JPH08138194A - 道路交通情報システム - Google Patents
道路交通情報システムInfo
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- JPH08138194A JPH08138194A JP28011894A JP28011894A JPH08138194A JP H08138194 A JPH08138194 A JP H08138194A JP 28011894 A JP28011894 A JP 28011894A JP 28011894 A JP28011894 A JP 28011894A JP H08138194 A JPH08138194 A JP H08138194A
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- JP
- Japan
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- point
- time
- section
- route
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現在地から目的地までの旅行時間のみなら
ず、その経路でのある程度の混雑度を運転中のドライバ
ーが直ちに読み取れるようにした道路交通情報システム
を提供する。 【構成】 一定距離を単位として細分化された区間毎
に、その区間を車両が通過するのに要する時間情報に基
づいて現在地Aから目的地Bまでの経路について、リン
ク旅行時間を求めて例えば『AからBまで61分で
す。』なるメッセージにて表示するとともに、単位時間
に走行可能な距離を現在地Aから順に求め、その走行可
能距離の度合いに応じて表示内容(例えば、表示色)を
変えて現在地Aから目的地Bまでの経路を識別表示する
構成とする。
ず、その経路でのある程度の混雑度を運転中のドライバ
ーが直ちに読み取れるようにした道路交通情報システム
を提供する。 【構成】 一定距離を単位として細分化された区間毎
に、その区間を車両が通過するのに要する時間情報に基
づいて現在地Aから目的地Bまでの経路について、リン
ク旅行時間を求めて例えば『AからBまで61分で
す。』なるメッセージにて表示するとともに、単位時間
に走行可能な距離を現在地Aから順に求め、その走行可
能距離の度合いに応じて表示内容(例えば、表示色)を
変えて現在地Aから目的地Bまでの経路を識別表示する
構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライバーに対して道
路の混雑状況などの交通情報を提供する道路交通情報シ
ステムに関し、特に路上に一定の間隔で配置された送信
装置を介して基地局から交通情報を与える一方、車載端
末装置ではこれを受信してディスプレイに表示すること
によってドライバーに交通情報を提供する道路交通情報
システムに関するものである。
路の混雑状況などの交通情報を提供する道路交通情報シ
ステムに関し、特に路上に一定の間隔で配置された送信
装置を介して基地局から交通情報を与える一方、車載端
末装置ではこれを受信してディスプレイに表示すること
によってドライバーに交通情報を提供する道路交通情報
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の道路交通情報システムと
して、図4に示すように、路上に数100m〜数km間
隔に配置したビーコン(路上局)41と車両42との間
にスポット的な60m程度の無線エリア43を形成し、
路車間に間欠的な通信路を構築することにより、ドライ
バーに対して道路の混雑状況などの交通情報を提供する
路車間情報システムが知られている。ここに、交通情報
としては、現在位置情報や道路案内情報などのように時
間的に不変な静的情報と、渋滞情報、規制情報、旅行時
間情報などのように時間的に変化する動的情報がある。
して、図4に示すように、路上に数100m〜数km間
隔に配置したビーコン(路上局)41と車両42との間
にスポット的な60m程度の無線エリア43を形成し、
路車間に間欠的な通信路を構築することにより、ドライ
バーに対して道路の混雑状況などの交通情報を提供する
路車間情報システムが知られている。ここに、交通情報
としては、現在位置情報や道路案内情報などのように時
間的に不変な静的情報と、渋滞情報、規制情報、旅行時
間情報などのように時間的に変化する動的情報がある。
