラメー
タの読み込みが完了した段階で、スピンドルモータによ
り光ディスクDを回転させ、内部の光ピックアップ3を
パラメータ格納領域に格納されている光ディスクD上の
アドレスに対応するトラックに移動させてフォーカスを
かける。その後、該所定トラックの要求アドレスに対し
てホストコンピュータ41からSCSIバス48及び2
7aを介して転送されたデータを要求されたセクタ分書
き込む。
【0085】このデータの書込みは、1セクタ単位に行
なわれ、書込み対象のセクタが欠陥セクタか否かを転送
されたディフェクト管理テーブルに基づいて判別しなが
ら行なわれる。つまり、欠陥セクタでなければ当該セク
タにデータを書き込み、欠陥セクタであればその代替セ
クタにデータを書き込む。
【0086】そして、ホストコンピュータ41からのデ
ータが光ディスクDの要求アドレスから要求セクタ数分
書き込まれた段階で、このデータ書込みコマンドに対す
る処理が終了する。
【0087】次に、ホストコンピュータ41がある光デ
ィスクD上のデータを読み出す場合の動作について図6
の機能ブロックも参照しながら説明する。この場合も、
まず、ホストコンピュータからアームコントローラに対
して搬送コマンドが出力される。この搬送コマンドによ
る動作は、上記データの書込み動作の前段階で行なわれ
た光ディスクの搬送動作と同じであるため、その詳細は
省略する。
【0088】そして、このデータ読出しにおける光ディ
スクの搬送途中において、上記と同様に、テーブル転送
プログラムP5が起動されることになる。このテーブル
転送プログラムP5は、その起動によって、搬送コマン
ドに含まれている棚番号をレコードインデックスとして
外部記憶装置57内のディフェクト管理ファイルの該当
レコードからディフェクト管理テーブルを読み出す。即
ち、棚番号に対応した棚Tに収容されていた今回のデー
タ読出し対象となっている光ディスクDに関するディフ
ェクト管理テーブルが外部記憶装置57内の上記ディフ
ェクト管理ファイルから読み出されることになる。
【0089】その後、上記読み出した管理テーブルを搬
送コマンドに含まれているドライブ番号に対応する記録
再生装置2にI/Fバス27bを介して転送する。そし
て、当該記録再生装置2におけるシステムコントローラ
26のCPU35は、アームコントローラ28から転送
された上記管理テーブルをデータRAM33(図2参
照)のテーブル格納領域に格納する。
【0090】次に、記録再生装置2は、光ディスクDが
挿入されたことをセンサ等によって電気的に認識する
と、その検知信号をアームコントローラ28に出力す
る。アームコントローラ28は、記録再生装置2からの
上記検知信号の入力に基づいて、ホストコンピュータ4
1にセット完了信号を出力する。ホストコンピュータ4
1は、アームコントローラ28からのセット完了信号の
入力に基づいてデータ読出しコマンドを直接該当の記録
再生装置2に出力する。このデータ読出しコマンドに
は、光ディスクD上の読出しアドレス及び読出しセクタ
数が含まれている。
【0091】記録再生装置2は、上記読出し用パラメー
タの読み込みが完了した段階で、スピンドルモータによ
り光ディスクDを回転させ、内部の光ピックアップ3を
パラメータ格納領域に格納されている光ディスクD上の
アドレスに対応するトラックに移動させてフォーカスを
かける。その後、該所定トラックの要求アドレスに記録
されている光ディスクD上のデータを要求されたセクタ
分読み取る。
【0092】このデータの読み出しは、1セクタ単位に
行なわれ、読出し対象のセクタが欠陥セクタか否かを転
送されたディフェクト管理テーブルに基づいて判別しな
がら行なわれる。つまり、欠陥セクタでなければ当該セ
クタからデータを読み出し、欠陥セクタであればその代
替セクタからデータを読み出す。セクタ単位に読み出さ
れた光ディスクD上のデータは一旦データバッファに蓄
積されながら外部I/F回路23,SCSIバス27a
及び48を介してホストコンピュータ41に送出され
る。即ち、記録再生装置2からの1セクタ単位に順次送