【0003】この動的情報のうち旅行時間情報は、ある
一の地点(例えば、現在地)から他の地点(例えば、目
的地)までの経路を車両が走行するのに要すると予想さ
れる時間情報であり、道路の混雑状況や規制状況などの
諸条件によって時間的に変化する。ここで、路車間情報
システムにおいて、この旅行時間情報を車載端末装置の
ディスプレイに表示する場合の従来例について説明す
る。先ず、システムセンター(基地局)側では、一定距
離を単位として細分化された区間毎に、その区間を車両
が通過するのに要する時間を周知の方法で実際に計測し
て収集し、各区間毎の時間情報に基づいてノード(交差
点)間の経路における旅行時間を求め、あるノードを通
過する車両に対してそのノードから一定範囲のノードま
での各経路に関する旅行時間情報を、そのノードに配置
されたビーコンから送信する。
一の地点(例えば、現在地)から他の地点(例えば、目
的地)までの経路を車両が走行するのに要すると予想さ
れる時間情報であり、道路の混雑状況や規制状況などの
諸条件によって時間的に変化する。ここで、路車間情報
システムにおいて、この旅行時間情報を車載端末装置の
ディスプレイに表示する場合の従来例について説明す
る。先ず、システムセンター(基地局)側では、一定距
離を単位として細分化された区間毎に、その区間を車両
が通過するのに要する時間を周知の方法で実際に計測し
て収集し、各区間毎の時間情報に基づいてノード(交差
点)間の経路における旅行時間を求め、あるノードを通
過する車両に対してそのノードから一定範囲のノードま
での各経路に関する旅行時間情報を、そのノードに配置
されたビーコンから送信する。
【0004】一方、車載端末装置側では、図5に示すよ
うに、(A)ディスプレイに現在地(車両が通過したノ
ード)と目的地を含む地図を表示し、この地図上に現在
地から目的地までの経路を特定の色で識別表示するとと
もに、受信した旅行時間情報に基づいてその経路につい
ての旅行時間を文字で表示したり、(B)各ノード間を
道路の色で区別するとともに、受信した旅行時間情報に
基づいて各道路毎に旅行時間を道路の表示色と同じ色の
文字で表示したり、あるいは両者を混在させて表示する
ようにしていた。また、旅行時間のみならず、渋滞情報
なども交通情報として与えられることで、その渋滞情報
を別画面で表示するようにしていた。
うに、(A)ディスプレイに現在地(車両が通過したノ
ード)と目的地を含む地図を表示し、この地図上に現在
地から目的地までの経路を特定の色で識別表示するとと
もに、受信した旅行時間情報に基づいてその経路につい
ての旅行時間を文字で表示したり、(B)各ノード間を
道路の色で区別するとともに、受信した旅行時間情報に
基づいて各道路毎に旅行時間を道路の表示色と同じ色の
文字で表示したり、あるいは両者を混在させて表示する
ようにしていた。また、旅行時間のみならず、渋滞情報
なども交通情報として与えられることで、その渋滞情報
を別画面で表示するようにしていた。
【0005】図6及び図7に、例えば首都高速道路を利
用した場合の具体例を示す。車載端末装置のディスプレ
イには、図6(A)に示すように、経路誘導、渋滞情
報、旅行時間などの情報区分毎に分類されたメニューが
表示されており、ドライバーは所望のメニューを例えば
メニュー部分に指を圧接することによって選択する。経
路誘導のメニューを選択することで、図6(B)に示す
ように、例えば「渋谷」から「銀座」までの複数の経路
が異なる色で識別表示されるとともに、各経路毎の旅行
時間が表示される。渋滞情報のメニューを選択した場合
には、図7(A)に示すように、“渋滞”及び“混雑”
が発生している区間が異なる色で識別表示される。ま
た、旅行時間のメニューを選択した場合には、図7
(B)に示すように、ジャンクション(分岐点)間の経
路(以下、リンクと称する)が各リンク毎に異なる色で
識別表示されるとともに、各リンク毎の旅行時間が表示
される。
用した場合の具体例を示す。車載端末装置のディスプレ
イには、図6(A)に示すように、経路誘導、渋滞情
報、旅行時間などの情報区分毎に分類されたメニューが
表示されており、ドライバーは所望のメニューを例えば
メニュー部分に指を圧接することによって選択する。経
路誘導のメニューを選択することで、図6(B)に示す
ように、例えば「渋谷」から「銀座」までの複数の経路
が異なる色で識別表示されるとともに、各経路毎の旅行
時間が表示される。渋滞情報のメニューを選択した場合
には、図7(A)に示すように、“渋滞”及び“混雑”