られてくる光ディスクD上のデータがSCSIバス27
a及び48を介してホストコンピュータ41に順次転送
されることになる。
【0093】そして、光ディスクD上のデータが要求の
セクタ数分、記録再生装置2からホストコンピュータ4
1に転送された段階で、このデータ読出しコマンドに対
する処理が終了する。
【0094】ところで、上記データ書込みコマンドに対
する処理及び上記データ読出しコマンドに対する処理に
おいて、新たに欠陥セクタが発見された場合は、以下の
動作を行なうことになる。この処理動作はライトプロテ
クトoffなっている光ディスクDに対してのみ行なわ
れる。
【0095】即ち、記録再生装置2は、欠陥セクタの発
見に基づいて、ディフェクト情報{欠陥セクタの情報
(トラック番号とセクタ番号)とその代替セクタの情報
(トラック番号とセクタ番号)}を、WDLエリア(2
箇所)に記録する(図10参照)。この動作は欠陥セク
タが発見されるたびに行なわれる。そして、1セクタ分
のディフェクト情報が蓄積された段階で、SDL#0デ
ータとして既に記録されているSDL#0の次のSDL
#0に記録される。この場合、SDL#0データと同一
のデータがSDL#1,SDL#2及びSDL#3にも
記録される。また、ディフェクト管理データの変更を示
す情報フラグがセットされることになる。
【0096】上記データ書込み処理又はデータ読出し処
理が終了すると、管理データ読出しプログラムが当該記
録再生装置2に対して管理データの読出し要求を行な
う。記録再生装置2は、アームコントローラ28からの
管理データの読出し要求に対し、管理データの変更を示
す情報フラグがセットされている場合は、光ディスクD
からディフェクト管理データを読み出してアームコント
ローラ28にI/Fバス27bを介して転送する。
【0097】記録再生装置2から上記管理データが転送
されると、管理テーブル作成プログラムP3が起動さ
れ、上記管理データに基づいて図5に示すような管理テ
ーブルが作成される。この作成された管理テーブルは、
起動された管理テーブル書込みプログラムP4にて外部
記憶装置57内の記憶領域に展開されているディフェク
ト管理ファイル中、光ディスクDに対応する棚番号に応
じたレコードに格納されて、データ読出し又はデータ書
込み中に発生した欠陥セクタに関するデータがディフェ
クト管理ファイルに反映されることになる。
【0098】そして、ホストコンピュータ41から光デ
ィスクDを元に戻すための搬送コマンド(以下、便宜的
に復帰コマンドと記す)がアームコントローラ28に入
力されると、該当記録再生装置2にセットされている光
ディスクDが、元の棚Tに収容されるように搬送される
ことになる。この場合、上記復帰コマンドには、棚番号
とドライブ番号が含まれている。
【0099】具体的に復帰コマンドが入力された場合の
動作を説明すると、アームコントローラ28における搬
送要求プログラムP6は、まず、復帰コマンドに含まれ
ているドライブ番号に対応する記録再生装置2に対して
復帰指令信号を出力する。この復帰指令信号が入力され
た記録再生装置2は、光ディスクDに対する情報信号の
記録又は再生動作を停止し、光ディスクDを挿入口から
排出する動作を行なう。
【0100】搬送要求プログラムP6は、搬送駆動プロ
グラムP1を再度起動する。この搬送駆動プログラムP
1は、搬送機構42の駆動部44に対して、アーム部4
5を復帰コマンドに含まれるドライブ番号に対応する記
録再生装置2に搬送し、該記録再生装置2から光ディス
クDを受取り、更に復帰コマンドに含まれる棚番号に対
応する棚Tに搬送するための一連の駆動信号を作成し、
出力する。駆動部44は、アームコントローラ28から
の上記一連の駆動信号の入力に従って、以下に示すよう
な動作を行なう。
【0101】即ち、搬送機構42の駆動部44は、ま
ず、アームコントローラ28からの上記駆動信号の入力
に従って、自走式にアーム部45を今回のドライブ番号
に対応する記録再生装置2の位置まで搬送する。その
後、駆動部44は、ディスクハンド部46を駆動して記