が発生している区間が異なる色で識別表示される。ま
た、旅行時間のメニューを選択した場合には、図7
(B)に示すように、ジャンクション(分岐点)間の経
路(以下、リンクと称する)が各リンク毎に異なる色で
識別表示されるとともに、各リンク毎の旅行時間が表示
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の路車間情報システムでは、ビーコンから送信さ
れるノード間の各経路に関する旅行時間情報に基づいて
現在地から目的地までの旅行時間を表示する構成となっ
ていたので、その旅行時間からある程度の混雑度を推測
することは可能であるものの、旅行時間から直ちに混雑
度を理解することは難しく、運転中のドライバーに負担
をかける結果となっていた。また、旅行時間情報と渋滞
情報(混雑度)は互いに別情報であって相関性はなく、
図7(A)と(B)に示すように別画面となっていたの
で、各々の情報を見るのに画面切替えの操作をしなけれ
ばならず、運転中のドライバーにとってその操作は煩わ
しいものとなっていた。
た従来の路車間情報システムでは、ビーコンから送信さ
れるノード間の各経路に関する旅行時間情報に基づいて
現在地から目的地までの旅行時間を表示する構成となっ
ていたので、その旅行時間からある程度の混雑度を推測
することは可能であるものの、旅行時間から直ちに混雑
度を理解することは難しく、運転中のドライバーに負担
をかける結果となっていた。また、旅行時間情報と渋滞
情報(混雑度)は互いに別情報であって相関性はなく、
図7(A)と(B)に示すように別画面となっていたの
で、各々の情報を見るのに画面切替えの操作をしなけれ
ばならず、運転中のドライバーにとってその操作は煩わ
しいものとなっていた。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、現在地から目的地ま
での旅行時間のみならず、その経路でのある程度の混雑
度を運転中のドライバーが直ちに読み取れるようにした
道路交通情報システムを提供することにある。
であり、その目的とするところは、現在地から目的地ま
での旅行時間のみならず、その経路でのある程度の混雑
度を運転中のドライバーが直ちに読み取れるようにした
道路交通情報システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による道路交通情
報システムは、路上に一定の間隔で配置された送信装置
と、一定距離を単位として細分化された区間毎に、その
区間を車両が通過するのに要する時間情報を収集すると
ともに、一の地点を通過する車両に対してその地点から
一定範囲の地点までの経路に関する時間情報を一の地点
に配置された送信装置を介して与える基地局と、送信装
置から送信された時間情報を受信し、この時間情報に基
づいて一の地点から一定範囲内の他の地点までの経路に
ついて、旅行時間を求めて表示するとともに、一定時間
を単位としてその単位時間に走行可能な距離を一の地点
から順に求め、その走行可能距離の度合いに応じて表示
内容を変えて一の地点から他の地点までの経路を識別表
示する車載端末装置とを備えた構成となっている。
報システムは、路上に一定の間隔で配置された送信装置
と、一定距離を単位として細分化された区間毎に、その
区間を車両が通過するのに要する時間情報を収集すると
ともに、一の地点を通過する車両に対してその地点から
一定範囲の地点までの経路に関する時間情報を一の地点
に配置された送信装置を介して与える基地局と、送信装
置から送信された時間情報を受信し、この時間情報に基
づいて一の地点から一定範囲内の他の地点までの経路に
ついて、旅行時間を求めて表示するとともに、一定時間
を単位としてその単位時間に走行可能な距離を一の地点
から順に求め、その走行可能距離の度合いに応じて表示
内容を変えて一の地点から他の地点までの経路を識別表
示する車載端末装置とを備えた構成となっている。
【0009】
【作用】上記構成の道路交通情報システムにおいて、基
地局は、細分化された区間毎に車両通過に要する時間情
報を収集しておき、一の地点(現在地)を通過した車両
に対しその地点に配置された送信装置を介してその地点
近傍の経路に関する時間情報を与える。一方、車載端末
装置は、送信装置から送信された時間情報を受信する
と、この時間情報から他の地点(目的地)まで走行する
のに要する旅行時間を求めて表示し、さらにその経路に
おいて単位時間に走行可能な距離を求め、その走行可能
距離の度合いに応じて表示内容(例えば、表示色)を変
えて識別表示する。
地局は、細分化された区間毎に車両通過に要する時間情
報を収集しておき、一の地点(現在地)を通過した車両
に対しその地点に配置された送信装置を介してその地点
近傍の経路に関する時間情報を与える。一方、車載端末
装置は、送信装置から送信された時間情報を受信する
と、この時間情報から他の地点(目的地)まで走行する
のに要する旅行時間を求めて表示し、さらにその経路に
おいて単位時間に走行可能な距離を求め、その走行可能
距離の度合いに応じて表示内容(例えば、表示色)を変
えて識別表示する。
【0010】
【実施例】以下、例えば路車間情報システムに適用され
た本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明
する。なお、本発明は、路車間情報システムへの適用に
限定されるものではなく、走行する車両の現在位置を検
出して道路地図上に自車位置を表示し、目的地までの道
案内をする車載ナビゲーションシステムなど道路交通情
報システム全般に適用し得るものである。
た本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明
する。なお、本発明は、路車間情報システムへの適用に
限定されるものではなく、走行する車両の現在位置を検
出して道路地図上に自車位置を表示し、目的地までの道
案内をする車載ナビゲーションシステムなど道路交通情
報システム全般に適用し得るものである。
【0011】図2は、路車間情報システムの概略構成図
である。図2において、システムセンタ(基地局)21
は、路上に一定の間隔で配置された送信装置であるビー
コン22に対し、各ビーコン設置場所近傍の静的情報
(例えば、道路名称、交差点名称、施設名称など)、及
び道路管理者の収集した動的情報(例えば、渋滞情報、
規制情報、旅行時間情報など)を供給する。ビーコン2
2は、システムセンタ21から供給された各情報を随時
所定の周期で送信し、その前後数10mの区間を車両2
3が通過する短時間に車両23との間で間欠的に通信を
行う。このビーコン22によれば、1組の周波数で全国
をカバーでき、安定な伝播を得ることができるという利
点がある。
である。図2において、システムセンタ(基地局)21
は、路上に一定の間隔で配置された送信装置であるビー
コン22に対し、各ビーコン設置場所近傍の静的情報
(例えば、道路名称、交差点名称、施設名称など)、及
び道路管理者の収集した動的情報(例えば、渋滞情報、
規制情報、旅行時間情報など)を供給する。ビーコン2
2は、システムセンタ21から供給された各情報を随時
所定の周期で送信し、その前後数10mの区間を車両2
3が通過する短時間に車両23との間で間欠的に通信を
行う。このビーコン22によれば、1組の周波数で全国
をカバーでき、安定な伝播を得ることができるという利
点がある。
【0012】一方、車両23は車載端末装置24を装備
しており、ビーコン22によるスポット的な無線エリア
28を通過する際に、ビーコン22から送信された各情
報をアンテナ25で受信する。車載端末装置24におい
て、処理部26は、アンテナ25で受信された各情報が
供給されると、その受信情報を加工・処理し、ドライバ
ーの操作によって要求された情報をディスプレイ27に
表示する。ディスプレイ27は、タッチパネル化するこ
とで、メニュー選択などを行う際のドライバーによる操
作性の向上が図られている。
しており、ビーコン22によるスポット的な無線エリア
28を通過する際に、ビーコン22から送信された各情
報をアンテナ25で受信する。車載端末装置24におい
て、処理部26は、アンテナ25で受信された各情報が
供給されると、その受信情報を加工・処理し、ドライバ
ーの操作によって要求された情報をディスプレイ27に
表示する。ディスプレイ27は、タッチパネル化するこ
とで、メニュー選択などを行う際のドライバーによる操
作性の向上が図られている。
【0013】ここで、システムセンタ21から車載端末
装置24に対して与えられる動的情報の1つである旅行
時間情報について説明する。この旅行時間情報として、
本実施例では、一定距離を単位として細分化された区間
毎に、その区間を車両が通過するのに要する時間情報
を、各ビーコン22についてその設置場所から一定範囲
の経路に関して収集し、この各区間毎の時間情報を各ビ
ーコン22毎に提供するようにしている。その旅行時間
の提供イメージを図3に示す。図3において、例えばa