録再生装置2の挿入口から一部排出されている光ディス
クDを引き出して保持する。その後、駆動部44は、ア
ーム部45を復帰コマンドに含まれている棚番号に対応
した棚Tの位置まで搬送し、更にディスクハンド部46
を駆動して保持している光ディスクDをもとの棚Tに収
容する。
【0102】この段階で、ホストコンピュータ41から
の復帰コマンドに対する一連の処理が終了する。
【0103】なお、データ読出し処理又はデータ書込み
処理において、欠陥セクタが1つも発見されなかった場
合、あるいは光ディスクDがライトプロテクトonであ
る場合は、光ディスクD上における管理データのアーム
コントローラ28への転送処理,管理テーブル作成処理
及びディフェクト管理ファイルへの上書き処理は行なわ
れず、直接もとの棚に収容されることになる。
【0104】このように、上記第1実施例に係る記録再
生システムにおいては、まず、ディスク入出部49に投
入された光ディスクDが、搬送機構42によって空いた
棚Tに搬送されることになるが、この実施例において
は、その前に、光ディスク入出部49に投入された光デ
ィスクDが記録再生装置2に搬送されて該記録再生装置
2にセットされることになる。記録再生装置2は、セッ
トされた光ディスクDに対して情報信号の記録再生を行
なう。
【0105】アームコントローラ28は、管理データ読
出し手段P2にて、上記記録再生装置2にて再生された
光ディスクDの情報のうち、ディフェクト管理データを
読み出し、その後、管理テーブル作成手段P3にて、上
記読み出した管理データに基づいて上記光ディスクDに
関するディフェクト管理テーブルを作成する。この管理
テーブルは、管理データ書込み手段P4を通じて、外部
記憶装置57内の記憶領域に展開されているディフェク
ト管理ファイルに棚番号(光ディスクDが収容されるべ
き棚Tの棚番号)をレコードインデックスとして該当レ
コードに書き込む。
【0106】上記ディフェクト管理ファイルへの登録が
終了した段階で、初めて光ディスクDを搬送機構42を
通じて空いた棚Tに収容されることになる。
【0107】そして、ホストコンピュータ41からある
棚番号に関する光ディスクDに対しての記録再生要求が
あった場合、該当の光ディスクDを記録再生装置2に搬
送する過程において、アームコントローラ28のテーブ
ル転送手段P8を通じて、外部記憶装置57内のディフ
ェクト管理ファイルからアクセス対象の光ディスクDに
関する棚番号に応じたレコードから対応するディフェク
ト管理テーブルが読み出され、次いで、今回のアクセス
対象の光ディスクDがセットされるべき記録再生装置2
に転送されることになる。
【0108】この場合、アクセス対象の光ディスクDが
所定の記録再生装置2にセットされた時点では、既に当
該記録再生装置2に外部記憶装置57からテーブル転送
手段P8を通じてその光ディスクDに関するディフェク
ト管理テーブルが送られていることとなり、記録再生装
置2は、セットされた光ディスクDに対するディフェク
ト管理データの読み出しを行なう必要がなくなる。
【0109】従って、膨大な時間を要するディフェクト
管理データの読出し及び読み出した管理データに基づい
て管理テーブルを作成することが不要となるため、ホス
トコンピュータ41からの記録再生要求に対するアクセ
ス時間の大幅な短縮化を図ることが可能となる。
【0110】次に、第2実施例に係る記録再生システム
について図7の機能ブロックを参照しながら説明する。
この第2実施例に係る記録再生システムは、上記第1実
施例に係る記録再生システムとほぼ同じ構成を有する
が、アームコントローラ28のプログラムROM51内
に上記各種プログラムのほかに以下のプログラムが登録
されていることで異なる。以下のプログラムは、例え
ば、テーブル転送プログラムP5から起動されることに
なる。
【0111】(7) 各記録再生装置2からの欠陥セクタの
発見に伴って出力される欠陥セクタ検出信号の入力に基
づいて起動され、記録再生装置2から送出される欠陥セ
クタの情報(トラック番号及びセクタ番号)とその代替
セクタの情報(トラック番号及びセクタ番号)を読み取
って、外部記憶装置57内の記憶領域に書き込むディフ
ェクト情報受取プログラム(ディフェクト情報受取手段
P7) (8) 欠陥セクタの情報及びその代替セクタの情報(以
下、総称してディフェクト情報と記す)が外部記憶装置
57内の記憶領域に1セクタ分蓄積された段階で、該当
記録再生装置2に対してこの1セクタ分のディフェクト
情報を送出するディフェクト情報送出プログラム(ディ
フェクト情報送出手段P8)
【0112】そして、この第2実施例に係る記録再生シ
ステムにおいては、上記データ書込みコマンドに対する
処理及び上記データ読出しコマンドに対する処理におい
て、新たに欠陥セクタが発見された場合に、以下の動作
を行なうことになる。この処理動作はライトプロテクト
offなっている光ディスクDに対してのみ行なわれ
る。
【0113】即ち、欠陥セクタの発見に基づいて、記録
再生装置2からアームコントローラ28に対して欠陥セ
クタ検出信号を出力し、同時にそのディフェクト情報を
転送する。アームコントローラ28におけるテーブル転
送プログラムP5は、記録再生装置2からの欠陥セクタ
検出信号の入力に基づいてディフェクト情報受取プログ
ラムP7及びディフェクト情報送出プログラムP8を起
動する。
【0114】このディフェクト情報受取プログラムP7
は、記録再生装置2から転送されたディフェクト情報を
受け取って外部記憶装置57内のディフェクト情報格納
領域に格納する。このディフェクト情報格納領域は、記
録再生装置2の台数分用意され、各格納領域のメモリ容
量は1セクタとされている。
【0115】そして、当該記録再生装置2に挿入されて
いる光ディスクDについての欠陥セクタに関するディフ
ェクト情報が該当の格納領域に1セクタ分蓄積された段
階で、今度はディフェクト情報送出プログラムP8を通
じて、該格納領域に格納されているディフェクト情報群
を当該記録再生装置2に転送する。
【0116】また、上記ディフェクト情報が該当の格納
領域に1セクタ分蓄積された段階で、上記ディフェクト
情報送出プログラムP8によって管理テーブル作成プロ
グラムP3が起動され、上記ディフェクト情報に基づい
て図5に示すような管理テーブルが再度作成される。こ
の作成された管理テーブルは、起動された管理テーブル
書込みプログラムP4にて外部記憶装置57内の記憶領
域に展開されているディフェクト管理ファイル中、光デ
ィスクDに対応する棚番号に応じたレコードに格納され
て、データ読出し又はデータ書込み中に発生した欠陥セ
クタに関するデータがディフェクト管理ファイルに反映
されることになる。
【0117】対象の記録再生装置2は、アームコントロ
ーラ28から転送されてくる上記ディフェクト情報群を
読み取り、光ピックアップ3を通じて、既に記録されて
いるSDL#0の次のSDL#0に記録される管理デー
タとして光ディスクD上に記録する。
【0118】そして、上記ディフェクト情報受取プログ
ラムP7での処理は、データ書込み処理及びデータ読出
し処理において欠陥セクタを発見するたびに行なわれ、
上記ディフェクト情報送出プログラムP8での処理は、
データ書込み処理及びデータ読出し処理において、ディ
フェクト情報が1セクタ分蓄積されるたびに行なわれ
る。
【0119】上記データ書込み処理又はデータ読出し処
理が終了すると、記録再生装置2は、光ディスクDに対
する情報信号の記録又は再生動作を停止し、以後は上記
第1実施例に係る記録再生システムと同様の動作を行な
う。
【0120】このように、上記第2実施例に係る記録再
生システムにおいては、記録再生装置において光ディス
クD上の欠陥セクタを発見した時点で、ディフェクト情
報受取手段P7にて、ディフェクト情報{欠陥セクタの
情報(例えばそのセクタのトラック番号とセクタ番号)
とその代替セクタ(例えばそのセクタのトラック番号と
セクタ番号)}が外部記憶装置57内のディフェクト情
報格納領域に書き込まれることになる。
【0121】この場合、欠陥セクタの発見ごとに該欠陥
セクタの情報と代替セクタの情報が外部記憶装置57に