区間は1分、b区間は2分というように、各区間の車両
走行時間はその区間の混雑状況によって変わってくる。
この各区間毎の旅行時間情報は、各ビーコン22毎にそ
の配置場所近傍に関する他の交通情報と共に送信され
る。
装置24に対して与えられる動的情報の1つである旅行
時間情報について説明する。この旅行時間情報として、
本実施例では、一定距離を単位として細分化された区間
毎に、その区間を車両が通過するのに要する時間情報
を、各ビーコン22についてその設置場所から一定範囲
の経路に関して収集し、この各区間毎の時間情報を各ビ
ーコン22毎に提供するようにしている。その旅行時間
の提供イメージを図3に示す。図3において、例えばa
区間は1分、b区間は2分というように、各区間の車両
走行時間はその区間の混雑状況によって変わってくる。
この各区間毎の旅行時間情報は、各ビーコン22毎にそ
の配置場所近傍に関する他の交通情報と共に送信され
る。
【0014】一方、車載端末装置24において、処理部
26は受信した各区間毎の旅行時間情報に基づいて、現
在地から目的地までのリンク旅行時間を算出する。具体
的には、図3において、現在地をA地点、目的地をB地
点とし、A地点からB地点までのリンク旅行時間を求め
るには、a区間の旅行時間(1分)+b区間の旅行時間
(2分)+……+s区間の旅行時間(1分)というよう
に、各区間の旅行時間を加算する。これにより、A地点
からB地点までのリンク旅行時間61分を求めることが
できる。
26は受信した各区間毎の旅行時間情報に基づいて、現
在地から目的地までのリンク旅行時間を算出する。具体
的には、図3において、現在地をA地点、目的地をB地
点とし、A地点からB地点までのリンク旅行時間を求め
るには、a区間の旅行時間(1分)+b区間の旅行時間
(2分)+……+s区間の旅行時間(1分)というよう
に、各区間の旅行時間を加算する。これにより、A地点
からB地点までのリンク旅行時間61分を求めることが
できる。
【0015】処理部26は、A地点からB地点までのリ
ンク旅行時間を求めると、次に一定時間を単位時間とし
て、この単位時間でどこまで走行可能かを求める。例え
ば、一定時間を10分とすれば、図3において、a区間
からe区間までが10分となり、次はf区間からk区間
まで、次はl区間からm区間内が10分となる。このよ
うにして順にB地点まで単位時間当りの走行可能距離を
求める。なお、l区間からm区間のように、単位時間の
終わりが必ずしも区間の区切りに当たらない場合があ
り、このような場合にはその前後において10分に近い
時間をとるものとする。
ンク旅行時間を求めると、次に一定時間を単位時間とし
て、この単位時間でどこまで走行可能かを求める。例え
ば、一定時間を10分とすれば、図3において、a区間
からe区間までが10分となり、次はf区間からk区間
まで、次はl区間からm区間内が10分となる。このよ
うにして順にB地点まで単位時間当りの走行可能距離を
求める。なお、l区間からm区間のように、単位時間の
終わりが必ずしも区間の区切りに当たらない場合があ
り、このような場合にはその前後において10分に近い
時間をとるものとする。
【0016】これらの演算処理が終了すると、処理部2
6は、求めたリンク旅行時間及び単位時間当りの走行可
能距離をディスプレイ27に表示するための処理を行
う。具体的には、図1にその表示例を示すように、リン
ク旅行時間に関しては、例えば『AからBまで61分で
す。』なるメッセージにて表示し、道路の識別表示につ
いては、単位時間当りの走行可能距離を1区切りとして
表示する。すなわち、図1に示すように、図3との対応
関係において、a区間からe区間までの道路を同一色で
塗り潰し、次のf区間からk区間までを別の色で塗り潰
すというように、単位時間(10分)区切りで道路の色
を区別して表示する。
6は、求めたリンク旅行時間及び単位時間当りの走行可
能距離をディスプレイ27に表示するための処理を行
う。具体的には、図1にその表示例を示すように、リン
ク旅行時間に関しては、例えば『AからBまで61分で
す。』なるメッセージにて表示し、道路の識別表示につ
いては、単位時間当りの走行可能距離を1区切りとして
表示する。すなわち、図1に示すように、図3との対応
関係において、a区間からe区間までの道路を同一色で
塗り潰し、次のf区間からk区間までを別の色で塗り潰
すというように、単位時間(10分)区切りで道路の色
を区別して表示する。
【0017】このように、現在地から目的地までの経路
を、単位時間当りの走行可能距離を1区切りとして色別
表示することにより、一般的に、a区間〜e区間のよう
に、単位時間当りの走行可能距離が長い場所は混雑なく
通常走行できるものと判断でき、m区間〜n区間,o区
間〜p区間のように単位時間当りの走行可能距離が短い
場所は混雑しているものと予想できるため、目的地まで
の経路の混雑度及び単位時間当りの走行可能距離を容易
に判断でき、視認性に優れたものとなる。
を、単位時間当りの走行可能距離を1区切りとして色別
表示することにより、一般的に、a区間〜e区間のよう
に、単位時間当りの走行可能距離が長い場所は混雑なく
通常走行できるものと判断でき、m区間〜n区間,o区
間〜p区間のように単位時間当りの走行可能距離が短い
場所は混雑しているものと予想できるため、目的地まで
の経路の混雑度及び単位時間当りの走行可能距離を容易
に判断でき、視認性に優れたものとなる。
【0018】また、この色別表示において、通常走行可
能と思われる区間(即ち、a区間〜k区間)の表示色と
して緑色系統色を、混雑していると思われる区間(即
ち、n区間〜p区間)の表示色を赤色系統色を、さらに
やや混雑していると思われる区間(即ち、l区間〜m区
間及びq区間〜r区間)の表示色として橙色系統色をそ
れぞれ用いることにより、これらは一般的に渋滞表示用
に用いられる色であるため、ドライバーは目的地までの
経路における混雑状況を即座に判断できることになる。
能と思われる区間(即ち、a区間〜k区間)の表示色と
して緑色系統色を、混雑していると思われる区間(即
ち、n区間〜p区間)の表示色を赤色系統色を、さらに
やや混雑していると思われる区間(即ち、l区間〜m区
間及びq区間〜r区間)の表示色として橙色系統色をそ
れぞれ用いることにより、これらは一般的に渋滞表示用
に用いられる色であるため、ドライバーは目的地までの
経路における混雑状況を即座に判断できることになる。
【0019】なお、上記実施例においては、単位時間を
10分に設定した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、またドライバーが任意に設定でき
るようにしても良い。このようにすることにより、走行
時の状況(混雑度、目的地までの予想時間、距離など)
に応じて単位時間を設定できるので、現状に則した混雑
度や単位時間当りの走行可能距離を把握できるととも
に、ドライバーの感覚に合った表示内容の設定を実現で
きることになる。
10分に設定した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、またドライバーが任意に設定でき
るようにしても良い。このようにすることにより、走行
時の状況(混雑度、目的地までの予想時間、距離など)
に応じて単位時間を設定できるので、現状に則した混雑
度や単位時間当りの走行可能距離を把握できるととも
に、ドライバーの感覚に合った表示内容の設定を実現で
きることになる。
【0020】また、上記実施例では、カラー表示の場合
について説明したが、モノクロ表示にも適用可能であ
り、モノクロ表示の場合には、例えば図1に示すよう
に、a区間〜k区間を散点模様表示、n区間〜p区間を
網かけ模様表示、l区間〜m区間及びq区間〜r区間を
斜め縞模様表示にて目的地までの経路を識別表示するこ
とによっても、カラー表示の場合と同様に、混雑度及び
単位時間当りの走行可能距離を即座に判断できることに
なる。
について説明したが、モノクロ表示にも適用可能であ
り、モノクロ表示の場合には、例えば図1に示すよう
に、a区間〜k区間を散点模様表示、n区間〜p区間を
網かけ模様表示、l区間〜m区間及びq区間〜r区間を
斜め縞模様表示にて目的地までの経路を識別表示するこ
とによっても、カラー表示の場合と同様に、混雑度及び
単位時間当りの走行可能距離を即座に判断できることに
なる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、一定距離を単位として細分化された区間毎に、そ
の区間を車両が通過するのに要する時間情報を収集する
とともに、一の地点を通過する車両に対してその地点か
ら一定範囲の地点までの経路に関する時間情報を一の地
点に配置された送信装置を介して与える一方、この送信
された時間情報に基づいて一の地点から一定範囲内の他
の地点までの経路について、旅行時間を求めて表示する
とともに、単位時間に走行可能な距離を一の地点から順
に求め、その走行可能距離の度合いに応じて表示内容を