書き込まれるため、従来行なわれていた光ディスクD上
のWDLエリアへの上記情報の書き込みを省略すること
ができ、これは、光ディスクD上に割り付けられていた
WDLエリアを空間的に省略できることにつながる。ま
た、上記外部記憶装置57に書き込まれた欠陥セクタ等
の情報は、1セクタ分蓄積された段階で光ディスクD上
にディフェクト管理データとして書き込まれることにな
る。
【0122】従って、この第2実施例に係る記録再生シ
ステムにおいては、欠陥セクタを発見するたびにその欠
陥セクタと代替セクタの情報を一旦記録するために用い
られるWDLエリアを不要にすることができ、ユーザー
エリアの拡大化を図ることが可能となる。また、上記W
DLエリアを省略できることからWDLエリアに対する
サーチが不要となり、その分、アクセスの高速化を図る
ことができる。
【0123】上記第1実施例及び第2実施例に係る記録
再生システムは、その記録媒体として追記型の光ディス
クDに適用した例を示したが、その他、書込み可能な光
磁気ディスクにも容易に応用させることができる。
【0124】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の本発明に
係る記録再生システムによれば、複数の記録媒体を収容
する棚と、上記記録媒体の投入又は排出が行なわれる記
録媒体入出部と、上記記録媒体に対して情報信号の記録
再生を行なう複数の記録再生装置と、上記記録媒体を保
持する記録媒体保持部を有し、かつ該記録媒体保持部に
て保持した記録媒体を記録媒体入出部と上記記録再生装
置間又は上記棚と上記記録再生装置間を搬送する搬送手
段と、少なくとも上記搬送手段及び上記記録再生装置を
制御する制御部と、上記記録再生装置にて再生された記
録媒体の少なくともディフェクト管理テーブルを含む記
録状態情報を記憶する記憶手段とを具備し、上記制御部
に、上記記録再生装置にて再生された上記記録媒体の情
報信号のうち、上記記録状態情報を読み出す記録状態情
報読出し手段と、上記記録状態情報読出し手段にて読み
出された上記記録状態情報を棚番号順次に記憶手段に書
き込む記録状態情報書込み手段とを設けるようにしたの
で、ある棚から搬送された記録媒体に対し、記録再生装
置にて情報信号の記録再生を行なう際に、記録媒体に記
録されている記録状態情報を読み出す必要がなくなり、
外部からのアクセス要求に対して迅速に対応することが
可能となる。
【0125】また、請求項2記載の本発明に係る記録再
生システムによれば、上記構成において、上記制御部
に、ある棚番号に関する記録媒体に対する記録再生要求
に基づいて、上記記憶手段から当該棚番号に対応する記
録状態情報を読み出して上記記録媒体がセットされるべ
き記録再生装置に出力する記録状態情報出力手段を設け
るようにしたので、記録再生要求に係る棚番号に対応す
る棚から記録媒体がある記録再生装置にセットされた時
点では、既に当該記録再生装置に記憶手段からその記録
媒体に関する記録状態情報が送られていることとなり、
記録再生装置は、セットされた記録媒体に対する記録状
態情報の読み出しを行なう必要がなくなる。従って、膨
大な時間を要する記録状態情報の読出しが不要となるた
め、記録再生要求に対するアクセス時間の大幅な短縮化
を図ることが可能となる。
【0126】また、請求項3記載の本発明に係る記録再
生システムによれば、上記構成において、上記制御部
に、記録再生装置において欠陥セクタを発見した時点
で、該欠陥セクタの情報と代替セクタの情報を記憶手段
に書き込むディフェクト情報書込み手段を設けるように
したので、欠陥セクタを発見するたびにその欠陥セクタ
と代替セクタの情報を一旦記録するために用いられるW
DLエリアを不要にすることができ、ユーザーエリアの
拡大化並びにアクセスの高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生システムを、その記録媒
体として追記型の光ディスクを用いた記録再生システム
に適用した1つの実施例(以下、単に第1実施例に係る