変えて他の地点までの経路を識別表示するようにしたの
で、目的地までのリンク旅行時間のみならず、目的地ま
での経路における混雑度及び単位時間当りの走行可能距
離を容易に判断できることになる。
れば、一定距離を単位として細分化された区間毎に、そ
の区間を車両が通過するのに要する時間情報を収集する
とともに、一の地点を通過する車両に対してその地点か
ら一定範囲の地点までの経路に関する時間情報を一の地
点に配置された送信装置を介して与える一方、この送信
された時間情報に基づいて一の地点から一定範囲内の他
の地点までの経路について、旅行時間を求めて表示する
とともに、単位時間に走行可能な距離を一の地点から順
に求め、その走行可能距離の度合いに応じて表示内容を
変えて他の地点までの経路を識別表示するようにしたの
で、目的地までのリンク旅行時間のみならず、目的地ま
での経路における混雑度及び単位時間当りの走行可能距
離を容易に判断できることになる。
【図1】本発明に係る表示内容の一例を示す図である。
【図2】本発明が適用される路車間情報システムの概略
構成図である。
構成図である。
【図3】旅行時間の提供イメージを示す図である。
【図4】路車間情報システムのイメージ図である。
【図5】従来例における旅行時間の表示例を示す図であ
る。
る。
【図6】従来の具体例を示す図(その1)である。
【図7】従来の具体例を示す図(その2)である。
21 システムセンタ 22 ビーコン 24 車載端末装置 25 アンテナ 26 処理部 27 ディスプレイ
Claims (3)
- 【請求項1】 路上に一定の間隔で配置された送信装置
と、 一定距離を単位として細分化された区間毎に、その区間
を車両が通過するのに要する時間情報を収集するととも
に、一の地点を通過する車両に対してその地点から一定
範囲の地点までの経路に関する前記時間情報を前記一の
地点に配置された前記送信装置を介して与える基地局
と、 前記送信装置から送信された前記時間情報を受信し、こ
の時間情報に基づいて前記一の地点から前記一定範囲内
の他の地点までの経路について、旅行時間を求めて表示
するとともに、一定時間を単位としてその単位時間に走
行可能な距離を前記一の地点から順に求め、その走行可
能距離の度合いに応じて表示内容を変えて前記一の地点
から前記他の地点までの経路を識別表示する車載端末装
置とを備えたことを特徴とする道路交通情報システム。 - 【請求項2】 前記車載端末装置は、前記走行可能距離
の度合いに応じてその距離単位に経路の色を変えて識別
表示することを特徴とする請求項1記載の道路交通情報
システム。 - 【請求項3】 前記車載端末装置は、前記単位時間が任
意に設定可能に構成されたことを特徴とする請求項1記
載の道路交通情報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28011894A JPH08138194A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 道路交通情報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28011894A JPH08138194A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 道路交通情報システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138194A true JPH08138194A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17620588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28011894A Pending JPH08138194A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 道路交通情報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08138194A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-11-15 JP JP28011894A patent/JPH08138194A/ja active Pending
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