記録再生システムと記す)を示す構成図である。
【図2】第1実施例に係る記録再生システムに搭載され
る記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例に係る記録再生システムに搭載され
るアームコントローラのハード構成を示すブロック図で
ある。
【図4】ディスク入出部に光ディスクが挿入された場合
の処理動作を示す機能ブロック図である。
【図5】外部記憶装置内の記憶領域に展開されるディフ
ェクト管理ファイルの構成を示す説明図である。
【図6】光ディスクに対するデータ書込み及びデータ読
出し処理を示す機能ブロック図である。
【図7】第2実施例に係る記録再生システムに関し、そ
のデータ書込み処理及びデータ読出し処理において、欠
陥セクタを発見した時の処理動作を示す機能ブロック図
である。
【図8】従来例に係る記録再生システムを示す構成図で
ある。
【図9】光ディスクの平面的な記録フォーマットを示す
説明図である。
【図10】光ディスクの記録フォーマット、特にディフ
ェクト管理データの記録位置を示す説明図である。
【図11】ディフェクト管理テーブルの構成を示す説明
図である。
【符号の説明】
D 光ディスク T 棚 1 第1のラック部 2 記録再生装置 3 第2のラック部 27a SCSIバス 27b I/Fバス(RS232C) 28 アームコントローラ 41 ホストコンピュータ 42 搬送機構 44 駆動部 45 アーム部 46 ディスクハンド部 48 SCSIバス 49 ディスク入出部 53 データRAM 57 外部記憶装置 P1 搬送駆動手段 P2 管理データ読出し手段 P3 管理テーブル作成手段 P4 管理テーブル書込み手段 P5 テーブル転送手段 P6 搬送要求手段 P7 ディフェクト情報受取手段 P8 ディフェクト情報送出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録媒体を収容する棚と、 上記記録媒体の投入又は排出が行なわれる記録媒体入出
    部と、 上記記録媒体に対して情報信号の記録再生を行なう複数
    の記録再生装置と、 上記記録媒体を保持する記録媒体保持部を有し、かつ該
    記録媒体保持部にて保持した記録媒体を少なくとも上記
    記録媒体入出部と上記記録再生装置間又は上記棚と上記
    記録再生装置間を搬送する搬送手段と、 少なくとも上記搬送手段及び上記記録再生装置を制御す
    る制御部と、 上記記録再生装置にて再生された記録媒体の少なくとも
    ディフェクト管理テーブルを含む記録状態情報を記憶す
    る記憶手段とを具備し、 上記制御部は、上記記録再生装置にて再生された上記記
    録媒体の情報信号のうち、上記記録状態情報を読み出す
    記録状態情報読出し手段と、 上記記録状態情報読出し手段にて読み出された上記記録
    状態情報を棚番号順次に記憶手段に書き込む記録状態情
    報書込み手段とを有することを特徴とする記録再生シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記制御部は、ある棚番号に関する記録
    媒体に対する記録再生要求に基づいて、上記記憶手段か
    ら当該棚番号に対応する記録状態情報を読み出して上記
    記録媒体がセットされるべき記録再生装置に出力する記
    録状態情報出力手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の記録再生システム。
  3. 【請求項3】 上記制御部は、記録再生装置において欠
    陥セクタを発見した時点で、該欠陥セクタの情報と代替
    セクタの情報を記憶手段に書き込むディフェクト情報書
    込み手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載
    の記録再生システム。
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